特許第6974549号(P6974549)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 華邦電子股▲ふん▼有限公司の特許一覧

特許6974549メモリ装置およびその入出力バッファ制御方法
<>
  • 特許6974549-メモリ装置およびその入出力バッファ制御方法 図000003
  • 特許6974549-メモリ装置およびその入出力バッファ制御方法 図000004
  • 特許6974549-メモリ装置およびその入出力バッファ制御方法 図000005
  • 特許6974549-メモリ装置およびその入出力バッファ制御方法 図000006
  • 特許6974549-メモリ装置およびその入出力バッファ制御方法 図000007
  • 特許6974549-メモリ装置およびその入出力バッファ制御方法 図000008
  • 特許6974549-メモリ装置およびその入出力バッファ制御方法 図000009
  • 特許6974549-メモリ装置およびその入出力バッファ制御方法 図000010
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6974549
(24)【登録日】2021年11月8日
(45)【発行日】2021年12月1日
(54)【発明の名称】メモリ装置およびその入出力バッファ制御方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 12/00 20060101AFI20211118BHJP
   G11C 5/14 20060101ALI20211118BHJP
   G11C 7/10 20060101ALI20211118BHJP
【FI】
   G06F12/00 550E
   G06F12/00 564C
   G11C5/14 370
   G11C7/10 405
   G11C7/10 505
【請求項の数】18
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2020-122653(P2020-122653)
(22)【出願日】2020年7月17日
【審査請求日】2020年7月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】512167426
【氏名又は名称】華邦電子股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Winbond Electronics Corp.
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100134577
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 雅章
(72)【発明者】
【氏名】藤岡 伸也
【審査官】 後藤 彰
(56)【参考文献】
【文献】 特表2013−520759(JP,A)
【文献】 特開2009−146541(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 12/00
G11C 7/10
G11C 5/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
メモリ装置であって、
高速モード回路と低速モード回路を有する入出力回路を含む擬似SRAMと、
前記擬似SRAMに接続され、前記メモリ装置の操作モードに基づいて、電源電圧とクロック周波数を調整し、調整した電源電圧と調整したクロック周波数に基づいて、レジスタ設定コードを生成するコントローラと、
を含み、
前記擬似SRAMが、前記レジスタ設定コードに基づいて、前記高速モード回路および前記低速モード回路のうちの一方をイネーブルにし、前記高速モード回路および前記低速モード回路のうちの他方をディセーブルにするメモリ装置。
【請求項2】
前記擬似SRAMが、前記レジスタ設定コードCRに基づいて、前記入出力回路が高速モードに設定されたと判断した時、前記高速モード回路をイネーブルにして、前記低速モード回路をディセーブルにし、
前記擬似SRAMが、前記レジスタ設定コードCRに基づいて、前記入出力回路が低速モードに設定されたと判断した時、前記低速モード回路をイネーブルにして、前記高速モード回路をディセーブルにする請求項1に記載のメモリ装置。
【請求項3】
前記レジスタ設定コードCRが、モード設定または遅延計数を含む請求項1に記載のメモリ装置。
【請求項4】
前記擬似SRAMが、さらに、コマンドデコーダを含み、前記コマンドデコーダが、前記レジスタ設定コードを受信して復号化し、入力制御信号と伝送制御信号を生成するために使用される請求項1に記載のメモリ装置。
【請求項5】
前記擬似SRAMが、前記入力制御信号に基づいて、前記高速モード回路および前記低速モード回路のうちの一方をイネーブルにし、前記高速モード回路および前記低速モード回路のうちの他方をディセーブルにする請求項4に記載のメモリ装置。
【請求項6】
前記コントローラが、さらに、
前記擬似SRAMに接続され、前記メモリ装置の前記操作モードに基づいて、電源管理制御信号を生成し、前記クロック周波数を調整するとともに、前記クロック周波数の変化に基づいて、前記レジスタ設定コードを生成し、前記擬似SRAMとの間にデータバスと読み出し/書き込みデータストローブ信号を有するマイクロプロセッサと、
前記マイクロプロセッサに接続され、前記電源管理制御信号に基づいて、電源制御信号を生成する電源管理回路と、
前記擬似SRAM、前記マイクロプロセッサ、および前記電源管理回路に接続され、前記電源制御信号に基づいて、電源電圧を生成し、前記マイクロプロセッサと前記擬似SRAMに提供する電源回路と、
を含む請求項1に記載のメモリ装置。
【請求項7】
前記入出力回路が、さらに、入力レシーバを含み、前記入力レシーバが、
前記入力制御信号を受信して反転し、反転入力制御信号を生成するよう配置された第1インバータと、
前記第1インバータに接続され、前記反転入力制御信号と入力信号を受信して、高速モード電圧を生成するよう配置された高速モード回路と、
前記第1インバータに接続され、前記反転入力制御信号と前記入力信号を受信して、低速モード電圧を生成するよう配置された低速モード回路と、
前記高速モード回路と前記低速モード回路に接続され、前記高速モード電圧および前記低速モード電圧に対してNAND論理演算を行い、出力信号を生成するよう配置されたNANDゲートと、
を含む請求項4に記載のメモリ装置。
【請求項8】
前記高速モード回路が、
前記第1インバータに接続され、前記反転入力制御信号を受信して、第1ノード電圧を生成するよう配置された第2インバータと、
第1端子が電源電圧に接続され、制御端子が前記第1ノード電圧に接続され、第2端子が前記高速モード電圧に接続された第1スイッチと、
カレントミラー負荷を有し、前記入力信号を受信して、前記高速モード電圧を生成するよう配置された差動アンプと、
第1端子が前記電源電圧に接続され、第1抵抗と第2抵抗を含み、分圧操作により基準電圧を生成し、第1抵抗が前記電源電圧と前記基準電圧の間に接続された直列抵抗と、
第1端子が前記差動アンプに接続され、制御端子が前記第1ノード電圧に接続され、第2端子が接地電圧に接続された第2スイッチと、
第1端子が前記第2抵抗に接続され、制御端子が前記第1ノード電圧に接続され、第2端子が前記接地電圧に接続された第3スイッチと、
を含む請求項7に記載のメモリ装置。
【請求項9】
前記低速モード回路が、
第1端子が前記電源電圧に接続され、入力端子が入力信号に接続され、出力端子が前記低速モード電圧に接続された第3インバータと、
第1端子が前記第3インバータの第2端子に接続され、制御端子が前記反転入力制御信号を受信し、第2端子が前記接地電圧に接続された第4スイッチと、
第1端子が前記電源電圧に接続され、制御端子が前記反転入力制御信号を受信し、第2端子が前記低速モード電圧に接続された第5スイッチと、
を含む請求項7に記載のメモリ装置。
【請求項10】
前記メモリ装置が、さらに、オフチップドライバを含み、前記オフチップドライバが、
前記伝送制御信号に基づいて、イネーブルまたはディセーブルにされる第1オフチップドライバと、
常時オンになるよう配置された第2オフチップドライバと、
を含み、
前記オフチップドライバが、前記伝送制御信号に基づいて、前記オフチップドライバの電流駆動力を動的に調整する請求項4に記載のメモリ装置。
【請求項11】
前記擬似SRAMが、操作モードが高速モードであると判断した時、前記伝送制御信号に基づいて、前記第1オフチップドライバをイネーブルにし、
前記擬似SRAMが、操作モードが高速モードであると判断した時、前記伝送制御信号に基づいて、前記第1オフチップドライバをディセーブルにする請求項10に記載のメモリ装置。
【請求項12】
前記読み出し/書き込みデータストローブ信号が、前記マイクロプロセッサに前記擬似SRAMの前記操作モードの遷移状態を告知するために使用される請求項6に記載のメモリ装置。
【請求項13】
メモリ装置に適用される入出力バッファ制御方法であって、前記メモリ装置が、擬似SRAMとコントローラを含み、前記擬似SRAMが、高速モード回路と低速モード回路を有する入出力回路を含み、前記入出力バッファ制御方法が、
前記メモリ装置の操作モードに基づいて、電源電圧とクロック周波数を調整することと、調整した電源電圧と調整したクロック周波数に基づいて、レジスタ設定コードを生成することと、
前記レジスタ設定コードに基づいて、前記高速モード回路および前記低速モード回路のうちの一方をイネーブルにし、前記高速モード回路および前記低速モード回路のうちの他方をディセーブルにすることと、
を含む入出力バッファ制御方法。
【請求項14】
前記擬似SRAMが、前記入出力回路が高速モードに設定されたと判断した時、前記高速モード回路をイネーブルにして、前記低速モード回路をディセーブルにし、
前記擬似SRAMが、前記入出力回路が低速モードに設定されたと判断した時、前記低速モード回路をイネーブルにして、前記高速モード回路をディセーブルにする請求項13に記載の入出力バッファ制御方法。
【請求項15】
前記レジスタ設定コードCRが、モード設定または遅延計数を含む請求項13に記載の入出力バッファ制御方法。
【請求項16】
前記擬似SRAMが、さらに、コマンドデコーダを含み、前記コマンドデコーダが、前記レジスタ設定コードを受信して復号化し、入力制御信号と伝送制御信号を生成するために使用される請求項13に記載の入出力バッファ制御方法。
【請求項17】
前記擬似SRAMが、前記入力制御信号に基づいて、前記高速モード回路および前記低速モード回路のうちの一方をイネーブルにし、前記高速モード回路および前記低速モード回路のうちの他方をディセーブルにする請求項16に記載の入出力バッファ制御方法。
【請求項18】
前記メモリ装置が、さらに、オフチップドライバを含み、前記オフチップドライバが、第1オフチップドライバと第2オフチップドライバを含み、前記入出力バッファ制御方法が、さらに、
前記伝送制御信号に基づいて、前記オフチップドライバの電流駆動力を動的に調整することと、
前記レジスタ設定コードに基づいて、前記入出力回路が高速モードに設定されたと判断した時、前記伝送制御信号に基づいて、前記第1オフチップドライバをイネーブルにすることと、
前記レジスタ設定コードに基づいて、前記入出力回路が低速モードに設定されたと判断した時、前記伝送制御信号に基づいて、前記第1オフチップドライバをディセーブルにすることと、
を含む請求項16に記載の入出力バッファ制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体回路に関するものであり、特に、メモリ装置およびその入出力バッファ制御方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、LPCメモリ(low pin count memory, LPC memory)は、モノのインターネット(Internet of Things, IOT)とウェアラブルデバイスにおいて、既に幅広く運用されている。しかしながら、比較的高いクロック周波数において操作が必要な時、LPCメモリの入出力回路(IO circuit)は、大量の電流を消耗する必要がある。また、周知の技術において、アクセス時間とクロック周波数は無関係であり、且つ電流駆動力の制御は、操作モードとクロック周波数において決まらないため、電池の寿命が短縮される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
したがって、本発明は、電源電圧とクロック周波数に基づいて、レジスタ設定コードを生成するとともに、レジスタ設定コードに基づいて、入出力回路の高速モード回路または低速モード回路をイネーブルにして、入出力回路のアクセス時間を動的に調整し、それにより、節電制御を提供して、電池の寿命を延ばすことのできるメモリ装置およびその入出力バッファ制御方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施形態は、メモリ装置を提供する。メモリ装置は、擬似SRAMと、コントローラとを含む。擬似SRAMは、高速モード回路と低速モード回路を有する入出力回路を含む。コントローラは、擬似SRAMに接続され、コントローラは、メモリ装置の操作モードに基づいて、電源電圧とクロック周波数を調整し、調整した電源電圧と調整したクロック周波数に基づいて、レジスタ設定コードを生成する。擬似SRAMは、レジスタ設定コードに基づいて、高速モード回路および低速モード回路のうちの一方をイネーブルにし、高速モード回路および低速モード回路のうちの他方をディセーブルにする。
【0005】
本発明の実施形態は、擬似SRAMとコントローラを含むメモリ装置に適用される入出力バッファ制御方法を提供する。擬似SRAMは、高速モード回路と低速モード回路を有する入出力回路を含む。入出力バッファ制御方法は、上述したメモリ装置の操作モードに基づいて、電源電圧とクロック周波数を調整する。調整した電源電圧と調整したクロック周波数に基づいて、レジスタ設定コードを生成する。レジスタ設定コードに基づいて、高速モード回路および低速モード回路のうちの一方をイネーブルにし、高速モード回路および低速モード回路のうちの他方をディセーブルにする。
【発明の効果】
【0006】
以上のように、本発明の実施形態において、上述したメモリ装置およびその入出力バッファ制御方法は、操作モードに基づいて、電源電圧とクロック周波数を調整し、調整した電源電圧と調整したクロック周波数により、レジスタ設定コードを生成するとともに、レジスタ設定コードに基づいて、入出力回路内の高速モード回路または低速モード回路をイネーブルにして、入出力回路のアクセス時間を動的に調整し、それにより、節電制御を提供して、電池の寿命を延ばすために使用される。
【0007】
本発明の上記および他の目的、特徴、および利点をより分かり易くするため、図面と併せた幾つかの実施形態を以下に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
添付図面は、本発明の原理がさらに理解されるために含まれており、本明細書に組み込まれ、且つその一部を構成するものである。図面は、本発明の実施形態を例示しており、説明とともに、本発明の原理を説明する役割を果たしている。
【0009】
図1】本発明の1つの実施形態のメモリ装置の概略図である。
図2】本発明の1つの実施形態の擬似SRAMの回路ブロック図である。
図3A】本発明の1つの実施形態のコマンドビットの判断フロー図である。
図3B】本発明の1つの実施形態のコマンドビットの判断フロー図である。
図4】本発明の1つの実施形態のアドレスラッチデコード回路の回路ブロック図である。
図5】本発明の1つの実施形態のページアクセス順序のシーケンス図である。
図6】本発明の1つの実施形態のバーストライト/リード方法のフロー図である。
図7】本発明の1つの実施形態の入出力バッファ制御方法のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1を参照すると、メモリ装置10は、擬似SRAM110と、コントローラ120とを含む。擬似SRAM110は、入出力回路130を含む。入出力回路130は、高速モード回路140と、低速モード回路150とを含む。コントローラ120は、擬似SRAM110に接続される。
【0011】
異なる実施形態において、メモリ装置10は、オクタルフラッシュメモリ(Octal Flash memory)、強誘電体メモリ(Ferroelectric Random Access Memory, FRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically-Erasable Programmable Read-Only Memory, EEPROM)、またはその他のメモリであってもよい。
【0012】
図2を参照すると、擬似SRAM110は、入出力回路130と、コマンドデコーダ210と、メモリアレイ220とを含む。入出力回路130は、コマンドデコーダ120に接続され、擬似SRAM110の内部回路と外部回路の入出力インターフェースとして使用される。さらに説明すると、入出力回路130は、入力レシーバ160を含み、入力レシーバ160は、高速モード回路140と、低速モード回路150とを含む。コマンドデコーダ210は、入出力回路130とメモリアレイ220の間に接続され、コマンドデコーダ210は、コントローラ120から受信したレジスタ設定コードCRを復号化して、入力制御信号CTLRXと伝送制御信号CTLTXを生成する。メモリアレイ220は、メモリアレイは複数のメモリセルで構成され、マイクロプロセッサ170から指定されたメモリセルに対してデータの書き込みを又は読み出し制御が行われる。1つの実施形態において、擬似SRAM110は、1つのDRAM(Dynamic Random Access Memory)をコアとし、SRAM(Static Random Access Memory)をインターフェースとして構成してもよい。1つの実施形態において、擬似SRAM110は、その他の装置、例えば、アドレスラッチデコード回路(address latch and decode circuit)230およびデータパス(data path)240をさらに含んでもよいが、本発明はこれに限定されない。1つの実施形態において、メモリアレイ220は、アレイ250_1…アレイ250_N、センス増幅器260_1…センス増幅器260_N−1、Xデコーダ270、およびYデコーダ/第2のセンス増幅器280を含む。
【0013】
図2を参照すると、コントローラ120は、マイクロプロセッサ170と、電源管理回路180と、電源回路190とを含む。
【0014】
マイクロプロセッサ170は、擬似SRAM110に接続され、マイクロプロセッサ170は、差動クロック信号CK、差動クロック信号CK#、およびチップ選択信号CS#を擬似SRAM110に提供し、擬似SRAM110とマイクロプロセッサ170の間には、さらに、双方向流動のデータバスDQと、読み出し/書き込みデータストローブ信号RWDSとを有する。差動クロック信号CK、差動クロック信号CK#のクロック周波数の調整に関して、具体的に説明すると、マイクロプロセッサ170は、メモリ装置10の操作モードに基づいて、電源管理制御信号CTLPWRを生成し、クロック周波数を調整する。例えば、低電力モード時に、周波数を400MHzから133MHzに調整する。そして、マイクロプロセッサ170は、クロック周波数の変化に基づいて、対応するコマンドアドレスビットCAとレジスタ設定コードCRを生成する。設計要求に応じて、マイクロプロセッサ170は、中央処理装置(Central Processing Unit, CPU)、またはその他のプログラム可能なマイクロプロセッサ(Microprocessor)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor, DSP)、プログラマブルコントローラ、特殊用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit, ASIC)、あるいはその他の類似素子、または上述した素子の組み合わせであってもよい。
【0015】
電源管理回路180は、マイクロプロセッサ170に接続され、電源管理回路180は、電源管理制御信号CTLPWRに基づいて、電源制御信号CTLVDDQを生成する。例を挙げて説明すると、マイクロプロセッサ170が低電力モードに入るよう指示した時、マイクロプロセッサ170は、高論理レベルの電源管理制御信号CTLPWRを電源管理回路180に送信する。続いて、電源管理回路180は、高論理レベルの電源管理制御信号CTLPWRに基づいて、低論理レベルの電源制御信号CTLVDDQを電源回路190に送信する。
【0016】
電源回路190は、擬似SRAM110、マイクロプロセッサ170、および電源管理回路180に接続される。電源回路190は、電源制御信号CTLVDDQに基づいて、電源電圧VDDQを生成し、マイクロプロセッサ170と擬似SRAM110に提供する。例えば、電源回路190が低論理レベルの電源制御信号CTLVDDQを受信した時、電源回路190は、電源電圧VDDQをげて、マイクロプロセッサ170と擬似SRAM110に提供する。例えば、電源電圧VDDQを1.2Vから1.8Vに上げる。
【0017】
反対に、マイクロプロセッサ170が高速モードに入るよう指示した時、マイクロプロセッサ170は、低論理レベルの電源管理制御信号CTLPWRを電源管理回路180に送信する。続いて、電源管理回路180は、低論理レベルの電源管理制御信号CTLPWRに基づいて、高論理レベルの電源制御信号CTLVDDQを電源回路190に送信する。電源回路190が高論理レベルの電源制御信号CTLVDDQを受信した時、電源回路190は、電源電圧VDDQをげて、マイクロプロセッサ170と擬似SRAM110に提供する。例えば、電源電圧VDDQを1.8Vから1.2Vに下げる。
【0018】
図3Aを参照すると、ステップS310において、メモリ装置10は、アクセスを開始する。続いて、ステップS311において、擬似SRAM110のコマンドデコーダ210は、コマンドアドレスビットCAのアドレス空間ビットASに基づいて、メモリアクセス(AS=0)としてアクセスするか、またはレジスタアクセス(AS=1)としてアクセスするかを判断し、メモリアクセス(AS=0)の時は、ステップS312に進み、レジスタアクセス(AS=1)の時は、ステップS313に進む。ステップS312において、メモリ装置10は、メモリアレイ220に対してアレイアクセスを行う。ステップS313において、メモリ装置10は、コマンドデコーダ210に対してレジスタアクセスを行い、コマンドデコーダ210が保存したレジスタ設定コードCRの操作モードCR[15]に対して判断を行う。モード設定CR[15]が0bの時は、ステップS314に進む。モード設定CR[15]が1bの時は、ステップS315に進む。レジスタ設定コードCRにおけるモード設定CR[15]の詳細内容については、表1を参照されたい。
【0019】
【表1】
【0020】
ステップS314は、入出力回路130を低速モードで操作すると判断したことを示し、コマンドデコーダ210は、低論理レベルの入力制御信号CTLRX(つまり、CTLRX=L)と低論理レベルの伝送制御信号CTLTX(つまり、CTLTX=L)を出力する。ステップS315は、入出力回路130を高速モードで操作すると判断したことを示し、コマンドデコーダ210は、高論理レベルの入力制御信号CTLRX(つまり、CTLRX=H)と高論理レベルの伝送制御信号CTLTX(つまり、CTLTX=H)を出力する。
【0021】
図3Bを参照すると、ステップS320において、メモリ装置10は、アクセスを開始する。続いて、ステップS321において、擬似SRAM110のコマンドデコーダ210は、コマンドアドレスビットCAのアドレス空間ビットASに基づいて、メモリアクセス(AS=0)としてアクセスするか、またはレジスタアクセス(AS=1)としてアクセスするかを判断し、メモリアクセス(AS=0)の時は、ステップS322に進み、レジスタアクセス(AS=1)の時は、ステップS323に進む。ステップS322において、メモリ装置10は、メモリアレイ220に対してアレイアクセスを行う。ステップS323において、メモリ装置10は、コマンドデコーダ210に対してレジスタアクセスを行い、コマンドデコーダ210が保存したレジスタ設定コードCRの遅延計数CR[7:4]に対して判断を行う。遅延計数CR[7:4]が5、6、7、8個のクロックの時は、ステップS324に進む。遅延計数CR[7:4]が12、14、16個のクロックの時は、ステップS325に進む。レジスタ設定コードCRにおける遅延計数CR[7:4]の詳細内容については、表1を参照されたい。ステップS324は、入出力回路130を低速モードで操作すると判断したことを示し、コマンドデコーダ210は、低論理レベルの入力制御信号CTLRX(つまり、CTLRX=L)と低論理レベルの伝送制御信号CTLTX(つまり、CTLTX=L)を出力する。ステップS325は、入出力回路130を高速モードで操作すると判断したことを示し、コマンドデコーダ210は、高論理レベルの入力制御信号CTLRX(つまり、CTLRX=H)と高論理レベルの伝送制御信号CTLTX(つまり、CTLTX=H)を出力する。
【0022】
図2図3A図3B、および表1を参照すると、マイクロプロセッサ170が低電力モードに入るよう指示した時、マイクロプロセッサ170は、クロック周波数を下げ、例えば、周波数を400MHzから133MHzに調整する。続いて、マイクロプロセッサ170は、周波数の変化(例えば、表1)に基づいて、コマンドアドレスビットCAとレジスタ設定コードCRを生成する。コマンドアドレスビットCAは、少なくとも、アドレス空間ビットASを含み、レジスタ設定コードCRは、少なくとも、モード設定CR[15]と遅延計数CR[7:4]を含む。擬似SRAM110は、コマンドアドレスビットCAを受信し、コマンドアドレスビットCAとレジスタ設定コードCRに基づいて、高速モード回路140または低速モード回路150をイネーブルにする。
【0023】
したがって、図1図2図3A図3B、および表1を参照すると、コントローラ120は、メモリ装置10の操作モードに基づいて、電源電圧VDDQと差動クロック信号CK、差動クロック信号CK#のクロック周波数を調整し、調整した電源電圧VDDQと調整した周波数に対応した、レジスタ設定コードCRを生成する。続いて、擬似SRAM110は、レジスタ設定コードCRに基づいて、高速モード回路140および低速モード回路150のうちの一方をイネーブルにし、高速モード回路140および低速モード回路150のうちの他方をディセーブルにする。さらに説明すると、擬似SRAM110は、入力制御信号CTLRXに基づいて、上述した高速モード回路140および低速モード回路150のうちの一方をイネーブルにし、高速モード回路140および低速モード回路150のうちの他方をディセーブルにする。
【0024】
詳しく説明すると、擬似SRAM110が、レジスタ設定コードCRに基づいて、上述した入出力回路130が高速モードに設定されたと判断した時(つまり、CTLRX=H)、高速モード回路140をイネーブルにして、低速モード回路150をディセーブルにする。擬似SRAM110が、レジスタ設定コードCRに基づいて、上述した入出力回路130が低速モードに設定されたと判断した時(つまり、CTLRX=L)、低速モード回路150をイネーブルにして、高速モード回路140をディセーブルにする。
【0025】
図4に関し、入力レシーバ160は、インバータNOT1と、高速モード回路140と、低速モード回路150と、NANDゲートNAND1とを含む。インバータNOT1は、入力制御信号CTLRXを受信して反転し、反転入力制御信号CTLRXBを生成する。高速モード回路140は、インバータNOT1に接続され、高速モード回路140は、反転入力制御信号CTLRXBと入力信号VINを受信して、高速モード電圧VNを生成する。低速モード回路150は、インバータNOT1に接続され、反転入力制御信号CTLRXBと入力信号VINを受信して、低速モード電圧VSを生成するよう配置される。NANDゲートNAND1は、高速モード回路140と低速モード回路150に接続され、NANDゲートNAND1は、高速モード電圧VNおよび低速モード電圧VSに対してNAND演算を行い、出力信号VOUTを生成する。入出力回路130を高速モードで操作すると判断した時、反転入力制御信号CTLRXBは、高速モード回路140をイネーブルにして、低速モード回路150をディセーブルにする。入出力回路130を低速モードで操作すると判断した時、反転入力制御信号CTLRXBは、高速モード回路140をディセーブルにして、低速モード回路150をイネーブルにする。
【0026】
高速モード回路140は、インバータNOT2と、スイッチSW1と、差動アンプDAと、直列抵抗RSと、スイッチSW2と、スイッチSW3とを含む。インバータNOT2は、インバータNOT1に接続され、インバータNOT2は、反転入力制御信号CTLRXBを受信して、ノード電圧N1を生成する。スイッチSW1の第1端子は、電源電圧VDDQに接続され、スイッチSW1の制御端子は、ノード電圧N1に接続され、スイッチSW1の第2端子は、高速モード電圧VNに接続される。差動アンプDAは、トランジスタNM1、トランジスタNM2、およびカレントミラー負荷を含み、カレントミラー負荷は、トランジスタPM1とトランジスタPM2を含む。トランジスタNM1の第1端子は、高速モード電圧VNに接続され、トランジスタNM1の制御端子は、入力信号VINに接続され、トランジスタNM1の第2端子は、ノード電圧N2に接続される。トランジスタNM2の第1端子は、ノード電圧N3に接続され、トランジスタNM2の制御端子は、直列抵抗RSから分圧して生成された基準電圧VREFを受信し、トランジスタNM2の第2端子は、ノード電圧N2に接続される。トランジスタPM1の第1端子は、電源電圧VDDQに接続され、トランジスタPM1の制御端子は、ノード電圧N3に接続され、トランジスタPM1の第2端子は、高速モード電圧VNに接続される。トランジスタPM2の第1端子は、電源電圧VDDQに接続され、トランジスタPM2の制御端子は、ノード電圧N3に接続され、トランジスタPM2の第2端子は、ノード電圧N3に接続される。直列抵抗RSは、第1抵抗R1と第2抵抗R2を含み、直列抵抗RSは、第1抵抗R1と第2抵抗R2により分圧操作を行い、基準電圧VREFを生成する。直列抵抗RSの第1端子は、電源電圧VDDQに接続され、直列抵抗RSの第2端子は、スイッチSW3に接続され、直列抵抗RSの分圧端子は、トランジスタNM2の制御端子に接続される。第1抵抗R1は、電源電圧VDDQと基準電圧VREFの間に接続され、第2抵抗R2は、基準電圧VREFとスイッチSW3の間に接続される。スイッチSW2の第1端子は、差動アンプDA内のノード電圧N2に接続され、スイッチSW2の制御端子は、ノード電圧N1に接続され、スイッチSW2の第2端子は、接地電圧GNDに接続される。スイッチSW3の第1端子は、第2抵抗R2に接続され、スイッチSW3の制御端子は、ノード電圧N1に接続され、スイッチSW3の第2端子は、接地電圧GNDに接続される。
【0027】
具体的に説明すると、入力制御信号CTLRXが高論理レベル(つまり、CTLRX=H)の時、反転入力制御信号CTLRXBは、低論理レベル(つまり、CTLRXB=L)であるため、高速モード回路140内のノード電圧N1は、高論理レベルであり、それにより、スイッチSW1が切断され、スイッチSW2およびスイッチSW3が接地電圧GNDに導通する。したがって、直列抵抗RSは、電源電圧VDDQに対して分圧を行って、基準電圧VREFを生成することができ、且つ差動アンプDAは、入力信号VINと基準電圧VREFを比較して、高速モード電圧VNを生成する。相対して、入力制御信号CTLRXが高論理レベル(つまり、CTLRX=H)の時、反転入力制御信号CTLRXBは、低論理レベル(つまり、CTLRXB=L)であるため、低速モード回路150内のスイッチSW4が切断され、スイッチSW5が導通し、低速モード電圧VSを高論理レベルに固定する。したがって、入力制御信号CTLRXが高論理レベル(つまり、CTLRX=H)の時、高速モード回路140は、入力信号VINを受信して、高速モード電圧VNを生成し、NANDゲートNAND1は、入力信号VINが生成した高速モード電圧VNと高論理レベルに固定された低速モード電圧VSに対してNAND演算を行い、出力信号VOUTを生成する。
【0028】
低速モード回路150は、インバータNOT3と、スイッチSW4と、スイッチSW5とを含む。インバータNOT3の第1端子は、電源電圧VDDQに接続され、インバータNOT3の入力端子は、入力信号VINに接続され、インバータNOT3の出力端子は、上述した低速モード電圧VSに接続される。インバータNOT3は、トランジスタPM3とトランジスタNM3で構成される。スイッチSW4の第1端子は、上述したインバータNOT3の第2端子に接続され、スイッチSW4の制御端子は、反転入力制御信号CTLRXBを受信し、スイッチSW4の第2端子は、接地電圧GNDに接続される。スイッチSW5の第1端子は、電源電圧VDDQに接続され、スイッチSW5の制御端子は、反転入力制御信号CTLRXBを受信し、スイッチSW5の第2端子は、低速モード電圧VSに接続される。
【0029】
具体的に説明すると、入力制御信号CTLRXが低論理レベル(つまり、CTLRX=L)の時、反転入力制御信号CTLRXBが高論理レベル(つまり、CTLRXB=H)で、高速モード回路140内のノード電圧N1が低論理レベルであるため、スイッチSW1が導通し、高速モード電圧VNを高論理レベルに固定するが、スイッチSW2およびスイッチSW3が切断されるため、直列抵抗RSは、電源電圧VDDQを分圧して基準電圧VREFを生成することができない。相対して、入力制御信号CTLRXが低論理レベル(つまり、CTLRX=L)の時、反転入力制御信号CTLRXBは、高論理レベル(つまり、CTLRXB=H)であるため、低速モード回路150内のスイッチSW4が導通して、スイッチSW5が切断され、インバータNOT3が入力信号VINに対して反転を行い、低速モード電圧VSを出力する。したがって、入力制御信号CTLRXが低論理レベル(つまり、CTLRX=L)の時、低速モード回路150は、入力信号VINを受信して、低速モード電圧VSを生成し、NANDゲートNAND1は、高論理レベルに固定された高速モード電圧VNと入力信号VINが生成した低速モード電圧VSに対してNAND演算を行い、出力信号VOUTを生成する。
【0030】
説明すべきこととして、低速モード(つまり、CTLRX=L)において低速モード回路150がイネーブルにされると、高速モード(つまり、CTLRX=H)において高速モード回路140がイネーブルにされる時と比べて、低速モードにおける低速モード回路150の入力信号VINは、高速モードにおける高速モード回路140よりも1つのインバータの遅延(つまり、インバータNOT3)を通過する。説明すべきこととして、本実施形態は単なる例であるため、本発明は、遅延をもたらすインバータの個数を制限しない。したがって、低速モード(つまり、CTLRX=L)において、入力レシーバ160の入出力反応は相対的に遅いが、高速モード回路140よりも消費電流が少ないため、電池の寿命を延ばすことができる。
【0031】
図5を参照すると、メモリ装置10は、オフチップドライバ(Off-Chip Driver, OCD)500をさらに含み、オフチップドライバ500は、少なくとも、入出力回路130内に配置され、データストローブ信号DQS(図示せず)とデータバスDQを駆動する。オフチップドライバ500は、第1オフチップドライバ510、第2オフチップドライバ520を含み、オフチップドライバ500は、伝送制御信号CTLTXに基づいて、入力データDATA_INに対してバッファを行い、出力データDATA_OUTを生成する。第1オフチップドライバ510は、伝送制御信号号CTLTXを受信し、第1オフチップドライバ510は、伝送制御信号CTLTXに基づいて、イネーブルまたはディセーブルにされる。第2オフチップドライバ520は、常時動作になるよう構成され、オフチップドライバ500は、伝送制御信号CTLTXに基づいて、入力データDATA_INから出力データDATA_OUTにバッファした電流駆動力を動的に調整し、電流駆動力を調整した後の出力データDATA_OUTをデータバスDQに提供する。
【0032】
詳しく説明すると、第1オフチップドライバ510は、オフチップドライバ制御回路530と、出力段540とを含む。オフチップドライバ制御回路530は、伝送制御信号CTLTXおよび入力データDATA_INを受信し、オフチップドライバ制御回路530は、伝送制御信号CTLTXに基づいて、イネーブルまたはディセーブルにされ、出力段540に提供された電圧を調整するために使用される。出力段540は、トランジスタPM4およびトランジスタNM4を含み、オフチップドライバ制御回路530が提供した電圧に基づいて、出力データDATA_OUTを生成する。一方、第2オフチップドライバ520は、オフチップドライバ制御回路550と、出力段560とを含む。オフチップドライバ制御回路550は、入力データDATA_INを受信し、出力段540に提供された電圧を調整する。出力段560は、トランジスタPM5とトランジスタNM5を含み、オフチップドライバ制御回路550が提供した電圧に基づいて、出力データDATA_OUTを生成する。
【0033】
具体的に説明すると、擬似SRAM110がレジスタ設定コードCRに基づいて、入出力回路130が高速モードに設定されたと判断した時、伝送制御信号CTLTXに基づいて、第1オフチップドライバ510をイネーブルにする。擬似SRAM110がレジスタ設定コードCRに基づいて、入出力回路130が低速モードに設定されたと判断した時、伝送制御信号CTLTXに基づいて、第1オフチップドライバ510をディセーブルにする。第2オフチップドライバ520は、常時動作するように制御されているため、高速モードの第1オフチップドライバ510と第2オフチップドライバ520は、いずれもイネーブルにされ、低速モードでは、第2オフチップドライバ520のみがイネーブルにされる。言い換えると、オフチップドライバ500は、レジスタ設定コードCRによりデータ入出力の電流駆動力を調整することにより、高速動作モードあるいは低速動作モードに応じて最適なDQバス駆動能力を提供することが出来る。
【0034】
図2図6を参照すると、読み出し/書き込みデータストローブ信号RWDSは、マイクロプロセッサ170に擬似SRAM110の操作モードの遷移状態を知らせるために使用される。電源電圧VDDQの更新には過渡時間が必要であるため、この過渡時間を待機している時、擬似SRAM110は、読み出し/書き込みデータストローブ信号RWDSを運用して、マイクロプロセッサ170に擬似SRAM110の操作モードに関して告知することができる。具体的に説明すると、ステップS610において、擬似SRAM110は、アクセスを開始する。続いて、ステップS620において、電源電圧VDDQが調整されるかどうかを判断する。電源電圧VDDQが調整されない時は、ステップS625に進む。電源電圧VDDQが調整される時は、ステップS630に進む。ステップS630において、読み出し/書き込みデータストローブ信号RWDSの論理レベルを制御する。読み出し/書き込みデータストローブ信号RWDSが低論理レベル(つまり、RWDS=L)である時は、ステップS640に進む。読み出し/書き込みデータストローブ信号RWDSが高論理レベル(つまり、RWDS=H)である時は、もう一度ステップS630に戻り、ステップS650となりVDDQが調整中であることをマイクロプロセッサ170に告知する。ステップS640において、トランザクション(transaction)を受信してアレイアクセスを行う準備をするようマイクロプロセッサ170に告知する。ステップS650において、マイクロプロセッサ170に現在操作モードを調整中であることを告知する。
【0035】
図7を参照すると、ステップS710において、コントローラ120は、上述したメモリ装置10の操作モードに基づいて、電源電圧VDDQとクロック周波数を調整する。続いて、ステップS720において、コントローラ120は、調整した電源電圧VDDQと調整したクロック周波数に基づいて、レジスタ設定コードCRを生成する。ステップS730において、擬似SRAM110は、レジスタ設定コードCRに基づいて、高速モード回路140および低速モード回路150のうちの一方をイネーブルにし、高速モード回路140および低速モード回路150のうちの他方をディセーブルにする。
【0036】
以上のように、本発明の実施形態において、上述したメモリ装置およびその入出力バッファ制御方法は、操作モードに基づいて、電源電圧とクロック周波数を調整し、調整した電源電圧と調整したクロック周波数により、レジスタ設定コードを生成するとともに、レジスタ設定コードに基づいて、入出力回路における高速モード回路または低速モード回路をイネーブルにして、入出力回路のアクセス時間を動的に調整する。そして、レジスタ設定コードによりオフチップドライバデータの電流駆動力を調整する。さらにVDDQの遷移状態についてマイクロプロセッサ170へ告知する。本発明は、入出力回路の制御方法を操作モードに応じて最適に制御することにより、高速化の実現と電池の寿命を延ばすことが可能になる。
【0037】
以上のごとく、この発明を実施形態により開示したが、もとより、この発明を限定するためのものではなく、当業者であれば容易に理解できるように、この発明の技術思想の範囲内において、適当な変更ならびに修正が当然なされうるものであるから、その特許権保護の範囲は、特許請求の範囲および、それと均等な領域を基準として定めなければならない。
【符号の説明】
【0038】
10 メモリ装置
110 擬似SRAM
120 コントローラ
130 入出力回路
140 高速モード回路
150 低速モード回路
160 入力レシーバ
170 マイクロプロセッサ
180 電源管理回路
190 電源回路
210 コマンドデコーダ
220 メモリアレイ
500、510、520 オフチップドライバ
530、550 オフチップドライバ制御回路
540、560 出力段
NOT1、NOT2、NOT3 インバータ
DA 差動アンプ
RS 直列抵抗
NAND1 NANDゲート
AS アドレス空間ビット
CK、CK# 差動クロック信号
CR[15] 操作モード
CR[7:4] 遅延計数
CS# チップ選択信号
CTLPWR 電源管理制御信号
CTLVDDQ 電源制御信号
CTLRX 入力制御信号
CTLRXB 反転入力制御信号
CTLTX 伝送制御信号
DQ データバス
DATA_IN 入力データ
DATA_OUT 出力データ
RWDS 読み出し/書き込みデータストローブ信号
GND 接地電圧
N1、N2、N3、N4 ノード電圧
VDDQ 電源電圧
VIN 入力信号
VN 高速モード電圧
VOUT 出力信号
VREF 基準電圧
VS 低速モード電圧
MP1、MP2、MP3、MP4、MP5、MN1、MN2、MN3、MN4、MN5 トランジスタ
SW1、SW2、SW3、SW4、SW5 スイッチ
S310、311、S312、S313、S314、S315、S320、321、S322、S323、S324、S325、S610、S620、S630、S640、S710、S720、S730 ステップ
【要約】
【課題】節電制御を提供して、電池の寿命を延ばすことのできるメモリ装置およびその入出力バッファ制御方法を提供する。
【解決手段】メモリ装置は、擬似SRAMと、コントローラとを含む。擬似SRAMは、高速モード回路と低速モード回路を有する入出力回路を含む。コントローラは、メモリ装置の操作モードに基づいて、電源電圧とクロック周波数を調整し、調整した電源電圧と調整したクロック周波数に基づいて、レジスタ設定コードを生成する。擬似SRAMは、レジスタ設定コードに基づいて、高速モード回路および低速モード回路のうちの一方をイネーブルにし、高速モード回路および低速モード回路のうちの他方をディセーブルにする。
【選択図】図1
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7