特許第6971941号(P6971941)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6971941
(24)【登録日】2021年11月5日
(45)【発行日】2021年11月24日
(54)【発明の名称】半導体装置
(51)【国際特許分類】
   H03K 19/0175 20060101AFI20211111BHJP
   H02M 1/08 20060101ALI20211111BHJP
   H01L 21/822 20060101ALI20211111BHJP
   H01L 27/04 20060101ALI20211111BHJP
【FI】
   H03K19/0175 220
   H02M1/08 A
   H01L27/04 G
【請求項の数】6
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2018-167723(P2018-167723)
(22)【出願日】2018年9月7日
(65)【公開番号】特開2020-43410(P2020-43410A)
(43)【公開日】2020年3月19日
【審査請求日】2020年8月31日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(73)【特許権者】
【識別番号】317011920
【氏名又は名称】東芝デバイス&ストレージ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100189913
【弁理士】
【氏名又は名称】鵜飼 健
(72)【発明者】
【氏名】生井 敦
(72)【発明者】
【氏名】戸高 順一
【審査官】 及川 尚人
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2007/0159219(US,A1)
【文献】 特開2015−019160(JP,A)
【文献】 特開2009−159509(JP,A)
【文献】 特開2017−212490(JP,A)
【文献】 国際公開第2004/107578(WO,A1)
【文献】 特開2003−347913(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H03K 19/00−19/096
H02M 1/08
H01L 21/822
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電流経路の一端が出力ノードに接続され、第1入力信号を受信する第1トランジスタと、電流経路の一端が前記出力ノードに接続され、第2入力信号を受信する第2トランジスタとを含み、前記第1入力信号と前記第2入力信号に基づく出力電圧を前記出力ノードから出力する出力回路と、
前記第1トランジスタに第1電圧を転送する第3トランジスタと、
前記第2トランジスタに第2電圧を転送する第4トランジスタと、
前記出力電圧を検出し、検出結果を出力する検出回路と、
前記検出結果に基づいて前記第1乃至第4トランジスタのバックゲート電位を制御する制御回路と
を具備し、前記制御回路は、前記出力電圧が前記第1電圧を超えた場合に前記第1トランジスタ及び第3トランジスタのバックゲートを前記出力ノードと電気的に接続し、前記出力電圧が前記第2電圧を下回った場合に前記第2トランジスタ及び第4トランジスタのバックゲートを前記出力ノードと電気的に接続し、
前記制御回路は、
前記第1トランジスタのバックゲート及び前記第3トランジスタのバックゲートを前記出力ノードと電気的に接続又は非接続とする第5トランジスタと、
前記第1トランジスタのバックゲート及び前記第3トランジスタのバックゲートに前記第1電圧を印加可能な第6トランジスタと、
前記第2トランジスタのバックゲート及び前記第4トランジスタのバックゲートを前記出力ノードと電気的に接続又は非接続とする第7トランジスタと、
前記第2トランジスタのバックゲート及び前記第4トランジスタのバックゲートに前記第2電圧を印加可能な第8トランジスタと、
前記第1トランジスタと前記第3トランジスタとの接続ノードを前記第1トランジスタのバックゲート及び前記第3トランジスタのバックゲートと電気的に接続または非接続とする第9トランジスタと、
前記第2トランジスタと前記第4トランジスタとの接続ノードを前記第2トランジスタのバックゲート及び前記第4トランジスタのバックゲートと電気的に接続または非接続とする第10トランジスタと、
を備え、
前記出力電圧が前記第1電圧から前記第2電圧までの範囲に含まれている場合、前記第3トランジスタ、前記第4トランジスタ、前記第6トランジスタ、及び前記第8トランジスタはオン状態となり、前記第5トランジスタ及び前記第7トランジスタはオフ状態となり、
前記出力電圧が前記第1電圧を超えている場合、前記第5トランジスタ及び前記第8トランジスタはオン状態となり、前記第3トランジスタ、前記第4トランジスタ、前記第6トランジスタ、及び前記第7トランジスタはオフ状態となり、
前記出力電圧が前記第2電圧を下回っている場合、前記第6トランジスタ及び前記第7トランジスタはオン状態となり、前記第3トランジスタ、前記第4トランジスタ、前記第5トランジスタ、及び前記第8トランジスタはオフ状態となり、
前記出力電圧が前記第1電圧から前記第2電圧までの範囲に含まれている場合、前記第9トランジスタ及び前記第10トランジスタはオフ状態となり、
前記出力電圧が前記第1電圧を超えている場合、前記第9トランジスタはオン状態となり、前記第10トランジスタはオフ状態となり、
前記出力電圧が前記第2電圧を下回っている場合、前記第10トランジスタはオン状態となり、前記第9トランジスタはオフ状態となる、半導体装置。
【請求項2】
前記制御回路は、前記出力電圧が前記第1電圧を超えた場合及び前記出力電圧が前記第2電圧を下回った場合に、前記第3トランジスタ及び前記第4トランジスタをオフさせる、請求項1記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第5トランジスタのバックゲートは、前記第1トランジスタのバックゲート及び前記第3トランジスタのバックゲートと接続され、
前記第6トランジスタのバックゲートは、前記第2電圧が印加され、
前記第7トランジスタのバックゲートは、前記第2トランジスタのバックゲート及び前記第4トランジスタのバックゲートと接続され、
前記第8トランジスタのバックゲートは、前記第1電圧が印加され
前記第6トランジスタはn型のMOSFETであり、前記第8トランジスタはp型のMOSFETである、請求項記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第5トランジスタのバックゲートは、前記第1トランジスタのバックゲート及び前記第3トランジスタのバックゲートと接続され、
前記第6トランジスタのバックゲートは、前記第2電圧が印加され、
前記第7トランジスタのバックゲートは、前記第2トランジスタのバックゲート及び前記第4トランジスタのバックゲートと接続され、
前記第8トランジスタのバックゲートは、前記第1電圧が印加され、
前記第9トランジスタのバックゲートは、前記第2電圧が印加され、
前記第10トランジスタのバックゲートは、前記第1電圧が印加され
前記第6トランジスタはn型のMOSFETであり、前記第8トランジスタはp型のMOSFETであり、前記第9トランジスタはn型のMOSFETであり、前記第10トランジスタはp型のMOSFETである、請求項記載の半導体装置。
【請求項5】
前記検出回路は、前記出力電圧と前記第1電圧とを比較する第1比較器と、
前記出力電圧と前記第2電圧とを比較する第2比較器とを備え、
前記検出回路は、前記第1比較器の出力及び前記第2比較器の出力から、前記出力回路の前記出力電圧が前記第1電圧を超えているか、前記第2電圧を下回っているか、前記第1電圧と前記第2電圧の間にあるかを検出する、請求項1記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第1電圧、前記第2電圧、及び前記出力電圧の少なくともいずれかを変換する変換回路を更に備え、
前記変換回路は、前記第1電圧又は前記第2電圧と前記出力電圧との大小関係を維持したまま、前記第1電圧及び前記出力電圧の少なくともいずれかを、前記第1電圧と前記第2電圧との間の電圧に変換し、または、
前記第2電圧及び前記出力電圧の少なくともいずれかを、前記第1電圧と前記第2電圧との間の電圧に変換し、
前記第1比較器及び前記第2比較器の少なくともいずれかは、前記変換した電圧に基づいて比較動作を行う、請求項記載の半導体装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、概して半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
逆流防止機能を備えたドライバ回路が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−290986号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
動作信頼性を向上できる半導体装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態による半導体装置は、第1トランジスタと第2トランジスタとを含む出力回路と、検出回路と、制御回路とを含む。第1トランジスタは電流経路の一端が出力ノードに接続され、第2トランジスタも電流経路の一端が出力ノードに接続されている。出力回路は出力ノードから電圧を出力する。検出回路は出力回路の出力電圧を検出する。制御回路は検出回路の結果に基づいて第1トランジスタ及び第2トランジスタのバックゲート電位を制御する。制御回路は出力回路の出力電圧が第1電圧を超えた場合に第1トランジスタのバックゲートを出力ノードと電気的に接続し、出力回路の出力電圧が第2電圧を下回った場合に第2トランジスタのバックゲートを出力ノードと電気的に接続する。制御回路は、第5乃至第10トランジスタを含む。第5トランジスタは、第1トランジスタのバックゲート及び第3トランジスタのバックゲートを出力ノードと電気的に接続又は非接続とする。第6トランジスタは、第1トランジスタのバックゲート及び第3トランジスタのバックゲートに第1電圧を印加可能である。第7トランジスタは、第2トランジスタのバックゲート及び第4トランジスタのバックゲートを出力ノードと電気的に接続又は非接続とする。第8トランジスタは、第2トランジスタのバックゲート及び第4トランジスタのバックゲートに第2電圧を印加可能である。第9トランジスタは、第1トランジスタと第3トランジスタとの接続ノードを第1トランジスタのバックゲート及び第3トランジスタのバックゲートと電気的に接続または非接続とする。第10トランジスタは、第2トランジスタと第4トランジスタとの接続ノードを第2トランジスタのバックゲート及び第4トランジスタのバックゲートと電気的に接続または非接続とする。出力電圧が第1電圧から第2電圧までの範囲に含まれている場合、第3トランジスタ、第4トランジスタ、第6トランジスタ、及び第8トランジスタはオン状態となり、第5トランジスタ及び第7トランジスタはオフ状態となる。出力電圧が第1電圧を超えている場合、第5トランジスタ及び第8トランジスタはオン状態となり、第3トランジスタ、第4トランジスタ、第6トランジスタ、及び第7トランジスタはオフ状態となる。出力電圧が第2電圧を下回っている場合、第6トランジスタ及び第7トランジスタはオン状態となり、第3トランジスタ、第4トランジスタ、第5トランジスタ、及び第8トランジスタはオフ状態となる。出力電圧が第1電圧から第2電圧までの範囲に含まれている場合、第9トランジスタ及び第10トランジスタはオフ状態となる。出力電圧が第1電圧を超えている場合、第9トランジスタはオン状態となり、第10トランジスタはオフ状態となる。出力電圧が第2電圧を下回っている場合、第10トランジスタはオン状態となり、第9トランジスタはオフ状態となる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】一実施形態に係るドライバ回路の回路図。
図2】一実施形態に係るドライバ回路の回路図。
図3】一実施形態に係るドライバ回路の回路図。
図4】一実施形態に係るドライバ回路の回路図。
図5】一実施形態の比較例に係るドライバ回路の回路図。
図6】一実施形態の変形例に係る差動ドライバ回路のブロック図。
図7】一実施形態の変形例に係る検出回路の回路図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に実施形態が図面を参照して記述される。以下の記述において、略同一の機能及び構成を有する構成要素は同一符号を付され、繰り返しの説明は省略される場合がある。また、ある実施形態についての記述は全て、明示的に又は自明的に排除されない限り、別の実施形態の記述としても当てはまる。
【0008】
各機能ブロックが、以下の例のように区別されていることは必須ではない。例えば、一部の機能が例示の機能ブロックとは別の機能ブロックによって実行されてもよい。さらに、例示の機能ブロックがさらに細かい機能サブブロックに分割されていてもよい。どの機能ブロックによって特定されるかによって実施形態は限定されない。
【0009】
本明細書及び特許請求の範囲において、ある第1要素が別の第2要素に「接続されている」とは、第1要素が直接的又は常時あるいは選択的に導電性となる要素を介して第2要素に接続されていることを含む。
【0010】
1.構成について
始めに、一実施形態に係る半導体装置の構成について、逆流防止機能を備えたドライバ回路を例に挙げて説明する。図1は、一実施形態に係るドライバ回路を示している。
【0011】
図示するようにドライバ回路1は、出力回路11、第1スイッチ12、第2スイッチ13、第1バックゲート制御回路14、第2バックゲート制御回路15、検出回路16、及びロジック回路17を備えている。ドライバ回路1は、例えば1つの半導体チップ上に集積形成される。ドライバ回路1は、外部と接続可能なターミナルT1、T2、T3、及びT4を有する。ターミナルT1には、ドライバ回路1の電源電圧VDDが印加される。ターミナルT3及びT4には、例えば外部から入力信号DIP及びDINが入力される。入力信号DIP及びDINは、例えば論理“H”レベルと論理“L”レベルの2つの論理レベルを取り得るデジタル信号である。ターミナルT2は、入力信号DIP及びDINに基づく信号を出力する。すなわち、ターミナルT1はドライバ回路1の電源端子であり、ターミナルT2は出力端子であり、ターミナルT3及びT4は入力端子である。
【0012】
出力回路11は、ターミナルT3及びT4に入力された入力信号DIP及びDINに基づいて、ノードN2に“H”レベル又は“L”レベルの信号を出力する。すなわち出力回路11は、例えばp型のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であるトランジスタ20と、例えばn型のMOSFETであるトランジスタ21とを備えている。トランジスタ20は電流経路の一端がノードN3に接続され、他端がノードN2に接続され、バックゲートがノードN4に接続され、ゲートがターミナルT3に接続されている。トランジスタ21は電流経路の一端がノードN5に接続され、他端がノードN2に接続され、バックゲートがノードN6に接続され、ゲートがターミナルT4に接続されている。
【0013】
上記構成において、トランジスタ20がオン状態となることでノードN2がノードN3に電気的に接続され、トランジスタ21がオン状態となることでノードN2がノードN5に電気的に接続される。そしてノードN2の信号が、出力回路11の出力信号(電圧VOUT)としてターミナルT2から外部に出力される。
【0014】
一般的にMOSFETは、電流経路の一端及び他端とバックゲートとの間に、寄生ダイオードを備えている。例えばp型のMOSFETであるトランジスタ20は、寄生ダイオード40a及び40bを備えている。寄生ダイオード40aのアノードはノードN2に接続され、カソードはノードN4に接続されている。寄生ダイオード40bのアノードはノードN3に接続され、カソードはノードN4に接続されている。トランジスタ20以外のp型のMOSFETも、同様に寄生ダイオードを備えている。また、n型のMOSFETであるトランジスタ21も、寄生ダイオード40c及び40dを備えている。寄生ダイオード40cのカソードはノードN2に接続され、アノードはノードN6に接続されている。寄生ダイオード40dのカソードはノードN5に接続され、アノードはノードN6に接続されている。トランジスタ21以外のn型のMOSFETも、同様に寄生ダイオードを備えている。
【0015】
第1スイッチ12は、ノードN1とノードN3との間を電気的に接続又は非接続とする。すなわち第1スイッチ12は、例えばp型のMOSFETであるトランジスタ22を備えている。トランジスタ22は、電流経路の一端がノードN1に接続され、他端がノードN3に接続され、バックゲートがノードN4に接続され、ゲートがノードN11に接続されている。そして第1スイッチ12は、ノードN11が“L”レベルとなることでトランジスタ22がオン状態となり、ノードN1とノードN3との間を電気的に接続する。他方でノードN11が“H”レベルとなることでトランジスタ22がオフ状態となり、ノードN1とノードN3との間は電気的に非接続とされる。
【0016】
第2スイッチ13は、ノードN5と接地電位GNDとの間を電気的に接続又は非接続とする。すなわち第2スイッチ13は、例えばn型のMOSFETであるトランジスタ23を備えている。トランジスタ23は、電流経路の一端がノードN5に接続され、他端が接地され、バックゲートがノードN6に接続され、ゲートがノードN12に接続されている。そして第2スイッチ13は、ノードN12が“H”レベルとなることでトランジスタ23がオン状態となり、ノードN5と接地電位GNDとの間を電気的に接続する。他方でノードN12が“L”レベルとなることでトランジスタ23がオフ状態となり、ノードN5と接地電位GNDとの間は電気的に非接続とされる。
【0017】
第1バックゲート制御回路14は、トランジスタ20及び22のバックゲート電位を制御する。すなわち第1バックゲート制御回路14は、例えばp型のMOSFETであるトランジスタ24と、例えばn型のMOSFETであるトランジスタ25と26とを備えている。
【0018】
トランジスタ24は、電流経路の一端がノードN2に接続され、他端がノードN4に接続され、バックゲートもノードN4に接続され、ゲートがノードN7に接続されている。トランジスタ25は、電流経路の一端がノードN4に接続され、他端がノードN1に接続され、バックゲートが接地され、ゲートがノードN7に接続されている。トランジスタ26は、電流経路の一端がノードN4に接続され、他端がノードN3に接続され、バックゲートが接地され、ゲートがノードN8に接続されている。
【0019】
上記構成において、トランジスタ24がオン状態とされると、ノードN2とノードN4との間が電気的に接続される。その結果、トランジスタ20及び22のバックゲートに電圧VOUTが印加される。他方で、トランジスタ25がオン状態とされると、ノードN1とノードN4との間が電気的に接続される。その結果、トランジスタ20及び22のバックゲートに電源電圧VDDが印加される。また、トランジスタ26がオン状態とされると、ノードN3とノードN4との間が電気的に接続される。
【0020】
第2バックゲート制御回路15は、トランジスタ21及び23のバックゲート電位を制御する。すなわち第2バックゲート制御回路15は、例えばn型のMOSFETであるトランジスタ27と、例えばp型のMOSFETであるトランジスタ28と29とを備えている。
【0021】
トランジスタ27は、電流経路の一端がノードN2に接続され、他端がノードN6に接続され、バックゲートもノードN6に接続され、ゲートがノードN10に接続されている。トランジスタ28は、電流経路の一端がノードN6に接続され、他端が接地され、バックゲートに電源電圧VDDが印加され、ゲートがノードN10に接続されている。トランジスタ29は、電流経路の一端がノードN6に接続され、他端がノードN5に接続され、バックゲートに電源電圧VDDが印加され、ゲートがノードN9に接続されている。
【0022】
上記構成において、トランジスタ27がオン状態とされると、ノードN2とノードN6との間が電気的に接続される。その結果、トランジスタ21及び23のバックゲートに電圧VOUTが印加される。他方で、トランジスタ28がオン状態とされると、ノードN6と接地電位GNDとの間が電気的に接続される。その結果、トランジスタ21及び23のバックゲートに接地電位GNDが印加される。また、トランジスタ29がオン状態とされると、ノードN5とノードN6との間が電気的に接続される。
【0023】
検出回路16は、電圧VOUTが電源電圧範囲を外れているかどうか、すなわち、電源電圧VDDよりも大きいか否か、及び接地電位GNDの電圧よりも低いか否かを検出する。すなわち検出回路16は、コンパレータ30及び31を備えている。
【0024】
コンパレータ30は、正側電源端子に電源電圧VDDが印加され、負側電源端子が接地され、非反転入力端子がノードN2に接続され、反転入力端子がノードN1と接続され、出力端子がインバータ32の入力端子に接続されている。コンパレータ31は、正側電源端子に電源電圧VDDが印加され、負側電源端子が接地され、非反転入力端子が接地され、反転入力端子がノードN2と接続され、出力端子がインバータ34の入力端子に接続されている。
【0025】
上記構成において、コンパレータ30は、ノードN2の電圧VOUTとノードN1の電源電圧VDDとを比較し、電圧VOUTが電源電圧VDDより大きい場合は例えば“H”レベルを出力し、大きくなかった場合は例えば“L”レベルを出力する。コンパレータ31は、ノードN2の電圧VOUTと接地電位GNDとを比較し、電圧VOUTが接地電位GNDよりも低い場合には例えば“H”レベルを出力し、低くなかった場合には例えば“L”レベルを出力する。
【0026】
ロジック回路17は、検出回路16の出力に基づいて、第1スイッチ12、第2スイッチ13、第1バックゲート制御回路14、及び第2バックゲート制御回路15の動作を制御する。すなわちロジック回路17は、インバータ32乃至36及びNANDゲート37を備えている。
【0027】
インバータ32は、正側電源端子に電源電圧VDDが印加され、負側電源端子が接地される。そしてインバータ32は、コンパレータ30の出力信号(論理“H”レベルまたは論理“L”レベル、これを以下では単に論理レベルと呼ぶ)を反転させ、その結果をノードN7(トランジスタ24及び25のゲート)に出力する。インバータ33は、正側電源端子に電源電圧VDDが印加され、負側電源端子が接地される。そしてインバータ33は、インバータ32の出力信号を反転させ、その結果をノードN8(トランジスタ26のゲート)に出力する。インバータ34は、正側電源端子に電源電圧VDDが印加され、負側電源端子が接地される。そしてインバータ34は、コンパレータ31の出力信号を反転させ、その結果をノードN9(トランジスタ29のゲート)に出力する。インバータ35は、正側電源端子に電源電圧VDDが印加され、負側電源端子が接地される。そしてインバータ35は、インバータ34の出力信号を反転させ、その結果をノードN10(トランジスタ27及び28のゲート)に出力する。NANDゲート37は、正側電源端子に電源電圧VDDが印加され、負側電源端子が接地されている。そしてNANDゲート37は、ノードN7の論理レベルとノードN9の論理レベルとのNAND演算を実行し、その結果をノードN11(トランジスタ22のゲート)に出力する。インバータ36は、正側電源端子に電源電圧VDDが印加され、負側電源端子が接地される。そしてインバータ36は、NANDゲート37の出力信号を反転させ、その結果をノードN12(トランジスタ23のゲート)に出力する。
【0028】
上記のようにロジック回路17は、コンパレータ30及び31の出力に基づいて、第1スイッチ12、第2スイッチ13、第1バックゲート制御回路14、及び第2バックゲート制御回路15の各トランジスタのゲート電位を決定する。
【0029】
2.動作について
次に、ドライバ回路1の動作について説明する。以下では、電圧VOUTの大きさに応じて3つのケースについて説明する。すなわち、
(1)GND≦VOUT≦VDDの場合
(2)VDD<VOUTの場合
(3)VOUT<GNDの場合
2.1 上記(1)のケースについて
まず、電圧VOUTが、接地電位GND以上且つ電源電圧VDD以下の場合について、図2を用いて説明する。図2はドライバ回路の回路図であり、各ノードに論理レベル又は電圧を付記し、またオフ状態のトランジスタにはバツ印を付記している。
【0030】
本例ではVOUT≦VDDであるから、検出回路16のコンパレータ30は例えば“L”レベルを出力する。また、VOUT≧GNDであるから、検出回路16のコンパレータ31は例えば“L”レベルを出力する。
【0031】
その結果、ノードN7には“H”レベルが与えられ、ノードN8には“L”レベルが与えられる。またノードN9には“H”レベルが与えられ、ノードN10には“L”レベルが与えられる。その結果、NANDゲート37における演算結果は“L”レベルとなり、ノードN11には“L”レベルが与えられ、ノードN12には“H”レベルが与えられる。
【0032】
その結果、第1バックゲート制御回路14ではトランジスタ24はオフ状態となり、トランジスタ25はオン状態となる。すると、ノードN4はトランジスタ25によりノードN1に電気的に接続される。この結果、トランジスタ20及び22のバックゲートにはノードN1から電源電圧VDDが転送される。なお、ノードN8の電位は“L”レベルであるから、トランジスタ26はオフ状態となる。
【0033】
第2バックゲート制御回路15についても同様である。すなわち、トランジスタ27はオフ状態となり、トランジスタ28はオン状態となる。すると、ノードN6にはトランジスタ28により接地電位が転送される。この結果、トランジスタ21及び23のバックゲートには接地電位が転送される。なお、ノードN9の電位は“H”レベルであるから、トランジスタ29はオフ状態となる。
【0034】
また第1スイッチ12では、トランジスタ22がオン状態となり、ノードN3にVDDが転送される。同様に第2スイッチ13では、トランジスタ23がオン状態となり、ノードN5に接地電位GNDが転送される。
【0035】
このようにして、出力回路11のトランジスタ20のバックゲートと電流経路の一端(ソース)にはVDDが印加され、出力回路11のトランジスタ21のバックゲートと電流経路の一端(ソース)には接地電位GNDが印加される。その結果、入力信号DIP及びDINが“H”レベルのとき、トランジスタ21がオン状態となり、トランジスタ20がオフ状態となる。よって電圧VOUTは“L”レベルとなる。他方で入力信号DIP及びDINが“L”レベルのとき、トランジスタ20がオン状態となり、トランジスタ21がオフ状態となる。よって電圧VOUTは“H”レベルとなる。
【0036】
2.2 上記(2)のケースについて
次に、電圧VOUTが電源電圧VDDよりも大きい場合について、図3を用いて説明する。図3はドライバ回路の回路図であり、各ノードに論理レベル又は電圧を付記し、またオフ状態のトランジスタにはバツ印を付記している。
【0037】
本例では、電圧VOUTが電源電圧VDDよりも大きい。従ってコンパレータ30は例えば“H”レベルを出力する。また、VOUT≧GNDであるから、コンパレータ31は例えば“L”レベルを出力する。
【0038】
この結果、ノードN7には“L”レベルが与えられ、ノードN8には“H”レベルが与えられる。また、ノードN9には“H”レベルが与えられ、ノードN10には“L”レベルが与えられる。そのため、NANDゲート37の演算結果は“H”レベルとなる。よって、ノードN11には”H”レベルが与えられ、ノードN12には“L”レベルが与えられる。
【0039】
すると、第1バックゲート制御回路14ではトランジスタ24がオン状態となり、トランジスタ25はオフ状態となる。すると、トランジスタ20及び22のバックゲートは、トランジスタ24により、ノードN2に接続される。すなわち、これらのバックゲートには電圧VOUTが印加される。また、トランジスタ26がオン状態となり、ノードN3とノードN4が電気的に接続される。
【0040】
第2バックゲート制御回路15については、上記2.1で説明した場合と同様である。すなわち、トランジスタ27はオフ状態となり、トランジスタ28はオン状態となる。すると、ノードN6にはトランジスタ28により接地電位が転送される。この結果、トランジスタ21及び23のバックゲートには接地電位が転送される。なお、ノードN9の電位は“H”レベルであるから、トランジスタ29はオフ状態となる。
【0041】
また第1スイッチ12ではトランジスタ22がオフ状態となり、ノードN3はノードN1と電気的に非接続とされる。同様に第2スイッチ13ではトランジスタ23がオフ状態となり、ノードN5は接地電位GNDと電気的に非接続とされる。
【0042】
このようにして、出力回路11のトランジスタ20のバックゲートと電流経路の一端と他端(ソースとドレイン)には、電圧VOUTが印加される。また、第1スイッチ12及び第2スイッチ13はオフ状態となり、出力回路11は電源電圧VDD及び接地電位GNDに対して電気的に非接続とされる。その結果、入力信号DIP及びDINの状態によらず、トランジスタ21及び22はオンしない。その結果、ノードN2は電源電圧VDD及び接地電位GNDと電気的に非接続とされる。
【0043】
2.3 上記(3)のケースについて
次に、電圧VOUTが接地電位GNDよりも低い場合について、図4を用いて説明する。図4はドライバ回路の回路図であり、各ノードに論理レベル又は電圧を付記し、またオフ状態のトランジスタにはバツ印を付記している。
【0044】
本例では電圧VOUTが接地電位GNDよりも低い。従ってコンパレータ31は例えば“H”レベルを出力する。また、本例ではVOUT≦VDDであるから、コンパレータ30は例えば“L”レベルを出力する。
【0045】
この結果、ノードN7には“H”レベルが与えられ、ノードN8には“L”レベルが与えられる。また、ノードN9には“L”レベルが与えられ、ノードN10には“H”レベルが与えられる。そのため、NANDゲート37の演算結果は“H”レベルとなる。よって、ノードN11には“H”レベルが与えられ、ノードN12には“L”レベルが与えられる。
【0046】
すると、第2バックゲート制御回路15では、トランジスタ27がオン状態となり、トランジスタ28はオフ状態となる。すると、トランジスタ21及び23のバックゲートは、トランジスタ27により、ノードN2に接続される。すなわち、これらのバックゲートには電圧VOUTが印可される。また、トランジスタ29がオン状態となり、ノードN5とノードN6が電気的に接続される。
【0047】
第1バックゲート制御回路14については、上記2.1で説明した場合と同様である。すなわち、トランジスタ24はオフ状態となり、トランジスタ25はオン状態となる。すると、ノードN4はトランジスタ25によりノードN1に電気的に接続される。この結果、トランジスタ20及び22のバックゲートにはノードN1から電源電圧VDDが転送される。なお、ノードN8の電位は“L”レベルであるから、トランジスタ26はオフ状態となる。
【0048】
第1スイッチ12及び第2スイッチ13については、上記2.2で説明した場合と同様、どちらもオフ状態となる。
【0049】
このようにして、出力回路11のトランジスタ21のバックゲートと電流経路の一端と他端(ソースとドレイン)には、電圧VOUTが印可される。また、第1スイッチ12及び第2スイッチ13はオフ状態となり、出力回路11は電源電圧VDD及び接地電位GNDに対して電気的に非接続とされる。その結果、入力信号DIP及DINの状態によらず、トランジスタ21及び22はオンしない。その結果、ノードN2は電源電圧VDD及び接地電位GNDと電気的に非接続とされる。
【0050】
3.本実施形態に係る効果
本実施形態によれば、半導体装置の動作信頼性を向上できる。本効果につき、以下説明する。
【0051】
本実施形態によれば、電圧VOUTが電源電圧範囲を外れた際に、出力端子から電流が逆流することを抑制できる。
【0052】
本実施形態にかかる逆流防止機能を備えたドライバ回路であると、出力回路11、第1スイッチ12、第2スイッチ13、第1バックゲート制御回路14、第2バックゲート制御回路15、検出回路16、及びロジック回路17を備えている。検出回路16は電圧VOUTが電源電圧範囲を外れていることを検出し、第1バックゲート制御回路14、第2バックゲート制御回路15、及びロジック回路17は、検出結果に基づいて出力回路11、第1スイッチ12、及び第2スイッチ13のバックゲートを制御する。さらに、第1スイッチ12及び第2スイッチ13は、検出回路16の検出結果に基づいて、出力回路11を電源電圧VDD及び接地電位GNDと電気的に接続又は非接続とする。
【0053】
具体的には、上記2.2の項で述べたケース(VDD<VOUT)では、第1バックゲート制御回路14によって、トランジスタ20のバックゲートと電流経路の一端と他端(ソースとドレイン)には電圧VOUTが印加される。また、第2バックゲート制御回路15によって、トランジスタ21のバックゲートに接地電位GNDが印加される。その結果、トランジスタ20に寄生するダイオード両端に生じる電位差は、逆バイアス状態又は略同電位となり、ダイオードがオンすることを抑制できる。さらに、第1スイッチ12及び第2スイッチ13がオフ状態となることで、出力回路11と電源電圧VDD及び接地電位GNDとを電気的に非接続としている。加えて、トランジスタ22のドレインとバックゲート(通常動作では電源電圧VDD)間のダイオードを介し、電源電圧VDDに電流が流れる対策として、第1バックゲート制御回路14によって、トランジスタ22のバックゲートには電圧VOUTが印加される。これらの制御により、出力端子から電流が逆流することを抑制できる。
【0054】
また2.3の項で述べたケース(VOUT<GND)では、第1バックゲート制御回路14によって、トランジスタ20のバックゲートには電源電圧VDDが印加される。また、第2バックゲート制御回路15によって、トランジスタ21のバックゲートと電流経路の一端と他端(ソースとドレイン)には電圧VOUTが印加される。その結果、トランジスタ21に寄生するダイオード両端に生じる電位差は、逆バイアス状態又は略同電位となり、ダイオードがオンすることを抑制できる。さらに、第1スイッチ12及び第2スイッチ13がオフ状態となることで、出力回路11と電源電圧VDD及び接地電位GNDとを電気的に非接続としている。加えて、トランジスタ23のドレインとバックゲート(通常動作では接地電位GND)間のダイオードを介し、接地電位GNDに電流が流れる対策として、第2バックゲート制御回路15によって、トランジスタ23のバックゲートには電圧VOUTが印加される。これらの制御により、出力端子から電流が逆流することを抑制できる。
【0055】
他方で、2.1の項で述べたケース(GND≦VOUT≦VDD)では、第1バックゲート制御回路14によって、トランジスタ20及び22のバックゲートには電源電圧VDDが印加される。また、第2バックゲート制御回路15によって、トランジスタ21及び23のバックゲートには接地電位GNDが印加される。また、第1スイッチ12及び第2スイッチ13はオン状態となり、出力回路11に電源電圧VDD及び接地電位GNDを電気的に接続している。その結果、出力回路11は入力信号DIP及びDINに基づいて“H”レベル又は“L”レベルを出力する通常動作を実行できる。
【0056】
このようにバックゲートを制御することで、電圧VOUTが電源電圧範囲(0V〜VDD)内の場合は、出力回路11は入力信号DIP及びDINに基づいて“H”レベル又は“L”レベルを出力することができる。これに対して、電圧VOUTが電源電圧範囲を外れた場合には、トランジスタに寄生するダイオードがオンすることを抑制することで、出力端子から電流が逆流することを抑制できる。このように、電流が逆流することを抑制することで、電源電圧VDD又は接地電位GNDに逆流電流による変動が生じることを抑制でき、動作信頼性を向上させることができる。
【0057】
すなわち本実施形態によれば、図5のようにダイオード素子を信号経路(例えばトランジスタ50のソースと電源電圧VDDとの間、及びトランジスタ51のドレインと電圧VOUTとの間など)へ直列に挿入することなく、逆流を抑制できる。ダイオード素子は一般的に整流素子として広く用いられているが、本願ではトランジスタのバックゲートに印加する電圧を切り替えることにより寄生ダイオードがオンすることによる逆流を抑制している。すなわち、ダイオードを信号経路へ直列に挿入し寄生ダイオードがオンした際の逆流を抑制する必要がない。その結果、ダイオードに順方向電圧を印加した際にアノードとカソードの間で生じる電位差によって、出力振幅が制限されることも抑制できる。すなわち、電源電圧範囲を十分に活用した広い出力が可能である。
【0058】
さらに、図5では、出力端子から見てトランジスタの配置が電源電圧VDD側、接地電位GND側で対称となっていないため、出力波形の対称性が悪い。本実施形態によれば、出力端子から見てトランジスタの配置が電源電圧VDD側、接地電位GND側で対称となっており、出力波形の対称性にも優れている。
【0059】
4.変形例等
上記実施形態は、相補信号を出力する出力回路にも適用できる。図6はこのような例について示しており、上記実施形態で説明したドライバ回路を2つ組み合わせたものである。すなわち、信号OUT1を出力するドライバ回路1−1と、信号OUT1に対して相補な信号(逆相の信号)OUT2を出力するドライバ回路1−2を備え、これらにより差動信号ドライバ回路100が形成されている。ドライバ回路1−2に入力される制御信号は、例えばドライバ回路1−1に入力される入力信号DIP及びDINを反転させたものであってもよい。また、差動信号ドライバ回路100は、RS485規格やRS422規格などの差動信号を利用した通信方式に適用してもよい。
【0060】
また、例えば検出回路16は、その入力部に変換回路を備えてもよい。一例として、抵抗分圧による電位変換回路を備えた検出回路16を図7に示す。比較したい電圧を、コンパレータの電源電圧範囲内に近づくように抵抗分圧によって変換している。抵抗素子41の一端には電圧VOUTが印加され、他端は抵抗素子42の一端と接続され、抵抗素子42の他端は接地されている。抵抗素子41と抵抗素子42との接続ノードは、コンパレータ30の非反転入力端子に接続されている。抵抗素子41及び42によって電圧VOUTが分圧され、電圧VOUTよりも接地電位GNDに近い電圧が、コンパレータ30の非反転入力端子に入力される。同様に、抵抗素子43の一端には電源電圧VDDが印加され、他端は抵抗素子44の一端と接続され、抵抗素子44の他端は接地されている。抵抗素子43と抵抗素子44との接続ノードは、コンパレータ30の反転入力端子に接続されている。抵抗素子43及び44によって電源電圧VDDが分圧され、電源電圧VDDよりも接地電位GNDに近い電圧が、コンパレータ30の反転入力端子に入力される。これにより、コンパレータ30の入力電圧範囲が限られていたとしても、比較を行うことができる電圧VOUTの範囲が広まる。抵抗素子45乃至48による、電圧VOUTおよび接地電位GNDの分圧も同様である。抵抗分圧を用いる場合、抵抗素子41及び42の抵抗値の比は、抵抗素子43及び44の抵抗値の比と等しいことが好ましい。同様に、抵抗素子45及び46の抵抗値の比は、抵抗素子47及び48の抵抗値の比と等しいことが好ましい。また、抵抗素子41及び42の抵抗値の合計値は、抵抗素子45及び46の抵抗値の合計値と等しいことが好ましい。ただし、電圧VOUTと電源電圧VDD又は接地電位GNDとの比較を行うことができれば、これらの条件に限定されない。
【0061】
また、検出回路16は、電源電圧VDD又は接地電位GNDと出力端子の電圧とを比較し判定することができれば、コンパレータに限らず種々の回路を用いて構成してもよい。加えて、ロジック回路17は、検出回路16の検出結果に基づいて各トランジスタのゲートを制御することが可能であれば、上記実施形態と異なるロジック回路で構成しても構わない。また、その他の回路に組み込まれても構わない。
【0062】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0063】
1…ドライバ回路、11…出力回路、12…第1スイッチ、13…第2スイッチ、14…第1バックゲート制御回路、15…第2バックゲート制御回路、16…検出回路、17…ロジック回路。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7