(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6972892
(24)【登録日】2021年11月8日
(45)【発行日】2021年11月24日
(54)【発明の名称】画像形成装置、画像形成ユニット及び清掃具
(51)【国際特許分類】
G03G 15/02 20060101AFI20211111BHJP
G03G 21/00 20060101ALI20211111BHJP
G03G 21/16 20060101ALI20211111BHJP
G03G 21/18 20060101ALI20211111BHJP
【FI】
G03G15/02 103
G03G21/00 310
G03G21/16 161
G03G21/00 386
G03G21/18 103
G03G21/18 114
【請求項の数】14
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2017-200906(P2017-200906)
(22)【出願日】2017年10月17日
(65)【公開番号】特開2019-74653(P2019-74653A)
(43)【公開日】2019年5月16日
【審査請求日】2020年8月31日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】特許業務法人太陽国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】110000039
【氏名又は名称】特許業務法人アイ・ピー・ウィン
(72)【発明者】
【氏名】中島 玄
(72)【発明者】
【氏名】高野 靖
【審査官】
小池 俊次
(56)【参考文献】
【文献】
特開2005−031228(JP,A)
【文献】
特開平07−114251(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2010/0092204(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03G 15/02
G03G 21/00
G03G 21/16
G03G 21/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
像保持体と、
前記像保持体を帯電する帯電部材と、
前記像保持体を露光する露光装置と、
前記帯電部材に接触する清掃部を有する清掃具と、
を有し、
前記清掃具は、前記露光装置による露光に用いられる空間に着脱可能であって、装着状態で前記帯電部材に前記清掃部が接触して前記帯電部材を清掃し、
前記空間は、前記露光装置の少なくとも一部が、画像形成時に配置されている空間である
画像形成装置。
【請求項2】
像保持体と、
前記像保持体を帯電する帯電部材と、
前記像保持体を露光する露光装置と、
前記像保持体に形成された潜像を現像する現像装置と、
前記帯電部材に接触する清掃部を有する清掃具と、
を有し、
前記清掃具は、前記像保持体の回転方向において前記帯電部材よりも下流側であって、前記現像装置よりも上流側の空間に着脱可能であって、装着された状態で前記帯電部材に前記清掃部が接触して前記帯電部材を清掃し、
前記空間は、前記露光装置の少なくとも一部が、画像形成時に配置されている空間である
画像形成装置。
【請求項3】
前記清掃具は、前記清掃部が前記帯電部材に接触した状態で、前記帯電部材が回転することにより前記帯電部材を清掃する請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記帯電部材を回転駆動する駆動源をさらに有し、
前記清掃具は、前記駆動源により前記帯電部材が回転することにより前記帯電部材を清掃する請求項3記載の画像形成装置。
【請求項5】
操作のための情報を表示する表示装置をさらに有し、
前記表示装置は、前記帯電部材の清掃が終了した後であって、前記清掃具が取り外されていない場合に、前記清掃具の取り外されていない状態を前記表示装置に表示する請求項1から4いずれか記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記清掃部が前記帯電部材に接触した状態となるように、前記清掃具を固定する固定手段をさらに有する請求項1から5いずれか記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記清掃具を装着する際に、前記清掃具の移動を案内する案内部をさらに有する請求項1から6いずれか記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記像保持体が保持する潜像を現像する現像装置をさらに有し、
前記現像装置の本体の一部分に前記案内部が設けられるとともに、
前記現像装置は、前記清掃具を案内している際に前記像保持体から離れる方向の力を受ける請求項7記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記清掃具を引き出す際に、前記清掃具の移動を案内する案内部を有する請求項1から6いずれか記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記像保持体が保持する潜像を現像する現像装置をさらに有し、
前記現像装置の本体の一部分に前記案内部が設けられるとともに、
前記現像装置は、前記清掃具を案内している際に前記像保持体から離れる方向の力を受ける請求項9記載の画像形成装置。
【請求項11】
前記清掃具は、前記帯電部材の長手方向に着脱可能である請求項1から10いずれか記載の画像形成装置。
【請求項12】
像保持体を帯電する帯電部材を有する画像形成ユニットであって、
前記帯電部材に接触する清掃部を有する清掃具が着脱可能であって、前記清掃具が、露光装置による前記像保持体の露光に用いられる空間に装着された状態で前記帯電部材を清掃し、
前記空間は、前記露光装置の少なくとも一部が、画像形成時に配置されている空間である
画像形成ユニット。
【請求項13】
像保持体を帯電する帯電部材と、前記像保持体に形成された潜像を現像する現像装置とを有する画像形成ユニットであって、
前記帯電部材に接触する清掃部を有する清掃具が着脱可能であって、前記清掃具が、前記像保持体の回転方向において前記帯電部材よりも下流側であって、前記現像装置よりも上流側の空間に挿入された状態で前記帯電部材を清掃し、
前記空間は、前記像保持体を露光する露光装置の少なくとも一部が、画像形成時に配置されている空間である
画像形成ユニット。
【請求項14】
像保持体を帯電する帯電部材に接触する清掃部を有し、前記帯電部材に前記清掃部が接触し、離間するように着脱可能であって、前記像保持体の回転方向において前記帯電部材よりも下流側であって、前記像保持体に形成された潜像を現像する現像装置よりも上流側の空間に挿入された状態で前記帯電部材を清掃し、
前記空間は、前記像保持体を露光する露光装置の少なくとも一部が、画像形成時に配置されている空間である
清掃具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、画像形成ユニット及び清掃具に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、表面に感光層を有する像担持体と、該像担持体表面を一様に帯電するために像担持体に接触する帯電部材と、該帯電部材を清掃する清掃部材と、該清掃部材を前記帯電部材に対して着脱させる着脱手段と、前記像担持体表面に静電潜像を形成する潜像形成手段と、電気的なバイアス印加によって前記静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する複数の現像手段を有し、前記像担持体上に順次形成された各色の画像の潜像を対応する色の各色のトナーで順次現像して各色のトナー像を形成する画像形成装置において、前記清掃部材による前記帯電部材の清掃タイミングを前記各現像手段の使用状況に応じて変更することを特徴とする画像形成装置が記載されている。
【0003】
特許文献2には、無端移動可能な像担持体の被帯電面に対して近接配置された帯電ローラと、この帯電ローラ表面の付着物を除去するローラ状清掃部材を有する画像形成装置において、前記帯電ローラと前記ローラ状清掃部材とが別体にて着脱可能に構成されていて、前記ローラ状清掃部材の着脱方向と前記帯電ローラの像担持体の当接方向とが90度以上の差を以って構成されたことを特徴とする画像形成装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−352849号公報
【特許文献2】特許第5338055号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
帯電部材は、帯電部材が接触している時間が長いほど摩耗しやすいため、常時ではなく、特定のタイミングのみ清掃部材を帯電部材に接触させるように配置する技術が知られている(例えば、特開平11−352849号公報を参照)。
【0006】
本発明は、画像形成を行っている時は画像形成のために使用されているが、画像形成を行っていない時は使用されなくなる空間を利用せずに清掃部を帯電手段に接触させる場合と比較して、画像形成を行っていない時に帯電手段を清掃するスペースを小さくできる画像形成装置、画像形成ユニット及び清掃具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る本発明は、
像保持体と、
前記像保持体を帯電する帯電手段と、
前記像保持体を露光する露光装置と、
前記帯電部材に接触する清掃部を有する清掃具と、
を有し、
前記清掃具は、前記露光装置による露光に用いられる空間に着脱可能であって、装着状態で前記帯電部材に前記清掃部が接触し、前記帯電部材を清掃する画像形成装置である。
【0008】
請求項2に係る本発明は、
像保持体と、
前記像保持体を帯電する帯電手段と、
前記像保持体を露光する露光装置と、
前記像保持体に形成された潜像を現像する現像装置と、
前記帯電部材に接触する清掃部を有する清掃具と、
を有し、
前記清掃具は、前記像保持体の回転方向において前記帯電部材よりも下流側であって、前記現像装置よりも上流側の空間に着脱可能であって、装着された状態で前記帯電部材に前記清掃部が接触し、前記帯電部材を清掃する画像形成装置である。
【0009】
請求項3に係る本発明は、前記空間は、前記露光装置の少なくとも一部が、画像形成時に配置されている空間である請求項1又は2記載の画像形成装置である。
【0010】
請求項4に係る本発明は、前記空間は、前記露光装置が照射した光が通過する空間である請求項1又は2記載の画像形成装置である。
【0011】
請求項5に係る本発明は、前記清掃具は、前記清掃部が前記帯電部材に接触した状態で、前記帯電部材が回転することにより前記帯電部材を清掃する請求項1から4のいずれか記載の画像形成装置である。
【0012】
請求項6に係る本発明は、
前記帯電手段を回転駆動する駆動源をさらに有し、
前記清掃具は、前記駆動源により前記帯電手段が回転することにより前記帯電手段を清掃する請求項5記載の画像形成装置である。
【0013】
請求項7に係る本発明は、
操作のための情報を表示する表示装置をさらに有し、
前記表示装置は、前記帯電手段の清掃が終了した後であって、前記清掃具が取り外されていない場合に、前記清掃部材の取り外されていない状態を前記表示装置に表示する請求項1から6いずれか記載の画像形成装置である。
【0014】
請求項8に係る本発明は、前記清掃部が前記帯電手段に接触した状態となるように、前記清掃具を固定する固定手段をさらに有する請求項1から7いずれか記載の画像形成装置である。
【0015】
請求項9に係る本発明は、前記清掃具を装着する際に、前記清掃具の移動を案内する案内部をさらに有する請求項1から8いずれか記載の画像形成装置である。
【0016】
請求項10に係る本発明は、
前記像保持体が保持する潜像を現像する現像装置をさらに有し、
前記現像装置の本体の一部分に前記案内部が設けられるとともに、
前記現像装置は、前記清掃具を案内している際に前記像保持体から離れる方向の力を受ける請求項9記載の画像形成装置である。
【0017】
請求項11に係る本発明は、前記清掃具を引き出す際に、前記清掃具の移動を案内する案内部を有する請求項1から8いずれか記載の画像形成装置である。
【0018】
請求項12に係る本発明は、
前記像保持体が保持する潜像を現像する現像装置をさらに有し、
前記現像装置の本体の一部分に前記案内部が設けられるとともに、
前記現像装置は、前記清掃具を案内している際に前記像保持体から離れる方向の力を受ける請求項11記載の画像形成装置である。
【0019】
請求項13に係る本発明は、前記清掃具は、前記帯電手段の長手方向に着脱可能である請求項1から12いずれか記載の画像形成装置である。
【0020】
請求項14に係る本発明は、
像保持体を帯電する帯電手段を有する画像形成ユニットであって、
前記帯電手段に接触する清掃部を有する清掃具が着脱可能であって、前記清掃具が、露光装置による前記像保持体の露光に用いられる空間に装着された状態で前記帯電手段を清掃する画像形成ユニットである。
【0021】
請求項15に係る本発明は、
像保持体を帯電する帯電部材と、前記像保持体に形成された潜像を現像する現像装置とを有する画像形成ユニットであって、
前記帯電部材に接触する清掃部を有する清掃具が着脱可能であって、前記清掃具が、前記像保持体の回転方向において前記帯電部材よりも下流側であって、前記現像装置よりも上流側の空間に挿入された状態で前記帯電部材を清掃する画像形成ユニットである。
【0022】
請求項16に係る本発明は、像保持体を帯電する帯電手段に接触する清掃部を有し、前記露光装置による露光に用いられる空間に着脱可能であって、装着された状態で前記帯電手段に前記清掃部が接触し、前記帯電手段を清掃する清掃具である。
【0023】
請求項17に係る本発明は、像保持体を帯電する帯電部材に接触する清掃部を有し、前記帯電部材に前記清掃部が接触し、離間するように着脱可能であって、前記像保持体の回転方向において前記帯電部材よりも下流側であって、前記像保持体に形成された潜像を現像する現像装置よりも上流側の空間に挿入された状態で前記帯電部材を清掃する清掃具である。
【発明の効果】
【0024】
請求項1に係る本発明によれば、画像形成を行っている時は画像形成のために使用されているが、画像形成を行っていない時は使用されなくなる空間を利用せずに清掃部を帯電手段に接触させる場合と比較して、画像形成を行っていない時に帯電手段を清掃するスペースを小さくできる画像形成装置を提供することができる。
【0025】
請求項2に係る本発明によれば、画像形成を行っている時は画像形成のために使用されているが、画像形成を行っていない時は使用されなくなる空間を利用せずに清掃部を帯電手段に接触させる場合と比較して、画像形成を行っていない時に帯電手段を清掃するスペースを小さくできる画像形成装置を提供することができる。
【0026】
請求項3に係る本発明によれば、露光装置の少なくとも一部が画像形成時に配置される空間を利用せずに清掃部を帯電手段に接触させる場合と比較して、画像形成を行っていない時に帯電手段を清掃するスペースを小さくできる。
【0027】
請求項4に係る本発明によれば、露光装置が照射した光が通過する空間を利用せずに清掃部を帯電手段に接触させる場合と比較して、画像形成を行っていない時に帯電手段を清掃するスペースを小さくできる。
【0028】
請求項5に係る本発明によれば、清掃部を回転させて帯電手段を清掃する場合と比較して、画像形成を行っていない時に帯電手段を清掃するスペースを小さくできるにすることができる。
【0029】
請求項6に係る本発明によれば、帯電手段を回転させる駆動源とは別の駆動源で清掃部を回転させて清掃をする場合と比較して、画像形成を行っていない時に帯電手段を清掃するスペースを小さくできる。
【0030】
請求項7に係る本発明によれば、帯電手段の清掃が終了した後であって、清掃具が取り外されていない場合に、清掃具が取り外されていない表示をしない場合と比較して、清掃部が取り外されていない状態としにくくすることができる。
【0031】
請求項8に係る本発明によれば、固定部を有しない場合と比較して、清掃具を移動しにくくすることができる。
【0032】
請求項9に係る本発明によれば、案内部を有しない場合と比較して、清掃部を簡単に装着することができる。
【0033】
請求項10に係る本発明によれば、現像装置が清掃具を案内している際に像保持体から離れる方向の力を受けない場合と比較して、像保持体と現像装置との接触力が強くなることを抑制できる。
【0034】
請求項11に係る本発明によれば、案内部を有しない場合と比較して、清掃部を簡単に引き出すことができる。
【0035】
請求項12に係る本発明によれば、現像装置が清掃具を案内している際に像保持体から離れる方向の力を受けない場合と比較して、像保持体と現像装置との接触力が強くなることを抑制できる。
【0036】
請求項13に係る本発明によれば、帯電手段の長手方向と交わる方向に清掃具を着脱する場合と比較して、帯電手段が回転をすることで清掃部が帯電手段から離れる方向の力を受けたとしても、清掃部を帯電手段から離れにくくすることができる。
【0037】
請求項14に係る本発明によれば、画像形成を行っている時は画像形成のために使用されているが、画像形成を行っていない時は使用されなくなる空間を利用せずに清掃部を帯電手段に接触させる場合と比較して、画像形成を行っていない時に帯電手段を清掃するスペースを小さくできる画像形成ユニットを提供することができる。
【0038】
請求項15に係る本発明によれば、画像形成を行っている時は画像形成のために使用されているが、画像形成を行っていない時は使用されなくなる空間を利用せずに清掃部を帯電手段に接触させる場合と比較して、画像形成を行っていない時に帯電手段を清掃するスペースを小さくできる画像形成ユニットを提供することができる。
【0039】
請求項16に係る本発明によれば、画像形成を行っている時は画像形成のために使用されているが、画像形成を行っていない時は使用されなくなる空間を利用せずに清掃部を帯電部材に接触させる場合と比較して、画像形成を行っていない時に帯電手段を清掃するスペースを小さくできる清掃具を提供することができる。
【0040】
請求項17に係る本発明によれば、画像形成を行っている時は画像形成のために使用されているが、画像形成を行っていない時は使用されなくなる空間を利用せずに清掃部を帯電部材に接触させる場合と比較して、画像形成を行っていない時に帯電手段を清掃するスペースを小さくできる清掃具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【
図1】本発明の第1の実施形態の画像形成装置を示す図である。
【
図2】
図1に示す画像形成装置が有する画像形成ユニットを示す第1の図であって、清掃具が装着されていない状態の画像形成ユニットを示す図である。
【
図3】
図1に示す画像形成装置が有する画像形成ユニットを示す第2の図であって、清掃具が装着されている状態の画像形成ユニットを示す図である。
【
図4】
図1に示す画像形成装置に用いられる清掃具を示す図である。
【
図5】本発明の第2の実施形態の画像形成装置を示す図である。
【
図6】
図5に示す画像形成装置が有する画像形成ユニットを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1には、本発明の第1の実施形態の画像形成装置10が示されている。
図1に示すように、画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、画像形成装置本体12には、表示パネル14が装着されている。表示パネル14は、表示装置の一例であって、操作者が画像形成装置10を操作するための情報を表示する。
【0043】
画像形成装置本体12内には、画像形成ユニット200が配置されている。画像形成ユニット200は、例えば、
図1における紙面奥側に押し込むように画像形成装置本体12に対して装着することができ、例えば、
図1における紙面手前側に引き出すように画像形成装置本体12から取り外すことができる。
【0044】
画像形成ユニット200は、画像形成ユニット本体202を有し、画像形成ユニット本体202に対して、回転することができるように感光体ドラム220が装着されている。感光体ドラム220は、像保持体の一例である。尚、画像形成ユニット200の詳細は後述する(
図2、
図3を参照)。
【0045】
尚、
図1においては、後述する清掃具260(例えば
図4を参照)が装着されていない状態における画像形成ユニット200が示されている。
【0046】
画像形成装置本体12内には、露光装置300が配置されている。露光装置300は、感光体ドラム220を露光し、感光体ドラム220の表面に潜像を形成する。この実施形態では、露光装置300として、例えばプリゴンミラー(不図示)を有するレーザー照射装置が用いられている。また、この実施形態においては、露光装置300は、画像形成装置本体12内における、画像形成ユニット本体202の外側に配置されている。
【0047】
画像形成装置本体12内には、転写装置410がさらに配置されている。転写装置410は、転写部材412を有し、感光体ドラム220の表面に形成されたトナー像を例えは普通紙等の記録媒体に転写する。
【0048】
画像形成装置本体12内には、定着装置420がさらに配置されている。定着装置420は、例えば、記録媒体に転写されたトナー像を、例えば熱と圧力とを用いて記録媒体に定着させる。
【0049】
画像形成装置本体12内には、供給装置430が配置されている。供給装置430は、感光体ドラム220と転写部材412とが接触する接触部へと向けて記録媒体を供給する。供給装置430は、積層した状態の記録媒体を収納する収納部432と、収納部432に収納された記録媒体を送り出す送り出しロール434とを有する。
【0050】
画像形成装置本体12内には、記録媒体を搬送するために用いられる搬送路440が形成されている。また、搬送路440に沿って、記録媒体の搬送方向における上流側から順に、先述の送り出しロール434と、レジストロール442と、先述の感光体ドラム220及転写部材412と、先述の定着装置420と、排出ロール444とが配置されている。
【0051】
レジストロール442は、記録媒体の先端部の移動を一時的に停止させ、画像形成のタイミングに合致させるように記録媒体の先端部の移動を再開させる。
【0052】
排出ロール444は、定着装置420によってトナー像が定着された記録媒体を画像形成装置本体12外へと排出する。
【0053】
図2には、後述する清掃具260が装着されていない状態にある画像形成ユニット200が示されていて、
図3には、後述する清掃具260が装着された状態にある画像形成ユニット200が示されている。
【0054】
図2及び
図3に示すように、画像形成ユニット200は、先述の画像形成ユニット本体202と、先述の感光体ドラム220とを有し、さらには帯電ロール230を有する。帯電ロール230は、感光体ドラム220を帯電する帯電部材の一例であって、帯電バイアスが印加されていて、感光体ドラム220の表面を帯電する。ここで、帯電ロール230の表面は、例えば導電性のゴム製である。また、帯電ロール230の表面には、使用に伴って紙粉やトナー等が付着するため、例えば、予め定められている枚数の画像形成をした後に帯電ロール230の表面を清掃することが望ましい。
【0055】
帯電ロール230は、駆動源232に連結されていて、駆動源からの駆動伝達を受けて回転駆動する。
図2においては、駆動源232が直接に帯電ロール230に連結されているものの、駆動源232を感光体ドラム220に連結し、帯電ロール230が感光体ドラム220に連れ回りするようにしてもよい。
【0056】
画像形成ユニット200は、現像装置240をさらに有する。現像装置本体242と、現像スリーブ244とを有し、現像スリーブ244が回転をすることで現像装置本体242中に収納されている現像剤を感光体ドラム220に供給し、現像剤中のトナーが感光体ドラム220の表面に形成された静電潜像を現像する。尚、現像装置本体242は、画像形成ユニット本体202の一部分を構成している。
【0057】
画像形成ユニット200は、感光体清掃部材250をさらに有する。感光体清掃部材250は、感光体ドラム220の表面に接触していて、感光体ドラム220の表面に残留したトナー等を掻き取るようにして、感光体ドラム220を清掃する。
【0058】
図3に示すように、画像形成ユニット200は清掃具260をさらに有する。清掃具260は、帯電ロール230に接触する清掃部262と、清掃部262を支持する支持部264とを有する。また、清掃具260は、画像形成ユニット本体202に対して着脱することができ、
図2に示す空間Sに挿入されるようにして、画像形成ユニット本体202に装着可能である。ここで、空間Sは、露光装置300による感光体ドラム220の露光に用いられる空間であり、より具体的には、露光装置300が照射した光が通過する空間である。また、空間Sは、感光体ドラム220の回転方向(
図2及び
図3に示す矢印aの方向)において帯電ロール230よりも下流側であって、感光体ドラム220の回転方向において、現像装置240よりも上流側の空間である。
【0059】
清掃具260は、空間Sに挿入されるように装着された状態においては、清掃部262が帯電ロール230に接触する状態となり、この状態において帯電ロール230を清掃する。また、清掃具260が空間Sを占有しない状態となるように取り外された状態においては、清掃部262が帯電ロール230から離間する。
【0060】
また、この実施形態においては、清掃具260は、空間Sに挿入され、清掃部262が帯電ロール230に接触し、帯電ロール230が回転することで帯電ロール230を清掃する。ここで、清掃部262が帯電ロール230に接触した状態で帯電ロール230を回転させるには、清掃具260が装着された状態にある画像形成ユニット200を画像形成装置本体12に装着し、駆動源232を用いて帯電ロール230を回転させればよい。
【0061】
操作者は、帯電ロール230の回転が停止し、帯電ロール230の清掃が終了した後に、空間Sから清掃具260を取り除いて、露光装置300が空間Sを露光のために用いることが出来るようにすることを要する。このため、帯電ロール230の清掃が終了した後であって、清掃具260が画像形成ユニット200から取り外されていない場合に、表示パネル14に清掃具260の取り外しを促す表示をすることが望ましい。
【0062】
また、清掃部262が帯電ロール230に接触した状態で帯電ロール230を回転させるには、清掃具260が装着された状態にある画像形成ユニット200を画像形成装置本体12から取り外し、操作者が、帯電ロールを、例えば手を用いて回転させてもよい。
【0063】
操作者は、帯電ロール230の清掃が終了した後、画像形成ユニット200を画像形成装置本体12に装着する前に、空間Sから清掃具260を取り除いて、画像形成ユニット200が画像形成装置本体12に装着された後に、空間Sを露光装置300が露光のために用いることができるようにすることを要する。
【0064】
画像形成ユニット200は、スナップフィット機構270を有する。スナップフィット機構270は、清掃部262が帯電ロール230に接触した状態となるように、清掃具260を固定する固定手段の一例である。スナップフィット機構270は、例えば、清掃具260側に形成された凸部272と、凸部272と係合するように、画像形成ユニット本体202(現像装置本体242)側に形成された凹部274とを有し、画像形成装置本体12に装着された画像形成ユニット200を固定する。
【0065】
画像形成ユニット200は、案内部280をさらに有する。案内部280は、清掃具260を装着する際に清掃具260の移動を案内し、清掃具260を取り外す際に清掃具260の移動を案内する。この実施形態では、画像形成ユニット本体202の一部分であり、現像装置本体242の一部である上向きの面282が、案内部280とし用いられている。
【0066】
また、画像形成ユニット200においては、上向きの面282が、清掃具260を重力方向における下側から支持している。
【0067】
清掃具260は、画像形成ユニット本体202に対して、帯電ロール230の長手方向に着脱されるようにすることが望ましい。例えば、
図2、
図3における紙面の奥側に向けて押し込むようにして画像形成ユニット本体202に対して装着され、例えば、
図2、
図3における紙面の前側に向けて引き出すように画像形成ユニット本体202が取り外されるようにすることが望ましい。
【0068】
図4には、清掃具260が示されている。清掃具260は、先述のように清掃部262と支持部264とを有し、支持部264には、先述のスナップフィット機構270の一部をなす先述の凸部272が形成されている。
【0069】
また、
図4における矢印b1は、清掃具260が空間Sに挿入されるように、清掃具260が画像形成ユニット200に装着される方向を示していて、
図4における矢印b2は、清掃具260が空間Sを占有しない状態となるように、清掃具260が画像形成ユニット200から取り外される方向を示している。
【0070】
図5には、本発明の第2の実施形態の画像形成装置10が示されていて、
図6には、
図5に示す画像形成装置10に装着された状態にある画像形成ユニット200が示されている。以下、
図5と
図6とを参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。尚、以下の説明においては、第2の実施形態の第1の実施形態との違いを説明し、第2の実施形態の第1の実施形態と同じ部分についての説明は省略する。
【0071】
先述の第1の実施形態においては、画像形成装置10は、露光装置300として、レーザー照射装置が用いられていた。これに対して、この第2の実施形態では、露光装置300として、LED発光装置が用いられている。
【0072】
また、先述の第1の実施形態では、露光装置300は、画像形成装置本体12内における画像形成ユニット本体202の外側に配置されていた。これに対して、この第2の実施形態では、露光装置300は、画像形成装置本体12内における画像形成ユニット本体202に囲まれた空間に配置されている。より具体的には、露光装置300は、露光装置300による感光体ドラム220の露光に用いられる空間であり、感光体ドラム220の回転方向において帯電ロール230よりも下流側であって、感光体ドラム220の回転方向において、現像装置240よりも上流側の空間である空間Sに配置されている。
【0073】
また、先述の第1の実施形態では、空間Sは、露光装置300が照射した光が通過する空間であった。これに対して、この第2の実施形態では、空間Sは、露光装置300の少なくとも一部分が、少なくとも画像形成時に挿入される空間である。
【0074】
以上で説明をした第1の実施形態と第2の実施形態とにおいては、感光体ドラム220と、帯電ロール230と、現像装置240と、感光体清掃部材250とが画像形成ユニット200として一体構成とされ、画像形成装置本体12に対して着脱可能となっていたものの、感光体ドラム220と、帯電ロール230と、現像装置240と、感光体清掃部材250との一部又は全部を、ユニット化せず、画像形成装置本体12に直接装着するようにしてもよい。
【0075】
また、以上で説明をした第1の実施形態と第2の実施形態とにおいては、画像形成ユニット200に対して清掃具260が着脱可能となっていたものの、清掃具260を画像形成装置本体12に対して着脱としてもよい。
【0076】
また、以上で説明をした第1の実施形態と第2の実施形態とにおいては、感光体ドラム220、画像形成ユニット200等を1つ有し、単色の画像を形成する装置を例として示したものの、感光体ドラム220、画像形成ユニット200等を複数有し、それぞれの画像形成ユニット200等を用いて互いに異なる色の画像を形成し、これらの互いに異なる色の画像を重ねることで多色の画像を形成する装置にも本発明を適用することができる。
【符号の説明】
【0077】
10・・・画像形成装置
14・・・表示パネル
200・・・画像形成ユニット
202・・・画像形成ユニット本体
220・・・感光体ドラム
230・・・帯電ロール
232・・・駆動源
240・・・現像装置
242・・・現像装置本体
260・・・清掃具
262・・・清掃部
270・・・スナップフィット機構
280・・・案内部
282・・・面
300・・・露光装置
S・・・空間