【氏名又は名称原語表記】FOSHAN SHUNDE MIDEA ELECTRICAL HEATING APPLIANCES MANUFACTURING CO., LTD.
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記食材の重量、前記食材の種類及び前記調理機能に基づいて前記食材が炊けた後の第二カロリーを予め計算して、且つ、前記第二カロリーを表示させるステップを実行した後に、前記制御方法はさらに、
前記食材が炊けた後の第二カロリーが所定の閾値より大きいか否かを判断し、
そうである場合、食材の重量を改めて調整するように提示して、
そうでない場合、食材のカロリーが要求と一致すると提示することを含む
ことを特徴とする請求項3に記載の調理器具の制御方法。
食材のカロリーが要求と一致すると提示した後に、前記制御方法はさらに、前記食材の第二カロリーを記録して、且つ前記第二カロリーをスマート端末に送信するステップを含む
ことを特徴とする請求項5に記載の調理器具の制御方法。
前記食材の重量、前記食材の種類及び前記調理機能に基づいて前記食材が炊けた後の第二カロリーを予め計算して、且つ、前記第二カロリーを表示させるステップを実行した後に、前記制御方法はさらに、
前記重量計量装置により、取り出された炊けた後の食材の重量を取得するステップと、
前記取り出された炊けた後の食材の重量と前記取り出された炊けた後の食材の種類に基づいて前記取り出された炊けた後の食材の第三カロリーを確定するステップを含む
ことを特徴とする請求項3に記載の調理器具の制御方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の主な目的は、食材のカロリーを測定して、自身の必要に応じて食材の使用量を調整するように使用者を指導できる調理器具の制御方法を提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の目的を実現するために、本発明では、調理器具の制御方法を提案する。前記調理器具は重量計量装置及び食材と水を入れるための容器を含み、前記制御方法は、前記重量計量装置により、食材が入れられた前記容器の現在の実際の重量を取得するステップと、前記重量計量装置により取得された食材が入れられた前記容器の現在の実際の重量と前記容器の初期重量に基づいて、前記容器内の食材の重量を計算して、且つ、前記食材の重量を表示させるステップと、前記食材の重量と前記食材の種類に基づいて前記食材の第一カロリーを確定して、且つ、前記食材の第一カロリーを表示させるステップとを含む。
【0005】
好ましくは、前記食材の重量と前記食材の種類に基づいて前記食材の第一カロリーを取得する前記ステップは、前記食材の種類に基づいて、既定のテーブルを調べて、前記食材の単位重量に対応するカロリー値を取得することと、且つ、前記食材の重量と前記食材の単位重量に対応するカロリー値に基づいて前記食材の第一カロリーを計算することを含む。
【0006】
好ましくは、前記重量計量装置により取得された食材が入れられた前記容器の現在の実際の重量と前記容器の初期重量に基づいて前記容器内の食材の重量を計算して、且つ、前記食材の重量を表示させるステップを実行した後に、前記制御方法はさらに、使用者が設定した調理機能を取得するステップと、前記容器内の食材の重量、前記調理機能及び前記食材の種類に基づいて目標加水量を取得するステップと、前記重量計量装置により、食材と水が入れられた前記容器の現在の実際の重量を取得するステップと、前記重量計量装置により取得された食材と水が入れられた容器の現在の実際の重量及び前記目標加水量に基づいて使用者の加水過程に対して注意を提示するステップ
と、前記食材の重量、前記食材の種類及び前記調理機能に基づいて前記食材が炊けた後の第二カロリーを予め計算して、且つ、前記第二カロリーを表示させるステップと、を含
み、前記食材の重量、前記調理機能及び前記食材の種類に基づいて目標加水量を取得する前記ステップは、前記調理機能に基づいて所定のテーブルを調べて、食材の単位重量と水の重量との第一割合値を取得することと、前記食材の種類に基づいて所定のテーブルを調べて、食材の単位重量と水の重量との第二割合値を取得することと、前記食材の重量及び前記第一割合値と前記第二割合値に基づいて前記目標加水量を計算することを含み、前記重量計量装置により取得された食材と水が入れられた容器の現在の実際の重量及び前記目標加水量に基づいて使用者の加水過程に対して注意を提示する前記ステップは、前記食材と水が入れられた容器の現在の実際の重量と、前記容器の初期重量、前記食材の重量及び前記目標加水量の重量の和との差の値が所定の範囲内にあるか否かを判断し、そうである場合、加水量が適切であると提示して、そうでない場合、引き続き加水量を調整するように提示することを含む。
【0010】
好ましくは、前記食材の重量、前記食材の種類及び前記調理機能に基づいて前記食材が炊けた後の第二カロリーを予め計算して、且つ、前記第二カロリーを表示させる前記ステップは、前記食材の種類と前記調理機能に基づいて所定のテーブルを調べて、前記食材が炊けた後の単位重量に対応するカロリー値を取得することと、前記食材の重量、前記目標加水量及び前記食材が炊けた後の単位重量に対応するカロリー値に基づいて前記食材が炊けた後の第二カロリーを算出することを含む。
【0011】
好ましくは、前記食材の重量、前記食材の種類及び前記調理機能に基づいて前記食材が炊けた後の第二カロリーを予め計算して、且つ、前記第二カロリーを表示させるステップを実行した後に、前記制御方法はさらに、前記食材が炊けた後の第二カロリーが所定の閾値より大きいか否かを判断し、そうである場合、食材の重量を改めて調整するように提示して、そうでない場合、食材のカロリーが要求と一致すると提示するステップを含む。
【0012】
好ましくは、食材のカロリーが要求と一致すると提示した後に、前記制御方法はさらに、前記食材の第二カロリーを記録して、且つ前記第二カロリーをスマート端末に送信するステップを含む。
【0013】
好ましくは、前記食材の重量、前記食材の種類及び前記調理機能に基づいて前記食材が炊けた後の第二カロリーを予め計算して、且つ、前記第二カロリーを表示させるステップを実行した後に、前記制御方法はさらに、前記重量計量装置により、取り出された炊けた後の食材の重量を取得するステップと、前記取り出された炊けた後の食材の重量と前記取り出された炊けた後の食材の種類に基づいて前記取り出された炊けた後の食材の第三カロリーを確定するステップを含む。
【0014】
本発明では、さらに調理器具の制御方法を提案する。前記調理器具は重量計量装置及び食材と水を入れるための容器を含み、前記制御方法は、前記重量計量装置により、食材が入れられた前記容器の現在の実際の重量を取得するステップと、前記重量計量装置により取得された食材が入れられた前記容器の現在の実際の重量と前記容器の初期重量に基づいて、前記容器内の食材の重量を計算して、且つ、前記食材の重量を表示させるステップと、使用者が設定した調理機能を取得するステップと、前記容器内の食材の重量、前記調理機能及び前記食材の種類に基づいて目標加水量を取得するステップと、前記重量計量装置により、食材と水が入れられた前記容器の現在の実際の重量を取得するステップと、前記重量計量装置により取得された食材と水が入れられた容器の現在の実際の重量及び前記目標加水量に基づいて使用者の加水過程に対して注意を提示するステップと、前記食材の重量、前記食材の種類及び前記調理機能に基づいて前記食材が炊けた後の第二カロリーを予め計算して、且つ、前記第二カロリーを表示させるステップと、前記食材が炊けた後の第二カロリーが所定の閾値より大きいか否かを判断し、そうである場合、食材の重量を改めて調整するように提示して、そうでない場合、食材のカロリーが要求と一致すると提示するステップを含む。
【0015】
本発明はさらに調理器具を提案する。前記調理器具は、食材と水を入れる容器と、食材及び/又は水が入れられた前記容器の現在の実際の重量を計量するための重量計量装置と、前記食材の種類を選択するためのボタン選択ユニットと表示ユニットを含む制御パネルと、及び、前記重量計量装置により取得された食材が入れられた前記容器の現在の実際の重量と前記容器の初期重量に基づいて前記容器内の食材の重量を計算して、前記食材の重量と前記食材の種類に基づいて前記食材のカロリーを確定して、且つ、前記食材のカロリーを表示させるための信号プロセッサーを含む。
【0023】
好ましくは、前記炊具本体にはさらに外殻ハウジング組立体と蓋組立体が設置されており、前記外殻ハウジング組立体は前記ベース組立体と前記蓋組立体を接続しており、前記収集ユニットは前記ベース組立体上に設置され、前記表示ユニットは前記外殻ハウジング組立体或いは前記蓋組立体上に設置されている。
【0024】
本発明の実施例では調理器具の制御方法を提案する。当該調理器具の制御方法によれば、調理器具に入れられた食材に対してカロリーを計算でき、使用者に食材のカロリーを知るように補助でき、さらには、自身の必要の応じて食材の使用量を調整するように使用者を指導できる。具体的に、当該調理器具の制御方法は以下のステップを含む。先ず、前記重量計量装置により食材が入れられた前記容器の現在の実際の重量を取得し、そして、前記重量計量装置により取得された食材が入れられた前記容器の現在の実際の重量と前記容器の初期重量に基づいて前記容器内の食材の重量を計算して、且つ、前記食材の重量を表示させ、最後に、前記食材の重量及び前記食材の種類に基づいて前記食材の第一カロリーを確定して、且つ、前記食材の第一カロリーを表示させる。本発明が提案する調理器具の制御方法によれば、容器に食材を入れてから食材のカロリーを算出でき、即ち、生の食材を通して炊けた後の食材のカロリー値を予め算出できるので、当該調理器具の制御方法は使用者が自身の必要に応じて食材の使用量を調整して、食材が炊けた後のカロリーが使用者の予想と一致できるように保証できる。これにより合理的な量のエネルギーを摂取するように使用者を補助して、使用者の健康的な食事を維持できる。
【発明を実施するための形態】
【0026】
添付図面を参照して、実施例と組み合わせて本発明の目的の実現、機能特徴及び長所をさらに説明する。
以下では、本発明の実施例を詳しく説明する。前記実施例の例示は図面に示されており、始めから終わりまで、同一或いは類似の符号は同一或いは類似の素子、又は同一或いは類似の機能を有する素子を示す。以下での図面を参考して説明される実施例は例示的で、本発明を説明するためのものであり、本発明への制限として理解すべきではない。
【0027】
以下では、図面を参照し、本発明の実施例により提案される調理器具の制御方法及び当該制御方法を用いる調理器具を説明する。
【0028】
先ず、本発明の実施例の調理器具の制御方法を説明する。調理器具は重量計量装置及び食材と水を入れるための容器を含む。例えば、調理器具は電気炊飯器、電気圧力鍋等でもよいが、それらに限定されない。
【0029】
図1は本発明の一実施例の調理器具の制御方法の流れ図である。
図1に示すように、当該制御方法は以下のステップを含む。
S1、前記重量計量装置により、食材が入れられた前記容器の現在の実際の重量を取得する。
【0030】
調理器具の出荷時に、入れるための容器の初期の重量を設定することは、説明しておく必要がある。電気炊飯器を例に取ると、容器の初期重量は空いている内鍋の重量と見なせる。使用者が内鍋内に食材、例えば米を入れたら、米の重量を計量する機能を起動して、重量計量装置を通して、所定時間おきに、例えば10ミリセカンドという時間間隔で、容器の現在の実際の重量、即ち、内鍋の初期重量と入れられた米との総重量を計量する。所定の時間間隔については、異なる要求によって順応的調整を行うことが可能である。
【0031】
S2、前記重量計量装置により取得された食材が入れられた前記容器の現在の実際の重量と前記容器の初期重量に基づいて、前記容器内の食材の重量を計算して、且つ、前記食材の重量を表示させる。
【0032】
具体的に、容器内に入られた食材の重量は容器の現在の実際の重量と容器の初期重量の差の値であり、容器内の食材の重量を確定してから、さらに食材の重量を表示させることが可能で、これにより、使用者が食材を加える過程において食材の重量を確かめやすくできる。
【0033】
S3、前記食材の重量と前記食材の種類に基づいて前記食材の第一カロリーを確定して、且つ、前記食材の第一カロリーを表示させる。
【0034】
具体的に、前記の前記食材の重量と前記食材の種類に基づいて前記食材の第一カロリーを取得するステップは、前記食材の種類に基づいて、所定のテーブルを調べて、前記食材の単位重量に対応するカロリー値を取得することと、前記食材の重量と前記食材の単位重量に対応するカロリー値に基づいて前記食材の第一カロリーを計算することを含む。
【0035】
これから、米を例として上記のステップを詳しく説明する。使用者が容器内に生米を入れたら、生米の種類(例えば黒米)に基づいて、所定のテーブルを調べて、単位重量の黒米に対応するカロリー値を取得し、そして黒米の重量と単位重量の黒米に対応するカロリー値に基づいて黒米の第一カロリーを算出する。
【0036】
本実施例では、第一カロリーは炊けていない黒米の重量により計算されているが、生の黒米と炊けた黒米のカロリーは完全に同じではないので、他の実施例では、第一カロリーは炊けたご飯に基づいて計算することも可能であることは、説明しておく必要がある。具体的に、異なる調理機能、例えば炊飯機能において、入れた黒米の量と炊けたご飯の量は対応しているので、複数回にわたって炊けたご飯のカロリー値を測定してから、生米と炊けたご飯の対応する割合を通して、炊けていない黒米のカロリーを確定できる。炊けたご飯を通して算出される生米のカロリー値は生米のカロリーと比べてより正確である。
【0037】
本発明が提案する調理器具の制御方法によれば、容器に食材を入れてからすぐに食材のカロリーを算出でき、即ち、生の食材を通して炊けた後の食材のカロリー値を予め算出できるので、当該調理器具の制御方法は使用者が自身の需要により食材の使用量を調整して、食材が炊けた後のカロリーが使用者の予想と一致できるように保証できる。これにより合理的な量のカロリーを摂取するように使用者を補助して、使用者の健康的な食事を維持できる。
【0038】
さらに、
図2を参照し、使用者による加水量をより正確にするために、前記重量計量装置により取得された食材が入れられた前記容器の現在の実際の重量と前記容器の初期重量に基づいて前記容器内の食材の重量を計算するステップを実行した後に、前記制御方法はさらに以下のステップを含む。
【0039】
S4、使用者が設定した調理機能を取得する。
【0040】
調理機能は炊飯、お粥、薄粥等の機能を含むが、調理機能により、入れる水の割合も異なるので、加水量を制御する第一歩は使用者により設定された調理機能を取得することになる。
【0041】
S5、前記容器内の食材の重量、前記調理機能と前記食材の種類に基づいて目標加水量を取得する。
【0042】
具体的に、先ず、前記調理機能に基づいて所定のテーブルを調べて単位食材の重量と水の重量の第一割合値を取得する。異なる調理機能の加水の割合も異なる。簡単に言えば、炊飯の第一割合値はお粥の第一割合値より大きい。即ち、同じ重量のお米に対して、炊飯用の水はお粥用の水より少ない。そして、前記食材の種類に基づいて所定のテーブルを調べて単位食材の重量と水の重量の第二割合値を取得する。異なる食材の調理性質も異なる。簡単に言えば、もち米は煮る時間が長く、水の消費量が多い。それに対して、白米は炊きやすく、水の消費量が少ない。即ち、同じ重量の米では、白米に必要な水はもち米に必要な水より少ない。白米の第二割合値はもち米の第二割合値より大きい。最後に、前記食材の重量及び前記第一割合値と第二割合値に基づいて前記目標加水量を計算する。白米の炊飯を例に取ると、白米の重量は既知であり、炊飯機能により第一割合値を確定でき、白米の種類により第二割合値を確定でき、さらには白米の炊飯に必要の水使用量を最終的に確定できる。
【0043】
S6、前記重量計量装置により食材と水が入れられた前記容器の現在の実際の重量を取得し、前記重量計量装置により取得された食材と水が入れられた容器の現在の実際の重量及び前記目標加水量に基づいて使用者の加水過程に対して注意を提示する。
【0044】
具体的に、前記食材と水が入れられた容器の現在の実際の重量と前記容器の初期重量、前記食材の重量及び前記目標加水量の重量の和との差の値が所定の範囲内にあるか否かを判断する。つまり、実際の加水量が目標加水量に比較的近いか否か、言い換えれば、実際の加水量と目標加水量との差の値が或る一つの所定閾値より小さいか否かを判断する。そうである場合、加水量が適切であると注意して、そうでない場合、引き続き加水量を調整するように提示する。
【0045】
ここで、本実施例では、単純に実際の加水量が目標加水量に等しいか否かを比較するのではなく、実際の加水量が目標加水量に近いか否かを判断することは、説明しておく必要がある。したがって、実際の加水量が目標加水量より小さくても大きくても、実際の加水量が目標加水量に近ければ、加水量が適切であると提示でき、これにより、使用者の加水量への制御を便利にできる。
【0046】
さらに、
図3を参照し、本願の第二実施例において、同等の重量の食材が異なる調理機能を経てから異なるカロリーを持つようになることを考慮して、本実施例では、炊けた食材を持って食材のカロリーを計算する。具体的に、同等の重量の米の炊飯後のカロリーは同等重量の米のお粥のカロリーとは異なる。食材のカロリー計算の正確性を向上させるために、前記重量計量装置により取得された食材と水が入れられた容器の現在の実際の重量及び前記目標加水量に基づいて使用者の加水過程に対して注意を提示するステップを実行した後に、前記制御方法はさらに以下のステップを含む。
【0047】
S7、前記食材の重量、前記食材の種類と前記調理機能に基づいて前記食材が炊けた後の第二カロリーを予め計算して、且つ、前記第二カロリーを表示させる。
【0048】
具体的に、前記の前記食材の重量、前記食材の種類と前記調理機能に基づいて前記食材が炊けた後の第二カロリーを予め計算して、且つ、前記第二カロリーを表示させるステップは、
先ず、前記食材の種類と前記調理機能に基づいて所定のテーブルを調べて、前記食材が炊けた後の単位重量に対応するカロリー値を取得することと、
そして、前記食材の重量、前記目標加水量及び前記食材が炊けた後の単位重量に対応するカロリー値に基づいて前記食材が炊けた後の第二カロリーを算出することを含む。
【0049】
本実施例では、食材のカロリー値を計算する際に、調理機能も含めて考慮するので、食材と水の総重量及び炊けた後の食材の単位重量のカロリー値に基づいて食材のカロリーを算出できる。当該カロリー値は炊けた後の食材に基づいて算出されるので、より高い正確性を有することになる。
【0050】
さらに、自身の需要によって食材の重量を調整するように使用者に提示できるように、前記食材の重量、前記食材の種類と前記調理機能に基づいて前記食材が炊けた後の第二カロリーを予め計算して、且つ、前記第二カロリーを表示させるステップを実行した後に、前記制御方法はさらに以下のステップを含む。
【0051】
S8、前記食材が炊けた後の第二カロリーが所定の閾値より大きいか否かを判断し、そうである場合、改めて食材の重量を調整するように提示して、そうでない場合、食材のカロリーが要求に一致すると提示する。
【0052】
使用者は食材が炊ける前に食材のカロリーを知ることができ、且つ自身の実際の需要により食材の重量を調整して、さらには食材のカロリーを変えることが可能なので、本願によれば、食材が炊けた後のカロリーが使用者の予想と一致できるように保証でき、従って使用者が健康な食事を維持するように補助できる。
【0053】
さらに、使用者に自身の飲食習慣をより良く知るように補助するために、食材のカロリーが要求に一致すると提示した後に、前記制御方法はさらに以下のステップを含む。
【0054】
S9、前記食材の第二カロリーを記録して、且つ前記第二カロリーをスマート端末に送信する。こうして、スマート端末は使用者の毎回の食事で摂取したカロリー値を記録でき、したがって使用者に自分の飲食習慣をより良く知るように補助できる。
【0055】
さらに、本願の第三実施例では、食材と水を炊く過程において、水の重量はある程度減少するので、食材のカロリーの計算の正確性をより高くするために、前記食材の重量、前記食材の種類と前記調理機能に基づいて前記食材が炊けた後の第二カロリーを予め計算して、且つ、前記第二カロリーを表示させるステップを実行した後に、前記制御方法はさらに以下のステップを含む。
【0056】
S10、前記重量計量装置により取り出された炊けた後の食材の重量を取得し、前記取り出された炊けた後の食材の重量と前記取り出された炊けた後の食材の種類に基づいて前記取り出された炊けた後の食材の第三カロリーを確定する。
【0057】
第三カロリーは炊けた後の食材の重量により計算して得られるので、炊飯を例にとると、炊飯後のご飯の単位重量のカロリー値は実験を通して測定でき、単位重量のご飯のカロリー値及び取り出されたご飯の重量に基づいて、取り出されたご飯のカロリーを正確に計算でき、したがって、使用者がご飯をすくいだす過程において、正確にご飯のカロリーを知ることを補助して、さらには使用者が適量のカロリーを摂取して、健康な飲食習慣を保つように補助する。
【0058】
本願の第一実施例では、生の食材の重量を通して、炊けた後の食材の第一カロリーを予め計算するので、操作が便利で、生の食材の重量を調整する目的を実現できるが、調理方式を考慮していないので、食材のカロリーの概算に一定の誤差が存在し、本願の第二実施例では、調理方式も考慮に入れて、且つ生の食材の重量、水の重量及び炊けた後の食材の単位重量のカロリーに基づいて炊けた後の食材の第二カロリーを概算するので、操作が便利で、生の食材の重量を即時に調整でき、且つカロリーの概算はより正確になり、本願の第三実施例では、炊けた後の食材の重量を通して炊けた後の食材のカロリーを計算するので、カロリーの計算は非常に正確なものになることは、ここで説明しておく必要がある。上記三つの実施例は何れも本発明の異なる技術的構想であり、互いに自由に組み合わせることができる。例えば、第二実施例と第三実施例を組み合わせたら、食材が生の状態で食材の重量を即時に調整して、炊けた後の食材のカロリーが使用者の需要をちょうど満たせるようにすることが可能なだけではなく、食材が炊けた後に、使用者が取り出した食材の重量に基づいて、取り出された食材のカロリーを正確に算出して、使用者が合理的な飲食をするように指導できる。
【0059】
図4は本発明による調理器具の制御方法の流れ図であり、具体的に以下のことを含む。
内鍋が空き状態にある時の初期重量を初期化することと、
食材を入れる或いは取り出すことと、
食材の重量を計算することと、
前記重量計量装置により食材が入れられた前記容器の現在の実際の重量を取得し、前記重量計量装置により取得された食材が入れられた前記容器の現在の実際の重量及び前記容器の初期重量に基づいて前記容器内の食材の重量を計算して、且つ前記食材の重量を表示させることと、
使用者により調理機能を設定することと、
前記容器内の食材の重量、前記調理機能と前記食材の種類に基づいて目標加水量を取得することと、
前記重量計量装置により、食材と水が入れられた前記容器の現在の実際の重量を取得することと、
前記重量計量装置により取得された食材と水が入れられた容器の現在の実際の重量及び前記目標加水量に基づいて使用者の加水過程に対して注意を提示して、設定加水量に達したら加水ステップを終了してよいと提示して、設定加水量に達していなければ、使用者が引き続き加水することと、
前記食材の重量、前記食材の種類と前記調理機能に基づいて前記食材が炊けた後のカロリーを予め計算して、且つ、前記カロリーを表示させることと(具体的に、前記食材の重量、前記食材の種類と前記調理機能に基づいて前記食材が炊けた後のカロリーを予め計算して、且つ、前記カロリーを表示させる具体的な原理は第二実施例と同じであり、ここでは改めて贅言しない)、
前記食材が炊けた後の第二カロリーが使用者の要求に一致するか否かを判断して、そうである場合、食材の計量を完了させて、且つ現在の重量の食材で調理を行い、最終的に炊けた食材のカロリーで使用者の重要を満たすことができ、そうでない場合、食材の重量が使用者の需要を満たすようになるまで、使用者が内鍋内に食材を入れるか、食材を取り出すこと。
【0060】
ここでは、カロリーが所定の閾値より大きい場合、使用者の要求と一致しないことになり、使用者に改めて食材の重量を調整するように提示して、カロリーが所定の閾値以下である場合、使用者の要求と一致することになり、使用者に食材のカロリーが要求と一致すると提示する。
【0061】
しかし、本願の設計はこれに限定されない。他の実施例では、使用者の需要は、食材のカロリー値が所定の閾値以上として、使用者が体重を増加することを補助してもよい。こうして、カロリーが所定の閾値以上である場合、使用者の要求と一致することになり、使用者に食材のカロリーが要求と一致すると提示して、カロリーが所定の閾値より小さい場合、使用者の要求と一致しないことになり、使用者に改めて食材の重量を調整するように提示する。言い換えれば、所定の閾値の数値と判断の基準は異なる使用者の需要によって順応的調整を行うことが可能である。
【0062】
上記実施例を実現するために、一方では、本発明の実施例は調理器具を提案する。
【0063】
図5は本発明の一実施例の調理器具の機能ブロック図である。
図5に示すように、当該調理器具は、容器10、重量計量装置20、信号プロセッサー30及び制御パネル40を含む。
【0064】
容器10は食材及び/又は水を入れるためのものであり、重量計量装置20は食材及び/又は水が入れられた容器10の現在の実際の重量を計量して、外部の重力を電気信号に変換するためのものである。制御パネル40は選択ユニットと表示ユニットを含み、選択ユニットは調理機能と食材の種類を選択するためのものであり、表示ユニットは食材の重量、加水量、カロリー値等の情報を表示するためのものである。信号プロセッサー30は食材が入れられた容器10の現在の実際の重量と前記容器10の初期重量に基づいて前記容器10内の食材の重量を計算して、前記食材の重量と前記食材の種類に基づいて前記食材のカロリーを取得して、且つ、前記表示ユニットを通して前記食材のカロリーを表示させるためのものである。
【0065】
具体的に、前記調理器具は例えば電気炊飯器或いは電気圧力鍋を含んでも良い。電気炊飯器を例にとると、
図5から
図8に示すように、容器10である内釜は米と水を入れるためのものであり、電気炊飯器は外殻ハウジング、内鍋及び重量計量装置20を含み、内鍋は外殻ハウジング内に設置されて、重量計量装置20は外殻ハウジングの底部に設置されている。
【0066】
以下では、本発明の実施例の電気炊飯器の稼働過程について説明する。先ず、重量計量装置20により食材が入れられた前記容器10の現在の実際の重量を取得し、そして、信号プロセッサー30は食材が入れられた前記容器10の現在の実際の重量と前記容器10の初期重量を通して前記容器10内の食材の重量を計算して、且つ、前記食材の重量を表示させ、最後に、信号プロセッサー30は前記食材の重量及び前記食材の種類に基づいて前記食材の第一カロリーを確定して、且つ、前記食材の第一カロリーを表示させる。
【0067】
一つの好ましい態様として、
図7と
図8を参照し、本願で提案される電気炊飯器は第一制御ボード1と第二制御ボード2を含み、前記第一制御ボード1は鍋蓋上に設置されて、第二制御ボード2は鍋本体上に設置されている。前記第二制御ボード2は前記メイン制御ボード30と前記制御パネル40を含み、前記制御パネル40上には重量計量ボタン41、カロリー計算ボタン42及び表示エリア43が配置されており、前記第一制御ボード1上には通常の調理機能ボタンと機能表示エリアが設けられている。
【0068】
本願では、第一制御ボード1に加えて、第二制御ボード2を増設しており、第一制御ボード1は電気炊飯器の通常の調理機能を制御するためのもので、第二制御ボード2は電気炊飯器の重量計量機能とカロリー計算機能を制御するためのものであり、二つの制御ボードはそれぞれ異なる機能を制御するので、非常に使いやすいものである。
【0069】
具体的に、前記第二制御ボード2は鍋本体の外殻ハウジングの頂部上に設置されているので、鍋蓋を開けて食材或いは水を加える時、第二制御ボード2は鍋蓋とともに後ろ側にひっくり返ることはなく、調理器具が蓋開け状態にある時、使用者は第二制御ボード2を便利に操作でき、こうして、依然として第二制御ボード2を通して容器10内部の食材の重量情報を検出するように重量計量装置を制御して、かつ、食材の重量情報を表示させることができる。したがって、使用者が電気炊飯器の重量計量機能を利用するのを便利にできる。同じ理由で、鍋蓋を開けて食材或いは水を加える時、カロリー計算機能も第二制御ボード2を通して便利に制御できる。
【0070】
さらに、食材の重量に基づいて対応する加水量を算出して、使用者が水を加えるのを便利にできるために、本願の一実施例において、前記ボタン選択ユニットは使用者が設定した調理機能を取得することにも利用でき、前記信号プロセッサー30は前記容器10内の食材の重量、前記調理機能及び前記食材の種類に基づいて、目標加水量を取得して、且つ前記表示ユニットを通して前記目標加水量を表示させることにも利用できる。表示ユニットは目標加水量を表示できるので、使用者に対して注意を提示できる。このため、使用者が異なる調理機能の何れにおいても正確な加水量を得られるようにできる。具体的に、前記表示ユニットはLEDディスプレイ等とすることは可能である。
【0071】
さらに、
図6に示すように、使用者による加水量より正確にするために、前記調理器具はさらに第一プロンプター50を含む。前記信号プロセッサー30はさらに以下のように用いられる。前記食材と水が入れられた容器10の現在の実際の重量と前記容器10の初期重量と前記食材の重量及び前記目標加水量の重量の和との差の値が所定の範囲内にある時、前記第一プロンプター50を加水量が適切であると提示するように制御して、そうでない場合、前記第一プロンプター50を引き続き加水量を調整するように提示するように制御する。
【0072】
さらに、食材のカロリーの計算の正確性を向上させるために、本願の一実施例において、前記信号プロセッサー30はさらに、前記食材の重量、前記食材の種類と前記調理機能に基づいて前記食材が炊けた後の第二カロリーを予め計算して、且つ、前記カロリーを表示するように前記表示ユニットを制御するのに用いられる。本実施例では、食材の種類だけでなく、調理機能の食材の炊けた後のカロリーへの影響も考慮するので、食材のカロリーの計算結果の正確性を向上できる。詳細な原理については、調理器具制御方法の第二実施例の説明を参照する。
【0073】
さらに、食材のカロリー計算の正確性を向上させるために、前記信号プロセッサー30はさらに、前記重量計量装置により取り出された炊けた後の食材の重量を取得して、且つ、前記取り出された炊けた後の食材の重量と前記取り出された炊けた後の食材の種類に基づいて前記取り出された炊けた後の食材のカロリーを確定することにも利用される。本実施例では、測定されるのは炊けた後の食材の重量なので、食材の重量を利用してカロリーを計算する場合、より高い正確性を持つことになる。詳細な原理については、調理器具制御方法の第三実施例の説明を参照する。
【0074】
さらに、
図6に示すように、使用者に自身の需要に基づいて食材の重量を調整するように提示できるように、前記調理器具はさらに第二プロンプター60を含む。前記信号プロセッサー30はさらに以下のように利用される。前記カロリーが所定の閾値より大きい場合、前記信号プロセッサー30は前記第二プロンプター60をアラーム提示を発するように制御し、前記カロリーが所定の閾値以下である場合、前記信号プロセッサー30は前記食材のカロリーを記録する。ここでは、前記カロリーについて、三つの状況を含むことは、説明しておく必要がある。第一の状況は、生の食材の重量と生の食材の種類に基づいて算出される第一カロリーであり、第二の状況は、生の食材の重量、生の食材の種類及び調理機能に基づいて炊けた後の食材の種類、例えばご飯或いは薄粥を推定して、さらに炊けた後の食材の単位重量のカロリー値と生の食材の重量と加えられた水の重量を通して、概算される第二カロリーであり、第三の状況は、取り出された炊けた後の食材の重量と炊けた後の食材の単位重量が有するカロリーに基づいて直接算出される食材の第三カロリーである。その具体的な実現方法としては、調理器具の制御方法の第一実施例から第三実施例を参照する。ここで、前記第二プロンプターと前記第一プロンプターはブザー或いはライトプロンプター等であることは、説明しておく必要がある。
【0075】
さらに、使用者がより良く自身の飲食習慣を知るのを補助するために、前記調理器具はさらに通信電気回路を含み、前記通信電気回路は前記信号プロセッサー30が記録される前記食材のカロリーをスマート端末に送信するためのものである。
【0076】
本文において、術語「含む」、「含める」或いは何れの他のバリエーションは非排他的な包含を意味することで、一連の要素の過程、方法、物品或いはシステムがそれらの要素だけでなく、明確に列挙されていない他の要素を含み、或いはこの種の過程、方法、物品或いはシステムに固有の要素を含むようにする。それ以上の制限がない状況で、語句「一つの...を含む」により限定される要素は、当該要素を含む過程、方法、物品或いはシステムの中に他の同じ要素が存在することを除外しない。
【0077】
上記本発明の実施例の番号は説明用だけであって、実施例の優劣を表すものではない。
【0078】
以上の実施態様の説明を通して、当業者ははっきりと、上記の実施例の方法はソフトウェアに必要な汎用ハードウェアプラットフォームを加える方法(勿論ハードウェアによることも可能であるが、多くの場合では前者がより良い実施方法)で実現できると理解できる。このような理解に基づいて、本発明の技術案は、本質としては、或いは先行技術に対し貢献する部分は、ソフトウェア製品の形式で体現できる。当該計算機ソフトウェア製品は上記のような記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)の中に記憶でき、一台の端末機器(携帯電話、計算機、サーバー、エアコン、或いはネットワーク機器等でもよい)に本発明の各実施例で説明する方法を実行させる幾つかの命令を含む。
【0079】
これから、本願の調理器具の重量計量装置について詳しく説明する。
図9から
図12に示すように、重量計量装置20は、調理器具の重量を感知するための重量センサー130aと、重量センサー130aと電気的に接続されている制御モジュールであって、重量センサー130aと表示ユニット150aを電気的に接続する収集ユニット140aと表示ユニット150aを含む制御モジュールとを含む。
【0080】
重量センサー130aは調理器具のライナーの重量ではなく、調理器具の重量を感知するので、重量センサー130aは調理器具の内部に設置されていなくてもよく、製品の生産性を向上できた。重量センサー130aにより感知される重量は調理器具の重量、及び調理器具のライナーの中に加えられた食料の重量を含む。本発明の実施例の調理器具は電気炊飯器、電気圧力鍋、蒸し鍋等の厨房用器具を含むが、それらに限定されません。
【0081】
本発明の一つのオプション実現方式において、重量センサー130aは第一グループの導線131aを通して収集ユニット140aと電気的に接続されている。
【0082】
収集ユニット140aと表示ユニット150aとは分割不可能な一体式の配置でもよく、別体として配置されてもよい。本発明の一つの好ましい実施例において、収集ユニット140aと表示ユニット150aとは別体として間隔を置いて設置されている。制御モジュールを収集ユニット140aと表示ユニット150aとの別体式の構造に設定することで、重量センサー130a、収集ユニット140aと表示ユニット150aとの三者の最終組立の前でのモジュール化取り付けの実現に有利になり、最終組立の前と最終組立の後での品質チェックを便利にして、製品の生産性を向上できた。
【0083】
本発明のもう一つのオプション実現方式において、収集ユニット140aは第二グループの導線141aを通して表示ユニット150aと電気的に接続されている。重量センサー130aは一つとしても、複数(即ち一個を超える)として設置されてもよい。ベース組立体120a上に複数の重量センサー130aが設置されている場合、どの重量センサー130aも第一グループの導線131aを通して収集ユニット140aと電気的に接続され、収集ユニット140aは第二グループの導線141aを通して表示ユニット150aと電気的に接続されている。導線の挿入回数を減少して、導線接続の難易度を低下させた。
【0084】
本発明の第二方面の実施例では、調理器具を提案する。調理器具は炊具本体100上記実施例に記載の調理器具の重量計量装置を含み、炊具本体100aにはベース組立体120aが設置され、重量センサー130aはベース組立体120a上に設置されており、制御モジュールは炊具本体100a上に設置されて、且つ重量センサー130aと間隔を置いて設置されている。
【0085】
図9と
図10は電気炊飯器の構造模式図を例示的に示している。重量センサー130aは電気炊飯器のベース組立体120a上に設置され、重量センサー130aは少なくとも部分的に電気炊飯器の外に露出されて、テーブル面等の支持面と接触する。電気炊飯器をテーブル面上に置いた時、重量センサー130aは重量情報を感知して、当該重量情報が収集ユニット140aを経て表示ユニット150aに伝送されてから、使用者に第一重量数値を表示させる。この時、電気炊飯器上のゼロリセットボタンを押して、第一重量数値をゼロリセットして、そして電気炊飯器内に食料を加えると、この時表示ユニット150aが表示する第二重量数値は食料の重量になる。
【0086】
本発明の一つのオプション実現方式において、ベース組立体120a上には複数の重量センサー130aが設置されており、どの重量センサー130aも収集ユニット140aと電気的に接続されている。複数の重量センサー130aの数は好ましく三個以上であり、三個以上の重量センサー130aで、ベース組立体120aが同一の水平面上に位置して、炊具本体100aが傾かないことを保証して、重量測定の正確さを保証できる。複数の重量センサー130aの中のどれも収集ユニット140aと単独で接続されて、そして収集ユニット140aはさらに表示ユニット150aと接続されており、一回の接続で情報伝送機能を実現でき、どの重量センサー130aも単独で表示ユニット150aへ通信する必要がなくなり、組立の効率を向上させた。
【0087】
本発明の一つの好ましい実施例において、ベース組立体120a上には四つの重量センサー130aが設置されており、四つの重量センサー130aはそれぞれベース組立体120aの四つの支持脚上に設置されている。
図3は電気炊飯器のベース組立体120aの構造模式図を例示的に示す。ベース組立体120aの四つの支持脚にはそれぞれ重量センサー130aが一つずつ設置されて、どの重量センサー130aも第一グループの導線131aを通して収集ユニット140aと電気的に接続され、収集ユニット140aはさらに第二グループの導線141aを通して表示ユニット150aと電気的に接続されており、一回の接続だけで情報伝送機能を実現できる。
【0088】
本発明のもう一つのオプション実現方式によれば、炊具本体100aにはさらに外殻ハウジング組立体160aと蓋組立体110aが設置されており、外殻ハウジング組立体160aはベース組立体120aと蓋組立体110aを接続しており、収集ユニット140aはベース組立体120a上に設置され、表示ユニット150aは外殻ハウジング組立体160a或いは蓋組立体110a上に設置されている。
【0089】
図12は電気炊飯器の一つのオプション構造の側面図を例示的に示す。収集ユニット140aはベース組立体120a上に組み立てられ、且つ重量センサー130aと接続され通信されて、第一部品組立体を構成する。表示ユニット150aは外殻ハウジング組立体160a上に組み立てられて、表示ユニット150aと外殻ハウジングで第二部品組立体を構成する。この接続方式によれば、どの重量センサー130aも単独で表示ユニット150aへ導線を挿入して通信する必要がなくなり、導線挿入の回数を減らして、導線接続の難易度を低下させて、組立の効率を向上できた。これとともに、収集ユニット140aと表示ユニット150aとは導線を挿入して通信するので、一回の接続だけで情報伝送機能を実現でき、第一部品組立体と第二部品組立体との間の部品間共通の通信不良率を低下させた。
【0090】
実際の製品において、調理器具の底部には通常、突出する支持脚を設置することで、炊具本体100aを支持する。ベース組立体120a上に複数の重量センサー130aが設置されている場合、本発明の一つのオプション実現方式によれば、どの重量センサー130aも少なくとも部分的にベース組立体120aから下へ突出している。ベース組立体120aから下へ突出する部分は炊具本体100aに対して支持効果を持ち、この場合、重量センサー130aも支持脚としての役割を果たしているので、ベース組立体120a上に別途支持脚を設置しなくてもよい。
【0091】
以上は本発明の好ましい実施例にすぎず、それによって本発明の保護範囲を制限するわけではない。本発明の明細書及び図面の内容を利用してなされた等価構造或いは等価流れ変換、或いは直接または間接的な他の関連する技術分野への応用は、同じ理由で本発明の特許の保護範囲に含まれる。