【実施例1】
【0028】
図2は本発明の実施の形態に係る自動取引装置の外観を示す斜視図である。この図に示す自動取引装置101は、利用者から入金(投入)された紙幣を内部に保管するとともに、内部に保管されている紙幣を利用者へ出金(放出)するもので、紙幣類取扱装置1と、金庫筐体106と、紙幣入出金口20と、顧客操作部105と、カード・明細票処理機構102を備えている。
【0029】
紙幣類取扱装置1は、紙幣を処理するもので、紙幣類取扱装置1の下部には紙幣が保管される図示されない紙幣精査庫70、紙幣収納庫71〜73、紙幣回収庫74、75が設けられており、金庫筐体106で囲まれている。
【0030】
紙幣入出金口20は、利用者が紙幣の投入及び放出を行うために開口部が設けられ、紙幣入出金口20の内側には投入及び放出される紙幣を処理する機構が設けられている。
【0031】
顧客操作部105は、取引の内容を表示および入力するもので、自動取引装置101の上部における左側に設けられている。
【0032】
カード・明細票処理機構102は、利用者のカードを処理したり、取引明細票を印字して放出したりするもので、自動取引装置101の上部内部における右側に設けられている。
【0033】
図2には示されていないが、自動取引装置101によっては、通帳を処理する通帳処理装置103と、硬貨を処理する硬貨処理装置104を有するものもある。
【0034】
図3は自動取引装置101の制御ブロック図である。
【0035】
自動取引装置101内には、カード・明細票処理機構102、通帳処理装置103、硬貨処理装置104、顧客操作部105、係員操作部107、紙幣類取扱装置1、外部とのデータ送受信を行う外部インターフェース部108、各装置の基本情報やプログラム等を記憶する記憶部109、これら各部を制御する本体制御部110、及び上記各部に電力を供給する電源部111が実装される。
【0036】
図4は紙幣類取扱装置1の制御関係を示す制御ブロック図である。
【0037】
紙幣類取扱装置1の制御部112は、回線を介して自動取引装置101の本体制御部110と接続され、本体制御部110からの指令に応じて制御を行う。また、制御部112は、紙幣類取扱装置1の状態を本体制御部110に送信すると共に、紙幣類取扱装置1の取引処理に応じて各部の制御を行う。また、紙幣類取扱装置1の各構成要素を結び、紙幣を搬送する紙幣搬送路10、紙幣を出し入れする紙幣入出金口20、入金した紙幣を取引成立までの間一時的に収納する一時収納部30、紙幣の金種や真偽を判別する紙幣判別部40、搬送方向を切り替える搬送方向切替部50〜59、紙幣の傾きを修正する紙幣姿勢修正部60、精査時に一旦紙幣を収納する紙幣精査庫70、入金された紙幣を金種別に収納し出金時にはそれら紙幣を放出する紙幣収納庫71〜73、出金紙幣として扱わない紙幣や顧客の抜き取り忘れた紙幣を収納する紙幣回収庫74〜75の各モータやソレノイドなどは、制御部112により駆動制御されることにより動作するようになっている。
【0038】
図5は紙幣類取扱装置1の構成を示す側面図である。
【0039】
紙幣類取扱装置1の上部において、その前側(
図5の上部右側)には、利用者が紙幣の投入及び取り出しを行う紙幣入出金口20が配置される。また、中央部に紙幣の判別を行う紙幣判別部40が配置され、後部の上段には利用者が入金した紙幣を取引成立までの間一旦収納する一時収納部30が配置される。一時収納部30の下側には、出金紙幣として扱わない紙幣や顧客の抜き取り忘れた紙幣を収納するための紙幣回収庫75が配置される。これらの各機構部は双方向の搬送路により接続される。ここで、紙幣判別部40は前方から後方へ搬送する紙幣、および後方から前方へ搬送する紙幣のどちらであっても金種判別および真偽判別を行うことができる。つまり、紙幣判別部40は、双方向に搬送される紙幣を金種判別および真偽判別でき、紙幣をリジェクトか否か判別することができる。
【0040】
紙幣類取扱装置1の下部において、前方から背面に向かって、紙幣を金種別に収納する紙幣収納庫71〜73と、出金紙幣として扱わない紙幣や顧客の抜き取り忘れた紙幣を収納するための紙幣回収庫74と、紙幣収納庫71〜73に紙幣を装填・回収して紙幣装填部として機能する紙幣精査庫70が配置される。紙幣精査庫70、紙幣収納庫71〜73及び紙幣回収庫74の出入り口を通して、紙幣の搬送路70a〜74aが形成される。
【0041】
紙幣搬送路10は具体的には搬送路10a〜10h、30a、40a、75aとして紙幣を搬送する搬送路であり、矢印の方向は紙幣を搬送する方向を示す。
【0042】
各搬送路の合流部には搬送方向切替部50〜59が配置され、適宜切替えることで、紙幣の搬送先を変える。
【0043】
また、紙幣類取扱装置1には、紙幣姿勢修正部60が設けられており、図示するとおり搬送路10dに配置する。
【0044】
次に、紙幣類取扱装置1の基本動作において、「入金計数処理」「入金収納処理」「出金処理」について
図5を用いて説明する。
【0045】
最初に、「入金計数処理」について説明する。入出金口20へ投入された紙幣は、搬送路10b、10a、40aの順に通過し、紙幣判別部40へ導かれる。紙幣判別部40で正規紙幣と判定された場合は、搬送路10d、10e、30aの順に通過し、一時収納部30へ搬送される。また、紙幣判別部40で正規紙幣と判断されない場合は、搬送方向切替部52により搬送経路が切替えられ、搬送路10d、10cの順に通過し、紙幣を入出金口20 へ返却される。
本処理において、搬送路10dに配置した紙幣姿勢修正部60を通過し、紙幣の傾き修正が行われる。この修正により、紙幣間隔が確保され、搬送方向切替部52で紙幣が衝突せずに振分けできる。
【0046】
次に、「入金収納処理」について説明する。一時収納部30に収納された紙幣は、搬送路30a、10e、10d、40aの順に通過し、紙幣判別部40へ導かれる。紙幣判別部40で正規紙幣と判定された場合は、搬送路10a、10gの順に通過し、紙幣の種類毎に搬送方向切替部57、58、59により搬送経路が切替えられ、搬送路71aまたは72aまたは73aを通過し、その紙幣に適した紙幣収納庫71、72、73へ搬送される。また、紙幣判別部40で正規紙幣と判断されない場合は、搬送方向切替部54、55、57、58、59により搬送経路が切替えられ、搬送路10a、10g、10hの順に通過し紙幣回収庫74に、または搬送路10a、10g、10h、75aの順に通過し紙幣回収庫75に搬送される。本処理において、搬送路10dに配置した紙幣姿勢修正部60を通過し、紙幣の傾き修正が行われる。この修正により、紙幣間隔が確保され、搬送方向切替部54、55、57、58、59で紙幣が衝突せずに振分けできる。
【0047】
最後に、「出金処理」について説明する。紙幣収納庫71、72、73に収納されている紙幣は、搬送路10g、10a、40aの順に通過し、紙幣判別部40へ導かれる。紙幣判別部40で正規紙幣と判定された場合は、搬送路10d、10cの順に通過し、入出金口20へ搬送される。また、紙幣判別部40で正規紙幣と判断されない場合は、搬送方向切替部52により搬送経路が切替えられ、搬送路10d、10e、10f、10hの順に通過し、搬送方向切替部54により搬送経路が切替えられ、紙幣回収庫74、75に搬送される。本処理において、搬送路10dに配置した紙幣姿勢修正部60を通過し、紙幣の傾き修正が行われる。この修正により、紙幣間隔が確保され、搬送方向切替部52、54で紙幣が衝突せずに振分けできる。
【0048】
次に、本発明に関わる紙幣姿勢修正部60について説明する。
【0049】
図5に示すように、紙幣は紙幣の種類毎や状態毎に紙幣収納庫71、72、73及び紙幣回収庫74、75に収納される。そのため、紙幣の金種や状態毎に搬送先を変えたり、これらと紙幣入出金口部20、一時収納部30、紙幣判別部40、紙幣精査庫70、紙幣回収庫75の間で紙幣を搬送するために搬送方向切替部50〜59を備えている。この搬送方向切替部50〜59は、搬送されている紙幣と紙幣の間で、搬送先の切替を行う。
【0050】
また、大量処理する要求に応じて、単位時間当たりの処理枚数を増加させるためには、紙幣間隔を短くする必要がある。このときに、紙幣の姿勢が傾いている状態で紙幣間隔を短くすると、搬送先の切替動作時に搬送方向切替部50〜59と紙幣が衝突する危険があるため、紙幣間隔を短くできない。
【0051】
本実施例では、搬送方向切替部52と紙幣判別部40の間を例として、単位時間当たりの処理枚数を増加させ紙幣間隔を短くできるように、紙幣姿勢の傾きを修正する紙幣姿勢修正部60を設けている。もちろん、他の搬送方向切替部50、51、53〜59の上流側に紙幣姿勢修正部60を設けても良い。
【0052】
図1は、紙幣姿勢修正部60の上面図、
図6は、紙幣姿勢修正部60の側面図を示す。
【0053】
紙幣姿勢修正部60は、
図1、
図6に示すように、紙幣605の進行方向に上流から下流に向かって、搬送駆動ローラ601R・601L、602R・602L、603R・603Lが配置されている。搬送駆動ローラ601R、601Lは、紙幣605(紙幣606)の進行方向に対して左右に並ぶようにシャフト601Sに取り付けられている。搬送駆動ローラ601R、601Lはシャフト601Sと同じ回転数で回転する。同様に、搬送駆動ローラ602R、602L、及び、603R、603Lは、各々、紙幣605(紙幣606)の進行方向に対して紙幣605(紙幣606)の進行方向に対して左右に並ぶようにシャフト602S、603Sに取り付けられている。
【0054】
搬送駆動ローラ601R、601L、602R、602L、603R、603Lに対しては、各々、紙幣605(紙幣606)に対して上下方向に並ぶように、各搬送駆動ローラの対向する位置に搬送押圧ローラ607R、607L、608R、608L、609R、609Lを備えている。搬送駆動ローラ601Rと607Rを例にとると(他の搬送駆動ローラ601L、602R、602L、603R、603Lについても同様)、搬送駆動ローラ601Rと607Rは紙幣605(紙幣606)を挟持するようにニップ点を構成する。ここで、ニップとは搬送ローラ対において搬送ローラ601Rと搬送ローラ607Rが圧接されている状態のことを意味しており、ニップ点とは圧接された搬送ローラ601Rと搬送ローラ607Rの接触点を意味する。
【0055】
各搬送駆動ローラは、シャフト601S、602S、603Sに取付けられている。シャフト601S、602S、603Sは、側壁604に回転可能に支持されている。図示しない搬送モータ1により、図示しないベルトやギア、及びシャフト601S、602S、603Sを介して、搬送駆動ローラ601R、601L、602R、602L、603R、603Lは、搬送方向Xの方向に回転する。各搬送押圧ローラは、適宜シャフト等に回転自在に挿着され、図示しないばねによる圧力で、対向する各搬送駆動ローラに押し付けられている。
【0056】
搬送駆動ローラ601R、607R(搬送駆動ローラ601L、607L)(第1の搬送機構とも称する)のニップ点と搬送駆動ローラ602R、608R(搬送駆動ローラ602L、608L)(第3の搬送機構とも称する)のニップ点との距離D1は、紙幣605(紙幣606)の進行方向の幅Hよりも狭く設定されている。また、搬送駆動ローラ602R、608R(搬送駆動ローラ602L、608L)のニップ点と搬送駆動ローラ603R、609R(搬送駆動ローラ603L、609L)(第2の搬送機構とも称する)のニップ点との距離D2(この例では距離D1と距離D2が同じ。距離Dとも称する。)は、紙幣605(紙幣606)の進行方向の幅Hよりも狭く設定されている。
【0057】
搬送駆動ローラ602R、602Lは、搬送駆動ローラ601R、601L、603R、603Lより小径である。ここでシャフト601S、602S、603Sは同じ回転数で回転すると仮定しており、搬送速度(搬送駆動ローラの周速度)はローラ径に従属するので、そのため、搬送駆動ローラ602R、602Lの搬送速度Va(第3の搬送速度とも称する)は、搬送駆動ローラ601R・601L、603R・603Lの搬送速度V1(各々第1の搬送速度、第2の搬送速度とも称する。本実施例では第1の搬送速度と第2の搬送速度が共にV1で等速)よりも遅くなっている。搬送駆動ローラ601R、601Lの径は搬送駆動ローラ603R、603Lの径と同径としているので、搬送駆動ローラ601R、601Lの搬送速度と搬送駆動ローラ603R、603Lの搬送速度は同じ速度となっている、ここで、搬送駆動ローラ603R、603Lの搬送速度を搬送駆動ローラ601R、601Lの搬送速度よりも速く設定してもよい。
【0058】
図1に示すように、傾いている紙幣605の先行側が搬送駆動ローラ602Lに到着した場合、紙幣605の先行側は搬送駆動ローラ602Lによって、搬送速度Vaで搬送される。それに対して、紙幣605の遅れ側は、搬送速度Vaより速い搬送速度V1で搬送される。その結果、紙幣605の遅れ側は先行側との距離を縮めて、紙幣606のように紙幣の傾きを修整することができる。すなわち、紙幣605に対して、搬送駆動ローラ602L、608Lによって、反時計方向の付勢力を与えることで紙幣の傾きを修整することができる。
【0059】
傾きを修整された紙幣605は(紙幣606として)、搬送駆動ローラ603R(609R)、603L(609L)で搬送速度V1に増速される。
【0060】
また、搬送駆動ローラ602R、602Lと搬送駆動ローラ601R、601L、603R、603Lを同径とし、搬送駆動ローラ602R、602Lと搬送駆動ローラ601R、602R、603R、603Lを別々の駆動モータで駆動する構成としてもよい。この構成の場合、搬送速度V1と搬送速度Vaの速度差を変更可能となるため、傾きの修正率を変更できる効果がある。
【0061】
なお、予め想定される許容される紙幣605の傾きに対して、該傾きを修整できるように、搬送駆動ローラ601R(607R)、601L(607L)の径、搬送駆動ローラ602R(608R)、602L(608L)の径、搬送駆動ローラ601R(607R)、601L(607L)のニップ点と搬送駆動ローラ602R(608R)、602L(608L)のニップ点との距離D1を決めることができる。
【0062】
以下に
図1乃至
図6に係る実施例の変形例を他の実施例として説明する。他の実施例では
図1乃至
図6に係る実施例と異なる部分を説明する。従って、説明が省略された部分は
図1乃至
図6に係る実施例と同様である。
【0063】
図7のように、搬送駆動ローラ602R、602Lを、搬送駆動ローラ601R、601L、603R、603Lより大径とする構成としても良い。この構成の場合、傾いている紙幣605の先行側が搬送駆動ローラ603Lに到着した場合、紙幣605の先行側は搬送駆動ローラ603Lによって、搬送速度V1で搬送される。それに対して、ここでシャフト601S、602S、603Sは同じ回転数で回転すると仮定しているので、搬送速度(搬送駆動ローラの周速度)はローラ径に従属するので、紙幣605の遅れ側は、下流の搬送速度V1よりも速い搬送速度Vaで搬送される。その結果、搬送駆動ローラ602R、602Lが小径の場合と同様に紙幣の傾きを修整することができ、紙幣の搬送速度も搬送速度V1よりも遅くなることがないため、単位時間当たりの処理枚数を増加する効果がある。
【0064】
搬送駆動ローラ601R、601Lから搬送駆動ローラ602R、602Lに紙幣605を搬送する際、紙幣605に印加される力は引っ張り方向であり紙幣605は該張力に抗するために、紙幣605の傾きの増幅は比較的抑えられる。一方、搬送駆動ローラ602R、602Lから搬送駆動ローラ603R、603Lに紙幣605を搬送する際、紙幣605に印加される力は逆の圧縮力になるので、紙幣605の傾きは容易に修正される。
【0065】
また、
図8のように、搬送駆動ローラ602R、602Lが搬送駆動ローラ601R、601L、603R、603Lより小径の場合は、搬送駆動ローラ601R、601L、搬送押圧ローラ607R、607Lのローラ幅を小さくする構成としても良い。
【0066】
また、
図9のように、
図7のような搬送駆動ローラ602R、602Lが搬送駆動ローラ601R、601L、603R、603Lより大径とする場合は、シャフト601S、602S、603Sは同じ回転数で回転すると仮定しているので、搬送速度(搬送駆動ローラの周速度)はローラ径に従属するところ、変形例として、搬送駆動ローラ602R、602L、搬送押圧ローラ608R、608Lのローラ幅を小さくする構成としても良い。これらの構成の場合、傾きを修整するときに紙幣の後端が滑りやすくなるため、紙幣の変形による紙詰まり、紙幣破れ、傾き修正の精度悪化などの問題を抑制する効果がある。
【0067】
また、搬送駆動ローラ602R、602Lが搬送駆動ローラ601R、601L、603R、603Lより小径の場合(
図1、
図6、
図8、
図10、
図12に示す搬送駆動ローラ)は、搬送駆動ローラ601R、601L、搬送押圧ローラ607R、607Lの表面材料を摩擦係数が小さい材料を使用する、または搬送押圧ローラ607R、607Lの押圧力を弱くする、またはその両方を行う構成としても良い。また、搬送駆動ローラ602R、602Lが搬送駆動ローラ601R、601L、603R、603Lより大径の場合(
図7、
図9、
図11、
図13に示す搬送駆動ローラ)は、搬送駆動ローラ602R、602L、搬送押圧ローラ608R、608Lの表面材料を摩擦係数が小さい材料を使用する、または搬送押圧ローラ608R、608Lの押圧力を弱くする、またはその両方を行う構成としても良い。これらの構成の場合、傾きを修整するときに紙幣の後端が滑りやすくなるため、紙幣の変形による紙詰まり、紙幣破れ、傾き修正の精度悪化などの問題を抑制する効果がある。
【0068】
また、
図10のように、搬送駆動ローラ602R、602Lが搬送駆動ローラ601R、601L、603R、603Lより小径の場合は、搬送駆動ローラ601R、601Lをオムニホイールで構成してもよい。この場合、オムニホイール(搬送駆動ローラ601R、601L)の周速度は、搬送駆動ローラ602R、602Lの周速度よりも速く、且つ、搬送駆動ローラ603R、603Lの周速度よりも遅くなるように駆動される。オムニホイールは、シャフト601Sの円周方向に自由に回転可能なローラを複数つけて構成したものであり、シャフト601Sの回転方向のみならず他の方向に変異できるものである。
【0069】
また、
図11のように、搬送駆動ローラ602R、602Lが搬送駆動ローラ601R、601L、603R、603Lより大径の場合は、搬送駆動ローラ602R、602Lをオムニホイールで構成してもよい。すなわち、オムニホイール(搬送駆動ローラ602R、602L)の周速度は、搬送駆動ローラ6021、601Lの周速度よりも速く、且つ、搬送駆動ローラ603R、603Lの周速度よりも遅くなるように駆動される。これらの構成の場合、傾きを修整するときに紙幣の後端が滑りやすくなるため、紙幣の変形による紙詰まり、紙幣破れ、傾き修正の精度悪化などの問題を抑制する効果がある。
【0070】
また、
図12のように、搬送駆動ローラ602R、602Lが搬送駆動ローラ601R、601L、603R、603Lより小径の場合は、搬送駆動ローラ602R、602Lの間隔、及び搬送押圧ローラ608R、608Lの間隔が広い構成としても良い。
【0071】
また、
図13のように、搬送駆動ローラ602R、602Lが搬送駆動ローラ601R、601L、603R、603Lより大径の場合は、搬送駆動ローラ603R、603Lの間隔、及び搬送押圧ローラ609R、609Lの間隔が広い構成としても良い。これらの構成の場合、傾きを修整する時間が長くなるため、傾きの修正精度を高くする効果がある。
【0072】
また、搬送駆動ローラ602R、602Lが搬送駆動ローラ601R、601L、603R、603Lより小径の場合(
図1、
図6、
図8、
図10、
図12に示す搬送駆動ローラ)は、搬送駆動ローラ602R、602L、及び搬送押圧ローラ608R、608Lの回転軸方向の位置を可変できる構成としても良い。また、搬送駆動ローラ602R、602Lが搬送駆動ローラ601R、601L、603R、603Lより大径の場合(
図7、
図9、
図11、
図13に示す搬送駆動ローラ)は、搬送駆動ローラ603R、603L及び搬送押圧ローラ609R、609Lの回転軸方向の位置を可変できる構成としても良い。これらの構成の場合、紙幣の傾き状態、紙幣の大きさ、紙幣の幅方向の位置に応じてローラ位置を変更できるため、傾きの修正精度を高くする効果がある。
【0073】
また、搬送駆動ローラ602R、602Lが搬送駆動ローラ601R、601L、603R、603Lより小径の場合(
図1、
図6、
図8、
図10、
図12に示す搬送駆動ローラ)は、搬送駆動ローラ602R、602Lと搬送モータをワンウェイクラッチを介して接続する構成としても良い。また、搬送駆動ローラ602R、602Lが搬送駆動ローラ601R、601L、603R、603Lより大径の場合(
図7、
図9、
図11、
図13に示す搬送駆動ローラ)は、搬送駆動ローラ601R、601Lと搬送モータをワンウェイクラッチを介して接続する構成としても良い。これらの構成の場合、搬送速度の遅いローラから搬送速度の速いローラに紙幣を受け渡す時に、搬送速度の遅いローラが紙幣を介して搬送速度の速いローラの速度に加速されるため、傾き修正の精度悪化の問題を抑制する効果がある。