【文献】
ZTE, ZTE Microelectronics,Further consideration on compact LDPC design for eMBB[online],3GPP TSG RAN WG1 #88b R1-1704382,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88b/Docs/R1-1704382.zip>,2017年03月25日,pp. 1-17
【文献】
Mediatek Inc.,A multi-codebook embedded compact QC-LDPC design[online],3GPP TSG RAN WG1 #88b R1-1704457,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88b/Docs/R1-1704457.zip>,2017年03月25日,pp. 1-11
【文献】
Huawei, HiSilicon,LDPC design for eMBB data[online],3GPP TSG RAN WG1 #88b R1-1704250,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88b/Docs/R1-1704250.zip>,2017年03月25日,pp. 1-6
【文献】
CATT,Offset optimization on base matrices of eMBB LDPC codes[online],3GPP TSG RAN WG1 #88b R1- 1704592,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88b/Docs/R1-1704592.zip>,2017年03月25日,pp. 1-7
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0008】
上述した特性及び以下の詳細な説明は全て本発明の説明及び理解を助けるための例示的な事項である。即ち、本発明は、このような実施形態に限定されずに他の実施形態で具現することができる。以下の実施形態は単に本発明を完全に開示するための例示に過ぎず、本発明が属する技術分野の通常の技術者に本発明を伝達するためのものである。したがって、本発明の構成要素を具現する方法が様々である場合には、これらの方法の中の特定な方法又はこれと同一の方法によるどのような方法であっても本発明の具現が可能である。
【0009】
本明細書で所定の構成が特定要素を含むと言及する場合又は所定の過程が特定段階を含むと言及する場合、その他の要素又はその他の段階をさらに含むことを意味する。即ち、本明細書で使用する用語は特定の実施形態を説明するものであり、本発明の概念を限定するものではない。さらに、発明の理解を助けるために説明する例示はその相補的な実施形態も含む。
【0010】
本明細書で使用する用語は本発明が属する技術分野の通常の技術者が一般的に理解できる意味を有する。普遍的に使用される用語は本明細書の脈絡にしたがって一貫的な意味として解釈されなければならない。また本明細書で使用する用語は、その意味が明確に定義された場合でなければ、極端に理想的であるか、或いは形式的な意味として解釈してはならない。以下、添付図面を参照しながら本明細書の実施例について説明する。
【0011】
図1は本発明の実施例による無線通信 システムを示すブロック図である。
【0012】
図1を参照すると、無線通信システムは送信端末10と受信端末20を含む。
【0013】
送信端末10はLDPC符号化器100及び変調器200を含む。LDPC符号化器100にはデータ(m)が伝達され、伝達されたデータ(m)を符号化(encoding)してコードワード(c)を出力することができる。変調器200にはコードワード(c)が伝達され、伝達されたコードワード(c)を無線変調することができる。無線変調されたコードワードはアンテナを介して受信端末20に送信される。
【0014】
送信端末10のプロセッサ(図示せず)はLDPC符号化器100及び変調器200を含み、送信端末10のアンテナに連結される。
【0015】
受信端末20は復調器300及びLDPC復号化器400を含む。復調器300はアンテナを介して無線変調されたコードワードを受けて、これをコードワード(c)に復調する。LDPC復号化器400はコードワード(c)を受けて、このコードワード(c)を復号化(decoding)してデータ(m)を出力する。
【0016】
受信端末20のプロセッサ(図示せず)は復調器300及びLDPC復号化器400を含み、受信端末20のアンテナに連結される。
【0017】
即ち、
図1の無線通信システムはデータ(m)をLDPC符号化器100を用いてコードワード(c)に符号化し、LDPC復号化器400を用いてコードワード(c)をデータ(m)に復号化できる。
【0018】
これにより、送信端末10及び受信端末20の間でデータ(m)が安定して送受信される。この実施例によるLDPC符号化方法及び復号化方法は、パリティ検査行列(H)に基づいて行われる。
【0019】
この明細書において、データ(m)は入力データと言われることもできる。パリティ検査行列(H)はLDPC復号化器400に受信されたコードワード(c)にエラーが含まれているか否かを検査するための行列を意味する。パリティ検査行列(H)は送信端末10及び受信端末20の各々のメモリ(図示せず)に予め貯蔵されることができる。
【0020】
以下、この明細書の実施例は、準−循環(quasi-cyclic)LDPC符号が適用されることを前提とする。パリティ検査行列(H)は複数のサブ行列(P)を含む。各サブ行列(P)は単位行列(I、identity matrix)がシフトされた循環行列又はゼロ行列(O、zero matrix)であることができる。
【0021】
一般的な線形のブロック符号(Lenear block code)において、データを符号化するために生成行列(Generate Matrix、G)が必要である。この仮定によれば、本発明の実施例では準−循環LDPC方法を前提としているので、LDPC符号化器100は別の生成行列(G)無しにパリティ検査行列(H)を用いてデータ(m)をコードワード(c)に符号化することができる。
【0022】
LDPC符号化器100はパリティ検査行列(H)を用いてデータ(m)をコードワード(c)に符号化することができる。
【0024】
数1を参照すると、LDPC符号化器100により生成されたコードワード(c)はデータ(m)とパリティビット(p、parity bit)とに区分される。
【0025】
例えば、データ(m)はバイナリデータ(binary data)の集合である[m_0、m_1、m_2,…,m_K−1]と相応する。即ち、符号化されるデータ(m)の長さはKである。
【0026】
例えば、パリティビット(p)はバイナリデータの集合である[p_0、p_1、p_2,…,p_N+2Zc−K−1]に相応する。即ち、パリティビット(p)の長さはN+2Zc−Kである。この場合、N=50Zcであることができる。Zcについては後述する図を参照して詳しく説明する。
【0027】
LDPC符号化器100の観点で、データ(m)を符号化するためのパリティビット(p)はパリティ検査行列(H)を用いて誘導できる。
【0028】
さらに、チャネルコーディングチェーン(channel coding chain)上において、所定の臨界サイズ(即ち、Kcb、例えば、8448bits)を超える伝送ブロックサイズ(Transport Block Size、以下'TBS')の初期データが上位階層から受信されると仮定できる。
【0029】
この場合、初期データは符号化されるデータの長さ(K、Kは自然数)によって少なくとも2つのデータに分割される。言い換えれば、データ(m)の長さ(K)はコードブロックサイズ(CBS)である。
【0030】
この明細書によるH行列は、コードブロックサイズ(CBS)が所定の臨界値(例えば、2040ビット)を超えない場合に適用される。
【0031】
なお、LDPC復号化器400はパリティ検査行列(H)に基づいて受信されたコードワード(c)にエラーがあるか否かを判断できる。LDPC復号化器400に受信されたコードワード(c)にエラーがあるか否かは、数2に基づいて確認できる。
【0033】
数2のように、パリティ検査行列(H)とコードワード(c)の前置行列の積が‘0’である場合、受信端末20に受信されたコードワード(c)はエラー値を含まないと判断できる。
【0034】
もしパリティ検査行列(H)とコードワード(c)の前置行列の積が‘0’ではない場合、受信端末20に受信されたコードワード(c)はエラー値を含むと判断できる。
【0035】
図2はサブ行列(P)の特性を説明するための図である。
【0036】
図1及び
図2を参照すると、パリティ検査行列(H)は複数のサブ行列(P_y、yは整数)を含む。この場合、各サブ行列(P_y)はZc×Zcサイズの単位行列(I)を特定値(y)ほど右側にシフトした行列である。
【0037】
具体的には、
図2のサブ行列(P_1)の下付き添字(y)が‘1’であるので、サブ行列(P_1)はZc×Zcサイズの単位行列(I)に含まれた全ての元素が右側に1つずつシフトした行列であると理解できる。参考として、この明細書において、Zcはリフト値(lifting value)と言われることもできる。
【0038】
図2に示されていないが、サブ行列(P_0)の下付き添字(y)が‘0’であるので、サブ行列(P_0)はZc×Zcサイズの単位行列(I)であると理解できる。
【0039】
また、サブ行列(P_−1)の下付き添字(y)が‘−1’であるので、サブ行列(P_−1)はZc×Zcサイズのゼロ行列(zero matrix)であると理解できる。
【0040】
図3はこの実施例によるパリティ検査行列を示す図である。
【0041】
図1乃至
図3を参照すると、
図3のパリティ検査行列(H)の各行(m、mは1〜42の自然数)及び各列(n、nは1〜52の自然数)により定義された位置(m,n)ごとに1つのサブ行列(P_am,n)が定義されることができる。
【0042】
図3のパリティ検査行列(H)の定義された位置(m,n)に相応する下付き添字(即ち、am,n)は整数値で設定され、シフトインデックス(shift index)値として言われることができる。
【0043】
図3の各サブ行列(P_am,n)はZcxZcサイズの単位行列(I)を位置(m,n)に相応するシフトインデックス値(am,n)ほど右側にシフトした行列であると理解できる。即ち、
図3のパリティ検査行列(H)の実際サイズは(m×Zc)×(n×Zc)である。
【0044】
この明細書において、リフト値(Zc)は15、30、60、120及び240のうちの1つである。他の例として、リフト値(Zc)は3、6、12、24、48、96、192、384のうちの1つである。
【0045】
図4はこの実施例によるパリティ検査行列に相応する特性行列を示す図である。
【0046】
図1乃至
図4を参照すると、
図4の特性行列(Hc)の各行(m、mは1〜42の自然数)及び各列(n、nは1〜52の自然数)により定められた位置(m,n)による成分(即ち、a1,1〜am,n)は、
図3のパリティ検査行列(H)の対応する位置にシフトインデックス値として設定できる。
【0047】
即ち、
図4の特性行列(Hc)の位置(m,n)による成分及び所定のリフト値(Zc)に基づいて
図3のパリティ検査行列(H)が得られる。
【0048】
また、
図4の特性行列(Hc)の成分(am,n)は以下の数3のように定義できる。
【0050】
上記数3のリフト値(Zc)は15、30、60、120及び240のうちの1つである。他の例として、リフト値(Zc)は3、6、12、24、48、96、192、384のうちの1つである。
【0051】
また、上記数3のVm,nは後述する基本行列(base matrix、以下'Hb')の対応する位置(m,n)の成分であることができる。
【0052】
一例として、数3により得られたパリティ検査行列(H)の位置(m,n)に相応するシフトインデックス値(am,n)が‘1’以上である場合を仮定できる。
【0053】
この場合、
図3の位置(m,n)に相応するサブ行列(P_am,n)はZc×Zcサイズ(Zcは自然数)の単位行列(I)に含まれた全ての元素が
図3の位置(m,n)に相応するシフトインデックス値(即ち、am,n)ほど右側に1つずつシフトされた行列であると理解できる。
【0054】
他の例として、数3により得られたパリティ検査行列(H)の位置(m,n)に相応するシフトインデックス値(am,n)が‘0’である場合を仮定できる。
【0055】
この場合、
図3の位置(m,n)に相応するサブ行列(P_am,n)はZc×Zcサイズ(Zcは自然数)の単位行列(I)に維持されることができる。
【0056】
さらに他の例として、数3により得られたパリティ検査行列(H)の位置(m,n)に相応するシフトインデックス値(am,n)が‘−1’である場合を仮定できる。
【0057】
この場合、
図3の位置(m,n)に相応するサブ行列(P_am,n)はZc×Zcサイズ(Zcは自然数)の単位行列(I)はZc×Zcサイズのゼロ行列に振り替えることができる。
【0058】
図5はこの実施例によるパリティ検査行列のための基本行列の構造を示す図である。
【0059】
図1乃至
図5を参照すると、
図3のパリティ検査行列(H)は、
図4の特性行列(Hc)とリフト値(Zc)に基づいて生成される。また
図4の特性行列(Hc)は
図5の基本行列(Hb)及びリフト値(Zc)に基づいて上記数3の演算により得られる。
【0060】
図1乃至
図5を参照すると、この実施例による
図5の基本行列(Hb)は基本行列(Hb)内に4つの下位行列(A、B、C、D)を含む形態であることができる。
【0061】
この実施例による基本行列(Hb)のサイズは42×52であることができる。基本行列(Hb)の各行(m、mは1〜42の自然数)及び各列(n、nは1〜52の自然数)により定められた位置(m,n)ごとに、予め決定された成分(Vm,n)が配置される。
【0062】
図5のA行列(A)は基本行列(Hb)の第1行乃至第7行内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列に相応する多数の成分を含む。A行列(A)については後述する
図6を参照して詳しく説明する。
【0063】
図5のB行列(B)は基本行列(Hb)の第1行乃至第7行内で基本行列(Hb)の第18列乃至第52列に相応する多数の成分が全て'−1'であることができる。
【0064】
図5のC行列(C)は基本行列(Hb)の第8行乃至第42行内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列に相応する多数の成分を含む。C行列(C)については後述する
図7a及び
図7bを参照して詳しく説明する。
【0065】
図5のD行列(D)は基本行列(Hb)の第8行乃至第42行内で基本行列(Hb)の第18列乃至第52列に相応する多数の成分を含む。D行列(D)については後述する
図8a及び
図8bを参照して詳しく説明する。
【0066】
また基本行列(Hb)の所定の多数の特定列に相応する成分はパンクチャリングできる。例えば、基本行列(Hb)の第1列及び第2列に相応する成分はパンクチャリングされることができる。
【0067】
以下、図面を参照しながら基本行列(Hb)に含まれた各行列(A、B、C、D)の成分(Vm,n)について具体的に説明する。
【0068】
図6は本発明の実施例による基本行列に含まれたA行列を示している。
【0069】
図1乃至
図6を参照すると、基本行列(Hb)に属するA行列(A)の第1行(m=1)及び第1列乃至第17列(n=1,…,27)により定義される部分(Vm,n)は{145、131、71、21、−1、−1、23、−1、−1、112、1、0、−1、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0070】
基本行列(Hb)に属するA行列(A)の第2行(m=2)及び第1乃至第17列(n=1,…,17)により定義される成分(Vm,n)は{142、−1、−1、174、183、27、96、23、9、167、−1、0、0、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0071】
基本行列(Hb)に属するA行列(A)の第3行(m=3)及び第1乃至第17列(n=1,…,17)により定義される成分(Vm,n)は{74、31、−1、3、53、−1、−1、−1、155、−1、0、−1、0、0、−1、−1、−1}であることができる。
【0072】
基本行列(Hb)に属するA行列(A)の第4行(m=4)及び第1乃至第17列(n=1,…,17)により定義される成分(Vm,n)は{−1、230、171、−1、95、110、159、199、43、75、1、−1、−1、0、−1、−1、−1}であることができる。
【0073】
基本行列(Hb)に属するA行列(A)の第5行(m=5)及び第1乃至第17列(n=1,…,17)により定義される成分(Vm,n)は{29、140、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、180、−1、−1、0、−1、−1}であることができる。
【0074】
基本行列(Hb)に属するA行列(A)の第6行(m=6)及び第1乃至第17列(n=1,…,17)により定義される成分(Vm,n)は{121、41、−1、−1、−1、169、−1、88、−1、−1、−1、207、−1、−1、−1、0、−1}であることができる。
【0075】
基本行列(Hb)に属するA行列(A)の第7行(m=7)及び第1乃至第17列(n=1,…,17)により定義される成分(Vm,n)は{137、−1、−1、−1、−1、72、−1、172、−1、124、−1、56、−1、−1、−1、−1、0}であることができる。
【0076】
図6を参照すると、A行列(A)の第1列乃至第10列(n=1,…,10)に相応する列集合は、情報列(information column)として言及されることができる。この実施例による基本行列(Hb)の情報列の最大値は'10'である。即ち、基本行列(Hb)の情報列(information column)の数(Kb)は上位階層で受信された初期データの伝送ブロック(TBS)のサイズ(B)によって可変的に定義される。
【0077】
情報列の数(Kb)は、以下の数4のように符号化される入力データ(例えば、
図1のm)の長さ(K)とリフト値(Zc)に連関する。
【0078】
図6の実施例によれば、数4のリフト値(Zc)は15、30、60、120、240のうちの1つである。この明細書において、リフト値(Zc)は基本行列(Hb)内で共通に用いられる値である。
【0080】
上記数4を参照すると、この明細書によるパリティ検査行列に基づいて符号化される(又は符号化可能な)入力データ(
図1のm)の最大情報ビット値(K)は150、300、600、1200又は2400である。
【0081】
なお、
図6の実施例とは異なり、リフト値(Zc)が3、6、12、24、48、96、192、384のうちの1つであることができる。この場合、パリティ検査行列に基づいて符号化される(又は符号化可能な)入力データ(
図1のm)のための最大情報ビット値(K)は30、60、120、240、480、960、1920、3840であることができる。
【0082】
参考として、この実施例による
図6の7×17サイズのA行列は、以下の表1の通りである。
【0084】
図7a及び
図7bは本発明の実施例による基本行列に属するC行列を示す。
【0085】
図1乃至
図6及び
図7aを参照すると、基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第8行(m=8)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{−1、86、−1、−1、−1、186、−1、87、−1、−1、−1、172、−1、154、−1、−1、−1}であることができる。
【0086】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第9行(m=9)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{176、169、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、225、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0087】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第10行(m=10)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{−1、167、−1、−1、−1、−1、−1、−1、238、−1、48、68、−1、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0088】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第11行(m=11)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{38、217、−1、−1、−1、−1、208、232、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0089】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第12行(m=12)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{178、−1、−1、−1、−1、−1、−1、214、−1、168、−1、−1、−1、51、−1、−1、−1}であることができる。
【0090】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第13行(m=13)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{−1、124、−1、122、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、72、−1、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0091】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第14行(m=14)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{48、57、−1、−1、−1、−1、−1、−1、167、−1、−1、−1、−1、219、−1、−1、−1}であることができる。
【0092】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第15行(m=15)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{−1、82、−1、−1、−1、−1、232、−1、−1、−1、−1、204、−1、162、−1、−1、−1}であることができる。
【0093】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第16行(m=16)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{38、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、217、157、−1、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0094】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第17行(m=17)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{−1、170、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、23、−1、175、202、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0095】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第18行(m=18)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{−1、196、−1、−1、−1、173、−1、−1、−1、−1、−1、195、218、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0096】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第19行(m=19)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{128、−1、−1、−1、−1、−1、211、210、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0097】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第20行(m=20)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{39、84、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、88、−1、−1、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0098】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第21行(m=21)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{−1、117、−1、−1、227、−1、−1、−1、−1、−1、−1、6、−1、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0099】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第22行(m=22)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{238、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、13、−1、−1、−1、−1、11、−1、−1、−1}であることができる。
【0100】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第23行(m=23)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{−1、195、44、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0101】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第24行(m=24)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{5、−1、−1、94、−1、111、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0102】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第25行(m=25)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{−1、81、19、−1、−1、−1、−1、−1、−1、130、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0103】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第26行(m=26)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{66、−1、−1、−1、−1、95、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0104】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第27行(m=27)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{−1、−1、146、−1、−1、−1、−1、66、−1、−1、−1、−1、190、86、−1、−1、−1}であることができる。
【0105】
参考として、この実施例による
図7aに示されたC行列の一部は以下の表2の通りである。
【0107】
図1乃至
図6及び
図7bを参照すると、基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第28行(m=28)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{64、−1、−1、−1、−1、−1、181、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0108】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第29行(m=29)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{−1、7、144、−1、−1、16、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0109】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第30行(m=30)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{25、−1、−1、−1、57、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0110】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第31行(m=31)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{−1、−1、37、−1、−1、139、−1、221、−1、17、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0111】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第32行(m=32)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{−1、201、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、46、−1、−1、−1}であることができる。
【0112】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第33行(m=33)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{179、−1、−1、−1、−1、14、−1、−1、−1、−1、−1、−1、116、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0113】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第34行(m=34)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{−1、−1、46、−1、−1、−1、−1、2、−1、−1、106、−1、−1、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0114】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第35行(m=35)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{184、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、135、141、−1、−1、−1}であることができる。
【0115】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第36行(m=36)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{−1、85、−1、−1、−1、225、−1、−1、−1、−1、−1、175、−1、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0116】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第37行(m=37)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{178、−1、112、−1、−1、−1、−1、106、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0117】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第38行(m=38)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、154、−1、−1、114、−1、−1、−1}であることができる。
【0118】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第39行(m=39)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{−1、42、−1、−1、−1、41、−1、−1、−1、−1、−1、105、−1、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0119】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第40行(m=40)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{167、−1、−1、−1、−1、−1、−1、45、−1、−1、−1、−1、189、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0120】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第41行(m=41)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{−1、−1、78、−1、−1、−1、−1、−1、−1、−1、67、−1、−1、180、−1、−1、−1}であることができる。
【0121】
基本行列(Hb)に属するC行列(C)の第42行(m=42)内で基本行列(Hb)の第1列乃至第17列(n=1,…,17)に相応する成分(Vm,n)は{−1、53、−1、−1、−1、215、−1、−1、−1、−1、−1、230、−1、−1、−1、−1、−1}であることができる。
【0122】
参考として、この実施例による
図7bに示されたC行列の一部は以下の表3の通りである。
【0124】
図8a及び
図8bは本発明の実施例による基本行列に属するD行列を示す。
【0125】
図1乃至
図8aを参照すると、基本行列(Hb)に属するD行列(D)は基本行列(Hb)の第8行乃至第25行(m=8,…,25)内で基本行列(Hb)の第18列乃至第52列(n=18,…,52)に相応する多数の成分を含むことができる。
【0126】
図1乃至
図7及び
図8bを参照すると、基本行列(Hb)に属するD行列(D)は基本行列(Hb)の第26行乃至第42行(m=26,…,42)内で基本行列(Hb)の第18列乃至第52列(n=18,…,52)に相応する多数の成分を含むことができる。
【0127】
図8aに示された18個の対角成分は、以下の数5を満たす複数の行(m=8,…,25)と複数の列(n=18,…,52)により定められた複数の位置に相応する複数の成分であると理解できる。
【0128】
同様に、
図8bに示された17個の対角成分は、以下の数5を満たす行(m=26,…,42)と列(n=18,…,52)により定められた位置に相応する成分であると理解できる。
【0130】
図9はこの実施例によるLDPC符号のパリティ検査行列に基づいて符号化を行う方法を示すフローチャートである。
【0131】
図1乃至
図9を参照すると、S910段階において、この実施例による端末はLDPC符号のパリティ検査行列を生成できる。
【0132】
この実施例によるパリティ検査行列は特性行列(characteristic matrix)に相応することができる。特性行列は入力データのための最大10個の情報列を含む。
【0133】
特性行列の各成分は、基本行列(base matrix)内で特性行列の成分に対応する位置の成分とリフト値(lifting value)との間のモジュロ(modulo)演算により定められたシフトインデックス(shift index)値に相応する。また、基本行列は42×52行列である。上述したように、基本行列は上記
図5のような形態で定められることができる。
【0134】
この明細書において、リフト値は入力データの長さに連関する。この明細書において、リフト値は15、30、60、120及び240のうちのいずれか1つに決定される。
【0135】
この明細書の基本行列(Hb)に属するA行列(即ち、
図5のA)は、基本行列の第1行乃至第7行内で基本行列の第1列乃至第17列に相応する多数の成分を含むことができる。この場合、A行列(即ち、
図5のA)の多数の成分は上述した
図6に相応する。
【0136】
この明細書の基本行列(Hb)に属するB行列(即ち、
図5のB)は、基本行列の第1行乃至第7行内で基本行列の第18列乃至第52列に相応する多数の成分を含むことができる。
【0137】
具体的には、基本行列(Hb)の第1行内で基本行列の第18列乃至第52列に相応する全ての成分は’−1’であることができる。基本行列の第2行内で基本行列の第18列乃至第52列に相応する全ての成分は’−1’であることができる。基本行列の第3行内で基本行列の第18列乃至第52列に相応する全ての成分は’−1’であることができる。基本行列の第4行内で基本行列の第18列乃至第52列に相応する全ての成分は’−1’であることができる。
【0138】
基本行列の第5行内で基本行列の第18列乃至第52列に相応する全ての成分は'−1'であることができる。基本行列の第6行内で基本行列の第18列乃至第52列に相応する全ての成分は'−1'であることができる。基本行列の第7行内で基本行列の第18列乃至第52列に相応する全ての成分は'−1'であることができる。
【0139】
この明細書の基本行列(Hb)に属するC行列(即ち、
図5のC)は、基本行列の第8行乃至第42行内で基本行列の第1列乃至第17列に相応する多数の成分を含むことができる。C行列(即ち、
図5のC)の多数の成分は上述した
図7a及び7bに相応する。
【0140】
この明細書の基本行列(Hb)に属するD行列(即ち、
図5のD)は、基本行列の第8行乃至第42行内で基本行列の第18列乃至第52列に相応する多数の成分は35×35サイズの単位行列(Identity matrix)の全ての成分に相応することができる。
【0141】
但し、上記数3のモジュロ演算は、基本行列内で特性行列に対応する成分が0以上の整数である場合に行われる。
【0142】
基本行列内で対応する成分が−1である場合、数3のモジュロ演算は行われず、−1が特性行列の成分として定められる。この明細書において、基本行列(Hb)内で対応する成分が'−1'である場合、該当成分はゼロ行列に相応することができる。
【0143】
例えば、シフトインデックス値が‘0’又は'1'以上の自然数であると、特性行列の各成分はZc×Zcサイズの単位行列(identity matrix)に相応することができる。また、単位行列の全ての成分はシフトインデックス値によって右側にシフトされる。
【0144】
S920の段階において、この実施例による端末はパリティ検査行列を用いて入力データに対する符号化を行うことができる。
【0145】
図1乃至
図9に示されたこの実施例が適用されると、
図5における単一の基本行列(base matrix)に基づいて情報ビットの長さによって
図4の特性行列のシフトインデックス値が変更される場合、待ち時間(latency)の観点で向上した性能を有するLDPC符号のパリティ検査行列(例えば、
図3)を得ることができる。
【0146】
図10は本発明の他の実施例により2つのタイプのパリティ検査行列のうちのいずれか1つに基づいて伝送ブロックに対する復号化手順を行う過程を示すフローチャートである。
【0147】
図10の実施例によれば、46×68サイズの基本行列に基づく第1パリティ検査行列が定義される。例えば、第1パリティ検査行列は第1最大情報ビット値(例えば、8448)を有することができる。
【0148】
また、
図10の実施例によれば、42×52サイズの基本行列に基づく第2パリティ検査行列が定義される。例えば、第2パリティ検査行列は第2最大情報ビット値(例えば、3840)を有することができる。この場合、42×52サイズの基本行列に基づく第2パリティ検査行列は上記
図1乃至
図9に示した内容に基づいて理解できる。
【0149】
この明細書において、符号率(R)を有する伝送ブロック(TB)の初期伝送と同一の伝送ブロック(TB)の再伝送時には、所定の規則に基づく第1パリティ検査行列又は第2パリティ検査行列が決定される。
【0150】
S1010段階において、端末は受信されたDCI(downlink control information)によるMCSインデックスから導き出された符号率(R)が予め決定された値(例えば、0.25)以下であるか否かを判断できる。もし、MCSインデックスから導き出された符号率(R)が予め決定された値以下であると、S1020段階が行われる。
【0151】
S1020段階において、端末は42×52サイズの基本行列に基づく第2パリティ検査行列に基づいてコードブロック(CB)を復号する。
【0152】
S1010段階において、MCSインデックスから導き出された符号率(R)が所定の値を超えると判断された時には、S1030段階が行われる。
【0153】
S1030段階において、端末は46×68サイズの基本行列に基づく第1パリティ検査行列に基づいてコードブロック(CB)を復号する。
【0154】
端末によるエンコーディング又はデコーディング手順に用いられるパリティ検査行列として第1パリティ検査行列又は第2パリティ検査行列のうちのどちらが適用されるかは、符号率又は伝送ブロック(TB)のサイズ又はコードブロック(CB)のサイズ又は端末に提供されるサービス又は端末が信号を受信する部分帯域(partial band)の種類によって変化する。
【0155】
図11は本発明の他の実施例によるLDPC符号のパリティ検査行列に基づいてコードブロックセグメンテーションを行う方法に関するフローチャートである。
【0156】
図11の実施例によれば、46×68サイズの基本行列に基づく第1パリティ検査行列が定義される。第1パリティ検査行列は第1最大情報ビット値(例えば、8448)を有することができる。例えば、第1最大情報ビット値(例えば、8448)は第1パリティ検査行列に基づいて符号化可能な入力データの長さを意味する。
【0157】
また、
図11の実施例によれば、42×52サイズの基本行列に基づく第2パリティ検査行列が定義される。第2パリティ検査行列は第2最大情報ビット値(例えば、3840)を有することができる。例えば、第2最大情報ビット値(例えば、3840)は第2パリティ検査行列に基づいて符号化可能な入力データの長さを意味する。
【0158】
この場合、42×52サイズの基本行列に基づく第2パリティ検査行列は、上記
図1乃至
図9に示された内容に基づいて理解できる。
【0159】
図10及び
図11を参照すると、S1110段階において、端末は伝送ブロックに対する符号率(code rate)に基づいて第1最大情報ビット値を有する第1パリティ検査行列及び第2最大情報ビット値を有する第2パリティ検査行列のうちのいずれか1つを伝送ブロックの符号化のためのパリティ検査行列として決定できる。
【0160】
図10の簡潔かつ明確な説明のために、例示的に伝送ブロックに対する符号率が所定の値(例えば、0.25)以下である場合を仮定する。この仮定により、端末は伝送ブロックの符号化のためのパリティ検査行列として第2パリティ検査行列を決定できる。
【0161】
パリティ検査行列として第2パリティ検査行列が決定された時、手順はS1120段階に進む。
図11に示されていないが、パリティ検査行列として第2パリティ検査行列が決定される時、端末は伝送ブロックに16ビットで構成された第2CRCを付加できる。
【0162】
もしパリティ検査行列として第1パリティ検査行列が決定された時には、手順が終了されることができる。
図11に示されていないが、パリティ検査行列として第1パリティ検査行列が決定された時、端末は伝送ブロックに24ビットで構成された第2CRCを付加できる。
【0163】
S1120段階において、端末は第2パリティ検査行列の第2最大情報ビット値に基づいて伝送ブロックに対するコードブロックセグメンテーションを行うことができる。例えば、コードブロックセグメンテーションが行われると、前記伝送ブロックから少なくとも2つのコードブロックが得られる。S1120段階のコードブロックセグメンテーションは伝送ブロックの長さが前記第1最大情報ビット値を超えても第2最大情報ビット値に基づいて行われることができる。
【0164】
例えば、端末は基地局と所定の規則に従って第1パリティ検査行列又は第2パリティ検査行列の適用有無を把握できる。また、端末はこれに基づいてコードブロック(CB)及び/又は伝送ブロック(TB)に適用されたCRCが第1タイプのCRCであるか或いは第2タイプのCRCであるかを判断できる。
【0165】
上記の一例において、上りリンク(UL)の伝送時に符号率が導き出される場合、CQIのように多重化される情報により占められるリソース(RE)は、符号率の計算過程から除外されることができる。またACK/NACKのようにパンクチャリングされる情報により占められるリソースが考慮された状態で各々のコードブロック(CB)に適用される符号率が計算される。
【0166】
図12は本発明の他の実施例によるパリティ検査行列に基づいてデコーディング手順を行う方法に関するフローチャートである。
【0167】
図12の実施例によれば、46×68サイズの基本行列に基づく第1パリティ検査行列が定義される。例えば、第1パリティ検査行列は第1最大情報ビット値(例えば、8448)を有することができる。
【0168】
また、
図12の実施例によれば、42×52サイズの基本行列に基づく第2パリティ検査行列が定義される。例えば、第2パリティ検査行列は第2最大情報ビット値(例えば、3840)を有することができる。この場合、42×52サイズの基本行列に基づく第2パリティ検査行列は上記
図1乃至
図9に示された内容に基づいて理解できる。
【0169】
図10乃至
図12を参照すると、S1210段階において、端末はDCIが再伝送スケジューリングを指示するか否かを判断できる。もしDCIが再伝送スケジューリングを指示しない場合、手順が終了される。もしDCIが再伝送スケジューリングを指示する場合(即ち、New Data Indicatorがtoggleされない場合、或いはNew Data Indicatorが‘0’に設定される場合)、手順はS1220段階に進む。
【0170】
S1220段階において、端末は伝送ブロックが初期に受信された時に適用されたパリティ検査行列に基づいてデコーディング手順を行うことができる。この場合、パリティ検査行列は第1パリティ検査行列又は第2パリティ検査行列である。
【0171】
具体的には、端末は再伝送プロセスIDにマッピングされる伝送ブロック(TB)を最初に受信した場合(即ち、New Data Indicatorがtoggleされる場合、或いはNew Data Indicatorが1’に設定された場合)に相応するパリティ検査行列に基づいてデコーディング手順を行うことができる。