(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
図1は、本実施形態に係る電子時計100の構成例を示すブロック図である。電子時計100は、現在時刻を計時する機能に加えて、ユーザに歩行を促すための報知をする機能(以下、「ステップリマインダ機能」と呼ぶ)を備える。
【0011】
まず、実施形態に係る電子時計100のハードウェア構成について説明する。
図1に示すように、電子時計100は、マイクロコンピュータ101と、ROM(Read Only Memory)102と、通信部103と、アンテナ104と、電力供給部105と、表示部106と、表示ドライバ107と、音声出力部108と、操作受付部109と、振動子110と、加速度センサ111と、傾きセンサ112と、を備える。
【0012】
マイクロコンピュータ101は、運動支援装置の一例であって、制御部としてのCPU(Central Processing Unit)120と、記憶部としてのRAM(Random Access Memory)121と、発振回路122と、分周回路123と、計時回路124とを備える。なお、RAM121、発振回路122、分周回路123、及び計時回路124は、マイクロコンピュータ101の内部に限られず、マイクロコンピュータ101の外部に設けられてもよい。また、ROM102と、通信部103と、電力供給部105と、表示ドライバ107と、音声出力部108と、振動子110は、マイクロコンピュータ101の外部に限られず、マイクロコンピュータ101の内部に設けられてもよい。
【0013】
CPU120は、各種演算処理を行い、電子時計100の全体動作を統括制御するプロセッサである。CPU120は、ROM102から制御プログラムを読み出し、RAM121にロードして時刻の表示や各種機能に係る演算制御や表示などの各種動作処理を行う。
【0014】
RAM121は、SRAM(Static Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性のメモリであり、CPU120に作業用のメモリ空間を提供して一時データを記憶すると共に、各種設定データを記憶する。
【0015】
発振回路122は、振動子110を発振さることにより所定の周波数信号(クロック信号)を生成して出力する。この発振回路122として、例えば、水晶発振器が用いられる。
【0016】
分周回路123は、発振回路122から入力された周波数信号を、計時回路124やCPU120が利用する周波数の信号に分周して出力する。この出力信号の周波数は、CPU120による設定に基づいて変更されても良い。
【0017】
計時回路124は、分周回路123から入力された所定の計時信号の入力回数を計数して初期値に加算することで現在の時刻を計時する。計時回路124は、RAM121に記憶させる値を変化させるソフトウェアにより構成されても良いし、或いは、専用のカウンタ回路により構成されても良い。計時回路124が計時する時刻は、所定のタイミングからの累積時間、UTC(Coordinated Universal Time、協定世界時)、又は予め設定された地方時などのうち何れであっても良い。また、この計時回路124が計時する時刻は、必ずしも年月日時分秒の形式で保持される必要がない。
【0018】
これら発振回路122、分周回路123及び計時回路124により計時部が構成される。
【0019】
ROM102は、マスクROMや書き換え可能な不揮発性メモリなどであり、制御プログラムや初期設定データが記憶されている。制御プログラムの中には、後述する報知制御処理に係るプログラム125が含まれる。
【0020】
通信部103は、例えば無線周波数(RF:Radio Frequency)回路やベースバンド(BB:Baseband)回路、メモリ回路で構成される。通信部103は、アンテナ104を介して受信した無線信号を、復調、復号等してCPU120へ送る。また、通信部103は、CPU120から送られた信号を、符号化、変調等して、アンテナ104を介して外部へ送信する。通信部103は、例えば、Bluetooth(登録商標) Low Energy(以下、BLEという。)に基づいて、他の無線通信装置と無線通信を行う。BLEとは、Bluetooth(登録商標)と呼ばれる近距離無線通信規格において、低消費電力を目的として策定された規格(モード)である。
【0021】
電力供給部105は、バッテリを備え、電子時計100の動作に係る電力を各部にその動作電圧で供給する。電力供給部105のバッテリとしては、本実施形態では、リチウムイオン電池等の二次電池が用いられる。
【0022】
表示部106は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(Electroluminesence)ディスプレイなどの表示画面を備える。表示ドライバ107は、表示画面の種別に応じた駆動信号をCPU120からの制御信号に基づいて表示部106に出力して、表示画面上への表示を行う。
【0023】
音声出力部108は、例えばスピーカやアンプを備え、CPU120からの制御信号に基づいて音声を出力する。
【0024】
操作受付部109は、例えばキーやボタンを備え、ユーザからの入力操作を受け付けて、当該入力操作に応じた電気信号を入力信号としてCPU120に出力する。また、例えば、操作受付部109としてタッチセンサが表示部106の表示画面に重ねて設けられ、表示画面とともにタッチパネルを構成してもよい。この場合、タッチセンサは、当該タッチセンサへのユーザの接触動作に係る接触位置や接触態様を検出し、検出された接触位置や接触態様に応じた操作信号をCPU120に出力する。
【0025】
加速度センサ111は、3軸加速度センサを備え、3軸方向の加速度を検出し、検出した加速度に応じた電気信号をCPU120に出力する。
【0026】
傾きセンサ112は、電子時計100の傾きを検出し、検出した傾きに応じた電気信号をCPU120に出力する。例えば傾きセンサ112は、電子時計100を12時側が下になるように傾けるとオンになるスイッチを備え、スイッチのオン/オフを表す電気信号をCPU120に出力する。
【0027】
次に、実施形態に係る電子時計100のCPU120の機能構成について説明する。CPU120は、運動量取得部131、休止度決定部132、及び報知制御部133として機能する。これら運動量取得部131、休止度決定部132、及び報知制御部133の機能は、単一のCPUにより実現されても良いし、各々別個のCPUにより実現されても良い。また、それらの機能は、通信部103のCPU等、マイクロコンピュータ101以外のプロセッサにより実現されても良い。
【0028】
運動量取得部131としてのCPU120は、所定の第1単位時間を所定数で分割した第2単位時間毎のユーザの運動量を取得する。第1単位時間は、ユーザに運動を促すか否かを判定する際の基準となる時間であって、例えば1時間である。第2単位時間は、後述する休止度を決定する際の基準となる時間であって、第1単位時間が1時間、所定数が6である場合、第2単位時間は10分である。ユーザの運動量は、ユーザが運動した量を表し、歩数、キロカロリー等の単位で表される。以下においては、ユーザの運動量が、歩数で表される例について説明する。
【0029】
具体的には、運動量取得部131としてのCPU120は、加速度センサ111からの電気信号に基づいて、ユーザが歩行している状態か否かを判定する。例えば、CPU120は、予め記憶した歩行状態の加速度の信号波形と、加速度センサ111からの電気信号の波形とを比較し、マッチすれば歩行状態であると判定し、歩数を加算する。CPU120は、第2単位時間毎の歩数をカウントし、RAM121等に記録する。また、CPU120は、歩行状態でないと判定した場合には、傾きセンサ112からの電気信号に基づいて、電子時計100がユーザの腕に装着されているか否かを判定する。例えば、CPU120は、傾きセンサ112からオンを表す電気信号を受け付けた場合、すなわち、電子時計100が12時側が下になるように傾いている場合、電子時計100がユーザの腕に装着されていると判定する。一方、CPU120は、傾きセンサ112からオフを表す電気信号を受け付けた場合、電子時計100がユーザの腕に装着されていないと判定する。また、CPU120は、所定時間(例えば、3分間)以上継続して電子時計100がユーザの腕に装着されていないと判定した場合、加速度センサ111をスリープモードに移行する。
【0030】
休止度決定部132としてのCPU120は、第1単位時間当たりに運動すべき所定の第1目標運動量を所定数で分割した第2目標運動量と、第2単位時間に取得された運動量と、に基づいて、第1単位時間において運動していない度合を表す休止度を決定する。具体的には、第1目標運動量は、例えば、第1単位時間が1時間であれば300歩、第2目標運動量は、第2単位時間が10分(すなわち、所定数が6)であれば50歩である。また、休止度は、例えば、0〜6の整数により表される。CPU120は、第2単位時間に取得された歩数と、第2目標運動量とを比較し、第2単位時間に取得された歩数が第2目標運動量未満である場合、現在の休止度を増加させる。また、CPU120は、第2単位時間に取得された歩数が、第2目標運動量以上である場合、現在の休止度を維持する。さらに、CPU120は、第2単位時間に取得された歩数が、第2目標運動量よりも大きい所定の第3目標運動量以上である場合、現在の休止度を減少させる。また、CPU120は、第2単位時間に取得された歩数が、第1目標運動量以上である場合、現在の休止度をクリアする(すなわち初期値の0に戻す)。
【0031】
以下に、休止度決定部132としてのCPU120による休止度の決定方法の一例について説明する。以下の例では、第1目標運動量が300歩、第2運動目標量が50歩、第3目標運動量が100,150,200,250歩に予め設定されているものとする。CPU120は、第2単位時間である10分間に取得された歩数が、
(1)50歩未満の場合、休止度に1を加算する。
(2)50〜99歩の場合、休止度を維持する。
(3)100〜149歩の場合、休止度から1を減算する。
(4)150〜199歩の場合、休止度から2を減算する。
(5)200〜249歩の場合、休止度から3を減算する。
(6)250〜299歩の場合、休止度から4を減算する。
(7)300歩以上の場合、休止度をクリアする。
CPU120は、第2単位時間ごとに、以上のルールに従って、現在の休止度を変化させることにより、休止度を決定する。
【0032】
上記の決定方法における具体的な休止度の変化について説明する。
図2(a)〜(q)は、0〜6までの整数で表される休止度の時間推移を示す棒グラフである。まず、定期的に第2目標量未満の歩行がない場合における休止度の時間推移について
図2(a)〜(g)を用いて説明する。
【0033】
図2(a)に示すように初期状態において、休止度は0である。その後、第2単位時間である10分が経過し、その10分間において取得された歩数が50歩未満の場合、CPU120は、初期値の休止度0に1を加算することにより、
図2(b)に示すように休止度を1に変化させる。さらに10分が経過し、その10分間において取得された歩数が50歩未満の場合、CPU120は、現在の休止度1に1を加算することにより、
図2(c)に示すように休止度を2に変化させる。このように10分毎に、その10分間において取得された歩数が50歩未満の場合には、CPU120が現在の休止度に1を加算していくことにより、
図2(d)〜(g)に示すように、10分毎に休止度が1ずつ増加する。そして、
図2(a)に示す初期状態から第1単位時間である1時間が経過したとき、CPU120は、
図2(g)に示すように休止度が6になると、休止度が後述する所定の閾値以上になったと判定し、ユーザに報知する。
【0034】
次に、第2目標量以上の歩行がある場合における休止度の時間推移について
図2(h)〜(q)を用いて説明する。まず、
図2(h)に示すように初期状態において、休止度は0である。その後、第2単位時間である10分が経過し、その10分間において取得された歩数が50歩未満の場合、CPU120は、初期値の休止度0に1を加算することにより、
図2(i)に示すように休止度を1に変化させる。さらに10分が経過し、その10分間において取得された歩数が50歩未満の場合、CPU120は、現在の休止度1に1を加算することにより、
図2(j)に示すように休止度を2に変化させる。またさらに10分が経過し、その10分間において取得された歩数が50歩〜99歩の場合、CPU120は、
図2(k)に示すように休止度を2のまま維持する。またさらに10分が経過し、その10分間において取得された歩数が50歩未満の場合、CPU120は、現在の休止度2に1を加算することにより、
図2(l)に示すように休止度を3に変化させる。またさらに10分が経過し、その10分間において取得された歩数が100〜149歩の場合、CPU120は、現在の休止度3から1を減算することにより、
図2(m)に示すように休止度を2に変化させる。またさらに10分が経過し、その10分間において取得された歩数が50歩未満の場合、CPU120は、現在の休止度2に1を加算することにより、
図2(n)に示すように休止度を3に変化させる。その後、10分間において取得された歩数が50歩未満の場合には、CPU120が現在の休止度に1を加算していくことにより、
図2(o)〜(q)に示すように、10分毎に休止度が1ずつ増加する。そして、CPU120は、
図2(q)に示すように休止度が6になると、休止度が後述する所定の閾値以上になったと判定し、ユーザに報知する。
【0035】
また、CPU120は、加速度センサ111がスリープモードである場合、スリープモードに移行してから所定時間(例えば1時間)が経過するまでは休止度を保持する。そして、CPU120は、スリープモードから1時間経過後は休止度をクリアする。これは、電子時計100の活動を検知するのではなく、人間の活動を検知するのが目的であるためである。スリープモードに移行してから休止度をクリアするまでの所定時間は、ユーザが一時的に電子時計100を外した場合と区別する基準となる時間として予め設定されている。すなわち、スリープモード中は、電子時計100がユーザの腕に装着されていない状態である可能性が高い。電子時計100がユーザの腕に装着されていない状態において、電子時計100はユーザの運動を判定不可能であるため、スリープモードが解除されるまで休止度を保持する。そして、CPU120は、スリープモードに移行してから1時間以内にスリープモードが解除された場合、ユーザが電子時計100を再度装着したと判定し、加速度センサ111によりユーザの歩行状態の判定を再開する。また、CPU120は、スリープモードに移行してからスリープモードが解除されずに1時間経過した場合、ユーザが電子時計100を一時的ではなく長期にわたって装着していないと判定し、休止度をクリアする。また、CPU120がスリープモードに移行してから1時間経過後に休止度をリセットすることにより、毎朝休止度が途中から始まることを防止することができる。
【0036】
報知制御部133としてのCPU120は、決定された休止度と、第1目標運動量に対応する所定の閾値と、に基づいて、報知を制御する。例えば、第1目標運動量に対応する所定の閾値として、休止度の上限値である6が予め設定されている場合、報知制御部133は、決定された休止度が、第1目標運動量に対応する所定の閾値6の場合、報知するタイミングであると判定し、所定の音声を音声出力部108に出力させ、所定の画像を表示部106に表示させることにより報知を実行する。
【0037】
図3(a)〜(c)に報知制御部133としてのCPU120による報知の一例を示す。
図3(a)は、報知しない状態における電子時計100の表示部106の画面を示す図である。
図3(a)に示す状態では、「6/30 SUN」のように月日と曜日を表す画像I1が表示部106に表示されている。
図3(b)は、CPU120は、「STEP!!」という画像I2を表示し、及び丸印のアイコン画像I3を点滅させることにより報知を実行している状態を示す図である。また、この状態において、CPU120は、所定時間(例えば、0.5〜1秒程度)の警報を音声出力部により出力する。
図3(c)は、
図3(b)の状態から所定時間経過後の状態における電子時計100の表示部106の画面を示す図である。
図3(c)に示す状態では、画像I2から元の画像I1に戻っているが、アイコン画像I3の点滅は継続している。これにより、ユーザに月日や曜日といった情報を提示しつつ、ユーザに歩数が第1目標量に達していないことを報知している。
【0038】
図4及び
図5は、本実施形態における電子時計100の報知制御処理の一例を示すフローチャートである。電子時計100のCPU120は、例えば、ユーザの操作によりステップリマインダ機能がオンになったことを契機として
図4及び
図5に示す報知制御処理を開始する。なお、以下のフローチャートにおいて、第1単位時間を1時間、第2単位時間を10分間、第1目標運動量を300歩、第2目標運動量を50歩として説明する。
【0039】
まず、CPU120は、ステップリマインダ機能がオンか否かを判定する(ステップS101)。CPU120は、ステップリマインダ機能がオンでない、すなわちステップリマインダ機能がオフであると判定した場合(ステップS101;No)、休止度をクリアし(ステップS102)、本処理を終了する。
【0040】
CPU120は、ステップリマインダ機能がオンであると判定した場合(ステップS101;Yes)、加速度センサ111からエラーが出力されているか否かを判定する(ステップS103)。CPU120は、加速度センサ111からエラーが出力されていると判定した場合(ステップS103;Yes)、加速度センサ111をスリープモードにするスリープ移行処理を実行する(ステップS104)。そして、CPU120は、ステップS107の処理に進む。
【0041】
CPU120は、加速度センサ111がスリープモードか否かを判定する(ステップS105)。CPU120は、加速度センサ111がスリープモードでないと判定した場合(ステップS105;No)、ステップS109の処理に進む。また、CPU120は、加速度センサ111がスリープモードであると判定した場合(ステップS105;Yes)、電子時計100が備えるいずれかのキーの操作等のスリープモードを解除する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS106)。CPU120は、スリープ状態を解除する操作を受け付けていないと判定した場合(ステップS106;No)、加速度センサ111がスリープモードになってから1時間以上が経過したか否かを判定する(ステップS107)。CPU120は、加速度センサ111がスリープモードになってから1時間以上が経過したと判定した場合(ステップS107;Yes)、休止度をクリアし(ステップS102)、本処理を終了する。また、CPU120は、加速度センサ111がスリープモードになってから1時間以上が経過していないと判定した場合(ステップS107;No)、ステップS103の処理に戻る。
【0042】
CPU120は、スリープモードを解除する操作を受け付けたと判定した場合(ステップS106;Yes)、スリープモードを解除する処理を実行する(ステップS108)。そして、CPU120は、加速度センサ111からの出力信号に基づいて、歩行状態を判定する歩行判定処理を実行する(ステップS109)。
【0043】
CPU120は、歩行判定処理の結果、ユーザが歩行状態か否かを判定する(ステップS110)。CPU120は、ユーザが歩行状態でないと判定した場合(ステップS110;No)、電子時計100のキーが押下されていない状態または傾きセンサ112がオンでない状態が3分継続したか否かを判定する(ステップS111)。CPU120は、電子時計100が備えるいずれかのキーの操作がされていない状態または傾きセンサ112がオンでない状態が3分継続したと判定した場合(ステップS111;Yes)、ステップS107の処理に進む。また、CPU120は、電子時計100のキーが押下されていない状態または傾きセンサ112がオンでない状態が3分継続していないと判定した場合(ステップS111;No)、ステップS113の処理に進む。
【0044】
CPU120は、ユーザが歩行状態であると判定した場合(ステップS110;Yes)、現在の第1単位時間の歩数に1歩を加算することにより累積歩数を計測する歩行加算処理を実行する(ステップS112)。
【0045】
そして、CPU120は、休止度を決定するタイミングか否か、すなわち現在の第2単位時間が終了するタイミングか否かを判定する(ステップS113)。CPU120は、休止度を決定するタイミングでないと判定した場合(ステップS113;No)、ステップS101の処理に戻る。また、CPU120は、休止度を決定するタイミングであると判定した場合(ステップS113;Yes)、
図5のステップS114の処理に進む。
【0046】
CPU120は、直近の10分間における累積歩数が50歩未満か否かを判定する(ステップS114)。CPU120は、直近の10分間における累積歩数が50歩未満であると判定した場合(ステップS114;Yes)、休止度に1を加算し(ステップS115)、ステップS126に進む。
【0047】
CPU120は、直近の10分間における累積歩数が50歩未満でないと判定した場合(ステップS114;No)、直近の10分間における累積歩数が100歩未満か否かを判定する(ステップS116)。CPU120は、直近の10分間における累積歩数が100歩未満であると判定した場合(ステップS116;Yes)、現在の休止度を維持したままステップS126に進む。
【0048】
CPU120は、直近の10分間における累積歩数が100歩未満でないと判定した場合(ステップS116;No)、直近の10分間における累積歩数が150歩未満か否かを判定する(ステップS117)。CPU120は、直近の10分間における累積歩数が150歩未満であると判定した場合(ステップS117;Yes)、休止度から1を減算し(ステップS118)、ステップS126に進む。
【0049】
CPU120は、直近の10分間における累積歩数が150歩未満でないと判定した場合(ステップS117;No)、直近の10分間における累積歩数が200歩未満か否かを判定する(ステップS119)。CPU120は、直近の10分間における累積歩数が200歩未満であると判定した場合(ステップS119;Yes)、休止度から2を減算し(ステップS120)、ステップS126に進む。
【0050】
CPU120は、直近の10分間における累積歩数が200歩未満でないと判定した場合(ステップS119;No)、直近の10分間における累積歩数が250歩未満か否かを判定する(ステップS121)。CPU120は、直近の10分間における累積歩数が250歩未満であると判定した場合(ステップS121;Yes)、休止度から3を減算し(ステップS122)、ステップS126に進む。
【0051】
CPU120は、直近の10分間における累積歩数が250歩未満でないと判定した場合(ステップS121;No)、直近の10分間における累積歩数が300歩未満か否かを判定する(ステップS123)。CPU120は、直近の10分間における累積歩数が300歩未満であると判定した場合(ステップS123;Yes)、休止度から4を減算し(ステップS124)、ステップS126に進む。
【0052】
CPU120は、直近の10分間における累積歩数が300歩未満でないと判定した場合(ステップS123;No)、現在の休止度をクリアする(ステップS125)。
【0053】
そして、CPU120は、直近1時間の累積歩数が300歩以上か否かを判定する(ステップS126)。CPU120は、直近1時間の累積歩数が300歩以上でないと判定した場合(ステップS126;No)、ステップS130の処理に進む。
【0054】
CPU120は、直近1時間の累積歩数が300歩以上であると判定した場合(ステップS126;Yes)、現在の休止度をクリアする(ステップS127)。そして、CPU120は、現在、表示部106の画面で報知中か否か、例えば
図3(c)に示すアイコン画像I3が点滅しているか否かを判定する(ステップS128)。CPU120は、現在画面で報知中であると判定した場合(ステップS128;Yes)、画面の報知を解除し(ステップS129)、ステップS130の処理に進む。
【0055】
CPU120は、現在画面で報知中でないと判定した場合(ステップS128;No)、現在の休止度が6か否かを判定する(ステップS130)。CPU120は、現在の休止度が6でないと判定した場合(ステップS130;No)、
図2のステップS101の処理に戻る。
【0056】
CPU120は、現在の休止度が6である判定した場合(ステップS130;Yes)、音声出力部108及び表示部106により音声及び表示による報知処理を実行する(ステップS131)。そして、CPU120は、現在の休止度をクリアし(ステップS132)、
図4のステップS101の処理に戻る。
【0057】
CPU120は、以上の処理を例えばステップリマインダ機能がオフにされるまで繰り返し実行する。
【0058】
以上説明したように、本実施形態に係る電子時計100のCPU120は、所定の第1単位時間を所定数で分割した第2単位時間毎のユーザの運動量を取得し、第1単位時間当たりに運動すべき所定の第1目標運動量を所定数で分割した第2目標運動量と、第2単位時間に取得された運動量と、に基づいて、第1単位時間において運動していない度合を表す休止度を決定する。そして、CPU120は、決定された休止度と、第1目標運動量に対応する所定の閾値と、に基づいて、報知を制御する。そのため、ユーザの運動量を第1単位時間よりも短い第2単位時間毎に判定するため、第1単位時間ごとに判定する場合よりもより適切なタイミングでユーザに報知することができる。
【0059】
また、本実施形態に係る電子時計100のCPU120は、第2単位時間に取得された運動量が、第2目標運動量未満である場合、休止度を増加させ、休止度が、閾値以上であるとき、報知を実行する。従って、CPU120は、第2単位時間に取得された運動量が、第2目標運動量に満たさなかった時間が長いほど休止度を増加させ、休止度が閾値以上になったタイミングでユーザに報知することができる。
【0060】
また、本実施形態に係る電子時計100のCPU120は、第2単位時間に取得された運動量が、第2目標運動量以上である場合、休止度を維持する。従って、CPU120は、ユーザにより第2単位時間内に目標量以上の運動が実行された場合には、休止度を維持し、ユーザに報知するタイミングを遅らせることにより調整することができる。
【0061】
また、本実施形態に係る電子時計100のCPU120は、第2単位時間に取得された運動量が、第2目標運動量よりも大きい所定の第3目標運動量以上である場合、休止度を減少させる。従って、CPU120は、ユーザにより第2単位時間内に目標量よりも大きい運動量の運動が実行された場合には、休止度を減少させることにより、ユーザに報知するタイミングをさらに遅らせることにより調整することができる。
【0062】
また、本実施形態に係る電子時計100のCPU120は、第1単位時間に取得された運動量の累積値が、第1目標運動量以上である場合、休止度を初期値に戻す。これにより、ユーザが第1単位時間内に第1目標運動量以上の運動を実行した場合には、休止度をクリアし、新たに休止度のカウントを開始することで、適切なタイミングでユーザに報知することができる。
【0063】
また、本実施形態に係る電子時計100のCPU120は、音声を出力する音声出力部108をさらに備え、CPU120は、所定の音声を音声出力部108に出力させることにより報知を実行する。そのため、ユーザに音声により運動を促す報知を実行することができる。
【0064】
また、本実施形態に係る電子時計100のCPU120は、画像を表示する表示部106をさらに備え、CPU120は、所定の画像を表示部106に表示させることにより報知を実行する。そのため、ユーザに画像により運動を促す報知を実行することができる。
【0065】
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
【0066】
例えば、上記の実施形態において、CPU120は、音声及び画像によりユーザに報知する例を説明した。しかし、ユーザへの報知方法はこれに限られない。例えば、CPU120は、音声または画像のいずれかで報知してもよい。また、CPU120は、バイブレーションや、LED(Light Emitting Diode)の点灯または点滅によりユーザに報知してもよい。
【0067】
また、例えば、上記の実施形態において、CPU120は、
図3(b)及び(c)に示すような画像I2及びアイコン画像I3を表示部106に表示する例を説明した。CPU120は、さらに休止度を表示部106に表示してもよい。例えば、CPU120は、
図2(a)〜(q)に示すような態様で、休止度を表示部106に表示してもよい。これにより、ユーザは、第1目標運動量に対して現在どの程度運動が不足しているのか容易に認識することができる。
【0068】
また、例えば、上記の実施形態において、CPU120が、傾きセンサ112からの電気信号に基づいて、電子時計100がユーザの腕に装着されているか否かを判定する例について説明した。しかし、電子時計100ユーザの腕に装着されているか否かの判定方法はこれに限られない。例えば、CPU120は、加速度センサ111からの電気信号に基づいて、電子時計100の傾きを検出し、電子時計100が12時側が下を向くように傾いていると判定した場合には、電子時計100がユーザの腕に装着されていると判定してもよい。
【0069】
また、上記の実施形態では、CPU120が、報知制御処理等の各種制御動作を行う例を説明した。しかし、制御動作は、CPUによるソフトウェア制御に限られるものではない。制御動作の一部又は全部が専用の論理回路などのハードウェア構成を用いてなされても良い。
【0070】
また、以上の説明では、本発明のデータ通信処理に係るプログラム、報知制御処理に係るプログラムを記憶するコンピュータ読み取り可能な媒体としてフラッシュメモリなどの不揮発性メモリからなるROM102を例に挙げて説明した。しかし、コンピュータ読み取り可能な媒体は、これらに限定されず、HDD(Hard Disk Drive)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)やDVD(Digital Versatile Disc)などの可搬型記録媒体を適用してもよい。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)も本発明に適用される。
【0071】
その他、上記実施の形態で示した構成、制御手順や表示例などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
【0072】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記の番号は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
【0073】
(付記1)
ユーザへの報知を制御する制御部を備え、
前記制御部は、
所定の第1単位時間を所定数で分割した第2単位時間毎の前記ユーザの運動量を取得し、
前記第1単位時間当たりに運動すべき所定の第1目標運動量を前記所定数で分割した第2目標運動量と、前記第2単位時間に取得された前記運動量と、に基づいて、前記第1単位時間において運動していない度合を表す休止度を決定し、
決定された前記休止度と、前記第1目標運動量に対応する所定の閾値と、に基づいて、前記報知を制御する、
ことを特徴とする運動支援装置。
【0074】
(付記2)
前記制御部は、
前記第2単位時間に取得された前記運動量が、前記第2目標運動量未満である場合、前記休止度を増加させ、
前記休止度が、前記閾値以上であるとき、前記報知を実行する、
付記1に記載の運動支援装置。
【0075】
(付記3)
前記制御部は、前記第2単位時間に取得された前記運動量が、前記第2目標運動量以上である場合、前記休止度を維持する、
ことを特徴とする付記2に記載の運動支援装置。
【0076】
(付記4)
前記制御部は、前記第2単位時間に取得された前記運動量が、前記第2目標運動量よりも大きい所定の第3目標運動量以上である場合、前記休止度を減少させる、
ことを特徴とする付記2または3に記載の運動支援装置。
【0077】
(付記5)
前記制御部は、前記第1単位時間に取得された前記運動量の累積値が、前記第1目標運動量以上である場合、前記休止度を初期値に戻す、
ことを特徴とする付記2乃至4のいずれか1つに記載の運動支援装置。
【0078】
(付記6)
音声を出力する音声出力部をさらに備え、
前記制御部は、所定の音声を前記音声出力部に出力させることにより前記報知を実行する、
ことを特徴とする付記1乃至5のいずれか1つに記載の運動支援装置。
【0079】
(付記7)
画像を表示する表示部をさらに備え、
前記制御部は、所定の画像を前記表示部に表示させることにより前記報知を実行する、
ことを特徴とする付記1乃至6のいずれか1つに記載の運動支援装置。
【0080】
(付記8)
付記1乃至7のいずれか1つに記載の運動支援装置と、
現在時刻を計時する計時部と、
前記計時部により計時された現在時刻を表示する時刻表示部と、
を備えることを特徴とする電子時計。
【0081】
(付記9)
運動支援装置が実行する運動支援方法であって、
所定の第1単位時間を所定数で分割した第2単位時間毎のユーザの運動量を取得する運動量取得ステップと、
前記第1単位時間当たりに運動すべき所定の第1目標運動量を前記所定数で分割した第2目標運動量と、前記第2単位時間に取得された前記運動量と、に基づいて、前記第1単位時間において運動していない度合を表す休止度を決定する休止度決定ステップと、
決定された前記休止度と、前記第1目標運動量に対応する所定の閾値と、に基づいて、前記第1目標運動量が達成されていない旨の前記ユーザへの報知を制御する報知制御ステップと、
を備えることを特徴とする運動支援方法。
【0082】
(付記10)
コンピュータを、
所定の第1単位時間を所定数で分割した第2単位時間毎のユーザの運動量を取得する運動量取得手段、
前記第1単位時間当たりに運動すべき所定の第1目標運動量を前記所定数で分割した第2目標運動量と、前記第2単位時間に取得された前記運動量と、に基づいて、前記第1単位時間において運動していない度合を表す休止度を決定する休止度決定手段、
決定された前記休止度と、前記第1目標運動量に対応する所定の閾値と、に基づいて、前記第1目標運動量が達成されていない旨の前記ユーザへの報知を制御する報知制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。