特許第6974700号(P6974700)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6974700
(24)【登録日】2021年11月9日
(45)【発行日】2021年12月1日
(54)【発明の名称】ダクト構造体
(51)【国際特許分類】
   F24F 13/02 20060101AFI20211118BHJP
   B60H 1/00 20060101ALI20211118BHJP
   B29C 49/48 20060101ALI20211118BHJP
【FI】
   F24F13/02 F
   B60H1/00 102R
   F24F13/02 E
   B29C49/48
【請求項の数】6
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2017-122231(P2017-122231)
(22)【出願日】2017年6月22日
(65)【公開番号】特開2019-7659(P2019-7659A)
(43)【公開日】2019年1月17日
【審査請求日】2020年3月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】000104674
【氏名又は名称】キョーラク株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK特許業務法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】飯島 克也
(72)【発明者】
【氏名】谷 奈央人
【審査官】 伊藤 紀史
(56)【参考文献】
【文献】 実開平05−078605(JP,U)
【文献】 実開昭62−083617(JP,U)
【文献】 実開平06−058214(JP,U)
【文献】 実公平06−005156(JP,Y2)
【文献】 実公平02−042994(JP,Y2)
【文献】 実開平05−082612(JP,U)
【文献】 実開平07−018089(JP,U)
【文献】 実開平06−073640(JP,U)
【文献】 特開2008−024016(JP,A)
【文献】 特開2008−014361(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24F 13/02
B60H 1/00
Japio−GPG/FX
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ダクトと、前記ダクトとは別体の取付ブラケットを備える、ダクト構造体であって、
前記取付ブラケットは、単一の軸状の貫通固定具で前記ダクトに固定され、
前記貫通固定具は、前記ダクトの固定孔と前記取付ブラケットの固定孔を貫通するように設けられ、
前記ダクトと前記取付ブラケットの相対回転を抑制する回転抑止構造が設けられ、
前記ダクトは、固定面を備え、
前記取付ブラケットは、前記固定面に当接する基面を備え、
前記回転抑止構造は、前記貫通固定具の軸が前記固定面の垂線に対して非平行となる構造であり、
前記固定面の垂線に対する、前記貫通固定具の軸の角度は、5〜45度である、ダクト構造体。
【請求項2】
ダクトと、前記ダクトとは別体の取付ブラケットを備える、ダクト構造体であって、
前記取付ブラケットは、単一の軸状の貫通固定具で前記ダクトに固定され、
前記貫通固定具は、前記ダクトの固定孔と前記取付ブラケットの固定孔を貫通するように設けられ、
前記ダクトと前記取付ブラケットの相対回転を抑制する回転抑止構造が設けられ、
前記ダクトは、固定面を備え、
前記取付ブラケットは、前記固定面に当接する基面を備え、
前記取付ブラケットは、前記基面から前記ダクトに向かって突出する第1係合凸部を備え、
第1係合凸部は、前記基面に対して傾斜する傾斜面を備え、
前記取付ブラケットの固定孔は、第1係合凸部の傾斜面に設けられる、ダクト構造体。
【請求項3】
前記ダクトは、第1係合凸部に係合可能な第1係合凹部を備え、
第1係合凹部は、前記固定面に対して傾斜する傾斜面を備え、
前記ダクトの固定孔は、第1係合凹部の傾斜面に設けられる、請求項2に記載のダクト構造体。
【請求項4】
第1係合凸部及び第1係合凹部は、それぞれ、断面非円形であり、
前記回転抑止構造は、第1係合凸部と第1係合凹部が係合される構造である、請求項3に記載のダクト構造体。
【請求項5】
ダクトと、前記ダクトとは別体の取付ブラケットを備える、ダクト構造体であって、
前記取付ブラケットは、単一の軸状の貫通固定具で前記ダクトに固定され、
前記貫通固定具は、前記ダクトの固定孔と前記取付ブラケットの固定孔を貫通するように設けられ、
前記ダクトと前記取付ブラケットの相対回転を抑制する回転抑止構造が設けられ、
前記ダクトは、前記ダクトから突出する係合凸部を備え、
前記取付ブラケットは、前記係合凸部に係合される係合凹部を備え、
前記回転抑止構造は、前記係合凸部が前記係合凹部に係合される構造であり、
前記係合凸部は、L字形状である、ダクト構造体。
【請求項6】
前記ダクトは、ブロー成形体であり、
前記係合凸部は、前記ダクトのパーティングライン上に設けられる、請求項5に記載のダクト構造体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダクトに取付ブラケットが固定されたダクト構造体に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、自動車等の空調装置では、空気を通風させるための管状のダクトが用いられている。
【0003】
ダクトの製造方法としては、溶融状態の樹脂を分割金型で型締めし、内部に空気を吹き込んで膨張させるブロー成形方法が広く知られている(特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2012−207837号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ダクトは、通常、ボルトとナットを用いて自動車に装着される。このため、ボルトを挿通させるための取付孔が必要である。取付孔の位置は、車種によって様々であり、車種によってはダクト自体に取付孔を設けることができない位置に取付孔を設けることが求められる場合がある。
【0006】
このような場合には、別体の取付ブラケットをダクトに固定し、取付ブラケットに取付孔を設ける場合がある。取付ブラケットは、通常、2箇所以上においてリベット固定を行うことによってダクトに固定される。
【0007】
しかし、2箇所以上でのリベット固定は、部品コスト及び組立コストが大きいので、リベット固定の箇所を減らすことが望まれている。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、部品コストが低減可能なダクト構造体を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によれば、ダクトと、前記ダクトとは別体の取付ブラケットを備える、ダクト構造体であって、前記取付ブラケットは、単一の軸状の貫通固定具で前記ダクトに固定され、前記貫通固定具は、前記ダクトの固定孔と前記取付ブラケットの固定孔を貫通するように設けられ、前記ダクトと前記取付ブラケットの相対回転を抑制する回転抑止構造が設けられる、ダクト構造体が提供される。
【0010】
本発明のダクト構造体では、取付ブラケットは、単一の軸状の貫通固定具(リベットや、ボルト及びナット)でダクトに固定されている。このため、貫通固定具が1つで済むので、部品コストが低減される。また、貫通固定具による固定箇所を1箇所にすると、取付ブラケットがダクトに対して相対回転する。そこで、このような相対回転を抑制すべく、回転抑止構造が設けられている。このため、貫通固定具による固定箇所を減らしても、取付ブラケットが回転してしまうという不具合の発生が抑制される。
【0011】
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、前記ダクトは、固定面を備え、前記取付ブラケットは、前記固定面に当接する基面を備え、前記回転抑止構造は、前記貫通固定具の軸が前記固定面の垂線に対して非平行となる構造である。
好ましくは、前記固定面の垂線に対する、前記貫通固定具の軸の角度は、1〜45度である。
好ましくは、前記取付ブラケットは、前記基面から前記ダクトに向かって突出する第1係合凸部を備え、第1係合凸部は、前記基面に対して傾斜する傾斜面を備え、前記取付ブラケットの固定孔は、第1係合凸部の傾斜面に設けられる。
好ましくは、前記ダクトは、第1係合凸部に係合可能な第1係合凹部を備え、第1係合凹部は、前記固定面に対して傾斜する傾斜面を備え、前記ダクトの固定孔は、第1係合凹部の傾斜面に設けられる。
好ましくは、第1係合凸部及び第1係合凹部は、それぞれ、断面非円形であり、前記回転抑止構造は、第1係合凸部と第1係合凹部が係合される構造である。
好ましくは、前記ダクトは、固定面を備え、前記取付ブラケットは、前記固定面に当接する基面を備え、前記固定面には第2係合凹部が設けられ、前記基面には、第2係合凹部に係合する第2係合凸部が設けられ、前記回転抑止構造は、第2係合凹部と第2係合凸部が係合される構造である。
好ましくは、前記ダクトは、固定面を備え、前記取付ブラケットは、前記固定面に当接する基面を備え、前記基面は、周面を有する基部に設けられ、前記ダクトは、前記周面に当接する段差部を備え、前記回転抑止構造は、前記周面が前記段差部に当接する構造である。
好ましくは、前記ダクトは、前記ダクトから突出する係合凸部を備え、前記取付ブラケットは、前記係合凸部に係合される係合凹部を備える、前記回転抑止構造は、前記係合凸部が前記係合凹部に係合される構造である。
好ましくは、前記凸部は、L字形状である。
好ましくは、前記ダクトは、ブロー成形体であり、前記凸部は、前記ダクトのパーティングライン上に設けられる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の第1実施形態のダクト構造体1の斜視図である。
図2図1のダクト構造体1の一部の分解斜視図である。
図3図1のダクト構造体1において、固定孔2iの中心を通り、且つ固定面3aに垂直な断面(図2中のA−A断面)の断面図である。
図4図3からリベット4を除いた状態の断面図である。
図5図1のダクト構造体1において、傾斜面2g,2h,2j,2fを通り、且つ基且つ固定面3aに垂直な断面(図2中のB−B断面)の断面図である。
図6】本発明の第2実施形態のダクト構造体1の斜視図である。
図7図1のダクト構造体1の分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して発明が成立する。
【0014】
1.第1実施形態
図1図5に示すように、本発明の第1実施形態のダクト構造体1は、ダクト2と、ダクト2とは別体の取付ブラケット3を備える。取付ブラケット3は、単一の軸状のリベット4でダクト2に固定される。
【0015】
ダクト2は、筒状であり、内部にエアーの流通路を備える。ダクト2は、樹脂成形体であることが好ましく、ブロー成形体であることがさらに好ましい。ダクト2の側面2aには、固定面2bが設けられている。固定面2bは、平坦であり、側面2aよりも凹んでおり、固定面2bと側面2aの間には段差部2cが設けられている。固定面2bには、第1係合凹部2dと第2係合凹部2eが設けられている。第2係合凹部2eは、固定孔2iの中心を通り、且つ固定面3aに垂直な断面(図3の断面)からずれた位置に配置されている。第1係合凹部2dと第2係合凹部2eは、それぞれ、断面非円形である。第1係合凹部2dには、固定面2bに対して傾斜する傾斜面2f,2jが設けられている。傾斜面2fには、固定孔2iが設けられている。固定孔2iはダクト2を貫通している。第2係合凹部2eには、固定面2bに対して傾斜する傾斜面2h,2gが設けられている。第2係合凹部2eは、傾斜面2h,2gによってテーパー状になっている。
【0016】
取付ブラケット3は、ダクト2を自動車などに取り付けるためのブラケットである。取付ブラケット3は、樹脂成形体であることが好ましく、射出成形体であることがさらに好ましい。取付ブラケット3は、固定面2bに当接する基面3aを有する。基面3aは平坦であり、基面3aには、基面3aから突出する第1係合凸部3b及び第2係合凸部3cが設けられている。第2係合凸部3cは、固定孔3lの中心を通り、且つ立設壁3f及び底壁3gに垂直な断面(図3の断面)からずれた位置に配置されている。第1係合凸部3b及び第2係合凸部3cは、それぞれ、断面非円形である。第1係合凸部3bには、基面3aに対して傾斜する傾斜面3d,3nが設けられている。傾斜面3dには、固定孔3lが設けられている。第2係合凸部3cには、傾斜面3e及び3mが設けられている。
【0017】
取付ブラケット3は、立設壁3fと、底壁3gと、連結壁3hと、取付壁3iを備える。立設壁3fは、基面3aと周面3oを有する。底壁3gは、立設壁3fに略垂直である。連結壁3hは、立設壁3f及び底壁3gの両方に略垂直であり、立設壁3fと底壁3gを連結する。取付壁3iは、底壁3gから延び且つ底壁3gに対して傾斜する。取付壁3iには、取付孔3jと取付凸部3kが設けられている。取付孔3jと取付凸部3kは、取付ブラケット3を自動車内の他の部材(具体的には、リンフォースメントやダクト2以外のダクト)に固定するために用いられる。取付壁3iは、ブロー成形の際のパーティングラインPLから離れた位置に設けられている。
【0018】
図3図5に示すように、ダクト2と取付ブラケット3を重ねると、固定面2bと基面3aが当接する。第1及び第2係合凹部2d,2eがそれぞれ第1及び第2係合凸部3b,3cに係合される。第1及び第2係合凹部2d,2eは、それぞれ、第1及び第2係合凸部3b,3cと相補形状である。傾斜面2f,2j,2h,2gがそれぞれ傾斜面3d,3n,3m,3eに当接する。その際、周面3oが段差部2cに当接する。この状態で固定孔2i,3lの位置が重なって、リベット4が貫通可能になる。リベット4は、好ましくはシャフトが内蔵されたブラインドリベットである。この場合、取付ブラケット3側からリベット4の胴部4cを固定孔2i,3l内に挿入し、フランジ4aを取付ブラケット3に当接させた状態で取付ブラケット3側からシャフトを引き抜くことでリベット4の先端が潰されてダクト2の内部に係止部4bが形成される。胴部4cが固定孔2i,3lに挿通された状態で、ダクト2と取付ブラケット3がフランジ4aと係止部4bで挟持されることによって取付ブラケット3がダクト2に固定される。
【0019】
リベット4は、特許請求の範囲の「貫通固定具」の一例である。貫通固定具は、ダクト2及び取付ブラケット3とは別部材であって、ダクト2及び取付ブラケット3を貫通させて取付ブラケット3をダクト2に固定させる部材である。ブラインドリベット以外の貫通固定具の例としては、リベットハンマーを用いてリベットの先端を潰すタイプのリベットや、ボルト及びナットの組み合わせが挙げられる。
【0020】
リベット4は、軸状の固定具であり、単一のリベット4では、ダクト2と取付ブラケット3の間の相対回転を止めることが困難である。このため、ダクト2と取付ブラケット3の相対回転を抑制する回転抑止構造が1つ又は2つ以上設けられる。
【0021】
本実施形態では、以下の4つの回転抑止構造が設けられている。以下の何れの回転抑止構造も別の部材を必要とせずに、ダクト2と取付ブラケット3のみで構成されている。このため、部品コストが増大しない。また、ダクト2に貫通孔を設けることを必要としていない。ダクト2の貫通孔は通常、ブロー成形後の後加工で形成するので、貫通孔の形成には手間がかかるが、以下に示す構造は、ダクト2に貫通孔を設けることを必要としないので、後加工の手間も増大しない。
【0022】
第1の回転抑止構造は、リベット4の胴部4cの軸Pが固定面2bの垂線Qに対して非平行となる構造である。固定孔2i,3lが傾斜面3d,2fに設けられているので、胴部4cの軸Pは、傾斜面3d,2fに垂直になる。その結果、軸Pが垂線Qに対して非平行になる。取付ブラケット3は、軸Pを回転軸としてダクト2に対して相対回転しようとするが、この際に基面3aが固定面2bに押し付けられるので、固定面2bと基面3aの間の摩擦が大きくなって、ダクト2と取付ブラケット3の相対回転が抑制される。垂線Qに対する軸Pの角度αは、例えば1〜45度であり、具体的には例えば、1、5、10、15、20、25、30、35、40、45度であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
【0023】
第2の回転抑止構造は、断面非円形の第1係合凸部3bと第1係合凹部2dが係合される構造である。この場合、第1係合凸部3bが第1係合凹部2dに対して相対回転不能になるので、ダクト2と取付ブラケット3の相対回転が抑制される。
【0024】
第3の回転抑止構造は、第2係合凹部2eと第2係合凸部3cが係合される構造である。このような構造によってもダクト2と取付ブラケット3の相対回転が抑制される。また、ダクト構造体1が左右対称に一対の取付ブラケット3を備えている場合、基面3aに設けられた凸部が1つの場合、左右の取付ブラケット3を付け間違える虞があるが、図2のA−A面に対して非対称になるように第2係合凸部3cを設けることによって、取付ブラケット3の付け間違えが抑止される。
【0025】
第4の回転抑止構造は、周面3oが段差部2cに当接する構造である。このような構造によってもダクト2と取付ブラケット3の相対回転が抑制される。段差部2cは、直交する二辺2c1,2c2を有するL字状に形成されており、周面3oが二辺2c1,2c2のそれぞれに当接することによって時計回り及び反時計回りのどちらの相対回転も抑制される。
【0026】
2.第2実施形態
図6図7に示すように、本発明の第2実施形態のダクト構造体1について説明する。本実施形態のダクト構造体1は、第1実施形態に類似しており、回転抑止構造の違いが主な相違点である。以下、相違点を中心に説明する。
【0027】
本実施形態では、ダクト2の側面2aには、固定孔2iと係合凸部2kが設けられている。係合凸部2kは、L字形状であり、側面2aから突出する基部2k1と、基部2k1に対して折れ曲がっている先端部2k2を有する。係合凸部2kは、ブロー成形のパーティングラインPL上に設けられているために強度が高い。側面2aには突出部2lが設けられており、突出部2lと側面2aの間に段差部2mが設けられている。
【0028】
取付ブラケット3は、板状であり、固定孔3lと、取付孔3jと、係合凹部(係合孔)3pを備える。
【0029】
係合凸部2kを係合凹部3pに係合させ、周面3oを段差部2mに当接させると、固定孔2i,3lが重なるので、この状態でリベット4を貫通させて取付ブラケット3をダクト2に固定する。
【0030】
本実施形態では、係合凸部2kが係合凹部3pに係合される構造が第1の回転抑止構造であり、周面3oが段差部2mに当接する構造が第2の回転抑止構造である。
【0031】
3.その他実施形態
・ダクト2及び取付ブラケット3に設ける凸部及び凹部は、逆にすることができる。例えば、第1実施形態において、ダクト2の第2係合凹部を第2係合凸部として、取付ブラケット3の第2係合凸部を第2係合凹部としてもよい。
・本願明細書において、凹部は、有底(非貫通)の凹部と、貫通孔の何れであってもよい。
【符号の説明】
【0032】
1 :ダクト構造体
2 :ダクト
2a :側面
2b :固定面
2c :段差部
2d :第1係合凹部
2e :第2係合凹部
2f :傾斜面
2g :傾斜面
2h :傾斜面
2i :固定孔
2j :傾斜面
3 :取付ブラケット
3a :基面
3b :第1係合凸部
3c :第2係合凸部
3d :傾斜面
3e :傾斜面
3f :基部
3g :底壁
3h :連結壁
3i :取付壁
3j :取付孔
3k :取付凸部
3l :固定孔
3m :傾斜面
3n :傾斜面
3o :側面
4 :リベット
4a :フランジ
4b :係止部
4c :胴部
P :軸
PL :パーティングライン
Q :垂線
α :角度
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7