特許第6972308号(P6972308)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6972308ユーザ端末をグループとして連結し、グループと関連するコンテンツを含むサービスを提供する、方法および装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6972308
(24)【登録日】2021年11月5日
(45)【発行日】2021年11月24日
(54)【発明の名称】ユーザ端末をグループとして連結し、グループと関連するコンテンツを含むサービスを提供する、方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04M 11/00 20060101AFI20211111BHJP
【FI】
   H04M11/00 302
【請求項の数】27
【全頁数】35
(21)【出願番号】特願2020-511232(P2020-511232)
(86)(22)【出願日】2017年8月25日
(65)【公表番号】特表2021-500765(P2021-500765A)
(43)【公表日】2021年1月7日
(86)【国際出願番号】KR2017009303
(87)【国際公開番号】WO2019039632
(87)【国際公開日】20190228
【審査請求日】2020年8月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】321003371
【氏名又は名称】LINE株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】イ,ドンウォン
(72)【発明者】
【氏名】パク,ジョンジュン
(72)【発明者】
【氏名】チョウ,インウォン
(72)【発明者】
【氏名】チョウ,ジョンジン
【審査官】 石井 則之
(56)【参考文献】
【文献】 特開2016−058869(JP,A)
【文献】 特開2016−025472(JP,A)
【文献】 特開2015−073182(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザ端末であるユーザ端末が実行するプログラムであって、
複数のユーザ端末の連結を開始するためのトリガー信号に基づき、非可聴周波数領域を介して前記複数のユーザ端末のうちの少なくとも1つの第2ユーザ端末に連結要求信号を出力する段階、
前記第2ユーザ端末と前記第1ユーザ端末とをグループとして連結する段階、および
前記第1ユーザ端末上で前記グループと関連する連結サービスを提供する段階を含み、
前記トリガー信号は、前記第1ユーザ端末にインストールされたメッセンジャープログラムの所定のチャットルームに入場した場合に前記第1ユーザ端末によって取得される信号、外部から非可聴周波数領域を介して受信される信号、又は所定のコードを識別することによって取得されるデータである、
プログラム。
【請求項2】
前記連結要求信号は、前記複数のユーザ端末のうちの少なくとも1つの第3ユーザ端末を前記グループとして連結するように、前記第2ユーザ端末が前記第3ユーザ端末に連結要求信号を出力するようにする情報を含む、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記グループに属するユーザ端末は、各ユーザ端末の時刻情報に基づいて同期化され、
前記連結サービスは、前記同期化されたユーザ端末のうちの少なくとも一部に提供されるコンテンツを含む、
請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記第1ユーザ端末と関連する位置の位置情報を取得する段階をさらに含み、
前記連結サービスは、前記位置情報と関連するコンテンツを含む、
請求項1乃至のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項5】
前記位置情報は、前記位置から非可聴周波数領域を介して取得されるか、或いは前記位置に存在する所定のコードを識別することによって取得される、請求項に記載のプログラム。
【請求項6】
前記連結サービスは、前記グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部に提供される同一のテキスト出力、同一のオーディオ出力、および同一の画面出力のうちの少なくとも1つのコンテンツを含む、請求項1乃至のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項7】
前記グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも1つが当選端末として決定され、
前記第1ユーザ端末が前記当選端末として決定されたときには、
前記第1ユーザ端末によって撮影された映像またはイメージを含むコンテンツが、前記グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部に前記連結サービスとして提供される、
請求項1乃至のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項8】
前記撮影された映像またはイメージが外部ディスプレイ装置に表示されるように、前記撮影された映像またはイメージを、前記外部ディスプレイ装置または前記外部ディスプレイ装置を管理するサーバに送信する段階をさらに含む、請求項に記載のプログラム。
【請求項9】
前記連結サービスは、前記グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部に提供される同一のオーディオを含むコンテンツを含み、
前記オーディオは、所定のタイミングにユーザ端末のうちの少なくとも一部に自動で出力される、
請求項乃至のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項10】
前記連結サービスは、前記グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部に提供される合成イメージまたは合成映像を含み、
前記合成イメージまたは合成映像は、前記グループに属するユーザ端末のうちで所定の位置に存在するユーザ端末によって撮影されたイメージまたは映像を合成することによって生成される、
請求項1乃至のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項11】
前記第1ユーザ端末と関連する位置の位置情報に基づいて前記第1ユーザ端末が前記所定の位置に存在すると判断されたときに、
前記第1ユーザ端末によって撮影されたイメージまたは映像を、前記合成映像または合成イメージを生成するサーバに送信する段階、および
前記サーバから前記連結サービスとして前記合成映像または合成イメージを含むコンテンツを受信する段階をさらに含む、
請求項10に記載のプログラム。
【請求項12】
前記合成映像または合成イメージは、3D効果または動的効果が付与されたコンテンツである、請求項10又は11に記載のプログラム。
【請求項13】
前記連結サービスは、前記グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部の各ユーザ端末と関連する位置の位置情報に対応する画面出力を前記各ユーザ端末に提供するように構成され、
前記各ユーザ端末の画面出力は、前記グループに属するユーザ端末のうちの多数のユーザ端末の画面出力によって形成される意味的オブジェクトの一部を構成する、
請求項に記載のプログラム。
【請求項14】
前記グループに属するユーザ端末のうちに前記第1ユーザ端末のユーザと人的関係を形成しているユーザのユーザ端末が含まれる場合、
前記連結サービスは、前記人的関係を形成しているユーザの情報を含むコンテンツを含む、
請求項1乃至13のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項15】
前記第1ユーザ端末と関連する時刻情報および位置情報を、前記連結サービスを提供するサーバに送信する段階をさらに含み、
前記連結サービスを提供する段階は、
前記サーバから所定のコンテンツに関する情報および前記コンテンツの出力時刻と関連する情報を受信する段階、および
前記出力時刻と関連する情報に基づいて決定された時刻に前記所定のコンテンツを出力する段階をさらに含む、
請求項1乃至14のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項16】
前記所定のコンテンツを出力する段階は、
前記所定のコンテンツに関する情報に基づき、前記所定のコンテンツが、前記第1ユーザ端末で前記所定のコンテンツを検索して前記所定のコンテンツを出力し、
前記所定のコンテンツが前記第1ユーザ端末に存在しない場合には、前記サーバに前記所定のコンテンツを要求し、前記サーバから受信された前記所定のコンテンツを出力する、
請求項15に記載のプログラム。
【請求項17】
前記時刻情報は、該当の時刻情報の取得時の前記第1ユーザ端末のローカル時刻およびGPS時刻に関する情報を含み、
前記出力時刻と関連する情報は、前記コンテンツの出力を期待する出力時刻を含み、
前記所定のコンテンツを出力する段階は、
前記ユーザ端末のローカル時刻、前記期待する出力時刻、および前記時刻情報に基づいて計算されたオフセット時間情報に基づいて決定された時刻に前記所定のコンテンツを出力する、
請求項15に記載のプログラム。
【請求項18】
前記オフセット時間情報は、前記時刻情報の取得時の前記第1ユーザ端末のローカル時刻とGPS時刻との差であり、
前記所定のコンテンツを出力する段階は、
前記期待する出力時刻と前記オフセット時間情報に基づいて決定された補正された出力時刻に該当する前記第1ユーザ端末のローカル時刻に前記コンテンツを出力する、
請求項17に記載のプログラム。
【請求項19】
前記所定のコンテンツを出力する段階は、
前記ユーザ端末のローカル時刻が前記補正された出力時刻を経過した場合、経過した時間だけ前記コンテンツをシフトして出力する、
請求項18に記載のプログラム。
【請求項20】
第1ユーザ端末であるユーザ端末が実行する方法であって、
複数のユーザ端末の連結を開始するためのトリガー信号に基づき、非可聴周波数領域を介して前記複数のユーザ端末のうちの少なくとも1つの第2ユーザ端末に連結要求信号を出力する段階、
前記第2ユーザ端末と前記第1ユーザ端末とをグループとして連結する段階、および
前記第1ユーザ端末上で前記グループと関連する連結サービスを提供する段階を含み、
前記トリガー信号は、前記第1ユーザ端末にインストールされたメッセンジャープログラムの所定のチャットルームに入場した場合に前記第1ユーザ端末によって取得される信号、外部から非可聴周波数領域を介して受信される信号、又は所定のコードを識別することによって取得されるデータである、
方法。
【請求項21】
電子装置であって、
複数の電子装置の連結を開始するためのトリガー信号に基づき、非可聴周波数領域を介して前記複数の電子装置のうちの少なくとも1つの他の電子装置に連結要求信号を出力する信号送受信部、
前記他の電子装置と前記電子装置とをグループとして連結するグループ生成部、および
前記電子装置上で前記グループと関連する連結サービスを提供する連結サービス提供部を含み、
前記トリガー信号は、前記第1ユーザ端末電子装置にインストールされたメッセンジャープログラムの所定のチャットルームに入場した場合に前記電子装置第1ユーザ端末によって取得される信号、外部から非可聴周波数領域を介して受信される信号、又は所定のコードを識別することによって取得されるデータである、
電子装置。
【請求項22】
前記電子装置と関連する位置の位置情報を取得する位置情報取得部をさらに含む、請求項21に記載の電子装置。
【請求項23】
連結サービスを提供する装置であって、
トリガー信号を受信した第1ユーザ端末が非可聴周波数領域を介して少なくとも1つの第2ユーザ端末に出力した連結要求信号に基づき、前記第1ユーザ端末および第2ユーザ端末がグループとして連結したことを識別し、前記グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部に、前記グループと関連する連結サービスを提供する連結サービス提供部を含み、
前記トリガー信号は、前記第1ユーザ端末にインストールされたメッセンジャープログラムの所定のチャットルームに入場した場合に前記第1ユーザ端末によって取得される信号、外部から非可聴周波数領域を介して受信される信号、又は所定のコードを識別することによって取得されるデータである、
装置。
【請求項24】
前記第1ユーザ端末および前記第2ユーザ端末のそれぞれから各ユーザ端末と関連する時刻情報および位置情報を受信する通信部をさらに含み、
前記連結サービス提供部は、受信された位置情報および時刻情報に基づき、グループに属するユーザ端末から出力される所定のコンテンツに関する情報および前記所定のコンテンツが出力される出力時刻と関連する情報を決定し、
前記通信部は、前記決定された所定のコンテンツに関する情報および出力時刻と関連する情報を、グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部に送信する、
請求項23に記載の装置。
【請求項25】
前記連結サービス提供部は、前記グループに属する少なくとも一部のユーザ端末のうちの各ユーザ端末から受信された位置情報に基づき、前記グループに属する各ユーザ端末で出力されるコンテンツに関する情報を決定するとともに、前記グループに属する各ユーザ端末から受信された時刻情報に基づき、各ユーザ端末と関連するオフセット時間情報を決定し、
前記グループに属する各ユーザ端末と関連するオフセット時間情報は、該当の各ユーザ端末の時刻情報が示すローカル時刻とGPS時刻との差である、
請求項24に記載の装置。
【請求項26】
前記連結サービス提供部はさらに、受信された各位置情報を、前記グループとしての連結がなされる場所と関連するイメージにマッピングする、
請求項24又は25に記載の装置。
【請求項27】
連結サービスを提供するサーバが実行する方法であって、
複数のユーザ端末のうちの少なくとも1つのユーザ端末から受信された信号を利用し、トリガー信号を受信した第1ユーザ端末が非可聴周波数領域を介して少なくとも1つの第2ユーザ端末に出力した連結要求信号に基づいて前記第1ユーザ端末および第2ユーザ端末がグループとして連結したことを識別する段階、および
前記グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部に、前記グループと関連する連結サービスを提供する段階を含み、
前記トリガー信号は、前記第1ユーザ端末にインストールされたメッセンジャープログラムの所定のチャットルームに入場した場合に前記第1ユーザ端末によって取得される信号、外部から非可聴周波数領域を介して受信される信号、又は所定のコードを識別することによって取得されるデータである、
方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、複数のユーザ端末をグループとして連結する方法および装置に関し、より詳細には、ユーザ端末をグループとして連結し、ユーザ端末それぞれに該当のグループと関連するコンテンツを含むサービスを提供する、方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ユーザ端末のような複数の電子装置を互いに連結させ、連結した電子装置同士がコンテンツを共有したりメッセージを送受信したりできるようにする技術に高い関心が寄せられている。このような、複数の電子装置の連結は、ブルートゥース(登録商標)のような無線通信によるペアリング(pairing)によって実行されたり、特定の電子装置から連結しようとする他の電子装置に要求メッセージを送信し、要求メッセージを受信した他の電子装置がこれを承認したりする場合に成立する。しかし、このような連結方法では、連結しようとする電子装置の数が数百台(または、数千、数万台)以上ある場合には、これらの連結を迅速に実行することが不可能である。
【0003】
さらに、電子装置の連結が行われる場所が、騒音がひどくて混雑している場合には、ユーザが電子装置の連結のための要求メッセージを送受信するのが困難となり、電子装置の連結を効率的に実行することができない。
【0004】
したがって、数百台以上の電子装置の連結を迅速かつ簡単に実行することができるとともに、電子装置の連結が行われる場所に制限がなく、電子装置の連結を完了することのできる方法および装置が求められている。
【0005】
特許文献1(公開日2009年6月23日)は、移動端末機によって近距離無線機器を検索し、検索された無線機器と簡単にペアリングできるようにし、優先順位が高い無線機器を表示領域の上位に表示して出力する方法を記載している。
【0006】
上述した情報は理解を助けるためのものに過ぎず、従来技術の一部を形成しない内容を含むこともあるし、従来技術が通常の技術者に提示することができる内容を含まないこともある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】韓国特許公開第10−2009−0066102号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
一実施形態によると、ユーザ端末の連結を開始するためのトリガー信号に基づき、ユーザ端末から非可聴周波数領域を介して他のユーザ端末とグループとしての連結のための連結要求信号を出力し、グループと関連する連結サービスをユーザ端末上で提供することができる。
【0009】
一実施形態によると、グループとして連結するユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に、各ユーザ端末の位置情報と関連するコンテンツまたはユーザ端末間において同期化されたコンテンツを連結サービスとして提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
一側面において、第1ユーザ端末であるユーザ端末が実行する連結サービス提供方法であって、複数のユーザ端末の連結を開始するためのトリガー信号に基づき、非可聴周波数領域を介して複数のユーザ端末のうちの少なくとも1つの第2ユーザ端末に連結要求信号を出力する段階、第2ユーザ端末と第1ユーザ端末とをグループとして連結する段階、および第1ユーザ端末上でグループと関連する連結サービスを提供する段階を含む、連結サービス提供方法を提供する。
【0011】
連結要求信号は、複数のユーザ端末のうちの少なくとも1つの第3ユーザ端末をグループとして連結するように、第2ユーザ端末が第3ユーザ端末に連結要求信号を出力するようにする情報を含んでよい。
【0012】
トリガー信号は、第1ユーザ端末にインストールされたメッセンジャープログラムの所定のチャットルームに入場した場合に第1ユーザ端末によって取得される信号、外部から非可聴周波数領域を介して受信される信号、又は所定のコードを識別することによって取得されるデータであってよい。
【0013】
グループに属するユーザ端末は、各ユーザ端末の時刻情報に基づいて同期化されてよい。
【0014】
連結サービスは、同期化されたユーザ端末のうちの少なくとも一部に提供されるコンテンツを含んでよい。
【0015】
連結サービス提供方法は、第1ユーザ端末と関連する位置の位置情報を取得する段階をさらに含んでよい。
【0016】
連結サービスは、位置情報と関連するコンテンツを含んでよい。
【0017】
位置情報は、位置から非可聴周波数領域を介して取得されるか、或いは位置に存在する所定のコードを識別することによって取得されてよい。
【0018】
前記連結サービスは、グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部に提供される同一のテキスト出力、同一のオーディオ出力、および同一の画面出力のうちの少なくとも1つのコンテンツを含んでよい。
【0019】
グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも1つが当選端末として決定されてよい。
【0020】
第1ユーザ端末が当選端末として決定されたときには、第1ユーザ端末によって撮影された映像またはイメージを含むコンテンツが、グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部に連結サービスとして提供されてよい。
【0021】
撮影された映像またはイメージが外部ディスプレイ装置に表示されるように、撮影された映像またはイメージを、外部ディスプレイ装置または外部ディスプレイ装置を管理するサーバに送信してよい。
【0022】
連結サービスは、グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部に提供される同一のオーディオを含むコンテンツを含んでよい。
【0023】
オーディオは、所定のタイミングにユーザ端末のうちの少なくとも一部に自動で出力されてよい。
【0024】
連結サービスは、グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部に提供される合成イメージまたは合成映像を含んでよい。
【0025】
合成イメージまたは合成映像は、グループに属するユーザ端末のうちで所定の位置に存在するユーザ端末によって撮影されたイメージまたは映像を合成することによって生成されてよい。
【0026】
連結サービス提供方法は、第1ユーザ端末と関連する位置の位置情報に基づいて第1ユーザ端末が所定の位置に存在すると判断されたときに、第1ユーザ端末によって撮影されたイメージまたは映像を合成映像または合成イメージを生成するサーバに送信する段階、およびサーバから連結サービスとして合成映像または合成イメージを含むコンテンツを受信する段階をさらに含んでよい。
【0027】
合成映像または合成イメージは、3D効果または動的効果が付与されたコンテンツであってよい。
【0028】
連結サービスは、グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部の各ユーザ端末と関連する位置の位置情報に対応する画面出力を各ユーザ端末に提供するように構成されてよい。
【0029】
各ユーザ端末の画面出力は、グループに属するユーザ端末のうちの多数のユーザ端末の画面出力によって形成される意味的オブジェクトの一部を構成してよい。
【0030】
グループに属するユーザ端末のうち、第1ユーザ端末のユーザと人的関係を形成しているユーザのユーザ端末が含まれる場合、連結サービスは、人的関係を形成しているユーザの情報を含むコンテンツを含んでよい。
【0031】
連結サービス提供方法は、第1ユーザ端末と関連する時刻情報および位置情報を、連結サービスを提供するサーバに送信する段階をさらに含んでよい。
【0032】
連結サービスを提供する段階は、サーバから所定のコンテンツに関する情報およびコンテンツの出力時刻と関連する情報を受信する段階、および出力時刻と関連する情報に基づいて決定された時刻に所定のコンテンツを出力する段階を含んでよい。
【0033】
所定のコンテンツを出力する段階は、所定のコンテンツに関する情報に基づき、所定のコンテンツが、第1ユーザ端末で所定のコンテンツを検索して所定のコンテンツを出力し、所定のコンテンツが第1ユーザ端末に存在しない場合には、サーバに所定のコンテンツを要求し、サーバから受信された所定のコンテンツを出力してよい。
【0034】
時刻情報は、該当の時刻情報の取得時の第1ユーザ端末のローカル時刻およびGPS時刻に関する情報を含んでよい。
【0035】
出力時刻と関連する情報は、コンテンツの出力を期待する出力時刻を含んでよい。
【0036】
所定のコンテンツを出力する段階は、ユーザ端末のローカル時刻、期待の出力時刻、および時刻情報に基づいて計算されたオフセット時間情報に基づいて決定された時刻に所定のコンテンツを出力してよい。
【0037】
オフセット時間情報は、時刻情報の取得時の第1ユーザ端末のローカル時刻とGPS時刻の差であってよい。
【0038】
所定のコンテンツを出力する段階は、期待の出力時刻とオフセット時間情報に基づいて決定された、補正された出力時刻に該当する第1ユーザ端末のローカル時刻(すなわち、補正された出力時刻)にコンテンツを出力してよい。
【0039】
所定のコンテンツを出力する段階は、ユーザ端末のローカル時刻が補正された出力時刻を経過した場合、経過した時間だけコンテンツをシフトして出力してよい。
【0040】
他の側面において、電子装置において、複数の電子装置の連結を開始するためのトリガー信号に基づき、非可聴周波数領域を介して複数の電子装置のうちの少なくとも1つの他の電子装置に連結要求信号を出力する信号送受信部、他の電子装置と電子装置とをグループとして連結するグループ生成部、および電子装置上でグループと関連する連結サービスを提供する連結サービス提供部を備える、電子装置が提供される。
電子装置は、電子装置と関連する位置の位置情報を取得する位置情報取得部をさらに備えてよい。
【0041】
また他の側面において、連結サービスを提供するサーバによって実行される、トリガー信号を受信した第1ユーザ端末によって非可聴周波数領域を介して少なくとも1つの第2ユーザ端末に出力された連結要求信号に基づいて第1ユーザ端末および第2ユーザ端末がグループとして連結したことを識別する段階、およびグループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部にグループと関連する連結サービスを提供する段階を含む、連結サービス提供方法を提供する。
【0042】
連結サービス提供方法は、第1ユーザ端末および第2ユーザ端末のそれぞれから各ユーザ端末と関連する時刻情報および位置情報を受信する段階をさらに含んでよい。
【0043】
連結サービスを提供する段階は、受信された位置情報および時刻情報に基づき、グループに属するユーザ端末で出力される所定のコンテンツに関する情報および所定のコンテンツが出力される出力時刻と関連する情報を決定する段階、および決定された所定のコンテンツに関する情報および出力時刻と関連する情報をグループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部に送信する段階を含んでよい。
【0044】
決定する段階は、グループに属する少なくとも一部のユーザ端末のうちの各ユーザ端末から受信された位置情報に基づき、グループに属する各ユーザ端末で出力されるコンテンツに関する情報を決定する段階、およびグループに属する各ユーザ端末から受信された時刻情報に基づき、各ユーザ端末と関連するオフセット時間情報を決定する段階を含んでよい。
【0045】
グループに属する各ユーザ端末と関連するオフセット時間情報は、該当の各ユーザ端末の時刻情報が示すローカル時刻とGPS時刻の差であってよい。
【0046】
連結サービス提供方法は、受信された各位置情報を、グループとしての連結がなされる場所と関連するイメージにマッピングする段階をさらに含んでよい。
【0047】
また他の側面において、通信部および通信部によって複数のユーザ端末のうちの少なくとも1つのユーザ端末から受信された信号を利用し、トリガー信号を受信した第1ユーザ端末によって非可聴周波数領域を介して少なくとも1つの第2ユーザ端末に出力された連結要求信号に基づいて第1ユーザ端末および第2ユーザ端末がグループとして連結したことを識別し、グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部にグループと関連する連結サービスを提供する連結サービス提供部を備える、連結サービス提供サーバを提供する。
【発明の効果】
【0048】
非可聴周波数領域を介して複数のユーザ端末を連結するための連結要求信号を出力することにより、それぞれのユーザ端末がブルートゥースモジュールのような個別の構成を備える必要なく、多数(例えば、数百台以上)のユーザ端末の連結を迅速に行うことができる。
【0049】
数百台以上のユーザ端末がグループとして同期化されることにより、グループに属する数百台以上のユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に、同一のテキスト出力、同一のオーディオ出力、または同一の画面出力を含むコンテンツを連結サービスとして提供することができる。
【0050】
グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に、各ユーザ端末の位置情報と関連するコンテンツを含む連結サービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
図1】一実施形態における、複数のユーザ端末をグループとして連結し、ユーザ端末に連結サービスを提供する方法を示した図である。
図2】一実施形態における、グループとして他のユーザ端末と連結するユーザ端末、および連結サービスを提供する連結サービス提供サーバを示した図である。
図3a】一実施形態における、ユーザ端末の観点において、他のユーザ端末とグループとして連結してユーザ端末上で連結サービスを提供する方法を示したフローチャートである。
図3b】一実施形態における、連結サービス提供サーバの観点において、グループとして連結するユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に連結サービスを提供する方法を示したフローチャートである。
図4】一例であって、取得されたユーザ端末の位置情報と関連するコンテンツを連結サービスとしてユーザ端末上で提供する方法を示したフローチャートである。
図5】一例であって、当選端末から取得された映像またはイメージと関連する連結サービスをユーザ端末上で提供する方法を示したフローチャートである。
図6】一例であって、合成映像および/またはイメージを含むコンテンツを連結サービスとしてユーザ端末上で提供する方法を示したフローチャートである。
図7】一例であって、当選端末から取得された映像またはイメージと連結サービスをユーザ端末上で提供する方法を示した図である。
図8】一例であって、グループとして連結するユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に、同一のテキストおよび/または同一のオーディオを含むコンテンツを連結サービスとして提供する方法を示した図である。
図9】一例であって、グループに属するユーザ端末の位置情報と関連するコンテンツを連結サービスとしてユーザ端末上で提供する方法を示した図である。
図10】一例であって、ユーザ端末と人的関係を形成しているユーザの情報を含むコンテンツを連結サービスとしてユーザ端末上で提供する方法を示した図である。
図11】一例であって、複数のユーザ端末の連結を開始するためのトリガー信号および/またはユーザ端末と関連する位置の位置情報を取得する方法を示した図である。
図12】一例であって、合成映像および/またはイメージを含むコンテンツを連結サービスとしてユーザ端末上で提供する方法を示したフローチャートである。
図13】一例であって、ユーザ端末からの空間および時間情報に基づき、連結サービス提供サーバからユーザ端末に連結サービスが提供される方法を示した図である。
図14】一例であって、ユーザ端末からの空間および時間情報に基づき、連結サービス提供サーバからユーザ端末に連結サービスが提供される方法を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0052】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0053】
本明細書において、ユーザ端末上で提供する「サービス」とは、ユーザ端末上で出力されるすべての種類のコンテンツ(例えば、テキスト、オーディオ、およびイメージのうちの少なくとも1つを含むコンテンツ)、またはこのようなコンテンツを含むデータを意味してよい。
【0054】
「ユーザ端末にサービスが提供されること」とは、ユーザ端末上でサービスを提供することであって、例えば、ユーザ端末の表示部またはスピーカからサービス(またはコンテンツ)が出力されることを意味してよく、ユーザ端末のユーザにサービスが提供されることを意味してよい。
【0055】
図1は、一実施形態における、複数のユーザ端末をグループとして連結し、ユーザ端末に連結サービスを提供する方法を示した図である。
【0056】
図1は、複数のユーザ端末がグループ120として互いに連結し、グループ120に属するユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に連結サービス提供サーバ130から連結サービスが提供される方法を説明している。例えば、グループ120に属するユーザ端末のそれぞれは、図に示すようにスマートフォンであってよい。
【0057】
グループ120に属するユーザ端末110、110−1、110−2、・・・は、それぞれ、ユーザによって操作可能な電子装置であって、グループ120としてユーザ端末110、110−1、110−2、・・・を連結するための連結要求信号を送受信するように構成されてよい。
【0058】
図に示すように、ユーザ端末110、110−1、110−2、・・・の連結は、複数のユーザ端末110、110−1、110−2、・・・の連結を開始するためのトリガー信号を取得したユーザ端末110から始まってよい。図1では、ユーザ端末110がトリガー信号を取得したように示されているが、ユーザ端末110、110−1、110−2、・・・のうちの任意のユーザ端末がその操作によってトリガー信号を取得してもよく、トリガー信号を取得するユーザ端末は複数であってもよい。
【0059】
トリガー信号を取得したユーザ端末110は、非可聴周波数領域を介して複数のユーザ端末110、110−1、110−2、・・・のうちの少なくとも1つの他のユーザ端末110−1に連結要求信号を出力してよく、他のユーザ端末110−1とユーザ端末110とをグループとして連結してよい。他のユーザ端末110−1は、ユーザ端末110から出力される連結要求信号が届く距離範囲内に位置してよい。図1では、1つの他のユーザ端末110−1がユーザ端末110から連結要求信号を受信するように示されているが、他のユーザ端末110−1は複数であってよい。
【0060】
連結要求信号は、非可聴周波数領域を介して伝達される信号であって、音波信号であってよい。非可聴周波数領域は、ユーザが聞き取ることのできない周波数領域であってよい。非可聴周波数領域を介して伝達される信号は、ユーザが聞き取ることのできる周波数領域を介して伝達される信号による干渉がない。したがって、ユーザ端末110、110−1、110−2、・・・の連結は、連結がなされる場所の騒音および混雑とは関係なく実行可能となる。
【0061】
連結要求信号は、ユーザ端末が含むスピーカから出力され、ユーザ端末が含むマイクで受信されてよい。
【0062】
連結要求信号を受信した他のユーザ端末110−1は、さらに他のユーザ端末110−2に対して連結要求信号を出してよい。したがって、他のユーザ端末110−1が出力する連結要求信号が届く範囲内に存在するさらに他のユーザ端末110−2も、グループ120としてユーザ端末110、110−1と連結可能となる。
【0063】
すなわち、ユーザ端末110から出力される連結要求信号は、複数のユーザ端末110、110−1、110−2、・・・の少なくとも1つのさらに他のユーザ端末110−2をグループ120として連結するように、他のユーザ端末110−1がさらに他のユーザ端末110−2に対して連結要求信号を出力するようにする情報を含んでよい。
【0064】
一方、さらに他のユーザ端末110−2も連結要求信号を出力してよく、さらに他のユーザ端末110−2が出力した連結要求信号が届く範囲内に存在する(複数の)ユーザ端末は、グループ120として連結されてよい。結果的に、全体ユーザ端末110、110−1、110−2、・・・は、連鎖的にグループ120として連結可能となる。
【0065】
ユーザ端末110−1または110−2による連結要求信号の出力は、該当のユーザ端末110−1または110−2の連結要求信号の受信と(実質的にまたはほぼ)同時に実行されてよい。
【0066】
したがって、全体ユーザ端末110、110−1、110−2、・・・の連結は、(実質的にまたはほぼ、あるいは短時間内に)同時に実行可能となる。
【0067】
連結サービス提供サーバ130は、グループ120に属するユーザ端末110、110−1、110−2、・・・のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に連結サービスを提供してよく、連結サービスは、グループに属する少なくとも一部のユーザ端末のうちの各ユーザ端末に出力されてよい。提供される連結サービスは、グループ120と関連するコンテンツを含んでよい。
【0068】
ユーザ端末110、110−1、110−2、・・・は、例えば、スポーツ競技場またはコンサート会場のような混雑かつ騒音の激しい場所に位置してよい。すなわち、ユーザ端末110、110−1、110−2、・・・は、スポーツ競技場またはコンサート会場の観衆が所持するユーザ端末に対応してよい。ユーザ端末110、110−1、110−2、・・・のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に提供される連結サービスは、ユーザ端末110、110−1、110−2、・・・が位置するスポーツ競技場またはコンサート会場で進行中のイベントと関連するコンテンツを含んでよい。したがって、ユーザ端末110、110−1、110−2、・・・のユーザは、提供された連結サービスを利用して前記イベントをさらに楽しむことが可能となる。
【0069】
図2〜12を参照しながら、ユーザ端末110、110−1、110−2、・・・の連結要求信号の送受信による連結方法、およびユーザ端末110、110−1、110−2、・・・のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に提供される連結サービスをさらに詳しく説明する。
【0070】
図2は、一実施形態における、グループとして他のユーザ端末と連結するユーザ端末、および連結サービスを提供する連結サービス提供サーバを示した図である。
【0071】
図2には、ユーザ端末110および連結サービス提供サーバ130の構造が示されている。図に示されたユーザ端末110の構造についての以下の説明は、ユーザ端末110−1、110−2、・・・の構造にもそのまま適用可能であるため、重複する説明は省略する。
【0072】
ユーザ端末110は、他のユーザ端末との連結のための連結要求信号を送受信し、連結サービス提供サーバ130から連結サービスの提供を受けて出力する電子装置であって、スマートフォン、PC(personal computer)、ノート型パソコン(laptop computer)、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、タブレット(tablet)、IoT(Internet Of Things)機器、またはウェアラブルコンピュータ(wearable computer)などのようにユーザが利用する端末であってよい。ユーザ端末110は、複数のユーザ端末の連結を開始するためのトリガー信号を取得(または受信)するように構成されてよい。
【0073】
ユーザ端末110は、通信部210、制御部220、表示部230、カメラ240、スピーカ250、およびマイク260を含んでよい。
【0074】
通信部210は、ユーザ端末110がサーバや他のユーザ端末と通信するための装置であってよい。すなわち、通信部210は、サーバや他のユーザ端末においてデータおよび/または情報を送信したり受信したりする、ユーザ端末110のネットワークインタフェースカード、ネットワークインタフェースチップ、およびネットワーキングインタフェースポートなどのようなハードウェアモジュールであってよく、またはネットワークデバイスドライバ(driver)またはネットワーキングプログラムのようなソフトウェアモジュールであってよい。
【0075】
制御部220は、ユーザ端末110の構成要素を管理してよく、ユーザ端末110が利用するプログラムまたはアプリケーションを実行してよい。例えば、制御部220は、連結要求信号を生成および/または伝達することによって連結要求信号を送受信し、他のユーザ端末とユーザ端末110とが連結するようにユーザ端末110を制御し、連結サービス提供サーバ130から提供された連結サービスを表示部230で出力するようにユーザ端末110を制御してよい。
【0076】
制御部220は、他のユーザ端末との連結および連結サービスの出力のために要求されるプログラムまたはアプリケーションを実行してよく、前記プログラムまたはアプリケーションの実行およびデータの処理などに必要な演算を処理してよい。また、制御部220は、サーバおよびユーザ端末から受信されたデータを処理するように構成されてよい。さらに、制御部220は、ユーザ端末110の少なくとも1つのプロセッサまたはプロセッサ内の少なくとも1つのコア(core)であってよい。
【0077】
制御部220は、連結要求信号の送受信およびトリガー信号の取得のための信号送受信部222、他のユーザ端末とのグループとしての連結を実行するグループ生成部224、表示部230で連結サービスを提供(出力)する連結サービス提供部226、およびユーザ端末110と関連する位置の位置情報を取得する位置情報取得部228を含んでよい。
【0078】
信号送受信部222は、複数のユーザ端末(電子装置)の連結を開始するためのトリガー信号に基づき、非可聴周波数領域を介して前記複数のユーザ端末のうちの少なくとも1つの他のユーザ端末に連結要求信号を出力してよい。
【0079】
グループ生成部224は、連結要求信号を受信した他のユーザ端末とユーザ端末とをグループとして連結してよい。グループ生成部224による他のユーザ端末との連結は、連結要求信号を受信した他のユーザ端末側が前記連結を同意することによって実行されてよい。例えば、連結に同意するか否かを問うメッセージが、連結要求信号を受信した他のユーザ端末の表示部にポップアップウィンドウで出力されてよい。
【0080】
連結サービス提供部226は、ユーザ端末110上でグループと関連する連結サービスを提供してよい。連結サービスは、連結サービス提供サーバ130から通信部210によって受信されてよく、連結サービス提供部226の制御にしたがって表示部230上に出力されてよい。
【0081】
位置情報取得部228は、ユーザ端末110と関連する位置の位置情報を取得してよい。位置情報取得部228は、ユーザ端末と関連する位置としてユーザ端末110のセンサまたはその他の構成によって取得されたデータを利用することにより(または、そのデータから)、前記位置情報を取得してよい。例えば、位置情報取得部228は、ユーザ端末110のGPSモジュール(図示せず)から取得されたデータ、カメラ240によって識別されたコードに関するデータ、マイク260に入力された信号から前記位置情報を取得してよい。
【0082】
図3〜12を参照しながら、制御部220の構成222〜228のより具体的な機能および動作をさらに詳しく説明する。上述した制御部220の構成222〜228は、少なくとも1つのプロセッサ内で実現されてよく、構成222〜228の機能および動作は、少なくとも1つのプロセッサで実行されてよい。
表示部230は、ユーザ端末110のユーザが入力したデータを出力したり、連結サービス提供サーバ130から受信した連結サービスが含むコンテンツを表示したりしてよい。例えば、表示部230は、タッチスクリーンを含んでよく、この場合、表示部230は、ユーザが設定および要求を入力するための入力部の機能を含むように構成されてよい。
【0083】
カメラ240は、オブジェクトを撮影するための装置であってよい。カメラ240は、オブジェクトを撮影して映像またはイメージ(画像)を生成するためのイメージセンサを含んでよい。
【0084】
スピーカ250は、オーディオのような音声信号を出力するための装置であってよい。また、スピーカ250は、ユーザが聞き取ることのできるオーディオだけでなく、ユーザが聞き取ることのできない非可聴周波数領域の音波信号を出力してよい。非可聴周波数領域の音波信号は、連結要求信号として利用されてよい。すなわち、信号送受信部222によって生成された連結要求信号は、スピーカ250から他のユーザ端末に出力されてよい。
【0085】
マイク260は、オーディオのような音声信号が入力されるための装置であってよい。また、マイク260は、他のユーザ端末のスピーカからの非可聴周波数領域の音波信号を受信してよい。すなわち、マイク260は、他のユーザ端末からの連結要求信号を受信したり、トリガー信号としての非可聴周波数領域の音波信号を受信したりしてよい。
【0086】
非可聴周波数領域は、例えば、20kHz超過の高周波帯域であってよい。また、非可聴周波数領域は、実質的に人間が認知することのできない音波の周波数(例えば、QOK(Quadrature−Orthogonal Keying)方式などによって変調される10kHz以上20kHz以下の周波数)を含んでよい。言い換えれば、非可聴周波数は、可聴周波数に対照する周波数、または人間の耳で聞き取ることはできるが認知することはできない音波の周波数であってよく、実施形態の非可聴周波数帯域は、(無線通信で利用されるアンテナではなく)マイク260およびスピーカ250によって信号の送受信が可能な周波数の帯域を意味してよい。
【0087】
非可聴周波数領域の音波信号の入力/出力は、個別の信号受信機/出力機によって実行されてもよい。
【0088】
また、図に示されてはいないが、ユーザ端末110は、データまたは情報を格納するための装置として格納部を含んでよい。格納部は、いずれかのメモリまたはストレージ装置を含んでよい。格納部には、制御部220が実行するプログラムまたはアプリケーション、およびこれと関連する情報が格納されてよい。例えば、格納部は、カメラ240によって撮影された映像およびイメージと、連結サービス提供サーバ130から提供された連結サービスが含むコンテンツとを格納してよい。
【0089】
連結サービス提供サーバ130(以下、サーバとする)は、グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に対して連結サービスを生成および提供するサーバであってよい。サーバ130は、グループに属するユーザ端末のうちの特定のユーザ端末からの要求にしたがって連結サービスを生成および提供してよい。
【0090】
サーバ130は、通信部270および制御部280を含んでよい。
【0091】
通信部270は、サーバ130が他のサーバや(複数の)ユーザ端末と通信するための装置であってよい。すなわち、通信部270は、他のサーバや(複数の)ユーザ端末においてデータおよび/または情報を送信/受信する、サーバ130のネットワークインタフェースカード、ネットワークインタフェースチップ、およびネットワーキングインタフェースポートなどのようなハードウェアモジュールであっても、またはネットワークデバイスドライバ(driver)またはネットワーキングプログラムのようなソフトウェアモジュールであってよい。
【0092】
制御部280は、サーバ130の構成要素を管理してよく、サーバ130が利用するプログラムまたはアプリケーションを実行してよい。また、サーバ130は、前記プログラムまたはアプリケーションの実行およびデータの処理などに必要な演算を処理してよい。さらに、制御部280は、他のサーバおよび(複数の)ユーザ端末から受信されたデータを処理するように構成されてよい。制御部280は、サーバ130の少なくとも1つのプロセッサまたはプロセッサ内の少なくとも1つのコア(core)であってよい。
【0093】
制御部280は、グループに属するユーザ端末への提供のための連結サービスを生成し、通信部270によってグループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に連結サービスを提供する連結サービス提供部282を含んでよい。
【0094】
連結サービス提供部282は、トリガー信号を受信した第1ユーザ端末(例えば、ユーザ端末110)が非可聴周波数領域を介して少なくとも1つの第2ユーザ端末(他のユーザ端末)に出力した連結要求信号にしたがって第1ユーザ端末および第2ユーザ端末がグループとして連結したことを識別し、前記グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に前記グループと関連する連結サービスを提供してよい。
【0095】
制御部280は、グループに属する複数のユーザ端末のうちの少なくとも1つのユーザ端末から通信部270に受信された信号に基づき、該当の複数のユーザ端末がグループとして連結したことを識別してよい。
【0096】
図3a〜12を参照しながら、ユーザ端末における連結要求信号の送受信によるグループとしての連結方法、およびユーザ端末それぞれのための連結サービスの生成および提供方法をさらに詳しく説明する。
【0097】
以上、図1を参照しながら説明した技術的特徴は、図2にもそのまま適用可能であるため、重複する説明は省略する。
【0098】
図3aは、一実施形態における、ユーザ端末の観点において、他のユーザ端末とグループとして連結してユーザ端末上で連結サービスを提供する方法を示したフローチャートであり、図3bは、一実施形態における、連結サービス提供サーバの観点において、グループとして連結するユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に連結サービスを提供する方法を示したフローチャートである。
【0099】
以下では、グループとして連結するユーザ端末(例えば、ユーザ端末110、110−1、110−2、・・・)のうち、ユーザ端末110(例えば、第1ユーザ端末)を基準とした実施形態について説明するが、グループに属するユーザ端末110ではない他のユーザ端末(例えば、(複数の)第2ユーザ端末および(複数の)第3ユーザ端末)についての重複する説明は省略する。また、後述する図面の詳しい説明において、制御部220の構成が実行するユーザ端末110の一部動作については、説明の便宜上、ユーザ端末110が実行するものとして記載する。
【0100】
段階310で、信号送受信部222は、複数のユーザ端末の連結を開始するためのトリガー信号を取得してよい。
【0101】
段階320で、信号送受信部222は、取得されたトリガー信号に基づき、非可聴周波数領域を介して前記複数のユーザ端末のうちの少なくとも1つの他のユーザ端末に連結要求信号を出力してよい。
【0102】
段階330で、グループ生成部224は、連結要求信号を受信した他のユーザ端末((複数の)第2ユーザ端末)とユーザ端末110とをグループとして連結してよい。グループ生成部224は、連結要求信号を受信した他のユーザ端末側から連結の同意を受信することによって連結を実行してよい。
【0103】
段階340で、連結サービス提供部226は、ユーザ端末110の表示部230上で前記グループと関連する連結サービスを提供してよい。
【0104】
連結要求信号は、グループとして連結する複数のユーザ端末のうちの少なくとも1つのさらに他のユーザ端末((複数の)第3ユーザ端末)を前記グループとして連結するように、(連結要求信号を受信した)他のユーザ端末((複数の)第2ユーザ端末)が前記さらに他のユーザ端末((複数の)第3ユーザ端末)に連結要求信号を出力するようにする情報を含んでよい。したがって、トリガー信号を取得したユーザ端末110によるたった一度の連結要求信号の出力により、ユーザ端末の連結が連鎖的に実行されることが可能となる。
【0105】
トリガー信号は、複数のユーザ端末の連結を開始するための信号であって、これを取得したユーザ端末110が連結要求信号を最初に出力するようにする信号であってよい。
【0106】
トリガー信号は、ユーザ端末110にインストールされたメッセンジャープログラムの所定のチャットルームに入場した場合にユーザ端末によって取得される信号であってよい。例えば、前記連結が行われる場所がスポーツ競技場またはコンサート会場である場合、ユーザ端末110がメッセンジャープログラムを利用して前記スポーツ競技場またはコンサート会場で開催されるイベントと関連するチャットルームに入場するときに、ユーザ端末110は、トリガー信号を取得してよい。
【0107】
また、トリガー信号は、外部から非可聴周波数領域を介して受信される信号であってよい。例えば、トリガー信号は、前記連結が行われる場所に存在する事物(例えば、スポーツ競技場またはコンサート会場のいずれかの位置に設置されたスピーカ)から出力されてよく、信号送受信部222がマイク260によってこれを受信することによってトリガー信号を取得してよい
【0108】
また、トリガー信号は、所定のコードを識別することによって取得されるデータであってよい。例えば、信号送受信部222は、前記連結が行われる場所に存在する事物(例えば、スポーツ競技場またはコンサート会場のいずれかの位置に設置された事物(座席など))に表示された所定のコードをカメラ240で読み取ることによってトリガー信号を取得してよい。所定のコードは、例えば、バーコード、QRコード(登録商標)、またはその他の識別コード(例えば、座席番号)であってよい。
【0109】
複数のユーザ端末を連結してグループを形成するにあたり、トリガー信号を取得するユーザ端末は複数であってよい。例えば、複数のユーザ端末が、前記チャットルームに入場したり、非可聴周波数領域を介して受信される信号を受信したり、所定のコードを読み取ったとする。このとき、トリガー信号を取得した複数のユーザ端末それぞれが始まりとなってユーザ端末の連結が開始されてよい。このような場合には、ユーザ端末全体をグループとして連結することがより迅速に進むようになる。
【0110】
また、トリガー信号は、複数のユーザ端末を2つ以上のグループに分けて連結するための情報を含んでよい。例えば、ユーザ端末110が第1グループとしてユーザ端末を連結するようにする情報を含むトリガー信号を取得した場合、このようなユーザ端末110によって出力された連結要求信号を受信して連結したユーザ端末は、第1グループに属してよい。または、ユーザ端末110が第2グループとしてユーザ端末を連結するようにする情報を含むトリガー信号を取得した場合、このようなユーザ端末110によって出力された連結要求信号を受信して連結したユーザ端末は、第2グループに属してよい。
【0111】
一例として、前記連結が行われる場所が、AチームとBチームの試合が行われるスポーツ競技場であると仮定するとき、ユーザ端末110がAチームと関連するチャットルームに接続した場合には、Aチームと関連するグループとしてユーザ端末を連結するための連結要求信号がユーザ端末110から出力されてよい。これと同じように、ユーザ端末110がBチームと関連するチャットルームに接続した場合には、Bチームと関連するグループとしてユーザ端末を連結するための連結要求信号がユーザ端末110から出力されてよい。または、ユーザ端末110がスタジアムのAチーム側の応援席のスピーカから出力されるトリガー信号を受信したり、Aチーム側の応援席で所定のコードを読み取ったりした場合には、Aチームと関連するグループとしてユーザ端末を連結するための連結要求信号がユーザ端末110から出力されてよい(Bチームついての重複する説明は省略する)。これにより、ユーザ端末のユーザは、自身が応援しているチームと関連するグループに属することが可能となり、該当のチームと関連する連結サービスの提供を受けることが可能となる。
【0112】
連結サービスの提供を連結サービス提供サーバの観点から説明すると、段階350で、サーバ130の連結サービス提供部282は、トリガー信号を受信した第1ユーザ端末(上述したユーザ端末110に対応)が非可聴周波数領域を介して少なくとも1つの第2ユーザ端末(上述した他のユーザ端末に対応)に出力した連結要求信号に基づき、前記第1ユーザ端末および第2ユーザ端末がグループとして連結したことを識別してよい。例えば、サーバ130は、通信部270により、グループに属する複数のユーザ端末のうちの少なくとも1つのユーザ端末から受信された信号を利用することで、該当の複数のユーザ端末がグループとして連結したことを識別してよい。
【0113】
連結サービス提供部282は、複数のユーザ端末がグループとして連結したことを識別してよく、グループが複数の場合は、各グループにどのユーザ端末が属しているかを識別してもよい。連結サービス提供部282は、特定のグループとして連結するユーザ端末を識別することにより、該当のグループに適した連結サービスを提供してよい。すなわち、ユーザ端末が自身の属するグループに属しているユーザ端末を識別する必要はなく、グループに属しているユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に適した連結サービスが提供されることが可能となる。
【0114】
段階360で、連結サービス提供部282は、識別されたグループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に、前記グループと関連する連結サービスを提供してよい。例えば、連結サービス提供部282により、ユーザ端末110はもちろん、グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に提供される連結サービスも、同一のテキスト出力、同一のオーディオ出力、および同一の画面出力のうちの少なくとも1つのコンテンツを含んでよい。例えば、数百(連結が行われる場所によっては数千または数万)以上のユーザ端末に同一のテキスト、同一のオーディオ、または同一の画面が出力されることにより、グループに属するユーザ端末のユーザは連帯感を感じることができ、スポーツ競技場のような場所においては応援の効果を高めることができる。「画面出力」は、画像(イメージファイル)の出力だけを意味するものではなく、所定のカラーを表示部230に出力することや、所定のカラーの彩度または明度が変更されたカラーを表示部230に出力することを含んでよい。
【0115】
ユーザ端末が連結して形成されたグループに属するユーザ端末は、各ユーザ端末の時刻情報に基づいて同期化されてよい。時刻情報は、例えば、GPS時刻情報を含んでよい。したがって、連結サービスは、前記同期化されたユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に提供されるコンテンツを含んでよい。
【0116】
例えば、連結サービスは、前記グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に提供される同一のオーディオ(または、ユーザ端末らに連携されたオーディオ)を含むコンテンツを含んでよく、このようなオーディオは、所定のタイミングにユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に自動で出力されてよい。所定のタイミングとは、連結サービス提供部282またはユーザ端末110によって予め設定された時刻であってよい。また、所定のタイミングとは、ユーザ端末の連結が行われる場所内で特定のイベントが発生するタイミング(例えば、野球場でホームランが発生したタイミング、またはサッカー場でゴールが決まったタイミングなど)であってよい。
【0117】
以上、図1および図2を参照しながら説明した技術的特徴は、図3aおよび図3bにもそのまま適用可能であるため、重複する説明は省略する。
【0118】
図4は、一例であって、取得されたユーザ端末の位置情報と関連するコンテンツを連結サービスとしてユーザ端末上で提供する方法を示したフローチャートである。
【0119】
段階410で、位置情報取得部228は、ユーザ端末と関連する位置の位置情報を取得してよい。位置情報取得部228は、ユーザ端末110のGPSモジュール(図示せず)から取得されたデータ、カメラ240によって識別されたコードに関するデータ、マイク260に入力された信号から前記位置情報を取得してよい。
【0120】
例えば、位置情報は、ユーザ端末110と関連する位置から非可聴周波数領域を介して取得されてもよいし、該当の位置に存在する所定のコードを識別することによって取得されてもよい。
【0121】
ユーザ端末110と関連する位置は、ユーザ端末にグループとしての連結がなされる場所であってよい。一例として、位置情報取得部228は、前記連結が行われる場所に存在する事物(例えば、スポーツ競技場またはコンサート会場のいずれかの位置に設置された事物(座席など))に表示された所定のコードをカメラ240で読み取ることにより、該当の場所に関する位置情報を取得してよい。所定のコードは、例えば、バーコード、QRコード、またはその他の識別コードであってよい。また、位置情報取得部228は、前記連結が行われる場所に存在する事物(例えば、スポーツ競技場またはコンサート会場のいずれかの位置に設置されたスピーカ)から出力されてよく、位置情報取得部228がマイク260によってこれを受信することによって位置情報を取得してよい。このとき、位置情報取得部228が取得した位置情報は、前記連結がなされる場所のどこにユーザ端末110が位置するかを示す情報を含んでよい。例えば、位置情報は、ユーザ端末110が位置する座席の位置を示す情報を含んでよい。
【0122】
段階410で、連結サービス提供部226は、取得された位置情報と関連するコンテンツを含む連結サービスをユーザ端末110上で提供してよい。連結サービスは、連結サービス提供部282によって提供されてよい。位置情報と関連するコンテンツは、前記連結がなされる場所のユーザ端末110の位置と関連するコンテンツであって、例えば、スポーツ競技場またはコンサート会場におけるユーザ端末110の位置が特定のチームまたは特定のアーティストを応援するための座席である場合、該当のチームまたはアーティストを応援するためのテキスト、イメージ、およびオーディオのうちの少なくとも1つを含んでよい。イメージは、ユーザ端末110(例えば、カメラ240)によって撮影されたイメージまたは映像を含んでよい。
【0123】
また、位置情報と関連するコンテンツは、イメージであってよく、グループに属するユーザ端末のうちの多数のユーザ端末に提供されるイメージによって形成される意味的オブジェクトの該当の位置情報に対応する一部であってよい。例えば、位置情報と関連するコンテンツは、カードセクションの一部を構成するイメージを含んでよい。このとき、イメージは、該当のカードセクションの一部に対応するカラー/カラーの明度および彩度に基づいて表示部230に出力されてよい。
【0124】
図5および図9などを参照しながら、位置情報と関連するコンテンツを連結サービスとして提供するより具体的な方法をさらに詳しく説明する。
【0125】
以上、図1〜3bを参照しながら説明した技術的特徴は、図4にもそのまま適用可能であるため、重複する説明は省略する。
【0126】
図5は、一例であって、当選端末から取得された映像またはイメージと関連する連結サービスをユーザ端末上で提供する方法を示したフローチャートである。
【0127】
図5では、グループに属するユーザ端末のうちから当選端末を決定し、当選端末と関連する映像またはイメージを含む連結サービスがユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に提供される方法について説明する。
【0128】
段階510で、連結サービス提供部282(または、その他の外部装置の決定部)は、グループに属するユーザ端末のうちから当選端末を決定してよい。このような当選端末の決定は、グループに属するユーザ端末のうちの任意であってよく、あるいは予め決定されたユーザ端末によって実行されてもよい。
【0129】
ユーザ端末110が当選端末として決定された場合、段階520で、ユーザ端末110は、映像またはイメージを取得してよい。例えば、ユーザ端末110は、カメラ240によってユーザ端末110のユーザを撮影してよい。撮影は、ユーザ端末110が当選端末として決定された場合に自動で実行されてよい。
【0130】
段階530で、ユーザ端末110は、取得された映像またはイメージを外部装置に送信してよい。例えば、ユーザ端末110は、撮影された映像またはイメージが(電光掲示板や大型スクリーンのような)外部ディスプレイ装置に表示されるように、前記撮影された映像またはイメージを前記外部ディスプレイ装置または前記外部ディスプレイ装置を管理するサーバ(例えば、サーバ130であってもよい)に送信してよい。
【0131】
段階540で、連結サービス提供部282(または、前記外部装置または外部装置を管理するサーバ)は、ユーザ端末110(当選端末)によって取得された映像またはイメージと関連する連結サービスを提供してよい。すなわち、ユーザ端末110(当選端末)によって取得された映像またはイメージが、グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に連結サービスとして提供されてよい。ユーザ端末110が当選端末でない場合であれば、当選端末によって取得(撮影)された映像がユーザ端末110に提供されてよい。
【0132】
上述した段階510〜540により、例えば、スポーツ競技場またはコンサート会場での当選イベントのような実施形態が実現可能となる。すなわち、実施形態は、スポーツ競技場またはコンサート会場の観衆または観客のうちから所定の人数を選定してプレゼントや特典を提供するイベントにおいて、所定の人数を選定するために活用されてよい。
【0133】
図7を参照しながら、当選端末によって取得されたイメージまたは映像が外部ディスプレイ装置およびグループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に提供される具体的な例をさらに詳しく説明する。
【0134】
以上、図1〜4を参照しながら説明した技術的特徴は、図5にもそのまま適用可能であるため、重複する説明は省略する。
【0135】
図6は、一例であって、合成映像および/またはイメージを含むコンテンツを連結サービスとしてユーザ端末上で提供する方法を示したフローチャートである。
【0136】
グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に提供される連結サービスは、合成イメージまたは合成映像を含んでよい。合成映像または合成イメージは、3D効果または動的効果が付与されたコンテンツであってよい。例えば、合成映像または合成イメージは、動画と同じように表現されるコンテンツであってよい。
このような合成映像は、グループに属するユーザ端末のうち、所定の位置に存在するユーザ端末によって撮影されたイメージまたは映像を合成することによって生成されてよい。以下では、ユーザ端末110が前記所定の位置に存在するか否かによって合成映像または合成イメージを生成する方法を例示して説明する。
【0137】
段階610で、連結サービス提供部282は、ユーザ端末110が合成映像または合成イメージを生成するための所定の位置に存在するか否かを判定してよい。所定の位置とは、前記グループとしての連結がなされる場所で発生する特定のイベントを視覚的に識別するのに適した位置であってよい。例えば、所定の位置は、サッカースタジアムでゴールを視覚的に識別するのに適したスタジアムの座席位置であってよい。段階610の判定には、図4を参照ながら上述したユーザ端末の位置情報が利用されてよい。また、ユーザ端末に含まれた(複数の)センサから取得されたデータとして、ユーザ端末の位置、高さ、および角度のうちの少なくとも1つが追加で考慮されてよい。
【0138】
段階610の判定は、連結サービス提供部282ではなく、ユーザ端末110の構成によって実行されてもよい。
【0139】
ユーザ端末110が所定の位置に存在するものと決定された場合、段階620で、ユーザ端末110は、映像またはイメージを取得してよい。例えば、ユーザ端末110は、前記グループとしての連結がなされる場所において、特定のイベントが発生する場所をカメラ240によって撮影してよい。このような撮影は、ユーザ端末110(すなわち、ユーザ)の要求(ユーザ端末110の操作)にしたがって実行されてもよいし、ユーザ端末110が所定の位置に存在すると判定されて所定のタイミングに該当するときに実行されてもよい。所定のタイミングとは、前記グループとしての連結がなされる場所において特定のイベントが発生する時刻であってよい。
【0140】
段階630で、ユーザ端末110は、取得された映像またはイメージを、合成映像または合成イメージを生成するサーバに送信してよい。また、ユーザ端末110は、合成映像または合成イメージ生成のための専用サーバまたはサーバ130に、取得された映像またはイメージを送信してよい。
【0141】
ユーザ端末110はもちろん、前記専用サーバまたはサーバ130も、所定の位置に存在すると判定されたユーザ端末から受信された映像またはイメージに基づき、合成映像または合成イメージを生成してよい。合成映像または合成イメージの生成には複数のイメージ/映像が利用され、3Dまたは動的効果のある合成イメージ/映像の生成には周知の技術が利用可能であるため、詳しい説明は省略する。
【0142】
段階640で、連結サービス提供部282(または、前記専用サーバ)は、合成映像または合成イメージを、ユーザ端末110はもちろん、グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)にも連結サービスとして提供してよい。すなわち、ユーザ端末110はもちろん、ユーザ端末も、連結サービスとして前記合成映像または合成イメージを含むコンテンツを受信してよい。ユーザ端末110が前記所定の位置に存在しない場合は、ユーザ端末110では上述した撮影段階は実行されず、生成された合成映像または合成イメージが連結サービスとしてユーザ端末110に提供されてよい。
【0143】
上述した段階610〜640により、例えば、スポーツ競技場またはコンサート会場において特定のイベントが発生したときに、該当のイベントと関連するよりリアルなイメージまたは映像をユーザ端末で共有することが可能となる。
【0144】
図12を参照しながら、合成映像または合成イメージを生成する方法、および生成された合成映像または合成イメージがユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に提供される具体的な例をさらに詳しく説明する。
【0145】
以上、図1〜5を参照しながら説明した技術的特徴は、図6にもそのまま適用可能であるため、重複する説明は省略する。
【0146】
図7は、一例であって、当選端末から取得された映像またはイメージと連結サービスをユーザ端末上で提供する方法を示した図である。
【0147】
図7では、図5を参照しながら説明した実施形態の具体的な例について説明する。図に示すように、連結するグループ120に対してユーザ端末110が当選端末として決定されたとする。ユーザ端末110は、当選端末として決定されたユーザ端末のユーザをカメラ240によって撮影してよい。撮影は、当選端末としてユーザ端末110が決定されたときに自動で実行されてもよいし、当選端末として決定されてからユーザ端末110がこれに同意した場合に限って実行されてもよい。ユーザ端末110が当選端末としての決定に同意しない場合には、他のユーザ端末が当選端末として再決定されてよい(すなわち、上述された段階510を実行し直す)。
【0148】
撮影されたイメージ(映像)は、図に示すように、外部ディスプレイ装置700(電光掲示板)に表示されるように、外部ディスプレイ装置700と関連する装置(外部ディスプレイ装置700または外部ディスプレイ装置700を管理するサーバ(図示せず))に送信されてよい。
撮影されたイメージ(映像)は、外部ディスプレイ装置700に出力されてよく、グループ120に属するすべてのユーザ端末110、110−1、110−2、・・・上に連結サービスとして提供されてよい。
【0149】
したがって、図に示すように、スポーツ競技場またはコンサート会場における当選イベントのような実施形態の実現が可能となる。
【0150】
以上、図1〜6を参照しながら説明した技術的特徴は、図7にもそのまま適用可能であるため、重複する説明は省略する。
【0151】
図8は、一例であって、グループとして連結するユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に、同一のテキストおよび/または同一のオーディオを含むコンテンツを連結サービスとして提供する方法を示した図である。
【0152】
連結するグループ120に属するすべてのユーザ端末110、110−1、110−2、・・・には、同一のオーディオが出力されてよい。例えば、図に示すように、歓声(歓声1)が連結サービスとしてユーザ端末110、110−1、110−2、・・・に提供されてよい。
【0153】
ユーザ端末110、110−1、110−2、・・・は、その時刻情報に基づいて互いに同期化されているため、オーディオもユーザ端末110、110−1、110−2、・・・に同期化されて出力されてよい。
【0154】
連結サービス提供部282は、タイミングまたはグループとしての連結がなされた場所の状況に応じ、他のオーディオが同期化されてユーザ端末110、110−1、110−2、・・・に出力されるようにしてよい。すなわち、ユーザ端末110、110−1、110−2、・・・は、タイミングまたはグループとしての連結がなされた場所の状況に応じて異なるオーディオ(異なる歓声)を出力してよい。例えば、スポーツ競技場において、グループ120と関連するチームが有利な状況である場合には歓呼の歓声がユーザ端末110、110−1、110−2、・・・から出力されてよく、グループ120と関連するチームが不利な状況である場合には落胆の歓声がユーザ端末110、110−1、110−2、・・・から出力されてよい。
【0155】
したがって、図に示すように、スポーツ競技場またはコンサート会場におけるよりリアルな応援が可能となる。
【0156】
一方、図に示すような応援メッセージを含んだテキストが、ユーザ端末110、110−1、110−2、・・・に同期化されて出力されてもよい。テキストの出力も、上述したオーディオの出力について説明した内容と同じように適用可能であるため、重複する説明は省略する。
【0157】
また、図には示されていないが、同一のイメージ(カラー)がユーザ端末110、110−1、110−2、・・・に同期化されて出力されてもよい。例えば、グループ120と関連するチーム(またはアーティスト)を象徴するカラーがユーザ端末110、110−1、110−2、・・・に同期化されて出力されてよい。このような同一の画面出力も、上述したオーディオの出力について説明した内容と同じように適用可能であるため、重複する説明は省略する。
【0158】
または、図8に示すものとは異なり、グループとして連結するユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)には、同一のオーディオ/テキストではなく、前記少なくとも一部のユーザ端末らで連携されるオーディオ/テキストを含むコンテンツが提供されてもよい。
【0159】
連携されるオーディオは、多数の端末によって出力されるときに所定の和音を奏でたり、所定のパターンを形成したり、または所定のメロディーを形成したりするオーディオであってよい。連携されるテキストは、同一の主題を示すテキストであってよい。また、連携されるテキストは、同一のテキストであったとしても、互いに異なる表示形態(例えば、異なる書体および/またはカラー)で出力されるテキストであってよい。
【0160】
このような連携されるオーディオ/テキストを含むコンテンツがユーザ端末に出力されることも、上述した技術的内容が同じように適用可能である。
【0161】
以上、図1〜7を参照しながら説明した技術的特徴は、図8にもそのまま適用可能であるため、重複する説明は省略する。
【0162】
図9は、一例であって、グループに属するユーザ端末の位置情報と関連するコンテンツを連結サービスとしてユーザ端末上で提供する方法を示した図である。
【0163】
図9では、位置情報と関連するコンテンツが連結サービスとして提供されるより具体的な例を示している。
【0164】
図に示すように、ユーザ端末110と関連する位置はスポーツ競技場(またはコンサート会場)900の座席であってよく、位置情報は座席位置に対応してよい。
【0165】
グループに属するユーザ端末に提供される連結サービスは、グループに属するユーザ端末の位置情報に対応する画面出力を前記ユーザ端末に提供するように構成されてよい。例えば、連結サービスとして、ユーザ端末の位置情報に該当する座席位置に対応する画面出力が該当のユーザ端末に出力されてよい。
【0166】
このとき、ユーザ端末の画面出力は、前記グループに属するユーザ端末のうちの多数のユーザ端末の画面出力によって形成される意味的オブジェクトの一部を構成してよい。意味的オブジェクトとは、グループを形成するユーザ端末のうちの多数のユーザ端末に提供される連結サービスによって形成されるものであって、多数のユーザ端末に提供される連結サービス全体がいずれかの意味を有するものであってよい。例えば、意味的オブジェクトは、スポーツ競技場またはコンサート会場の観衆によって形成されるカードセクションが示す形状であってよい。
【0167】
図に示した例では、スポーツ競技場の観衆が自身のユーザ端末で「Fighting!Korea」というカードセクションを形成することを示している。この例において、ユーザ端末110の位置情報が座席位置B11に対応すると仮定する。ユーザ端末110の位置情報に対応する画面出力は、図に示すように、アルファベットFの左隅部分であってよい。これにより、カードセクションで表現しようとするアルファベットFのカラーが、ユーザ端末110の表示部230に出力されてよい。
【0168】
連結サービス提供部282は、スポーツ競技場の観衆のユーザ端末のうち、「Fighting!Korea」が形成される位置に存在する多数のユーザ端末を識別し、各ユーザ端末の位置情報に対応する画面出力を識別された多数のユーザ端末に提供することにより、スポーツ競技場内で「Fighting!Korea」のカードセクションが実行されてよい。
【0169】
したがって、スポーツ競技場の観衆は、カードセクションを実行するために特別な教育を受けたり、特殊な装備を備えたりする必要なく、スマートフォンのようなユーザ端末を利用するだけで簡単にカードセクションを実行することが可能となる。
【0170】
このようなカードセクションに利用されるメッセージ(Fighting!Korea)は、連結サービス提供部282によって予め定められてよい。また、カードセクションに利用されるメッセージは、他の外部の装置によって決定されてもよいし、グループに属するユーザ端末のうちの当選端末によって決定されてもよい。
【0171】
カードセクションも、上述したような所定のタイミングにグループに属するユーザ端末に提供されてよく、これについての重複する説明は省略する。
【0172】
図7を参照しながら上述した、連携されるオーディオ/テキストを含むコンテンツのユーザ端末への出力も、図9を参照しながら説明した技術的内容が同じように適用可能であるため、重複する説明は省略する。
【0173】
以上、図1〜8を参照しながら説明した技術的特徴は、図9にもそのまま適用可能であるため、重複する説明は省略する。
【0174】
図10は、一例であって、ユーザ端末と人的関係を形成しているユーザの情報を含むコンテンツを連結サービスとしてユーザ端末上で提供する方法を示した図である。
【0175】
図10では、ユーザ端末110をユーザ端末と人的関係を形成しているユーザの情報を含むコンテンツが連結サービスとして提供される方法を示している。
【0176】
サーバ130の連結サービス提供部282(または、ユーザ端末110の連結サービス提供部226)は、グループに属するユーザ端末のうちでユーザ端末110のユーザと人的関係を形成しているユーザのユーザ端末が含まれているか否かを判定してよい。
【0177】
人的関係とは、ソーシャルネットワークサービス(SNS)におけるユーザと他のユーザとの友だち関係(または知り合い)を意味してよい。また、ユーザ端末に登録された他のユーザとの関係、ユーザ端末にインストールされたメッセンジャープログラムまたはゲームプログラムで他のユーザと形成された友だち関係を意味してよい。
【0178】
グループとして連結するユーザ端末のうちにユーザ端末110と人的関係を形成しているユーザのユーザ端末が含まれていると判定されると、連結サービス提供部282は、前記人的関係を形成しているユーザの情報を含むコンテンツを含む連結サービスをユーザ端末110に提供してよい。
【0179】
人的関係を形成しているユーザの情報は、図に示すように、リストまたはテーブル形態で提供されてよい。人的関係を形成しているユーザの情報には、グループに属すると判断されたユーザの名前またはID、該当のユーザの位置が含まれてよい。ユーザの位置は、グループとしての連結が行われる場所内のユーザの位置を示してよく、例えば、ユーザが位置する座席位置を示してよい。
【0180】
図に示すものとは異なり、人的関係を形成しているユーザの位置は、イメージとして提供されてもよい。例えば、スポーツ競技場またはコンサート会場のイメージがユーザ端末110に提供され、該当のコンサート会場のどの位置またはどの座席に人的関係を形成しているユーザが位置しているかが表示されて提供されてよい。
【0181】
実施形態によると、スポーツ競技場またはコンサート会場のような混雑した環境において、ユーザと人的関係のある他のユーザを簡単に見つけ出すことが可能となる。また、グループに属するユーザ(ユーザ端末)のうち、ユーザによって未確認の、人的関係のある他のユーザが存在する場合には、このような他のユーザを簡単に見つけ出すことが可能となる。
【0182】
人的関係を形成しているユーザの位置情報を取得することができない場合(例えば、該当のユーザが自身のユーザ端末を利用して座席の位置情報を取得していない場合)には、位置情報は、人的関係を形成しているユーザの情報に含まれないこともある。
【0183】
以上、図1〜9を参照しながら説明した技術的特徴は、図10にもそのまま適用可能であるため、重複する説明は省略する。
【0184】
図11は、一例であって、複数のユーザ端末の連結を開始するためのトリガー信号および/またはユーザ端末と関連する位置の位置情報を取得する方法を示した図である。
【0185】
図11では、上述したトリガー信号および/または位置情報を取得する一例を示している。図に示すように、ユーザ端末110は、スポーツ競技場またはコンサート会場の座席に存在するコード(例えば、バーコード、QRコード、または座席番号)をカメラによって識別したり、ユーザから入力を受けたりすることにより、トリガー信号および/または位置情報を取得してよい。
【0186】
また、ユーザ端末110は、スポーツ競技場またはコンサート会場の座席や、他の位置に存在するスピーカから出力される非可聴周波数領域の音波信号を受信することにより、トリガー信号および/または位置情報を取得してよい。
【0187】
以上、図1〜10を参照しながら説明した技術的特徴は、図11にもそのまま適用可能であるため、重複する説明は省略する。
【0188】
図12は、一例であって、合成映像および/またはイメージを含むコンテンツを連結サービスとしてユーザ端末上で提供する方法を示したフローチャートである。
【0189】
図12では、図6を参照しながら説明した合成映像または合成イメージを生成する具体的な例を示している。
【0190】
図に示すように、連結サービス提供部282は、グループ120に属するユーザ端末のうち、サッカースタジアムのゴールポストを視覚的に識別するために適した位置に存在するユーザ端末を識別してよい。例えば、ゴールポストの左右と後方に位置するユーザのユーザ端末が適した位置に存在するものと決定されてよく、これらのユーザ端末によって撮影されたイメージまたは映像が合成映像または合成イメージを生成するために利用されてよい。
【0191】
例えば、連結サービス提供部282(または合成映像または合成イメージを生成するサーバ)は、前記適した位置に存在するものと決定されたユーザ端末によって撮影された映像またはイメージのうち、ゴールが決まった時刻の前後の所定の時間以内に撮影された映像またはイメージを取得してよく、これらを組み合わせることで合成映像または合成イメージを生成してよい。
【0192】
連結サービス提供部282(または、前記専用サーバ)は、生成された合成映像または合成イメージを、グループ120に属するユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に連結サービスとして提供してよい。
【0193】
以上、図1〜11を参照しながら説明した技術的特徴は、図12にもそのまま適用可能であるため、重複する説明は省略する。
【0194】
図13は、一例であって、ユーザ端末からの空間および時間情報に基づき、連結サービス提供サーバからユーザ端末に連結サービスが提供される方法を示した図である。
【0195】
図13では、ユーザ端末110から取得されるユーザ端末110と関連する空間情報および時間情報がサーバ130に送信されることにより、サーバ130がユーザ端末110に出力されるコンテンツに関する情報と該当のコンテンツを出力する出力時刻と関連する情報を決定し、決定された情報をユーザ端末110に送信する方法について具体的に説明している。
【0196】
ユーザ端末110で取得される空間情報は、上述したユーザ端末110と関連する位置情報に対応してよい。また、ユーザ端末110で取得される時間情報は、上述したユーザ端末110と関連する時刻情報に対応してよい。
【0197】
例えば、ユーザ端末110は、GPSおよび/またはユーザ端末110に含まれたセンサによって取得されたユーザ端末110の緯度、経度、および高さのような地理的情報、および/またはスタジアムまたはコンサート会場の座席情報を空間情報(位置情報)として取得してよい。ユーザ端末110は、取得された位置情報をサーバ130に送信してよい。
【0198】
ユーザ端末110で取得される時間情報は、ユーザ端末110と関連する時刻情報であって、ユーザ端末110で出力されるローカル時刻とGPS時刻に関する情報を含んでよい。例えば、時刻情報は、ローカル時刻とGPS時刻の差を示してよい。ユーザ端末110は、取得された時刻情報をサーバ130に送信してよい。
【0199】
サーバ130は、例えば、グループ連結がなされる場所に関する情報をデータベース(例えば、図に示したレイアウトDB1340)から取得してよい。場所に関する情報は、該当の場所(スタジアムまたはコンサート会場)と関連するイメージとして、座席情報を含むイメージであってよい。レイアウトDB1340は、サーバ130の内部構成であってもよいし、サーバ外部に存在する個別の装置であってもよい。
【0200】
サーバ130のドロー画面マッパー1310は、ユーザ端末110から取得された位置情報に基づき、ユーザ端末110を前記場所と関連するイメージのユーザ端末110の位置情報に対応する位置にマッピングしてよい。例えば、ドロー画面マッパー1310は、ユーザ端末110の位置情報が示す座席に対応するイメージの位置にユーザ端末110をマッピングしてよい。前記マッピングは、ユーザ端末110の位置情報が示す座席に対応するイメージのピクセルに対するマッピングであってよい。
【0201】
コンテンツマッパー1320は、ユーザ端末110から取得された位置情報および時刻情報(すなわち、空間情報および時間情報)に基づき、ユーザ端末110に提供する連結サービスとしてのコンテンツに関する情報を決定してよい。コンテンツに関する情報は、図に示したPlay out情報であって、ユーザ端末110から出力されるオーディオに関する情報、および/またはグラフィックに関する情報を含んでよい。また、Play out情報は、コンテンツのユーザ端末110へのコンテンツの出力時刻と関連する情報を含んでよい。出力時刻と関連する情報は、ユーザ端末110にコンテンツが出力される出力時刻およびオフセット時間情報を含んでよい。サーバ130は、決定されたPlay out情報をユーザ端末110に送信してよい。
【0202】
レイアウトUI1330は、サーバの構成1310〜1340によって実行される機能において利用されるインタフェース(またはユーザインタフェース)を提供してよい。上述したサーバの構成1310〜1340は、連結サービス提供部282の構成であってよい。
【0203】
ユーザ端末110は、サーバ130からPlay out情報を受信してよく、受信されたPlay out情報に基づいて連結サービスに該当するコンテンツを出力してよい。
【0204】
図14を参照しながら、ユーザ端末110からの空間および時間情報に基づき、ユーザ端末110から出力されるコンテンツが決定されて出力される方法をさらに詳しく説明する。
【0205】
以上、図1〜12を参照しながら説明した技術的特徴は、図13にもそのまま適用可能であるため、重複する説明は省略する。
【0206】
図14は、一例であって、ユーザ端末からの空間および時間情報に基づき、連結サービス提供サーバからユーザ端末に連結サービスが提供される方法を示したフローチャートである。
【0207】
段階1405〜1490により、図13を参照しながら説明したユーザ端末110に連結サービスが提供される方法についてより詳しく説明する。
【0208】
段階1405で、ユーザ端末110は、ユーザ端末110と関連する時刻情報および位置情報を取得してよい。ユーザ端末110と関連する時刻情報は、該当の時刻情報の取得時のユーザ端末110のローカル時刻およびGPS時刻に関する情報を含んでよい。ローカル時刻とは、ユーザ端末110に出力される時刻であってよい。GPS時刻とは、ユーザ端末110に含まれたGPSモジュールによって取得される(または外部から取得される)時刻であってよい。一例として、ユーザ端末110と関連する時刻情報は、ローカル時刻とGPS時刻の差を示してよい。
【0209】
段階1420で、ユーザ端末110は、取得された時刻情報および位置情報を、連結サービスを提供するサーバ130に送信してよい。一方、サーバ130は、グループに属するユーザ端末それぞれから、各端末と関連する時刻情報および位置情報を受信してよい。
【0210】
サーバ130は、グループ連結がなされる場所と関連するイメージ(ドローイメージ)をレイアウトDB1340から取得してよい(段階1410)。サーバ130は、該当の場所の座席情報をレイアウトDB1340から取得してもよいし、取得されたイメージから抽出してもよい。
【0211】
段階1430で、サーバ130は、取得あるいは抽出されたドローイメージにユーザ端末110から受信された位置情報をマッピングしてよい。すなわち、サーバ130は、ドローイメージのユーザ端末110の位置情報に対応する位置にユーザ端末110をマッピングしてよい。図に示されてはいないが、サーバ130は、ユーザ端末110(または追加でグループに属する他のユーザ端末)がマッピングされたドローイメージを、ユーザ端末110(またはグループに属する少なくとも一部のユーザ端末のうちの各ユーザ端末)に提供してよい。これにより、ユーザ端末110のユーザは、自身の位置(例えば、座席位置)またはグループに属する他のユーザの位置を把握することが可能となる。
【0212】
段階1440で、サーバ130は、受信された位置情報および時刻情報に基づき、グループに属するユーザ端末で出力される所定のコンテンツに関する情報および所定のコンテンツが出力される出力時刻と関連する情報を決定してよい。
【0213】
サーバ130は、グループに属する(少なくとも一部のユーザ端末のうちの)各ユーザ端末から受信された位置情報に基づき、該当の各ユーザ端末で出力されるコンテンツに関する情報を決定してよく、前記各ユーザ端末から受信された時刻情報に基づき、各ユーザ端末と関連するオフセット時間情報を決定してよい。また、サーバ130は、受信された位置情報および/または時刻情報や、各ユーザ端末で出力されるコンテンツの内容に基づき、該当のコンテンツが各ユーザ端末から出力される出力時刻を決定してよい。
【0214】
例えば、サーバ130は、ユーザ端末110の位置情報に基づき、ユーザ端末110に出力されるカードセクションの部分(グラフィック)を決定してよい。また、サーバ130は、ユーザ端末110の位置情報(例えば、どのチームの応援席にユーザ端末110が位置するか)に基づき、ユーザ端末110に出力される応援メッセージおよびオーディオを決定してよい。
【0215】
出力時刻と関連する情報は、所定のコンテンツの出力を期待する出力時刻およびオフセット時間情報を含んでよい。グループに属する各ユーザ端末と関連するオフセット時間情報は、ユーザ端末と関連する時刻情報に基づいて計算されてよく、例えば、ユーザ端末の時刻情報が示すローカル時刻とGPS時刻の差であってよい。
【0216】
または、出力時刻と関連する情報は、所定のコンテンツの出力を期待する出力時刻を含んでよい。この場合、オフセット時間情報は、ユーザ端末110によって計算されて決定されてよい。
【0217】
段階1450で、サーバ130は、決定された所定のコンテンツに関する情報および出力時刻と関連する情報を、グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に送信してよい。したがって、ユーザ端末110は、サーバから所定のコンテンツに関する情報およびコンテンツの出力時刻と関連する情報を受信することが可能となる。
【0218】
ユーザ端末110は、受信された出力時刻と関連する情報に基づいて決定された時刻に所定のコンテンツを出力してよい。段階1460〜1490を参照しながら、ユーザ端末110が所定のコンテンツを出力する方法についてより詳しく説明する。
【0219】
段階1460で、ユーザ端末110は、受信された所定のコンテンツに関する情報に基づき、所定のコンテンツがユーザ端末110に存在するか否かを判定してよい。すなわち、ユーザ端末110は、ユーザ端末110から所定のコンテンツを検索して所定のコンテンツを出力してよい(段階1490)。例えば、ユーザ端末110は、所定のコンテンツがユーザ端末110のローカルコンテンツリストに存在するか否かを検索してよい。
【0220】
段階1470で、ユーザ端末110は、所定のコンテンツがユーザ端末110に存在しない場合には、サーバ130に所定のコンテンツを要求してよい。ユーザ端末110は、要求した所定のコンテンツをサーバ130から受信してよく、受信された所定のコンテンツを出力してよい(段階(1490))。
【0221】
また、ユーザ端末110は、ユーザ端末110に所定のコンテンツが存在しなかったとしても、該当の所定のコンテンツがユーザ端末110で自主的に生成できるものであれば、所定のコンテンツを生成して出力してよい。ユーザ端末110が自主的に生成することのできるコンテンツは、例えば、テキスト、単一カラーのグラフィック、所定のパターンのグラフィック、または簡単なオーディオ(ブザー音など)であってよい。
【0222】
一方、ユーザ端末110は、ユーザ端末のローカル時刻、受信された出力時刻と関連する情報に含まれた期待する出力時刻、およびオフセット時間情報に基づいて期待するコンテンツを出力する時刻を決定してよく、決定された時刻に所定のコンテンツを出力してよい。前記決定された時刻は、補正された出力時刻に対応してよい。
【0223】
段階1480〜1490を参照しながらより詳しく説明すると、段階1480で、ユーザ端末110は、補正された出力時刻(補正Play out時刻)がユーザ端末110のローカル時刻を経過したか否かを判定してよい。例えば、ユーザ端末110は、受信された出力時刻と関連する情報に含まれた期待する出力時刻およびオフセット時間情報の合計が、ユーザ端末110のローカル時刻よりも小さいかを判定してよい。
【0224】
ユーザ端末110は、補正された出力時刻(補正Play out時刻)がユーザ端末110のローカル時刻を経過していなければ、補正された出力時刻に該当するユーザ端末110のローカル時刻に所定のコンテンツを出力してよい(段階1490)。例えば、ユーザ端末110は、前記期待する出力時刻とオフセット時間情報を合わせた時刻に該当するユーザ端末110のローカル時刻に、所定のコンテンツを出力してよい。
【0225】
また、ユーザ端末110は、補正された出力時刻(補正Play out時刻)がユーザ端末110のローカル時刻を経過していれば、コンテンツの出力時刻を調節してよい(段階1485)。言い換えれば、ユーザ端末110は、補正された出力時刻(補正Play out時刻)がユーザ端末110のローカル時刻を経過していれば、前記経過時間だけ期待するコンテンツをシフトしてよく(段階1485)、ユーザ端末110は、シフトされた期待するコンテンツを出力してよい(段階1490)。例えば、ユーザ端末110のローカル時刻が前記期待する出力時刻と前記オフセット時間情報を合わせた時刻を経過した場合であれば、前記経過時間だけ期待するコンテンツをシフトしてよく、ユーザ端末110は、シフトされた期待するコンテンツを出力してよい。
【0226】
オフセット時間情報は、ローカル時刻がGPS時刻よりも早いか遅いかによって正数あるいは負数の値を有してよい。例えば、時刻情報を取得する当時のユーザ端末110のローカル時刻が12時0分0秒であり、GPS時刻が12時0分3秒であると仮定するとき、サーバ130で決定されるオフセット時間情報は、−3秒を示してよい。
【0227】
このとき、サーバ130で決定される所定のコンテンツをユーザ端末110で出力するのに期待される出力時刻が12時5分0秒である場合に、段階1480の実行時のユーザ端末110のローカル時刻が12時4分57秒(12時5分0秒+(−3秒))を経過していなければ、ユーザ端末110は、ローカル時刻が12時4分57秒になったときに所定のコンテンツを出力してよい。段階1480の実行時のユーザ端末110のローカル時刻が12時4分57秒(12時5分0秒−3秒)を経過し、ユーザ端末110のローカル時刻が12時5分0秒であれば、ユーザ端末110は所定のコンテンツを3秒だけシフトして出力してよい。例えば、所定のコンテンツがオーディオコンテンツである場合、ユーザ端末110は、3秒後の部分からオーディオコンテンツを再生してよい(ビデオまたはグラフィックの場合も、同じような方式で出力されてよい)。
【0228】
段階1480〜1490により、グループに属するユーザ端末を互いに同期化させなくても、ユーザ端末で出力されるコンテンツを実質的に同期化することが可能となる。
【0229】
サーバ130で決定される期待される出力時刻は、GPS時刻を基準としてよい。変形例としては、サーバ130で決定される期待される出力時刻は、サーバのローカル時刻を基準にすることも可能である。他の変形例として、オフセット時間情報は、音響の伝播速度などを考慮した上で決定されてもよい。
【0230】
上述した段階1460〜1490は、図3aを参照しながら説明した段階340に含まれてよい。
【0231】
以上、図1〜13を参照しながら説明した技術的特徴は、図12にもそのまま適用可能であるため、重複する説明は省略する。
【0232】
上述した実施形態では、グループに属するユーザ端末に提供される連結サービスが連結サービス提供サーバによって提供されると説明しているが、実施形態がこれに限定されることはない。
【0233】
例えば、連結サービスが、単純にユーザ端末にオーディオを出力したり、単純にユーザ端末の画面出力を制御したりする場合のように、連結サービスによって提供されるコンテンツが単純である場合、連結サービスは、トリガー信号に基づいて最初のユーザ端末に伝達された後、連結要求信号に基づいてグループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に提供されてもよい。また、トリガー信号を受信したユーザ端末によって生成された連結要求信号による連鎖的なユーザ端末の連結により、グループに属するユーザ端末のうちの少なくとも一部(またはそれぞれ)に連結サービスが提供されてもよい。すなわち、連結要求信号を送受信するための非可聴周波数領域が、連結サービスが含むコンテンツの送受信のために利用されてもよい。
【0234】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が利用されるとして説明される場合もあるが、当業者は、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0235】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、仮想装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0236】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。ここで、媒体は、コンピュータ実行可能なプログラムを継続して記録するものであっても、実行またはダウンロードのために一時記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体に限定されることはなく、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例は、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD−ROMおよびDVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令が記録されるように構成されたものであってよい。また、媒体の他の例として、アプリケーションを配布するアプリケーションストアやその他の多様なソフトウェアを供給または配布するサイト、サーバなどで管理する記録媒体または格納媒体が挙げられる。
【0237】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0238】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。
図1
図2
図3a
図3b
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14