特許第6971889号(P6971889)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6971889
(24)【登録日】2021年11月5日
(45)【発行日】2021年11月24日
(54)【発明の名称】読取装置およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G07G 1/12 20060101AFI20211111BHJP
   G07G 1/00 20060101ALI20211111BHJP
   G06K 7/10 20060101ALI20211111BHJP
   G06K 7/14 20060101ALI20211111BHJP
   G06K 17/00 20060101ALI20211111BHJP
【FI】
   G07G1/12 331A
   G07G1/12 331D
   G07G1/00 311D
   G06K7/10 372
   G06K7/14 060
   G06K17/00 022
【請求項の数】6
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2018-38888(P2018-38888)
(22)【出願日】2018年3月5日
(65)【公開番号】特開2019-153165(P2019-153165A)
(43)【公開日】2019年9月12日
【審査請求日】2020年9月4日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】内藤 英浩
(72)【発明者】
【氏名】堀井 清巳
(72)【発明者】
【氏名】飯坂 仁志
(72)【発明者】
【氏名】見原 日出海
【審査官】 小島 哲次
(56)【参考文献】
【文献】 特開平08−107437(JP,A)
【文献】 特開平08−320907(JP,A)
【文献】 米国特許第06290131(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07G 1/00− 1/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品登録装置との通信を実行する通信部と、
商品を識別可能な商品情報を読み取る読取制御手段と、
前記読取制御手段が前記商品情報を読み取ったことを報知する第1報知手段と、
前記読取制御手段が前記商品情報を読み取ったことを条件に、当該商品情報を前記通信部に送信させる通信制御手段と、
前記商品情報の送信に失敗したと判定したことを条件に、前記通信部を初期化する初期化手段と、
前記商品情報の送信に失敗したと判定したことを条件に、通信不良を報知する第2報知手段と、
を備え
前記通信制御手段は、前記初期化手段が前記通信部を初期化後に、前記商品情報の送信に失敗したことを示す通信不良情報を送信する、
読取装置。
【請求項2】
前記第2報知手段は、前記初期化手段が前記通信部を初期化後に、前記通信不良情報の送信を前記通信制御手段に要求する、
請求項1に記載の読取装置。
【請求項3】
前記第2報知手段は、通信不良を報知する音声を出力する、
請求項1又は2に記載の読取装置。
【請求項4】
前記初期化手段は、前記初期化手段が前記通信部を初期化後に、通信不良から復旧していないことを条件に、規定された順番で規定された対象を初期化する、
請求項1乃至3の何れか一項に記載の読取装置。
【請求項5】
前記通信制御手段は、前記通信不良情報に対する応答を受信していないことを条件に、通信不良から復旧していないと判定する、
請求項2に記載の読取装置。
【請求項6】
商品登録装置との通信を実行する通信部を備えるコンピュータを、
商品を識別可能な商品情報を読み取る読取制御手段と、
前記読取制御手段が前記商品情報を読み取ったことを報知する第1報知手段と、
前記読取制御手段が前記商品情報を読み取ったことを条件に、当該商品情報を前記通信部に送信させる通信制御手段と、
前記商品情報の送信に失敗したと判定したことを条件に、前記通信部を初期化する初期化手段と、
前記商品情報の送信に失敗したと判定したことを条件に、通信不良を報知する第2報知手段と、
として機能させ
前記通信制御手段は、前記初期化手段が前記通信部を初期化後に、前記商品情報の送信に失敗したことを示す通信不良情報を送信する、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、読取装置およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、スーパーマーケット等の小売店では、販売対象の商品の商品登録に商品登録装置が使用されている。商品登録装置は、販売対象の商品から商品情報を読み取る読取装置を備えている。
【0003】
商品登録装置は、商品情報を読み取った場合に、商品情報を読み取ったことを通知する読取音を出力する。ここで、商品登録装置は、読取装置との通信に問題があると、読取装置から商品情報を受信することができないため、商品情報を商品登録することができない。
【0004】
しかしながら、店員は、読取装置が読取音を出力しているため、商品登録済みと思い込んでしまい、商品登録漏れが発生してしまうことがある。このような問題に対して、商品登録装置から商品情報の受信応答が送信された場合に、読取装置に読取音を出力される方法も考えられる。ところが、商品情報を読み取ってから受信応答を受信するまでにはタイムラグがあるため、読取装置は、読取音を出力するタイミングが遅くなってしまう。すなわち、このような方法は、商品登録装置の操作性を低下させてしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、操作性を保ちつつ、通信不良による商品登録漏れを防止することができる読取装置およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の読取装置は、通信部と、読取制御手段と、第1報知手段と、通信制御手段と、初期化手段と、第2報知手段と、を備える。通信部は、商品登録装置との通信を実行する。読取制御手段は、商品を識別可能な商品情報を読み取る。第1報知手段は、前記読取制御手段が前記商品情報を読み取ったことを報知する。通信制御手段は、前記読取制御手段が前記商品情報を読み取ったことを条件に、当該商品情報を前記通信部に送信させる。初期化手段は、前記商品情報の送信に失敗したと判定したことを条件に、前記通信部を初期化する。第2報知手段は、前記商品情報の送信に失敗したと判定したことを条件に、通信不良を報知する。そして、前記通信制御手段は、前記初期化手段が前記通信部を初期化後に、前記商品情報の送信に失敗したことを示す通信不良情報を送信する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、本実施形態にかかる商品登録装置の外観の一例を示す斜視図である。
図2図2は、商品登録装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3図3は、読取装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図4図4は、商品登録装置と、読取装置とが備える特徴的な機能構成の一例を示すブロック図である。
図5図5は、読取処理の一例を示すフローチャートである。
図6図6は、復旧処理の一例を示すフローチャートである。
図7図7は、段階的復旧処理の一例を示すフローチャートである。
図8図8は、登録処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、読取装置およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、読取装置およびプログラムの一実施形態であって、その構成や仕様等を限定するものではない。本実施形態の読取装置およびプログラムは、スーパーマーケット等の店舗において、販売対象の商品の商品情報を登録する商品登録装置への適用例である。
【0009】
図1は、本実施形態にかかる商品登録装置1の外観の一例を示す斜視図である。商品登録装置1は、カウンタ台2に載置される。商品登録装置1は、垂直方向に長い略直方体の筐体11を備えている。筐体11は、店員側に第1読取窓12を備えている。第1読取窓12は、光を透過可能な板で形成されている。商品登録装置1は、第1読取窓12の内側に、読取装置20(図3参照)を備えている。読取装置20は、筐体11の内側から第1読取窓12の外側に向けられている。
【0010】
読取装置20は、例えば販売対象の商品の商品情報を読み取るスキャナ装置である。商品情報とは、商品を識別可能な識別情報である。商品情報とは、例えば商品コードである。なお、オブジェクト認識により商品を認識する場合には、商品情報は、商品の外観の特徴量であってもよい。
【0011】
商品登録装置1は、筐体11の上部に店員側に向けて第1表示部104と、第2表示部105と、操作部106とを備える。第1表示部104は、例えばタッチパネルが積層された液晶表示装置である。第1表示部104は、例えば店員等の操作者に向けて各種情報を表示する。第2表示部105は、例えばタッチパネルが積層された液晶表示装置である。第2表示部105は、例えば店員等の操作者に向けて、商品登録装置1に対応付けられているPOS端末の状態等の補助的な各種情報を表示する。操作部106は、例えば各種操作を受け付けるキーボード等の入力装置である。
【0012】
商品登録装置1は、顧客側から見て筐体11の右側であって、第2表示部105の背面に第3表示部107を備える。第3表示部107は、例えばタッチパネルが積層された液晶表示装置である。第3表示部107は、例えば顧客に向けて各種情報を表示する。
【0013】
次に、商品登録装置1と、読取装置20とのハードウェア構成について説明する。
【0014】
図2は、商品登録装置1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。商品登録装置1は、制御部101、記憶部102、接続インタフェース103、第1表示部104、第2表示部105、操作部106、及び第3表示部107を備える。これら各部は、データバスやアドレスバス等のシステムバス108を介して相互に接続している。
【0015】
制御部101は、商品登録装置1の全体の動作を制御し、商品登録装置1が有する各種の機能を実現するコンピュータである。制御部101は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを備える。CPUは、商品登録装置1の動作を統括的に制御する。ROMは、電力が供給されていなくても各種データを保持する不揮発性の記憶媒体である。RAMは、指定した領域に対して各種データを読み書き可能な記憶媒体である。そして、CPUは、RAMをワークエリア(作業領域)としてROM又は記憶部102等に格納されたプログラムを実行する。
【0016】
記憶部102は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの記憶装置である。記憶部102は、制御プログラム109と、商品登録テーブル110とを記憶する。
【0017】
制御プログラム109は、オペレーティングシステムや、商品登録装置1が備えている機能を発揮させるためのプログラムである。制御プログラム109には、本実施形態に係る特徴的な機能を発揮させるプログラムが含まれる。
【0018】
商品登録テーブル110は、販売対象の商品の商品情報が登録される情報テーブルである。すなわち、商品登録テーブル110は、読取装置20が読み取った商品情報が登録される情報テーブルである。
【0019】
接続インタフェース103は、読取装置20との通信を制御するインタフェースである。例えば、接続インタフェース103は、USB(Universal Serial Bus)規格による通信を制御するUSBコントローラと呼ばれる集積回路である。接続インタフェース103は、USB通信におけるホスト側の各種機能を制御する。例えば、接続インタフェース103は、制御部101の要求に応じて各種情報を送受信する。また、接続インタフェース103は、各種イベントを検出した制御部101に割り込み信号等を出力して、制御部101に通知する。また、接続インタフェース103には、USBプロトコルを制御するエンジンや、制御部101と送受信する情報を一時的に記憶するバッファや、USB通信の設定を記憶するレジスタ等が含まれている。なお、接続インタフェース103は、USB規格に限らず、他の規格による通信を制御する集積回路であってもよい。
【0020】
図3は、読取装置20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。読取装置20は、制御部200、接続インタフェース204、撮像部205、照明部206、及び音声出力部207を備える。これら各部は、データバスやアドレスバス等のシステムバス208を介して相互に接続している。
【0021】
制御部200は、読取装置20の全体の動作を制御し、読取装置20が有する各種の機能を実現するコンピュータである。制御部200は、CPU201と、ROM202と、RAM203とを備える。CPU201は、読取装置20の動作を統括的に制御する。そして、CPU201は、RAM203をワークエリア(作業領域)としてROM202等に格納されたプログラムを実行する。
【0022】
ROM202は、電力が供給されていなくても各種データを保持する不揮発性の記憶媒体である。ROM202は、制御プログラム209を記憶する。制御プログラム209は、オペレーティングシステムや、読取装置20が備えている機能を発揮させるためのプログラムである。制御プログラム209には、本実施形態に係る特徴的な機能を発揮させるプログラムが含まれる。
【0023】
RAM203は、指定した領域に対して各種データを読み書き可能な記憶媒体である。RAM203は、読み取った商品情報を記憶する商品情報記憶領域210を備えている。
【0024】
接続インタフェース204は、通信部の一例である。接続インタフェース204は、商品登録装置1との通信を実行するインタフェースである。例えば、接続インタフェース204は、USB規格による通信を実行するUSBコントローラと呼ばれる集積回路である。接続インタフェース204は、は、USB通信におけるデバイス側の各種機能を制御する。例えば、接続インタフェース204は、制御部200の要求に応じて各種情報を送受信する。また、接続インタフェース204は、各種イベントを検出した制御部200に割り込み信号等を出力して、制御部200に通知する。また、接続インタフェース204には、USBプロトコルを制御するエンジンや、制御部200と送受信する情報を一時的に記憶するバッファや、USB通信の設定を記憶するレジスタ等が含まれている。なお、接続インタフェース204は、USB規格に限らず、他の規格による通信を制御する集積回路であってもよい。しかし、接続インタフェース204の通信規格は、商品登録装置1の接続インタフェース204の通信規格とは同一であるものとする。
【0025】
撮像部205は、商品情報等の情報を読み取るCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等のイメージセンサである。
【0026】
照明部206は、撮像部205の撮像領域を照らすライトである。
【0027】
音声出力部207は、音声を出力するスピーカである。
【0028】
次に、商品登録装置1と、読取装置20とが備える特徴的な機能について説明する。ここで、図4は、商品登録装置1と、読取装置20とが備える特徴的な機能構成の一例を示すブロック図である。
【0029】
読取装置20の制御部200は、ROM202の制御プログラム209をRAM203に展開し、制御プログラム209に従って動作することで、図4に示す各機能部をRAM203上に生成する。具体的には、読取装置20の制御部200は、機能部として、読取制御部2001、音声制御部2002、通信制御部2003、初期化制御部2004、及び報知制御部2005を備える。
【0030】
読取制御部2001は、読取制御手段の一例である。読取制御部2001は、撮像部205を制御して、商品を識別可能な商品情報を読み取る。読取制御部2001は、読み取った商品情報を商品情報記憶領域210に記憶させる。
【0031】
音声制御部2002は、第1報知手段の一例である。音声制御部2002は、音声出力部207を制御して、各種音声を出力させる。例えば、音声制御部2002は、読取制御部2001が商品情報を読み取ったことを条件に、商品情報を読み取ったことを示す読取音を出力させる。
【0032】
通信制御部2003は、通信制御手段の一例である。通信制御部2003は、接続インタフェース204を制御して、商品登録装置1との通信を制御する。例えば、通信制御部2003は、読取制御部2001が商品情報記憶領域210に商品情報が記憶した場合に、商品情報記憶領域210に記憶された商品情報を接続インタフェース204に送信させる。
【0033】
また、通信制御部2003は、商品情報を受信したことを示す受信応答を所定期間以内に受信したか否かを判定する。ここで、所定期間は、限定しないが、例えば1秒である。通信制御部2003は、受信応答を所定期間以内に受信した場合に、商品情報が正常に送信されたと判定する。通信制御部2003は、受信応答を所定期間以内に受信していない場合に、商品情報の送信に失敗したと判定する。すなわち、通信制御部2003は、商品登録装置1と読取装置20との間に通信不良が発生していると判定する。
【0034】
また、通信制御部2003は、商品情報の送信に失敗したことを示す通信不良情報を送信してから所定期間以内に通信不良情報に対する受信応答した場合に、通信不良から復旧したと判定する。一方、通信制御部2003は、通信不良情報を送信してから所定期間以内に通信不良情報に対する受信応答していない場合に、通信不良から復旧していないと判定する。
【0035】
初期化制御部2004は、初期化制御手段の一例である。初期化制御部2004は、各部を初期化する初期化処理を制御する。例えば、初期化制御部2004は、通信制御部2003が商品情報の送信に失敗したと判定した場合に、接続インタフェース204を初期化する。ここで、接続インタフェース204にデッドロック等の不具合が発生している場合、通信制御部2003は、商品情報を送信することができない。そこで、初期化制御部2004は、接続インタフェース204を初期化することで、通信不良から通信可能な状態に復旧させる。
【0036】
また、初期化制御部2004は、初期化後も通信不良から通信可能な状態に復旧しない場合、通信不良から復旧するまで規定された順番で規定された対象を初期化する。さらに詳しくは、初期化制御部2004は、通信不良が発生した場合に、接続インタフェース204を初期化する。初期化制御部2004は、接続インタフェース204を初期化しても通信不良から復旧しない場合に、接続インタフェース204とCPU201との間のシステムバス208やバスコントローラ等を初期化する。初期化制御部2004は、システムバス208やバスコントローラ等を初期化しても通信不良から復旧しない場合に、読取装置20自身を再起動することにより初期化する。なお、上述した初期化する順番と、対象とは一例であって任意に変更することができる。また、読取装置20は、初期化する順番と、対象とを設定する手段を備えていてもよい。
【0037】
報知制御部2005は、第2報知手段の一例である。報知制御部2005は、通信制御部2003が商品情報の送信に失敗したと判定した場合に、商品登録装置1と読取装置20との間の通信不良を報知する。例えば、報知制御部2005は、通信制御部2003が受信応答を所定期間以内に受信していない場合に、音声制御部2002にブザー音等の音声を発生させることにより報知する。また、報知制御部2005は、初期化制御部2004が接続インタフェース204を初期化後に、商品情報の送信に失敗したことを示す通信不良情報を通信制御部2003に送信させることで報知する。
【0038】
商品登録装置1の制御部101は、記憶部102の制御プログラム109をRAMに展開し、制御プログラム109に従って動作することで、図4に示す各機能部をRAM上に生成する。具体的には、商品登録装置1の制御部101は、機能部として、操作制御部1001、通信制御部1002、商品登録部1003、及び表示制御部1004を備える。
【0039】
操作制御部1001は、操作部106を制御して、各種操作を受け付ける。また、操作制御部1001は、各タッチパネルを制御して、各種操作を受け付ける。
【0040】
通信制御部1002は、接続インタフェース103を制御して、読取装置20との通信を制御する。例えば、通信制御部1002は、商品情報や通信不良情報等の各種情報を受信する。通信制御部1002は、商品情報を受信した場合に、商品情報を受信したことを示す受信応答を読取装置20に送信する。また、通信制御部1002は、通信不良情報を受信した場合に、通信不良情報を受信したことを示す受信応答を読取装置20に送信する。
【0041】
商品登録部1003は、販売対象の商品を商品登録する。さらに詳しくは、商品登録部1003は、読取装置20から販売対象の商品の商品情報を受信した場合に、受信した商品情報を商品登録テーブル110に登録する。なお、商品登録部1003は、読取装置20から商品情報を受信した場合に限らず、操作制御部1001が販売対象の商品を指定する操作を受け付けた場合に、指定された商品の商品情報を商品登録テーブル110に登録してもよい。
【0042】
表示制御部1004は、第1表示部104、第2表示部105、及び第3表示部107を制御して、各種画面を表示させる。例えば、表示制御部1004は、商品登録部1003が商品登録した商品が示された商品登録画面を表示させる。商品登録画面には、商品登録テーブル110に登録された商品情報の一覧等が含まれている。
【0043】
また、表示制御部1004は、操作制御部1001が通信不良情報を受信した場合に、第1表示部104等に警告画面を表示させる。警告画面には、商品登録装置1と読取装置20との間で通信不良が発生したため、読取装置20に商品情報を読み取らせた一又は複数の商品に、商品登録されていない商品が含まれている可能性があることを警告する画面である。また、警告画面には、読取装置20に商品情報を読み取らせた商品と、商品登録した商品とを比較して、商品登録漏れがないことを確認することを要求するメッセージ等が含まれていてもよい。
【0044】
また、表示制御部1004は、警告画面を表示してから所定期間が経過した場合や、警告画面を消去する操作を操作制御部1001が受け付けた場合に、警告画面を消去する。表示制御部1004は、警告画面の消去後に商品登録画面を表示させる。これにより、店員は、読取装置20に商品情報を読み取らせた商品と、商品登録した商品とを比較して、登録漏れがないことを確認することができる。なお、表示制御部1004は、警告画面の警告内容を示したアイコンやメッセージ等を商品登録画面の一部に表示してもよい。この場合、店員は、警告画面に邪魔されることなく商品登録漏れの有無を確認することができる。
【0045】
また、表示制御部1004は、第2表示部105に警告画面を表示してもよい。表示制御部1004は、第1表示部104には商品登録画面を表示している。よって、店員は、第1表示部104には警告画面が表示されないため、警告画面に邪魔されることなく商品登録漏れの有無を確認することができる。
【0046】
また、表示制御部1004は、顧客側に向けられた第3表示部107に警告画面を表示してもよい。商品登録漏れがある場合、店員は、商品登録されていない商品を商品登録する。しかし、第3表示部107に警告画面が表示されない場合、顧客は、商品登録漏れが発生していることが分からない。そのため、商品登録されていない商品を商品登録させる行為は、顧客には、重複して商品登録させる行為に見える。そこで、表示制御部1004は、第3表示部107に警告画面を表示させることで、顧客が誤解してしまうことを防止することができる。
【0047】
次に、読取装置20が実行する読取処理について説明する。読取処理は、商品情報を読み取る処理である。ここで、図5は、本実施形態の読取装置20が実行する読取処理の一例を示すフローチャートである。
【0048】
読取制御部2001は、商品情報を読み取ったか否かを判定する(ステップS11)。商品情報を読み取っていないことを条件に(ステップS11;No)、読取装置20は、ステップS11で待機する。
【0049】
一方、商品情報を読み取ったことを条件に(ステップS11;Yes)、音声制御部2002は、商品情報を読み取ったことを示す読取音を出力させる(ステップS12)。
【0050】
通信制御部2003は、読み取った商品情報を商品登録装置1に送信する(ステップS13)。
【0051】
以上により、読取装置20は、読取処理を終了する。
【0052】
次に、読取装置20が実行する復旧処理について説明する。復旧処理は、通信不良から通信可能な状態に復旧させる処理である。ここで、図6は、本実施形態の読取装置20が実行する復旧処理の一例を示すフローチャートである。
【0053】
通信制御部2003は、商品情報を受信したことを示す受信応答を、商品情報を送信してから所定期間内に受信したか否かを判定する(ステップS21)。受信応答を所定期間内に受信したことを条件に(ステップS21;No)、読取装置20は、通信不良処理を終了する。
【0054】
受信応答を所定期間内に受信していないことを条件に(ステップS21;Yes)、報知制御部2005は、エラー音を出力する(ステップS22)。
【0055】
初期化制御部2004は、接続インタフェース204を初期化する初期化処理を実行する(ステップS23)。
【0056】
初期化制御部2004は、初期化処理が完了したか否かを判定する(ステップS24)。初期化処理が完了していないことを条件に(ステップS24;No)、読取装置20は、ステップS24で待機する。
【0057】
初期化処理が完了したことを条件に(ステップS24;Yes)、報知制御部2005は、通信不良が発生したことを示す通信不良情報を通信制御部2003に送信させる(ステップS25)。
【0058】
以上により、読取装置20は、復旧処理を終了する。
【0059】
次に、読取装置20が実行する段階的復旧処理について説明する。段階的復旧処理は、初期化しても通信不良から復旧しない場合に規定された順番で、規定された対象を初期化する処理である。ここで、図7は、本実施形態の読取装置20が実行する段階的復旧処理の一例を示すフローチャートである。
【0060】
初期化制御部2004は、接続インタフェース204を初期化する初期化処理を実行する(ステップS31)。
【0061】
報知制御部2005は、接続インタフェース204の初期化処理が完了した場合に通信不良情報を通信制御部2003に送信させる(ステップS32)。
【0062】
通信制御部2003は、通信不良情報を受信したことを示す受信応答を、通信不良情報を送信してから所定期間内に受信したか否かを判定する(ステップS33)。受信応答を所定期間内に受信したことを条件に(ステップS33;No)、読取装置20は、段階的復旧処理を終了する。
【0063】
受信応答を所定期間内に受信していないことを条件に(ステップS33;Yes)、報知制御部2005は、システムバス208やバスコントローラ等を初期化する初期化処理を実行する(ステップS34)。
【0064】
報知制御部2005は、システムバス208やバスコントローラ等の初期化処理が完了した場合に通信不良情報を通信制御部2003に送信させる(ステップS35)。
【0065】
通信制御部2003は、通信不良情報を受信したことを示す受信応答を、通信不良情報を送信してから所定期間内に受信したか否かを判定する(ステップS36)。受信応答を所定期間内に受信したことを条件に(ステップS36;No)、読取装置20は、段階的復旧処理を終了する。
【0066】
受信応答を所定期間内に受信していないことを条件に(ステップS36;Yes)、報知制御部2005は、読取装置20自身を再起動により初期化する初期化処理を実行する(ステップS37)。
【0067】
報知制御部2005は、再起動による初期化処理が完了した場合に通信不良情報を通信制御部2003に送信させる(ステップS38)。
【0068】
以上により、読取装置20は、段階的復旧処理を終了する。
【0069】
次に、商品登録装置1が実行する登録処理について説明する。ここで、図8は、本実施形態の商品登録装置1が実行する登録処理の一例を示すフローチャートである。
【0070】
通信制御部1002は、商品情報を受信したか否かを判定する(ステップS41)。
【0071】
商品情報を受信したことを条件に(ステップS41;Yes)、通信制御部1002は、商品情報を受信したことを示す受信応答を送信する(ステップS42)。
【0072】
商品登録部1003は、受信した商品情報を商品登録テーブル110に登録する(ステップS43)。そして、商品登録装置1は、登録処理を終了する。
【0073】
商品情報を受信していないことを条件に(ステップS41;No)、通信制御部1002は、通信不良情報を受信したか否かを判定する(ステップS44)。通信不良情報を受信していないことを条件に(ステップS44;No)、商品登録装置1は、ステップS41に移行する。
【0074】
通信不良情報を受信したことを条件に(ステップS44;Yes)、通信制御部1002は、通信不良情報を受信したことを示す受信応答を送信する(ステップS45)。
【0075】
表示制御部1004は、商品の登録漏れがないかの確認を要求する確認画面を表示させる(ステップS46)。
【0076】
以上により、商品登録装置1は、登録処理を終了する。
【0077】
以上のように、本実施形態に係る読取装置20は、商品情報を読み取った場合に、商品情報を商品登録装置1に送信する。読取装置20は、商品登録装置1から商品情報の受信応答がない場合に、接続インタフェース103を初期化する。そして、読取装置20は、接続インタフェース103の初期化後に、通信不良が発生したことを示す通信不良情報を商品登録装置1に送信して、商品登録装置1に商品登録漏れがある可能性を報知させる。従って、読取装置20は、商品情報を読み取ってから読取音を出力するまでに、タイムラグが発生しないことから操作性を保つことができる。さらに、読取装置20は、通信不良情報を送信して、商品登録装置1に商品登録漏れがある可能性を報知させることから、通信不良による商品登録漏れを防止することができる。
【0078】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0079】
また、上記実施形態では、読取装置20をカウンタ台2に載置される据え置き型の商品登録装置1の読取装置20に適用した場合を例に説明した。しかしながら、読取装置20は、据え置き型に限らず、手に持って使用するハンディスキャナ等にも適用することができる。
【0080】
また、上記実施形態では、読取装置20は、商品情報を受信したことを示す受信応答を、商品情報を送信してから所定期間内に受信することができない場合に、通信不良情報を商品登録装置1に送信すると説明した。すなわち、読取装置20は、商品情報の送信に失敗した場合に、通信不良情報を商品登録装置1に送信すると説明した。しかしながら、読取装置20は、送信に失敗した商品情報を、通信不良情報に代えて、又は通信不良情報と共に送信してもよい。この場合に、商品登録装置1は、送信された商品情報の商品を商品登録してもよい。
【0081】
上記実施形態や変形例の各装置で実行されるプログラムは、各装置が備える記憶媒体(ROM又は記憶部)に予め組み込んで提供するものとするが、これに限らないものとする。例えば、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。さらに、記憶媒体は、コンピュータ或いは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶又は一時記憶した記憶媒体も含まれる。
【0082】
また、上記実施形態や変形例の各装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよいし、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
【符号の説明】
【0083】
1 商品登録装置
20 読取装置
103、204 接続インタフェース
1001 操作制御部
1002、2003 通信制御部
1003 商品登録部
1004 表示制御部
2001 読取制御部
2002 音声制御部
2004 初期化制御部
2005 報知制御部
【先行技術文献】
【特許文献】
【0084】
【特許文献1】特開平6−187475号公報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8