【0028】
本発明は好ましい実施形態に関して説明されてきたが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなく様々な変更が行われてよく、等価物がその要素に代用されてよいことが理解されるであろう。その上、本発明の本質的な範囲から逸脱することなく、特定の状況又は材料を本発明の教示に適合させるために多くの修正が行われてよい。そのため、本発明が、本発明を実行するために検討された最良の様式として開示される特定の実施形態に制限されるものではなく、添付される特許請求の範囲の範囲内にある全ての実施形態が本発明に含まれることが意図される。
[実施態様1]
コーティング方法であって、
第1の層(300)を基材(200)上に形成する工程であって、第1の層(300)を形成する工程が、未使用粉体粒子(204)を基材(200)上に施工することを含んでいて、未使用粉体粒子(204)が、1種以上の希土類酸化物ドープセラミック酸化物(206)を含む、工程と、
第2の層(302)を第1の層(300)上に形成する工程であって、第2の層(302)を形成する工程が、再利用粉体粒子(208)を第1の層(300)上に施工することを含んでいて、再利用粉体粒子(208)が、1種以上の希土類酸化物ドープセラミック酸化物(206)及び1種以上の外来材料(210)を含む、工程とを含み、
第1の層(300)及び第2の層(302)がコーティング(202)を画成する、コーティング方法。
[実施態様2]
コーティング(202)が、遮熱コーティング、ボンドコーティング、高密度縦割れコーティング、多孔質コーティング、アブレイダブルコーティング及びこれらの組合せからなる群から選択される、実施態様1に記載のコーティング方法。
[実施態様3]
基材(200)がタービン部品(102)である、実施態様1に記載のコーティング方法。
[実施態様4]
1種以上の希土類酸化物ドープセラミック酸化物(206)がイットリア安定化ジルコニアを含む、実施態様1に記載のコーティング方法。
[実施態様5]
再利用粉体粒子(208)を形成する工程であって、再利用粉体粒子(208)を形成する工程が、
1種以上の希土類酸化物ドープセラミック酸化物(206)及び1種以上の外来材料(210)を含む混合物に、1種以上の外来材料(210)の一部を有する1又はそれ以上の常磁性部分と、1種以上の希土類酸化物ドープセラミック酸化物(206)の一部を含む反磁性部分を生じるために効果的な条件下で、1以上の磁場を印加すること、
混合物に、1種以上の外来材料(210)を含む第1の常磁性部分と、1種以上の希土類酸化物ドープセラミック酸化物(206)と混合した1種以上の外来材料(210)を含む常磁性−反磁性部分を生じるために効果的な条件下で、第1の磁場を印加すること、及び
常磁性−反磁性部分に、常磁性の1種以上の外来材料(210)を反磁性の1種以上の希土類酸化物ドープセラミック酸化物(206)から分離するために効果的な条件下で、第2の磁場を印加すること、を含み、
第1の磁場が第2の磁場よりも弱い、工程をさらに含む、実施態様1に記載のコーティング方法。
[実施態様6]
再利用粉体粒子(208)が、約70重量%以上の1種以上の希土類酸化物ドープセラミック酸化物(206)を含む、実施態様1に記載のコーティング方法。
[実施態様7]
未使用粉体粒子(204)及び再利用粉体粒子(208)を施工する工程が、空気プラズマ溶射、高速酸素燃料熱溶射、高速空気燃料溶射、真空プラズマ溶射、コールドスプレー及びその組合せからなる群から選択される施工技術を含む、実施態様1に記載のコーティング方法。
[実施態様8]
第2の層(302)を形成する工程が、再利用粉体粒子(208)と未使用粉体粒子(204)を混合して、粉体粒子の混合物(212)を形成することを含む、実施態様1に記載のコーティング方法。
[実施態様9]
粉体粒子の混合物(212)が、約25重量%以上の未使用粉体粒子(204)を含む、実施態様8に記載の方法。
[実施態様10]
コーティング方法であって、
1種以上の希土類酸化物ドープセラミック酸化物(206)を含む未使用粉体粒子(204)と、1種以上の希土類酸化物ドープセラミック酸化物(206)及び1種以上の外来材料(210)とを含む再利用粉体粒子(208)とを混合して、粉体粒子の混合物(212)を形成する工程と、
粉体粒子の混合物(212)を基材(200)上に施工して、コーティング(202)を形成する工程とを含む、コーティング方法。
[実施態様11]
コーティング(202)が、遮熱コーティング、ボンドコーティング、高密度縦割れコーティング、多孔質コーティング、アブレイダブルコーティング及びこれらの組合せからなる群から選択される、実施態様10に記載のコーティング方法。
[実施態様12]
基材(200)がタービン部品(102)である、実施態様10に記載のコーティング方法。
[実施態様13]
1種以上の希土類酸化物ドープセラミック酸化物(206)がイットリア安定化ジルコニアを含む、実施態様10に記載のコーティング方法。
[実施態様14]
再利用粉体粒子(208)を形成する工程であって、再利用粉体粒子(208)を形成する工程が、
1種以上の希土類酸化物ドープセラミック酸化物(206)及び1種以上の外来材料(210)を含む混合物に、1種以上の外来材料(210)の一部を有する1又はそれ以上の常磁性部分と、1種以上の希土類酸化物ドープセラミック酸化物(206)の一部を含む反磁性部分を生じるために効果的な条件下で、1以上の磁場を印加すること、
混合物に、1種以上の外来材料(210)を含む第1の常磁性部分と、1種以上の希土類酸化物ドープセラミック酸化物(206)と混合した1種以上の外来材料(210)を含む常磁性−反磁性部分を生じるために効果的な条件下で、第1の磁場を印加すること、及び
常磁性−反磁性部分に、常磁性の1種以上の外来材料(210)を反磁性の1種以上の希土類酸化物ドープセラミック酸化物(206)から分離するために効果的な条件下で、第2の磁場を印加すること、を含み、
第1の磁場が第2の磁場よりも弱い、工程をさらに含む、実施態様10に記載のコーティング方法。
[実施態様15]
再利用粉体粒子(208)が、約70重量%以上の1種以上の希土類酸化物ドープセラミック酸化物(206)を含む、実施態様10に記載のコーティング方法。
[実施態様16]
粉体粒子の混合物(212)を施工する工程が、空気プラズマ溶射、高速酸素燃料熱溶射、高速空気燃料溶射、真空プラズマ溶射、コールドスプレー及びその組合せからなる群から選択される施工技術を含む、実施態様10に記載のコーティング方法。
[実施態様17]
粉体粒子の混合物(212)が、約25重量%以上の未使用粉体粒子(204)を含む、実施態様10に記載の方法。
[実施態様18]
基材(200)及び基材(200)上のコーティング(202)を含む被覆物品(100)であって、コーティング(202)が、
1種以上の希土類酸化物ドープセラミック酸化物(206)を含む未使用粉体粒子(204)、及び
1種以上の希土類酸化物ドープセラミック酸化物(206)及び1種以上の外来材料(210)を含む再利用粉体粒子(208)
を含む、被覆物品(100)。
[実施態様19]
コーティング(202)が、未使用粉体粒子(204)を含む第1の層(300)と、再利用粉体粒子(208)を含む第2の層(302)とを含む、実施態様18に記載の被覆物品(100)。
[実施態様20]
基材(200)がタービン部品であり、コーティング(202)が、遮熱コーティング、ボンドコーティング、高密度縦割れコーティング、多孔質コーティング、アブレイダブルコーティング及びこれらの組合せからなる群から選択される、実施態様18に記載の被覆物品(100)。