(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
矩形の平板状に形成され、短手方向の中央の位置に厚み方向に貫通する電源孔、及び長手方向の前記電源孔を挟む両側の位置にそれぞれ厚み方向に貫通する第1及び第2取付孔を有する器具ケースと、
前記器具ケースの長手方向の両端部に設けられ、直管形のランプが接続される給電用及び接地用のソケットと、
交流電源の電力を用いて前記ランプを点灯する第1電源装置と、
交流電源からの給電が停止したときに前記ランプを点灯する第2電源装置と、
前記給電が停止したときに前記第2電源装置に電力を供給する蓄電池と
を備え、
前記第1電源装置は、前記第1取付孔よりも前記器具ケースの短手方向の一端部側寄りの位置であって、前記器具ケースの長手方向に沿って前記給電用のソケット寄りに設置され、
前記第2電源装置は、前記器具ケースの短手方向の一端部と前記電源孔との間の位置であって、前記第1電源装置と前記第2取付孔との間に前記器具ケースの長手方向に沿って設置され、
前記蓄電池は、前記器具ケースの短手方向の他端部側寄りの位置であって、前記電源孔を挟むように前記第2電源装置と並列に設置されていることを特徴とする照明器具。
前記第2電源装置は、前記器具ケースの短手方向の一端部と前記電源孔との間の位置であって、前記第1電源装置よりも前記器具ケースの短手方向の中央側寄りに設置されていることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
前記蓄電池は、前記器具ケースの短手方向の他端部と前記電源孔との間の位置であって、当該電源孔との間に空間を隔てて設置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明器具。
前記第2電源装置は、前記電源孔側の端部とは反対側の端部が、前記電源孔よりも前記器具ケースの短手方向の一端部側に位置することを特徴とする請求項4又は5に記載の照明器具。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る照明器具の実施の形態について、
図1〜
図5を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る照明器具を分解して示す斜視図、
図2は
図1に示す照明器具の外観図および縦断面図、
図3は
図1の器具ケース上に配置された部品の平面図である。なお、
図2(a)は照明器具の正面図、
図2(b)は照明器具の側面図、
図2(c)は(a)に示す矢視A−Aの縦断面図である。
【0010】
図1〜
図3において、本実施の形態1の照明器具100は、例えば天井に直付けされる1灯用の照明器具である。照明器具100は、器具ケース10と、一対のソケット20a、20bと、第1電源装置30と、第2電源装置40と、蓄電池50と、逆富士形の反射板60と、直管形の例えばLEDランプ70と、点検スイッチ80とを備えている。なお、この照明器具100のLEDランプ70は、通常は常用照明の光源として使用され、交流電源である例えば商用電源の停電時に非常用照明の光源として使用される。
【0011】
器具ケース10は、鋼板などの板金により矩形状に形成された平板状で、短手方向の両端部が長手方向の全長に亘って下向きに折り曲げられている。器具ケース10には、例えば
図3に示すように、器具ケース10の長手方向の中央および短手方向の中央となる位置、即ち器具ケース10の中心位置に厚み方向に貫通する電源孔11が設けられている。この電源孔11は、商用電源に接続される電源ケーブル91(
図4参照)を照明器具100内に引き込む孔である。
【0012】
また、器具ケース10の長手方向の電源孔11を挟む両側の位置に厚み方向に貫通する第1及び第2取付孔12a、12bが設けられている。この第1及び第2取付孔12a、12bには、天井裏に設けられた鉛直下向きの2本の吊りボルトが挿入される。この器具ケース10は、第1及び第2取付孔12a、12bに挿入された吊りボルトをナットで締め付けることによって、天井に取り付けられる。
【0013】
一対のソケット20a、20bは、器具ケース10の長手方向の両端部に固定されたソケット台21に取り付けられている。一対のソケット20a、20bのうち、一方のソケット20aは給電用のソケットである。もう一方のソケット20bは接地用のソケットである。各ソケット20a、20bには、LEDランプ70の両端に設けられた口金71がそれぞれ挿入される。
【0014】
反射板60には、矩形状のソケット孔61と、ネジ挿通孔62と、固定金具63と、表示灯孔64と、引き紐挿通孔65とが設けられている。ソケット孔61は、反射板60の長手方向の両端部にそれぞれ設けられ、各ソケット20a、20bが挿入される。ネジ挿通孔62は、反射板60のソケット孔61よりも内側の位置にそれぞれ設けられている。固定金具63は、U字形状に形成され、反射板60のソケット孔61とネジ挿通孔62との間の位置にそれぞれ取り付けられている。表示灯孔64と引き紐挿通孔65は、反射板60の長手方向の片側寄りの位置であって、反射板60の短手方向に並列に設けられている。
【0015】
器具ケース10に反射板60を取り付ける場合、先ず、引き紐83を引き紐挿通孔65に通し、次いで、各ソケット20a、20bをそれぞれソケット孔61に挿入する。そして、2本のネジ67を、それぞれのネジ挿通孔62に挿入して、ソケット台21のネジ孔22にネジ込んで、器具ケース10に反射板60を取り付ける。その後は、前述したように、LEDランプ70の各口金71をそれぞれソケット20a、20bに挿入して、LEDランプ70の両端部を固定金具63とランプカバー66とで固定する。
【0016】
LEDランプ70は、各ネジ68を、それぞれランプカバー66に設けられたネジ挿通孔66aに挿入し、固定金具63のネジ孔63aにネジ込むことで固定される。器具ケース10に反射板60を取り付けた際には、後述する充電表示灯82が反射板60の表示灯孔64から突出する。
【0017】
前述した器具ケース10には、
図1および
図3に示すように、一対のソケット20a、20bの他に、第1電源装置30と、第2電源装置40と、蓄電池50と、点検スイッチ80とが取り付けられている。
【0018】
第1電源装置30は、外観が直方体形状に形成され、第1取付孔12aよりも器具ケース10の短手方向の一端部側寄りの位置であって、器具ケース10の長手方向に沿って給電用のソケット20a寄りにネジで固定されている。この第1電源装置30は、商用電源の電力を直流電力に変換し、LEDランプ70を点灯する。
【0019】
第2電源装置40は、外観が直方体形状に形成され、器具ケース10の短手方向の一端部と電源孔11との間の位置であって、第1電源装置30と第2取付孔12bとの間に器具ケース10の長手方向に沿って設置されている。また、この第2電源装置40は、第1電源装置30よりも器具ケース10の短手方向の中央側寄りに設置されている。この配置により、第2電源装置40と器具ケース10の短手方向の一端部との間に空間が形成されている。この空間には、第2電源装置40の1次側に接続された電線が配線される。第2電源装置40は、通常時に蓄電池50を充電し、商用電源からの給電が停止、即ち商用電源が停電したときに蓄電池50からの電力を用いてLEDランプ70を点灯する。第2電源装置40から蓄電池50に充電を行っている間は、前述の充電表示灯82が点灯する。
【0020】
蓄電池50は、外観が円筒形状に形成され、器具ケース10の短手方向の他端部側寄りの位置であって、電源孔11を挟むように第2電源装置40と並列に設置されている。つまり、この蓄電池50は、器具ケース10の短手方向の他端部と電源孔11との間の位置であって、その電源孔11との間に空間を隔てて設置されている。この空間には、電源ケーブル91と接続される電線が配線される。蓄電池50は、取付金具51と蝶ボルト52とによって器具ケース10に固定されている。この蓄電池50は、例えば直列に接続された2個の蓄電池50から構成され、商用電源が停電したときに第2電源装置40に電力を供給する。
【0021】
点検スイッチ80は、器具ケース10に固定された支持金具81の片面に取り付けられている。なお、支持金具81に一体に形成された支持片81aには、充電表示灯82が取り付けられている。この点検スイッチ80は、内部スイッチをオン/オフする引き紐83を備え、この引き紐83の操作により内部スイッチがオフされたとき、第2電源装置40への電力の供給を停止させる。つまり、点検スイッチ80をオフ操作したときに、蓄電池50からの電力によりLEDランプ70が点灯するかどうかを点検する。
【0022】
なお、第1電源装置30、第2電源装置40、蓄電池50及び点検スイッチ80を、前述のように配置(
図3参照)することにより、第1取付孔12a側の周囲には、新たな部材を追加できる空間が形成されている。この空間には、例えば蓄電池を追加することができる。
【0023】
次に、前記のように構成された照明器具100の内部配線について、
図3及び
図4を用いて説明する。
図4は、
図3に示す器具ケースの部品の配線図である。商用電源に接続される電源ケーブル91は、器具ケース10の電源孔11から照明器具100内に引き込まれ、後述する電線a、b、cと接続される。なお、電源ケーブル91に接続されたスイッチ92は、照明器具100のLEDランプ70を点灯したり、消灯するスイッチである。
【0024】
第2電源装置40の1次側に接続された電線b、dは、器具ケース10の一端部と第2電源装置40との間に配線され、そのうち一方の電線dは、点検スイッチ80に接続されている。もう一方の電線bは、第1電源装置30の1次側に接続された電線cと点検スイッチ80に接続された電線aと共に、電源孔11と蓄電池50との間に配線されている。この3本の電線a、b、cは、電源ケーブル91と接続される。電源ケーブル91と各電線a、b、cは、それぞれ被覆を剥がして結線される。第1電源装置30の1次側に接続された電線eは、点検スイッチ80に接続されている。
【0025】
また、第1電源装置30の2次側に接続された電線f、gのうち、一方の電線fは給電用のソケット20aに接続され、もう一方の電線gは、電線h、iと共に、第1電源装置30の片側寄りに第1電源装置30の長手方向に沿って配線されている。この3本の電線g、h、iのうち、電線gは、第2電源装置40の2次側に接続され、残り2本の電線h,iは、第2電源装置40の2次側と給電用のソケット20aとを接続している。
【0026】
更に、第2電源装置40の1次側に接続された2本の電線j、kは、接地用のソケット20bと第2取付孔12bとの間に配線されて蓄電池50と接続される。なお、
図3では、蓄電池50と第2電源装置40とが外れている状態となっているが、コネクタで蓄電池50と第2電源装置40とが互いに接続される。
【0027】
以上のように本実施の形態1においては、以下に示す効果が得られている。
(1)第1電源装置30に直列に設置された第2電源装置40とこの第2電源装置40に並列に設置された蓄電池50との間に電源孔11を設けている。この構成により、従来技術のように第2電源装置が電源孔と重なるようなことがなくなり、電源ケーブル91の照明器具100内への引き込みが容易になっている。
(2)第1電源装置30を器具ケース10の短手方向の一端部側寄りに設置し、第2電源装置40を第1電源装置30よりも器具ケース10の短手方向の中央側寄りに設置している。この構成により、電線g、h、iを第1電源装置30の片側寄りに第1電源装置30の長手方向に沿って直線状に配線することができる。このため、吊りボルトを第1取付孔12aに取り付けるときの電線との干渉を防ぐことができる。
(3)前述したように、第2電源装置40を第1電源装置30よりも器具ケース10の短手方向の中央側寄りに設置しているので、第2電源装置40の1次側に接続された電線b、dを器具ケース10の一端部との間に配線することができる。また、この配線により、他の電線と混在してわかり難くいということがない。
(4)また、電源ケーブル91と接続する電線a、b、cを電源孔11と蓄電池50との間に配線できるようにしているので、部品組み立て時の配線を簡素化することができる。
(5)第2電源装置40の1次側に接続された2本の電線j、kを接地用のソケット20bと第2取付孔12bとの間に配線して他の電線と混在しないようにしているので、蓄電池50の交換するときに他の電線と絡まるようなことがない。
(6)第1電源装置30と第1取付孔12aとの間及び蓄電池50と電源孔11との間を配線することができるので、配線が混在するようなことがなくなり、配線の簡素化を図ることができる。更に、その配線の簡素化により、第1及び第2取付孔12a、12bを跨がって配線されるようなことがなくなり、器具ケース10の取り付けが容易になる。
【0028】
実施の形態2.
図5は本発明の実施の形態2に係る照明器具の器具ケース上に配置された部品の平面図である。なお、
図1〜
図3に示した実施の形態1と同様の部分には同じ符号を付している。実施の形態2の照明器具101では、第2電源装置40を、蓄電池50とで電源孔11を挟むように、器具ケース10の長手方向に沿って設置された第1電源装置30に対し、器具ケース10の短手方向の他端部側に斜めに設置している。なお、
図5では、蓄電池50と第2電源装置40とが外れている状態となっているが、コネクタで蓄電池50と第2電源装置40とが互いに接続される。この構成により、実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0029】
なお、本実施の形態2では、第2電源装置40を、第1電源装置30に対し、器具ケース10の短手方向の他端側に斜めに設置したが、これに限定されるものではない。例えば、第1電源装置30を、器具ケース10の長手方向に沿って設置された第2電源装置40に対し、器具ケース10の短手方向の他端側に斜めに設置するようにしても良い。このような場合も、実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0030】
実施の形態1、2では、照明器具100のランプとして直管形のLEDランプ70としたが、これに代えて、直管形の蛍光ランプでも良い。また、実施の形態1、2では、電源ケーブル91と各電線a、b、cとは、それぞれ被覆を剥がして結線されることを述べたが、電源孔11と接地用のソケット20b側の第2取付孔12bとの間に電源ケーブル91と電線a、b、cとを接続する端子台を設けても良い。
【0031】
実施の形態3.
次に、実施の形態3に係る照明器具102を
図6〜
図9に基づいて説明する。
図6は、本発明の実施の形態3に係る照明器具を分解して示す斜視図である。
図7は、本発明の実施の形態3に係る照明器具の外観図および縦断面図である。
図8は、
図6の器具ケース上に配置された部品の平面図である。
図9は、
図8に示したC部の拡大斜視図である。なお、
図7(a)は照明器具の正面図、
図7(b)は照明器具の平面図、
図7(c)は(a)に示すB−B線矢視断面図である。なお、実施の形態1及び2で説明した照明器具100及び101と同一の構成について、同一の符号を付して、その説明を適宜省略する。
【0032】
実施の形態3の照明器具102では、第2電源装置40を、蓄電池50とで電源孔11を挟むように、器具ケース10の長手方向に沿って設置された第1電源装置30に対し、器具ケース10の短手方向の他端部側に斜めに設置したものであって、実施の形態2における第2電源装置40とは逆向きに配置した構成である。具体的には、第2電源装置40は、電源孔11側の端部が、電源孔11よりも器具ケース10の短手方向の他端部側に位置している。そして、第2電源装置40は、電源孔11側の端部とは反対側の端部が、電源孔11よりも器具ケース10の短手方向の一端部側に位置している。なお、第2電源装置40を斜めに配置するとは、第1取付孔12aと第2取付孔12bとを結ぶ基準線に対して斜めに配置すること、又はLEDランプ70に対して斜めに配置することである。また、蓄電池50は、第1電源装置30と器具ケース10の短手方向の他端部側との間に配置され、ボルトと蝶ナット53によって器具ケース10に固定されている。蓄電池50と第2電源装置40は、
図8及び
図9の場合、接続されていない状態となっているが、実際にはコネクタで互いに接続される。また、LEDランプ70は、各ネジ68を、それぞれランプカバー66に設けられたネジ挿通孔66aに挿入し、反射板60に設けたネジ挿通孔66bにネジ込むことで固定される。実施の形態3の照明器具102は、上記構成により、実施の形態1の照明器具100と同様の効果が得られる。
【0033】
更に言えば、実施の形態3に係る照明器具102は、従来技術のように第2電源装置40が電源孔11と重なるような不具合がないため、第2電源装置40を可動させて電源孔11を露出させる手間が不要であり、電源ケーブル91の照明器具102内への引き込みが容易である。
【0034】
また、実施の形態3に係る照明器具102は、電源孔11と第2取付孔12bとの距離よりも大きい長さを有する第2電源装置40を設置する場合であっても、スペースをうまく活用して配置できるので、器具ケース10の小型化に寄与することができる。
【0035】
また、実施の形態3に係る照明器具102は、逆富士形の反射板60との関係において、広いスペースを形成できる底板近傍に第2電源装置40を配置して、傾斜面との干渉を避けた構成なので、反射板60の小型化に寄与することができる。
【0036】
また、実施の形態3に係る照明器具102は、第2電源装置40が器具ケース10の短手方向の一方側に偏らないように重量バランスを考慮して配置されているので、天井等への取付作業の作業性を高めることができるし、天井等への取付状態の安定性を高めることもできる。
【0037】
また、実施の形態3に係る照明器具102は、第2電源装置40を上記配置とすることで、第2電源装置40と器具ケース10の短手方向の一端側に端子台13を設けるスペースが生まれ、当該スペースに端子台13を設けることで、端子台13と第1電源装置30及び第2電源装置40の双方とを近接させることができる。よって、照明器具102では、第1電源装置30及び第2電源装置40と、端子台13とを電線で接続する際の配線が容易となる。更に、当該スペースに端子台13を設けることで、第1電源装置30と器具ケース10の短手方向の他端部との間に蓄電池50を設置するための十分なスペースが生まれるため、当該蓄電池50を他の部品から離して配置することも可能となる。つまり、蓄電池50が何らかの原因で発火するようなことがあっても、他の部品が延焼する事態を抑制できる。
【0038】
なお、実施の形態3の照明器具102において説明した作用効果は、実施の形態2の照明器具101の構成においても同様に得られるものである。
【0039】
実施の形態4.
次に、実施の形態4に係る照明器具103を
図10〜
図12に基づいて説明する。
図10は、本発明の実施の形態4に係る照明器具を分解して示す斜視図である。
図11は、本発明の実施の形態4に係る照明器具の外観図および縦断面図である。
図12は、
図10の器具ケース上に配置された部品の平面図である。なお、
図11(a)は照明器具の正面図、
図11(b)は照明器具の平面図、
図11(c)は(a)に示すD−D線矢視断面図である。また、
図12では、電線を省略した状態を示している。また、実施の形態1〜3で説明した照明器具と同一の構成について、同一の符号を付して、その説明を適宜省略する。
【0040】
実施の形態4に係る照明器具103は、実施の形態3で説明した構成をベースにLEDランプ70を2灯で構成したものである。そのため、実施の形態4の照明器具103は、
図9〜
図11に示すように、一対のソケット20a及び20bが2つ設けられ、倒立三角形状の反射板69を設けている。その他の主要な構成は、
図6〜
図9に示した1灯用の照明器具102と同じである。
【0041】
実施の形態4における第2電源装置40も、電源孔11側の端部が、電源孔11よりも器具ケース10の短手方向の他端部側に位置している。そして、第2電源装置40は、電源孔11側の端部とは反対側の端部が、電源孔11よりも器具ケース10の短手方向の一端部側に位置している。つまり、実施の形態4の照明器具は、最もスペースを確保できる反射板60の三角形の頂部に第2電源装置40を配置することができる。そのため、実施の形態4の照明器具103では、倒立三角形状の反射板60を使用した2灯用の照明器具であっても、第2電源装置40が傾斜面と干渉することがなく、反射板60を最小限の大きさで構成でき、ひいては器具ケース10の小型化に寄与することができる。なお、2灯用で構成した照明器具103も、実施の形態1〜3で説明した構成と同様の効果を奏することができる。