(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
【0009】
図1は、実施形態のプリンタ10を備える商品情報処理装置1を示す斜視図である。商品情報処理装置1は、例えば、POS(Point of sales)端末である。商品情報処理装置1は、各ストアに設置され、オペレータによって操作される。商品情報処理装置1は不図示のストアサーバ(POSサーバ)とネットワークを介して接続されている。プリンタ10は商品情報処理装置1に固定或いは内蔵されている。
【0010】
なお、以下の説明には、X軸、Y軸、及びZ軸から構成される直交座標系を用いる。図中、矢印の指し示す方向がプラス方向である。X軸プラス方向が右方向であり、X軸マイナス方向が左方向である。また、Y軸プラス方向が背面方向(後側)であり、Y軸マイナス方向が正面方向(前側)である。また、Z軸プラス方向が上方向であり、Z軸マイナス方向が下方向である。正面とはオペレータが位置する側のことである。
図1の例であれば、正面は白抜き矢印の方向である。
【0011】
図2は、商品情報処理装置1からプリンタ10を取り出したものである。プリンタ10は、レシートを発行するためのレシートプリンタである。プリンタ10は、上部に蓋19を備え、内部にロール紙PRを装着可能である。ロール紙PRは、用紙Sが巻き回されたロール状の印字媒体である。プリンタ10は、ロール紙PRから用紙Sを取り出し、取引明細等の情報を印刷する。プリンタ10は、用紙Sを排出する排出口18を備える。排出口18は、正面に向けて用紙Sを排出するように、水平方向に開口している。なお、
図1及び
図2に示した外観はあくまで一例であり、様々な変形が可能である。
【0012】
図3は、プリンタ10のブロック図である。プリンタ10は、通信インタフェース11と、出力部12と、制御部13と、印刷部14と、カット部15と、用紙掴み機構16と、を備える。
【0013】
通信インタフェース11は、商品情報処理装置1の制御装置(例えば、プロセッサ)と通信する通信インタフェースである。通信インタフェース11は、商品情報処理装置1から各種データを取得する。通信インタフェース11が商品情報処理装置1から取得するデータには、印刷部14が用紙Sに印刷する情報(例えば、取引明細)が含まれる。
【0014】
出力部12は、ユーザに情報を通知するための出力装置である。出力部12は、例えば、スピーカー、ブザー等の音響発生装置である。出力部12は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(Organic Electroluminescence Display)等の表示装置であってもよい。出力部12は、ユーザに対し、搬送異常の発生等、異常の発生を通知する。
【0015】
制御部13は、プロセッサ等の処理装置で構成される。制御部13は、プリンタ10の各部を制御する制御装置として機能する。制御部13は、制御部13内の或いは制御部13外の記憶装置(ROM(Read Only Memory)及び/又はRAM(Random Access Memory))に格納されているプログラムに従って動作することで、用紙Sの搬送制御等、種々の動作を実現する。
【0016】
図4は、プリンタ10の内部構造を示す図である。プリンタ10は、ロール紙PRが着脱可能に構成されている。ロール紙PRから取り出された用紙Sは、用紙搬送路Pを通って排出口18から排出される。プリンタ10には、搬送路Pに沿って、印刷部14と、カット部15と、用紙掴み機構16と、が配置されている。
【0017】
印刷部14は、用紙Sに取引明細等の各種情報を印字する印刷ユニットである。印刷部14は、サーマル方式のプリントユニットである。印刷部14は、プリントヘッド141と、ローラ142と、を備える。プリントヘッド141は、サーマルヘッドであり、ローラ142は、プラテンローラである。ローラ142は、用紙Sを搬送する搬送部(搬送手段)としても機能する。印刷部14は、制御部13の制御に従って取引明細等の情報を用紙Sに印字する。
【0018】
カット部15は、用紙Sから印刷完了部分(例えば、レシートとなる部分)を切り離すためのカッターである。カット部15は、スライド式カッターであってもよいし、ローラ式カッターであってもよい。
図4には、カット部15の一例として、スライド式カッターが示されている。勿論、カット部15の構成はこれに限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
【0019】
用紙掴み機構16は、用紙Sを排出口18の近傍で保持するための機構である。用紙掴み機構16は、排出口18の手前(排出口18の搬送方向上流)に配置されている。用紙掴み機構16は用紙Sを掴むことで、用紙Sを排出口18に保持する。
【0020】
図5及び
図6は、用紙掴み機構16の一構成例を示す図である。
図5は、用紙掴み機構16を右方向から見た図であり、
図6は、用紙掴み機構16を正面から見た図である。
図7及び
図8は、
図5及び
図6に示す用紙掴み機構16の変形例を簡略化した図面である。以下の説明では、理解を容易にするため、簡略化した図面を使って用紙掴み機構16の構成を説明する。
【0021】
図7は、用紙掴み機構16を右方向から見た図である。用紙掴み機構16は、用紙ガイド161(第1の用紙ガイド)と、用紙ガイド162(第2の用紙ガイド)と、を備える。用紙ガイド161と用紙ガイド162は、用紙搬送路Pを挟んで対向するように配置されている。用紙ガイド161は用紙Sの一方の面(本実施形態の場合、上面)と対向するように配置されており、用紙ガイド162は用紙Sの他方の面(本実施形態の場合、下面)と対向するように配置されている。用紙ガイド161と用紙ガイド162は、その間隔が下流(排出口18側)に行くに従って狭くなるよう、それぞれ、用紙搬送路Pに対して傾斜している。
【0022】
用紙ガイド161、162は、それぞれ、ガイド面G1、G2を形成している。ガイド面G1(第1のガイド面)は用紙ガイド161に形成されており、ガイド面G2(第2のガイド面)は用紙ガイド162に形成されている。ここでガイド面とは、用紙Sの進行をガイドする面のことをいう。用紙ガイド161、162は、それぞれ、用紙Sと対向する部位(以下、対向部位という。)が平面部となっている。そのため、
図7の例の場合、用紙ガイド161、162の平面部そのものがガイド面G1、G2となる。
【0023】
なお、ガイド面となる対向部位は必ずしも平面でなくてもよい。例えば、対向部位は、
図8に示すように、凹凸状であってもよい。この場合、用紙Sと接する突出部分(点、線、若しくは面)を連結して形成される面がガイド面G1、G2となる。ガイド面G1、G2は平面に限られず、曲面であってもよい。先に示した
図5の例では、ガイド面G2が曲面となっている。なお
図8には右方向から見て凹凸状の突出部が設けられているがこれに限定する必要はなく、正面方向から見て凹凸状の突出部が設けられていても良い。
【0024】
図9は、
図7に示す用紙掴み機構16を正面から見た図である。用紙ガイド161には、ガイド面G1の一部をなし、ガイド面G1をガイド面G1と垂直な方向(本実施形態の場合、上側)に開放する開口161aが形成されている。用紙ガイド162には、用紙ガイド161に向けて突出する突出部162aが設けられている。突出部162aは開口161aと対向する位置に配置されている。この突出部162aが用紙Sを用紙ガイド161に向けて撓ませる部分となる。
【0025】
突出部162aの形状は任意に変更可能ある。
図9では、突出部162aは、山状の凸部となっている。突出部162aの一部(本実施形態の場合、頂部T)はガイド面G1を超えて用紙ガイド161側に位置している。本実施形態では、頂部Tが用紙Sと接触する。頂部Tは用紙Sを傷つけないように曲面となっている。開口161aの幅w1は、突出部162aの頂部Tの幅w2より大きい。そのため、開口161aと突出部162aとの間には、用紙Sが通過可能な隙間C1、C2が形成されている。
【0026】
次に、このような構成を有するプリンタ10の動作を説明する。
【0027】
制御部13は印刷部14を制御して用紙Sに取引明細等の情報を印刷する。そして、制御部13はローラ142を制御して、用紙Sを排出口18から一部が露出するまで搬送する。このとき、制御部13は、カット部15を制御して、用紙Sから印刷完了部分を切り離す。
【0028】
制御部13の搬送制御により用紙Sは用紙掴み機構16に到達する。そうすると、用紙Sは用紙ガイド161と用紙ガイド162との間に位置する。
図10は、用紙ガイド161と用紙ガイド162との間に用紙Sが位置した様子を示す図である。
【0029】
図10を見ればわかるように、用紙Sは、開口161a以外では、ガイド面G1とガイド面G2との間に位置する。一方、開口161aでは、用紙Sは、ガイド面G1よりも用紙ガイド161側(Z軸プラス方向側)に位置する。具体的に説明すると、用紙Sは、図面左側のガイド面G1とガイド面G2との間から隙間C1及びC2を通って突出部162aの頂部Tに達している。
図10に示すように、用紙Sは、突出部162aによって用紙ガイド161側に撓んだ状態となる。
【0030】
なお、用紙Sが突出部162aによって撓んだとしても、用紙Sの形状は突出部162aの形状とは一致しない。紙には腰(こわさ、剛度ともいう。)があるので、用紙Sは頂部Tを頂点になだらかに盛り上がる。用紙Sの一部は、用紙Sの腰による押し上げ圧力によって、用紙ガイド161に圧力のかかった状態で接触する。本実施形態では、用紙Sは、開口161aの縁部E1、E2と圧力のかかった状態で接している。以下の説明では、圧力のかかった状態での接触を加圧接触という。なお、縁部E1、E2は、用紙Sを傷つけないように、用紙Sと接触する部分が湾曲していてもよい。
【0031】
加圧接触によって、用紙Sは、縁部E1、E2では、用紙ガイド162のある方向(本実施形態の場合、図面斜め下方向)に圧力が加えられる。一方、突出部162aでは、用紙Sは、用紙ガイド161のある方向(本実施形態の場合、図面上方向)に圧力が加えられる。そのため、用紙Sは、用紙ガイド161と用紙ガイド162との間に挿入されると、縁部E1、E2、及び頂部Tによって、両面から軽く掴まれた状態となる。用紙Sと縁部E1、E2との間、及び用紙Sと頂部Tとの間には静止摩擦力が発生するので、用紙Sは用紙掴み機構16で保持される。その結果、用紙Sは排出口18から一部を露出した状態で保持される。
【0032】
本実施形態よれば、極めて簡易な構成で用紙Sを排出口18の近傍に保持できる。用紙掴み機構16は、用紙ガイド161と用紙ガイド162とで構成される極めて簡易な構成であるので、用紙掴み機構16の配置のコストは小さい。しかも、用紙Sを掴むにあたり複雑な動作も要しない。用紙掴み機構16は制御部13に制御されて用紙Sを掴むのではないので、設計者が機構制御のためのソフトウェアを別途作成する必要はない。よって、プリンタ10の設計コストも小さい。
【0033】
また、用紙Sは用紙掴み機構16によって軽く掴まれているだけである。そのため、制御部13は、用紙Sの搬送を継続するだけで、用紙Sの排出口18からの排出量を調整できる。用紙Sの排出量の調整にあたり、制御部13は、搬送手段とは別に、用紙掴み機構16を制御する必要はない。また、用紙Sは用紙掴み機構16によって軽く掴まれているだけであるので、ユーザは排出口18(用紙掴み機構16)から用紙Sをスムーズに引き抜くことができる。
【0034】
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
【0035】
例えば、上述の実施形態では、開口161aが形成される用紙ガイド161は用紙搬送路Pのプリントヘッド141側(Z軸プラス方向側)に配置されていた。すなわち、用紙ガイド161の開口161aは用紙Sの印刷面と対向するよう配置さていた。しかしながら、用紙ガイド161の開口161aは用紙Sの非印刷面と対向するよう配置されていてもよい。非印刷面は、用紙Sの表裏二面のうち、印刷されない面のことである。
【0036】
図11には、用紙ガイド161の開口161aが用紙Sの非印刷面と対向するよう配置された様子が示されている。
図11の例では、用紙ガイド161の開口161aが用紙Sの非印刷面と対向するように、用紙ガイド161が用紙搬送路Pのローラ142側に配置されている。これにより、開口161aの縁部E1、E2が用紙Sの記録領域に加圧接触することが無くなるので、用紙Sに印刷された文字が傷で読みにくくなることが少ない。特に、用紙Sが感熱紙の場合は、縁部E1、E2からの圧力によって印字領域に線が表れることが少なくなる。記録領域とは、用紙Sの印刷面のうち、上下左右の余白領域を除いた領域のことである。
【0037】
また、用紙ガイド161が、非印刷面以外の非記録領域と対向するよう配置されていてもよい。
図12及び
図13は、用紙ガイド161の開口が用紙Sの非記録領域と対向するように配置された様子を示す図である。
図12は用紙掴み機構16を正面から見た図であり、
図13は、用紙掴み機構16を上から見た図である。用紙ガイド161は、2つの開口(
図12に示す161a1、161a2)を有している。開口161a1は、用紙Sの余白領域M
Rと対向するよう、用紙ガイド161のX軸方向の端に配置されている。より具体的には、開口161a1は左の余白領域M
Lと対向するよう配置されており、開口161a2は右の余白領域M
Rと対向するよう配置されている。開口161a1、161a2は、用紙ガイド161とプリンタ10の筐体との間に形成される隙間であってもよい。
【0038】
また、用紙ガイド162は、2つの突出部(
図12、
図13に示す162a1、162a2)を有している。突出部162a1、162a2は開口161a1或いは開口161a2と対向する位置に配置されている。突出部162a1の頂部T1はガイド面G1を超えて開口161a1に挿入されており、突出部162a2の頂部T2はガイド面G1を超えて開口161a2に挿入されている。用紙Sが用紙ガイド161と用紙ガイド162との間に位置すると、開口161a1の縁部E1a及び開口161a1の縁部E2aは、
図13に示すように、用紙Sの余白領域M
L、M
Rと加圧接触する。縁部E1a、E2aが加圧接触するのは用紙Sの記録領域ではないので、用紙Sに印刷された文字が傷で読みにくくなることは少ない。なお、非記録領域とは、用紙Sの表面のうち記録領域RAを除いた領域である。より具体的には、非記録領域とは、用紙Sの非印刷面、及び、印刷面の上下左右の余白領域のことである。
【0039】
なお、開口161a1、161a2、突出部162a1、162a2は、必ずしも左右双方に形成されている必要はない。開口161a1、161a2、突出部162a1、162a2は、左右いずれか一方にのみ形成されていてもよい。
【0040】
また、上述の実施形態では、用紙ガイド161が上側、用紙ガイド162が下側に位置しているものとしたが、用紙ガイド161と用紙ガイド162とが、用紙搬送路Pを挟んで対向しているのであれば、用紙ガイド161、162の配置は任意に変更可能である。例えば、用紙ガイド161が下側、用紙ガイド162が上側に位置していてもよい。用紙Sが上向き或いは下向きに排出されるのであれば、用紙ガイド161が前側、用紙ガイド162が後側に位置していてもよい。また、用紙ガイド161が後側、用紙ガイド162が前側に位置していてもよい。
【0041】
また上述の実施形態では、用紙ガイド161、162は、ガイド面G1、G2がそれぞれ用紙搬送路Pに対して傾斜するよう配置されていたが、必ずしもガイド面G1、G2は用紙搬送路Pに対して傾斜していなくてもよい。例えば、用紙ガイド161、162は、ガイド面G1、G2が、用紙搬送路Pに対して平行となるよう配置されていてもよい。
【0042】
また、用紙ガイド161は、プリンタ10に回転可能に固定されていてもよい。例えば、用紙掴み機構16が
図5に示す形状をしているのであれば、用紙ガイド161は回転軸Aを中心に回転可能であってもよい。そして、用紙ガイド161は、用紙Sが用紙ガイド161と用紙ガイド162との間に位置したときに、自重で用紙Sに挟持圧力を加えてもよい。
【0043】
また、上述の実施形態では、排出口18は水平方向に開口しているものとしたが、上方向或いは斜め上方向に開口していてもよい。このとき、用紙掴み機構16は、上方向或いは斜め上方向に排出される用紙Sを掴むよう配置されていてもよい。また、排出口18は下方向或いは斜め下方向に開口していてもよい。このとき、用紙掴み機構16は、下方向或いは斜め下方向に排出される用紙Sを掴むよう配置されていてもよい。
【0044】
また、上述の実施形態では、印刷部14はサーマル方式のプリントユニットであるものとしたが、印刷部14はサーマル方式のプリントユニットに限定されない。例えば、印刷部14は、ドットインパクト方式、インクジェット方式、或いは電子写真方式のプリントユニットであってもよい。
【0045】
また、上述の実施形態では、プリンタ10は商品情報処理装置1に固定或いは内蔵されるものとしたが、プリンタ10は商品情報処理装置1に外付できるよう構成されていてもよい。例えば、プリンタ10はUSB(Universal Serial Bus)等の接続インタフェースを備え、USBケーブル等の通信ケーブルで商品情報処理装置1に接続できるよう構成されていてもよい。
【0046】
また、プリンタ10は、ユーザインタフェースを備え、商品情報処理装置1から独立して単体動作できるよう構成されていてもよい。また、プリンタ10は、パーソナルコンピュータに接続され、パーソナルコンピュータの指示に基づいて動作するよう構成されていてもよい。
【0047】
また、上述の実施形態では、プリンタ10は出力部12を備えるものとしたが、プリンタ10は出力部12を備えていなくてもよい。
【0048】
また、上述の実施形態では、商品情報処理装置1は、POS端末であるものとしたが、商品情報処理装置1はPOS端末に限定されない。例えば、商品情報処理装置1は、ネットワーク接続機能を持たない単体動作型のキャッシュレジスターであってもよい。
【0049】
また、上述の実施形態では、プリンタ10はPOS端末或いは単体動作型のキャッシュレジスターに設置されるものとしたが、プリンタ10が設置される装置はこれらに限定されない。例えば、プリンタ10が設置される装置は、金融情報処理装置であってもよい。金融情報処理装置は、銀行のATM(Automated Teller Machine)であってもよい。この場合、商品情報処理装置1は金融情報処理装置1と言い換えることができる。勿論、プリンタ10が設置される装置は、商品情報処理装置および金融情報処理装置、以外の装置であってもよい。
【0050】
また、上述の実施形態では、商品情報処理装置1或いは金融情報処理装置1は、プリンタ10が固定或いは内蔵されるものとした。しかし、商品情報処理装置1或いは金融情報処理装置1は、プリンタ10を介することなく、直接、用紙Sに印刷できるよう構成されていてもよい。例えば、商品情報処理装置1或いは金融情報処理装置1は、通信インタフェース11と、出力部12と、制御部13と、印刷部14と、カット部15と、用紙掴み機構16と、を備えていてもよい。制御部13は商品情報処理装置1或いは金融情報処理装置1の各部を制御する制御装置(例えば、プロセッサ)と共通であってもよい。商品情報処理装置1或いは金融情報処理装置1をプリンタ10そのものとみなすことも可能である。
【0051】
また、上述の実施形態では、プリンタ10はレシートプリンタであるものとして説明したが、プリンタ10はレシートプリンタに限定されない。例えば、プリンタ10はラベルプリンタであってもよい。このとき、プリンタ10に格納されるロール紙PRは、ラベル台紙が巻き回された、ラベル用のロール紙であってもよい。勿論、プリンタ10は、レシートプリンタ、ラベルプリンタ以外のプリンタであってもよい。例えば、プリンタ10は、明細書(例えば、銀行のステートメント)に印刷を行うプリンタであってもよい。また、プリンタ10が印刷を行う印字媒体は、ロール紙等、連続形態の用紙に限定されない。例えば、プリンタ10は、普通紙(例えば、A4用紙、B5用紙)等、非連続形態の用紙に印刷を行うプリンタであってもよい。非連続形態の用紙は、写真用紙であってもよい。
【0052】
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0053】
上述の実施形態は以下の付記のようにも記載され得る。もちろん、上述の実施形態は、以下の付記のみに限定されるものではない。
【0054】
(付記1)
用紙の一方の面と対向するガイド面を形成する第1の用紙ガイドと、
用紙搬送路を挟んで前記第1の用紙ガイドと対向する第2の用紙ガイドと、を備え、
前記第2の用紙ガイドには、前記第1の用紙ガイドに向けて突出する突出部が設けられており、
前記突出部は、
前記第1の用紙ガイドが形成する前記ガイド面を超えて前記第1の用紙ガイド側に突出しており、
前記用紙が前記第1の用紙ガイドと前記第2の用紙ガイドとの間に位置したときには、前記用紙を前記第1の用紙ガイドに向けて撓ませることにより、前記用紙の一部を前記第1の用紙ガイドに加圧接触させる、
用紙掴み機構。
【0055】
(付記2)
前記突出部は、前記用紙と接触する部分が曲面となっている、
付記1に記載の用紙掴み機構。
【0056】
(付記3)
前記第1の用紙ガイドには、前記ガイド面の一部をなし、前記突出部の一部が挿入された開口が設けられており、
前記突出部は、前記用紙が前記第1の用紙ガイドと前記第2の用紙ガイドとの間に位置したときには、前記用紙の一部を前記開口の縁部に加圧接触させる、
付記1又は2に記載の用紙掴み機構。
【0057】
(付記4)
前記開口の前記縁部は、少なくとも前記用紙と加圧接触する部分が湾曲している、
付記3に記載の用紙掴み機構。
【0058】
(付記5)
前記開口は、前記用紙が前記第1の用紙ガイドと前記第2の用紙ガイドとの間に位置したときに、その縁部が前記用紙の非記録領域と加圧接触するよう配置されている、
付記3又は4に記載の用紙掴み機構。
【0059】
(付記6)
前記用紙の前記非印字領域は、前記用紙の非印刷面であり、
前記開口は、前記用紙が前記第1の用紙ガイドと前記第2の用紙ガイドとの間に位置したときに、その縁部が前記非印刷面と加圧接触するよう配置されている、
付記5に記載の用紙掴み機構。
【0060】
(付記7)
前記用紙の前記非印字領域は、前記用紙の印刷面にある左右の余白領域であり、
前記開口は、前記用紙が前記第1の用紙ガイドと前記第2の用紙ガイドとの間に位置したときに、その縁部が前記余白領域と加圧接触するよう配置されている、
付記5に記載の用紙掴み機構。
【0061】
(付記8)
用紙を排出する排出口と、
前記用紙に印刷を行う印刷部と、
付記1乃至7のいずれか1項に記載の用紙掴み機構と、を備え、
前記用紙掴み機構は、前記印刷部と前記排出口との間の用紙搬送路に配置され、前記排出口から排出される用紙を掴む、
プリンタ。
【0062】
(付記9)
前記排出口は、水平方向に前記用紙を排出するよう配置されており、
前記用紙掴み機構は、水平方向に排出される前記用紙を掴む、
付記8に記載のプリンタ。
【0063】
(付記10)
前記排出口は、上方向或いは斜め上方向に前記用紙を排出するよう配置されており、
前記用紙掴み機構は、上方向或いは斜め上方向に排出される前記用紙を掴む、
付記8に記載のプリンタ。
【0064】
(付記11)
前記排出口は、下方向或いは斜め下方向に前記用紙を排出するよう配置されており、
前記用紙掴み機構は、下方向或いは斜め下方向に排出される前記用紙を掴む、
付記8に記載のプリンタ。
【0065】
(付記12)
用紙を排出する排出口と、
付記8乃至11のいずれか1項に記載のプリンタと、を備える、
用紙排出装置。
【0066】
(付記13)
用紙を排出する排出口と、
付記1乃至7のいずれか1項に記載の用紙掴み機構と、を備え、
前記用紙掴み機構は、前記印刷部と前記排出口との間の用紙搬送路に配置され、前記排出口から排出される用紙を掴む、
用紙排出装置。
【0067】
(付記14)
用紙を排出する排出口と、
前記用紙に印刷を行う印刷部と、
付記1乃至7のいずれか1項に記載の用紙掴み機構と、を備え、
前記用紙掴み機構は、前記印刷部と前記排出口との間の用紙搬送路に配置され、前記排出口から排出される用紙を掴む、
商品情報処理装置。
【0068】
(付記15)
用紙を排出する排出口と、
前記用紙に印刷を行う印刷部と、
付記1乃至7のいずれか1項に記載の用紙掴み機構と、を備え、
前記用紙掴み機構は、前記印刷部と前記排出口との間の用紙搬送路に配置され、前記排出口から排出される用紙を掴む、
金融情報処理装置。