特許第6971711号(P6971711)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6971711撮像制御装置およびその制御方法およびプログラムおよび記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6971711
(24)【登録日】2021年11月5日
(45)【発行日】2021年11月24日
(54)【発明の名称】撮像制御装置およびその制御方法およびプログラムおよび記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G03B 17/02 20210101AFI20211111BHJP
   G03B 17/14 20210101ALI20211111BHJP
   H04N 5/232 20060101ALI20211111BHJP
【FI】
   G03B17/02
   G03B17/14
   H04N5/232 030
【請求項の数】9
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2017-161588(P2017-161588)
(22)【出願日】2017年8月24日
(65)【公開番号】特開2019-40044(P2019-40044A)
(43)【公開日】2019年3月14日
【審査請求日】2020年7月8日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126240
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 琢磨
(74)【代理人】
【識別番号】100124442
【弁理士】
【氏名又は名称】黒岩 創吾
(72)【発明者】
【氏名】翠川 賢太郎
【審査官】 越河 勉
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−053599(JP,A)
【文献】 特開2010−145954(JP,A)
【文献】 特開2016−025501(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03B 17/02
G03B 17/14
H04N 5/232
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
装着するレンズを変更可能な撮像制御装置であって、
回転部材である所定の操作部材への機能を割り当て可能な割当手段と、
前記撮像制御装置は、所定の条件を満たさないレンズのうち、第3のレンズと、前記第3のレンズよりも回転部材の多い第4のレンズと前記所定の操作部材を介して装着可能であって、
前記第3のレンズが装着されている場合には、前記所定の操作部材への機能としてユーザの機能を設定する操作なしに所定の機能を割り当て、前記第4のレンズが装着されている場合には、前記所定の操作部材への機能としてユーザの機能を設定する操作なしに前記所定の機能を割り当てないように制御する制御手段とを有することを特徴とする撮像制御装置。
【請求項2】
前記制御手段は、所定の条件を満たさない第1のレンズが装着されている場合には、前記所定の操作部材への操作に応じて行われる機能に絞り値を設定し、所定の条件を満たす第2のレンズが装着されている場合には、前記所定の操作部材への操作に応じて行われる機能にシャッター速度を設定するように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像制御装置。
【請求項3】
所定の条件を満たすレンズは望遠レンズ、そうでないレンズは標準レンズまたは広角レンズであることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像制御装置。
【請求項4】
前記第3のレンズは、ピントリングを有し、前記第4のレンズはピントリングとズームリングとを有することを特徴とする請求項2乃至3のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
【請求項5】
装着されたレンズに関する情報を取得可能な取得手段と、
レンズ毎に前記所定の操作部材へ割り当てる機能を記録する記録手段とをさらに有し、
前記制御手段は、前記取得手段により取得されたレンズ情報により、当該レンズ情報に対応する前記所定の操作部材へ割り当てる機能が前記記録手段に記録されている場合には、記録されている機能を前記所定の操作部材の機能として割り当てるように制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
【請求項6】
前記所定の操作部材と接続可能な接続手段をさらに有し、
前記接続手段は、レンズとも接続可能であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
【請求項7】
装着するレンズを変更可能な撮像制御装置の制御方法であって、
回転部材である所定の操作部材への機能を割り当て可能な割当ステップと、
前記撮像制御装置は、所定の条件を満たさないレンズのうち、第3のレンズと、前記第3のレンズよりも回転部材の多い第4のレンズと前記所定の操作部材を介して装着可能であって、
前記第3のレンズが装着されている場合には、前記所定の操作部材への機能としてユーザの機能を設定する操作なしに所定の機能を割り当て、前記第4のレンズが装着されている場合には、前記所定の操作部材への機能としてユーザの機能を設定する操作なしに前記所定の機能を割り当てないように制御する制御手段とを有することを特徴とする撮像制御装置の制御方法。
【請求項8】
コンピュータを、請求項1乃至6のいずれか1項に記載された撮像制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
【請求項9】
コンピュータを、請求項1乃至6のいずれか1項に記載された撮像制御装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像制御装置およびその制御方法に関し、特に操作部材に機能を割り当てる際の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
装着するレンズを変更可能なデジタルカメラにおいて、装着されるレンズに応じたカメラの設定を行う方法がある。特許文献1には、装着されたレンズに対応する露出時間、絞り、ISO感度、AF方式等のカメラの設定情報を読み出し、カメラの設定に反映することが開示されている。また、レンズ部近くにレンズの鏡筒に沿って回転する回転部材を設ける場合がある。特許文献2には、レンズの鏡筒に沿って回転する回転部材の回転に応じて実行する機能を割り当てられることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016−21684号公報
【特許文献2】特開2015−126418号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のように、装着するレンズを変更可能な場合、望遠レンズが装着される可能性も、標準レンズが装着される可能性もある。望遠レンズを使った場合は、そもそもぼけの効果がかかりやすかったり、動体を撮影することが多いので、絞り値の設定よりもシャッター速度の設定の方が、優先度が高くなる可能性が高い。特許文献2では回転部材に機能を割り当てているが、絞り値の設定変更を割り当ててしまうと、望遠レンズの装着時には絞り値の設定変更を設定するよりもユーザの良く使う機能を設定した方がよい。
【0005】
また、レンズ側に複数の回転部材がある場合がある。このように、複数の回転部材がある場合には、特許文献2に記載のようにレンズ部の回転部材に機能を割り当てると、回転部材同士の距離が近くなるため、ユーザが意図せず操作してしまう可能性がある。
【0006】
本発明は、上記の課題の少なくとも1つを解決し、操作部材に機能を割り当てる際のユーザの操作性を向上させるようにした撮像制御装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の撮像制御装置は、装着するレンズを変更可能な撮像制御装置であって、回転部材である所定の操作部材への機能を割り当て可能な割当手段と、前記撮像制御装置は、所定の条件を満たさないレンズのうち、第3のレンズと、前記第3のレンズよりも回転部材の多い第4のレンズと前記所定の操作部材を介して装着可能であって、前記第3のレンズが装着されている場合には、前記所定の操作部材への機能としてユーザの機能を設定する操作なしに所定の機能を割り当て、前記第4のレンズが装着されている場合には、前記所定の操作部材への機能としてユーザの機能を設定する操作なしに前記所定の機能を割り当てないように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、操作部材に機能を割り当てる際のユーザの操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本実施形態の構成を適用可能な装置の一例としてのデジタルカメラの外観図
図2】本実施形態の構成を適用可能な装置の一例としてのデジタルカメラの構成例を示すブロック図
図3】レンズ、アダプタの一例を示す図
図4】本実施形態における撮影処理を示すフローチャート
図5】アダプタとレンズの関係を示す図
図6】本実施形態における表示例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
【0011】
図1(a)、(b)に本発明を適用可能な撮像装置の一実施形態としてのデジタルカメラの外観図を示す。図1(a)はデジタルカメラ100の前面斜視図であり、図1(b)はデジタルカメラ100の背面斜視図である。図1において、表示部28は画像や各種情報を表示する表示部である。シャッターボタン61は撮影指示を行うための操作部である。モード切替スイッチ60は各種モードを切り替えるための操作部である。端子カバー40は該部機器との接続ケーブルとデジタルカメラ100とを接続する接続ケーブル等のコネクタ(不図示)を保護するカバーである。メイン電子ダイヤル71は回転操作部材であり、このメイン電子ダイヤル71を回すことで、シャッター速度や絞りなどの設定値の変更等が行える。電源スイッチ72はデジタルカメラ100の電源のON及びOFFを切り替える操作部材である。サブ電子ダイヤル73は選択枠の移動や画像送りなどを行う回転操作部材である。十字キー74は上、下、左、右部分をそれぞれ押し込み可能な4方向キーである。十字キー74の押された部分に応じた操作が可能である。SETボタン75は、主に選択項目の決定などに用いられる押しボタンである。LVボタン76は、メニューボタンにおいてライブビュー(以下、LV)のONとOFFを切り替えるボタンである。動画撮影モードにおいては、動画撮影(記録)の開始、停止の指示に用いられる。拡大ボタン77は、撮影モードのライブビュー表示において拡大モードのON、OFF,及び拡大モード中の拡大率の変更を行うための操作ボタンである。再生モードにおいては再生画像を拡大し、拡大率を増加させるための拡大ボタンとして機能する。縮小ボタン78は、拡大された再生画像の拡大率を低減させ、表示された画像を縮小させるためのボタンである。再生ボタン79は、撮影モードと再生モードとを切り替える操作ボタンである。撮影モード中に再生ボタン79を押下することで再生モードに移行し、記録媒体199に記録された画像のうち最新の画像を表示部28に表示させることができる。シャッターボタン61、メイン電子ダイヤル71、電源スイッチ72、サブ電子ダイヤル73、十字キー74、SETボタン75、LVボタン76、再生ボタン79、後述する操作リング202は、操作部70に含まれる。クイックリターンミラー12は、システム制御部50から指示されて、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。通信端子10はデジタルカメラ100がレンズ側(着脱可能)と通信を行う為の通信端子である。ファインダ16はフォーカシングスクリーン13を観察することで、レンズ部150を通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認を行うための覗き込み型のファインダである。蓋198は記録媒体199を格納ひたスロットの蓋である。グリップ部90は、ユーザがデジタルカメラ100を構えた際に右手で握りやすい形状とした保持部である。
【0012】
外部I/F55は、後述するようにデジタルカメラ100にレンズ部150やアダプタ200を接続するためのI/Fである。外部I/F55は、デジタルカメラ100に接続部55aを介してレンズ部150やアダプタ200が装着されると、装着された部材の情報等を取得し、システム制御部50へと取得した情報を送信する。
【0013】
図2は、本実施形態によるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。図2において、レンズ部150は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。
【0014】
通信端子10はデジタルカメラ100がレンズ部150側と通信を行う為の通信端子であり、アダプタ200を介してでも通信可能である。
【0015】
AEセンサー17は、レンズ部150、クイックリターンミラー12を通しフォーカシングスクリーン13上に結像した被写体の輝度を測光する。
【0016】
焦点検出部11(AFセンサー)は、クイックリターンミラー12を介して入射する像を撮像しシステム制御部50にデフォーカス量情報を出力する位相差検出方式のAFセンサーである。システム制御部50は前記デフォーカス量情報に基づいてレンズ部150を制御し、位相差AFを行う。
【0017】
クイックリターンミラー12(以下、ミラー12)は、露光、ライブビュー撮影、動画撮影の際にシステム制御部50から指示されて、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。ミラー12は、レンズ103から入射した光束をファインダ16側と撮像部22側とに切替えるためのミラーである。ミラー12は通常時はファインダ16へと光束を導くよう反射させるように配されているが、撮影が行われる場合やライブビュー表示の場合には、撮像部22へと光束を導くように上方に跳ね上がり光束中から待避する(ミラーアップ)。またミラー12はその中央部が光の一部を透過できるようにハーフミラーとなっており、光束の一部を、焦点検出を行うための焦点検出部11に入射するように透過させる。
【0018】
撮影者は、ペンタプリズム14とファインダ16を介して、フォーカシングスクリーン13上に結像した像を観察することで、レンズ部150を通して得た被写体の光学像の焦点状態や構図の確認が可能となる。
【0019】
シャッター101は、システム制御部50の制御で撮像部22の露光時間を制御するためのものである。
【0020】
撮像部22は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。
【0021】
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
【0022】
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器19は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器19を介して表示部28により表示される。表示部28は、LCD等の表示器上に、D/A変換器19からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器19においてアナログ変換し、表示部28に逐次転送して表示することで、電子ビューファインダとして機能し、スルー画像表示(ライブビュー表示)を行える。
【0023】
不揮発性メモリ56は、システム制御部50によって電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
【0024】
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサーを内蔵し、デジタルカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。システムメモリ52には、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を展開し、RAMが用いられる。また、システム制御部はメモリ32、D/A変換器19、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
【0025】
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60で、メニュー画面に含まれるこれらのモードのいずれかに直接切り替えられる。あるいは、モード切替スイッチ60でメニュー画面に一旦切り換えた後に、メニュー画面に含まれるこれらのモードのいずれかに、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
【0026】
第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。
【0027】
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体199に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
【0028】
操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。利用者は、表示部28に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。操作部70は、ユーザからの操作を受け付ける入力部としての各種操作部材である。
【0029】
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体199を含む各部へ供給する。
【0030】
電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプタ等からなる。記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体199とのインターフェースである。記録媒体199は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
【0031】
通信部54は、無線または有線ケーブルによって接続し、映像信号や音声信号の送受信を行う。通信部54は無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。通信部54は撮像部22で撮像した画像(スルー画像を含む)や、記録媒体199に記録された画像を送信可能であり、また、外部機器から画像データやその他の各種情報を受信することができる。
【0032】
外部I/F55は、接続されたレンズの種類(ID)や、アダプタの接続の有無に関する情報を取得可能である。なお、外部I/F55には、レンズを直接接続することも可能であるし、アダプタを介してレンズを接続することも可能である。
【0033】
図3(a)〜(c)は、図2に示すデジタルカメラ100に接続可能なレンズ部150及びアダプタ200を示す。各図の上側にはブロック図を、下側には回転部材の外観図を示す。レンズ部150の外周に沿うように、後述するズームリングとピントリングとは配置され、アダプタの外周に沿うように、後述する操作リングは配置される。アダプタ200の操作リング202は、レンズ鏡筒周りに沿って回転可能な回転部材である。
【0034】
図3(a)は、レンズ部150の一例として単焦点のレンズを示している。単焦点のレンズには、広角レンズ、標準レンズ、望遠レンズがある。レンズ103は通常、複数枚のレンズから構成されるが、ここでは簡略して一枚のレンズのみで示している。通信端子6はレンズ部150がデジタルカメラ100側(アダプタ200を介してでも可能)と通信を行う為の通信端子である。レンズ部150は、この通信端子6,10を介してシステム制御部50と通信し、内部のレンズシステム制御回路4によって絞り駆動回路2を介して絞り102の制御を行い、AF駆動回路3を介して、レンズ103の位置を変位させることで焦点を合わせる。ピントリング7は、ピントを調整するためのリング操作部材であり、ピントリング7の回転を検知可能なピントリング回転検知部7aにより回転の有無や回転量が検出され、レンズシステム制御回路4を介してレンズ103が制御される。
【0035】
図3(b)は、レンズ部150の一例としてズームレンズを示している。ズームレンズの構成は図3(a)に示した単焦点レンズの構成にズーム機能を追加したものである。ズームレンズでは、ズームリング8への回転操作に応じてズームインまたはズームアウトをする。ズームリング8は、ズームを調整するためのリング操作部材であり、ズームリング8の回転を検知可能なズームリング回転検知部8aにより回転の有無や回転量が検出され、レンズシステム制御回路4を介してズームレンズ104が制御される。
【0036】
図3(c)は、アダプタ200を示している。アダプタ200はレンズ部150とデジタルカメラ100の間にマウントを介して装着可能な操作部材である。アダプタ200には、回転部材である操作リング202があり、操作リング202の回転に応じて実行する機能を設定可能である。例えば、操作リング202の回転に応じて、シャッター速度やISO感度等の設定値を変更可能にする。外部I/F201は、デジタルカメラ100の外部I/F55、レンズ部150の通信端子6と通信可能なI/Fである。操作リング202の回転を検知可能な操作リング回転検知部202aにより回転の有無や回転量が検出され、システム制御部203、外部I/F201を介してデジタルカメラ100側へと操作リングの操作に関する情報を通信する。
【0037】
次に、図4を用いて本実施形態における撮影処理について説明する。この処理は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することで実現する。なお、この処理は、デジタルカメラ100に電源が入り、撮影が可能になると開始する。
【0038】
S401では、システム制御部50は、レンズが装着されているか否かを判定する。レンズ部150が直接デジタルカメラ100に装着されている、またはアダプタ200を介して装着されていることを外部I/F55が検出した場合には、S401の判定はYesとなる。レンズが装着されていると判定した場合は、S402へ進み、そうでない場合は、S418へ進む。
【0039】
S402では、システム制御部50は、装着されているレンズ部150のID(レンズ情報)を取得する。レンズのIDにより、レンズの種類(ズームレンズか単焦点レンズか、望遠レンズか標準レンズか広角レンズか等)と、各レンズの個体情報とが分かる。
【0040】
S403では、システム制御部50は、操作リング202(アダプタ200)が装着されているか否かを判定する。操作リング202が装着されていると判定した場合は、S404へ進み、そうでない場合は、S418へ進む。
【0041】
S404では、システム制御部50は、操作リング202に割り当てる機能を設定する操作がされたか否かを判定する。操作リング202に機能を割り当てる場合には、メニュー画面においてレンズに関する項目を選択すると設定可能となる。操作リング202には、シャッター速度(Tv)、絞り(Av)、ISO感度、ホワイトバランス、撮影モードの切り替え等の撮影に関する項目の設定値を変更する機能が割当可能である。レンズ部150の近くにある操作部材なので、ユーザはカメラを構えた状態においてわざわざカメラを持ち替えなくても、操作リング202を回転することにより設定した項目の設定変更が可能となる。操作リング202に割り当てる機能を設定する操作がされたと判定した場合は、S405へ進み、そうでない場合は、S406へ進む。
【0042】
S405では、システム制御部50は、設定された機能を現在装着されているレンズ部150のIDに対応させて、不揮発性メモリ56に記録する。このように、装着されているレンズ部150毎に操作リング202に割り当てる機能を設定することができる。
【0043】
S406では、システム制御部50は、S402で取得したレンズのIDに対応する操作リングの機能が設定されているか否かを判定する。すなわち、現在装着中のレンズの装着時に操作リングに割り当てる機能が設定されているか否かを、不揮発性メモリ56の情報を見て取得する。すでに現在装着中のレンズの装着時に操作リングに割り当てる機能がユーザにより設定されている場合には、S407へ進み、そうでない場合は、S408へ進む。
【0044】
S407では、システム制御部50は、操作リング202に割り当てる機能をシステムメモリ52に記録する。システムメモリ52に記録することにより、システム制御部50は、操作リング202の回転量に応じた機能の実行を制御することができる。例えば、ISO感度の設定変更が割り当てられている場合には、操作リング202の回転量に応じてISO感度が変更される。
【0045】
S408〜S414は、現在のレンズにおいて、未だユーザにより操作リング202に割り当てる機能が設定されていない場合に、新たに操作リング202に機能を割り当てる処理である。ただし、ここで、割り当てられた機能はメニュー画面の設定とは異なり、デジタルカメラ100の電源のOFFに応じて削除(不揮発性メモリ56に記録せず、システムメモリ52に記録する)するようにしてもよい。
【0046】
S408では、システム制御部50は、現在装着されているレンズが望遠レンズであるか否かを判定する。図5(a)〜(e)は、アダプタ200の操作リング202と、レンズ部150の各リング(ピントリング7、ズームリング8の関係を示した図である。図5(a)〜(c)は単焦点レンズ、(d)、(e)はズームレンズを示している。S408においては、図5(c)または(e)に示す望遠レンズが装着されている場合にYesと判定される。望遠レンズであると判定した場合は、S409へ進み、そうでない場合は、S410へ進む。望遠レンズであるか否かの判定(所定の条件を満たすか否か)は、焦点距離が所定以上であるか否かにより判定する。
【0047】
S409では、システム制御部50は、操作リング202の機能としてTv値の設定値の変更を割り当て、システムメモリ52に記録する。また、望遠レンズ時は動体の被写体を撮影するケースが多いと考えられるので操作リング202にTv値を変更する機能を割り当てると、ユーザはわざわざメニュー画面において設定をせずに撮影を行うことができる。また、望遠レンズを使用した場合には、そもそもボケの効果がかかりやすいため、Av値を標準レンズほど変更しなくても、ユーザ所望のボケの効果が得られる可能性が高い。また、望遠レンズの場合には、設定可能なAv値の範囲が狭まっていくため、Tv値の設定値を変更できた方が、操作しやすい位置にある操作リング202を有効活用できる。
【0048】
S410では、システム制御部50は、現在装着されているレンズがズームレンズであるか否かを判定する。図5(d)、(e)に示すズームレンズのうち、(d)に示す標準ズームレンズが装着されていると判定した場合には、S410の判定はYesとなる。標準ズームレンズにおいては、レンズ部150においてズームリングとピントリングとの2つがあるため、それぞれの操作時に他方のリングを意図せず操作しないように、互いの距離がなるべく遠くなるように配置されている。すなわち、ズームリングとピントリングとが、リングの端に近い位置に配置される。一方で、望遠ズームレンズの場合には、標準ズームレンズよりもそもそもレンズの距離が長いため、ズームリングとピントリングの距離とを十分にとっても、標準ズームレンズほど端に近い位置には各リングは配置されない。アダプタを装着した場合、標準ズームレンズでは、アダプタ200の操作リング202と、レンズ部150のカメラ側の端の近くに位置するズームリングとの距離が近くなる。よって、ユーザは意図せず、ズームリングの操作時に操作リング202を回転してしまったり、反対に、操作リング202の回転時にズームリングを回転してしまう可能性がある。よって、S408の判定でNo、S410の判定でYesと判定された場合、すなわち装着中のレンズが標準ズームレンズである場合には、操作リング202に機能を割り当ててよいかをS411において確認する。ズームレンズであると判定した場合は、S411へ進み、そうでない場合は、S412へ進む。
【0049】
S411では、システム制御部50は、操作リング202にAv値の設定値の変更を割り当てるか否かのガイドを表示部28に表示する。S411においては、図6(a)に示すように、表示部28に操作リングにAv値の設定変更を割り当ててよいか否かを示すガイド601を表示部28に表示する。
【0050】
S412では、システム制御部50は、操作リング202にAv値の設定値の変更が割り当てられたか否かを判定する。図6(a)に示すガイド601と共に、OKを示すアイテム602が表示され、アイテム602を選択することにより、操作リング202の機能がAv値の設定値の変更に設定される。また、ガイド601と共に操作リング202に割り当てる機能をAv値の変更から他の機能に変更するための変更を示すアイテム603が表示される。アイテム603が選択されると、S412の判定がNoとなる。Av値の設定値の変更を操作リング202に割り当てる設定がされた(OKが選択された)と判定した場合は、S413へ進み、そうでない場合は(変更が選択された)、S414へ進む。
【0051】
S413では、システム制御部50は、操作リング202の機能としてTv値の設定値の変更を割り当て、システムメモリ52に記録する。広角、標準レンズを使用する場合は静物を取ることが多く被写界深度を変えながら構図を決める可能性が高い。よって、操作リング202にAv値の設定変更を割り当てるようにすると、ユーザはわざわざメニュー画面において設定をせずに撮影を行うことができる。
【0052】
S414では、システム制御部50は、操作リング割当機能の設定画面を表示部28に表示する。S414においては、図6(b)に示すように、設定画面においては、アイテム604〜アイテム607が表示され、ユーザは各アイテムを選択することにより、操作リング202に割り当てる機能を設定することができる。アイテム604はTv値、アイテム605はISO感度、アイテム606はWB(ホワイトバランス)、アイテム607はなし(いずれの機能も設定しない)を示す。また、アイテム608を選択すると元のガイド601の表示される画面へと戻ることができる。設定画面において、ユーザに選択されたアイテムに対応する機能がS407において設定される。S414において機能が設定された場合には、レンズ部150のIDと対応づけて不揮発性メモリ56に機能を記録する。
【0053】
S415では、システム制御部50は、操作リング202への操作が受け付けられたか否かを判定する。S415においては、外部I/F55を介して操作リング202の操作がされたか否かの情報を取得し判定をする。操作リング202への操作が受け付けられたと判定した場合は、S416へ進み、そうでない場合は、S418へ進む。
【0054】
S416では、システム制御部50は、操作リング202の操作量を取得する。
【0055】
S417では、システム制御部50は、S416において取得した操作量に応じて、システムメモリ52に記録されている機能を実行する。
【0056】
S418では、システム制御部50は、シャッターボタン61の押下により、撮影指示がされたか否かを判定する。撮影指示がされたと判定した場合は、S419へ進み、そうでない場合は、S420へ進む。
【0057】
S419では、システム制御部50は、撮影処理を行う。操作リング202により設定値が変更された場合には、設定変更された設定値において撮影が行われる。撮影処理においては、撮像部22において取得された撮像画像が記録媒体199に記録される。
【0058】
S420では、システム制御部50は、撮影処理を終了するか否かを判定する。デジタルカメラ100の電源のOFFがされた場合には、撮影処理が終了する。撮影処理を終了すると判定した場合は、撮影処理を終了し、そうでない場合はS401へ戻る。
【0059】
以上、説明した実施形態によれば、装着するレンズがどの種類のレンズであっても、レンズ部近くにある操作リングを操作性良く操作することができる。望遠レンズの場合には、Tv値の設定変更を操作リングに割り当て、標準レンズ、広角レンズの場合には、Av値の設定変更を操作リングに割り当て、ユーザは使用する可能性の高い機能をユーザの設定なしに使用できる。また、操作リング202はレンズ部150近くにあり、カメラを構えた状態で操作をしやすいため、撮影時に設定変更する可能性の高い機能を割り当てることにより、素早く設定変更ができ、ユーザの操作性が向上する。
【0060】
また、標準ズームのようにレンズ部150側のリングと、操作リング202とが近くなる場合には、カメラ側で機能を設定せずにユーザに確認をするようにする。なお、このとき、操作リング202とズームリングとが近くなっていることを表示してもよい。
【0061】
標準レンズは、単焦点の場合にはAv値を設定し、ズームレンズの場合には設定はしないが確認画面においてAv値に設定をしていいか確認するガイドを表示する。ユーザがメニュー画面において操作リング202に割り当てる機能を設定する場合には、どの種類のレンズにどの機能を割り当てるのかを考える必要がある。本実施形態のように、カメラ側がAv値の設定変更を設定したり、ガイド表示してAv値の設定変更を提示すると、ユーザはメニュー画面で考えながら設定しなくても、標準レンズを装着するだけ、または確認画面で提示される機能を選択するだけでよい。
【0062】
なお、メニュー画面においてはIDごとの設定でなくても、望遠レンズの場合、標準レンズの場合、広角レンズの場合とでそれぞれ機能を設定するようにしてもよい。ただし、標準ズームレンズが装着された場合には、S411〜S414の処理を行うようにすると、意図せず設定値が変更される可能性が低減する。
【0063】
また、広角、標準、広角のいずれのレンズであるかは、閾値を設けて判定してもよい。例えば、広角は30mm以下、標準は30mm〜200mm、望遠は200mm〜としてもよい。
【0064】
また、レンズ部150とアダプタ200とが一体に設けられた場合にも本実施形態は適用可能である。さらに、操作リング202は、レンズ部150とデジタルカメラ100の間でなくても、レンズ部150付近のデジタルカメラ100の正面等のグリップ部90を持った状態で操作可能な位置でもよい。
【0065】
なお、ピントリングは電子式でも、リングの回転に応じて機械的にレンズが移動する方式でもよい。
【0066】
また、操作リング202の機能の設定は装着レンズに対して行うものとしてもよいし、装着するレンズに関わらず設定するようにしてもよい。ただし、標準ズームレンズのときには確認画面を表示するようにする。操作リング202の機能の設定のクリアは装着レンズに対して行えるようにしてもよいし、全レンズに対して行えるようにしてもよい。また、操作リング202の回転方向と、機能の実行の内容(設定値の増減方向)とを設定可能としてもよいが、この設定は全レンズ共通で行うようにする。
【0067】
なお、カメラ側とレンズ側の通信が正常にできず、レンズのIDを取得できない場合は、TvまたはAvのいずれかの設定変更を機能として設定する。
【0068】
また、すでに操作リング202の機能が設定されている場合には、レンズの装着時に表示部28に設定中の機能を表示するとユーザがどの機能が設定されているか記憶していなくても、スムーズに操作を行うことができる。さらに、Av値やTv値をカメラ側で設定する場合には、操作リングの機能としてAv値(Tv値)を設定したことを示すガイドを表示すると、機能が設定されたことを認識できるので有効である。さらに、メニュー画面における設定操作をしなくてもよいことが分かるので、ユーザがどの機能が設定されているのか、または設定操作を行わなければならないのかを考える必要がない。
【0069】
また、レンズ側に操作リングに割り当てるおすすめ機能を記録しておき、デジタルカメラ100で取得したレンズ側からの情報に応じて、機能を設定してもよい。
【0070】
なお、上述の実施形態においては、Tv値の設定変更の機能と、Av値の設定変更の機能とをレンズの種類に応じて設定することを説明したが、撮影モードに応じては異なる機能を割り当てるようにしてもよい。つまり、望遠レンズの装着時であっても、Avモードである場合には、Av値の設定変更を割当、標準レンズの装着時であっても、Tvモードである場合にはTv値の設定変更を割当るようにしてもよい。
【0071】
なお、システム制御部50が行うものとして説明した上述の各種の制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
【0072】
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
【0073】
また、上述した実施形態においては、本発明をデジタルカメラ100に適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず、操作リングに機能を割り当てることのできるような撮像制御装置であれば適用可能である。すなわち、本発明は操作リングを装着可能な携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ファインダを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダーなどに適用可能である。
【0074】
(他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6