(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記設定手段は、印刷ジョブの属性がエラー発生である場合、当該印刷ジョブの前に処理された印刷ジョブのイベント開始時と、当該印刷ジョブの後に処理された印刷ジョブのイベント終了時が前記表示領域内に収まるように、時間軸上で縮小又は拡大を行う、
請求項4に記載の表示装置。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、すべての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。また、「A、B、C」等のように事物を列挙した場合は、断りがない限り例示列挙であり、その1つのみを選んでいる場合(例えば、Aのみ)を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
【0025】
本実施の形態である表示装置100は、印刷処理の履歴として記録された印刷装置の動作状態情報(未来の予測情報を含めてもよい)を時間軸上に並べてグラフィカルに表示するものであって、
図1の例に示すように、受付モジュール105、送信モジュール110、印刷ジョブ特定モジュール115、印刷ジョブ情報記憶モジュール120、タイムチャート表示モジュール125、画像処理制御モジュール170を有している。
【0026】
表示装置100は、印刷ジョブの印刷履歴(処理の履歴)を時系列でビジュアル的に表示する。いわゆるタイムライン機能を有している。具体的には、印刷ジョブの印刷履歴の開始日時(日時という場合は、年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)と終了日時を設定し、その間に発生した印刷ジョブのイベント、印刷装置の状態を可視化して時系列で表示するものである。
また、表示装置100では、開始日時と終了日時の間の任意の時間範囲内で処理した印刷ジョブの一覧を表示することも可能である。そして、その時間範囲は、ユーザーの指定操作にしたがって任意に変更することが可能である。例えば、時間範囲が「狭く」から「広い」へ進む例として、10分、30分、1時間、12時間、1日、1週間、すべて等がある。
指定した時間範囲のまま、開始日時と終了日時間の履歴表示時間範囲を変更することが可能である。つまり、開始日時を変更すると、時間範囲を一定としているので、終了日時も開始日時の変更にともなって変更する。例えば、後述するように
図9に示すスクロールバー(表示時間帯)910を左右に移動すること(スライド)によって、履歴表示時間範囲を変更している。
また、表示装置100において、時系列表示する対象は現在時刻よりも過去の履歴以外に、現在時刻よりも未来の予測情報も表示する。例えば、後述するように
図10に示す現在時刻表示線1030の左側が過去の履歴であり、現在時刻表示線1030の右側が未来の予測を示している。
【0027】
受付モジュール105は、印刷ジョブ特定モジュール115と接続されている。受付モジュール105は、利用者の操作を受け付ける。
図2の例を用いて後述するユーザー端末280から受信した操作であってもよいし、表示装置100が具備しているユーザーインタフェース(キーボード、マウス、タッチパネル等)が受け付けた操作であってもよい。利用者の操作として、例えば、利用者によって選択されている印刷ジョブを受け付ける。選択されている印刷ジョブは、複数であってもよい。
送信モジュール110は、タイムチャート表示モジュール125と接続されている。送信モジュール110は、タイムチャート表示モジュール125(特に、表示制御モジュール160)による処理結果をユーザー端末280に送信する。例えば、ユーザー端末280のブラウザに対して、表示制御を行う。また、描画モジュール165が、表示装置100が具備している表示デバイス(液晶ディスプレイ等)に対して表示処理を行うようにしてもよい。
【0028】
印刷ジョブ特定モジュール115は、受付モジュール105、印刷ジョブ情報記憶モジュール120、タイムチャート表示モジュール125と接続されている。印刷ジョブ特定モジュール115は、表示領域に表示された複数の印刷ジョブの中から利用者によって選択されている印刷ジョブを特定する。ここでの選択は、キーボード、マウス、タッチパネル等を用いたユーザーの操作によって選択されるものである。
また、印刷ジョブ特定モジュール115は、印刷ジョブを選択するために指定される検索条件を満たしている印刷ジョブを特定する。ここでの検索後の選択には、キーボード、マウス、タッチパネル等を用いたユーザーの操作によって選択されるものの他に、印刷ジョブを検索した場合に、その検索結果も選択に含まれる。つまり、明示的なユーザーの選択操作がなくても、検索結果そのもの(又は検索指示)が選択操作に該当するとしてもよい。
また、印刷ジョブ特定モジュール115は、指定された期間内に印刷処理の開始時間又は終了時間が含まれている印刷ジョブの履歴情報を、印刷ジョブ情報記憶モジュール120から取得する。
印刷ジョブ情報記憶モジュール120は、印刷ジョブ特定モジュール115、画像処理制御モジュール170と接続されている。印刷ジョブ情報記憶モジュール120は、印刷ジョブ、印刷ジョブの履歴を記憶している。例えば、後述する印刷ジョブ情報テーブル500、印刷ジョブ(イベント)ログテーブル600を記憶している。
【0029】
タイムチャート表示モジュール125は、設定モジュール130、描画ルール記憶モジュール155、表示制御モジュール160、描画モジュール165を有しており、送信モジュール110、印刷ジョブ特定モジュール115と接続されている。タイムチャート表示モジュール125は、タイムライン機能を実現するためのモジュールであり、印刷ジョブの履歴、これから処理される印刷ジョブの状態(ステータス)についての予測をグラフィカルに表示(表示制御)する。
設定モジュール130は、表示位置設定モジュール135、表示範囲設定モジュール140、拡大/縮小率決定モジュール145、描画ルール決定モジュール150を有している。設定モジュール130は、表示領域内における、対象としている印刷ジョブの位置、表示範囲、拡大/縮小率、描画ルールを決定する。
【0030】
表示位置設定モジュール135は、印刷ジョブ特定モジュール115によって特定された印刷ジョブの属性に応じ、対象となっている印刷ジョブに係るイベントを時系列に並べて表示領域に表示するときの時間軸上の起点及び/又は終点を設定する。ここで「対象となっている印刷ジョブ」とは、印刷ジョブ特定モジュール115によって特定された印刷ジョブである。「印刷ジョブの属性」として、その印刷ジョブのステータスを含む。具体的には、現時点における処理の状態(ステータス)をいい、正常終了、予約ジョブ(処理が開始されていない印刷ジョブ)、エラー発生等がある。「印刷ジョブに係るイベント」とは、印刷ジョブの受け付けから終了までの処理内容(プロセスともいわれる)を示すものであって、具体的には、受信、第1段階画像生成処理、第2段階画像生成処理、印刷等がある。また、それらの処理の状態(具体的には、正常終了、予約ジョブ、エラー発生等)を処理に対応させて含めてもよい。
「時間軸上の起点」とは、時間軸上で処理をグラフ表現した場合のその処理を開始したことを示す位置、具体的には、時間軸について、過去を左、未来を右とした場合に、その処理の左端の位置をいう。
「時間軸上の終点」とは、時間軸上で処理をグラフ表現した場合のその処理が終了したことを示す位置、具体的には、時間軸について、過去を左、未来を右とした場合に、その処理の右端の位置をいう。
例えば、表示領域内は、印刷ジョブリストを表示するリスト領域と、各印刷ジョブで実行されたイベント(プロセス)を時系列に並べてグラフィカルに表示するグラフィカル領域とに分かれている。そして、リスト領域には、各ジョブを一意に識別する識別子(ジョブID、ジョブ名等)を表示してもよい。もちろんのことながら、リスト領域に表示する印刷ジョブとグラフィカル領域に表示する印刷ジョブのイベントが対応している。
また、リスト領域では各印刷ジョブの開始時間又は終了時間で昇順又は降順にソートされていることが望ましい。選択された印刷ジョブの時間軸上で前後に処理された/される印刷ジョブについてもイベントを表示するからであり、特に、エラーが発生した印刷ジョブについては、前後の印刷ジョブに原因がある場合があるからである。
【0031】
また、表示位置設定モジュール135は、印刷ジョブの属性が正常終了である場合、印刷ジョブ特定モジュール115によって特定された印刷ジョブの開始時が表示領域の左端になるように時間軸をシフトするようにしてもよい。
また、表示位置設定モジュール135は、印刷ジョブの属性が予約である場合、印刷ジョブ特定モジュール115によって特定された印刷ジョブの予測終了時が表示領域の右端になるように時間軸をシフトするようにしてもよい。
また、表示位置設定モジュール135は、印刷ジョブの属性がエラー発生である場合、印刷ジョブ特定モジュール115によって特定された印刷ジョブの開始時が表示領域の左端と右端の間になるように時間軸をシフトするようにしてもよい。ここで「表示領域の左端と右端の間」として、表示領域のほぼ中央に(例えば、中央から予め定められた区間内に収まるように)表示されるように時間軸をシフトする。
【0032】
表示範囲設定モジュール140は、利用者の操作にしたがって、表示領域内の左端の日時と右端の日時を設定する。例えば、後述する
図9に示すスクロールバー(表示時間帯)910に対する操作が該当する。つまり、スクロールバー(表示時間帯)910の大きさ(長さ)を変更することによって、表示領域内における履歴表示時間範囲(期間の長さ)を指定することになる。そして、スクロールバー(表示時間帯)910を時系列表示領域B820上で移動することによって、表示領域内における始点と終点を指定することになる。
【0033】
拡大/縮小率決定モジュール145は、印刷ジョブの属性に応じて、時間軸上での縮小率又は拡大率を決定する。
拡大/縮小率決定モジュール145は、印刷ジョブAの属性がエラー発生である場合、その印刷ジョブAの前に処理された印刷ジョブのイベント開始時と、その印刷ジョブAの後に処理された印刷ジョブのイベント終了時が表示領域内に収まるように、時間軸上での縮小率又は拡大率を決定する。
例えば、表示領域の時間軸において、対象としている印刷ジョブの表示割合が予め定められた割合未満又は以下である場合、拡大処理を行う。
また、拡大/縮小率決定モジュール145は、検索条件を満たしている印刷ジョブに係るイベントを時系列に並べて表示領域に表示するときの、最初のイベントの開始時刻と最後のイベントの終了時刻が表示領域に収まるように時間軸上での拡大縮小率を決定する。
また、拡大/縮小率決定モジュール145は、印刷ジョブ特定モジュール115によって特定された印刷ジョブが表示領域に表示されていない場合に、拡大縮小率を決定するようにしてもよい。
【0034】
また、拡大/縮小率決定モジュール145は、印刷ジョブ特定モジュール115によって特定された印刷ジョブが表示領域に表示されている場合は、拡大縮小率の決定処理を行わないようにしてもよい。
この場合、表示位置設定モジュール135は、印刷ジョブ特定モジュール115によって特定された印刷ジョブが表示領域に表示されている場合は、その印刷ジョブの属性に応じ、その印刷ジョブに係るイベントを時系列に並べて表示領域に表示するときの時間軸上の起点及び/又は終点を設定する。
【0035】
また、拡大/縮小率決定モジュール145は、印刷ジョブ特定モジュール115によって取得された履歴情報を用いて、印刷ジョブに関連する複数のイベントを一つの時間軸上に並べ、時間軸に沿った表示領域に収めて表示するための倍率を算出する。
【0036】
描画ルール決定モジュール150は、描画ルール記憶モジュール155と接続されている。描画ルール決定モジュール150は、印刷ジョブ特定モジュール115によって取得された印刷ジョブの履歴情報を用いて、処理に関連する複数のイベントのステータス情報を取得し、各イベントの開始時間と終了時間によって特定されるイベント処理時間を矩形で表現する際の描画ルールを、そのステータス情報によって決定する。
描画ルール記憶モジュール155は、設定モジュール130の描画ルール決定モジュール150と接続されている。描画ルール記憶モジュール155は、表示領域内における描画ルールを記憶している。例えば、後述する印刷ジョブ種類・表示位置・表示範囲テーブル700、選択方法・表示位置・表示範囲テーブル2000、イベントステータス・表示色・重みテーブル2400等を記憶している。
【0037】
表示制御モジュール160は、表示位置設定モジュール135によって設定された起点及び/又は終点に応じ、対象となっている印刷ジョブに係るイベントと、表示領域においてその印刷ジョブの前及び/又は後に表示されている印刷ジョブに係るイベント、のそれぞれの表示位置を制御する。
また、表示制御モジュール160は、拡大又は縮小を行わずに印刷ジョブに係るイベントを表示するように制御するようにしてもよい。
また、表示制御モジュール160は、拡大/縮小率決定モジュール145によって決定された拡大縮小率によって、検索条件を満たしている印刷ジョブに係るイベント列を拡大縮小して表示領域に表示する制御を行う。
また、表示制御モジュール160は、拡大/縮小率決定モジュール145が算出した倍率で、各イベントを表す矩形を、各イベントの処理結果を示すステータス情報の種類に対応付けられた重み付けにしたがって、時間軸方向に縮小して表示領域に描画する。なお、「重み付け」には、優先度の概念を含む。最大の重み付けが付与されているとは、優先度が一番高いことを意味する。重み付けが小さいとは、優先度が低いことを意味する。
また、表示制御モジュール160は、描画ルール決定モジュール150によって決定された描画ルールにしたがって描画を行うように制御してもよい。また、描画ルールで、最大の重み付けが付与されているイベントは、拡大/縮小率決定モジュール145が算出した倍率で縮小しても最少描画単位となる大きさ以下に縮小しないようにしてもよい。ここで「最少描画単位となる大きさ以下に縮小しない」として、例えば、縮小した結果が1画素未満であったとしても、1画素幅で描画することをいう。
また、表示制御モジュール160は、隙間をはさんで隣接するイベント間の隙間を、拡大/縮小率決定モジュール145で算出された倍率で縮小したことによって隙間がなくなった場合に、隣接するイベントのステータス情報の種類が同じ場合は隣接するイベントを一つのイベントとして描画するように制御してもよい。
また、表示制御モジュール160は、隙間なく隣接するイベントのステータス情報の種類が異なる場合、重み付けが小さいイベントを優先して、拡大/縮小率決定モジュール145が算出した倍率で縮小するように制御してもよい。
描画モジュール165は、表示制御モジュール160による制御にしたがって、表示デバイスに対しての表示処理を行う。
【0038】
画像処理制御モジュール170は、印刷ジョブ情報記憶モジュール120、中間形態生成モジュール175、画像生成モジュール180、印刷モジュール185と接続されている。画像処理制御モジュール170は、印刷ジョブにしたがって中間形態生成モジュール175、画像生成モジュール180、印刷モジュール185に印刷処理を行わせるように制御する。
中間形態生成モジュール175は、表示装置100の画像処理制御モジュール170と接続されている。中間形態生成モジュール175は、第1段階画像生成処理を行う。具体的には、印刷ジョブで印刷対象となっている文書から、中間形態文書データを生成する。ここで中間形態文書データは、印刷用データを生成する前段階のデータ構造を有しており、文書から直接印刷用データを生成することは困難であるので、いったん中間形態文書データを生成する。文書から直接印刷用データを生成するよりも、文書から中間形態文書データを生成することは容易である。そして、文書から直接印刷用データを生成するよりも、中間形態文書データから印刷用データを生成することは容易である。
画像生成モジュール180は、表示装置100の画像処理制御モジュール170と接続されている。画像生成モジュール180は、第2段階画像生成処理を行う。具体的には、中間形態生成モジュール175によって生成された中間形態文書データから、印刷モジュール185で印刷可能な印刷用データ(画像)を生成する。
印刷モジュール185は、表示装置100の画像処理制御モジュール170と接続されている。印刷モジュール185は、印刷ジョブにしたがって印刷を行う。具体的には、
図2の例で示す印刷装置220を制御して、画像生成モジュール180によって生成された印刷用データを印刷する。
【0039】
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
プリントサーバー200は、表示装置210、印刷装置220と接続されており、また、通信回線290を介してユーザー端末280A、ユーザー端末280Bと接続されている。例えば、表示装置100は、プリントサーバー200内に構築されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、プリントサーバー200による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
表示装置210は、プリントサーバー200と接続されており、液晶ディスプレイ等である。描画モジュール165は、表示装置210に対して描画を行う。また、表示制御モジュール160は、ユーザー端末280のブラウザに対して描画制御用のデータを送信する。印刷装置220は、プリントサーバー200と接続されている。印刷装置220は、印刷モジュール185(又は、中間形態生成モジュール175、画像生成モジュール180)の機能を有している。ユーザー端末280A、ユーザー端末280Bは、利用者によって操作され、通信回線290を介してプリントサーバー200と接続されている。
ユーザー端末280A、ユーザー端末280Bにおける利用者の操作又はプリントサーバー200における利用者の操作を、受付モジュール105が受け付ける。
【0040】
図3は、本実施の形態の構成例についての具体的なハードウェアモジュール構成図である。
プリントサーバー200は、ネットワークインタフェースモジュール305、画像データ入力モジュール310、HDD315、画像メモリ320、画像処理モジュール325、入力インタフェースモジュール330、制御モジュール335、プレビュー画像生成モジュール340、ビデオインタフェースモジュール345、画像データ送信モジュール350、ネットワークインタフェースモジュール355を有している。
ネットワークインタフェースモジュール305は、画像データ入力モジュール310、制御モジュール335と接続されており、また、通信回線290を介してユーザー端末280と接続されている。ネットワークインタフェースモジュール305は、ユーザー端末280から印刷ジョブ、利用者の操作を受け付け、印刷ジョブを画像データ入力モジュール310に渡し、利用者の操作を表示装置100の受付モジュール105に渡す。また、ネットワークインタフェースモジュール305は、表示装置100の送信モジュール110からの表示制御情報(
図9の例に示すように、グラフィカルに表示するための情報)を、ユーザー端末280に送信する。
画像データ入力モジュール310は、ネットワークインタフェースモジュール305、HDD315、画像メモリ320と接続されている。画像データ入力モジュール310は、印刷対象である印刷データを印刷ジョブ内から抽出し、HDD315に記憶させる。
HDD315は、画像データ入力モジュール310、画像メモリ320、プレビュー画像生成モジュール340と接続されている。HDD315は、印刷データを記憶している。
画像メモリ320は、画像データ入力モジュール310、HDD315、画像処理モジュール325と接続されている。画像メモリ320内に、HDD315内の印刷データを展開する。例えば、画像処理モジュール325の処理によって、画像メモリ320内に中間形態文書データ、印刷用データが生成される。
画像処理モジュール325は、画像メモリ320、制御モジュール335、プレビュー画像生成モジュール340、画像データ送信モジュール350と接続されている。画像処理モジュール325は、主に、中間形態生成モジュール175、画像生成モジュール180の機能を有しており、印刷ジョブ内の印刷データから、中間形態文書データ、印刷用データを生成する。
入力インタフェースモジュール330は、制御モジュール335、ユーザーインタフェースモジュール380と接続されている。入力インタフェースモジュール330は、ユーザーインタフェースモジュール380での利用者の操作を受け付け、表示装置100の受付モジュール105に渡す。
制御モジュール335は、表示装置100を有しており、ネットワークインタフェースモジュール305、画像処理モジュール325、入力インタフェースモジュール330、ビデオインタフェースモジュール345と接続されている。制御モジュール335は、主に表示装置100としての機能を有している。
【0041】
プレビュー画像生成モジュール340は、HDD315、画像処理モジュール325、ビデオインタフェースモジュール345と接続されている。プレビュー画像生成モジュール340は、表示装置210に表示するためのプレビュー画像(印刷用データの縮小画像)を生成する。
ビデオインタフェースモジュール345は、制御モジュール335、プレビュー画像生成モジュール340、表示装置210と接続されている。ビデオインタフェースモジュール345は、表示装置100による動作状態情報、プレビュー画像生成モジュール340によるプレビュー画像を表示装置210に表示させる。
画像データ送信モジュール350は、画像処理モジュール325、ネットワークインタフェースモジュール355と接続されている。画像データ送信モジュール350は、画像処理モジュール325によって生成された印刷用データを印刷装置220に送信するための制御を行う。
ネットワークインタフェースモジュール355は、画像データ送信モジュール350と接続されおり、また、通信回線290を介して印刷装置220と接続されている。ネットワークインタフェースモジュール355は、画像データ送信モジュール350の制御にしたがって、印刷用データを印刷装置220に送信する。
ユーザーインタフェースモジュール380は、プリントサーバー200の入力インタフェースモジュール330と接続されている。ユーザーインタフェースモジュール380は、キーボード、マウス、タッチパネル等であって、利用者の操作を受け付ける。
表示装置210は、プリントサーバー200のビデオインタフェースモジュール345と接続されている。印刷装置220は、通信回線290を介してプリントサーバー200のネットワークインタフェースモジュール355と接続されている。ユーザー端末280は、通信回線290を介してプリントサーバー200のネットワークインタフェースモジュール305と接続されている。
【0042】
図4は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS402では、ユーザーの操作(印刷ジョブの選択操作)を受け付ける。
ステップS404では、選択された印刷ジョブの情報を印刷ジョブ情報記憶モジュール120から抽出する。例えば、印刷ジョブ情報テーブル500、印刷ジョブ(イベント)ログテーブル600を抽出する。
図5は、印刷ジョブ情報テーブル500のデータ構造例を示す説明図である。印刷ジョブ情報テーブル500は、印刷ジョブID欄510、印刷ジョブ名欄520、所有者欄530、頁数欄540、部数欄550、用紙サイズ欄560等を有している。印刷ジョブID欄510は、本実施の形態において、印刷ジョブを一意に識別するための情報(印刷ジョブID:IDentification)を記憶している。印刷ジョブ名欄520は、その印刷ジョブ名を記憶している。所有者欄530は、その印刷ジョブの所有者を記憶している。なお、ここでの所有者とは、印刷ジョブによって印刷される印刷物の所有者である。印刷ジョブを依頼した者であってもよい。頁数欄540は、その印刷ジョブにおける文書の頁数を記憶している。部数欄550は、その印刷ジョブにおける部数を記憶している。用紙サイズ欄560は、その印刷ジョブにおける用紙サイズを記憶している。例えば、印刷ジョブID欄510に「1」、印刷ジョブ名欄520に「パンフレット○○−1」、所有者欄530に「ユーザーA」、頁数欄540に「16」、部数欄550に「50」、用紙サイズ欄560に「A4」等を記憶する。
【0043】
図6は、印刷ジョブ(イベント)ログテーブル600のデータ構造例を示す説明図である。印刷ジョブ(イベント)ログテーブル600は、印刷ジョブID欄602、イベント欄604を有している。イベント欄604は、受信欄606、中間形態生成欄616、画像生成欄626、印刷欄636を有している。これは、印刷処理における4つのイベントに該当している。具体的には、(1)印刷ジョブの受信処理、(2)中間形態生成処理(中間形態生成モジュール175による処理)、(3)画像生成処理(画像生成モジュール180による処理)、(4)印刷処理(印刷モジュール185による処理)がある。それぞれがイベントID、開始日時、終了日時、結果の情報を有している。つまり、受信欄606は、イベントID欄608、開始日時欄610、終了日時欄612、結果欄614を有しており、中間形態生成欄616は、イベントID欄618、開始日時欄620、終了日時欄622、結果欄624を有しており、画像生成欄626は、イベントID欄628、開始日時欄630、終了日時欄632、結果欄634を有しており、印刷欄636は、イベントID欄638、開始日時欄640、終了日時欄642、結果欄644を有している。
印刷ジョブID欄602は、印刷ジョブIDを記憶している。イベント欄604は、イベントに関する情報(履歴情報)を記憶している。受信欄606は、受信イベントを記憶している。イベントID欄608は、本実施の形態において、イベントを一意に識別するための情報(イベントID)を記憶している。開始日時欄610は、開始日時を記憶している。終了日時欄612は、終了日時を記憶している。結果欄614は、結果を記憶している。中間形態生成欄616は、中間形態生成イベントを記憶している。イベントID欄618は、イベントIDを記憶している。開始日時欄620は、開始日時を記憶している。終了日時欄622は、終了日時を記憶している。結果欄624は、結果を記憶している。画像生成欄626は、画像生成イベントを記憶している。イベントID欄628は、イベントIDを記憶している。開始日時欄630は、開始日時を記憶している。終了日時欄632は、終了日時を記憶している。結果欄634は、結果を記憶している。印刷欄636は、印刷イベントを記憶している。イベントID欄638は、イベントIDを記憶している。開始日時欄640は、開始日時を記憶している。終了日時欄642は、終了日時を記憶している。結果欄644は、結果を記憶している。
例えば、印刷ジョブ(イベント)ログテーブル600の1行目は、印刷ジョブID欄602に「1」、受信欄606についてイベントID欄608に「E−001」、開始日時欄610に「XXXX/XX/XX/XX/XX/XX」、終了日時欄612に「XXXX/XX/XX/XX/XX/XX」、結果欄614に「正常終了」、中間形態生成欄616についてイベントID欄618に「E−002」、開始日時欄620に「XXXX/XX/XX/XX/XX/XX」、終了日時欄622に「XXXX/XX/XX/XX/XX/XX」、結果欄624に「正常終了」、画像生成欄626についてイベントID欄628に「E−003」、開始日時欄630に「XXXX/XX/XX/XX/XX/XX」、終了日時欄632に「XXXX/XX/XX/XX/XX/XX」、結果欄634に「正常終了」、印刷欄636についてイベントID欄638に「E−004」、開始日時欄640に「XXXX/XX/XX/XX/XX/XX」、終了日時欄642に「XXXX/XX/XX/XX/XX/XX」、結果欄644に「エラー発生(紙づまり)」を記憶している。つまり、印刷ジョブ:1は、受信処理、中間形態生成処理、画像生成処理は、正常終了したが、最後の印刷処理ではエラー(紙づまり)が発生したことを示している。
印刷ジョブ(イベント)ログテーブル600の2行目は、印刷ジョブID欄602に「2」、受信欄606についてイベントID欄608に「E−021」、開始日時欄610に「XXXX/XX/XX/XX/XX/XX」、終了日時欄612に「XXXX/XX/XX/XX/XX/XX」、結果欄614に「正常終了」、中間形態生成欄616についてイベントID欄618に「E−022」、開始日時欄620に「XXXX/XX/XX/XX/XX/XX」、終了日時欄622に「XXXX/XX/XX/XX/XX/XX」、結果欄624に「正常終了」、画像生成欄626についてイベントID欄628に「E−023」、開始日時欄630に「XXXX/XX/XX/XX/XX/XX」、終了日時欄632に「XXXX/XX/XX/XX/XX/XX」、結果欄634に「正常終了」、印刷欄636についてイベントID欄638に「E−024」、開始日時欄640は空欄(ヌル)、終了日時欄642は空欄(ヌル)、結果欄644に「処理予定(プリント待ち)」を記憶している。つまり、印刷ジョブ:2は、受信処理、中間形態生成処理、画像生成処理は、正常終了したが、最後の印刷処理は未処理(プリント待ち)であることを示している。なお、予測の開始日時、終了日時を、それぞれ開始日時欄640、終了日時欄642に記憶させてもよい。
【0044】
ステップS406では、印刷ジョブの属性を判断し、「正常終了」の場合はステップS408へ進み、「予約」の場合はステップS412へ進み、「エラー発生」の場合はステップS416へ進む。例えば、印刷ジョブ(イベント)ログテーブル600の印刷欄636における結果欄644(又は、正常終了以外の結果欄614、結果欄624、結果欄634)の情報を用いて判断すればよい。
ステップS408では、その印刷ジョブの開始時である起点を表示領域の左端とする。例えば、印刷ジョブ(イベント)ログテーブル600の受信欄606における開始日時欄610の情報を用いればよい。この処理では、特定された印刷ジョブの属性に応じ、その印刷ジョブに係るイベントを時系列に並べて表示領域に表示するときの時間軸上の起点を設定することになる。
【0045】
ステップS410では、現在の拡大/縮小率(倍率)の設定を引き継ぎ、ステップS424へ進む。つまり、拡大/縮小を行わないことになる。したがって、時間軸上の起点、拡大/縮小率が決定されているので、この処理では、特定された印刷ジョブの属性に応じ、その印刷ジョブに係るイベントを時系列に並べて表示領域に表示するときの時間軸上の終点を設定することになる。また、印刷ジョブの属性が正常終了である場合であるので、特定された印刷ジョブの開始時が表示領域の左端になるように時間軸をシフトすることになる。
なお、もしも印刷ジョブが選択される都度に、拡大/縮小を行ってしまうと、対象とした印刷ジョブが同じものであるか否かが判然とせずユーザーにとまどいが発生してしまう場合がある。そこで、拡大/縮小を行わないようにして、ユーザーにとまどいが発生しないようにしている。ステップS414、ステップS422での処理も同様である。
【0046】
ステップS412では、その印刷ジョブの予測終了時である終点を表示領域の右端とする。前述したように、その印刷ジョブ内の情報(頁数等)、スケジュール(印刷順番)、印刷装置の印刷速度等を用いて、予測終了時を算出すればよい。この処理では、特定された印刷ジョブの属性に応じ、その印刷ジョブに係るイベントを時系列に並べて表示領域に表示するときの時間軸上の終点を設定することになる。
ステップS414では、現在の拡大/縮小率(倍率)の設定を引き継ぎ、ステップS424へ進む。したがって、時間軸上の終点、拡大/縮小率が決定されているので、この処理では、特定された印刷ジョブの属性に応じ、その印刷ジョブに係るイベントを時系列に並べて表示領域に表示するときの時間軸上の起点を設定することになる。また、印刷ジョブの属性が予約である場合であるので、特定された印刷ジョブの予測終了時が表示領域の右端になるように時間軸をシフトすることになる。
【0047】
ステップS416では、その印刷ジョブの開始時である起点を表示領域内(左端から右端の間)に設定する。例えば、印刷ジョブ(イベント)ログテーブル600の受信欄606における開始日時欄610の情報を用いればよい。この処理では、特定された印刷ジョブの属性に応じ、その印刷ジョブに係るイベントを時系列に並べて表示領域に表示するときの時間軸上の起点を設定することになる。そして、印刷ジョブの属性がエラー発生である場合であるので、特定された印刷ジョブの開始時が表示領域の左端と右端の間になるように時間軸をシフトすることになる。例えば、その印刷ジョブのイベントの中心とグラフィック領域870の中心が一致するように移動してもよいし、また、対象としている印刷ジョブの前後の印刷ジョブの全体がグラフィック領域870に収まるように移動してもよい。
【0048】
ステップS418では、現在の倍率で「対象としている印刷ジョブの前に処理された印刷ジョブのイベントの開始時」と「対象としている印刷ジョブの後に処理された印刷ジョブのイベントの終了時」は、表示領域内に収まるか否かを判断し、収まる場合はステップS422へ進み、それ以外の場合(収まらない場合)はステップS420へ進む。
【0049】
ステップS420では、少なくとも前に処理された印刷ジョブのイベントの開始時(もちろんのことながら、終了時も含む)、そして、後に処理された印刷ジョブのイベントの終了時(もちろんのことながら、開始時も含む)が表示領域内に収まるように倍率を設定し、ステップS424へ進む。この処理では、印刷ジョブの属性がエラー発生である場合であるので、その印刷ジョブ(エラー発生した印刷ジョブ)の前に処理された印刷ジョブのイベント開始時と、その印刷ジョブ(エラー発生した印刷ジョブ)の後に処理された印刷ジョブのイベント終了時が表示領域内に収まるように、時間軸上で縮小又は拡大を行うことになる。
なお、拡大/縮小(倍率)を変更しているのは、対象としている印刷ジョブ(エラー発生の印刷ジョブ)よりも、そのエラー発生の原因となる印刷ジョブ、又は、そのエラー発生による影響を受けた印刷ジョブを知ることが重要であるためである。つまり、対象としている印刷ジョブの前後の印刷ジョブの全体を把握できるように拡大/縮小している。
【0050】
ステップS422では、現在の拡大/縮小率(倍率)の設定を引き継ぎ、ステップS424へ進む。
ステップS424では、設定された表示位置、倍率にしたがって、表示領域内を描画する。つまり、設定された起点及び/又は終点に応じ、対象としている印刷ジョブに係るイベントと、表示領域においてその印刷ジョブの前及び/又は後に表示されている印刷ジョブに係るイベント、のそれぞれの表示位置を制御する。
【0051】
図4の例に示したフローチャートによる処理は、印刷ジョブ種類・表示位置・表示範囲テーブル700にしたがってもよい。つまり、描画ルール決定モジュール150が描画ルール記憶モジュール155内の印刷ジョブ種類・表示位置・表示範囲テーブル700を抽出し、その印刷ジョブ種類・表示位置・表示範囲テーブル700にしたがって、表示位置設定モジュール135、表示範囲設定モジュール140、拡大/縮小率決定モジュール145が処理を行うようにしてもよい。
図7は、印刷ジョブ種類・表示位置・表示範囲テーブル700のデータ構造例を示す説明図である。印刷ジョブ種類・表示位置・表示範囲テーブル700は、印刷ジョブの種類欄710、表示位置欄720、表示範囲欄730を有している。印刷ジョブの種類欄710は、印刷ジョブの種類を記憶している。表示位置欄720は、表示位置を記憶している。表示範囲欄730は、表示範囲を記憶している。
【0052】
例えば、印刷ジョブ種類・表示位置・表示範囲テーブル700の1行目は、印刷ジョブの種類欄710に「処理予定ジョブ(未来予測表示ジョブ)」、表示位置欄720に「イベント終了日時を表示範囲終了日時(表示領域の右端)に合わせる」、表示範囲欄730に「選択ジョブの開始から終了までの範囲に合わせる」を記憶し、2行目は、印刷ジョブの種類欄710に「エラージョブ」、表示位置欄720に「イベントを表示範囲の中心に合わせる」、表示範囲欄730に「前のジョブのイベント開始日時と後のジョブのイベント終了日時の範囲に合わせる」を記憶し、3行目は、印刷ジョブの種類欄710に「正常終了ジョブ」、表示位置欄720に「イベント開始日時を表示範囲開始日時(表示領域の左端)に合わせる」、表示範囲欄730に「ジョブのイベントの開始から終了までの範囲に合わせる」を記憶する。
【0053】
図8の例を用いて表示領域を説明する。
図8は、本実施の形態による表示例を示す説明図である。表示領域は、グラフィック領域870に該当する。
画面800には、対象期間設定欄810、時系列表示領域B820、検索式受付欄830、時系列表示領域A840を表示する。
対象期間設定欄810は、対象とする印刷ジョブの時間範囲を指定する領域である。例えば、開始日と終了日によって、対象とする印刷ジョブの期間を指定する。また、開始日と「10分、30分、1時間、12時間、1日、1週間、すべて」等によって、時間範囲を指定してもよい。例えば、期間として「2017年3月7日」の1日間としてもよい。
時系列表示領域B820内には、対象期間設定欄810で指定された期間内の時間範囲を表示する。前述の例では、「2017年3月7日」の0時から24時までの時間軸を表示する。
検索式受付欄830内には、印刷ジョブを検索するための領域(検索ワード等によって構成される検索式を入力するための欄)を表示する。
【0054】
時系列表示領域A840内は、リスト領域850、時間軸表示領域860、グラフィック領域870に分かれている。
時間軸表示領域860は、グラフィック領域870に対する時間軸を表示する領域である。時間軸以外に、指定された時間範囲等を表示してもよい。
時系列表示領域A840内の1行目(リスト領域850の1行目である印刷装置名表示領域852、グラフィック領域870の1行目である印刷装置処理グラフィック領域872)は、印刷装置の処理内容を示す領域である。
時系列表示領域A840内の2行目以降(リスト領域850の2行目以降、グラフィック領域870の2行目以降)は、印刷ジョブの処理内容を示す領域である。なお、時系列表示領域A840内の2行目以降は、ソート順に並べられている。図に示す例では、終了日時の降順の例を示している。つまり、新しい印刷ジョブを上に表示し、古い印刷ジョブを下に表示する。
【0055】
印刷装置名表示領域852には、印刷装置の名称を表示する。
印刷装置処理グラフィック領域872には、その印刷装置における処理内容(イベント)をグラフィックに表示する。例えば、「受信中」、「中間形態文書データ生成中」、「印刷用データ生成中」、「印刷中(プリント中)」、「ユーザーの操作待ち」等を示す要素(長方形)を色分けして表示する。さらに、その処理の結果(正常終了、警告、エラー等)によって色分けして表示してもよい。
リスト領域850の2行目以降には、スクロールバー(表示時間帯)910で指定された期間内の印刷ジョブ(さらに、検索式受付欄830が利用されている場合は、その検索式受付欄830で受け付けた検索式にしたがって検索された印刷ジョブ)を表示する。例えば、印刷ジョブ名、結果等をリスト表示すればよい。
グラフィック領域870の2行目以降には、その印刷ジョブにおける処理内容をグラフィックに表示する。例えば、「受信中」、「中間形態文書データ生成中」、「印刷用データ生成中」、「印刷中(プリント中)」、「ユーザーの操作待ち」等を示す要素(長方形)を色分けして表示する。さらに、その処理の結果(正常終了、警告、エラー等)によって色分けして表示してもよい。
【0056】
図9は、本実施の形態による表示例を示す説明図である。
図8の例に示した画面800内に具体的な例を表示したものである。
印刷ジョブの印刷履歴を時系列でビジュアル的に表示したものである(タイムライン機能)。
対象期間設定欄810で、印刷ジョブの印刷履歴の開始日時と終了日時を設定し、画面800に、その間に発生した印刷ジョブのイベント、印刷装置の状態を可視化して時系列で表示している。
なお、対象期間設定欄810をユーザーが操作することによって、開始日時と終了日時の間の任意の時間範囲内で処理した印刷ジョブの一覧をリスト領域850に表示することが可能となる。そして、その時間範囲は、対象期間設定欄810でユーザーが任意に変更することが可能である。
そして、時系列表示領域B820上のスクロールバー(表示時間帯)910をユーザーがスライドさせることによって、指定した時間範囲のまま、開始日と終了日間のグラフィック領域870内の時間範囲を変更することが可能である。スクロールバー(表示時間帯)910に関しては、
図11の例を用いて後に詳述する。
【0057】
図10は、本実施の形態による表示例を示す説明図である。
図10の例では、グラフィック領域870内に、現在時刻表示線1030を表示したものである。現在時刻表示線1030の左側が過去の履歴であり、現在時刻表示線1030の右側(未来予測表示領域1040)が未来の予測を示している。もちろんのことながら、現在時刻よりも過去については、印刷ジョブの印刷履歴を用いればよい。そして、現在時刻よりも未来については、今後の印刷ジョブのスケジュールにしたがって算出すればよい。具体的には、予測情報は、印刷ジョブの設定に基づく印刷データ生成処理(中間形態生成モジュール175、画像生成モジュール180の処理速度)やプリンタの印刷スピード(印刷モジュール185の印刷速度)、フィニッシング処理(パンチ(穴開け)、書類とじ(ステープラー留め)、紙折り等)に応じて算出すればよい。これらの他に、開始日時、印刷ジョブ量(枚数、用紙サイズ、印刷種別(カラー/白黒印刷)等)、印刷順序等から、各印刷ジョブの開始日時と終了日時を算出すればよい。
【0058】
図11は、本実施の形態による表示例を示す説明図である。
時系列表示領域B820上で、表示時間帯1110をスライド(移動)させることによって、表示時間帯を変更可能である。表示時間帯1110の位置する時間帯に対応して、グラフィック領域870(印刷装置処理グラフィック領域872を含む)内を表示する。表示時間帯1110は、ユーザーの操作によって変動が可能である。
時系列表示領域B820では、2017年3月7日(火)の0時から24時までの時間軸を示している。つまり、開始日と終了日間の印刷装置の状態を時系列表示領域B820上に表示している。
時系列表示領域B820内の表示時間帯1110によって、2017年3月7日(火)の9時28分49秒から9時58分49秒までの期間(30分間)が指定されており、その期間の詳細をグラフィック領域870に表示している。つまり、ユーザーは、時系列表示領域B820上の印刷装置の状態を見ながら、表示時間帯1110をスライドさせ、グラフィック領域870内の時間範囲を変更することが可能である。
なお、表示時間帯1110の詳細を印刷装置処理グラフィック領域872に表示している。逆に言えば、印刷装置処理グラフィック領域872を縮小したものを表示時間帯1110内に表示している。印刷装置処理グラフィック領域872内には、印刷装置の状態を示すプリント中提示バー1122、ユーザー操作待ち提示バー1124、プリント中提示バー1126、プリント中提示バー1128がある。
【0059】
図12は、本実施の形態による表示例を示す説明図である。
図12(a)は、2017年3月27日19時27分9秒から2017年3月27日19時45分38秒の時間帯における処理内容を表示している。
ここで、対象印刷ジョブ1210がユーザーの操作によって選択された場合、
図12(b)の例に示すように表示する。つまり、対象印刷ジョブ1210のイベントが、グラフィック領域870の開始時刻になるようにスクロールしている。具体的には、対象印刷ジョブ1210の処理開始時である2017年3月27日19時29分25秒を左端にしてグラフィック領域870内を表示している。もちろんのことながら、他の印刷ジョブのグラフィック領域870についても、2017年3月27日19時29分25秒を左端にして表示している。つまり、グラフィック領域870の全体を左側にシフトさせて表示している。
これによって、リスト領域850内に表示されている印刷ジョブのイベントがグラフィック領域870外にあったとしても、印刷ジョブを選択することで、印刷ジョブのイベントをスクロールさせて表示させることになり、確認することが可能となる。
【0060】
図13は、本実施の形態による表示例を示す説明図である。
画面800では、検索式受付欄830を用いて印刷ジョブを検索することができる。つまり、印刷ジョブの任意のパラメータ(印刷ジョブ名、終了ステータス等)に対して検索が可能である。リスト領域850では、検索にヒットした印刷ジョブにジャンプ(ジャンプとは、その検索結果である印刷ジョブが含まれるリストにすること)して表示する。その印刷ジョブのイベント開始日時が表示範囲の開始時刻になるようにスクロールする。
例えば、
図13(a)の検索式受付欄830(
図13(c)参照)で「XXB」を検索した場合、印刷ジョブ名に「XXB」を含む印刷ジョブが検索される。そして、
図13(b)の例に示すように、リスト領域850内の検索結果である検索印刷ジョブ1310を強調表示し、検索印刷ジョブ1310のイベント開始日時がグラフィック領域870の左端になるようにスクロールしている。
なお、
図4の例に示したフローチャートにしたがって、検索印刷ジョブ1310に係るイベントの表示位置を、検索印刷ジョブ1310の属性にしたがって変更してもよい。
また、検索結果としてヒットした印刷ジョブが複数ある場合、
図13(c)の例に示す検索式受付欄830内の三角ボタン(右向き三角ボタンと左向き三角ボタン)押下で、次の検索印刷ジョブを表示するようにしてもよい。
【0061】
図14は、比較の表示例を示す説明図である。
印刷ジョブの属性に関係なく、選択された印刷ジョブのイベントの起点を、常にグラフィック領域870の左端に合わせた場合(つまり、本実施の形態を採用しなかった場合)、その選択されている印刷ジョブの前にある印刷ジョブは、グラフィック領域870内に表示されないことになる。具体的には、
図14の例に示すように、対象印刷ジョブ1410のエラー発生である印刷ジョブを選択した場合、一つ前(リスト領域850では一つ下)の印刷ジョブのイベントは表示範囲外になる。
しかし、処理予定の印刷ジョブ(未来予測された印刷ジョブ)であれば、イベント開始日時よりも終了日時の方が重要性が高いので、終了日時もグラフィック領域870内に表示すべきである。また、エラージョブであれば、エラー発生前後の印刷ジョブの状況も把握したいという要望がある。
【0062】
図15は、比較の表示例を示す説明図である。
印刷ジョブを選択しても表示範囲(表示スケール)を変更しない例を示したものである。
図15(a)の例に示すように、グラフィック領域870内に広範囲の時間帯のイベントを表示しているときに、短時間で終了しているイベント1520の印刷ジョブ1510が選択されても、
図15(b)の例に示すように、イベント1520が左端に移動しているだけであり、何が起こっているのか判断困難である。特に、印刷ジョブ1510がエラー発生である場合、印刷ジョブ1510の前の印刷ジョブと後の印刷ジョブの全体がわかるように拡大又は縮小すべきである。
【0063】
図16は、本実施の形態による表示例を示す説明図である。
リスト領域850内の印刷ジョブ1610は、エラー発生の印刷ジョブである。この場合、ユーザーは、印刷ジョブ1610(イベント1620)の前に終了している印刷ジョブのエラー発生前イベント群1630と後に発生した印刷ジョブのエラー発生後イベント群1640の全体を把握したい。
【0064】
図17は、比較の表示例を示す説明図である。
印刷ジョブの属性に関係なく、選択された印刷ジョブのイベントの起点を、常にグラフィック領域870の左端に合わせた場合(つまり、本実施の形態を採用しなかった場合)、リスト領域850内の印刷ジョブ1610が選択されると、
図17の例に示すように、その前(リスト領域850では一つ下)の印刷ジョブのエラー発生前イベント群1630は表示範囲外になる。
【0065】
図18は、本実施の形態による表示例を示す説明図である。
本実施の形態では、リスト領域850内の印刷ジョブ1610が選択されると、
図18の例に示すように、印刷ジョブ1610の前(リスト領域850では一つ下)のエラー発生前印刷ジョブ1830のエラー発生前イベント群1630の起点(イベント開始時)をグラフィック領域870の左端とし、印刷ジョブ1610の後(リスト領域850では一つ上)のエラー発生後印刷ジョブ1840のエラー発生後イベント群1640の終点(イベント終了時)をグラフィック領域870の右端となるように、スライド処理、拡大/縮小処理を行っている。
【0066】
図19は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1902では、ユーザーの操作(検索指示)を受け付ける。
ステップS1904では、検索された印刷ジョブの情報を抽出する。つまり、印刷ジョブを選択するために指定される検索条件を満たしている印刷ジョブを特定している。
【0067】
ステップS1906では、時系列表示領域A840(又はリスト領域850)に既に表示されている印刷ジョブであるか否かを判断し、時系列表示領域Aに既に表示されている印刷ジョブの場合はステップS1916へ進み、それ以外の場合はステップS1908へ進む。つまり、ステップS1904で抽出された印刷ジョブがグラフィック領域870に表示されていない場合に、拡大縮小率を決定する処理(「No」でのステップS1908以降の処理)を行うことになる。そして、ステップS1904で抽出された印刷ジョブがグラフィック領域870に既に表示されている場合は、拡大縮小率の決定処理を行わないことになる(「Yes」でのステップS1916の処理)。
【0068】
ステップS1908では、対象印刷ジョブの最初のイベントの開始時を抽出する。
ステップS1910では、対象印刷ジョブの最後のイベントの終了時を抽出する。
ステップS1912では、表示領域内に開始時と終了時が収まるように拡大/縮小率を算出する。つまり、検索条件を満たしている印刷ジョブに係るイベントを時系列に並べてグラフィック領域870に表示するときの、最初のイベントの開始時刻と最後のイベントの終了時刻がグラフィック領域870に収まるように時間軸上での拡大縮小率を決定する。
【0069】
ステップS1914では、対象イベントを表示領域内に表示する。つまり、決定された拡大縮小率によって、検索条件を満たしている印刷ジョブに係るイベント列を拡大縮小してグラフィック領域870に表示する制御を行う。
ステップS1916では、現在の拡大/縮小率のままとする。
また、ステップS1914、ステップS1916の後に、
図4の例に示したフローチャートのステップS406以降の処理を行うようにしてもよい。ただし、対象とする印刷ジョブは、検索された印刷ジョブとする。
【0070】
図19の例に示したフローチャートによる処理は、選択方法・表示位置・表示範囲テーブル2000にしたがってもよい。つまり、描画ルール決定モジュール150が描画ルール記憶モジュール155内の選択方法・表示位置・表示範囲テーブル2000を抽出し、その選択方法・表示位置・表示範囲テーブル2000にしたがって、表示位置設定モジュール135、表示範囲設定モジュール140、拡大/縮小率決定モジュール145が処理を行うようにしてもよい。
図20は、選択方法・表示位置・表示範囲テーブル2000のデータ構造例を示す説明図である。
選択方法・表示位置・表示範囲テーブル2000は、印刷ジョブの選択方法欄2010、表示位置欄2020、表示範囲欄2030を有している。印刷ジョブの選択方法欄2010は、印刷ジョブの選択方法を記憶している。表示位置欄2020は、表示位置を記憶している。表示範囲欄2030は、表示範囲を記憶している。
【0071】
例えば、選択方法・表示位置・表示範囲テーブル2000の1行目は、印刷ジョブの選択方法欄2010に「印刷ジョブの検索によってヒットした印刷ジョブへのジャンプ選択」、表示位置欄2020に「イベント開始日時を表示範囲開始日時に合わせる」、表示範囲欄2030に「選択ジョブの開始から終了までの範囲に合わせる」を記憶し、2行目は、印刷ジョブの選択方法欄2010に「リスト上から任意の印刷ジョブを選択する」、表示位置欄2020に「イベント開始日時を表示範囲開始日時に合わせる」、表示範囲欄2030に「表示範囲の自動変更は行わない」を記憶する。
表示位置欄2020では、「イベント開始日時を表示範囲開始日時に合わせる」としたが、印刷ジョブ種類・表示位置・表示範囲テーブル700の表示位置欄720を用いて、印刷ジョブの種類に応じて、表示位置を変更してもよい。
表示範囲欄2030の1行目(「選択ジョブの開始から終了までの範囲に合わせる」)は、印刷ジョブを検索する場合はその検索結果のジョブにフォーカスしたいことによる。
表示範囲欄2030の2行目(「表示範囲の自動変更は行わない」)は、印刷ジョブをリスト表示している中から選択した場合、その前後関係も確認したいことによる。
【0072】
図21は、本実施の形態による表示例を示す説明図である。
図21に示す例は、
図13の例と同様に、検索式受付欄830で「XXB」を検索した場合、印刷ジョブ名に「XXB」を含む印刷ジョブが検索された場合を示している。ただし、検索前には、リスト領域850内には、検索印刷ジョブ2110は表示されていなかったとする。つまり、ステップS1906で「No」の場合である。この場合、検索印刷ジョブ2110のイベントの起点をグラフィック領域870の左端、終了点をグラフィック領域870の右端になるように、時間軸をシフトし、拡大/縮小処理を行っている。したがって、検索印刷ジョブ2110のイベントの内容が、グラフィック領域870全体に拡大して表示されることになる。
【0073】
図22、
図23は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
印刷装置のイベントをスクロールバー状の時系列表示領域B820に表示するときに、単純な縮小を行ってしまうと、短時間の重要なイベント情報(エラーなど)が欠落する可能性がある。一方、そもそも縮小表示を行っているので、すべてのイベントを表示することはできない場合がある。そこで、本実施の形態では、イベントのステータスに応じた重みを用いて、重要なイベント情報が欠落してしまうことを抑制したものである。
【0074】
ステップS2202では、指定された表示時間帯を取得する。
ステップS2204では、その表示時間帯内に含まれる印刷ジョブの履歴情報を抽出する。つまり、ステップS2202で指定された表示時間帯に印刷処理の開始時間又は終了時間が含まれている印刷ジョブの履歴情報を取得する。ここでの印刷処理には、前述の4つのイベントを含む。
【0075】
ステップS2206では、時系列表示領域B820に対して、その表示時間帯が占める割合を算出して、時系列表示領域B820に表示する場合の倍率を得る。つまり、ステップS2204で抽出した履歴情報を用いて、印刷ジョブに関連する複数のイベントを一つの時間軸上に並べ、その時間軸に沿った時系列表示領域B820(もちろんのことながら、スクロールバー(表示時間帯)910内を含む)に収めて表示するための倍率を算出する。
ステップS2208では、その表示時間帯における印刷ジョブ内のイベントのステータスを抽出する。
【0076】
ステップS2210では、イベントステータス・表示色・重みテーブル2400を用いて、そのイベントのステータスに対応する表示色と重みを抽出する。イベントステータス・表示色・重みテーブル2400は、各イベントの開始時間と終了時間によって特定されるイベント処理時間を矩形で表現する際の描画ルールの一例である。
図24は、イベントステータス・表示色・重みテーブル2400のデータ構造例を示す説明図である。イベントステータス・表示色・重みテーブル2400は、イベントステータス欄2410、表示色欄2420、重み欄2430を有している。イベントステータス欄2410は、イベントステータスを記憶している。表示色欄2420は、表示色を記憶している。重み欄2430は、重みを記憶している。つまり、イベントステータス・表示色・重みテーブル2400は、イベント毎に予め重み付けを行っており、より重要なイベントが優先的に表示されるようにしている。
例えば、イベントステータス・表示色・重みテーブル2400の1行目は、イベントステータス欄2410に「エラー」、表示色欄2420に「赤」、重み欄2430に「大」を記憶し、2行目は、イベントステータス欄2410に「警告」、表示色欄2420に「黄」、重み欄2430に「中」を記憶し、3行目は、イベントステータス欄2410に「正常」、表示色欄2420に「緑」、重み欄2430に「小」を記憶する。なお、ここでの「正常」には、受信処理中、中間形態生成処理中、画像生成処理中、印刷処理中を含む。
図24の例に示しているイベントステータス・表示色・重みテーブル2400では、正常状態より重いエラー状態を優先的に表示することになる。例えば、重みが「大」「中」である場合、縮小した結果が1画素未満であったとしても、1画素幅で描画することになる。そして、重みが「小」である場合、縮小した結果が1画素未満であった場合、表示しないことになる。したがって、時系列表示領域B820内では、ステータスが「エラー」となったイベントは、そのイベント期間が短かったとしても必ず表示されることになる。一方、ステータスが「警告」、「正常」であるイベントは、そのイベント期間が短いと時系列表示領域B820内には表示されないことがある。このように、時間軸上で圧縮表示するような場合、ユーザーが注目すべきステータスが欠落することなく表示することが可能である。
【0077】
ステップS2212では、重みは「大」であるか否かを判断し、「大」の場合はステップS2214へ進み、それ以外の場合はステップS2218へ進む。
ステップS2214では、表示幅は最小幅未満であるか否かを判断し、最小幅未満の場合はステップS2216へ進み、それ以外の場合はステップS2218へ進む。
ステップS2216では、表示幅を最小幅とする。具体的には、表示幅を1画素とする。
【0078】
ステップS2218では、イベント間の隙間はないか否かを判断し、隙間がない場合はステップS2220へ進み、それ以外の場合はステップS2228へ進む。
ステップS2220では、隣接するイベントのステータスは同じであるか否かを判断し、同じ場合はステップS2222へ進み、それ以外の場合はステップS2224へ進む。
ステップS2222では、隣接するイベントを1つのイベントとする。つまり、隙間をはさんで隣接するイベント間の隙間を、ステップS2206で算出した倍率で縮小したことによって隙間がなくなった場合に、隣接するイベントのステータス情報の種類が同じ場合は隣接するイベントを一つのイベントとして描画することになる。
【0079】
ステップS2224では、隣接するイベントの重みが小さい方を優先して縮小する。つまり、隙間なく隣接するイベントのステータス情報の種類が異なる場合、重み付けが小さいイベントを優先して、ステップS2206で算出した倍率で縮小することになる。ここで「重み付けが小さいイベント」とは、隣り合うイベントの重みを比較した場合であって、「大」と「中」である場合は「中」、「大」と「小」である場合は「小」、「中」と「小」である場合は「小」となる。
ステップS2226では、その縮小したことによって、余った表示幅を、隣接するイベントの重みが大きい方に割り振って、そのイベントの表示幅を決定する。
ステップS2228では、時系列表示領域B820内を描画する。つまり、ステップS2206で算出された倍率で、各イベントを表す矩形を、そのイベントの重み付けにしたがって、時間軸方向に縮小して時系列表示領域B820に描画する。
【0080】
図25は、本実施の形態による表示例を示す説明図である。
対象期間設定欄810で指定された期間内の印刷装置におけるイベントを、時系列表示領域B820上にグラフィカルに表示している。ユーザーの操作によって指定された表示時間帯2510内を印刷装置処理グラフィック領域872に拡大表示している。印刷装置処理グラフィック領域872には、印刷装置名表示領域852で表示されている印刷装置におけるイベントを表示している。なお、印刷装置処理グラフィック領域872は、グラフィック領域870内の2行目以降の各印刷ジョブのイベントを集約(サマライズ)したものであるともいえる。
このように、時系列表示領域B820内の表示において、単純な縮小を行ってしまうと、短時間の重要なイベント情報(エラーなど)が欠落する可能性がある。
本実施の形態では、イベントステータス・表示色・重みテーブル2400で定められているイベントステータスの重みにしたがって、重みが大であるイベントは欠落が生じないようにしている。
【0081】
図26は、本実施の形態による表示例を示す説明図である。
図26に示す例は、
図25の例に示した表示時間帯2510と印刷装置処理グラフィック領域872との関係をわかりやすく表示したものである。
印刷装置処理グラフィック領域872内には、イベント(正常)2610、隙間2612、イベント(エラー)2614、隙間2616、イベント(正常)2618、隙間2620、イベント(正常)2622が表示されている。
表示時間帯2510内には、イベント(正常)2630、イベント(エラー)2634、イベント(正常)2638、隙間2640、イベント(正常)2642が表示されている。ここで、イベント(正常)2630はイベント(正常)2610、イベント(エラー)2634はイベント(エラー)2614、イベント(正常)2638はイベント(正常)2618、隙間2640は隙間2620、イベント(正常)2642はイベント(正常)2622に対応している。そして、
図22、
図23の例に示したフローチャートの処理によって、隙間2612、隙間2616がなくなっている。ただし、隙間2612がなくなったことによって隣接することになったイベント(正常)2610とイベント(エラー)2614は、異なるステータスであって、イベント(正常)2610の重みが小さいので優先して縮小(先に縮小)する。そして、イベント(正常)2610、隙間2612、イベント(エラー)2614の全体を縮小した場合の幅において、イベント(正常)2610を縮小した幅を差し引いた残りの幅をイベント(エラー)2634の幅とする。つまり、イベント(エラー)2614に対応するイベント(エラー)2634の幅を広くとれるように計算している。同様に、隙間2616がなくなったことによって隣接することになったイベント(エラー)2614とイベント(正常)2618は、異なるステータスであって、イベント(正常)2618の重みが小さいので優先して縮小(先に縮小)する。そして、イベント(エラー)2614、隙間2616、イベント(正常)2618の全体を縮小した場合の幅から、イベント(正常)2618を縮小した幅を差し引いた残りの幅をイベント(エラー)2634の幅とする。つまり、イベント(エラー)2614に対応するイベント(エラー)2634の幅を広くとれるように計算している。
【0082】
図27は、本実施の形態による表示例を示す説明図である。
図27は、
図26の例とは異なる例を示したものである。表示時間帯2750は、時系列表示領域B820上にあり、前述の表示時間帯2510に相当する。
イベント(正常)2710は、重み「小」であり、縮小の結果、表示幅が最小幅未満となったため、表示時間帯2750には表示しない。
イベント(エラー)2714は、縮小の結果、表示幅が最小幅未満となるが、重み「大」のため、最小幅で表示時間帯2750内のイベント(エラー)2754として表示している。
隙間2720は、縮小の結果、表示幅が最小幅未満となり、イベント(正常)2718とイベント(正常)2722は同じイベントステータスであるため、表示時間帯2750内の1つのイベント(正常)2758として表示している。
隙間2728は、縮小の結果、表示幅が最小幅未満となり、イベント(警告)2726とイベント(正常)2730は異なるイベントステータスであるため、イベント(正常)2730を優先して縮小してイベント(正常)2770とし、余った表示幅をイベント(警告)2726を示すイベント(警告)2766とする。
なお、ここで「余った表示幅」は、次のように算出する。
(1)イベント(警告)2726と隙間2728とイベント(正常)2730を合わせた期間を示す表示時間帯2750内の表示幅を算出する。具体的には、イベント(警告)2726の開始時からイベント(正常)2730の最終時までの時間帯を表示時間帯2750内に割り当てた場合の表示幅である。
(2)(1)で算出した表示幅から、縮小したイベント(正常)2730、縮小した隙間2728(実質0)を差し引いた表示幅をイベント(警告)2726を示すイベント(警告)2766の表示幅とする。なお、除算の順序を制御することで、優先表示が実現できるのは、縮小における除算では、小数点以下の値は切り下げとしているためである。つまり、重みが小さい方(イベント(正常)2730)を先に縮小するので、小数点以下の切り下げの効果により、重みが大きい方(イベント(警告)2726)の表示幅が大きくなる可能性が大きい。ここでの「表示幅が大きくなる」とは、重みが大きい方の表示幅を単に縮小した場合と比べて、余った表示幅を用いた方が大きくなることを示している。
【0083】
図28を参照して、本実施の形態の表示装置100、プリントサーバー200、印刷装置220等のハードウェア構成例について説明する。
図28に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)、サーバーとなりうるコンピュータ等によって構成されるものであり、スキャナ等のデータ読み取り部2817と、プリンタ等のデータ出力部2818を備えたハードウェア構成例を示している。
【0084】
CPU(Central Processing Unit)2801は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、受付モジュール105、送信モジュール110、印刷ジョブ特定モジュール115、タイムチャート表示モジュール125、設定モジュール130、表示位置設定モジュール135、表示範囲設定モジュール140、拡大/縮小率決定モジュール145、描画ルール決定モジュール150、表示制御モジュール160、描画モジュール165、画像処理制御モジュール170、中間形態生成モジュール175、画像生成モジュール180、印刷モジュール185等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
【0085】
ROM(Read Only Memory)2802は、CPU2801が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)2803は、CPU2801の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバス等から構成されるホストバス2804により相互に接続されている。
【0086】
ホストバス2804は、ブリッジ2805を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス2806に接続されている。
【0087】
キーボード2808、マウス等のポインティングデバイス2809は、操作者により操作されるデバイスである。ディスプレイ2810は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)等があり、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。また、ポインティングデバイス2809とディスプレイ2810の両方の機能を備えているタッチスクリーン等であってもよい。その場合、キーボードの機能の実現について、キーボード2808のように物理的に接続しなくても、画面(タッチスクリーン)上にソフトウェアでキーボード(いわゆるソフトウェアキーボード、スクリーンキーボード等ともいわれる)を描画して、キーボードの機能を実現するようにしてもよい。
【0088】
HDD(Hard Disk Drive)2811は、ハードディスク(フラッシュ・メモリ等であってもよい)を内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU2801によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。ハードディスクは、印刷ジョブ情報記憶モジュール120、描画ルール記憶モジュール155等としての機能を実現させる。さらに、その他の各種データ、各種コンピュータ・プログラム等が格納される。
【0089】
ドライブ2812は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体2813に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インタフェース2807、外部バス2806、ブリッジ2805、及びホストバス2804を介して接続されているRAM2803に供給する。なお、リムーバブル記録媒体2813も、データ記録領域として利用可能である。
【0090】
接続ポート2814は、外部接続機器2815を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート2814は、インタフェース2807、及び外部バス2806、ブリッジ2805、ホストバス2804等を介してCPU2801等に接続されている。通信部2816は、通信回線に接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部2817は、例えばスキャナであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部2818は、例えばプリンタであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
【0091】
なお、
図28に示す表示装置100、プリントサーバー200、印刷装置220等のハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、
図28に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに
図28に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
【0092】
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
【0093】
前述した実施の形態については、以下のように把握してもよい。そして、これらは、特許請求の範囲に記載した発明と組み合わせてもよい。
[B]課題
印刷装置において、印刷処理の履歴(ログともいわれる)として記録された印刷装置の動作状態情報を時間軸上に並べてグラフィカルに表示したタイムチャートを参照し、印刷装置の動作分析や予約ジョブの状況確認をすることがある。例えば、プロダクションプリンタのように大量のプリント処理を行う印刷装置においては、大量の印刷ジョブを保存しているので、印刷ジョブの処理履歴(又は、印刷装置の動作分析)や予約ジョブを探す際に印刷ジョブの検索が行われる。プロダクションプリンタに係る印刷ジョブは、総計数千〜数万ページを印刷するため、一つの印刷ジョブを印刷処理し終わるまで数時間以上費やす場合がある。そのため、検索条件にヒットした印刷ジョブを、そのまま表示領域に表示すると、当該印刷ジョブの全容がジョブリスト表示部に収まりきらない場合が生じる。
本発明は、検索された印刷ジョブにおける最初のイベントの開始時刻と最後のイベントの終了時刻が表示領域に収まるように表示されるように制御する表示装置、印刷装置、印刷制御装置及び表示プログラムを提供することを目的としている。
【0094】
[B1]
印刷ジョブを選択するために指定される検索条件を満たしている印刷ジョブを特定する特定手段、
検索条件を満たしている印刷ジョブに係るイベントを時系列に並べて表示領域に表示するときの、最初のイベントの開始時刻と最後のイベントの終了時刻が表示領域に収まるように時間軸上での拡大縮小率を決定する決定手段、
決定された拡大縮小率によって、検索条件を満たしている印刷ジョブに係るイベント列を拡大縮小して表示領域に表示する制御を行う表示制御手段、
を備えた表示装置。
[B2]
前記決定手段は、前記特定手段によって特定された印刷ジョブが前記表示領域に表示されていない場合に、拡大縮小率を決定する、
[B1]に記載の表示装置。
[B3]
前記決定手段は、前記特定手段によって特定された印刷ジョブが前記表示領域に表示されている場合は、拡大縮小率の決定処理を行わない、
[B1]に記載の表示装置。
[B4]
前記特定手段によって特定された印刷ジョブが前記表示領域に表示されている場合は、当該印刷ジョブの属性に応じ、当該印刷ジョブに係るイベントを時系列に並べて表示領域に表示するときの時間軸上の起点及び/又は終点を設定する設定手段
をさらに備えた[B3]に記載の表示装置。
[B5]
印刷ジョブを選択するために指定される検索条件を満たしている印刷ジョブを特定する特定手段、
検索条件を満たしている印刷ジョブに係るイベントを時系列に並べて表示領域に表示するときの、最初のイベントの開始時刻と最後のイベントの終了時刻が表示領域に収まるように時間軸上での拡大縮小率を決定する決定手段、
決定された拡大縮小率によって、検索条件を満たしている印刷ジョブに係るイベント列を拡大縮小して表示領域に表示する制御を行う表示制御手段、
を備えた表示手段と、
印刷ジョブにしたがって印刷を行う印刷手段、
を備えた印刷装置。
[B6]
印刷ジョブを選択するために指定される検索条件を満たしている印刷ジョブを特定する特定手段、
検索条件を満たしている印刷ジョブに係るイベントを時系列に並べて表示領域に表示するときの、最初のイベントの開始時刻と最後のイベントの終了時刻が表示領域に収まるように時間軸上での拡大縮小率を決定する決定手段、
決定された拡大縮小率によって、検索条件を満たしている印刷ジョブに係るイベント列を拡大縮小して表示領域に表示する制御を行う表示制御手段、
を備えた表示手段と、
印刷ジョブにしたがって印刷装置に印刷処理を行わせるように制御する印刷制御手段、
を備えた印刷制御装置。
[B7]
コンピュータを、
印刷ジョブを選択するために指定される検索条件を満たしている印刷ジョブを特定する特定手段、
検索条件を満たしている印刷ジョブに係るイベントを時系列に並べて表示領域に表示するときの、最初のイベントの開始時刻と最後のイベントの終了時刻が表示領域に収まるように時間軸上での拡大縮小率を決定する決定手段、
決定された拡大縮小率によって、検索条件を満たしている印刷ジョブに係るイベント列を拡大縮小して表示領域に表示する制御を行う表示制御手段、
として機能させるための表示プログラム。
【0095】
[B1]の表示装置によれば、検索された印刷ジョブにおける最初のイベントの開始時刻と最後のイベントの終了時刻が表示領域に収まるように表示されるように制御することができる。
[B2]の表示装置によれば、検索された印刷ジョブが表示領域に表示されていない場合に、拡大縮小率を決定することができる。
[B3]の表示装置によれば、検索された印刷ジョブが表示領域に表示されている場合は、拡大縮小率の決定処理を行わないようにすることができる。
[B4]の表示装置によれば、検索された印刷ジョブが表示領域に表示されている場合は、その印刷ジョブの属性に応じ、時間軸上の起点及び/又は終点を設定することができる。
[B5]の印刷装置によれば、印刷ジョブにしたがって印刷を行い、検索された印刷ジョブにおける最初のイベントの開始時刻と最後のイベントの終了時刻が表示領域に収まるように表示されるように制御することができる。
[B6]の印刷制御装置によれば、印刷ジョブにしたがって印刷装置に印刷処理を行わせ、検索された印刷ジョブにおける最初のイベントの開始時刻と最後のイベントの終了時刻が表示領域に収まるように表示されるように制御することができる。
[B7]の表示プログラムによれば、検索された印刷ジョブにおける最初のイベントの開始時刻と最後のイベントの終了時刻が表示領域に収まるように表示されるように制御することができる。
【0096】
[C]課題
印刷装置において、印刷処理の履歴(ログともいわれる)として記録された印刷装置の動作状態情報を時間軸上に並べてグラフィカルに表示したタイムチャートを参照し、印刷装置の動作分析や予約ジョブの状況確認をすることがある。例えば、印刷ジョブの処理履歴を大量に保存しているプロダクションプリンタの場合、個々の処理履歴をジョブ名のような印刷ジョブの属性が確認できるリスト形式で表示しようとすると、そのリストを表示する領域が表示画面に収まらないことがある。
また、処理履歴をグラフィカルに時系列で時間軸上に並べて表示すれば印刷装置の動作状況が、前述のリストを用いた形式表示よりも確認しやすくなる。しかし、グラフィカルに表示すること、そして、限られた表示領域に縮小して表示することにより印刷ジョブ内の各イベントの処理結果の確認が容易でなくなる。
本発明は、グラフィカルに表示した上で、印刷ジョブ内の各イベントの処理結果を把握することができる表示装置、印刷装置、印刷制御装置及び表示プログラムを提供することを目的としている。
【0097】
[C1]
指定された期間内に印刷処理の開始時間又は終了時間が含まれている印刷ジョブの履歴情報を取得する取得手段、
前記履歴情報を用いて、前記印刷ジョブに関連する複数のイベントを一つの時間軸上に並べ、時間軸に沿った表示領域に収めて表示するための倍率を算出する算出手段、
前記算出手段が算出した倍率で、各イベントを表す矩形を、各イベントの処理結果を示すステータス情報の種類に対応付けられた重み付けにしたがって、時間軸方向に縮小して表示領域に描画する描画手段、
を備えた表示装置。
[C2]
取得された印刷ジョブの履歴情報を用いて、処理に関連する複数のイベントのステータス情報を取得し、各イベントの開始時間と終了時間によって特定されるイベント処理時間を矩形で表現する際の描画ルールを、該ステータス情報によって決定する決定手段、
をさらに備え、
前記描画手段は、前記決定手段によって決定された描画ルールにしたがって描画を行う、
[C1]に記載の表示装置。
[C3]
前記描画ルールで、最大の重み付けが付与されているイベントは、前記算出手段が算出した倍率で縮小しても最少描画単位となる大きさ以下に縮小しない、
[C2]に記載の表示装置。
[C4]
前記描画手段は、隙間をはさんで隣接するイベント間の隙間を、前記倍率で縮小したことによって隙間がなくなった場合に、隣接するイベントのステータス情報の種類が同じ場合は隣接するイベントを一つのイベントとして描画する、
[C1]に記載の表示装置。
[C5]
前記描画手段は、隙間なく隣接するイベントのステータス情報の種類が異なる場合、重み付けが小さいイベントを優先して前記倍率で縮小する、
[C4]に記載の表示装置。
[C6]
指定された期間内に印刷処理の開始時間又は終了時間が含まれている印刷ジョブの履歴情報を取得する取得手段、
前記履歴情報を用いて、前記印刷ジョブに関連する複数のイベントを一つの時間軸上に並べ、時間軸に沿った表示領域に収めて表示するための倍率を算出する算出手段、
前記算出手段が算出した倍率で、各イベントを表す矩形を、各イベントの処理結果を示すステータス情報の種類に対応付けられた重み付けにしたがって、時間軸方向に縮小して表示領域に描画する描画手段、
を備えた表示手段と、
印刷ジョブにしたがって印刷を行う印刷手段、
を備えた印刷装置。
[C7]
指定された期間内に印刷処理の開始時間又は終了時間が含まれている印刷ジョブの履歴情報を取得する取得手段、
前記履歴情報を用いて、前記印刷ジョブに関連する複数のイベントを一つの時間軸上に並べ、時間軸に沿った表示領域に収めて表示するための倍率を算出する算出手段、
前記算出手段が算出した倍率で、各イベントを表す矩形を、各イベントの処理結果を示すステータス情報の種類に対応付けられた重み付けにしたがって、時間軸方向に縮小して表示領域に描画する描画手段、
を備えた表示手段と、
印刷ジョブにしたがって印刷装置に印刷処理を行わせるように制御する印刷制御手段、
を備えた印刷制御装置。
[C8]
コンピュータを、
指定された期間内に印刷処理の開始時間又は終了時間が含まれている印刷ジョブの履歴情報を取得する取得手段、
前記履歴情報を用いて、前記印刷ジョブに関連する複数のイベントを一つの時間軸上に並べ、時間軸に沿った表示領域に収めて表示するための倍率を算出する算出手段、
前記算出手段が算出した倍率で、各イベントを表す矩形を、各イベントの処理結果を示すステータス情報の種類に対応付けられた重み付けにしたがって、時間軸方向に縮小して表示領域に描画する描画手段、
として機能させるための表示プログラム。
【0098】
[C1]の表示装置によれば、グラフィカルに表示した上で、印刷ジョブ内の各イベントの処理結果を把握することができる。
[C2]の表示装置によれば、ステータス情報によって決定された描画ルールにしたがって描画を行うことができる。
[C3]の表示装置によれば、最大の重み付けが付与されているイベントは、縮小しても最少描画単位となる大きさ以下に縮小しないようにすることができる。
[C4]の表示装置によれば、縮小したことによって隙間がなくなった場合に、隣接するイベントのステータス情報の種類が同じ場合は隣接するイベントを一つのイベントとして描画することができる。
[C5]の表示装置によれば、隙間なく隣接するイベントのステータス情報の種類が異なる場合、重み付けが小さいイベントを優先して縮小することができる。
[C6]の印刷装置によれば、印刷ジョブにしたがって印刷を行い、グラフィカルに表示した上で、印刷ジョブ内の各イベントの処理結果を把握することができる。
[C7]の印刷制御装置によれば、印刷ジョブにしたがって印刷装置に印刷処理を行わせ、グラフィカルに表示した上で、印刷ジョブ内の各イベントの処理結果を把握することができる。
[C8]の表示プログラムによれば、グラフィカルに表示した上で、印刷ジョブ内の各イベントの処理結果を把握することができる。