特許第6971423号(P6971423)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6971423
(24)【登録日】2021年11月4日
(45)【発行日】2021年11月24日
(54)【発明の名称】保冷剤管理システム
(51)【国際特許分類】
   G07F 17/00 20060101AFI20211111BHJP
【FI】
   G07F17/00 Z
【請求項の数】4
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2021-107758(P2021-107758)
(22)【出願日】2021年6月29日
【審査請求日】2021年7月5日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521286732
【氏名又は名称】高木 伸矢
(74)【代理人】
【識別番号】100148275
【弁理士】
【氏名又は名称】山内 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100136319
【弁理士】
【氏名又は名称】北原 宏修
(74)【代理人】
【識別番号】100142745
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 世子
(74)【代理人】
【識別番号】100143498
【弁理士】
【氏名又は名称】中西 健
(72)【発明者】
【氏名】高木 伸矢
【審査官】 毛利 太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−134817(JP,A)
【文献】 特開2021−064246(JP,A)
【文献】 特開2019−128874(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07F 1/00−17/42
G06Q10/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
保冷剤を識別するためのセンサと、
前記保冷剤の識別結果に基づいて返却の条件を満たしているか否かを判断して、当該判断結果を出力する装置と、を備え、
前記装置は、保冷剤毎の貸出日時と保冷剤毎の現在位置とに基づいて、溶けてしまったと予想される保冷剤に関する情報をネットワークを介して端末に送信する、保冷剤管理システム。
【請求項2】
前記装置は、気温または天候の情報に基づいて保冷剤が溶けるまでの時間を計算する、請求項1に記載の保冷剤管理システム。
【請求項3】
保冷剤を識別するためのセンサと、
前記保冷剤の識別結果に基づいて返却の条件を満たしているか否かを判断して、当該判断結果を出力する装置と、を備え、
前記装置は、保冷剤の在庫の個数をマップ上に表示するためのデータを端末に提供する、保冷剤管理システム。
【請求項4】
前記装置は、保冷剤毎の貸出日時を記憶することによって、貸出日時から所定期間内に返却された場合に、前記条件を満たしていると判断する、請求項1から3のいずれか1項に記載の保冷剤管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、保冷剤を貸し出すサービスに利用するための保冷剤管理システムの技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従前より、暑気の中で人体を守るために保冷剤を利用することが知られている。たとえば、特開2013−180084号公報(特許文献1)には、人の首部に使用する保冷具が知られている。特許文献1によると、保冷具が布資材による保冷具主体とプラスチック製のC字型芯材とからなる。保冷具主体が、表面側主体と裏面側主体及びこれら部材の間に積層する吸水機能を有する吸水繊維材とを有し、裏面側主体にポケット蓋体を重合してこれら各部材を縫製結合する。C字型芯材は、C字の開口端部に直線形状部を形成して保冷具主体内に収容したものであり、ポケット蓋体と裏面側主体との間に設けられた保冷材収容室内に保冷パック剤を選択的に収容する。
【0003】
また、特開2020−185235号公報(特許文献2)には、保冷剤を入れ替えて使用できる首巻き保冷具が開示されている。特許文献2によると、面ファスナーにより着脱できるベルト部材と、ベルト部材に取り付けられる複数個のポケットとを有し、ポケットの上部に保冷剤の挿入開口部を持つことを特徴とした首部に巻く保冷具が提供される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2013−180084号公報
【特許文献2】特開2020−185235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、自宅から凍った保冷剤をもって外出しても保冷剤が溶けてしまい、その後は暑気の中において体を冷やすことができなくなってしまうことが多い。本発明の目的は、保冷剤を貸し出すサービスを効率的に提供するための保冷剤管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に従うと、保冷剤を識別するためのセンサと、保冷剤の識別結果に基づいて返却の条件を満たしているか否かを判断して、当該判断結果を出力する装置と、を備える保冷剤管理システムが提供される。
【発明の効果】
【0007】
以上のように、本発明によれば、保冷剤を貸し出すサービスを効率的に提供するための保冷剤管理システムを提供することにある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第1の実施の形態にかかる保冷剤管理システムの全体構成を示すイメージ図である。
図2】第1の実施の形態にかかる保冷剤貸し出しサービスの概要を示すフローチャートである。
図3】第1の実施の形態にかかる測定装置の主な構成を示すブロック図である。
図4】第1の実施の形態にかかるサーバの主な構成を表わすブロック図である。
図5】第1の実施の形態にかかる保冷剤管理データを示すイメージ図である。
図6】第1の実施の形態にかかる収納装置データを示すイメージ図である。
図7】第1の実施の形態にかかるサーバの制御処理を示すフローチャートである。
図8】第1の実施の形態にかかる管理端末の主な構成を示すブロック図である。
図9】第4の実施の形態にかかるサーバの制御処理を示すフローチャートである。
図10】第5の実施の形態にかかるサーバの制御処理を示すフローチャートである。
図11】第6の実施の形態にかかるサーバの制御処理を示すフローチャートである。
図12】第7の実施の形態にかかる保冷剤収納装置を示すイメージ図である。
図13】第7の実施の形態にかかる保冷剤収納装置の主な構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
<保冷剤管理システムの全体構成>
【0010】
まず図1を参照して、本実施の形態にかかる保冷剤管理システム1の全体構成について説明する。本実施の形態にかかる保冷剤管理システム1は、遊園地や、テーマパークや、ハイキングコースや、コンサート会場などにおいて、有料または無料にて、客に凍った状態の保冷剤500を貸し出したり、溶けた保冷剤500を客から受け取ったり、保冷剤500を交換したりする保冷剤貸し出しサービスを提供するためのものである。
【0011】
保冷剤管理システム1は、主たる装置として、保冷剤収納装置290と、識別装置200と、サーバ100と、管理端末300などを含む。そして、保冷剤収納装置290は、凍った保冷剤500を収納する。識別装置200は、複数の保冷剤500の各々を識別するためのセンサを有する。サーバ100は、識別装置200や管理端末300と各種の情報をやり取りすることによって複数の保冷剤500の状態を管理する。管理端末300は、保冷剤の貸し出しサービスを管理する管理者が利用する。
<保冷剤管理システムの動作概要>
【0012】
図1および図2を参照して、本実施の形態にかかる保冷剤貸し出しサービスの概要および保冷剤管理システム1の動作概要について説明する。まず、遊園地などのパークに訪れた客が、当該パークの入り口や当該パークの各種窓口において保冷剤貸し出しサービスを購入する(ステップS002)。スタッフは、当該客に、最初の保冷剤500を貸し出す。本実施の形態においては、保冷剤500の各々に保冷剤500を識別するためのRFIDタグ510が付されており、スタッフは、識別装置200や管理端末300やその他の装置を利用することによって、貸し出した保冷剤500を貸し出し日時とともにサーバ100に登録する。
【0013】
時間が経過するにつれて貸し出された保冷剤500が溶けていく。気温が30℃以上の真夏日や気温が25℃以上の夏日には1時間程度で保冷剤500が溶けきってしまう場合がある。
【0014】
客は、溶けてしまった保冷剤500を、パーク内のスタッフに返却して、代わりに凍った保冷剤500を受け取る(ステップS004)。本実施の形態においては、スタッフは、識別装置200によって保冷剤500を識別してから返却BOX291に収納する。受け取った保冷剤500に問題がなければ、すなわち識別装置200が本サービスの正当な保冷剤500であることを示す情報を出力すると、スタッフは、凍った保冷剤500を保冷BOX292から取り出して識別してから客に渡す。
【0015】
なお、本実施の形態の保冷剤貸し出しサービスに関しては、何度でも保冷剤500を交換することができるものである。しかしながら、正当な保冷剤500が返却されるたびにキャッシュバックがされる形態であってもよいし、保冷剤500を借りるたびに料金を徴収する形態であってもよい。
【0016】
返却BOX291に収納された複数の保冷剤500は回収されて、パーク内のセンターに運ばれる(ステップS006)。
【0017】
センターでは、複数の返却BOX291から集められた保冷剤500が洗浄されたり、除菌されたりする(ステップS008)。
【0018】
センターでは、大型の冷凍庫において除菌後の保冷剤500が再度冷凍される(ステップS010)。本実施の形態においては、各々の保冷剤500に関して、冷凍開始日時が登録されていることが好ましい。
【0019】
凍った保冷剤500は、再度パーク内に点在する保冷剤用ワゴンすなわち保冷剤収納装置290に分配されていく(ステップS012)。本実施の形態においては、各々の保冷剤500に関して、どの保冷剤収納装置290に分配されたか登録されていることが好ましい。
【0020】
保冷剤貸し出しサービスを利用している客は、パークから退出する際に、凍った保冷剤500に交換してからそれを持ち帰ってもよいし(ステップS014)、最後に利用した保冷剤500を出口のスタッフに返却して返却金を受け取ってもよい(ステップS016)。
【0021】
以下では、このようなサービスを実現するための保冷剤管理システム1の各装置の構成について詳述する。
<識別装置200の構成>
【0022】
図3を参照して、識別装置200の構成について説明する。識別装置200は、保冷剤収納装置290の近傍にいるスタッフが利用するものであって、返却された保冷剤500や貸し出されていく保冷剤500を識別するためのものである。
【0023】
識別装置200は、主たる構成要素として、CPU(Central Processing Unit)210と、メモリ220と、操作部240と、センサ250と、通信インターフェイス260と、タイマ280などを含む。
【0024】
CPU210は、メモリ220あるいは外部の記憶媒体に記憶されているプログラムを実行することによって、識別装置200の各部を制御する。
【0025】
メモリ220は、各種のRAMや、各種のROMなどによって実現される。メモリ220は、CPU210によって実行される制御プログラムや、保冷剤500の貸し出しデータや返却データや、識別装置200を特定するための情報や、対応する保冷剤収納装置290を特定するための情報や、サーバ100や他の装置から受信したデータなどを記憶する。
【0026】
なお、識別装置200と保冷剤収納装置290とが一体化されており、識別装置200が管理する保冷剤収納装置290が固定されていてもよい。あるいは、識別装置200が保冷剤収納装置290とは別の装置であって、対応する保冷剤収納装置290の識別情報を操作部240を介してスタッフが設定できたり、保冷剤収納装置290と識別装置200の組み合わせをサーバ100に登録したりすることが好ましい。識別装置200と保冷剤収納装置290とは1対1でなくてもよい。たとえば、1つの保冷剤収納装置290の周りに、識別装置200を保持した複数のスタッフが待機していてもよいし、逆に、識別装置200を保持した1人のスタッフの横に複数台の保冷剤収納装置290が配置されていてもよい。
【0027】
ディスプレイ230は、CPU210からの指示に従って、各種のテキストや画像を表示する。
【0028】
操作部240は、スタッフからの各種の命令を受け付けて、CPU210に入力する。なお、ディスプレイ230と操作部240とはタッチパネルであってもよい。
【0029】
本実施の形態にかかるセンサ250は、RFIDアンテナなどを含む。センサ250は、保冷剤500に付けられているRFIDタグ510を読み取って、識別情報をCPU210に入力する。
【0030】
通信インターフェイス260は、無線アンテナや有線コネクタなどによって実現され、WiFiルータや、キャリア網や、インターネットや、通信ケーブルなどを介して、サーバ100などの他の装置との間でデータをやり取りする。
【0031】
スピーカ270は、CPU210からの指示に従って、各種の音声を出力する。
【0032】
タイマ280は、現在の日時をCPU210に入力したり、特定のタイミングからの経過時間を測定してCPU210に入力したりする。
【0033】
本実施の形態においては、CPU210は、操作部240を介して返却処理の指定を受け付けると、センサ250を介して保冷剤500を識別する。CPU210は、RFIDタグ510から、パークの保冷剤貸し出しサービスの保冷剤500であることを識別情報が取得されると、返却受け付け可能である旨のテキストをディスプレイ230から出力したり、返却受け付け可能である旨の音声をスピーカ270から出力したりする。CPU210は、通信インターフェイス260を介して、返却された保冷剤500の識別情報と返却日時と保冷剤収納装置290の識別情報とをサーバ100に送信する。なお、CPU210は、識別情報をサーバ100に送信することによって、保冷剤500の返却を受け付けてもよいか否かの判断結果をサーバ100から受け取ってもよい。
【0034】
そして、CPU210は、操作部240を介して貸し出し処理の指定を受け付けると、センサ250を介して保冷剤500を識別する。CPU210は、RFIDタグ510から保冷剤500の識別情報を取得して、通信インターフェイス260を介して、貸し出されていく保冷剤500の識別情報と貸し出し日時と保冷剤収納装置290の識別情報とをサーバ100に送信する。
<サーバ100の構成>
【0035】
次に、図4を参照して、サーバ100の構成の一態様について説明する。本実施の形態にかかるサーバ100は、主たる構成要素として、CPU110と、メモリ120と、操作部140と、通信インターフェイス160とを含む。
【0036】
CPU110は、メモリ120に記憶されているプログラムを実行することによって、サーバ100の各部を制御する。たとえば、CPU110は、メモリ120に格納されているプログラムを実行し、各種のデータを参照することによって、後述する各種の処理を実行する。
【0037】
メモリ120は、各種のRAM、各種のROMなどによって実現され、サーバ100に内包されているものであってもよいし、サーバ100の各種インターフェイスに着脱可能なものであってもよいし、サーバ100からアクセス可能な他の装置の記録媒体であってもよい。メモリ120は、CPU110によって実行されるプログラムや、CPU110によるプログラムの実行により生成されたデータ、保冷剤管理データ121、収納装置データ122、その他保冷剤貸し出しサービスに必要な各種のデータを記憶する。
【0038】
図5を参照して、保冷剤管理データ121は、保冷剤500毎に、保冷剤500の識別情報、返却日時、冷凍フラグ、冷凍開始日時、冷凍完了日時、待機フラグ、保冷剤収納装置290の識別情報、待機開始日時、貸し出しフラグ、貸し出し日時、溶け切る予定の日時、溶け切ったことを示すフラグなどの対応関係を格納する。
【0039】
図6を参照して、収納装置データ122は、保冷剤収納装置290毎に、保冷剤収納装置290の識別情報、対応する識別装置200の識別情報、収納している凍った保冷剤500の在庫数、収納している溶けた保冷剤500の個数、現在の位置情報や現在のパークの情報などの対応関係を格納する。
【0040】
図4に戻って、操作部140は、保冷剤貸し出しサービスの管理者などからの操作を受け付けて、各種の命令をCPU110に入力する。
【0041】
通信インターフェイス160は、インターネット、キャリア網、ルータなどを介して識別装置200や管理端末300などの他の装置と、各種データをやり取りする。CPU110は、通信インターフェイス160を介して識別装置200や管理端末300から、返却データや貸し出しデータや冷凍データなどを受信する。逆に、CPU110は、通信インターフェイス160を介して、管理端末300や識別装置200に、保冷剤500の各種の情報を送信する。
<サーバ100の情報処理>
【0042】
次に、本実施の形態におけるサーバ100の情報処理について説明する。サーバ100のCPU110は、識別装置200などからデータを受信するたびに、メモリ120のプログラムに従って以下のような処理を実行する。
【0043】
図7を参照して、CPU110は、通信インターフェイス160を介して、識別装置200などからデータを受信する(ステップS102)。CPU110は、当該データから保冷剤500の識別情報や識別装置200の識別情報を読み出す(ステップS104)。
【0044】
CPU110は、当該データから返却処理であるか否かを判断する(ステップS106)。CPU110は、返却処理である場合(ステップS106にてYESである場合)、当該保冷剤500に関して返却の条件が満たされているか否かを判断する(ステップS108)。たとえば、保冷剤貸し出しサービスの保冷剤500の識別情報が検知できた場合に、返却条件が満たされていると判断する。
【0045】
当該保冷剤500に関して返却の条件が満たされていない場合(ステップS108にてNOである場合)、CPU110は、通信インターフェイス160を介して返却NGの情報を識別装置200に送信する(ステップS110)
【0046】
当該保冷剤500に関して返却の条件が満たされている場合(ステップS108にてYESである場合)、CPU110は、通信インターフェイス160を介して返却許可の情報を識別装置200に送信する(ステップS112)。
【0047】
CPU110は、識別装置200の識別情報に対応する保冷剤収納装置290の識別情報を特定する(ステップS114)。
【0048】
CPU110は、保冷剤管理データ121の、今回の保冷剤のデータを更新する(ステップS116)。たとえば、貸し出しフラグをOFFにして、返却日時を格納する。
【0049】
CPU110は、収納装置データ122の、今回の保冷剤収納装置290のデータを更新する(ステップS118)。たとえば、収納している溶けた保冷剤500の個数を+1する。
【0050】
返却処理ではない場合(ステップS106にてNOである場合)、CPU110は、当該データから貸し出し処理であるか否かを判断する(ステップS122)。CPU110は、貸し出し処理である場合(ステップS122にてYESである場合)、識別装置200の識別情報に対応する保冷剤収納装置290の識別情報を特定する(ステップS124)。
【0051】
CPU110は、保冷剤管理データ121の、今回の保冷剤のデータを更新する(ステップS126)。たとえば、待機フラグをOFFにして、貸し出しフラグをONにして、貸し出し日時を格納するとともに、保冷剤500が溶けるまでの時間を決定して融解日時を格納する。より詳細には、CPU110は、現在の気温に応じて、保冷剤500が溶けきるまでにかかる時間を決定する。たとえば、CPU110は、気温が35℃以上の場合は、溶けきるまでにかかる時間を60分とし、気温が35℃未満25℃以上の場合は、冷凍までにかかる時間を1時間30分とし、気温が25℃未満20℃以上の場合は、冷凍までにかかる時間を2時間とし、気温が20℃未満の場合は、冷凍までにかかる時間を3時間とする。
【0052】
CPU110は、収納装置データ122の、今回の保冷剤収納装置290のデータを更新する(ステップS128)。たとえば、収納している凍った保冷剤500の個数を−1する。
【0053】
貸し出し処理ではない場合(ステップS122にてNOである場合)、CPU110は、冷凍開始処理であるか否かを判断する(ステップS132)。CPU110は、冷蔵開始処理である場合(ステップS132にてYESである場合)、保冷剤管理データ121の、今回の保冷剤のデータを更新する(ステップS136)。たとえば、CPU110は、冷凍フラグをONにして、冷凍開始日時を格納する。また、CPU110は、収納装置データ122の、溶けた保冷剤の個数を減少させる。
【0054】
なお、CPU110は、冷凍完了日時を計算して、保冷剤管理データ121に記憶する。より詳細には、CPU110は、現在の気温に応じて、冷凍完了までにかかる時間を決定する。たとえば、CPU110は、気温が35℃以上の場合は、冷凍までにかかる時間を60分とし、気温が25℃以上の場合は、冷凍までにかかる時間を50分とし、気温が25℃未満の場合は、冷凍までにかかる時間を40分とする。
【0055】
冷凍開始処理ではない場合(ステップS132にてNOである場合)、CPU110は、分配処理であるか否かを判断する(ステップS142)。CPU110は、分配処理である場合(ステップS142にてYESである場合)、保冷剤管理データ121の、今回の保冷剤のデータを更新する(ステップS146)。たとえば、冷凍フラグをOFFにして、待機フラグをONにして、保冷剤500が収納された保冷剤収納装置290の識別情報と、収納された日時とを保冷剤管理データ121に格納する。
【0056】
CPU110は、収納装置データ122の、今回の保冷剤が収納された保冷剤収納装置290の、収納されている凍った保冷剤500の個数を+1する(ステップS148)。
【0057】
分配処理ではない場合(ステップS142にてNOである場合)、CPU110は、別の処理を実行する(ステップS150)。
【0058】
さらに本実施の形態においては、サーバ100は、管理端末300からの要求に応じて各々の保冷剤収納装置290の在庫の情報などのリストを提供する。より詳細には、サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して管理端末300からの要求を受け付けると、収納装置データ122を参照して、保冷剤収納装置290毎の、現在位置や、凍った保冷剤500の在庫や、溶けた保冷剤500の在庫などの情報をしめすリストを作成して、管理端末300に送信する。
<管理端末300の構成>
【0059】
図8を参照して、保冷剤貸し出しサービスの運営者や管理者やスタッフなどが利用する管理端末300の構成の一態様について説明する。たとえば管理端末300は、主たる構成要素として、CPU310と、メモリ320と、ディスプレイ330と、操作部340と、通信インターフェイス360と、スピーカ370と、マイク380とを含む。
【0060】
CPU310は、メモリ320に記憶されているプログラムを実行することによって、管理端末300の各部を制御する。
【0061】
メモリ320は、各種のRAMや、各種のROMなどによって実現される。メモリ320は、各種サービスのためのアプリケーションプログラムや、CPU310によるプログラムの実行により生成されたデータ、サーバ100から受信したデータ、操作部340を介して入力されたデータ、管理端末300のユーザを特定するための情報などを記憶する。
【0062】
ディスプレイ330は、CPU310からのデータに基づいて、画像やテキストを表示する。操作部340は、ポインティングデバイスやスイッチなどから構成され、ユーザからの各種の命令をCPU310に入力する。なお、管理端末300は、ディスプレイ330と操作部340とを含むタッチパネル350を有してもよい。
【0063】
通信インターフェイス360は、インターネットやキャリア網やルータなどを介して、サーバ100などの他の装置との間でデータを送受信する。たとえば、CPU310は、WEBブラウザのアプリケーションプログラムや専用のサービスアプリケーションプログラムに従って、通信インターフェイス360を介してサーバ100などの他の装置と各種の情報をやりとりする。
【0064】
スピーカ370は、CPU310からの信号に基づいて、各種の音声を出力する。CPU310は、ディスプレイ330に限らず、サーバ100から受け付けた回答を音声出力してもよい。
【0065】
マイク380は、音声を受け付けて、音声データをCPU310に入力する。CPU310は、操作部340に限らず、ユーザからの音声メッセージを受け付けて、当該音声メッセージをサーバ100に送信してもよい。
【0066】
たとえば、管理端末300のCPU310は、メモリ320のアプリケーションプログラムに従って、操作部340からの命令に基づいて、通信インターフェイス360を介して、サーバ100に在庫情報を問い合わせる。そして、CPU310は、通信インターフェイス360を介してサーバ100から受信した情報に基づいて、保冷剤収納装置290毎の、現在位置や、凍った保冷剤500の在庫や、溶けた保冷剤500の在庫などの情報をしめすリストをディスプレイ330に表示させる。
【0067】
以上の通り、本実施の形態においては、パークの保冷剤貸し出しサービスの保冷剤500のみに関して、その返却を正常に受け付けたり、凍った保冷剤500に交換したりすることができる。
<第2の実施の形態>
【0068】
上記の実施の形態においては、保冷剤500の識別情報が、保冷剤500に付されるRFIDタグ510に付されるものであった。そして、識別装置200が、センサ250として、RFIDアンテナを有するものであった。しかしながら、保冷剤500を識別できるものであれば別の形態であってもよい。
【0069】
たとえば、保冷剤500の識別情報として、保冷剤500にその他のICチップや磁気部材などが付されてもよい。この場合は、識別装置200は、センサ250として、その他のICチップや磁気部材などを読み取るアンテナやカードリーダなどを有するものである。
【0070】
保冷剤500の識別情報として、保冷剤500にバーコードやQRコード(登録商標)や遊園地のロゴやその他の図柄やテキストなどが記されてもよい。この場合は、識別装置200は、センサ250として、バーコードやQRコード(登録商標)や遊園地のロゴやその他の図柄やテキストなどを読み取るカメラを有するものである。
【0071】
保冷剤500の識別情報として、保冷剤500自体の形状に特徴があってもよい。この場合は、識別装置200は、センサ250として、保冷剤の形状を認識するためのカメラを有するものである。
<第3の実施の形態>
【0072】
上記の実施の形態においては、保冷剤500の正式な返却であるための条件が、保冷剤500がパークの保冷剤貸し出しサービスの正式なものであることであった。しかしながら、このような形態には限られない。
【0073】
たとえば、サーバ100のCPU110は、ステップS108において、対象となる保冷剤500が、貸し出し日時と同じ日に返却された場合に、保冷剤500の正式な返却である(ステップS108にてYES)と判断してもよい。
【0074】
あるいは、サーバ100のCPU110は、ステップS108において、対象となる保冷剤500が、貸し出し日時から24時間以内に返却された場合に、保冷剤500の正式な返却である(ステップS108にてYES)と判断してもよい。
【0075】
あるいは、サーバ100のCPU110は、ステップS108において、対象となる保冷剤500が、貸し出し日時から3日以内に返却された場合に、保冷剤500の正式な返却である(ステップS108にてYES)と判断してもよい。
【0076】
このような構成によって、転売された保冷剤500が返却された場合に、返却金を支払ったり、凍った保冷剤500を貸し出したりする可能性を低減することができる。
<第4の実施の形態>
【0077】
上記の実施の形態にかかる保冷剤貸し出しサービスは、保冷剤収納装置290に返却された保冷剤500を毎回回収して、まとめて大型の冷凍庫で再度凍らせるものであった。しかしながら、保冷剤収納装置290が、保冷能力だけではなく、冷凍能力をも有することによって、保冷剤500が、保冷剤収納装置290で再度凍らされてもよい。
【0078】
たとえば、保冷剤収納装置290の返却BOX291が冷凍機能を有しており、スタッフは凍った保冷剤500を保冷BOX292に移していく。なお、保冷BOX292も冷凍機能を有してもよい。あるいは、保冷剤収納装置290は、返却BOX291と保冷BOX292の代わりに1つの冷凍庫を有してもよい。
【0079】
この場合は、図9に示すようにサーバ100のCPU110は、保冷剤500が返却されて返却BOX291に収納された際に、ステップS116において、保冷剤管理データ121の、貸し出しフラグをOFFにして、返却日時を格納するとともに、冷凍フラグをONにして、冷凍開始日時を格納したり、冷凍完了日時を計算したりする。より詳細には、CPU110は、現在の気温に応じて、冷凍完了までにかかる時間を決定する。たとえば、CPU110は、気温が35℃以上の場合は、冷凍までにかかる時間を90分とし、気温が25℃以上の場合は、冷凍までにかかる時間を75分とし、気温が25℃未満の場合は、冷凍までにかかる時間を60分とする。
【0080】
本実施の形態においては、スタッフは、凍った保冷剤500を返却BOX291から保冷BOX292に移した際に、当該保冷剤を識別装置200に識別させる。これによって、サーバ100のCPU110は、通信インターフェイス160を介して識別装置200から冷凍完了データを受信する(ステップS164)。CPU110は、冷凍フラグをOFFにして、待機フラグをONにして、保冷剤500が収納された保冷剤収納装置290の識別情報と、収納された日時とを保冷剤管理データ121に格納する(ステップS166)。また、CPU110は、収納装置データ122の、今回の保冷剤500が収納された保冷剤収納装置290の、収納されている凍った保冷剤500の個数を+1して、溶けた保冷剤の個数を−1する(ステップS168)。
【0081】
上述した通り、返却BOX291と保冷BOX292が分かれておらず、保冷剤収納装置290が1つの冷凍庫を有してもよい。この場合、サーバ100のCPU110は、冷凍完了日時に達した保冷剤500に関して、自動的に、冷凍フラグをOFFにして、待機フラグをONにして、保冷剤500が収納された保冷剤収納装置290の識別情報と、待機状態に変わった日時とを保冷剤管理データ121に格納する(ステップS166)。また、CPU110は、収納装置データ122の、今回の保冷剤500が収納された保冷剤収納装置290の、収納されている凍った保冷剤500の個数を+1して、溶けた保冷剤の個数を−1する(ステップS168)。
<第5の実施の形態>
【0082】
上記の実施の形態に加えて、保冷剤収納装置290の現在位置情報が取得できてもよい。たとえば、保冷剤収納装置290が、GPSアンテナを有していたり、ビーコン発信機またはビーコン受信機を有したりすることによって、サーバ100が保冷剤収納装置290の現在位置を取得できることが好ましい。なお、保冷剤収納装置290の現在位置の取得方法は、限定されるものではない。
【0083】
本実施の形態においては、収納装置データ122は、保冷剤収納装置290毎に、取得された現在位置を格納する。
【0084】
これによって、サーバ100のCPU110は、管理端末300からの要求を受けると、メモリ120のプログラムに従って以下の処理を実行する。
【0085】
図10を参照して、CPU110は、通信インターフェイス160を介して、管理端末300から保冷剤収納装置の情報の要求を受け付ける(ステップS172)。
【0086】
CPU110は、複数の保冷剤収納装置290の現在位置を取得する(ステップS180)。
【0087】
CPU110は、複数の保冷剤収納装置290の各々の凍った保冷剤500の在庫数すなわち待機数を取得する(ステップS182)。
【0088】
CPU110は、パークを複数に分割したエリア毎に、凍った保冷剤500の在庫数の合計を計算する(ステップS184)。
【0089】
CPU110は、パークのマップ上のエリア毎の位置に、当該エリア毎の、既に溶けきった保冷剤500や溶けるまでの残り時間が短い保冷剤500の合計の情報を表示する(ステップS186)。
【0090】
CPU110は、これらの情報が付されたマップ情報を、通信インターフェイス160を介して管理端末300に送信する(ステップS188)。
【0091】
管理端末300が表示するマップに基づいて、保冷剤貸し出しサービスの管理者や運営者は、凍った保冷剤500の在庫数の合計が少ないエリアに、凍らせた保冷剤500を多めに分配したり、在庫が多い保冷剤収納装置290向かわせたりすることができる。
<第6の実施の形態>
【0092】
上記の実施の形態に加えて、保冷剤500の各々の現在位置情報が取得できてもよい。たとえば、保冷剤500が、GPSアンテナを有していたり、ビーコン発信機またはビーコン受信機を有したりすることによって、サーバ100が保冷剤500の現在位置を取得できることが好ましい。なお、保冷剤500の現在位置の取得方法は、限定されるものではない。
【0093】
本実施の形態においては、保冷剤管理データ121は、保冷剤500毎に、取得された現在位置を格納する。
【0094】
これによって、サーバ100のCPU110は、管理端末300からの要求を受けると、メモリ120のプログラムに従って以下の処理を実行する。
【0095】
図11を参照して、CPU110は、通信インターフェイス160を介して、管理端末300から保冷剤および保冷剤収納装置の情報の要求を受け付ける(ステップS172)。
【0096】
CPU110は、複数の保冷剤500の現在位置を取得する(ステップS174)。
【0097】
CPU110は、貸し出しフラグがONになっている保冷剤500のうちの、既に溶けきった保冷剤500や溶けるまでの残り時間が短い保冷剤500を抽出する(ステップS176)。
【0098】
CPU110は、パークを複数に分割したエリア毎に、既に溶けきった保冷剤500や溶けるまでの残り時間が短い保冷剤500の個数の合計を計算する(ステップS178)。
【0099】
CPU110は、複数の保冷剤収納装置290の現在位置を取得する(ステップS180)。
【0100】
CPU110は、複数の保冷剤収納装置290の各々の凍った保冷剤500の在庫数すなわち待機数を取得する(ステップS182)。
【0101】
CPU110は、パークを複数に分割したエリア毎に、凍った保冷剤500の在庫数の合計を計算する(ステップS184)。
【0102】
CPU110は、パークのマップ上のエリア毎の位置に、当該エリア毎の、既に溶けきった保冷剤500や溶けるまでの残り時間が短い保冷剤500の合計の情報と、凍った保冷剤500の在庫数の合計の情報とを表示する(ステップS186)。なお、エリア毎に、既に溶けきった保冷剤500や溶けるまでの残り時間が短い保冷剤500の合計の情報と、凍った保冷剤500の在庫数の合計の情報と、を別々に表示してもよいし、エリア毎に、既に溶けきった保冷剤500や溶けるまでの残り時間が短い保冷剤500の個数と凍った保冷剤500の在庫数の個数との合計を表示してもよい。
【0103】
CPU110は、凍った保冷剤500の在庫数の合計に対する、既に溶けきった保冷剤500や溶けるまでの残り時間が短い保冷剤500の合計が多いエリアを特定し、当該エリアに関して警告を示す情報を表示させるためのデータを出力することが好ましい。
【0104】
CPU110は、これらの情報が付されたマップ情報を、通信インターフェイス160を介して管理端末300に送信する(ステップS188)。
【0105】
これによって、管理端末300が表示するマップに基づいて、保冷剤貸し出しサービスの管理者や運営者は、凍った保冷剤500の在庫数の合計に対する既に溶けきった保冷剤500や溶けるまでの残り時間が短い保冷剤500の合計が多いエリアに、凍らせた保冷剤500を多めに分配したり、在庫が多い保冷剤収納装置290向かわせたりすることができる。
<第7の実施の形態>
【0106】
上記の実施の形態においては、スタッフが、保冷剤500の返却を受け付けたり、保冷剤500を貸したりするものであった。しかしながら、図12および図13に示すように、保冷剤収納装置290Bが、自動的に、保冷剤500の返却を受け付けたり、保冷剤500を貸したりしてもよい。本実施の形態においては、保冷剤収納装置290が、識別装置200の機能も有するものである。
【0107】
より詳細には、図13に示すように、保冷剤収納装置290BのCPU210Bは、センサ250Bを利用して、返却口293Bから受け付けた保冷剤500の識別情報を取得する。CPU210Bは、ローカルで識別情報に基づいて保冷剤500の正式な返却であるかを判断してもよいし、通信インターフェイス260Bを介して保冷剤500の識別情報をサーバ100に送信することによって保冷剤500の正式な返却であるか否かを判断してもよい。
【0108】
保冷剤500の正式な返却である場合、CPU210Bは、保冷剤500の返却を受け付ける旨の音声や表示を出力して、保冷剤500を返却BOX291Bに入れる。保冷剤500の正式な返却でない場合、CPU210Bは、保冷剤500の返却を受け付けられない旨の音声や表示を出力する。
【0109】
保冷剤500の正式な返却である場合、CPU210Bは、操作部240Bを介して、保冷剤500の交換ボタンが押されると、保冷BOX292Bの凍った保冷剤500を排出口294Bから排出する。CPU210Bは、保冷剤500の返却ボタンが押されると、返却代金を払い出し口295Bから排出する。
【0110】
本実施の形態においては、保冷剤500の返却や貸し出しをスタッフの代わりに自動的に保冷剤収納装置290が実行するものであるが、上記の実施の形態のように、保冷剤収納装置290が保冷剤500の返却に関するデータや貸し出しに関するデータをサーバ100に送信することによって、サーバ100で上記の実施の形態と同様の処理が実行されることが好ましい。
<第8の実施の形態>
【0111】
上記の実施の形態においては、保冷剤500の返却が正当なものであるか否かの判断や、保冷剤500が保冷剤貸し出しサービスの正規品であるか否かの判断が、識別装置200で行われたり、サーバ100で行われたりするものであった。そして、複数の保冷剤500の冷凍状況の管理や、複数の保冷剤収納装置290に関する保冷剤500の在庫管理をサーバ100で行うものであった。
【0112】
しかしながら、保冷剤管理システムは、識別装置200において、ローカルで、保冷剤500の正式な返却であるか否かの判断を行って、判断結果を示す音声を出力したり表示したりするだけであってもよい。すなわち、識別装置200によって、保冷剤500の正式な返却であると判断された場合に、凍った保冷剤500と交換したり、返却金を支払ったりするだけのシステムであってもよい。換言すれば、サーバ100によって、複数の保冷剤500の冷凍状況の管理や、複数の保冷剤収納装置290に関する保冷剤500の在庫管理などを一元管理しなくてもよい。
<まとめ>
【0113】
上記の実施の形態においては、保冷剤を識別するためのセンサと、保冷剤の識別結果に基づいて返却の条件を満たしているか否かを判断して、当該判断結果を出力する装置と、を備える保冷剤管理システムが提供される。
【0114】
好ましくは、装置は、保冷剤毎の貸出日時を記憶することによって、貸出日時から所定期間内に返却された場合に、条件を満たしていると判断する。
【0115】
好ましくは、装置は、保冷剤毎の貸出日時と保冷剤毎の現在位置とに基づいて、溶けてしまったと予想される保冷剤に関する情報を出力する。
【0116】
好ましくは、装置は、気温または天候の情報に基づいて保冷剤が溶けるまでの時間を計算する。
【0117】
好ましくは、装置は、保冷剤の在庫の個数をマップ上に表示するためのデータを端末に提供する。
【0118】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0119】
1 :保冷剤管理システム
100 :サーバ
110 :CPU
120 :メモリ
121 :保冷剤管理データ
122 :収納装置データ
140 :操作部
160 :通信インターフェイス
200 :識別装置
210 :CPU
210B :CPU
220 :メモリ
230 :ディスプレイ
240 :操作部
240B :操作部
250 :センサ
250B :センサ
260 :通信インターフェイス
260B :通信インターフェイス
270 :スピーカ
280 :タイマ
290 :保冷剤収納装置
290B :保冷剤収納装置
291 :返却BOX
292B :返却BOX
292 :保冷BOX
292B :保冷BOX
293B :返却口
294B :排出口
295B :払い出し口
300 :管理端末
310 :CPU
320 :メモリ
330 :ディスプレイ
340 :操作部
350 :タッチパネル
360 :通信インターフェイス
370 :スピーカ
380 :マイク
500 :保冷剤
510 :RFIDタグ
520 :RFIDタグ
【要約】
【課題】保冷剤を貸し出すサービスを効率的に提供するための保冷剤管理システムを提供する。
【解決手段】保冷剤500を識別するためのセンサ250と、保冷剤の識別結果に基づいて返却の条件を満たしているか否かを判断して、当該判断結果を出力する装置100と、を備える保冷剤管理システム1が提供される。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13