(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0017】
実施例の構造、製造及び使用が詳細に以下で議論される。しかし、本開示は幅広い具体的な状況に具現できる多くの適用可能な発明の概念を提供することが認識されるべきである。議論される具体的な実施例は、本発明を制作及び使用するための具体的な方法の単なる例示であり、本発明の範囲を限定するものではない。
【0018】
前述のように、キャリアアグリゲーション及びキャリア選択は、所与のモバイルデバイスに利用可能な有効帯域幅を増加させるために複数のコンポーネントキャリアを利用する技術である。ここで使用される「コンポーネントキャリア」という用語は、送信機から受信機へのチャネル又はキャリアを示す。「キャリア」、「コンポーネントキャリア」、「集約されたキャリア」及び「集約されたコンポーネントキャリア」、「サービングセル」、「PCell又はSCellのうち1つ」、「PCC又はSCCのうち1つ」という用語は、この開示を通じて同義的に使用される。
【0019】
キャリア選択/アグリゲーション中に、モバイルデバイスは、集約されたコンポーネントキャリアのセットを割り当てられてもよく、基地局は、所与の時間にこれらのキャリアのうち1つ以上の上で下りリンクシグナリングを送信してもよい。移動局は、コンポーネントキャリアのそれぞれの上でサウンディング参照信号(SRS)シンボルを送信する必要があってもよく、それにより、基地局は、ペアでないスペクトル(unpaired spectrum)、例えば、TDDキャリア又はアンライセンススペクトル若しくは高周波数スペクトルにおける通信のように、特にチャネル相反性(channel reciprocity)が当てはまる場合、所与のコンポーネントキャリアのためのチャネル推定を生成できる。チャネル推定は、コンポーネントキャリアのどれで下りリンク送信を実行するかを選択するため、且つ下りリンク信号(シグナリング)を送信するために使用されるパラメータを選択するために使用されてもよい。
【0020】
いくつかのシナリオでは、UEは、UEの送信(transmit, TX)チェーン数、又はUEの電力制限若しくはPA制限、又はUEのRF及び/又はベースバンドにおける他の制限、又は標準仕様における制限等のため、UEに割り当てられた集約されたコンポーネントキャリアのセット内の全てのコンポーネントキャリア上で上りリンクシグナリングを同時に送信できなくてもよい。このようなシナリオでは、UEは、コンポーネントキャリアの全ての上でSRSシンボルを送信するために、SRS切り替えを実行する必要があってもよい。特に、UEは、初期期間中に現在のコンポーネントキャリア上でSRSシンボルを送信し、現在のコンポーネントキャリアからターゲットコンポーネントキャリアに切り替え、次に、後の期間中に現在のキャリア上で他のSRSシンボルを送信してもよい。ここで使用される「現在のコンポーネントキャリア」という用語は、SRS切り替え操作中にUEが遷移している元のコンポーネントキャリアを示し、「ターゲットコンポーネントキャリア」という用語は、SRS切り替え操作中にUEが切り替えている先のコンポーネントキャリアを示す。
【0021】
この開示の態様は、キャリアアグリゲーション/選択中にSRS切り替えを容易にするための実施例のシグナリング技術、フォーマット及び方式を提供する。
【0022】
ここでの実施例のSRS切り替え技術は、時分割複信(time division duplexed, TDD)チャネル、周波数分割複信(frequency division duplexed, FDD)チャネル、又はTDD及びFDDの双方であるチャネルにおいて適用されてもよいことが認識されるべきである。これらの実施例は、無線ファイバからX(WTTx)システム等のような様々な商用システムにおいて使用されてもよい。
【0023】
図1は、データを通信するためのネットワーク100を示す。ネットワーク100は、カバレッジエリア101を有するUE(又は端末若しくはデバイス等)110と、基地局120と、バックホールネットワーク130とを含む。基地局120は、基地局、拡張型基地局(eNB)、5G gNB、フェムトセル、スモールセル、ピコセル、送信ポイント(transmission point, TP)、送受信ポイント(transmission-reception point, TRP)及び他の無線可能なデバイスのように、とりわけUE110との上りリンク(破線)及び/又は下りリンク(点線)接続を確立することにより、無線アクセスを提供できるいずれかのコンポーネントを含んでもよい。UE110は、基地局120と無線接続を確立できるいずれかのコンポーネントを含んでもよい。バックホールネットワーク130は、データが基地局120とリモートエンド(図示せず)との間で交換されることを可能にするいずれかのコンポーネント又はコンポーネントの集合でもよい。いくつかの実施例では、ネットワーク100は、中継器、フェムトセル等のような様々な他の無線デバイスを含んでもよい。
【0024】
いくつかの状況では、キャリアアグリゲーション/切り替え送信方式のために集約されたコンポーネントキャリアのセットを割り当てられたUEは、割り当てられた集約されたコンポーネントキャリアのセット内の全てのコンポーネントキャリア上で上りリンク信号を同時に送信できなくてもよい。
図2は、キャリアアグリゲーション/切り替え送信をサポートするためのネットワーク200の図である。図示のように、UEは、基地局220に関連するコンポーネントキャリア241-249を含む集約されたコンポーネントキャリアのセット240を割り当てられる。集約されたコンポーネントキャリアのセット240内の各コンポーネントキャリアは、異なるキャリア周波数(又は中心周波数)(例えば、f1、f2、...f9)を有する。ラベル(f1、f2、...f5、f6、f7、...f9)は、コンポーネントキャリア241-249のそれぞれが異なるサブキャリア周波数帯域を有することを示すが、これらのラベルは、周波数領域において、これらの対応するサブキャリア周波数が隣接しているか、さもなければ相互に連続していることを意味しないことが認識されるべきである。異なるキャリアは、同じ帯域内、すなわち、帯域内CAでもよく、或いは異なる帯域内、すなわち、帯域間CAでもよい。
【0025】
UE210は、キャリアアグリゲーション及び/又はキャリア選択送信方式に従って、集約されたコンポーネントキャリアのセット240内のコンポーネントキャリア241-249のうち1つ以上の上で、基地局220から下りリンク信号を受信し、及び/又は上りリンク信号を基地局220に送信してもよい。キャリアアグリゲーション/選択をサポートするために、基地局220は、コンポーネントキャリア241-249上で計算されたSRSシンボルに基づいてチャネル推定を周期的又は非周期的に実行する必要があってもよく、結果のチャネル推定は、コンポーネントキャリア241-249のどれが上りリンク/下りリンクデータ送信に使用されるかを決定するため、且つこれらの上りリンク/下りリンクデータ送信のための送信パラメータ(ビームフォーミング又はプリコーディングパラメータ等)を選択するために、基地局220により使用されてもよい。基地局により生成されたチャネル推定パラメータは、UEにより生成されてフィードバックされたチャネル推定パラメータより正確でもよいことが認識されるべきである。したがって、UE210は、コンポーネントキャリア241-249上でSRSシンボル261-269を送信する必要があってもよい。いくつかのシナリオでは、UE210は、集約されたコンポーネントキャリアのセット240内の全てのコンポーネントキャリア上で上りリンクシグナリングを同時に送信できなくてもよく、その結果、SRS切り替えを実行する必要があってもよい。他のシナリオでは、集約されたコンポーネントキャリアのセット240内の集約されたコンポーネントキャリアのセット内の1つ以上のキャリアは、PUSCH/PUCCH送信をサポートせず、SRSシンボル送信をサポートするように設定されてもよく、一方で、集約されたコンポーネントキャリアのセット240内の他のキャリアは、SRSシンボル送信及びPUSCH/PUCCH送信の双方をサポートするように設定される。このようなシナリオでは、UE210は、PUSCH/PUCCH送信をサポートしないコンポーネントキャリア上でSRSシンボルを周期的又は非周期的に送信するために、SRS切り替えを実行する必要があってもよい。このように、UE210が集約されたコンポーネントキャリアのセット240内の全てのコンポーネントキャリア上で上りリンク信号を同時に送信できるときであっても、SRS切り替えが生じてもよく、この場合、SRS切り替えに関連する上りリンクRF周波数合わせ遅延は存在しなくてもよい。このシナリオは、この出願の他のセクション、例えば、
図6、15等の説明において図示/議論される集約されたコンポーネントキャリアのセットにも適用可能である。
【0026】
この開示の態様は、キャリアアグリゲーション/選択中にSRS切り替えを容易にするための実施例のシグナリング技術、フォーマット及びプロトコルを提供する。一実施例では、無線リソース制御(radio resource control, RRC)メッセージが、周期的SRS設定パラメータ/命令をUEにシグナリングするために使用される。
図3は、周期的SRS切り替えスケジュールを設定するためにRRCメッセージを通信するための実施例の通信シーケンス300を示す。この例では、基地局220は、周期的SRS切り替えパラメータを指定するRRCメッセージ321をUE210に送信する。次に、UE210は、周期的SRS切り替えスケジュールを設定するために周期的SRS切り替えパラメータを使用し、周期的SRS切り替えスケジュールに従って、周期的間隔のシーケンス内の異なる間隔中にコンポーネントキャリア341上でSRSシンボル361、371、381を送信する。さらに、UE210は、コンポーネントキャリア342上でのSRSシンボル362と、コンポーネントキャリア345上でのSRSシンボル375とを送信する。この例では、SRSシンボル362は、コンポーネントキャリア341上のSRSシンボル361及び371のそれぞれの送信の中間で、コンポーネントキャリア342上で送信され、SRSシンボル375は、コンポーネントキャリア341上のSRSシンボル371及び381のそれぞれの送信の中間で、コンポーネントキャリア345上で送信される。他の例も可能である。SRSシンボル362は、コンポーネントキャリア342上の一連の周期的送信のうち1つでもよい。代替として、SRSシンボル362は、コンポーネントキャリア342上でのコンポーネントキャリア上での非周期的送信でもよい。同様に、SRSシンボル375は、コンポーネントキャリア345上の一連の周期的送信のうち1つ、又はコンポーネントキャリア345上での非周期的送信のいずれかでもよい。いくつかの例では、周期的SRSシンボルは、「トリガータイプ0 SRS」と呼ばれてもよく、非周期的SRSシンボルは、「トリガータイプ1 SRS」と呼ばれてもよい。周期的SRSシンボルであるという事実は、一般的に周期的なスケジュールに従って送信されることであり、周期的SRSシンボルが「トリガータイプ0 SRS」と呼ばれてもよいという事実は、周期的SRSシンボルが非周期的に発生するイベント(例えば、DCIメッセージ等)により何らかの形で「トリガー」されることを意味するのではないことが認識されるべきである。いくつかの実施例では、PUSCHシグナリングをサポートしない各コンポーネントキャリアは、SRS切り替え操作のためにPUSCHシグナリングをサポートする他のコンポーネントキャリアに関連する。このような実施例では、SRS送信がPUSCHシグナリングをサポートしないコンポーネントキャリア上で実行される期間中に、SRS送信は、PUSCHシグナリングをサポートするコンポーネントキャリア上で許可されなくてもよく、逆も同様である。非周期的SRSシンボル送信をトリガーするための技術は、より詳細に以下で議論する。
【0027】
前述のように、RRCメッセージ321は、周期的SRS切り替えパラメータを搬送するか、さもなければ指示する。周期的SRS切り替えパラメータは、周期的間隔のシーケンス内の連続する間隔の間の期間のような周期的SRS切り替えスケジュールを生成するか、さもなければ変更するために使用できるいずれかのパラメータでもよい。RRCメッセージ321は、他のSRSパラメータも指定してもよい。一例では、RRCメッセージ321は、UEがSRSシンボルを送信するサブフレーム内の直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexed, OFDM)又はシングルキャリア周波数分割多元接続(single-carrier frequency-division multiple access, SC-FDMA)シンボル位置を指定する。他の例では、RRCメッセージ321は、所与の間隔又は一連の間隔中に送信されるべきSRSシンボル数及び/又はSRS送信パラメータ(例えば、SRSシンボルのための送信電力レベル等)を指定する。
図4は、UEにより実行されてもよい、周期的SRS切り替えスケジュールに従ってSRSシンボルを送信するための実施例の方法400のフローチャートである。ステップ410において、UEは、周期的SRS設定パラメータを指定する無線リソース制御(RRC)メッセージを受信する。ステップ420において、UEは、RRCメッセージにより指定された周期的SRS設定パラメータに基づいて、周期的SRS切り替えスケジュールを設定する。ステップ430において、UEは、周期的SRS切り替えスケジュールに従って、周期的間隔のシーケンス内の周期的間隔中にコンポーネントキャリア上でSRSシンボルを送信する。
【0028】
図5は、基地局により実行されてもよい、周期的SRS切り替えスケジュールに従ってチャネル推定を実行するための実施例の方法500のフローチャートである。ステップ510において、基地局は、周期的SRS設定パラメータを指定する無線リソース制御(RRC)メッセージをUEに送信する。ステップ520において、基地局は、RRCメッセージにより指定された周期的SRS設定パラメータに従って、周期的間隔のシーケンス中にコンポーネントキャリア上でSRSシンボルを受信する。ステップ530において、基地局は、コンポーネントキャリア上で受信したSRSシンボルに従って、コンポーネントキャリア上でチャネル推定を実行する。
【0029】
下りリンク制御情報(Downlink Control Information, DCI)メッセージも、SRS設定パラメータ/命令をUEにシグナリングするために使用されてもよい。
図6は、SRS送信のための送信パラメータ(例えば、電力制御パラメータ)を指定又は指示するため、或いは非周期的SRSシンボル送信をトリガーするために、DCIメッセージを通信するための実施例の通信シーケンス600を示す。図示のように、基地局220は、DCIメッセージ622をUE210に送信する。DCIメッセージ622は、SRS設定パラメータを指定する。DCIメッセージ622を受信した後に、UE210は、DCIメッセージ622により指定されたSRS設定パラメータに従って、コンポーネントキャリア642上でSRSシンボル672を送信する。DCIメッセージ622は、コンポーネントキャリア642上で送信されていてもよい。代替として、DCIメッセージ622は、異なるコンポーネントキャリア上で送信されていてもよい。
【0030】
一例では、DCIメッセージ622は、コンポーネントキャリア642上でのSRSシンボル672の送信をトリガーする。このような例では、DCIメッセージ622は、コンポーネントキャリア642上で通信されていてもよい。代替として、DCIメッセージ622は、コンポーネントキャリア641、645のうち1つの上で(例えば、PUCCH及び/又はPUSCH送信のために設定されたプライマリセル又はプライマリコンポーネントキャリア(primary component carrier, PCC)上で)通信されていてもよく、この場合、DCIメッセージ622は、コンポーネントキャリア642上のSRSシンボル672のキャリア間送信をトリガーする。
【0031】
DCIメッセージ622は、UE210に対して、コンポーネントキャリア641上でのSRSシンボル671及びSRSシンボル681の送信の中間でSRSシンボル672を送信するように命令していてもよい。例えば、UE210は、周期的SRS切り替えスケジュールに従って、コンポーネントキャリア641上でSRSシンボル661、671、681を送信していてもよく、DCIメッセージ622は、UE210に対して、コンポーネントキャリア641上での周期的送信の中間で、コンポーネントキャリア642上での非周期的SRS送信を実行するように命令してもよい。このように、DCIメッセージ622は、UE210に対して、SRSシンボル671の送信の後にコンポーネントキャリア641からコンポーネントキャリア642に切り替え、コンポーネントキャリア642上でSRSシンボル672を送信し、次に、コンポーネントキャリア641に切り戻すように促してもよく、それにより、SRSシンボル681は、次の利用可能な周期的間隔中に送信できる。これは、UE210の上りリンク無線周波数(radio frequency, RF)周波数合わせ遅延が、UE210が連続する周期的間隔の中間でSRS切り替え操作を実行することを許可するか否かに依存して、周期的間隔のSRSシンボル681の送信を遅延させることを伴ってもよく、或いは伴わなくてもよい。DCIメッセージ622は、非周期的SRS送信をトリガーする代わりに(或いはそれに加えて)、他の種類のSRS設定パラメータを指示してもよい。例えば、DCIメッセージ622は、SRSシンボル672の送信パラメータ、例えば、SRS送信電力レベル等を指定してもよい。
【0032】
図7は、UEにより実行されてもよい、非周期的SRS送信を実行するための実施例の方法700のフローチャートである。ステップ710において、UEは、下りリンク制御情報(DCI)メッセージを求めて物理下りリンク制御チャネル(physical downlink control channel, PDCCH)を監視する。ステップ720において、UEは、SRS設定パラメータを指定するDCIメッセージを検出する。ステップ730において、UEは、DCIメッセージにより指定されたSRS設定パラメータに従って、コンポーネントキャリア上でSRSシンボルを送信する。
【0033】
図8は、基地局により実行されてもよい、非周期的SRS送信に従ってチャネル推定を実行するための実施例の方法800のフローチャートである。ステップ810において、基地局は、SRS設定パラメータを指定する下りリンク制御情報(DCI)メッセージをUEに送信する。ステップ820において、基地局は、SRS設定パラメータに従って、コンポーネントキャリア上でSRSシンボルを受信する。ステップ830において、基地局は、SRSシンボルに従って、コンポーネントキャリアのためのチャネル推定を生成する。
【0034】
DCIメッセージは、典型的には、ブラインド検出と呼ばれるプロセスを通じてUEにより復号化される。ブラインド検出は、明示的な制御シグナリングを送出する必要なく、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)内のどの制御チャネル要素(control channel element, CCE)のセットがUEのためのDCIメッセージを搬送するかをUEが検出することを可能にすることにより、ネットワークオーバーヘッドを低減する。一般的に、UEは、既知のDCIフォーマットに従って異なる制御チャネル要素(CCE)のセットを復号化することを試みることにより、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)の検索空間内でブラインド検出を実行する。SRS切り替えは新たな技術であるため、多くのUEは、どのDCIフォーマットが特定のSRS設定パラメータ/命令に関連するかを認識しなくてもよい。この開示の実施例は、SRSパラメータに関連するDCIメッセージフォーマットをUEに通知するために、RRCメッセージを使用する。これは、UEがDCIフォーマットを求めて物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)を監視し、それに従ってこれらのSRS送信/切り替え操作を変更することを可能にする。
【0035】
図9は、PDCCH上でSRS設定パラメータをシグナリングするために使用されるDCIフォーマットをUEに通知するために、RRCメッセージを使用するための実施例の通信シーケンス900を示す。図示のように、基地局220は、RRCメッセージ921をUE210に送信する。RRCメッセージ921は、DCIメッセージフォーマットが特定のSRSシグナリング命令に関連することを設定する。例えば、RRCメッセージ921は、SRS送信電力レベルを指示するための特定のDCIメッセージフォーマットを指定してもよい。他の例として、RRCメッセージ921は、DCIメッセージを送信するために使用される同じコンポーネントキャリア上でのSRSシンボル送信をトリガーするための特定のDCIメッセージフォーマットを指定してもよい。更に他の例として、RRCメッセージ921は、DCIメッセージを送信するために使用されるものと異なるコンポーネントキャリア上でのSRSシンボルのキャリア間送信をトリガーするための特定のDCIメッセージフォーマットを指定してもよい。更に他の例として、RRCメッセージ921は、同じ或いは異なるCCのため、1つ又は複数のCCのため、1つ又は複数のUEのための、SRSシンボル送信及び関連するSRS送信電力レベルをトリガーするための特定のDCIメッセージフォーマットを指定してもよい。その後、基地局220は、RRCメッセージ921により指示されたDCIフォーマットを有するDCIメッセージ922をUE210に送信する。UE210は、RRCメッセージ921により指示されたDCIメッセージフォーマットを求めてPDCCHを監視することにより、DCIメッセージ922を検出し、DCIメッセージ922に関連するSRS設定パラメータに従ってコンポーネントキャリア942上でSRSシンボル972を送信する。DCIメッセージ922は、コンポーネントキャリア942又は異なるコンポーネントキャリア上で送信されていてもよい。
【0036】
図10は、UEにより実行されてもよい、PDCCH上で通信されたDCIメッセージフォーマットに基づいて非周期的SRS送信を実行するための実施例の方法1000のフローチャートである。ステップ1010において、UEは、SRSパラメータをシグナリングするための下りリンク制御情報(DCI)メッセージフォーマットを指定する無線リソース制御(RRC)メッセージを受信する。ステップ1020において、UEは、RRCメッセージにより指定されたDCIメッセージフォーマットを求めて物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)を監視する。ステップ1030において、UEは、PDCCH内でDCIメッセージフォーマットを有するDCIメッセージを検出する。ステップ1040において、UEは、DCIメッセージフォーマットに関連するSRS設定パラメータに従って、コンポーネントキャリア上でSRSシンボルを送信する。
【0037】
図11は、基地局により実行されてもよい、SRS送信に従ってチャネル推定を実行するための実施例の方法1100のフローチャートである。ステップ1110において、基地局は、SRSパラメータをシグナリングするための下りリンク制御情報(DCI)メッセージフォーマットを指定する無線リソース制御(RRC)メッセージを送信する。ステップ1120において、基地局は、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)上でDCIフォーマットを有するDCIメッセージを送信する。ステップ1130において、基地局は、SRS設定パラメータに従って、コンポーネントキャリア上でSRSシンボルを受信する。ステップ1140において、基地局は、SRSシンボルに従って、コンポーネントキャリアのためのチャネル推定を生成する。
【0038】
異なるUEは、異なる上りリンクキャリアアグリゲーション能力を有してもよい。例えば、いくつかのUEは、異なる数のコンポーネントキャリア上で上りリンク信号の送信及び/又は下りリンク信号の受信を同時に行うことができてもよい。さらに、UEは、異なる上りリンクRF周波数合わせ遅延を有してもよい。RF周波数合わせ遅延は、RF周波数合わせ時間、RF周波数合わせギャップ、又はSRS切り替えに関してSRS切り替えギャップ、SRS切り替え時間等とも呼ばれてもよい。この開示の実施例は、基地局が、UEの上りリンクキャリアアグリゲーション能力に基づいて、所与のUEのための上りリンクキャリア切り替え設定を調整することを可能にする。
【0039】
図12は、UEの上りリンクキャリアアグリゲーション能力に基づいて、所与のUEのための上りリンクキャリア切り替え設定を割り当てるための実施例の通信シーケンス1200を示す。図示のように、UE210は、上りリンクキャリアアグリゲーション能力1221を基地局220に報告する。上りリンクキャリアアグリゲーション能力1221は、UE210が上りリンク信号を同時に送信できるコンポーネントキャリア数及び/又はUE210の上りリンクRF周波数合わせ遅延を指定してもよい。次に、基地局220は、上りリンクキャリアアグリゲーション能力1221に基づいて、上りリンクキャリア切り替え設定1222をUEに割り当て、上りリンクキャリア切り替え設定1222を送出してもよい。上りリンクキャリア切り替え設定1222は、高レイヤシグナリングチャネル(例えば、RRCメッセージ内)、媒体アクセス制御(media access control, MAC)シグナリングチャネル又はPDCCH(例えば、DCIメッセージ内)を介するような、様々な方法で通信されてもよい。受信すると、UEは、上りリンクキャリア切り替え設定1222に従って、コンポーネントキャリア1241、1242、1245上でSRSシンボル1261、1262、1263を送信してもよい。
【0040】
図13は、基地局により実行されてもよい、UEの上りリンクキャリアアグリゲーション能力に基づいて、上りリンクキャリア切り替え設定をUEに割り当てるための実施例の方法1300のフローチャートである。ステップ1310において、基地局は、UEの上りリンクキャリアアグリゲーション能力を示す上りリンク制御信号を受信する。ステップ1320において、基地局は、UEのキャリアアグリゲーション能力に基づいて、上りリンクキャリア切り替え設定をUEに割り当てる。ステップ1330において、基地局は、UEに対して、上りリンクキャリア切り替え設定に基づいて集約されたコンポーネントキャリアのセット上でSRSシンボルを送信するように命令する下りリンク制御信号を送出する。
【0041】
図14は、UEにより実行されてもよい、コンポーネントキャリア上でSRS送信を実行するための実施例の方法1400のフローチャートである。ステップ1410において、UEは、UEの上りリンクキャリアアグリゲーション能力を示す上りリンク制御信号を送信する。ステップ1420において、UEは、基地局から上りリンクキャリア切り替え設定を受信する。ステップ1430において、UEは、上りリンクキャリア切り替え設定に従って、コンポーネントキャリア上でSRSシンボルを送信する。
【0042】
いくつかの実施例では、UEは、異なる基地局に関連する異なる集約されたコンポーネントキャリアのセットを割り当てられてもよい。
図15は、UE210が基地局220に関連する集約されたコンポーネントキャリアのセット1540と、基地局230に関連する集約されたコンポーネントキャリアのセット1550とを割り当てられるネットワーク1500の図である。集約されたコンポーネントキャリアのセット1540及び集約されたコンポーネントキャリアのセット1550内の各コンポーネントキャリアは、ラベル(f1、f2、...f5、f6、f7...f9)により示すように、異なるサブキャリア周波数を有する。ラベル(f1、f2、...f5、f6、f7、...f9)は、対応するコンポーネントキャリア1541-1545、1556-1557のサブキャリア周波数の間の関係/順序を意味するか、さもなければ示すのではないことが認識されるべきである。例として、コンポーネントキャリア1541は、いくつかの実施例ではコンポーネントキャリア1542より高いサブキャリア周波数を有してもよく、他の実施例ではコンポーネントキャリア1542より低いサブキャリア周波数を有してもよい。同様に、所与の集約されたコンポーネントキャリアのセット内のコンポーネントキャリアは、周波数領域において、必ずしも隣接しているか、さもなければ相互に連続しているとは限らない。例として、集約されたコンポーネントキャリアのセット1540内の個々のコンポーネントキャリア1541、1542、1545の1つ以上のサブキャリア周波数は、集約されたコンポーネントキャリアのセット1550内の個々のコンポーネントキャリア1551、1552、1555の1つ以上のサブキャリア周波数とインターリーブされてもよい。
【0043】
UE210は、キャリアアグリゲーション及び/又はキャリア選択送信方式に従って、集約されたコンポーネントキャリアのセット1540内のコンポーネントキャリア1541-1545のうち1つ以上の上で、基地局220から下りリンク信号を受信し、及び/又は上りリンク信号を基地局220に送信してもよい。同様に、UE210は、キャリアアグリゲーション及び/又はキャリア選択送信方式に従って、集約されたコンポーネントキャリアのセット1550内のコンポーネントキャリア1551-1555のうち1つ以上の上で、基地局230から下りリンク信号を受信し、及び/又は上りリンク信号を基地局230に送信してもよい。BS220、230は、高速バックホールを介して接続されてもよく、これは、キャリアアグリゲーション及び/又は多地点協調(coordinated multipoint, CoMP)送信に関するデータ及び/又は制御シグナリングを通信するために使用されてもよい。代替として、BS220及び230は、理想的ではないバックホールと接続されてもよく、シナリオは、デュアルコネクティビティのシナリオに対応しており、複数のTAGを有してもよい。双方がこの開示において検討される。
【0044】
基地局220、230は、どのコンポーネントキャリアが上りリンク/下りリンクデータ送信に使用されるかを選択するため、且つ上りリンク/下りリンクデータ送信のための送信パラメータを選択するために、(それぞれ)コンポーネントキャリア1541-1545及びコンポーネントキャリア1551-1555上でチャネル推定を周期的又は非周期的に実行する必要があってもよい。したがって、UE210は、(それぞれ)コンポーネントキャリア1541、1542、1545上でSRSシンボル1521、1522、1525を送信し、(それぞれ)コンポーネントキャリア1556、1557、1559上でSRSシンボル1566、1567、1569を送信する必要があってもよい。いくつかの実施例では、UE210は、集約されたコンポーネントキャリアのセット1540及び/又は集約されたコンポーネントキャリアのセット1550内の全てのコンポーネントキャリア上で上りリンクシグナリングを同時に送信できなくてもよく、その結果、SRS切り替えを実行する必要があってもよい。
【0045】
とりわけ、UE210と基地局220との間の伝搬遅延は、UE210と基地局230との間の伝搬遅延と異なってもよい。このため、コンポーネントキャリア
1566、1567、1569上での上りリンク送信は、コンポーネントキャリア1541、1542、1545上での上りリンク送信と異なるタイミングアドバンス(timing advance, TA)調整を必要としてもよい。一般的に、初期上りリンクTA調整値は、ランダムアクセス手順により決定される。特に、UE210は、一般的にランダムアクセスプリアンブルを基地局220、230に送信し、次に、これらは、ランダムアクセスプリアンブルに関連する伝搬遅延に基づいてそれぞれのTA値を推定し、TA値を指定する対応するランダムアクセス応答(random access response, RAR)をUE210に送出する。その後、UE210は、PUCCH及び/又はPUSCH上でSRSシンボル及び他のデータを送信するために初期TA値を使用し、基地局220、230は、SRSシンボルに従って測定された伝搬遅延に基づいて、TA値を絶えず更新する。
【0046】
SRSシンボル送信の前にランダムアクセスプリアンブル及び/又はRARメッセージを交換することは、SRSシンボル送信を過度に遅延させる可能性があるため、ランダムアクセス手順を実行しなければならないことは、SRS切り替え手順に有意な待ち時間を取り入れる可能性がある。SRS切り替え中のランダムアクセス手順に関連する待ち時間を軽減するために、基地局220は、デュアルコネクティビティ制約1522をUE210に送出する。デュアルコネクティビティ制約1522は、UE210が、期間のセット中に、集約されたコンポーネントキャリアのセット1540内のソースコンポーネントキャリアから、集約されたコンポーネントキャリアのセット1550内のターゲットコンポーネントキャリアに切り替えることを禁止し、逆も同様に行う。デュアルコネクティビティ制約1522は、基地局220により送信されるものとして示されているが、デュアルコネクティビティ制約は、基地局230又は別のネットワークコントローラのようないずれかのネットワーク側デバイスにより送信できることが認識されるべきである。
【0047】
一例では、UE210は、集約されたコンポーネントキャリアのそれぞれのセット1540、1550上で上りリンクシグナリングを送信するために異なる送信チェーン(TXチェーン)を使用することにより、これを達成する。例として、UE210は、コンポーネントキャリア1556、1557、1559上でSRSシンボル1566、1567、1569のどれを送信するためにもTXチェーン218を使用せず、(それぞれ)コンポーネントキャリア1541、1542、1545上でSRSシンボル1561、1562、1565を送信するために第1のTXチェーン219を使用してもよい。同様に、UE210は、集約されたコンポーネントキャリア1540のセット内のコンポーネントキャリア1541、1542、1545上でどのSRSシンボルを送信するためにもTXチェーン219を使用せず、(それぞれ)コンポーネントキャリア1555、1556、1559上でSRSシンボル1565、1566、1569を送信するためにTXチェーン219を使用してもよい。
【0048】
図16は、UEにより実行されてもよい、デュアルコネクティビティ制約に基づいて異なる集約されたコンポーネントキャリアのセット上でSRSシンボルを送信するための実施例の方法1600のフローチャートである。ステップ1610において、UEは、ネットワークコントローラからデュアルコネクティビティのセルグループ設定制約を指定する下りリンク制御信号を受信する。ステップ1620において、UEは、第1の送信チェーン(TXチェーン)を第2の基地局により監視されるターゲットコンポーネントキャリアに切り替えず、第1の基地局により監視されるコンポーネントキャリア上でSRSシンボルを送信するために第1のTXチェーンを使用する。ステップ1630において、UEは、第2のTXチェーンを第1の基地局により監視されるターゲットコンポーネントキャリアに切り替えず、第2の基地局により監視されるコンポーネントキャリア上でSRSシンボルを送信するために第2のTXチェーンを使用する。
【0049】
基地局220及び230の間の高速バックホールが存在しないとき、デュアルコネクティビティ制約が主として使用されてもよく、基地局220及び230の間の高速バックホール接続が存在するシナリオにおいて適用されなくてもよい。
【0050】
TX及び/又はRXチェーンがソースコンポーネントキャリアからターゲットコンポーネントキャリアに調整、切り替えられるとき、一般的に、ソースサブキャリア周波数からターゲットサブキャリア周波数へのTX又はRXチェーンのハードウェアコンポーネントを調整することに関連するRF周波数合わせ遅延が存在する。
【0051】
TXチェーン及びRXチェーンの双方がソースコンポーネントキャリアからターゲットコンポーネントキャリアに切り替えられる事例では、UEの下りリンクRF周波数合わせ遅延は、UEの上りリンクRF周波数合わせ遅延とほぼ等しくてもよい。
図17は、UE210が期間t3においてソースコンポーネントキャリアからターゲットコンポーネントキャリアに切り替えられる前及び直後に生じる送信の例を示す。この例では、UE210のRXチェーン214は、ソースコンポーネントキャリア上での下りリンク信号1714と、ターゲットコンポーネントキャリア上での下りリンク信号1724との双方を受信するために使用され、UE210のTXチェーン218は、ソースコンポーネントキャリア上での上りリンク信号1712と、ターゲットコンポーネントキャリア上での上りリンク信号1722との双方を送信するために使用される。このため、UE210が期間t4の始めにターゲットコンポーネントキャリアに切り替えるときに、TXチェーン218及びRXチェーン214の双方は、ターゲットコンポーネントキャリアの中心周波数に調整される必要があり、その結果、下りリンクRF周波数合わせ遅延及び上りリンクRF周波数合わせ遅延の双方は、期間t4にほぼ等しい持続時間を有する。したがって、ターゲットコンポーネントキャリアに関連する基地局は、期間t5まで下りリンク送信1724を送出し始めるべきではなく、期間t5まで上りリンク送信1722を受信し始めることを期待するべきではない。上りリンク及び下りリンク送信が時間領域において重複しないように、コンポーネントキャリアが時分割複信(TDD)であるときのように、他の例も存在し得る。このような例では、SRS切り替えは、上りリンクTXチェーンについて実行されてもよく、下りリンクRXチェーンは、切り替えなしにソース及びターゲットコンポーネントキャリアの双方を同時に監視してもよい。
【0052】
UEがソース及びターゲットコンポーネントキャリアに割り当てられた十分に分離されたRXチェーンを含む事例で生じ得るように、UEのTXチェーンのみがソースコンポーネントキャリアからターゲットコンポーネントキャリアに切り替えられる事例では、UEの下りリンクRF周波数合わせ遅延は、ほぼ0でもよく、さもなければUEの上りリンクRF周波数合わせ遅延よりはるかに小さくてもよい。
【0053】
図18は、UE210がソースコンポーネントキャリアからターゲットコンポーネントキャリアに切り替えられる前及び直後に生じる送信の例を示す。この例では、UE210のRXチェーン216は、ソースコンポーネントキャリア上で下りリンク信号1814を受信するために使用され、UEのRXチェーン217は、ターゲットコンポーネントキャリア上で下りリンク信号1824を受信するために使用され、UE210のTXチェーン218は、キャリア切り替えを介して、ソースコンポーネントキャリア上での上りリンク信号1812と、ターゲットコンポーネントキャリア上での上りリンク信号1822との双方を送信するために使用される。このため、UE210が期間t4の始めにターゲットコンポーネントキャリアに切り替えるときに、TXチェーン218のみが、ターゲットコンポーネントキャリアの中心周波数に調整される必要がある。その結果、UE210は、最小の下りリンクRF周波数合わせ遅延を経験し、ターゲットコンポーネントキャリアに関連する基地局が期間t4の間に下りリンク送信1824を開始してもよいが、期間t5まで上りリンク送信1822を受信し始めることを期待するべきではないことを意味する。上りリンク及び下りリンク送信が時間領域において重複しないように、コンポーネントキャリアが時分割複信(TDD)であるときのように、他の例も存在し得る。このような例では、SRS切り替えは、上りリンクTXチェーンについて実行されてもよく、下りリンクRXチェーンは、切り替えなしにソース及びターゲットコンポーネントキャリアの双方を同時に監視してもよい。
【0054】
UEの上りリンク/下りリンクRF周波数合わせ遅延の持続時間がターゲットコンポーネントキャリア上での上りリンク及び下りリンク送信のタイミングに影響を与えるため、UEがこれらのRF周波数合わせ遅延を基地局に通知することが有用になってもよく、或いは必要にすらなってもよい。この開示の実施例は、UEの上りリンク/下りリンクRF周波数合わせ遅延をシグナリングするための低オーバーヘッドのフレームフォーマットを提供する。
図19は、UEの上りリンク及び下りリンクRF周波数合わせ遅延をシグナリングするための上りリンク制御メッセージ1901のフレームフォーマットの図である。上りリンク制御メッセージ1901は、上りリンクRF周波数合わせ遅延フィールド
1910と、フラグフィールド
1920とを含む。上りリンクRF周波数合わせ遅延フィールド
1910は、UEの上りリンクRF周波数合わせ遅延の持続時間を示す2つ以上のビットで構成されてもよい。ビットは、OFDMシンボル持続時間の分数、例えば、0シンボル持続時間、0.5シンボル持続時間、1シンボル持続時間、1.5シンボル持続時間等として、UEの上りリンクRF周波数合わせ遅延の持続時間を表してもよい。フラグフィールド
1920は、UEの下りリンクRF周波数合わせ遅延が、フィールド
1910により示される上りリンクRF周波数合わせ遅延と等しいことを示す第1の値に設定されるか、或いはUEの下りリンクRF周波数合わせ遅延が0に等しい(さもなければ、より低い閾値の下である)ことを示す第2の値に設定される単一のビットで構成されてもよい。
【0055】
図20は、UEにより実行されてもよい、UEの上りリンク及び下りリンクRF周波数合わせ遅延をシグナリングするための実施例の方法2000のフローチャートである。ステップ2010において、UEは、UEの上りリンクRF周波数合わせ遅延の持続時間を示すために、上りリンク制御メッセージの上りリンクRF周波数合わせ遅延フィールドを設定する。ステップ2020において、UEは、下りリンクRF周波数合わせ遅延に従って、上りリンク制御メッセージのフラグフィールドを設定する。特に、UEは、フラグフィールドを、UEの下りリンクRF周波数合わせ遅延が上りリンクRF周波数合わせ遅延に等しいときに第1の値に設定するか、或いはUEの下りリンクRF周波数合わせ遅延が0である(さもなければ、より低い閾値の下である)ときに第2の値に設定する。フラグフィールドは、いくつかの場合に下りリンクRF周波数合わせフィールドと呼ばれてもよい。
【0056】
図21は、基地局により実行されてもよい、UEの上りリンク及び下りリンクRF周波数合わせ遅延を決定するための実施例の方法2100のフローチャートである。ステップ2110において、基地局は、UEから上りリンク制御メッセージを受信する。ステップ2120において、基地局は、上りリンク制御メッセージの上りリンクRF周波数合わせ遅延フィールドに従って、UEの上りリンクRF周波数合わせ遅延を決定する。ステップ2130において、基地局は、上りリンク制御メッセージのフラグフィールドに従って、UEの下りリンクRF周波数合わせ遅延を決定する。
【0057】
前述のように、UEは、周期的SRS切り替えスケジュールに従って、集約されたコンポーネントキャリアのセット内のコンポーネントキャリア上でSRSシンボルを周期的に送信するように命令されてもよい。いくつかの場合、集約されたコンポーネントキャリアのセット内のコンポーネントキャリアのうち1つは、周期的SRS切り替えスケジュールの持続時間が終了する前に非活性化されてもよい。このような場合、UEは、非活性化されたキャリアを補うために、周期的SRS切り替えスケジュールを適応させる必要があってもよい。この開示の実施例では、UEは、コンポーネントキャリアが非活性化されている場合に周期的SRS切り替えスケジュールを適応させるように予め設定される。
【0058】
図22は、コンポーネントキャリアの非活性化に応じて周期的SRS切り替えスケジュールを適応させるための実施例の通信シーケンス2200を示す。この例では、UE210は、集約されたコンポーネントキャリアのセット
2240内のコンポーネントキャリア2241、2242、2243上でSRSシンボルを周期的に送信するように命令されている。したがって、UE210は、第1の期間のセット中に、コンポーネントキャリア2241、2242、2243上でSRSシンボル2261-2268を周期的に送信する。SRS切り替えスケジュールの持続時間が終了する前の或る時点で、UE210は、コンポーネントキャリア2242が非活性化されていることを示す非活性化コンポーネントキャリアメッセージ1222を受信する。UE210は、コンポーネントキャリア2242の非活性化を補うために、SRS切り替えスケジュールを適応させるように予め設定され、その結果、UE210は、第2の期間のセット中に非活性化されたコンポーネントキャリア2242上でどのSRSシンボルも送信せず、第2の期間のセット中に、コンポーネントキャリア2241、2243上でSRSシンボル2271-2283を送信する。
【0059】
図23は、UEにより実行されてもよい、コンポーネントキャリアの活性化に応じて周期的SRS送信スケジュールを調整するための実施例の方法2300のフローチャートである。ステップ2310において、UEは、第1の期間のセット中に、SRS切り替え設定に従って、集約されたコンポーネントキャリアのセット内の各コンポーネントキャリア上で少なくとも1つのSRSシンボルを送信する。ステップ2320において、UEは、集約されたコンポーネントキャリアのセット内の少なくとも1つのコンポーネントキャリアの非活性化を示す制御メッセージを受信する。制御メッセージは、媒体アクセス制御(MAC)メッセージ若しくは他の種類の制御メッセージ(例えば、DCIメッセージ、RRCメッセージ等)、又は新たな活動のためリセットされない活性化タイマの終了を介した暗示的なものでもよい。ステップ2330において、UEは、非活性化されたコンポーネントキャリアを補うために、周期的SRS切り替えスケジュールを調整する。この調整は、非活性化されたコンポーネントキャリアから残りのアクティブなコンポーネントキャリアのうち1つに周期的SRSシンボル送信を再割り当てすることを含んでもよい。代替として、調整は、周期的スケジュール(例えば、ラウンドロビン型スケジュール等)から非活性化されたコンポーネントキャリアを除去することを含んでもよく、それにより、SRSシンボルは、より頻繁に残りのアクティブなコンポーネントキャリア上で送信される。ステップ2340において、UEは、第2の期間のセット中に少なくとも1つの非活性化されたコンポーネントキャリア上でどのSRSシンボルも送信せず、第2の期間のセット中に、調整された周期的SRS切り替えスケジュールに従って、集約されたコンポーネントキャリアのセット内のそれぞれ残りのコンポーネントキャリア上で少なくとも1つのSRSシンボルを送信する。
【0060】
いくつかのシナリオでは、基地局は、1つ又は複数のUEのための複数のSRSパラメータ(SRS電力制御及び/又はSRSトリガーを含む)を含む制御メッセージをブロードキャストすることを望んでもよい。この開示の実施例は、制御メッセージ内で、或いは別々に高レイヤシグナリングを介して、制御メッセージ内に埋め込まれた複数のSRS命令の中で、個々のUEに対してこれらの対応するSRS命令の位置を通知するフラグビットを通信する。
図24A−24Dは、複数のSRS命令2456-2459を搬送する制御メッセージ2410、2420、2430、2440のためのフレームフォーマットを示す。SRS命令2456-2459のそれぞれは、異なるUEを対象としてもよく、SRS命令により伝えられる情報(例えば、SRSパラメータ等)に依存して異なる長さを有してもよい。
【0061】
図24Aに示すように、制御メッセージ2410は、フラグビット2411-2419と、SRS命令2456-2459とを含む。フラグビット2411-2419は、制御メッセージ2140内でSRS命令2456-2459を見つけるために使用できる。フラグビット2411はSRS命令2456のための開始ビット位置(B1)を示す。フラグビット2416はSRS命令2456の長さ(L1)を示す。したがって、フラグビット2411、2116は、対応するUEによりSRS命令2456の位置を識別するために使用できる。同様に、フラグビット2412はSRS命令2457のための開始ビット位置(B2)を示し、フラグビット2417はSRS命令2457の長さ(L2)を示し、フラグビット2414はSRS命令2459のための開始ビット位置(BN)を示し、フラグビット2419はSRS命令2456の長さ(LN)を示す。
【0062】
同様に、
図24Bに示すように、制御メッセージ2420は、制御メッセージ2410内でSRS命令2456-2459を見つけるために使用できるフラグビット2421-2424を含む。フラグビット2421はSRS命令2456の長さ(L1)を示し、フラグビット2422はSRS命令2457の長さ(L2)を示し、フラグビット2424はSRS命令2459の長さ(LN)を示す。SRS命令2456の開始ビット位置(B1)は、制御メッセージ2420を受信するUEの事前の情報でもよい。代替として、SRS命令2456の開始ビット位置(B1)は、
図24Bに示されない別のフラグビットによりシグナリングされてもよい。SRS命令2456の開始ビット位置(B1)の知識に基づいて、SRS命令2456の対象の受信者は、SRS命令2456を見つけるためにフラグビット2421を使用できる。同様に、SRS命令2457の対象の受信者は、フラグビット2421により示されるビット数をSRS命令2456の開始ビット位置(B1)に加算することにより、SRS命令2457の開始ビット位置(B2)を決定し、次に、SRS命令2457を見つけるためにフラグビット2422を使用できる。同様に、SRS命令2459の対象の受信者は、フラグビット2424に先行する全てのフラグビットにより示されるビット数の和を開始ビット位置(B1)に加算し、SRS命令2459の開始ビット位置(BN)を決定し、次に、SRS命令2457を見つけるためにフラグビット2424を使用できる。
【0063】
図24Cにより示される制御メッセージ2430では、フラグビット2431-2434は、これらの対応するSRS命令2456-2459とインターリーブされる。制御メッセージ2420と同様に、フラグビット2431はSRS命令2456の長さ(L1)を示し、フラグビット2432はSRS命令2457の長さ(L2)を示し、フラグビット2434はSRS命令2459の長さ(LN)を示す。SRS命令2456の対象の受信者は、SRS命令2456を見つけるためにフラグビット2431を使用できる。SRS命令2457の対象の受信者は、フラグビット2432を見つけるためにフラグビット2431を使用でき、SRS命令2457を見つけるためにフラグビット2432を使用できる。SRS命令2459の対象の受信者は、フラグビット2439に先行するフラグビットの全てに基づいてフラグビット2439を見つけ、次に、SRS命令2459を見つけるためにフラグビット2439を使用できる。更に他の代案として、前述のフラグビットのうち1つ以上は、高レイヤシグナリングを介して送信され、次に、
図24Dにより示される制御メッセージ2440内のSRS命令2456-2459を見つけるために使用されてもよい。
【0064】
図25は、UEにより実行されてもよい、制御メッセージ内でSRSパラメータを見つけるための実施例の方法2500のフローチャートである。ステップ2510において、UEは、複数のSRSパラメータと、1つのフラグフィールドとを含む単一の下りリンク制御メッセージを受信する。ステップ2520において、UEは、フラグフィールドに基づいて、単一の下りリンク制御メッセージ内の複数のSRS命令の中でSRS命令の位置を識別する。ステップ2530において、UEは、SRS命令に基づいて、コンポーネントキャリア上でSRSシンボルを送信する。
【0065】
図26は、基地局により実行されてもよい、異なるUEのためのSRS命令を含む制御メッセージを送出するための実施例の方法2600のフローチャートである。ステップ2610において、基地局は、複数のSRS命令を含む単一の下りリンク制御メッセージを生成する。ステップ2620において、基地局は、SRS命令の位置及び/又は長さに基づいて、SRS命令毎に1つのフラグフィールドを生成する。ステップ2630において、基地局は、単一の下りリンク制御メッセージ及びフラグフィールドをUEに送信する。ステップ2640において、基地局は、単一の下りリンク制御メッセージに埋め込まれたSRS命令に従って、UEからSRSシンボルを受信する。ステップ2650において、基地局は、SRSシンボルに従って、チャネル推定を生成する。
【0066】
いくつかの実施例では、UEは、ソースコンポーネントキャリアからターゲットコンポーネントキャリアに切り替えた後に、上りリンクRF周波数合わせ遅延と重複するターゲットコンポーネントキャリア上で送信される上りリンク信号の部分をパンクチャリングしてもよい。
図27は、UE210がソースコンポーネントキャリアからターゲットコンポーネントキャリアに切り替える前及び直後に生じる上りリンク送信2730を示す。この例では、UE210のTXチェーン218は、ソースコンポーネントキャリア上での上りリンク信号2720と、ターゲットコンポーネントキャリア上での上りリンク信号2730との双方を送信するために使用される。その結果、UE210は、期間t4に等しい持続時間を有する上りリンクRF周波数合わせ遅延を有する。この例では、上りリンク送信2730は、期間t4からt10までスケジューリングされる。上りリンクRF周波数合わせ遅延を補うために、UE210は、期間t4と重複する上りリンク送信2730の部分2731をパンクチャリングする。一実施例では、UE210は、部分2731をパンクチャリングすることから失われた帯域幅を補うために、上りリンク2730のパンクチャリングされていない部分についてレート調整(例えば、レートマッチング)を実行してもよい。パンクチャリングは、ソースコンポーネントキャリア及び/又はターゲットコンポーネントキャリア上で生じてもよい。同様に、DLにおけるパンクチャリング又はレートマッチングも生じてもよい。
【0067】
図28は、UEにより実行されてもよい、ソースコンポーネントキャリアからターゲットコンポーネントキャリアに切り替えた後に、上りリンクRF周波数合わせ遅延を補うための実施例の方法2800のフローチャートである。ステップ2810において、UEは、第1のコンポーネントキャリア上で少なくとも第1のSRSシンボルを搬送する第1の上りリンク信号を送信する。ステップ2820において、UEは、SRS切り替えスケジュールに従って、ソースコンポーネントキャリアからターゲットコンポーネントキャリアに切り替える。ステップ2830において、UEは、上りリンクRF周波数合わせ遅延の持続時間に対応する第2の上りリンク信号の部分をパンクチャリングする。ステップ2840において、UEは、ターゲットコンポーネントキャリア上で第2の上りリンク信号を送信する。
【0068】
この開示の実施例は、SRSシンボルと他の上りリンク信号との間のスケジューリングの衝突を処理するための技術を提供する。特に、いくつかの種類の上りリンク信号は、UEがセカンダリコンポーネントキャリア上でSRSシンボルを送信するようにスケジューリングされているのと同時に、プライマリコンポーネントキャリア上でスケジューリングされてもよい。プライマリコンポーネントキャリア上でスケジューリングされた上りリンク信号が基準を満たす場合、UEは、プライマリコンポーネントキャリア上での上りリンク信号の送信を優先させ、セカンダリコンポーネントキャリア上でのSRSシンボルのスケジューリングされた送信を遅延させるか、さもなければキャンセルしてもよい。
【0069】
図29は、UE210がプライマリコンポーネントキャリアからセカンダリコンポーネントキャリアに切り替える前及び直後に生じる送信を示す。この例では、UE210のTXチェーン214は、プライマリコンポーネントキャリア上で、下りリンク信号2912の受信と、上りリンク肯定応答(acknowledgement, ACK)及び/又はNACKメッセージ2914の送信との双方を行い、且つセカンダリコンポーネントキャリア上で、SRSシンボル2924を送信するために使用される。ACKメッセージ2914は、下りリンク送信2912がUEにより成功して復号化されたことを、プライマリコンポーネントキャリアに関連する基地局に示す。ACKメッセージ2914は、SRSシンボル2924がセカンダリコンポーネントキャリア上で送信されるように最初にスケジューリングされたのと同じ期間t7中に、プライマリコンポーネントキャリア上で送信されるようにスケジューリングされる。この例では、ACKメッセージ2914が先行され、SRSシンボルは期間t9まで遅延される。期間t9は、セカンダリコンポーネントキャリア上でSRSシンボル2924を送信するための次の利用可能な機会でもよい。他の例では、SRSシンボルは無期限に遅延されてもよい。
【0070】
図29では、ACKメッセージ2914がSRSシンボル2924より優先されるが、他の上りリンクシンボル(例えば、チャネル状態情報(channel state information, CSI)メッセージ等)もSRSシンボル送信より優先されてもよいことが認識されるべきである。
【0071】
図30は、UEにより実行されてもよい、SRS切り替え中の衝突処理のための実施例の方法2800のフローチャートである。ステップ3010において、UEは、SRSシンボルがプライマリコンポーネントキャリア上で送信されるようにスケジューリングされるのと同じ期間中に、上りリンク信号がプライマリコンポーネントキャリア上でスケジューリングされたと決定する。ステップ3020において、UEは、その期間中にセカンダリコンポーネントキャリア上でSRSシンボルを送信せず、その期間中にプライマリコンポーネントキャリア上で上りリンク制御信号を送信する。
【0072】
いくつかの実施例では、同じものにより監視されているコンポーネントキャリアのグループは、共通のタイミングアドバンスグループ(TAG)に関連してもよい。タイミングアドバンスグループ内の1つ以上のコンポーネントキャリアは、PUCCH/PUSCHシグナリングをサポートしなくてもよい。
図31は、UE210が第1のTAG(TAG#1)に関連するコンポーネントキャリア3141、3142、3145と、第2のTAG(TAG#2)に割り当てられたコンポーネントキャリア3156、3157、3159とを割り当てられたネットワーク3000の図である。UE210は、TAG#1に関連するコンポーネントキャリア3141、3142、3145上で上りリンク信号(例えば、SRSシンボル等)を送信するとき、同じTA調整値を使用してもよい。同様に、UE210は、TAG#2に割り当てられたコンポーネントキャリア3156、3157、3159上で上りリンク信号(例えば、SRSシンボル等)を送信するとき、同じTA調整値を使用してもよい。この例では、コンポーネントキャリア3142及びコンポーネントキャリア3157はPUCCH/PUSCHシグナリングをサポートしない。
【0073】
図32は、UE210が集約されたコンポーネントキャリアのグループ3240内のコンポーネントキャリア3241-3243及び集約されたコンポーネントキャリアのグループ3250内のコンポーネントキャリア3254-3256上でSRSシンボルを送信するネットワーク3200の図である。集約されたコンポーネントキャリアのグループ3240内のコンポーネントキャリア3241-3243はPUCCH/PUSCHシグナリングをサポートし、一方で、集約されたコンポーネントキャリアのグループ3250内のコンポーネントキャリア3254-3256はPUCCH/PUSCH信号(シグナリング)をサポートせず、SRSのみ及び場合によってはRACHがサポートされてもよい。UE210は、集約されたコンポーネントキャリアのグループ3240内のコンポーネントキャリア3241-3243及び集約されたコンポーネントキャリアのグループ3250内のコンポーネントキャリア3254-3256、並びにコンポーネントキャリア3267-3269上でネットワークから下りリンクシグナリングを受信する。キャリアアグリゲーションが適用される事例では、下りリンクシグナリングは、コンポーネントキャリア3241-3243、3254-3256、3267-3269のうち2つ以上の上で受信されてもよい。
【0074】
いくつかの実施例では、上りリンクRF周波数合わせ遅延は、SRS切り替え中に経験されてもよい。
図33は、SRS切り替え操作中に生じる上りリンク送信の図である。この例では、UE210のTXチェーン218は、ソースコンポーネントキャリア上での上りリンク信号
3320と、ターゲットコンポーネントキャリア上でのSRSシンボル3332とを送信するために使用される。UE210は、期間t9に等しい持続時間を有する上りリンクRF周波数合わせ遅延を経験する。上りリンク信号3320はSRSシンボル3322を搬送する。送信電力レベルのようなSRSシンボル3322の送信特性は、上りリンク信号3320内のPUSCH/PUCCHシグナリングの特性に基づいてもよい。SRSシンボル3332の送信特性は、PUSCH/PUCCHシグナリングと独立してもよい。
【0075】
いくつかの実施例では、SRS切り替えは、時分割複信(TDD)チャネル上で実行される。
図34は、SRS切り替え操作中にサブフレーム3400内で生じる送信の図である。ソースコンポーネントキャリアからターゲットコンポーネントキャリアに切り替える。この例では、UE210の送受信機(TX/RX)チェーン212は、ソースコンポーネントキャリア上での下りリンク送信3412の受信と、ターゲットコンポーネントキャリア上でのSRSシンボル3424及び上りリンク信号3422の送信との双方を行うために使用される。UE210は、サブフレーム3400の上りリンク部分3420とサブフレーム3400の下りリンク部分3410との間のガード間隔未満の持続時間を有するRF周波数合わせ遅延を有する。その結果、TX/RXチェーン212をソースコンポーネントキャリアからターゲットコンポーネントキャリアに切り替えることは、下りリンク送信3412と干渉しない。
【0076】
図35は、SRS切り替え操作中にサブフレーム3500内で生じる送信の図である。この例では、UE210のTX/RXチェーン212は、ソースコンポーネントキャリア上での下りリンク送信3512の受信と、ターゲットコンポーネントキャリア上でのSRSシンボル3524及び上りリンク信号3522の送信との双方を行うために使用される。TX/RXチェーン212のRF周波数合わせ遅延は、サブフレーム3500の上りリンク部分3520とサブフレーム3500の下りリンク部分3510との間のガード間隔を超える持続時間を有するため、TX/RXチェーン212をソースコンポーネントキャリアからターゲットコンポーネントキャリアに切り替えることは、下りリンク送信3512と干渉するか、さもなければ下りリンク送信3512を短縮若しくはパンクチャリングすること、又は下りリンク送信3512の1つ以上のシンボルをドロップすることを必要とする。
【0077】
図36は、SRS切り替え操作中にサブフレーム3600内で生じる送信の図である。この例では、UE210のRXチェーン216は、ソースコンポーネントキャリア上で下りリンク送信3612を受信するために使用され、TXチェーン218は、ターゲットコンポーネントキャリア上でのSRSシンボル3622と、ソースコンポーネントキャリア上での上りリンク信号3614との双方を送信するために使用される。そのため、TXチェーン218は、SRSシンボル3622の送信の前にソースコンポーネントキャリアからターゲットコンポーネントキャリアに切り替えられ、次に、上りリンク信号3614の送信の前にソースコンポーネントキャリアに切り戻される。TXチェーン218のRF周波数合わせ遅延は、サブフレーム3500の上りリンク部分3520と下りリンク部分3510との間のガード間隔を超える持続時間を有する持続時間を有するが、TXチェーン218は、RXチェーン216と独立して切り替えられ、その結果、SRSシンボル3622の送信の前にTXチェーン218をターゲットコンポーネントキャリアに切り替えることは、下りリンク信号3612の受信と干渉しない。しかし、TXチェーン218をソースコンポーネントキャリアに切り戻すことは、上りリンク信号3614を短縮若しくはパンクチャリングすること、又は上りリンク信号3614の1つ以上のシンボルをドロップすることを必要とする。
【0078】
図37は、SRS切り替え操作中にサブフレーム3700内で生じる送信の図である。この例では、UE210のTXチェーン218は、ソースコンポーネントキャリア上での上りリンク信号
3714と、ターゲットコンポーネントキャリア上でのSRSシンボル3722との双方を送信するために使用される。そのため、TXチェーン218は、上りリンク信号3714及びSRSシンボル3722の送信の中間でソースコンポーネントキャリアからターゲットコンポーネントに切り替えられる。TXチェーン218のRF周波数合わせ遅延が0でない持続時間を有するとき、サブフレーム
3700の上りリンク部分3720とサブフレーム3700の下りリンク部分3710との間にガード間隔が存在しないため、TXチェーン218は、ターゲットCC上でのSRSシンボルの開始の前に、ターゲットコンポーネントキャリアへのその遷移を始めてもよい。その結果、上りリンク部分3720は、UL RF周波数合わせ時間及びSRS送信と重複する部分で短縮/パンクチャリングされる。
【0079】
キャリアアグリゲーション(carrier aggregation, CA)及びキャリア選択は、所与のモバイルデバイスに利用可能な有効帯域幅を増加させるために複数のキャリアを利用する技術である。CAは、複数のキャリア信号がUEとサポートする基地局との間で同時に通信されることを可能にする。典型的には、UEは、拡張型NodeB(enhanced NodeB, eNB)のような基地局により、キャリアのセットで設定されてもよい。いくつかの事例では、キャリアは、より大きい帯域幅を追加して、ストリーミングビデオ又は大きいデータファイルのような高データレートの通信及び操作をサポートするために、異なる周波数帯域からのものでもよい。
【0080】
他の技術は、UEが自分の能力より大きいキャリアをサポートすることを可能にするためにキャリア切り替え又は選択(carrier selection, CS)に頼ることである。サービング基地局に利用可能な全てのキャリアの中でのキャリア切り替え/選択は、UEが時間と共により多くのキャリアにアクセスすることを可能にし得る。この手法では、コンポーネントキャリアは、負荷バランシングのようないくつかの要因に基づいて選択される。CS手法は、一般的にCA手法よりかなり小さいUEの拡張を必要とするが、CSにとっての1つの欠点は、キャリア切り替え及び選択に関与する遷移時間である。
【0081】
キャリア選択中に、モバイルデバイスは、コンポーネントキャリアのセットを割り当てられてもよい。基地局及び/又はモバイルデバイスは、割り当てられたセット内の各キャリアのチャネル品質を監視し、基準が満たされたとき、例えば、ターゲットキャリアのチャネル品質が少なくとも閾値だけ現在のコンポーネントキャリアのものを超えたとき、現在のキャリアからターゲットキャリアへの切り替えをトリガーしてもよい。ここで使用される「現在のキャリア」という用語は、切り替え操作中にモバイルデバイスが遷移している元のキャリアを示し、「ターゲットキャリア」という用語は、切り替え操作中にUEが切り替えている先のキャリアを示す。ターゲットキャリアは、現在のキャリアより高いビットレートをサポートしてもよいが、それにも拘わらず、現在のキャリアからターゲットキャリアに切り替えることから生じるいくつかの待ち時間及びオーバーヘッドコストが存在する。
【0082】
オーバーヘッド/待ち時間コストは、ビームフォーミング送信がターゲットキャリア上で交換されるときに特に有意になり得る。特に、一般的にモバイルデバイスがキャリア上でサウンディング参照信号(SRS)を送信する必要があり、それにより、基地局は、下りリンクチャネルの複素チャネル応答を導出し、キャリアのための適切な下りリンクビームフォーミングパラメータを選択できる。チャネル相反性の概念によって同じ周波数上での下りリンク及び上りリンクチャネルが同様のチャネル応答を有する見込みがあるため、下りリンクチャネル応答は、TDDコンポーネントキャリア内の上りリンクSRS送信から導出できる。しかし、チャネル応答が典型的には周波数に依存するため、チャネル相反性の概念は、典型的には異なるキャリアには適用可能ではない。その結果、1つのキャリア上での上りリンクSRS送信は、一般的には他のキャリアの複素チャネル応答を導出する際に有用ではない。したがって、現在のキャリアからターゲットキャリアに切り替えるモバイルデバイスは、ビームフォーミング送信が基地局により通信できる前に、ターゲットキャリア上でSRS送信を実行する必要があってもよい。これは、セル切り替えプロセスに待ち時間を取り入れ得る。この開示の実施例は、現在のキャリアからターゲットキャリアに切り替えるときのSRS送信に関連する待ち時間の量を軽減するSRSフレーム設定及びSRS切り替え技術を提供する。
【0083】
図38Aは、キャリアアグリゲーション及び/又はキャリア切り替えをサポートするための無線ネットワーク3810を示す。図示のように、基地局3811は、異なるコンポーネントキャリア3816、3817上でモバイルデバイス3815と通信する。いくつかの実施例では、コンポーネントキャリア3816はプライマリコンポーネントキャリア(PCC)であり、コンポーネントキャリア3817はセカンダリコンポーネントキャリア(secondary component carrier, SCC)である。実施例では、PCCは制御情報(例えば、モバイルデバイス3815から基地局3811へのフィードバック)を搬送し、SCCはデータトラヒックを搬送する。3GPP Rel-10仕様では、コンポーネントキャリアはセルと呼ばれる。複数のセルが同じeNodeBにより制御されるとき、単一のスケジューラは、複数のセルのクロススケジューリングを実行してもよい。キャリアアグリゲーションに関して、1つの高電力ノードは、いくつかのコンポーネントキャリアを動作及び制御してもよく、それにより、プライマリセル(Pcell)及びセカンダリセル(Scell)を形成する。基地局からモバイルデバイスに通信されるプライマリキャリアは、下りリンクプライマリコンポーネントキャリア(Downlink Primary Component Carrier, DL PCC)と呼ばれてもよく、一方で、モバイルデバイスから基地局に通信されるプライマリキャリアは、上りリンクプライマリコンポーネントキャリア(Uplink Primary Component Carrier, UL PCC)と呼ばれてもよい。基地局からモバイルデバイスに通信されるセカンダリキャリアは、下りリンクセカンダリコンポーネントキャリア(Downlink Secondary Component Carrier, DL SCC)と呼ばれてもよく、一方で、モバイルデバイスから基地局に通信されるセカンダリキャリアは、上りリンクセカンダリコンポーネントキャリア(Uplink Secondary Component Carrier, UL SCC)と呼ばれてもよい。Rel-11設計では、eNodeBは、マクロセルとピコセルとの双方を制御してもよい。この場合、マクロセルとピコセルとの間のバックホールは高速バックホールである。eNodeBは、マクロセルとピコセルとの双方の送信/受信を動的に制御できる。
【0084】
現代の無線ネットワークでは、基地局は、基地局のクラスタを形成するように一緒にグループ化されてもよい。クラスタ内の各基地局は複数のアンテナを有してもよく、対応する基地局の無線カバレッジエリア内の複数のモバイルデバイスに無線アクセスを提供していてもよい。リソースは、スケジューリングアルゴリズム、例えば、比例公平性、ラウンドロビン等に基づいてモバイルデバイスに割り当てられてもよい。
図38Bは、キャリアアグリゲーション及び/又はキャリア選択をサポートするように設定された無線ヘテロジニアスネットワーク(heterogeneous network, HetNet)3820を示す。図示のように、基地局3821、3822は、異なるコンポーネントキャリア3826、3827上でモバイルデバイス3825と通信する。基地局3821は高電力ノード(例えば、マクロセル)でもよく、基地局3822は低電力ノード、例えば、ピコセル、フェムトセル、マイクロセル、中継器、リモートラジオヘッド(remote radio head, RRH)、リモートラジオユニット、分散アンテナ等でもよい。したがって、基地局3822は、基地局3821より小さいカバレッジエリアを有してもよい。低電力ノードは、家庭及びビジネス、並びに大都市及び地方の公共空間のために、改善したセルラカバレッジ、容量及び用途を提供してもよい。
【0085】
図38Cは、キャリアアグリゲーション及び/又はキャリア選択をサポートするように設定された他の無線ヘテロジニアスネットワーク(HetNet)3830を示す。図示のように、基地局3831、3832、3833は、異なるコンポーネントキャリア3836、3837、3838上でモバイルデバイス3835と通信する。基地局3831は高電力ノード(例えば、マクロセル)でもよく、基地局3832、3833は低電力ノード、例えば、ピコセル、フェムトセル、マイクロセル、中継器、リモートラジオヘッド(RRH)、リモートラジオユニット、分散アンテナ等でもよい。
【0086】
図38B−38Cは、基地局が異なるコンポーネントキャリア上でモバイルデバイスと通信することを示すが、いくつかの実現方式では、Het-Net内の基地局は、同じコンポーネントキャリア上でモバイルデバイスと通信してもよいことが認識されるべきである。
【0087】
いくつかのHet-Netは、複数のコンポーネントキャリア上で動作する複数の高電力ノード及び/又は複数の低電力ノードを有してもよい。同じHet-Net内のノードは、配置に依存して高速又は低速バックホール接続により相互接続されてもよい。高速バックホール接続は、ジョイント送信/受信を実現するためのように、ノードの間の協調を改善するために利用されてもよい。複数のリモートラジオユニットは、ベースバンドユニットとリモートラジオユニットとの間の比較的低い待ち時間の通信をサポートするために、ファイバケーブルによりeNodeBの同じベースバンドユニットに接続されてもよい。いくつかの実施例では、同じベースバンドユニットは、複数のセルの協調送信/受信を処理する。例えば、ベースバンドユニットは、多地点協調(CoMP)送信を実現するために、複数の基地局から端末への複数のセルのモバイルデバイス送信へのジョイント送信(例えば、多地点協調(CoMP)送信)を協調させてもよい。他の例として、ベースバンドユニットは、多地点協調(CoMP)受信を実現するために、モバイルデバイスから複数の基地局に通信される信号のジョイント受信を協調させてもよい。異なる基地局の間でジョイントスケジューリングを協調させるためにも、高速バックホール接続が使用されてもよい。密に配置されたネットワークは、HetNetの拡張であり、改善したカバレッジ及びスループットを提供するために比較的多数の密に配置された低電力ノードを含む。密に配置されたネットワークは、室内及び/又は室外ホットスポット配置にとって特に適切になり得る。
【0088】
無線ネットワークでは、参照信号、データ信号及び制御信号が直交時間周波数リソース上で通信されてもよい。例えば、それぞれの信号は、無線フレームのリソースブロック(resource block, RB)内の異なるリソースエレメント(resource element, RE)にマッピングされてもよい。
図39は、モバイルデバイスにより実行されてもよい、キャリア選択中に信号を処理するための実施例の方法3900を示す。ステップ3905及び3910において、モバイルデバイスは、セルアイデンティティ及び物理ブロードキャストチャネルのフレームタイミングを決定するために、それぞれプライマリ同期信号(primary synchronization signal, PSS)及びセカンダリ同期信号(secondary synchronization signal, SSS)を処理する。ステップ3915において、モバイルデバイスは、チャネル情報を取得するために、物理ブロードキャストチャネルのセル特有参照信号(cell-specific reference signal, CRS)を処理する。ステップ3920において、モバイルデバイスは、1つ以上のキャリアのためのシステム情報ブロードキャスト(system information broadcast, SIB)メッセージ、例えば、SIB1、SIB2等を取得するために、物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel, PBCH)を処理する。ステップ3925において、モバイルデバイスは、対応するコンポーネントキャリアに関連する下りリンク制御情報(DCI)を取得するために、SIBメッセージを処理する。DCIは、それぞれの候補キャリアを送信するために使用される送信パラメータ(例えば、変調及び符号化方式(modulation and coding scheme, MCS)パラメータ等)を示してもよい。ステップ3930において、モバイルデバイスは、それぞれの候補キャリアのそれぞれに関連するチャネル品質を推定するために、候補キャリア内のCRSを処理する。
【0089】
ステップ3935において、モバイルデバイスは、ステップ3930において導出されたチャネル品質情報に基づいてセル選択を実行する。ステップ3940及び3945において、モバイルデバイスは、選択されたキャリアを監視し始め、選択されたキャリアのリソースがモバイルデバイスにスケジューリングされることを要求するために、ランダムアクセス送信(RACH)上りリンク送信を実行する。ステップ3950において、モバイルデバイスは、RRC_IDLEモードからRRC_CONNECTEDモードに遷移する。これは、それぞれのキャリアに関連する基地局とメッセージを交換することにより達成されてもよい。
【0090】
いくつかのネットワークでは、同じ通信セッション内でビームフォーミング及びセル選択技術を実現することが望ましくなり得る。時間領域複信(TDD)コンポーネントキャリア上でビームフォーミング送信が実行できる前に、一般的にモバイルデバイスがキャリア上でサウンディング参照信号(SRS)を送信する必要があり、それにより、基地局は、下りリンクチャネルの複素チャネル応答を導出し、適切な下りリンクビームフォーミングパラメータを選択できる。チャネル相反性の概念によって同じ周波数上での下りリンク及び上りリンクチャネルが同様のチャネル応答を有する見込みがあるため、下りリンクチャネル応答は、TDDコンポーネントキャリア内の上りリンクSRS送信から導出できる。
【0091】
しかし、チャネル相反性は典型的には周波数に依存し、したがって、1つのキャリア上での上りリンクSRS送信は、一般的には他のキャリアの複素チャネル応答を導出する際に有用ではない。したがって、1つのキャリアから他のものに切り替えるモバイルデバイスは、ビームフォーミング送信が基地局により通信できる前に、新たなキャリア上でSRS送信を実行する必要があってもよい。これは、セル切り替えプロセスに待ち時間を取り入れ得る。
【0092】
セル切り替え中に待ち時間を低減するための1つの解決策は、モバイルデバイスが、モバイルデバイスにより使用されていない候補キャリアを含む全ての候補キャリア上でSRS送信を実行することである。しかし、現在のLTEシステムでは、下りリンク・上りリンク制御チャネルの不均衡が存在する場合、例えば、上りリンク制御チャネルより多くの下りリンク制御チャネルが存在する場合、モバイルデバイスは、コンポーネントキャリア上で上りリンクSRSを送信することが許可されないことがある。特に、下りリンクトラヒックのより高い需要が存在するとき、例えば、上りリンクトラヒックより多くの下りリンクトラヒックが所与のキャリア上で通信されているとき、ネットワークオペレータは、上りリンクトラヒック及び制御シグナリングより、下りリンクトラヒック及び制御シグナリングを搬送するために多くのリソースを割り当ててもよい。
【0093】
さらに、いくつかのモバイルデバイスは、限られた数の上りリンクコンポーネントキャリア(例えば、2つのコンポーネントキャリア)上でSRSシグナリングを同時に送信できてもよい。表1は、第4世代無線アクセスネットワーク(4th generation radio access network, RAN4)標準について提案されているキャリアアグリゲーション設定を提供する。
【表1】
【0094】
DL-UL CC数の不均衡は、UE当たり32個までのDL CCを標準化したRel-13 eCAではなおさら有意になり得る。したがって、UEのDL CCのほとんどがチャネル相反性から恩恵を受けることができない状況が存在し得る。
【0095】
依然としてビームフォーミングを利用しつつ、モバイルデバイスが1つのTDDコンポーネントキャリアから他のものに迅速に切り替えることを可能にする実施例が必要である。
【0096】
CAでは、UEは、1つのUL CC、2つのUL CC又はそれ以上のUL CC(現在では利用不可能)上でPUSCH、SRS、RACH及びDMRSを送信できてもよい。UL CCのうち1つは、UEがPUCCHを送信するUEのためのPCellとして設定され、他のUL CCは、存在する場合には、PUCCHがサポートされてもよく、或いはサポートされなくてもよいSCellとして設定される。UL PCell及びUL SCellは同じ帯域又は異なる帯域内にあってもよく、これらはFDD、TDD又はFDD+TDDでもよく、これらは同じタイミングアドバンスグループ(TAG)又は異なるTAG内にあってもよい。UEは、DLのみを有するより多くのSCellで設定されてもよく、これらはFDD、TDD又はFDD+TDDで動作する同じ帯域又はいくつかの帯域内にあってもよい。FDD CCのみを有する場合を除き、これらのシナリオの全ては、SRSキャリアに基づく切り替えのために検討されてもよい。以下の表はいくつかの例を示す。
【表2】
【0097】
現在のRAN4要件(帯域の組み合わせ等)はいくつかのCA設定シナリオをサポートしないが、RAN1設計は、現在サポートされているシナリオに限定されなくてもよい点に留意すべきである。それにも拘わらず、ネットワークは、SRSキャリアに基づく切り替えで動作するとき、動作がRAN4要件に従うものとすることを確保する必要がある。
【0098】
TDD CCの間の高速キャリア切り替えを可能にするために、モバイルデバイスは、各候補コンポーネントキャリア上でSRS送信を実行する必要があってもよい。モバイルデバイスは、基地局又はコントローラにより、1つのコンポーネントキャリアから他のものに切り替えるように命令されてもよい。例えば、モバイルデバイスは、第1のコンポーネントキャリア上でのその送信を一時停止し、第2のコンポーネントキャリアに切り替え、次に、第2のコンポーネントキャリア上でSRSを送信するように命令されてもよい。命令は、アンテナポートを指示することにより、SRS送信を実行するリソースを指定してもよい。命令は、SRS送信のためのタイミングアドバンス及び送信電力レベルも識別してもよい。次に、UEは、第1のコンポーネントキャリアに切り戻されてもよい。代替として、切り替えは、動的なシグナリングによりトリガーされてもよい。UEのUL CA能力がかなり小さい場合であっても、ネットワークは、まず、全てのTDD CC上でのSRSでUEを設定する必要があってもよい。いくつかの説明が以下に提供される。
【0099】
いくつかの一般的な動作設計が議論される。議論を容易にするために、これらは3つのレベルに分類される:
SRSのためのキャリアレベルの設定と、1つのキャリアから他のものへの切り替え等に関するキャリアレベル、
どのサブフレーム上でSRS切り替え及び送信が実行されるべきかと、そのサブフレーム上での他の送信との関係等に関するサブフレームレベル、並びに
SRS切り替えシンボル及び送信シンボル等に関するシンボルレベル。図
40は、実施例のSRSキャリアに基づく切り替え方式を示す。図示のように、SRS切り替えは、キャリアレベル、サブフレームレベル及びシンボルレベルで実行され、D/S/Uは、それぞれ下りリンク/スペシャル/上りリンクサブフレームを表す。
【0100】
キャリアレベルの一般動作原理、要件及び設計について、いくつかの検討事項が存在する。TDDコンポーネントキャリア(CC)への且つTDD CCの間の高速キャリア切り替えを可能にするために、UEのUL CA能力がかなり小さい場合であっても、ネットワークは、まず、より多くのTDD CC又は潜在的には全てさえのTDD CC上のSRSでUEを設定する必要がある。次に、UEは、これらのキャリアへ且つこれらのキャリアの間で切り替え、SRSを送信できる。切り替えは、切り替える元及び切り替える先のキャリアについての情報等を含むネットワーク設定又はネットワーク指示に従ってもよい。切り替え先のCC上のSRSの送信も、送信電力、タイミング、帯域幅等を含むネットワーク設定又はネットワーク指示に従う。
【0101】
CC1からCC2への切り替え中に、UEは、指示されたタイミングに従って、CC1上でのいずれかの可能な送信を停止し、一時的な期間内にCC2に切り替え、対応するネットワーク指示に従って信号を送信する。送信の後に、UEは、対応するネットワーク指示に従って、CC1に切り戻すか、或いはCC3に切り替えてもよい。この動作は、他の切り替え動作として見なされてもよい。
【0102】
したがって、一般的な切り替え動作は、以下の要素のうち1つ以上を伴う:1)切り替え元のCC(switching-from CC)、UEが切り替えている元のCC。2)切り替え元のタイミング、切り替え元のCCから脱退する時点(SC-FDMAシンボル位置)。3)切り替え先のCC(switching-to CC)、UEが切り替えている先のCC。4)切り替える先のCC上の送信の信号フォーマット、コンテンツ、リソース、タイミング、電力等を含む切り替え先のCC上での送信。4)UEが切り替え元のCCに切り戻すべきか、或いは他のCCに進むべきか、或いは現在のCCに留まるべきか等のような次の切り替え情報。
【0103】
UEが時間と共により多くのTDD CC又は潜在的には全てさえのTDD CC上でSRSを送信することを可能にするために、UEが全てのTDD CC上でUL CAをサポートしない場合であっても、SRSがこれらのTDD CC上で設定されることを可能にする必要がある。これは、現在の標準では許容されない。したがって、主要な標準の影響は、SRS送信に設定されたTDDキャリア数がUEのUL CA能力により示されるキャリア数を超えてもよいことを可能にすることである。
【0104】
SRS送信は、全てのTDD CC上で設定される必要がある。言い換えると、各TDD CCは、RRCシグナリングにより明示的又は暗示的に、SRS帯域幅設定、サブフレーム設定、送信のくし状(comb)、アンテナポート、サイクリックシフト等で設定される必要がある。プリコーディングに基づく送信モードがより高い密度のSRSを有するべきであるように、異なる送信モードについて、時間におけるSRS密度は異なってもよい。さらに、各TDD CCのためのSRS電力制御パラメータが設定される必要がある。
【0105】
SRSのための現在の電力制御は、同じCC上のPUSCHの存在を仮定しているため、いくつかの変更がSRS電力制御に必要になる。PUSCH電力制御機構と同様のSRS電力制御パラメータのように、同じCC上のPUSCHに頼らないSRS電力制御設定が指定される必要がある。
【0106】
CCセットは、SRS送信設定を簡略化するために使用されてもよい。同じTAGに対応する同じアンテナのセットを共有する同じ帯域内の一緒に配置されたCCのセットは、1つのCCセットとして設定でき、これは、電力制御パラメータ、タイミングアドバンス(TA)、パスロス推定、擬似コロケーション(quasi-co-location, QCL)性質のような共通の性質を共有してもよい。91035003US01に開示の方法は、特にSRS設定の目的のためにここで採用できる。一般的に、TDD CC及びFDD CCは異なるセットにある。
【0107】
SRSキャリアに基づく切り替えをサポートするために、切り替え元のキャリア及び切り替え先のキャリアが指示される必要があってもよい。いくつかの場合、指示は、特定のシグナリング内でCC1からCC2への切り替えを指示するように明示的でもよいが、他の場合には、指示は、UEがPUCCH/PUSCHをサポートする1つのみのCCを有するときのように暗示的でもよく、或いは指示は、UEがPUCCH/PUSCHをサポートする1つのみのUL SCellを有し且つUL PCellが中断されることが望ましくないときのように暗示的でもよい。さらに、明示的な指示は、RRC設定シグナリング又は物理レイヤトリガーを介してもよく、結果の切り替え及びSRS送信は周期的又は非周期的でもよい。例えば、UEが1つのみのUL CCをサポートする場合、「切り替え元」のCCは、常にUL PCellであるべきことは明らかである。しかし、UEが2つのUL CCをサポートする場合、切り替え先のCCが指定されたとき、切り替え元のCCを決定する必要がある。このような場合、ネットワークは、切り替え元のCCが常にSCellであるべきであり、PCellは決してそのUL送信を切り替える必要がないことを設定してもよい。これは簡単な解決策であり、これは一般的にいくつかのより重要な送信(例えば、PUCCH)を処理するPCellに対する中断を最小化し得る。しかし、いくつかの状況では、PCellも同様に切り替えることが望ましくなり得る。一例は、切り替える先の多数のCCが存在し得ることであり、全ての他のCCに切り替えるSCell ULに単に頼ることは非効率になり得る。他の例は、現在のRAN4標準が帯域内不連続UL CAをサポートしないため、PCell ULとSCell ULとの双方が帯域内不連続UL送信を回避するために同時に切り替え得ることであり、これは、PCell ULのミューティング及びSCell ULの切り替えより好ましくなり得る。UEが(RAN4ではまだサポートされていないが)2つのUL SCellを有する3つのUL CCをサポートする場合、切り替え先のCCが指定されるとき、これは、切り替え元のCCを決定する必要がある。このような場合、ネットワークは、切り替え元のCCが常に所定のSCellであるべきであり、他のSCellは決してそのUL送信を切り替える必要がないことを設定してもよい。代替として、切り替え先のCCが所定のCCのグループの中にある場合、切り替え元のCCが常にSCell1であるべきであり、切り替え先のCCが他の所定のCCのグループの中にあるか、或いは第1の所定のCCのグループ内にない場合、切り替え元のCCが常にSCell2であるべきであることを設定してもよい。代替として、ネットワークは、ULを有する全てのCC(又は全てのSCell)が切り替え元のCCであることを可能にしてもよいが、これらのどれが実際の切り替えを実行するかは、非周期的SRSトリガーと共に送信される物理レイヤシグナリングのようなネットワークシグナリングに依存する。さらに、切り替え元のCC上の送信は、パンクチャリング又はドロップされてもよく、これは更に議論される。
【0108】
さらに、シグナリングオーバーヘッドの低減が検討されてもよい。例えば、いくつかのTDD SCellは、アンテナポート、非周期的設定等のような共通SRS設定(又は関係するSRS設定)を共有してもよい。すなわち、SRS送信の共通の特徴を有するいくつかのキャリアについて、共通の特徴をこれらのキャリアに設定するためのSRS設定シグナリングが検討できる。これは、UEが多く(32個まで)のDL CCで設定される場合に、特に重要になってもよい。1つのサブフレーム内でのいくつかのTDDキャリア上での複数のSRS送信のような設計が検討されてもよい。
【0109】
切り替えは、ネットワーク設定(周期的SRS)又はネットワーク指示(RRC設定も必要とする非周期的SRS)に従ってもよい。
【0110】
「切り戻し」について、これが指示されない場合、UEは、切り替え先のCCに留まってもよく、或いはUEは、切り替え元のCCに自動的に切り戻してもよい。
【0111】
一実施例は、切り替え元のCC及び切り替え先のCCを明示的に指示することである。例えば、(2,4)を含むPHYレイヤトリガーは、CC2からCC4への切り替えを規定する。これは、CC4への切り替えの後に、UEが自動的にCC2に戻ることを意味してもよい。代替として、これは、往復のための(2,4,2)、又は往復のための(2,4)及び(4,2)のシグナリングを必要としてもよい。CCのシーケンスは、CC2からCC4へ、次にCC5へ、次にCC6への切り替えのための(2,4,5,6)、又は同じ目的の(2,4)(4,5)(5,6)のように指示されてもよい。組み合わされた切り替え動作は、切り替えギャップオーバーヘッドを低減するのを助けることができる。この場合もやはり、CC2に切り戻す指示は、指示される必要があってもよく、或いは暗示的でもよい。しかし、切り戻しが他のUL信号送信を必要としない場合、2への切り戻しの明示的な指示がないことは、UEが最後に指示されたCCに留まり、UL送信を実行することを意味してもよい。一実施例では、切り替え元のCCは、それぞれの切り替え先のCC、切り替え元のCCを設定するRRC設定シグナリングから暗示的であるため、トリガーシグナリングにおいて明示的にシグナリングされる必要はない。切り替え先のCCが複数の切り替え元のCCで設定されることが許容されてもよく、例えば、CC5は、切り替えCCとしてCC2及びCC1で設定される。その場合、CC2が切り替え元のCCになるためのより高い優先度を有するため、順序が暗示的でもよい。代替として、CCのServCellIndexが比較され、最も高いものを有するものがより高い優先度を有する。しかし、より高い優先度のものが使用中であり利用可能でないか、或いはSRSより重要である信号(例えば、PUSCH/DMRSはより低い優先度と見なされてもよいが、PUCCH、RACH等)を搬送している場合、より低い優先度のCCが、切り替え元のCCとして使用されてもよい。明示的にシグナリングする必要なく、切り替え元のCCは、トリガーシグナリングのオーバーヘッドを低減するのを助ける。しかし、シグナリングオーバーヘッドが大きな問題として考慮されない場合、トリガーシグナリングにおける明示的な指示がサポートされてもよい。
【0112】
複数のCCが同時に一緒に切り替えられていることが可能になり得る。これは、同じサブフレーム上でCC2がCC4に切り替え、CC3がCC5に切り替えることを示す((2,4)及び(3,5))のように、別々に指示されてもよい。しかし、好ましい実施例は([2,3],[4,5])を指示することであり、これは、同じ動作結果をもたらすが、UEが((2,4)及び(3,5))を実行するか((2,5)及び(3,4))を実行するかを判断することを可能にし得る。言い換えると、切り替えに関与するCCの正確なペアを詳細化せず、切り替えられる元のCCと最終的な切り替え結果のみを指定し、UEの実現方式にいくつかの柔軟性を残す利点が存在し得る。
【0113】
PUCCH/PUSCHをサポートできるCCからの切り替えは、そのCC上でのUL送信に中断を引き起こす。SRS切り替えのために十分な機会を許容するが、その設計は、特にPUCCH及びPCell送信のような重要なUL送信について、他のUL送信に対する低減した負の影響(低減した中断持続時間又は低減した中断時間等)を目指すべきである。
【0114】
さらに、より良いサウンディング性能のため、SRS送信と他のUL又はDL送信との間の干渉は、より良く協調される必要がある。これも、周辺eNBのTDD UL-DL設定に制限を課してもよい。
【0115】
SCell DL状態は、活性化又は非活性化されてもよい。非活性化されたCCは、依然としてSRSを送信してもよく、それにより、eNBはリンク状態を監視できるが、送信周期はより長くてもよい。しかし、タイミングが確保される必要がある。すなわち、UEは、非活性化されたCCとの接続を維持するために、ときどき立ち上がり、SRSも送信する必要があってもよく、それにより、TAが妥当な範囲内に制限されてもよい。立ち上がりは、DRSバースト中のDRSを運ぶサブフレームに続くサブフレーム、又はDRSを運ぶサブフレームに続く次のUL TXOP内のように、DLにおけるDRS送信に関連してもよい。言い換えると、SRS送信時点は、周期を含むが場合によっては1つのサブフレームのオフセットで、DRSバーストと整合するように変更される。
【0116】
代替として、非活性化されたCCは、そのCC上のSRS送信が予め設定された場合であっても、DLが存在しないため、全てのSRSをスキップする。
【0117】
CCが活性化されたとき、これは、そのCC上のSRSトリガー(MACトリガー)としての役目をする。SCell活性化の現在の機構では、MACシグナリングはeNBからUEに送信され、活性化されるべきCCを示す。MACシグナリングは、暗示的なCSI報告トリガーとしての役目もし、UEがn+8サブフレーム及びn+24/34サブフレーム上でCSIを報告することを要求し、nはMACシグナリングが送信されたときのサブフレームである。UEは、活性化されたCC上でUL-DL設定と一致する場合、n+8上でSRS(必要な場合にはSRS切り替え操作を含む)を送信するか、或いはネットワークにより指示された通り、次の利用可能なUL送信機会に延期するものとする。PHYレイヤトリガーはこの動作に必要なく、送信は事前の設定に従う。言い換えると、MAC活性化シグナリングは、SRS切り替え及び送信のためのトリガーとしての役目をすることができる。複数のCCが同時に活性化されるとき、UEは、PHYレイヤトリガーなしに、場合によってはn+8(及び/又は後のサブフレーム)上で、新たに活性化されたCC上でSRSを送信する必要があってもよく、SRS送信について順序は設定又は標準化されてもよい。例えば、最低のServCellIndexを有するCCが、第1のSRS TXOP上でSRSを送信するものとし、2番目に低いServCellIndexを有するCCが、第2のSRS TXOP上でSRSを送信するもの等とする。SRS TXOPは、切り替えギャップを考慮して、SRSが送信できるシンボル又は連続シンボルのセットである。次のSRS TXOPは、このSRS TXOPの同じサブフレーム内又はこのSRS TXOPの次のサブフレーム内にあってもよい点に留意すべきである。
【0118】
以下のルールは、SRS送信のため、UL能力における一時的な低減を処理することに当てはまってもよい。UEがnキャリアのUL CAをサポートする場合、SRS送信手順が進行中(周波数合わせ期間を含む)であるとき、UEは、n-1個の他のULキャリア上でのみ送信できる。1つのキャリアは、SRS手順中に「ギャップ」を有する必要がある。UEがUL CA可能ではない場合、これはPCell上のギャップになる。ギャップ処理は、ULデータ送信がドロップされた(又はネットワークによりNACKされた)とき、DLデータ送信が受信されない(且つUEがNACKを送出する)とき、及び/又はネットワークが第1のUL送信とSRS送信との衝突を妨げることができるときに実行されてもよい。
【0119】
SRS送信が、UEがその上りリンク能力を超えることを引き起こすと考えると、一時的に低減した上りリンク能力を処理するための手順が必要である。ここでの出発点の仮定は、UEがより多くのULキャリアで設定されていることである。UEに対してSCell上でSRSを送信させるための方法について以下に説明する。
【0120】
ケース1:UEはUL CAをサポートしない(すなわち、単一のキャリアのみがいつでもUL上で送信される)。ケース1は以下のステップ/特徴のうち1つ以上を含んでもよい。1.UEは、上りリンク送信をサポートする1つ以上のSCellで設定される。2.UEは、SCell上でSRSを送信するように要求される。3.UEは、PCell上りリンクからSCell上りリンクに戻る(切り替えについての更なる詳細は以下の他のセクションにある)。UEは、(ステップ2において又はステップ2の前に)提供されたSRS設定に従ってSRSを送信する。UEは、SCellからPCellに戻る。4.ステップ3における持続時間は「SRSギャップ」と考えられる。5.SRSギャップ中に、以下のことが当てはまってもよい。(a)UEが実行することになっているいずれかのPUSCH送信がドロップされ、NACKされたと仮定され、非適応再送信がスケジューリングされる。(b)UEのためにスケジューリングされたいずれかのPDSCH送信が生じるのを延期される。(c)DRX非活性化タイマ及び又はDRX再送信タイマが実行中である場合、これらは、UEが離れて同調したときに一時停止され、UEが戻ったときに再開される。(c)の理由は、DRX非活性化タイマは、SRSギャップ中に終了することができ、UEがDRXに入るからである。SRSギャップが存在していない場合、UEは、PDSCHを受信してアクティブモードに留まっていてもよい。
【0121】
ケース2:UEはnキャリアのUL CAをサポートする。ケース2は以下のステップ/特徴のうち1つ以上を含んでもよい。1.UEは、上りリンク送信をサポートするn個以上のSCell(すなわち、PCell+1..n..SCell)で設定される。2.UEは、SCell#n上でSRSを送信するように要求される。3.UEは、「SRSギャップ」を生成する予定のSCell kを選択する。これは、SCell k上りリンクからSCell n上りリンクに戻り、SRS送信を実行し、SCell k上りリンクに戻る。SCell kは他のSCellもサポートするRFチェーンに関連することができる点に留意すべきである。4.SCell kは、以下の特徴を有する優先方式を使用して選択される。(a)SCell kは、SRSギャップが最小の数の活性化されたキャリア上で引き起こされるように選択される。(b)SCell kは、SRS送信が生じるサブフレームがSCell k上の上りリンクサブフレームであるように選択され、SRSギャップ中にSCell k上でスケジューリングされる上りリンク送信は存在しない。(c)SCell kは、SCell n上のSRSをSCell k上りリンク送信の代わりに用いた後に必要な合計電力が最大許容送信電力より大きくないように選択される。
【0122】
サブフレームレベルの一般動作原理、要件及び設計について、いくつかの検討事項が存在する。
【0123】
SRSは、ネットワークにより指示されたUL送信機会(transmission opportunity, TXOP)、例えば、ULサブフレーム又はスペシャルサブフレームのUL部分上で送信されなければならない。他のTXOPがネットワークにより取り入れられてシグナリングされていない限り、SRS切り替えは、切り替え先のTDDキャリア上のTDD UL-DL設定と一致しなければならない。例えば、周期的SRS切り替えについて、eNBは、SRS送信が切り替え先のCCのDLサブフレーム上に設定されないことを確保するものとする。非周期的SRS切り替えについて、ネットワークは、切り替え先のCCのDLサブフレームになるサブフレーム上でSRS送信をトリガーしないものとする。
【0124】
CC上の非周期的SRS送信について、SRSトリガーシグナリングが使用される必要がある。既存のシグナリング及び機構が一般的に適用可能であるべきでるが、更なる拡張及びシグナリングオーバーヘッドの低減が検討できる。
【0125】
1つのサブフレーム内でのいくつかのTDDキャリア上での複数のSRS送信のような設計が検討されてもよい。1つの非周期的SRSトリガーは、複数のCC上でのSRS切り替え及び送信(所定の順序、又はSRSトリガー内のような指示された順序でこれらのCC上で交代する)のためのものであり、複数のCCがセット内にあってもよい。
【0126】
SRS切り替えシグナリングは、SRSトリガーシグナリングと組み合わされてもよい。トリガー内に、切り替え元のCCの指示及び切り替え先のCCの指示が存在してもよい。
【0127】
さらに、より良いサウンディング性能のため、SRS送信と他のUL又はDL送信との間の干渉は、より良く協調される必要がある。これも、異なるキャリアについてのeNBのTDD UL-DL設定及び周辺eNBのTDD UL-DL設定にすら制限を課してもよい。基準として、異なるキャリア及び周辺eNBについて固定のTDD UL-DL設定を有する場合が優先されるべきである。そうでなければ、SRS切り替えサブフレームは、特定のサブフレーム(例えば、サブフレーム0 DLの後のサブフレーム1)に制限され得るか、或いはeIMTA適応は、SRS切り替えパターンに一致するように制限されなければならない。代替として、切り替えパターンも、TDD UL-DL設定の変更と共に更新される必要がある(新たな切り替えパターンを指示するために、インジケータがTDD再設定インジケータと共に送出される)。代替として、切り替え先のCC上の周期的又は非周期的SRS送信がドロップされる。代替として、切り替え先のCC上の周期的又は非周期的SRS送信が、次の利用可能なULサブフレーム又は一般的にはSRS TXOPに延期される。最後に、非周期的SRS切り替えについて、ネットワークは、これが決してTDD設定と衝突しないように一貫性を確保してもよく、UEは、非周期的トリガーに対応する非周期的SRS切り替えが常に割り当てられたSRS TXOPに対応することを仮定するものとする。
【0128】
サブフレームレベルの一貫性を維持するための様々な方法が存在する。周辺eNBは、SRSが周辺eNBの間で整合しているように相互に協調してもよい。周辺eNBは、UL-DLパターン及び/又はGPを整合させるために協調してもよい。周辺eNBは、CC切り替え及びアンテナ切り替えを協調及び/又は結合してもよい。UEの動作を設定することも有用になり得る。例えば、UEは、そのUL CA能力より多くのCC上で同時のUL送信を実行する必要があることを仮定しなくてもよい。非周期的SRS送信についてTDD SCellがネットワークにより指示された場合、UEは、そのUL CA能力を超える他のSCell上でのUL送信がドロップされるか、或いはスケジューリングされないべきであると解釈してもよい。周期的SRS送信と他のUL送信(例えば、他のCC上でのPUSCH/PUCCH送信)との間に衝突が存在する場合、SRS送信はドロップされる。
【0129】
切り替えサブフレーム内で、場合によっては切り替え操作の前及び後に、切り替え時間及びガード時間が確保される必要がある。これは、切り替え元のキャリアと切り替え先のキャリアとの双方のためのサブフレーム構成を変更してもよい。例えば、切り替えがTDDキャリアの次のサブフレームに影響を与えるのを妨げるために、UEは、サブフレームの中間で他のTDDキャリアに切り替え、他のキャリア上でSRSを送信し、このサブフレームの終了の前の或る時間にキャリアに切り戻してもよい。キャリアの間の起こり得るタイミング差のため(特にこれらが異なる帯域上にある場合)、切り戻しは、次のサブフレーム上でのいずれかの潜在的な影響を回避するために、そのサブフレーム中に十分早く生じるべきである。したがって、切り替えサブフレームの最後(又は最後から2番目ですら)のOFDMシンボルのみにSRSを配置することは可能でなくてもよい。現在の標準は、スペシャルサブフレームの最後の6シンボル内でのSRS送信を許容するが、ULサブフレームの最後の1つシンボルのみが拡張されることが望まれる。SRS送信が依然として切り替えサブフレームの最後のシンボル上にある場合、次のサブフレームは部分サブフレームになってもよい。部分サブフレームはUL又はDLにあってもよい。eLAAで規定された部分サブフレームがここで使用されてもよい。例えば、DLにおける次のサブフレームが第2のスロットにおいて始まってもよい。
【0130】
RFを1つのキャリアから他のものに切り替えるために必要な時間は、UEの能力及び問題となっている帯域に依存することが想定される。「切り替え1」及び「切り替え2」が2つの方向において切り替えを実行するために必要な持続時間であると仮定する。
図9は、実施例のSRS設定を示す。図示のように、SRSは、SRSギャップを低減する方式で配置される。
【0131】
SRS配置領域内(上記で決定される)で、SRSシンボルは、或る予め指定されたルール(例えば、SRS配置領域の最初の全シンボル)に基づいて決定できる。
【0132】
一実施例では、どのPUSCH/PUCCHも有さない1つのサブフレーム、複数のCC上でのSRSのみが存在してもよい。言い換えると、全体サブフレームは、いくつかのSRS TXOPに使用されてもよい。ネットワークは、1つ以上のUEによる切り替え順序又はSRS送信順序を指示する。例えば、これはサブフレームについて(1,3,4,5)でUEに指示してもよく、次に、UEは、そのサブフレーム内でCC1からCC3に、次にCC4及びCC5に切り替える。切り替えギャップが考慮されるため、CC3上のSRSは、第4及び第5シンボルにあってもよく(これらの2つのシンボル上の異なるRB及びアンテナポートについて)、次にCC4に切り替えるために第6及び第7を使用し、第8及び第9上でSRSを送信し、次にCC5に切り替えるために第10及び第11を使用し、第12上でSRSを送信し、第13及び第14上で切り戻す。他のUEも同様に、同様の操作を実行してもよい。これは、切り替え元のCCとしてのDLサブフレーム又は切り替え先のCC上のMBSFNのような他の実施例と組み合わされてもよい。
【0133】
切り替え元の操作は、ULサブフレーム又はスペシャルサブフレーム内で生じてもよい。後者の場合、切り替えは、DwPTSが受信された直後に生じることができる。すなわち、切り替え元の動作は、GPの始めに開始できる。しかし、ULサブフレーム及びスペシャルサブフレームの数は制限されてもよい。切り替え元の操作のための機会を増加させるために、実施例は、DLサブフレーム上で切り替え元の操作を実行することである。UEがDLサブフレーム内でDL許可を受信しない場合、これはサブフレームの残りにおいて他のCCに切り替えてもよい。これが行われるために、UEが、集約されたセル上での同時の送信/受信のような更なる能力を有することを必要としない。しかし、UEが、同時Rx-Txで示されるような集約されたセル上での同時の送信/受信のような能力を有する場合、UEは、切り替え元のCC上でDLを受信していてもよいが、SRS送信のためにそのULを他のCCに切り替えもする。これが機能するために、切り替え元及び切り替え先のCCは、一般的に異なる帯域上にある点に留意すべきである。切り替えは周期的なもの、又は切り替え先のCC上の周期的SRS送信のためのものでもよく、この場合、UEは、前のサブフレーム内であっても切り替えを準備し始めてもよい(UL送信が実行されなかった場合、これはネットワークのスケジューリング動作により保証されてもよい)。切り替えは、UEがn-4サブフレーム又はこのサブフレームですら受信したPHYレイヤシグナリングによってもトリガーされてもよく、後者の場合、十分な切り替えギャップが、UEが切り替えるために確保される必要がある。
【0134】
対処される必要がある問題は、切り替え先のCC内のUL SRS TXOPの欠如である。一般的に、SRS TXOPは、ULサブフレーム又はスペシャルサブフレームのUpPTS内にある。大量DL(DL-heavy)のシナリオでは、設定されたULサブフレーム及びスペシャルサブフレームの数は非常に制限されてもよい。全くUL又はスペシャルサブフレームが設定されないTDD CCすら存在してもよい。SRS TXOPを提供する1つの方法は、TDD UL-DL設定を動的に変更して、切り替え先のCCのための十分なUL TXOPを許容するために、動的なTDD(eIMTA)特徴を利用することである。ネットワーク又はUEがeIMTAをサポートしないか、或いは特定のSRS切り替えのためにeIMTAを使用することを好まない場合、1つの解決手段は、切り替え先のCC上の特定のDLサブフレームをMBSFNとして指示することである。MBSFNパターンは予め設定されてもよいが、MBSFNは、そのサブフレームがどのSRS送信にも関連しない場合、依然としてDMRSに基づく送信のDL送信に使用できる。しかし、周期的なものであっても、非周期的なものであっても、SRS切り替え/送信が指示された場合、ネットワーク/UEは以下のことを実行する。UE1は、MBSFNであるサブフレームn上でSRSのためにCC1からCC2に切り替えるべきであると仮定する。まず、CC2を監視するいずれかのUEは、依然としてMBSFNの最初の2つのOFDMシンボルを受信する。UEは、そのサブフレームについてDL許可を検出せず、サブフレームの残りについてその監視(バッファリング)をオフにしてもよい(マイクロスリープ)。UE1は、CC1からCC2に切り替え、第3のシンボル(MBSFN PDCCH領域の直後)又はそれよりも遅いシンボルのできるだけ早いシンボル上でSRSを送信し始め、サブフレームが終わる前にCC2から離れて切り替える。UEはMBSFNの後ろの部分を監視していないため、SRSは、そのCC上で全く問題を引き起こさない。同じ帯域内の他のCCへの干渉を回避するために、MBSFNを設定し、全てのこれらのCCのためのサブフレーム上で全くUEをスケジューリングしないことが有用になり得る。UEがeIMTA干渉軽減をできない限り、周辺セルが同じことを行ってもよい。事実上、MBSFNの後ろの部分は、全てSRS送信/切り替えに使用されてもよい。UEがMBSFNから切り替える場合、最初の2つのシンボルを受信し、次に切り替える必要があってもよい。これは、UEが集約されたCC上で同時の送信/受信をサポートできない場合、最初のSRS TXOPをxシンボル後(例えば、x=2)にしてもよい。そうでない場合、最初のSRS TXOPは、切り替え先のCCの最初の2つのシンボルが完了した直後とすることができる。これは、より多くのSRS TXOPを提供できるため、これは、スペシャルサブフレーム又はULサブフレームより有意な利点を有する。
【0135】
UEのUL CA能力よりSRSに設定された多くのTDD CCによって、UE動作が明確に規定されるべきである。UEは、そのUL CA能力より多くのCC上で同時のUL送信を実行する必要があることを仮定しないものとする。例えば、TDD SCellがサブフレーム上での非周期的SRS送信についてネットワークにより指示された場合、UEは、そのUL送信能力を超える他のSCell上でのUL送信がドロップされるか、或いはスケジューリングされないべきである(或いは送信の優先度に関する他のルールに基づく)と解釈するものとする。周期的SRS送信と他のUL送信(例えば、他のCC上のPUSCH/PUCCH送信)との間に衝突が存在する場合、SRS送信は、そのサブフレーム上でドロップされてもよい。さらに、適切な衝突処理は、特にPUCCH及びPCell送信のような重要なUL送信について、他のUL送信に対する中断を低減するのを助けることができる。
【0136】
例えば、SRS切り替えは、SRS切り替えに関与するTDDキャリア上のTDD UL-DL設定と一致しなければならない。他の例では、UEは、そのUL CA能力より多くのCC上で同時のUL送信を実行する必要がないものとする。非周期的SRS送信についてTDD SCellがネットワークにより指示された場合、UEは、そのUL CA能力を超える他のSCell上でのUL送信がドロップされるか、或いはスケジューリングされないべきであると解釈するものとする。周期的SRS送信と他のUL送信(例えば、他のCC上のPUSCH/PUCCH送信)との間に衝突が存在する場合、SRS送信はドロップされる。キャリアの優先度及びシグナリングの優先度が規定されるべきである。
【0137】
UEの仮定:UEは、そのUL CA能力より多くのCC上で同時のUL送信を実行する必要があると仮定しないものとする。
【0138】
解決される必要がある1つの問題は、UEはCC上でTAを取得していなくてもよいため、送信のタイミングアドバンス(TA)である。これは、帯域内コロケート(又はQCLed)CCについて、これらのタイミングが関連しているため、問題となるべきではない。しかし、sTAGに属するキャリア及びsTAG内のアクティブなキャリアがないため、ULタイミングは同期していない可能性がある。CCが他のCC上の取得されたTAを有するTAGに属する場合、そのTAが使用されてもよい。そうでない場合、UEは、TAを有さなくてもよい。
【0139】
1つの手法は、UEが、SRS送信を実行する前にキャリア上でULタイミングを有することを確保することである。このような手法は、以下のステップのうち1つ以上を含んでもよい。1.UEは、キャリア上でSRSを送信するための要求を受信する。2.UEは、キャリアのタイミングアドバンスを有するか否かを検査する。3.タイミングアドバンスが現時点である場合、UEはSRSを送信する。そうでない場合(例えば、sTAGのためのTAタイマが終了している場合)、UEはSRSを送信するための要求を無視する。
【0140】
他の方法は、UEがネットワークにより提供された或る推定されたTAを使用するか、或いはRACHを実行する必要があることである。ネットワークは、sTAGのランダムアクセスキャリアを識別し、タイミングアドバンスを取得するためにRACHを実行し、次に、キャリア上でSRSを送信する。ネットワークはまた、SRSがUEにより送信される前にどのくらいの時間があるか、及びどのくらいの長さのSRSリソースがUEに割り当てられたかに基づいて推定してもよく、これは、ネットワークがUEのタイミングのより良い理解、及びRACHが必要であるか否か、又はどの形式のRACHが必要であるかについて判断を得るのを助けることができる。1つのTAGのために1つのRACHが十分であるべきである。UEが3DL 1UL設定にある場合を検討する。第2及び第3のDLキャリアは、第1のものと異なるタイミングアドバンスグループ(TAG)に属する。第2のキャリアは、sTAGのための基準タイミング及びランダムアクセス機会を提供する。このような手法は、以下のステップのうち1つ以上を含んでもよい。1.UEは、キャリア3上でSRSを送信するように要求される。要求はRACHプリアンブルも提供する。2.UEは、キャリア3のためのタイミングアドバンスを有さないと決定する(例えば、sTAGのためのTAタイマが終了している)。3.UEは上りリンクをキャリア2に同調し、RACHを実行する。4.UEは、(キャリア2及び3のための)タイミングアドバンスを有するRA応答を受信する。5.UEは上りリンクをキャリア3に同調し、SRS送信を実行する。
【0141】
代替として、UEは、他の送信との干渉を回避するために必要である、SRS送信の前及び後に十分な時間ギャップを適用する必要があってもよく、ギャップの持続時間は、起こり得るタイミング誤差に依存し、これは、通常ではせいぜいOFDM(又はSC-FDMA)シンボル持続時間の半分であるが、より小さいタイミング誤差では、ギャップはより短くすることができ、SRSシンボル持続時間は(1つ及び2つのOFDMシンボル持続時間の間等)より長くすることができる。これはRACHを回避するが、本質的にRACH機能をSRS送信に結合する。例えば、UEがTAを有さないCC2上でSRSを送信する必要があるが、タイミング誤差が半分のOFDMシンボル持続時間内であることをネットワークが認識している場合、ネットワークは、半分のシンボルが前半ブランク且つ半分が後半ブランクで、2つのシンボルの間でCC2上で1つのシンボルのSRSを送信するようにUEに指示できる。ネットワークは、これらの2つのシンボル上でどの送信もスケジューリングしない(他のSRS又はRACHを除く)。時間誤差がシンボルの1/4のみである場合、ブランクはSRSの前及び後の1/4のみとすることができる。この場合、ネットワークは、UEに対して、1.5シンボル持続時間のように、より長いSRSを送信するように指示してもよく、これは、ネットワークが検出するのにより多くのエネルギーを提供する。しかし、より多くのブランクが存在し得る場合であっても、全体シンボル持続時間のSRSが常にサポートできる。これは、2つの連続するSRSの前の0.5のブランク及び後の0.5のように、複数シンボルのSRS送信にも使用できる。
【0142】
第1のコンポーネントキャリアから第2のコンポーネントキャリアに切り替えた後に、UEは、ネットワークから受信した命令により指定された時間に、第1のコンポーネントキャリア上での全ての送信を中止してもよい。次に、UEは、遷移期間内に第2のコンポーネントキャリアに切り替え、ネットワークから受信した命令に従って信号を送信してもよい。送信の後に、UEは、第1のコンポーネントキャリアに切り戻してもよく、或いは代替として、ネットワークから受信した命令に従って第3のコンポーネントキャリアに切り替えてもよい。
【0143】
一般的に、セル切り替え命令は、現在のコンポーネントキャリア、ターゲットコンポーネントキャリア、UEが現在のコンポーネントキャリア上で送信を中止すべき時点(例えば、SC-FDMAシンボル位置)、ターゲットコンポーネントキャリア上でシグナリング(例えば、SRS又は他のもの)を送信し始める時点、ターゲットコンポーネントキャリアのための送信パラメータ(例えば、信号フォーマット、コンテンツ、リソース、タイミング、電力等)、及び/又は他の切り替え情報(例えば、UEが間隔の後に現在のコンポーネントキャリアに切り戻すべきか、UEが間隔の後に他のコンポーネントキャリアに切り替えるべきか、UEが間隔の後にターゲットコンポーネントキャリアに留まるべきか)を識別してもよい。ここで使用される「現在のキャリア」という用語は、切り替え操作中にモバイルデバイスが遷移している元のキャリアを示し、「ターゲットキャリア」という用語は、切り替え操作中にUEが切り替えている先のキャリアを示す。
【0144】
図40は、実施例のSRSキャリアに基づく切り替え方式を示す。図示のように、SRS切り替えは、キャリアレベル、サブフレームレベル及びシンボルレベルで実行され、D/S/Uは、それぞれ下りリンク/スペシャル/上りリンクサブフレームを表す。
【0145】
SRS切り替えの1つの目標は、現在の候補キャリア上での最後の送信と、ターゲット候補キャリア上での最初の送信との間のシンボル持続時間数を低減することである。SRS切り替えの他の目標は、切り替え操作数を低減し、且つ複数の切り替え操作を結合することである。他の目標は、基地局及び/又はモバイルデバイスにおけるSRS処理の複雑性を減少させるためにSRS送信の間の衝突数を低減することである。
【0146】
衝突は以下のためであってもよい。1)UEのUL CA能力より多くのCC上でスケジューリングされたUL送信が存在する。2)同じCC上に同時にスケジューリングされたUL送信及びDL受信の双方が存在する。3)UL又はDLのいずれかにおけるSRS切り替えによる中断時間が、UEが送信又は受信できないことを引き起こし得る。具体的には、これはPUSCHのない(PUSCH-less)CC上でのSRS送信のサブフレームのみに影響を与え得るのではなく、切り戻し操作中に切り替え元のCC(例えば、PCell)の次のサブフレームにも影響を与え得る。
【0147】
したがって、UEのRF切り替え時間が>0usである場合、且つ切り替え先のCC上でのSRSが十分に早く送信されない場合、次のサブフレームの開始シンボルが影響を受ける。
図41は、キャリアに基づくSRS切り替え方式の図である。UEがサブフレームの最後のシンボル内でSRS送信を実行し、他のUEが次のサブフレームの最初のシンボル内で信号を送信又は受信する必要があるとき、SRS衝突が生じ得る。SRSシンボル位置設計がSRS切り替え時間を考慮している場合、このような衝突は回避され得るか、或いは少なくとも軽減され得る。SRS衝突は、異なるUE(例えば、異なるTAグループ(TAG)内のUE)の間のタイミングアドバンスの差によっても引き起こされ得る。これらのSRS衝突は、SRSシンボル位置がタイミングアドバンス差を考慮している場合、例えば、SRSシンボル位置が最大の潜在的なTA差を考慮している場合、除去又は少なくとも軽減され得る。
【0148】
SRS切り替えの他の目標は、オーバーヘッドを低減することである。各SRS切り替え操作は、特定のオーバーヘッドを伴い、頻繁な切り替えの往復は、高いオーバーヘッドをもたらし得る。オーバーヘッドは、シグナリングオーバーヘッド、UE操作オーバーヘッド、中断等を含んでもよい。切り替えによるオーバーヘッドを低減することが有利である。例えば、1つより多くのSRS切り替え又はSRS送信をトリガーするための1つのシグナリングは、シグナリングオーバーヘッドの低減のために考慮でき、そのため、SRSサブフレームは、複数のSRS切り替え操作及び送信を許容してもよい。
【0149】
SRS切り替えは、1つのTDDキャリアから他のTDDキャリアへの切り替え、FDDキャリアからTDDキャリアへの切り替え、異なる設定(例えば、上りリンク対下りリンクリソースの異なる比、TDDスペシャルサブフレーム、異なるガード期間(GP)等)を有するTDDコンポーネントキャリアの間の切り替えを含んでもよい。
【0150】
切り替え時間は、SRSサブフレームに影響を与える。例えば、切り替え時間がスペシャルサブフレーム設定のGPより長い場合、SRS送信のためにUpPTSの最初のシンボルを使用することはできなくてもよい。切り替えが完了するのに2つまでのシンボル持続時間を要する場合、CC2上のSRS送信は、UEがCC1に切り戻すために、次のサブフレームが開始する前の少なくとも2つのシンボルに完了する必要があってもよく、そうでない場合、CC1の次のサブフレームが影響を受けてもよい。
【0151】
TA及びタイミング誤差は、SRSサブフレームに影響を与える。TAがSRSサブフレーム設計に影響を与えることができるいくつかの状況が存在する。例えば、UEがCC1上でのDL受信からCC2上でのSRS送信に切り替えた場合、SRSシンボルが送信できる前に、CC2のTAのために十分なガード時間が確保される必要がある。このガード時間は、スペシャルサブフレーム内のGPに吸収されてもよいが、CC1及びCC2が異なるTAG内にある場合、GPに加えて或る時間が必要になってもよい。CC1上でのDL受信もDLサブフレーム(例えば、MBSFNサブフレーム)内にあってもよく、新たな切り替えギャップが規定される必要がある。
【0152】
他の例では、UEがTAG1内のCC1上でのUL送信からTAG2内のCC2上でのSRS送信に切り替える場合、TAG1とTAG2との間のTA差が考慮される必要があり、CC2上のSRSシンボルの前又は後にガード時間が存在する必要があってもよく、そうでない場合、いくつかの送信/受信がドロップされる必要があってもよい。タイミング誤差が存在する場合(UL送信のための閉ループタイミング調整が使用されないか、或いは或る時間だけ使用されていない場合のUL内のタイミングずれのため等)、最大の起こり得るタイミング誤差が切り替えギャップに追加される必要があってもよい。
【0153】
一実施例のSRSサブフレームは、ターゲットキャリア上のSRS送信のためのより多くのシンボル位置を含んでもよい。次のサブフレーム上のいずれかの潜在的な送信/受信に影響を与えるのを回避するために、ターゲットキャリア上のSRSは、SRSに以前に割り当てられていないシンボル上で送信できる。いくつかの実施例では、ターゲットキャリア内の占有されていないシンボル(例えば、データ、制御等)は、SRS送信を搬送するために割り当てられることができる。
【0154】
RF周波数合わせ及びTA差がSRS切り替えのための2つのシンボルギャップをもたらす場合、2つより多くのシンボル(例えば、2つのシンボルと11個のシンボルとの間)が、ターゲットキャリア上でULサブフレーム内でSRS送信を搬送するために割り当てられてもよい。同様に、スペシャルサブフレームのUpPTS(UpPTS内の更なるSC-FDMAシンボルを含む)内の最後の2つのシンボルを除く全て、及びDL MBSFNサブフレーム内のシンボル4〜11が、ターゲットキャリア上でのSRS送信に使用できる。より多くのシンボルがターゲットキャリア上でのSRS送信に許容できる場合、SRS切り替えによる中断サブフレーム数を低減する見込みがより高い。言い換えると、ターゲットキャリアについて、事実上、切り替え時間、タイミング誤差及びTAを吸収するための最初及び最後のギャップによって、サブフレームがSRSサブフレームになり、中間の全てのシンボルが潜在的にSRS送信に使用できる。
【0155】
一実施例のSRSサブフレームは、UEのための複数のSRS切り替え操作及びSRS送信を有してもよい。SRS切り替えによるオーバーヘッドを低減するのを助けるために、複数のSRS切り替え及びSRS送信が1つのサブフレーム内で連続して実行できる。これは、ターゲットキャリア上でより多くのSRSシンボルを許容することにより、可能にされる。
【0156】
図42は、複数のSRS切り替え及び送信の例を示し、全てが1つのサブフレーム内で行われ、各操作は2つのシンボル持続時間を要する。ターゲットキャリア上で、(例えば、異なるアンテナポート及び/又は異なる送信帯域幅のために)1つより多くのSRS送信が生じることができる点に留意すべきである。これに対して、切り替え操作が別々に設定又は指示されて別々に実行された場合、複数のサブフレームがSRS切り替えに使用される必要があり、より高いオーバーヘッドをもたらす。
【0157】
SRSと他の信号との間の干渉を回避するために、SRSサブフレームは、セル内の他の送信と共にスケジューリングされなくてもよい(SRSサブフレームとして使用されるMBSFNサブフレームの場合には最初の2つのシンボル、及びSRSサブフレームとして使用されるスペシャルサブフレームの場合にはDwPTSを除く)。代替として、セル内の他の送信がSRSサブフレーム内で許容されるべきである場合、これらは、SRS送信とTDMされてもよく、短縮されたPUSCH(部分的な開始サブフレーム及び/又は部分的な終了サブフレームが使用されてもよい)又は短縮されたPUCCHのような切り捨てられた送信を生じる。
【0158】
切り替えサブフレームについていくつかの実施例が存在する。
【0159】
一実施例は、ターゲットキャリアサブフレームがスペシャルサブフレームであることである。ターゲットキャリアサブフレームがスペシャルサブフレームである場合、全てのUpPTSシンボルがSRS送信に使用されてもよい(切り替えギャップに従う)。しかし、1つのみのシンボルのUpPTSを有し、更なるシンボルがUpPTSに使用されることを可能にしないスペシャルサブフレーム設定が存在し(例えば、12シンボルのDwPTSを有するスペシャルサブフレーム設定4)、この場合、スペシャルサブフレームは、ターゲットキャリアサブフレームとして適切でない可能性があり、したがって、以下に記載する次の2つの実施例が検討される必要がある。
【0160】
一実施例は、ターゲットキャリアサブフレームがULサブフレームであることである。ターゲットキャリアサブフレームがULサブフレームである場合、全てのシンボルがSRS送信に使用されてもよい(切り替えギャップに従う)。キャリア上でのPUCCH(短縮されたPUCCHフォーマットを含む)又はPUSCHは、SRSが少数のシンボルを占有しない限り、セル内のどのUEによってもこのサブフレーム上で送信されなくてもよい。例えば、切り替えギャップ及びSRS送信がSRSサブフレームの第2のスロット内で生じる場合、セル内の他のUEは、依然としてSRSサブフレームの第1のスロット内で送信するようにスケジューリングされてもよい。代替として、切り替えギャップ及びSRS送信がSRSサブフレームの第1のスロット内で生じる場合、セル内の他のUEは、依然としてSRSサブフレームの第2のスロット内で送信するようにスケジューリングされてもよい。部分的なPUSCH及び/又はPUCCHがサポートされるべきである場合、ネットワークからの適切な指示が提供されるべきであり、それにより、PUSCH/PUCCHを送信するUEがそれに従ってPUSCH/PUCCH送信の1つ以上のシンボルをパンクチャリングできる。送信においてシンボルをパンクチャリングすることは、パンクチャリングされたシンボルを送信しないか、さもなければ送信を搬送するために割り当てられた1つ以上のリソース上でヌルシンボル(例えば、0の電力レベルで送信されるシンボル)を送信することを含んでもよい。シンボルがパンクチャリングされるリソースは、基地局及び/又はUEにとって事前の情報でもよい。一例では、PUCCH送信は、SRS送信と同じサブフレーム内で送信されるようにスケジューリングされ、PUCCH送信は、SRS送信のシンボルと重複するか、さもなければ衝突する可能性を有するPUCCH送信の1つ以上のシンボルをパンクチャリングすることにより、時間領域において短縮されてもよい。しかし、全てのSRS送信帯域幅がPUCCH領域内で重複しないPRB内に制限されるように設定されることも可能になり得る。例えば、帯域幅がセルについて100個のPRBを含むが、eNBが94個より大きくないPRBでセルに関連する全てのUEを設定し、PRBのどれもPUCCH制御領域内にない場合、異なるUEからのPUCCH及びSRSは周波数において直交しており、異なるUEにより同時に送出されてもよい(同じUEは、周波数において直交していたとしても、重複したシンボル上でPUCCH及びSRSを送出するべきではない)。したがって、UEは、このようなSRSサブフレーム内で、いずれかのUEからのSRSが周波数領域においてPUCCHと衝突しないことを仮定してもよく、UEは、重複したシンボル上でSRS及びPUCCHを送信すると想定されない(これが生じる場合にはドロップが採用される)。
【0161】
SRS切り替えは、DL受信と衝突してもよい。例えば、これは、DwPTSの後ろのシンボルに(或いは、異なる帯域についてのサブフレーム境界の不整合のため、DLサブフレームにさえも)影響を与え得る。この場合、PDSCHの重複するシンボルはパンクチャリングされる。SRS切り替えは、DLの制御領域に影響を与えることを許容されないか、或いは代替として、サブフレーム内の全体DL送信がドロップされる。一実施例では、UEは、SRS切り替えと部分的又は完全に重複するシンボル/スロット/サブフレームがネットワークスケジューリングによるUL又はDL送信に使用されるべきでないことを仮定する。
【0162】
例えば、ULサブフレームの最初のシンボルがSRS切り替えのため影響を受ける場合、既存の短縮されたPUCCHフォーマットが、PUCCHの時間領域においてシフトするが、同じ或いはシフトしたRS位置で再利用されてもよい。
【0163】
図43は、キャリアに基づくSRS切り替え方式の図である。図示のように、UEのSRS切り替えがサブフレームn+1内の開始シンボルと衝突する場合、サブフレームn-kのためのA/Nを搬送する短縮されたPUCCHが、n+1内で影響を受けていないシンボル上で送出される。
【0164】
短縮/パンクチャリングされたPUCCHでは、パンクチャリングされたシンボルはDMRSシンボルまでであり、すなわち、DMRSシンボルはパンクチャリングされるべきではない。DMRSシンボルとSRS切り替えとの間に潜在的な重複が存在する場合、優先度/ドロップルールが当てはまる。最初のDMRSの前又は最後のDMRSの後のx個のシンボルを有するPUCCHフォーマットについて、x個までのシンボルがパンクチャリングできる。UE多重のために直交カバーコード(orthogonal cover code, OCC)が使用される場合、パンクチャリングは、非直交性をもたらし得る。これについて数個の実施例が存在する。1つは、直交性のためにサイクリックシフト及びFDMのみに頼ることであり、OCCは直交性のために利用されない。例えば、通常CP及びdelta_shift=2では、18個の異なるUEからのACK/NACKがフォーマット1a/1bで多重できる。PUCCHのためのより多くのRBでは、容量は大きい問題になるべきではない。delta_shift及びPUCCH RB数の適切な設定が有用になり得る。他のものは、同じパンクチャリングされたPUCCH(同じ数のパンクチャリングされたシンボルを有する)を有する全てのUEを、重複するPUCCH RB上になるように設定することであり、OCCは、残りのPUCCHデータシンボルに従って使用される。例えば、3つのデータシンボルがスロット内に残されている場合、長さ3のOCCが使用され、せいぜい3つのUEがOCCを使用して直交的に多重できる。2つのデータシンボルがスロット内に残されている場合、長さ2のOCCが使用される。これは、最初のシンボルがパンクチャリングされる場合に再利用できる短縮されたPUCCHフォーマット1a/1bと同様である。
【0165】
パンクチャリングのためOCCの直交性を維持する目的で、eNBは、PUSCHホッピングオフセットに関してより大きいPUCCH領域を設定してもよく、それにより、より多くのRBがPUCCHに使用されてもよい。そして、UEは、DCIのためにn_CCE(又は他のUEに特有のパラメータ)を適切に選択してもよく、それにより、異なる数のパンクチャリングされたPUCCHシンボル及び異なるPUCCHのフォーマットを有するUEが異なるPUCCH RBを使用する。代替として、それぞれ混合されたフォーマット領域が1つの種類のパンクチャリングされたPUCCHに使用されてもよい。未使用のRBも使用されてもよく、eNB設定/指示がこの目的のために必要になってもよい。
【0166】
Ack/Nack反復も、2の反復係数でeNBにより設定されてもよい。反復は、Ack/Nackとの衝突が生じる場合にのみ使用されてもよい。すなわち、SRS切り替えにより影響を受けないサブフレームのために反復は使用されず、SRS切り替えにより影響を受けるサブフレームのためにAck/Nackが反復され、或いは事実上で言えば、次のAck/Nack機会まで遅延する。次のAck/Nack機会は、前の機会からの遅延したものとこの機会のためのものとをバンドルしてもよい。
【0167】
一実施例は、ターゲットキャリアサブフレームがDLサブフレームであることである。ターゲットキャリアサブフレームがDLサブフレームである場合、これは、MBSFNサブフレームである必要があり、PDSCHはスケジューリングされるべきではない。全てのシンボルがSRS送信に使用されてもよい(切り替えギャップに従う)。SRS送信のためのDLサブフレームの使用は、ULリソースを低減するのを回避するのを助けてもよく、PUCCHとの衝突を低減するのを助けてもよい。
【0168】
他方、切り替え元のサブフレームについての実施例が存在する。一実施例は、ターゲットキャリアサブフレームがスペシャルサブフレームであることである。現在のキャリアサブフレームがスペシャルサブフレームである場合、UEは、DwPTSの直後に離れて切り替え始めることができる。GPが十分に長い場合、UEは、次のサブフレームのため、或いはUpPTS内でのこのキャリア上での1つ以上のSRS送信のためにこのキャリアに切り戻しもよい。しかし、DwPTSが長い場合、このサブフレームは、次のサブフレームに影響を与える場合には切り替え元のサブフレームになるには適さない。
【0169】
一実施例は、ターゲットキャリアサブフレームがULサブフレームであることである。ULサブフレームがどのUL送信ともスケジューリングされていない場合、このサブフレームは、切り替え元のサブフレームとすることができる。離れて切り替えることは、前のサブフレームの直後又はこのキャリア上でSRSが送信された直後に開始できる。UEがこのキャリアに切り戻した後に、このサブフレーム内に残された1つ以上のシンボルが存在する場合、1つ以上のSRS送信が実行されてもよい。
【0170】
一実施例は、ターゲットキャリアサブフレームがDLサブフレームであることである。DLサブフレームがMBSFNサブフレームであり、どのPDSCHともスケジューリングされていない場合、このサブフレームは、切り替え元のサブフレームとすることができる。PDCCH領域の直後に、UEは、このキャリアから離れて切り替え始めることができる。
【0171】
ULにおけるSRS送信のための切り替えは、DL中断を引き起こし得る点に留意すべきである。DL中断は、UL切り替えにおけるRF周波数合わせのためでもよく、この場合、UL周波数合わせにより引き起こされたDL中断は、RF周波数合わせ時間(例えば、2つのシンボル)より長くない。これは、UEが単一のRFIC又は強結合された送信及び受信チェーンを有する実現方式を有する場合でもよい。CA操作(例えば、CA活性化/非活性化等)のために中断が必要であることをUEが報告した場合、UL周波数合わせによるDL中断が生じる可能性があり、そうでない場合、UL周波数合わせによるDL中断は生じない。代替として、これは、RF周波数合わせ時間、及びDL中断がRF周波数合わせ中に生じるか否かを反映する、ネットワークに報告されたUE能力でもよい。ターゲットキャリア上でのSRS送信について、UEが集約されたセル内で同時の受信及び送信ができない場合、送信中にDLも中断されてもよい。MBSF
Nサブフレームのブランク部分で生じるような、中断されたDLシンボル又はサブフレームは処理される必要がある。どのキャリアがDLにおいて中断されるかの複数の可能性が存在する場合、中断のDLキャリアを指定する必要がある。中断されたDLキャリアは、SRS切り替えのための切り替え元のCCとして見なされてもよい。例えば、切り替えがサブフレームn内で生じ、サブフレームn+1が影響を受け、サブフレームn+1がDLサブフレームである場合、CC1又はCC2のいずれかが、影響を受けるDLサブフレームとして選択されてもよい。ネットワークは、どれが選択されるべきかを設定又は指示できる。
【0172】
前述の現在のキャリアサブフレームタイプ及びターゲットキャリアサブフレームタイプは組み合わせることができる。典型的な操作では、現在のキャリアサブフレームタイプ及びターゲットキャリアサブフレームタイプは同じであるが、FDD+TDD CA、帯域間CA等では、他の場合が起こり得る見込みがより高い。切り替え元及びターゲットキャリアの双方が考慮されるとき、SRS送信シンボル位置はサブフレームタイプにより影響を受けるだけでなく、UEのRF ICアーキテクチャによっても影響を受ける点に留意すべきである。例えば、UEの送信及び受信が1つのRFチェーンにより行われるか、或いはこれらが密に結合している場合、より少ないシンボルがSRS送信に使用されてもよく、そうでない場合、より多くのシンボルがSRS送信に使用されてもよい。これらは
図42に示される。いくつかのより多くの詳細について以下に説明する。
【0173】
図44Aには、UEが、SRSサブフレーム内でのCC1上でのSRS送信のために、CC2からCC1に切り替える場合を示している。双方のキャリアはスペシャルサブフレームである。UEは、単一のRF設計を有すると仮定され、それにより、CC上の送信及び受信が結合される。スペシャルサブフレーム設定が整合しており、すなわち、DwPTS及びUpPTSの持続時間がCCについて同じであることも仮定される。この場合、UEは、DLにおいてDwPTSを監視する必要があり、DwPTSの終了後に切り替えを開始する。しかし、UEがサブフレームについてスケジューリングされたPDSCHを検出しない場合、制御領域が終了した直後に切り替えを開始してもよい。例えば、制御領域が2つのシンボルを有するが、DwPTSが3つのシンボルを有する場合、UEは、PDSCHのためのどの許可も検出せず、CC1に切り替える必要があることを認識する場合、第2のシンボル(0から数える)から切り替えを開始してもよい。しかし、DwPTSは、制御領域の後により多くのCRSを含んでもよい。従来のシステムでは、PDSCHが存在しない場合、UEは、これらのCRSを監視してもよく、或いは監視しなくてもよい。これは保持されてもよいが、より良い方法は、切り替えが時間でより早く生じることができるように、UEがこれらのCRSを監視しないことを可能にすることでもよい。DwPTSが、例えば、9個のシンボルを有する場合であっても、ネットワークは、CC1のシンボル4上でSRSを送信するようにUEを設定してもよく、一方で、制御領域はシンボル0及び1にまたがり、UEは切り替えるために2つのシンボルを必要とする。これは、UEがPDSCH許可を想定するべきでなく、制御領域の後の全てのCRSを無視できるが、制御領域の直後にCC1に切り替えることを意味する。他の代案は、UEが十分に早いシンボル(例えば、シンボル4)上でCC1上でSRSを送信するように設定されている場合、UEは、サブフレームが検出すべきそれに対する許可を含まず、CC2上のCRSも監視する必要がないと仮定してもよい。その場合、eNBは、そのサブフレーム内で受信すべきどの情報もUEに送信しない。UEがCC1上でSRS送信をスケジューリングする前の数個のサブフレームに、eNBが非周期的SRSトリガーを送出し、UEが同様に動作し得る場合も存在する。同じサブフレームトリガーが使用される場合、UEは、制御領域内でPDCCHを検出するべきであり、このようなトリガーが見つかった場合、他のDL受信は想定されず、UEは、CC2から離れて直ちに切り替えることができる。UEがトリガーを求めてPDCCHを検出するために或る時間が存在してもよいため、UEが送信するには早すぎるシンボ
ル上でeNBがSRS送信をトリガーしないものとする点に留意すべきである。例えば、制御領域が2つのシンボルを有し、UEがPDCCHを検出及び復号化するのに1つのシンボル時間を要する場合(UE能力がネットワークにとって既知である場合)、最も早い切り替えはシンボル3で生じることができ、より早いSRS送信がCC1上でのシンボル5で生じることができる。切り替えの後に、UEは、シンボル位置を含む設定及び指示毎にSRS送信を開始してもよい。シグナリングされたSRS送信の前にシンボルのギャップが存在してもよい(或いは存在しなくてもよい)点に留意すべきである。CC1上に1つ又は複数のSRS送信が存在してもよく、UEは、サブフレーム内に残された十分な時間が存在する場合、SRS送信のために更に他のCCに切り替えるようにシグナリングされてもよい。最後に、UEは、CC2上のUpPTS内(1つ又は2つ以上のシンボル上)でSRSを送信するようにスケジューリングされてもよいため、UEはCC2に切り戻して送信する。RACH送信をサポートするためにキャリア切り替えも実行される場合、同様の概念及び手順が採用できる。
【0174】
同様の実施例が
図44Bに使用されてもよく、スペシャルサブフレーム設定はCC1及びCC2について異なる。しかし、いずれにしても、UEは、DL受信を完了した後に、CC2から離れて切り替えることができる。前述の様々な実施例は、この場合に採用できる。言うまでもなく、UpPTS内のCC2上に残された十分な時間が存在しない場合、CC2上でのSRS送信は、図面に示すように実行されるべきではない。
【0175】
図44Cでは、UEが別々の/分離した送信及び受信RF設計を有すると仮定されることを除き、
図44Aと同じ設定が仮定され、それにより、UEは、CC2上のULがスケジューリングされていない限り、その送信をCC2からCC1にいつでも自由に切り替えることができる。したがって、図面では、UEは、全体のDwPTSについて依然としてDLを受信するが、DwPTSが終了する前であってもULはCC1に切り替えられる。UEがこのサブフレーム内でSRS切り替えが行われるべきであることを認識する場合、UEは、いっそう早くULを切り替えてもよい。例えば、CC1上でのSRS送信が設定された場合、UEは、サブフレームが開始する前であっても切り替えることができる。他の例では、DwPTS領域は10個のシンボルにまたがってもよいが、UEは、シンボル0及び1内のPDCCHに基づいてSRS送信のためのトリガーを検出し、シンボル2内でDCIの検出及び復号化を完了し、次に、DL受信がシンボル9まで依然として進行している間に、シンボル3上で切り替えを開始できる。しかし、この場合、UEは、集約されたセル内での同時の受信及び送信が可能であることのような、そのRF能力を報告する必要がある。
【0176】
図44Dは、
図44Cと同様の例を示すが、スペシャルサブフレーム設定がCCについて異なる。同様の実施例が採用できる。
【0177】
図44Eは、ULサブフレームからULサブフレームへの切り替えの実施例を示す。CC2は、CC1のSRS送信及び切り替え時間と重複するどのUL送信ともスケジューリングできない。しかし、重複しないシンボル上で、SRS及び短縮されたPUSCHがCC2上で送信されてもよい(例について
図44Fを参照する)。
【0178】
前述の実施例は、適切な場合には常に当てはまり、これらの組み合わせが行われることができる。
【0179】
特にキャリアが非活性化されたモードにあるか、或いはUEがDRXにある場合、切り替え元及び/又は切り替え先のサブフレームも、DRSサブフレーム又はDRSサブフレームの直後でもよい。
【0180】
RACHが送信される場合、同様の設計になる。
【0181】
効率の観点及び(現在サポートされるSRSシンボル位置に関して)実現性の観点から、切り替えギャップはSRSサブフレームに影響を与える。
【0182】
例えば、切り替えギャップ(例えば、900us)がスペシャルサブフレーム設定のGP及びUpPTSの持続時間より長い場合、SRS送信のためにUpPTSのどのシンボルも使用することができなくてもよい。この場合、一般的にはULサブフレームである次のサブフレームが、SRS送信に使用されなければならない。明らかに、現在サポートされるULサブフレームの最後のシンボルのみに頼ることは決して効率的ではない。
【0183】
他の例では、UEがULサブフレームの最後のシンボル上でのSRS送信のためにCC1からCC2に切り替える場合、且つ切り替えギャップが完了するのに0でない時間を要する場合、UEがCC1に切り戻すときにCC1の次のサブフレームが影響を受ける。SRS切り替えにより影響を受けるサブフレーム数を低減することが望ましい場合、現在のULサブフレームによりサポートされるSRS送信機会は不十分である。
【0184】
更に他の例では、切り替えギャップが長く、例えば、500us以上である場合、SRS送信がUpPTSの最初のシンボル上にある場合であっても、スペシャルサブフレーム上での切り戻し動作は次のサブフレームに影響を与える。
【0185】
要するに、全てのRF切り替え持続時間値が標準においてサポートされる場合、スペシャルサブフレーム又はULサブフレーム内の現在のSRSシンボル位置は不十分であることが認識できる。2つの代案の選択肢が存在する:
選択肢1:より多くのSRS送信機会を追加するか、或いは
選択肢2:RAN4により提供される全てのRF切り替え持続時間をサポートする。
【0186】
選択肢2が決定された場合、RAN4により提供されるいくつかのRF切り替え持続時間、例えば、500us、900usは、少なくともRel-14においてサポートされないが、将来のリリースはこれらのサポートを提供し得る。
【0187】
代替として、選択肢1が決定された場合、RAN1は、UpPTS内での6個までのシンボル及びULサブフレーム内の最後のシンボルに加えて、新たなSRS送信機会を標準化する必要がある。寄書の残りは、この選択肢のための更なる詳細を提供する。
【0188】
選択肢1では、全てのSRS切り替えギャップがサポートされる必要がある。必然的に、SRS切り替え操作は、特に長い切り替えギャップの場合には、1つより多くのサブフレームにまたがる。効率性のため、SRS切り替えのために複数の連続するサブフレームを割り当てることが好ましい。例えば、1つの完全なSRS切り替え操作(CC1からの切り替えからCC1への切り戻しまで)は、スペシャルサブフレーム、次のULサブフレーム、及び場合によっては更に1つ以上のサブフレームを含むことができる。UEは、これらのサブフレーム内で1つ以上のTDD CC上で複数のSRS送信を実行できる。これらのTDD CCは1つの帯域内にあってもよく、これらのTDD CC上でのSRS送信の間に切り替えギャップが存在しなくてもよい点に留意すべきである。
【0189】
次に、PUSCHを有さないTDD CC上でのSRSのためのタイミングアドバンスについての選択肢を検討する。
【0190】
UEは、PUSCHを有するTDD CCより多くのPDSCHを有するTDD CCを有してもよい。適切なネットワーク設定及び指示で、UEは、いずれかのTDD CCへの切り替えを実行し、そのCC上でSRSを送信できる。解決される必要がある1つの問題は、UEがそのCC上でTAを取得してない可能性があるため、送信のタイミングアドバンス(TA)である。前のリリースにおいて、ULを有さないCCは、どのTAG内でも設定されなくてもよい点に留意すべきである。少なくともSRS切り替え目的で、SRS送信をサポートするいずれかのCCがTAG内で設定される必要がある。これを行うために、eNBは、TAGでUEを設定し、PUSCH/PUCCH/SRS/RACHをサポートする全てのCCのインデックスを対応するTAGに追加する必要がある。
【0191】
検討されるべき2つの主な場合が存在する:
1)CCが有効な取得されたTAを有するTAGの他のCC上でそのタグに属する場合、TAは、標準で既に規定された通りに使用されてもよい。
2)CCが有効な取得されたTAを有さないTAGのいずれかのCC上でそのタグに属する場合、またも2つの場合が存在する:
【0192】
a)TAG内の少なくとも1つのCCがPUSCHをサポートする。この場合、TAGが有効な取得されたTAを有さない理由は、拡張された期間にRACH又はTA更新が存在しないことでもよい。次に、PUSCHを有するCC上でのRACHは、TAを取得するために使用でき、或いは現在のTA更新機構がそのCC上で使用できる。ネットワークは、TAG内でPUSCHを有さないCCへのSRS切り替えの前に、有効なTAがTAGに利用可能になることを確保するべきである。例えば、eNBがCCのためのSRSトリガーを送出する前に、eNBは、UEが関連するTAGのための有効なTAを有することを確かめる必要がある。したがって、UEの観点から、UEは、eNBがCCのタグに関連する有効なTAを有さないCCのためにSRSトリガーを送出しないことを仮定してもよい。一実施例は、UEがPUSCH及びRACHで非活性化されたTAG内のCCのための(場合によっては第2のCC上で)活性化シグナリングを受信したとき、UEは、RACHを送信するべきである。このRACHは、非コンテンションに基づくものとすることができ、RACHのための時間周波数リソースは、活性化シグナリング内で指示されてもよい。或いは代替として、UEは、SRSを送信するべきではなく、UEは、TAG内のRACHをサポートするCC上でRACHを要求するために、要求(例えば、スケジューリング要求)をeNBに送出してもよい。
【0193】
b)TAG内のCCはPUSCHをサポートしない。これは、この寄書の主な焦点である。数個の選択肢が存在する:
【0194】
i)選択肢1:TAG内のCCのうち1つの上にRACHを取り入れる。
【0195】
これは、以下のものを含む標準の変更を必要とする。第1に、標準は、UEがそのUL CA能力より多くのCC上でのRACHで設定されることを可能にするべきであるが、これらのCC上ではPUSCHは設定されない。新たなRACHの送信リソース/プリアンブルコードグループの事前の設定、及び切り替え先のキャリア上でのこれらの事前に設定されたリソース内のプリアンブルコードの送信をトリガーするために現在のキャリア上でPDCCHを使用することが検討されるべきである。第2に、PUSCHのないCC上でのRACHと、他のCC上での他のUL送信との間の衝突は、これらのUL送信がUEのUL CAP能力を超える場合に生じてもよく、そのため、新たに取り入れられたRACHのための衝突処理が提供される必要がある。衝突処理はSRS衝突処理と同様であるが、RACHは、タイミングが利用可能であることを確保するために、SRSより高い優先度を有してもよい。一般的に、RACHは、ACK/NACKを搬送するPUCCHを除き、他のUL送信より高い優先度を有してもよい。代替として、RACHは、非周期的SRS切り替えと同じ優先度に従ってもよい。第3に、このRACHは非コンテンションに基づいてもよく、物理上りリンク共有チャネル(physical uplink shared channel, PUSCH)を含まないキャリア上でタイミングアドバンスを取得するために使用されてもよい。第4に、場合によっては2〜3個のシンボル持続時間のキャリア切り替え時間を考慮して、短縮されたRACHプリアンブルフォーマット4が使用されてもよい。RACHも切り替え時間の制限に従うため、UEがRACH送信のためにTAGを切り替えるのに2〜3個のシンボルを要し、次に、他の2つのシンボル内で切り戻してもよい。短縮されたRACHがUpPTS内で使用される場合、次のサブフレームが影響を受ける可能性があり、UEは切り戻しキャリア上でDLを受信できないか、或いはULにおいて送信できない。その場合、次のDLは部分サブフレームになってもよく、或いは次のサブフレームは、eNBにより切り戻しキャリア(switching-back carrier)上でどのUL送信もスケジューリングしないULサブフレームになってもよい。言い換えると、短縮された形式を有するRACHがUpPTS内で実行されるべきである場合、次のサブフレームは、キャリア上でどのスケジューリングされた送信も有さないULでもよい。同様の概念が通常のRACHに採用できる。代替として、ネットワークは、UEに対して、サブフレームが終了する前の少なくとも2つのシンボル(又は必要な切り替え時間に基づく他の適切な数)にRACHを送信するように指示してもよい。これは、短縮されたRACHがスペシャルサブフレームの最後の2つのシンボルから離れてシフトされ(RACHシンボル位置は設定及び/又は指示されるべきである)、通常のRACHが時間領域において短縮されることを必要とし、サブフレームが終了する前に十分なギャップを残す。切り替え時間に送信時間を加えたものがサブフレーム内に収まる場合、短縮されていないRACHフォーマット(例えば、フォーマット0)もサポートできる。フォーマット0について、RACH送信時間は約900usであるため、40us未満の切り替えが機能するべきであり、他のサブフレームは影響を受けない。1つのTAGについて、TAG内のキャリア上での1つのRACHが十分である。TAG内のSRS送信が、UEがTA調整によって更新されることを保持する場合、RACHはその後に必要ない。したがって、このようなRACHは、サービングセル設定後、又は非活性化若しくは長いDRXの後にTAGが活性化された後の初期RACHのみでもよい。しかし、通常ではRACHはTAGについて1回のみ必要であるため、RACHが他のサブフレームの送信/受信と衝突し得る場合であっても、これは容認できてもよく、これらの場合、RACHはより高い優先度を有し、他の送信はドロップされる。ネットワークは事前に知識を有するべきであり、ドロップを回避するために、それに従ってスケジューリングしてもよい。UEは、RACHと衝突する場合には他の送信/受信が生じないことを仮定してもよい。
【0196】
PUSCHを有さないTDD CC上で設定されたRACHについて、UEは、キャリア切り替えを実行する必要がある。UEが1つより多くのCCをサポートする場合、RACHのためのRRC設定又はRACHをトリガーするためのDCIにおいて、切り替え元のCCが指定される必要がある。周期的SRSについて、RRC設定において切り替え元のCCを設定することが好ましい。非周期的SRSについて、切り替え元のCCは、RRC設定において設定されてもよく、或いは代替として、RACHをトリガーするためのPDCCH命令において指定されてもよい。代替として、初期設定で、UEが2つのみのUL CC CAをサポートする場合、RACHについての切り替え元のCCは、常にPCellに関連しないUL CCであり、すなわち、PCell ULは影響を受けない。一例は、CC1が切り替え元のキャリアであり、一方でCC2が切り替え先のキャリアであることである。新たなRACH送信はCC1において設定及び/又は指示されてもよく、メッセージ1がCC2において送信され、CC1又はCC2におけるメッセージ2応答が続く。
【0197】
したがって、ネットワークは、PUSCHを有さないTAGグループ内の1つのみのCCについて、指定された切り替え元のCC、指定されたRACHのキャリア間スケジューリング、指定されたRAR内容等のような新たな設定で、PUSCHのないCC上での非コンテンションに基づくRACHを設定できる。RACHフォーマット4がサポートされ、0でない切り替え時間のUEのためにより早くシフトされるべきであり、それにより、次のサブフレームが影響を受けない。衝突処理は、RACHのための既存のものを再利用するか、或いはSRS切り替えのためのルールに従う。
【0198】
TA MAC CEを介したTA調整は、SRS送信に基づいて行われることができる。現在のサポートが基準として使用できる。TAコマンドのキャリア間指示がサポートされる必要があってもよい。例えば、TAコマンドは、CC2(或いはより一般的には、CC2があるタグ)のために適用されるがCC1上で搬送されてもよい。
【0199】
ii)選択肢2:UEがTAを推定する。
【0200】
UEは、(UEとTAG1内のセルとの間の伝搬遅延に関連する)TAG1のためのTAと、(TAG1内のセル及びTAG2内のセルへの伝搬遅延差に関連する)TAG1とTAG2とのDL到達時間差とに基づいて、TAG2のためのTAを推定できる。TAG1とTAG2との間の時間同期誤差は、TAG2のためのTA推定に対して何らかの誤差をもたらすが、同じUEにサービス提供するTDDセルについては、時間同期誤差は小さい(例えば、<500ns)。
【0201】
その場合、UEは、推定されたTAでCCに切り替えた後に、例えば、シンボルn上でSRSを送信する。しかし、TAにおける推定誤差のため、SRSは、その前(シンボルn-1)及びその後(シンボルn+1)のシンボルと部分的に重複し得る。この場合もやはり、数個の場合が存在する。
【0202】
a.場合によってはSRSを除き、eNBがCC上で他のUEをスケジューリングしない場合、前述のように、SRSシンボル位置はSRSサブフレームの中間にあってもよいため、重複はどのPUSCH/PUCCHにも影響を与えない。
【0203】
b.eNBがシンボルn-1又はn+1上でSRS送信のために他のUEをスケジューリングする場合、UEからのSRS送信は時間において部分的に重複するが、SRSが周波数領域においてくし状構造に関連して時間領域において反復される(すなわち、冗長である)ため、双方のSRS送信はeNBにより検出できる。それにも拘わらず、重複は、受信したSRSの何らかの劣化を引き起こすため、他のUEからのSRSがスケジューリングされ得るか否かを決定することはeNB次第である。
【0204】
c.eNBがシンボルn上でSRS送信のために他のUEをスケジューリングする場合、UEからのSRS送信は、一方がサイクリックシフト0を使用し、他方がサイクリックシフト4を使用するように、互いに離れたサイクリックシフトを有するべきである。
【0205】
この選択肢を要約すると、UEは、切り替え先のCC上でTAを推定してSRSを送信できる。適切なeNBの実現方式は、SRSがUEにより検出されることを確保できる。この選択肢に標準の影響は必要としないが、UEのTA推定の何らかのRAN4テストが必要となってもよい。
【0206】
iii)選択肢3:UEがTAを推定し、余分のガード時間を適用する。
【0207】
これは選択肢2に類似するが、UEは、SRS送信のためのガード時間としていくつかのギャップを残し、それにより、或るTA推定誤差があっても、SRSはその前又はその後のシンボルと重複しない。したがって、SRS送信の前又は後のシンボルが他の送信のためにスケジューリングされる場合、何らかの問題が存在する。これを行うために、時間領域における有効SRS送信が短縮されるか、或いは2つのシンボルが2つのシンボルの中間での1つのSRS送信のために結合される。この選択肢はいくつかの標準の変更を必要とする。
【0208】
TAGの間のDLタイミング差が有意であり、例えば、FDD TAGとTDD TAGとの間で数マイクロ秒より大きいが約32usまでであり、UEがFDD TAG TAのみを認識しているが、TDD TAG TAを認識していない場合、TDD TAGのためにTAのUE推定に純粋に頼ることは、より大きい誤差を生じ得る。しかし、このような誤差は、DL送信時間差に伝搬時間差を加えたものの2倍により制限される。典型的な場合、これは1つのシンボル持続時間により制限される。eNBがUEによるSRS送信シンボルの前の1つのシンボル及び後の1つのシンボルをブランクにできる場合、衝突/干渉は受けず、eNBはSRSを回復するために時間領域における検索に頼ることができる。これは、「Device, Network, and Method for Communications with Variable-duration Reference Signals」という名称の米国特許出願第14/863,382号に記載された可変持続時間RS設計と同様であり、これは、この全内容が再現されているかのように参照により援用される。代替として、eNBは、2つのTAGの間のDLタイミング差についてUEにシグナリングできる。シグナリングはTA又はTA調整の形式でもよい。言い換えると、eNBはTAG上でUEからどの信号(RACH又はSRS)を受信していなくてもよいが、依然としてTAGに関してTAシグナリングをUEに送出してもよく、TAコマンドは、実際にはTAGの間の送信タイミング差(場合によってはeNBにより提供される他の小さい調整を加えたもの)の間の差である。代替として、ネットワークは、どのPUSCH/PRACH/PUCCHも有さないTAGについてTAを設定でき、TAは、TAGとPCell TAGとの間の送信タイミング差を反映する。UE側では、これはTAを受信するが、TAはPCell TAに対する相対値である。代替として、UEに設定されたTAは、TAGのDL基準タイミングに対する相対値でもよく、その場合、UEは、TAGのDL基準タイミングと相対的にそのTAを調整するべきである。UEは、DL受信タイミング差をeNBに推定報告してもよい。これは、TA2=TA1+delta_DL-delta_TxによりTAを推定するために差を使用してもよく、TA1及びTA2は第1及び第2のTAGのTAであり、delta_DLはDL受信タイミング差(TAG2のDL受信時間からTAG1のDL受信時間を引いたもの)であり、delta_TxはeNBのDL送信タイミング差(TAG2のDL送信時間からTAG1のDL送信時間を引いたもの)である。全ての情報が利用可能である場合、このような式はeNBによっても使用されてもよい。
【0209】
次に、周期的SRS及び非周期的SRS設計について議論する。非周期的SRS送信は、ネットワークがサウンディングに基づいてチャネル品質情報を取得するために、最高の柔軟性を提供することが一般的に認められている。したがって、非周期的SRS送信を実行するために、PUSCHを有さないTDDキャリアへの切り替えが生じ得る。
【0210】
非周期的SRSは、RRCシグナリングを介して設定され、TDDについてのDCIフォーマット0/1A/2B/2C/2D/4及びFDDについての0/1A/4を介して動的にトリガーされる。設定及びDCIは、キャリア切り替えに基づいてSRS送信をサポートするように拡張されてもよい。例えば、DCIは、PUSCHを有さないものを含む、1つ以上のキャリア上でのSRS送信を指示してもよい。したがって、SRS送信に関連するキャリアIDは、DCIに含まれる必要があってもよい。SRSシンボル位置が指示される必要がある場合(例えば、特定のSRS送信について、SRS送信はシンボルxで開始し、シンボルyで終了するか、或いはシンボルxで開始し、z個のシンボルだけ続く)、このような情報はDCIに含まれることができる。DCIは、DCIを受信するキャリア又は他のキャリアのための他の送信又は受信をスケジューリングしてもよいが、スケジューリングされたキャリアは、SRS送信のためにトリガーされたキャリアと同じでもよく、或いは異なってもよい。指示されたSRS送信が同じ(或いは異なる)DCIにより指示された他の送信と衝突する場合、衝突処理機構が提供される。SRS切り替えトリガーとスケジューリングされたUL又はスケジューリングされたDLからのAck/Nackとの双方に使用される同じDCIによる衝突を回避するために、SRSトリガーされた切り替えの間のタイミング関係が変更されてもよく(次のSRS送信機会にシフトされる等)、或いはSRSトリガーされた切り替えのためのDCIが別のDCIを必要とする。
【0211】
SRS送信に関連するキャリアIDは、DCI内で明示的又は暗示的に(RRCシグナリングを介して設定された複数のパラメータセットのうち1つとの関連付けを介して)指定される必要があってもよい。これは、非周期的SRSのキャリア間トリガーもサポートできることを意味する。より具体的には、CC1上で送出されたDCIは、CC2のためのデータのキャリア間スケジューリング及びCC3上でのSRS送信のキャリア間トリガーに使用されてもよい。
【0212】
非周期的SRS送信に設定されたパラメータセット数に関して、現在の仕様は、DCIフォーマット4内の2ビットを介して3つまでのパラメータセットをサポートする。2ビットのトリガーが不十分になった場合、1つのより多くのビットが追加されることが検討されてもよい。他方、DL CC(集約された場合、各FDD CCを含む)毎に、設定された3つまでのパラメータセットが存在することができ、これは、非周期的SRSに使用可能な合計で十分に多数のパラメータセットをもたらし得る。PUSCHのないTDD CC上でSRS送信をトリガーするためにFDDキャリア上で送出されるDCIも許容されてもよい点に留意すべきである。言い換えると、SRS要求ビット数を増加させること、又はキャリア特有のSRSパラメータセット設定をサポートすることのいずれかの2つの選択肢が検討されてもよい。DCI内に明示的なビットを有さず、パラメータセットの選択についてより多くの情報を搬送するためにキャリア次元を利用するキャリア特有のSRSパラメータセットの導入と同様に、この目的のために他の次元も同様に使用してもよい。例えば、トリガーがDL許可内で送出される場合、指示は、DL許可のためのパラメータセットのグループに関連する。そうでなく、これがUL許可内で送出される場合、パラメータセットの他のグループ内の1つが指示される。同様に、これはDCIフォーマット次元、すなわち、TDDについての0/1A/2B/2C/2D/4及びFDDについての0/1A/4を更に利用でき、各TDD/FDD設定の各フォーマットはフォーマット特有のパラメータセットを有してもよい。無線フレーム内のサブフレーム番号(又はスロット番号)又はサブフレームタイプ(DL又はスペシャルサブフレーム)も同様に利用されてもよい。例えば、サブフレーム0で送出されたトリガー及びサブフレーム1で送出されたトリガーは共に、サブフレーム6内でSRS切り替えをもたらしてもよいが、前者が使用される場合、UEは第1のパラメータセットを使用し、一方で後者が使用される場合、UEは第2のパラメータセットを使用する。
【0213】
切り替え元のCCは、送信毎に指定される必要があってもよい。1つの方法は、パラメータセットのRRC設定内で切り替え元のCCを指定することである。他の方法は、DCIトリガー内で指定することである。前者はより少ない物理レイヤシグナリングオーバーヘッドを有するが、後者より柔軟性が低い。RAN1は良い点と悪い点を検討し、どちらがサポートされるかを判断し得る。
【0214】
拡張された効率のため、いくつかのSRS送信のためのSRS切り替え操作が時間において連続するように設定できる(SRS切り替えギャップに従う)。これは、非周期的SRSが(同じ或いは異なるCC上での)複数の連続するSRS送信をサポートし、高レイヤシグナリングが一度に1つ以上のSRS設定を設定し、DCIトリガーが一度に1つ以上のSRS送信をトリガーすることを必要とする。例えば、第1のSRS設定はOFDMシンボルk内のTDD CC1上でのSRS送信のためのものであり、第2のSRS設定はTDD CC2 k+1上のSRS送信のためのものであり、以下同様であり、関連するビットが設定された場合、UEは、キャリア切り替えを複数回実行し、それに従って指定されたCC上でSRSを送信する。
【0215】
SRSシンボル位置が指示される必要がある場合、このような情報はDCIに含まれることができる。
【0216】
指示されたSRS送信がサブフレーム(例えば、サブフレームn)内でDCIにより指示された他の送信と衝突する場合、衝突処理機構が規定されるべきである。例えば、サブフレームn+4において、サブフレームn内のDL送信のためのACK/NACKが送信される必要があり、他のUL送信(例えば、PUSCH、CQIフィードバック)は、サブフレームn内のDCIに基づいてサブフレームn+4内で送信される必要がある。この場合、サブフレームn内のSRSトリガーに関連するSRS送信は、サブフレームn+4内で生じるべきではない。これは、サブフレームn内でDL又はUL許可がUEに送出されないときまで、次のSRS送信機会に延期されてもよい。いくつかの代案が検討されてもよい。第1に、SRS送信は、次の非周期的SRS送信機会に延期されてもよく、次の非周期的SRS送信機会は、eNBにより協調された(送信又は受信のための)操作に関連しなくてもよく、或いは次の非周期的SRS送信は、ACK/NACKが送出できないUpPTSに常に関連する。第2に、SRS切り替えのためのDCIは、他のスケジューリングされたDL/UL送信に関連しなくてもよい。第3に、FDD+TDD CAの場合、FDD及びTDDは異なるタイミング関係を有してもよく、したがって、FDD CC内でのSRSのためのDCIは、以降のUL送信と衝突を生じなくてもよい。第4に、SRSトリガーにおいてスケジューリングされた他の送信についての異なるHARQタイミングが規定されてもよい。非周期的SRS切り替えがスペシャルサブフレームUpPTSに制限される場合(例えば、10msの周期のSRS切り替えパターン又は20msの周期のSRS切り替えパターンを形成する)、これは、特にAck/Nackへの潜在的な衝突の多くを回避できる。この場合、周期的SRS及び非周期的SRSは同様の動作を有し、トリガーが省略されてもよい。代替として、トリガーは周期的SRSのための情報(例えば、SRSパラメータセット選択)を更に提供する。したがって、SRS送信機会(サブフレーム位置及びシンボル位置)を指定する必要がある。
【0217】
周期的SRSは、上りリンクサウンディングのための主要な手段として、Rel-8からLTEにおいてサポートされている。周期的SRSは非周期的SRSほど柔軟的ではないと見なされるが、周期的SRSは、非周期的SRSより小さいシグナリングオーバーヘッドに関連し、その発生の予測可能性のため、これは、衝突回避及び処理にとってより容易になり得る。適切な設定で、特定のシナリオにおいて周期的SRSは非周期的SRSより効率的に利用され得る。さらに、周期的SRSは、比較的長い周期(例えば、特に切り替えギャップが長い場合には20ms以上)で設定されてもよく、及び/又は衝突中により低い優先度に関連してもよく、それにより、周期的SRS切り替えは他の送信に影響を与えなくてもよい。設定されたSRS送信も、サブフレーム0及び5のような特定のサブフレームを回避するべきである。したがって、周期的SRS送信は、SRSキャリアに基づく切り替えに使用されてもよい。
【0218】
周期的SRSの設定は、基準として、既存の機構及びシグナリングを使用できる。拡張された効率のため、いくつかのSRS送信のためのSRS切り替え操作が時間において連続するように設定できる(SRS切り替えギャップに従う)。これは、周期的SRS設定が(同じ或いは異なるCC上での)複数の連続するSRS送信を許容し、高レイヤシグナリングが一度に1つ以上のSRS設定を設定することを必要とする。例えば、第1のSRS設定は帯域幅設定1についてのOFDMシンボルk内のTDD CC1上でのSRS送信のためのものであり、第2のSRS設定は帯域幅設定2についてのOFDMシンボルk+1内のTDD CC1上のSRS送信のためのものであり、以下同様である。すなわち、同じCC上での複数の連続するSRS送信は、異なる帯域幅設定、アンテナポート等のためのものでもよい。いくつかのCC上での複数の連続するSRS送信も検討されてもよい。例えば、第1のSRS設定はOFDMシンボルk内のTDD CC1上でのSRS送信のためのものであり、第2のSRS設定はTDD CC2 k+1上のSRS送信のためのものであり、以下同様である。
【0219】
周期的SRSのためにSRS送信機会(サブフレーム位置及びシンボル位置)を設定する必要があり、設定は、他の送信への影響を低減するために切り替え時間を考慮するべきである。例えば、切り替え時間が0でない場合、設定されたSRSシンボル位置は、サブフレームの最後のシンボルを回避するべきである。
【0220】
周期的SRSについての問題は、SRSが幾分頻繁である場合、高いオーバーヘッドを受け、通常の送信/受信に多くの中断を引き起こし得ることである。1つの解決手段は、特に切り替えギャップが長い場合、SRS切り替えのために比較的長周期のSRSに焦点を当てることである(例えば、20ms以上)。より短期のサウンディングのために、ネットワークは非周期的SRSに頼ることができる。この場合、長周期のSRS切り替えは比較的高い優先度を有するべきである。例えば、40msの周期のSRS切り替えの優先度は、他のUL送信(場合によってはAck/Nackを搬送するものを除く)より高い優先度を有してもよい。Ack/Nackがより低い優先度のものとして設計されている場合であっても、Ack/Nackが長周期のSRSと衝突する必要がないようにeNBがそれに従って事前にスケジューリングできるため、これは一般的に問題を生じない点に留意すべきである。他の方法は、SRS切り替えのために短周期のSRSを許容することであるが、優先度は低く、それにより、通常の送信/受信へのその中断が低減できる。長周期のSRSが短周期のSRSと衝突するとき、短いものがドロップされてもよい。
【0221】
周期的SRS切り替え/送信のための好ましいリソースはスペシャルサブフレームUpPTSである。一実施例は、サブフレーム1(又は設定0/1/2/6についてのサブフレーム6)について、20msの周期である。
【0222】
非活性化されたキャリア又はDRXにおけるキャリアについて、周期的SRSは現在の標準に従って送信されない。SRSキャリアに基づく切り替えも同じ原理に従うべきであり、すなわち、UEは、PUSCHのないTDDキャリアが活性化されてアクティブ時間にある場合にのみ、SRS送信のためにそのキャリアに切り替える。これは、SRS切り替えオーバーヘッドを低減するのも助ける。UEがDRXにあるとき及び/又は非活性化されているとき、周期的SRSは送信されない。しかし、非周期的SRSは依然として送信されてもよい。
【0223】
前述のように、周期的SRS及び非周期的SRSは互いに非常に同様に設定及び使用され得るため、周期的SRS切り替えのみをサポートすることも可能でもよい。
【0224】
衝突処理のための一般的な仮定及び検討事項
切り替え時間は、UE能力の一部としてUEにより報告され、UE及びeNBにより既知である。報告は、以下の値、すなわち、0us、30us、100us、200us、300us、500us、900usのうち1つ以上を指示することでもよい。全ての値がSRS切り替えのため、特により長い切り替え時間のためにサポートされなくてもよい。報告は、CCのペア毎でもよいが、オーバーヘッドは高くなる。一般的に、UEは、数個のカテゴリの切り替え時間を報告しさえすればよい。例えば、帯域内切り替えは、通常では同じ切り替え時間を有する。他の例では、帯域間切り替えも、同じ切り替え時間を有してもよい。帯域Aから帯域Bへの切り替えが帯域Aから帯域Cへの切り替えと異なる時間を有する場合、双方の時間が報告されてもよく、或いは代替として、簡潔にするために2つの時間の最大値が報告されてもよい。
【0225】
いくつかのシンボル上での衝突は、生じる場合には、それが生じる前にUE及びeNBにとって既知である。
【0226】
衝突は、UEがいくつかのリソース(例えば、サブフレーム)を使用できないことを引き起こし得るが、このようなリソースは依然として(他のUEのために)eNBにより使用可能である。
【0227】
複数の選択肢が検討でき、これらが組み合わされてもよい。
【0228】
衝突が生じ得るとき、特定の送信をドロップするように優先度が規定される。
【0229】
この検討事項はRAN1合意と整合しており、次の会合における決定待ちである。
【0230】
SRS切り替えが次のサブフレームに影響を与える場合:
A/Nはより高い優先度を有し、SRS切り替えはドロップされ、
非周期的SRSは他のUCI/PUSCHより高い優先度を有し、
周期的SRSは低い優先度を有する。
【0231】
図45は、キャリアに基づくSRS切り替え方式の図である。図示のように、この例では、UEのSRS切り替えがサブフレームn+1内でA/Nと衝突し得る場合、サブフレームn内の切り替えはドロップされる。
【0232】
(E)PDCCH、スケジューリング要求、RI/PTI/CRSはSRSより高い優先度を有してもよい。非周期的SRSは他のCSI及び短周期のP-SRSより高い優先度を有してもよい。非周期的SRSが(長い或いは短い)周期的SRSと衝突した場合、周期的なものがドロップされる。1つの周期的SRSが他の周期的SRSと衝突した場合、より短い周期を有するもの及び/又はより最近のSRS送信がドロップされる。
【0233】
代替として、周期的SRSは、その予測可能性のため、より高い優先度を割り当てられてもよく、そのため、ネットワークは、スケジューリングの実現方式を介して特定の衝突を回避できる。例えば、40ms以上を有する周期的SRSであっても、Ack/Nackより高い優先度を有することが許容されてもよい。
【0234】
さらに、SRS及び他の送信の衝突及びドロップを回避するために、異なるサブフレームセットについて異なる優先度を規定できる。例えば、1つのサブフレームセット上で、SRSは他のUL送信より低い優先度を有し、一方で、他のサブフレームセット上で、SRSは他のUL送信より高い優先度を有する。セットは、予め設定されたUL送信(SRS又は他のもの)に関係してもよく、それにより、これらの予め設定されたUL送信がより良く保護できる。例えば、ネットワークが周期的CSIフィードバックを保護することを望む場合、対応するサブフレーム(及び場合によってはそれ以上)が、SRSが低い優先度を有するサブフレームであること、サブフレームパターンが時間において異なる粒度を有してもよいため、SRSが依然として設定又はトリガーされてもよいことをUEにシグナリングできる。同様に、これがSRSを保護するために使用できる。ネットワークは、実現方式においてサブフレーム優先度に従ってUL送信もスケジューリングできる。
【0235】
潜在的な衝突は、スケジューリングの制約及びUEの仮定により回避できる。例えば、サブフレームn内のSRS切り替えは次のサブフレームn+1に影響を与え得るが(特に、SRS送信シンボルがサブフレームn内で十分に早くなく、切り替え時間が十分に短くない場合)、サブフレームn+1は、UL送信(例えば、前のサブフレームのためのACK/NACK)のためにスケジューリングされてもよい。eNBがUE切り替え時間についての情報を有しており、そのため、潜在的な衝突が生じ得るか否かを認識できる場合、これは、UL/DL送信(切り替え先のCC上でのSRS送信を含む)のそのスケジューリングを制限でき、それにより、衝突が実際に生じない。対応して、UEは、SRS切り替えがサブフレームnにおいて実行されるべきであり、SRS切り替えがサブフレームn+1に影響を与えることを仮定できるべきであり、UEによる無送信/受信は、ネットワーク実現方式を介して想定される。SRS切り替えが次のサブフレームに影響を与える場合:
UEは、PUCCH(又はPUSCH)が次のサブフレームのためにスケジューリングされないことを仮定するものとし、
eNBは、数個のサブフレームの前にDL又はULにおいて次のサブフレームのためにスケジューリングしないことにより、このことを確保するべきである。
【0236】
悪い点:全体の次のサブフレームは、UEにより使用可能でなくてもよい(依然としてeNBにより他のUEのために使用可能である)。
【0237】
図46は、キャリアに基づくSRS切り替え方式の図である。図示のように、この例では、UEのSRS切り替えがUEについてサブフレームn+1の開始シンボルが失われることを引き起こす場合、(n+1に関連する)サブフレームn-k内で、eNBは、n+1のためのDL(n+1内のA/Nを有する)又はULにおいてUEをスケジューリングしない。
【0238】
SRS切り替えは次のサブフレームのA/Nに影響を与える。
【0239】
SRSトリガーがサブフレームn内のDCI内で送出されることを仮定する。サブフレームn内にDL許可も存在する場合、
PDSCHのACK/NACKとSRSとの双方はサブフレームn+k内で送信される必要があり、これは衝突を引き起こし得る。サブフレームn内にUL許可が存在する場合、UL送信もサブフレームn+k内で生じ、他の衝突も生じるものとする。新たなHARQタイミングが取り入れられるか、或いは測定ギャップ又はSCell活性化による中断のためにHARQタイミングを再利用する。
【0240】
新たな且つ柔軟性のあるSRS送信タイミングが取り入れられ、それにより、SRS切り替えが、他のスケジューリングされた送信を有さない次の許容可能なSRS送信機会に延期される。代替として、SRSは、衝突が存在しない場合、SRS切り替え設定を有する最初のサブフレーム(例えば、スペシャルサブフレーム)内のn+kの後に送出されてもよい。SRS切り替え設定は、周期(例えば、5ms、10ms又は20ms)で予め設定されてもよく、スペシャルサブフレームを含んでもよい。全てのSRS切り替えは、SRS切り替え設定を有するこれらのサブフレームに制限されてもよい。
【0241】
図47は、キャリアに基づくSRS切り替え方式の図である。図示のように、この例では、次のサブフレームと衝突する場合、A/Nは、従来のHARQタイミングと共に生じてもよい。
【0242】
図48は、キャリアに基づくSRS切り替え方式の図である。図示のように、この例では、次のサブフレームと衝突する場合、A/Nは、バンドルされたA/Nを有する新たなHARQタイミングで回避される。
【0243】
他の選択肢は、A/Nの代替指示である。
【0244】
SRS切り替えが次のサブフレームのA/Nに影響を与える場合:
A/NがSRS送信で指示される(例えば、SRS切り替えが、ACKであるときに実行されるか、或いはSRSの巡回シフト/シーケンスを介する、或いはくし状、RB割り当て等を介する。例えば、Ackである場合、設定1又はパラメータセット1がSRSに使用され、そうでない場合、設定1又はパラメータセット1がSRSに使用される。複数のAck/NackビットもSRSパラメータセットの組み合わせを介してサポートされてもよい。この場合、ネットワークは、パラメータセット及びAck/Nackとの関連付けを設定する必要がある。或いは非周期的SRSのためのパラメータセットがここで再利用されてもよい。)。
【0245】
図49は、キャリアに基づくSRS切り替え方式の図である。図示のように、この例では、SRS切り替えがNackと衝突した場合、SRS切り替えがドロップされ、Nackが送出される。
【0246】
図50は、キャリアに基づくSRS切り替え方式の図である。図示のように、この例では、SRS切り替えがAckと衝突した場合、SRS切り替えが送出され、Ackが送出される。
【0247】
他の選択肢は、衝突なしのシナリオに制限することである。
【0248】
UEは、十分に高速に、例えば、帯域内について0usで切り替えることができるか、或いは
UpPTSは、例えば、SRSについて4又は6個のOFDMシンボルで十分長い。
【0249】
例1:UE切り替え時間が0usである→スペシャル又はULサブフレーム内の切り替えは、次のサブフレームとの衝突を引き起こさない。
【0250】
例2:UE切り替え時間が30usである→スペシャルサブフレーム内の全てのSRSシンボル(最後を除く)が使用できる。
【0251】
UCIがスペシャルサブフレームに存在せず、PUCCHがセル特有のSRSが設定されたULサブフレームにおいてパンクチャリング/短縮される点に留意すべきである。
【0252】
図51は、キャリアに基づくSRS切り替え方式の図である。図示のように、この例では、RF周波数合わせ遅延はUEにより受けない。
【0253】
図52は、キャリアに基づくSRS切り替え方式の図である。図示のように、この例では、比較的短いRF周波数合わせ遅延がUEにより受ける。
【0254】
切り替えサブフレーム又は次のサブフレームがPUSCHを搬送する場合、PUSCHは、PUSCHのDMRSまでパンクチャリングできる。言い換えると、DMRSはパンクチャリングされるべきではなく、SRS切り替えがDMRSシンボルと重複する場合、優先度/ドロップルールが当てはまる。パンクチャリングされたPUSCHは、より高い電力、より低いMCSレベル又は変更されたベータ値で送信されてもよく、それにより、信頼性が改善できる。
【0256】
スペシャルサブフレームのSRS切り替えに制限し、ネットワークは、切り替え先のCCのためにより長いTAを指定する(CCが異なるTAG内にある場合)。
【0258】
図53は、キャリアに基づくSRS切り替え方式の図である。SRSは、CC2上でサブフレームnの最後のシンボル上で送信されるため、CC2上の通常のTAが適用される場合、切り戻し操作のためのRF周波数合わせは、サブフレームn+1の開始シンボルと重複する。図示のように、この例では、CC2のための通常のTAで、サブフレームn+1との衝突がある。
【0259】
図54は、キャリアに基づくSRS切り替え方式の図である。SRSは、依然としてCC2上のサブフレームnの最後のシンボル上で送信されるが、より大きいTAが指示され、UEは、CC2への切り替え及びCC2上でのSRS送信をより早く実行し、そのため、UEは、CC1により早く切り戻すことができ、それにより、これはサブフレームn+1と重複しない。図示のように、この例では、CC2のためのより大きいTAで、サブフレームn+1との衝突はない。
【0260】
実施例は、A/N(又はUCI)をPUSCHに埋め込むことである。この1つの問題は、そのサブフレームにスケジューリングされたどのPUSCHも存在しなくてもよいことである。これを解決するために、eNBは、来るべき衝突するサブフレームのために、PUSCHがPUCCHの代わりに使用されることをUEに指示してもよい。そのPUSCHのリソース割り当ては、DCIにおいて送出されてもよい。代替として、PUSCHは半永続的にスケジューリングされ、すなわち、SPSとして設定されてもよい。eNBは、SPS周期をSRS切り替え周期と同じに設定してもよく、それにより、SRS切り戻し操作により影響を受けるサブフレームは、UCIのためにパンクチャリングされたPUSCHを使用できる。
【0261】
SRS電力制御も、PUSCHのないCCに取り入れられるべきである。閉ループ電力制御をサポートするために、ネットワークは、SRS送信でPUSCHのないCCのために新たなTPC-SRS-RNTIを設定する必要がある。TPCコマンドは、DL許可で送出できず、DCI内のUL許可で搬送される。しかし、これらのPUSCHのないCCは、これらのためのUL許可を有さない。したがって、PUSCHのないCCのためのTPCコマンドのキャリア間指示が必要である。TPCコマンドに関連するセルIDは、フォーマット0/4を有するUL許可内で指示される必要がある。代替として、DL許可は、キャリア間指示又は同一キャリア指示によってSRS TPCのために変更できる。グループDCI 3/3Aが代替として使用されてもよいが、TPC-SRS-RNTIが使用される必要があり、キャリア間又は同一キャリア指示が許容されてもよい。基準電力Po_PUSCHは、PUSCHを有さないCCに利用可能でないため、これは規定される必要がある。これは、PUSCHのないCCのための新たな値Po_SRSにより置換されてもよい。代替として、異なるCCのPo(PUSCHを有する)が、このPUSCHのないCCに使用されてもよい。いずれの場合でも、ネットワークは、RRC設定において指定するべきである。以下に、TS 36.331から更新された、PUSCHのないCC上でのSRS及びPRACHの一実施例の設定を示す。
【0262】
-RadioResourceConfigCommon
IE RadioResourceConfigCommonSIB及びIE RadioResourceConfigCommonは、それぞれシステム情報及びモビリティ制御情報における共通無線リソース設定、例えば、ランダムアクセスパラメータ及び静的物理レイヤパラメータを指定するために使用される。表3は、無線リソース設定共通情報要素のための設定を提供する。表4及び5は、様々なSRSパラメータについての説明を提供する。
【表3-1】
【表3-2】
【表3-3】
【表3-4】
【表4】
【表5】
【0263】
SRS切り替え元のCC及び切り替え先のCC
RAN1 #86において到達したLTEコンポーネントキャリア(CC)の間のSRS切り替えに関する一式の合意は以下を含む:
全ての既存のパラメータ設定に加えて、
UEが複数の切り替え元のCCをサポートする場合、
選択肢1:規定されたルール
選択肢2:RRC設定
により選択される。
【0264】
SRS切り替え元のCC及び切り替え先のCCについての実施例の詳細について以下に説明する。
【0265】
切り替え元のCC
SRS切り替えのために、切り替え元のCCを指定することが必要である。切り替え元のCCは、SRSが切り替え先のPUSCHのないCC上で送信されるとき、UL送信が一時停止されるCCである。切り替え元のCC上でUL送信を一時停止する理由は、UEのUL CA能力を超えることを回避するためである。
【0266】
どのように切り替え元のCCを指定するかを分析するために、以下の場合が検討される。
【0267】
ケース1:PUSCHを有する1つのみの許容された候補CCの場合
この場合、切り替え先のPUSCHのないCCについて、切り替え元のCCとしてPUSCHを有する1つのみの候補CCが存在する。その場合、切り替え元のCCは、候補CCのみでなければならない。切り替え元のCCは、標準において指定できる。切り替え元のCCのRRC設定の必要はない。
【0268】
切り替え先のCCのために切り替え元のCCとしてPUSCHが許容された1つのみの候補CCが存在するいくつかのシナリオが存在する:
【0269】
ケース1−1:UEはUL CAをサポートしない。
【0270】
このUEにとって、これは、PUSCHを有する1つのみのCC、すなわちPCellをサポートする。切り替え元のCCはPCellでなければならない。
【0271】
ケース1−2:UEは、UL CAをサポートするが、UEの送信機のRFアーキテクチャは、切り替え先のCCのために1つのみの候補切り替え元のCCを許容する。
【0272】
例として、UEが各帯域内で2つの帯域及び2つのCCをサポートすることを仮定する(帯域1内のCC1/CC2及び帯域2内のCC3/CC4)。CC1は、PUCCH/PUSCHを有するPCellであり、CC3はPUSCHを有するSCellである。UEのRFアーキテクチャは、他の帯域ではなく、帯域毎に専用のRFを使用してもよい。その場合、CC2上でのSRS送信のためのCC3からCC2への切り替えは実行不可能であり、CC4上でのSRS送信のためのCC1からCC4への切り替えも実行不可能である。したがって、CC2のための切り替え元の候補がCC1のみであり、CC4のための切り替え元の候補がCC3のみである。当然に、このような制限は、UEによりネットワークに報告されなければならないため、ネットワークとUEとの双方がSRS切り替えの設定前に認識する。
【0273】
この例は、UE CAをサポートするUEのための切り替え元のCCとして、PUSCHを有するSCellを常に使用することが望ましいように見える可能性があったとしても、これは常に実行可能でない可能性があることも示している。UL-CA可能なUEは、PUSCHをサポートするSCellを有するという事実にも拘わらず、いくつかのPUSCHのないCCのための切り替え元のCCとして、依然としてPCellを使用しなければならなくてもよい。
【0274】
ケース2:PUSCHを有する1つのみの好ましい候補CCの場合
この場合、切り替え先のPUSCHのないCCについて、切り替え元のCCになるべきPUSCHを有する複数の許容された候補CCが存在するが、切り替え元のCCとして、PUSCHを有する1つのみの好ましい候補CCが存在する。2つのシナリオが存在する:
【0275】
ケース2−1:好ましい候補のみが予め決定できる。
【0276】
このシナリオでは、好ましい候補CCのみがUE能力(これはネットワークに報告される)と、CCの設定(例えば、どのCCがPCellであるか、どのCCがPUSCHをサポートするか、どのCCが切り替え先のCCになる必要があるか等)とにより予め決定できる。候補CCは、RRCシグナリングを介して予め設定でき、或いは標準において指定されてシグナリングなしにUE/eNBにより決定できる。
【0278】
ケース2−1−1:好ましい候補のみが既存の標準におけるRF要件及び効率的な要件により決定される。
【0279】
UEは、UL CAをサポートしてもよく、UEの送信機のRFアーキテクチャは、切り替え先のCCのための複数の候補切り替え元のCCを許容するが、既存の標準におけるRF要件は、候補切り替え元のCCが切り替え先のCCにとって事実上1つになることに制限する。既存の標準におけるRF要件の一例は、帯域内UL CAのための連続要件である。現在まで、RAN4のRF要件は、連続UL CAのみを許容する。これは、切り替え元の候補を制限する。例えば、帯域内で連続するCC1/CC2/CC3が存在し、CC2がCC1とCC3との間にあることを仮定する。UEがPDSCHアグリゲーションのための全ての3つのCC、及びPUSCHアグリゲーションのためのCC1/CC2をサポートすることを仮定する。UEがSRS送信のためにCC3に切り替える必要がある場合、連続要件に違反することを回避するために、CC1上でのULを一時停止しなければならない。したがって、CC1又はCC2のいずれかがCC3に切り替えることができるように見える可能性があるが、CC2は好ましい候補ではなく、事実上で言えば、CC1のみが切り替え元のCCになることができる(CC2がCC3についての切り替え元のCCとして選択された場合、CC3上でSRSを送信するときに、CC1もCC2も送信できず、低い効率を有する好ましくない設計である)。
【0280】
ケース2−1−2:1つの許容された候補がPCellであり、他の許容された候補がSCellである。
【0281】
PCellが2つの許容された候補のうち1つである場合、これは、できるだけ保護されるべきであり、SCellは、切り替え先のCCになるべきである(しかし、前述のRFにおける連続要件が、PCellが好ましくないと決定する場合、SCellは切り替え元のCCとして選択されなければならない)。
【0282】
ケース2−1−3:許容された候補はSCellであるが、1つのみが他のものよりPCellから分離される。結合は、PCell及び候補SCellによる共有されたRFのためでもよい。
【0283】
切り替え元の操作がPCellに影響を与えないSCellを選択することが望ましい。例えば、PUSCHを有するSCellがPCellと同じ帯域内にある(或いはPCellとRFを共有する)場合、好ましくは、PUSCHを有する他のSCellが切り替え元のCCとして選択される。そうでない場合、SRS切り替えによるRF周波数合わせ中に、PCellが中断され得る。これは、ルール又はRRC設定のいずれかを介して行われることができ、結果は同じである。
【0284】
ケース2−1−4:1つのみの好ましい候補が他の基準により選択される。
【0285】
候補SCellの全ての切り替え元の操作がPCellに影響を与える場合、又はどの候補SCellの切り替え元の操作もPCellに影響を与えない場合、操作(例えば、UL送信)がSRS切り替えと衝突する見込みが小さいSCellを選択することが望ましくなり得る。
【0286】
さらに、操作(例えば、UL送信)がUEによる他のSRS切り替え操作と一致するSCellを選択することが望ましくなり得る。
【0287】
さらに、切り替え元の操作が他の候補からより速いSCellを選択することが望ましくなり得る。
【0288】
前述の手順は、切り替え元のCCの一意の選択をもたらし得る。この場合、一意の選択は、同じ選択ルールに従う場合にはUE/eNBにより決定でき、或いは代替として、eNBが判断してUEのためにRRCシグナリングを介して設定し、これは、ルールに基づく選択と同じ結果を有するべきである。
【0289】
ケース2−2:好ましい候補のみが実行中に決定できる。
【0290】
ケース2−2−1:候補SCellの全ての切り替え元の操作がPCellに影響を与える場合、又はどの候補SCellの切り替え元の操作もPCellに影響を与えない場合、操作(例えば、UL送信)がSRS切り替えと衝突しないSCellを選択することが望ましくなり得る。このような一例は、アイドルのSCell又は非活性化されたSCellである。すなわち、これは、ネットワーク/UEが衝突を回避するためにキャリア領域の自由度を利用することを可能にする。しかし、これは、予め設定できず、実行中に判断するためにeNB及びUEに頼らなければならない。
【0291】
ケース2−2−2:さらに、操作(例えば、UL送信)がUEによる他のSRS切り替えと一致するSCellを選択することが望ましくなり得る。
【0292】
ケース2−2−3:さらに、切り替え元の操作が他の候補からより速いSCellを選択することが望ましくなり得る。
【0293】
ケース3:PUSCHを有する複数の候補CCの場合
前述のルール(適用可能な場合)が依然として複数の切り替え元の候補をもたらすとき、以下のことが検討されてもよい:
【0294】
ケース3−1:切り替え元のCCは、候補のうちいずれか1つとして指定されてもよく、あいまいさを回避するために、切り替え元のCCのRRC設定が使用できる。これは、ネットワークがセルカバレッジエリア内で切り替え元のCCを制御するという利点を有し得る。
【0295】
ケース3−2:切り替え元のCCは、最高のCCインデックスを有するSCellとして指定されてもよい。
【0296】
ケース3−3:切り替え元のCCは、候補SCellのうちいずれかでもよい。切り替え元のCCの選択肢は、UEの送信/受信にとって違いがなく、eNBにとってトランスペアレントとすることができる。
【0297】
切り替え先のCCがSRSを送信しているときに切り替え元のCC上でのUL送信を一時停止することに加えて、切り替え元のCC上でのUL送信(及び場合によってはDL受信)は、RF周波数合わせ時間中に(切り替え先のCC上でのSRS送信の前及び後に)中断されてもよい。中断のため衝突が生じたとき、衝突処理が適用できる。
【0298】
デュアルコネクティビティの場合、MCGとSCGとの間の十分に速い通信/協調がないため、グループ間切り替えはサポートされない。したがって、前述の議論はセルグループ特有のものであった。前述の議論がSCGに適用されるとき、PCellはグループ内のPSCellを示す。したがって、切り替え元及び切り替え先のCCは、同じセルグループ内にある。
【0299】
切り替え元のCCは非活性化されてもよい。これは、切り替え元のCCとして使用されるべきCCに影響を与えない。ルールに基づく手法が使用される場合、切り替え元のCCとして、非活性化されたSCellを選択することが好ましくなり得る。同様に、ルールに基づく手法が使用される場合、切り替え元のCCとしてDRXにおけるSCellを選択することが好ましくなり得る。
【0300】
所見
前述に詳しく述べた議論に基づいて、ここで以下のことが観測される:
【0301】
切り替えのための切り替え元のCCは、予め決定されてもよく、実行中に決定されてもよい。
【0302】
RRC設定に基づく手法は、予め決定された結果をもたらす。
【0303】
ルールが静的な設定(UE能力及びCC設定)のみに基づく場合、ルールに基づく手法は、予め決定された結果をもたらす。
【0304】
ルールが動的なスケジューリングの結果に依存する場合、ルールに基づく手法は、UE/eNBが切り替え元のCCを実行中に決定することを必要とする。
【0305】
ほとんどの場合、静的な設定のみを使用したルールに基づく手法及びRRC設定に基づく手法は、同じ結果をもたらし、ルールは容易に記述及び実現できる。
【0306】
数個の場合、静的な設定のみを使用したルールに基づく手法は、eNB及びUEにおける幾分高い複雑性で、RRC設定に基づく手法より何らかの柔軟性を提供し得る。
【0307】
数個の他の場合、動的なスケジューリングの結果に基づくルールに基づく手法は、eNB及びUEにおける増加した複雑性を犠牲にして、より大きい柔軟性を提供し、衝突を低減し得る。
【0308】
数個の場合、CCのセットのいずれかからの切り替えは、ネットワークにとってトランスペアレントとすることができる。
【0309】
したがって、実施例は、切り替え元のCCのRRC設定を採用する。切り替え元のCCのRRC設定は、UE能力及びRF要件を考慮に入れ、他の操作への低減した負の影響も考慮に入れてもよい。
【0310】
実施例では、切り替え元のCCは、RRCシグナリングを介して設定される。
【0311】
UEがSRS切り替え設定のために十分な情報、例えば、帯域間RF周波数合わせ及び帯域内RF周波数合わせのための切り替え時間を報告することが必要である。いくつかの場合、帯域間周波数合わせ時間は、特定の帯域ペアに依存し、その場合、異なる帯域ペアについて、UEは、異なる周波数合わせ時間を報告する必要がある。いくつかの場合、帯域間周波数合わせ時間は、特定のCCペアに依存し、その場合、異なる帯域ペアについて、UEは、異なる周波数合わせ時間を報告する必要がある。いくつかの場合、帯域内周波数合わせ時間は、特定のCCペアに依存し、その場合、異なるCCペアについて、UEは、異なる周波数合わせ時間を報告する必要がある。いくつかの場合、帯域間及び帯域内周波数合わせ時間は、特定のCCペア及びCCペアの活動、又はCCペアとの帯域に依存し、その場合、異なる帯域ペアについて、UEは、全ての可能な活動のもとでのCCペアのための最大周波数合わせ時間を報告する必要がある。いくつかの場合、UEは、CCペアを選択してeNBに報告してもよく、eNBはSRS切り替えのために報告されたものから更に選択する。
【0312】
切り替え先のCC及び設定/指示
SRS切り替えのために、切り替え先のCCが指定される必要がある。
【0313】
周期的SRS切り替えのために、切り替え先のCCは、RRCシグナリングを介して設定されなければならない。
【0314】
非周期的SRS切り替えのために、切り替え先のCCは、RRCシグナリングを介して設定されてもよく、或いは一緒にRRC設定及びA-SRSトリガーを介して決定されてもよい。
【0315】
A-SRSトリガーは、3ビットのCIFを含む。その場合、切り替え先のCCは、CIFに関連するCCである。これは、DL DCI及びグループDCIに基づいてA-SRSトリガーに使用されてもよく、CIFが有効化及び設定されなければならず、すなわち、キャリア間スケジューリング/指示が設定される。
【0316】
A-SRSトリガーは、CIFを含まないが、A-SRSトリガー内で送出されたビットは、RRC設定を介してCCに関連付けられる。その場合、関連するCCは、切り替え先のCCである。例えば、UEがA-SRSトリガーを監視しているCCについて、パラメータセット1がCC1上でのSRS設定のために設定され、パラメータセット2がCC2上でのSRS送信のために設定され、パラメータセット3がCC3上でのSRS送信のために設定され、以下同様である。複数のパラメータセットが同じCC上でのSRS送信のために設定できる点に留意すべきである(SRS送信設定は、異なるパラメータセットについて異なってもよい)。
これは、DL DCI及びグループDCIに基づいてA-SRSトリガーに使用されてもよく、これは、キャリア間スケジューリングが設定されることを必要としない。
【0317】
A-SRSトリガーはCIFを含まず、A-SRSトリガー内で送出されるビットは、RRC設定を介してCCに関連付けられない。その場合、A-SRSトリガーを受信したCCは、切り替え先のCCである。これは、DL DCI及びグループDCIに基づいてA-SRSトリガーに使用されてもよく、これは、キャリア間スケジューリングが設定されることを必要としない。
【0318】
前述の3つの選択肢は組み合わされることができ、全てがサポートできる。UEがいくつかのキャリアのためのキャリア間スケジューリングで設定された場合、これらのキャリアについてのSRS切り替えのためにCIFを再利用することが妥当であり、そうでない場合、A-SRSトリガーパラメータセット又は同一キャリア指示が切り替え先のCCを指定するために使用できる。
【0319】
実施例では、P-SRSの切り替え先のCCは、RRC設定シグナリングにより指定される。
【0320】
実施例では、A-SRSの切り替え先のCCは、CIF(設定された場合)、A-SRSトリガービット及びRRCにより設定された関連するパラメータセット、RRC設定シグナリングのみ又はA-SRSトリガーを受信したCCにより指定される。
【0321】
PUSCHのないCC上でのRACHのための切り替え
PUSCHのないCC上でのRACHのために、切り替え元のCC及び切り替え先のCCも指定される必要がある。切り替え先のCCは、RACHのためのPDCCH命令により指示されたCCであり(すなわち、CIFが存在する場合、CIF値に関連するCCがRACHを送信するべきものであり、そうでない場合、PDCCH命令を受信したCCがRACHを送信すべきものである)、これは、現在のRACHと同じ動作である。切り替え元のCCについて、数個の代案が存在する:
【0322】
RACHのPDCCH命令についての切り替え元のCCは、RRCシグナリングにより予め設定される。この場合、同じCCについて、RACHのための関連する切り替え元のCC及びSRSのための切り替え元のCCは異なってもよい。
【0323】
CC上でのRACHのための切り替え元のCCは、SRS切り替えのための切り替え元のCCと同じに指定される。これは簡単な解決策であるが、切り替え元のCCが予め決定されていないCCに使用できない。実行中に決定されたSRS切り替え元のCCの選択肢がサポートされない場合、この選択肢は簡単にするためにサポートされるべきである。代替として、SRS切り替えのための切り替え元のCCを決定するために使用されるルールが、例えば、PCell又はPSCellへの中断を回避/低減するため、非活性化されたCC又はDRXにおけるCCを利用するため等に、RACHのための切り替えにもここで適用できる。
【0324】
実施例では、PUSCHのないCC上でのRACHのための切り替え先のCCは、PDCCH命令により指示されたCCである。
【0325】
実施例では、PUSCHのないCC上でのRACHのための切り替え元のCCは、関連するSRS切り替えのための切り替え元のCCと同じである。
【0326】
SRS切り替えのためのDCI設計
RAN1 #86において到達したLTE CCの間のSRS切り替えに関する一式の合意は以下を含む:
TPCコマンドからの下りの選択の選択肢:
選択肢1:UL許可DCI0/4による(キャリア間指示を有する)
選択肢2:DL DCIによる(キャリア間指示を有する)
選択肢3:グループDCIによる
選択肢3を採用し、PUSCHを有さないSRSのみのCCのみに適用する
トリガー及びTPCのためのジョイントグループDCI
FFS:UE毎のビット数及びフィールドの状態の意味
グループのためのRNTIを取り入れる
A-SRSについて、トリガーは以下で搬送される:
DLスケジューリングDCI及びグループDCI
グループDCIは、PUSCHを有さないSRSのみのCCに使用される。
【0327】
下りリンク制御情報(DCI)設計についての実施例の詳細について以下に説明する。
【0328】
TPCコマンド及びA-SRSトリガーのためのジョイントでのグループDCI
TPCコマンド及びA-SRSのジョイント指示をサポートするために、新たなグループDCIフォーマットが必要である。TPCコマンドのための既存のグループDCIフォーマット3/3Aは、A-SRSトリガーを取り込みつつ、新たな設計のための基準として検討できる。いくつかの態様が以下に議論される。
【0329】
DCIのための検索空間
グループDCIは、UE特有の検索空間の代わりに、UEのグループに共通の検索空間において送信される必要がある。1つの選択肢は、PCellにおいて共通検索空間を使用することであるが、その場合、これはキャリア間指示のために有意なシグナリングオーバーヘッドを必要とし、共通検索空間内でより多くの衝突を引き起こし得る。他の選択肢は、UEがRel-13において取り入れられた各LAA SCell上でのDCIフォーマット1Cを監視する場合と同様に、最低のインデックスのCCE(アグリゲーションレベル4について0〜3及びアグリゲーションレベル8について0〜7)を用いて、PUSCHを有さない各CC内の検索空間を使用することである。(例えば、1つのサブフレーム内でUEの2つのグループに対して2つのDCIをサポートするために)より多くの検索空間が必要である場合、CCE4〜7は、アグリゲーションレベル4のために含まれてもよい。更に他の選択肢は、UEが最低のインデックスのCCEを有するPDCCHを監視する各CC内での検索空間を使用することである。これらのCC上でのPDCCHは、他のCC上でのキャリア間スケジューリングのためのCIFを含んでもよく、同じキャリア間指示関係がTPCコマンド及びA-SRSトリガーのためのCCを指示するために利用できる点に留意すべきである。
【0330】
UEは、PCell及びSCellのセット、又は全てのサービングセル若しくはUEがPDCCHを監視する全てのサービングセル上で、各SRS切り替えCCに関連する最低のCCEインデックスを有する検索空間を監視する必要があることが、ここで観測される。
【0331】
DCIのためのペイロードサイズ
UEによるブラインド検出数を低減するのを助けるために、グループDCI(場合によってはゼロのパディングを含む)のペイロードサイズは、UEが既に監視しているDCIのサイズに等しいことが好ましい。一般的に、UEは、各CCに関連するDCIフォーマット0/1Aを監視するため、グループDCIのペイロードサイズは、同じCC上でのDCIフォーマット0/1Aのものと等しいことが望ましい。DCIフォーマット3/3AもDCIフォーマット0/1Aと同じサイズを有する点に留意すべきである。
【0332】
グループDCIペイロードサイズ(パディングを有する)がDCIフォーマット0/1Aと同じであるべきであることが、ここで観測される。
【0333】
DCIのためのRNTI
キャリア内のUEのグループに共通のRNTIが必要である。グループ内の各UEは、グループRNTIで設定される。RNTI値の範囲は、PUSCH/PUCCHのTPCのためのものと同じとすることができる。キャリア内のUEの数が大きい場合、キャリア上で1つより多くのグループRNTIを設定する必要があってもよく、それにより、異なるUEのグループは、異なるグループRNTIに関連付けられる。1つのRNTIは、UEの全てのSRS切り替えCCのために設定されてもよく、或いは代替として、各SRS切り替えCCは、CC特有のRNTIで設定される。新たなDCIフォーマットがTPCのみの内容及びTPC+トリガーの内容をサポートする場合、これらも異なるグループRNTIにより区別されてもよい。
【0334】
グループRNTIがグループDCIのために設定される必要があることが、ここで観測される。
【0335】
DCI内のUE及びCCの指示
DCI設計についての1つの選択肢は、DCIがUEの切り替え先CCではなく、UEのみを指示することである。これは、キャリア間指示でない場合に対応する。この場合、UEは、SRS切り替えを有する各CC上でグループDCIを監視する必要があるが、CIFはDCIに存在する必要はなく、全体オーバーヘッドが低減されてもよい。UEの指示は、DCIフォーマット3/3Aにおけるものと同様とすることができ、すなわち、グループに関連する各UEは、PDCCH内の位置のインデックスで設定される。
【0336】
他の選択肢は、UEと、TPCコマンド及びA-SRSトリガーに関連するCCとの双方を指示することである。言い換えると、キャリア間指示が利用される。UEのためのCCを指定するために5ビットまで(或いは同等のもの)を必要とし得るため、PCellのみからのキャリア間指示は望ましくない点に留意すべきである。しかし、3ビットまでのCIFの現在のキャリア間指示機構が採用されてもよい。さらに、DCIフォーマット3/3Aと同様に、グループに関連する各UEも、PDCCH内の位置のインデックスで設定される。
【0337】
グループDCIがPDCCH内の位置のインデックスを介してUEを指示し、0ビットのCIF(同一キャリア指示)又は3ビットのCIF(キャリア間指示)を介してUEのCCを指示することが、ここで観測される。
【0338】
DCI内のTPCコマンド
TPCコマンドを有する全てのDCIフォーマットは、3Aでは1ビットのみが使用されることを除き、PUSCH/PUCCHのためのTPCコマンドに2ビットのフィールドを使用する。したがって、SRS TPCコマンドのための新たなグループDCI内で2ビットのフィールドをサポートすることが妥当であり、コンパクトな形式が必要である場合、1ビットのフィールドも検討されてもよい。
【0339】
グループDCIがTPCコマンド毎に2ビットのフィールド又は1ビットのフィールドをサポートすることが、ここで観測される。
【0340】
DCI内のA-SRSトリガー
DCIフォーマット0/1A/2B/2C/2D/6-0A/6-1Aでは、1ビットのトリガーがA-SRSに使用されるが、DCIフォーマット4では、2ビットのトリガーが使用される。新たなグループDCIのために、双方がサポートされてもよい。1ビットのトリガーの場合、1つのA-SRSパラメータセットがサポートでき、一方で、2ビットのトリガーの場合、3つのA-SRSパラメータセットがサポートできる。より多くのA-SRSパラメータセットが必要である場合、せいぜい1つ多くのビット(すなわち、せいぜい3ビットのトリガー)が検討されてもよい。他方、DL CC(集約された場合には各FDD CCを含む)毎に、設定された3つまでのパラメータセットが存在でき、これは、合計で非周期的SRSに使用可能な十分に多数のパラメータセットをもたらし得る。言い換えると、RAN1は、SRS要求ビット数を増加させること又はキャリア特有のSRSパラメータセット設定をサポートすることを検討し得る。
【0341】
グループDCIがA-SRSのために少なくとも1ビット及び2ビットのトリガーをサポートすることが、ここで観測される。
【0342】
トリガーと関連するSRS送信との間の時間オフセットは、既存の標準において既に規定されており、SRS切り替えに再利用できる。しかし、他の送信との衝突を回避するのを助けるために、SRS切り替えのための時間オフセットを変更する必要が存在する場合、時間オフセットは、eLAA SRSトリガーと同様に、トリガーに含まれてもよい。グループDCI内の時間オフセットは、DCI内の全てのSRS要求に共通でもよい。
【0343】
TPCコマンド及びA-SRSのためのグループDCIについて、実施例は以下のうち1つ以上のサポートを提供する:
全てのサービングセル(同一キャリア指示)又はUEがPDCCHを監視する全てのサービングセル(キャリア間指示)上の最低のインデックスのCCEを有する検索空間
DCIフォーマット0/1Aと同じペイロードサイズ(パディングを有する)
グループRNTI
0ビットのCIF(同一キャリア指示)又は3ビットのCIF(キャリア間指示)
2ビットのTPCコマンド及びコンパクトなフォーマットの1ビットのTPCコマンド
少なくとも1ビット及び2ビットのトリガー
任意選択で、時間オフセットの指示。
【0344】
前述の議論は、DCIフォーマット内容について多数の組み合わせをもたらし得る。簡単にするために、DCIフォーマット内容の下方向の選択が検討されるべきである。
【0345】
第1に、A-SRSが設定又はトリガーされなくてもよいが、TPCコマンドがP-SRSのために必要になる場合が存在する。したがって、TPCのみを有するDCIフォーマットを有することは意味がある。これは、事実上ではDCIフォーマット3/3Aであるが、P-SRS送信又はSRS送信をサポートするCC上にある。他のフィールドはDCIフォーマットに含まれる必要はない。RNTIは、SRS-TPC-RNTIと呼ばれてもよい。DCIフォーマット3/3Aの長さは、DCIフォーマット0/1Aと同じである点に留意すべきである。
【0346】
第2に、A-SRSが設定されたとき、グループDCIは、A-SRSのためのSRS要求及びこれらに関連するTPCコマンドを含む必要がある。少なくとも3つの組み合わせ、すなわち、1)0又は3ビットのCIF、2)1又は2ビットのTPC、及び3)1又は2ビットのトリガーが存在する。更に簡単にするために、UEは、SRSを有する各CC上でTPCのみのDCIフォーマットを既に監視する必要があるため、UEがキャリア間指示を考慮せず、TPC+トリガーDCIフォーマットについてのA-SRSを有する各CCを監視することが妥当である点に留意すべきである。その場合、1又は2ビットのTPC及び1又は2ビットのトリガーがサポートされてもよく、これは、4つの組み合わせになり、DCI又はRNTI内で2ビットのフラグにより区別されてもよい。代替として、更なる下方向の選択が検討できる。
【0347】
グループDCIについての実施例は、以下の下方向の選択に焦点を当てる:
P-SRSを有する各CC上でのTPCのみのDCI(3/3Aと同様である)
1又は2ビットのTPC及び1又は2ビットのトリガーを有する、A-SRSを有する各CC上のTPC+トリガーDCI
TPCのみのDCI
DCIフォーマット3/3Aを再利用する
UEは、最低のインデックスのCCEを有する検索空間内でP-SRSを有する各CC上でこのフォーマットを監視する
設定されたグループRNTIを有する
TPC+トリガーDCI
1又は2ビットのTPC及び1又は2ビットのトリガーを有する
DCIフォーマット0/1Aと同じペイロードサイズ(パディングを有する)
UEは、最低のインデックスのCCEを有する検索空間内でA-SRSを有する各CC上でこのフォーマットを監視する
設定されたグループRNTIを有する
場合によっては時間オフセット指示を有する。
【0348】
他の変形も検討できる。例えば、DCIがTPCのみのためのものであるか否かをUEに通知するために、1ビットのフラグがDCIに含まれるか、或いはDCIがトリガーのみのためのものであるか否かをUEに通知するために、1ビットのフラグがDCIに含まれるか、或いはDCIがTPCのみ、TPC+トリガー、トリガーのみのためのものであるか否かをUEに通知するために、2ビットのフラグがDCIに含まれる。さらに、フラグは、いくつかのフィールドの長さ又は存在、例えば、1又は2ビットのTPC、1又は2ビットのトリガー、時間オフセットの存在、CIFの存在等をUEに通知するために使用できる。フラグはジョイントで符号化されてもよい。代替として、フラグは存在しなくてもよく、DCIフォーマット内容の差は、グループRNTIを介してシグナリングされる。言い換えると、異なるフォーマットを使用するUEのために、これらは、異なるグループ内で設定され、各グループが専用のRNTIに関連付けられる。
【0349】
A-SRSトリガーのためのDL DCI
現在、非周期的SRSは、RRCシグナリングを介して設定され、TDDについてのDCIフォーマット0/1A/2B/2C/2D/4及びFDDについての0/1A/4を介して動的にトリガーされる。これらの中で、DCIフォーマット1A/2B/2C/2DはDLのためのものである。これらのDCIフォーマットは、A-SRS切り替えをサポートするように拡張されてもよい。A-SRS切り替えのために他のDL DCIフォーマットをサポートする必要はないように思える。非周期的SRSがサービングセル上で設定されていない場合、SRS要求フィールドが依然として存在してもよく、現在の標準はどのようにUEがそれを利用するかを規定していない。今では、このフィールドは、関連するCC上でA-SRSをトリガーするために有用である。関連するCCは、DCIを受信したCC(CIFが設定されていない場合)又は異なるCC(CIFが設定されている場合)でもよい。RRCシグナリングが関連するCC上でA-SRSを設定するために必要であることを除き、この動作をサポートするために標準における変更は必要ない。
【0350】
前述の「DCI内のA-SRSトリガー」と同様に、ビット数及び時間オフセットは以下の通りである。DL DCIフォーマットは1ビットのトリガーを有する。トリガーを少なくとも2ビットまで増加させることがおそらく必要である。これは、DCIペイロードサイズを変化させ、ネットワークは、新たなペイロードが使用されるか否かをUEに設定するべきである。さらに、トリガーされたSRS切り替え及び送信がDL DCIに関連するACK/NACKと異なる時間とすることができるように、時間オフセットが含まれてもよい。
【0351】
A-SRSのためのDL DCI 1A/2B/2C/2Dについて、実施例は、2ビットのトリガー、及び任意選択で時間オフセット指示のサポートを提供する。
【0352】
SRS切り替えについての他の検討事項
RAN1 #86において到達したLTE CCの間のSRS切り替えに関する一式の合意は以下を含む:
R14 SRS切り替えは、Xusより長くないRF周波数合わせ時間をサポートする
選択肢1:X=200
選択肢2:X=300
選択肢3:X=500
選択肢4:X=900
【0353】
さらに、RAN4の議論において、非活性化されたCCへのSRS切り替えをサポートするか否かが持ち出された。Rel-14についての最大切り替え時間のサポート及び非活性化されたCCへのSRS切り替えについての実施例の詳細について以下に説明する。
【0354】
Rel-14のSRS切り替えにおいてサポートされるべき最大RF切り替え時間
以下のRF切り替え時間がRAN4により合意されている:
[RAN4]:RF切り替え時間がCAシナリオ及びUEの実現方式に或る依存状態を有し得ると考えると、RAN4は、RF切り替え時間が以下の値に規定できることを合意している:
0us
30us
100us
200us
300us
500us
900us
【0355】
RAN1設計では、RAN1が最大値より長くない切り替え時間を有するUEのための効率的なサポートを提供できるように、切り替え時間の最大値について決定することが有用である。最大値を選択するために、他の送信及び受信に全く或いはほとんど負の影響を有し得ない切り替え時間を検討することが望ましい。切り替え時間がいずれかの設定について他の送信及び受信に対して負の影響を常にもたらす場合、RAN1は、後のリリースにおいてこのような切り替え時間をどのように効率的にサポートするべきかを検討できる。
【0356】
500us以上の切り替え時間について、いずれかの設定について他の送信及び受信に対して負の影響が常に存在することが認識できる。これを認識するために、500usが8個のOFDMシンボルになる点に注目する。SRSが現在サポートされているSRSシンボル位置内で送信される場合に拘わらず、次のサブフレームが影響を受ける。したがって、実施例では、Xは厳密に500usより小さくするべきである。
【0357】
他方、切り替え時間が300us以下である場合、最大タイミングアドバンス差(32.47us)が考慮された場合であっても、他の送信又は受信が全く影響を受けない少なくとも1つの設定が存在する。これを認識するために、300usに32.47usを加えたものがせいぜい5個のOFDMシンボルになることに注目する。TDDスペシャルサブフレーム設定0(DwPTSのための3つのOFDMシンボル)及びUpPTSのための6個のOFDMシンボルでは、SRS送信は、UpPTSの最初のシンボルで実行でき、現在のサブフレームのDwPTSも次のサブフレームのどのシンボルもSRS切り替えにより影響を受けない。切り替え時間がより短い場合、他の操作に影響を与えず、より多くの設定がSRS切り替えをサポートでき、より多くのSRS送信位置が許容できる。したがって、実施例では、Xは300usとして選択される。
【0358】
実施例では、R14のSRS切り替えは300usより長くないRF周波数合わせ時間をサポートする。
【0359】
非活性化されたキャリア
非活性化されたキャリアについて、SRSは、現在の標準に従って送信されない点に留意すべきである。LTEコンポーネントキャリアの間のSRS切り替えも同じ原理に従うべきであり、すなわち、UEは、PUSCHのないTDDキャリアが非活性化された場合、SRS送信のためにそのキャリアに切り替えない。これは、SRS切り替えオーバーヘッドを低減するのも助ける。RAN1からRAN4/2へのLSは、この問題を明確化するために検討できる。
【0360】
TS36.321から以下の抜粋が情報のために含まれる:
5.13 SCellの活性化/非活性化
MACエンティティは、TTI毎且つ設定されたSCell毎に:
-SCellが非活性化された場合:
-SCell上でSRSを送信しないものとする。
【0361】
実施例では、SRS切り替えのために、非活性化されたCCへの切り替えは存在しない。
【0362】
SRS切り替えのためのパワーヘッドルーム報告
導入
RAN1 #86において到達した電力制御機構のためのパワーヘッドルーム報告についてのLTE CCの間のSRS切り替えに関する一式の合意は以下を含む:
Rel-13と同様の2種類のPHRのサポート
【0363】
詳細はFFSである。
PUSCHを有さないTDD CC上でのSRSのための2種類のパワーヘッドルーム報告についての実施例の詳細について以下に説明する。
【0364】
PUSCHを有さないTDD CC上でのSRSのためのPHの検討
PUSCHを有さないTDD CC上でのSRSのための電力制御式は、UEがサービングセルcについてサブフレームi内でSRSを送信する場合、送信電力は以下の式に基づいて計算できる:
【数1】
ここで、P
CMAX,c(i)はサービングセルcについてサブフレームi内でTS36.101において規定された設定されたUE送信電力であり、P
O_SRS,c(j)及びα
SRS,c(j)はサービングセルcについてサブフレームi内でのSRS電力制御のために規定されたパラメータであり、P-SRSについてj=0であり、A-SRSについてj=1であり、M
SRS,cはリソースブロック数で表現されたサービングセルcについてサブフレームi内でのSRS送信の帯域幅であり、f
SRS,c(i)はサービングセルcについての現在のSRS電力制御調整状態である。
【0365】
残りの問題は、PUSCHを有さないTDD CC上でのSRSのためのPHRである。電力制御式に基づいて、UEがサービングセルcについてサブフレームi内でSRSを送信する場合、PHは以下の式に基づいて計算できる:
【数2】
ここで、P
CMAX,c(i)はサービングセルcについてサブフレームi内でTS36.101において規定された設定されたUE送信電力であり、P
O_SRS,c(j)及びα
SRS,c(j)はサービングセルcについてサブフレームi内でのSRS電力制御のために規定されたパラメータであり、P-SRSについてj=0であり、A-SRSについてj=1であり、M
SRS,cはリソースブロック数で表現されたサービングセルcについてサブフレームi内でのSRS送信の帯域幅であり、f
SRS,c(i)はサービングセルcについての現在のSRS電力制御調整状態である。
【0366】
UEがサービングセルcについてサブフレームi内でSRSを送信しない場合、PHは以下の式に基づいて計算できる。
【数3】
ここで、
【数4】
はMPR=0dB、A-MPR=0dB、P-MPR=0dB及びΔT
C=0dBと仮定して計算され、MPR、A-MPR、P-MPR及びΔT
CはTS36.101に規定されている。
【0367】
実施例では、2つの種類のPH
SRS,c(i)は、合意されたSRS電力制御式に基づいて計算され、どのようにSRSのみのPHRがトリガーされて報告されるかについて様々な代案が存在する。
【0368】
SRS切り替えのための衝突処理
衝突の分析
異なる理由により引き起こされる衝突が存在し、これらは異なる形式を取ってもよい。衝突を有効に処理するために、以下の衝突の分析が提供される。
【0369】
タイプ1:UE能力制限又は要件違反により引き起こされる衝突
UEのために設定/スケジューリングされた操作がUE能力を超えた場合、衝突が生じ得る。さらに、UEのために設定/スケジューリングされた操作が帯域組み合わせの要件のような要件/規則を違反した場合、衝突が生じ得る。
【0370】
例えば、1つのCC上でのULにおいて一度に送信できるUEが、切り替え元のCC上で同時に送信しつつ、切り替え先のCC上でSRSを送信することは、UEのUL能力を超え、そのため、これは衝突である。この場合、1つのみの送信が一度に許容できる。SRS切り替えのための切り替え先及び切り替え元のCCについての議論について、[1]を参照する。
【0371】
他の例では、2つのUL CC CAをサポートするUEについて、UEが一度に1つのみの帯域をサポートできる場合、又はRF要件が帯域A及びB上での同時の送信を禁止する場合、帯域A内のCC1上でのSRS及び帯域B内のCC2上での他の信号の送信は、衝突になり得る。
【0372】
更に他の例では、UEに対して、設定されたP-SRSと同じシンボル上でA-SRSを送信するように指示することが衝突を引き起こすように、重複するリソース上で2つの送信を実行するようにUEを設定/スケジューリングすることも衝突をもたらす。
【0373】
タイプ2:RF周波数合わせにより引き起こされる衝突
衝突はRF周波数合わせ中に生じ得る。
【0374】
例えば、CC1からCC2への切り替え中に、RF周波数合わせは、CC1と同じ帯域内で全てのCCが送信できないことを引き起こしてもよく、これは、CC2と同じ帯域内で全てのCCが送信できないことも引き起こしてもよい。
【0375】
他の例では、PUSCHのないCC上でのSRS送信がサブフレームの最後のOFDMシンボル内で実行された場合、且つUEのRF周波数合わせ時間が0でない場合、次のサブフレーム(UL又はDL)が影響を受ける。
【0376】
タイプ1の衝突は、切り替え先のCCによるSRS送信についてのシンボル上で生じ得る。他方、タイプ2の衝突は、切り替え先のCCによるSRS送信についてのシンボル上ではなく、SRS切り替えのRF周波数合わせ時間中に生じ得る。ULとDLの双方は衝突中に影響を受けてもよい。同様に、PUSCHのないCC上でのRACH送信も、双方の種類の衝突を引き起こし得る。衝突処理機構は、衝突中の全ての影響を受けるCCの全てのOFDMシンボル上の全ての信号に適用されるべきである。
【0377】
衝突処理機構は、衝突中の全ての影響を受けるCCの全てのOFDMシンボル上の全ての信号に適用されるべきである。
【0378】
PUSCHを有さないTDD CC上でのSRSのための衝突処理
衝突の場合、どの送信(又は受信)が保持/ドロップされるかをどのように決定するか、及び衝突を回避するための拡張が規定されるべきである。
【0379】
潜在的な解決策は以下のものでもよい:
選択肢1:優先度/ドロップルールを規定する。
選択肢2:パンクチャリングされた信号を許容する。
選択肢3:A-SRSタイミング又はHARQタイミングを変更する。
【0380】
選択肢1では、特定の設定されたSRS送信を前提として、他のULキャリアにおいてPUSCH/PUCCH/PRACH/等との衝突にあるときに、周期的/非周期的SRSタイプ及びチャネル/UCIタイプ並びにPCell/SCellタイプを含む要因が、ドロップルール及び優先された送信を判断するときに考慮されてもよい。
【0381】
SRS切り替えは、通常のデータ送信(PUSCH/PDSCH)より高い優先度を有することができる。
【0382】
DL制御チャネル、(E)PDCCHはSRS切り替えより高い優先度を有するべきである。
【0383】
RRC設定情報、MAC制御情報及び関連するフィードバックを搬送する信号は、SRS切り替えより高い優先度を有するべきである。
【0384】
一般的な指針として、ACK/NACK、SRを搬送する信号、RACH手順に関与する信号は、SRS切り替えより高い優先度を有するべきである。しかし、ACK/NACKに対するSRS切り替えの負の影響が(例えば、SRS切り替えにより0.5%より大きくならないとすべきCCについての失われたACK/NACKのRAN4要件を介して)制限できる場合、A-SRS及び長周期のP-SRSはACK/NACKより高い優先度を有してもよい。
【0385】
SRSはCSIを取得するより良い手段を提供するため、SRS切り替えは、TDD CC上でのCSIフィードバックより高い優先度を有するべきである。しかし、FDD CCのためのRI/PTI/CRIを搬送する長期のCSIフィードバックは、SRS切り替えより高い優先度を有するべきである。
【0386】
優先度/ドロップルールは、信号をパンクチャリングすることを介した衝突回避が適用された後に適用されるべきである。言い換えると、信号をパンクチャリングすることが衝突を解決できる場合、優先度/ドロップロールは適用可能ではない。そうでない場合、優先度/ドロップルールが適用される。
【0387】
実施例:以下の優先度/ドロップルールを検討する:
FDDのための(E)PDCCH RI/PTI/CRI、RRC/MACシグナリング、SR、RACH、[ACK/NACK]>A-SRS>長周期のSRS>[他のACK/NACK]>短周期のSRS>他のCSI>通常のPUSCH/PDSCH。
【0388】
選択肢2では、異なるキャリア上でのSRS送信の衝突を処理するために、いくつかの形式のパンクチャリングされたPUCCH/PUSCH/PDSCHフォーマットを取り入れることができる。SRS切り替えと重複するPUCCH/PUSCH/PDSCHシンボルはパンクチャリングされてもよく、それにより、パンクチャリングされた信号及びSRS切り替えが共に維持されてもよい。
【0389】
これは、部分的な終了サブフレーム、1つのみのスロットを有するサブフレーム、最初又は最後のシンボルを有さないPUSCH等のように、LAA/eLAAのような既存の部分的なPDSCH/PUSCHをできるだけ再利用することを検討してもよい。何個のシンボルがSRS切り替えと重複しているかをeNBとUEとの双方が認識しているため、送信/受信されるべきシンボル数は、UEに指示される必要はない。
【0390】
パンクチャリングされたPDSCHが考慮できる。
【0391】
パンクチャリングされたPUSCHが考慮できる。しかし、PUSCHのDMRSシンボルはパンクチャリングされるべきではなく、DMRSが影響を受ける場合、優先度/ドロップルールが適用されるべきである。さらに、ACK/NACKがPUSCHに埋め込まれた場合、ACK/NACKシンボルがパンクチャリングされるべきではなく、ACK/NACKが影響を受ける場合、優先度/ドロップルールが適用されるべきである。
【0392】
パンクチャリングされたPUCCHが考慮できる。しかし、PUCCHのDMRSシンボルはパンクチャリングされるべきではなく、DMRSが影響を受ける場合、優先度/ドロップルールが適用されるべきである。パンクチャリングは、PUCCHフォーマット及び多重の手段に依存して、多重されたUEの間の非直交性をもたらしてもよく、或いはもたらさなくてもよい。TS36.213に規定されたPUCCHフォーマットがPUCCHのデータシンボル(DMRSシンボルではない)上で時間領域において直交カバーコードを使用する場合、パンクチャリングは、非直交多重をもたらし、使用されるべきではなく、そうでない場合、PUCCHデータシンボルはパンクチャリングでき、直交性が保持される。
【0393】
実施例:部分的なPDSCH/PUSCHサブフレーム、パンクチャリングされたPDSCH、PUSCH(DMRSシンボル又はACK/NACKシンボルに影響を与えない)、及びPUCCH(DMRSに影響を与えない)フォーマットが検討できる。
【0394】
選択肢3では、HARQタイミング又はA-SRS送信タイミングの変更が検討されてもよい。SRSトリガーがサブフレームn内のDCI内で送出されることを仮定する。サブフレームn内にDL許可も存在する場合、PUSCHのACK/NACKとSRSとの双方は、サブフレームn+k内で送信される必要があり、これは衝突を引き起こし得る。そのため、eIMTAにおけるACK/NACKタイミングを再利用することにより、ACK/NACKタイミングを後のサブフレーム内になるように変更することが検討されてもよい。代替として、SRSは、許容されたSRS切り替え(例えば、スペシャルサブフレーム)を有する最初のサブフレーム内のn+kの後に送出されてもよく、衝突は存在しない。eLAA SRSトリガーと同様に、SRSトリガーもタイミングオフセットに関連してもよく、これは、SRS切り替えのための異なる機会をUEに指示する。eLAAは、サブフレーム数に関してサブフレームn+kへのオフセットを指示するために3ビットを有し、すなわち、000が0のサブフレームオフセットのためのものであり、以下同様である。SRS切り替えのために、1つ又は2つのビットのように、数個のビットが検討できる。SRS切り替えのためにも、オフセットは、UEに設定されるSRS送信機会に関し、これは、TS36.213においてT
SRS,1、T
offset,1及びk
SRSに対応する。
【0395】
衝突処理のための更に他の実施例は、切り替え先のCC上でのPUCCH/PUSCH送信を可能にすることである。UEがSRSのためにCCに切り替える場合、UEは、次の切り替えが生じるまで、他のUL TxのためにCCに留まる。良い点は、送信のドロップがないことである。これは、UL高速キャリア切り替えを事実上もたらす。
【0396】
SRSのための複数のアンテナのサポート
TDDシステムにとって、サウンディングはシステム性能改善のために非常に重要である。DL CSIは、サウンディングにかなり依存する。アンテナの全てがDL受信において利用されるため、UEのアンテナの全てについてサウンディングをサポートすることが必要である。
【0397】
異なるDL及びUL能力では、UEは、一度に1つ又はいくつかのアンテナをサウンディングできる。以下に異なるUL能力の場合をまとめる:
DLにおける2Rx
ULにおける1Tx、送信アンテナ選択をサポートしない
ULにおける2Tx
ULにおける1Tx、送信アンテナ選択をサポートする
DLにおける4Rx
ULにおける1Tx、送信アンテナ選択をサポートしない
ULにおける2Tx、送信アンテナ選択をサポートしない
ULにおける4Tx
ULにおける1Tx、送信アンテナ選択をサポートする
ULにおける2Tx、送信アンテナ選択をサポートする。
【0398】
ケース1a、2a、2bについて、送信アンテナ選択がサポートされず、すなわち、UEは他のアンテナ上で送信できないため、全てのアンテナをサウンディングすることは不可能である。これらの場合は、以下の検討事項において除外される。
【0399】
2つのアンテナの場合、UEは、UL 2x2 MIMO(ケース1b)又は2アンテナ切り替え(ケース1c)を通じて2つのアンテナのサウンディングをサポートでき、これらは異なる能力のUEについての仕様において既にサポートされている。SRSキャリアに基づく切り替えの導入によって、2つのアンテナのサウンディングは、P-SRSのためのRRC設定、及びA-SRSのためのRRC設定にDCI指示を加えたものを介して、更なる標準の影響なしにPUSCHのないキャリア上で実行できる。
【0400】
ケース2cでは、全ての4つのTxアンテナによるサウンディングはR13において既にサポートされており、更なる標準の影響なしに、SRSキャリアに基づく切り替えと組み合わせることができる。しかし、ULにおける4TxをサポートするUEは、実際のネットワークにほとんど存在しない。上りリンクの4Tx能力を有するUEが普及できる前に長い時間を必要とし得る。DLにおける4Rxについては、典型的なUE能力はケース2d及び2eになるべきである。したがって、全ての4つの上りリンクアンテナをサウンディングするために、ケース2d及び2eは、SRS拡張のための主な焦点になるべきである。
【0401】
4つのアンテナの場合、UEが1 UL Txアンテナ能力(ケース2d)又は2 UL Txアンテナ能力(ケース2e)のみを有する場合、4つのアンテナの切り替えは、全てのアンテナをサウンディングするように取り入れられるべきである。4つのアンテナの切り替えはPUSCHを有するCC又はPUSCHを有さないCCを含み、全てのCCのサウンディングのためになる。
【0402】
周波数及び空間領域でのサウンディングの拡張は、DLスループットをかなり改善し、これは、SRSキャリアに基づく切り替えWIの動機である。キャリア切り替えを有するSRSのために4つのアンテナの切り替え(ケース2d及び2e)を取り入れることが提案されている。
【0403】
Rel-13において、2つのアンテナの切り替えのために、TxアンテナはP-SRSのためのSRS送信時点毎に切り替えられる。1つのキャリア上での2Txアンテナの切り替えは、RRC設定されたパラメータから計算された所定のパターンに基づいて実行される。4つのアンテナを有するUEについて、アンテナ切り替えは、全ての4つのアンテナを含むべきである。Rel-14におけるキャリア切り替えでは、UEは、キャリアに基づく切り替えと組み合わせたSRS送信のためのアンテナ切り替えも実行できる。したがって、サウンディングは、異なるキャリア及びアンテナにより実行できる。
【0404】
キャリア切り替えを有するSRS送信のためのアンテナの切り替えは、RRC設定されたパラメータから計算された所定のパターンに基づくことができる。機構はRel-13においてサポートされている2Txアンテナ切り替えと同様である。所定の切り替えパターンは、全てのアンテナのサウンディングを容易にするべきである。全てのアンテナは、PUSCHを有するCC又はPUSCHを有さないCC上でのSRS送信の機会を有するべきである。キャリア切り替えでのアンテナ切り替えを可能にすることは、RRCにより設定できる。SRS送信のためのキャリア切り替えは、所定のパターンに基づいてアンテナ切り替えを実行する。
【0405】
SRSキャリアに基づく切り替えのために、P-SRS及びA-SRSが共にサポートされる。PUSCHを有するCC又はPUSCHを有さないCCのために、SRSは、RRCにより別々に設定されるべきである。PUSCHを有するCCのために、2d、2eを除き、従来のサウンディング手順が全ての場合に再利用できる。ケース2d及び2eのために、全ての4つのTxアンテナのサウンディングをサポートするように新たなアンテナ切り替え式が規定できる。ケース2eでは、4つのTxアンテナは、各グループ内に2つのアンテナを有する2つのグループに分割できる。アンテナ切り替えは、アンテナグループの間と、グループ内のアンテナの間との双方で実行できる。
【0406】
PUSCHを有さないCCのために、アンテナの組み合わせ及びキャリア切り替えを処理するように新たなサウンディング手順が規定できる。UL 4x4 MIMOの可能なUEは一度に4つのアンテナをサウンディングできる。1 UL Txアンテナ能力を有するUEのために、4Txアンテナ切り替えが一度に1つのアンテナをサウンディングするために使用される。RF周波数合わせ時間では、頻繁なキャリア切り替えは、より大きい周波数合わせ時間オーバーヘッドをもたらす。4Txアンテナ切り替えをサポートするために、アンテナ+キャリアを切り替えるオーバーヘッドは改善されるべきである。
【0407】
全てのアンテナ及びキャリアをサウンディングする待ち時間は大きくなり得る。サウンディングの待ち時間を低減するために、キャリア切り替えがCC上でのSRSについて続いているときに、CC上の全ての4つのTxアンテナをサウンディングすることがより好適である。4つのTxアンテナからのSRSは、待ち時間を低減するために、短い間隔で異なるシンボル上で送信されるべきである。TDDシステムでは、少なくともPUSCHのないCCにおいて、サブフレーム内の複数のシンボル(例えば、UpPTS内の全ての4つの更なるシンボル)は、同じUEによる4つのTxアンテナのSRS送信に使用できる。現在のTS36.213では、これは、「TDDサービングセルについて、UEが所与のサービングセルのUpPTS内において2つ又は4つの更なるSC-FDMAシンボルで設定された場合、全てがSRS送信に使用でき、トリガータイプ0のSRSについて、UpPTS内の設定された更なるSC-FDMAシンボルの中からせいぜい2つのSC-FDMAシンボルが同じUEに割り当てられることができる」ことを有する。このような制限が除去された場合、UpPTS内の全ての4つの更なるシンボルは、SRS送信のために同じUEにより使用できる。さらに、トリガータイプ0について、SoundingRS-UL-ConfigDedicatedUpPTsExtが設定され、SoundingRS-UL-ConfigDedicatedが設定された場合、双方が使用されるものとする。トリガータイプ1について、SoundingRS-UL-ConfigDedicatedAperiodicUpPTsExt及びSoundingRS-UL-ConfigDedicatedが設定された場合、双方が使用されるものとする。
【0408】
SRS切り替え要件について、数個の選択肢が存在する:
【0410】
2)最大の中断=1つのサブフレームである。これは、SRS切り替えが次のサブフレームに影響を与えないことを意味し、その場合、A/Nが影響を受けず、ネットワークは、SRS切り替えのために適切なUEを注意深く設定する。中断が1つのサブフレームに制限される場合、整合したTDD UL/DL設定を有する場合、中断は、スペシャルサブフレーム又はULサブフレームの最後のシンボル内のみにある。スペシャルサブフレームは、A/Nを搬送しない。ULサブフレームの最後のシンボル上のSRSは、A/Nに影響を与えない。TDDとFDDとの間でタイミング整合を有さないFDD+TDDについて、切り替えがFDDにおいて2つの失われたULサブフレームをもたらす場合、これは、FDD CCからTDD CCへの切り替えをもたらさなくてもよい。
【0411】
3)最大の中断=2つのサブフレーム。
【0412】
さらに(或いは代替として)、「A/Nロス率が0.5%より大きくない」という要件が取り入れられた場合、どのようにSRS切り替えが実行されるかについて判断するためにネットワークが完全に自由であることを除き、標準は他の厳しい制約を課す必要はないが、A/Nロス率の要件が満たされるように設定を判断するのをネットワークに託す。実際には中断の問題又は衝突の問題を解決しないが、これは中断及び衝突の負の影響を制限する。
【0413】
図55は、ここに記載の方法を実行するための実施例の処理システム5500のブロック図を示し、これは、ホストデバイスに設置されてもよい。図示のように、処理システム5500は、プロセッサ5504と、メモリ5506と、インタフェース5510-5514とを含み、これらは
図55に示すように構成されてもよい(或いは構成されなくてもよい)。プロセッサ5504は、計算及び/又は他の処理に関するタスクを実行するように適合されたいずれかのコンポーネント又はコンポーネントの集合でもよく、メモリ5506は、プロセッサ5504による実行のためのプログラミング及び/又は命令を記憶するように適合されたいずれかのコンポーネント又はコンポーネントの集合でもよい。実施例では、メモリ5506は、非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体を含む。インタフェース5510、5512、5514は、処理システム5500が他のデバイス/コンポーネント及び/又はユーザと通信することを可能にするいずれかのコンポーネント又はコンポーネントの集合でもよい。例えば、インタフェース5510、5512、5514のうち1つ以上は、プロセッサ5504からホストデバイス及び/又はリモートデバイスにインストールされたアプリケーションにデータ、制御又は管理メッセージを通信するように適合されてもよい。他の例として、インタフェース5510、5512、5514のうち1つ以上は、ユーザ又はユーザデバイス(例えば、パーソナルコンピュータ(personal computer, PC)等)が処理システム5500と相互作用/通信することを可能にするように適合されてもよい。処理システム5500は、長期記憶装置(例えば、不揮発性メモリ等)のような
図55に図示しない更なるコンポーネントを含んでもよい。
【0414】
いくつかの実施例では、処理システム5500は、電気通信ネットワークにアクセスするか、さもなければその一部であるネットワークデバイスに含まれる。一例では、処理システム5500は、基地局、中継局、スケジューラ、コントローラ、ゲートウェイ、ルータ、アプリケーションサーバ又は電気通信ネットワーク内の他のデバイスのように、無線又は有線電気通信ネットワーク内のネットワーク側デバイス内にある。他の実施例では、処理システム5500は、移動局、ユーザ装置(UE)、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット、ウェアラブル通信デバイス(例えば、スマートウォッチ等)又は電気通信ネットワークにアクセスするように適合された他のデバイスのように、無線又は有線電気通信ネットワークにアクセスするユーザ側デバイス内にある。
【0415】
いくつかの実施例では、インタフェース5510、5512、5514のうち1つ以上は、処理システム5500を、電気通信ネットワーク上でシグナリングを送信及び受信するように適合された送受信機に接続する。
図56は、電気通信ネットワーク上でシグナリングを送信及び受信するように適合された送受信機5600のブロック図を示す。送受信機5600は、ホストデバイスに設置されてもよい。図示のように、送受信機5600は、ネットワーク側インタフェース5602と、カプラ5604と、送信機5606と、受信機5608と、シグナルプロセッサ5610と、デバイス側インタフェース5612とを含む。ネットワーク側インタフェース5602は、無線又は有線電気通信ネットワーク上でシグナリングを送信又は受信するように適合されたいずれかのコンポーネント又はコンポーネントの集合を含んでもよい。カプラ5604は、ネットワーク側インタフェース5602上で双方向通信を容易にするように適合されたいずれかのコンポーネント又はコンポーネントの集合を含んでもよい。送信機5606は、ベースバンド信号を、ネットワーク側インタフェース5602上での送信に適した変調キャリア信号に変換するように適合されたいずれかのコンポーネント又はコンポーネントの集合(例えば、アップコンバータ、電力増幅器等)を含んでもよい。受信機5608は、ネットワーク側インタフェース5602上で受信したキャリア信号をベースバンド信号に変換するように適合されたいずれかのコンポーネント又はコンポーネントの集合(例えば、ダウンコンバータ、低雑音増幅器等)を含んでもよい。シグナルプロセッサ5610は、ベースバンド信号を、デバイス側インタフェース5612上での通信に適したデータ信号に変換し、逆も同様に行うように適合されたいずれかのコンポーネント又はコンポーネントの集合を含んでもよい。デバイス側インタフェース5612は、シグナルプロセッサ5610と、ホストデバイス内のコンポーネント(例えば、処理システム5500、ローカルエリアネットワーク(local area network, LAN)ポート等)との間でデータ信号を通信するように適合されたいずれかのコンポーネント又はコンポーネントの集合を含んでもよい。
【0416】
送受信機5600は、いずれかの種類の通信媒体上でシグナリングを送信及び受信してもよい。いくつかの実施例では、送受信機5600は、無線媒体上でシグナリングを送信及び受信する。例えば、送受信機5600は、セルラプロトコル(例えば、ロングタームエボリューション(long-term evolution, LTE)等)、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network, WLAN)プロトコル(例えば、Wi-Fi等)又は他の種類の無線プロトコル(例えば、ブルートゥース、近距離無線通信(near field communication, NFC)等)のような無線電気通信プロトコルに従って通信するように適合された無線送受信機でもよい。このような実施例では、ネットワーク側インタフェース5602は、1つ以上のアンテナ/放射素子を含む。例えば、ネットワーク側インタフェース5602は、マルチレイヤ通信、例えば、シングル・インプット・マルチプル・アウトプット(single input multiple output, SIMO)、マルチプル・インプット・シングル・アウトプット(multiple input single output, MISO)、マルチプル・インプット・マルチプル・アウトプット(multiple input multiple output, MIMO)等のために構成された単一のアンテナ、複数の別々のアンテナ又はマルチアンテナアレイを含んでもよい。他の実施例では、送受信機5600は、有線媒体、例えば、ツイストペアケーブル、同軸ケーブル、光ファイバ等上でシグナリングを送信及び受信する。具体的な処理システム及び/又は送受信機は、図示のコンポーネントの全て又はコンポーネントのサブセットのみを利用してもよく、統合のレベルはデバイスによって変化してもよい。
【0417】
以下の参考文献は、これらの全内容が再現されているかのように参照により援用される。
TS36.211 v13.0.0 http://www.3gpp.org/dynareport/36211.htm
TS36.213 v13.01 http://www.3gpp.org/dynareport/36213.htm
TS36.331 v13.0.0 http://www.3gpp.org/dynareport/36331.htm
TS36.212 v13.1.0 http://www.3gpp.org/ftp//Specs/archive/36_series/36.212/36212-d10.zip
TS36.321 v13.0.0 http://www.3gpp.org/dynareport/36321.htm
【0418】
第1の実施例によれば、参照信号送信のための方法が提供される。この実施例では、方法は、第1の集約されたコンポーネントキャリアのセット上で1つ以上の下りリンク送信を受信するステップを含むことが提供される。UEは、第1の集約されたコンポーネントキャリアのセット内の全てより少ないコンポーネントキャリア上で上りリンク信号を同時に送信できる。方法は、異なる期間中に第1の集約されたコンポーネントキャリアのセット内の異なるコンポーネントキャリア上でサウンディング参照信号(SRS)シンボルを送信するステップを更に含む。この方法を実行するための装置も提供される。
【0419】
第1の実施例の一例では、SRSシンボルを送信するステップは、集約コンポーネントキャリアのセット内の第1のコンポーネントキャリア上で1つ以上のSRSシンボルを送信する前に、基地局から無線リソース制御(RRC)メッセージを受信するステップを含む。RRCメッセージは、第1のコンポーネントキャリア上で1つ以上のSRSシンボルを送信するための周期的SRS設定パラメータを指定する。このような例では、SRSシンボルを送信するステップは、RRCメッセージにより指定された周期的SRS設定パラメータに従って、周期的間隔のシーケンス内の周期的間隔中に第1のコンポーネントキャリア上で1つ以上のSRSシンボルを周期的に送信するステップを更に含む。RRCメッセージは、周期的間隔のシーケンス内の連続する間隔の間の期間を指定してもよい。代替として、RRCメッセージは、1つ以上のSRSシンボルがコンポーネントキャリア上で送信されるべき直交周波数分割多重(OFDM)又はシングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)シンボル位置を指定してもよい。
【0420】
第1の実施例の他の例では、異なるコンポーネントキャリア上でSRSシンボルを送信するステップは、集約コンポーネントキャリアのセット内の第1のコンポーネントキャリア上で1つ以上のSRSシンボルを送信する前に、基地局から下りリンク制御情報(DCI)メッセージを受信するステップを含む。DCIメッセージは、第1のコンポーネントキャリア上で1つ以上のSRSシンボルを送信するためのSRS設定パラメータを指定する。このような例では、SRSシンボルを送信するステップは、DCIメッセージにより指定されたSRS設定パラメータに従って、第1のコンポーネントキャリア上で1つ以上のSRSシンボルを非周期的に送信するステップを更に含む。この例の1つの事例では、DCIメッセージは、1つ以上のSRSシンボルのための送信電力レベルを指定する。この例の同じ或いは他の事例では、DCIメッセージは、第1のコンポーネントキャリア上での1つ以上のSRSシンボルの非周期的送信をトリガーする。この例の前述の事例のうちいずれか1つ又は別の事例では、DCIメッセージは、第1のコンポーネントキャリアと異なる第2のコンポーネントキャリア上で受信され、第2のコンポーネントキャリア上でのDCIメッセージの受信は、第1のコンポーネントキャリア上での1つ以上のSRSシンボルのキャリア間送信をトリガーする。この例の前述の事例のうちいずれか1つ又は別の事例では、UEは、UEのプライマリコンポーネントキャリア上でDCIメッセージを受信し、1つ以上のSRSシンボルは、UEのセカンダリコンポーネントキャリア上で送信される。この例の前述の事例のうちいずれか1つ又は別の事例では、UEは、UEの物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)の共通検索空間上でDCIメッセージを受信する。この例の前述の事例のうちいずれか1つ又は別の事例では、DCIメッセージは、DCIフォーマット0に関連するものに等しいDCI長を有する。
【0421】
第1の実施例の他の例では、方法は、基地局から、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)上でSRS設定パラメータをシグナリングするための下りリンク制御情報(DCI)メッセージフォーマットを指定する無線リソース制御(RRC)メッセージを受信するステップを更に含む。このような例では、SRSシンボルを送信するステップは、RRCメッセージにより指定されたDCIメッセージフォーマットを有するDCIメッセージを求めてPDCCHを監視し、RRCメッセージにより指定されたDCIメッセージフォーマットを有するDCIメッセージによりシグナリングされたSRS設定パラメータに従って、第1の集約されたコンポーネントキャリアのセット内の第1のコンポーネントキャリア上で1つ以上のSRSシンボルを送信するステップを含む。この例の1つの事例では、RRCメッセージは、SRS送信電力レベルを示すための特定のDCIメッセージフォーマットを指定する。この例の同じ或いは他の事例では、RRCメッセージは、非周期的SRSシンボル送信をトリガーするための特定のDCIメッセージフォーマットを指定する。この例の前述の事例のうちいずれか1つ又は別の事例では、RRCメッセージは、SRSシンボルのキャリア間送信をトリガーするための特定のDCIメッセージフォーマットを指定する。
【0422】
第1の実施例の全ての例の全ての事例又は第1の実施例の別の例では、方法は、UEの上りリンクキャリアアグリゲーション能力を示す上りリンク制御メッセージを送信するステップを更に含む。
【0423】
第1の実施例の他の例では、方法は、ネットワークコントローラからデュアルコネクティビティのセルグループ設定制約を指定する下りリンク制御信号を受信するステップを更に含む。デュアルコネクティビティのセルグループ設定制約は、(i)UEが、期間のセット中に、第1の基地局により監視される第1の集約されたコンポーネントキャリアのセット内のソースコンポーネントキャリアから、第2の基地局により監視される第2の集約されたコンポーネントキャリアのセット内のターゲットコンポーネントキャリアに切り替えることを禁止することと、(ii)UEが、期間のセット中に、第2の基地局により監視される第2の集約されたコンポーネントキャリアのセット内のソースコンポーネントキャリアから、第1の基地局により監視される第1の集約されたコンポーネントキャリアのセット内のターゲットコンポーネントキャリアに切り替えることを禁止することとの双方を行う。この例の1つの事例では、SRSシンボルを送信するステップは、期間のセット内のどの期間中にも第2の集約されたコンポーネントキャリアのセット内のコンポーネントキャリア上でどのSRSシンボルを送信するためにもUEの第1の送信チェーン(TXチェーン)を使用せず、第1のTXチェーンを介して、期間のセット内の異なる期間中に第1の集約されたコンポーネントキャリアのセット内の異なるコンポーネントキャリア上で少なくとも第1のSRSシンボルを送信するステップと、期間のセット内のどの期間中にも第2の集約されたコンポーネントキャリアのセット内のコンポーネントキャリア上でどのSRSシンボルを送信するためにもUEの第2のTXチェーンを使用せず、第2のTXチェーンを介して、期間のセット内の異なる期間中に第2の集約されたコンポーネントキャリアのセット内の異なるコンポーネントキャリア上で少なくとも第2のSRSシンボルを送信するステップとを含む。
【0424】
第1の実施例の他の例では、方法は、ネットワークコントローラから、UEに対して、周期的間隔に従って第1の集約されたコンポーネントキャリアのセット内のコンポーネントキャリアの間を切り替えるように命令する周期的上りリンクSRS切り替え設定を指定する高レイヤ制御信号を受信するステップを更に含む。この例では、SRSシンボルを送信するステップは、第1の期間のセット中に、周期的上りリンクSRS切り替え設定に従って、集約されたコンポーネントキャリアのセット内の各コンポーネントキャリア上で少なくとも1つのSRSシンボルを送信するステップと、ネットワークコントローラから、集約されたコンポーネントキャリアのセット内の少なくとも1つのコンポーネントキャリアを非活性化する媒体アクセス制御(MAC)メッセージを受信するステップと、第2の期間のセット中に少なくとも1つの非活性化されたコンポーネントキャリア上でどのSRSシンボルも送信せず、第2の期間のセット中に、周期的上りリンクSRS切り替え設定に従って、集約されたコンポーネントキャリアのセット内のそれぞれ残りのコンポーネントキャリア上で少なくとも1つのSRSシンボルを送信するステップとを含む。
【0425】
第1の実施例の他の例では、方法は、単一の下りリンク制御メッセージ及び少なくとも第1のフィールドを受信するステップを更に含む。単一の下りリンク制御メッセージは、複数のUEのための複数のSRS命令を含む。方法は、フィールドにより示されたビット数に基づいて、単一の下りリンク制御メッセージ内の複数のSRS命令の中からUEのためのSRS命令の位置を識別するステップを更に含む。この例の1つの事例では、第1のフィールドは、単一の下りリンク制御メッセージ内のフィールドである。この例の同じ或いは他の事例では、
【0426】
この例の前述の事例のうちいずれか1つ又は別の事例では、第1のフィールドは、高レイヤシグナリングを介して受信される。
【0427】
この例の前述の事例のうちいずれか1つ又は別の事例では、SRS命令は、SRSシンボルを送信するときに使用されるべき送信電力レベルを示す。
【0428】
この例の前述の事例のうちいずれか1つ又は別の事例では、SRS命令は、非周期的SRSシンボル送信をトリガーするための条件を示す。
【0429】
第1の実施例の他の例では、1つ以上の下りリンク送信は、単一の基地局により送信される。この例の1つの事例では、1つ以上の下りリンク送信は、少なくとも、第1のコンポーネントキャリア上での第1の下りリンク送信及び第2のコンポーネントキャリア上での第2の下りリンク送信を含む。第1の下りリンク送信及び第2の下りリンク送信は、共通の期間中に同じ或いは異なる基地局により送信される。このような事例では、第1の下りリンク送信は、プライマリセルに対応してもよく、第2の下りリンク送信は、セカンダリセルに対応してもよい。代替として、このような事例では、第1の下りリンク送信は、第2の下りリンク送信と異なるセカンダリセルに対応してもよい。
【0430】
第2の実施例によれば、参照信号受信のための方法が提供される。この実施例では、方法は、第1の集約されたコンポーネントキャリアのセット上で1つ以上の下りリンク信号をユーザ装置(UE)に送信するステップを含む。UEは、第1の集約されたコンポーネントキャリアのセット内の全てのコンポーネントキャリア上で上りリンク信号を同時に送信できない。方法は、異なる期間中に第1の集約されたコンポーネントキャリアのセット内の異なるコンポーネントキャリア上でUEからサウンディング参照信号(SRS)シンボルを受信するステップを更に含む。この方法を実行するための装置も提供される。
【0431】
第2の実施例の一例では、RRCメッセージは、周期的間隔のシーケンス内の連続する間隔の間の期間を指定する。
【0432】
第2の実施例の同じ或いは他の例では、RRCメッセージは、1つ以上のSRSシンボルがコンポーネントキャリア上で送信されるべき直交周波数分割多重(OFDM)又はシングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)シンボル位置を指定する。
【0433】
第2の実施例の他の例では、方法は、第1のコンポーネントキャリア上で1つ以上のSRSシンボルを送信するためのSRS設定パラメータを指定する下りリンク制御情報(DCI)メッセージをUEに送信するステップと、第1の期間中に第1のコンポーネントキャリア上でUEからSRSシンボルを受信するステップとを更に含む。SRSシンボルは、DCIメッセージにより指定されたSRS設定パラメータに従って送信されている。この例の1つの事例では、DCIメッセージは、SRSシンボルのための送信電力レベルを指定する。この例の他の事例では、DCIメッセージは、SRSシンボルの非周期的送信を指定する。この例の前述の事例のうちいずれか1つ又は別の事例では、DCIメッセージは、第1のコンポーネントキャリアと異なる第2のコンポーネントキャリア上で受信され、第2のコンポーネントキャリア上でのDCIメッセージの受信は、第1のコンポーネントキャリア上でのSRSシンボルのキャリア間送信をトリガーする。
【0434】
第2の実施例の他の例では、方法は、サウンディング参照信号(SRS)設定パラメータを示すための下りリンク制御情報(DCI)フォーマットを指定する無線リソース制御(RRC)メッセージをUEに送信するステップと、DCIフォーマットを有するDCIメッセージをUEに送信するステップと、DCIフォーマットを有するDCIメッセージをUEに送信した後に、UEからSRSシンボルを受信するステップであり、DCIメッセージは、UEに対して、SRS設定パラメータに従ってSRSシンボルを送信するように命令している、ステップとを更に含む。このような事例では、RRCメッセージは、SRS送信電力レベルを示すための特定のDCIメッセージフォーマット、非周期的SRSシンボル送信をトリガーするための特定のDCIメッセージフォーマット、及び/又はSRSシンボルのキャリア間送信をトリガーするための特定のDCIメッセージフォーマットを指定する。
【0435】
第2の実施例の他の例では、方法は、UEから、UEの上りリンクキャリアアグリゲーション能力を示す上りリンク制御メッセージを受信するステップと、UEのキャリアアグリゲーション能力に基づいて、上りリンクキャリア切り替え設定をUEに割り当てるステップと、UEに対して、上りリンクキャリア切り替え設定に基づいて、集約されたコンポーネントキャリアのセット上でSRSシンボルを送信するように命令する下りリンク制御信号をUEに送出するステップとを更に含む。この例の1つの事例では、上りリンクキャリア切り替え設定は、UEのSRSシンボル及び物理上りリンク制御チャネル/物理上りリンク共有チャネル(PUCCH/PUSCH)送信を搬送するために割り当てられた少なくとも第1のコンポーネントキャリアと、UEのPUCCH/PUSCH送信を搬送せず、UEのサウンディング参照信号(SRS)シンボル送信を搬送するために割り当てられた少なくとも第2のコンポーネントキャリアとを指定する。このような事例では、上りリンクキャリア切り替え設定は、UEに対して、初期期間中における第1のコンポーネントキャリア上での第1のSRSシンボル及びPUSCH又はPUCCH信号のうち少なくとも1つと、初期期間に続く後の期間中における第2のコンポーネントキャリア上での第2のSRSシンボルとを送信するように命令してもよい。この例の他の事例では、上りリンクキャリア切り替え設定は、ソースコンポーネントキャリアからターゲットコンポーネントキャリアに切り替えるための周期的間隔を指定する。
【0436】
第2の実施例の他の例では、方法は、デュアルコネクティビティのセルグループ設定制約を指定する下りリンク制御信号をUEに送信するステップを更に含む。第1の集約されたコンポーネントキャリアのセットは、少なくとも、第1の基地局により監視される第1の集約されたコンポーネントキャリアのセットと、第2の基地局により監視される第2の集約されたコンポーネントキャリアのセットとを含み、デュアルコネクティビティのセルグループ設定制約は、(i)UEが、期間のセット中に、第1の集約されたコンポーネントキャリアのセット内のソースコンポーネントキャリアから、第2の集約されたコンポーネントキャリアのセット内のターゲットコンポーネントキャリアに切り替えることを禁止することと、(ii)UEが、期間のセット中に、第2の集約されたコンポーネントキャリアのセット内のソースコンポーネントキャリアから、第2の集約されたコンポーネントキャリアのセット内のターゲットコンポーネントキャリアに切り替えることを禁止することとの双方を行う。
【0437】
第2の実施例の他の例では、方法は、UEから上りリンク制御メッセージを受信するステップを更に含む。上りリンク制御メッセージは、ソースコンポーネントキャリアからターゲットコンポーネントキャリアに切り替えるためのUEの上りリンク無線周波数(RF)周波数合わせ遅延を示す2つ以上のビットと、UEの下りリンク周波数合わせ遅延がUEの上りリンク周波数合わせ遅延と等しいことを示す第1の値、又はUEの下りリンク周波数合わせ遅延が0に等しいときの第2の値のいずれかに設定された単一のビットとを含む。この例では、方法は、UEの下りリンク周波数合わせ遅延に基づいて、上りリンクキャリア切り替え設定をUEに割り当てるステップと、UEに対して、上りリンクキャリア切り替え設定に基づいて、第1の集約されたコンポーネントキャリアのセット上でSRSシンボルを送信するように命令する下りリンク制御信号をUEに送出するステップとを更に含む。この例の1つの事例では、上りリンク制御メッセージは、ソースコンポーネントキャリアを含む第1のRF帯域から、ターゲットコンポーネントキャリアを含む第2のRF帯域に切り替えるための特定の上りリンク周波数合わせ遅延を示す。このような事例では、第1のRF帯域は第2のRF帯域と異なってもよく、及び/又は上りリンク制御メッセージの2つ以上のビットは、直交周波数分割多重(OFDM)又はシングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)シンボル数としてのUEの上りリンクRF周波数合わせ遅延を示してもよい。
【0438】
第2の実施例の他の例では、方法は、基地局により、第1のUE及び第2のUEの双方への単一の下りリンク制御メッセージと、第1のUEへの第1のフィールドと、第2のUEへの第2のフィールドとを送信するステップを更に含む。単一の下りリンク制御メッセージは、第1のUEのための第1のSRS命令及び第2のUEのための第2のSRS命令を搬送する。第1のフィールドは、単一の下りリンク制御メッセージ内の第1のSRS命令を示すために使用されるビット数を示し、第2のフィールドは、単一の下りリンク制御メッセージ内の第2のSRS命令を示すために使用されるビット数を示す。この例の1つの事例では、第1のフィールド及び第2のフィールドは、単一の下りリンク制御メッセージ内のフィールドである。この例の他の事例では、第1のフィールド及び第2のフィールドは、高レイヤシグナリングを介してそれぞれ第1のUE及び第2のUEに送信される。この例の前述の事例のうちいずれか1つ又は別の事例では、第1のSRS命令及び第2のSRS命令は、SRSシンボルを送信するときにそれぞれ第1のUE及び第2のUEにより使用される送信電力レベルを示すか、及び/又は第1のSRS命令及び第2のSRS命令は、それぞれ第1のUE及び第2のUEによるSRSシンボル送信をトリガーするためのSRSトリガー条件を示す。
【0439】
第3の実施例によれば、上りリンク信号を送信するための方法が提供される。この実施例では、方法は、第1の期間中に第1のコンポーネントキャリア上で第1のサブフレーム内で第1の上りリンク信号を送信するステップを含む。第1の上りリンク信号は、少なくとも第1のサウンディング参照信号(SRS)シンボルを搬送する。方法は、SRS切り替えスケジュールに従って第1のコンポーネントキャリアから第2のコンポーネントキャリアに切り替えるステップを更に含む。上りリンクRF周波数合わせ遅延は、第1のコンポーネントキャリアから第2のコンポーネントキャリアへの切り替えに関連する。方法は、第2の期間中に第2のコンポーネントキャリア上で第2のサブフレーム内で第2の上りリンク信号を送信するステップを更に含む。第2の上りリンク信号は、第2のSRSシンボル及びランダムアクセスプリアンブルのうち少なくとも1つを搬送する。
【0440】
第3の実施例の一例では、方法は、UEにより、上りリンクRF周波数合わせ遅延の持続時間を指定する上りリンク制御メッセージを基地局に送出するステップを更に含む。この例の1つの事例では、上りリンク制御メッセージは、UEのRF周波数合わせ遅延の持続時間を示す2つ以上のビットと、UEの下りリンクRF周波数合わせ遅延がUEの上りリンクRF周波数合わせ遅延と等しいことを示す第1の値、又はUEの下りリンクRF周波数合わせ遅延が0に等しいときの第2の値のいずれかに設定された単一のビットとを含む。この例の他の事例では、上りリンク制御メッセージの2つ以上のビットは、直交周波数分割多重(OFDM)又はシングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)シンボル数としてのUEの上りリンクRF周波数合わせ遅延を示す。このような事例では、UEは、下りリンクRF周波数合わせ遅延と時間で重複する第2のコンポーネントキャリアの直交周波数分割多重(OFDM)又はシングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)シンボル上で物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)又は物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)を監視又は受信しなくてもよい。
【0441】
第3の実施例の他の例では、第2の期間中に第2のコンポーネントキャリア上で第2のサブフレーム内で第2の上りリンク信号を送信するステップは、上りリンクRF周波数合わせ遅延の持続時間に対応する第2の上りリンク信号の部分をパンクチャリングするステップを含む。
【0442】
第4の実施例によれば、参照信号切り替えのための方法が提供される。この実施例では、方法は、第1の期間中にプライマリコンポーネントキャリア上で第1のサウンディング参照信号(SRS)シンボルを送信するステップを含む。SRSシンボルを送信したUEは、第2の期間中におけるセカンダリコンポーネントキャリア上での第2のSRSシンボルと、第2の期間中におけるプライマリキャリア上での上りリンク制御メッセージとの双方を送信するようにスケジューリングされる。これは、SRSシンボルと上りリンク制御メッセージとの間のスケジューリングの衝突を生じる。方法は、上りリンク制御メッセージが基準を満たすとき、第2の期間中にセカンダリコンポーネントキャリア上で第2のSRSシンボルを送信せず、第2の期間中にプライマリコンポーネントキャリア上で上りリンク制御メッセージを送信するステップを更に含む。
【0443】
第4の実施例の一例では、上りリンク制御メッセージは、上りリンク制御メッセージが肯定応答又は否定応答(ACK/NACK)メッセージを含むとき、基準を満たす。このような例の1つの事例では、上りリンク制御メッセージは、上りリンク制御メッセージがチャネル状態情報(CSI)を含むとき、基準を満たす。
【0444】
この例の前述の事例のうちいずれか1つ若しくは別の事例又は全く他の例では、方法は、第2の期間に続く第3の期間中にセカンダリキャリア上で第2のSRSシンボルを送信するステップを更に含む。第3の期間は、第2のSRSシンボルを送信するための次の利用可能な機会でもよい。
【0445】
第5の実施例によれば、上りリンク信号を送信するための方法が提供される。この実施例では、方法は、集約されたコンポーネントキャリアのセットがタイミングアドバンスグループ(TAG)に割り当てられることを示す制御信号を基地局から受信するステップを含む。TAGに割り当てられた少なくとも第1のコンポーネントキャリアは、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)シグナリング又は物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)シグナリングをサポートしない。方法は、TAGに関連するタイミングアドバンスパラメータに従って、TAGに割り当てられた1つ以上のコンポーネントキャリア上でサウンディング参照信号(SRS)シンボルを送信するステップを更に含む。
【0446】
第5の実施例の一例では、方法は、第1のコンポーネントキャリアのためのタイミングアドバンスを要求するために、ランダムアクセスプリアンブルを基地局に送信するステップと、第1のコンポーネントキャリアのためのタイミングアドバンスを示す制御信号を基地局から受信するステップと、第1の期間中に第1のコンポーネントキャリア上でどのPUSCHシグナリングも送信せず、且つどのPUCCHシグナリングも送信せず、タイミングアドバンスに従って第1の期間中に第1のコンポーネントキャリア上で第1のサウンディング参照信号(SRS)シンボルを送信するステップとを更に含む。このような例の1つの事例では、方法は、第2の期間中に第2のコンポーネントキャリア上で第2のSRSシンボルを送信するステップを更に含む。このような事例では、UEは、第1の期間中に第2のコンポーネントキャリア上でどの上りリンクシグナリングも送信せず、第1の期間中に第1のコンポーネントキャリア上で第1のSRSシンボルを送信し、第2の期間中に第1のコンポーネントキャリア上でどの上りリンクシグナリングも送信せず、第2の期間中に第2のコンポーネントキャリア上で第2のSRSシンボルを送信する。このような事例では、UEは、第1のコンポーネントキャリアから第2のコンポーネントキャリアに切り替えるための明示的な命令を受信せず、予め設定されたSRS切り替え間隔に基づいて、第2の期間中に第2のコンポーネントキャリア上で第2のSRSを送信してもよく、この場合、予め設定されたSRS切り替え間隔は、UEに対して、一連の周期的に発生する期間内の異なる期間中に集約されたコンポーネントキャリアのセット内の異なるコンポーネントキャリアのサブセット上でSRSシンボルを送信するように要求する周期的切り替え間隔でもよい。この例の前述の事例のうちいずれか1つ又は別の事例では、方法は、UEに対して、第2の期間中に第2のコンポーネントキャリア上で第2のSRSシンボルを送信するように命令する切り替え命令を基地局から受信するステップを更に含む。切り替え命令は、下りリンク制御情報(DCI)メッセージ内で受信されていてもよい。
【0447】
第6の実施例によれば、上りリンク信号を受信するための方法が提供される。この実施例では、方法は、集約されたコンポーネントキャリアのセット上で下りリンク信号をUEに送信するステップと、第1の期間中に集約されたコンポーネントキャリアのセット内の第1のコンポーネントキャリア上でUEから第1のサウンディング参照信号(SRS)シンボルを受信するステップと、第2の期間中に集約されたコンポーネントキャリアのセット内の第2のコンポーネントキャリア上でUEから第2のSRSシンボルを受信するステップとを含む。第2のコンポーネントキャリアは第1のコンポーネントキャリアと異なる。
【0448】
第6の実施例の一例では、第1のSRSシンボルは、第1の期間中に第2のコンポーネントキャリア上でUEからどの上りリンクシグナリングも受信せず、第1の期間中に第1のコンポーネントキャリア上でUEから受信され、第2のSRSシンボルは、第2の期間中に第1のコンポーネントキャリア上でUEからどの上りリンクシグナリングも受信せず、第2の期間中に第2のコンポーネントキャリア上でUEから受信される。
【0449】
第6の実施例のその例又は他の例では、方法は、UEに対して、第2の期間中に第2のコンポーネントキャリア上で第2のSRSシンボルを送信するように命令する切り替え命令をUEに送信するステップを更に含む。
【0450】
第6の実施例の前述の事例のうちいずれか又は他の例では、第1のコンポーネントキャリアは、物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)送信をサポートする。このような例では、第2のコンポーネントキャリアは、PUSCH送信をサポートしなくてもよい。
【0451】
第6の実施例の前述の事例のうちいずれか又は他の例では、方法は、UEがPUSCH及び/又はPUCCH送信をサポートしない異なるコンポーネントキャリア上で第3のSRSシンボルを送信するように命令されていない限り、第3の期間中に第1のコンポーネントキャリア上で第3のSRSシンボル、PUSCH及びPUCCHのうち少なくとも1つを送信するステップを更に含む。
【0452】
第6の実施例の前述の事例のうちいずれか又は他の例では、第1のコンポーネントキャリアは、周波数分割複信(FDD)であり、第2のコンポーネントキャリアは、時分割複信(TDD)であるか、或いはペアでないスペクトル内にある。代替として、第1のコンポーネントキャリア及び第2のコンポーネントキャリアは、時分割複信(TDD)であるか、或いはペアでないスペクトル内にあってもよい。
【0453】
第6の実施例の前述の事例のうちいずれか又は他の例では、方法は、第1のコンポーネントキャリア上での第1の下りリンク送信と、第2のコンポーネントキャリア上での第2の下りリンク送信とを受信するステップであり、第1の下りリンク送信のための送信パラメータは、第1のSRSシンボルに対応する受信信号情報から導出され、第2の下りリンク送信のための送信パラメータは、第2のSRSシンボルに対応する受信信号情報から導出される、ステップを更に含む。
【0454】
第6の実施例の前述の事例のうちいずれか又は他の例では、UEは、第1の期間中に第1のコンポーネントキャリア上でどの物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)シグナリングも送信せず、且つ第1の期間中に第1のコンポーネントキャリア上でどの物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)シグナリングも送信せず、第1の期間中に第1のコンポーネントキャリア上でSRS設定パラメータを送信する。
【0455】
第7の実施例によれば、制御信号を送信するための方法が提供される。この実施例では、方法は、制御信号をUEに送信するステップを含む。制御信号は、集約されたコンポーネントキャリアのセットがタイミングアドバンスグループ(TAG)に割り当てられることを示す。TAGに割り当てられた少なくとも第1のコンポーネントキャリアは、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)シグナリング及び物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)シグナリングをサポートせず、制御信号は、UEに対して、TAGに関連するタイミングアドバンスパラメータに従って、TAGに割り当てられた1つ以上のコンポーネントキャリア上でサウンディング参照信号(SRS)シンボルを送信するように促す。
【0457】
第7の実施例の一例では、制御信号は、下りリンク制御情報(DCI)メッセージである。
【0458】
第7の実施例の他の例では、方法は、UEのPUCCH又はPUSCH送信を搬送しないセカンダリコンポーネントキャリア上でランダムアクセスチャネル(RACH)メッセージ及びSRSシンボルのうち少なくとも1つを受信するステップを更に含む。
【0459】
この例の1つの事例では、RACHメッセージは、非コンテンションに基づくアクセスチャネル上で送信される。このような事例では、RACHメッセージ及びSRSシンボルは、セカンダリコンポーネントキャリア上で受信されてもよい。この例の他の事例では、方法は、セカンダリコンポーネントキャリア上でRACHメッセージ及び/又はSRSシンボルを受信する前に、プライマリコンポーネントキャリア上でUEからPUCCH又はPUSCH送信を受信するステップを更に含む。このような事例では、UEは、プライマリコンポーネントキャリア上でPUCCH又はPUSCH送信を送出した後に、プライマリコンポーネントキャリアからセカンダリコンポーネントキャリアに切り替える。このような事例では、方法は、UEに対して、プライマリコンポーネントキャリアからセカンダリコンポーネントキャリアに切り替えるように命令する下りリンク制御命令(DCI)メッセージをUEに送信するステップを更に含んでもよい。
【0460】
第8の実施例によれば、上りリンク信号を受信するための方法が提供される。この実施例では、方法は、ユーザ装置(UE)からランダムアクセスチャネル(RACH)送信を受信するステップを含む。RACH送信は、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)リソースのための許可を要求せず、且つ物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)リソースのための許可を要求せず、コンポーネントキャリアのためのタイミングアドバンスを要求する。方法は、コンポーネントキャリアのためのタイミングアドバンスを示す制御信号をUEに送信するステップと、コンポーネントキャリア上でどのPUSCHシグナリングも受信せず、且つコンポーネントキャリア上でどのPUCCHシグナリングも受信せず、タイミングアドバンスに従って、コンポーネントキャリア上でUEから1つ以上のサウンディング参照信号(SRS)シンボルを受信するステップとを更に含む。
【0461】
第9の実施例によれば、参照信号送信のための方法がこの実施例において提供され、方法は、ユーザ装置(UE)のコンポーネントキャリア能力を基地局に報告するステップと、1つ以上の下りリンク受信のために第1のコンポーネントキャリアのセットについて、基地局からの情報に基づいてUEを設定するステップと、1つ以上の上りリンク送信のために、第1のコンポーネントキャリアのセット内の第1のコンポーネントキャリアのサブセットについて、基地局からの情報に基づいてUEを設定するステップとを含む。1つ以上の送信は、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)、物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)又はサウンディング参照信号(SRS)シンボル送信のうち少なくとも1つを含む。UEは、第1のコンポーネントキャリアのサブセット内の全てのコンポーネントキャリア上で上りリンク信号を同時に送信できる。方法は、PUSCH/PUCCHのために第2のコンポーネントキャリアのサブセットを設定せず、1つ以上のSRS送信のために、第1のコンポーネントキャリアのセット内で第2のコンポーネントキャリアのサブセットについて、eNBからの情報に基づいてUEを設定するステップと、異なる期間中に第1のコンポーネントキャリアのサブセット及び第2のコンポーネントキャリアのサブセット内の異なるコンポーネントキャリア上でSRSシンボルを送信するステップとを更に含む。
【0462】
第9の実施例の一例では、第1のコンポーネントキャリアのサブセット及び第2のコンポーネントキャリアのサブセット内のコンポーネントキャリア数は、UEの示された上りリンクキャリアアグリゲーション能力を超える。この例の同じ或いは異なる事例では、第2のコンポーネントキャリアのサブセット内のコンポーネントキャリア数は、UEの示された上りリンクキャリアアグリゲーション能力を超える。
【0463】
第10の実施例によれば、参照信号送信のための方法が提供される。この実施例では、方法は、第1の期間中に第1のコンポーネントキャリア上で第1の上りリンク信号を送信するステップを含む。第1の上りリンク信号は、少なくとも第1のサウンディング参照信号(SRS)シンボルを搬送する。方法は、SRS切り替えスケジュールのための切り替えパラメータに従って、第1のコンポーネントキャリアから第2のコンポーネントキャリアに切り替えるステップと、第2の期間中に第2のコンポーネントキャリア上で第2の上りリンク信号を送信するステップとを更に含む。第2の上りリンク信号は、第2のSRSシンボル及びランダムアクセスプリアンブルのうち少なくとも1つを搬送し、送信は上りリンクRF周波数合わせ時間の後に生じる。
【0464】
第10の実施例の一例では、切り替えパラメータは、第1の期間の前に受信された設定により決定される。
【0465】
第10の実施例の他の例では、切り替えパラメータは、第1の期間中に受信されたメッセージングにより決定される。
【0466】
第11の実施例によれば、参照信号送信のための方法が提供される。方法は、集約されたコンポーネントキャリアのセット上で1つ以上の下りリンク送信を受信するステップと、第1の期間中に集約されたコンポーネントキャリアのセット内の第1のコンポーネントキャリア上で、第1のサウンディング参照信号(SRS)シンボルのうち少なくとも1つと、物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)信号及び物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)シグナリングのうち少なくとも1つとを送信するステップとを含む。SRSシンボルのためのパラメータのうち少なくとも1つは、PUSCHのためのパラメータに基づいて生成される。方法は、第2の期間中に第2のコンポーネントキャリア上でどのPUSCH信号及びPUCCHシグナリングも送信せず、第2の期間中に集約されたコンポーネントキャリアのセット内の第2のコンポーネントキャリア上で少なくとも第2のSRSシンボルを送信するステップを更に含む。第2のコンポーネントキャリアは第1のコンポーネントキャリアと異なり、SRSシンボルのためのパラメータのどれも、いずれかのPUSCHのためのパラメータに基づいて生成されない。
【0467】
第11の実施例の一例では、方法は、第2のコンポーネントキャリアがタイミングアドバンスグループ(TAG)に割り当てられることを示す制御信号を基地局から受信するステップと、TAGに関連するタイミングアドバンスパラメータに従って、TAGに割り当てられた1つ以上のコンポーネントキャリア上でサウンディング参照信号(SRS)シンボルを送信するステップとを更に含む。
【0468】
説明が詳細に記載されたが、様々な変化、置換及び変更が添付の特許請求の範囲により規定されるこの開示の真意及び範囲を逸脱せずに行われることができることが理解されるべきである。さらに、現在存在するか或いは後に開発されるプロセス、機械、製造、合成物、手段、方法又はステップがここに記載の対応する実施例と実質的に同じ機能を実行するか、或いは実質的に同じ結果を達成し得ることを、当業者がこの開示から容易に認識するため、開示の範囲は、ここに記載の特定の実施例に限定されることを意図するものではない。したがって、添付の特許請求の範囲は、このようなプロセス、機械、製造、合成物、手段、方法又はステップをその範囲内に含むことを意図する。