(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記コンテンツ取得部は、前記タイムスケジュールが変更された場合、前記タイムスケジュールに係るコンテンツが前記記憶部に未だ格納されていないときは、前記取得要求の送信を行い、前記コンテンツが前記記憶部に既に格納されているときは、前記取得要求の送信を行わないことを特徴とする請求項1に記載されたコンテンツ表示機器。
前記表示部に表示されたコンテンツの表示回数を含む表示実績を管理し、当該表示実績を前記サーバに送信する実績管理部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載されたコンテンツ表示機器。
前記表示部におけるコンテンツの表示ができなかった場合のエラー状況、当該コンテンツの表示遅延が生じた場合のエラー状況、または、当該コンテンツの表示中断が生じた場合のエラー状況を管理し、当該エラー状況を前記サーバに送信するエラー管理部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載されたコンテンツ表示機器。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1のように、タイムスケジュールによって指定された時刻でコンテンツ配信およびその表示を行う形態では、コンテンツの内容や用途によっては、特定の時間帯においてコンテンツ配信が集中する場合がある。例えば、宣伝広告用のコンテンツについては、宣伝広告効果の高い朝夕の通勤時間帯でコンテンツを表示することが効果的であるため、多数のクライアントにネットワーク接続されたサーバによるコンテンツ配信が通勤時間帯に集中する。その結果、サーバの負荷が過大になって、サーバがコンテンツを適切に配信できないといった事態や、通信速度の低下によって、クライアントがコンテンツを適切に表示できないといった事態が生じる可能性がある。
【0005】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コンテンツ配信におけるサーバ負荷の集中および通信速度の低下を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる課題を解決すべく、本発明は、表示部と、記憶部と、スケジュール管理部と、コンテンツ取得部と、表示制御部と
、コンテンツ管理テーブルとを有し、サーバにネットワーク接続されたコンテンツ表示機器を提供する。表示部は、コンテンツを表示する。記憶部は、コンテンツを記憶する。スケジュール管理部は、
タイムスケジュール決定画面をユーザに提示する。また、スケジュール管理部は、このタイムスケジュール決定画面上におけるユーザの操作によって決定され、表示部に時系列的に表示させる少なくとも一つのコンテンツのタイムスケジュールを管理する。コンテンツ取得部は、タイムスケジュールによって指定された表示時刻よりも前に、サーバに対して、タイムスケジュールに係るコンテンツの取得要求を送信すると共に、サーバより受信したコンテンツを記憶部に格納する。表示制御部は、タイムスケジュールによって指定された表示時刻で、記憶部からコンテンツを読み出して、表示部に表示させる。
コンテンツ管理テーブルは、記憶部において、タイムスケジュールに係るコンテンツが格納されているか否かを管理する。ここで、スケジュール管理部は、タイムスケジュールに係るコンテンツであって、かつ、記憶部に格納されていないコンテンツをコンテンツ管理テーブルに登録する。また、コンテンツ取得部は、コンテンツ管理テーブルを参照して、サーバより取得すべきコンテンツを特定してコンテンツの取得要求を送信する。
【0007】
ここで、本発明において、上記コンテンツ取得部は、予め設定された配信時間帯において、サーバよりコンテンツを受信することが望ましい。
【0008】
本発明において、上記コンテンツ取得部は、タイムスケジュールが変更された場合、タイムスケジュールに係るコンテンツが記憶部に未だ格納されていないときは、取得要求の送信を行い、コンテンツが記憶部に既に格納されているときは、取得要求の送信を行わないことが好ましい。
【0009】
本発明において、実績管理部を設けてもよい。この実績管理部は、表示部に表示されたコンテンツの表示回数を含む表示実績を管理し、この表示実績をサーバに送信する。また、本発明において、エラー管理部を設けてもよい。このエラー管理部は、表示部におけるコンテンツの表示ができなかった場合のエラー状況、このコンテンツの表示遅延が生じた場合のエラー状況、または、このコンテンツの表示中断が生じた場合のエラー状況を管理し、これらのエラー状況をサーバに送信する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、
コンテンツのタイムスケジュールを決定・管理する機能をコンテンツ表示機器が備えており、タイムスケジュールによって指定された表示時刻ではなく、それよりも前に、タイムスケジュールに係るコンテンツの取得要求が送信され、サーバより受信されたコンテンツが記憶部に格納される。そして、表示時刻になると、既に受信されたコンテンツが記憶部から読み出されて表示部に表示される。このように、配信要求をトリガとしたコンテンツ配信を表示時刻に先んじて行うことで、多数のコンテンツ表示機器によるコンテンツ表示が集中するような状況下であっても、サーバ負荷の集中および通信速度の低下を有効に抑制できる。
それとともに、コンテンツ管理テーブルによって記憶部におけるコンテンツの格納状況を管理することで、リソースの浪費を抑制できる。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は、本実施形態に係るコンテンツ配信システムの全体構成図である。この配信システム1は、サーバ2と、クライアントである複数のコンテンツ表示機器3とを有し、これらはインターネット等にネットワーク接続されている。サーバ2は、コンテンツ表示機器3より送信されたコンテンツの取得要求に応じて、この取得要求によって指定されたコンテンツをコンテンツ表示機器3に配信する。コンテンツ表示機器3に配信されたコンテンツは、必要に応じて音声の出力付きで、映像として表示部に表示される。この配信システム1は、一例として、宣伝広告の用途に供され、駅の構内や店舗などに設置されたコンテンツ表示機器3において、宣伝広告用のコンテンツが表示される。
【0013】
コンテンツ表示機器3は、液晶や有機ELなどのフラットパネルディスプレイや、透過型LEDビジョンであってもよく、回転式ホログラム投映装置(回転式ディスプレイ)などの様々な種別であってもよい。さらには、サーバ2と複数のコンテンツ表示機器3がネットワーク接続される場合、複数の種別のコンテンツ表示機器3が混在していてもよい。回転式ホログラム投映装置は、その基本的な構成として、回転式のブレードと、このブレードの延在方向に沿って配置された複数の光源(LED)とを備えている。ブレードを高速回転させ、光の残像現象を利用することによって、空中浮遊する三次元の映像コンテンツが投映される。これにより、見た人の興味関心を最大限に引き出すことができるので、宣伝広告の用途に適している。
【0014】
ネットワーク上のコンテンツ表示機器3として、フラットパネルディスプレイおよび回転式ホログラム投映装置のように複数の種別が混在する場合、サーバ2は、配信先の種別に適したコンテンツを配信する。具体的には、サーバ3は、コンテンツ表示機器3の種別を個別に管理していることを前提に、配信先の種別に応じた画像規格のコンテンツを選択することによって、あるいは、標準化されたコンテンツに対して、配信先の種別に応じた画像変換等を行うことによって、配信先の種別に合致したコンテンツを配信する。なお、このようなサーバ3側での処理に代えて、サーバ3は、配信先の種別に関わりなく、標準化されたコンテンツを一律に配信し、コンテンツ表示機器3側において、必要な画像変換等を行ってもよい。
【0015】
図2は、コンテンツ表示機器3のブロック図である。このコンテンツ表示機器3は、一般的な表示機器の物理構成と同様、コンテンツを表示する表示部3aと、コンテンツを記憶する記憶部3bとを有する。また、コンテンツ表示機器3は、その特徴的な機能的なブロックとして、スケジュール管理部3cと、コンテンツ取得部3dと、表示制御部3eと、実績管理部3fと、エラー管理部3gとを有する。さらに、コンテンツ表示機器3は、タイムスケジュールに従ったコンテンツの取得を行う上で必要な管理を行うための手段として、コンテンツ管理テーブル3hを有する。
【0016】
スケジュール管理部3cは、表示部3aに時系列的に表示させる少なくとも一つのコンテンツのタイムスケジュールを決定する。ここで、「タイムスケジュール」とは、どのコンテンツをいつ表示するかといった、特定のコンテンツの表示時刻を規定した進行予定表をいい、表示対象として少なくとも一つのコンテンツ(通常は複数であることが多い。)が存在する。
【0017】
タイムスケジュールの決定に際しては、そのためのユーザインターフェースとして、タイムスケジュール決定画面がユーザに提示される。
図3は、タイムスケジュール決定画面の一例を示す図である。この決定画面は、タイムスケジュール領域と、コンテンツ選択領域とを有する。タイムスケジュール領域は、横方向に延在する24時間分の時間軸を有し、この時間軸上において、ユーザは所望のコンテンツを所望の数で任意に配置することができる。また、コンテンツ選択領域には、このコンテンツ表示機器3において表示可能なコンテンツの選択肢がサムネイル形式で表示される。表示可能なコンテンツの選択肢は、サーバ2より取得されたコンテンツ情報に基づき決定される。また、サムネイルを選択することで、コンテンツの内容を閲覧することもできる。ユーザは、コンテンツ選択領域に表示された多数のコンテンツのうちの所望のものを、タイムスケジュール領域における所望の表示時刻にドラッグアンドドロップすることで、コンテンツの時系列的な表示順序を指定する。同図に例示したタイムスケジュールは、6分枠のコンテンツaが7:00から、5分枠のコンテンツbが7:06から、4分枠のコンテンツcが7:11からそれぞれ表示され、これらのコンテンツa〜cの表示が9時まで繰り返されることを示している。そして、ユーザは決定ボタンをクリックすることで、作成したタイムスケジュールを決定する。決定されたタイムスケジュールは、コンテンツ表示機器3が備える記憶領域に保持され、スケジュール管理部3cによって管理される。なお、タイムスケジュールは、タイムスケジュール決定画面上におけるユーザの操作によって、事後的に変更することができる。
【0018】
また、スケジュール管理部3cは、サーバより取得すべきコンテンツをコンテンツ管理テーブル3hに登録する。
図4は、コンテンツ管理テーブル3hの説明図である。コンテンツ管理テーブル3hは、記憶部3bにおけるコンテンツの格納状況を管理するためのものであり、「○」はコンテンツが記憶部3bに格納されている状態、「×」は格納されていない状態をそれぞれ示している。コンテンツ管理テーブル3hの処理パターンとしては、以下の2つが存在する。第1は、スケジュール管理部3cによって決定されたタイムスケジュールに係るコンテンツが記憶部3bに未だ格納されていない場合である。この場合、サーバ2よりコンテンツ配信を受ける必要があるので、このコンテンツがコンテンツ管理テーブル3hに登録される(格納状況=「×」)。第2は、タイムスケジュールに係るコンテンツが記憶部3bに既に格納されている場合である(格納状況=「○」)。この場合、サーバ2よりコンテンツ配信を受ける必要がないので、このコンテンツについては、コンテンツ管理テーブル3hへの登録は行われない。
【0019】
コンテンツ取得部3dは、サーバ2に対して、タイムスケジュールに係るコンテンツの取得要求を送信すると共に、サーバ2より受信したコンテンツを記憶部3bに格納する。コンテンツの取得要求を送信するか否かの判断は、コンテンツ管理テーブル3hを参照することによって行われる。具体的には、コンテンツ管理テーブル3hにおいて、格納状況が「×」のコンテンツのみが抽出・特定され、これに関する取得要求がサーバ2に対して送信される。
【0020】
コンテンツ取得部3dによるコンテンツの受信は、タイムスケジュールによって指定された表示時刻よりも前に行われる。本実施形態では、この表示時刻に先立つ、予め設定された配信時間帯でコンテンツの受信が行われる。この配信時間帯は、ネットワークの通信量が少ない時間帯、すなわち、コンテンツ表示機器3の現地時間で午前0時から午前5時までの間であることが好ましく、より好ましくは、午前2時から午前4時までの間である。
【0021】
所定の配信時間帯でコンテンツを配信する手法としては、以下の2つが想定され、いずれを採用してもよい。第1の手法では、コンテンツ表示機器3は、配信時間帯を考慮することなく配信要求を送信すると共に、サーバ2は、配信時間帯になるまで配信要求をストックしておき、配信時間帯になったらコンテンツ配信を一斉に実行する。第2の手法では、コンテンツ表示機器3は、配信時間帯になるまで配信要求の送信を待機し、配信時間帯になったら配信要求を一斉に送信すると共に、サーバ2は、配信要求を受けたコンテンツの配信を即座に実行する。
【0022】
コンテンツ取得部3dは、サーバ2より取得(受信)したコンテンツを記憶部3bに格納した場合、コンテンツ管理テーブル3hを更新し、このコンテンツに係る格納状況が「×」から「○」に変更する。
【0023】
また、コンテンツ取得部3dは、スケジュール管理部3cによってタイムスケジュールが変更された場合、コンテンツ管理テーブル3hを参照して、タイムスケジュールに係るコンテンツを取得すべきか否かを判断する。すなわち、タイムスケジュールに係るコンテンツが記憶部3bに未だ格納されていない場合、このコンテンツの取得要求の送信が行われる。これに対して、このコンテンツが記憶部3dに既に格納されている場合、このコンテンツの取得要求の送信は行われない。
【0024】
表示制御部3eは、タイムスケジュールによって指定された表示時刻で、記憶部3bからコンテンツを読み出して、タイムスケジュールによって指定されたコンテンツを、タイムスケジュールによって指定された時系列的な順序で表示部3aに表示する。
【0025】
実績管理部3fは、表示制御部3eの指示に基づいて、タイムスケジュールに従って表示部3aに表示されたコンテンツの表示実績を管理する。この表示実績は、コンテンツの表示回数を含むほか、コンテンツの表示時刻などの情報を含めてもよい。実績管理部3fによって管理される表示実績は、サーバ2に送信される。サーバ2は、コンテンツ表示機器3より受信した表示実績に基づいて、利用されたコンテンツの課金処理を行うと共に、コンテンツの制作者に対して報酬を支払うための処理を行う。
【0026】
エラー管理部3gは、表示制御部3eの指示に基づいて、タイムスケジュールに従ったコンテンツの表示ができなかった場合のエラー状況、コンテンツの表示遅延が生じた場合のエラー状況、または、コンテンツの表示中断が生じた場合のエラー状況を管理する。このエラー状況は、エラーが発生した時刻、エラーの内容などの情報を含む。エラー管理部3gによって管理されるエラー状況は、サーバ2に送信される。これによって、サーバ2は、コンテンツ表示機器3側において発生したエラーを把握でき、必要な対策を適宜講じることができる。
【0027】
図5は、コンテンツ表示機器3におけるタイムスケジュールの作成からコンテンツ表示までの一連の手順を示すフローチャートである。以下、
図3に例示したタイムスケジュールおよび
図4に例示したコンテンツ管理テーブル3hを適宜参照しつつ、説明する。
【0028】
まず、ステップ1において、スケジュール管理部3cが提供するタイムスケジュール決定画面上において、タイムスケジュールが作成される。つぎに、ステップ2において、タイムスケジュールが決定されたと判断された場合、ステップ3に進み、タイムスケジュールに係るコンテンツがコンテンツ管理テーブル3hに登録される。
図3に示したタイムスケジュールによって3つのコンテンツa〜cが指定されている場合、
図4に示したように、コンテンツa〜cがコンテンツ管理テーブル3hに登録される(格納状況=「×」)。ただし、上述したように、タイムスケジュールに係るコンテンツが既に記憶部3bに格納されている場合、サーバ2より再度取得する必要はないので、これについてはコンテンツ管理テーブル3hへの登録は行われない。コンテンツが格納済であるか否かは、このコンテンツがコンテンツ管理テーブル3hにエントリーされており、かつ、その格納状況が「○」であることを条件に判断することができる。
【0029】
ステップ4において、コンテンツの配信時間帯になったか否かが判断される。配信時間帯になるまでは、コンテンツ表示機器3によるコンテンツの配信要求は送信されず待機状態となる。そして、配信時間帯になると、ステップ5に進み、サーバ2に対して、コンテンツの配信要求が送信される。配信要求の対象となるコンテンツは、コンテンツ管理テーブル3hにおいて、格納状況が「×」である全てのコンテンツである。
【0030】
なお、ステップ2におけるタイムスケジュールの決定後、コンテンツの表示時刻に至るまでの間に配信時間帯が存在しない場合、このコンテンツについては、配信時間帯を考慮することなく表示時刻よりも前、例えば、タイムスケジュールの決定と同時に配信要求が送信される。この場合、コンテンツ取得部3dは、タイムスケジュールによって指定された個々のコンテンツについて、配信要求の送信を配信時間帯で行うべきか否かを判断する機能を備える。
【0031】
ステップ6において、サーバ2より配信されたコンテンツを受信したか否かが判断される。コンテンツを受信した場合、ステップ7に進み、受信したコンテンツが記憶部3bに格納される。そして、ステップ8において、コンテンツ管理テーブル3hにおいて、受信したコンテンツに係る格納状況が更新される。
図4に示した例では、コンテンツa〜cが記憶部3bに格納されたことを以て、これらの「格納状態」が「×」から「○」に変更される。
【0032】
ステップ9において、タイムスケジュールによって指定された表示時刻になったか否かが判断される。表示時刻になるまでは、コンテンツ表示機器3によるコンテンツの表示は行われず待機状態となる。そして、表示時間になると、ステップ10に進み、タイムスケジュールによって指定されたコンテンツが記憶部3bから読み出されて表示部3aに表示される。これにより、
図3に示したタイムスケジュールに従って、コンテンツaが7:00〜7:06、コンテンツbが7:06〜7:11、コンテンツcが7:11〜7:15にそれぞれ表示される。
【0033】
このように、本実施形態によれば、タイムスケジュールによって指定された表示時刻ではなく、それよりも前に、コンテンツ表示機器3から、タイムスケジュールに係るコンテンツの取得要求が送信され、サーバ2より受信されたコンテンツが記憶部3bに格納される。そして、表示時刻になると、既に受信・格納されたコンテンツが記憶部3bから読み出されて表示部3aに表示される。このように、コンテンツ表示機器3による配信要求をトリガとしたコンテンツ配信を表示時刻に先んじて行うことで、多数のコンテンツ表示機器3によるコンテンツ表示が集中するような状況下であっても、サーバ2における負荷の集中およびネットワークにおける通信速度の低下を有効に抑制できる。
【0034】
また、本実施形態によれば、予め設定された配信時間帯においてコンテンツの配信を行うことで、通信速度の低下をより有効に抑制できる。例えば、宣伝広告用のコンテンツの配信については、宣伝広告効果の高い朝夕の通勤時間帯を避けて、ネットワークの通信量が少ない夜間の時間帯に行うといった如くである。
【0035】
さらに、本実施形態によれば、コンテンツ管理テーブル3hによって記憶部3bにおけるコンテンツの格納状況を管理し、コンテンツ表示機器3側が既に取得しているコンテンツについては再度の配信は行われない。これにより、サーバ2およびコンテンツ表示機器3におけるリソースの浪費を抑制できる。
【0036】
なお、上述した実施形態では、宣伝広告用のコンテンツを表示するシステムを想定して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各種のコンテンツに対して広く適用することができ、特に、特定の時間帯に表示が集中する傾向を有するコンテンツに対して有効である。例えば、夜間の工事現場に設置されたコンテンツ表示機器3では、コンテンツの表示が夜間に集中するので、本発明を適用すれば、サーバ負荷の集中および通信速度の低下を有効に抑制できる。