特許第6974918号(P6974918)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニーの特許一覧

<>
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6974918
(24)【登録日】2021年11月9日
(45)【発行日】2021年12月1日
(54)【発明の名称】洗浄および消毒用液体組成物
(51)【国際特許分類】
   C11D 17/08 20060101AFI20211118BHJP
   C11D 3/26 20060101ALI20211118BHJP
   C11D 3/20 20060101ALI20211118BHJP
   C11D 3/34 20060101ALI20211118BHJP
   C11D 1/12 20060101ALI20211118BHJP
   C11D 1/72 20060101ALI20211118BHJP
   C11D 1/68 20060101ALI20211118BHJP
   C11D 1/75 20060101ALI20211118BHJP
   A01N 25/30 20060101ALI20211118BHJP
   A01N 33/24 20060101ALI20211118BHJP
   A01N 59/20 20060101ALI20211118BHJP
   A01P 1/00 20060101ALI20211118BHJP
   A47L 15/42 20060101ALI20211118BHJP
【FI】
   C11D17/08
   C11D3/26
   C11D3/20
   C11D3/34
   C11D1/12
   C11D1/72
   C11D1/68
   C11D1/75
   A01N25/30
   A01N33/24
   A01N59/20 Z
   A01P1/00
   A47L15/42 Z
【請求項の数】6
【外国語出願】
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2019-88512(P2019-88512)
(22)【出願日】2019年5月8日
(62)【分割の表示】特願2017-26367(P2017-26367)の分割
【原出願日】2013年3月19日
(65)【公開番号】特開2019-123889(P2019-123889A)
(43)【公開日】2019年7月25日
【審査請求日】2019年6月6日
(31)【優先権主張番号】13/428,211
(32)【優先日】2012年3月23日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】590005058
【氏名又は名称】ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー
【氏名又は名称原語表記】THE PROCTER & GAMBLE COMPANY
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】特許業務法人 谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジャミーラ タジマメット
(72)【発明者】
【氏名】ジャン−リュック フィリップ ベッティオル
(72)【発明者】
【氏名】ロビー レニルデ フランソワ クーラーズ
【審査官】 柴田 啓二
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−132823(JP,A)
【文献】 特開2010−168372(JP,A)
【文献】 特開2008−024854(JP,A)
【文献】 特開2004−131626(JP,A)
【文献】 特開2011−153234(JP,A)
【文献】 特開2004−175846(JP,A)
【文献】 特開2008−156590(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C11D
A01N
A01P
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
硬表面を洗浄するための食器手洗い用液体組成物であって、前記組成物は、
a.前記組成物の5重量%〜20重量のC12−C14直鎖アルキルジメチルアミンオキシドと、
b.前記組成物の0.1重量%〜0.2重量%の金属塩であって、亜鉛炭酸塩、亜鉛クエン酸塩、およびこれらの混合物からなる群から選択される金属塩と、
c.前記組成物の15重量%以下のアニオン性界面活性剤と、
d.前記組成物の0.01重量%〜4重量%の有機溶剤であって、エタノール、ベンジルアルコール、およびこれらの混合物からなる群から選択される有機溶剤と、
e.ハロゲン化ベンジルアルコール誘導体、ハロゲン化ヒドロキシジフェニルエーテル、第四級アンモニウム塩、塩化アルキルベンゼトニウム、ペルオキシド漂白剤系、およびこれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つの殺生物剤と、
を含み、前記金属塩に対する前記C12−C14直鎖アルキルジメチルアミンオキシドの比率が10〜300であり、前記アニオン性界面活性剤は、スルホネート、サルフェート、スルホサクシネート、スルホアセテート、およびそれらの組み合わせから成る群から選択される、食器手洗い用液体組成物
【請求項2】
前記組成物の0.1重量%〜20重量%の非イオン性界面活性剤をさらに含み、前記非イオン性界面活性剤は、1〜25モルのエチレンオキシドを有するC8〜C22脂肪族アルコール、アルキルポリグリコシド、脂肪酸アミド界面活性剤、およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の食器手洗い用液体組成物
【請求項3】
前記組成物の0.01重量%〜25重量%のヒドロトロープをさらに含み、前記ヒドロトロープは、クメンスルホネートの有機塩、キシレンスルホネートの有機塩、トルエンスルホネートの有機塩、クメンスルホネートの無機塩、キシレンスルホネートの無機塩、トルエンスルホネートの無機塩、およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1または2に記載の食器手洗い用液体組成物
【請求項4】
前記組成物の0.01重量%〜10重量%の金属イオン封鎖剤をさらに含み、前記金属イオン封鎖剤は、カルボン酸基ビルダー、アミノカルボキシレートキレート剤、アミノホスホネートキレート剤、多官能置換された芳香族キレート化剤、およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1から3のいずれか一項に記載の食器手洗い用液体組成物
【請求項5】
ASTM E2149振盪フラスコ法によれば、前記C12−C14直鎖アルキルジメチルアミンオキシドのみで分析を行った場合と比べて、前記C12−C14直鎖アルキルジメチルアミンオキシドと前記金属塩との組み合わせが、改善した抗菌性効力をもたらす、請求項1から4のいずれか一項に記載の食器手洗い用液体組成物
【請求項6】
食器および/または食器洗い用具を請求項1から5のいずれか一項に記載の食器手洗い用液体組成物で洗浄および消毒する方法であって、前記方法が、前記食器および/または食器洗い用具に前記組成物を直接的または間接的に塗布する工程を含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄および消毒用液体組成物に関し、1つの実施形態では、金属塩および直鎖アルキル鎖アミンオキシドなどの直鎖アルキル求核界面活性剤を含む、抗菌性食器手洗い用液体組成物に関する。1つの実施形態では、金属塩は、二価金属塩、好ましくはZn2+−塩であり得る。
【背景技術】
【0002】
硬表面の消毒および洗浄は、家庭用および商業用の両方の設定において重要である。高まる衛生の重要性とペースの早い現代社会とが組み合わさって、速い洗浄および消毒作用を備えた抗菌性製品の必要性が生じている。主関心事は、人間および環境に安全な容認可能な組成物を生成すると同時に、有効に細菌を減少させ、消費者に受け入れられる見た目の美しさを維持することである。当業者には理解されるように、これは暗黙的に、商業的に容認可能な組成物を配合するために使用可能な化学物質の量および種類に制約をつける。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのため、人間および環境に安全な容認可能な組成物を生成すると同時に、消費者に受け入れられる見た目の美しさも維持する、一層効率的な抗菌性系を備えた洗浄および消毒製品の必要性が依然として存在する。
【0004】
金属塩、好ましくは二価金属塩、1つの実施形態では、Zn2+−塩を、直鎖アルキルアミンオキシドなどの、抗菌活性を備えた直鎖アルキル求核界面活性剤と組み合わせた場合、直鎖アルキル求核界面活性剤を単独で配合した場合と比べて、直鎖アルキル求核界面活性剤に予期しない抗菌性の殺菌効率が上昇することが観察されることが以外にも判明した。そのため、直鎖アルキルアミンオキシドなどの直鎖求核界面活性剤の固有抗菌性効力がさらに活用され、結果的に、更なる抗菌性技術の必要性が抑えられ、製品の美観、並びに人間および環境への安全性プロファイルへの影響が最小化される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、洗浄および消毒用液体組成物の改良を提供し、1つの実施形態では、抗菌性食器洗い用液体洗剤組成物の改良を提供する。
【0006】
1つの実施形態では、洗浄および消毒用液体組成物は、直鎖アルキル求核界面活性剤と金属塩とを含む。直鎖アルキル求核界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、双極性イオン界面活性剤、両性界面活性剤、半極性界面活性剤、およびこれらの混合物からなる群から選択される。
【0007】
別の実施形態では、洗浄および消毒用液体組成物は、直鎖アルキル求核界面活性剤と金属塩とを含む。直鎖アルキル求核界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、双極性イオン界面活性剤、両性界面活性剤、半極性界面活性剤、およびこれらの混合物からなる群から選択される。金属イオンに対する直鎖アルキル求核界面活性剤の比率は、約10〜約300である。
【0008】
本発明のさらに別の実施形態では、洗浄および消毒用液体組成物は、直鎖アルキルアミンオキシドと金属塩とを含む。ASTM E2149振盪フラスコ法によれば、直鎖アルキルアミンオキシドのみで分析を行った場合と比べて、直鎖アルキルアミンオキシドと金属塩との組み合わせは、改善した抗菌性効力をもたらす。
【0009】
本発明は、さらに、食器および食器洗い隣接物、並びに洗濯物などの硬表面および軟表面を改善された洗浄および消毒用液体洗剤組成物で洗浄および消毒する方法に関する。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、金属塩および直鎖アルキル鎖アミンオキシドなどの直鎖アルキル求核界面活性剤を含む、洗浄および消毒用液体組成物に関し、1つの実施形態では、抗菌性食器手洗い用液体組成物に関する。1つの実施形態では、金属塩は、二価金属塩、好ましくはZn2+−塩であり得る。
【0011】
本明細書で使用するとき、「グリース」は、少なくとも一部(すなわち、グリースの少なくとも0.5重量%)に、飽和および不飽和の油脂、好ましくは牛肉および/または鶏肉のような動物性原料に由来する油脂を含む物質を意味する。
【0012】
本明細書で使用するとき、「起泡特性」は、本発明の組成物の液体洗剤組成物の使用によりもたらされる、洗浄プロセスの全体を通した泡立ちの量(多さまたは少なさ)および泡立ちの一貫性(持続的な起泡性)を意味する。本明細書で使用するとき、「泡立ち性が高い」は、泡立ち性が高く(すなわち消費者に許容されると考えられる泡立ちレベル)、かつ泡立ちを維持する(すなわち食器洗浄操作にわたって高レベルで泡立ちが維持される)、食器手洗い用液体洗剤組成物を指す。このことは、消費者が、泡立ちの高さを洗剤組成物の性能の目安として用いることから、食器洗い用液体洗剤組成物に関して特に重要である。さらに、食器洗い用液体洗剤組成物の消費者は、洗浄液がまだ活性洗剤成分を含有していることの目安としても、泡立ち特性を使用する。消費者は、通常、泡立ちがなくなったときに洗浄液を新しくする。したがって、泡立ちの少ない食器洗い用液体洗剤組成物の製剤は、泡立ちの程度が少ないために、消費者によって、必要以上に頻繁に取り替えられる傾向がある。
【0013】
本明細書で使用するとき、「食器」とは、セラミック、陶器、金属、ガラス、プラスチック(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなど)、および木で作製された、皿、グラス、深鍋、鍋、焼き皿、および銀食器などの、表面を意味する。
【0014】
本明細書で使用するとき、「食器洗い洗浄道具または用具」とは、食器洗いプロセス中に、消費者が食器から汚れを物理的に取り除くために用いる、布、スポンジ、およびブラシが挙げられるが、これらには限定されない、物理的なツールを意味する。
【0015】
本明細書で使用するとき、「液体洗剤組成物」とは、食器手洗い用液体洗剤組成物、強力洗濯用液体洗剤組成物、および硬表面用液体洗剤組成物を意味する。
【0016】
本明細書で使用するとき、「食器手洗い用液体洗剤組成物」とは、手作業による(すなわち、手による)食器洗浄で使用される組成物を指す。そのような組成物は、一般的に、泡立ち、つまり発泡性が事実上高い。
【0017】
本明細書で使用するとき、「洗浄」とは、洗浄、および/または消毒のために表面に適用することを意味する。
【0018】
液体組成物
本明細書の液体洗浄組成物は、一般に、30重量%〜95重量%の、好ましくは40重量%〜90重量%の、より好ましくは50重量%〜85重量%の液体キャリアを含有する液体組成物を含み、このキャリアには他の必須成分および任意組成物成分が溶解、分散、または懸濁している。液体キャリアの1つの好ましい構成成分は水である。
【0019】
本明細書の液体洗浄組成物は、任意の好適なpHを有してもよい。好ましくは組成物のpHは、3〜14、より好ましくは4〜13、より好ましくは6〜12、最も好ましくは8〜10に調節される。組成物のpHは、当該技術分野において既知のpH修正成分を使用して調整することができる。
【0020】
本発明の液体洗浄組成物は、液体、半流動体、クリーム、ローション、またはゲル組成物の形態であることができ、いくつかの実施形態では、食器に直接または間接的に塗布するための食器手洗い用液体洗剤組成物として使用されることが意図される。これらの組成物としては、20℃において約100cps〜10000cps、あるいは、約300cps〜約8000cps、約500cps〜約5000cps、約700cps〜約3000cps、900〜2000cps、1000〜1500cpsの高剪断粘度を有する、単相ニュートン生成物または非ニュートン生成物が挙げられる。あるいは、消毒生成物は、好ましくは20℃において約100cps〜10000cps、あるいは、約300cps〜約8000cps、500cps〜5000cps、約700cps〜約3000cps、約900cps〜約2000cps、1000〜1500cpsの高剪断粘度、並びに、20℃において約10,000cps〜約250,000cps、あるいは、約40,000cps〜約150,000cps、約50,000cps〜約80,000cps、および約60,000cps〜約70,000cpsの低剪断粘度を有する、少なくとも1つの視覚的に識別できる相、あるいは、2、3、4、5以上の相を含む多相生成物を意味することができる。
【0021】
好ましい1つの実施形態では、レオロジーは内部的に構造剤(structurant)を用いることによって達成されてもよい。1つの実施形態では、内部的な構造剤は、水性界面活性剤中間相、または連続的な水性媒質中の中間相の分散を用いることで生成される。好適な界面活性剤中間相としては、分散している層状、球状、および拡張したラメラ相が挙げることができる。さらに別の実施形態では、内部的に構造化された液体は、界面活性剤を、界面活性剤と相互作用して構造化された系を形成または増強(例えば、系の降伏点を高くする)ことができる界面活性剤でない活性物質と混合することによって得ることができる。この界面活性剤でない活性物質は、典型的には、界面活性剤脱可溶化剤であり、典型的には電解質である。別の好ましい実施形態では、レオロジーは、微小繊維状セルロース、結晶性ヒドロキシル含有脂肪酸が挙げられるが、これらには限定されない結晶性構造剤、硬化ヒマシ油誘導体などの脂肪酸エステルまたは脂肪ワックス、アミドゲル化剤および粘土、天然的にまたは合成的に誘導されたポリマー構造剤を含む非晶質構造化重合体、並びにこれらの混合物などの外部的な構造剤を用いることによって達成されてもよい。さらに別の好ましい実施形態では、レオロジーは、外部的な構造剤と内部的な構造剤との組み合わせを用いることによって達成されてもよい。物質の物理的分離の問題を防ぐために物質の化学的および/もしくは物理的安定性が維持されるように、または使用時に所望の活性が生成されるように、非相溶性物質または反応物質が複数の液相に分布されることを目的とする場合、多相の生成物が望ましい場合がある。さらに、本発明の組成物は、等方性相もしくは非層状相、ラメラ相、またはこれらの混合物を包含することができる。
【0022】
組成物は、材料が懸濁されることを可能にするように、約20℃において約0.003Pa〜約5.0Pa、あるいは、約0.01Pa〜約3.0Pa、約0.1Pa〜約2.0Pa、および約0.5Pa〜約1.0Paの降伏応力値をさらに有することができる。
【0023】
本発明の必須材料は、直鎖アルキル求核界面活性剤、好ましくは直鎖アルキルアミンオキシドと、金属イオン、好ましくは二価金属イオン、および、1つの実施形態では、Zn2+-イオンの両方を含む。好ましくは、直鎖アルキルアミンオキシドなどの直鎖アルキル求核界面活性剤が、Zn2+イオンなどの二価金属イオンに対して、10〜300、好ましくは15〜200、より好ましくは20〜150、最も好ましくは25〜100の比率で存在する。
【0024】
直鎖アルキル求核界面活性剤:
本発明の液体洗浄組成物の必須材料は、直鎖アルキル求核界面活性剤の使用である。1つの実施形態では、直鎖アルキル炭素鎖は、8〜18個の炭素原子を含み、求核先端基によって置換することができる。この求核先端基は、自由電子対および(部分的)負電荷を含み、正電荷された金属イオンと複合することを可能にし得る。求核先端基は、カルボキシレート、サルフェート、スルフォナート、またはフォスフェイトなどの負電荷された先端基を含むことができる。ベタインおよびスルホベタイン親水基を含む双極イオン性または両性の先端基、並びにアミンオキシドなどの半極性親水先端基も含むことができる。好ましい1つの実施形態では、直鎖アルキル求核界面活性剤は、以下でより詳細に説明するように直鎖アルキルアミンオキシドである。しかしながら、直鎖アルキルアミンオキシドが以下でより詳細に説明されるが、説明は、任意の直鎖アルキル求核界面活性剤に等しく適用することができることが理解されるであろう。
【0025】
アミンオキシド:
アミンオキシドは、洗浄剤配合物で幅広く利用され、高い起泡性およびグリース洗浄力を提供する。最も頻繁に用いられるアミンオキシドは、アルキルジメチルアミンオキシドまたはアルキルアミドプロピルジメチルアミンオキシド、およびこれらの誘導体である。アミンオキシドは、直鎖状、対称的、または非対称的に分枝したアルキル部分を有してもよい。
【0026】
本発明の最も好ましいアミンオキシドは、直鎖アルキルアミンオキシドである。典型的な直鎖アルキルアミンオキシドとしては、式R1−N(R2)(R3)Oの水溶性アミンオキシドが挙げられ、C8〜C18アルキルである1個のR1部分と、水素、C1〜C3アルキル基、およびC1~3ヒドロキシアルキル基からなる群から一般に選択される2個のR2およびR3部分とを含有する。好ましくは、R1はC8〜C18アルキルであり、R2およびR3は、水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、2−ヒドロキセチル、2−ヒドロキシプロピルおよび3−ヒドロキシプロピルからなる群から一般に選択される。直鎖アミンオキシド系界面活性剤としては、具体的には、直鎖C10〜C18アルキルジメチルアミンオキシドおよび直鎖C8〜C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオキシドを挙げることができる。好ましいアミンオキシドとしては、直鎖C10、直鎖C10〜C12、および直鎖C12〜C14アルキルジメチルアミンオキシドが挙げられる。
【0027】
分枝状アルキルアミンオキシドは、この応用にはあまり好ましくない。これらの材料は、いくらかの抗菌性効力を呈するが、二価亜鉛イオンを含む二価イオンを含む金属イオンと一緒に配合する場合、抗菌性効力の増加は限定的であり、いくつかの実施形態では、抗菌性効力の増加は見出されない。本明細書で使用するとき、「対称的に分岐した」とは、アミンオキシドが、n1個の炭素原子を有する1つのアルキル部分を有し、このアルキル部分上の1つのアルキル分枝がn2個の炭素原子を有することを意味する。アルキル分枝は、アルキル部分の窒素からのα炭素またはβ炭素に位置する。アミンオキシドのこの種類の分枝は、内在アミンオキシドとしても当該技術分野において知られている。n1とn2との総合計は、10〜24個の炭素原子、好ましくは12〜20個の炭素原子、より好ましくは10〜16個の炭素原子である。1つのアルキル部分の炭素原子の数(n1)は、1つのアルキル部分と1つのアルキル分枝とが対称となるように、1つのアルキル分枝(n2)と炭素原子の数がおよそ同じであるべきである。本明細書で使用するとき、「対称」とは、本明細書で使用される対称的に分枝したアミンオキシドの少なくとも50重量%、より好ましくは少なくとも75重量%〜100重量%で、|n1〜n2|が5個以下の、好ましくは4個の、最も好ましくは0〜4個の炭素原子であることを意味する。|n1〜n2|が5個より大きい場合、アミンオキシドは、非対称的に分枝している。アミンオキシドは、C1〜C3アルキル、C1〜C3ヒドロキシアルキル基、または平均で約1〜約3個のエチレンオキシド基を含有するポリエチレンオキシド基から独立して選択される2つの部分をさらに含む。好ましくは、2つの部分は、C1~3アルキルから選択され、より好ましくは、両方にC1アルキルが選択される。
【0028】
直鎖アルキルアミンオキシドを、金属イオン、好ましくは二価金属イオン、最も好ましくは二価亜鉛イオンと一緒に配合する場合、直鎖アルキルアミンオキシドを単独で配合する場合と比べて、改善された抗菌性効力が見出された。アルキル分枝、もしくはアルキル誘導体の分枝を通して、立体障害もしくはパッキング障害をアルキル鎖の内部に導入する場合、またはアミドプロピル単位を含むアミドアルキルなどの、スペーシング基をアルキル鎖の内部に導入することで、この改善された抗菌効果は観察されていない。理論に束縛されるものではないが、直鎖アルキル鎖中に立体障害が不在であることは、金属イオンおよび細菌膜の界面においての両方の周りで、アミンオキシド分子の効率的なパッキングをもたらすと考えられる。具体的には、理論に束縛されるものではないが、Zn2+分子は、アミンオキシドおよび細菌壁の両方と相互作用し、それによって、アミンオキシドを細菌壁に結びつけることによって付着補助剤としての役割をし、したがって、アミンオキシドの抗菌性効力を最大限にすると考えられる。
【0029】
金属イオン:
本発明の液体洗浄組成物で使用される別の必須材料は、金属イオンである。本発明の液体洗浄組成物は、液体洗浄組成物の0.001重量%〜10重量%、好ましくは0.01重量%〜1重量%、より好ましくは0.05重量%〜0.5重量%の濃度の金属イオンを含むことができる。好ましい実施形態では、組成物は、0.1%〜0.2%の濃度で金属イオンを含んでもよい。
【0030】
好ましい1つの実施形態では、金属イオンは、多価金属イオン、好ましくは二価金属イオンであり得る。非限定的な例としては、Pb2+、Zn2+、Cu2+、水銀、および錫の化合物の重金属誘導体(有機塩および無機塩)が挙げられる。1つの実施形態では、MgおよびCaなどの、水硬化剤として当該技術分野において周知である典型的なイオンは、本発明に含まれない。好適なZn2+塩の例としては、亜鉛炭酸塩、亜鉛クエン酸塩、亜鉛アセテート、亜鉛グルコン酸塩、亜鉛グリシン酸塩、亜鉛オキシド、亜鉛水酸化物、亜鉛硫酸塩、亜鉛バシトラシン、安息香酸亜鉛、ホウ酸亜鉛、亜鉛臭素酸塩、臭化亜鉛、亜鉛塩素酸塩、塩化亜鉛、亜鉛ヨウ化物、亜鉛フッ化物、亜鉛エチ硫酸、ケイフッ化亜鉛、ギ酸亜鉛、亜鉛ハイドロサルファイト、水酸化亜鉛、亜鉛乳酸塩、ラウリン酸亜鉛、亜鉛リノール酸塩、亜鉛リンゴ酸塩、硝酸亜鉛、過ホウ酸亜鉛、リン酸亜鉛、亜鉛サリチル酸塩、亜鉛ケイ酸塩、ステアリン酸亜鉛、スルファミン酸亜鉛、硫化亜鉛、亜鉛亜硫酸塩および亜鉛酒石酸塩、およびこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。好ましい1つの実施形態では、二価金属イオンは、二価亜鉛化合物、特に亜鉛炭酸塩、亜鉛硫酸塩、および亜鉛クエン酸塩の化合物、およびこれらの混合物である。好ましくは、これらの金属イオンは、組成物の抗菌活性に直接寄与するのではなく、むしろ、付着補助剤として作用し、金属イオンに求核的に付着することができる直鎖アルキル求核界面活性剤の抗菌活性を最大限にすることが発見された。
【0031】
食器手洗い用洗剤組成物を含む、洗剤組成物に配合される他の典型的な材料および任意の材料を以下に詳述する。
【0032】
界面活性剤
本発明の液体洗浄組成物は、食器もしくは他の硬表面、皮膚、または布地に塗布するのに好適な界面活性剤を含有してもよい水性洗浄相を含んでもよい。本明細書で用いるのに好適な界面活性剤は、硬表面、または使用者の皮膚への塗布に好適で、組成物の水性洗浄相の他の必須成分とその他の点では互換性がある、任意の既知の、または他の有効な洗浄界面活性剤を含む。これらの洗浄性界面活性剤としては、アニオン性、非イオン性、カチオン性、双極性イオン、もしくは両性界面活性剤、またはこれらの組み合わせが挙げられる。
【0033】
液体洗浄組成物の水性洗浄相は、界面活性剤を、液体洗剤組成物の約1重量%〜約50重量%、より好ましくは約5重量%〜約45重量%、さらにより好ましくは約8重量%〜40重量%、さらにより好ましくは約12重量%〜35重量%の範囲の濃度で含む。本発明の1つの実施形態では、二価亜鉛イオンなどの二価金属イオンと一緒に配合される場合、界面活性剤の濃度は、組成物全体の約1重量%〜約40重量%、好ましくは約6重量%〜約32重量%、より好ましくは約8重量%〜約25重量%の範囲のアニオン性界面活性剤を、液体洗剤組成物の約0.01重量%〜約20重量%、好ましくは約0.2重量%〜約15重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約10重量%の、両性および/または双極性イオンおよび/または非イオン性および/またはカチオン性の界面活性剤、より好ましくは両性または双極性イオン、さらにより好ましくはアミンオキシド界面活性剤またはベタイン界面活性剤、さらにより好ましくはアミンオキシド界面活性剤、最も好ましくは直鎖アルキルアミンオキシドと組み合わせる。
【0034】
任意の界面活性剤の非限定例が下記で考察される。
【0035】
アニオン性界面活性剤
本発明の1つの実施形態では、本発明の洗浄相は、アニオン性界面活性剤を、典型的には液体洗剤組成物の1重量%〜40重量%、好ましくは6重量%〜32重量%、より好ましくは8重量%〜25重量%の濃度で含む。好ましい実施形態では、組成物は、組成物全体の15重量%以下、好ましくは10重量%以下、より好ましくは5重量%以下のスルホネート系界面活性剤を有する。
【0036】
本発明の組成物および方法で用いられるのに好適なアニオン性界面活性剤は、サルフェート、スルホネート、スルホサクシネート、および/またはスルホアセテート、好ましくはアルキルサルフェートおよび/またはアルキルエトキシサルフェート、より好ましくは、全体としてのエトキシル化度が5未満、好ましくは3未満、より好ましくは2未満である、アルキルサルフェートおよび/またはアルキルエトキシサルフェートの組み合わせである。
【0037】
サルフェート界面活性剤−
好適なサルフェート界面活性剤としては、C10〜C14アルキルもしくはヒドロキシアルキル、サルフェート、および/またはエーテルサルフェートの水溶性塩または酸が挙げられる。好適な対イオンとしては、水素、アルカリ金属カチオン、またはアンモニウムもしくは置換アンモニウムが挙げられるが、好ましくはナトリウムである。
【0038】
ヒドロカルビル鎖は、直鎖状、または分枝状であってもよい。ヒドロカルビル鎖が分枝状である場合、C1~4のアルキル分枝単位を含むことが好ましい。アニオン性界面活性剤とヒドロカルビル基の異なる分枝レベルとの混合物が用いられてもよい。サルフェート界面活性剤のそのような混合物の平均分枝割合は、総ヒドロカルビル鎖の好ましくは20%以上、より好ましくは30%以上、より好ましくは35%〜80%、および最も好ましくは40%〜60%である。
【0039】
サルフェート界面活性剤は、C8〜C20第一級分枝鎖およびランダムアルキルサルフェート(AS);C10〜C18第二級(2,3)アルキルサルフェート;C10〜C18アルキルアルコキシサルフェート(AExS)(式中、好ましくは、xは1〜30である);好ましくは1〜5個のエトキシ単位を含むC10〜C18アルキルアルコキシカルボキシレート;米国特許第6,020,303号および同第6,060,443号に記載の中鎖分枝状アルキルサルフェート;米国特許第6,008,181号および同第6,020,303号に記載の中鎖分枝状アルキルアルコキシサルフェートから選択され得る。
【0040】
アルキルスルホサクシネート−スルホアセテート:
他の好適なアニオン性界面活性剤はアルキルであり、好ましくはジアルキル、スルホサクシネートおよび/またはスルホアセテートである。ジアルキルスルホサクシネートは、C6~15直鎖または分枝鎖ジアルキルスルホサクシネートであり得る。アルキル部分は、非対称(すなわち異なるアルキル部分)であってもよく、または好ましくは対称(すなわち同じアルキル部分)であってもよい。
【0041】
スルホネート系界面活性剤:
本発明の組成物は、好ましくは、液体洗剤組成物の15重量%以下、好ましくは10重量%以下、さらにより好ましくは5重量%以下のスルホネート系界面活性剤を含んでもよい。スルホネート系界面活性剤としては、C10〜C14アルキルもしくはヒドロキシアルキルスルホネートの水溶性塩または酸;C11〜C18アルキルベンゼンスルホネート(LAS)、国際公開第99/05243号、同第99/05242号、同第99/05244号、同第99/05082号、同第99/05084号、同第99/05241号、同第99/07656号、同第00/23549号、および同第00/23548号に記載の修飾アルキルベンゼンスルホネート(MLAS);メチルエステルスルホネート(MES);並びにα−オレフィンスルホネート(AOS)が挙げられる。これらのスルホネート系界面活性剤としてはまた、モノスルホネートおよび/またはジスルホネートであってよいパラフィンスルホネートが挙げられ、これらは10〜20個の炭素原子を有するパラフィンのスルホネート化により得られる。スルホネート系界面活性剤としてはまた、アルキルグリセリルスルホネート系界面活性剤が挙げられる。クメンスルホネート、トルエンスルホネート、およびキシレンスルホネートなどのスルホネート化されたヒドロトロープは、この応用では、スルホネート化された界面活性剤とはみなされない。
【0042】
更なる界面活性剤
組成物は、非イオン性、カチオン性、両性、双極性イオン、半極性非イオン性界面活性剤、およびこれらの混合物から選択される界面活性剤をさらに含むことができる。更なる好ましい実施形態では、本発明の組成物は、二価亜鉛イオンを含有する金属イオンと一緒に配合される場合、両性、および/または双極性イオンの界面活性剤、より好ましくはアミンオキシド、またはベタイン界面活性剤、さらにより好ましくはアミンオキシド、最も好ましくは直鎖アルキルアミンオキシドをさらに含むことができる。
【0043】
したがって、本発明の組成物に最も好ましい界面活性剤系は、(i)組成物全体の1重量%〜40重量%、好ましくは6重量%〜32重量%、より好ましくは8重量%〜25重量%のアニオン性界面活性剤を、(2)液体洗剤組成物の0.01重量%〜20重量%、好ましくは0.2重量%〜15重量%、より好ましくは0.5重量%〜10重量%の両性および/または双極性および/または非イオン性界面活性剤、より好ましくは両性界面活性剤、さらにより好ましくはアミンオキシド界面活性剤と組み合わせて、含むことができる。このような界面活性剤系は、手に非常に優しくかつ穏やかでありながらも、食器手洗い用液体組成物に必要とされる優れた洗浄性を提供することが判明している。他にアミンオキシドはまた、消毒生成物の抗菌性効力に強く寄与する。
【0044】
界面活性剤の合計濃度は通常、液体洗剤組成物の約1重量%〜約50重量%、より好ましくは約5重量%〜約45重量%、さらにより好ましくは約8重量%〜40重量%、さらにより好ましくは約12重量%〜35重量%である。
【0045】
両性および双極性イオン界面活性剤
両性および双極性イオン界面活性剤は、液体洗剤組成物の0.01重量%〜20重量%、好ましくは0.2重量%〜15重量%、より好ましくは0.5重量%〜10重量%の濃度で含まれ得る。好適な両性および双極性イオン界面活性剤は、アミンオキシドおよびベタインである。
【0046】
既に上述したアミンオキシド界面活性剤の他に、他の好適な両性界面活性剤としては、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アミドアゾリニウムベタイン、スルホベタイン(INCIスルタイン)およびホスホベタインなどのベタインが挙げられ、好ましくは次式Iに合致する。
R1-[CO-X(CH2)n]x-N+(R2)(R3)-(CH2)m-[CH(OH)-CH2]y-Y- (I)
式中、
1は飽和または不飽和C6〜22アルキル残基であり、好ましくはC8〜18アルキル残基、特に飽和C10〜16アルキル残基であり、例えば飽和C12〜14アルキル残基であり、
Xは、NH、C1〜4アルキル残基R4を有するNR4、O、またはSであり、
nは1〜10の数であり、好ましくは2〜5、特に3であり、
xは0または1であり、好ましくは1であり、
2、R3は独立して、ヒドロキシエチル、好ましくはメチルなどのヒドロキシ置換される可能性のあるC1〜4アルキル残基であり、
mは1〜4の数であり、特に1、2または3であり、
yは0または1であり、
Yは、COO、SO3、OPO(OR5)OまたはP(O)(OR5)Oであり、R5は水素原子HまたはC1〜4アルキル残基である。
【0047】
好ましいベタインは、式(Ia)のアルキルベタイン、式(Ib)のアルキルアミドベタイン、式(Ic)のスルホベタイン、および式(Id)のアミドスルホベタインである;
R1-N+(CH3)2-CH2COO- (Ia)
R1-CO-NH(CH2)3-N+(CH3)2-CH2COO- (Ib)
R1-N+(CH3)2-CH2CH(OH)CH2SO3- (Ic)
R1-CO-NH-(CH2)3-N+(CH3)2-CH2CH(OH)CH2SO3- (Id)
式中、R11は式I中のものと同様のものを意味する。特に好ましいベタインは、カルボベタイン[式中、Y-=COO-]であり、特に式(Ia)および式(Ib)のカルボベタイン、より好ましくは、式(Ib)のアルキルアミドベタインである。
【0048】
好適なベタインおよびスルホベタインの例は以下のものである[INCIに従って表記している]:アーモンドアミドプロピルベタイン、アプリコットアミドプロピルベタイン、アボカドアミドプロピルベタイン、ババスアミドプロピルベタイン、ベヘナミドプロピルベタイン、ベヘニルベタイン、ベタイン、キャノーラアミドプロピルベタイン、カプリル/カプラミドプロピルベタイン、カルニチン、セチルベタイン、コカミドエチルベタイン、コカミドプロピルベタイン、コカミドプロピルヒドロキシスルタイン、ココベタイン、ココヒドロキシスルタイン、ココ/オレアミドプロピルベタイン、ココスルタイン、デシルベタイン、ジヒドロキシエチルオレイルグリシネート、ジヒドロキシエチル大豆グリシネート、ジヒドロキシエチルステアリルグリシネート、ジヒドロキシエチルタローグリシネート、PG−ベタインのプロピルジメチコーン、エルカミドプロピルヒドロキシスルタイン、水素添加タローベタイン、イソステアラミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、ラウリルベタイン、ラウリルヒドロキシスルタイン、ラウリルスルタイン、ミルクアミドプロピルベタイン、ミンクアミドプロピルベタイン、ミリスタミドプロピルベタイン、ミリスチルベタイン、オレアミドプロピルベタイン、オレアミドプロピルヒドロキシスルタイン、オレイルベタイン、オリーブアミドプロピルベタイン、ヤシアミドプロピルベタイン、パルミチン酸アミドプロピルベタイン、パルミトイルカルニチン、ヤシ仁アミドプロピルベタイン、ポリテトラフルオロエチレンアセトキシプロピルベタイン、リシノール酸アミドプロピルベタイン、セサミドプロピルベタイン、ソイアミドプロピルベタイン、ステアラミドプロピルベタイン、ステアリルベタイン、タローアミドプロピルベタイン、タローアミドプロピルヒドロキシスルタイン、タローベタイン、タロージヒドロキシエチルベタイン、ウンデシレンアミドプロピルベタイン、および小麦胚芽アミドプロピルベタイン。
【0049】
好ましいベタインは、ココアミドプロピルベタインである。
【0050】
非イオン性界面活性剤
非イオン性界面活性剤は、存在する場合、消毒用液体洗剤組成物の0.1重量%〜40重量%、好ましくは0.2重量%〜20重量%、最も好ましくは0.5重量%〜10重量%を構成することができる。好適な非イオン性界面活性剤としては、脂肪族アルコールと1〜25モルのエチレンオキシドとの縮合生成物が挙げられる。脂肪族アルコールのアルキル鎖は、直鎖または分枝鎖状の、第一級または第二級のいずれかのアルキル鎖とすることができ、一般的には、8〜22個の炭素原子を含有する。特に好ましいものは、アルキル基を有し、10〜18個の炭素原子、好ましくは10〜15個の炭素原子を含有する、アルコール1モルあたり2〜18モル、好ましくは2〜15モル、より好ましくは5〜12モルのエチレンオキシドを含有する、アルコールの縮合生成物である。
【0051】
式R2O(Cn2nO)t(グリコシル)x(式(III))を有するアルキルポリグリコシドも好適であり、式中、式(III)のR2は、アルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルキルフェニル、およびこれらの混合物からなる群から選択され、アルキル基は、10〜18個、好ましくは12〜14個の炭素原子を含有し、式(III)のnは、2または3、好ましくは2であり、式(III)のtは、0〜10、好ましくは0であり、式(III)のxは、1.3〜10、好ましくは1.3〜3、最も好ましくは1.3〜2.7である。グリコシルは、好ましくはグルコースから誘導される。同様に好適なのは、アルキルグリセロールエステルおよびソルビタンエステルである。
【0052】
式(IV)を有する脂肪酸アミド界面活性剤もまた好適である。
【0053】
【化1】
式中、式(IV)のR6は、7〜21個、好ましくは9〜17個の炭素原子を含有するアルキル基であり、式(IV)の各R7は、水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ヒドロキシアルキル、および(C24O)xHからなる群から選択され、式(IV)のxは、1〜3で変化する。好ましいアミドは、C8〜C20アンモニアアミド、モノエタノールアミド、ジエタノールアミド、およびイソプロパノールアミドである。
【0054】
カチオン性界面活性剤
カチオン性界面活性剤は、洗浄効力を高めるために組成物中に存在する場合、有効量で、より好ましくは消毒用液体洗剤組成物の0.25重量%〜20重量%で存在することができる。好適なカチオン性界面活性剤は、第四級アンモニウム界面活性剤である。好適な第四級アンモニウム界面活性剤は、モノC6〜C16、好ましくはC6〜C10 N−アルキルまたはアルケニルアンモニウム界面活性剤からなる群から選択され、残りのN位は、メチル、ヒドロキシエチル、またはヒドロキシプロピル基によって置換される。他の好ましいカチオン性界面活性剤としては、アルキルベンザルコニウムハライドおよびその誘導体、例えば、Lonza社より商標名BARQUATおよびBARDACで入手可能なものが挙げられる。別の好ましいカチオン性界面活性剤は、第四級クロリンエステルのような、第四級アンモニウムアルコールのC6〜C18アルキルまたはアルケニルエステルである。より好ましくは、カチオン性界面活性剤は、式(V)を有する:
【0055】
【化2】
式中、式(V)のR1は、C8〜C18ヒドロカルビルおよびこれらの混合物、好ましくはC8~14アルキル、より好ましくはC8、C10またはC12のアルキルであり、式(V)のXは、アニオン、好ましくは塩化物または臭化物である。
【0056】
金属イオン封鎖剤:
洗浄用液体組成物は、好ましくは、カルボン酸基ビルダー、キレート剤、およびこれらの混合物の群から選択されるが、これらに限定されない、金属イオン封鎖剤を含むことができる。金属イオン封鎖剤またはその塩は、存在する場合、組成物全体の0.01重量%〜10重量%、より好ましくは0.1重量%〜5重量%、より好ましくは0.15重量%〜2.5重量%、より好ましくは0.2重量%〜1重量%、および最も好ましくは0.25重量%〜0.5重量%の濃度で好ましくは存在することができる。
【0057】
カルボン酸基ビルダー:
本発明の更なる別の実施形態では、本明細書の洗浄用液体組成物は、直鎖または環式カルボン酸、ポリカルボン酸、またはその塩を任意にさらに含んでもよい。さらに、アニオン性界面活性剤が存在する場合、特に組成物全体の15〜35重量%の範囲で多量に存在する場合、ユーザーの手および食器にぬるりとした感触を与える組成物になる。カルボン酸はまた、これを補うことで知られている。
【0058】
好適なポリカルボン酸は、非環式、脂環式、複素環式および芳香族カルボン酸であり、これらの場合において少なくとも2つのカルボキシル基が含まれ、これらはそれぞれ、互いに離れた場所に分離され、好ましくは炭素原子2つ分を超えない程度に互いに離れている。2つのカルボキシル基を含むポリカルボキシレートは、例えばマロン酸、(エチレンジオキシ)二酢酸、マレイン酸、ジグリコール酸、酒石酸、タルトロン酸、およびフマル酸の水溶性の塩を含む。本明細書で有用なカルボン酸としては、C1~6の直鎖状の酸、または少なくとも3個の炭素を含有する環状の酸が挙げられる。カルボン酸またはその塩の、直鎖もしくは環状炭素含有鎖は、ヒドロキシル基、エステル基、エーテル基、1〜6個の、より好ましくは1〜4個の炭素原子を有する脂肪族基、およびこれらの混合物からなる群から選択される置換基で、置換することができる。
【0059】
好ましいカルボン酸は、サリチル酸、マレイン酸、アセチルサリチル酸、3−メチルサリチル酸、4−ヒドロキシイソフタル酸、ジヒドロキシフマル酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、ペンタン酸およびこれらの塩、クエン酸およびこれらの塩、並びにこれらの混合物からなる群から選択されるものである。カルボン酸が塩の形態で存在する場合、その塩のカチオンは、好ましくは、アルカリ金属、アルカリ土類金属、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、またはトリエタノールアミン、およびこれらの混合物から選択される。
【0060】
他のカルボン酸基ビルダーとしては、ポリカルボン酸およびこれらの部分または完全中和塩、モノマー状ポリカルボン酸およびヒドロキシカルボン酸並びにこれらの塩のホモポリマー並びにコポリマーが挙げられる。別の好適なポリカルボン酸は、アクリル酸のホモポリマーである。上記化合物の好ましい塩は、アンモニウムおよび/またはアルカリ金属塩、すなわち、リチウム、ナトリウムおよびカリウム塩であり、特に好ましい塩はナトリウム塩である。スルホネート末端封鎖ポリカルボキシレートも好ましい。
【0061】
可能性として着目した他のカルボキシレート基キレート剤としては、乳酸、酢酸、ギ酸、コハク酸、安息香酸、サリチル酸、およびデヒドロ酢酸が挙げられ、好ましくはすべて水溶性塩の形態である。
【0062】
キレート剤:
本発明の1つの実施形態では、本発明の洗浄用液体組成物は、キレート剤を含んでもよい。
【0063】
洗剤分野において通常理解されるように、キレート化は、本明細書において、二座配位子または多座配位子の結合または錯化を意味する。多くの場合有機化合物であるこれらの配位子は、キレート剤(chelants)、キレート化剤、キレート剤(chelating agents)と呼ばれる。キレート剤は、単一金属イオンと多重結合を形成する。キレート剤は、特定の金属イオンと可溶性錯体分子を形成する化学物質であり、これらイオンが他の構成成分またはイオンと正常に反応することができないように、これらイオンを不活性化する。配位子は、基質とキレート錯体を形成する。この用語は、金属イオンがキレート剤の2つ以上の原子と結合する錯体のためにある。キレート剤はまた、結晶成長抑制特性、すなわち、小さなカルシウムおよび炭酸マグネシウム粒子と相互作用して、それらが硬いスケール沈積に凝集するのを防止する特性、を示す場合がある。粒子は互いに反発し合い、水中に懸濁したままとなるか、または沈殿し得る緩い凝集塊を形成する。これらの緩い凝集塊は容易に洗い流されて、堆積物を形成しない。
【0064】
好適なキレート剤は、アミノカルボキシレート、アミノホスホネート、多官能置換された芳香族キレート剤、およびこれらの混合物からなる群から選択することができる。
【0065】
本明細書で用いるのに好ましいキレート剤は、アミノ酸基キレート剤、および好ましくはグルタミン酸−N,N−二酢酸(GLDA)、もしくはメチル−グリシン−二酢酸(MGDA)並びに誘導体、並びに/またはホスホネート基キレート剤、および好ましくはジエチレントリアミンペンタメチルホスホン酸(DTPMP)もしくはヒドロキシエチルジホスホン酸(HEDP)である。
【0066】
アミノカルボキシレートとしては、エチレンジアミンテトラアセテート、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリアセテート、ニトリロ−トリ−アセテート、エチレンジアミンテトラプロプリオネート、トリエチレンテトラアミンヘキサアセテート、ジエチレントリアミンペンタアセテート、およびエタノールジグリシン、これらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、および置換アンモニウム塩、並びにこれらの混合物が挙げられる。加えて、MGDA(メチル−グリシン−二酢酸)並びにその塩および誘導体、並びに、GLDA(グルタミン酸−N,N−二酢酸)並びにその塩および誘導体が挙げられる。本発明によれば、GLDA(その塩および誘導体)が特に好ましく、その四ナトリウム塩が特に好ましい。
【0067】
他の好適なキレート剤としては、アミノ酸系化合物またはサクシネート系化合物が挙げられる。用語「サクシネート系化合物」および「コハク酸系化合物」は、本明細書において互換的に使用される。これらは、オキソジサクシネート、カルボキシメチルオキシサクシネート、および米国特許第4,663,071号に記載されるような、タータラート一コハク酸とタータラート二コハク酸との混合物である。
【0068】
他の好適なキレート剤は、米国特許第6,426,229号に記載されている。特定の好適なキレート剤としては、例えば、アスパラギン酸−N−一酢酸(ASMA)、アスパラギン酸−N,N−二酢酸(ASDA)、アスパラギン酸−N−モノプロピオン酸(ASMP)、イミノ二コハク酸(IDS)、イミノ二酢酸(IDA)N−(2−スルホメチル)アスパラギン酸(SMAS)、N−(2−スルホエチル)アスパラギン酸(SEAS)、N−(2−スルホメチル)グルタミン酸(SMGL)、N−(2−スルホエチル)グルタミン酸(SEGL)、N−メチルイミノ二酢酸(MIDA)、アラニン−N,N−二酢酸(ALDA)、セリン−N,N−二酢酸(SEDA)、イソセリン−N,N−二酢酸(ISDA)、フェニルアラニン−N,N−二酢酸(PHDA)、アントラニル酸−N,N−二酢酸(ANDA)、スルファニル酸−N,N−二酢酸(SLDA)、タウリン−N,N−二酢酸(TUDA)、およびスルホメチル−N,N−二酢酸(SMDA)、並びにこれらのアルカリ金属塩またはアンモニウム塩が挙げられる。同様に好適なのは、エチレンジアミンジサクシネート(「EDDS」)、特に米国特許第4,704,233号に記載のような(S,S)−異性体である。さらに、ヒドロキシエチレンイミノ二酢酸、イミノジコハク酸ヒドロキシ、ヒドロキシエチレンジアミン三酢酸もまた好適である。
【0069】
アミノホスホネートもまた、キレート剤として使用するのに好適であり、DEQUESTのようなエチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホネート)が挙げられる。好ましい、これらのアミノホスホネートは、約6個を超える炭素原子を有するアルキル基またはアルケニル基を含有しない。
【0070】
米国特許第3,812,044号に記載されるような、多官能置換された芳香族キレート化剤もまた、本明細書の組成物に有用である。好ましいこの種の酸型の化合物は、1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼンなどのジヒドロキシジスルホベンゼンである。
【0071】
有機溶剤:
本発明の洗浄用液体組成物は、非常に好ましい任意の成分として、1つ以上の有機溶剤を含んでもよい。
【0072】
好適な溶剤は、C4〜C14、好ましくはC6〜C12、さらに好ましくはC8〜C10エーテルおよびジエーテル、グリコール、アルコキシル化グリコール、C6〜C16グリコールエーテル、アルコキシル化芳香族アルコール、芳香族アルコール、脂肪族分枝状アルコール、アルコキシル化脂肪族分枝状アルコール、アルコキシル化直鎖C1〜C5アルコール、直鎖C1〜C5アルコール、アミン、C8〜C14アルキルおよびシクロアルキル炭化水素およびハロゲン化炭化水素、アルカノールアミン、テルペン、並びにこれらの混合物からなる群から選択される。
【0073】
本明細書で使用される好適なグリコールは、式:HO−CR1R2−OH(式中、R1およびR2は、独立してHまたはC2〜C10飽和または不飽和脂肪族炭化水素鎖および/または環状鎖である)に従う。本明細書で使用される好適なグリコールは、ドデカングリコールおよび/またはプロパンジオール、並びにブロノポール(2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3ジオール)などのこれらの誘導体である。
【0074】
本明細書で用いるのに好適なアルコキシル化グリコールは、式:R−(A)n−R1−OH(式中、Rは、H、OH、1〜20個、好ましくは2〜15個、より好ましくは2〜10個の炭素原子の直鎖または分枝鎖の飽和または不飽和アルキルであり、R1は、Hまたは、1〜20個、好ましくは2〜15、より好ましくは2〜10個の炭素原子の直鎖の飽和または不飽和アルキルであり、Aは、アルコキシ基、好ましくはエトキシ基、メトキシ基、および/またはプロポキシ基であり、nは1〜5、好ましくは1〜2である)に従うものである。本明細書で用いるのに好適なアルコキシル化グリコールは、メトキシオクタデカノールおよび/またはエトキシエトキシエタノールである。
【0075】
本明細書で使用される好適なアルコキシル化芳香族アルコールは、式:R−(A)n−OH(式中、Rは、1〜20個、好ましくは2〜15個、より好ましくは2〜10個の炭素原子のアルキル置換またはアルキル非置換アリール基であり、Aは、アルコキシ基、好ましくはブトキシ基、プロポキシ基および/またはエトキシ基であり、nは1〜5、好ましくは1〜2の整数である)に従う。好適なアルコキシル化芳香族アルコールは、ベンゾキシエタノールおよび/またはベンゾキシプロパノールである。
【0076】
本明細書で使用される好適な芳香族アルコールは、式:R−OH(式中、Rは1〜20個、好ましくは1〜15個、より好ましくは1〜10個の炭素原子のアルキル置換または非アルキル置換アリール基である)に従う。例えば、本明細書で使用される好適な芳香族アルコールは、ベンジルアルコールである。
【0077】
本明細書で用いるのに好適なアルコキシル化脂肪族アルコールは、式:R−(A)n−OH(式中、Rは、1〜20個、好ましくは2〜15個、より好ましくは3〜12個の炭素原子の直鎖または分枝鎖の飽和または不飽和アルキル基であり、Aは、アルコキシ基、好ましくはブトキシ基、プロポキシ基および/またはエトキシ基であり、nは、1〜5、好ましくは1〜2の整数である)に従うものである。好適なアルコキシル化脂肪族直鎖または分枝鎖アルコールは、ブトキシプロポキシプロパノール(n−BPP)、ブトキシエタノール、ブトキシプロパノール(n−BP)、エトキシエタノール、1−メチルプロポキシエタノール、2−メチルブトキシエタノール、ヘキシルグリコールエーテル(ヘキシルセロソルブ)、およびヘキシルジグリコールエーテル(ヘキシルカルビトール)、またはこれらの混合物である。ブトキシプロポキシプロパノールは、Dow chemical社より商標名n−BPP(登録商標)で市販されている。ブトキシプロパノールは、Dow chemical社より市販されている。
【0078】
本明細書で用いるのに好適な脂肪族アルコールは、式:R−OH(式中、Rは、1〜20個、好ましくは2〜15個、より好ましくは5〜12個の炭素原子の直鎖または分枝鎖の飽和または不飽和アルキル基である)に従うものである。但し、上記脂肪族分岐アルコールは、上述した2−アルキルアルカノールではない。好適な脂肪族アルコールは、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、またはこれらの混合物である。
【0079】
本明細書で用いるのに好適なアルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、およびトリエタノールアミンが挙げられるが、これらに限定されない。
【0080】
本明細書で使用される好適なテルペンとしては、単環テルペン、双環テルペン、および/または非環状テルペンが挙げられる。好適なテルペンは、D−リモネン;ピネン;松根油;テルピネン;メントール、テルピネオール、ゲラニオール、チモールなどのテルペン誘導体;およびシトロネラまたはシトロネロールタイプの成分である。
【0081】
他の好適な溶剤としては、ブチルジグリコールエーテル(BDGE)、ヘキサンジオール、ブチルトリグリコールエーテル、ter−アミル(teramilic)アルコールなどが挙げられる。BDGEは、Union Carbide社またはBASF社より商標名Butyl CARBITOL(登録商標)で入手可能である。あるいは、ジアミンを使用することも可能である。ジアミンの具体例は、本文書のその他の任意成分の項にさらに記載されている。
【0082】
好ましくは、上記溶剤は、ブトキシプロポキシプロパノール、ブチルジグリコールエーテル、ベンジルアルコール、ブトキシプロパノール、エタノール、メタノール、イソプロパノール、ヘキサンジオール、およびこれらの混合物からなる群から選択される。より好ましくは、上記溶剤は、ブトキシプロポキシプロパノール、ベンジルアルコール、ブトキシプロパノール、エタノール、メタノール、イソプロパノール、およびこれらの混合物からなる群から選択される。さらにより好ましくは、上記溶剤は、ベンジルアルコール、エタノール、およびこれらの混合物からなる群から選択される。
【0083】
存在する場合、洗浄用液体組成物は、洗浄用液体組成物の約0.01重量%〜約25重量%、あるいは約0.5重量%〜約20重量%、あるいは約1重量%〜約15重量%、あるいは2重量%〜10重量%、あるいは3重量%〜6重量%の上記有機溶剤を含んでもよい。これらの有機溶剤は、水と共に使用されてもよく、またはこれらは水なしで使用されてもよい。
【0084】
あるいは、ヒドロトロープは、単独で、または上述の有機溶剤のいずれかと組み合わせて、有効量で溶解作用を示す、すなわち、洗浄用液体組成物の約0.01重量%〜約25重量%、あるいは約0.5重量%〜約20重量%、あるいは約1重量%〜約15重量%、あるいは2重量%〜10重量%、あるいは3重量%〜6重量%で用いられてもよい。本明細書で用いるのに好適なヒドロトロープとしては、米国特許第3,915,903号に開示されるような、アニオン型のヒドロトロープ、特にキシレンスルホン酸ナトリウム、キシレンスルホン酸カリウム、およびキシレンスルホン酸アンモニウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸カリウムおよびトルエンスルホン酸アンモニウム、クメンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸カリウムおよびクメンスルホン酸アンモニウム、並びにこれらの混合物が挙げられる。
【0085】
抗菌性活性物質:
本発明の別の実施形態では、洗浄用液体組成物は、抗菌性効力をさらに高めるために、1つ以上の抗菌剤をさらに含んでもよい。抗菌剤は、化学的または生物学的手段によってあらゆる有害生物を抑止し、無害にし、あらゆる有害生物に対して防除効果をもたらすことができる化学物質または微生物である。使用される抗菌剤の選択は、特定の状況に左右される。いくつかの抗菌剤は広スペクトル(多くの異なる種類の微生物を殺傷する)を有する一方、他の殺菌剤は殺傷する病原生物の範囲はより狭いが、他の特性(非腐食性、非毒性、または安価)が理由で好ましい。西欧州域内では、洗剤用途に用いることができる抗菌性活性物質は、「Biocidal Products Directive 98/8/EC (BPD)」に分類され、より詳細には「MAIN GROUP 1:Disinfectants and general biocidal products - Product-type 2:Private area and public health area disinfectants and other biocidal products」に分類される。北米域内では、使用可能な抗菌性生成物および活性物質は、FDAおよびEPAによって規制される。可能性として、抗菌性活性物質は、抗菌性効力を高める技術、特にキレート剤と組み合わせることが可能である、AB保有剤と組み合わせて付着効力を向上させることが可能である、または実質表面になる(surface substantive)付着重合体のような付着技術と結びつけて、長く持続する消毒の効力を達成することが可能である。
【0086】
固有抗菌活性を示すために用いられる実施例を例示して、典型的な化学分類としては、アルデヒド(ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒド、オルトフタルアルデヒド)、二酸化硫黄、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、バニリン酸エステル)、塩素基および酸素基酸化剤(ナトリウムおよび次亜塩素酸カルシウムまたは次亜臭素酸塩、クロラミンおよびクロラミンT、二酸化塩素、過酸化水素、ヨウ素、オゾン、過酢酸、過ギ酸、過マンガン酸カリウム、ペルオキシ一硫酸カリウム)、フェノール樹脂(フェノール、o−フェニルフェノール、クロロキシレノール、ヘキサクロロフェン、チモール、アミルメタクレゾール、2,4−ジクロロベンジルアルコール、ポリクレスレン(policresylen)、フェンチクロル、4−アリルカテコール、ベンジルパラベン、ブチルパラベン、エチルパラベン、メチルパラベン(methtlparaben)、およびプロピルパラベンを含むp−ヒドロキシ安息香酸エステル、ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエン、カプサイシン(capaicin)、カルバクロール、クレオソール、オイゲノール、グアイアコール)、ハロゲン化(ヒドロキシ)ジフェニルエーテル(ジクロサン、トリクロサン、ヘキサクロロフェンおよびブロモクロロフェン、4−ヘキシルレゾルシノール、8−ヒドロキシキノリン、並びにそれらの塩)、第四アンモニウム化合物(塩化ベンザルコニウム誘導体、塩化ベンゼトニウム誘導体、セトリモニウム塩化物/臭化物、セチルピリジニウム、セトリミド、塩化ベンゾオキソニウム、塩化ジデシルジメチルアンモニウム)、アクリジン誘導体(乳酸エタクリジン、9−アミノアクリジン、オイフラビン)、重合体ビグアニド、およびアミジン(ポリアミノプロピルビグアニド、ジブロンプロプアミジン、クロルヘキシジン、アレキシジン、プロパミジン、ヘキサミジン、ポリヘキサニド)を含むビグアニド、ニトロフラン誘導体(ニトロフラゾン)、キノリン誘導体(デクアリニウム、クロルキナルドール、オキシキノリン、クリオキノール)、ヨウ素生成物、芳香油(月桂樹、シナモン、クローブ、タイム、ユーカリ、ペパーミント、レモン、ティーツリー、モクレン抽出物、メントール、ゲラニオール)、カチオン、アニリド(サリチルアニリド(saclicylanilide)、ジフェニル尿素)、サリチル酸メンチル、サリチル酸メチル、およびサリチル酸フェニルを含むサリチル酸エステル、ピロカテコール、フタル酸、並びにそれらの塩、ヘキセチジン、オクテニジン、サンギナリン、臭化ドミフェン、塩化セチルピリジウム、塩化テトラデシルピリジニウム、およびN−テトラデシル−4−塩化エチルピリジニウムなどの塩化アルキルピリジニウム、ヨウ素、スルホンアミド、デルモピノールおよびオクタピノールなどのピペリジノ誘導体、並びにこれらの混合物、様々な防腐剤(1,3−ジオキサンの誘導体、イミダゾールの誘導体、イソチアゾロン、ヘキサミンの誘導体、トリアジン、オキサゾロ−オキサゾール、ヒドロキシメチルグリシネートナトリウム、ビスチオシアン酸メチレン、カプタン)が挙げられるが、これらに限定されない。
【0087】
洗浄用液体組成物は、最終生成物がより高いpH(典型的にはpH 9まで)を得るように、消毒系として漂白剤または漂白剤系、好ましくは過酸化物漂白剤を、場合によりキレート剤、ラジカルスカベンジャー、並びにドデシルジメチルアミンオキシドおよび誘導体などの特定の界面活性剤系と組み合わせてさらに含んでもよい。米国特許公開公報第2011/0152158号に詳細が記載されている。組成物中の過酸素漂白剤成分は活性剤(過酸前駆体)と配合することもできる。可能な活性剤としては、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、ベンゾイルカプロラクタムおよびバレロラクタム誘導体、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸(NOBS)などのアルカノイルオキシベンゼンスルホン酸、過加水分解性エステル、並びにこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。四級置換漂白活性化剤などの更なる非限定的な例は、米国特許第6,855,680号に記載されている。あるいは、過酸化ジベンゾイルなどのジアシル過酸化物などの有機過酸化物も検討することができる。あるいは、組成物は、金属含有の漂白剤触媒、好ましくは漂白剤触媒を含有するマンガンおよびコバルト、マクロ多環式剛性配位子の遷移金属錯体、またはアシルイミニウム(aryliminium)双性イオンを含む双極性イオン漂白剤触媒などの有機漂白剤触媒などの他の漂白剤触媒、並びにカチオン漂白剤触媒などの漂白剤触媒をさらに含んでもよい。あるいは、組成物は、フタルイミド(phtalimidio)ペルオキシカプロン酸(PAP)などの予形成過酸、または過カルボン酸、もしくは過炭酸、もしくは過イミド酸、もしくはペルオキシ一硫酸、または漂白酵素をさらに含んでもよい。
【0088】
より詳細な漂白剤の説明が、米国特許出願第61/512,150号に記載されている。
【0089】
好ましい抗菌性系は、クロロキシレノール(PCMX)などのハロゲン化ベンジルアルコール誘導体、ハロゲン化ヒドロキシジフェニルエーテル、好ましくはジクロサン、第四級アンモニウム塩、好ましくはアルキルベンザルコニウムおよび塩化アルキルベンゼトニウム、並びにこれらの誘導体、芳香油、漂白剤系、好ましくはペルオキシド漂白剤、並びにこれらの混合物などである。最も好ましい抗菌性系は、塩化ベンザルコニウム、ジクロサン、およびPCMXである。
【0090】
その他の構成成分:
本明細書の洗浄用液体組成物は、内部または外部の構造系、カチオンコンディショニングポリマー、保湿剤、皮膚軟化薬、酵素および皮膚若返り活性物質を含むスキンケア活性物質、洗浄または汚れ再付着防止ポリマー、表面改質ポリマー、および汚れ凝集性ポリマーを含むポリマー、ビーズ、洗浄および/または剥離粒子、気泡、芳香マイクロカプセル、並びに真珠光沢剤を含む懸濁粒子、芳香および悪臭制御化合物、着色剤、有機乳白剤および無機乳白剤、Ca/Mgイオンおよびジアミンなどのアルカリ土類金属などの有機カチオンおよび無機カチオン、石鹸泡安定剤/ブースター、固化防止剤、粘性トリミング剤(例えば、NaCl、並びに他の一価塩、二価塩、および三価塩などの塩)、防腐剤、並びにpHトリミングおよび/または緩衝化の手段(例えば、クエン酸、HCl、NaOH、KOH、アミン、およびアルカノールアミンなどのカルボン酸、リン酸およびスルホン酸、炭酸ナトリウム、重炭酸塩、セスキ炭酸塩、ホウ酸塩、ケイ酸塩、リン酸塩、イミダゾール等などの炭酸塩)などが挙げられるが、これらに限定されない、多くの他の構成成分をさらに含むことができる。
【0091】
これらの任意の成分の詳細な説明は、米国特許出願第61/512,150号に記載されている。
【0092】
パッケージング:
本発明の洗浄用液体組成物は、使用のために消毒用液体洗剤組成物を供給するためのいかなる好適なパッケージ内に包装されてもよい。好ましくは、パッケージは、消費者がパッケージングを通して生成物を見ることができるように、ガラスまたはプラスチック製の透明なまたは半透明なパッケージである。
【0093】
硬表面を洗浄する/取り扱うプロセス
本発明の別の実施形態は、本発明の組成物を用いて、食器などの硬表面を洗浄するプロセスを目的とする。そのプロセスは、組成物を、典型的には希釈または非希釈形態にて食器などの硬表面に塗布し、組成物をすすぐ工程、または表面をすすがずに組成物をそのまま残して表面を乾かす工程を含む。
【0094】
「非希釈形態」とは、本明細書において、塗布前(直前)にユーザーによって0g/L(0gpg)水の硬度でいかなる希釈を行うことなく、前述の液体組成物を処理される表面に直接塗布すること、および/または皿洗い用布、スポンジ、または皿洗い用ブラシなどの洗浄道具または用具上に直接塗布すること、を意味する。「希釈形態」とは、本明細書において、前述の液体組成物を、適切な溶剤、典型的には水でユーザーが希釈することを意味する。本明細書において「すすぐ」とは、本明細書の液体組成物を前述の食器に塗布する工程の後、本発明に従うプロセスで洗浄される食器と、大量の適切な溶剤、典型的には水とを接触させることを意味する。「大量」とは、通常、約5〜約20リットルを意味する。
【0095】
本発明の1つの実施形態では、本明細書の組成物は、その希釈形態で塗布することができる。汚れた皿を、有効量、典型的には(処理される皿25枚あたり)約0.5mL〜約20mL、好ましくは約3mL〜約10mLの、水で希釈された本発明の液体洗剤組成物と接触させる。使用される液体洗剤組成物の実際の量は、ユーザーの判断に基づくものであり、典型的には、組成物中の活性成分の濃度を含む、組成物の具体的な製品配合、洗浄される汚れた皿の枚数、皿上の汚れの程度などのような要因に応じて決定される。一般に、約0.01mL〜約150mL、好ましくは約3mL〜約40mLの本発明の液体洗剤組成物が、約1000mL〜約20000mL、より典型的には約5000mL〜約15000mLの範囲の容積容量を有する流しの中の、約2000mL〜約20000mL、より典型的には約5000mL〜約15000mLの水と組み合わされる。結果として得られた希釈組成物を収容する流しの中に汚れた皿を浸漬させ、皿の汚れた表面を、布、スポンジ、または類似の物品と接触させることにより、それらの表面を洗浄する。布、スポンジ、または同様の物品は、皿表面と接触する前に洗剤組成物と水との混合物に浸漬されてもよく、典型的には、約1〜約10秒間の範囲の時間にわたって皿表面と接触するが、実際の時間は、各用途およびユーザーによって異なる。布、スポンジ、または類似の物品を皿表面に接触させることは、好ましくは、同時に皿表面を擦ることを伴う。
【0096】
本発明の別の方法は、食器洗い用液体洗剤なしで水浴中に汚れた皿を浸漬するか、または流水下に保持することを含む。スポンジのような、食器洗い用液体洗剤を吸収する道具は、別の分量の非希釈の食器洗い用液体洗剤組成物に、典型的には約1〜約5秒間の範囲の時間にわたって、直接入れられる。次に吸収道具、ひいては非希釈の食器洗い用液体洗剤組成物が、汚れた皿のそれぞれの表面に個々に接触して、その汚れを除去する。吸収道具は、典型的には、約1〜約10秒間の範囲の時間にわたってそれぞれの皿表面と接触するが、実際の塗布時間は、皿の汚れの程度などの要因に左右されることになる。吸収道具を皿表面に接触させることは、好ましくは、同時に擦ることを伴う。
【0097】
あるいは、道具は、皿表面と接触するのに先立って、手洗い用食器洗浄組成物と水との混合物中に浸漬されてもよく、この濃縮溶液は、洗浄道具を収容できる小さい容器内で、ユーザーの習慣と、洗浄作業とに応じて、それぞれ約95:5〜約5:95、好ましくは約80:20〜約20:80、より好ましくは約70:30〜約30:70の範囲の手洗い食器洗浄用液体:水の重量比で、手洗い用食器洗浄組成物を水で希釈することにより作製される。
【0098】
組成物を使用する地域に応じて、本発明の方法で使用される水の硬度水準は、約0g/L〜0.5g/L(0〜30gpg)にすることができる(「gpg」は、当業者には周知の水の硬度の測度であって、「グレイン・パー・ガロン(grains per gallon)」を表す)。
【0099】
洗浄道具または用具を取り扱うプロセス
1つの実施形態では、本発明者らは、洗浄道具または用具を消毒することも目的とする。より詳細には、洗浄および消毒用液体を、湿気のある、または乾燥した皿洗い用布、スポンジ、または皿洗い用ブラシなどの洗浄道具または用具上に「非希釈形態」で直接塗布し、いかなる実質的な希釈(つまり、消毒用液体を塗布する前に洗浄道具または用具に既に存在した湿気以上)も行わないで、約30秒間、好ましくは約5分から約24時間まで、すなわち、次の食器洗いプロセスが始められるまで、そのままにした。
【0100】
皮膚または硬表面を取り扱うプロセス
さらに別の実施形態では、洗浄用液体組成物を、ユーザーの皮膚、または食器、まな板、および台所の表面などの硬表面に塗布することができる。より詳細には、洗浄用液体組成物を、直接または用具によって、湿気のあるまたは乾燥した皮膚、または食器もしくは台所の表面などの硬表面に、「非希釈形態、または希釈形態」で塗布し、約30秒間、好ましくは約5分から約24時間まで、作用させるためにそのままにし、任意ですすぎ工程が続いた。
【実施例】
【0101】
以下の実施例は、Zn2+−イオンなどの二価イオンを非直鎖状アルキルアミンオキシドと一緒に配合する場合と比べて、Zn2+−イオンなどの二価イオンを直鎖アルキルアミンオキシドと一緒に配合する場合に、改善された抗菌性効力が観察された(表1)ことを例示している。特に、表2は、非直鎖状ココアミドプロピルジメチルアミンオキシドを例示し、表3および4は、分枝状アミンオキシドを例示している。
【0102】
以下の振盪フラスコプロトコルに続いて、抗菌性効力の分析を行った:
材料:
・微生物菌株:黄色ブドウ球菌(SA)CIP 4.83、大腸菌(EC)CIP 53.126、緑膿菌(PA)CIP 82.113
・培養培地:TSA培地−中和培地(Dey Engley Broth)−緩衝ペプトン水(BPW−F)−振盪フラスコボトル−生理水
・インキュベータ
【0103】
振盪フラスコプロトコル:ASTM E2149振盪フラスコ法
・接種原計数:
○各菌株に、14.2L(0.5 Mc Farland(McF))で接種原を調製する。1mLの接種原を9mLの生理水で希釈する。得られた希釈液を1mL選択し、9mLの生理水でさらに希釈する。結果的に10-5稀釈液が得られるように、5希釈工程を行う。
○100マイクロリットルの10-5希釈液を回収し、2個のペトリ皿に接種する。
○20mLのTSA培地を加える。
○32+/−0.5℃で24時間培養する。
【0104】
・陰性対照:
○5mLの黄色ブドウ球菌、大腸菌、または緑膿菌の接種原を振盪フラスコに入れる。
45mLの純粋なBPW−F溶液を加える。
○中和培地で2回希釈する:1mLの純粋溶液を回収し、9mLの中和培地を加える(=10-1および10-2希釈液)。
○5分待ってから、100マイクロリットルの純粋溶液を入れ、10-2の希釈液を2個のペトリ皿に入れ、20mLのTSA培地を加える(T0)。
○1時間後に同じ操作を行う(T1h)。
○32+/−0.5℃で24時間培養する。
【0105】
・サンプルの分析:
○溶液を所定濃度で調製する(100%活性−最終量50mLとしての実際の濃度については、データ表を参照)。例えば、50%(V/V)では、25mLの生成物を14.2L(0.5McF)で20mLのBPW−F、および5mLの接種原(黄色ブドウ球菌、大腸菌、または緑膿菌)で希釈する。
○中和培地で2回希釈する:1mLの純粋溶液を回収し、9mLの中和培地を加える(=10-1および10-2希釈液)。
○5分待ってから、100マイクロリットルの純粋溶液を入れ、10-2の希釈液を2個のペトリ皿に入れ、20mLのTSA培地を加える(T0)。
○1時間後に同じ操作を行う(T1h)。
○32+/−0.5℃で24時間培養する。
【0106】
・log減少の計算:
○log減少は、log(T0/T1h)として計算される。
【0107】
【表1】
【0108】
当業者には理解されるように、Zn2+単独では、組成物の抗菌活性に直接寄与しないことを表1のデータが示している。
【0109】
【表2】
【0110】
【表3】
【0111】
【表4】
【0112】
【表5】
*−存在するZnイオン量に基づいたパーセント値
【0113】
本明細書に開示した寸法および値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らないかぎり、そのような寸法のそれぞれは、記載された値およびその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
【0114】
任意の相互参照または関連特許もしくは関連出願を包含する本明細書に引用される全ての文献は、明確に除外ないしは別の方法で限定されない限り、その全てが本明細書中に参照により組み込まれる。いずれの文献の引用も、こうした文献が本明細書で開示または特許請求される全ての発明に対する先行技術であることを容認するものではなく、また、こうした文献が、単独で、あるいは他の全ての参照文献とのあらゆる組み合わせにおいて、こうした発明のいずれかを参照、教示、示唆または開示していることを容認するものでもない。
さらに、本文書において、用語の任意の意味または定義の範囲が、参考として組み込まれた文書中の同様の用語の任意の意味または定義と矛盾する場合には、本文書中で用語に割り当てられる意味または定義に準拠するものとする。
【0115】
本発明の特定の実施形態が例示され記載されてきたが、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく他の様々な変更および修正を実施できることが、当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更および修正を添付の「特許請求の範囲」で扱うものとする。