(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記コリメータは、複数のレンズを有し、前記第1ミラーは、第1ハウジング内において配設されており、前記第2ミラーは、第2ハウジング内において配設されており、且つ、前記コリメータの前記複数のレンズのうちの少なくとも1つは、第3ハウジング内において配設されている請求項1に記載のシステム。
前記第1ミラーは、第1距離だけ、前記第1光源から離隔しており、且つ、前記第2ミラーは、第2距離だけ、前記第2光源から離隔している請求項1に記載のシステム。
前記選択されたスーパーコンティニウムレーザー供給源及び前記選択されたミラーを構成する前記ステップは、前記選択されたスーパーコンティニウムレーザー供給源及び前記選択されたミラーを第1距離だけ離隔させるステップを含み、前記複数のスーパーコンティニウムレーザー供給源のうちの別のもの及び前記複数のミラーのうちの別のものは、前記光ビームの前記反射された部分が同一の開口数を有するように、第2距離だけ、離隔している請求項11に記載の方法。
前記選択されたスーパーコンティニウムレーザー供給源及び前記選択されたミラーを構成するステップは、前記アクロマティックコリメータと、前記選択されたスーパーコンティニウムレーザー供給源及び前記選択されたミラーを有するハウジングと、を結合するステップを含む請求項11に記載の方法。
前記アクロマティックコリメータは、複数のレンズを有し、且つ、前記選択されたミラーは、第1ハウジング内において配設され、前記複数のミラーのうちのその他のものは、第2ハウジング内において配設され、且つ、前記アクロマティックコリメータの前記複数のレンズは、第3ハウジング内において配設され、前記第1及び第2ハウジングは、前記第3ハウジングに別個に結合されるように、構成されている請求項13に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0014】
これらの図については、以下の詳細な説明を参照することにより、更に十分に理解することができよう。
【0015】
本開示の原理の理解の促進を目的として、以下、図面に示されている実装形態を参照することとし、且つ、これらについて説明するべく特定の言語を使用することとする。但し、本開示の範囲の限定を意図したものではないことを理解されたい。通常、当業者が想起するであろうことから、記述されている装置、インスツルメント、方法に対する任意の変更及び更なる変形、並びに、本開示の原理の任意の更なる適用が十分に想定される。具体的には、1つ又は複数の実装形態を参照して記述されている特徴、コンポーネント、及び/又はステップは、本開示のその他の実装形態を参照して記述されている特徴、コンポーネント、及び/又はステップと組み合わせられうるものと十分に想定される。わかりやすさを目的として、いくつかの例においては、同一又は類似の部分を参照するべく、同一の参照符号が図面の全体を通じて使用されている。
【0016】
本開示は、一般に、眼科照明システム内のコリメータに進入するレーザービームが、ビームが由来するスーパーコンティニウム供給源とは無関係に、同一の又は実質的に同一の開口数(「NA」)を有することを保証する装置、システム、及び方法に関する。双曲面の形状に又は楕円の形状に成形されたダイクロイックミラーは、複数のスーパーコンティニウム供給源によって放出されるビームのNAが異なるにも拘わらず、光ビームの反射された部分が同一のNAを有するように、光源との関係において位置決めされている。ミラーの形状及びミラーと光源の間の距離は、すべてのミラー/光源の組合せについて同一のNAを実現するように、選択することができる。
【0017】
本開示の装置、システム、及び方法は、多数の利点を提供する。具体的には、眼科照明システムの組立ラインによる製造が単純化されることになり、その理由は、コリメータなどの、システムの多くのコンポーネントが、異なるスーパーコンティニウム供給源とは無関係に、同一状態に留まりうるからである。同一のコリメータが使用されることから、複数のスーパーコンティニウム供給源において、このコリメータの利点を享受することができる。これらの利点には、ほぼ回折制限されたコリメートされた波面を有する良好なアクロマティックコリメーションと、波長に伴って実質的に一定であるコリメートされたビーム直径と、が含まれる。これらの利点は、異なるスーパーコンティニウム供給源が使用されうるにも拘らず、高い結合効率の取得を許容している。これに加えて、本明細書において記述されているシステムは、クラッディング内において失われる高角度光線に起因した光ファイバ内における望ましくない伝達損失を軽減するのみならず、出力ビームの望ましい角度プロファイルをも提供している。又、これらの利点は、性能を犠牲にすることなしに、例えば、費用、可用性、及びその他の要因に基づいて、スーパーコンティニウム供給源のうちから選択する際における相対的に大きな柔軟性をも、製造者などの関係者に提供している。
【0018】
図1は、例示用の眼科手術システム100を示している。システム100は、手術コンソール102と、プローブ112と、イルミネータ114と、を含む。プローブ112及びイルミネータ114は、ユーザーが患者の眼に対する手術タスクを実行している間に、少なくとも部分的に術野又は手術サイト内において位置決めすることができる。システム100は、前眼手順、後眼手順、硝子体網膜手順、硝子体切除術手順、白内障手順、及び/又はその他の望ましい手順を含む様々な眼科手術手順を実行するべく、使用することができる。手術コンソール102は、可動ベースハウジング103と、手順の最中にシステムの動作及び性能に関係するデータを示す関連する表示画面104と、を含む。プローブ112の遠端部分は、光学状態を治療するべく、眼に挿入することができる。例えば、プローブ112は、切削プローブ、硝子体切除術プローブ、水晶体乳化プローブ、レーザープローブ、切除プローブ、真空プローブ、洗浄プローブ、鋏、鉗子、注入装置、吸引装置、及び/又はその他の適切な手術装置であってもよい。イルミネータ114は、手術手順において、眼に挿入されると共に眼の内部の組織を照明するように構成された遠端部分を有することができる。例えば、イルミネータ114は、眼科シャンデリア、スポットイルミネータ、内部イルミネータ、光ファイバ光源、及び/又はその他の適切な手術照明装置であってもよい。イルミネータ114は、術野を照明するべく、明るい、背景の、広帯域の、且つ/又は、白色の、光を提供することができる。プローブ112及びイルミネータ114は、別個のコンポーネントとして示されているが、これら2つは、いくつかの実装形態においては、単一の手術インスツルメントに統合することもできることを理解されたい。
【0019】
手術コンソール102は、プローブ112及び/又はイルミネータ114に通信自在に結合された制御システム110を含む。例えば、空圧的、光学的、及び/又は電気的供給ラインが、制御システム110とプローブ112及び/又はイルミネータ114の間において延在していてもよく、且つ、これらを通信自在に結合していてもよい。又、いくつかの実装形態においては、供給ラインは、制御信号、状態信号、及び/又はその他のデータを手術コンソール102とプローブ112及び/又はイルミネータ114の間において送信することにより、制御及び監視を促進することもできる。
【0020】
図2のブロックダイアグラムには、制御システム110の更なる構造を含む眼科手術システム100の例示用の一実装形態が示されている。制御システム110の図示の実装形態は、演算装置202と、プローブサブシステム210と、照明サブシステム220と、を含む。図示の実装形態を含むいくつかの実装形態においては、演算装置202は、手術コンソール102に統合されている一方において、その他の実装形態においては、演算装置202は、コンソール102とは別個であってもよく、且つ、これとは分離されていてもよい。演算装置202は、1つ又は複数のプロセッサ204と、メモリ206と、を有する処理回路を含む。プロセッサ204は、様々なサブシステム及びその関連する手術装置を制御するべく、メモリ206上において保存されているものなどのコンピュータ命令を実行することができる。通常は、RAM、FRAM、又はフラッシュメモリなどの半導体メモリである、メモリ206が、プロセッサ204とインターフェイスしている。従って、1つ又は複数のプロセッサ204は、メモリ206との間において書込み及び読取りを実行することができると共に、半導体メモリ206の管理と関連するその他の一般的な機能を実行することができる。演算装置202の1つ又は複数の処理回路は、論理関数を実行する能力を有する、パワー、入力、及び出力ピンを有する集積回路であってもよい。様々な実装形態においては、プロセッサ204は、手術システム100の1つ又は複数のコンポーネント及び/又はその組合せを制御するように構成されたマイクロプロセッサである、狙いが絞られた装置コントローラである。例えば、プロセッサ204は、照明サブシステム220及び/又はイルミネータ114の起動及び停止のみならず、照明サブシステム220によって放出される光の強度、波長、及び/又はその他の特性を制御するべく、制御信号を生成及び送信することができる。
【0021】
プローブサブシステム210は、プローブ112の動作を促進する様々なコンポーネントを含むことができる。いくつかの実装形態においては、プローブサブシステム210は、演算装置202との電気的通信状態にあってもよい。プローブ112が空圧作動型のプローブである一実装形態においては、プローブ112が空圧によって作動する際に、プローブサブシステム210は、空圧供給源及び/又はプローブドライバを含むことができる。その他の実装形態においては、プローブサブシステム210は、プローブ112の動作のために、様々な機械的、電気的、圧電的、光学的、且つ/又は、その他の、コンポーネントを含むことができる。
【0022】
照明サブシステム220は、光源222aと、ミラー224aと、コリメータ226と、を含む。光源222aは、光を生成し、且つ/又は、さもなければ、光ファイバなどのコンジット113を介して、光をイルミネータ114に提供している。コンジット113は、異なる実装形態において、照明サブシステム220とイルミネータ114の間において、光、光学信号、電気信号、及び/又はデータを伝播させるべく、動作可能であってもよい。光源222aは、演算装置202との間の電気的通信状態にあってもよく、且つ/又は、イルミネータ114との間の光学的通信状態にあってもよい。光源222aは、
図2に示されているように、手術コンソール102に統合されていてもよく、或いは、その他の実装形態においては、手術コンソール102とは別個であってもよく、且つ、これと分離されていてもよい。例示用の一実装形態においては、光源222aは、術野を照明するべく、明るい、広帯域の、且つ/又は、白色の、光をイルミネータ114に提供するべく動作可能なスーパーコンティニウムレーザー供給源である。光源222aは、主に、スーパーコンティニウム供給源であるものとして記述されているが、本開示は、光源222aが、後述するように、光ファイバ内に凝縮されうる光ビームを生成する任意の適切な光源を含みうるものと想定している。
【0023】
ミラー224aは、光源222aからの光をコリメータ226に向かって反射するように構成することができる。いくつかの実装形態においては、ミラー224aは、異なる光周波数との間において異なる方式によって相互作用するダイクロイックミラーである。例えば、ミラー224aは、赤外線(「IR」)スペクトル内の光とは異なる方式によって可視スペクトル内の光と相互作用するダイクロイックミラーであってもよい。ミラー224aは、IRスペクトル内の光のすべて又は一部分を透過すると共に可視スペクトル内の光のすべて又は一部分を反射するコールドミラーであってもよい。ミラー224aは、可視スペクトル内の光のすべて又は一部分を透過すると共にIRスペクトル内の光のすべて又は一部分を反射するホットミラーであってもよい。ミラー224aは、フラットダイクロイックミラー、双曲面ダイクロイックミラー、楕円ダイクロイックミラー、及び/又はその他の方式によって適切に成形されたダイクロイックミラーであってもよい。更に詳細に後述するように、ミラー224aは、光源222aから、或いは、光源222aからの光を伝播する光ファイバから、選択された距離だけ、離隔させることができる。
【0024】
コリメータ226は、光源222aによって放出された光をアライメントするように構成された複数のレンズを含むことができる。いくつかの実装形態においては、コリメータ226は、異なる波長の成分を有する光ビームをコリメートするべく動作可能なアクロマティックコリメータである。
【0025】
光源222aによって伝播される光ビームは、円錐半角(cone half angle)又は開口数(「NA」)によって特徴付けることができる。公式的には、
【数1】
である。光源222b及び222cなどの異なる光源は、それぞれ、異なる開口数NA
b及びNA
cを有しうる。例示用の一実装形態においては、手術コンソール102などの所与の手術コンソールは、1つの光源222aと、1つのミラー224aと、を含む。コリメータ226などの、照明サブシステム220の1つ又は複数のコンポーネントは、特定のNAを有する光ビームにおける効率的な動作のために、選択されてもよく、サイズ設定されてもよく、成形されてもよく、位置決めされてもよく、且つ/又は、その他の方式によって構成されてもよい。この結果、異なる光源222b、222bと共に、コリメータ226などの、照明サブシステム220のこれらのコンポーネントを使用することは、結合効率に対する悪影響、クラッディング内において失われる高角度光線に起因したファイバ内の望ましくない伝達損失、及び/又は、出力ビームの望ましくない角度プロファイルに起因して、望ましいものではない。
【0026】
一般に、光源222a、222b、及び222cは、それぞれ、NA
a、NA
b、及びNA
cという放出されたビームのNAを有しうる。ミラー(例えば、ミラー224a、224b、又は224c)から反射された光ビームは、それぞれ、
【数2】
というビームNAを有しうる。一般に、処理後のNA(primed NA)は、必ずしも、処理前のNAと等しくはない。但し、所与の光源及びフラットダイクロイックミラーの場合には、NA’=NAである。いくつかの実装形態においては、コリメータ226は、光源222aのNA
aにおいて効率的に機能するように構成することができる。このような実装形態においては、ミラー224aは、
【数3】
となるように、フラットダイクロイックミラーであってもよい。その他の実装形態においては、コリメータ226は、NA
aを有する光と共に使用されるように設計することができるが、光源222b、222cは、それぞれ、ミラー224b、222cとの組合せにおいて実装することができる。光源222b、222c及び/又はミラー224b、224cは、コリメータ226に進入する反射されたビームが、コリメータ226が機能するように設計されているものと同一のNA
aを有するように、サイズ設定されてもよく、成形されてもよく、位置決めされてもよく、配置されてもよく、且つ/又は、その他の方式によって構成されてもよい。即ち、光源222b、222cと共に実装される際に、ミラー224b、224cは、光源222aと関連するNA
aへの反射されたビームの波面の回折制限された変換を提供するように、構成することができる。本開示の一態様によれば、ミラー222b及び222cは、
【数4】
であることを保証するべく、双曲面又は楕円ダイクロイックミラーであってもよい。従って、使用される特定の光源/ミラーの組合せとは無関係に、コリメータ226に進入する反射された光は、同一のNAを有する。
【0027】
ミラー224b、224cは、様々な実装形態において、双曲面ダイクロイックミラーであってもよく、楕円ダイクロイックミラーであってもよく、フラットダイクロイックミラーであってもよく、且つ/又は、その他の方式によって適切に成形されたダイクロイックミラーであってもよい。ミラー224b、224bのサイズ、パラメータ、及び/又は形状を定義する処方は、光源222b、222cの異なるNA
b、NA
cに対応するように、異なっていてもよい。ミラー224bと光源222bの間の距離のみならず、ミラー224cと光源222cの間の距離も、光源222b、222cの異なるNA
b、NA
cに対応するように、ミラー224aと光源222aの間の距離と異なっていてもよい。従って、照明サブシステムのコリメータ226又はその他の光学コンポーネントを変更する必要性を伴うことなしに、異なる光源222b、222cを手術コンソール102に内蔵することができる。
【0028】
図3は、照明サブシステム220の例示用の一実装形態を示している。1つ又は複数の光学コンポーネントが、ベースプレート302に対して、取り付けられてもよく、或いは、その他の方式によって固定されてもよい。光源(例えば、
図2の光源222a)からの光は、ポート225においてハウジング334aに結合された光学フィルタ223aを介して伝播させることができる。光ファイバ223aによって放出された光ビーム303は、ミラー224aに向かって導かれてもよく、ミラー224aは、ハウジング334aに対して結合されており、且つ/又は、これによって支持されている。光ビーム303は、可視及びIRスペクトル内の光を含む。ミラー224aがダイクロイックコールドミラーである実装形態においては、可視スペクトル内の光のすべて又は一部分を反射することができる(例えば、フィルタリング済みのビーム314)。IRスペクトル内の光のすべて又は一部分は、ミラー224aを通過している(IR部分316)。ミラー224aは、反射された可視光(フィルタリング済みのビーム314)が、照明サブシステム220内の後続のオプティクス(例えば、コリメータ226)に向かって導かれるように、光ファイバ223aとの関係において傾斜角を有するように方向付けすることができる。IR部分316は、ミラー224aを通過し、且つ、フィン306を有するビームダンプ/ヒートシンク304のすべて又は一部分上に入射している。
【0029】
いくつかの実装形態においては、コリメータ226とは異なる物理的場所においてファイバ223aを有する必要性などのパッケージングの制約により、ミラー224aが、ファイバ223aから放出されるビーム303との関係において軸外れ角において傾斜していることが必要とされる場合がある。
図5に示されているように、ビーム303内の中心軸方向光線331の法線と入射ビーム330の中心軸方向光線331がミラー224aと遭遇する地点におけるミラー224aに垂直のライン333の間において計測される入射角αは、入射ビームがダイクロイックミラー224aから反射されるのに伴う法線との関係における同一の光線の出射角度αと等しくなりうる。再度
図3を参照すれば、異なる実装形態においては、ミラー224aは、ミラー224aがファイバ223aによって放出された光をコリメータ226に向かって反射するように、ファイバ223aとの関係において様々に位置決めすることができる。
【0030】
ミラー224aによって反射されたフィルタリング済みのビーム314は、コリメータ226に向かって導かれてもよく、且つ/又は、この上部に入射することができる。コリメータ226は、複数のレンズ319を含む、コリメートされた光ビーム320を生成するべく動作可能なオプティクスを含むことができる。本開示は、コリメータ226が、コリメートされた光ビーム320を生成するべく動作可能であるレンズ、ミラー、格子、フィルタ、任意の適切なオプティクス、又はオプティクスの組合せを有しうるものと想定している。いくつかの実装形態においては、ミラー224aによって反射されると共にコリメータ226によってコリメートされた光ビームの各部分は、使用されている光源とは無関係に、且つ、波長に基づいた変動を伴うことなしに、同一のコリメートされたビーム直径を有する。
【0031】
コリメータ226によって生成されたコリメートされた光ビーム320は、コリメートされた光ビーム320を光ファイバ324内に合焦する又は導くように構成されたコンデンサ322まで導くことができる。光ファイバ324は、コリメートされた光ビーム320が術野まで伝播されるように、イルミネータ114のコンポーネントであってもよく、且つ/又は、イルミネータ114との光学的通信状態にあってもよい。コンデンサ322は、コリメートされた光ビーム320を光ファイバ324内に合焦するように構成された1つ又は複数の光学レンズ、ミラー、格子、フィルタ、その他の光学コンポーネント、及び/又はこれらの組合せを含むことができる。
【0032】
いくつかの実装形態においては、コンデンサ322との関係におけるコリメータ226の向きに起因して、コリメートされた光ビーム320がコリメータ226から出射した後に方向転換が必要とされる場合がある。例えば、照明サブシステム220は、コリメートされた光ビーム320をコンデンサ322に向かって反射させるように構成された折り畳みミラー326を含むことができる。いくつかの実装形態においては、更なるIRフィルタリングのために、ミラー328を照明サブシステム220内において提供することができる。ミラー328は、コリメートされた光ビーム320の可視部分332がコンデンサ322に通過する一方において、コリメートされた光ビーム320の残りのIR光(残留IR光330)のすべて又は一部分が反射されるように被覆されたホットミラーであってもよい。ミラー328は、反射された残留IR光330がビームダンプ/ヒートシンク304に向かって導かれるように、方向付けすることができる。
【0033】
コリメータ226は、遠端側ハウジング350と、近端側ハウジング334aと、コリメーティングレンズ319と、ミラー224aと、を含む。図示の実装形態は、2部分ハウジングを示しているが、コリメータ226は、異なる実装形態においては、一体的な1部分ハウジング又は2つ超の数の部分を有するマルチ部分ハウジングを有することができる。遠端側ハウジング350及び近端側ハウジング334aは、コリメータ226を組み立てるべく、着脱自在に/相互交換可能に、互いに結合させることができる。例えば、遠端側ハウジング350及び近端側ハウジング352aは、それぞれ、係合を促進するべく、対応するねじ山を含むことができる。その他の実装形態においては、遠端側ハウジング350と近端側ハウジング334aを着脱自在に/相互交換可能に結合するべく、ブラケット又はその他の機械的コンポーネントを使用することができる。
【0034】
ミラー224aは、近端側ハウジング334aに結合されていてもよく、且つ/又は、これによって支持されていてもよい。1つ又は複数のレンズ319は、遠端側ハウジング350及び近端側ハウジング334aのうちの一方、他方、又は両方内において配設されていてもよく、これらに結合されていてもよく、且つ/又は、これらによって支持されていてもよい。いくつかの実装形態においては、コリメータレンズのすべては、遠端側ハウジング350内において配設されており、且つ、近端側ハウジング334aは、レンズを含んでいない。又、コリメータ226は、光源ファイバ223aの遠端部分が機械的に且つ/又は光学的に結合されるポート225を含むこともできる。
【0035】
本開示の一態様によれば、高結合係数を維持しつつ、1つ又は複数の異なる光源及び1つ又は複数の異なるミラーが、同一のコリメータ226と共に使用可能であり、これにより、クラッディング内において失われる高角度光線に起因したファイバ内における望ましくない伝達損失を回避することができると共に/又は、出力ビームの望ましい角度プロファイルを実現することができる。例えば、照明サブシステム220の組立の際に、製造者は、コリメータ226と共に使用するべく、複数の光源/ミラーの組合せのうちから選択することができる。例えば、
図3は、照明サブシステム220内の近端側ハウジング334aを置換しうる代替近端側ハウジング334bを示している。例えば、近端側ハウジング334bは、近端側ハウジング334aの代わりに遠端側ハウジング350に結合させることができる。光ファイバ223bは、光ファイバ223aと関連する光源222aとは異なる光源(例えば、
図2の光源222b)からの光を伝播することができる。光ファイバ223bは、近端側ハウジング334bのポート225に結合されている。光ファイバ223bによって放出された光は、ミラー224bに向かって導かれるが、ミラー224bは、近端側ハウジング334bに結合されており、且つ/又は、これによって支持されている。ミラー224bは、IR光を透過すると共に可視光を反射する双曲面の、楕円の、フラットな、及び/又はその他の方式で適切に成形された、ダイクロイックミラーであってもよい。
【0036】
近端側ハウジング334aとの関係において同様に記述されているように、近端側ハウジング334bも、遠端側ハウジング350と着脱自在に/相互交換可能に係合するように構成することができる。照明サブシステム220のいくつかのコンポーネントは、着脱自在/相互交換可能に係合するものとして記述されているが、いくつかの実装形態においては、これらのコンポーネントは、照明サブシステム220が製造された後に分離されるべく意図されているわけではないことを理解されたい。この関連において、コンポーネントの着脱自在の又は相互交換可能な特性は、照明サブシステム220を組み立てるために複数のコンポーネントのうちから選択する製造者の能力を意味しうる。即ち、製造者は、遠端側ハウジング350を近端側ハウジング334a、334bなどの複数の異なるコンポーネントのうちのいずれかに結合するべく、選択することができる。
【0037】
光源222a、222bからの光ビームは、異なるNAを有している一方において、ミラー224bは、ミラー224bから反射された光が、コリメータ226が機能するように構成されたものと同一の又は実質的に同一のNAを有するように、位置決めされてもよく、サイズ設定されてもよく、成形されてもよく、配置されてもよく、且つ/又は、その他の方式で構成されてもよい。例えば、ミラー224bの双曲面又は楕円特徴を定義する特定のパラメータ又は処方は、光源222a、222bの異なるNAに対応するものであってもよい。又、光ファイバ223a及びミラー224aは、第1距離だけ、分離されていてもよく、光ファイバ223bとミラー224bは、第2距離だけ、分離されていてもよく、この場合に、第2距離は、光源222a、222bと関連する異なるNAに対応するべく、第1距離とは異なるものであってもよい。光源222a、222b、光ファイバ223a、223b、及び/又はミラー224a、224bは、コンポーネントの間の適切な間隔を促進するべく、それぞれ、近端側ハウジング334a、334bに結合されていてもよく、且つ/又は、これにより、その他の方式によって支持されていてもよい。
【0038】
図4は、ミラー224aを含む照明サブシステム220の一部分を示している。ミラー224aは、2つの面410a、410bを含む。様々な実装形態においては、一方の、又は他方の、或いは、両方の、面410a、410bは、フラットであってもよく、双曲面であってもよく、楕円であってよく、且つ/又は、その他の方式によって適切に成形されていてもよい。図示の実装形態においては、双曲面の面410a、410bは、12μm、13μm、13.5μm、13.7μm、13.9μm、14μm、及び/又は、更に大きな且つ更に小さなものの両方であるその他の適切な値などの値を含む、約1μm〜約20μm、約5μm〜約15μm、及び約10μm〜約15μmだけ、フラットな表面との関係において凹入した表面を有することができる。
【0039】
供給源の場所402は、光源222aからの光303がミラー224aに向かって伝播される実際の又は有効な場所を識別しうる。例えば、供給源場所402は、光ファイバ223aの遠端、ポート225、又は光源222a自体の場所に対応するものであってもよい。ミラー224aは、距離dだけ、供給源場所402から離隔していてもよい。距離dは、ミラー224a、224b、及び224cごとに、変化しうる。例えば、距離dは、3mm、3.2mm、3.5mm、3.8mm、4mm、及び更に大きな及び更に小さなものの両方であるその他の適切な値などの値を含む、約1mm〜約10mm、約1mm〜約7mm、及び約1mm〜約5mmであってもよい。いくつかの実装形態においては、距離dと光源のNAは、反比例しうる。従って、ミラー224a及び供給源場所402は、相対的に大きなNAを有する光源が使用された際には、相対的に小さな距離dだけ、分離させることができる(且つ、逆も又真である)。後述するように、距離dが変化する実装形態において、距離eは、同一の状態に留まることができる。
【0040】
仮想的供給源404は、フィルタリング済みのビーム314が発散しているものと考えられる場所を示しうる。この関連において、フィルタリング済みのビーム314は、実際には、ミラー224aから反射されているが、ビーム314は、仮想的供給源404において、ミラー224aの背後から発散しているものと考えられる。仮想的供給源404は、距離eだけ、ミラー224aから離隔している。仮想的供給源404の場所及び位置は、光ビームの効率的な結合を促進するべく、最適化することができる。いくつかの実装形態においては、距離eは、ミラー224a、224b、及び224cについて同一であってもよい。例えば、距離eは、3mm、3.5mm、4mm、4.5mm、5mm、及び/又は更に大きな及び更に小さなものの両方であるその他の適切な値などの値を含む、約1mm〜約10mm、約1mm〜約7mm、及び約1mm〜約5mmであってもよい。例えば、異なる実装形態におけるミラー(例えば、ミラー224a、224b、224c)は、コリメータ226との関係において(例えば、ミラーの反射表面から第1コリメータレンズ319までの中心軸方向光線の距離によって計測される)同一の場所において配置することができる。このような状況においては、異なる光源(例えば、光源222b、222c)からの反射されたビームNAが、コリメータ226が機能するように設計されているビームNAと同一又は実質的に同一(例えば、
【数5】
)になるように、距離eは、すべてのミラー224a、224b、及び224cについて同一であってもよい。異なる光源の放出されるビームNAが異なっている実装形態においては、ミラーと光源の間のそれぞれの距離dは、上述のように異なっていてもよい。
【0041】
図5は、
図4と同様に、照明サブシステム220の一部分を示している。
図5は、ミラー224aの双曲面表面410a、410bの特定のパラメータを算出するべく使用される値を通知する様々な注釈を更に含んでいる。ミラー224aのパラメータは、複数のスーパーコンティニウム供給源における共通的なNAへの反射されたビームの変換を促進するように、選択することができる。公式的には、一方又は両方の面410a、410bの形状は、
【数6】
によって定義することができる。パラメータaは、
【数7】
によって定義されてもよく、この場合に、f
1は、z軸に沿った供給源場所402とミラー224aの間の距離であり、且つ、f
2は、z軸に沿ったミラー224aと仮想的供給源404の間の距離である。いくつかの実装形態においては、パラメータaは、0.200mm、0.300mm、0.400mm、及び/又は更に大きな及び更に小さなものの両方であるその他の適切な値などの値を含む、約0.1mm〜約1mm又は約0.1mm〜約0.5mmであってもよい。いくつかの実装形態においては、パラメータf
1は、2.500mm、2.700mm、2.710mm、2.720mm、2.722mm、2.724mm、2.726mm、2.730mm、及び/又は更に大きな及び更に小さなものの両方であるその他の適切な値などの値を含む、約1mm〜約5mm又は約2mm〜約3mmであってもよい。いくつかの実装形態においては、パラメータf
2は、3.500mm、3.510mm、3.520mm、3.522mm、3.524mm、3.526mm、3.530mm、及び更に大きな及び更に小さなのものの両方であるその他の適切な値などの値を含む、約1mm〜約5mm又は約3mm〜約5mmであってもよい。
【0042】
パラメータbは、
【数8】
によって定義されてもよく、ここで、
【数9】
であり、これは、供給源地点402と仮想的供給源地点404の間の距離の半分である。いくつかの実装形態においては、パラメータbは、2.900mm、3.000mm、3.095mm、3.098mm、及び/又は更に大きな及び更に小さなものの両方であるその他の適切な値などの値を含む、約1mm〜約5mm又は2.5mm〜約3.5mmであってもよい。いくつかの実装形態においては、パラメータcは、3.000mm、3.100mm、3.120mm、3.122mm、3.124mm、3.126mm、3.130mm、及び/又は更に大きな及び更に小さなものの両方であるその他の適切な値などの値を含む、約1mm〜約5mm又は約2.5mm〜約3.5mmであってもよい。
【0043】
パラメータRは、
【数10】
によって定義されてもよく、これは、双曲面表面410a、410bと関連するベース曲率半径を表している。いくつかの実装形態においては、パラメータRは、−23.00mm、−24.00mm、−25.00mm、及び/又は更に大きな及び更に小さなものの両方であるその他の適切な値などの値を含む、約−10mm〜約−30mm又は約−20mm〜約−25mmであってもよい。
【0044】
パラメータkは、
【数11】
によって定義されてもよく、これは、双曲面表面410a、410bと関連する円錐定数を表している。パラメータkは、純粋に球状の表面からの逸脱の程度として参照することができる。いくつかの実装形態においては、パラメータkは、−60.00、−61.00、−62.00、及び/又は更に大きな及び更に小さなものの両方であるその他の適切な値などの値を含む、約−40〜約70又は約−55〜約−65であってもよい。
【0045】
角度αは、光源及び/又は関連する光ファイバからのビーム303における中心軸方向光線331と入射ビーム330の中心軸方向光線331がミラー224aと遭遇する地点におけるミラー224に垂直のライン33の間において計測されるミラー224a上における光の入射角を表すことができる。入射角αは、光線がミラー224aから反射されるのに伴う法線との関係における同一の光線の出射角αと等しくなりうる。いくつかの実装形態においては、角度αは、29°、30°、31°、及び/又は更に大きな及び更に小さなものの両方であるその他の適切な値などの値を含む、約10°〜約40°又は約25°〜約35°であってもよい。角度βは、フィルタリング済みのビーム314の仮想的部分とz軸の間の角度を表すことができる。いくつかの実装形態においては、角度βは、26.20°、26.30°、26.33°、26.35°、及び/又は更に大きな及び更に小さなものの両方であるその他の適切な値などの値を含む、約10°〜約40°又は約20°〜約30°であってもよい。角度γは、供給源場所402から放出された光とz軸の間の角度を表すことができる。いくつかの実装形態においては、角度γは、33.50°、33.65°、33.67°、33.69°、及び/又は、更に大きな且つ更に小さなものの両方であるその他の適切な値などの値を含む、約20°〜約50°又は約30°〜約40°であってもよい。
【0046】
図6は、
図3のものに類似した照明サブシステム220を示している。この関連において、
図6は、
図3と類似した多くのコンポーネントを含んでおり、これらの説明は、省略する。
図3の照明サブシステムは、楕円ダイクロイックミラー602aを含んでいる。楕円ダイクロイックミラー602aは、ビーム332内のIR光を透過すると共に可視光を反射するように構成されている。又、楕円ダイクロイックミラー602aは、複数の光源222a、222b、及び222cについて同一のNA
aへの反射されたビーム314の波面の回折制限された変換を提供するように、構成されている。楕円ダイクロイックミラー602aの1つ又は複数の面は、
【数12】
によって定義することができる。本明細書において記述されている双曲面ダイクロイックミラーと同様に、例えば、楕円ダイクロイックミラーなどのその他の楕円ミラーも、コリメータ及び異なる光源222b、222cと共に別個に使用することができる。光源222a、222b、222c(或いは、光ファイバ223a、223bなど)と様々な楕円ダイクロイックミラーの間の距離は、反射されたビームが同一のNA
aを有することを許容するように、それぞれの組合せごとに変化することができる。又、様々な楕円ダイクロイックミラーの特定のパラメータ(例えば、パラメータaやパラメータbなど)も、異なる光源222a、222b、及び222cごとに選択することができる。楕円ダイクロイックミラー602aによれば、フィルタリング済みのビーム314は、ミラー602aとコリメータ226の間において収束点604を有する。
【0047】
図7は、眼科照明システムを製造する例示用の方法700のフローチャートを示している。図示されているように、方法700は、いくつかの列挙されたステップを含んでいるが、方法700の実装形態は、列挙されているステップの前に、後に、且つ、その間に、更なるステップを含むことができる。いくつかの実装形態においては、列挙されているステップのうちの1つ又は複数は、省略されてもよく、或いは、異なる順序において実行されてもよい。
【0048】
ステップ710において、方法700は、複数のスーパーコンティニウムレーザー供給源のうちからスーパーコンティニウムレーザー供給源を選択するステップを含んでいる。スーパーコンティニウムレーザー供給源のそれぞれは、個別の開口数を有する光ビームを放出する。この関連において、これらの開口数は、互いに大きさが異なるものであってもよい。例えば、第1レーザー供給源は、1.3×1/e
2の地点において、650nmにおいて、ほぼ0.1503であるNAを有することができる。第2レーザー供給源は、第1レーザー供給源よりも約25%だけ大きなNAを有することができる。特定のNA値が例として列挙されているが、本開示は、任意の適切なNA値を想定していることを理解されたい。
【0049】
ステップ720において、方法700は、複数のダイクロイックミラーのうちからダイクロイックミラーを選択するステップを含んでいる。いくつかの実装形態においては、ダイクロイックミラーは、双曲面に、楕円に、且つ/又は、その他の方式によって適切に、成形されている。形状を定義する少なくとも1つのパラメータは、複数のダイクロイックミラーの間において異なっていてもよい。ダイクロイックミラーは、選択されたスーパーコンティニウムレーザー供給源(ステップ710)に基づいて選択することができる。
【0050】
ステップ730において、方法700は、複数のレンズを有するアクロマティックコリメータを取得するステップを含んでいる。選択されたミラー(ステップ720)は、選択されたスーパーコンティニウムレーザー供給源(ステップ710)からの光ビームの一部分をアクロマティックコリメータに向かって反射するように構成することができる。
【0051】
ステップ740において、方法700は、光ビームの反射された部分が選択されたスーパーコンティニウムレーザー供給源及び選択されたミラーのそれぞれの組合せごとに同一の開口数を有するように、選択されたスーパーコンティニウムレーザー供給源(ステップ710)及び選択されたミラー(ステップ720)を構成するステップを含む。上述の例示用の光源を参照すれば、スーパーコンティニウムレーザー供給源及びダイクロイックミラーは、第2レーザー供給源からの光ビームの反射された部分が第1レーザー供給源と同一のNAを有するように、構成することができる。これは、第2レーザー供給源によって放出されるビームが第1レーザー供給源よりも25%だけ大きいNAを有するにも拘らず、当て嵌まる。反射されたビームを共通的なNAに変換するべく、ステップ740は、選択されたスーパーコンティニウムレーザー供給源及び選択されたミラーを第1距離だけ離隔させるステップを含むことができる。複数のスーパーコンティニウムレーザー供給源のうちの別のものと複数のミラーのうちの別のものは、光ビームの反射された部分が同一のNAを有するように、第2距離だけ、離隔させることができる。ステップ740は、アクロマティックコリメータと、選択されたスーパーコンティニウムレーザー供給源及び選択されたミラーを有するハウジングと、を結合するステップを含むことができる。ハウジングは、関連する光ファイバのうちの少なくとも一部分を含んでいてもよく、或いは、これに結合されていてもよい。いくつかの実装形態においては、選択されたミラーは、第1ハウジング内において配設されていてもよく、且つ、アクロマティックコリメータの複数のレンズは、第3ハウジング内において配設されている。複数のミラーのうちの別のものは、第2ハウジング内において配設することができる。選択されたミラーに基づいて、コリメータを有する第3ハウジングを第1及び第2ハウジングに別個に結合することができる。
【0052】
方法700は、その他の実装形態においては、コンデンサを取得するステップなどの更なるステップを含むことができる。コリメートされた光は、コンデンサに、且つ、ハンドヘルド型のイルミネータと関連する光ファイバ内に、導くことができる。いくつかの実装形態においては、方法700は、IRフィルタリングミラーを取得するステップと、可視光が通過することを許容しつつ、IR光を除去するように、照明サブシステム内においてミラーを位置決めするステップと、を含む。又、方法700は、照明サブシステムを手術コンソール内において設置するステップと、手術コンソールを使用して手術手順を実行するステップと、を含むことができる。
【0053】
当業者は、本開示によって包含される実装形態は、上述の特定の例示用の実装形態に限定されるものではないことを理解するであろう。この関連において、例示用の実装形態が図示及び記述されているが、上述の開示には、様々な変更、変形、組合せ、及び置換が想定されている。このような変形は、本開示の範囲を逸脱することなしに、上述の内容に対して実施されうることを理解されたい。従って、添付の請求項は、広範な、且つ、本開示と一貫性を有する方式による、解釈を要することを理解されたい。