【実施例1】
【0019】
図1から
図6を参照して、実施例1の複合蓄電システムおよび複合蓄電システムの制御方法について説明する。
図1は本実施例の複合蓄電システムを搭載する電気自動車のシステム構成を示している。
図2は
図1における電池部13の構成を示し、
図3は
図2におけるDCDCコンバータ22の構成を示している。
図4は複合蓄電システムの容量型電池とパワー型電池パックのそれぞれの開放電圧OCV(Open Circuit Voltage)の相関関係を示す図である。
図5はパワー型電池パックの電圧変換例を示す図である。また、
図6は
図1のECU14のシーケンスを示すフローチャートである。
【0020】
図1に示すように、本実施例の複合蓄電システムを搭載する電気自動車10は、主要な構成として、モータジェネレータ11、インバータ12、電池部(蓄電池)13、上位コントローラであるECU14(電子制御装置:Electronic Control Unit)、ECU14と電池部13およびインバータ12との間において情報をやり取りする通信線15を備えている。
【0021】
電気自動車10は、走行時には電池部13からインバータ12へ電力を供給し、モータジェネレータ11を回転駆動させて走行する。一方、回生時にはモータジェネレータ11で発電した電力がインバータ12で整流されて電池部13に充電される。なお、
図1の電気自動車10では、モータとジェネレータを兼用する(同じものを使う)構成としているが、電動モータとジェネレータを別個に備える構成であっても良い。
【0022】
次に、
図2を用いて、電池部(蓄電池)13の構成について説明する。電池部13は、パワー型電池パック21、DCDCコンバータ22、第二電池23、および持続力を保持するための容量型電池(容量型電池パック)24から構成される。
【0023】
なお、容量型電池24は既存の電気自動車(EV)に搭載されているオリビン鉄リチウムイオン電池やニッケル・マンガン・コバルトのリチウムイオン電池を用いても良いし、別途半固体のリチウムイオン電池や鉛電池、ニッケル水素電池、燃料電池、一次電池などを用いても良い。また、パワー型電池パック21とDCDCコンバータ22は一体化しても良い。第二電池23は既存の電気自動車(EV)に搭載されている12V鉛電池を用いても良いし、別途電池を用意しても良い。また、DCDCコンバータ22は、双方向昇圧チョッパを利用する双方向DCDCコンバータとしても良い。双方向昇圧チョッパの構成例としては、後述する
図3のような構成としても良い。
【0024】
図3を用いて、DCDCコンバータ22の構成について説明する。DCDCコンバータ22は、
図3に示すように、パワー型電池パック21のGND端子に32の端子(パワー型電池パックGND端子接続端子32)を繋ぎ、第二電池23の+端子に34の端子(第二電池+端子接続端子34)を接続する。DCDCコンバータ22には制御回路35があり、端子32の電圧もしくは端子34の電圧を制御したり、パワー型電池パック21から流れる電流を計測する電流センサ31を指令値(ECU14からの値)に制御したり、もしくは第二電池23に流れる電流を計測する電流センサ33の値を指令値(ECU14からの値)に制御する。
【0025】
ここで、電流センサ31はパワー型電池パック21内に設けても良く、第二電池側の電流センサ33とその他の電圧情報から推定できるならば必ずしも設ける必要はない。同様に、電流センサ33もその他の電圧情報や電流情報から推定できるならば必ずしも設ける必要はない。
【0026】
次に、
図2の電圧・電流収支を、パワー型電池パック21が48V定格、第二電池23を既存の12V鉛電池、容量型電池24の定格が52Vの例で説明する。この場合、パワー型電池パック21(48V)が容量型電池24(52V)に対して4V不足しているため、DCDCコンバータ22にて4V分(略3V〜4V分程度)を補うことになる。この4Vのエネルギー源は12V鉛電池をDCDCコンバータ22にて降圧させることで補う。
【0027】
DCDCコンバータ22をパワー型電池パック21の下に取り付ける理由は、DCDCコンバータ22にかかる電圧を下げて、DCDCコンバータ22のパワー仕様を52V対応時に比べ下げることができ、なおかつ、DCDCコンバータ22内のトランジスタスイッチの損失電力を下げ、放熱設計を簡易にし、低コストにするためである。
【0028】
なお、パワー型電池パック21に要求される電流として、例えば150Aがピーク電流として要求されると仮定した場合、12V鉛電池(第二電池23)では150Aの充放電電流は瞬間的にしか対応できない。しかしながら、DCDCコンバータ22にて4Vから12Vに昇圧するため、電流は約1/3の50A程度となり、12V鉛電池(第二電池23)は1分以上50Aの充放電に対応できるようになる。ここで、DCDCコンバータ22とパワー型電池パック21は一体としても良い。
【0029】
以上の電圧・電流収支は概要であり、実際問題として容量型電池パック24とパワー型電池パック21の出力電圧端子(パワー型電池パック+端子)25は同じであり、ここで容量型電池パック24の開放電圧OCV(Open Circuit Voltage)とパワー型電池パック21のOCVは、必ずしも一致せず、いわゆる横流と呼ばれるパワー型電池パック21から容量型電池パック24への電流が発生する。この横流は電気自動車(EV)の回生、及び力行時や、一定走行時や停車中に容量型電池パック24からパワー型電池パック21(若しくは逆)へのエネルギー補給という意味では推奨されるが、常に一定の電流が容量型電池パック24からパワー型電池パック21へ流れることは過充電や過放電になり安全上好ましくない。このため、DCDCコンバータ22にて電池の安全を考慮した電圧制御を述べる。
【0030】
先ず、
図4に示す容量型電池トータルでのOCV(即ち1本当たりのOCVに容量型電池直列数をかけた値)−SOC(State of Charge)カーブと、パワー型電池トータルでのOCV(即ち1本当たりのOCVにパワー型電池パック21内の電池本数をかけた値)−SOCカーブの例で説明する。このOCVの特性は仮想の電池である。ここで、容量型電池はSOC5%から95%までの範囲で使用するものとする。そして、パワー型電池は劣化防止の観点よりSOC30%から70%の範囲で使用するものと仮定する。更に、パワー型電池はSOC50%の状態にしておくことが望ましいものとする。これは、回生力行があるため、普段の状態をSOC50%へと戻して余裕を持たせるためである。
【0031】
図4の例では、パワー型電池パックSOC範囲46より、パワー型電池パックの下限SOCは符号43の値となる。この値は容量型電池SOC5%時のOCVより大きく、結果容量型電池の使用下限SOC44は5%より大きな値となり、容量型電池の使用可能SOC範囲45は制限を受け、当初の5%から95%範囲より狭くなり、電気自動車(EV)の走行距離が短くなる。
【0032】
このような場合には式1としてDCDCコンバータ22の電圧を設定してもよい。これは、定常状態にて、パワー型電池の電圧はSOC50%時のOCVに保たれ、パワー型電池のSOCは50%に収束するためである。この場合、回生と力行時とその後は過渡的に横流が発生するが、その後パワー型電池のSOCは自動的に50%に戻ることになる。なお、式1ではSOC50%としているが、例えば60%としても良いし、パワー型電池の許される範囲のSOCの値(例えば40%)としても良い。
【0033】
【数1】
【0034】
式1中の、容量型電池のSOCはSOCが通信線15に流れているならば、その値を使用する。次に容量型電池のOCVはECU14または、DCDCコンバータ22の制御回路35内にテーブルで持ち、容量型電池のSOCより値を求める。パワー型電池パック21のSOCはパワー型電池パック21から通信線15を流れている値を使用し、パワー型電池パック21のトータルのOCVは同様にECU14または、DCDCコンバータ22の制御回路35内にテーブルで持ち、パワー型電池のSOCより値を求めれば良い。
【0035】
この場合のパワー型電池パックの+端子25は元のパワー型電池パック21に電圧源が繋がっただけであるため、パワー型電池パックの+端子25からみた内部インピーダンスは元のパワー型電池パック21と同じになる。ここで、パワー型電池パック21は劣化により内部インピーダンスが大きくなり、容量[Ah]は小さくなる。この場合、回生や力行の過渡現象として、パワー型電池に流れる電流が小さくなり、容量型電池の負担が大きくなり容量型電池の寿命が短くなる可能性がある。この場合には、DCDCコンバータ22にて式2のように電圧を規定し、パワー型電池の劣化の影響、製造ばらつき、型番によるばらつきを受けないようにしても良い。
【0036】
【数2】
【0037】
なお、R(目標抵抗)とC(目標キャパシタンス)は工場出荷時に予め定められた定数を入れても良い。RとCの初期設定方法を述べる。これは、回生と力行では基本的にパワー型電池に負荷を分担させる設計思想となる。これより、高周波をパワー型電池に分担させなければならない。ここで電池パック全体にかかる電流需要をIとするならば、パワー型電池パック21と容量型電池24への電流は、それぞれ式3,式4となる。
【0038】
【数3】
【0039】
【数4】
【0040】
なお、Z(容量型電池の交流インピーダンス)とは、直流抵抗と拡散を示すためZ(∞)=r0(直流抵抗分)、Z(0)=R∞(電流一定でt=∞時の抵抗)の値である。これより、遮断周波数fcはおよそ1/2πC(r0+r)となる。fcより高い周波数がパワー型電池パック21に流れることになる。例えばfcを回生力行を考慮して0.1Hzとしても良い。この場合、r0を測定し、例えば容量型電池トータルで10mΩだったときには、C=1/(2π×10^-2×0.1)≒160[F]としても良い。
【0041】
また、DCDCコンバータ22のためR=0となるように設計できる。R=0のとき、容量型電池に流れる電流の微分特性が0にできるため(即ち容量型電池に流れる電流はIのローパスフィルタをかけたのと等価)、DCDCコンバータ22にてR=0となるように制御しても良い。この場合には「パワー型電池パックの電流=ZC×d容量型電池の電流/dt」と制御するのと等価になるため、容量型電池に流れる電流を監視して、パワー型電池に流れる電流を制御しても良い。
【0042】
次に、ZとCは容量型電池が劣化するとともに値を変えても良い。これは、容量型電池が劣化すると遮断周波数が変化し、電流バランスが崩れることになるため、遮断周波数を変化させないようにZとCを変えることになる。式3および式4より容量型電池の抵抗劣化倍数をλとするならば、Rをλ倍Cを1/λ倍すれば良い。
【0043】
また式2以外でも、単純にパワー型電池のOCVを線形変換「DCDC電圧=(A−1)×パワー型電池トータルのパック電圧+B」したものを使用しても良い。この時には、容量型SOCが最低になったときの電圧でもパワー型電池が例えばSOC30%ら70%までの使用範囲になるような線形変換の定数A,Bとする。この関係を
図5に示す。
図5は、容量型電池トータルでのOCV(即ち1本当たりのOCVに容量型電池直列数をかけた値)−SOCカーブと、パワー型電池トータルでのOCV(即ち1本当たりのOCVにパワー型電池パック内の電池本数をかけた値)−SOCカーブの例である。このOCVの特性は仮想の電池である。
【0044】
図5中の元のパワー型電池パックトータルのOCV51だと、容量型電池の使用SOC上限では使用することができない。このため、DCDCコンバータでA×パワー型電池パック電圧+BとしたOCVカーブ52では容量型電池の使用SOC上限でのOCVはパワー型電池パック使用SOC範囲53の上限値より大きいため使用可能となる。そしてパワー型電池の下限SOCに対するOCV54に対する容量型電池使用下限SOC55に一致するため、容量型電池が最低SOCとなってもパワー型電池は使えることになる。この関係式は式5,式6となる。
【0045】
【数5】
【0046】
【数6】
【0047】
なお式2を使用した場合ではDCDCコンバータ22の出力電圧が正になるように、R(目標抵抗)とC(目標キャパシタンス)を決定しておく。またパワー型電池電圧を線形変換した際も、(A−1)×パワー型電池パック電圧+Bが正となるようにA,Bを決定しておく。
【0048】
以上はDCDCコンバータ制御として電圧を基本用いる方法であるが、電流を制御しても良い。そのロジックとして回生・力行はパワー型電池に分担させ、パワー型電池のパワーが不足する分は容量型へ不足したパワー分、分担させても良い。
【0049】
以上では48Vパワー型電池パック21と12V鉛電池を第二電池23として使用した例であるが、第二電池23に48V電池パックを使用しても良い。また出力電圧として52V近辺の場合であるが、72Vが容量型電池24の電圧目安である場合には、第二電池23に48V電池パックとして48V電池パックを2つ用いて72Vを作り出しても良い。また双方向DCDCコンバータ22は昇圧式にして、第二電池23に電圧の低い電池を使用しても良い。
【0050】
図6を用いて、ECU14でのシーケンス動作を説明する。ここでは式2によるDCDCコンバータ制御を仮定する。
【0051】
先ず、ステップ61にて容量型電池の電池コントローラからSOCと総電圧、電流を受信する。
【0052】
次に、ステップ62にて需要電流I(モータトルクより計算)を求める。この値は別途インバータコントローラーより受信しても良いし、電気自動車(EV)のアクセル開度より要求トルクを見積もり、電流を求めても良い。またECU14内で需要電流を見積もっている場合にはその値を使用しても良い。
【0053】
次に、ステップ63にて、容量型電池のOCVカーブ(予め記憶させておいたテーブル)より、容量型電池の現在のSOCに対応するOCVを求める。ここでのOCVは容量型電池1本のOCVに容量型電池の直列数をかけたトータルのOCVである。
【0054】
次に、ステップ64にて、パワー型電池パックの中心SOC(前述した例では50%)に対応するパワー型電池パックのトータルのOCVを求める。ここでのOCVは予めパワー型電池のOCVをテーブルとして持っていても良い。
【0055】
次に、ステップ65にて、予め設定しておいたR(目標抵抗)とC(目標キャパシタンス)の値より、式2よりDCDCコンバータの出力電圧を決める。式2中のパワー型電池パックの容量は、電気自動車(EV)のイグニッションをオンにした時に、パワー型電池パックコントローラより値を貰うものとする。
【0056】
最後に、ステップ66にて、DCDCコンバータのコントローラに指令電圧を送りDCDCコンバータの電圧を制御する。ステップ66が終了後は制御周期(例えば10ms)に再びステップ61に処理を戻し、電気自動車(EV)のイグニッションがオフになるまで処理を繰り返す。
【0057】
ここでもし、「DCDC電圧=(A−1)×パワー型電池トータルのパック電圧+B」としてDCDCコンバータを制御する場合には、ステップ61にてパワー型電池のトータルの電池電圧を受信し、ステップ63、64は省略され、ステップ65では、「DCDC電圧=(A−1)×パワー型電池トータルのパック電圧+B」としてDCDC電圧を決めれば良い。
【0058】
もし、DCDCコンバータを電流制御する場合には、ステップ61にて、追加でパワー型電池のSOC、総電圧、電流を受信しておき、ステップ63,64は省略され、ステップ65の代わりに電流を決め、ステップ66にてDCDCコンバータの電流を指令すればよい。電流の決め方としては、回生と力行の時にはパワー型電池のみに電流を負担させる。回生と力行で電流がパワー型電池のみで足りない場合にはパワー型電池の最大電流を与える。そしてパワー型電池のSOCが予め決められた閾値以下ではパワー型電池を充電させるため一定電流(予め決められた値)を充電させるものとする。
【0059】
以上は、ECUの例であるが、ECUでなくDCDCコンバータのコントローラ、また別途用意したコントローラで動作させても良い。
【0060】
以上説明したように、本実施例によれば、蓄電システムのDCDCコンバータの直列下部の電池に安価な電池(既に車に搭載している12V鉛電池など)を使用することができ、パワー型電池パックを新規に企画することなく、安価に任意の電気自動車(EV)の電圧範囲に調整可能となる。
【0061】
これにより、低コストで多様な車種の電気自動車(EV)に搭載可能な複合蓄電システムを実現できる。
【実施例2】
【0062】
図7および
図8を参照して、実施例2の複合蓄電システムおよび複合蓄電システムの制御方法について説明する。
図7は実施例1(
図2)で説明した電池部13の変形例であり、既存12V鉛電池を使用した場合のバランシング構成を示している。
図8は
図7の変形例であり、既存12V鉛電池以外を使用した場合のバランシング構成を示している。
【0063】
前述した実施例1ではパワー型電池パック21と第二電池23の電流が違うため、それぞれのSOCがずれる恐れがある。本実施例ではそのSOCバランシング方法(制御方法)について述べる。
【0064】
先ず、
図7を用いて、第二電池23として既存の12V鉛電池を使用した場合のバランシング方法を説明する。
図7では、既存の12V鉛電池(第二電池23)に、12V補機71(ライト、ナビ等)、52Vから12Vに降圧させるDCDCコンバータ72が付加されている。ここでは、基本的に、12V鉛電池(第二電池23)のSOCが不足した場合には、52Vから12Vに降圧させるDCDCコンバータ72を用いて12V鉛電池(第二電池23)を充電する。但し、双方向DCDCコンバータ22が回生または力行で充放電している間には12V鉛電池(第二電池23)へのバランシング充放電するように、52Vから12Vに降圧させるDCDCコンバータ72の動作をストップさせるかまたは、12V補機71の電力分のみとする。
【0065】
このシーケンスとして、ECU14にて回生か力行かを判断し、回生か力行ならばECU14から52Vから12Vに降圧させるDCDCコンバータ72へ電流または電力指令を実施する。そして、第二電池23が目標のSOCより低ければ52Vから12Vに降圧させるDCDCコンバータ72へ12V補機以上の電力または電流を指令する。もし目標のSOCより多ければ52Vから12Vに降圧させるDCDCコンバータ72へ12V補機未満の電力または電流を指令する。
【0066】
次に、
図8を用いて、第二電池23として既存の12V鉛電池以外を使う場合のバランシング方法を説明する。
図8では、第二電池23とインバータ12のラインにバランシングスイッチ(SW)81とバランシング抵抗82を取り付け、更に、第二電池23とGND間にバランシングスイッチ(SW)83とバランシング抵抗84を取り付ける。そして、バランシングSW81,83はECU14によってオンオフを制御するものとする。第二電池23のSOCが目標値より小さい場合にはバランシングSW81をオンにする信号をECU14から送り、第二電池23のSOCを上げる。一方、第二電池23のSOCが目標値より大きい場合にはバランシングSW83をオンにする信号をECU14から送り、第二電池23のSOCを下げる。
【0067】
以上説明したように、本実施例によれば、実施例1と同様に、蓄電システムのDCDCコンバータの直列下部の電池に安価な電池を使用することができ、パワー型電池パックを新規に企画することなく、安価に任意の電気自動車(EV)の電圧範囲に調整可能となる。
【0068】
これにより、低コストで多様な車種の電気自動車(EV)に搭載可能な複合蓄電システムを実現できる。
【0069】
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。