【課題を解決するための手段】
【0014】
低誘電率エッチングプロセスの間に側壁ダメージを最小化する方法も開示される。低誘電率層上にパターン化マスク層を堆積させる。パターン化マスク層は、低誘電率層にアパーチャーを作成するための領域を画定する開口を有する。低誘電率層は、第1の画定された側壁幅を有するアパーチャーを有するエッチングされた低誘電率層を作成するために、窒素含有エッチング組成物のプラズマ活性化蒸気を使用してエッチングされる。窒素含有エッチング組成物は、N≡C−R;(N≡C−)−(R)−(−C≡N);R
x[−C=N(R
z)]
y;およびR
(3−a)−N−H
a(式中、a=1〜2、x=1〜2、y=1〜2、z=0〜1、x+z=1〜3であり、かつ各Rは、独立して、a=0〜11、b=0〜11およびc=0〜5である式H
aF
bC
cを有する)からなる群から選択される式を有する有機フッ素化合物を含んでなる。ダメージを受けた低誘電率層はアパーチャーから除去され、第2の画定された側壁幅が作成される。第1および第2の画定された側壁幅の間の差異は、0nm〜11nmの範囲である。
【0015】
開示されたプロセスのいずれも、次の態様の1つ以上を含み得る。
・有機フッ素化合物は、C≡N官能基を含有する;
・有機フッ素化合物は、式N≡C−R(式中、Rは、式H
aF
bC
cを有し、かつa=0、b=1〜11およびc=1〜5である)を有する;
・有機フッ素化合物は、式:
【0016】
【化1】
【0017】
を有する、トリフルオロアセトニトリル(C
2F
3N)である;
・有機フッ素化合物は、式:
【0018】
【化2】
【0019】
を有する、ノナフルオロペンタニトリル(C
5F
9N)である;
・有機フッ素化合物は、式:
【化3】
【0020】
を有する、ペンタフルオロアリルシアニド(C
4F
5N)である;
・有機フッ素化合物は、式N≡C−R(式中、Rは、式H
aF
bC
cを有し、かつa=1〜11、b=1〜11およびc=1〜5である)を有する;
・有機フッ素化合物は、式
【0021】
【化4】
【0022】
を有する、ジフルオロアセトニトリル(C
2HF
2N)である;
・有機フッ素化合物は、式
【0023】
【化5】
【0024】
を有する、2,3,3,3−テトラフルオロプロピオニトリル(C
3HF
4N)である;
・有機フッ素化合物は、式
【0025】
【化6】
【0026】
を有する、2,2,3,3−テトラフルオロプロピオニトリル(C
3HF
4N)である;
・有機フッ素化合物は、式
【0027】
【化7】
【0028】
を有する、4,4,4−トリフルオロクロトノ−ニトリル(C
4H
2F
3N)である;
・有機フッ素化合物は、式
【0029】
【化8】
【0030】
を有する、3,3,3−トリフルオロプロピオニトリル(C
3H
2F
3N)である;
・有機フッ素化合物は、式
【0031】
【化9】
【0032】
を有する、フルオロアセトニトリル(C
2H
2FN)である;
・有機フッ素化合物は、式(N≡C−)−(R)−(−C≡N)(式中、Rは、式H
aF
bC
cを有し、a=0、b=1〜11およびc=1〜5である)を有する;
・有機フッ素化合物は、式
【0033】
【化10】
【0034】
を有する、オクタフルオロヘキサン−1,6−ジニトリル(C
6F
8N
2)である;
・有機フッ素化合物は、式
【0035】
【化11】
【0036】
を有する、1,1−ビス(トリフルオロメチル)−2,2−ジシアノエチレン(C
6F
6N
2)である;
・有機フッ素化合物は、式(N≡C−)−(R)−(−C≡N)(式中、Rは、a=1〜11、b=1〜11およびc=1〜5である式H
aF
bC
cを有する)を有する;
・有機フッ素化合物は、式
【0037】
【化12】
【0038】
を有する、2−[1−(ジフルオロメチル)−2,2,2−トリフルオロエチリデン]−プロパンジニトリル(C
6HF
5N
2)である;
・有機フッ素化合物は、C=N官能基を含有する;
・有機フッ素化合物は、式R
x[−C=N(R
z)]
y(式中、x=1〜2、y=1〜2、z=0〜1、x+z=1〜3、かつ各Rは、独立して、a=0、b=1〜11およびc=0〜5である式H
aF
bC
cを有する)を有する;
・有機フッ素化合物は、式
【0039】
【化13】
【0040】
を有する、N,1,1,1,3,3,3−ヘプタフルオロ−プロパンアミン(C
3F
7N)である;
・有機フッ素化合物は、式R
x[−C=N(R
z)]
y(式中、x=1〜2、y=1〜2、z=0〜1、x+z=1〜3、かつ各Rは、独立して、a=0〜11、b=0〜11およびc=0〜5である式H
aF
bC
cを有する)を有する;
・有機フッ素化合物は、式
【0041】
【化14】
【0042】
を有する、ヘキサフルオロアセトンイミン(C
3HF
6N)である;
・有機フッ素化合物は、式
【0043】
【化15】
【0044】
を有する、1,1,1,6,6,6−ヘキサフルオロ−3−アザヘキサ−3−エン(C
5H
5F
6N)である;
・有機フッ素化合物は、C−N官能基を含有する;
・有機フッ素化合物は、式R
(3−a)−N−H
a(式中、a=1〜2、かつ各Rは、独立して、a=1〜11、b=1〜11およびc=1〜5である式H
aF
bC
cを有する)を有する;
・有機フッ素化合物は、式
【0045】
【化16】
【0046】
を有する、2,2,2−トリフルオロエチルアミン(C
2H
4F
3N)である;
・有機フッ素化合物は、式
【0047】
【化17】
【0048】
を有する、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルアミン(C
3H
4F
5N)である;
・有機フッ素化合物は、式
【0049】
【化18】
【0050】
を有する、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルアミン(C
4H
4F
7N)である;
・有機フッ素化合物は、式
【0051】
【化19】
【0052】
を有する、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロピルアミン(C
3H
3F
6N)である;
・有機フッ素化合物は、式
【0053】
【化20】
【0054】
を有する、ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)アミン(C
4H
5F
6N)である;
・Piranha(H
2SO
4+H
2O
2+H
2O)、SC1(1:1:100 NH
4OH:H
2O
2:H
2O)、SC2(1:1000 HCl:H
2O)、またはHFを使用して、残留ポリマーを除去する;
・Piranha(H
2SO
4+H
2O
2+H
2O)、SC1(1:1:100 NH
4OH:H
2O
2:H
2O)、SC2(1:1000 HCl:H
2O)またはHFを使用して、ダメージを受けた低誘電率層を除去する;
・残留ポリマーの除去と一緒に、ダメージを受けた低誘電率層の全体を除去する;
・残留ポリマーの除去と一緒に、ダメージを受けた低誘電率層の一部を除去する;
・窒素含有エッチング組成物のプラズマ活性化蒸気は、パターン化マスク層ではなく、低誘電率層を選択的にエッチングする;
・窒素含有エッチング組成物のプラズマ活性化蒸気は、約20:1〜約120:1の範囲の低誘電率層およびパターン化マスク層間の選択性を示す;
・窒素含有エッチング組成物のプラズマ活性化蒸気は、約70:1〜約120:1の範囲の低誘電率層およびパターン化マスク層間の選択性を示す;
・活性化窒素含有エッチング組成物は、低誘電率層と反応し、揮発性副産物を形成する;
・揮発性副産物は、反応チャンバーから除去される;
・エッチングステップの間に、不活性ガスを導入することをさらに含んでなる;
・不活性ガスは、He、Ar、Xe、KrおよびNeからなる群から選択される;
・不活性ガスは、Arである;
・エッチングステップへの導入の前に、窒素含有エッチング組成物の蒸気および不活性ガスを混合する;
・エッチングステップの間に、不活性ガスとは別々に窒素含有エッチング組成物の蒸気を導入する;
・エッチングステップの間に、不活性ガスを連続的に導入し、そして窒素含有エッチング組成物の蒸気を断続的に導入する;
・不活性ガスは、エッチングステップの間に導入される窒素含有エッチング組成物の蒸気および不活性ガスの両方の全体積の約0.01%v/v〜約99.9%v/vを構成する;
・不活性ガスは、エッチングステップの間に導入される窒素含有エッチング組成物の蒸気および不活性ガスの両方の全体積の約10%v/v〜約90%v/vを構成する;
・不活性ガスは、エッチングステップの間に導入される窒素含有エッチング組成物の蒸気および不活性ガスの両方の全体積の約90%v/v〜約99%v/vを構成する;
・エッチングステップの間に、酸素含有反応物を導入することをさらに含んでなる;
・エッチングステップの間に、酸素含有反応物を導入しない;
・酸素含有反応物は、O
2、COS、CO、CO
2、NO、N
2O、NO
2、SO
2およびO
3からなる群から選択される;
・酸素含有反応物は、O
2である;
・エッチングステップの前に、窒素含有エッチング組成物の蒸気および酸素含有反応物を混合する;
・エッチングステップの間に、酸素含有反応物とは別々に窒素含有エッチング組成物の蒸気を導入する;
・エッチングステップの間に、酸素含有反応物を連続的に導入し、そして窒素含有エッチング組成物の蒸気を断続的に導入する;
・酸素含有反応物は、エッチングステップの間に導入される窒素含有エッチング組成物の蒸気および酸素含有反応物の全体積の約0.01%v/v〜約99.9%v/vを構成する;
・酸素含有反応物は、エッチングステップの間に導入される窒素含有エッチング組成物の蒸気および酸素含有反応物の全体積の約40%v/v〜約60%v/vを構成する;
・酸素含有反応物は、エッチングステップの間に導入される窒素含有エッチング組成物の蒸気および酸素含有反応物の全体積の約0.01%v/v〜約10%v/vを構成する;
・低誘電率層は、Si
aO
bC
cH
d(式中、a>0;b、cおよびd≧0である)の層を含んでなる;
・低誘電率層は、酸素原子、炭素原子、水素原子またはそれらの組合せを含んでなる;
・低誘電率層は、多孔性である;
・低誘電率層は、a−C層から選択的にエッチングされる;
・低誘電率層は、フォトレジスト層から選択的にエッチングされる;
・低誘電率層は、窒化ケイ素層から選択的にエッチングされる;
・低誘電率層は、炭窒化ケイ素層から選択的にエッチングされる;
・低誘電率層は、ポリケイ素層から選択的にエッチングされる;
・低誘電率層は、結晶質ケイ素層から選択的にエッチングされる;
・低誘電率層は、金属コンタクト層から選択的にエッチングされる;
・低誘電率層は、窒化チタン層から選択的にエッチングされる;
・低誘電率層は、タンタル層から選択的にエッチングされる;
・低誘電率層は、酸化ケイ素層である;
・a−C層から酸化ケイ素層を選択的にエッチングする;
・フォトレジスト層から酸化ケイ素層を選択的にエッチングする;
・p−Si層から酸化ケイ素層を選択的にエッチングする;
・結晶質ケイ素層から酸化ケイ素層を選択的にエッチングする;
・金属コンタクト層から酸化ケイ素層を選択的にエッチングする;
・SiN層から酸化ケイ素層を選択的にエッチングする;
・SiCN層から酸化ケイ素層を選択的にエッチングする;
・ケイ素含有膜は、SiCOH層である;
・窒化チタン層からSiCOH層を選択的にエッチングする;
・a−C層からSiCOH層を選択的にエッチングする;
・フォトレジスト層からSiCOH層を選択的にエッチングする;
・SiN層からSiCOH層を選択的にエッチングする;
・SiCN層からSiCOH層を選択的にエッチングする;
・アパーチャーは、約10:1〜約200:1のアスペクト比を有する;
・アパーチャーは、約1:1〜約20:1のアスペクト比を有する;
・アパーチャーは、ゲートトレンチである;
・アパーチャーは、階段状コンタクトである;
・アパーチャーは、チャネルホールである;
・アパーチャーは、約60:1〜約100:1のアスペクト比を有するチャネルホールである;
・アパーチャーは、約5nm〜約100nmの範囲の直径を有するチャネルホールである;
・アパーチャーは、約10nm〜約50nmの範囲の直径を有するチャネルホールである;
・エッチングステップの間に、エッチングガスを導入することによって、選択性を改善することをさらに含んでなる;
・エッチングステップの間に、エッチングガスを導入することによって、エッチング速度を改善することをさらに含んでなる;
・エッチングガスは、cC
4F
8、C
4F
8、C
4F
6、CF
4、CH
3F、CF
3H、CH
2F
2、COS、CF
3I、C
2F
3I、C
2F
5I、F−C≡N、CS
2、SO
2、トランス−1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(trans−C
4H
2F
6)、シス−1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(cis−C
4H
2F
6)、ヘキサフルオロイソブテン(C
4H
2F
6)、トランス−1,1,2,2,3,4−ヘキサフルオロシクロブタン(trans−C
4H
2F
6)、1,1,2,2,3−ペンタフルオロシクロブタン(C
4H
3F
5)、1,1,2,2−テトラフルオロシクロブタン(C
4H
4F
4)またはシス−1,1,2,2,3,4−ヘキサフルオロシクロブタン(cis−C
4H
2F
6)からなる群から選択される;
・エッチングガスは、cC
5F
8である;
・エッチングガスは、cC
4F
8である;
・エッチングガスは、C
4F
6である;
・エッチングステップの前に、窒素含有エッチング組成物の蒸気およびエッチングガスを混合する;
・エッチングステップの間に、エッチングガスとは別々に窒素含有エッチング組成物の蒸気を導入する;
・エッチングステップの間に導入される窒素含有エッチング組成物の蒸気およびエッチングガスの全体積の約0.01%v/v〜約99.99%v/vのエッチングガスを導入する;
・RF電力を適用することによってプラズマを活性化する;
・約25W〜約10,000Wの範囲のRF電力によってプラズマを活性化する;
・約1mTorr〜約10Torrの範囲の圧力においてエッチングステップを実行する;
・エッチングステップの間に、約0.1sccm〜約1slmの範囲のフロー速度で、エッチング反応チャンバー中に窒素含有エッチング組成物の蒸気を導入する;
・約−196℃〜約500℃の範囲の温度に低誘電率層を維持する;
・約−120℃〜約300℃の範囲の温度に低誘電率層を維持する;
・約−100℃〜約50℃の範囲の温度に低誘電率層を維持するか;あるいは
・約−50℃〜約40℃の範囲の温度に低誘電率層を維持する。
【0055】
また、C−N官能基を有する有機フッ素化合物を含んでなる、窒素含有エッチング組成物も開示される。開示された窒素含有エッチング組成物は、次の態様の1つ以上を含む。
・有機フッ素化合物は、式R
(3−a)−N−H
a(式中、a=1〜2、かつRは、独立して、a=1〜11、b=1〜11およびc=1〜5である式H
aF
bC
cを有する)を有する;
・有機フッ素化合物は、式
【0056】
【化21】
【0057】
を有する、2,2,2−トリフルオロエチルアミン(C
2H
4F
3N)である;
・有機フッ素化合物は、式
【0058】
【化22】
【0059】
を有する、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルアミン(C
3H
4F
5N)である;
・有機フッ素化合物は、式
【0060】
【化23】
【0061】
を有する、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルアミン(C
4H
4F
7N)である;
・有機フッ素化合物は、式
【0062】
【化24】
【0063】
を有する、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロピルアミン(C
3H
3F
6N)である;
・有機フッ素化合物は、式
【0064】
【化25】
【0065】
を有する、ビス(2,2,2−トリフルオロエチル)アミン(C
4H
5F
6N)である;
・約95体積%〜約99.999体積%の範囲の純度を有する;
・約10pptv(parts per trillion by volume)〜約5体積%の微量ガス不純物を含んでなる;
・微量ガス不純物は、水を含んでなる;
・微量ガス不純物は、CO
2を含んでなる;
・微量ガス不純物は、N
2を含んでなるか;あるいは
・窒素含有エッチング組成物は、20ppmw未満の含水量を有する。
【0066】
表示法および命名法
以下の詳細な説明および請求の範囲では、一般に、当該技術において周知である多数の略語、記号および用語が利用される。定義は典型的にそれぞれの頭字語によって提供されるが、便宜上、表1に、それらのそれぞれの定義と一緒に、使用された略語、記号および用語の一覧を示す。
【0067】
【表1-1】
【0068】
【表1-2】
【0069】
本明細書で使用される場合、不定冠詞「a」または「an」は、1以上を意味する。
【0070】
本明細書で使用される場合、明細書中または請求の範囲中の「約」は、明記された値の±10%を意味する。
【0071】
本明細書で使用される場合、明細書中または請求の範囲中の「誘電率の増加」または「増加した誘電率」は、エッチングの前後の誘電率値の変化が≧0であることを意味する。ここで、「変化」とは、エッチング後の誘電率値の≧0の変化を意味するが、ただし、エッチング後の誘電率値は、エッチング前の誘電率値より高いか、または同じであることを条件とする。
【0072】
本明細書で使用される場合、「エッチ」または「エッチング」という用語は、垂直側壁が基材に対して直角においてマスクされたフィーチャの端部に沿って形成されるように、イオン衝撃が垂直方向での化学反応を促進する、プラズマエッチングプロセス(すなわち、乾式エッチングプロセス)を意味する(Manos and Flamm,Plasma Etching An Introduction,Academic Press,Inc.1989 pp.12−13)。エッチングプロセスによって、基材中の、ビア、トレンチ、チャネルホール、ゲートトレンチ、階段状コンタクト、コンデンサーホール、コンタクトホールなどのアパーチャーが作成される。
【0073】
「パターンエッチング」または「パターン化されたエッチング」という用語は、ケイ素含有膜のスタック上のパターン化されたマスク層などの非平面構造をエッチングすることを意味する。
【0074】
「マスク」という用語は、エッチングに抵抗する層を示す。マスク層は、エッチングされる層の上に位置し得る。
【0075】
「エッチング停止」という用語は、下の層を保護する、エッチングされる層の下に位置するエッチングに抵抗する層を意味する。
【0076】
「デバイスチャネル」という用語は、実際のデバイスの一部である層を意味し、そしてそれに対するいずれのダメージもデバイス性能に影響するであろう。
【0077】
「アスペクト比」という用語は、トレンチの幅(またはビアの直径)に対するトレンチ(またはビア)の高さの比率を意味する。
【0078】
「選択性」という用語は、別の材料のエッチング速度に対する1つの材料のエッチング速度の比率を意味する。「選択性エッチング」または「選択的エッチング」という用語は、別の材料よりも1つの材料をエッチングすることを意味するか、あるいは換言すれば、2つの材料間のエッチング選択性が1:1より高いか、またはそれ未満であることを意味する。
【0079】
「独立して」という用語は、R基の記載に関して使用される場合、対象のR基が、同一または異なる下付き文字または上付き文字を有する他のR基に対して独立して選択されるのみならず、同一R基のいずれかの追加の種に対しても独立して選択されることも意味するものとして理解されるべきである。例えば、Mが原子であり、xが2または3である式MR
1x(NR
2R
3)
(4−x)において、2個または3個のR
1基は、互いに、またはR
2もしくはR
3と同一であってもよいが、同一である必要はない。さらに、他に特記されない限り、R基の値は、異なる式で使用される場合、互いに独立していることは理解されるべきである。
【0080】
本明細書中、「膜」および「層」という用語は、互換的に使用され得ることに留意されたい。膜は層に相当し得るか、または層に関連し得ること、および層が膜と呼ばれてもよいことが理解される。さらに、当業者は、「膜」または「層」という用語が、本明細書で使用される場合、表面上に適用されたか、または延展されたいくつかの材料の厚さを意味し、かつ表面が、ウエハ全体と同程度の大きいものからトレンチまたはライン程度の小さいものまでの範囲であり得ることを認識するであろう。
【0081】
本明細書で使用される場合、「NAND」という略語は、「否定AND(Negated AND)」または「ノットAND(Not AND)」ゲートを意味し;「2D」という略語は、平面基材上の2次元ゲート構造を意味し;「3D」という略語は、ゲート構造が垂直方向に積み重なる、3次元または垂直ゲート構造を意味する。
【0082】
本明細書中、元素周期表からの元素の標準的な略語が使用される。元素がこれらの略語によって示され得ることは理解されるべきである(例えば、Siはケイ素を意味し、Nは窒素を意味し、Oは酸素を意味し、Cは炭素を意味し、Hは水素を意味し、Fはフッ素を意味する、など)。
【0083】
Chemical Abstract Serviceによって割り当てられたユニークなCAS登録番号(すなわち、「CAS」)は、特定の分子を識別するために提供される。
【0084】
窒化ケイ素および酸化ケイ素などのケイ素含有膜が、それらの適切な化学量論を示さずに明細書および請求の範囲全体に列挙されることに留意されたい。ケイ素含有膜には、結晶質Si、ポリケイ素(p−Siもしくは多結晶質Si)または非晶質ケイ素などの純粋なケイ素(Si)層;窒化ケイ素(Si
kN
l)層;酸化ケイ素(Si
nO
m)層;またはその混合物が含まれてよく、ここで、k、l、mおよびnは、全てを含めて0.1〜6の範囲である。好ましくは、窒化ケイ素は、kおよびIがそれぞれ0.5〜1.5の範囲であるSi
kN
lである。より好ましくは、窒化ケイ素はSi
3N
4である。好ましくは、酸化ケイ素は、nが0.5〜1.5の範囲であり、かつmが1.5〜3.5の範囲であるSi
nO
mである。より好ましくは、酸化ケイ素はSiO
2である。本明細書中、以下の明細書中のSiOまたは酸化ケイ素は、Si
nO
m含有層を表す。ケイ素含有膜は、SiOCHを有する、Applied Materials,Inc.によるBlack Diamond IIまたはIII材料などの、有機ベースまたは酸化ケイ素ベースの低誘電率誘電体材料などの酸化ケイ素ベースの誘電体材料であることも可能である。ケイ素含有膜は、a、b、cが0.1〜6の範囲であるSi
aO
bN
cを含み得る。ケイ素含有膜は、B、C、P、Asおよび/またはGeなどのドーパントも含み得る。
【0085】
本発明の特性および目的のさらなる理解のために、以下の詳細な説明は、添付の図面と関連して参照されるべきである。図面中、同様の要素は、同一または類似の参照番号が与えられる。