(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
走行装置(2)の上方の一側に脱穀装置(3)を設け、他側にグレンタンク(5)を設け、脱穀装置(3)の扱胴(10)の前面よりも前側の扱胴軸(21)には後方の扱室(11)へ送風する送風ファン(20)を設けた脱穀装置。
請求項1〜請求項3において、扱胴送風ファン(20)は、少なくとも、前後方向の棒形状に形成されている扱歯支持部材(33)に扱歯(34)を長さ方向に複数並設し、この扱歯支持部材(33)を扱胴軸(21)の回転方向に複数並設し、回転方向に複数並設した扱歯支持部材(33)の内側に所定空間(35)を設け、前記扱歯支持部材(33)の内側に回転ドラム(36)を設けて構成し、扱胴(10)の円錐部(30)の先端面に開口部(37)を設けた脱穀装置。
請求項5または請求項6において、回転ドラム(36)の複数の側部開口部(39)のうちの、一部または全部の側部開口部(39)には風向ガイド(45)を設けた脱穀装置。
請求項1〜請求項7において、送風ファン(20)の周囲を包囲するファンカバー(55)を設け、ファンカバー(55)の少なくとも前面部分にはネット(28)を設けた脱穀装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記公知例では、単に、扱胴軸に羽根体を設けているので、扱胴内を後側に向けて送風し、扱歯支持部材の内側空間内の被処理物を後方移送させるが、扱胴軸の始端側の羽根体は扱胴外周の扱室内の空気を吸引して後方に送風することになって、扱胴始端部の扱胴内空間に却って被処理物を引き込むという課題が生じている。
本願は、湿った穀稈の脱穀作業では扱室内の水分が多くなり、扱胴の外周や扱網あるいは揺動選別棚に付着している付着水滴に塵埃藁屑等が付着して選別性能を著しく低下させるという課題に着目し、扱室内の水分を乾燥除去させる構成を工夫し、扱室を含めた脱穀装置内の乾燥を促進させて脱穀および選別効率・精度を向上させたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1の発明は、走行装置2の上方の一側に脱穀装置3を設け、他側にグレンタンク5を設け、脱穀装置3の扱胴10の前面よりも前側の扱胴軸21には後方の扱室11へ送風する送風ファン20を設けた脱穀装置としたものである。
請求項2の発明は、送風ファン20は、扱胴10にエンジンの回転を伝達する扱胴駆動ギヤボックス22と扱胴10の前面との間に設けた脱穀装置としたものである。
請求項3の発明は、送風ファン20の径は、扱胴10の外径よりも大きく形成した脱穀装置としたものである。
請求項4の発明は、扱胴送風ファン20は、少なくとも、前後方向の棒形状に形成されている扱歯支持部材33に扱歯34を長さ方向に複数並設し、この扱歯支持部材33を扱胴軸21の回転方向に複数並設し、回転方向に複数並設した扱歯支持部材33の内側に所定空間35を設け、前記扱歯支持部材33の内側に回転ドラム36を設けて構成し、扱胴10の円錐部30の先端面に開口部37を設けた脱穀装置としたものである。
請求項5の発明は、前記回転ドラム36の外周の所定位置には、側部開口部39を設けた脱穀装置としたものである。
請求項6の発明は、扱胴10の回転ドラム36の前後を貫通する扱胴軸21に風向ガイド40を複数並設した脱穀装置としたものである。
請求項7の発明は、回転ドラム36の複数の側部開口部39のうちの、一部または全部の側部開口部39には風向ガイド45を設けた脱穀装置としたものである。
請求項8の発明は、送風ファン20の周囲を包囲するファンカバー55を設け、ファンカバー55の少なくとも前面部分にはネット28を設けた脱穀装置としたものである。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明では、脱穀装置3の扱胴10の前面よりも前側の扱胴軸21には後方の扱室11へ送風する送風ファン20を設けているので、送風ファン20により扱室11内に送風することができ、扱室11内への送風により、扱室11内の後方への送塵効果を向上させるとともに、扱室11内の乾燥を促進させ、湿った被処理物の脱穀および選別処理を向上させることができる
請求項2の発明では、送風ファン20は、扱胴10にエンジンの回転を伝達する扱胴駆動ギヤボックス22と扱胴10の前面との間に設けているので、送風ファン20をコンパクトに配置構成できる。
請求項3の発明では、送風ファン20の径は、扱胴10の外径よりも大きく形成しているので、送風ファン20の送風力を強くでき、扱室11の内へ風を吹かせやすい。
請求項4の発明では、扱胴10は、少なくとも、前後方向の棒形状に形成されている扱歯支持部材33に扱歯34を長さ方向に複数並設し、この扱歯支持部材33を扱胴軸21の回転方向に複数並設し、回転方向に複数並設した扱歯支持部材33の内側に所定空間35を設け、前記扱歯支持部材33の内側に回転ドラム36を設けて構成し、扱胴10の円錐部30の先端面に開口部37を設けているので、前側の開口部37から扱胴10の回転ドラム36内に送風を取り込み、取り込んだ送風を側部開口部39から回転ドラム36の円周方向の扱室11内に排風させることができ、扱室11内の乾燥を促進させることができる。
請求項5の発明では、前記回転ドラム36の外周の所定位置には、側部開口部39を設けているので、扱胴10内への風の取込み量を増やし、しかも、扱胴10内へのワラ屏、粉塵の進入を軽減させる。
請求項6の発明では、扱胴10の回転ドラム36の前後を貫通する扱胴軸21に風向ガイド40を複数並設しているので、風向ガイド40は送風ファン20により扱胴10の回転ドラム36内を軸心方向に流れる送風を放射方向に流すように案内でき、扱室11内の乾燥を促進させることができる。
請求項7の発明では、回転ドラム36の複数の側部開口部39のうちの、一部または全部の側部開口部39には風向ガイド45を設けているので、回転ドラム36内を流れる送風を側部開口部39から排気させる際に、風向ガイド45により後側に吹き出るように案内すると共に、回転ドラム36内へのワラ屏、粉塵の進入を軽減させる。
請求項8の発明では、送風ファン20の周囲を包囲するファンカバー55を設け、ファンカバー55の少なくとも前面部分にはネット28を設けているので、送風ファン20の吸引効率を向上させることができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の一実施形態を図面により説明すると、1は機体フレーム、2は機体フレーム1の下部に設けた走行装置、3は機体フレーム1上に設けた脱穀装置、4は刈取装置、5はグレンタンク、6はグレンタンク5の前方の一側に設けた操縦部である(
図1)。
なお、理解を容易にするため、前後・左右・上下等の方向を便宜的に使用して説明するが、これらによって、本発明の構成が限定されるものではない。
脱穀装置3は、前側上部には上方を扱胴カバー7で包囲するように扱胴10を軸装した扱室11を設け、扱胴10の主として下方側は扱網12により包囲して構成している。扱網12の下方の始端側(前側)には唐箕13を設け、前記扱室11の下方には前記唐箕13の送風により穀粒と異物とを風選し得る風選室を形成し、風選室内には、唐箕13の送風方向(前後方向)に往復揺動する揺動選別棚14を設ける(
図2)。
【0009】
揺動選別棚14の下方所定位置には一番コンベア15を設け、一番コンベア15の後側には二番コンベア16を設ける。一番コンベア15の終端には、図示は省略するが、揚穀装置の下部を接続し、揚穀装置の上部はグレンタンク(図示省略)の供給口に接続する。
しかして、脱穀装置3の扱胴10の始端部より手前側には、扱室11内に送風する送風ファン20を設ける。送風ファン20は扱胴10の扱胴軸21と同軸に設ける(
図1)。
扱胴軸21の前端部はエンジンの回転が伝達される扱胴駆動ギヤボックス22に軸装し、扱胴駆動ギヤボックス22内で駆動回転が伝達される。
脱穀装置3の脱穀フレーム24に開口部25を有する前枠26を設け、前枠26に取付フレーム27を介して扱胴駆動ギヤボックス22を取付け、扱胴駆動ギヤボックス22と前枠26の間に送風ファン20を設ける。28は開口部25に設けたネットである。
【0010】
そのため、エンジンの駆動回転が扱胴駆動ギヤボックス22に伝達されて、扱胴軸21と扱胴10が回転すると、送風ファン20も回転し、送風ファン20はネット28を通して扱室11内に送風する。
これにより、湿った作物を収穫した際、扱室11内の水分が多くなり、扱胴10の外周や扱網12あるいは揺動選別棚14の付着水分に塵埃藁屑が付着して選別性能を著しく低下させるが、本発明では送風ファン20により扱室11内に送風するので、扱室11内への送風により、扱室11内の乾燥を促進させ、湿った被処理物の脱穀および選別処理を向上させられる。
【0011】
送風ファン20の径は、扱胴10の外径よりも小さく形成する(
図4)。
そのため、送風ファン20をコンパクトに形成できる。
送風ファン20の径は、扱胴10の外径よりも大きく形成する(
図5)。
そのため、送風ファン20の送風力を強くでき、扱胴10の外周へ風を吹かせやすい。
送風ファン20の径は、扱胴10の先端を台形状に形成した円錐部30の先端径よりも小さくする(
図6)。
そのため、風力効率を向上させる。
また、藁くずの発生度合が少ない条件では、送風ファン20の径を、扱胴10の円錐部30の先端径よりも小さくすることで、扱胴10の外周への過剰な送風を抑制し、選別精度を高められる。
【0012】
送風ファン20の径は、扱胴10の外径よりも小さく、かつ、円錐部30の先端径よりも大きく形成する(
図7)。
そのため、送風ファン20のコンパクト化と風力のバランスを図れる。
送風ファン20の径は、前枠26の開口部25の風路径よりも大きく形成する(
図8)。
そのため、送風ファン20の周辺外周から外気を吸引して、扱室11内に効率よく送風する。
送風ファン20の径は、前枠26の開口部25の風路径よりも小さく形成する。
そのため、送風ファン20をコンパクトに構成しつつ、扱室11内への送風を可能にする。
【0013】
送風ファン20のハブ部31の径は、円錐部30の先端径と略同一とする。
そのため、送風ファン20の送風は円錐部30の先端面に当たるのが回避されて、扱室11への送風の効率化が図れる。
送風ファン20のハブ部31の径は、円錐部30の先端径よりも大径とする。
そのため、円錐部30の外周部分に重点的に送風することによって、受け網周囲の乾燥促進できる。
扱胴送風ファン20は、少なくとも、前後方向の棒形状に形成されている扱歯支持部材33に扱歯34を長さ方向に複数並設し、この扱歯支持部材33を扱胴軸21の回転方向に複数並設し、回転方向に複数並設した扱歯支持部材33の内側に所定空間35を設けた構成とし(
図9A、B)、空間35内にも被処理物が入ることにより、扱室扱室11内の空間容積を拡大し、脱穀効率を向上させたものである。
【0014】
そして、扱歯34を複数設けた扱歯支持部材33の内側に回転ドラム36を設け、扱胴10の剛性を確保している。
扱胴10の円錐部30の先端面に開口部37を設け(
図9A)、回転ドラム36の板面38には所定間隔をおいて側部開口部39を複数設け、扱胴10の前側から扱胴10内に送風を取り込み、取り込んだ送風を側部開口部39から円周方向の扱室11内に排出する。
そのため、脱穀作業時の扱室11内の扱胴10周りに作物があることにより、扱室11の後方への風の通りが悪い場合でも、扱胴10内を通して扱室11の中間部から後方にまで送風ファン20の送風を届けることができ、扱胴10内および扱室11内の全体に亘って、風を吹かせることができる。
【0015】
図10の回転ドラム36の実施形態では、複数個の開口部37を設けた板面38を前後に同列に配置しているが、
図11の他の実施形態では、前後の板面38にて開口部37の位置を相違させている。
また、
図12の他の実施形態では 回転ドラム36の前後の各板面38に夫々複数個の側部開口部39をオフセットさせて配置する。
そのため、扱歯34がないところの板面38の側部開口部39から集中的に風を吹かせることができ、扱胴10全体の風力バランスを整えることができ、また、回転ドラム36の強度バランスを向上させられる。
図13は、扱胴10の他の実施形態を示し、扱胴10の円錐部30の前面および外周面にネット28を設ける。
そのため、扱室11内への風の取込み量を増やすことができる。
【0016】
図14は、扱胴10の他の実施形態を示し、扱胴10は終始同径の筒状に形成し、扱胴10の前面には開口部37を設け、開口部37にはネット28を設ける。
そのため、構成を簡素化(コストダウン)しつつ、扱胴10内への風の取込み量を増やし、しかも、扱胴10内へのワラ屏、粉塵の進入を軽減させる。
図15に示すように、扱胴10の前後を貫通する扱胴軸21に風向ガイド40を複数並設する。風向ガイド40は送風ファン20により扱胴10内を軸心方向に流れる送風を放射方向(扱胴10の)円周方向)に流すように案内する。
そのため、扱胴10内に入った送風を、扱胴10全体にわたって、円周方向に吹かせることができる。
【0017】
図16に示すように、各風向ガイド40は後側に至るに従い大径となった円錐形状に形成し、複数の風向ガイド40は、機体後方に至るに従い径を大きくなるように配置する。
そのため、風向ガイド40は機体後方ほど、送風力を強くし、扱室11内全体の風力バランスを整えることができる。
図17は風向ガイド40を設けた扱胴10の他の実施形態を示し、風向ガイド40は扱胴10内の前半部分のみ設ける。
そのため、被処理物が多い前半部分で被処理物の水分を飛ばし、選別効率を向上させられる。
この場合、
図17では複数の風向ガイド40を、機体後方に至るに従い径を大きくなるように配置しているが、同径のものでもよい。
【0018】
図18は風向ガイド40を設けた扱胴10の他の実施形態を示し、風向ガイド40は扱胴10内の後半部分のみ設ける。
そのため、被処理物が少ない後半側に吹かせることで、水分を飛ばす効率をあげ、グレンタンク5内への濡れ籾の混入を軽減させることができる。
この場合、
図18では複数の風向ガイド40を、機体後方に至るに従い径を大きくなるように配置しているが、同径のものでもよい。
回転ドラム36の複数の側部開口部39のうちの、一部または全部の側部開口部39には、風向ガイド45を設ける(
図19)。風向ガイド45は側部開口部39(板面38)に対して後上がりに傾斜させる。
そのため、回転ドラム36内を流れる送風は側部開口部39から風向ガイド45により案内されて後側に吹き出されると共に、回転ドラム36内へのワラ屏、粉塵の進入を軽減させる。
【0019】
しかして、送風ファン20は、脱穀フレーム24に設けた前枠26側に、平面視において左右方向の取付フレームを介して取付ける。
そのため、効率的なスペースで送風ファン20を扱胴駆動ギヤボックス22と前枠26の間に配置できる。
この場合、送風ファン20を取付ける取付フレームは、平面視において、「コ」の字形状となる一体状の支持フレームに形成し、支持フレームの左右両端を前枠26に取付けている。
そのため、送風ファン20の取付けを容易にすると共に、送風ファン20の支持剛性を向上させられる。
扱胴10の前面に送風ファン20の前面および上面を包囲するファンカバー55を設け、図示は省略するが、ファンカバー55の上面と前面にはネット28を設ける。
そのため、吸引効率を向上させられる。
【0020】
(実施形態の作用)
本発明は上記構成であり、走行装置2により圃場を走行し、刈取装置4により圃場の穀稈を刈り取り、刈り取った穀稈を脱穀装置3の扱室11に送り、回転する扱胴10により脱穀処理し、脱穀された被処理物は扱網扱網12より揺動選別棚14上に漏下し、揺動選別棚14により選別処理される。
この場合、湿った作物の収穫では、扱室11内の水分が多くなり、扱胴10の外周や扱網12あるいは揺動選別棚14の水分に塵埃藁屑が付着して選別性能を著しく低下させるが、本発明では送風ファン20により扱室11内に送風するので、扱室11内への送風により、扱室11内の乾燥を促進させ、湿った被処理物の脱穀および選別処理を向上させられる。
【0021】
送風ファン20は、脱穀装置3の扱胴10の始端部より手前側に設けられ、扱胴10の扱胴軸21に送風ファン20が設けられているので、送風ファン20は扱胴軸21の駆動回転により回転する。
脱穀装置3の脱穀フレーム24の前側に開口部25を有する前枠26を設け、前枠26に取付フレーム27を介して扱胴駆動ギヤボックス22を取付けているので、扱胴駆動ギヤボックス22と前枠26の間に送風ファン20を設けることができ、送風ファン20をコンパクトに配置構成できる。
この場合、送風ファン20の径を、扱胴10の外径よりも小さく形成すると、送風ファン20をコンパクトに形成できる。
また、送風ファン20の径を、扱胴10の外径よりも大きく形成すると、送風ファン20の送風力を強くでき、扱室11の内へ風を吹かせやすい。
【0022】
扱胴送風ファン20は、少なくとも、前後方向の棒形状に形成されている扱歯支持部材33に扱歯34を長さ方向に複数並設し、この扱歯支持部材33を扱胴軸21の回転方向に複数並設し、回転方向に複数並設した扱歯支持部材33の内側に所定空間35を設けた構成としているので、空間35内にも被処理物が入ることにより、扱室扱室11内の空間容積を拡大し、脱穀効率を向上させられる。
扱胴10は、扱歯34を複数設けた扱歯支持部材33の内側に回転ドラム36を設けているので、扱胴10の剛性を確保している。
【0023】
扱胴10の円錐部30の先端面に開口部37を設け、回転ドラム36の板面38には所定間隔をおいて側部開口部39を複数設けているので、扱胴10の回転ドラム36の前側の開口部37から扱胴10の回転ドラム36内に送風を取り込み、取り込んだ送風を側部開口部39から回転ドラム36の円周方向の扱室11内に排風する。
したがって、脱穀作業時の扱室11内の扱胴10周りに作物があることにより、扱歯支持部材33と回転ドラム36の外周との間の空間35が塞がれて、空間35を含めた扱室11の後方への風の通りが悪い場合でも、扱胴10の回転ドラム36内を通して扱室11の中間部から後方にまで送風ファン20による送風を届けることができ、扱胴10(扱歯支持部材33より内側)内および扱室11内の全体に亘って、風を吹かせることができる。
【0024】
図13の扱胴10の他の実施形態では、扱胴10の円錐部30の前面および回転ドラム36の外周にネット28を設けているので、扱室11内への風の取込み量を増やすことができる。
図14の、扱胴10の他の実施形態では、扱胴10を終始同径の筒状に形成し、扱胴10の前面には前枠26を設け、前枠26にはネット28を設けているので、構成を簡素化(コストダウン)しつつ、扱胴10内への風の取込み量を増やし、しかも、扱胴10内へのワラ屏、粉塵の進入を軽減させる。
扱胴10の回転ドラム36の前後を貫通する扱胴軸21に風向ガイド40を複数並設し、風向ガイド40は送風ファン20により扱胴10の回転ドラム36内を軸心方向に流れる送風を放射方向(回転ドラム36の円周方向)に流すように案内するので、扱胴10内に入った送風を、扱胴10全体にわたって、円周方向に吹かせることができる。
【0025】
各風向ガイド40は後側に至るに従い大径となった円錐形状に形成し、複数の風向ガイド40は、機体後方に至るに従い径を大きくなるように配置しているので、風向ガイド40は機体後方ほど、送風力を強くし、扱室11内全体の風力バランスを整えることができる。
回転ドラム36の複数の側部開口部39のうちの、一部または全部の側部開口部39には風向ガイド45を設け、風向ガイド45は側部開口部39(板面38)に対して後上がりに傾斜させているので、回転ドラム36内を流れる送風は側部開口部39から風向ガイド45により案内されて後側に吹き出されると共に、回転ドラム36内へのワラ屏、粉塵の進入を軽減させる。
【0026】
送風ファン20は、脱穀フレーム24に設けた前枠26に、平面視において左右の取付フレームを介して取付けているので、効率的なスペースで送風ファン20をギヤボックス扱胴駆動ギヤボックス22と前枠26の間に配置できると共に、送風ファン20の取付けを容易にすると共に、送風ファン20の支持剛性を向上させられ、送風ファン20の回転による機体振動発生を抑制する。
【解決手段】走行装置の上方の一側に脱穀装置3を設け、他側にグレンタンクを設け、脱穀装置3の扱胴10の前面よりも前側の扱胴軸21には後方の扱室11へ送風する送風ファン20を設けた脱穀装置。