(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0018】
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。はじめに、
図1を用いて本発明の実施の形態1にかかる通信システムの構成例について説明する。
図1の通信システムは、基地局10、移動局(移動端末)20及びネットワーク装置30を有している。基地局10は、複数の周波数帯域を使用し、それぞれの周波数帯域ごとに通信範囲が異なるセルを形成する。例えば、基地局10は、セル100及びセル110を形成する。セル100において用いられる周波数帯域(周波数帯域A)は、セル110において用いられる周波数帯域(周波数帯域B)と異なる。
【0019】
移動局20は、セル100及びセル110内に同時に位置する場合を仮定する。言い換えると、移動局20は、セル100及びセル110の重複するエリアに位置する場合を仮定する。この場合、基地局10は、移動局20と無線通信を行う。例えば、基地局10は、3GPPにおいて定められた通信規格であるLTEを用いて移動局20と通信を行ってもよく、他の通信規格を用いて移動局20と通信を行ってもよい。
【0020】
ネットワーク装置30は、基地局10へ、移動局20との無線通信において使用する周波数帯域を判定するために用いられる情報を送信する。使用する周波数帯域を判定するために用いられる情報は、例えば、移動局20と通信する際に、周波数帯域A及び周波数帯域Bの両方を用いることができるか、周波数帯域Aのみを用いることができるか、もしくは、周波数帯域Bのみを用いることができるかを示す情報であってもよい。
【0021】
以上説明したように、
図1の通信システムを用いることによって、基地局10は、ネットワーク装置30から送信される情報を用いて、移動局20との無線通信において、複数の周波数帯域を用いるか否かを判定することができる。そのため、基地局10及びネットワーク装置30を管理する移動通信事業者は、移動局20毎に、複数の周波数帯域を用いて通信を行うか否か、言い換えると、移動局20毎にキャリアアグリゲーションを適用するか否かを判定することができる。これにより、移動通信事業者は、移動局20毎に適切にキャリアアグリゲーションの適用可否を判定することができる。
【0022】
(実施の形態2)
続いて、
図2を用いて本発明の実施の形態2にかかる通信システムの構成例について説明する。
図2の通信システムは、eNB40、UE50、MME(Mobility Management Entity)60、MME70、HSS(Home Subscriber Server)71、S−GW(Serving−Gateway)72及びP−GW(Packet Data Network Gateway)73を有している。eNB40は、Uuインタフェースを介してUE50と接続する。
【0023】
MME60は、S1−MMEインタフェースを介してeNB40を収容する。また、MME70は、eNB40とは異なる他のeNBを収容してもよい。MME60及びMME70は、UEの移動管理、認証及びユーザデータ転送経路の設定処理等を行う。また、MME60は、外部MME間インタフェースを介してMME70と接続する。
【0024】
HSS71は、UE50の加入者情報を管理する。加入者情報は、例えば、UE50と移動通信事業者との間における契約情報のような静的情報及びUE50の位置情報のような動的情報を含む。静的情報は、変更される頻度の少ない情報であり、動的情報は、静的情報と比較して変更される頻度の多い情報である。HSS71は、例えば、MME60がUE50の認証処理を実行する際に、S6aインタフェースを介してUE50に関する加入者情報をMME60へ送信する。
【0025】
S−GW72は、ユーザデータの伝送を行う。S−GW72は、外部MS間インタフェースを介してMME60と接続し、制御データの送受信を行う。P−GW73は、S−GW72と同様にユーザデータの伝送を行う。さらに、P−GW73は、UE50に対してIPアドレスの割り当て等を実施する。P−GW73は、外部SP間インタフェースを介してS−GW72と接続し、制御データの送受信を行う。また、P−GW73は、他のインタフェースを介して外部ネットワークやInternetなど(不図示)と接続してもよい。
【0026】
続いて、
図3を用いて本発明の実施の形態2にかかるMME60の構成例について説明する。MME60は、信号生成部61及び通信部(送受信部)62を有している。信号生成部61は、UE50との無線通信においてeNB40がキャリアアグリゲーションを適用するか否かに関する情報を含む信号を生成する。具体的には、MME60は、通信部62を介してHSS71からUE50に関する加入者情報を取得する。UE50に関する加入者情報には、UE50との無線通信においてキャリアアグリゲーションを適用するか否かに関する情報が含まれている。信号生成部61は、生成した信号を通信部62を介してeNB40へ送信する。
【0027】
加入者情報に含まれるキャリアアグリゲーションを適用するか否かに関する情報は、例えば、UE50がキャリアアグリゲーションの適用を申し込んだか否かに関する契約情報であってもよい。また、加入者情報に含まれるキャリアアグリゲーションを適用するか否かに関する情報は、例えば、UE50が契約している通信容量に関する情報であってもよい。UE50が契約している通信容量が、予め定められた基準を超えた大容量である場合、eNB40は、UE50との通信においてキャリアアグリゲーションを適用すると判定し、予め定められた基準を下回る通信容量である場合、eNB40は、UE50との通信においてキャリアアグリゲーションを適用しないと判定してもよい。
【0028】
また、加入者情報に含まれるキャリアアグリゲーションを適用するか否かに関する情報は、UE50が契約しているサービスに関する情報であってもよい。例えば、UE50の契約しているサービスについて大容量の通信が必要である場合、eNB40は、UE50との通信にキャリアアグリゲーションを適用すると判定してもよい。また、UE50が音声サービスのみに加入している場合、eNB40は、キャリアアグリゲーションを適用しないと判定してもよい。また、UE50が、基本契約よりも利用料金が高額なプレミアム契約等に加入している場合、eNB40は、キャリアアグリゲーションに割り当てる周波数帯域として、より高速通信や、大容量通信に適した周波数を割り当ててもよい。また、加入者情報に含まれるキャリアアグリゲーションを適用するか否かに関する情報は、HSS71が管理するUE50に関する加入者情報を組み合わせた情報であってもよい。
【0029】
また、加入者情報に含まれるキャリアアグリゲーションを適用するか否かに関する情報は、MVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体サービス事業者)に加入しているか否かに関する情報であってもよい。例えば、UE50がMVNOに加入している場合、eNB40は、キャリアアグリゲーションを適用しないと判定し、UE50がMVNOに加入している場合、eNB40は、キャリアアグリゲーションを適用すると判定してもよい。
【0030】
また、加入者情報に含まれるキャリアアグリゲーションを適用するか否かに関する情報は、UE50がローミング中か否かに関する情報であってもよい。例えば、eNB40は、UE50がローミング中であれば、キャリアアグリゲーションを適用しないと判定してもよい。例えば、MME60は、ローミング元である提携先のHSSが設定されていれば、UE50のローミングを許容し、提携先のHSSが設定されていなければ、UE50のローミングを許容しないと判定する。もしくは、加入者情報において、UE50のローミングを許容することが設定されている場合、MME60は、UE50のローミングを許容し、加入者情報において、UE50のローミングを許容することが設定されていない場合、MME60は、UE50のローミングを許容しないと判定する。
【0031】
続いて、
図4を用いて本発明の実施の形態2にかかるeNB40の構成例について説明する。eNB40は、判定部41及び通信部(送受信部)42を有している。判定部41は、MME60から送信された情報を用いて、UE50との無線通信においてキャリアアグリゲーションを適用するか否かを判定する。言い換えると、判定部41は、MME60から送信された情報を用いて、UE毎にキャリアアグリゲーションを適用するか否かを判定する。
【0032】
判定部41は、MME60から、UE50がキャリアアグリゲーションの適用を申し込んだか否かに関する契約情報が送信された場合、契約情報の内容に応じて、UE50へキャリアアグリゲーションを適用するか否かを判定する。
【0033】
判定部41は、MME60からUE50が契約している通信容量に関する情報が送信されてくる場合に備えて予め基準を定めていてもよい。判定部41は、UE50が契約している通信容量が予め定めた基準を超えているか否かに応じて、UE50へキャリアアグリゲーションを適用するか否かを判定してもよい。判定部41は、MME60からUE50が契約しているサービスに関する情報が送信されてくる場合に備えて、予めサービス毎に、キャリアアグリゲーションを適用するサービスか否かを定めていてもよい。判定部41は、サービスに関する情報に、キャリアアグリゲーションを適用するサービスが含まれているか否かに応じて、UE50へキャリアアグリゲーションを適用するか否かを判定してもよい。
【0034】
また、判定部41は、UE50との通信においてキャリアアグリゲーションを適用すると判定した場合、通信部42が使用する周波数帯域及び周波数幅を決定してもよい。判定部41は、周波数帯域として、例えば、800MHz帯及び2.4GHz帯を使用すると決定してもよい。判定部41は、キャリアアグリゲーションを適用する場合、eNB40が使用可能な複数の周波数帯域の中から、2以上の周波数帯域を選択する。また、判定部41は、周波数幅として、20MHz等と決定してもよい。判定部41は、複数の周波数帯域において使用する周波数幅の合計値を決定してもよく、それぞれの周波数帯域において使用する周波数幅を決定してもよい。
【0035】
判定部41は、UE50との通信において、eNB40とUE50との間において使用可能な周波数帯域を予め特定しておいてもよい。もしくは、判定部41は、UE50が在圏している場所に応じて、eNB40とUE50との間において使用可能な周波数帯域を予め特定しておいてもよい。
【0036】
通信部42は、判定部41において指定された周波数帯域及び周波数幅を用いて、UE50と無線通信を行う。また、通信部42は、MME60との間においてもデータの送受信を行ってもよい。
【0037】
続いて、
図5を用いて本発明の実施の形態2にかかるAttach処理の流れについて説明する。はじめに、UE50は、NAS(Non Access Stratum):Attach RequestメッセージをeNB40へ送信する(S1)。NAS:Attach Requestメッセージは、例えば、UE50が、電源OFF状態から電源ON状態へ遷移した際に送信される。NAS:Attach Requestメッセージは、UEとコアネットワーク装置との間に規定されているNASというプロトコルにおいて用いられる。コアネットワーク装置は、例えば、MMEであってもよい。
【0038】
次に、eNB40は、UE50から送信されたNAS:Attach RequestメッセージをMME60へ転送する(S2)。次に、MME60は、UE50から送信されたNAS:Attach Requestメッセージを受信すると、HSS71へUpdate Location Requestメッセージを送信する(S3)。MME60は、HSS71から加入者情報を取得するために、HSS71へUpdate Location Requestメッセージを送信する。例えば、MME60は、UE50を識別する識別子を設定して、HSS71へUpdate Location Requestメッセージを送信する。
【0039】
次に、HSS71は、Update Location Requestメッセージに対する応答メッセージとして、Update Location AckメッセージをMME60へ送信する(S4)。HSS71は、UE50の加入者情報を設定したUpdate Location AckメッセージをMME60へ送信する。
【0040】
HSS71が、MME60へ送信する加入者情報は、UE50がキャリアアグリゲーションの適用を申し込んだか否かを示す契約情報であってもよく、UE50が契約している通信容量に関する契約情報であってもよく、UE50が契約しているサービスに関する契約情報であってもよい。
【0041】
また、HSS71は、使用する通信方式の優先度を示すSPID(Subscriber ProfileID for RAT/ frequency priority)を用いて、eNB40がUE50との通信にキャリアアグリゲーションを適用する場合の周波数帯域を示してもよい。例えば、SPIDには、LTE(E-UTRAN)、3G(UTRAN)及び2G(GERAN)のそれぞれの通信方式の優先度が定められている。eNB40は、SPIDに定められている優先度に従って、使用する通信方式を決定している。
【0042】
ここで、HSS71は、SPIDにおいて、例えば、LTE及び3Gの通信方式を用いることを最優先として設定してもよい。このようにSPIDを設定することによって、eNB40は、UE50と通信する際に、LTEにおいて用いられる周波数帯域と3Gにおいて用いられる周波数帯域とを用いてキャリアアグリゲーションを実行することを決定することができる。SPIDには、様々な通信方式の組み合わせが設定されてもよく、例えば、LTE及びLTEの通信方式を用いることを最優先として設定してもよい。この場合、LTEにおいて用いられる2つの周波数帯域を組み合わせてキャリアアグリゲーションを実行することを示している。
【0043】
次に、MME60は、Update Location Ackメッセージに設定された加入者情報の中から、eNB40においてキャリアアグリゲーションの適用可否を判定するために用いる情報を抽出する。MME60は、抽出した情報をInitial Context Setup Requestメッセージに設定する。MME60は、eNB40においてキャリアアグリゲーションの適用可否を判定するために用いる情報を設定したInitial Context Setup RequestメッセージをeNB40へ送信する(S5)。
【0044】
ここで、
図6を用いて、Initial Context Setup Requestメッセージについて説明する。MME60は、S1−MMEインタフェースにおいて、Initial Context Setup RequestメッセージをeNB40へ送信する。Initial Context Setup Requestメッセージは、UE50において設定されるベアラ単位に設定するパラメータを示している。例えば、UE50が二つのベアラを設定する場合、
図6に示すように、二つのE-RABToBeSetupListCtxtSUReqを設定する。E-RABToBeSetupListCtxtSUReqにおいて、E-RAB-ID等を設定する。
【0045】
MME60が、eNB40においてキャリアアグリゲーションの適用可否を判定するために用いる情報を、GTP(General Packet Radio Service Tunneling Protocol)−TEID(Tunnel Endpoint Identifier)の下に示される任意のパラメータに設定してもよい。具体的には、MME60は、ベアラ毎に設定される任意のパラメータにおいて、契約情報もしくはSPIDに示される情報等を設定してもよい。
【0046】
図5に戻り、eNB40は、Initial Context Setup Requestメッセージを受信すると、UE50との通信において、キャリアアグリゲーションを適用するか否かを判定する。eNB40は、キャリアアグリゲーションを適用するか否かの判定結果を反映したRRC(Radio Resource Control) Connection Reconfiguration/ NAS:Attach Acceptメッセージを、UE50へ送信する(S6)。
【0047】
ここで、
図7を用いて、RRC Connection Reconfiguration/ NAS:Attach Acceptメッセージについて説明する。
図7のRRC Connection Reconfiguration/ NAS:Attach Acceptメッセージは、#1において設定されるPrimaryセルと、#2において設定されるSecondaryセルとが指定されていることを示している。例えば、Primaryセルを、
図1のセル100とし、Secondaryセルを
図1のセル110としてもよい。
図7においては、eNB40が、Primaryセル及びSecondaryセルを設定することによって、UE50との間の通信において、キャリアアグリゲーションを動作させることを示している。eNB40は、UE50との間の通信において、3以上の周波数帯域を用いたキャリアアグリゲーションを適用する場合、3つ以上のセルを設定してもよい。
【0048】
eNB40は、#1のmobilityControlInfoにおけるcarrierFreqを指定することによって、Primaryセルにおいて用いる周波数を指定する。さらに、eNB40は、#2のsCellToAddModList-r10におけるdl-CarrierFreq-r10を指定することによって、Secondaryセルにおいて用いる周波数を指定する。さらに、eNB40は、carrierBandwidthを指定することによって、周波数幅を指定してもよい。
【0049】
eNB40が、UE50とキャリアアグリゲーションを適用して通信を行う際に使用する周波数帯域及び周波数幅等は、事前に、UE50とeNB40との間において決定されていてもよい。例えば、eNB40は、ステップS1において、NAS:Attach Requestメッセージを受信した後に、UE50に対して、キャリアアグリゲーションにおいて用いる周波数帯域、周波数幅等の情報を問い合わせるためにUE Capability Enquiryメッセージを送信してもよい。UE50は、UE Capability Enquiryメッセージの応答として、キャリアアグリゲーションにおいて用いる周波数帯域、周波数幅等を指定したUE Capability Informationメッセージを送信してもよい。UE50とeNB40との間におけるUE Capability Enquiryメッセージ及びUE Capability Informationメッセージ送受信は、eNB40が、ステップS6におけるRRC Connection Reconfiguration/ NAS:Attach Acceptメッセージを送信する前に完了しているとする。
【0050】
また、eNB40が、キャリアアグリゲーションを適用しないと判定した場合、
図7においては、Primaryセルの設定を示す#1のみが設定されてもよい。
【0051】
図5に戻り、UE50は、RRC Connection Reconfiguration/ NAS:Attach Acceptメッセージへの応答メッセージとして、eNB40へ、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージを送信する(S7)。
【0052】
次に、eNB40は、Initial Context Setup Requestメッセージへの応答メッセージとして、Initial Context Setup ResponseメッセージをMME60へ送信する(S8)。次に、UE50は、Attach Requestに関する処理の完了通知するために、Direct Transfer/ NAS:Attach CompleteメッセージをeNB40へ送信する(S9)。次に、eNB40は、NAS:Attach CompleteメッセージをMME60へ送信する(S10)。
【0053】
以上説明したように、本発明の実施の形態2にかかる通信システムを用いることによって、コアネットワーク装置であるMMEが、eNBへ、キャリアアグリゲーション適用可否を判定するために用いる情報を送信することができる。eNBは、MMEから送信された情報を用いて、UE毎に、キャリアアグリゲーション適用可否を判定することができる。これにより、移動通信事業者は、UE毎にキャリアアグリゲーションを柔軟に設定することができる。
【0054】
(実施の形態3)
続いて、
図8を用いて、本発明の実施の形態3にかかるUE triggered Service Request処理の流れについて説明する。UE triggered Service Request処理の実行は、事前にUE50においてベアラが設定され、所定期間経過後に、無線リソースが解放されていることを前提とする。つまり、UE triggered Service Request処理は、UE50がベアラの再設定、言い換えるとベアラの活性化を要求する処理である。
【0055】
はじめに、UE50は、NAS:Service RequestメッセージをeNB40へ送信する(S21)。例えば、NAS:Service Requestメッセージは、UE50のAttach処理が完了している状態において、UE50において任意の操作が実行された場合に、eNB40へ送信される。次に、eNB40は、受信したNAS:Service RequestメッセージをMME60へ転送する(S22)。
【0056】
次に、MME60は、UE50において再設定するベアラを指定したInitial Context Setup RequestメッセージをeNB40へ送信する(S23)。MME60は、例えば、UE50のAttach処理の際に設定したベアラを、再設定するベアラとして指定する。ここで、MME60は、
図5のステップS5において、任意パラメータに設定した情報と同じ情報をステップS23におけるInitial Context Setup Requestメッセージに設定する。
【0057】
eNB40は、ステップS23において、キャリアアグリゲーションの適用可否を判定するために用いる情報が設定されたInitial Context Setup Requestメッセージを受信すると、UE50との通信においてキャリアアグリゲーションを適用するか否かを判定する。
【0058】
次に、eNB40は、UE50との間の無線ベアラを確立する(S24)。この時、eNB40は、キャリアアグリゲーションを適用すると判定していた場合、キャリアアグリゲーションにおいて用いる周波数帯域及び周波数幅等に関する情報をUE50へ送信していてもよい。
【0059】
次に、eNB40は、Initial Context Setup Requestメッセージの応答メッセージとして、Initial Context Setup Completeメッセージを送信する(S25)。
【0060】
続いて、
図9を用いて、本発明の実施の形態3にかかるNetwork triggered Service Request処理の流れについて説明する。Network triggered Service Request処理は、UE50に対して着信メッセージが送信されてきた場合に実行される。はじめに、P−GW73は、UE50を宛先とするDownlink DataをS−GW72へ送信する(S31)。次に、S−GW72は、UE50を宛先とするDownlink Dataが送信されてきたことをMME60へ通知するために、Downlink Data Notificationメッセージを送信する(S32)。次に、MME60は、eNB40へPagingメッセージを送信し(S33)、eNB40はPaging処理を実行する(S34)。ステップS34におけるPaging処理以降、
図8のステップS21〜S25の処理が実行される。
【0061】
以上説明したように、eNB40は、Attach処理が完了した後に実行される、UE triggered Service Request処理及びNetwork triggered Service Request処理においても、実施の形態2と同様にキャリアアグリゲーションの適用可否を判定することができる。
【0062】
(実施の形態4)
続いて、
図10を用いて本発明の実施の形態4にかかる通信システムの構成例について説明する。
図10の通信システムは、eNB200、eNB220、UE240、MME250及びHSS71を有している。eNB200は、セル210を形成する。また、eNB220は、セル230を形成する。セル210において用いられる周波数帯域は、セル230において用いられる周波数帯域と異なる。UE240は、セル210及びセル230に同時に位置している。つまり、UE240は、セル210及びセル230が重複する位置に在圏している。また、MME250は、eNB200及びeNB220を収容する。
【0063】
図10のような通信システムの構成の場合、UE240は、セル210において用いられる周波数帯域と、セル230において用いられる周波数帯域とを用いて、キャリアアグリゲーションを実行してもよい。
【0064】
MME250は、例えば、HSS71等から加入者情報を受信すると、受信した加入者情報に基づいて、UE240にキャリアアグリゲーションを適用するか否かを判定してもよい。つまり、MME250が、eNB40における判定部41を有してもよい。
【0065】
例えば、MME250は、HSS71から送信された加入者情報を用いて、UE240と無線通信においてキャリアアグリゲーションを適用すると判定した場合、UE240が位置しているセルを形成するeNB200及びeNB220へInitial Context Setup Requestメッセージを送信してもよい。UE240は、eNB200及びeNB220の双方から、使用する周波数を指定したRRC Connection Reconfiguration/ NAS:Attach Acceptメッセージを受信してもよい。これによって、UE240は、セル210において用いられる周波数帯域と、セル230において用いられる周波数帯域とを用いて、キャリアアグリゲーションを実行することができる。
【0066】
以上説明したように、UE240は、一つのeNBが複数の周波数帯域を使用する場合以外にも、異なる周波数帯域を使用する複数のeNBと同時に通信することによって、キャリアアグリゲーションを使用することができる。さらに、MME250は、HSS71から送信される加入者情報を用いて、複数のeNBを用いたキャリアアグリゲーションの適用可否を判定することができる。
【0067】
(実施の形態5)
続いて、
図11を用いて本発明の実施の形態5にかかるAttach処理の流れについて説明する。
図11は、
図5のステップS5とステップS6との間に、ステップS11及びステップS12を追加した処理の流れとなっている。
図11において、
図5と共通する処理については説明を省略する。
【0068】
eNB40は、ステップS11においてInitial Context Setup Requestメッセージを受信すると、キャリアアグリゲーションの適用可否を判定するために用いる情報を、UE Capability Enquiryメッセージの任意のパラメータに設定して、UE50へ送信する(S11)。
【0069】
次に、UE50は、UE Capability Enquiryメッセージを受信すると、eNB40から送信された情報を用いて、キャリアアグリゲーションを適用するか否かを判定し、キャリアアグリゲーションを適用するか否かの判定結果を反映したUE Capability Informationメッセージを、eNB40へ送信する(S12)。eNB40は、UE Capability Informationメッセージを受信すると、キャリアアグリゲーションを適用するか否かの判定結果を反映したRRC Connection Reconfiguration/ NAS:Attach Acceptメッセージを、UE50へ送信する(S6)。
【0070】
以上説明したように、
図11のAttach処理を実行することによって、UE50が、キャリアアグリゲーションを適用するか否かの判定を行うことができる。
【0071】
また、上述の実施形態に用いられるUE50は、
図12に示すように、通信部51及び判定部52を有してもよい。通信部51は、eNB40との無線通信において、使用する周波数帯域を判定するために用いられる情報を受信する。また、判定部52は、受信した情報を用いて2以上の周波数帯域を用いてeNB40と無線通信を行うか否かを判定する。
【0072】
上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、コアネットワーク装置(例えばMME)、基地局(例えばeNB)、及び移動局(例えばUE)における処理を、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサにコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
【0073】
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【0074】
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
【0075】
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【0076】
この出願は、2015年3月11日に出願された日本出願特願2015−048210を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。