特許第6971712号(P6971712)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6971712フォーカルプレンシャッタ、及び撮像装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6971712
(24)【登録日】2021年11月5日
(45)【発行日】2021年11月24日
(54)【発明の名称】フォーカルプレンシャッタ、及び撮像装置
(51)【国際特許分類】
   G03B 9/36 20210101AFI20211111BHJP
【FI】
   G03B9/36 C
   G03B9/36 A
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2017-161977(P2017-161977)
(22)【出願日】2017年8月25日
(65)【公開番号】特開2019-40069(P2019-40069A)
(43)【公開日】2019年3月14日
【審査請求日】2020年8月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001225
【氏名又は名称】日本電産コパル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100137947
【弁理士】
【氏名又は名称】石井 貴文
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 悠介
【審査官】 三宅 克馬
(56)【参考文献】
【文献】 特開2001−100271(JP,A)
【文献】 特開平10−020364(JP,A)
【文献】 実開昭63−107426(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03B 9/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口部を有する地板と、
前記開口部を開閉するよう動作する羽根と、
前記羽根に連結されたアームと、
前記アームに連結され、前記アームを介して前記羽根に駆動ばねによる駆動力を与える可動部材と、
前記地板の回転軸を中心に所定領域で回転自在に支持されており、セット動作時には前記可動部材を前記駆動ばねの付勢力に抗して押動することで待機位置からセット完了位置まで回転し、レリーズ時には前記駆動ばねにより前記可動部材が駆動される前に前記セット完了位置から前記待機位置に復帰するセットレバーと、
前記回転軸に配置され、前記セットレバーが前記セット完了位置から前記待機位置に移動する間の全域で前記セットレバーに付勢力を与える第1セット付勢部材と、
前記回転軸に回転自在に支持され、前記セットレバーが前記セット完了位置から前記待機位置に移動する間の初期段階で前記セットレバーに当接するよう配置されたアシストレバーと、
前記アシストレバーに連結され、前記アシストレバーを介して前記セットレバーに前記待機位置へ復帰する方向の付勢力を与える第2セット付勢部材と、を備える、
フォーカルプレンシャッタ。
【請求項2】
コイルを含み、前記コイルへの通電状態に応じて前記可動部材を吸着する状態となる電磁石をさらに備える、
請求項1に記載のフォーカルプレンシャッタ。
【請求項3】
前記第2セット付勢部材は、前記セットレバーが前記セット完了位置にある際に最も伸長した状態になり、前記アシストレバーに前記セットレバーが当接しない状態で最も収縮した状態となる、
請求項1または請求項2に記載のフォーカルプレンシャッタ。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフォーカルプレンシャッタを備える撮像装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の一態様は、カメラなどの撮像装置に採用されるフォーカルプレンシャッタなどに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、カメラ等に用いられるフォーカルプレンシャッタにおいて、ばねを駆動源として駆動レバーによって羽根(幕)を走行させる羽根駆動装置がある。このような羽根駆動装置では、走行前に羽根を走行開始位置に保持した状態で待機するため、セット部材を用いて、走行後の位置から走行前の位置まで駆動レバーを移動させる必要がある。例えば、特許文献1には、このような羽根駆動装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−118143号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような羽根駆動装置において、セット部材は、羽根走行前にセット完了位置から待機位置へと移動するが、羽根走行前のセット完了状態でセット部材が長時間放置されると、部品の変形などが生じてしまうことがある。このように部品が多少変形したとしてもセット部材を確実に動作開始させてセット完了位置から待機位置に戻すことができる構成とするためには、セット部材を駆動するばねを比較的強力にすることが有効である場合がある。しかしながら、セット部材を待機位置へ移動させる際の駆動用に強力なばねを使用すると、セット部材を待機位置に移動させた際に動作終端位置で大きな衝撃が発生し、音が発生したり、セット部材などが破損したりする場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記課題を解決するために次のような手段を採る。なお、以下の説明において、発明の理解を容易にするために図面中の符号等を括弧書きで付記するが、本発明の各構成要素はこれらの付記したものに限定されるものではなく、当業者が技術的に理解しうる範囲にまで広く解釈されるべきものである。
【0006】
本発明の一の手段は、
開口部を有する地板(1)と、
前記開口部を開閉するよう動作する羽根(3)と、
前記羽根に連結されたアームと、
前記アームに連結され、前記アームを介して前記羽根に駆動力を与える可動部材と、
前記可動部材を押動して走行前の所定位置に移動させるよう、回転軸を中心に所定領域で回転自在に支持されたセットレバー(18)と、
前記回転軸に配置され、前記セットレバーがセット完了位置から待機位置に移動する際に前記所定領域の全域で前記セットレバーに付勢力を与える第1セット付勢部材(16)と、
前記セットレバーが前記セット完了位置から前記待機位置に移動する際に、動作開始位置近傍で前記セットレバーに当接するよう配置されたアシストレバー(19)と、
前記アシストレバーに連結され、前記アシストレバーを介して前記セットレバーに付勢力を与える第2セット付勢部材(17)と、を備える、
フォーカルプレンシャッタである。
【0007】
上記構成のフォーカルプレンシャッタによれば、セットレバーがセット完了位置から待機位置に移動する初期段階でのみ、第1セット付勢部材と第2セット付勢部材の双方の付勢力によって駆動され、その後は第1セット付勢部材のみの付勢力によって駆動される構成にすることができる。これにより、セットレバーをセット完了位置から比較的強い付勢力により確実に動作開始させつつ、セットレバーが待機位置に到達する際には比較的弱い付勢力により音の発生を抑制した構成とすることができる。
【0008】
上記フォーカルプレンシャッタにおいて、好ましくは、
コイルを含み、前記コイルへの通電状態に応じて前記可動部材を吸着する状態となる電磁石(14)と、
前記可動部材を所定方向に付勢する駆動ばねと、をさらに備える。
【0009】
上記フォーカルプレンシャッタにおいて、好ましくは、
前記第2セット付勢部材(17)は、前記セットレバーが前記セット完了位置にある際に最も伸長した状態になり(図7)、前記アシストレバーに前記セットレバーが当接しない状態で最も収縮した状態となる。
【0010】
上記構成のフォーカルプレンシャッタによれば、第2セット付勢部材がアシストレバーを介して、セット完了位置から一定領域において比較的強い付勢力をセットレバーに与えやすい構成とすることができる。
【0011】
また、本発明の別の手段は、
上記のフォーカルプレンシャッタを備える撮像装置である。
【0012】
上記構成の撮像装置によれば、羽根走行前のセット完了状態でセットレバーが待機位置に移動することなく長時間放置されたとしても、セットレバーが動作しなくなる状態を回避しつつ、セットレバーが待機位置に移動した際に発生する音を抑制した構成にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、羽根走行完了状態のフォーカルプレンシャッタの図である。
図2図2は、セット途中状態のフォーカルプレンシャッタの図である。
図3図3は、セット完了状態のフォーカルプレンシャッタの図である。
図4図4は、羽根走行待機状態のフォーカルプレンシャッタの図である。
図5図5は、羽根走行完了状態のフォーカルプレンシャッタにおける駆動機構部の拡大図である。
図6図6は、セット途中状態のフォーカルプレンシャッタにおける駆動機構部の拡大図である。
図7図7は、セット完了状態のフォーカルプレンシャッタにおける駆動機構部の拡大図である。
図8図8は、羽根走行待機状態のフォーカルプレンシャッタにおける駆動機構部の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明に係る実施形態について、以下の構成に従って図面を参照しながら具体的に説明する。ただし、以下で説明する実施形態はあくまで本発明の一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定的に解釈させるものではない。なお、各図面において、同一の構成要素には同一の符号を付しており、その説明を省略する場合がある。
1.実施形態
2.補足事項
【0015】
<1.実施形態>
本実施形態のフォーカルプレンシャッタは、カメラなどの撮像装置に用いられるシャッタであって、羽根を駆動する可動部材(駆動レバー)をセット位置に移動させるセットレバーをセット完了位置から待機位置に戻す際に、動作初期領域における付勢力を比較的強くし、動作終端位置における付勢力を比較的弱くするために、第1セットばねとアシストレバーとを有する構成としている点を特徴のひとつとしている。以下、本実施形態のフォーカルプレンシャッタについて、図を参照しながら具体的に説明する。
【0016】
図1図4は、本実施形態のフォーカルプレンシャッタの平面図及び断面図である。図1図4において、(a)は平面図、(b)は断面図である。図5図8は、本実施形態のフォーカルプレンシャッタにおける駆動機構部の拡大図である。図1及び図5は、羽根走行完了状態を示し、図2及び図6はセット途中状態を示し、図3及び図7はセット完了状態を示し、図4及び図8は羽根走行待機状態を示す。
【0017】
フォーカルプレンシャッタでは、図1及び図5の羽根走行完了状態から、図2及び図6の状態と、図3及び図7の状態とを経て、図4及び図8の羽根走行待機状態へと変化する。この図4及び図8の羽根走行待機状態から、可動部材13が動作することで先羽根3及び後羽根4が動作(走行)し、図1及び図5の状態へと変化する。なお、本実施形態のフォーカルプレンシャッタは、アシストレバー19及び第2セットばね17以外の構成は、従来のフォーカルプレンシャッタと同様である。
【0018】
<地板1>
地板1は、矩形状または略矩形状の開口部1aを有しており、駆動機構部6などを搭載するよう構成される。地板1と対向する位置(図1では地板1の背面側)には補助地板(図示省略)が配置される。補助地板は、地板1と同様に矩形状または略矩形状の開口部を有している。地板1と補助地板との間には一定の空間(隙間)が形成されており、この空間が羽根室となる。この羽根室には、先羽根3、後羽根4、及びアーム(図示省略)などが配置される。先羽根3と後羽根4との間には、さらに中間板(図示省略)が配置されても良い。
【0019】
<先羽根3、後羽根4>
先羽根3及び後羽根4は、それぞれが例えば複数枚の細長状の羽根部材を含んでおり、それぞれ先羽根群及び後羽根群と呼ばれることもある。先羽根3及び後羽根4を構成するそれぞれの羽根部材の一端部には、軸を介してアーム(図示省略)が連結される。アームは、一端が先羽根3及び後羽根4に連結され、他端が駆動機構部6の可動部材13に連結される。可動部材13が動作すると、その動作に伴って、アームを介して先羽根3及び後羽根4が動作する。
【0020】
本実施形態のフォーカルプレンシャッタでは、地板1の開口部1aと補助地板の開口部との重なりにより露光開口が画定されている。先羽根3及び後羽根4は、この露光開口を覆い、または開放するよう、駆動機構部6により駆動される。撮像装置において、撮像のためのレリーズが行われると、先羽根3及び後羽根4は、所定の間隔を空けたタイミングで順に移動(走行)する。先羽根3及び後羽根4の移動(走行)により開閉される露光開口の先(被写体とは逆側)には、撮像素子が搭載された基板が配置されており、露光開口から入射される光を受光して、電気信号に変換する。撮像素子は、例えば、CCDまたはC−MOSなどの光電変換素子であり、受光した光を電気信号に変換し、情報処理回路を介して記憶装置に転送される。
【0021】
なお、本明細書では、先羽根3または後羽根4のいずれか一方または双方を指して「羽根」と称することがある。
【0022】
アームは、先羽根3及び後羽根4と、駆動機構部6の可動部材13とを連結するよう配置され、可動部材13の動作による駆動力を先羽根3及び後羽根4に伝達するよう機能する。
【0023】
<駆動機構部6>
駆動機構部6は、駆動ばね(図示省略)、可動部材軸11、可動部材13、電磁石14、セットレバー軸15、第1セットばね16、第2セットばね17、セットレバー18、及びアシストレバー19を含んで構成される。
【0024】
<可動部材13>
可動部材13は、鉄片を含んで構成される。可動部材13は、アームを介して羽根(先羽根3または後羽根4)に連結されており、羽根に駆動力を伝達する。可動部材13は、地板1に形成された長孔12(図1及び図5参照)の領域を可動領域として、地板1に配置された可動部材軸11を中心軸として回動可能である。可動部材軸11には駆動ばねとして機能するコイルばねが配置される。コイルばねは、可動部材13を駆動方向(図の上側)に付勢する。可動部材13は、セット時にセットレバー18によって押動されることで長孔12の領域を移動し、動作終端位置で励磁された電磁石14に吸着される。なお、可動部材13は駆動レバーと呼ばれることがある。
【0025】
<電磁石14>
電磁石14は、鉄芯及びコイルを含んで構成される。電磁石14は、コイルに通電されることで励磁されて磁力を帯び、可動部材13を吸着し、可動部材13をセット位置で一時的に位置固定する。励磁された電磁石14は、可動部材13を駆動方向に付勢するコイルばねの付勢力に抗って可動部材を吸着する。電磁石14は、通電されない状態では磁気を帯びておらず、可動部材13に対する吸着力を有さない。したがって、コイルへ通電された状態から通電が解除された状態へと変化することで、可動部材13を吸着する状態から、可動部材13がコイルばねにより駆動される状態へと変化する。
【0026】
<セットレバー18>
セットレバー18は、地板1に設置されたセットレバー軸15を中心軸として所定領域で回転自在である。セットレバー軸15には、セットレバー18に加え、第1セットばね16が配置されている。第1セットばね16は、地板1に対してセットレバー18を反時計回り方向に付勢する。セット動作時には、モータ(図示省略)などからの駆動力によって、第1セットばね16の付勢力に抗って、セットレバー18が時計回り方向に動作する。また、図6の位置から図7の位置にかけては、第1セットばね16に加えアシストレバー19を介した第2セットばね17の反時計回り方向の付勢力に抗って、セットレバー18が時計回り方向に動作する。セットレバー18は、セット動作時に可動部材13を押動し、走行前の所定位置に移動させる(図7参照)。
【0027】
セットレバー18は、可動部材13を走行前の所定位置に移動させると(図7の状態)、任意のタイミングで第1セットばね16及び第2セットばね17の反時計回り方向の付勢力によって待機位置に移動する(図8の状態)。図7におけるセットレバー18の位置をセット完了位置と称し、図8におけるセットレバー18の位置を待機位置と称する。可動部材13がセット完了位置から待機位置への移動を開始すると、動作初期の段階では、セットレバー18に対して、第1セットばね16と、アシストレバー19を介した第2セットばね17による反時計回り方向の付勢力が与えられる。一方、セットレバー18が図7の位置に達した後は、動作終端位置まで、セットレバー18にアシストレバー19が当接しない状態となり、セットレバー18に対しては第1セットばね16のみの付勢力が与えられる状態となって、セットレバー18はさらに反時計回り方向に移動して待機位置への移動を完了する。
【0028】
なお、第1セットばね16は、本発明の「第1セット付勢部材」の一構成例である。
【0029】
<アシストレバー19>
アシストレバー19は、一端がセットレバー軸15に連結され、他端が第2セットばね17に連結される。第2セットばね17は、引っ張りばねである。アシストレバー19は、図6及び図7に示されるように、セットレバー18が動作して可動部材13をセット位置に移動させる際に、移動終端位置近傍でセットレバー18と当接を開始する(図6)。一方、アシストレバー19は、セットレバー18がセット完了位置(図7)から待機位置(図8)へと移動する際には、動作開始位置近傍でセットレバー18に当接する。アシストレバー19がセットレバー18に当接している状態では、セットレバー18に対しては、第2セットばね17により、反時計回り方向に付勢力が与えられる。第2セットばね17は、図5図6及び図8に示された状態では最も収縮した状態となっており、セットレバー18がセット完了位置にある状態で最も伸長した状態となっている(図7参照)。なお、第2セットばね17は、本発明の「第2セット付勢部材」の一構成例である。
【0030】
上記本実施形態のフォーカルプレンシャッタでは、上記のように、セットレバー18がセット完了位置(図7)から待機位置(図8)へと移動する際の初期段階でのみ、第1セットばね16と第2セットばね17の双方の付勢力によって駆動され、その後は第1セット付勢部材のみの付勢力によって駆動される構成にすることができる。これにより、セットレバー18をセット完了位置から比較的強い付勢力により確実に動作開始させつつ、セットレバー18が待機位置に到達する際には比較的弱い付勢力により音の発生を抑制した構成とすることができる。
【0031】
また、上記本実施形態のフォーカルプレンシャッタでは、第2セットばねは、セットレバー18がセット完了位置にある際に最も伸長して高い付勢力が得られる状態となっており(図7)、アシストレバー19がセットレバー18に当接しない状態では収縮した状態になっている(図5図6、及び図8)。そのため、第2セットばね17がアシストレバー19を介して、セット完了位置から待機位置へと向かう際の一定領域において比較的強い付勢力をセットレバー18に与えやすい構成とすることができる。
【0032】
<2.補足事項>
以上、本発明の実施形態についての具体的な説明を行った。上記説明は、あくまで一実施形態としての説明であって、本発明の範囲はこの一実施形態に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
【0033】
例えば、上記実施形態のフォーカルプレンシャッタでは、駆動ばね及び第1セットばね16としてコイルばねを用いていたが、別のばねを用いた構成としても良い。また、ばね以外の付勢部材を用いることも可能である。また、アシストレバー19に連結された第2セットばね17は引っ張りばねであったが、ねじりコイルばね、その他のばね、または他の付勢部材を用いても良い。
【0034】
また、上記実施形態のフォーカルプレンシャッタは、先羽根3及び後羽根4を有する構成であったが、いずれか一方の羽根のみを有する構成であっても、実施形態と同様の構成を採用可能である。
【0035】
また、本実施形態のフォーカルプレンシャッタの開口部は、矩形状または略矩形状に形成されていたが、必ずしも矩形状または略矩形状に限定されるものではなく、方形状または略方形状に形成されてもよい。また、方形状以外に形成されていてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明のフォーカルプレンシャッタは、カメラなどの撮像装置用のシャッタとして好適に適用される。
【符号の説明】
【0037】
1…地板
1a…開口部
3…先羽根
4…後羽根
6…駆動機構部
11…可動部材軸
12…長孔
13…可動部材
14…電磁石
15…セットレバー軸
16…第1セットばね
17…第2セットばね
18…セットレバー
19…アシストレバー




図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8