【文献】
CATT,Configurable DL control channel monitoring for power savings[online],3GPP TSG RAN WG1 #88b R1-1704574,Internet:<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88b/Docs/R1-1704574.zip>,2017年03月25日
【文献】
CATT,Search space design for NR-PDCCH[online],3GPP TSG RAN WG1 #88b R1-1704573,Internet:<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88b/Docs/R1-1704573.zip>,2017年03月25日
【文献】
CATT,NR-PDCCH design for low latency communications[online],3GPP TSG RAN WG1 #88b R1-1704575,Internet:<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88b/Docs/R1-1704575.zip>,2017年03月25日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記端末装置がネットワーク装置から送信された第1設定情報を受信するステップは、 前記端末装置が、前記ネットワーク装置が上位層シグナリングを介して送信した前記第1設定情報を受信することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願の実施例は信号伝送方法、ネットワーク装置及び端末装置を提供し、端末がPDCCHをブラインド検出する複雑さ及び消費電力を低下させることができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様は信号伝送方法を提供する。前記信号伝送方法は、ネットワーク装置が第1設定情報を決定し、前記第1設定情報は第1時間領域リソース及び前記第1時間領域リソースに対応する第1時間領域粒度を指示することに用いられ、前記第1時間領域リソース及び前記第1時間領域粒度は端末装置が前記第1時間領域リソースにおいて、前記第1時間領域粒度を周期としてダウンリンク制御チャネルを検索することに用いられるステップと、前記ネットワーク装置が前記端末装置に前記第1設定情報を送信するステップと、を含むことを特徴とする。
【0007】
選択肢として、前記ネットワーク装置は伝送対象サービスの遅延要求に応じて前記第1設定情報を決定してもよい。例えば、将来の所定期間に非常に低遅延のサービスを伝送する必要がない場合、前記ネットワーク装置は、前記第1設定情報が指示する前記第1時間領域粒度よりも大きなPDCCH検索粒度を設定することができ、そうすると、前記端末装置はPDCCHをあまりにも頻繁に検索する必要がなく、それにより、端末装置がPDCCHを検索する複雑さ及び消費電力を低下させることができる。又は、伝送対象サービスが低遅延サービスである場合、前記ネットワーク装置は、前記第1設定情報が指示する前記第1時間領域粒度よりも小さなPDCCH検索粒度を設定することができ、それにより、前記端末装置がPDCCHを検索する頻度を向上させることができ、それによって、データチャネルのスケジューリング遅延を低下させることができる。
【0008】
第1の態様を参照すると、第1の態様のいくつかの実施形態において、前記ネットワーク装置が前記端末装置に第1設定情報を送信するステップは、前記ネットワーク装置が上位層シグナリングを介して前記端末装置に前記第1設定情報を送信することを含む。
【0009】
前記上位層シグナリングは無線リソース制御(RRC、Radio Resource Control)シグナリングであってもよい。つまり、前記ネットワーク装置は、上位層シグナリングを介して前記端末装置に前記第1設定情報を半静的に設定することができる。そうすると、ネットワーク装置が上位層シグナリングを介して他の設定情報を送信していない場合、前記端末装置はデフォルトで前記第1設定情報に基づいてPDCCHを検索し続けることができ、即ち、前記第1時間領域リソースにおいて、前記第1時間領域粒度を周期としてPDCCHを検索する。
【0010】
選択肢として、本願の実施例では、前記ネットワーク装置は、ダウンリンク制御情報(DCI、Downlink Control Information)を介して前記端末装置に前記第1設定情報を設定してもよく、即ち、前記ネットワーク装置はDCIを介して前記端末装置に前記第1設定情報を動的に設定することができる。そうすると、前記ネットワーク装置は、DCIを介して端末装置がPDCCHを検索する領域及び頻度を動的に調整することができる。
【0011】
第1の態様を参照すると、第1の態様のいくつかの実施形態において、前記方法は、前記ネットワーク装置が前記端末装置に第2設定情報を送信し、前記第2設定情報は、前記第1時間領域リソース内の第2時間領域リソース、及び前記第2時間領域リソースに対応する第2時間領域粒度を指示することに用いられ、前記第2時間領域リソース及び前記第2時間領域粒度は、前記端末装置が前記第2時間領域リソースにおいて、前記第2時間領域粒度を周期としてダウンリンク制御チャネルを検索することに用いられるステップをさらに含む。
【0012】
第1の態様を参照すると、第1の態様のいくつかの実施形態において、前記ネットワーク装置が前記端末装置に第2設定情報を送信するステップは、前記ネットワーク装置がダウンリンク制御情報DCIを介して前記端末装置に前記第2設定情報を送信することを含む。
【0013】
第1の態様を参照すると、第1の態様のいくつかの実施形態において、前記第1設定情報は、前記第1時間領域リソースの開始位置、終了位置及び時間領域長さのうちの少なくとも1つを含む。
【0014】
例えば、前記第1時間領域リソースの開始位置は事前定義されたものであってもよく、又はデフォルト値であってもよく、そうすると、前記第1時間領域リソースの位置情報は前記第1時間領域リソースの終了位置又は時間領域長さのうちの少なくとも1つを含めばよく、又は、前記第1時間領域リソースの時間領域長さは事前定義されたものであってもよく、又はデフォルト値であってもよく、そうすると、前記第1時間領域リソースの位置情報は前記第1時間領域リソースの開始位置及び終了位置のうちの少なくとも1つを含む。
【0015】
又は、前記第1時間領域リソースの位置情報は、前記第1時間領域リソースの開始位置、終了位置及び時間領域長さのうちの少なくとも2つを含んでもよく、本願の実施例は前記第1時間領域リソースの示される方式を限定しない。
【0016】
第1の態様を参照すると、第1の態様のいくつかの実施形態において、前記第1時間領域リソースの開始位置又は終了位置は、同期信号又はブロードキャストチャネルの時間領域位置、又はタイムスロット境界、又はサブフレーム境界に対する時間領域オフセットのうちの1つにより示される。
【0017】
なお、上記タイムスロット境界は、あるタイムスロットの開始境界又は終了境界であってもよく、又はあるタイムスロットの開始のいくつかのシンボル又は終了のいくつかのシンボルであってもよく、類似的に、サブフレーム境界は、あるサブフレームの開始境界又は終了境界であってもよく、又はあるサブフレームの開始のいくつかのシンボル又は終了のいくつかのシンボル等であってもよく、本願の実施例はタイムスロット境界又はサブフレーム境界の具体的な位置を限定しない。
【0018】
第1の態様を参照すると、第1の態様のいくつかの実施形態において、前記時間領域オフセットは、少なくとも1つのシンボル、又は所定数のシンボル、又はタイムスロット、又はミニタイムスロットを単位とする。
【0019】
理解すべきなのは、本明細書に挙げられる時間領域オフセットの単位は例示的なものに過ぎず、本願を限定するものではなく、本願は将来の標準に新しい時間単位が現れ、それを前記時間領域オフセットの単位とする可能性を排除しない。
【0020】
第1の態様を参照すると、第1の態様のいくつかの実施形態において、前記第1時間領域粒度は、少なくとも1つのシンボル、又は所定数のシンボル、又はタイムスロット、又はミニタイムスロットを単位とする。
【0021】
理解すべきなのは、本明細書に挙げられる第1時間領域粒度の単位は例示的なものに過ぎず、本願を限定するものではなく、本願は将来の標準に新しし時間単位が現れ、それを前記第1時間領域粒度の単位とする可能性を排除しない。
【0022】
第1の態様を参照すると、第1の態様のいくつかの実施形態において、前記方法は、前記ネットワーク装置が事前定義された第3設定情報に基づいて、第3時間領域リソース及び前記第3時間領域リソースに対応する第3時間領域粒度を決定するステップと、前記ネットワーク装置が前記第3時間領域リソース及び前記第3時間領域粒度に基づいて、ダウンリンク制御チャネルを送信するステップと、をさらに含む。
【0023】
第1の態様を参照すると、第1の態様のいくつかの実施形態において、前記第3設定情報は、周波数帯、搬送波、システム帯域幅及びベースパラメータセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
【0024】
つまり、前記第3設定情報は、周波数帯、又は搬送波、又はシステム帯域幅又はベースパラメータセットのうちの少なくとも1つの違いによって異なってもよい。
【0025】
第2の態様は信号伝送方法を提供する。前記信号伝送方法は、端末装置がネットワーク装置から送信された第1設定情報を受信するステップと、前記端末装置が前記第1設定情報に基づいて、第1時間領域リソース及び前記第1時間領域リソースに対応する第1時間領域粒度を決定するステップと、前記端末装置が前記第1時間領域リソースにおいて、前記第1時間領域粒度を周期としてダウンリンク制御チャネルを検索するステップと、を含む。
【0026】
第2の態様を参照すると、第2の態様のいくつかの実施形態において、前記端末装置がネットワーク装置から送信された第1設定情報を受信するステップは、前記端末装置が、前記ネットワーク装置が上位層シグナリングを介して送信した前記第1設定情報を受信することを含む。
【0027】
第2の態様を参照すると、第2の態様のいくつかの実施形態において、前記方法は、前記端末装置が前記ネットワーク装置から送信された第2設定情報を受信するステップと、前記端末装置が前記第2設定情報に基づいて、前記第1時間領域リソース内の第2時間領域リソース、及び前記第2時間領域リソースに対応する第2時間領域粒度を決定するステップと、前記端末装置が前記第2時間領域リソースにおいて、前記第2時間領域粒度を周期としてダウンリンク制御チャネルを検索するステップと、をさらに含む。
【0028】
第2の態様を参照すると、第2の態様のいくつかの実施形態において、前記端末装置が前記ネットワーク装置から送信された第2設定情報を受信するステップは、前記端末装置が、前記ネットワーク装置がダウンリンク制御情報DCIを介して送信した前記第2設定情報を受信することを含む。
【0029】
第2の態様を参照すると、第2の態様のいくつかの実施形態において、前記方法は、前記端末装置がネットワーク装置から送信された設定情報を受信していない場合、前記端末装置が事前定義された第3設定情報に基づいて、第3時間領域リソース及び前記第3時間領域リソースに対応する第3時間領域粒度を決定するステップと、前記端末装置が前記第3時間領域リソースにおいて、前記第3時間領域粒度を周期として、ダウンリンク制御チャネルを検索するステップと、をさらに含む。
【0030】
第2の態様を参照すると、第2の態様のいくつかの実施形態において、前記第3設定情報は、周波数帯、搬送波、システム帯域幅及びベースパラメータセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
【0031】
第2の態様を参照すると、第2の態様のいくつかの実施形態において、前記第1時間領域リソースは、前記第1時間領域リソースの開始位置、終了位置及び時間領域長さのうちの少なくとも1つにより示される。
【0032】
第2の態様を参照すると、第2の態様のいくつかの実施形態において、前記第1時間領域リソースの開始位置又は終了位置は、同期信号又はブロードキャストチャネルの時間領域位置、又はタイムスロット境界、又はサブフレーム境界に対する時間領域オフセットのうちの1つにより示される。
【0033】
第2の態様を参照すると、第2の態様のいくつかの実施形態において、前記時間領域オフセットは、少なくとも1つのシンボル、又は所定数のシンボル、又はタイムスロット、又はミニタイムスロットを単位とする。
【0034】
第2の態様を参照すると、第2の態様のいくつかの実施形態において、前記第1時間領域粒度は、少なくとも1つのシンボル、又は所定数のシンボル、又はタイムスロット、又はミニタイムスロットを単位とする。
【0035】
第3の態様は、第1の態様又はその様々な実施形態の方法を実行するためのユニットを備えるネットワーク装置を提供する。
【0036】
第4の態様は、第2の態様又はその様々な実施形態の方法を実行するためのユニットを備える端末装置を提供する。
【0037】
第5の態様はネットワーク装置を提供する。前記ネットワーク装置は、メモリ、プロセッサ及び送受信機を備え、前記メモリはプログラムを記憶することに用いられ、前記プロセッサはプログラムを実行することに用いられ、前記プログラムが実行されるとき、前記プロセッサは前記送受信機に基づき第1の態様又はその様々な実施形態の方法を実行する。
【0038】
第6の態様は端末装置を提供する。前記端末装置は、メモリ、プロセッサ及び送受信機を備え、前記メモリはプログラムを記憶することに用いられ、前記プロセッサはプログラムを実行することに用いられ、前記プログラムが実行されるとき、前記プロセッサは前記送受信機に基づき第2の態様又はその様々な実施形態の方法を実行する。
【0039】
第7の態様はコンピュータ可読媒体を提供し、前記コンピュータ可読媒体はネットワーク装置が実行するプログラムコードを記憶し、前記プログラムコードは第1の態様又はその様々な実施形態の方法を実行するための命令を含む。
【0040】
第8の態様はコンピュータ可読媒体を提供し、前記コンピュータ可読媒体は端末装置が実行するプログラムコードを記憶し、前記プログラムコードは第2の態様又はその様々な実施形態の方法を実行するための命令を含む。
【発明を実施するための形態】
【0042】
以下、図面を参照しながら、本願の実施例の技術案を説明する。
【0043】
本願の実施例の技術案は、例えば、グローバル移動通信(Global System of Mobile communication、「GSM」と略称)システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、「CDMA」と略称)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、「WCDMA」と略称)システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、「GPRS」と略称)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、「LTE」と略称)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex、「FDD」と略称)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex、「TDD」と略称)、ユニバーサル移動通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、「UMTS」と略称)、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、「WiMAX」と略称)通信システム又は将来の5Gシステム等の様々な通信システムに適用できる。
【0044】
図1は本願の実施例に適用される無線通信システム100を示す。該無線通信システム100はネットワーク装置110を備えてもよい。
ネットワーク装置110は端末装置と通信する装置であってもよい。
ネットワーク装置110は特定の地域に通信カバレッジを提供できるとともに、該カバレッジ領域内に位置する端末装置(例えばUE)と通信できる。選択肢として、該
ネットワーク装置110は、GSMシステム又はCDMAシステムの基地局(BTS、Base Transceiver Station)であってもよく、WCDMAシステムの基地局(NB、NodeB)であってもよく、さらにLTEシステムの進化型基地局(eNB又はeNodeB、Evolutional Node B)、又はクラウド無線アクセスネットワーク(CRAN、Cloud Radio Access Network)内の無線コントローラであってもよく、又は該ネットワーク装置は、中継局、アクセスポイント、車載装置、ウェアラブルデバイス、将来5Gネットワーク内のネットワーク側装置又は将来の進化型公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN、Public Land Mobile Network)内のネットワーク装置等であってもよい。
【0045】
該無線通信システム100は、ネットワーク装置110のカバレッジ領域内に位置する少なくとも1つの端末装置120をさらに備える。端末装置120は移動端末装置であっても、固定端末装置であってもよい。選択肢として、端末装置120は、アクセス端末、ユーザ機器(UE、User Equipment)、ユーザユニット、ユーザステーション、移動局、トラバーサー、遠方局、遠隔端末、移動装置、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント又はユーザ装置であってもよい。アクセス端末は、セルラー方式の電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP、Session Initiation Protocol)電話、無線ローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)ステーション、携帯情報端末(PDA、Personal Digital Assistant)、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続された他の処理装置、車載装置、ウェアラブルデバイス、将来5Gネットワーク内の端末装置又は将来の進化型PLMN内の端末装置等であってもよい。
【0046】
尚、5Gシステム又はネットワークは、新無線(NR、New Radio)システム又はネットワークとも呼ばれる。
【0047】
図2は本願の実施例に係る信号伝送方法の模式的なフローチャートであり、
図2に示すように、該方法200は、以下のS210とS220とを含む。
【0048】
S210では、ネットワーク装置が第1設定情報を決定し、前記第1設定情報は第1時間領域リソース及び前記第1時間領域リソースに対応する第1時間領域粒度を指示することに用いられ、前記第1時間領域リソース及び前記第1時間領域粒度は端末装置が前記第1時間領域リソースにおいて、前記第1時間領域粒度を周期としてダウンリンク制御チャネルを検索することに用いられる。
【0049】
S220では、前記ネットワーク装置が前記端末装置に前記第1設定情報を送信する。
【0050】
具体的には、ネットワーク装置が第1設定情報を決定し、前記第1設定情報は第1時間領域リソース及び前記第1時間領域リソースに対応する第1時間領域粒度を指示することに用いられ、前記ネットワーク装置が端末装置に前記第1設定情報を送信し、それにより、前記端末装置は、前記第1設定情報に基づいて、第1時間領域リソース及び前記第1時間領域リソースに対応する第1時間領域粒度を決定することができ、それによって、前記端末装置は、前記第1時間領域リソースにおいて、前記第1時間領域粒度を周期としてダウンリンク制御チャネル(PDCCH、Physical Downlink Control Channel)を検索することができ、又は前記第1時間領域粒度の時間領域長さごとにダウンリンク制御チャネルを1回検索し、即ち、前記第1時間領域粒度を間隔としてダウンリンク制御チャネルを検索する。
【0051】
選択肢として、前記ネットワーク装置は伝送対象サービスの遅延要求に応じて前記第1設定情報を決定してもよい。例えば、将来の所定期間に非常に低遅延のサービスを伝送する必要がない場合、前記ネットワーク装置は、前記第1設定情報が指示する前記第1時間領域粒度よりも大きなPDCCH検索粒度を設定することができ、そうすると、前記端末装置はPDCCHをあまりにも頻繁に検索する必要がなく、それにより、端末装置がPDCCHを検索する複雑さ及び消費電力を低下させることができる。又は、伝送対象サービスが低遅延サービスである場合、前記ネットワーク装置は、前記第1設定情報が指示する前記第1時間領域粒度よりも小さなPDCCH検索粒度を設定することができ、それにより、前記端末装置がPDCCHを検索する頻度を向上させることができ、それによって、データチャネルのスケジューリング遅延を低下させることができる。
【0052】
選択肢として、本願の実施例では、前記第1設定情報は、前記第1時間領域リソースの位置情報及び前記第1時間領域リソースに対応する第1時間領域粒度の情報を含み、前記第1時間領域リソースの位置情報は、前記端末装置がPDCCHを検索する領域情報を指示することに用いられ、前記第1時間領域粒度の情報は、前記端末装置がPDCCHを検索する頻度情報、即ち、PDCCHを1回検索する時間間隔を指示することに用いられる。
【0053】
前記第1時間領域リソースの位置情報は、前記第1時間領域リソースの開始位置、終了位置及び時間領域長さのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0054】
例えば、前記第1時間領域リソースの開始位置は事前定義されたものであってもよく、又はデフォルト値であってもよく、そうすると、前記第1時間領域リソースの位置情報は前記第1時間領域リソースの終了位置又は時間領域長さのうちの少なくとも1つを含めば、前記端末装置がPDCCHを検索する領域を決定することができ、又は、前記第1時間領域リソースの時間領域長さは事前定義されたものであってもよく、又はデフォルト値であってもよく、そうすると、前記第1時間領域リソースの位置情報は前記第1時間領域リソースの開始位置及び終了位置のうちの少なくとも1つを含めば、前記端末装置がPDCCHを検索する領域を決定することができ、又は、前記第1時間領域リソースの位置情報は、前記第1時間領域リソースの開始位置、終了位置及び時間領域長さのうちの少なくとも2つを含んでもよく、つまり、前記第1時間領域リソースの開始位置及び終了位置、又は開始位置及び時間領域長さ、又は終了位置及び時間領域長さによって前記第1時間領域リソースを示すことができ、本願の実施例は前記第1時間領域リソースの示される方式を限定しない。
【0055】
選択肢として、本願の実施例では、前記第1時間領域リソースの位置情報が前記第1時間領域の開始位置又は終了位置を含む場合、前記第1時間領域リソースの開始位置又は終了位置は、同期信号又は同期信号ブロック又はブロードキャストチャネルの時間領域位置、又はタイムスロット境界、又はサブフレーム境界に対する時間領域オフセットにより示されてもよい。
【0056】
つまり、前記第1時間領域リソースの開始位置は、同期信号の時間領域位置に対する時間領域オフセット、又はブロードキャストチャネルの時間領域位置に対する時間領域オフセット、又はあるタイムスロットの境界位置に対する時間領域オフセット、又はあるサブフレームの境界位置に対する時間領域オフセットであってもよく、勿論、前記第1時間領域リソースの開始位置又は終了位置は他の信号を参照する時間領域オフセット、又はあるシンボルの境界位置に対する時間領域オフセット等であってもよく、本願の実施例は前記第1時間領域リソースの開始位置及び終了位置の示される方式を限定しない。
【0057】
理解すべきなのは、以上の前記第1時間領域リソースの開始位置又は終了位置の説明は例示的なものに過ぎず、本願を限定するものではなく、本願は、将来の標準に前記第1時間領域リソースの開始位置又は終了位置とすることができる時間領域オフセットの他の参照信号が現れる可能性を排除しない。
【0058】
なお、上記タイムスロット境界は、あるタイムスロットの開始境界又は終了境界であってもよく、又はあるタイムスロットの開始のいくつかのシンボル又は終了のいくつかのシンボルであってもよく、類似的に、サブフレーム境界は、あるサブフレームの開始境界又は終了境界であってもよく、又はあるサブフレームの開始のいくつかのシンボル又は終了のいくつかのシンボル等であってもよく、本願の実施例はタイムスロット境界又はサブフレーム境界の具体的な位置を限定しない。
【0059】
選択肢として、本願の実施例では、前記時間領域オフセットは、少なくとも1つのシンボル、又は所定数のシンボル、又はタイムスロット、又はミニタイムスロットを単位とする。
【0060】
理解すべきなのは、本明細書に挙げられる時間領域オフセットの単位は例示的なものに過ぎず、本願を限定するものではなく、本願は将来の標準に新しい時間単位が現れ、それを前記時間領域オフセットの単位とする可能性を排除しない。
【0061】
選択肢として、本願の実施例では、前記第1時間領域粒度は、少なくとも1つのシンボル、又は所定数のシンボル、又はタイムスロット、又はミニタイムスロットを単位とする。
【0062】
つまり、前記端末装置は、所定数のシンボルを間隔としてダウンリンク制御チャネルを検索してもよく、又は複数のタイムスロットを間隔としてダウンリンク制御チャネルを検索してもよく、又は複数のミニタイムスロットを間隔としてダウンリンク制御チャネルを検索してもよい。
【0063】
理解すべきなのは、本明細書に挙げられる第1時間領域粒度の単位は例示的なものに過ぎず、本願を限定するものではなく、本願は将来の標準に新しし時間単位が現れ、それを前記第1時間領域粒度の単位とする可能性を排除しない。
【0064】
本願の実施例では、前記第1設定情報は、前記第1時間領域リソースにおいて、第1時間領域粒度を周期としてPDCCHを検索することを前記端末装置に指示することに用いられ、それに対応して、前記ネットワーク装置は、前記第1時間領域リソースのうちの一部又は全部リソースにおいて、前記第1時間領域粒度又は前記第1時間領域粒度の倍数を周期としてPDCCHを送信する。つまり、端末装置がPDCCHを検索する時間領域リソースはネットワーク装置がPDCCHを送信する時間領域リソース以上であり、そうすると、端末装置がネットワーク装置から送信されたPDCCHを検索できることを確保することができる。
【0065】
選択肢として、一実施例として、S220は、
前記ネットワーク装置が上位層シグナリングを介して前記端末装置に前記第1設定情報を送信することをさらに含んでもよい。
【0066】
具体的には、前記上位層シグナリングは無線リソース制御(RRC、Radio Resource Control)シグナリングであってもよい。つまり、前記ネットワーク装置は、上位層シグナリングを介して前記端末装置に前記第1設定情報を半静的に設定することができる。そうすると、ネットワーク装置が上位層シグナリングを介して他の設定情報を送信していない場合、前記端末装置はデフォルトで前記第1設定情報に基づいてPDCCHを検索し続けることができ、即ち、前記第1時間領域リソースにおいて、前記第1時間領域粒度を周期としてPDCCHを検索する。
【0067】
ネットワーク装置は、半静的方式で設定した前記第1設定情報を変更しようとする場合、上位層シグナリングを介して端末装置に第2設定情報を送信することができ、それにより、端末装置は、第2設定情報に基づいて、第2時間領域リソース及び第2時間領域粒度を決定し、そして前記第2時間領域リソース及び前記第2時間領域粒度に基づいてダウンリンク制御チャネルを検索することができる。
【0068】
選択肢として、本願の実施例では、前記ネットワーク装置は、ダウンリンク制御情報(DCI、Downlink Control Information)を介して前記端末装置に前記第1設定情報を設定してもよく、即ち、前記ネットワーク装置はDCIを介して前記端末装置に前記第1設定情報を動的に設定することができる。そうすると、前記ネットワーク装置は、DCIを介して端末装置がPDCCHを検索する領域及び頻度を動的に調整することができる。
【0069】
例えば、前記ネットワーク装置は伝送対象サービスの遅延要求に応じて、端末装置がPDCCHを検索する領域及び頻度を動的に調整することができ、例えば、将来の所定期間に非常に低遅延のサービスを伝送する必要がない場合、前記ネットワーク装置は端末装置がPDCCHを検索する頻度を低下させることができ、例えば、前記第1時間領域粒度を大きくすることにより、端末装置がPDCCHを検索する複雑さ及び消費電力を低下させることができ、又は前記ネットワーク装置は低遅延サービスを伝送する必要があると決定した場合、データチャネルのスケジューリング遅延を低下させる必要があり、この状況で、前記ネットワーク装置は端末装置がPDCCHを検索する頻度を向上させることができ、例えば、前記第1時間領域粒度を小さくすることにより、データチャネルのスケジューリング遅延を低下させる。
【0070】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記方法200は、
前記ネットワーク装置が前記端末装置に第2設定情報を送信し、前記第2設定情報は、前記第1時間領域リソース内の第2時間領域リソース、及び前記第2時間領域リソースに対応する第2時間領域粒度を指示することに用いられ、前記第2時間領域リソース及び前記第2時間領域粒度は、前記端末装置が前記第2時間領域リソースにおいて、前記第2時間領域粒度を周期としてダウンリンク制御チャネルを検索することに用いられるステップをさらに含んでもよい。
【0071】
具体的には、ネットワーク装置が端末装置に第1設定情報を設定する場合、前記端末装置は前記第1設定情報に基づいて、PDCCHを検索することができ、即ち、前記第1時間領域リソース内で、第1時間領域粒度を周期としてPDCCHを検索する。前記ネットワーク装置が、将来の所定期間内に、前記端末装置がPDCCHを頻繁に検索する必要がなく、即ち、端末装置がPDCCHを検索する頻度を低下させる必要があると決定した場合、又は、将来の所定期間内に、前記端末装置がPDCCHをより頻繁に検索する必要があり、即ち、端末装置がPDCCHを検索する頻度を向上させる必要があると決定した場合、前記ネットワーク装置はさらに端末装置に第2設定情報を送信してもよく、前記第2設定情報は、前記第1時間領域リソース内の第2時間領域リソース、及び前記第2時間領域リソースに対応する第2時間領域粒度を指示することに用いられ、そうすると、前記端末装置は前記第2設定情報に基づいて、前記第2時間領域リソース、及び前記第2時間領域粒度を決定し、前記第2時間領域リソース内で、第2時間領域粒度を周期としてPDCCHを検索することができる。前記第2時間領域粒度は前記第1時間領域粒度より大きくてもよく、前記第1時間領域粒度より小さくてもよく、例えば、前記ネットワーク装置は低遅延サービスを伝送する必要があると決定した場合、端末装置がPDCCHを検索する頻度を向上させ、この状況では、前記第2設定情報が指示する前記第2時間領域粒度は前記第1時間領域粒度より小さくてもよい。
【0072】
好ましくは、前記第2時間領域リソースは前記第1時間領域リソース内の時間領域リソースであり、つまり、前記第2時間領域リソースは第1時間領域リソースの一部の時間領域リソースを含み、前記端末装置は前記第2時間領域リソースで第2時間領域粒度によってPDCCHを検索し、前記第1時間領域リソースの前記第2時間領域リソース以外の他の時間領域リソースで、依然として前記第1時間領域粒度によってPDCCHを検索することができる。
【0073】
選択肢として、一実施例として、前記ネットワーク装置が前記端末装置に第2設定情報を送信するステップは、
前記ネットワーク装置がダウンリンク制御情報DCIを介して前記端末装置に前記第2設定情報を送信することを含む。
【0074】
つまり、ネットワーク装置は、上位層シグナリングを介して前記第1設定情報を半静的に設定した上で、さらにDCIを介して前記第1時間領域リソースのある時期内にPDCCHを検索する頻度、即ち、第2時間領域リソースにおいてPDCCHを検索する頻度を柔軟的に調整することもできる。
【0075】
例えば、将来の所定期間に非常に低遅延のサービスを伝送する必要がない場合、端末装置がPDCCHを検索する頻度を低下させることにより、端末装置の消費電力を低下させ、この状況で、前記ネットワーク装置は端末装置に第2設定情報を送信することができ、前記第2設定情報が指示する前記第2時間領域粒度は前記第1時間領域粒度より大きくてもよく、即ち、端末装置がPDCCHを検索する頻度は低下する。
【0076】
また例えば、前記ネットワーク装置は、低遅延サービスを伝送する必要がある場合、端末装置がPDCCHを検索する頻度を向上させて、PDCCHの受信遅延を低下させる必要があると決定することができる。この状況で、前記ネットワーク装置は端末装置に第2設定情報を送信することができ、前記第2設定情報が指示する前記第2時間領域粒度は前記第1時間領域粒度より小さくてもよく、即ち、端末装置がPDCCHを検索する頻度は向上する。
【0077】
つまり、前記ネットワーク装置は、端末装置がPDCCHを検索する領域及び頻度を半静的方式で設定した上で、さらにDCIを介して端末装置がPDCCHを検索する領域及び頻度を柔軟的に調整することもできる。
【0078】
選択肢として、本願の実施例では、ネットワーク装置は端末装置に設定情報を送信しなくてもよく、この場合、前記ネットワーク装置は、事前定義された第3設定情報に基づいて、第3時間領域リソース、及び前記第3時間領域リソースに対応する第3時間領域粒度を決定し、それによって前記第3時間領域リソースの一部又は全部リソースにおいて、前記第3時間領域粒度又は前記第3時間領域粒度の倍数を周期として、PDCCHを送信することができる。
【0079】
端末装置にとって、前記端末装置は、事前定義された第3設定情報に基づいて、第3時間領域リソース、及び前記第3時間領域リソースに対応する第3時間領域粒度を決定し、前記第3時間領域リソースにおいて、前記第3時間領域粒度を周期としてPDCCHを検索することができる。
【0080】
選択肢として、前記第3設定情報はプロトコルで約束された設定情報、又は標準で定義された設定情報であってもよく、デフォルト設定情報であってもよく、即ち、端末装置とネットワーク装置はシグナリング交換を行わずに、前記第3設定情報を取得できる。
【0081】
前記端末装置は、前記第3時間領域リソースにおいて前記第3時間領域粒度を周期としてPDCCHを検索する場合、ネットワーク装置から送信された設定情報を受信すると、ネットワーク装置から送信された設定情報に基づいて、対応する時間領域リソース及び時間領域粒度を決定し、それによりPDCCHの検索を行い、例えば、前記端末装置は、前記第3時間領域リソースにおいて前記第3時間領域粒度を周期としてPDCCHを検索する場合、ネットワーク装置から送信された第1設定情報を受信すると、前記第1設定情報に基づいて、第1時間領域リソース及び前記第1時間領域リソースに対応する第1時間領域粒度を決定し、前記第1時間領域リソースにおいて、前記第1時間領域粒度を周期としてPDCCHを検索する。前記第3時間領域リソースの終了位置が前記第1時間領域リソースの終了位置より遅くてもよく、前記第1時間領域リソースの終了位置より早くてもよく、前記第3時間領域リソースの終了位置が前記第1時間領域リソースの終了位置より遅い場合、前記端末装置は、前記第3時間領域リソースの前記第1時間領域リソース以外の領域において、依然として前記第3時間領域粒度でPDCCHを検索することができる。
【0082】
つまり、ネットワーク装置から送信された設定情報の優先度は前記第3設定情報の優先度より高く、ネットワーク装置から送信された設定情報を受信していない場合、第3設定情報に基づいてPDCCHを検索し、ネットワーク装置の設定情報を受信した場合、優先的にネットワーク装置から送信された設定情報に基づいて、PDCCHの検索を行う。
【0083】
選択肢として、前記第3設定情報は、周波数帯、搬送波、システム帯域幅及びベースパラメータセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定されてもよい。
【0084】
例えば、異なる周波数帯が異なる第3設定情報に対応し、又は異なる搬送波が異なる第3設定情報に対応し、又は異なるベースパラメータセットが異なる第3設定情報等に対応してもよい。
【0085】
以下、
図3-
図6の具体的な例を参照しながら、本願の実施例に係る信号伝送方法を説明し、
図3-
図6の例では、前記第1設定情報又は前記第2設定情報は時間領域リソースの時間領域長さ、時間領域リソースの開始位置及び時間領域リソースに対応する時間領域粒度を含み、時間領域リソースの開始位置は同期信号又はブロードキャストチャネルに対する時間領域オフセットにより示され、時間領域リソースに対応する時間領域粒度はシンボルを単位とする。
【0086】
理解すべきなのは、
図3-
図6の時間領域リソースの示される方式は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、時間領域リソースの位置情報は前述実施例における他の方式で示されてもよく、時間領域リソースの開始位置はタイムスロット境界又はサブフレーム境界に対する時間領域オフセットにより説明されてもよく、前記時間領域粒度は前述実施例における他の単位、例えば、複数のタイムスロット、又は複数のミニタイムスロット等を用いてもよい。
【0087】
図3に示すように、前記第1設定情報は前記ネットワーク装置がRRCシグナリングを介して前記端末装置に送信したものであり、前記第1設定情報は以下の3つの情報を含む。
【0088】
1、第1時間領域リソースの時間領域長さであって、又はPDCCHを含む領域の時間領域長さとも呼ばれ、即ち、どの領域内でPDCCHを検索するかである。
【0089】
2、第1時間領域リソースに対応する第1時間領域粒度であって、又はPDCCHを含む領域内のPDCCHの検索空間の時間領域粒度とも呼ばれ、即ち、端末装置がPDCCHの検索空間を1回検索する時間間隔又は周期であり、つまり、PDCCHを含む領域内で、どんな頻度でPDCCHの検索空間を検索するかである。
【0090】
3、第1時間領域リソースの開始位置であって、つまり、PDCCHを含む領域の開始位置の、同期信号又は同期信号ブロック又はブロードキャストチャネルに対する時間領域オフセットである。
【0091】
端末装置は前記第1設定情報を受信した後、前記第1設定情報に基づいて、第1時間領域リソースの開始位置、即ち、同期信号又は同期信号ブロック又はブロードキャストチャネルに対する時間領域オフセットの時間領域位置、及び対応する第1時間領域粒度、即ちN個のシンボルを決定することができ、それにより、前記端末装置は前記第1時間領域リソースの開始位置から、N個のシンボルおきにPDCCHを1回検索し、つまり、N個のシンボルを周期としてPDCCHを検索し、従って、本願の実施例の信号伝送方法は、ネットワーク装置が任意のシンボルでPDCCHを検索するように端末装置を設定した場合、前記ネットワーク装置は、所定の時間領域範囲(即ち、第1時間領域リソース)内で、所定の頻度(即ち、第1時間領域粒度)でPDCCHを検索するように端末装置を第1設定情報を介して設定することができ、従って、端末装置がPDCCHを検索する複雑さ及び消費電力を低下させることができる。
【0092】
図4及び
図5に示す実施例では、前記端末装置は前記第1設定情報を受信した後、前記第1時間領域リソースにおいて第2設定情報をさらに受信し、前記第2設定情報はネットワーク装置がDCIを介して送信したものであり、前記第2設定情報に含まれる内容は
図3の前記第1設定情報に含まれる内容を参照でき、ここで繰り返し説明しない。
【0093】
なお、
図4及び
図5に示す実施例では、前記第2時間領域リソースの位置情報は、前記同期信号、又は同期信号ブロック又はブロードキャストチャネルに対する時間領域オフセットにより示されてもよく、デフォルトでDCIから開始であってもよく、即ち、DCIを受信した時刻が前記第2時間領域リソースの開始位置である。
【0094】
端末装置は前記第2設定情報を受信した後、前記第2設定情報に基づいて、第2時間領域リソース、及び前記第2時間領域リソースに対応する第2時間領域粒度(M個のシンボル)を決定することができ、前記第2時間領域リソースにおいて、M個のシンボルおきにPDCCHを1回検索する。
【0095】
前記第2時間領域リソースが前記第1時間領域リソースの部分集合であるため、前記端末装置は、前記第1時間領域リソース内の前記第2時間領域リソース外に、依然としてN個のシンボルおきに、即ち、前記第1時間領域粒度でPDCCHを検索することができる。
【0096】
前記第2時間領域粒度は前記第1時間領域粒度より大きくてもよく、例えば、
図4に示す実施例では、第2時間領域粒度は前記第1時間領域粒度より大きく、即ち、端末装置が第2時間領域リソースにおいてPDCCHを検索する頻度は低下する。例えば、ネットワーク装置は、将来の所定期間内に、端末装置が前記第1時間領域粒度のような頻繁な頻度でPDCCHを検索する必要がないと決定した場合、前記第2設定情報を介して、前記端末装置がPDCCHを検索する頻度を改めて設定することができ、前記第2設定情報の第2時間領域粒度を前記第1時間領域粒度より大きく設定することにより、端末装置がPDCCHを検索する頻度を低下させる。
【0097】
又は、前記第2時間領域粒度は前記第1時間領域粒度より小さくてもよく、例えば、
図5に示す実施例では、第2時間領域粒度は前記第1時間領域粒度より小さく、即ち、端末装置が第2時間領域リソースにおいてPDCCHを検索する頻度は向上する。例えば、ネットワーク装置は、将来の所定期間内に、端末装置が前記第1時間領域粒度よりも頻繁な頻度でPDCCHを検索する必要がある(例えば、低遅延サービスを伝送する必要がある)と決定した場合、前記第2設定情報を介して、前記端末装置がPDCCHを検索する頻度を改めて設定することができ、前記第2設定情報の第2時間領域粒度を前記第1時間領域粒度より小さく設定することにより、端末装置がPDCCHを検索する頻度を向上させる。つまり、前記ネットワーク装置はDCIを介してPDCCHの検索頻度を一時向上させて、低遅延サービスを効果的にサポートすることができる。
【0098】
図6に示す実施例では、前記端末装置は、ネットワーク装置から送信された設定情報を受信していない場合、デフォルト又は事前定義された第3設定情報に基づいて、第3時間領域リソース、及び前記第3時間領域リソースに対応する第3時間領域粒度(D個のシンボル)を決定し、前記第3設定情報に含まれる内容は
図3の前記第1設定情報に含まれる内容を参照でき、ここで繰り返し説明しない。
【0099】
前記端末装置は、前記第3時間領域リソースにおいて、D個のシンボルおきにPDCCHを1回検索する過程で、ネットワーク装置から送信された第2設定情報を受信し、この場合、前記端末装置は、前記第2設定情報に基づいて、第2時間領域リソース、及び前記第2時間領域リソースに対応する第2時間領域粒度(M個のシンボル)を決定し、それにより、前記第2時間領域リソースにおいて、M個のシンボルおきにPDCCHを1回検索する。
【0100】
前記第3時間領域リソースの終了位置は前記第2時間領域リソースの終了位置より遅くてもよく、前記第2時間領域リソースの終了位置より早くてもよく、前記第3時間領域リソースの終了位置が前記第2時間領域リソースの終了位置より遅い場合、前記端末装置は、前記第3時間領域リソースの前記第2時間領域リソース以外の領域において、依然として前記第3時間領域粒度でPDCCHを検索することができる。即ち、前記第3時間領域リソース内の前記第2時間領域リソース外において、前記端末装置は依然としてD個のシンボルおきにPDCCHを1回検索することができる。
【0101】
選択肢として、前記第2時間領域粒度は前記第3時間領域粒度より大きくてもよく、前記第3時間領域粒度より小さくてもよく、
図6は第2時間領域粒度が前記第3時間領域粒度より小さいことのみを例として説明しているが、それは本願を限定するものではない。
【0102】
以上は、
図2-
図6を参照しながら、ネットワーク装置の観点から本願の実施例に係る信号伝送方法を詳細に説明したが、以下は、
図7を参照しながら、端末装置の観点から本願の実施例に係る信号伝送方法を詳細に説明する。理解すべきなのは、端末装置側の説明はネットワーク装置側の説明に相互に対応し、類似する説明は上記を参照でき、重複を回避するために、ここで繰り返し説明しない。
【0103】
図7は本願の別の実施例に係る信号伝送方法の模式的なフローチャートであり、
図7に示すように、前記方法700は、
端末装置がネットワーク装置から送信された第1設定情報を受信するS710と、
前記端末装置が前記第1設定情報に基づいて、第1時間領域リソース及び前記第1時間領域リソースに対応する第1時間領域粒度を決定するS720と、
前記端末装置が前記第1時間領域リソースにおいて、前記第1時間領域粒度を周期としてダウンリンク制御チャネルを検索するS730と、を含む。
【0104】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記端末装置がネットワーク装置から送信された第1設定情報を受信するステップは、
前記端末装置が、前記ネットワーク装置が上位層シグナリングを介して送信した前記第1設定情報を受信することを含む。
【0105】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記方法は、
前記端末装置が前記ネットワーク装置から送信された第2設定情報を受信するステップと、
前記端末装置が前記第2設定情報に基づいて、前記第1時間領域リソース内の第2時間領域リソース、及び前記第2時間領域リソースに対応する第2時間領域粒度を決定するステップと、
前記端末装置が前記第2時間領域リソースにおいて、前記第2時間領域粒度を周期としてダウンリンク制御チャネルを検索するステップと、をさらに含む。
【0106】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記端末装置が前記ネットワーク装置から送信された第2設定情報を受信するステップは、
前記端末装置が、前記ネットワーク装置がダウンリンク制御情報DCIを介して送信した前記第2設定情報を受信することを含む。
【0107】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記方法は、
前記端末装置がネットワーク装置から送信された設定情報を受信していない場合、前記端末装置が事前定義された第3設定情報に基づいて、第3時間領域リソース及び前記第3時間領域リソースに対応する第3時間領域粒度を決定するステップと、
前記端末装置が前記第3時間領域リソースにおいて、前記第3時間領域粒度を周期として、ダウンリンク制御チャネルを検索するステップと、をさらに含む。
【0108】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記第3設定情報は、
周波数帯、搬送波、システム帯域幅及びベースパラメータセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
【0109】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記第1時間領域リソースは、
前記第1時間領域リソースの開始位置、終了位置及び時間領域長さのうちの少なくとも1つにより示される。
【0110】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記第1時間領域リソースの開始位置又は終了位置は、
同期信号又はブロードキャストチャネルの時間領域位置、又はタイムスロット境界、又はサブフレーム境界に対する時間領域オフセットのうちの1つにより示される。
【0111】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記時間領域オフセットは、少なくとも1つのシンボル、又は所定数のシンボル、又はタイムスロット、又はミニタイムスロットを単位とする。
【0112】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記第1時間領域粒度は、少なくとも1つのシンボル、又は所定数のシンボル、又はタイムスロット、又はミニタイムスロットを単位とする。
【0113】
以上は、
図2-
図7を参照しながら、本願の方法実施例を詳細に説明したが、以下は、
図8及び
図11を参照しながら、本願の装置実施例を詳細に説明する。理解すべきなのは、装置実施例は方法実施例に相互に対応し、類似する説明は方法実施例を参照できる。
【0114】
図8は本願の実施例に係るネットワーク装置の模式的なブロック図である。
図8に示すネットワーク装置800は、
第1設定情報を決定することに用いられ、前記第1設定情報は第1時間領域リソース及び前記第1時間領域リソースに対応する第1時間領域粒度を指示することに用いられ、前記第1時間領域リソース及び前記第1時間領域粒度は端末装置が前記第1時間領域リソースにおいて、前記第1時間領域粒度を周期としてダウンリンク制御チャネルを検索することに用いられる決定モジュール810と、
前記端末装置に前記第1設定情報を送信することに用いられる通信モジュール820と、を備える。
【0115】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記通信モジュール820は具体的に、
上位層シグナリングを介して前記端末装置に前記第1設定情報を送信することに用いられる。
【0116】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記通信モジュール820はさらに、
前記端末装置に第2設定情報を送信することに用いられ、前記第2設定情報は、前記第1時間領域リソース内の第2時間領域リソース、及び前記第2時間領域リソースに対応する第2時間領域粒度を指示することに用いられ、前記第2時間領域リソース及び前記第2時間領域粒度は、前記端末装置が前記第2時間領域リソースにおいて、前記第2時間領域粒度を周期としてダウンリンク制御チャネルを検索することに用いられる。
【0117】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記通信モジュール820は具体的に、
ダウンリンク制御情報DCIを介して前記端末装置に前記第2設定情報を送信することに用いられる。
【0118】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記第1設定情報は、前記第1時間領域リソースの開始位置、終了位置及び時間領域長さのうちの少なくとも1つを含む。
【0119】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記第1時間領域リソースの開始位置又は終了位置は、
同期信号又はブロードキャストチャネルの時間領域位置、又はタイムスロット境界、又はサブフレーム境界に対する時間領域オフセットのうちの1つにより示される。
【0120】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記時間領域オフセットは、少なくとも1つのシンボル、又は所定数のシンボル、又はタイムスロット、又はミニタイムスロットを単位とする。
【0121】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記第1時間領域粒度は、少なくとも1つのシンボル、又は所定数のシンボル、又はタイムスロット、又はミニタイムスロットを単位とする。
【0122】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記決定モジュール810はさらに、
事前定義された第3設定情報に基づいて、第3時間領域リソース及び前記第3時間領域リソースに対応する第3時間領域粒度を決定することに用いられ、
前記通信モジュール820はさらに、
前記第3時間領域リソース及び前記第3時間領域粒度に基づいて、ダウンリンク制御チャネルを送信することに用いられる。
【0123】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記第3設定情報は、
周波数帯、搬送波、システム帯域幅及びベースパラメータセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
【0124】
具体的には、該ネットワーク装置800は上記方法200に説明されたネットワーク装置に対応でき(例えば、上記方法200に説明されたネットワーク装置に配置され、又はそれ自体が上記方法200に説明されたネットワーク装置である)、且つ、該ネットワーク装置800の各モジュール又はユニットはそれぞれ上記方法200のネットワーク装置が実行する各動作又は処理過程を実行することに用いられ、ここで、繰り返し説明することを回避するために、その詳細な説明を省略する。
【0125】
図9は本願の実施例に係る端末装置の模式的なブロック図である。
図9に示す端末装置900は、
ネットワーク装置から送信された第1設定情報を受信することに用いられる通信モジュール910と、
前記第1設定情報に基づいて、第1時間領域リソース及び前記第1時間領域リソースに対応する第1時間領域粒度を決定することに用いられる決定モジュール920と、を備え、
前記通信モジュール910はさらに、前記第1時間領域リソースにおいて、前記第1時間領域粒度を周期としてダウンリンク制御チャネルを検索することに用いられる。
【0126】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記通信モジュール910は具体的に、
前記ネットワーク装置が上位層シグナリングを介して送信した前記第1設定情報を受信することに用いられる。
【0127】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記通信モジュール910はさらに、
前記ネットワーク装置から送信された第2設定情報を受信することに用いられ、
前記決定モジュール920はさらに、
前記第2設定情報に基づいて、前記第1時間領域リソース内の第2時間領域リソース、及び前記第2時間領域リソースに対応する第2時間領域粒度を決定することに用いられ、
前記通信モジュール910はさらに、
前記第2時間領域リソースにおいて、前記第2時間領域粒度を周期としてダウンリンク制御チャネルを検索することに用いられる。
【0128】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記通信モジュール910はさらに、
前記ネットワーク装置がダウンリンク制御情報DCIを介して送信した前記第2設定情報を受信することに用いられる。
【0129】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記決定モジュール920はさらに、
前記端末装置がネットワーク装置から送信された設定情報を受信していない場合、事前定義された第3設定情報に基づいて、第3時間領域リソース及び前記第3時間領域リソースに対応する第3時間領域粒度を決定することに用いられ、
前記通信モジュール910はさらに、
前記第3時間領域リソースにおいて、前記第3時間領域粒度を周期として、ダウンリンク制御チャネルを検索することに用いられる。
【0130】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記第3設定情報は、
周波数帯、搬送波、システム帯域幅及びベースパラメータセットのうちの少なくとも1つに基づいて決定される。
【0131】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記第1時間領域リソースは、
前記第1時間領域リソースの開始位置、終了位置及び時間領域長さのうちの少なくとも1つにより示される。
【0132】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記第1時間領域リソースの開始位置又は終了位置は、
同期信号又はブロードキャストチャネルの時間領域位置、又はタイムスロット境界、又はサブフレーム境界に対する時間領域オフセットのうちの1つにより示される。
【0133】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記時間領域オフセットは、少なくとも1つのシンボル、又は所定数のシンボル、又はタイムスロット、又はミニタイムスロットを単位とする。
【0134】
選択肢として、いくつかの実施例では、前記第1時間領域粒度は、少なくとも1つのシンボル、又は所定数のシンボル、又はタイムスロット、又はミニタイムスロットを単位とする。
【0135】
具体的には、該端末装置900は上記方法700に説明された端末装置に対応でき(例えば、上記方法700に説明された端末装置に配置され、又はそれ自体が上記方法700に説明された端末装置である)、且つ、該端末装置900の各モジュール又はユニットはそれぞれ上記方法700の端末装置が実行する各動作又は処理過程を実行することに用いられ、ここで、繰り返し説明することを回避するために、その詳細な説明を省略する。
【0136】
図10に示すように、本願の実施例はさらにネットワーク装置1000を提供し、前記ネットワーク装置1000は
図8のネットワーク装置800であってもよく、
図2の方法200に対応するネットワーク装置の内容を実行することができる。前記ネットワーク装置1000は、入力インタフェース1010、出力インタフェース1020、プロセッサ1030及びメモリ1040を備え、前記入力インタフェース1010、出力インタフェース1020、プロセッサ1030及びメモリ1040はバスシステムを介して接続されてもよい。前記メモリ1040は、プログラム、命令又はコードを記憶することに用いられる。前記プロセッサ1030は、前記メモリ1040内のプログラム、命令又はコードを実行して、入力インタフェース1010が信号を受信するのを制御し、出力インタフェース1020が信号を送信するのを制御し、及び前述方法実施例の操作を行うことに用いられる。
【0137】
理解すべきなのは、本願の実施例では、前記プロセッサ1030は中央処理装置(Central Processing Unit、「CPU」と略称)であってもよく、前記プロセッサ1030はさらに他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラマブルロジックデバイス、離散ゲート又はトランジスタロジックデバイス、個別ハードウェア部品等であってもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサーであってもよく、又は前記プロセッサはいずれかの通常のプロセッサ等であってもよい。
【0138】
前記メモリ1040は読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを備えてもよく、プロセッサ1030に命令及びデータを提供する。メモリ1040の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに備えてもよい。例えば、メモリ1040はさらに装置タイプの情報を記憶してもよい。
【0139】
実現過程で、上記方法の各内容はプロセッサ1030内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形態の命令によって行うことができる。本願の実施例に開示されている方法の内容は、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてもよく、又はプロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタ等の本分野の成熟した記憶媒体にあってもよい。前記記憶媒体はメモリ1040にあり、プロセッサ1030はメモリ1040内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法の内容を行う。重複を回避するために、ここで詳細に説明しない。
【0140】
1つの具体的な実施形態では、
図8のネットワーク装置800に備えられる決定モジュール810は
図10のプロセッサ1030により実現することができ、ネットワーク装置800に備えられる通信モジュール820は
図10の入力インタフェース1010及び出力インタフェース1020により実現することができる。
【0141】
図11に示すように、本願の実施例はさらに端末装置1100を提供し、前記端末装置1100は
図9の端末装置900であってもよく、
図7の方法700に対応する端末装置の内容を実行することができる。前記端末装置1100は、入力インタフェース1110、出力インタフェース1120、プロセッサ1130及びメモリ1140を備え、前記入力インタフェース1110、出力インタフェース1120、プロセッサ1130及びメモリ1140はバスシステムを介して接続されてもよい。前記メモリ1140はプログラム、命令又はコードを記憶することに用いられる。前記プロセッサ1130は、前記メモリ1140内のプログラム、命令又はコードを実行して、入力インタフェース1110が信号を受信するのを制御し、出力インタフェース1120が信号を送信するのを制御し、そして前述方法実施例の操作を行うことに用いられる。
【0142】
理解すべきなのは、本願の実施例では、前記プロセッサ1130は中央処理装置(Central Processing Unit、「CPU」と略称)であってもよく、前記プロセッサ1130はさらに他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラマブルロジックデバイス、離散ゲート又はトランジスタロジックデバイス、個別ハードウェア部品等であってもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサーであってもよく、又は前記プロセッサはいずれかの通常のプロセッサ等であってもよい。
【0143】
前記メモリ1140は読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを備えてもよく、プロセッサ1130に命令及びデータを提供する。メモリ1140の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに備えてもよい。例えば、メモリ1140はさらに装置タイプの情報を記憶してもよい。
【0144】
実現過程で、上記方法の各内容はプロセッサ1130内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形態の命令によって行うことができる。本願の実施例に開示されている方法の内容は、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてもよく、又はプロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタ等の本分野の成熟した記憶媒体にあってもよい。前記記憶媒体はメモリ1140にあり、プロセッサ1130はメモリ1140内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法の内容を行う。重複を回避するために、ここで詳細に説明しない。
【0145】
1つの具体的な実施形態では、
図9の端末装置900に備えられる決定モジュール920は
図11のプロセッサ1130により実現することができ、端末装置900に備えられる通信モジュール910は
図11の入力インタフェース1110及び出力インタフェース1120により実現することができる。
【0146】
本願の実施例はさらにコンピュータ可読記憶媒体を提供し、該コンピュータ可読記憶媒体は1つ又は複数のプログラムを記憶し、該1つ又は複数のプログラムは命令を含み、該命令は複数のアプリケーションプログラムを含むポータブル電子機器により実行されるとき、該ポータブル電子機器に
図2又は
図7に示される実施例の方法を実行させる。
【0147】
本願の実施例はさらにコンピュータプログラムを提供し、該コンピュータプログラムは命令を含み、該コンピュータプログラムがコンピュータにより実行されるとき、該命令はコンピュータに
図2又は
図7に示される実施例の方法の対応するプロセスを実行させる。
【0148】
当業者であれば、本明細書に開示されている実施例に説明された各例示的なユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせで実現できることを理解できる。これらの機能がハードウェアそれともソフトウェア形態で実行されるかは、技術案の特定応用及び設計制約条件に決められる。当業者は各特定の応用に対して異なる方法で説明された機能を実現することができ、この実現は本願の範囲を超えると見なされるべきではない。
【0149】
当業者は、説明の便宜及び簡潔さのために、上記説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な作動過程は、前述の方法実施例の対応する過程を参照することができ、ここで繰り返し説明しないことを明確に理解できる。
【0150】
本願のいくつかの実施例では、開示されたシステム、装置及び方法は、他の方式で実現できることを理解されるべきである。例えば、上記説明された装置実施例は例示的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの分割は、ロジック機能の分割だけであり、実際の実現時に別の分割方法を有することができ、例えば、複数のユニット又は構成要素を組み合わせてもよく、又は別のシステムに集積してもよく、又は一部の特徴を無視してもよく、又は実行しなくてもよい。また、表示又は検討される相互結合又は直接結合又は通信接続は、あるインタフェース、装置又はユニットを介した間接結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形態のものであってもよい。
【0151】
前記分離部材として説明されたユニットは、物理的に分離されてもよく、物理的に分離されなくてもよく、ユニットとして示される部材は、物理ユニットであってもよく、物理ユニットでなくてもよく、即ち、1つの場所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際の需要に応じてそのうちの一部又は全部ユニットを選択して本実施例の技術案の目的を実現してもよい。
【0152】
また、本願の各実施例における各機能ユニットは1つの処理ユニットに集積されてもよく、各ユニットは単独で物理的に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットが1つのユニットに集積されてもよい。
【0153】
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの形態で実現され、独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されることができる。このような理解に基づき、本願技術案の本質的部分又は従来技術に寄与する部分、又は前記技術案の部分は、ソフトウェア製品の形態で具現することができ、前記コンピュータソフトウェア製品は1つの記憶媒体に記憶され、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置等)に本願の各実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるための複数の命令を含む。前述の記憶媒体は、Uディスク、モバイルディスク、読み出し専用メモリ(ROM、Read−Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等のプロクラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
【0154】
以上は、本願の具体的な実施形態に過ぎず、本願の保護範囲はそれには限らない。当業者は本願に開示された技術範囲内において、変化や置換は本願の保護範囲内に含まれる。従って、本願の保護範囲は特許請求の範囲に記載の範囲を基準とすべきである。