(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1は、車載通信装置1の機能的構成を示すブロック図である。
【0015】
車載通信装置1は、車両に搭載される装置であり、地図を表示して地図上に車両の現在位置を表示する機能や、地図を表示して地図上に目的地までの経路を表示して目的地までの経路を案内する機能等を有する。また、本実施形態の車載通信装置1は、後に詳述するが、他の車両と通信する機能を有する。
【0016】
以下の説明において、車載通信装置1が搭載された車両を「自車両」と表現する。また、自車両と異なる他の車両を「他車両」と表現する。
【0017】
図1に示すように、車載通信装置1は、制御部10と、記憶部11と、タッチパネル12と、計時部13と、位置推定情報取得部14と、車車間通信部15(通信部)と、路車間通信部16と、ヨーレートセンサー17と、ブレーキセンサー18と、操舵角センサー19とを備える。
【0018】
制御部10は、CPUや、ROM、RAM、その他の制御回路等を備え、車載通信装置1の各部を制御する。
【0019】
記憶部11は、ハードディスクや、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、データを書き換え可能に記憶する。また、記憶部11は、位置テーブル111と、速度テーブル112とを記憶する。位置テーブル111と、速度テーブル112とについては、後述する。
【0020】
タッチパネル12は、表示パネル121と、タッチセンサー122とを備える。当該表示パネル121は、液晶ディスプレイやEL(Electro Luminescent)ディスプレイ等により構成され、制御部10の制御の下、各種情報を表示パネル121に表示する。タッチセンサー122は、表示パネル121に重ねて配置され、ユーザーのタッチ操作を検出し、制御部10に出力する。
【0021】
計時部13は、例えば内蔵時計や、GPS時計、受信する電波信号等に基づいて、計時動作を実行し、現在時刻を示す情報を制御部10に出力する。ここで、現在時刻を示す情報は、例えば、「ABCD年E月F日12時23分45秒」のように、年、月、日、及び、時刻を含む情報である。
なお、本実施形態では、自車両が計時する時刻と、他車両が計時する時刻とは、同期しているものとする。
【0022】
位置推定情報取得部14は、GPS受信部141と、相対方位検出部142と、車速センサー143とを含み、複数種類の位置推定情報を取得する。位置推定情報とは、自車両の位置を推定する際に使用される情報である。制御部10は、位置推定情報を使用することで、自車両の位置を推定可能である。また、他車両も、位置推定情報取得部14が取得した位置推定情報を使用することにより、自車両の位置を推定可能である。具体的な位置推定情報については、後述する。
【0023】
GPS受信部141は、GPSアンテナ141aを介してGPS衛星から送信されるGPS信号を周期的に受信する。そして、GPS受信部141は、受信したGPS信号に基づいて、自車両とGPS衛星間の距離及び距離の変化率を所定数以上の衛星に対して測定することにより、少なくとも自車両の位置と自車両の進行方向の方角(以下、「自車両の方位」と表現する)とを算出することで取得する。GPS受信部141は、自車両の位置を示す情報(以下、「自車両位置情報」と表現する)(車両位置情報)と、自車両の方位を示す情報(以下、「自車両方位情報」と表現する)とを、制御部10に出力する。この自車両位置情報と自車両方位情報とは、位置推定情報に相当し、それぞれ異なる種類の位置推定情報である。
【0024】
相対方位検出部142は、ジャイロセンサーと、加速度センサーとを備える。ジャイロセンサーは、例えば振動ジャイロにより構成され、自車両の相対的な方位(例えば、ヨー軸方向の旋回量)を検出する。加速度センサーは、自車両に作用する加速度(例えば、進行方向に対する自車両の傾き)を検出する。相対方位検出部35は、検出結果を制御部10に出力する。
【0025】
車速センサー143は、車軸の単位時間当たりの回転数を検出し、検出した回転数に基づいて自車両の車速を周期的に取得する。車速センサー143は、検出した自車両の車速を示す情報(以下、「自車両速度情報」と表現する)(車両速度情報)を制御部10に出力する。この自車両速度情報は、位置推定情報に相当し、自車両位置情報と自車両方位情報とのそれぞれと種類が異なる位置推定情報である。
【0026】
車車間通信部15は、例えばIEEE802.11pの無線通信規格に従って、自車両の周辺に位置する他車両との間で車両情報(情報)を無線通信によって相互に伝達する。車両情報としては、例えば、CAM(Cooperative Awareness Message)や、BSM(Basic Safety Message)等が挙げられる。車両情報は、自車両位置情報や、自車両速度情報、自車両方位情報、自車両を識別する識別情報、位置推定情報を取得した時刻である取得時刻を示す取得時刻情報等を含む。また、車両情報は、ブレーキやハンドル等の制御状態や、各種ライトの点灯状態、ヨーレートの状態等の自車両の状態を示す情報を含む。本実施形態において車両情報は、少なくとも、自車両位置情報、自車両速度情報、及び、自車両位置情報を取得した取得時刻を示す取得時刻情報を含むものとする。車車間通信部15は、受信した車両情報を、制御部10に出力する。
【0027】
路車間通信部16は、交差点等の路側に設置された路側機から、光ビーコンや、電波ビーコン、DSRC(Dedicated Short Range Communications)などの狭帯域無線通信によって送信される情報を受信する。路側機から路車間通信部16に送信される情報には、例えば、渋滞情報等を含む道路情報や、歩行者の情報等が含まれる。路車間通信部16は、受信した情報を制御部10に出力する。
【0028】
ヨーレートセンサー17は、自車両にかかるヨーレートを検出し、検出したヨーレートを示す情報を制御部10に出力する。
【0029】
ブレーキセンサー18は、ブレーキペダルに対する運転者の操作量(踏み込み量や、角度、圧力等)を検出して、検出した操作量を示す情報を制御部10に出力する。
【0030】
操舵角センサー19は、ステアリングの操舵角を検出して、検出した操舵角を示す情報を制御部10に出力する。
【0031】
近年、高度道路交通システム(Intelligent Transport Systems:ITS)が知られている。高度道路交通システムとは、他車両の情報や走行する道路に関する情報等を自車両の運転に反映するといったように、道路交通システムと情報通信システムとを連携させることにより、道路交通システムの高度化を図ったシステムである。
【0032】
高度道路交通システムとしては、C2Xシステムが知られている。C2Xシステムとは、車両対何かの通信を示すシステムの呼び名であり、例えば、車車間通信や、路車間通信等が挙げられる。車車間通信は、自車両の周辺に位置する他車両との間で車両情報を相互に伝達させる通信である。また、路車間通信は、路側機から、渋滞情報等を含む道路情報や、道路を歩行する歩行者の情報等を、自車両が受信する通信である。車車間通信を行うことにより、自車両、及び、他車両は、互いに車両の位置や状態等を取得できる。また、路車間通信を行うことにより、自車両、及び、他車両は、自身が走行する道路の状態を取得できる。
【0033】
ところで、車車間通信において、他車両は、自車両から送信される車両情報に基づいて、自車両の位置を推定する。他車両は、少なくとも以下に示すような算出により、自車両から送信される車両情報に基づいて、自車両の位置を推定する。
【0034】
図2は、他車両による自車両の位置の推定を説明するための図である。
【0035】
図2の説明では、他車両が、少なくとも、自車両の位置として位置P1を示す自車両位置情報と、自車両の方位に対応する角度として角度θ1を示す自車両方位情報と、自車両の速度として速度V1を示す自車両速度情報と、自車両位置情報を取得した取得時刻として時刻t1を示す取得時刻情報とを含む車両情報を受信したものとする。また、受信した車両情報が含む自車両位置情報と自車両速度情報とは、自車両が車両情報を送信するタイミングおいて、最新の取得時刻を示す取得時刻情報であるものとする。
【0036】
なお、位置P1を示す自車両位置情報と、位置P2を示す自車両位置情報とは、例えば、位置P1及び位置P2を示す座標の情報や、位置P1及び位置P2を示す緯度経度の情報等である。
また、自車両の方位とは、自車両の進行方向の方角を意味する。
図2の例では、自車両の方位は、進行方向X1の方角である。また、自車両の方位に対応する角度とは、
図2の例の場合、北に向かう方向と、自車両の方位との時計回りの離間角度を意味する。
【0037】
また、
図2の説明では、これら情報を含む車両情報を、他車両が自車両から時刻tjにおいて受信したものとする。
【0038】
車車間通信は、中継用の設備を介在させる必要がないため、自車両と他車両との間で比較的リアルタイムに車両情報の伝達が可能である。しかし、自車両から他車両への通信時間分遅延して、他車両は、自車両から車両情報を受信することになる。そこで、他車両は、自車両の位置を推定する際、当該通信時間分、自車両の位置が変化することを考慮するために、自車両の位置を補正する補正量を算出する。
【0039】
他車両は、自車両から車両情報を受信した時刻である時刻tjから、車両情報が含む取得時刻情報が示す時刻である時刻t1を引いたものに、車両情報が含む自車両速度情報が示す速度V1を掛けたものを補正量として算出する。すなわち、他車両は、補正量として、「速度V1×(時刻tj−時刻t1)」を算出する。この補正量は、自車両が、時刻t1から、他車両が車両情報を受信した時刻tjまでの期間を、速度V1で移動した場合の距離を示している。
【0040】
他車両は、補正量を算出すると、車両情報が含む自車両位置情報が示す位置P1に算出した補正量を加えて、自車両の位置を推定する。すなわち、他車両は、位置P1を基準とし、自車両の方位に「速度V1×(時刻tj−時刻t1)」の距離分ずれた位置である位置P2を、自車両の位置として推定する。このように、他車両は、自車両を推定する際、補正量を加味するため、車車間通信における通信時間分を考慮して自車両の位置を推定できる。
【0041】
しかしながら、以下の場合に、他車両は、自車両の位置を精度よく推定できない可能性がある。
【0042】
図3は、自車両の位置と自車両の速度とを取得するタイミングの一例を示す図である。
【0043】
図3に示す例において、自車両の車載通信装置1の制御部10は、期間T1の間隔で周期的に、GPS受信部141から自車両位置情報を取得する。この期間T1は、GPS受信部141がGPS信号を受信する周期に相当する。
図3の例では、自車両の車載通信装置1の制御部10は、時刻ta−1において、自車両の位置として位置P(ta−1)を示す自車両位置情報を取得する。また、自車両の車載通信装置1の制御部10は、時刻ta−1から期間T1の経過後、時刻taにおいて、自車両の位置として位置P(ta)を示す自車両位置情報を取得する。また、自車両の車載通信装置1の制御部10は、時刻taから期間T1の経過後、時刻ta+1において、自車両の位置として位置P(ta+1)を示す自車両位置情報を取得する。
【0044】
また、
図3に示す例において、自車両の車載通信装置1の制御部10は、期間T2の間隔で周期的に、車速センサー143から自車両速度情報を取得する。この期間T2は、車速センサー143が車軸の回転数を検出する期間に相当する。
図3の例では、自車両の車載通信装置1の制御部10は、時刻tbにおいて、自車両の速度として速度V(tb)を示す自車両速度情報を取得する。また、自車両の車載通信装置1の制御部10は、時刻tbから期間T2の経過後、時刻tb+1において、自車両の速度として速度V(tb+1)を示す自車両速度情報を取得する。また、自車両の車載通信装置1の制御部10は、時刻tb+1から期間T2の経過後、時刻tb+2において、自車両の速度として速度V(tb+2)を示す自車両速度情報を取得する。
【0045】
図3に示すように、自車両の車載通信装置1の制御部10は、自車両位置情報を取得するタイミングと、自車両速度情報を取得するタイミングとが同期していない。このように自車両位置情報を取得するタイミングと自車両速度情報を取得するタイミングとが同期していないのは、種類に応じてそれぞれ異なるモジュールで位置推定情報が取得され、また、異なる処理により自車両の位置や自車両の速度等が算出されることに起因する。
【0046】
ここで、自車両が車両情報を他車両に送信するタイミングが時刻tcであるとする。この場合、自車両の車載通信装置1の制御部10は、自車両位置情報と自車両速度情報とについて、取得時刻が最新の時刻である自車両位置情報と自車両速度情報とを車両情報に含み、当該車両情報を他車両に送信する。すなわち、
図3の場合、自車両の車載通信装置1は、自車両の位置として時刻taにおいて取得した位置P(ta)を示す自車両位置情報と、自車両の速度として時刻tbにおいて取得した速度V(tb)を示す自車両速度情報とを含む車両情報を、他車両に送信する。
【0047】
他車両は、当該車両情報を受信すると、時刻taを示す取得情報と、位置P(ta)を示す自車両位置情報と、速度V(tb)を示す自車両速度情報とに基づいて、自車両の位置を推定する。しかしながら、
図3に示す通り、速度V(tb)を取得する時刻tbは、速度V(tb+1)を取得する時刻tb+1と比較して、位置P(ta)を取得する時刻taから大きくずれている。そのため、時刻taにおける自車両の速度は、時刻tbにおける速度V(tb)から変化している可能性が高い。したがって、他車両は、自車両の位置を推定する際、時刻taにおいて取得した速度として速度V(tb)を用いると、時刻taにおける実際の自車両の速度から乖離した速度を用いる可能性があり、補正量を精度よく算出できない可能性がある。このことは、他車両が、自車両の位置を精度よく推定できないことに相当する。
【0048】
このように、他車両は、取得時刻が大きくずれた自車両位置情報と自車両速度情報とを含む車両情報を受信すると、自車両の位置を精度よく推定できない可能性がある。
【0049】
そこで、本実施形態の自車両の車載通信装置1は、以下に示す動作を実行する。
【0050】
図4は、自車両の車載通信装置1の動作を示すフローチャートである。
【0051】
図4における自車両の車載通信装置1の動作の説明では、自車両のイグニッションがオンになったことや、自車両のアクセサリ電源がオンになったこと等をトリガーとして、車載通信装置1のシステムが起動しているものとする。
【0052】
車載通信装置1の制御部10は、車車間通信部15により、車両情報を他車両に送信するトリガーが発生したか否かを判別する(ステップS1)。
【0053】
例えば、制御部10は、前回の車両情報を送信してから、100ms〜1000msの期間において、少なくとも、自車両の位置、自車両の速度、及び、自車両の方位のいずれかが、それぞれに対応する規定値以上の変化を示した場合、車両情報を車両に送信するトリガーが発生したと判別する。
【0054】
次いで、制御部10は、位置テーブル111と、速度テーブル112とを参照し、最新位置時刻が、最新速度時刻より新しいか否かを判別する(ステップS2)。最新位置時刻とは、自車両の位置を取得した最新の取得時刻を示す。また、最新速度時刻とは、自車両の速度を取得した最新の取得時刻を示す。
【0055】
図5は、位置テーブル111の一例を示す図である。
【0056】
図5に示す通り、位置テーブル111は、最新取得レコードSR1と、前回取得レコードZR1とを格納する。最新取得レコードSR1と前回取得レコードZR1とには、位置取得時刻フィールドF11と、自車両位置フィールドF12とが対応付く。位置取得時刻フィールドF11は、自車両の位置を取得した取得時刻を示す取得時刻情報を格納する。また、自車両位置フィールドF12は、取得した自車両の位置を示す自車両位置情報を格納する。
【0057】
最新取得レコードSR1には、位置取得時刻フィールドF11において、最新位置時刻を示す取得時刻情報を格納し、自車両位置フィールドF12において、最新位置時刻で取得した自車両の位置を示す自車両位置情報を格納する。
図5の例では、最新取得レコードSR1は、位置取得時刻フィールドF11に、最新位置時刻として時刻taを示す取得時刻情報を格納し、自車両位置フィールドF12に、位置P(ta)を示す自車両位置情報を格納する。
【0058】
前回取得レコードZR1には、位置取得時刻フィールドF11において、前回位置時刻を示す取得時刻情報を格納し、自車両位置フィールドF12において、前回位置時刻で取得した自車両の位置を示す自車両位置情報を格納する。前回位置時刻とは、最新位置時刻の前に自車両の位置を取得した取得時刻であり、例えば、
図3の例において時刻taを最新位置時刻とした場合、時刻ta−1が前回位置時刻に相当する。
図5の例では、前回取得レコードZR1は、位置取得時刻フィールドF11に、前回位置時刻として時刻ta−1を示す取得時刻情報を格納し、自車両位置フィールドF12に、位置P(ta−1)を示す自車両位置情報を格納する。
【0059】
制御部10は、GPS受信部141が自車両の位置を取得する度に、位置テーブル111が格納する各情報を更新する。例えば、
図3の場合、制御部10が、時刻ta+1において、位置P(ta+1)を示す自車両位置情報を取得したとする。この場合、制御部10は、位置テーブル111の前回取得レコードZR1が格納する情報を、最新取得レコードSR1が格納する情報に書き換え、最新取得レコードSR1が格納する情報を、最新位置時刻である時刻ta+1を示す取得時刻情報と、最新位置時刻で取得した自車両の位置である位置P(ta+1)を示す自車両位置情報とに書き換える。この書換により、位置テーブル111の前回取得レコードZR1は、位置取得時刻フィールドF11が格納する取得時刻情報が「時刻ta−1」から「時刻ta」に更新され、自車両位置フィールドF12が格納する自車両位置情報が「位置P(ta−1)」から「位置P(ta)」に更新される。また、位置テーブル111の最新取得レコードSR1は、位置取得時刻フィールドF11が格納する取得時刻情報が「時刻ta」から「時刻ta+1」に更新され、自車両位置フィールドF12が格納する自車両位置情報が「位置P(ta)」から「位置P(ta+1)」に更新される。
【0060】
図6は、速度テーブル112の一例を示す図である。
【0061】
図6に示す通り、速度テーブル112は、最新取得レコードSR2と、前回取得レコードZR2とを格納する。最新取得レコードSR2と、前回取得レコードZR2とには、速度取得時刻フィールドF21と、自車両速度フィールドF22とが対応付く。速度取得時刻フィールドF21は、自車両の速度を取得した取得時刻を示す取得時刻情報を格納する。また、自車両速度フィールドF22は、取得した自車両の速度を示す自車両速度情報を格納する。
【0062】
最新取得レコードSR2には、速度取得時刻フィールドF21において、最新速度時刻を示す取得時刻情報を格納し、自車両速度フィールドF22において、最新速度時刻で取得した自車両の速度を示す自車両速度情報を格納する。
図6の例では、最新取得レコードSR2は、速度取得時刻フィールドF21に、最新速度時刻として時刻tbを示す取得時刻情報を格納し、自車両速度フィールドF22に、速度V(tb)を示す自車両速度情報を格納する。
【0063】
前回取得レコードZR2には、速度取得時刻フィールドF21において、前回速度時刻を示す取得時刻情報を格納し、自車両速度フィールドF22において、前回速度時刻で取得した自車両の速度を示す自車両速度情報を格納する。前回速度時刻とは、最新速度時刻の前に自車両の速度を取得した取得時刻であり、例えば、
図3の場合、時刻tb+1を最新速度時刻とした場合、時刻tbが前回速度時刻に相当する。
図6の例では、前回取得レコードZR2は、速度取得時刻フィールドF21に、前回速度時刻として時刻tb−1を示す取得時刻情報を格納し、自車両速度フィールドF22に、速度V(tb−1)を示す自車両速度情報を格納する。
【0064】
制御部10は、車速センサー143が自車両の速度を取得する度に、速度テーブル112が格納する各情報を更新する。例えば、
図3の場合、制御部10が、時刻tb+1において、速度V(tb+1)を示す自車両速度情報を取得したとする。この場合、制御部10は、速度テーブル112の前回取得レコードZR2が格納する情報を、最新取得レコードSR2が格納する情報に書き換え、最新取得レコードSR2が格納する情報を、最新速度時刻として時刻tb+1を示す取得時刻情報と、最新速度時刻で取得した自車両の速度として速度V(tb+1)を示す自車両速度情報とに書き換える。この書換により、速度テーブル112の前回取得レコードZR2は、速度取得時刻フィールドF21が格納する取得時刻情報が「時刻tb−1」から「時刻tb」に更新され、自車両速度フィールドF22が格納する自車両速度情報が「速度V(tb−1)」から「速度V(tb)」に更新される。また、速度テーブル112の最新取得レコードSR2は、速度取得時刻フィールドF21が格納する取得時刻情報が「時刻tb」から「時刻tb+1」に更新され、自車両速度フィールドF22が格納する自車両速度情報が「速度V(tb)」から「速度V(tb+1)」に更新される。
【0065】
図4に示すフローチャートの説明に戻り、制御部10は、ステップS2において、位置テーブル111と、速度テーブル112とを参照し、最新位置取得時刻と最新速度取得時刻とを取得する。
【0066】
例えば、参照する位置テーブル111が
図5に示す位置テーブル111である場合、制御部10は、最新取得レコードSR1から最新位置時刻として時刻taを取得する。また、参照する速度テーブル112が
図6に示す速度テーブル112である場合、制御部10は、最新取得レコードSR2から最新速度時刻として時刻tbを取得する。次いで、制御部10は、最新位置時刻として取得した時刻taと、最新速度時刻として取得した時刻tbと、を比較して、時刻taが時刻tbより新しいか否かを判別する。比較対象である時刻taと時刻tbとが
図3に示す時刻である場合、制御部10は、最新位置時刻が最新速度時刻より新しいと判別する(ステップS2:YES)。
【0067】
次いで、制御部10は、最新位置時刻が最新速度時刻より新しいと判別した場合(ステップS2:YES)、最新位置時刻と最新速度時刻との期間が、最新速度時刻と前回位置時刻との期間を上回るか否かを判別する(ステップS3)。制御部10は、ステップS3において、位置テーブル111と速度テーブル112とを参照し、最新位置時刻と最新速度時刻との期間が、最新速度時刻と前回位置時刻との期間を上回るか否かを判別する。
【0068】
例えば、参照する位置テーブル111が
図5に示す位置テーブル111であり、参照する速度テーブル112が
図6に示す速度テーブル112であるものとする。制御部10は、ステップS3において、位置テーブル111、及び、速度テーブル112を参照し、最新取得レコードSR1から最新位置時刻として時刻taを取得し、また、最新取得レコードSR2から最新速度時刻として時刻tbを取得し、また、前回取得レコードZR1から前回位置時刻として時刻ta−1を取得する。そして、制御部10は、最新位置時刻と最新速度時刻との期間である「時刻ta−時刻tb」が、最新速度時刻と前回位置時刻との期間である「(時刻tb)−(時刻ta−1)」を上回るか否かを判別する。時刻ta、時刻tb、及び、時刻ta−1が、
図3に示す時刻である場合、
図3に示す通り、「時刻ta−時刻tb」が、「(時刻tb)−(時刻ta−1)」を上回るため、制御部10は、最新位置時刻と最新速度時刻との期間が、最新速度時刻と前回位置時刻との期間を上回ると判別する(ステップS3:YES)。
【0069】
制御部10は、最新位置時刻と最新速度時刻との期間が、最新速度時刻と前回位置時刻との期間を上回ると判別すると(ステップS3:YES)、他車両に送信する車両情報が含む自車両位置情報、及び、自車両速度情報のそれぞれについて、自車両位置情報が示す自車両の位置として前回位置時刻に取得した自車両の位置を選択し、自車両速度情報が示す自車両の速度として最新速度時刻に取得した自車両の速度を選択する(ステップS6)。
【0070】
次いで、制御部10は、ステップS6において選択した自車両の位置を示す自車両位置情報と、ステップS6において選択した自車両の速度を示す自車両速度情報と、前回位置時刻を示す取得時刻情報と含む車両情報を生成する(ステップS9)。そして、制御部10は、生成した車両情報を車車間通信部15により他車両に送信する(ステップS10)。
【0071】
例えば、
図3に示すように、車両情報を送信するトリガーが時刻tcにおいて発生した場合、制御部10は、最新位置時刻である時刻taが、最新速度時刻である時刻tbより新しいと判別する。次いで、制御部10は、最新位置時刻と最新速度時刻との期間である「時刻ta−時刻tb」が、最新速度時刻と前回位置時刻との期間である「(時刻tb)−(時刻ta−1)」を上回ると判別する。次いで、制御部10は、自車両位置情報が示す自車両の位置として位置P(ta−1)を選択し、自車両速度情報が示す自車両の速度として速度V(tb)を選択する。そして、制御部10は、位置P(ta−1)を示す自車両位置情報と、速度V(tb)を示す自車両速度情報と、前回位置時刻である時刻ta−1を示す取得時刻情報とを含む車両情報を生成して、車車間通信部15により他車両に送信する。これにより、他車両は、自車両の位置を精度よく推定できる。ここで、この効果について、詳述する。
【0072】
他車両は、位置P(ta−1)を示す自車両位置情報と、速度V(tb)を示す自車両速度情報と、前回位置時刻である時刻ta−1を示す取得時刻情報とを含む車両情報を受信すると、当該車両情報に基づいて、上述した算出により自車両の位置を推定する。すなわち、他車両は、位置P(ta−1)に「速度V(tb)×(時刻tj−(時刻ta−1))」の補正量を加味した位置を、自車両の位置として推定する。なお、ここで時刻tjは、他車両が車両情報を受信した時刻を示す。つまり、他車両は、時刻ta−1において取得した自車両の位置を位置P(ta−1)とし、また、時刻ta−1において取得した自車両の速度を速度V(tb)として、自車両の位置を推定している。
【0073】
図3に示す通り、自車両の速度である速度V(tb)を取得した時刻tbは、自車両の位置である位置P(ta)を取得した時刻taより、自車両の位置である位置P(ta−1)を取得した時刻ta−1のほうが近い。すなわち、車載通信装置1の制御部10は、自車両の位置を取得した取得時刻と自車両の速度を取得した取得時刻とのずれを抑制した、自車両の位置と自車両の速度との組み合わせを、車両情報に含んで送信する。そのため、他車両は、取得時刻のずれが抑制された自車両の位置及び自車両の速度を使用して補正量を算出するため、例えば、位置P(ta)と速度V(tb)とに基づく補正量より、精度よく補正量を算出できる。したがって、他車両は、自車両の位置を精度よく推定できる。
【0074】
図4のフローチャートのステップS3の説明に戻り、制御部10は、最新位置時刻と最新速度時刻との期間が、最新速度時刻と前回位置時刻との期間を上回らないと判別した場合(ステップS3:NO)、車両情報が含む自車両位置情報と自車両速度情報とのそれぞれについて、自車両位置情報が示す自車両の位置として、最新位置時刻に取得した自車両の位置を選択し、自車両速度情報が示す自車両の速度として、最新速度時刻に取得した自車両の速度を選択する(ステップS7)。次いで、制御部10は、ステップS7において選択した自車両の位置を示す自車両位置情報と、ステップS7において選択した自車両の速度を示す自車両速度情報と、最新位置時刻を示す取得時刻情報と含む車両情報を生成する(ステップS9)。そして、制御部10は、車両情報を車車間通信部15により他車両に送信する(ステップS10)。
【0076】
図7は、自車両の位置と自車両の速度とを取得するタイミングの一例を示す図である。
【0077】
図7に示す例において、自車両の車載通信装置1の制御部10は、期間T3の間隔で周期的に、GPS受信部141から自車両位置情報を取得する。この期間T3は、GPS受信部141がGPS信号を受信する周期に相当する。
図7の例では、自車両の車載通信装置1の制御部10は、時刻teにおいて、自車両の位置として位置P(te)を示す自車両位置情報を取得する。また、自車両の車載通信装置1の制御部10は、時刻teから期間T3の経過後、時刻te+1において、自車両の位置として位置P(te+1)を示す自車両位置情報を取得する。また、自車両の車載通信装置1は、時刻te+1から期間T3の経過後、時刻te+2において、自車両の位置として位置P(te+2)を示す自車両位置情報を取得する。
【0078】
また、
図7に示す例において、自車両の車載通信装置1の制御部10は、期間T4の間隔で周期的に、車速センサー143から自車両速度情報を取得する。この期間T4は、車速センサー143が車軸の回転数を検出する期間に相当する。
図7の例では、自車両の車載通信装置1の制御部10は、時刻tf−1において、自車両の速度として速度V(tf−1)を示す自車両速度情報を取得する。また、自車両の車載通信装置1の制御部10は、時刻tf−1から期間T4の経過後、時刻tfにおいて、自車両の速度として速度V(tf)を示す自車両速度情報を取得する。また、自車両の車載通信装置1の制御部10は、時刻tfから期間T4の経過後、時刻tf+1において、自車両の速度として速度V(tf+1)を示す自車両速度情報を取得する。
【0079】
図7に示すように、自車両の車載通信装置1は、自車両位置情報を取得するタイミングと、自車両速度情報を取得するタイミングとが同期していない。
【0080】
ここで、
図7に示す時刻thにおいて、車両情報を送信するトリガーが発生したものとする。
【0081】
また、時刻thにおける位置テーブル111の最新取得レコードSR1には、位置取得時刻フィールドF11において、時刻te+1を示す取得時刻情報が格納され、自車両位置フィールドF12において、位置P(te+1)を示す自車両位置情報が格納されているものとする。
また、時刻thにおける位置テーブル111の前回取得レコードZR1には、位置取得時刻フィールドF11において、時刻teを示す取得時刻情報が格納され、自車両位置フィールドF12において、位置P(te)を示す自車両位置情報が格納されているものとする。
また、時刻thにおける速度テーブル112の最新取得レコードSR2には、速度取得時刻フィールドF21において、時刻tfを示す取得時刻情報が格納され、自車両速度フィールドF22において、速度V(tf)を示す自車両速度情報が格納されているものとする。
また、時刻thにおける速度テーブル112の前回取得レコードZR2には、速度取得時刻フィールドF21において、時刻tf−1を示す取得時刻情報が格納され、自車両速度フィールドF22において、速度V(tf−1)を示す自車両速度情報が格納されているものとする。
【0082】
図7に示す時刻thにおいて、車両情報を送信するトリガーが発生すると、制御部10は、最新位置時刻である時刻te+1が最新速度時刻である時刻tfより新しいため、最新位置時刻と最新速度時刻との期間である「(時刻te+1)−(時刻tf)」が、最新速度時刻と前回位置時刻との期間である「時刻tf−時刻te」を上回らないと判別する。次いで、制御部10は、自車両位置情報が示す自車両の位置として、最新位置時刻に対応する位置P(te+1)を選択し、自車両速度情報が示す自車両の速度として、最新速度時刻に対応する速度V(tf)を選択する。そして、制御部10は、位置P(te+1)を示す自車両位置情報と、速度V(tf)を示す自車両速度情報と、最新位置時刻である時刻te+1を示す取得時刻情報とを含む車両情報を生成して、車車間通信部15により当該車両情報を他車両に送信する。
【0083】
他車両は、位置P(te+1)を示す自車両位置情報と、速度V(tf)を示す自車両速度情報と、最新位置時刻である時刻te+1を示す取得時刻情報とを含む車両情報を受信すると、当該車両情報に基づいて、上述した算出により自車両の位置を推定する。すなわち、他車両は、位置P(te+1)に「速度V(tf)×(時刻tj−(時刻te+1))」の補正量を加味した位置を、自車両の位置として推定する。なお、ここで時刻tjは、他車両が車両情報を受信した時刻を示す。
図7に示す通り、自車両の位置である位置P(te+1)を取得した時刻te+1は、自車両の速度である速度V(tf)を取得した時刻tfに最も近い自車両の位置を取得した取得時刻である。すなわち、車載通信装置1の制御部10は、自車両の位置を取得した取得時刻と、自車両の速度を取得した取得時刻とのずれを抑制した自車両の位置と自車両の速度との組み合わせを、車両情報に含んで送信する。そのため、他車両は、取得時刻のずれが抑制された自車両の位置、及び、自車両の速度を使用して補正量を算出できるため、補正量を精度よく算出できる。したがって、他車両は、自車両の位置を精度よく推定できる。
【0084】
図4のフローチャートのステップS2の説明に戻り、制御部10は、位置テーブル111と、速度テーブル112とを参照し、最新位置時刻が、最新速度時刻より新しいか否かを判別する(ステップS2)。制御部10は、最新位置時刻が最新速度時刻より新しくないと判別した場合(ステップS2:NO)、最新位置時刻と最新速度時刻との期間が、最新位置時刻と前回速度時刻との期間を上回るか否かを判別する(ステップS4)。
【0085】
次いで、制御部10は、最新位置時刻と最新速度時刻との期間が、最新位置時刻と前回速度時刻との期間を上回らないと判別した場合(ステップS4:NO)、自車両位置情報が示す自車両の位置として、最新位置時刻に取得した自車両の位置を選択し、自車両速度情報が示す自車両の速度として、最新速度時刻に取得した自車両の速度を選択する(ステップS7)。次いで、制御部10は、ステップS7において選択した自車両の位置を示す自車両位置情報と、ステップS7において選択した自車両の速度を示す自車両速度情報と、最新位置時刻を示す取得時刻情報と含む車両情報を生成する(ステップS9)。そして、制御部10は、車両情報を車車間通信部15により他車両に送信する(ステップS10)。
【0086】
例えば、
図3に示す時刻tdにおいて、車両情報を送信するトリガーが発生したとする。この場合、最新位置時刻は時刻taであり、また、最新速度時刻は時刻tb+1であり、また、前回速度時刻は時刻tbである。したがって、制御部10は、ステップS2において、最新位置時刻である時刻taが、最新速度時刻である時刻tb+1より新しくないと判別する。そして、制御部10は、最新位置時刻と最新速度時刻との期間である「(時刻tb+1)−時刻ta」が、最新位置時刻と前回速度時刻との期間である「時刻ta−時刻tb」を上回るか否かを判別する。
図3に示す通り、「(時刻tb+1)−時刻ta」が「時刻ta−時刻tb」を上回らないため、制御部10は、自車両位置情報が示す自車両の位置を位置P(ta)に選択し、自車両速度情報が示す自車両の速度を速度V(tb+1)に選択する。そして、制御部10は、位置P(ta)を示す自車両位置情報と、速度V(tb+1)を示す自車両速度情報と、最新位置時刻である時刻taを示す取得時刻情報とを含む車両情報を生成して、車車間通信部15により他車両に送信する。
【0087】
他車両は、位置P(ta)を示す自車両位置情報と、速度V(tb+1)を示す自車両速度情報と、最新位置時刻である時刻taを示す取得時刻情報とを含む車両情報を受信すると、当該車両情報に基づいて、上述した算出により自車両の位置を推定する。すなわち、他車両は、位置P(ta)に「速度V(tb+1)×(時刻tj−(時刻ta))」の補正量を加味した位置を、自車両の位置として推定する。なお、ここで時刻tjは、他車両が車両情報を受信した時刻を示す。
図3に示す通り、自車両の速度である速度V(tb+1)を取得した時刻tb+1は、自車両の位置である位置P(ta)を取得した時刻taに最も近い、自車両の位置を取得した取得時刻である。すなわち、車載通信装置1の制御部10は、自車両の位置を取得した取得時刻と、自車両の速度を取得した取得時刻とのずれを抑制した自車両の位置と自車両の速度との組み合わせを、車両情報に含んで送信する。そのため、他車両は、取得時刻のずれが抑制された自車両の位置及び自車両の速度を使用して補正量を算出でき、補正量を精度よく算出できる。したがって、他車両は、自車両の位置を精度よく推定できる。
【0088】
フローチャートのステップS4の説明に戻り、制御部10は、最新位置時刻と最新速度時刻との期間が、最新速度時刻と前回位置時刻との期間を上回ると判別した場合(ステップS4:YES)、最新速度時刻で取得した自車両の速度と、前回速度時刻で取得した自車両の速度との差が、所定の閾値以上であるか否かを判別する(ステップS5)。制御部10は、ステップS3において、速度テーブル112を参照し、最新速度時刻で取得した自車両の速度と、前回速度時刻で取得した自車両の速度との差が、所定の閾値以上であるか否かを判別する。この所定の閾値は、予め記憶部11に記憶される。この所定の閾値の詳細については、後に説明する。
【0089】
例えば、参照する速度テーブル112が
図6に示す速度テーブル112である場合、制御部10は、最新速度時刻である時刻tbで取得した自車両の速度として速度V(tb)を取得し、前回速度時刻である時刻tb−1で取得した自車両の速度として速度V(tb−1)を取得する。そして、制御部10は、速度V(tb)と速度V(tb−1)との差が所定の閾値以上であるか否かを判別する。
【0090】
制御部10は、最新速度時刻で取得した自車両の速度と、前回速度時刻で取得した自車両の速度との差が、所定の閾値以上でないと判別した場合(ステップS5:NO)、自車両位置情報が示す自車両の位置として、最新位置時刻に取得した自車両の位置を選択し、自車両速度情報が示す自車両の速度として、前回速度時刻に取得した自車両の速度を選択する(ステップS8)。次いで、制御部10は、ステップS8において選択した自車両の位置を示す自車両位置情報と、自車両の速度を示す自車両速度情報と、最新位置時刻を示す取得時刻情報と含む車両情報を生成する(ステップS9)。そして、制御部10は、車両情報を車車間通信部15により他車両に送信する(ステップS10)。
【0091】
例えば、
図7に示す時刻tgにおいて、車両情報を送信するトリガーが発生すると、制御部10は、最新速度時刻である時刻tfが、最新位置時刻である時刻teより新しいため、最新位置時刻と最新速度時刻との期間である「(時刻tf)−(時刻te)」が、最新位置時刻と前回速度時刻との期間である「時刻te−(時刻tf−1)」を上回ると判別する。次いで、制御部10は、時刻tfで取得した自車両の速度である速度V(tf)と、時刻tf−1で取得した自車両の速度である速度V(tf−1)との差が、所定の閾値以上であるか否かを判別する。当該差が所定の閾値以上でないと判別した場合、制御部10は、自車両位置情報が示す自車両の位置として、最新位置時刻に対応する位置P(te)を選択し、自車両速度情報が示す自車両の速度として、前回速度時刻に対応する速度V(tf−1)を選択する。そして、制御部10は、位置P(te)を示す自車両位置情報と、速度V(tf−1)を示す自車両速度情報と、最新位置時刻である時刻teを示す取得時刻情報とを含む車両情報を生成して、車車間通信部15により他車両に送信する。
【0092】
他車両は、位置P(te)を示す自車両位置情報と、速度V(tf−1)を示す自車両速度情報と、最新位置時刻である時刻teを示す取得時刻情報とを含む車両情報を受信すると、当該車両情報に基づいて、上述した算出により自車両の位置を推定する。すなわち、他車両は、位置P(te)に「速度V(tf−1)×(時刻tj−時刻te)」の補正量を加えた位置を、自車両の位置として推定する。なお、ここで時刻tjは、他車両が車両情報を受信した時刻を示す。
図7に示す通り、自車両の位置である位置P(te)を取得した時刻teは、自車両の速度である速度V(tf−1)を取得した時刻tf−1に最も近い、自車両の位置を取得した取得時刻である。すなわち、車載通信装置1の制御部10は、自車両の位置を取得した取得時刻と、自車両の速度を取得した取得時刻とのずれを抑制した自車両の位置と自車両の速度との組み合わせを、車両情報に含んで送信する。そのため、他車両は、取得時刻のずれが抑制された自車両の位置及び自車両の速度を使用して補正用を算出でき、補正量を精度よく算出できる。したがって、他車両は、自車両の位置を精度よく推定できる。
【0093】
ステップS5の説明に戻り、制御部10は、最新速度時刻で取得した自車両の速度と、前回速度時刻で取得した自車両の速度との差が、所定の閾値以上であると判別した場合(ステップS5:YES)、車両位置情報が示す自車両の位置として、最新位置時刻に取得した自車両の位置を選択し、自車両速度情報が示す自車両の速度として、最新速度時刻に取得した自車両の速度を選択する(ステップS7)。次いで、制御部10は、ステップS7において選択した自車両の位置を示す自車両位置情報と、ステップS7において選択した自車両の速度を示す自車両速度情報と、最新位置時刻を示す取得時刻情報と含む車両情報を生成する(ステップS9)。そして、制御部10は、車両情報を車車間通信部15により他車両に送信する(ステップS10)。
【0094】
例えば、
図7に示す時刻tgにおいて、車両情報を送信するトリガーが発生すると、制御部10は、最新速度時刻である時刻tfが、最新位置時刻である時刻teより新しいため、最新位置時刻と最新速度時刻との期間である「(時刻tf)−(時刻te)」が、最新位置時刻と前回速度時刻との期間である「時刻te−(時刻tf−1)」を上回ると判別する。次いで、制御部10は、時刻tfで取得した自車両の速度である速度V(tf)と、時刻tf−1で取得した自車両の速度である速度V(tf−1)との差が、所定の閾値以上であるか否かを判別する。当該差が所定の閾値以上であると判別した場合、制御部10は、自車両位置情報が示す自車両の位置として、最新位置時刻に対応する位置P(te)を選択し、自車両速度情報が示す自車両の速度として、最新速度時刻に対応する速度V(tf)を選択する。そして、制御部10は、位置P(te)を示す自車両位置情報と、速度V(tf)を示す自車両速度情報と、最新位置時刻である時刻teを示す取得時刻情報とを含む車両情報を生成して、車車間通信部15により他車両に送信する。
【0095】
このように、制御部10は、最新速度時刻で取得した自車両の速度と、前回速度時刻で取得した自車両の速度との差が所定の閾値以上である場合、自車両の位置の取得時刻と自車両の速度の取得時刻とに大きなずれがある場合でも、最新の取得時刻で取得した自車両の位置と自車両の速度との組み合わせを、車両情報に含んで送信する。これにより、他車両は、自車両の位置を精度よく推定できる。ここで、この効果について説明する。
【0096】
図8は、他車両が推定する自車両の位置について説明するための図である。
【0097】
図8では、自車両が道路DRを方向X(図面の左から右に向かう方向)に移動している場合を例示する。また、
図8を用いた説明では、自車両の車載通信装置1の制御部10は、
図7に示す周期で、自車両位置情報と自車両速度情報を取得しているとする。すなわち、自車両の車載通信装置1の制御部10は、期間T3の間隔で周期的にGPS受信部141から自車両位置情報を取得し、期間T4の間隔で周期的に車速センサー143から自車両速度情報を取得するものとする。また、
図8を用いた説明では、
図7に示すタイミングように、自車両位置情報を取得するタイミングと、自車両速度情報を取得するタイミングとは同期していない。
【0098】
また、
図8は、
図7に示す時刻tgにおいて、車両情報を送信するトリガーが発生した場合の自車両の位置の推定を示している。
【0099】
時刻tgにおいて、車両情報を送信するトリガーが発生すると、自車両の車載通信装置1の制御部10は、自車両位置情報が示す自車両の位置と、自車両速度情報が示す自車両の速度とを選択する。この際、制御部10は、取得時刻のずれが抑制された組み合わせとして、時刻tf−1で取得した速度V(tf−1)と、時刻teで取得した位置P(te)との組み合わせを選択すると、他車両が精度よく自車両の位置を推定できない可能性がある。
【0100】
図8では、自車両の速度が、時刻tf−1の時と、時刻tfの時とで変位している様子を示している。すなわち、
図8では、自車両の速度が、時刻tf−1から時刻tfに至るまでに、速度V(tf−1)から速度(Vtf)に変位している様子を示している。「V(tf−1)」と「(Vtf)」とが付された矢印の大きさは、速度の大きさを示しており、
図8では、自車両の速度が、時刻tf−1から時刻tfに至るまでに減速していることを示している。
【0101】
ここで、時刻tgにおいて車両情報を送信するトリガーが発生し、位置P(te)を示す自車両位置情報と、速度V(tf−1)を示す自車両速度情報とを他車両に送信すると、他車両は、位置P(te)に、「速度V(tf−1)×(時刻tj−時刻te)」の補正量を加えた位置P´(tj)を、自車両の位置として推定する。すなわち、他車両は、時刻teから時刻tjまでの期間、位置P(te)から速度V(tf−1)で自車両が移動したとして、位置P´(tj)を自車両の位置として推定する。なお、時刻tjとは、他車両が自車両から車両情報を受信する時刻である。このように、取得時刻のずれが抑制された組み合わせを受信すると、他車両は、自車両の速度が速度V(tf−1)から速度V(tf)まで減速しているにも関わらず、位置P(te)から速度V(tf−1)で移動しているものとして、自車両の位置を推定することになる。そのため、他車両は、実際の自車両の位置である位置P(tj)から乖離した位置P´(tj)を、自車両の位置として推定してしまう。
【0102】
なお、
図8では、車両情報を送信するトリガーが発生するまでに、自車両が減速した場合を例示しているが、加速した場合も同様で、他車両は、実際の自車両の位置から乖離した位置を、自車両の位置として推定する可能性がある。
【0103】
そこで、上述したように、自車両の車載通信装置1の制御部10は、最新速度時刻に対応する自車両の速度と、前回速度時刻に対応する自車両の速度との差が、所定の閾値以上である場合、取得時刻が最新の自車両の位置と自車両の速度との組み合わせを、車両情報に含んで送信する。すなわち、制御部10は、
図8の場合、速度(tf)を示す自車両速度情報と、位置P(te)を示す自車両位置情報とを、車両情報に含んで送信する。ここで、所定の閾値は、前回速度時刻で取得した自車両の速度を用いて推定した自車両の位置と、実際の自車両の位置との誤差が、予め定められた許容範囲内に収まる速度の差の閾値として、事前のテストやシミュレーション等によって定められる。したがって、制御部10がステップS5において否定判別(ステップS5:NO)することは、前回速度時刻で取得した自車両の速度を用いて推定する自車両の位置と、実際の自車両の位置との間に、許容範囲を超えた誤差を有してしまうことを示している。一方で、制御部10がステップS5において肯定判別(ステップS5:YES)することは、前回速度時刻で取得した自車両の速度を用いて推定する自車両の位置と、実際の自車両の位置との間に、許容範囲を超えた誤差を有さないことを示している。
【0104】
他車両は、車両情報を送信するトリガーが発生する前に自車両の速度が変位し、この変位の度合いが所定の閾値以上である場合、取得時刻が新しい自車両の速度を用いて自車両の位置を推定する。そのため、他車両は、取得時刻が古い前回速度時刻で取得した自車両の速度を用いずに自車両の位置を推定するため、推定した自車両の位置に許容範囲を超えた誤差が含まれることを抑制できる。したがって、自車両は、車両情報を送信するトリガーが発生する前に自車両が加減速した場合でも、他車両が推定する自車両の位置と実際の自車両の位置とが乖離することを抑制できる。また、他車両は、車両情報を送信するトリガーが発生する前に自車両が加減速した場合でも、自車両の位置を精度よく推定できる。
【0105】
以上のように、車載通信装置1の制御部10は、複数種類の位置推定情報(本実施形態では、自車両位置情報と自車両速度情報)を含む車載情報を送信する。そして、送信される複数種類の位置推定情報は、少なくとも1の種類の位置推定情報が、最新の取得時刻が対応付く位置推定情報であり、且つ、当該1の種類と異なる他の種類の位置推定情報が、当該1の種類の位置推定情報の取得時刻と最も近い取得時刻を示す取得時刻情報が対応付く位置推定情報である。したがって、他車両は、取得時刻のずれが抑制された1の種類の位置推定情報と他の種類の位置推定情報と組み合わせに基づいて、自車両の位置を推定するため、精度よく自車両の位置を推定できる。また、少なくとも1の種類の位置推定情報は、最新の位置推定情報であるため、他車両が、現在の時刻から乖離した(いわゆる、古い)位置推定情報を使用して自車両の位置を推定することを抑制できる。そのため、他車両は、できるだけ取得時刻が新しい、すなわち、取得時刻が現在の時刻に近い位置推定情報を使用でき、自車両の位置を精度よく推定できる。
【0106】
以上、説明したように、本実施形態の車載通信装置1は、車車間通信部15(通信部)と、車両の位置を推定可能な複数種類の位置推定情報を周期的に取得する位置推定情報取得部14と、位置推定情報取得部14が取得した複数種類の位置推定情報のそれぞれについて、位置推定情報を取得した取得時刻を示す取得時刻情報を対応付けて記憶する記憶部11と、少なくとも複数種類の位置推定情報を含む車載情報(情報)を、車車間通信部15により送信する制御部10と、を備える。車車間通信部により送信される複数種類の位置推定情報は、少なくとも1の種類の位置推定情報が、当該1の種類の位置推定情報のうち最新の取得時刻を示す取得時刻情報が対応付く位置推定情報であり、且つ、当該1の種類の位置推定情報と異なる他の種類の位置推定情報が、当該1の種類の位置推定情報を取得した取得時刻と最も近い取得時刻を示す取得時刻情報が対応付く位置推定情報である。
【0107】
これにより、制御部10は、最新の取得時刻を示す取得時刻情報が対応付く1の種類の位置推定情報であり、且つ、当該1の種類の位置推定情報を取得した取得時刻と最も近い取得時刻を示す取得時刻情報が対応付く当該1の種類と異なる他の種類の位置推定情報を含む車載情報を送信する。そのため、制御部10は、送信する複数種類の位置推定情報が、最新の取得時刻で取得した1の種類の位置推定情報であり、且つ、当該1の種類の位置推定情報と取得時刻のずれを抑制した組み合わせを送信する。そのため、他車両は、取得時刻のずれが抑制された複数種類の位置推定情報を使用できるため、精度よく自車両の位置を推定できる。また、他車両は、できるだけ取得時刻の新しい位置推定情報を使用して、自車両の位置を推定でき、精度よく自車両の位置を推定できる。
【0108】
また、送信する複数種類の位置推定情報は、自車両の位置を示す自車両位置情報と、自車両の速度を示す自車両速度情報とである。
【0109】
これにより、制御部10は、自車両の位置を取得した取得時刻と、自車両の速度を取得した取得時刻とのずれを抑制した、自車両の位置と自車両の速度との組み合わせを送信するため、他車両は、上述した算出により、精度よく自車両の位置を推定できる。
【0110】
また、位置推定情報取得部14が自車両位置情報を取得するタイミングと、位置推定情報取得部14が自車両速度情報を取得するタイミングとが同期していない。より詳細には、GPS受信部141が自車両位置情報を取得するタイミングと、車速センサー143が自車両速度情報を取得するタイミングとが同期していない。
【0111】
前述した通り、GPS受信部141が自車両位置情報を取得するタイミングと、車速センサーが自車両速度情報を取得するタイミングとが同期していないのは、それぞれ異なるモジュールで取得され、また、異なる処理により算出されることに起因する。このように、自車両位置情報を取得するタイミングと、自車両速度情報を取得するタイミングとが同期していないと、上述したように、自車両は、取得時刻が大きくずれた自車両位置情報と自車両速度情報とを含む車両情報を送信する可能性がある。しかしながら、制御部10は、取得時刻のずれを抑制した自車両位置情報と自車両速度情報とを含む車両情報を送信する。そのため、他車両は、自車両が自車両位置情報と自車両速度情報とを取得するタイミングが同期していない場合でも、自車両の位置を精度よく推定できる。
【0112】
また、制御部10は、最新位置時刻と最新速度時刻とを比較し、最新速度時刻より最新位置時刻が新しい場合、最新速度時刻を示す取得時刻情報が対応付く自車両速度情報と、最新速度時刻と最も近い取得時刻を示す取得時刻情報が対応付く自車両位置情報とを含む車両情報を、車車間通信部15により送信する。
【0113】
例えば、
図3の時刻tcにおいて車両情報を送信するトリガーが発生した場合、制御部10は、最新速度時刻である時刻tbより最新位置時刻である時刻taが新しいと判別し、速度V(tb)を示す自車両速度情報と、時刻tbと最も近い取得時刻である時刻ta−1で取得した位置P(ta−1)を示す自車両位置情報とを含む車両情報を送信する。このように、制御部10は、最新位置時刻が最新速度時刻より新しい場合でも、取得時刻のずれが抑制された自車両位置情報と自車両速度情報とを含む車両情報を送信する。そのため、車両情報を送信するトリガーが発生した際に最新位置時刻が最新速度時刻より新しい場合でも、他車両は、自車両の位置を精度よく推定できる。
【0114】
また、制御部10は、最新位置時刻と最新速度時刻とを比較し、最新位置時刻より最新速度時刻が新しい場合、最新位置時刻を示す取得時刻情報が対応付く自車両位置情報と、最新位置時刻と最も近い取得時刻を示す取得時刻情報が対応付く自車両速度情報とを含む車両情報を、車車間通信部15により送信する。
【0115】
例えば、
図7の時刻tgにおいて車両情報を送信するトリガーが発生した場合、制御部10は、最新位置時刻である時刻teより最新速度時刻である時刻tfが新しいと判別し、位置P(te)を示す自車両位置情報と、時刻teと最も近い取得時刻である時刻tf−1で取得した速度V(tf−1)を示す自車両速度情報とを含む車両情報を送信する。このように、制御部10は、最新速度時刻が最新位置時刻より新しい場合でも、取得時刻のずれが抑制された自車両位置情報と自車両速度情報とを含む車両情報を送信する。そのため、車両情報を送信するトリガーが発生した際に最新速度時刻が最新位置時刻より新しい場合でも、他車両は、自車両の位置を精度よく推定できる。
【0116】
以上のように、制御部10は、最新位置時刻と最新速度時刻とを比較し、比較結果に応じた自車両位置情報と自車両速度情報とを含む車両情報を、車車間通信部15により他車両に送信する。したがって、車両情報を送信するトリガーが発生した時刻がいずれの時刻であっても、他車両は、自車両の位置を精度よく推定できる。
【0117】
また、制御部10は、車両速度情報についての最新速度時刻での自車両の速度と、前回速度時刻(最新速度時刻の前の取得時刻)での自車両の速度との差が所定の閾値以上である場合、最新速度時刻を示す取得時刻情報が対応付く自車両速度情報と、最新位置時刻を示す取得時刻情報が対応付く自車両位置情報とを含む車両情報を、車車間通信部15により送信する。
【0118】
これにより、自車両は、車両情報を送信するトリガーが発生する前に自車両の速度が変位した場合、取得時刻が新しい自車両の速度を用いて、他車両が自車両の位置を推定できるため、他車両が推定した自車両の位置と実際の自車両の位置とが乖離することを抑制できる。また、他車両は、車両情報を送信するトリガーが発生する前に自車両が加減速した場合でも、自車両の位置を精度よく推定できる。
【0119】
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を例示するものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び、応用が可能である。
【0120】
例えば、上述した実施形態では、他車両が、受信した車両情報が含む自車両位置情報と自車両速度情報とに基づいて、自車両の位置を推定する場合を例示した。しかしながら、例えば、自車両の加速度を示す情報を加味して、自車両の位置を推定してもよく、他車両が自車両の位置を推定する際に使用する位置推定情報は、自車両位置情報と自車両速度情報とに限定されない。なお、この場合、自車両は、自身の加速度を示す情報を含む車両情報を他車両に送信する。この場合であっても、自車両は、1の種類の位置推定情報が、最新の位置推定情報であり、且つ、他の種類の位置推定情報が、1の種類の位置推定情報の取得時刻と最も近い取得時刻である位置推定情報であれば、上述した効果を奏する。
【0121】
また、例えば、上述した車載通信装置1による通信方法が、車載通信装置1が備えるコンピューターを用いて実現される場合、本発明を、上記通信方法を実現するためにコンピューターが実行するプログラム、このプログラムを前記コンピューターで読み取り可能に記録した記録媒体、或いは、このプログラムを伝送する伝送媒体の態様で構成することも可能である。上記記録媒体としては、磁気的、光学的記録媒体又は半導体メモリーデバイスを用いることができる。具体的には、フレキシブルディスク、HDD(Hard Disk Drive)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu−ray(登録商標) Disc、光磁気ディスク、フラッシュメモリー、カード型記録媒体等の可搬型の、或いは固定式の記録媒体が挙げられる。また、上記記録媒体は、車載通信装置1が備える内部記憶装置であるROM(Read Only Memory)、HDD等の不揮発性記憶装置であってもよい。
【0122】
また、例えば、
図1は、本願発明を理解容易にするために、車載通信装置1の機能構成を主な処理内容に応じて分類して示した概略図であり、車載通信装置1の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
【0123】
また、例えば、
図4のフローチャートの処理単位は、車載通信装置1の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。車載通信装置1の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割してもよい。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。