(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記予約管理手段は、前記駐車場の駐車枠を予約した車両に割り当てる駐車枠制御装置に、前記予測した到着時刻から前記対象車両に対して駐車枠を割り当てるように指示する、
請求項5または6に記載の情報提供システム。
【発明を実施するための形態】
【0013】
発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、各図面、及び、明細書記載の各実施形態において、同様の構成要素には同一の符号を付与し、説明を適宜省略する。
【0014】
(第1の実施形態)
第1の実施形態について説明する。
【0015】
はじめに、第1の実施形態における道路、及び、交通状態について説明する。
【0016】
図1は、第1の実施形態における道路の例を示す図である。第1の実施形態では、道路は、高速道路や有料道路等、自動車用の道路である。道路沿いには、サービスエリアやパーキングエリア等、道路を利用する車両の運転者や同乗者(以下、道路の利用者とも記載する)に対して各種サービスを提供するためのサービス施設(以下、単に、施設とも記載する)が設置される。各サービス施設には、当該施設に立ち寄る利用者の車両を駐車するための駐車場が設置される。駐車場には、道路との間で出入りが可能なように、道路からの入口、及び、道路への出口が設置される。
【0017】
図1の例では、道路上に、サービス施設Si(iは1からMの整数、Mはサービス施設の数)が設置されている。
【0018】
また、第1の実施形態では、道路上の複数の地点で、交通状態を表す指標の値が測定される。指標として、流度や、速度、車両密度が用いられる。流度は、例えば、単位時間あたりに地点を通過する車両数(通過台数)を示す。速度は、例えば、地点における複数の車両の速度の平均を示す。車両密度は、例えば、各車両が地点を含む所定区間を空間的に占有している割合(空間占有度)や、各車両が地点を時間的に占有している割合(時間占有度)を示す。流度、速度、及び、車両密度の間には相関関係があり、これらの指標のいずれかから、他の指標を推定できることが知られている。
【0019】
図1の例では、地点Xj(jは1からNの整数、Nは地点の数)の各々において、これらの指標の値が測定される。
【0020】
なお、
図1では、簡単化のため、道路を単一の経路を有する道路としたが、これに限らず、道路は、分岐や合流により、道路網を構成していてもよい。
【0021】
はじめに、第1の実施形態の構成を説明する。
図2は、第1の実施形態の構成を示すブロック図である。
図2を参照すると、情報提供システム1は、駐車情報提供装置100、及び、端末装置200を含む。端末装置200は、例えば、車両に搭載されたナビゲーション端末や、車両に乗車している利用者のスマートフォンや携帯電話等である。駐車情報提供装置100と端末装置200は、ネットワーク等により接続される。
【0022】
駐車情報提供装置100は、道路情報記憶部111、交通状態記憶部112、交通予測モデル学習部113、交通予測モデル記憶部114、施設情報記憶部115、需要情報記憶部116、需要予測モデル学習部117、及び、需要予測モデル記憶部118を含む。駐車情報提供装置100は、さらに、要求受信部119、到着時刻予測部120、需要予測部121、及び、駐車情報生成部122を含む。
【0023】
道路情報記憶部111は、道路地図や各地点、各サービス施設の位置を示す道路情報を記憶する。
【0024】
交通状態記憶部112は、交通状態情報を記憶する。交通状態情報は、道路上の各地点における交通状態の測定値の履歴を示す。交通状態は、例えば、交通状態収集装置(図示せず)により収集される。交通状態収集装置は、例えば、道路上の各地点に設置されたセンサから、所定の収集間隔で交通状態を収集する。
【0025】
図3は、第1の実施形態における、交通状態情報の例を示す図である。
図3の例では、
図1の道路における、各地点Xjの交通状態(流度、速度、及び、車両密度)が収集されている。
【0026】
交通予測モデル学習部113は、交通状態記憶部112に記憶された交通状態情報に基づき、交通予測モデルを生成(学習)する。交通予測モデルは、各地点の交通状態に基づき、予測対象地点の交通状態を予測するためのモデルである。交通予測モデル学習部113は、例えば、機械学習技術を用いて、交通予測モデルを生成する。この場合、交通予測モデルは、非特許文献1、2に開示されている異種混合学習技術を用いて生成されてもよい。また、交通予測モデルは、線形回帰モデルや、自己回帰モデル、自己回帰移動平均モデル等、一般的な時系列モデルでもよい。交通予測モデルは、上述の交通状態を表す指標(流度、速度、車両密度)の内の1以上について、生成される。
【0027】
第1の実施形態では、交通予測モデルとして、例えば、説明変数に各地点の現在時刻の車両密度、目的変数に予測対象地点の予測対象時刻における車両密度が設定された、数1式のような線形関数を用いる。
【0029】
ここで、D
j(t)は、地点Xjにおける、現在時刻tの車両密度である。また、D
est_k(t+T)は、地点Xk(kは1からNの整数)における、時刻t+Tの車両密度の予測値である。α
jkは、地点Xjの車両密度D
j(t)と地点Xkの車両密度D
k(t+T)との関係性の大きさを示す係数である。
【0030】
図4は、第1の実施形態における、交通予測モデルの例を示す図である。
図4の例では、各地点について、予測対象時刻が0.5時間後(T=0.5h(hour))、1.0時間後(T=1.0h)、1.5時間後(T=1.5h)、2.0時間後(T=2.0h)、…の交通予測モデルが生成されている。
【0031】
なお、交通予測モデルとして、数1式のような線形関数に限らず、説明変数に各地点の交通状態が設定された任意の関数が用いられてもよい。また、同じ予測対象地点、予測対象時刻に対して、複数の交通予測モデルが生成されてもよい。この場合、これらの交通予測モデルは、予測対象時刻における予測対象地点の天候や周辺イベントの有無、予測対象時刻の曜日や時間帯等、予測対象時刻や予測対象地点に関する状況ごとに使い分けられてもよい。また、これらの状況を表す変数が、説明変数に含まれていてもよい。
【0032】
交通予測モデル記憶部114は、交通予測モデル学習部113により生成された交通予測モデルを記憶する。
【0033】
施設情報記憶部115は、施設情報を記憶する。施設情報は、各サービス施設の種別、各サービス施設が提供するサービスに関する機能(以下、サービス機能とも記載する)、及び、各サービス施設の駐車場の収容台数(駐車枠の総数)を示す。
【0034】
図5は、第1の実施形態における、施設情報の例を示す図である。
図5の例では、各サービス施設のサービス機能として、トイレや売店、レストラン、ガソリンスタンドの有無が設定されている。また、各サービス施設が提供するサービス機能として、さらに、ドッグランや宿泊設備等、他の機能の有無が設定されていてもよい。
【0035】
需要情報記憶部116は、需要情報を記憶する。需要情報は、各サービス施設における駐車場の需要の測定値の履歴を示す。駐車場の需要は、駐車場の利用を必要としている車両の台数(以下、利用要求車両数とも記載する)であり、例えば、駐車場の各駐車枠に駐車している車両の台数と、当該駐車場の駐車待ち車両の台数と、の合計値により得られる。駐車場の需要は、例えば、需要収集装置(図示せず)により収集される。需要収集装置は、例えば、駐車場内の各駐車枠や通路に設置されたセンサから、所定の収集間隔で、駐車している車両、及び、駐車待ち車両の台数の測定値を収集し、駐車場の需要を算出する。また、需要収集装置は、駐車場の入口、及び、出口に設置されたセンサから、入口、及び、出口を通過した車両台数の測定値を収集し、それらの差分から、駐車場の需要を算出してもよい。
【0036】
図6は、第1の実施形態における、需要情報の例を示す図である。
図6の例では、
図1の道路における、各サービス施設Siにおける駐車場の需要(利用要求車両数)が収集されている。
【0037】
需要予測モデル学習部117は、交通状態記憶部112に記憶された交通状態情報、及び、需要情報記憶部116に記憶された需要情報に基づき、需要予測モデルを生成(学習)する。需要予測モデルは、各地点の交通状態に基づき、サービス施設の駐車場の需要を予測するためのモデルである。需要予測モデル学習部117は、例えば、機械学習技術を用いて、需要予測モデルを生成する。この場合、需要予測モデルは、非特許文献1、2に開示されている異種混合学習技術を用いて生成されてもよい。また、需要予測モデルは、線形回帰モデルや、自己回帰モデル、自己回帰移動平均モデル等、一般的な時系列モデルでもよい。
【0038】
第1の実施形態では、需要予測モデルとして、例えば、説明変数に各地点の現在時刻の車両密度、目的変数に予測対象施設の予測対象時刻における需要(利用要求車両数)が設定された、数2式のような線形関数を用いる。
【0040】
ここで、R
est_i(t+T)は、サービス施設Siの駐車場における、時刻t+Tの需要の予測値である。β
jiは、地点Xjの車両密度D
j(t)とサービス施設Siの駐車場の需要R
i(t+T)との関係性の大きさを示す係数である。
【0041】
図7は、第1の実施形態における、交通予測モデルの例を示す図である。
図7の例では、各サービス施設について、予測対象時刻が0.5時間後(T=0.5h(hour))、1.0時間後(T=1.0h)、1.5時間後(T=1.5h)、2.0時間後(T=2.0h)、…の需要予測モデルが生成されている。
【0042】
なお、需要予測モデルとして、数2式のような線形関数に限らず、説明変数に各地点の交通状態が設定された任意の関数が用いられてもよい。また、同じ予測対象施設、予測対象時刻に対して、複数の需要予測モデルが生成されてもよい。この場合、これらの需要予測モデルは、予測対象時刻における予測対象施設の天候、予測対象時刻の曜日や時間帯等、予測対象時刻や予測対象施設に関する状況ごとに使い分けられてもよい。また、これらの状況を表す変数が、説明変数に含まれていてもよい。さらに、予測対象施設の各種サービス機能の有無を表す変数や、当該施設の駐車場の収容台数を表す変数が、説明変数に含まれていてもよい。
【0043】
需要予測モデル記憶部118は、需要予測モデル学習部117により生成された需要予測モデルを記憶する。
【0044】
要求受信部119は、道路上の車両の端末装置200から、駐車情報を要求するための駐車情報要求を受信する。駐車情報は、サービス施設の駐車場の空き状況を示す情報である。
【0045】
到着時刻予測部120は、交通予測モデル記憶部114に記憶された交通予測モデルを用いて、駐車情報要求の送信元の車両(以下、対象車両とも記載する)の各サービス施設の駐車場への到着時刻を予測する。
【0046】
需要予測部121は、需要予測モデル記憶部118に記憶された需要予測モデルを用いて、各サービス施設の駐車場への予測した到着時刻(以下、予測到着時刻とも記載する)における、当該駐車場の需要を予測する。
【0047】
駐車情報生成部122は、需要予測部121により予測した需要(以下、予測需要とも記載する)に基づき、各サービス施設の駐車場への予測到着時刻における、当該駐車場の空き状況を判定する。駐車情報生成部122は、駐車場の空き状況の判定結果を含む駐車情報を生成し、対象車両の端末装置200へ出力(送信)する。
【0048】
なお、駐車情報提供装置100は、CPU(Central Processing Unit)とプログラムを記憶した記憶媒体とを含み、プログラムに基づく制御によって動作するコンピュータであってもよい。
【0049】
図8は、第1の実施形態における、コンピュータにより実現された駐車情報提供装置100の構成を示すブロック図である。
【0050】
図8を参照すると、駐車情報提供装置100は、CPU101、記憶デバイス102(記憶媒体)、入出力デバイス103、及び、通信デバイス104を含む。CPU101は、交通予測モデル学習部113、需要予測モデル学習部117、要求受信部119、到着時刻予測部120、需要予測部121、及び、駐車情報生成部122を実現するためのプログラム命令(Instruction)を実行する。記憶デバイス102は、例えば、ハードディスクやメモリ等であり、道路情報記憶部111、交通状態記憶部112、交通予測モデル記憶部114、施設情報記憶部115、需要情報記憶部116、及び、需要予測モデル記憶部118のデータを記憶する。入出力デバイス103は、例えば、キーボード、ディスプレイ等であり、管理者等から学習の実行指示を受け付ける。通信デバイス104は、端末装置200から駐車情報要求を受信し、端末装置200へ駐車情報を送信する。
【0051】
また、駐車情報提供装置100の各構成要素の一部、または、全部は、汎用または専用の回路(circuitry)やプロセッサ、これらの組み合わせによって実現されてもよい。これらの回路やプロセッサは、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。また、駐車情報提供装置100の一部、または、全部は、上述した回路等とプログラムとの組み合わせによって実現されてもよい。
【0052】
駐車情報提供装置100の各構成要素の一部、または、全部が、複数の情報処理装置や回路等により実現される場合、複数の情報処理装置や回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。例えば、情報処理装置や回路等は、クライアントアンドサーバシステム、クラウドコンピューティングシステム等、各々が通信ネットワークを介して接続される形態として実現されてもよい。
【0053】
次に、第1の実施形態の動作について説明する。
【0054】
<学習処理>
はじめに、学習処理について説明する。
【0055】
図9は、第1の実施形態における、学習処理を示すフローチャートである。
【0056】
ここでは、
図1の道路に関する道路情報、
図3の交通状態情報、
図6の需要情報が、それぞれ、道路情報記憶部111、交通状態記憶部112、及び、需要情報記憶部116に保存されていると仮定する。
【0057】
はじめに、駐車情報提供装置100の交通予測モデル学習部113は、各地点における交通状態の履歴に基づき、交通予測モデルを生成(学習)する(ステップS101)。交通予測モデル学習部113は、生成した交通予測モデルを交通予測モデル記憶部114に保存する。
【0058】
例えば、交通予測モデル学習部113は、
図3の交通状態情報に基づき、数1式で示される交通予測モデルを、
図4のように生成する。
【0059】
次に、需要予測モデル学習部117は、各地点における交通状態の履歴、及び、各サービス施設の駐車場の需要の履歴に基づき、需要予測モデルを生成(学習)する(ステップS102)。需要予測モデル学習部117は、生成した需要予測モデルを需要予測モデル記憶部118に保存する。
【0060】
例えば、交通予測モデル学習部113は、
図3の交通状態情報、及び、
図6の需要情報に基づき、数2式で示される需要予測モデルを、
図7のように生成する。
【0061】
<駐車情報提供処理>
次に、駐車情報提供処理について説明する。
【0062】
ここでは、
図4の交通予測モデル、
図5の施設情報、及び、
図7の需要予測モデルが、それぞれ、交通予測モデル記憶部114、施設情報記憶部115、及び、需要予測モデル記憶部118に保存されていると仮定する。
【0063】
図10は、第1の実施形態における、駐車情報提供処理を示すフローチャートである。
【0064】
はじめに、車両(対象車両)の端末装置200は、駐車情報提供装置100へ、駐車情報要求を送信する(ステップS251)。ここで、駐車情報要求は、車両の識別子、及び、駐車情報を提供すべきサービス施設の要求条件を含む。要求条件としては、例えば、サービス施設が提供する各種サービス機能、及び、現在地から駐車場までの所要時間が設定される。
【0065】
図11は、第1の実施形態における、駐車情報要求の例を示す図である。例えば、地点「X1」を走行中の車両「CAR1」の端末装置200は、時刻「09:00」に、
図11のような駐車情報要求を送信する。
【0066】
駐車情報提供装置100の要求受信部119は、駐車情報要求を受信する(ステップ201)。駐車情報生成部122は、道路情報、及び、施設情報に基づき、道路上で対象車両の進行方向の前方に存在するサービス施設の内、要求条件で指定されたサービス機能の条件を満たすサービス施設を抽出する(ステップS202)。
【0067】
例えば、駐車情報生成部122は、
図5の施設情報に基づき、対象車両「CAR1」の進行方向に存在するサービス施設「S1」〜「Sm」の内、
図11のサービス機能の条件を満たす、サービス施設「S2」、「S4」、「S6」を抽出する。
【0068】
駐車情報生成部122は、到着時刻予測部120に、ステップS202で抽出された各サービス施設の駐車場への到着時刻の予測を指示する。到着時刻予測部120は、交通予測モデルを用いて、各サービス施設の駐車場への到着時刻を予測する(ステップS203)。
【0069】
ここで、到着時刻予測部120は、各交通予測モデルに、各地点の現在時刻の車両密度の測定値を適用し、各地点の各予測対象時刻における車両密度を予測し、予測した車両密度に基づき、各地点の各予測対象時刻における速度を予測する。到着時刻予測部120は、対象車両の現在地から各サービス施設までの道路を、各交通予測モデルの予測対象地点で分割する。到着時刻予測部120は、分割された各区間の速度の予測値から算出される移動時間の予測値を合計することにより、各サービス施設の駐車場への到着時刻を予測する。ここで、各区間の速度の予測値には、当該区間の始点の地点への到着時刻における、当該地点の速度の予測値が用いられる。
【0070】
なお、到着時刻予測部120は、各サービス施設の駐車場への到着時刻が予測できれば、対象車両の現在地から各サービス施設との間に予め設定された平均速度や平均所要時間を用いる等、交通予測モデルを用いる方法以外の方法で、到着時刻を予測してもよい。
【0071】
図12は、第1の実施形態における、到着時刻の予測結果の例を示す図である。例えば、到着時刻予測部120は、
図4の各交通予測モデルを用いて、サービス施設「S2」、「S4」、「S6」の駐車場への到着時刻を、
図12のように予測する。
【0072】
駐車情報生成部122は、予測到着時刻に基づき、ステップS202で抽出されたサービス施設の内、要求条件で指定された所要時間の条件を満たすサービス施設を抽出する(ステップS204)。
【0073】
例えば、駐車情報生成部122は、
図12の予測到着時刻に基づき、サービス施設「S2」、「S4」、「S6」の内、
図11の所要時間の条件を満たす、サービス施設「S2」、「S4」を抽出する。
【0074】
駐車情報生成部122は、需要予測部121に、ステップS204で抽出された各サービス施設の需要の予測を指示する。需要予測部121は、需要予測モデルを用いて、各サービス施設の駐車場への予測到着時刻における、当該駐車場の需要を予測する(ステップS205)。
【0075】
ここで、需要予測部121は、予測到着時刻に対応する需要予測モデルに、各地点の現在時刻の車両密度の測定値を適用し、各サービス施設の駐車場への予測到着時刻における需要を予測する。
【0076】
図13は、第1の実施形態における、需要の予測結果、及び、駐車場の空き状況の判定結果の例を示す図である。例えば、到着時刻予測部120は、
図7の需要予測モデルの内、各サービス施設「S2」、「S4」の駐車場への予測到着時刻に対応する需要予測モデルを用いて、需要(利用要求車両数)を、
図13のように予測する。
【0077】
駐車情報生成部122は、ステップS204で抽出された各サービス施設の駐車場について、予測需要に基づき、予測到着時刻における駐車場の空き状況を判定する(ステップS206)。ここで、駐車情報生成部122は、予測需要により示される利用要求車両数が、施設情報で示される駐車場の収容台数未満の場合、空き状況を「空きあり」と判定する。
【0078】
例えば、駐車情報生成部122は、
図5の施設情報における駐車場の収容台数に基づき、サービス施設「S2」、「S4」の駐車場の空き状況を、
図13のように判定する。
【0079】
駐車情報生成部122は、駐車場の空き状況の判定結果を含む駐車情報を生成する(ステップS207)。駐車情報生成部122は、生成した駐車情報を、対象車両の端末装置200へ送信する(ステップS208)。
【0080】
図14は、第1の実施形態における、駐車情報の例を示す図である。
図14の駐車情報では、サービス施設「S2」、「S4」の駐車場の空き状況の判定結果(予測空き状況)が、それぞれ、「満車」(空きなし)、「空車」(空きあり)で示されている。例えば、駐車情報生成部122は、
図14のような駐車情報を生成し、対象車両「CAR1」へ送信する。
【0081】
対象車両の端末装置200は、駐車情報を受信すると(ステップS252)、当該駐車情報を利用者に提示(表示)する(ステップS253)。
【0082】
例えば、対象車両「CAR1」の端末装置200は、
図14の駐車情報を、利用者に提示する。
【0083】
なお、駐車情報生成部122は、ステップS206において空き状況を「空きなし」と判定されたサービス施設の駐車場の予測到着時刻からの待ち時間を、駐車情報に含めてもよい。この場合、例えば、駐車情報生成部122は、需要予測部121に、予測到着時刻以降の各時刻における駐車場の需要を需要予測モデルを用いて予測させる。そして、駐車情報生成部122は、予測需要により示される利用要求車両数が駐車場の収容台数未満になる時刻を、駐車が可能になる時刻と判定することにより、待ち時間を算出する。
【0084】
図15は、第1の実施形態における、待ち時間の算出例を示す図である。例えば、駐車情報生成部122は、サービス施設「S2」について、
図15のように、予測到着時刻「10:00」以降の利用要求車両数を用いて、待ち時間「1.0h」を算出する。
【0085】
なお、駐車情報生成部122は、駐車場の予測到着時刻からの待ち時間が算出できれば、他の方法により、待ち時間を算出してもよい。例えば、駐車情報生成部122は、予測到着時刻における予測需要により示される利用要求車両数から駐車場の収容台数を減じることにより、駐車待ち車両台数を予測し、予測した駐車待ち車両台数に基づき、待ち時間を算出してもよい。この場合、待ち時間は、例えば、予測した駐車待ち車両台数と平均駐車時間を乗じることにより算出される。
【0086】
図16は、第1の実施形態における、駐車情報の他の例を示す図である。
図16の駐車情報では、空き状況が「空きなし」であったサービス施設「S2」について、待ち時間が示されている。例えば、駐車情報生成部122は、
図16のような、待ち時間を含む駐車情報を生成し、対象車両「CAR1」へ送信する。
【0087】
以上により、第1の実施形態の動作が完了する。
【0088】
次に、第1の実施形態の特徴的な構成を説明する。
【0089】
図17は、第1の実施形態の特徴的な構成を示すブロック図である。
図17を参照すると、情報提供システム1は、到着時刻予測部120、需要予測部121、及び、駐車情報生成部122を含む。到着時刻予測部120は、道路上の各地点の交通状態に基づき、当該道路上の対象車両の、当該道路上の施設の駐車場への到着時刻を予測する。需要予測部121は、道路上の各地点の交通状態に基づき、予測した到着時刻において施設の駐車場の利用を必要とする車両台数である需要を予測する。駐車情報生成部122は、予測した需要に基づき、予測した到着時刻における施設の駐車場の空き状況を判定し、当該空き状況の判定結果を含む駐車情報を生成し、対象車両へ出力する。
【0090】
次に、第1の実施形態の効果を説明する。
【0091】
第1の実施形態によれば、道路沿いに設置された駐車場の空き状況に関する正確な情報を提示できる。その理由は、駐車情報生成部122が、駐車場への対象車両の予測到着時刻における駐車場の予測需要に基づき、予測到着時刻における駐車場の空き状況を判定し、判定結果を含む駐車情報を生成するためである。これにより、利用者は、提示された駐車情報により、サービス施設等の駐車場への到着時刻における正確な空き状況を把握できるため、当該駐車情報を、サービス施設等の利用計画をたてるために有効に活用できる。
【0092】
また、第1の実施形態によれば、駐車場の空き状況が「空きなし」の場合でも、利用者は、当該駐車場を有するサービス施設等を、駐車場の空きを待って利用すべきかどうかを判断できる。その理由は、駐車情報生成部122が、駐車場の空き状況の判定結果が「空きなし」の場合、当該駐車場の、予測した到着時刻からの待ち時間を予測し、当該予測した待ち時間を含む駐車情報を生成するためである。
【0093】
なお、第1の実施形態では、空き状況の判定対象の駐車場が、自動車用の道路沿いに設置されたサービスエリアやパーキングエリア等のサービス施設の駐車場である場合を例に説明した。しかしながら、これに限らず、空き状況の判定対象の駐車場は、道路沿いに設置された駐車場であれば、商業施設やレジャー施設、公共施設の駐車場等、どのような駐車場でもよい。
【0094】
また、第1の実施形態では、駐車情報生成部122が、駐車場の空き状況として、「空きなし」、または、「空きあり」を判定した。これに限らず、駐車情報生成部122は、駐車場の空き状況として、混雑度合いを判定してもよい。この場合、駐車情報生成部122は、例えば、駐車場の予測需要が当該駐車場の収容台数未満の場合に、予測需要が所定の混雑判定閾値以上であれば「空きあり(混雑)」、所定の混雑判定閾値未満であれば「空きあり(混雑なし)」と判定してもよい。
【0095】
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、サービス施設の駐車場の予測需要に基づいて、駐車場の予約が行われる点で、第1の実施形態と異なる。
【0096】
利用者にとっては、予測到着時刻において駐車場に空きがある場合でも、より確実に駐車を行うために、駐車場における駐車枠を予約できるほうが望ましい。一方、サービス施設を運営する事業者にとっては、駐車場が混雑している場合に駐車枠が予約されてしまうと、予約した車両以外の車両は、予約された駐車時間の間、当該駐車枠を利用することはできず、駐車場の運用効率が低下する。
【0097】
そこで、第2の実施形態では、駐車情報提供装置100は、駐車場の空き状態が「空きあり」(予測需要が駐車場の収容台数未満)の場合に、駐車場が混雑していなければ(予測需要が所定の予約判定閾値未満)、端末装置200から駐車枠の予約を受け付ける。
【0098】
なお、第2の実施形態では、サービス施設の駐車場のすべての駐車枠(主要台数分の駐車枠)の内、最大予約数以下の数の駐車枠について、予約が行われる。予約用の駐車枠は固定されず、予約開始時刻において、車両が検出されない(駐車されていない)駐車枠が、予約した車両に割り当てられる。予約した車両に割り当てられていない駐車枠には、予約をしていない車両が駐車できる。
【0099】
はじめに、第2の実施形態の構成を説明する。
図18は、第2の実施形態の構成を示すブロック図である。
図18を参照すると、第2の実施形態における情報提供システム1は、第1の実施形態における情報提供システム1の構成要素(
図2)に加え、さらに、駐車枠制御装置300、車両センサ400、及び、表示装置500を含む。駐車枠制御装置300は、サービス施設ごとに配置される。車両センサ400、及び、表示装置500は、各サービス施設の駐車場の駐車枠ごとに配置される。駐車情報提供装置100と駐車枠制御装置300は、ネットワーク等により接続される。また、駐車枠制御装置300と車両センサ400、及び、表示装置500も、ネットワーク等により接続される。
【0100】
また、第2の実施形態における駐車情報提供装置100は、第1の実施形態における駐車情報提供装置100の構成要素(
図2)に加え、さらに、予約管理部124、及び、予約情報記憶部123を含む。
【0101】
駐車情報生成部122は、駐車場への予測到着時刻における空き状況の判定に加えて、当該駐車場の予約可否を判定する。駐車情報生成部122は、駐車場の空き状況の判定結果、及び、予約可否の判定結果を含む駐車情報を生成し、対象車両の端末装置200へ出力する。
【0102】
要求受信部119は、端末装置200から、駐車情報要求に加えて、駐車情報における予約可能な駐車場対する予約要求を受信する。
【0103】
予約情報記憶部123は、予約情報を記憶する。予約情報は、各サービス施設の駐車場の予約状況を示す。
【0104】
図19は、第2の実施形態における、予約情報の例を示す図である。
図19の予約情報では、各サービス施設の駐車場の予約状況として、予約した車両(以下、予約車両とも記載する)の識別子、予約開始時刻、及び、予約終了時刻が関連付けられている。また、予約情報は、さらに、各時刻における予約台数を含む。
【0105】
予約管理部124は、対象車両の端末装置200からの予約要求に応じて、駐車場を予約する(予約情報を更新する)。また、予約管理部124は、予約情報に基づき、サービス施設の駐車枠制御装置300へ、駐車枠制御要求を送信する。
【0106】
駐車枠制御装置300は、割当情報記憶部311、及び、制御部312を含む。
【0107】
割当情報記憶部311は、割当情報を記憶する。割当情報は、予約車両に対する駐車枠の割当状況を示す。
【0108】
図20は、第2の実施形態における割当情報の例を示す図である。
図20の割当情報では、駐車枠の識別子、当該駐車枠が割り当てられた予約車両の識別子、予約開始時刻、及び、予約終了時刻が関連付けられている。
【0109】
制御部312は、駐車枠制御要求を受信した場合に、各駐車枠の車両センサ400から取得した車両検出状況、及び、割当情報記憶部311に記憶された割当情報に基づき、予約車両に割り当てる駐車枠を決定する。制御部312は、決定した駐車枠の表示装置500に、駐車枠が予約済み(予約車両に割り当て済み)であることを表示させる。
【0110】
車両センサ400は、例えば、光センサであり、駐車枠に車両が駐車されているかどうかを検出する。
【0111】
表示装置500は、例えば、LED(Light Emitting Diode)や白熱電球等の電灯であり、駐車枠が予約済みであることを、利用者から識別できるように表示する。また、表示装置500は、ディスプレイ装置でもよい。表示装置500が電灯の場合、1以上の電灯が駐車枠に沿って設置されてもよいし、駐車枠内の路面や駐車枠の上部空間に設置されてもよい。表示装置500がディスプレイ装置の場合も、ディスプレイ装置は、駐車枠に沿って設置されてもよいし、駐車枠内の路面や駐車枠の上部空間に設置されてもよい。
【0112】
次に、第2の実施形態の動作について説明する。
【0113】
<駐車情報提供、及び、予約処理>
はじめに、駐車情報提供、及び、予約処理について説明する。
【0114】
ここでは、
図4の交通予測モデル、
図5の施設情報、及び、
図7の需要予測モデルが、それぞれ、交通予測モデル記憶部114、施設情報記憶部115、及び、需要予測モデル記憶部118に保存されていると仮定する。また、
図19の予約情報(更新前)、及び、
図20の割当情報(更新前)が、それぞれ、予約情報記憶部123、及び、割当情報記憶部311に保存されていると仮定する。
【0115】
図21は、第2の実施形態における、駐車情報提供、及び、予約処理を示すフローチャートである。
【0116】
ここで、駐車情報要求の送信から駐車場の空き状況判定までの処理(S351、ステップS301〜S306)は、第1の実施形態における駐車情報提供処理(S251、ステップS201〜S206)と同様である。
【0117】
例えば、地点「X1」を走行中の車両「CAR1」の端末装置200は、時刻「09:00」に、
図11のような駐車情報要求を送信する。到着時刻予測部120は、
図4の各交通予測モデルを用いて、サービス施設「S2」、「S4」、「S6」の駐車場への到着時刻を、
図12のように予測する。
【0118】
図22は、第2の実施形態における、需要の予測結果、駐車場の空き状況の判定結果、及び、駐車場の予約可否の判定結果の例を示す図である。
【0119】
到着時刻予測部120は、
図7の需要予測モデルの内、各サービス施設「S2」、「S4」の駐車場への予測到着時刻に対応する需要予測モデルを用いて、需要(利用要求車両数)を、
図22のように予測する。駐車情報生成部122は、
図5の施設情報における駐車場の収容台数に基づき、サービス施設「S2」、「S4」の駐車場の空き状況を、
図22のように判定する。
【0120】
次に、駐車情報生成部122は、ステップS304で抽出されたサービス施設の内、空き状況の判定結果が「空きあり」であるサービス施設を抽出する(ステップS307)。
【0121】
駐車情報生成部122は、ステップS307で抽出された各サービス施設の駐車場について、予測需要、及び、予約情報に基づき、予測到着時刻における予約可否を判定する(ステップS308)。
【0122】
ここで、駐車情報生成部122は、例えば、予測需要により示される利用要求車両数が所定の予約判定閾値未満であり、かつ、予約情報における、予測到着時刻から駐車時間経過時までの間の各時刻の予約台数が所定の最大予約数未満の場合、予約可能と判定する。予約判定閾値や最大予約数には、駐車場の収容台数以下の値(収容台数に対する割合等)が用いられる。また、駐車時間には、例えば、所定の予約可能時間が用いられる。なお、駐車時間として、平均駐車時間や、予め対象車両から取得した要求駐車時間が用いられてもよい。
【0123】
例えば、予約判定閾値が駐車場の収容台数の「90%」、最大予約数が駐車場の収容台数の「10%」、予約可能時間が「0.5h」であると仮定する。この場合、駐車情報生成部122は、
図5の施設情報における駐車場の収容台数、及び、
図19の予約情報(更新前)を用いて、サービス施設「S2」、「S4」の駐車場の予約可否を、
図22のように判定する。
【0124】
駐車情報生成部122は、駐車場の空き状況、及び、駐車場の予約可否の判定結果を含む駐車情報を生成する(ステップS309)。駐車情報生成部122は、生成した駐車情報を、対象車両の端末装置200へ送信する(ステップS310)。
【0125】
図23は、第2の実施形態における、駐車情報の例を示す図である。
図22の駐車情報では、サービス施設「S2」、「S4」の駐車場の空き状況の判定結果(予測空き状況)が「空車」(空きあり)で示されている。さらに、サービス施設「S2」、「S4」の駐車場の予約可否の判定結果が、それぞれ、「不可」、「可能」で示されている。また、駐車場を予約可能なサービス施設「S4」について、予約要求の送信を指示するためのボタン(予約ボタン)が表示されている。例えば、駐車情報生成部122は、
図23のような駐車情報を生成し、対象車両「CAR1」の端末装置200へ送信する。
【0126】
対象車両の端末装置200は、駐車情報を受信すると(ステップS352)、当該駐車情報を利用者に提示(表示)する(ステップS353)。
【0127】
例えば、対象車両「CAR1」の端末装置200は、
図23の駐車情報を利用者に提示する。
【0128】
端末装置200は、利用者から、予約要求の送信指示が入力された場合、当該予約要求を駐車情報提供装置100へ送信する(ステップS354)。ここで、予約要求は、対象車両の識別子、及び、駐車場を予約するサービス施設の識別子を含む。
【0129】
例えば、対象車両「CAR1」の端末装置200は、
図23の駐車情報においてサービス施設「S4」についての予約ボタンが押下されると、対象車両の識別子「CAR1」、サービス施設の識別子「S4」を含む予約要求を駐車情報提供装置100へ送信する。
【0130】
駐車情報提供装置100の要求受信部119は、端末装置200から、予約要求を受信する(ステップ311)。
【0131】
予約管理部124は、端末装置200から受信した予約要求に応じて予約情報を更新する(ステップ312)。ここで、予約管理部124は、予約要求で指定されたサービス施設について、対象車両の識別子、予約開始時刻、及び、予約終了時刻を登録する。予約開始時刻、及び、予約終了時刻には、それぞれ、予測到着時刻、及び、予測到着時刻から上述の駐車時間経過時の時刻が登録される。また、予約管理部124は、予約開始時刻から予約終了時刻までの予約台数に1を加算する。
【0132】
例えば、予約管理部124は、
図19の予約情報(更新後)のように、サービス施設「S4」の駐車場について、対象車両「CAR1」の予約を登録し、予約台数を更新する。
【0133】
予約管理部124は、端末装置200へ、予約完了通知を送信する(ステップ313)。ここで、予約完了通知は、駐車場を予約したサービス施設の識別子を含む。
【0134】
例えば、予約管理部124は、対象車両「CAR1」の端末装置200へ、サービス施設の識別子「S4」を含む予約完了通知を送信する。
【0135】
端末装置200は、予約完了通知を受信すると(ステップS355)、予約完了を利用者に提示(表示)する(ステップS356)。
【0136】
例えば、対象車両「CAR1」の端末装置200は、サービス施設「S4」の駐車場の予約完了を利用者に提示する。
【0137】
なお、予約管理部124は、予約情報を更新するときに、クレジットカード会社等により提供される課金システム(図示せず)を介して、対象車両の利用者に予約料金の支払いをさせるための課金処理を行ってもよい。
【0138】
<予約制御処理>
次に、予約制御処理について説明する。
【0139】
ここでは、
図19の予約情報(更新後)、及び、
図20の割当情報(更新前)が、それぞれ、予約情報記憶部123、及び、割当情報記憶部311に保存されていると仮定する。
【0140】
図24は、第2の実施形態における、予約制御処理を示すフローチャートである。予約制御処理は、予約情報に登録された各予約について、当該予約の予約開始時刻に実行される。
【0141】
駐車情報提供装置100の予約管理部124は、予約開始時刻となった予約に関して、駐車場が予約されたサービス施設の駐車枠制御装置300に、駐車枠制御要求を送信する(ステップS401)。ここで、駐車枠制御要求は、予約車両の識別子、予約開始時刻、及び、予約終了時刻を含む。
【0142】
例えば、予約管理部124は、時刻「11:00」に、予約車両の識別子「CAR1」、予約開始時刻「11:00」、予約終了時刻「11:30」を含む駐車枠制御要求を、サービス施設「S4」の駐車枠制御装置300に送信する。
【0143】
駐車枠制御装置300の制御部312は、駐車枠制御要求を受信すると(ステップS451)、各駐車枠の車両センサ400から取得した車両検出状況、及び、割当情報に基づき、予約車両に割り当てる駐車枠を決定する(ステップS452)。ここで、制御部312は、車両が割り当てられておらず、かつ、車両が駐車されていない駐車枠を、予約車両に割り当てる駐車枠に決定する。
【0144】
例えば、制御部312は、車両検出状況、及び、
図20の予約情報(更新前)に基づき、駐車枠「L3」を、車両「CAR1」に割り当てる。
【0145】
なお、制御部312は、予約車両に割り当て可能な駐車枠の内、例えば、サービス施設の建物の入口等、特定の場所に近い駐車枠から順番に、予約車両に割り当ててもよい。
【0146】
制御部312は、駐車枠の割り当て結果に従って、割当情報を更新する(ステップS453)。ここで、制御部312は、割り当てた駐車枠について、車両の識別子、予約開始時刻、及び、予約終了時刻を登録する。
【0147】
例えば、制御部312は、
図20の予約情報(更新後)のように、駐車枠「L3」について、車両「CAR1」への割り当てを登録する。
【0148】
制御部312は、割り当てた駐車枠の表示装置500に、当該駐車枠が予約済みであることを表示させる(ステップS454)。ここで、制御部312は、表示装置500に、駐車枠を割り当てた車両の識別子を表示させてもよい。
【0149】
例えば、制御部312は、駐車枠「L3」の表示装置500に、予約済みであることを表示させる。
【0150】
これにより、予約車両の利用者は、駐車場を予約したサービス施設の駐車場に到着すると、当該予約車両に対して割り当てられた駐車枠を特定し、当該駐車枠に車両を駐車できる。
【0151】
制御部312は、さらに、割り当てた駐車枠の予約終了時刻に、当該駐車枠の表示装置500に対して、予約済みの表示を終了させ、割当情報から、当該駐車枠についての車両の割り当てを削除する。
【0152】
なお、制御部312は、予約車両が、予約した駐車場を予約終了時刻より前に出発した場合や、当該駐車場を利用せずに通過した場合に、当該予約車両に割り当てた駐車枠の予約済みの表示を終了させ、当該駐車枠の割り当てを割当情報から削除してもよい。この場合、制御部312は、例えば、駐車情報提供装置100を介して、予約車両の端末装置200から、予約開始時刻以降の予約車両の位置を定期的に取得し、予約車両の駐車場からの出発や通過を検出する。
【0153】
以上により、第2の実施形態の動作が完了する。
【0154】
次に、第2の実施形態の効果を説明する。
【0155】
第2の実施形態によれば、道路沿いに設置された駐車場の運用効率を低下させることなく、駐車場の予約サービスを提供できる。その理由は、駐車情報生成部122が、対象車両の駐車場への予測到着時刻における予測需要に基づき、駐車場の予約可否を判定し、予約が可能と判定された場合に、予約管理部124が、対象車両からの指示に応じて当該駐車場の予約を行うためである。
【0156】
なお、第2の実施形態では、駐車場の予測需要が所定の予約判定閾値未満の場合に予約可否を判定したが、これに限らず、駐車場の予測需要が所定の予約判定閾値以上の場合に予約可否を判定してもよい。この場合、予約判定閾値は、駐車場の収容台数以上でもよいし、収容台数未満でもよい。
【0157】
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。