(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6974880
(24)【登録日】2021年11月9日
(45)【発行日】2021年12月1日
(54)【発明の名称】固定用キャップの連結構造
(51)【国際特許分類】
F21L 4/00 20060101AFI20211118BHJP
【FI】
F21L4/00 413
【請求項の数】6
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2020-135194(P2020-135194)
(22)【出願日】2020年8月7日
【審査請求日】2020年12月2日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 (1)ウェブサイトのアドレス https://inavance178.com/ (掲載日:令和 2年 3月27日) (2)SNSのアドレスhttps://www.instagram.com/inavance_/ (掲載日:令和 2年 3月25日)
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】518404020
【氏名又は名称】株式会社イナバエンジニア
(74)【代理人】
【識別番号】100105809
【弁理士】
【氏名又は名称】木森 有平
(72)【発明者】
【氏名】稲葉 誠
【審査官】
河村 勝也
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2006/0231702(US,A1)
【文献】
実開平05−035835(JP,U)
【文献】
米国特許出願公開第2016/0174708(US,A1)
【文献】
韓国登録特許第10−0622354(KR,B1)
【文献】
中国実用新案第2850415(CN,Y)
【文献】
中国実用新案第202618981(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21L 4/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
懐中ライトやペンライトなどの筒状体の端部に被せられる合成樹脂製の固定用キャップを使用して、前記筒状体の底部側で壁や机上に固定する固定用キャップの連結構造において、
前記筒状体における固定用キャップの差し込み口側に合成樹脂製の末広がりの裾広傾斜部分が設けられ、前記固定用キャップは、底部側に位置する基台部と、前記裾広傾斜部分に対応する内側に傾斜した内側傾斜の外周壁を設け、前記内側傾斜の外周壁の厚みは、先端部分の厚みの方が前記基台部側の厚みよりも薄くなるように形成されており、前記内側傾斜の外周壁の内側に隙間なく前記筒状体の裾広傾斜部分が密着して差し込まれることを特徴とする固定用キャップの連結構造。
【請求項2】
懐中ライトやペンライトなどの筒状体の端部に被せられる合成樹脂製の固定用キャップを使用して、前記筒状体の底部側で壁や机上に固定する固定用キャップの連結構造において、
前記筒状体における固定用キャップの差し込み口側に末広がりの合成樹脂製の裾広傾斜部分が設けられ、前記固定用キャップは、底部側に位置する基台部と、前記裾広傾斜部分に対応する内側に傾斜した内側傾斜の外周壁を設け、前記内側傾斜の外周壁に所定間隔をおいて複数のスリットが差し込み口側に設けられ、隣り合う前記スリットの間の前記内側傾斜の外周壁と、前記筒状体における前記裾広傾斜部分の切り欠き部分を対応させるように、位置を合わせながら斜めからはめ込むように装着され、前記内側傾斜の外周壁の内側に隙間なく前記筒状体の裾広傾斜部分が密着して差し込まれることを特徴とする固定用キャップの連結構造。
【請求項3】
前記固定用キャップの内側傾斜の外周壁に、所定間隔をおいて複数のスリットが差し込み口側に設けられ、前記スリットは、差し込み部側から前記基台部側に向かってスリット幅が大きくなっていることを特徴とする請求項1または2記載の固定用キャップの連結構造。
【請求項4】
前記固定用キャップの内側傾斜の外周壁における差し込み側端部に端縁傾斜部が設けられ、前記筒状体の底部側を案内することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の固定用キャップの連結構造。
【請求項5】
前記固定用キャップの内側傾斜の外周壁の材質が前記固定用キャップの基台部の材質よりも柔らかい材質であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の固定用キャップの連結構造。
【請求項6】
前記固定用キャップの基台部にネジ穴が設けられているとともに、前記ネジ穴の周囲に磁石が取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載の固定用キャップの連結構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、懐中ライトやペンライトなどの筒状体の端部に被せられる固定用キャップであって、筒状体を壁や机上に固定するために使用される固定用キャップの連結構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、懐中ライトやペンライトなどの筒状体の端部に被せられる固定用キャップであって、筒状体を壁や机上に固定するために使用される固定用キャップの連結構造においては、筒状体への取り付けが容易で、かつ、筒状体からの脱落を防止するために様々な工夫がされている。
【0003】
このようなキャップとして、特許文献1には、家具類の脚先端に嵌着可能なキャップ基体1が弾性材からなり、かつキャップ基体1には家具類の脚を挿入させるための開口部5Bが形成され、この開口部5Bを形成する筒部の内周面及び外周面の双方がギザギザ面に形成されており、筒部が、内周面13及び外周面12の双方のギザギザ面により折り畳まれた襞のような壁になっており、家具の脚を入れる場合に伸ばし易いとともに、強固に弾性挟持させることができる家具脚用キャップが開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、トルクビスの破断面を覆う固定手段のキャップであり、ボルト頭が切断された雄ネジ130の上面を覆う底部200と、連結部を覆う側部300とを有し、側部300の対向する位置には、連結部に係止する爪部が各々設けられ、一方の爪部310aは、底部200方向に、側部300に少なくとも二つのスリット330を入れて形成し、固定用キャップを取り付けるときに、一方の爪部310aが弾性変形して、取り付け作業を容易にすることができるキャップが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2014−140762
【特許文献2】特開2015−108397
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1記載の固定用キャップは、ゴム等の弾性材で形成する必要があり、その他の素材で形成した場合は筒状体に装着することができないため、家具類の脚の保護用などの用途に限定される。
【0007】
この点、特許文献2記載の固定用キャップは、側部に設けたスリットで爪部を弾性変形させて装着することができるため、ゴム等の弾性材以外を用いて形成することができる。
しかしながら、特許文献2記載の固定用キャップでは、端部に向かって末広がりに広がる裾広傾斜部分を有する筒状体の場合、装着することができないか、隙間が生じて、防水構造にすることはできない。
また、懐中ライトやペンライトなどの筒状体においては、その外周に木製や合成樹脂製などの固定用キャップやカバーが取り付けられる場合があるが、これらの固定用キャップやカバーを含めて、前記筒状体における末広がりの裾広傾斜部分が合成樹脂製であり、前記固定用キャップが合成樹脂製であり、その合成樹脂製の前記外周壁の内側に隙間なく前記筒状体の裾広傾斜部分が密着して差し込まれることを特徴とする前記筒状体の端部には、外部電源に連結する端子を有する場合があり、このような場合、前記固定用キャップには防水性が要求されるか、防水性に代わる固定用キャップの密着性が要求されるが、合成樹脂製で単に前記筒状体に対応する形状に形成するだけでは、両者の隙間から水が入り込んで端子を損傷させる問題を有していた。
さらに、前記筒状体の端部には、外部電源に連結する端子を有する場合があり、このような場合、前記固定用キャップには防水性が要求されるか、防水性に代わる固定用キャップの密着性が要求されるが、合成樹脂製で単に前記筒状体に対応する形状に形成するだけでは、両者の隙間から水が入り込んで端子を損傷させる問題を有していた。
【0008】
そこで本発明の目的は、筒状体に対して防水性を発揮するような密着した取り付けができるとともに、容易に着脱ができる固定用キャップの連結構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、 懐中ライトやペンライトなどの筒状体の端部に被せられる
合成樹脂製の固定用キャップを使用して、前記筒状体の底部側で壁や机上に固定する固定用キャップの連結構造において、前記筒状体における固定用キャップの差し込み口側に
合成樹脂製の末広がりの裾広傾斜部分が設けられ、前記固定用キャップは、底部側に位置する基台部と、前記裾広傾斜部分に対応する内側に傾斜した内側傾斜の外周壁を設け
、前記内側傾斜の外周壁の厚みは、先端部分の厚みの方が前記基台部側の厚みよりも薄くなるように形成されており、前記内側傾斜の外周壁の内側に隙間なく前記筒状体の裾広傾斜部分が密着して差し込まれることを特徴とする固定用キャップの連結構造である。
また、本発明は、懐中ライトやペンライトなどの筒状体の端部に被せられる合成樹脂製の固定用キャップを使用して、前記筒状体の底部側で壁や机上に固定する固定用キャップの連結構造において、前記筒状体における固定用キャップの差し込み口側に末広がりの合成樹脂製の裾広傾斜部分が設けられ、前記固定用キャップは、底部側に位置する基台部と、前記裾広傾斜部分に対応する内側に傾斜した内側傾斜の外周壁を設け、前記内側傾斜の外周壁に所定間隔をおいて複数のスリットが差し込み口側に設けられ、隣り合う前記スリットの間の前記内側傾斜の外周壁と、前記筒状体における前記裾広傾斜部の切り欠き部分を対応させるように、位置を合わせながら斜めからはめ込むように装着され、前記内側傾斜の外周壁の内側に隙間なく前記筒状体の裾広傾斜部分が密着して差し込まれることを特徴とする固定用キャップの連結構造である。
本発明によれば、筒状体の裾広傾斜部分に対して内側傾斜の外周壁を有する固定用キャップを連結させることで、固定用キャップが外れにくくなり、固定用キャップの脱落を防止することができる。
【0010】
本発明としては、前記固定用キャップの
内側傾斜の外周壁における差し込み側端部に端縁傾斜部が設けられ、前記筒状体の底部側を案内することを特徴とする。
本発明によれば、前記固定用キャップを筒状体に被せる際には、前記端縁傾斜部が筒状体の底部を案内して、スムーズに被せることができる。
【0011】
本発明としては、
前記固定用キャップの前記内側傾斜の外周壁の材質が前記固定用キャップの基台部の材質よりも柔らかい材質であるか、または、前記内側傾斜の外周壁の幅が前記固定用キャップの基台部側の幅よりも狭くなるように形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記内側傾斜の外周壁の材質を前記固定用キャップの基台部の材質よりも柔らかい材質とするか、または、前記内側傾斜の外周壁の幅が前記固定用キャップの基台部側の幅よりも狭くなるように形成することにより、固定用キャップを筒状体に対して被せると、外周方向に広がりやすくなり連結が容易になる。
【0012】
本発明としては、前記固定用キャップの
内側傾斜の外周壁に、所定間隔をおいて
複数のスリットが差し込み口側に設けられ、前記スリットは、差し込み部側から前記基台部側に向かってスリット幅が大きくなっていることを特徴とする。
本発明によれば、スリットを設けることで、筒状体に固定用キャップを取り付ける際に内側傾斜の外周壁が弾性変形し、スリットの幅が下方に向かって大きくなるように設けられているので、連結に際して固定用キャップを筒状体の裾広傾斜部分に差し込んでいくと、スリットの開く間隔が大きくなり、連結が容易になる。
【0013】
本発明としては、前記固定用キャップの基台部にネジ穴が設けられているとともに、前記ネジ穴の周囲に磁石が取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、固定用キャップの基台部にネジ穴を設けることによって三脚等の支持部材に取り付けることができる。また、磁石を取り付けることによって、金属等の上に固定できる。したがって、懐中ライトなどの筒状体を所定角度にして立設させることができる。
【0014】
本発明としては、前記筒状体における末広がりの裾広傾斜部分が合成樹脂製であり、前記固定用キャップが合成樹脂製であり、その合成樹脂製の前記
内側傾斜の外周壁の内側に隙間なく前記筒状体の裾広傾斜部分が密着して差し込まれることを特徴とする。
本発明によれば、筒状体に対して防水性を発揮するような密着した取り付けができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、筒状体に対して防水性を発揮するような密着した取り付けができるとともに、容易に着脱ができる固定用キャップの連結構造を提供することができる。そして、懐中ライトなどの筒状体の底部に電源端子(USB端子)などが露出しているものでも、防水性を発揮して、これを保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の実施形態の固定用キャップを示す斜視図である。
【
図2】上記実施形態の固定用キャップの内側傾斜の外周壁を示す拡大図である。
【
図3】上記実施形態の固定用キャップを示す正面図と断面図である。
【
図4】上記実施形態の固定用キャップを示す正面図と断面図である。
【
図5】上記実施形態の固定用キャップを示す平面図と底面図である。
【
図6】上記実施形態の固定用キャップを装着する筒状体を示す図である。
【
図7】上記実施形態の固定用キャップを筒状体に装着した状態を示す図である。
【
図8】上記実施形態の固定用キャップを示す正面図である。
【
図9】上記実施形態の固定用キャップを筒状体に装着する過程を説明する図である。
【
図10】上記実施形態の固定用キャップを筒状体に装着する過程を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明の実施形態の固定用キャップを示す斜視図であり、
図2は、上記実施形態の固定用キャップの内側傾斜の外周壁を示す拡大図である。
【0019】
本発明の実施形態の固定用キャップ1は合成樹脂により製作され、懐中ライトやペンライトなどの筒状体10の端部(樹脂製キャップの底部)に被せるものである。懐中ライトなどの筒状体10の底部には、電源端子(USB端子)が取り付けられている。
固定用キャップ1は、基台部2と内側傾斜の外周壁3から構成され、内側傾斜の外周壁3には、スリット4が下方に向けて(固定用キャップ1の差し込み口側から基台部2方向に)所定間隔で形成されている。なお、樹脂製キャップの基台部2の大きさは、前記筒状体10の
内側傾斜の外周壁3の内壁とほぼ同じ大きさである。
図2に示すように、内側傾斜の外周壁3は、端縁傾斜部3aと内壁3bを有する。筒状体10に固定用キャップ1を連結するとき、まず、端縁傾斜部3aの傾斜に沿って筒状体10を差し込むようにして、その後内壁3bに沿って筒状体10がはめ込まれることで筒状体10と固定用キャップ1がスムーズに連結される。他方、連結を解除するときは、前記筒状体10を固定用キャップ1を抜き取るようにすると(真っすぐに引き離すようにすると)、連結状態が解除される。
【0020】
図2(a)において、端縁傾斜部3aと内壁3bがなす角度θ3は、180°−(θ1+θ2)となるが、ここで、角度θ1>角度θ2であり、角度θ1<90°である。このような端縁傾斜部3aと内壁3bを有することで、筒状体10を固定用キャップ1に差し込むとき、筒状体が端縁部3aから内壁3bに滑らかに移行する。すなわち、前記
固定用キャップ
1の
内側傾斜の外周壁
3における差し込み側端部に前記キャップ外周壁における側傾斜の傾斜角度よりも傾斜角度が大きな角度の端縁傾斜部3aが設けられている。
また、
図2(b)のように、端縁傾斜部3aと内壁3bが形成する角部をなだらかに形成してもよい。
【0021】
図3(a)は上記実施形態の固定用キャップを示す正面図であり、
図3(b)は上記実施形態のキャップを筒状体と連結させた状態を示す断面図である。
図3(a)に示す固定用キャップ1において、スリット4は、下方に向かうにつれて幅が大きくなるように形成されている、フラスコ形状の曲線で構成されている。すなわちスリット4において、基台部2側の幅4bは固定用キャップ1の取り付け側の幅4aよりも広くなるように形成されている。また、内側傾斜の外周壁3の材質は、固定用キャップ1の基台部2の材質よりも柔らかい材質となっている。
図3(b)のように、固定用キャップ1と筒状体10を連結させたとき、固定用キャップ1の内壁3bと筒状体10の裾広傾斜部分10aを密着して取り付けることができるので、防水性を発揮させることができる。
また、本実施形態では、固定用キャップ1にスリット4を6つ設けることにより、内側傾斜の外周壁3は6分割されているが、これに限定されることはない。
【0022】
図4(a)は上記実施形態の固定用キャップを示す正面図であり、
図4(b)は上記実施形態のキャップを筒状体と連結させた状態を示す断面図である。
図4(a)に示す固定用キャップ1において、スリットの幅は一定であっても良く、この場合は、前記内側傾斜の外周壁
3の材質が前記固定用キャップ
1の基台部
2の材質よりも柔らかい材質であることが好ましい。
また、
図4(b)に示すように、内側傾斜の外周壁3の幅(厚み)は、先端部分の幅3cの方が固定用キャップ1の基台部2側の幅(厚み)よりも狭くなる(薄くなる)ように形成されている。また、筒状体10における垂直部分10cが設けられており、これらの裾広傾斜部分10aと垂直部分10cを囲むように固定用キャップ1の基台部2側が設けられている。したがって、前記固定用キャップ
1に筒状体10を差し込むようにすると、その入り口側では外周方向に広がって差し込みやすくなる。
【0023】
図5は、上記実施形態の固定用キャップを示す平面図と底面図である。
固定用キャップ1の基台部2にはネジ穴5が設けられており、三脚等の支持部材に取り付けることもできる。また、ネジ穴5の周囲に磁石6を備えて、金属等の上に自立して固定でき、斜めにしても、その立設状態を維持することとなる。
【0024】
図6は、上記実施形態の固定用キャップを装着する筒状体を示す図であり、
図7は、上記実施形態の固定用キャップを筒状体に装着した状態を示す図である。
本実施形態の筒状体10は、アウトドア用の小型のライトであり、市販品である。筒状体10は、下方に向かって末広がりに広がる裾広傾斜部分10aを有しており、ここに固定用キャップ1を連結させる。筒状体10の裾広傾斜部分10aに固定用キャップ1を連結させることで、筒状体10を安定して直立させることができる。裾広傾斜部分10aには、その円周を切り欠いた所定幅の切り欠き部分10bが設けられている。また、筒状体10の上部にも上方に向かって末広がりに広がる裾広傾斜部分10dを有しており、この部分10dに合わせた固定用キャップ1を製作し、連結させることもできる。
【0025】
図8(a)は、上記実施形態の固定用キャップを示す正面図である。
図8(b)はスリット4の別の形態を示す図であり、スリット4が直線状に形成されている例を示している。
本実施形態のスリット4は、大きさや深さ、幅等も適宜変更することができる。
【0026】
図9(a)(b)(c)と
図10(a)(b)は、上記実施形態の固定用キャップ1を筒状体10に装着する過程を説明する図である。
図9(a)に示すように、固定用キャップ1における2つのスリット4の間の内側傾斜の外周壁3と、筒状体10における裾広傾斜部分10aの切り欠き部分10bの幅がほぼ同じになっている。2つのスリット4の間の内側傾斜の外周壁3と、筒状体10における裾広傾斜部分10aの切り欠き部分10bを対応させるように、位置を合わせながら斜めからはめ込むように装着する。また、このとき、端縁傾斜部3aの傾斜に沿って筒状体10を差し込むようにして、その後内壁3bに沿って筒状体10をはめ込むようにする。その際に、
図9(b)に示すように、スリット4の間隔が開いて大きくなり、
図9(c)に示すように、筒状体10に固定用キャップ1を連結させることができる。
図10(a)(b)は、書架キャビネットの側面に固定用キャップ
1を磁石を介して固定した状態にして、筒状体であるペンライトを固定用キャップ
1に差し込んで装着する状態を説明するものであり、固定用キャップ
1の底部側が固定用キャップ1の内側傾斜の外周壁3を外側に広げるようにして、筒状体10を取り付ける。
【0027】
このように、スリット4を有することで、筒状体10に固定用キャップ1を取り付ける際に、内側傾斜の外周壁3が弾性変形して、固定用キャップ1と筒状体10の連結が容易になる。さらに、スリット4を切り欠き部分10bと対応させるようにはめ込むことで、筒状体10と固定用キャップ1をスムーズに連結させることができる。
また、筒状体10の裾広傾斜部分10aと内側傾斜の外周壁3を有する固定用キャップ1を連結させることで、固定用キャップ1が外れにくくなり、固定用キャップ1の脱落を防止することができる。
【0028】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。また、懐中ライトなどではなくても、その他の筒状体10に対して樹脂製キャップの基台部2を介して固定用キャップ1を取り付けることできる。
【符号の説明】
【0029】
1 固定用キャップ、
2 基台部、
3 内側傾斜の外周壁、3a 端縁傾斜部、3b 内壁、
4 スリット、
5 穴、
6 磁石、
10 筒状体、
10a 裾広傾斜部分(樹脂製キャップの底部)、10b 切り欠き部分、
10d 裾広傾斜部分(上方側の裾広傾斜部分)
【要約】
【課題】 筒状体に対して防水性を発揮するような密着した取り付けができるとともに、容易に着脱ができる固定用キャップの連結構造を提供する。
【解決手段】 懐中ライトやペンライトなどの筒状体10の端部に、前記筒状体10における固定用キャップ1の差し込み口側に末広がりの裾広傾斜部分10aが設けられ、前記固定用キャップ1に前記裾広傾斜部分10aに対応する内側に傾斜した内側傾斜の外周壁3を設けた。また、内側傾斜の外周壁にはスリット4が設けられている。
【選択図】
図7