特許第6972720号(P6972720)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6972720
(24)【登録日】2021年11月8日
(45)【発行日】2021年11月24日
(54)【発明の名称】連続シートの品質監視システム
(51)【国際特許分類】
   B65H 26/02 20060101AFI20211111BHJP
【FI】
   B65H26/02
【請求項の数】9
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2017-138430(P2017-138430)
(22)【出願日】2017年7月14日
(65)【公開番号】特開2019-18958(P2019-18958A)
(43)【公開日】2019年2月7日
【審査請求日】2020年6月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】凸版印刷株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】三好 征記
【審査官】 佐藤 秀之
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−202957(JP,A)
【文献】 特開2008−221637(JP,A)
【文献】 特開2014−083801(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65H 26/00
B41J 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
リール間で搬送される連続シートの品質を監視する品質監視システムであって、
前記連続シートに位置情報を記録する記録装置と、
前記連続シートに記録された前記位置情報を読み取る読取装置と、
前記連続シートに存在する品質不良部分を検出する不良検出装置と、
前記不良検出装置が前記品質不良部分を検出したときに、前記品質不良部分が存在することを示す品質不良情報と前記位置情報とを関連付けた不良位置情報を生成する情報生成部とを備え
前記連続シートは、前記位置情報である第1位置情報が記録された第1連続シート、および、前記位置情報である第2位置情報が記録された第2連続シートを含み、前記第1連続シートと前記第2連続シートとが貼り合わせられたシートであり、
前記情報生成部は、前記第1連続シートの前記不良位置情報である第1不良位置情報と前記第2連続シートの前記不良位置情報である第2不良位置情報とを関連付けた不良位置テーブルを生成する
連続シートの品質監視システム。
【請求項2】
前記読取装置は前記不良検出装置に併設されている
請求項1に記載の連続シートの品質監視システム。
【請求項3】
前記不良位置情報を保存するサーバをさらに備える
請求項1または2に記載の連続シートの品質監視システム。
【請求項4】
記情報生成部は、前記第1位置情報と前記第2位置情報とが整合していない場合において、前記第1位置情報と前記第2位置情報とが整合するように前記第1位置情報または前記第2位置情報を補正する
請求項1〜3のいずれか一項に記載の連続シートの品質監視システム。
【請求項5】
前記読取装置は、前記第1連続シートと前記第2連続シートとが合流する合流地点に到達する直前の前記第1位置情報、および、前記合流地点に到達する直前の前記第2位置情報を読み取る
請求項4に記載の連続シートの品質監視システム。
【請求項6】
長手方向に沿って分断されたことにより短手方向に並ぶ複数の連続シートを含む前記連続シートについて、前記短手方向に並ぶ複数の連続シートのそれぞれに対応するように、前記連続シートの短手方向において所定の間隔毎に並べられた複数の前記記録装置をさらに備える
請求項1〜5のいずれか一項に記載の連続シートの品質監視システム。
【請求項7】
前記情報生成部は、前記位置情報と前記連続シートの加工条件に関する情報を含む加工情報とを関連付けて保存する
請求項1〜6のいずれか一項に記載の連続シートの品質監視システム。
【請求項8】
前記不良位置情報に基づいて前記品質不良部分を除去する除去装置をさらに備える
請求項1〜7のいずれか一項に記載の連続シートの品質監視システム。
【請求項9】
前記除去装置は前記不良位置テーブルに基づいて前記品質不良部分を除去する
請求項8に記載の連続シートの品質監視システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リール間で搬送される連続シートの品質を監視する連続シートの品質監視システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の連続シートの製造では、連続シートに欠陥等の品質不良部分が存在しているか否かを監視する連続シートの品質監視システムが用いられる。品質監視システムの代表的な例として、リール間で搬送される連続シートの品質を検査する不良検出装置、連続シートの品質不良部分に識別ラベルを貼着するラベル貼機を備えたシステムが知られている。識別ラベルにより表示された品質不良部分を含む連続シートの一部はカッター等により除去される。なお、特許文献1は従来の品質監視システムの一例を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−306509号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記品質監視システムでは、ラベル貼機が不良検出装置から取得した情報を元に品質不良部分を認識するため、不良検出装置により検出された実際の品質不良部分とラベル貼機が認識した品質不良部分とがずれるおそれがある。このようなずれが存在する場合、実際の品質不良部分からずれた位置に識別ラベルが貼り付けられ、品質不良部分が適切に除去されない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本発明に関する連続シートの品質監視システムは、リール間で搬送される連続シートの品質を監視する品質監視システムであって、前記連続シートに位置情報を記録する記録装置と、前記連続シートに記録された前記位置情報を読み取る読取装置と、前記連続シートに存在する品質不良部分を検出する不良検出装置と、前記不良検出装置が前記品質不良部分を検出したときに、前記品質不良部分が存在することを示す品質不良情報と前記位置情報とを関連付けた不良位置情報を生成する情報生成部とを備える。
連続シートに位置情報が記録され、品質不良情報に位置情報が関連付けられた不良位置情報が生成されるため、連続シートの一部を除去する装置のような後工程の装置は連続シートに記録されている位置情報を取得することにより、不良位置情報に対応する連続シートの品質不良部分を正確に検出できる。
【0006】
(2)好ましい例では前記(1)に記載の連続シートの品質監視システムにおいて、前記読取装置は前記不良検出装置に併設されている。
このため、読取装置により取得される位置情報と連続シートのうちの品質不良部分が存在する実際の位置情報とにずれが生じにくい。
【0007】
(3)好ましい例では前記(1)または(2)に記載の連続シートの品質監視システムにおいて、前記不良位置情報を保存するサーバをさらに備える。
このため、連続シートに多数の品質不良部分が存在する場合においても、それぞれの不良位置情報がサーバに適切に保存される。
【0008】
(4)好ましい例では前記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の連続シートの品質監視システムにおいて、前記連続シートは、前記位置情報である第1位置情報が記録された第1連続シート、および、前記位置情報である第2位置情報が記録された第2連続シートを含み、前記第1連続シートと前記第2連続シートとが貼り合わせられたシートであり、前記情報生成部は、前記第1連続シートの前記不良位置情報である第1不良位置情報と前記第2連続シートの前記不良位置情報である第2不良位置情報とを関連付けた不良位置テーブルを生成し、前記第1位置情報と前記第2位置情報とが整合していない場合において、前記第1位置情報と前記第2位置情報とが整合するように前記第1位置情報または前記第2位置情報を補正する。
上記品質監視システムによれば、連続シートの加工時等に発生する熱により連続シートが伸縮することを考慮して、第1位置情報および第2位置情報の少なくとも一方が補正される。このため、連続シートの一部を除去する装置のような後工程の装置が第1連続シートおよび第2連続シートの一方の位置情報を参照したとしても、それぞれの不良位置情報に対応する連続シートの品質不良部分を正確に検出できる。
【0009】
(5)好ましい例では前記(4)に記載の連続シートの品質監視システムにおいて、前記読取装置は、前記第1連続シートと前記第2連続シートとが合流する合流地点に到達する直前の前記第1位置情報、および、前記合流地点に到達する直前の前記第2位置情報を読み取る。
このため、第1位置情報または第2位置情報が適切に補正される。
【0010】
(6)好ましい例では前記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の連続シートの品質監視システムにおいて、前記連続シートの短手方向において所定の間隔毎に並べられた複数の前記記録装置をさらに備える。
このため、連続シートの短手方向において所定の間隔毎に連続シートが切断された場合においても、それぞれの連続シートに位置情報が記録された状態が形成される。
【0011】
(7)好ましい例では前記(1)〜(6)のいずれか1つに記載の連続シートの品質監視システムにおいて、前記情報生成部は、前記位置情報と前記連続シートの加工条件に関する情報を含む加工情報とを関連付けて保存する。
このため、連続シートの加工条件を位置情報毎に容易に把握できる。
【0012】
(8)好ましい例では前記(1)〜(7)のいずれか1つに記載の連続シートの品質監視システムにおいて、前記不良位置情報に基づいて前記品質不良部分を除去する除去装置をさらに備える。
このため、連続シートの品質不良部分が除去装置により適切に除去される。
【発明の効果】
【0013】
本発明に関する連続シートの品質監視システムによれば、連続シートの品質不良部分を正確に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】第1実施形態の品質監視システムを含むシート製造システムのブロック図。
図2図1の連続シートを加工する第1工程の一部を示す模式図。
図3図2の第1工程の続きの工程を示す模式図。
図4図1のサーバに保存された不良位置テーブルの一例を示す図。
図5】第2実施形態の品質監視システムにおいて、連続シートを加工する第4工程の一例を示す模式図。
図6図5のサーバに保存された不良位置テーブルの一例を示す図。
図7】第3実施形態の品質監視システムにおいて、連続シートを加工する第5工程の一例を示す模式図。
図8】第4実施形態の品質監視システムを含むシート製造システムのブロック図。
図9図8のサーバに保存された情報統合テーブルの一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
(第1実施形態)
図1を参照して、シート製造システム1の構成について説明する。
シート製造システム1は例えばロール状の原反P(図2参照)から巻き出された連続シート30を加工し、所望のシート(図示略)を製造するシステムである。ロール状の原反PはリールR(図2参照)に巻かれた未加工の連続シート30である。連続シート30の一例はPET(Polyethylene terephthalate)シートである。所望のシートの一例は、製袋に用いられるシートである。
【0016】
シート製造システム1は例えば連続シート30を加工するための複数の工程毎に、連続シート30をリールRから別のリールRに搬送する。一例では、シート製造システム1は第1工程において連続シート30を第1リールR1(図2参照)から第2リールR2(図3参照)に搬送し、第1工程の次の工程である第2工程において連続シート30を第2リールR2から第3リール(図示略)に搬送する。第1工程は連続シート30を加工する初めの工程である。
【0017】
シート製造システム1は、連続シート30の品質監視システム(以下「品質監視システム10」)および各種の加工装置20を備える。品質監視システム10はリールR間で搬送される連続シート30の品質を監視するシステムである。加工装置20は連続シート30に加工を施す装置である。加工装置20は第1加工装置21および第2加工装置22を含む。第1加工装置21は例えば第1工程において、連続シート30の表面30Dに印刷加工を施す印刷装置である。第2加工装置22は例えば第2工程において、印刷加工が施された連続シート30の表面30Dにコーティング加工を施す装置である。
【0018】
品質監視システム10は記録装置11、読取装置12、不良検出装置13、情報生成部14、サーバ15、および、除去装置16を備える。記録装置11は連続シート30に位置情報IP(図2参照)を記録する。一例では、記録装置11は連続シート30の表面30Dにおいて、連続シート30の長手方向に沿って所定の間隔毎に位置情報IPを記録する。所定の間隔は5mm〜1000mmの範囲に含まれることが好ましい。一例では、所定の間隔は50mmである。記録装置11は例えば未加工の連続シート30に位置情報IPを記録する。一例では、記録装置11はロール状の原反Pから巻き出された直後の連続シート30に位置情報IPを記録できるように、第1工程において最も上流側に配置されている(図2参照)。上流側は連続シート30が搬送される方向とは反対の方向を規定している。記録装置11はインクジェットプリンタ、レーザマーカ、磁気テープを貼着可能な磁気テープ装置、物理的な加工が可能な装置、または、化学的性質を付加可能な装置等である。一例では、記録装置11はインクジェットプリンタである。位置情報IPは連続シート30の搬送距離、数字、文字、または、模様等を含む。一例では、位置情報IPは数字を含む(図2参照)。
【0019】
読取装置12は連続シート30に記録された位置情報IPを読み取り可能な装置である。読取装置12は取得した位置情報IPを情報生成部14に出力する。
不良検出装置13は、連続シート30に存在する品質不良部分F(図3参照)を検出する。不良検出装置13は例えば連続シート30の短手方向に沿う連続シート30の幅、連続シート30の厚み、または、連続シート30の表面30Dに施された加工の状態(以下「加工状態」)等を検出し、連続シート30に存在する品質不良部分Fを特定する。一例では、不良検出装置13は連続シート30の加工状態を検出可能なカメラである。品質不良部分Fは連続シート30のうちの品質が不良な部分であり、連続シート30の表面30Dの汚れ、および、連続シート30の加工状態の欠陥等を含む。不良検出装置13は品質不良部分Fが存在することを示す品質不良情報IFを情報生成部14に出力する。
【0020】
読取装置12は第1読取装置12Aおよび第2読取装置12Bを含む。不良検出装置13は第1不良検出装置13Aおよび第2不良検出装置13Bを含む。読取装置12は不良検出装置13に併設されている。一例では、第1読取装置12Aが第1不良検出装置13Aに併設され、第2読取装置12Bが第2不良検出装置13Bに併設されている。このため、読取装置12により取得される位置情報IPと連続シート30のうちの品質不良部分Fが存在する実際の位置情報IPとにずれが生じにくい。なお、読取装置12は不良検出装置13とは別に設けられてもよい。
【0021】
第1読取装置12Aおよび第1不良検出装置13Aは、例えば第1工程において第1加工装置21よりも下流側に配置されている。下流側は連続シート30が搬送される方向を規定している。第2読取装置12Bおよび第2不良検出装置13Bは、例えば第2工程において第2加工装置22よりも下流側に配置されている。
【0022】
情報生成部14は第1情報生成部14A、第2情報生成部14B、および、第3情報生成部14Cを含む。第1情報生成部14Aは例えば第1不良検出装置13Aに設けられる。第1情報生成部14Aは第1不良検出装置13Aが品質不良部分Fを検出したときに、検出した品質不良情報IFと第1読取装置12Aから取得した位置情報IPとを関連付けた不良位置情報PFを生成する。一例では、第1情報生成部14Aは第1不良検出装置13Aが品質不良部分Fを検出する毎に不良位置情報PFを生成し、生成した不良位置情報PFを第3情報生成部14Cに出力する。
【0023】
第2情報生成部14Bは例えば第2不良検出装置13Bに設けられる。第2情報生成部14Bは第2不良検出装置13Bが品質不良部分Fを検出したときに、検出した品質不良情報IFと第2読取装置12Bから取得した位置情報IPとを関連付けた不良位置情報PFを生成する。一例では、第2情報生成部14Bは第1情報生成部14Aと同様に、生成した不良位置情報PFを第3情報生成部14Cに出力する。
【0024】
第3情報生成部14Cは例えばサーバ15に設けられる。第3情報生成部14Cは第1情報生成部14Aおよび第2情報生成部14Bから取得した複数の不良位置情報PFに基づいて不良位置テーブルTF(図4参照)を生成する。第3情報生成部14Cは各種の不良位置情報PFを含む不良位置テーブルTFをサーバ15に保存する。このため、連続シート30に多数の品質不良部分Fが存在する場合においても、それぞれの不良位置情報PFを含む不良位置テーブルTFがサーバ15に適切に保存される。サーバ15は例えばインターネットを通じて品質監視システム10を構成する各種の要素と接続されている。
【0025】
除去装置16は不良位置情報PFを含む不良位置テーブルTFをサーバ15から取得し、不良位置テーブルTFに基づいて連続シート30の品質不良部分Fを除去する。一例では、除去装置16は連続シート30の短手方向において、連続シート30のうちの品質不良部分Fが存在する領域の全部を除去する。除去装置16は連続シート30に記録された位置情報IPを読み取る除去用読取装置(図示略)を含む。一例では、除去装置16は除去用読取装置から取得した位置情報IPおよび不良位置テーブルTFに基づいて、連続シート30の品質不良部分Fを除去する。除去装置16は例えば第3工程において最も下流側に配置されている。第3工程は連続シート30を加工する最後の工程である。除去装置16は例えば連続シート30の品質不良部分Fを除去した後、連続シート30のうちの除去した部分と対応する縁同士を繋ぎ直す。
【0026】
図2図4を参照して、品質監視システム10の動作について説明する。
シート製造システム1は例えば第1工程、第2工程、第3工程の順に連続シート30を加工する。第1工程は、例えば第1加工装置21(図1参照)を用いて連続シート30の表面30Dに印刷加工を施す工程である。第2工程は、例えば第2加工装置22(図1参照)を用いて連続シート30の表面30Dにコーティング加工を施す工程である。第3工程は、例えば除去装置16を用いて連続シート30の品質不良部分Fを除去する工程である。
【0027】
図2に示されるように、シート製造システム1は第1工程において、第1リールR1に巻かれたロール状の原反Pから連続シート30を巻き出し、第1リールR1から第2リールR2(図3参照)に向けて連続シート30を搬送する。記録装置11は第1リールR1から巻き出された搬送中の連続シート30に位置情報IPを記録する。一例では、記録装置11は連続シート30の表面30Dにおいて、連続シート30の短手方向における一方の端部30Eに位置情報IPを所定の間隔毎に記録する。このため、連続シート30の長手方向に沿って複数の位置情報IPが連続シート30に記録される。連続シート30は例えば位置情報IPが記録された後、第1加工装置21により印刷加工が施される。
【0028】
図3に示されるように、第1読取装置12Aは連続シート30の印刷加工後において連続シート30に記録された位置情報IPを読み取り、位置情報IPを取得する毎に位置情報IPを第1情報生成部14A(図1参照)に出力する。第1不良検出装置13Aは連続シート30の印刷加工後において連続シート30に存在する品質不良部分Fを検出し、品質不良部分Fを検出する毎に品質不良情報IFを第1情報生成部14Aに出力する。第1情報生成部14Aは第1不良検出装置13Aが品質不良部分Fを検出する毎に、そのときの位置情報IPと品質不良情報IFとを関連付けた不良位置情報PFを生成し、生成した不良位置情報PFを第3情報生成部14C(図1参照)に出力する。第1不良検出装置13Aを通過した連続シート30は第2リールR2に巻き取られる。
【0029】
シート製造システム1は第2工程において、第2リールR2から連続シート30を巻き出し、第2リールR2から第3リールに向けて連続シート30を搬送する。第2工程では、連続シート30が搬送される方向において、連続シート30に記録された位置情報IPの並びが逆転する(図示略)。連続シート30は例えば第2加工装置22によりコーティング加工が施される。第2読取装置12Bは連続シート30のコーティング加工後において第1読取装置12Aと実質的に同じ動作を実行し、取得した位置情報IPを第2情報生成部14B(図1参照)に出力する。第2不良検出装置13Bは連続シート30のコーティング加工後において第1不良検出装置13Aと実質的に同じ動作を実行し、取得した品質不良情報IFを第2情報生成部14Bに出力する。第2情報生成部14Bは第1情報生成部14Aと同様に、位置情報IPと品質不良情報IFとを関連付けた不良位置情報PFを生成し、生成した不良位置情報PFを第3情報生成部14Cに出力する。第2不良検出装置13Bを通過した連続シート30は第3リールに巻き取られる。
【0030】
図4に示されるように、第3情報生成部14Cは第1情報生成部14Aおよび第2情報生成部14Bから取得した複数の不良位置情報PFに基づいて不良位置テーブルTFを生成し、生成した不良位置テーブルTFをサーバ15に保存する。図4中の「○」の記号は連続シート30に存在する品質不良部分Fの位置情報IPを示している。一例では、不良位置テーブルTFは第1工程において検出された品質不良部分Fが連続シート30のうちの位置情報IPが「7」、「18」と対応する部分に存在することを示し、第2工程において検出された品質不良部分Fが連続シート30のうちの位置情報IPが「9」、「11」と対応する部分に存在することを示している。
【0031】
シート製造システム1は第3工程において、第3リールから連続シート30を巻き出し、除去装置16により品質不良部分Fを除去する。除去装置16は位置情報IPおよび不良位置テーブルTFに基づいて連続シート30の品質不良部分Fを除去する。一例では、連続シート30のうちの位置情報IPが「7」、「9」、「11」、「18」と対応する部分が除去される。そして、除去装置16は連続シート30のうちの除去した部分と対応する縁同士を繋ぎ直す。一例では、除去装置16は連続シート30のうちの位置情報IPが「6」と対応する部分の縁と位置情報IPが「8」と対応する部分の縁とを繋ぎ直す。以上の工程を経て、ロール状の原反Pから所望のシートが製造される。
【0032】
品質監視システム10によれば、連続シート30に位置情報IPが記録され、品質不良情報IFに位置情報IPが関連付けられた不良位置情報PFが生成されるため、除去装置16が連続シート30に記録されている位置情報IPを取得することにより、不良位置情報PFに対応する連続シート30の品質不良部分Fを正確に検出できる。また、検出された連続シート30の品質不良部分Fが除去されることによって、連続シート30に存在する品質不良部分Fが精度よく除去されるため、連続シート30のうちの品質不良部分F以外の部分が除去されにくい。このため、連続シート30の歩留まりが低下しにくい。また、連続シート30に識別ラベルを貼着する構成のように、位置情報IPが連続シート30から剥がれ落ちることがない。
【0033】
(第2実施形態)
第2実施形態の品質監視システム10は、以下に説明する点において第1実施形態の品質監視システム10と相違し、その他の点において第1実施形態の品質監視システム10と実質的に同じ構成を備える。
【0034】
図5を参照して、シート製造システム1の構成について説明する。
連続シート30は第1連続シート31および第2連続シート32を含み、第1連続シート31と第2連続シート32とが貼り合わせられたシートである。第1連続シート31は第1工程および第2工程を経て各種の加工が施され、位置情報IPである第1位置情報IP1が記録されたシートである。第1連続シート31の一例はPETシートである。第2連続シート32は第1工程および第2工程を経て各種の加工が施され、位置情報IPである第2位置情報IP2が記録されたシートである。第2連続シート32の一例はPE(Polyethylene)シートである。
【0035】
加工装置20は第3加工装置23をさらに含む。第3加工装置23は例えば第4工程において、第1連続シート31と第2連続シート32とを貼り合わせる装置である。第4工程は例えば連続シート30を加工するための複数の工程において、第2工程と第3工程との間に実施される工程である。一例では、第1連続シート31の裏面と第2連続シート32の表面30Dとが第3加工装置23により貼り合わせられ、二層構造の連続シート30が生成される。
【0036】
読取装置12は第1補正用読取装置41および第2補正用読取装置42をさらに含む。第1補正用読取装置41は第1連続シート31に記録された第1位置情報IP1を読み取る。第1補正用読取装置41は例えば第4工程において第1連続シート31と第2連続シート32とが合流する直前の第1位置情報IP1を読み取ることができるように、合流地点Cよりも上流側に配置されている。第2補正用読取装置42は第2連続シート32に記録された第2位置情報IP2を読み取る。第2補正用読取装置42は例えば第4工程において合流地点Cに到達する直前の第2位置情報IP2を読み取ることができるように、合流地点Cよりも上流側に配置されている。第1補正用読取装置41と合流地点Cとの距離、および、第2補正用読取装置42と合流地点Cとの距離は実質的に同じである。合流地点Cに到達する直前の位置情報IP1、IP2は貼り合わせられた連続シート30の位置情報IPを正確に反映している。このため、補正用読取装置41、42により正確な位置情報IP1、IP2が取得される。
【0037】
図5および図6を参照して、品質監視システム10の動作について説明する。
シート製造システム1は例えば第1工程、第2工程、第4工程、第3工程の順に連続シート30を加工する。シート製造システム1は第1工程および第2工程において、それぞれの連続シート31、32に各種の加工等を施す。第1工程および第2工程の具体的な内容は第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
【0038】
図5に示されるように、シート製造システム1は第4工程において、各第3リールR3から第1連続シート31および第2連続シート32をそれぞれ巻き出し、第3リールR3から第4リール(図示略)に向けて連続シート30を搬送する。第1補正用読取装置41は第1連続シート31が合流地点Cに到達する直前において第1位置情報IP1を読み取り、取得した第1位置情報IP1を第3情報生成部14Cに出力する。第2補正用読取装置42は第2連続シート32が合流地点Cに到達する直前において第2位置情報IP2を読み取り、取得した第2位置情報IP2を第3情報生成部14Cに出力する。そして、第1連続シート31と第2連続シート32とが第3加工装置23により貼り合わせられ、二層構造の連続シート30が生成される。
【0039】
図6に示されるように、第3情報生成部14Cは第1連続シート31の不良位置情報PFである第1不良位置情報PF1、および、第2連続シート32の不良位置情報PFである第2不良位置情報PF2を取得し、第1不良位置情報PF1と第2不良位置情報PF2とを関連付けた不良位置テーブルTFを生成する。また、第3情報生成部14Cは補正用読取装置41、42により取得した第1位置情報IP1と第2位置情報IP2とが整合していない場合において、第1位置情報IP1と第2位置情報IP2とが整合するように第1位置情報IP1または第2位置情報IP2を補正する。一例では、第3情報生成部14Cは不良位置テーブルTFを生成しながら、第1位置情報IP1または第2位置情報IP2を補正する。
【0040】
第1位置情報IP1と第2位置情報IP2とが整合していない場合は、補正用読取装置41、42の一方が位置情報IP1、IP2を取得している状態において、補正用読取装置41、42の他方が取得している位置情報IP1、IP2が変化する場合等を含む。位置情報IP1、IP2の変化は、補正用読取装置41、42が取得する位置情報IP1、IP2が別の位置情報IP1、IP2に変化する場合、または、補正用読取装置41、42が位置情報IP1、IP2を取得している状態から位置情報IP1、IP2を取得していない状態に変化する場合等を含む。一例では、第1連続シート31のうちの隣り合う位置情報IP1が記録された部分間のピッチと、第2連続シート32のうちの隣り合う位置情報IP2が記録された部分間のピッチとが相違する場合、第1位置情報IP1と第2位置情報IP2とが整合しない事象が生じる。このような事象は、加工装置20が加工を施す際に発生する熱により連続シート31、32が伸縮した場合等に生じる。
【0041】
第3情報生成部14Cは例えば第1連続シート31と第2連続シート32とが初めて合流する部分が互いに関連付けられるように第1位置情報IP1および第2位置情報IP2を調整し、不良位置テーブルTFを生成しながら第2位置情報IP2を補正する。一例では、第3情報生成部14Cは第1位置情報IP1が「4」から「5」に変化した場合に第2位置情報IP2が「8」から変化しない場合、第1位置情報IP1の「5」と対応する第2位置情報IP2が「8」となるように補正する。第3情報生成部14Cは不良位置テーブルTFを生成し終えた後、生成した不良位置テーブルTFをサーバ15に保存する。図6中の「○」の記号は第1連続シート31および第2連続シート32に存在する品質不良部分Fの位置情報IPを示している。
【0042】
シート製造システム1は第3工程において、第4リールから連続シート30を巻き出し、除去装置16により品質不良部分Fを除去する。除去装置16は第1連続シート31および第2連続シート32の一方の位置情報IPを取得する。一例では、除去装置16は第1連続シート31に記録された第1位置情報IP1を除去用読取装置により読み取り、第1位置情報IP1および不良位置テーブルTFに基づいて連続シート30の品質不良部分Fを除去する。一例では、連続シート30のうちの第1位置情報IP1が「3」、「7」、「9」、「11」、「15」、「18」と対応する部分が除去される。このように、第1位置情報IP1と第2位置情報IP2とが整合するように補正された場合では、除去装置16が第1位置情報IP1および第2位置情報IP2の一方の位置情報IPを参照したとしても、それぞれの不良位置情報PFに対応する連続シート30の品質不良部分Fを正確に検出できる。
【0043】
(第3実施形態)
第3実施形態の品質監視システム10は、以下に説明する点において第1実施形態の品質監視システム10と相違し、その他の点において第1実施形態の品質監視システム10と実質的に同じ構成を備える。
【0044】
図7を参照して、シート製造システム1の構成について説明する。
加工装置20は第4加工装置24をさらに含む。第4加工装置24は例えば第5工程において、連続シート30の長手方向に沿って連続シートを切断する切断装置である。第5工程は例えば連続シート30を加工するための複数の工程において、第2工程と第3工程との間に実施される工程である。一例では、連続シート30の短手方向における所定の間隔毎に連続シート30が第4加工装置24により切断されることによって、連続シート30が3枚の連続シート30A〜30Cに分断される。所定の間隔は所望のシートの幅を基準に予め決められている。第4加工装置24は例えば2つのカッター24Aを含む。なお、シート製造システム1は第2工程と第5工程との間に第2実施形態の第4工程を実施してもよい。
【0045】
品質監視システム10は記録装置11(図1参照)に加えて複数の記録装置51〜53をさらに備える。複数の記録装置51〜53は連続シート30の短手方向において所定の間隔毎に並べられる。一例では、複数の記録装置51〜53は連続シート30の短手方向において等間隔に並べられる。複数の記録装置51〜53の数は第5工程において連続シート30が分断される数に基づいて設定される。読取装置12は複写用読取装置54をさらに含む。複写用読取装置54は例えば第5工程において、複数の記録装置51〜53よりも上流側に配置されている。複写用読取装置54は連続シート30に記録された位置情報IPを読み取り、取得した位置情報IPを複数の記録装置51〜53のそれぞれに出力する。
【0046】
複数の記録装置51〜53は第1複写用記録装置51、第2複写用記録装置52、および、第3複写用記録装置53を含む。第1複写用記録装置51は例えば連続シート30の短手方向において、位置情報IPが記録される側に配置されている。第3複写用記録装置53は例えば連続シート30の短手方向において、位置情報IPが記録される側とは反対側に配置されている。第2複写用記録装置52は例えば連続シート30の短手方向において、第1複写用記録装置51と第3複写用記録装置53との間に配置されている。
【0047】
各複写用記録装置51〜53は複写用読取装置54から取得した位置情報IPに基づいて、その位置情報IPと同じ位置情報IP、または、その位置情報IPと実質的に同じ情報を有する別の位置情報ICを連続シート30に記録する。一例では、各複写用記録装置51〜53は連続シート30に位置情報ICを記録する。位置情報ICの一例は模様である。各複写用記録装置51〜53は例えば第5工程において、第4加工装置24よりも下流側に配置されている。各複写用記録装置52〜53は第4加工装置24により分断された対応する連続シート30A〜30Cに位置情報ICを記録する。なお、各複写用記録装置51〜53が第5工程において第4加工装置24よりも上流側に配置される場合、各複写用記録装置51〜53は第4加工装置24により分断される予定の連続シート30のうち、各連続シート30A〜30Cと対応する部分のそれぞれに位置情報ICを記録する。
【0048】
図7を参照して、品質監視システム10の動作について説明する。
シート製造システム1は例えば第1工程、第2工程、第5工程、第3工程の順に連続シート30を加工する。第1工程および第2工程の具体的な内容は第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
【0049】
シート製造システム1は第5工程において、第3リールR3から連続シート30を巻き出し、第3リールR3から第4リール(図示略)に向けて連続シート30を搬送する。複写用読取装置54は連続シート30の位置情報IPを読み取り、取得した位置情報IPを各複写用記録装置51〜53に出力する。連続シート30が第4加工装置24により3枚の連続シート30に分断される。各複写用記録装置51〜53は複写用読取装置54から取得した位置情報IPに基づいて、対応する連続シート30A〜30Cに位置情報ICを記録する。各複写用記録装置51〜53を通過した各連続シート30A〜30Cはそれぞれが異なる第4リール(図示略)に巻き取られる。連続シート30の短手方向において所定の間隔毎に連続シート30が切断された場合においても、それぞれの連続シート30A〜30Cに位置情報ICが記録された状態が形成されるため、各連続シート30A〜30Cのそれぞれの部分の位置情報ICを容易に把握できる。
【0050】
シート製造システム1は第3工程において、各第4リールから連続シート30を巻き出し、除去装置16により品質不良部分Fを除去する。一例では、除去装置16は第1複写用記録装置51により記録された位置情報ICを読み取り、取得した位置情報ICおよび不良位置テーブルTFに基づいて分断された連続シート30Aの品質不良部分Fを除去する。なお、除去装置16は第5工程において、各複写用記録装置51〜53よりも上流側または各複写用記録装置51〜53よりも下流側に配置されてもよい。この例では、連続シート30を加工するための複数の工程から第3工程が省略される。
【0051】
(第4実施形態)
第4実施形態の品質監視システム10は、以下に説明する点において第1実施形態の品質監視システム10と相違し、その他の点において第1実施形態の品質監視システム10と実質的に同じ構成を備える。
【0052】
図8を参照して、シート製造システム1の構成について説明する。
加工装置20は第5加工装置25をさらに含む。第5加工装置25は例えば第6工程において、連続シート30に穴あけ加工を施す装置である。第6工程は例えば連続シート30を加工するための複数の工程において、第2工程に代えて実施される工程である。一例では、第5加工装置25により所定の大きさの穴が連続シート30にあけられる。なお、シート製造システム1は第1工程と第6工程との間、または、第6工程と第3工程との間に、第2工程、第2実施形態の第4工程、および、第3実施形態の第5工程のうちの少なくとも1つの工程を実施してもよい。また、シート製造システム1は第1加工装置21または第2加工装置22よりも上流側、あるいは、第1加工装置21または第2加工装置22よりも下流側に第5加工装置25を配置してもよい。
【0053】
シート製造システム1は複数の検出装置60をさらに備える。複数の検出装置60は連続シート30の各種の加工条件を検出可能な装置である。複数の検出装置60は第5加工装置25に設けられる。複数の検出装置60は第1検出装置61、第2検出装置62、第3検出装置63、および、連続シート30に記録された位置情報IPを読み取る検出用読取装置(図示略)を含む。第1検出装置61は例えば第5加工装置25により連続シート30に加えられる圧力を検出可能な圧力センサを含む。第2検出装置62は例えば第5加工装置25により連続シート30に加えられる熱を検出可能な温度センサを含む。第3検出装置63は例えば第5加工装置25により連続シート30が加工される部分の厚みを検出可能な厚みセンサを含む。各検出装置61〜63は検出した加工条件に関する情報を含む加工情報IKと検出用読取装置から取得した位置情報IPとを関連付けた加工条件情報ICKをそれぞれ第3情報生成部14Cに出力する。
【0054】
図9に示されるように、第3情報生成部14Cは検出装置60から取得した複数の加工条件情報ICK、および、第1情報生成部14Aから取得した複数の不良位置情報PFに基づいて情報統合テーブルTIを生成する。第3情報生成部14Cは加工条件情報ICKを含む情報統合テーブルTIをサーバ15に保存する。このため、連続シート30の加工条件を位置情報IP毎に容易に把握できる。なお、第3情報生成部14Cは複数の加工条件情報に基づいて加工条件テーブルを生成し、複数の不良位置情報PFに基づいて不良位置テーブルTFを生成し、加工条件テーブルおよび不良位置テーブルTFを個別にサーバ15に保存してもよい。
【0055】
品質監視システム10によれば、連続シート30を用いて製造されたシートが最終製品の一例である製袋の製造に使用された場合、その製袋に記録された位置情報IPを読み取ることにより加工情報IKを取得することができる。このため、最終製品に用いられたシートの加工情報IKを把握したい場合に、その加工情報IKを容易に取得できる。
【0056】
(変形例)
上記各実施形態は本発明に関する連続シートの品質監視システムが取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に関する連続シートの品質監視システムは各実施形態に例示された形態とは異なる形態を取り得る。その一例は、各実施形態の構成の一部を置換、変更、もしくは、省略した形態、または、各実施形態に新たな構成を付加した形態である。以下に各実施形態の変形例の一例を示す。以下の変形例のうち技術的に矛盾しない複数の変形例は組み合わせ可能である。
【0057】
・第1複写用記録装置51の構成は任意に変更可能である。第1例では、第1複写用記録装置51は連続シート30のうちの位置情報IPが記録された部分が第4加工装置24等により切断されて除去された場合にのみ、連続シート30に位置情報ICを記録する。第2例では、複数の複写用記録装置51から第1複写用記録装置51が省略される。この例では、記録装置11により記録された位置情報IPによって連続シート30Aの位置情報が把握される。なお、記録装置11、第2複写用記録装置52、および、第3複写用記録装置53が連続シート30の短手方向において所定の間隔毎に並べられてもよい。
【0058】
・第3実施形態の品質監視システム10は記録装置11に加えて1つの複写用記録装置を備える。一例では、複写用記録装置は連続シート30の短手方向に移動可能である。複写用記録装置は連続シート30の短手方向に移動しながら、各連続シート30A〜30Cと対応する部分のそれぞれに位置情報ICを記録する。
【0059】
・補正用読取装置41、42の配置は任意に変更可能である。一例では、各補正用読取装置41、42が合流地点Cよりも下流側に配置される。この例では、第1補正用読取装置41は貼り合わせられた連続シート30の第1位置情報IP1を読み取り、第2補正用読取装置42は貼り合わせられた連続シート30の第2位置情報IP2を読み取る。
【0060】
・第2実施形態の連続シート30の構成は任意に変更可能である。一例では、連続シート30は第1連続シート31および第2連続シート32に加えて、1枚または複数枚の別の連続シートを含み、それらの連続シートが貼り合わせられたシートである。この例では、第3情報生成部14Cは第1不良位置情報PF1と、第2不良位置情報PF2と、別の連続シートの不良位置情報PFとを関連付けた不良位置テーブルTFを生成する。
【0061】
・情報生成部14の構成は任意に変更可能である。第1例では、第1情報生成部14A、第2情報生成部14B、および、第3情報生成部14Cが1つの情報生成部14を構成する。この例では、1つの情報生成部14はサーバ15に設けられることが好ましい。第2例では、第1情報生成部14Aおよび第2情報生成部14Bの少なくとも一方が対応する読取装置12A、12Bに設けられる。第3例では、第1情報生成部14Aおよび第2情報生成部14Bの少なくとも一方が対応する読取装置12A、12Bおよび不良検出装置13A、13Bとは別に設けられる。第4例では、第3情報生成部14Cがサーバ15とは別に設けられる。この例では、品質監視システム10はサーバ15を省略した形態を取り得る。
【0062】
・読取装置12と不良検出装置13との関係は任意に変更可能である。一例では、読取装置12は不良検出装置13が品質不良部分Fを検出したときだけ、連続シート30の位置情報IPを読み取る。
【0063】
・品質監視システム10は除去装置16を省略した形態を取り得る。一例では、位置情報IPおよび不良位置テーブルTFに基づいて、作業者がカッター等を用いて連続シート30の品質不良部分Fを目視で除去する。
【符号の説明】
【0064】
10 :品質監視システム
11 :記録装置
12 :読取装置
13 :不良検出装置
14 :情報生成部
15 :サーバ
16 :除去装置
30 :連続シート
31 :第1連続シート
32 :第2連続シート
51 :第1複写用記録装置(記録装置)
52 :第2複写用記録装置(記録装置)
53 :第3複写用記録装置(記録装置)
C :合流地点
F :品質不良部分
IF :品質不良情報
IK :加工情報
IP :位置情報
IP1 :第1位置情報
IP2 :第2位置情報
PF :不良位置情報
PF1 :第1不良位置情報
PF2 :第2不良位置情報
R :リール
TF :不良位置テーブル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9