特許第6973885号(P6973885)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6973885
(24)【登録日】2021年11月8日
(45)【発行日】2021年12月1日
(54)【発明の名称】撮像装置
(51)【国際特許分類】
   G03B 17/08 20210101AFI20211118BHJP
   G02B 7/02 20210101ALI20211118BHJP
   H04N 5/225 20060101ALI20211118BHJP
【FI】
   G03B17/08
   G02B7/02 D
   H04N5/225 400
   H04N5/225 430
【請求項の数】6
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2017-114696(P2017-114696)
(22)【出願日】2017年6月9日
(65)【公開番号】特開2019-2945(P2019-2945A)
(43)【公開日】2019年1月10日
【審査請求日】2020年4月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】313003417
【氏名又は名称】株式会社ザクティ
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】堀越 謙伸
【審査官】 登丸 久寿
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−014268(JP,A)
【文献】 特開2009−216774(JP,A)
【文献】 特開2004−301289(JP,A)
【文献】 実開昭58−178126(JP,U)
【文献】 特開2011−197335(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03B 17/08
G02B 7/02
H04N 5/225
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
円形状の内周面が前後方向に延びるように形成された開口部を有する装置本体と、
内部にレンズ部が設けられ、外周面と前記開口部の内周面との間に円環状の間隙が形成されかつ前記装置本体に対し回動操作可能となるように該開口部内に収容された円筒状のレンズユニットと、
前記間隙に配設された円環状の防水部材と、を備え、
前記防水部材は、
前記開口部の内周面に対向し、該内周面に当接した状態で前記防水部材の半径方向側に弾性変形可能な外側変形部と、
前記レンズユニットの外周面に対向し、該外周面に当接した状態で前記防水部材の半径方向内側弾性変形可能な内側変形部と、を有し、
前記円筒状のレンズユニットの外周面であって、前記防水部材の前後位置には、半径方向外側に向かって突出して周方向に延びる一対の突出部を設けたことを特徴と
する、撮像装置。
【請求項2】
請求項1に記載の撮像装置において、
前記防水部材は、前記外側および内側変形部の各々に連続する基部を有しており、
前記外側変形部は、前記基部から前記開口部の内周面に向かって突出しかつ前後方向に間隔をあけて一対となるように構成されており、
前記内側変形部は、前記基部から前記レンズユニットの外周面に向かって突出しかつ前後方向に間隔をあけて一対となるように構成されている、撮像装置。
【請求項3】
請求項2に記載の撮像装置において、
前記防水部材は、断面視で略X字状のXリングからなる、撮像装置。
【請求項4】
請求項1に記載の撮像装置において、
前記防水部材は、断面視で略U字状または略V字状のリップパッキンからなる、撮像装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像装置において、
前記開口部の内周面および前記レンズユニットの外周面の少なくとも一方には、前記防水部材を収容するための収容部が設けられている、撮像装置。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の撮像装置において、
前記防水部材は複数であり、
前記複数の防水部材は、前記レンズユニットの長手方向に沿って互いに間隔をあけて配置されている、撮像装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、装置本体に対して回動操作可能なレンズユニットを備える撮像装置として、例えば特許文献1のような撮像装置が提案されている。
【0003】
この特許文献1には、円形状の内周面が前後方向に延びるように形成された開口部が前側に形成された装置本体と、内部にレンズ部が設けられ、レンズユニット外周面と開口部の内周面との間に間隙が形成されかつ装置本体に対し回動操作可能となるように開口部内に収容された円筒状のレンズユニットと、を備えた撮像装置が開示されている。この撮像装置によると、撮影者が、撮影途中にレンズユニットの位置を自由に回動操作することで、縦横のフレーミングを変更することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−350047号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記特許文献1の撮像装置においても、アクションカメラのように使用するために、防水性を高めることが考えられる。しかし、この特許文献1の撮像装置には、装置本体とレンズユニットとの間隙に防水部材が設けられていない。このため、例えばOリングのような防水部材を上記間隙に設けることにより、上記特許文献1の撮像装置に対して、防水効果を付与することが考えられる。
【0006】
しかしながら、一般的に、小型機器等に使用されるOリングでは、嵌合部品の寸法バラツキを含め、確実に防水するためには線径に対してつぶし量を大きく確保しておく必要がある。このため、レンズユニットを装置本体に対して回動操作させたときに、Oリングと装置本体(開口部)の内周面およびレンズユニットの外周面の各々との接触圧が分散されずに摩擦力が増大してしまう。すなわち、Oリングによりレンズユニットの回動操作に伴う抵抗感が大きくなってしまうという問題が発生するのである。
【0007】
したがって、上述のように特許文献1の撮像装置に対してOリングを単に適用しただけの構成では、防水性を維持しつつも、レンズユニットの回動操作をスムーズに行うということができなかった。
【0008】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、防水性を維持しつつレンズユニットの回動操作をスムーズに行うことができるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明の第1の形態は撮像装置に係るものであり、この撮像装置は、円形状の内周面が前後方向に延びるように形成された開口部を有する装置本体と、内部にレンズ部が設けられ、外周面と開口部の内周面との間に円環状の間隙が形成されかつ装置本体に対し回動操作可能となるように開口部内に収容された円筒状のレンズユニットと、間隙に配設された円環状の防水部材と、を備えている。防水部材は、開口部の内周面に対向し、該内周面に当接した状態で防水部材の半径方向側に弾性変形可能な外側変形部と、レンズユニットの外周面に対向し、外周面に当接した状態で防水部材の半径方向内側弾性変形可能な内側変形部と、を有し、前記円筒状のレンズユニットの外周面であって、前記防水部材の前後位置には、半径方向外側に向かって突出して周方向に延びる一対の突出部を設けたことを特徴とする。
【0010】
第1の形態において、防水部材は、外側および内側変形部が半径方向内側および外側に弾性変形するように構成されている。このため、レンズユニットを装置本体に対して回動操作させるときであっても、外側変形部および内側変形部が適宜撓むことにより、外側変形部が開口部の内周面に当接しかつ内側変形部がレンズユニットの外周面に当接した状態に維持される。その結果、装置本体とレンズユニットとの液密状態が適切に保たれるようになる。さらに、外側および内側変形部が撓むことにより、開口部の内周面およびレンズユニットの外周面の各々に対する防水部材の接触圧が分散されて摩擦力が抑制されるようになる。このため、レンズユニットの回動時における抵抗が低減し、レンズユニットの回動操作をスムーズに行うことが可能となる。したがって、第1の形態では、防水性を維持しつつレンズユニットの回動操作をスムーズに行うことができる。
【0011】
第2の形態は、第1の形態において、防水部材は、外側および内側変形部の各々に連続する基部を有しており、外側変形部は、基部から開口部の内周面に向かって突出しかつ前後方向に間隔をあけて一対となるように構成されており、内側変形部は、基部からレンズユニットの外周面に向かって突出しかつ前後方向に間隔をあけて一対となるように構成されていることを特徴とする。
【0012】
この第2の形態では、防水部材により開口部の内周面およびレンズユニットの外周面のそれぞれに対して前後方向に二重に密閉した状態となることから、装置本体とレンズユニットとの防水性をより一層高めることができる。
【0013】
第3の形態は、第2の形態において、防水部材は、断面視で略X字状のXリングからなることを特徴とする。
【0014】
この第3の形態では、Xリングのような汎用品を防水部材に適用することにより、防水性を維持しつつスムーズにレンズユニットの回動操作が可能な撮像装置を容易に得ることができる。さらに、Xリングにより開口部の内周面およびレンズユニットの外周面のそれぞれに対して前後方向に二重に密閉した状態となることから、装置本体とレンズユニットとの防水性をより一層高めることができる。
【0015】
第4の形態は、第1の形態において、防水部材は、断面視で略U字状または略V字状のリップパッキンからなることを特徴とする。
【0016】
この第4の形態では、リップパッキンのような汎用品を防水部材に適用することにより、防水性を維持しつつスムーズにレンズユニットの回動操作が可能な撮像装置を容易に得ることができる。
【0017】
第5の形態は、第1〜第4のいずれか1つの形態において、開口部の内周面およびレンズユニットの外周面の少なくとも一方には、防水部材を収容するための収容部が設けられていることを特徴とする。
【0018】
第5の形態では、防水部材がレンズユニットの回転に伴って意図しない位置に移動しないように、防水部材を間隙内の所定位置に位置決めすることができる。
【0019】
第6の形態は、第1〜第5のいずれか1つの形態において、防水部材は複数であり、複数の防水部材は、レンズユニットの長手方向に沿って互いに間隔をあけて配置されていることを特徴とする。
【0020】
第6の形態では、複数の防水部材によりレンズユニットの長手方向に沿って多重の液密状態とすること可能となり、装置本体とレンズユニットとの防水性をより一層高めることができる。
【発明の効果】
【0021】
以上説明したように、本発明によると、防水性を維持しつつレンズユニットの回動操作をスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1図1は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置を示す全体斜視図である。
図2図2は、撮像装置の正面図である。
図3図3は、撮像装置を構成する一部の要素を示す分解斜視図である。
図4図4は、防水部材(Xリング)の構成をその断面部分とともに概略的に示す斜視図である。
図5図5は、図2のV−V線断面図である。
図6図6は、図5のA部を拡大して示す部分拡大図である。
図7図7は、本発明の第2実施形態における防水部材(リップパッキン)の構成をその断面部分とともに概略的に示す図4相当図である。
図8図8は、本発明の第2実施形態に係る撮像装置の図6相当図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の各実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
【0024】
[第1実施形態]
図1および図2は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置1の全体を示している。この撮像装置1は、例えばデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ等として用いられる。また、以下の説明において、撮像装置1に関し、後述するレンズ部25が配置されている側を「前側」とし、後述する後側筐体部4が配置されている側を「後側」として撮像装置1の前後方向の位置関係を表すものとする。
【0025】
図1および図2に示すように、撮像装置1は、装置本体2を備えている。装置本体2は、前側筐体部3、後側筐体部4、レンズカバー部5、操作部6,6、ファインダ部(図示せず)、および外筒部10を主たる要素部材として有している。
【0026】
図3に示すように、外筒部10は、略円筒状に形成されていて、前後方向に貫通形成された開口部11を有している。図5に示すように、開口部11は、円形状の内周面12が前後方向に延びるように形成されている。また、開口部11の後側において、外筒部10の内部には、内周面12の後部に連続しかつ後述するフランジ部23の前面側に対向する摺接面12A(図6参照)が設けられている。さらに、外筒部10の後部は、前側筐体部3の前側で連結固定されている。なお、図5に関しては、図示の便宜上、外筒部10ならびに後述する内筒部21および防水部材40についてのみ、各断面部分にハッチングを付している。
【0027】
図3および図5に示すように、撮像装置1は、レンズユニット20を備えている。このレンズユニット20は、装置本体2と一体に取り付けられていて、レンズカバー部5の後側に連結固定された状態で外筒部10の開口部11内に収容されている。レンズユニット20は、円筒状に形成された内筒部21と、内筒部21の内部に設けられたレンズ本体部24とを有している。さらに、レンズ本体部24は、その前端部に配設されたレンズ部25と、レンズ本体部24の後部に内蔵されたCCDなどの長方形状の撮像素子(図示せず)とを有している。
【0028】
内筒部21には、その外周面22から半径方向外側に向かって突出しかつ外周面22の周方向に沿って延びるフランジ部23が形成されている。そして、レンズユニット20は、回動機構(図示せず)によりフランジ部23が外筒部10の摺接面12Aに対して摺動しながら、装置本体2に対しレンズ部25のレンズ光軸Lを中心に0〜90°の範囲で回動可能となっている。さらに、レンズユニット20が開口部11内に収容された状態において、内筒部21の外周面22と外筒部10の内周面12との間に円環状の間隙30が形成されている。
【0029】
なお、図示しないが、撮像装置1は、レンズユニット20が基準位置となる0°の位置にあるときに撮像素子の長手方向が左右方向に沿うようになる一方、レンズユニット20が90°の位置(すなわち上記基準位置から90°回動した位置)にあるときに上記撮像素子の長手方向が上下方向に沿うようになるように構成されている。
【0030】
また、レンズユニット20の外周面22には、防水部材40を収容するための収容部31が形成されている。収容部31は、フランジ部23の前方に配設されている。具体的に、内筒部21の外周面22には半径方向外側に向かって突出しかつ外周面22の周方向に沿って延びる突出部32,32が形成されていて、この突出部32,32同士の前後間に収容部31が形成されている。
【0031】
次に、図3図6に示すように、撮像装置1は、円環状の防水部材40を備えている。防水部材40を形成する材料としては、例えばシリコンゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム、エチレンプロピレンゴム、フッ素ゴム等が挙げられる。防水部材40は、間隙30に配設されていて、水が外部から間隙30を通って装置本体2内に浸入しないように構成されている。なお、図4図6では、防水部材40を強調して示すために、防水部材40の断面部分にドットによるハッチングを付している。
【0032】
この実施形態において、防水部材40は、断面視で略X字状のXリングからなる。具体的に、防水部材40は、基部41と、基部41に連続する外側変形部42,42および内側変形部43,43とを有している。
【0033】
外側変形部42,42は、外筒部10の内周面12に当接した状態で防水部材40の半径方向内側および外側に弾性変形可能に構成されている。具体的に、外側変形部42,42は、基部41から内周面12に向かって突出していて、先端部が内周面12に対向するように配置されている。また、外側変形部42,42は、前後方向に間隔をあけて一対となるように構成されている。すなわち、外側変形部42,42は、断面視で略リップ状に形成されている。
【0034】
内側変形部43,43は、内筒部21の外周面22に当接した状態で防水部材40の半径方向内側および外側に弾性変形可能に構成されている。具体的に、内側変形部43,43は、基部41から外周面22に向かって突出していて、先端部が外周面22に対向するように配置されている。また、内側変形部43,43は、前後方向に間隔をあけて一対となるように構成されている。すなわち、内側変形部43,43は、外側変形部42,42と同様に、断面視で略リップ状に形成されている。
【0035】
(第1実施形態の作用効果)
以上のように、この実施形態において、防水部材40は、外側変形部42,42および内側変形部43,43が半径方向内側および外側に弾性変形するように構成されている。このため、レンズユニット20を外筒部10(装置本体2)に対して回動操作させるときであっても、各外側変形部42および各内側変形部43が適宜撓むことにより、各外側変形部42が開口部11の内周面12に当接しかつ各内側変形部43が内筒部21(レンズユニット20)の外周面22に当接した状態に維持される。その結果、外筒部10(装置本体2)とレンズユニット20との液密状態が適切に保たれるようになる。さらに、外側変形部42,42および内側変形部43,43が撓むことにより、内周面12および外周面22の各々に対する防水部材40の接触圧が分散されて摩擦力が抑制されるようになる。このため、レンズユニット20の回動時における抵抗が低減し、レンズユニット20の回動操作をスムーズに行うことが可能となる。したがって、本発明の第1実施形態に係る撮像装置1では、防水性を維持しつつレンズユニット20の回動操作をスムーズに行うことができる。
【0036】
また、防水部材40は、外側変形部42,42が基部41から開口部11の内周面12に向かって突出しかつ前後方向に間隔をあけて一対となり、かつ内側変形部43,43が基部41から内筒部21の外周面22に向かって突出しかつ前後方向に間隔をあけて一対となるように構成されている。このような防水部材40により内周面12および外周面22のそれぞれに対して前後方向に二重に密閉した状態となる。このため、外筒部10(装置本体2)とレンズユニット20との防水性をより一層高めることができる。
【0037】
また、この実施形態では、Xリングのような汎用品を防水部材40に適用することにより、上述したような防水性を維持しつつスムーズにレンズユニット20の回動操作が可能な撮像装置1を容易に得ることができる。さらに、Xリングにより内周面12および外周面22のそれぞれに対して前後方向に二重に密閉した状態となるため、上述のように外筒部10(装置本体2)とレンズユニット20との防水性をより一層高めることができる。
【0038】
また、内筒部21(レンズユニット20)の外周面22には、防水部材40を収容するための収容部31が設けられている。このため、防水部材40がレンズユニット20の回転に伴って意図しない位置に移動しないように、防水部材40を間隙30内の所定位置に位置決めすることができる。
【0039】
[第2実施形態]
図7および図8は、本発明の第2実施形態に係る撮像装置1を示すものである。この実施形態では、防水部材40の形状が上記第1実施形態のものと異なっている。なお、この実施形態に係る撮像装置1の他の構成は、上記第1実施形態に係る撮像装置1の構成と同様である。このため、以下の説明では、図1図6と同じ部分について同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0040】
図7および図8に示すように、この実施形態において、防水部材40は断面視で略U字状または略V字状のリップパッキンからなる。すなわち、外側および内側変形部42,43がそれぞれ一つずつ形成されている。このリップパッキンのような汎用品を防水部材40に適用することにより、防水性を維持しつつスムーズにレンズユニット20の回動操作が可能な撮像装置1を容易に得ることができる。
【0041】
[その他の実施形態]
上記各実施形態に係る撮像装置1として、防水部材40を一つだけ配設した形態を示したが、この形態に限られない。すなわち、複数の防水部材40,40,…を、間隙30においてレンズユニット20の長手方向に沿って互いに間隔をあけて配置してもよい。これにより、レンズユニット20の長手方向に沿って多重の液密状態とすることが可能となる。その結果、外筒部10(装置本体2)とレンズユニット20との防水性をより一層高めることができる。
【0042】
また、上記各実施形態に係る撮像装置1として、収容部31が内筒部21の外周面22に設けられた形態を示したが、この形態に限られない。すなわち、収容部31が外筒部10の内周面12に設けられた形態であってもよい。
【0043】
また、上記各実施形態に係る撮像装置1として、収容部31が突出部32,32同士の前後間に形成された形態を示したが、この形態に限られない。例えば、収容部31が、内筒部21の外周面22を凹陥状に形成しかつ外周面22の周方向に延びる溝部からなる形態であってもよい。あるいは、収容部31が、外筒部10の内周面12を凹陥状に形成しかつ内周面12の周方向に延びる溝部からなる形態であってもよい。
【0044】
また、上記各実施形態に係る撮像装置1として、収容部31を設けた形態を示したが、この形態に限られず、収容部31を設けない形態であってもよい。
【0045】
また、上記各実施形態に係る撮像装置1として、外筒部10の外形が正面視で円状に形成された形態を示したが、この形態に限られない。例えば、外筒部10の外形が正面視で多角形状に形成されていてもよい。
【0046】
また、上記各実施形態に係る撮像装置1では、レンズユニット20が装置本体2と一体に取り付けられた形態を示したが、この形態に限られない。例えば、レンズユニット20は、図示しないレンズマウント部により装置本体2に対し着脱可能となりかつレンズマウント部とともに装置本体2に対し回動操作可能となるように構成されていればよい。
【0047】
以上、本発明についての実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態のみに限定されず、発明の範囲内で種々の変更が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明は、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ等の撮像装置として産業上の利用が可能である。
【符号の説明】
【0049】
1:撮像装置
2:装置本体
10:外筒部
11:開口部
12:内周面
20:レンズユニット
21:内筒部
22:外周面
23:フランジ部
24:レンズ本体部
25:レンズ部
30:間隙
31:収容部
32:突出部
40:防水部材
41:基部
42:外側変形部
43:内側変形部
L:レンズ光軸
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8