特許第6972091号(P6972091)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6972091
(24)【登録日】2021年11月5日
(45)【発行日】2021年11月24日
(54)【発明の名称】サイドテーブル
(51)【国際特許分類】
   A47B 11/00 20060101AFI20211111BHJP
   A47B 13/08 20060101ALI20211111BHJP
   A47B 95/02 20060101ALI20211111BHJP
   F16C 19/10 20060101ALI20211111BHJP
   A63B 23/02 20060101ALI20211111BHJP
【FI】
   A47B11/00 Z
   A47B13/08 A
   A47B95/02 501Z
   A47B95/02 503C
   A47B95/02 504B
   F16C19/10
   A63B23/02 Z
【請求項の数】6
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2019-232848(P2019-232848)
(22)【出願日】2019年12月24日
(65)【公開番号】特開2021-100490(P2021-100490A)
(43)【公開日】2021年7月8日
【審査請求日】2020年10月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005935
【氏名又は名称】美津濃株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】川端 洋明
(72)【発明者】
【氏名】板花 俊希
(72)【発明者】
【氏名】浅野 麻美
(72)【発明者】
【氏名】櫻田 未来
(72)【発明者】
【氏名】小長井 星児
【審査官】 広瀬 杏奈
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−326259(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3124089(JP,U)
【文献】 実開平07−043044(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3014482(JP,U)
【文献】 実開平05−063331(JP,U)
【文献】 実開昭62−159745(JP,U)
【文献】 実開昭61−073234(JP,U)
【文献】 特開2014−171823(JP,A)
【文献】 特開2008−194424(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47B 11/00
A47B 13/08
A47B 95/02
F16C 19/10
A63B 23/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
中心軸を有する本体部と、
天面を有し、前記中心軸を中心にして回転可能に前記本体部に接続された天板部と、
前記中心軸に平行に延びる回転軸を有し、前記回転軸を中心にして回転可能に前記天板部の前記天面に配置された第1取っ手部および第2取っ手部とを備え、
前記第1取っ手部は、前記中心軸に対して前記第2取っ手部と対称に配置されている、サイドテーブル。
【請求項2】
スラスト軸受をさらに備え、
前記スラスト軸受は、前記本体部に取り付けられた第1軌道部材と、前記天板部に取り付けられかつ前記第1軌道部材に向かい合う第2軌道部材と、前記第1軌道部材と前記第2軌道部材との間に配置された複数の転動体とを含み、
前記複数の転動体は、前記第1軌道部材および前記第2軌道部材に接触しつつ転動するように構成されている、請求項1に記載のサイドテーブル。
【請求項3】
前記天板部は、前記天面の外側に配置された外縁部を含み、
前記外縁部は、前記天面の全周にわたって配置されている、請求項1または2に記載のサイドテーブル。
【請求項4】
前記外縁部は、第1突出部を含み、
前記第1突出部は、前記天面よりも上方に突き出している、請求項3に記載のサイドテーブル。
【請求項5】
前記第1取っ手部および前記第2取っ手部は、前記第1突出部よりも上方に突き出している、請求項4に記載のサイドテーブル。
【請求項6】
前記外縁部は、第2突出部を含み、
前記第2突出部は、前記本体部の上端よりも下方に突き出している、請求項3〜5のいずれか1項に記載のサイドテーブル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サイドテーブルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、椅子またはソファなどの横に置かれるサイドテーブルが用いられている。サイドテーブルは、たとえば実用新案登録第3212780号公報(特許文献1)に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3212780号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
パーソナルコンピュータを用いた作業などによって肩回りの筋肉が固くなる肩こりが問題となっている。肩甲骨可動域を向上させることにより肩こりを改善することができる。上記公報に記載されたサイドテーブルでは、肩甲骨可動域を向上させることは想定されていない。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、肩甲骨可動域を向上させることができるサイドテーブルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のサイドテーブルは、本体部と、天板部と、第1取っ手部および第2取っ手部とを備えている。本体部は、中心軸を有する。天板部は、天面を有し、中心軸を中心にして回転可能に本体部に接続されている。第1取っ手部および第2取っ手部は、中心軸に平行に延びる回転軸を有し、回転軸を中心にして回転可能に天板部の天面に配置されている。第1取っ手部は、中心軸に対して第2取っ手部と対称に配置されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明のサイドテーブルによれば、天板部は、中心軸を中心にして回転可能に本体部に接続されている。第1取っ手部および第2取っ手部は、回転軸を中心にして回転可能に天板部の天面に配置されている。第1取っ手部は、中心軸に対して第2取っ手部と対称に配置されている。このため、使用者が両手で第1取っ手部および第2取っ手部を掴んだまま両手を体の前で交差させることにより、肩回りの筋肉を伸ばすことで肩甲骨可動域を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施の形態に係るサイドテーブルの天面側から見た構成を概略的に示す斜視図である。
図2】本発明の実施の形態に係るサイドテーブルの底面側から見た構成を概略的に示す斜視図である。
図3】本発明の実施の形態に係るサイドテーブルの構成を概略的に示す平面図である。
図4】本発明の実施の形態に係るサイドテーブルの構成を概略的に示す正面図である。
図5図3のV−V線に沿う断面図である。
図6】本発明の実施の形態に係るサイドテーブルの天面側から見た構成を概略的に示す分解斜視図である。
図7】本発明の実施の形態に係るサイドテーブルの第1取っ手部および第2取っ手部を使用者が両手で掴んだ状態を概略的に示す斜視図である。
図8】本発明の実施の形態に係るサイドテーブルの第1取っ手部および第2取っ手部を使用者が両手で掴んだまま体の前で両手を交差させた状態を概略的に示す斜視図である。
図9】本発明の実施の形態に係るサイドテーブルの第1取っ手部を使用者が片手で掴んで手を伸ばした状態を概略的に示す斜視図である。
図10】本発明の実施の形態に係るサイドテーブルの第1取っ手部を使用者が片手で掴んで手を曲げた状態を概略的に示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、特に言及しない限り、以下の図面において同一または対応する部分には同一の参照符号を付し、その説明を繰り返さない。
【0010】
図1図6を参照して、本実施の形態に係るサイドテーブル1の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係るサイドテーブル1の正面部、平面部、右側面部を示している。図2は、本実施の形態に係るサイドテーブル1の背面部、底面部、左側面部を示している。
【0011】
図1および図2に示されるように、本実施の形態に係るサイドテーブル1は、椅子またはソファなどの横に置かれ、本などを載せるように構成されている。本実施の形態に係るサイドテーブル1は、本体部10と、天板部20と、第1取っ手部31と、第2取っ手部32とを備えている。以下では、適宜、図1に示されるように、本体部10が下側に位置し、天板部20が上側に位置した状態を基準にして、上下方向が規定される。
【0012】
本体部10は、中心軸CAを有している。本体部10は、中心軸CAに沿って延びている。本体部10は、略円柱形状に構成されている。本体部10は、平面視において略円形状に構成されている。
【0013】
本体部10は、周壁部11および底面部12を有している。周壁部11は、中心軸CAを中心として本体部10の全周にわたって設けられている。底面部12は、周壁部11の下端に接続されている。底面部12は、平面視において略円形状に構成されている。本体部10の材料は、たとえば中密度繊維板(MDF:medium density fiberboard)である。本体部10の重量は、天板部20の重量よりも重い。
【0014】
天板部20は、中心軸CAを中心にして回転可能に本体部10に接続されている。天板部20は、本体部10に対して回転するように構成されている。天板部20は、略円盤状に構成されている。天板部20は、平面視において略円形状に構成されている。天板部20の直径は、たとえば35cm以上55cm以下である。天板部20の直径は、具体的には、たとえば46cmであってもよい。本体部10の下端から天板部20の上端までの高さは、たとえば38cmである。天板部20の材料は、たとえば中密度繊維板(MDF:medium density fiberboard)である。
【0015】
天板部20は、平板部21および外縁部22を有している。平板部21は、一枚の平らな板状に構成されている。平板部21は、天面21aを有している。天面21aは、平板部21の本体部10とは反対側の面である。天面21aは、平面状に構成されている。天面21aは、平面視において略円形状に構成されている。天面21aは、本体部10の上方に配置されている。天面21aは、本体部10の周壁部11の全周を覆っている。
【0016】
外縁部22は、天面21aの外側に配置されている。外縁部22は、平面視において略円環状に構成されている。外縁部22は、天面21aの全周にわたって配置されている。外縁部22の平面視での幅は、外縁部22の上下方向の幅よりも小さい。
【0017】
第1取っ手部31および第2取っ手部32は、回転軸RAを有している。回転軸RAは、中心軸CAに平行に延びている。第1取っ手部31および第2取っ手部32は、回転軸RAを中心にして回転可能に天板部20の天面21aに配置されている。第1取っ手部31および第2取っ手部32は、天板部20の天面21aに対して回転するように構成されている。第1取っ手部31および第2取っ手部32の各々は、天板部20の天面21aの面内方向に回転するように構成されている。
【0018】
第1取っ手部31および第2取っ手部32の各々は、略円盤状に構成されている。第1取っ手部31および第2取っ手部32の各々は、平面視において略円形状に構成されている。第1取っ手部31および第2取っ手部32は同じ形状を有している。
【0019】
回転軸RAは、第1軸RA1および第2軸RA2を含んでいる。第1取っ手部31は、第1軸RA1を有している。第1取っ手部31は、第1軸RA1を中心にして回転可能に構成されている。第2取っ手部32は、第2軸RA2を有している。第2取っ手部32は、第2軸RA2を中心にして回転可能に構成されている。
【0020】
図1および図3を参照して、第1取っ手部31は、中心軸CAに対して第2取っ手部32と対称に配置されている。具体的には、第1取っ手部31は、中心軸CAに対して第2取っ手部32と点対称に配置されている。第1取っ手部31、中心軸CAおよび第2取っ手部32は、一直線上に並んで配置されている。第1取っ手部31から中心軸CAまでの直線距離は、第2取っ手部32から中心軸CAまでの直線距離と等しい。第1取っ手部31から中心軸CAまわりに180度回転した位置に第2取っ手部32は配置されている。第1取っ手部31の第1軸RA1から第2取っ手部32の第2軸RA2までの直線距離はたとえば25cm以上45cm以下である。第1取っ手部31の第1軸RA1から第2取っ手部32の第2軸RA2までの直線距離は、具体的には、たとえば31cmである。
【0021】
図4および図5を参照して、外縁部22は、第1突出部22aおよび第2突出部22bを含んでいる。第1突出部22aは、天面21aよりも上方に突き出している。第2突出部22bは、本体部10の上端よりも下方に突き出している。
【0022】
第1取っ手部31および第2取っ手部32は、第1突出部22aよりも上方に突き出している。第1取っ手部31および第2取っ手部32の上端は、平面状に構成されている。第1取っ手部31および第2取っ手部32の平面状に構成された上端は、第1突出部22aよりも上方に突き出している。
【0023】
図5および図6を参照して、平板部21には2つの貫通孔21bが設けられている。2つの貫通孔21bの各々には2つの筒状部材21cの各々がそれぞれ嵌合されている。2つの筒状部材21cの各々の上端側および下端側に2つのワッシャ部材21dがそれぞれ配置されている。
【0024】
第1取っ手部31は、天面21a上に配置されている。第1取っ手部31には、1つの筒状部材21cおよび2つのワッシャ部材21dに挿入されたネジ31aが螺号している。ネジ31aの軸部は、1つの筒状部材21cおよび2つのワッシャ部材21dに挿入されている。ネジ31aの頭部は、2つのワッシャ部材21dのうち下側のワッシャ部材21dの下方に配置されている。第1取っ手部31とネジ31aの頭部との間に1つの筒状部材21cおよび2つのワッシャ部材21dが挟まれている。筒状部材21cの内側でネジ31aの軸部が回転することによりネジ31aに取り付けられた第1取っ手部31が第1軸RA1を中心にして回転する。
【0025】
第2取っ手部32は、天面21a上に配置されている。第2取っ手部32には、1つの筒状部材21cおよび2つのワッシャ部材21dに挿入されたネジ32aが螺号している。ネジ32aの軸部は、1つの筒状部材21cおよび2つのワッシャ部材21dに挿入されている。ネジ32aの頭部は、2つのワッシャ部材21dのうち下側のワッシャ部材21dの下方に配置されている。第1取っ手部31とネジ32aの頭部との間に1つの筒状部材21cおよび2つのワッシャ部材21dが挟まれている。筒状部材21cの内側でネジ32aの軸部が回転することによりネジ32aに取り付けられた第2取っ手部32が第2軸RA2を中心にして回転する。
【0026】
本実施の形態に係るサイドテーブル1は、スラスト軸受40を備えている。スラスト軸受40は、回転盤である。スラスト軸受40は、ボールベアリングである。天板部20は、スラスト軸受40を介して本体部10に接続されている。スラスト軸受40は、本体部10の天井部13と天板部20の平板部21との間に配置されている。
【0027】
スラスト軸受40は、第1軌道部材41と、第2軌道部材42と、複数の転動体43とを含んでいる。第1軌道部材41は、本体部10に取り付けられている。具体的には、第1軌道部材41は、本体部10の天井部13の上面に取り付けられている。第2軌道部材42は、天板部20に取り付けられている。具体的には、第2軌道部材42は、天板部20の平板部21の下面に取り付けられている。第2軌道部材42は、第1軌道部材41に向かい合っている。
【0028】
複数の転動体43は、第1軌道部材41と第2軌道部材42との間に配置されている。複数の転動体43は、第1軌道部材41および第2軌道部材42に接触しつつ転動するように構成されている。複数の転動体43は、ボール(球)である。
【0029】
第1軌道部材41および第2軌道部材42は、複数の転動体43を介して中心軸CAを中心にして相対的に回転するように構成されている。第2軌道部材42が第1軌道部材41に対して相対的に回転することにより、第2軌道部材42に取り付けられた天板部20が第1軌道部材41に取り付けられた本体部10に対して回転する。
【0030】
図7図10を参照して、本実施の形態に係るサイドテーブル1を用いた運動について説明する。
【0031】
図7および図8を参照して、使用者の肩の運動について説明する。この使用者の肩の運動では、使用者が両手で第1取っ手部31および第2取っ手部32をそれぞれ掴んで天板部20を回転させる。図7に示されるように、使用者は軽く肘を曲げて両手で第1取っ手部31および第2取っ手部32をそれぞれ掴んでいる。この状態から肩の運動が開始される。この状態から、図8に示されるように、使用者は両手で第1取っ手部31および第2取っ手部32を掴んだまま両手を体の前で交差させる。この際、使用者は肩甲骨を意識しながら力を抜いてゆっくりと天板部20を回転させる。この使用者の肩の運動により肩回りの筋肉を伸ばすことができる。肩回りの筋肉を伸ばすことにより肩甲骨可動域を向上させることができる。
【0032】
図9および図10を参照して、使用者の肩の別の運動について説明する。この使用者の肩の別の運動では、使用者が片手で第1取っ手部31または第2取っ手部32のいずれかを掴んで天板部20を回転させる。図9に示されるように、使用者は肘を伸ばして外側の第1取っ手部31を掴んでいる。この状態から肩の別の運動が開始される。この状態から、図10に示されるように、使用者は片手で第1取っ手部31を掴んだまま肘を曲げる。この際、使用者は肩甲骨を意識しながら力を抜いてゆっくりと天板部20を回転させる。この使用者の肩の別の運動により肩回りの筋肉を伸ばすことができる。肩回りの筋肉を伸ばすことにより肩甲骨可動域を向上させることができる。
【0033】
次に、本実施の形態に係るサイドテーブル1の作用効果について説明する。
【0034】
本実施の形態のサイドテーブル1によれば、天板部20は、中心軸CAを中心にして回転可能に本体部10に接続されている。第1取っ手部31および第2取っ手部32は、回転軸RAを中心にして回転可能に天板部20の天面21aに配置されている。第1取っ手部31は、中心軸CAに対して第2取っ手部32と対称に配置されている。このため、使用者が両手で第1取っ手部31および第2取っ手部32を掴んだまま両手を体の前で交差させることにより、肩回りの筋肉を伸ばすことで肩甲骨可動域を向上させることができる。
【0035】
具体的には、肩関節屈曲、肩関節外旋および肩関節内旋の全てにおいて肩甲骨可動域を向上させることができる。
【0036】
また、本実施の形態に係るサイドテーブル1では、サイドテーブル1によりインテリア性を重視しながら肩回りの筋肉を伸ばすことで肩甲骨可動域を向上させることができる。
【0037】
また、本実施の形態に係るサイドテーブル1では、天板部20の天面21aにスマートフォン、タブレットおよび本などを載せることができる。さらに、天板部20の天面21aにスマートフォンおよび本などを載せた状態で、肩回りの筋肉を伸ばすことで肩甲骨可動域を向上させることができる。
【0038】
本実施の形態に係るサイドテーブル1によれば、スラスト軸受40の第1軌道部材41が本体部10に取り付けられ、第2軌道部材42が天板部20に取り付けられている。このため、スラスト軸受40により天板部20が回転する際の摩擦を低減させることができる。したがって、スラスト軸受40により天板部20を滑らかに回転させることができる。
【0039】
本実施の形態に係るサイドテーブル1によれば、天板部20の外縁部22は、天面21aの外側に配置されており、天面21aの全周にわたって配置されている。このため、外縁部22が重量体として機能する。したがって、天板部20が回転する際に遠心力により肩回りの筋肉を伸ばす効果を促進することができる。
【0040】
本実施の形態に係るサイドテーブル1によれば、外縁部22の第1突出部22aは、天板部20の天面21aよりも上方に突き出している。このため、天板部20が回転する際に、第1突出部22aにより天面21aに載せられた本などが天面21aから落下することを抑制することができる。
【0041】
本実施の形態に係るサイドテーブル1によれば、第1取っ手部31および第2取っ手部32は、外縁部22の第1突出部22aよりも上方に突き出している。このため、使用者は両手で第1突出部22aの上方を通過して第1取っ手部31および第2取っ手部32を掴むことが容易となる。
【0042】
また、第1取っ手部31および第2取っ手部32の平面状に構成された上端は、第1突出部22aよりも上方に突き出している。このため、使用者は両手の掌を第1取っ手部31および第2取っ手部32の平面状に構成された上端に載せることが容易となる。これにより、使用者は両手で第1取っ手部31および第2取っ手部32を掴むことがさらに容易となる。
【0043】
本実施の形態に係るサイドテーブル1によれば、外縁部22の第2突出部22bは、本体部10の上端よりも下方に突き出している。このため、本体部10の上端と天板部20との間に異物が挟まれることを抑制することができる。これにより、天板部20の回転を維持することができる。
【0044】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
【符号の説明】
【0045】
1 サイドテーブル、10 本体部、11 周壁部、12 底面部、13 天井部、20 天板部、21 平板部、21a 天面、21b 貫通孔、21c 筒状部材、21d ワッシャ部材、22 外縁部、22a 第1突出部、22b 第2突出部、31 第1取っ手部、31a,32a ネジ、32 第2取っ手部、40 スラスト軸受、41 第1軌道部材、42 第2軌道部材、43 転動体、CA 中心軸、RA 回転軸、RA1 第1軸、RA2 第2軸。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10