特許第6973815号(P6973815)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6973815電子機器据付装置及び電子機器据付用吸着装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6973815
(24)【登録日】2021年11月8日
(45)【発行日】2021年12月1日
(54)【発明の名称】電子機器据付装置及び電子機器据付用吸着装置
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/04 20060101AFI20211118BHJP
【FI】
   H04M1/04 A
【請求項の数】13
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2019-200341(P2019-200341)
(22)【出願日】2019年11月2日
(65)【公開番号】特開2020-145669(P2020-145669A)
(43)【公開日】2020年9月10日
【審査請求日】2019年11月8日
(31)【優先権主張番号】10-2019-0027056
(32)【優先日】2019年3月8日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2019-0120463
(32)【優先日】2019年9月30日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519390807
【氏名又は名称】フールキンス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100149870
【弁理士】
【氏名又は名称】芦北 智晴
(72)【発明者】
【氏名】ホ ジウク
【審査官】 吉村 伊佐雄
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−006441(JP,A)
【文献】 特開2000−237982(JP,A)
【文献】 ASHWINI SAKHARKAR,Bluesphere:First of its kind smartphone stand,Inceptionmind,2021年01月27日,https://inceptivemind.com/bluesphere-smartphone-stand/6252/
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16B45/00−47/00
F16C11/00−11/12
H01M10/42−10/48
H02J7/00−7/12
7/34−7/36
50/00−50/90
H04M1/02−1/23
H05K5/00−5/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器に選択的に結合または分離され、前記電子機器に結合されると無線充電方式で前記電子機器を充電させる充電ヘッド部と、
前記充電ヘッド部に選択的に結合または分離され、前記充電ヘッド部に結合されると前記充電ヘッド部を固定支持し、少なくとも1つ以上の関節部を備え、前記充電ヘッド部の3次元位置変更に応じて形状が変更されるサポートモジュールと、
前記サポートモジュールに結合されて前記サポートモジュールを支持し、前記サポートモジュールのティルト運動時に前記サポートモジュールを拘束する支持部とを含み、
前記支持部は、1つのスプリングコイルの一部位の外側に他のスプリングコイルが結合されて形成される二重コアコイルを備えることを特徴とする、電子機器据付装置。
【請求項2】
前記充電ヘッド部は、
一部位が前記電子機器に選択的に結合または分離され、外部から受けた電力を無線で前記電子機器に供給する充電パッド、及び
前記充電パッドの他の部位に結合され、球状を有し、前記サポートモジュールに選択的に結合または分離されるパッド結合体を備えることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器据付装置。
【請求項3】
前記充電ヘッド部は、前記充電パッドに結合され、前記電子機器を真空吸着するサクションパッドをさらに備えることを特徴とする、請求項2に記載の電子機器据付装置。
【請求項4】
前記サポートモジュールは、
管形状を有し、一端が前記充電ヘッド部に連結され、他端が前記関節部に結合される第1のサポート、及び
管形状を有し、一端が前記関節部に結合され、他端が前記支持部に結合される第2のサポートをさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器据付装置。
【請求項5】
前記関節部は、
前記第1のサポートに結合され、内部空間を有する関節ハウジング、及び
前記第2のサポートに結合され、球状を有し、前記関節ハウジングの内部空間に引き込まれる関節結合体を備えることを特徴とする、請求項4に記載の電子機器据付装置。
【請求項6】
前記サポートモジュールは、前記第1のサポート、前記第2のサポート及び前記関節部を貫通して形成される第1のケーブル、並びに前記第1のケーブルに連結され、前記充電ヘッド部に選択的に結合または分離される第2のケーブルを有し、電力を伝達するケーブル部をさらに備えることを特徴とする、請求項4に記載の電子機器据付装置。
【請求項7】
前記支持部は、
前記二重コアコイルが引き込まれる支持ハウジング、
前記サポートモジュールに結合され、球状を有し、前記支持ハウジングの内部空間に引き込まれる支持結合体、及び
前記支持結合体の一部位を覆う形状を有し、前記支持ハウジングの内部空間に形成され、弾性を持つ支持弾性体をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器据付装置。
【請求項8】
前記二重コアコイルを形成する1つのスプリングコイルの他の部位が前記支持結合体の内部に引き込まれることを特徴とする、請求項6に記載の電子機器据付装置。
【請求項9】
前記支持部に結合され、所定の物体に設置されて前記支持部を固定支持する基台部をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の電子機器据付装置。
【請求項10】
前記基台部は、
前記支持部に結合され、内部空間を有する第1の基台本体、
前記第1の基台本体の内部空間に引き込まれて前記第1の基台本体に結合され、外部に露出する長さが変化し、複数のスリットを有する第2の基台本体、及び
前記第1の基台本体に結合され、前記複数のスリットのいずれかのスリットに選択的に結合され、前記第2の基台本体を固定するトグルクランプを備えることを特徴とする、請求項に記載の電子機器据付装置。
【請求項11】
平面を有する充電ヘッド部と、
前記充電ヘッド部の平面に結合され、据え付けの対象となる物体である対象物体の一面に加圧接触する複数のサクションレイヤを備え、前記対象物体を真空吸着して支持するサクションパッドとを含み、
前記サクションパッドにおいて、前記複数のサクションレイヤのうちいずれかのサクションレイヤを囲む位置に他のサクションレイヤが形成され、前記複数のサクションレイヤは各サクションレイヤの間隔が一定の同心円の形状に形成され
前記複数のサクションレイヤのうちいずれかのサクションレイヤの外形は、内側面と外側面が異なる方向に傾斜し、最も長い外側円周の長さよりも高さのほうが小さい円筒の形状であることを特徴とする、電子機器据付用吸着装置。
【請求項12】
前記サクションパッドは、弾性を持つ素材で形成されることを特徴とする、請求項11に記載の電子機器据付用吸着装置。
【請求項13】
前記充電ヘッド部は、前記サクションパッドに前記対象物体が吸着結合により支持されると、無線で前記対象物体に電力を供給することを特徴とする、請求項11に記載の電子機器据付用吸着装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器据付装置及び吸着装置に関し、さらに詳しくは、スマートフォンなどの電子機器が据え付けられた状態で電子機器にユーザの手が接触して電子機器を操作した際の電子機器の振動を減少させ、据え付けられた電子機器の位置を変更しても変更した位置で電子機器が安定して据え付けられるようにする据付装置及びそれに用いられる吸着装置に関する。
【背景技術】
【0002】
スマートフォンの普及によりスマートフォンを用いる人口が増加し、それに比例してスマートフォンユーザがスマートフォンを用いる時間も増加している。スマートフォンユーザは様々な姿勢でスマートフォンを用いるが、直接ユーザの手でスマートフォンを把持して用いるのではなく、スマートフォンを別途の装置に固定してユーザが楽な姿勢でスマートフォンを用いたいという要求が増加を続けている。
【0003】
スマートフォンを据え付ける様々な装置が開発されて販売されているが、従来技術によるスマートフォン据付機器は、ユーザがスマートフォンに接触するとスマートフォンに振動が発生したり、スマートフォンの位置を自由に変更するのに限界があるという問題がある。
【0004】
特許文献1(発明の名称:スマートフォン据付台)においては、バッテリ収納空間、前記バッテリ収納空間内に設けられる充電用PCB、前記充電用PCBに電気的に接続されるメスコネクタ、及び前記メスコネクタを収容する充電孔を備える基台と、前記基台の一側から延びて多方向に自由に曲がるように構成される支持棒、及び前記支持棒の上端部に設けられて携帯電話を把持する把持部を備えるスマートフォン据付部と、前記バッテリ収納空間に収納されて前記充電用PCBに接続されるバッテリとを含むスマートフォン据付台が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国登録特許第10−1621187号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記問題を解決するために、本発明は、スマートフォンなどの電子機器が据え付けられた状態で電子機器にユーザの手が接触して電子機器を操作した際の電子機器の振動を減少させることを目的とする。
【0007】
また、本発明は、装置に据え付けられた電子機器の位置を変更しても変更した位置で電子機器が安定して据え付けられるようにすることを目的とする。
【0008】
本発明が解決しようとする技術的課題は、前述の技術的課題に限定されるものではなく、言及していない他の技術的課題は、以下の記載から本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に明確に理解されるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するために、本発明は、電子機器に選択的に結合または分離され、前記電子機器に結合されると無線充電方式で前記電子機器を充電させる充電ヘッド部と、前記充電ヘッド部に選択的に結合または分離され、前記充電ヘッド部に結合されると前記充電ヘッド部を固定支持し、少なくとも1つ以上の関節部を備え、前記充電ヘッド部の3次元位置変更に応じて形状が変更されるサポートモジュールと、前記サポートモジュールに結合されて前記サポートモジュールを支持し、前記サポートモジュールのティルト運動時に前記サポートモジュールを拘束する支持部とを含み、前記支持部は、1つのスプリングコイルの一部位の外側に他のスプリングコイルが結合されて形成される二重コアコイルを備えることを特徴とする。
【0010】
本発明の実施形態において、前記充電ヘッド部は、一部位が前記電子機器に選択的に結合または分離され、外部から受けた電力を無線で前記電子機器に供給する充電パッド、及び前記充電パッドの他の部位に結合され、球状を有し、前記サポートモジュールに選択的に結合または分離されるパッド結合体を備えてもよい。
【0011】
本発明の実施形態において、前記充電ヘッド部は、前記充電パッドに結合され、前記電子機器を真空吸着するサクションパッドをさらに備えてもよい。
【0012】
本発明の実施形態において、前記サポートモジュールは、管形状を有し、一端が前記充電ヘッド部に連結され、他端が前記関節部に結合される第1のサポート、及び管形状を有し、一端が前記関節部に結合され、他端が前記支持部に結合される第2のサポートをさらに備えてもよい。
【0013】
本発明の実施形態において、前記関節部は、前記第1のサポートに結合され、内部空間を有する関節ハウジング、及び前記第2のサポートに結合され、球状を有し、前記関節ハウジングの内部空間に引き込まれる関節結合体を備えてもよい。
【0014】
本発明の実施形態において、前記サポートモジュールは、前記第1のサポート、前記第2のサポート及び前記関節部を貫通して形成される第1のケーブル、並びに前記第1のケーブルに連結され、前記充電ヘッド部に選択的に結合または分離される第2のケーブルを有し、電力を伝達するケーブル部をさらに備えてもよい。
【0015】
本発明の実施形態において、前記支持部は、前記二重コアコイルが引き込まれる支持ハウジング、前記サポートモジュールに結合され、球状を有し、前記支持ハウジングの内部空間に引き込まれる支持結合体、及び前記支持結合体の一部位を覆う形状を有し、前記支持ハウジングの内部空間に形成され、弾性を持つ支持弾性体をさらに備えてもよい。
【0016】
本発明の実施形態において、前記二重コアコイルを形成する1つのスプリングコイルの他の部位が前記支持結合体の内部に引き込まれてもよい。
【0017】
本発明の実施形態において、前記支持部に結合され、所定の物体に設置されて前記支持部を固定支持する基台部をさらに含んでもよい。
【0018】
本発明の実施形態において、前記基台部は、前記支持部に結合され、内部空間を有する第1の基台本体、前記第1の基台本体の内部空間に引き込まれて前記第1の基台本体に結合され、外部に露出する長さが変化し、複数のスリットを有する第2の基台本体、及び前記第1の基台本体に結合され、前記複数のスリットのいずれかのスリットに選択的に結合され、前記第2の基台本体を固定するトグルクランプを備えてもよい。
【0019】
本発明の実施形態において、平面を有する充電ヘッド部と、前記充電ヘッド部の平面に結合され、据え付けの対象となる物体である対象物体の一面に加圧接触する複数のサクションレイヤを備え、前記対象物体を真空吸着して支持するサクションパッドとを含み、前記サクションパッドにおいて、前記複数のサクションレイヤのうちいずれかのサクションレイヤを囲む位置に他のサクションレイヤが形成され、前記複数のサクションレイヤは各サクションレイヤの間隔が一定の同心円の形状に形成されることを特徴とする。
【0020】
本発明の実施形態において、前記複数のサクションレイヤのうちいずれかのサクションレイヤの外形は、内側面と外側面が異なる方向に傾斜し、最も長い外側円周の長さよりも高さのほうが小さい円筒の形状であってもよい。
【0021】
本発明の実施形態において、前記サクションパッドは、弾性を持つ素材で形成されてもよい。
【0022】
本発明の実施形態において、前記充電ヘッド部は、前記サクションパッドに前記対象物体が吸着結合により支持されると、無線で前記対象物体に電力を供給するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0023】
前記構成によれば、本発明は、支持部に二重コアコイルと支持弾性体が形成されるので、スマートフォンなどの電子機器をユーザが操作することにより振動が発生してもサポートモジュールなどの振動が吸収され、電子機器使用時の振動を最小限に抑えられるという効果を有する。
【0024】
また、充電ヘッド部及びサポートモジュールのティルト運動時に付勢力、摩擦力及び磁力を用いて各ティルト運動に対する抵抗力を提供することにより、充電ヘッド部及びサポートモジュールの各ティルト運動が容易になると同時に電子機器の据え付けも容易になるという効果を有する。
【0025】
さらに、充電ヘッド部に複数のサクションレイヤから形成されるサクションパッドが結合され、このようなサクションパッドを用いて電子機器を固定することにより、様々な重量の電子機器を容易に吸着固定できるという効果を有する。
【0026】
本発明の効果は、前記効果に限定されるものではなく、本発明の詳細な説明または特許請求の範囲に記載されている発明の構成から推論可能なあらゆる効果が含まれるものと理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明の一実施形態による電子機器据付装置の斜視図である。
図2】本発明の一実施形態による電子機器据付装置の側面図である。
図3】本発明の一実施形態による電子機器据付装置の断面図である。
図4】本発明の一実施形態による充電ヘッド部の模式図である。
図5】本発明の他の実施形態による充電ヘッド部の模式図である。
図6】本発明の他の実施形態による充電ヘッド部の断面図である。
図7】本発明の一実施形態による関節部の断面図である。
図8】本発明の一実施形態による支持部の内部構造の模式図である。
図9】本発明の一実施形態による支持部の断面図である。
図10】本発明の一実施形態による基台部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、添付図面を参照して本発明について説明する。しかしながら、本発明は、様々な異なる形態で実現され得るので、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。また、図面において、本発明を明確に説明するために説明に関係のない部分は省略し、明細書全体を通して類似の部分には類似の符号を付した。
【0029】
明細書全体を通して、ある部分が他の部分と「連結(接続、接触、結合)」されているという場合、それには「直接的に連結」されているものだけでなく、その間にさらに他の部材を介して「間接的に連結」されているものも含まれる。また、ある一部分がある構成要素を「含む」という場合、それは特に断らない限り他の構成要素を除外するものではなく、他の構成要素をさらに備えてもよいことを意味する。
【0030】
本発明に用いられる用語は、単に特定の実施形態について説明するために用いられるものであり、本発明を限定しようとする意図はない。単数の表現には、文脈からみて明らかに他の意味を有さない限り、複数の言い回しを含む。本明細書における「含む」、「有する」などの用語は、明細書に記載されている特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはそれらの組み合わせが存在することを示すためのものであり、1つまたはそれ以上の他の特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはそれらの組み合わせの存在または付加可能性を予め排除するものではないことを理解すべきである。
【0031】
以下、添付図面面を参照し、本発明について詳細に説明する。
【0032】
図1は、本発明の一実施形態による電子機器据付装置の斜視図であり、図2は、本発明の一実施形態による電子機器据付装置の側面図であり、図3は、本発明の一実施形態による電子機器据付装置の断面図である。
【0033】
図1ないし図3に示すように、電子機器に選択的に結合または分離され、電子機器に結合されると無線充電方式で電子機器を充電させる充電ヘッド部100と、充電ヘッド部100に選択的に結合または分離され、充電ヘッド部100に結合されると充電ヘッド部100を固定支持し、少なくとも1つ以上の関節部220を備え、充電ヘッド部100の3次元位置変更に応じて形状が変更されるサポートモジュール200と、サポートモジュール200に結合されてサポートモジュール200を支持し、サポートモジュール200のティルト運動時にサポートモジュール200を拘束する支持部300とを含む。ここで、ティルト運動とは、所定の角度で傾く運動を意味する。電子機器は、スマートフォン、タブレットPC、電子ブックリーダーなどの携帯用電子機器である。
【0034】
図4は、本発明の一実施形態による充電ヘッド部100の模式図であり、図5は、本発明の他の実施形態による充電ヘッド部100の模式図であり、図6は、本発明の他の実施形態による充電ヘッド部100の断面図である。ここで、図4においては充電パッド110にサクションパッド130が結合されておらず、図5及び図6においては充電パッド110にサクションパッド130が結合されている。
【0035】
図4ないし図6に示すように、充電ヘッド部100は、一部位が電子機器に選択的に結合または分離され、外部から受けた電力を無線で電子機器に供給する充電パッド110、及び充電パッド110の他の部位に結合され、球状を有し、サポートモジュール200に選択的に結合または分離されるパッド結合体120を備える。ここで、充電パッド110は、充電パッド110の一部位から突設されてパッド結合体120に結合されるパッド突出体112を備える。
【0036】
図6に示すように、サポートモジュール200に備えられる第1のサポート211の一端には、磁力により充電ヘッド部100に選択的に結合または分離される充電ヘッド結合体240が形成される。
【0037】
充電ヘッド結合体240は、磁石からなり、パッド結合体120に接触する面が曲面に形成され、磁力を用いてパッド結合体120の着脱が可能なヘッド磁性体241、及びヘッド磁性体241が引き込まれるようにヘッド磁性体241に対応する形状の内部空間を有し、第1のサポート211に結合されるヘッド磁性体ハウジング242を備える。ヘッド磁性体ハウジング242は、第1のサポート211に固定結合される。具体的には、ヘッド磁性体ハウジング242と第1のサポート211は、螺合により結合される。
【0038】
ヘッド磁性体241においては、パッド結合体120に接触する面が曲面に形成されるので、パッド結合体120とヘッド磁性体241が磁力により結合されると、球形のパッド結合体120は回転運動が可能になり、それによって電子機器と接触または近接して電力を伝達する充電パッド110の充電面111の向きを変更することができる。
【0039】
また、充電ヘッド結合体240と充電ヘッド部100は分離可能であるので、ユーザは充電ヘッドを分離することができ、ヘッド磁性体241と同じ形状の他のヘッド磁性体241を備える他の装置に分離された充電ヘッド部100を移動させて結合させることができる。
【0040】
電子機器に磁石が付着され、充電パッド110と電子機器が磁力により結合されるようにしてもよく、また、充電ヘッド部100に電子機器を締め付けて固定する挟み状の構成が結合され、電子機器を締め付けて固定することにより充電パッド110と電子機器が結合されるようにしてもよいが、次のように、サクションパッド130により電子機器が充電パッド110に隣接して据え付けられるようにしてもよい。
【0041】
図5及び図6に示すように、充電ヘッド部100は、充電パッド110に結合され、電子機器を真空吸着するサクションパッド130をさらに備える。ここで、サクションパッド130は、少なくとも1つ以上のサクションレイヤを備える。サクションパッド130は、弾性を持つ素材で形成される。具体的には、サクションパッド130は、ゴムまたは合成樹脂で形成される。しかしながら、これに限定されるものではない。
【0042】
複数のサクションレイヤのうちいずれかのサクションレイヤの外形は、内側面と外側面が異なる方向に傾斜し、最も長い外側円周の長さよりも高さのほうが小さい円筒の形状である。また、1つのサクションレイヤの側壁において、内側面と外側面との間には三角形の内部空間が形成される。すなわち、サクションレイヤは、サクションパッド130の中心を貫通して充電面111に対して垂直となるサクションパッド130の中心軸を中心に、底辺のない三角形が所定距離離隔されて環状に配置される形状である。
【0043】
また、1つのサクションレイヤを囲む位置に他のサクションレイヤが形成されるので、電子機器に接触する方向にサクションパッド130を見ると、複数のサクションレイヤは、各サクションレイヤの間隔が一定の同心円の形状に形成される。
【0044】
各サクションレイヤの各接触部位は、充電面111から異なる距離に位置する。ここで、サクションレイヤの接触部位とは、サクションパッド130により固定支持される電子機器の一面に接触するサクションレイヤの一部位を意味する。
【0045】
具体的には、サクションパッド130において最も中心に位置するサクションレイヤの接触部位が充電面111から相対的に最も離隔した位置に形成され、サクションパッド130において最も周縁に位置するサクションレイヤの接触部位が充電面111から相対的に最も近接した位置に形成される。
【0046】
図5及び図6に示すように、サクションパッド130の一態様において、サクションパッド130は、第1のサクションレイヤ131ないし第5のサクションレイヤ135を備え、最も中心に位置する第1のサクションレイヤ131を囲む形状に第2のサクションレイヤ132が形成され、このようなサクションレイヤの形成が繰り返され、最終的に第4のサクションレイヤ134を囲む形状に第5のサクションレイヤ135が形成される。
【0047】
また、第1のサクションレイヤ131ないし第5のサクションレイヤ135のそれぞれの形状は前述したように形成され、第1のサクションレイヤ131の接触部位が充電面111から最も離隔した位置に形成され、第2のサクションレイヤ132から第5のサクションレイヤ135へ行くほど各サクションレイヤの接触部位が次第に充電面111に近接する位置になるように各サクションレイヤが形成される。よって、電子機器の一面がサクションパッド130に接触する際に、第1のサクションレイヤ131が最初に電子機器の一面に接触し、第5のサクションレイヤ135が最後に電子機器の一面に接触する。
【0048】
本発明の実施形態においては、第1のサクションレイヤ131ないし第5のサクションレイヤ135の位置が前述したように形成されるものについて説明しているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、各サクションレイヤの接触部位の位置が異なるように形成されてもよい。具体的には、各サクションレイヤの接触部位の位置が同様に形成されてもよく、前述したように順次形成されるのではなく、異なる位置に形成されてもよい。
【0049】
このようなサクションパッド130の構成により、電子機器の一面がサクションパッド130に接触して加圧されると、複数のサクションレイヤにより多段階に真空吸着が行われ、様々な重量の電子機器を容易に支持して据え付けることができる。
【0050】
サポートモジュール200は、管形状を有し、一端が充電ヘッド部100に連結され、他端が関節部220に結合される第1のサポート211、及び管形状を有し、一端が関節部220に結合され、他端が支持部300に結合される第2のサポート212をさらに備える。また、第1のサポート211と第2のサポート212は、断面が円形または多角形の管で形成される。関節部220が複数の場合、第1のサポート211や第2のサポート212のようにサポートの数が増加する。しかしながら、説明の便宜上、本発明の実施形態においては1つの関節部220を備える場合について説明する。
【0051】
図7は、本発明の一実施形態による関節部220の断面図である。図7に示すように、関節部220は、第1のサポート211に結合され、内部空間を有する関節ハウジング221、及び第2のサポート212に結合され、球状を有し、関節ハウジング221の内部空間に引き込まれる関節結合体222を備える。
【0052】
ここで、関節ハウジング221は、第1のサポート211の他端に結合され、関節結合体222は、第2のサポート212の一端に結合される。また、関節ハウジング221の内部空間には、磁石からなり、関節結合体222に接触する面が曲面に形成され、磁力を用いて関節結合体222を固定する関節磁性体223が形成される。関節ハウジング221は、第1のサポート211に固定結合される。具体的には、関節ハウジング221と第1のサポート211は、螺合により結合される。
【0053】
関節磁性体223においては、関節結合体222に接触する面が曲面に形成されるので、関節結合体222と関節磁性体223が磁力により結合されると、球形の関節結合体222は回転運動が可能になり、それによって、ユーザの操作による第1のサポート211と第2のサポート212の相対的なティルト運動により、第1のサポート211と第2のサポート212の相対的な3次元位置を変更することができ、このような関節磁性体223と関節結合体222の磁力により、位置が変更された第1のサポート211と第2のサポート212が固定される。
【0054】
あるいは、関節ハウジング221の内部空間には、弾性を持つゴムまたは合成樹脂からなり、関節結合体222に接触する面が曲面に形成され、摩擦力を用いて関節結合体222を固定する関節固定体224が形成されてもよい。
【0055】
このように、関節磁性体223ではなく、関節固定体224が形成されると、球形の関節結合体222は回転運動が可能になり、ユーザの操作による第1のサポート211と第2のサポート212の相対的なティルト運動により、第1のサポート211と第2のサポート212の3次元位置を変更することができ、このような関節固定体224と関節結合体222の摩擦力により、位置が変更された第1のサポート211と第2のサポート212が固定される。また、関節固定体224が弾性を持つと同時に磁性を持つようにしてもよく、そうすると、関節固定体224は、磁力を用いて関節磁性体223が実現する機能を果たすことができる。
【0056】
図6に示すように、サポートモジュール200は、第1のサポート211、第2のサポート212及び関節部220を貫通して形成される第1のケーブル231、並びに第1のケーブル231に連結され、充電ヘッド部100に選択的に結合または分離される第2のケーブル232を有し、電力を伝達するケーブル部をさらに備える。
【0057】
第2のケーブル232は、コイル状の電気ケーブルから形成されるコイル状体232a、及び充電ヘッド部100に電力を供給するために充電ヘッド部100に結合される電力供給体232bを備える。また、充電パッド110は、電源接続口113を備え、電力供給体232bが電源接続口113に引き込まれることにより、外部からケーブル部を経て充電ヘッド部100に電力が伝達される。
【0058】
ここで、コイル状体232aにより第2のケーブル232の長さを変化させることができるので、電力供給体232bを充電ヘッド部100に結合する際の第2のケーブル232の長さ調節が容易になると同時に、充電ヘッド部100のティルト運動時にも電力供給体232bと電源接続口113の分離を防止することができる。
【0059】
図8は、本発明の一実施形態による支持部300の内部構造の模式図であり、図9は、本発明の一実施形態による支持部300の断面図である。支持部300は、1つのスプリングコイルの一部位の外側に他のスプリングコイルが結合されて形成される二重コアコイル310を備える。また、支持部300は、二重コアコイル310が引き込まれる支持ハウジング320、サポートモジュール200に結合され、球状を有し、支持ハウジング320の内部空間に引き込まれる支持結合体330、及び支持結合体330の一部位を覆う形状を有し、支持ハウジング320の内部空間に形成され、弾性を持つ支持弾性体340をさらに備える。さらに、二重コアコイル310を形成する1つのスプリングコイルの他の部位が支持結合体330の内部に引き込まれる。支持弾性体340は、ゴムまたは合成樹脂で形成される。
【0060】
具体的には、図8及び図9に示すように、二重コアコイル310は、コイル状を有し、相対的に長い第1のコアコイル311、及び第1のコアコイル311の下部を含む一部位を覆うコイル状を有し、相対的に短い第2のコアコイル312を備える。また、外部に露出した第1のコアコイル311の上部と第2のコアコイル312の上端が支持結合体330の内部空間に引き込まれ、第2のコアコイル312の上端が支持結合体330の内側面に接触する。さらに、第2のサポート212の他端が支持結合体330の内部空間に引き込まれて形成される。さらに、図9に示すように、支持結合体330の長手方向の縦中心軸と支持結合体330の内部空間を貫通する支持結合体330の縦中心軸が平行である場合、第1のコアコイル311は支持結合体330の内側面から離隔する。
【0061】
さらに、第2のサポート212のティルト運動のために支持結合体330が回転運動を行う場合、第1のコアコイル311と支持結合体330が接触し始める回転角度である接触回転角度より支持結合体330の回転角度のほうが小さいと、支持弾性体340の摩擦力及び付勢力と第2のコアコイル312の付勢力が支持結合体330に提供されるので、充電ヘッド部100とサポートモジュール200の重量が支持される。ここで、支持結合体330の回転により第2のコアコイル312が曲がることにより、第2のコアコイル312の弾性が増加するので、第2のサポート212に対する支持力が増加する。
【0062】
また、第2のサポート212のティルト角度の増加により支持結合体330の回転角度が増加し、接触回転角度と支持結合体330の回転角度が同一になるか、または接触回転角度よりも支持結合体330の回転角度のほうが大きくなると、支持弾性体340の摩擦力及び付勢力と第2のコアコイル312の付勢力と第1のコアコイル311の付勢力が支持結合体330に提供されるので、充電ヘッド部100とサポートモジュール200の重量が支持される。ここで、支持結合体330の回転により第1のコアコイル311と第2のコアコイル312が曲がることにより、第1のコアコイル311と第2のコアコイル312の弾性が増加するので、第2のサポート212に対する支持力が増加する。
【0063】
よって、第1のサポート211または第2のサポート212のティルト角度の増加により支持部300に伝達される荷重が増加しても、第1のコアコイル311と第2のコアコイル312のそれぞれの付勢力が支持結合体330に順次提供され、第1のコアコイル311と第2のコアコイル312の付勢力が変化するので、支持部300は充電ヘッド部100及びサポートモジュール200を容易に支持することができる。
【0064】
本発明の電子機器据付装置において最も大きな荷重が支持部300に伝達されるので、支持部300において支持弾性体340と支持結合体330の接触力を増加させると、支持弾性体340と支持結合体330の摩擦力によりサポートモジュール200を作動させる力が過度に増加し、逆に支持弾性体340と支持結合体330の接触力を減少させると、充電ヘッド部100とサポートモジュール200の重量により支持部300によるサポートモジュール200の固定が困難になる。このような支持部300の機能低下を防止するために、前述したように、支持結合体330の回転角度に応じて付勢力が変化する二重コアコイル310を支持結合体330に引き込んで結合されることにより、ユーザが第2のサポート212を動作させる際は柔らかいが、時間が経過しても電子機器の位置がサポートモジュール200により支持されるようにすることができる。
【0065】
また、支持弾性体340が支持結合体330の一部位の面積で接触する形状に形成されることにより、支持弾性体340が支持結合体330の回転時に摩擦力を提供すると共に、充電ヘッド部100に結合された電子機器にユーザが接触することにより発生する振動を支持弾性体340が吸収することができる。それと同時に、支持結合体330に接触した第2のコアコイル312または第1のコアコイル311(第1のコアコイル311は、第2のサポート212のティルト角度によって選択的に支持結合体330の内側面に接触する)によっても、このような振動を吸収することができる。
【0066】
図10は、本発明の一実施形態による基台部400の斜視図である。本発明の電子機器据付装置は、支持部300に結合され、所定の物体に設置されて支持部300を固定支持する基台部400をさらに含む。図1ないし図3に示すように、基台部400は、平面に単に支持部300を配置するために円板状に形成されてもよいが、図10の基台部400のように、机の天板などの板状の物体に固定するための形状に形成されてもよい。
【0067】
図10に示すように、基台部400は、支持部300に結合され、内部空間を有する第1の基台本体410、第1の基台本体410の内部空間に引き込まれて第1の基台本体410に結合され、外部に露出する長さが変化し、複数のスリット422を有する第2の基台本体420、及び第1の基台本体410に結合され、複数のスリット422のいずれかのスリット422に選択的に結合され、第2の基台本体420を固定するトグルクランプ430を備える。ここで、第1の基台本体410は、断面が四角形の管形状を有し、第2の基台本体420は、第1の基台本体410の内部空間に対応する形状に形成されるが、これに限定されるものではない。また、第1の基台本体410の上部面には、支持部300に結合される支持部固定体412が形成される。
【0068】
第1の基台本体410と第2の基台本体420は、それぞれ板状の物体の側面に接触して基台部400を固定する第1の固定体411及び第2の固定体421を備え、第2の基台本体420が第1の基台本体410に引き込まれる長さを調節することにより、基台部400の全長を調節し、第1の固定体411と第2の固定体421が同時に板状の物体の側面に接触するようにすることができ、トグルクランプ430に備えられる末端が曲がった形状の鉤体431がいずれかのスリット422に引き込まれることにより第1の基台本体410に結合されたトグルクランプ430が第2の基台本体420に引張力を提供するので、第1の固定体411と第2の固定体421が板状の物体の側面を加圧接触すると共に、基台部400が板状の物体に固定される。トグルクランプ430の原理に関する事項は公知技術であるので省略する。
【0069】
前記構成によれば、本発明は、支持部300に二重コアコイル310と支持弾性体340が形成されるので、スマートフォンなどの電子機器をユーザが操作することにより振動が発生してもサポートモジュール200などの振動が吸収され、電子機器使用時の振動を最小限に抑えられるという効果を有する。また、充電ヘッド部100及びサポートモジュール200のティルト運動時に付勢力、摩擦力及び磁力を用いて各ティルト運動に対する抵抗力を提供することにより、充電ヘッド部100及びサポートモジュール200の各ティルト運動が容易になると同時に電子機器の据え付けも容易になるという効果を有する。さらに、充電ヘッド部100に複数のサクションレイヤから形成されるサクションパッド130が結合され、このようなサクションパッド130を用いて電子機器を固定することにより、様々な重量の電子機器を容易に吸着固定できるという効果を有する。
【0070】
前述した本発明の説明は例示のためのものであり、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想や必須の特徴を変更することなく、他の具体的な形態に容易に変形できることを理解するであろう。よって、前述の実施形態はあくまで例示的なものであり、限定的なものではないことを理解すべきである。例えば、単一型で説明されている各構成要素を分散して実施してもよく、同様に分散したものと説明されている構成要素を結合された形態に実施してもよい。
【0071】
本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、並びにその均等概念から導かれるあらゆる変更または変形された形態も本発明に含まれるものと解釈すべきである。
【符号の説明】
【0072】
100 充電ヘッド部
110 充電パッド
111 充電面
112 パッド突出体
113 電源接続口
120 パッド結合体
130 サクションパッド
131 第1のサクションレイヤ
132 第2のサクションレイヤ
133 第3のサクションレイヤ
134 第4のサクションレイヤ
135 第5のサクションレイヤ
200 サポートモジュール
211 第1のサポート
212 第2のサポート
220 関節部
221 関節ハウジング
222 関節結合体
223 関節磁性体
224 関節固定体
231 第1のケーブル
232 第2のケーブル
232a コイル状体
232b 電力供給体
240 充電ヘッド結合体
241 ヘッド磁性体
242 ヘッド磁性体ハウジング
300 支持部
310 二重コアコイル
311 第1のコアコイル
312 第2のコアコイル
320 支持ハウジング
330 支持結合体
340 支持弾性体
400 基台部
410 第1の基台本体
411 第1の固定体
412 支持部固定体
420 第2の基台本体
421 第2の固定体
422 スリット
430 トグルクランプ
431 鉤体
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10