特許第6971602号(P6971602)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6971602レンジエクステンダーおよび回路保護方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6971602
(24)【登録日】2021年11月5日
(45)【発行日】2021年11月24日
(54)【発明の名称】レンジエクステンダーおよび回路保護方法
(51)【国際特許分類】
   H02H 7/12 20060101AFI20211111BHJP
   B60L 3/06 20060101ALN20211111BHJP
   B60L 50/40 20190101ALN20211111BHJP
   B60L 50/60 20190101ALN20211111BHJP
   B60L 50/62 20190101ALN20211111BHJP
   H02J 7/00 20060101ALN20211111BHJP
【FI】
   H02H7/12 G
   !B60L3/06 C
   !B60L50/40
   !B60L50/60
   !B60L50/62
   !H02J7/00 302A
【請求項の数】10
【外国語出願】
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2017-58490(P2017-58490)
(22)【出願日】2017年3月24日
(65)【公開番号】特開2017-175906(P2017-175906A)
(43)【公開日】2017年9月28日
【審査請求日】2020年3月17日
(31)【優先権主張番号】201610176811.6
(32)【優先日】2016年3月25日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】390041542
【氏名又は名称】ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ
(74)【代理人】
【識別番号】100105588
【弁理士】
【氏名又は名称】小倉 博
(74)【代理人】
【識別番号】100129779
【弁理士】
【氏名又は名称】黒川 俊久
(74)【代理人】
【識別番号】100113974
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 拓人
(72)【発明者】
【氏名】フェイ・リ
【審査官】 右田 勝則
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−295749(JP,A)
【文献】 特表2007−529185(JP,A)
【文献】 特開2015−035840(JP,A)
【文献】 米国特許第05179508(US,A)
【文献】 中国特許出願公開第101252313(CN,A)
【文献】 特開2010−057291(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02H 7/12
H02J 7/00
B60L 50/40
B60L 50/60
B60L 50/62
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の入力側(101)および第1の出力側(103)を有する第1のDC/DC変換器(11)と、
第2の入力側(102)および第2の出力側(104)を有する第2のDC/DC変換器(12)であって、前記第2の出力側(104)が、記第1の出力側(103)に結合される、第2のDC/DC変換器(12)と、
前記第1の入力側(101)と前記第1の出力側(103)との間に結合された第1のバイパスデバイス(13)と、
前記第2の入力側(102)と前記第2の出力側(104)との間に結合された第2のバイパスデバイス(14)と、
それぞれ前記第1の入力側(101)の第1の入力電圧(Vi1)および前記第2の入力側(102)の第2の入力電圧(Vi2)を通常モードにおいて臨界電圧よりも高い出力電圧(V)に変換するために前記第1および第2のDC/DC変換器(11、12)を制御
前記出力電圧(V)が前記臨界電圧よりも低く、前記第1の入力電圧(Vi1)が前記第2の入力電圧(Vi2)よりも高いときの第1の安全モードにおいて前記第1DC/DC変換器(1迂回させるように前記第1のバイパスデバイス(13)を制御し、
前記出力電圧(V)が前記臨界電圧よりも低く、前記第2の入力電圧(Vi2)が前記第1の入力電圧(Vi1)よりも高いときの第2の安全モードにおいて、前記第2のDC/DC変換器(12)を迂回させるように前記第2のバイパスデバイス(14)を制御することを選択的に行うように構成された制御器(18)であって、前記臨界電圧が、前記第1および第2の入力電圧(Vi1、Vi2)のうちの高い方の電圧と前記第1及び第2のバイパスデバイス(13)の対応するバイパスデバイスの電圧降下の差に等しい、制御器(18)とを備える、レンジエクステンダー(10)。
【請求項2】
第1の入力側(101)および第1の出力側(103)を有する第1のDC/DC変換器(11)と、
第2の入力側(102)および第2の出力側(104)を有する第2のDC/DC変換器(12)であって、前記第2の出力側(104)が、記第1の出力側(103)に結合される、第2のDC/DC変換器(12)と、
前記第1の入力側(101)と前記第1の出力側(103)との間に結合された第1のバイパスデバイス(13)と、
前記第2の入力側(102)と前記第2の出力側(104)との間に結合された第2のバイパスデバイス(14)と、
それぞれ前記第1の入力側(101)の第1の入力電圧(Vi1)および前記第2の入力側(102)の第2の入力電圧(Vi2)を通常モードにおいて臨界電圧よりも高い出力電圧(V)に変換するために前記第1および第2のDC/DC変換器(11、12)を制御
前記出力電圧(V)が前記臨界電圧よりも低く、前記第1の入力電圧(Vi1)が前記第2の入力電圧(Vi2)よりも高いときの第1の安全モードにおいて前記第1DC/DC変換器(1迂回させるように前記第1のバイパスデバイス(13)を制御し、
前記出力電圧(V)が前記臨界電圧よりも低く、前記第2の入力電圧(Vi2)が前記第1の入力電圧(Vi1)よりも高いときの第2の安全モードにおいて、前記第2のDC/DC変換器(12)を迂回させるように前記第2のバイパスデバイス(14)を制御することを選択的に行うように構成された制御器(18とを備える、レンジエクステンダー(10)。
【請求項3】
第1の入力側(101)および第1の出力側(103)を有する第1のDC/DC変換器(11)と、
第2の入力側(102)および第2の出力側(104)を有する第2のDC/DC変換器(12)であって、前記第2の出力側(104)が、前記第1のDC/DC変換器(11)の前記第1の出力側(103)に結合される、第2のDC/DC変換器(12)と、
前記第1の入力側(101)と前記第1の出力側(103)との間に結合された第1のバイパスデバイス(13)と、
前記第2の入力側(102)と前記第2の出力側(104)との間に結合された第2のバイパスデバイス(14)と、
それぞれ前記第1の入力側(101)の第1の入力電圧(Vi1)および前記第2の入力側(102)の第2の入力電圧(Vi2)を通常モードにおいて臨界電圧よりも高い出力電圧(V)に変換するために前記第1および第2のDC/DC変換器(11、12)を有し、前記出力電圧(V)が前記臨界電圧よりも低いときの安全モードにおいて、対応するバイパスデバイスによって、より高い入力電圧を有する前記第1および第2のDC/DC変換器(11、12)のうちの一方を迂回させるように構成された制御器(18)であって、前記臨界電圧が、前記第1および第2の入力電圧(Vi1、Vi2)のうちの高い方の電圧以下である、制御器(18)とを備える、レンジエクステンダー(10)。
【請求項4】
入力側(101、102)および出力側(103、104)を有する少なくとも1つのDC/DC変換器(11、12)と、
前記入力側(101、102)と前記出力側(103、104)との間に結合された少なくとも1つのバイパスデバイス(13、14)と、
前記入力側(101、102)の入力電圧(Vi1、Vi2)を通常モードにおいて臨界電圧よりも高い前記出力側(103、104)の出力電圧(V)に変換するために前記D
C/DC変換器(11、12)を有し、前記出力電圧(V)が前記臨界電圧よりも低いときの安全モードにおいて前記バイパスデバイス(13、14)によって前記DC/DC変換器(11、12)を迂回させるように構成された制御器(18)であって、前記臨界電圧が前記入力電圧(Vi1、Vi2)以下である、制御器(18)とを備え
前記バイパスデバイス(13、14)が、前記通常モードにおいて開いており、前記安全モードにおいて閉じているバイパススイッチを備えるレンジエクステンダー(10)。
【請求項5】
入力側(101、102)および出力側(103、104)を有する少なくとも1つのDC/DC変換器(11、12)と、
前記入力側(101、102)と前記出力側(103、104)との間に結合された少なくとも1つのバイパスデバイス(13、14)と、
前記入力側(101、102)の入力電圧(Vi1、Vi2)を通常モードにおいて臨界電圧よりも高い前記出力側(103、104)の出力電圧(V)に変換するために前記D
C/DC変換器(11、12)を有し、前記出力電圧(V)が前記臨界電圧よりも低いときの安全モードにおいて前記バイパスデバイス(13、14)によって前記DC/DC変換器(11、12)を迂回させるように構成された制御器(18)であって、前記臨界電圧が前記入力電圧(Vi1、Vi2)以下である、制御器(18)と
前記出力電圧(V)が前記臨界電圧よりも低いかどうかを決定するように構成された比較器とを備えるレンジエクステンダー(10)。
【請求項6】
前記第1のバイパスデバイス(1)が、第1のバイパススイッチを備え、前記第2のバイパスデバイス(14)が、第2のバイパススイッチを備え、前記制御器(18)がさらに、前記通常モードにおいて前記第1及び第2のバイパススイッチを、前記第1の安全モードにおいて前記第1のバイパススイッチを閉じ、前記第2の安全モードにおいて前記第2のバイパススイッチを閉じように構成される、請求項1乃至3のいずれかに記載のレンジエクステンダー(10)。
【請求項7】
前記第1のバイパスデバイス(13)が、前記第1の入力側(101)に結合されたアノードと、前記第1の出力側(103)に結合されたカソードとを有する第1のダイオード(D1)を備える、請求項1乃至3、6のいずれかに記載のレンジエクステンダー(10)。
【請求項8】
前記第2のバイパスデバイス(14)が、前記第2の入力側(102)に結合されたアノードと、前記第2の出力側(104)に結合されたカソードとを有する第2のダイオード(D2)を備える、請求項1乃至3、6、7のいずれかに記載のレンジエクステンダー(10)。
【請求項9】
前記第1のDC/DC変換器(11)が、直列に接続され、前記第1の出力側(103)の両端間に結合された第1及び第2のスイッチデバイス(S1、S2)と、前記第1及び第2のスイッチデバイス(S1、S2)の間の点に結合される第1の端部と、前記第1の入力側(101)に結合される第2の端部とを有する第1のインダクタ(L1)とを備え、
前記第2のDC/DC変換器(12)が、直列に接続され、前記第2の出力側(104)の両端間に結合された第3及び第4のスイッチデバイス(S3、S4)と、前記第3及び第4のスイッチデバイス(S3、S4)の間の点に結合される第1の端部と、前記第2の入力側(102)に結合される第2の端部とを有する第2のインダクタ(L2)とを備える、請求項1乃至3、6乃至8のいずれかに記載のレンジエクステンダー(10)。
【請求項10】
DC/DC変換器(11、12)によって入力側(101、102)の入力電圧(Vi1、Vi2)を出力側(103、104)の出力電圧(V)に変換するステップを含む、レンジエクステンダー(10)を通常モードで動作させるステップであって、前記レンジエクステンダー(10)が、前記入力側(101、102)および前記出力側(103、104)を有する少なくとも1つの前記DC/DC変換器(11、12)と、前記入力側(101、102)と前記出力側(103、104)との間に結合された少なくとも1つのバイパスデバイス(13、14)とを備え、前記出力電圧(V)が臨界電圧よりも高い、動作させるステップと、
前記出力電圧(V)が前記臨界電圧よりも低いとき、前記バイパスデバイス(13、14)によって前記DC/DC変換器(11、12)を迂回するステップを含む、前記レンジエクステンダー(10)を安全モードで動作させるステップとを含む、回路保護方法であって、
前記臨界電圧が前記入力電圧(Vi1、Vi2)以下であり、
前記DC/DC変換器(11、12)が、前記DC/DC変換器(11、12)の前記出力側(103、104)の両端間に直列に結合された第1のスイッチデバイス(S1)および第2のスイッチデバイス(S2)と、前記第1のスイッチデバイス(S1)と前記第2のスイッチデバイス(S2)との間に結合された第1の端部および前記DC/DC変換器(11、12)の前記入力側(101、102)に結合された第2の端部を有するインダクタ(L1、L2)とを備える、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、レンジエクステンダーおよび回路保護方法に関する。
【背景技術】
【0002】
レンジエクステンダーとは、電気自動車上に搭載され、電気自動車の走行距離を増加させるように構成された追加のエネルギー貯蔵構成部品のことである。昇圧直流変換器を備えたレンジエクステンダーの通常動作モードにおいて、レンジエクステンダーの出力電圧は、入力電圧よりも高く、レンジエクステンダーの出力電圧を安定させるために比例積分制御器によって閉ループ制御が実施される。しかし、電気負荷の突然の増加、例えば、電気自動車の加速過程の場合、出力電圧は、突然減少し、次いで、比例積分制御器が出力電圧を引き上げるためにレンジエクステンダーの送電路に配置されたスイッチデバイスをオンにする。その結果、送電路におけるインダクタの両端間に正電圧があり、それによって、インダクタおよびスイッチデバイス中を流れる電流が急増する。スイッチデバイスは、電流がスイッチデバイスの最大電流よりも高い値まで増加したとき壊れる。いくつかの従来の方法において、この問題は、過電流保護デバイスを設けることによって回避される。電流が既定値よりも高い値まで増加するとき、過電流保護デバイスが、電気負荷に働きを停止させるためにレンジエクステンダーの主スイッチをオフにするようにトリガされ、それによって、電気負荷の通常動作が影響される。特に電気自動車の場合、これは、使用者の安全走行に非常に有害となる。
【0003】
したがって、上述の問題のうちの少なくとも1つを解決するために、新たなレンジエクステンダーおよび回路保護方法を提供することが必要とされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第8648572号公報
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
回路保護方法が、レンジエクステンダーを通常モードで動作させるステップを含み、レンジエクステンダーは、入力側および出力側を有する少なくとも1つのDC/DC変換器と、入力側と出力側との間に結合された少なくとも1つのバイパスデバイスとを備える。レンジエクステンダーを通常モードで動作させるステップは、DC/DC変換器によって入力側の入力電圧を出力側の出力電圧に変換するステップを含み、出力電圧は臨界電圧よりも高い。方法は、出力電圧が臨界電圧よりも低いときの安全モードでレンジエクステンダーを動作させるステップをさらに含む。レンジエクステンダーを安全モードで動作させるステップは、バイパスデバイスによってDC/DC変換器を迂回するステップを含み、臨界電圧は入力電圧以下である。
【0006】
レンジエクステンダーが、入力側および出力側を有する少なくとも1つのDC/DC変換器と、入力側と出力側との間に結合された少なくとも1つのバイパスデバイスと、制御器とを備える。通常モードでは、制御器は、入力側の入力電圧を出力側の出力電圧に変換するためにDC/DC変換器を制御するように構成され、出力電圧は臨界電圧よりも高い。安全モードでは、すなわち、出力電圧が臨界電圧よりも低いとき、制御器は、バイパスデバイスによってDC/DC変換器を迂回させるように構成され、臨界電圧は入力電圧以下である。
【0007】
レンジエクステンダーが、第1のDC/DC変換器と、第2のDC/DC変換器と、第1のバイパスデバイスと、第2のバイパスデバイスと、制御器とを備える。第1のDC/DC変換器は、第1の入力側と第1の出力側とを有する。第2のDC/DC変換器は、第2の入力側と第2の出力側とを有し、第2の出力側は、第1のDC/DC変換器の第1の出力側に結合される。第1のバイパスデバイスは、第1の入力側と第1の出力側との間に結合される。第2のバイパスデバイスは、第2の入力側と第2の出力側との間に結合される。通常モードでは、制御器は、それぞれ第1の入力側の第1の入力電圧および第2の入力側の第2の入力電圧を臨界電圧よりも高い出力電圧に変換するために第1および第2のDC/DC変換器を制御するように構成される。安全モードでは、すなわち、出力電圧が臨界電圧よりも低いとき、制御器は、対応するバイパスデバイスによって迂回された、より高い入力電圧を有する、第1および第2のDC/DC変換器のうちの一方を有するように構成され、臨界電圧は、第1および第2の入力電圧のうちの高い方の電圧以下である。
【0008】
本開示のこれらのおよび他の特徴、態様、および利点は、以下の詳細な説明を、図面全体を通して同様の文字が同様の部分を表す添付の図面を参照して読んだとき、より良く理解されることになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本開示の例示的な実施形態によるレンジエクステンダーの概略図である。
図2】本開示の別の例示的な実施形態によるレンジエクステンダーの概略図である。
図3】本開示の例示的な実施形態による回路保護方法を示す流れ図である。
図4】本開示の別の例示的な実施形態による回路保護方法を示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下は、これらの実施形態の簡潔な説明である。任意の工学または設計プロジェクトと同様に任意の実際の実装形態の開発において、実装形態によって異なることがあるシステム関連およびビジネス関連の制約の順守など、開発業者特有の目的を達成するために、数多くの実装形態特有の決定をしなければならないことを理解されたい。さらに、そのような開発努力は、本開示の利益を有する当業者にとっては設計、製作、および製造の日常の仕事であるはずであることを理解されたい。
【0011】
特に他の定義がない限り、本明細書に使用される技術および科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって通常理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で使用される場合、「第1の(first)」、「第2の(second)」、「第3の(third)」、「第4の(fourth)」などの用語は、いかなる順序、数量、または重要度を表すのでもなく、1つの要素を別の要素と区別するのに使用される。また、「1つの(a)」」および「1つの(an)」という用語は、数量の限度を表すのではなく、参照された品目のうちの少なくとも1つの存在を表す。「または(or)」という用語は、包含的であり、列挙された品目のうちのいずれか、いくつか、またはすべてのいずれかを意味することが意図される。「含む(including)」、「備える(comprising)」または「有する(having)」およびそれらの変形の使用は、それの後に列挙された品目、およびそれと同等のもの、ならびに追加の品目を包含することを意味する。
【0012】
本開示の実施形態は、電気自動車、例えば、純粋電気自動車に適用することができるレンジエクステンダーに関する。レンジエクステンダーは、電気負荷が急増した場合に正常に動作することができ、電気負荷の連続および安定動作を確実にする。レンジエクステンダーは、少なくとも1つのDC/DC変換器と、DC/DC変換器に並列に接続された少なくとも1つのバイパスデバイスと、DC/DC変換器およびバイパスデバイスを制御するように構成された制御器とを備える。
【0013】
図1を参照すると、図1に示す実施形態において、レンジエクステンダー10が、第1のエネルギー貯蔵デバイス20と電気負荷30との間に結合される。第1のエネルギー貯蔵デバイス20は、レンジエクステンダー10を通してエネルギーを電気負荷30に提供することができる。レンジエクステンダー10は、第1のDC/DC変換器11と、第1のDC/DC変換器11に並列に接続された第1のバイパスデバイス13と、第2のDC/DC変換器12と、第2のDC/DC変換器12に並列に接続された第2のバイパスデバイス14と、第2のエネルギー貯蔵デバイス15と、制御器18とを備える。
【0014】
第1のDC/DC変換器11は、第1の入力側101と第1の出力側103とを有し、第1のバイパスデバイス13は、第1の入力側101と第1の出力側103との間に結合される。図1に示すように、第1の入力側101は、第1のエネルギー貯蔵デバイス20に結合され、第1のDC/DC変換器11は、第1の入力側101を介して第1の入力電圧Vi1を第1のエネルギー貯蔵デバイス20から受け取る。第1の出力側103は、電気負荷30に結合され、第1のDC/DC変換器11は、第1の出力側103を介して出力電圧V0を電気負荷30に提供する。第1のエネルギー貯蔵デバイス20は、高エネルギー電池(鉛酸蓄電池などの)、スーパーキャパシタ、発電機、燃料電池、太陽光発電インバータ電力供給装置またはそれらの組合せを備えることができる。
【0015】
第2のDC/DC変換器12は、第2の入力側102と第2の出力側104とを有し、第2のバイパスデバイス14は、第2の入力側102と第2の出力側104との間に結合される。第2の入力側102は、第2のエネルギー貯蔵デバイス15に結合され、第2のDC/DC変換器12は、第2の入力側102を介して第2の入力電圧Vi2を第2のエネルギー貯蔵デバイス15から受け取る。第2の出力側104は、第1の出力側103に結合され、電気負荷30にも結合される。第2のDC/DC変換器12は、第2の出力側104を介して出力電圧V0を電気負荷30に提供する。第2のエネルギー貯蔵デバイス15は、スーパーキャパシタを備えることができる。
【0016】
第1のDC/DC変換器11および第2のDC/DC変換器12は、昇圧モードで働く昇圧変換器または昇降圧変換器でよい。第1のDC/DC変換器11および第1のバイパスデバイス13は第1の変換ユニットを構成し、第2のDC/DC変換器12および第2のバイパスデバイス14は第2の変換ユニットを構成する。
【0017】
いくつかの実施形態において、制御器18は、第1の変換ユニットおよび第2の変換ユニットを別々に制御することができ、したがって、第1のエネルギー貯蔵デバイス20または第2のエネルギー貯蔵デバイス15だけがエネルギーを電気負荷30に提供する場合に適用することができる。例えば、制御器18によって第1の変換ユニットを制御するための方法は、以下のように説明される。制御器18によって第2の変換ユニットを制御するための方法は、第1の変換ユニットを制御するための方法と同様である。
【0018】
通常モードでは、制御器18は、第1の入力側101の第1の入力電圧Vi1を第1の出力側103の出力電圧V0に変換するために第1のDC/DC変換器11を制御し、出力電圧V0は臨界電圧よりも高く、臨界電圧は第1の入力電圧Vi1以下である。一定の電気負荷の場合、出力電圧V0の値は、制御器18の制御下で基本的に一定である。
【0019】
電気負荷が急に増加する場合、出力電圧V0が急に減少する。出力電圧V0が臨界電圧まで減少するとき、安全モードがトリガされ、制御器18は、第1のバイパスデバイス13によって第1のDC/DC変換器11を迂回させる。本明細書に記述する「迂回する(Bypass)」は、構成部品の入力側と出力側とを接続し、その結果、構成部品中を流れる電流が何もないことを表す。図1に示すように、制御器18は、第1のDC/DC変換器11を迂回するために第1のバイパスデバイス13をオンにすることによって第1の入力側101と第1の出力側103とを接続する。この実施形態において、第1のDC/DC変換器11が迂回された後、ほとんどの電流は第1のバイパスデバイス13中を流れ、第1のDC/DC変換器11中を流れる電流はほとんどなく、したがって、その中の構成部品は損傷されず、過電流保護デバイスは、電気負荷30をさらに停止するためにトリガはされない。その一方で、第1のバイパスデバイス13は第1の入力側101と第1の出力側103とを接続するので、第1の出力側103の出力電圧V0が急激に引き上げられる。出力電圧V0が臨界電圧よりも高い値まで増加したとき、制御器18は、第1のDC/DC変換器11を再度通常モードで動作させる。例えば、制御器18は、第1のバイパスデバイス13をオフにすることによって第1のDC/DC変換器11をまた通常モードに切り替えさせることができる。このようにして、出力電圧V0は、増加時間の後はもう増加せず、次いで安定状態を維持する。
【0020】
上記の実施形態において、通常モードの動作条件は、出力電圧V0が臨界電圧よりも高くなるように設定される。出力電圧V0が臨界電圧以下であるとき、安全モードが動作される。特定の動作において、出力電圧V0が臨界電圧まで降下したとき、安全モードがトリガされ、すなわち、安全モードのトリガ条件は出力電圧V0が臨界電圧まで減少するように設定される。上記の実施形態において、臨界電圧は、第1の入力電圧Vi1よりも低くてよい。
【0021】
他の実施形態において、通常モードおよび安全モードの動作方法は、上記の実施形態において説明された方法と同様である。上記の実施形態と異なり、通常モードの動作条件は、出力電圧V0が臨界電圧以上であるように設定され、出力電圧V0が臨界電圧よりも低いとき、安全モードが動作させられる。特定の動作において、出力電圧V0が臨界電圧よりも低い値まで降下したとき、安全モードがトリガされ、すなわち、安全モードのトリガ条件は、出力電圧V0が臨界電圧よりも低い値まで減少することである。
【0022】
いくつかの実施形態において、臨界電圧は、第1の入力電圧Vi1に等しい。出力電圧が第1の入力電圧Vi1よりも低い値まで減少したとき、制御器18は、第1の変換ユニットを通常モードから安全モードに切り替える。出力電圧が第1の入力電圧Vi1まで増加したとき、制御器18は、第1の変換ユニットを安全モードから通常モードに切り替える。
【0023】
他の実施形態において、臨界電圧は、第1の入力電圧Vi1よりも低い。出力電圧が第1の入力電圧Vi1よりも低い値まで減少したとき、および同時に、第1のDC/DC変換器11中を流れる電流が第1のDC/DC変換器11の過電流保護をトリガさせるのに十分な電流値または最大電流値に達しないとき、制御器は第1の変換ユニットを通常モードから安全モードに切り替える。
【0024】
第1のバイパスデバイス13は、通常モードでオフにされ、安全モードでオンにされるバイパススイッチを備えることができる。バイパススイッチは、トランジスタやMOSFETなどの能動スイッチでよい。制御器18は、制御信号を能動スイッチに送ることによって能動スイッチをオンまたはオフとするように制御することができる。
【0025】
図2を参照すると、いくつかの実施形態において、第1の変換ユニットは、第1のDC/DC変換器11と、第1のDC/DC変換器11に並列に接続された第1のバイパスデバイスとを備える。第1のDC/DC変換器11は、第1のスイッチデバイスS1と、第2のスイッチデバイスS2と、第1のインダクタL1とを備える。第1のスイッチデバイスS1および第2のスイッチデバイスS2は、直列におよび第1の出力側103の両端間に結合される。インダクタL1は、第1の端部と第2の端部とを有し、第1の端部は、第1のスイッチデバイスと第2のスイッチデバイスとの間の点Aに結合され、第2の端部は、第1のDC/DC変換器11の第1の入力側101に結合される。第1のバイパスデバイスは、第1の入力側101に結合されたアノードと、第2の出力側103に結合されたカソードとを有するダイオードD1を備える。通常モードでは、第1のエネルギー貯蔵デバイス20は、インダクタL1および第1のスイッチデバイスS1を通してエネルギーを電気負荷30に提供する。安全モードでは、インダクタL1および第1のスイッチデバイスS1は、ダイオードD1によって迂回され、第1のエネルギー貯蔵デバイス20は、ダイオードD1を通してエネルギーを電気負荷30に提供する。
【0026】
いくつかの実施形態において、ダイオードの電圧降下は、無視できるほどであり得、したがって、臨界電圧は、第1の入力電圧Vi1に等しい。通常モードでは、ダイオードD1は、遮断され、第1のエネルギー貯蔵デバイス20は、第1のDC/DC変換器11を通してエネルギーを電気負荷30に提供する。安全モードでは、ダイオードD1は、第1のDC/DC変換器11を迂回するためにオンにされる。
【0027】
他の実施形態において、ダイオードの電圧降下は、考慮に入れられ、したがって、臨界電圧は、実質的に第1の入力電圧Vi1と電圧降下との差に等しく、ダイオードの電圧降下は、約0Vから約2Vの範囲にある。
【0028】
第2の変換ユニットは、第2のDC/DC変換器12と、第2のDC/DC変換器12に並列に接続された第2のバイパスデバイスとを備える。第2のDC/DC変換器12は、第3のスイッチデバイスS3と、第4のスイッチデバイスS4と、第2のインダクタL2とを備える。第2のバイパスデバイスは、ダイオードD2を備える。第2の変換ユニットの構造および機能は、第1の変換ユニットの構造および機能と同様であり、ここでは繰り返さない。制御器18は、第2の変換ユニットを単独で制御することもできる。第2の変換ユニットを制御するための方法は、第1の変換ユニットの方法と同様であり、ここでは繰り返さない。
【0029】
他の実施形態において、制御器18は、第1の変換ユニットおよび第2の変換ユニットを同時に制御することができ、したがって、第1のエネルギー貯蔵デバイス20および第2のエネルギー貯蔵デバイス15がエネルギーを電気負荷30に同時に提供する場合に適用することができる。この場合、臨界電圧は、第1および第2の入力電圧のうちの高い方の電圧以下となるように設定することができる。
【0030】
図1を再度参照すると、通常モードでは、制御器18は、第1の入力側101の第1の入力電圧Vi1および第2の入力側102の第2の入力電圧Vi2をそれぞれ出力電圧V0に変換するために第1のDC/DC変換器11および第2のDC/DC変換器12を制御し、出力電圧V0は臨界電圧よりも高い。いくつかの実施形態において、臨界電圧は、第1および第2の入力電圧のうちの高い方の電圧に等しくてよい。通常モードでは、出力電圧V0は、第1および第2の入力電圧のうちの高い方の電圧よりも高い。
【0031】
出力電圧V0が臨界電圧まで降下したとき、安全モードがトリガされ、次いで、制御器18は、対応するバイパスデバイスによって迂回された、より高い入力電圧を有する、第1および第2のDC/DC変換器のうちの一方を有する。例えば、第1の入力電圧Vi1が第2の入力電圧Vi2よりも高く、出力電圧V0が臨界電圧まで降下する場合、第1の変換ユニットの安全モードがトリガされ、制御器18は、第1のDC/DC変換器11を迂回するように第1のバイパスデバイス13をオンにする。同時に、第1の入力側101および第1の出力側103は接続され、出力電圧V0が急に増加する。出力電圧V0が臨界電圧よりも高い値まで増加したとき、制御器18は、第1のバイパスデバイス13をオフにし、第1の変換ユニットを再度通常モードで動作させる。
【0032】
上記の実施形態において、通常モードは、出力電圧V0が臨界電圧よりも高いとき動作させられ、安全モードは、出力電圧V0が臨界電圧以下であるとき動作させられる。他の実施形態において、通常モードおよび安全モードの動作方法は、上記の実施形態と同様である。通常モードおよび安全モードの動作条件は、上記の実施形態と異なる。これらの実施形態において、通常モードの動作条件は、出力電圧V0が臨界電圧以上であるように設定され、安全モードの動作条件は、出力電圧V0が臨界電圧よりも低くなるように設定される。
【0033】
いくつかの実施形態において、第1の変換ユニットが安全モードであるとき、制御器18は、第2の変換ユニットに動作を停止させる。具体的には、制御器18は、第2のバイパスデバイスをオフ状態に維持し、第2のDC/DC変換器12に働きを停止させる。例えば、制御器18は、第3のスイッチデバイスS3および第4のスイッチデバイスS4をオフにすることによって第2のDC/DC変換器12を停止させることができる。第3のスイッチデバイスS3および第4のスイッチデバイスS4が能動スイッチである場合、ゼロレベル信号を第3のスイッチデバイスS3および第4のスイッチデバイスS4に送ることによって第2のDC/DC変換器12をオフにすることができる。第1の変換ユニットが安全モードから通常モードにまた切り替わったとき、制御器18は、第2の変換ユニットをまた通常モードに切り替えさせる。
【0034】
レンジエクステンダーは、第1の入力電圧Vi1、第2の入力電圧Vi2および出力電圧V0の値を検出するように構成された検出器をさらに備えることができる。レンジエクステンダーは、出力電圧V0と臨界電圧とを実時間で比較して、出力電圧V0が臨界電圧以下であるかどうかを決定するように構成された比較器をさらに備えることができる。比較器は、第1および第2の入力電圧の値を比較するようにも構成される。
【0035】
本開示の実施形態は、上記のレンジエクステンダー10を動作させられることによって実装される回路保護方法にも関する。いくつかの実施形態において、第1の変換ユニットおよび第2の変換ユニットを別々に制御することができる。第1の変換ユニットを例に挙げると、図3に示すように、回路保護方法40は以下のステップを含む。
【0036】
ステップ41において、レンジエクステンダーは通常モードで動作させられる。具体的には、レンジエクステンダー内の第1のDC/DC変換器が、第1の入力側の入力電圧を第1の出力側の出力電圧に変換し、出力電圧は臨界電圧よりも高く、臨界電圧は第1の入力電圧以下である。
【0037】
ステップ42において、出力電圧が臨界電圧以下であるとき、レンジエクステンダーは、第1のバイパスデバイスによって第1のDC/DC変換器を迂回するステップを含む安全モードで動作させられる。
【0038】
いくつかの実施形態において、第1のバイパスデバイスはバイパススイッチを備える。ステップ41はバイパススイッチをオフにするステップをさらに含み、ステップ42はバイパススイッチをオンにするステップをさらに含む。
【0039】
方法40は、出力電圧が臨界電圧以下であるかどうかを判定するステップを含む、判定するステップをさらに含むことができる。出力電圧が臨界電圧よりも高い場合、DC/DC変換器を正常に動作させる、すなわち、第1の入力電圧を出力電圧に変換するように制御するステップを含む、ステップ41が実施される。出力電圧が臨界電圧以下である場合、第1のバイパスデバイスによって第1のDC/DC変換器を迂回するステップを含む、ステップ42が実施される。
【0040】
いくつかの実施形態において、第1のDC/DC変換器は、第1のエネルギー貯蔵デバイスと電気負荷との間に結合される。第1のDC/DC変換器は、直列におよび出力側の両端間に接続された第1のスイッチデバイスおよび第2のスイッチデバイスと、第1のスイッチデバイスと第2のスイッチデバイスとの間のノードに結合された第1の端部および入力側に結合された第2の端部を有する第1のインダクタとを備える。ステップ41は、第1のインダクタおよび第1のスイッチデバイスを通して第1のエネルギー貯蔵デバイスから電気負荷にエネルギーを伝達するステップを含む。ステップ42は、第1のインダクタおよび第1のスイッチデバイスを迂回するステップを含む。ステップ42は、第1のバイパスデバイスを通して第1のエネルギー貯蔵デバイスから電気負荷にエネルギーを伝達するステップを含む。
【0041】
上記の実施形態において、通常モードは、出力電圧V0が臨界電圧よりも高いとき動作させられ、安全モードは、出力電圧V0が臨界電圧以下であるとき動作させられる。他の実施形態において、通常モードおよび安全モードを動作させるステップは、上記の実施形態に説明する動作させるステップと同様である。動作条件は上記の実施形態と異なる。通常モードの動作条件は、出力電圧V0が臨界電圧以上であるように設定され、安全モードの動作条件は、臨界電圧よりも低い出力電圧V0として設定される。
【0042】
他の実施形態において、制御器18は、第1の変換ユニットおよび第2の変換ユニットを同時に制御し、臨界電圧は、第1および第2の入力電圧のうちの高い方の電圧以下であるように設定することができる。図4に示すように、回路保護方法50は、以下のステップを含む。
【0043】
ステップ51において、レンジエクステンダーは、それぞれ第1の入力電圧および第2の入力電圧を出力電圧に変換するために第1および第2のDC/DC変換器を有するステップを含む、通常モードで動作させられ、出力電圧は臨界電圧よりも高い。
【0044】
ステップ52において、出力電圧が臨界電圧以下であるとき、レンジエクステンダーは、対応するバイパスデバイスによってより高い入力電圧を有する、第1および第2のDC/DC変換器のうちの一方を迂回するステップを含む、安全モードで動作させられる。
【0045】
実施形態において、ステップ52は、より低い入力電圧を有する変換ユニットを停止させるステップをさらに含むことができる。具体的には、変換ユニットのDC/DC変換器内のスイッチデバイスがオフにされ、変換ユニットのバイパスデバイスもオフにされる。
【0046】
方法50は、出力電圧が第1および第2の入力電圧のうちの高い方の電圧よりも低いかどうかを判定するための判定するステップをさらに含むことができる。
【0047】
上記の実施形態において、通常モードは、出力電圧V0が臨界電圧よりも高いとき動作させられ、安全モードは、出力電圧V0が臨界電圧以下であるとき動作させられる。別の実施形態において、通常モードおよび安全モードの動作させるステップは、上記の実施形態と同様である。通常モードおよび安全モードの動作条件は、上記の実施形態と異なる。通常モードの動作条件は、臨界電圧以上である出力電圧V0として設定され、安全モードの動作条件は、出力電圧V0が臨界電圧よりも低くなるように設定される。
【0048】
当業者によって理解されるように、本開示は、その趣旨または不可欠な特性から逸脱することなく他の特定の形態で具現化することができる。したがって、本明細書における開示および説明は、以下の特許請求の範囲に記載される開示の範囲を例示するものであるが、限定するものではないことが意図される。
【符号の説明】
【0049】
10 レンジエクステンダー
11 第1のDC/DC変換器
12 第2のDC/DC変換器
13 第1のバイパスデバイス
14 第2のバイパスデバイス
15 第2のエネルギー貯蔵デバイス
18 制御器
20 第1のエネルギー貯蔵デバイス
30 電気負荷
101 第1の入力側
102 第2の入力側
103 第1の出力側
104 第2の出力側
D1 ダイオード
D2 ダイオード
L1 第1のインダクタ
L2 第2のインダクタ
S1 第1のスイッチデバイス
S2 第2のスイッチデバイス
S3 第3のスイッチデバイス
S4 第4のスイッチデバイス
i1 第1の入力電圧
i2 第2の入力電圧
0 出力電圧
40 回路保護方法
41 ステップ
42 ステップ
50 回路保護方法
51 ステップ
52 ステップ
図1
図2
図3
図4