(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6976180
(24)【登録日】2021年11月11日
(45)【発行日】2021年12月8日
(54)【発明の名称】落下物受け具および落下物受け部材設置具
(51)【国際特許分類】
B08B 17/04 20060101AFI20211125BHJP
【FI】
B08B17/04
【請求項の数】17
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2018-6722(P2018-6722)
(22)【出願日】2018年1月18日
(65)【公開番号】特開2019-122941(P2019-122941A)
(43)【公開日】2019年7月25日
【審査請求日】2020年8月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】000243803
【氏名又は名称】未来工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100079968
【弁理士】
【氏名又は名称】廣瀬 光司
(72)【発明者】
【氏名】川村 裕一
(72)【発明者】
【氏名】加納 一啓
【審査官】
村山 達也
(56)【参考文献】
【文献】
特開平11−004648(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3193960(JP,U)
【文献】
特開2009−118560(JP,A)
【文献】
特開2000−103238(JP,A)
【文献】
実開昭52−148547(JP,U)
【文献】
特開2014−140275(JP,A)
【文献】
特開2014−155366(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B08B 17/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
鳥類の巣から落下する糞等の落下物を受けるための落下物受け具であって、
前記落下物を受ける落下物受け部材と、その落下物受け部材を保持する一対の保持腕と、その一対の保持腕を前記落下物受け部材とともに、前記巣の下方であって地面、床面等の下の面から離れた上方位置に取り付ける取付手段とを備え、
前記落下物受け部材は、展開可能な蛇腹状に形成されて、前記落下物を受ける面積を変更可能であって、
前記保持腕は、細長平板状を成し、その長手方向が前記落下物受け部材の展開する方向の端部のそれぞれに沿って設けられて、その各端部を保持し、
前記取付手段は、前記一対の保持腕のそれぞれを、前記落下物受け部材のある側とは反対側の面を被取付物に向き合わせて、その被取付物に貼り付けにて取り付け可能である、落下物受け具。
【請求項2】
鳥類の巣から落下する糞等の落下物を受けるための落下物受け具であって、
前記落下物を受ける落下物受け部材と、その落下物受け部材を保持する一対の保持腕と、その一対の保持腕を前記落下物受け部材とともに、前記巣の下方であって地面、床面等の下の面から離れた上方位置に取り付ける取付手段とを備え、
前記落下物受け部材は、展開可能な蛇腹状に形成されて、前記落下物を受ける面積を変更可能であって、
前記保持腕は、細長平板状を成し、その長手方向が前記落下物受け部材の展開する方向の端部のそれぞれに沿って設けられて、その各端部を保持し、また、
前記保持腕は、他の落下物受け具の保持腕と連結可能な連結部を有する、落下物受け具。
【請求項3】
前記一対の保持腕は、一端側に備わる軸心の回りに相対回動可能に支持されて、その相対回動による一対の保持腕間の広がりにより、前記落下物受け部材が扇状に展開する、請求項1または2に記載の落下物受け具。
【請求項4】
前記落下物受け部材は、前記一対の保持腕間が少なくとも90度の角度となるまで、扇状に展開可能である、請求項3に記載の落下物受け具。
【請求項5】
前記一対の保持腕間の角度を維持する維持手段を備える、請求項3または4に記載の落下物受け具。
【請求項6】
前記落下物受け部材は、前記軸心との間に隙間が形成されるよう、その軸心から離れて設けられる、請求項3ないし5のいずれか1項に記載の落下物受け具。
【請求項7】
前記落下物受け部材と前記軸心との間に形成される隙間の上方であって前記落下物受け部材よりも上方に離れて配置されて前記隙間を覆う、平板状の部材を備える、請求項6に記載の落下物受け具。
【請求項8】
前記一対の保持腕間に、前記落下物受け部材の中間部を保持する補助腕を備える、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の落下物受け具。
【請求項9】
前記落下物受け部材には、その展開する方向に対して直交する方向の端縁から上方に起立する立ち壁部が設けられている、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の落下物受け具。
【請求項10】
前記保持腕は、前記落下物受け部材のある側とは反対側の面に、両面粘着テープを備える、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の落下物受け具。
【請求項11】
鳥類の巣から落下する糞等の落下物を受けるための落下物受け具であって、
前記落下物を受ける落下物受け部材と、その落下物受け部材を保持する一対の保持腕と、その一対の保持腕を前記落下物受け部材とともに、前記巣の下方であって地面、床面等の下の面から離れた上方位置に取り付ける取付手段とを備え、
前記落下物受け部材は、展開可能な蛇腹状に形成されて、前記落下物を受ける面積を変更可能であって、
前記保持腕は、前記落下物受け部材の展開する方向の各端部に、その各端部に沿って設けられて、その各端部を保持し、
前記取付手段は、前記保持腕に留められて、先端部が前記巣に突き刺し可能または前記巣の縁に引っ掛け可能であったり、被取付物に打ち込んだビス等の固着具で留めることが可能な、掛け部材からなり、
前記掛け部材の長さは、前記巣に対する前記落下物受け部材の設置位置が、巣に戻る鳥類に警戒心を与えない程度に巣から離れるとともに、糞等の落下物が飛び散る範囲を落下物受け部材でカバーできる位置に吊り下げ可能となる長さに設定されている、落下物受け具。
【請求項12】
前記保持腕に掛けられて、被取付物に巻き付けられるバンド体を備える、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の落下物受け具。
【請求項13】
前記落下物受け部材の下方の位置に、宣伝、メッセージ等の告知表記が記される、あるいは記された告知部材が設けられる、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の落下物受け具。
【請求項14】
鳥類の巣から落下する糞等の落下物を受けるための落下物受け具であって、
前記落下物を受ける落下物受け部材と、その落下物受け部材を保持する一対の保持腕と、その一対の保持腕を前記落下物受け部材とともに、前記巣の下方であって地面、床面等の下の面から離れた上方位置に取り付ける取付手段とを備え、
前記保持腕は、前記落下物受け部材を保持するよう、その落下物受け部材の端部が着脱可能に取り付けられる受け部材取付部を有し、その受け部材取付部は、前記取付手段により取り付けた状態の前記保持腕に対して前記落下物受け部材を着脱可能である、落下物受け具。
【請求項15】
鳥類の巣から落下する糞等の落下物を受ける落下物受け部材を設置するための、落下物受け部材設置具であって、
一端側に備わる軸心の回りに相対回動可能に支持されて、前記落下物受け部材を保持する、一対の保持腕と、その一対の保持腕を前記落下物受け部材とともに、前記巣の下方であって地面、床面等の下の面から離れた上方位置に取り付ける取付手段とを備え、
前記保持腕は、前記落下物受け部材を保持するよう、その落下物受け部材の端部が着脱可能に取り付けられる受け部材取付部を有し、その受け部材取付部は、前記取付手段により取り付けた状態の前記保持腕に対して前記落下物受け部材を着脱可能である、落下物受け部材設置具。
【請求項16】
前記一対の保持腕間に、前記落下物受け部材の中間部を保持する補助腕を備え、
前記補助腕は、前記保持腕の前記軸心部分に支持されて、前記落下物受け部材を下方から支える、請求項15に記載の落下物受け部材設置具。
【請求項17】
前記落下物受け部材の下方の位置に、宣伝、メッセージ等の告知表記が記される、あるいは記された告知部材が設けられる、請求項15または16に記載の落下物受け部材設置具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、巣からの糞等の落下物を受ける落下物受け具および落下物受け部材設置具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、巣にいる鳥の糞が、巣の下方の車に付着するのを防止するためのシートがあった(例えば、特許文献1参照)。このシートは、磁石を用いて車に貼り付けられるものであって、このシートで、落下する糞を受け止めることで、車が糞で汚れるのを防いだ。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−131285
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、前記従来のシートは、車を使うたびに取り外し、戻ったときに、再度取り付ける必要があり面倒であった。また、このように、車へのシートの取り付けと取り外しを必要とすることから、店舗等に駐車する不特定の車に対しては、対応できなかった。
【0005】
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、巣からの糞等の落下物による被害を簡単に防ぐことができる、落下物受け具および落下物受け部材設置具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る落下物受け具および落下物受け部材設置具は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る落下物受け具は、鳥類の巣から落下する糞等の落下物を受けるための受け具である。この落下物受け具は、前記落下物を受ける落下物受け部材と、その落下物受け部材を保持する一対の保持腕と、その一対の保持腕を前記落下物受け部材とともに、前記巣の下方であって地面、床面等の下の面から離れた上方位置に取り付ける取付手段とを備える。ここで、前記落下物受け部材は、展開可能な蛇腹状に形成されて、前記落下物を受ける面積を変更可能である。そして、前記保持腕は、
細長平板状を成し、その長手方向が前記落下物受け部材の展開する方向の
端部のそれぞれに沿って設けられて、その各端部を保持する。
そこで、前記取付手段は、前記一対の保持腕のそれぞれを、前記落下物受け部材のある側とは反対側の面を被取付物に向き合わせて、その被取付物に貼り付けにて取り付け可能である。
【0007】
この落下物受け具によると、取付手段によって、一対の保持腕が落下物受け部材とともに、巣の下方であって地面、床面等の下の面から離れた上方位置に取り付けられる。このため、鳥類の巣から落下する糞等の落下物を、地面、床面等の下の面に到達する前に、保持腕で保持された落下物受け部材で受けることができる。そして、落下物受け部材は、展開可能な蛇腹状に形成されて、落下物を受ける面積を変更可能であることから、保管の際には、落下物受け部材を畳んで保管することができ、使用の際には、この落下物受け部材を展開して配置することができ、また、廃棄の際には、落下物受け部材を畳んで廃棄することができる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明に係る落下物受け具は、鳥類の巣から落下する糞等の落下物を受けるための受け具である。この落下物受け具は、前記落下物を受ける落下物受け部材と、その落下物受け部材を保持する一対の保持腕と、その一対の保持腕を前記落下物受け部材とともに、前記巣の下方であって地面、床面等の下の面から離れた上方位置に取り付ける取付手段とを備える。ここで、前記落下物受け部材は、展開可能な蛇腹状に形成されて、前記落下物を受ける面積を変更可能である。そして、前記保持腕は、細長平板状を成し、その長手方向が前記落下物受け部材の展開する方向の端部のそれぞれに沿って設けられて、その各端部を保持する。また、前記保持腕は、他の落下物受け具の保持腕と連結可能な連結部を有する。
この落下物受け具によると、取付手段によって、一対の保持腕が落下物受け部材とともに、巣の下方であって地面、床面等の下の面から離れた上方位置に取り付けられる。このため、鳥類の巣から落下する糞等の落下物を、地面、床面等の下の面に到達する前に、保持腕で保持された落下物受け部材で受けることができる。そして、落下物受け部材は、展開可能な蛇腹状に形成されて、落下物を受ける面積を変更可能であることから、保管の際には、落下物受け部材を畳んで保管することができ、使用の際には、この落下物受け部材を展開して配置することができ、また、廃棄の際には、落下物受け部材を畳んで廃棄することができる。また、保持腕が連結部を有することで、この連結部を介して、複数の落下物受け部材を繋いで用いることができる。
また、請求項
3に記載の発明に係る落下物受け具は、請求項
1または2に記載の落下物受け具において、前記一対の保持腕は、一端側に備わる軸心の回りに相対回動可能に支持されて、その相対回動による一対の保持腕間の広がりにより、前記落下物受け部材が扇状に展開する。
【0009】
また、請求項
4に記載の発明に係る落下物受け具は、請求項
3に記載の落下物受け具において、前記落下物受け部材は、前記一対の保持腕間が少なくとも90度の角度となるまで、扇状に展開可能である。
【0010】
また、請求項
5に記載の発明に係る落下物受け具は、請求項
3または4に記載の落下物受け具において、前記一対の保持腕間の角度を維持する維持手段を備える。
【0011】
また、請求項
6に記載の発明に係る落下物受け具は、請求項
3ないし5のいずれか1項に記載の落下物受け具において、前記落下物受け部材は、前記軸心との間に隙間が形成されるよう、その軸心から離れて設けられる。落下物受け部材と軸心との間に隙間が形成されることで、その隙間が風抜きの孔となり、風圧を逃がすことができる。
また、請求項7に記載の発明に係る落下物受け具は、請求項6に記載の落下物受け具において、前記落下物受け部材と前記軸心との間に形成される隙間の上方であって前記落下物受け部材よりも上方に離れて配置されて前記隙間を覆う、平板状の部材を備える。
【0012】
また、請求項
8に記載の発明に係る落下物受け具は、請求項1ないし
7のいずれか1項に記載の落下物受け具において、前記一対の保持腕間に、前記落下物受け部材の中間部を保持する補助腕を備える。補助腕で落下物受け部材の中間部を保持することで、その中間部の垂れ下がりを防止することができる。
【0013】
また、請求項
9に記載の発明に係る落下物受け具は、請求項1ないし
8のいずれか1項に記載の落下物受け具において、前記落下物受け部材には、その展開する方向に対して直交する方向の端縁から上方に起立する立ち壁部が設けられている。落下物受け部材の端縁に立ち壁部を設けることで、受けた落下物が端縁から落ちるのを防止することができる。
【0014】
また、請求項
10に記載の発明に係る落下物受け具は、請求項1ないし
9のいずれか1項に記載の落下物受け具において、
前記保持腕は、前記落下物受け部材のある側とは反対側の面に、両面粘着テープを備える。
【0015】
また、請求項
11に記載の発明に係る落下物受け具は、
鳥類の巣から落下する糞等の落下物を受けるための受け具である。この落下物受け具は、前記落下物を受ける落下物受け部材と、その落下物受け部材を保持する一対の保持腕と、その一対の保持腕を前記落下物受け部材とともに、前記巣の下方であって地面、床面等の下の面から離れた上方位置に取り付ける取付手段とを備える。ここで、前記落下物受け部材は、展開可能な蛇腹状に形成されて、前記落下物を受ける面積を変更可能である。そして、前記保持腕は、前記落下物受け部材の展開する方向の各端部に、その各端部に沿って設けられて、その各端部を保持する。そこで、前記取付手段は、前記保持腕に留められて、先端部が前記巣に突き刺し可能または前記巣の縁に引っ掛け可能
であったり、被取付物に打ち込んだビス等の固着具で留めることが可能な、掛け部材からなる。
そして、前記掛け部材の長さは、前記巣に対する前記落下物受け部材の設置位置が、巣に戻る鳥類に警戒心を与えない程度に巣から離れるとともに、糞等の落下物が飛び散る範囲を落下物受け部材でカバーできる位置に吊り下げ可能となる長さに設定されている。
この落下物受け具によると、取付手段によって、一対の保持腕が落下物受け部材とともに、巣の下方であって地面、床面等の下の面から離れた上方位置に取り付けられる。このため、鳥類の巣から落下する糞等の落下物を、地面、床面等の下の面に到達する前に、保持腕で保持された落下物受け部材で受けることができる。そして、落下物受け部材は、展開可能な蛇腹状に形成されて、落下物を受ける面積を変更可能であることから、保管の際には、落下物受け部材を畳んで保管することができ、使用の際には、この落下物受け部材を展開して配置することができ、また、廃棄の際には、落下物受け部材を畳んで廃棄することができる。
【0016】
また、請求項
12に記載の発明に係る落下物受け具は、請求項1ないし
11のいずれか1項に記載の落下物受け具において
、前記保持腕に掛けられて、被取付物に巻き付けられるバンド体
を備える。
【0017】
また、請求項
13に記載の発明に係る落下物受け具は、請求項1ないし
12のいずれか1項に記載の落下物受け具において、前記落下物受け部材の下方の位置に、宣伝、メッセージ等の告知表記が記される、あるいは記された告知部材が設けられる。
【0018】
また、請求項
14に記載の発明に係る落下物受け具は、鳥類の巣から落下する糞等の落下物を受けるための受け具である。この落下物受け具は、前記落下物を受ける落下物受け部材と、その落下物受け部材を保持する一対の保持腕と、その一対の保持腕を前記落下物受け部材とともに、前記巣の下方であって地面、床面等の下の面から離れた上方位置に取り付ける取付手段とを備える。ここで、前記保持腕は、前記落下物受け部材を保持するよう、その落下物受け部材の端部が着脱可能に取り付けられる受け部材取付部を有
し、その受け部材取付部は、前記取付手段により取り付けた状態の前記保持腕に対して前記落下物受け部材を着脱可能である。
【0019】
この落下物受け具によると、取付手段によって、一対の保持腕が落下物受け部材とともに、巣の下方であって地面、床面等の下の面から離れた上方位置に取り付けられる。このため、鳥類の巣から落下する糞等の落下物を、地面、床面等の下の面に到達する前に、保持腕で保持された落下物受け部材で受けることができる。そして、落下物受け部材は、保持腕の受け部材取付部に着脱可能に取り付けられることから、廃棄の際には、落下物受け部材を、保持腕から取り外して廃棄することができる。
【0020】
また、請求項
15に記載の発明に係る落下物受け部材設置具は、鳥類の巣から落下する糞等の落下物を受ける落下物受け部材を設置するための、設置具である。この落下物受け部材設置具は、一端側に備わる軸心の回りに相対回動可能に支持されて、前記落下物受け部材を保持する、一対の保持腕と、その一対の保持腕を前記落下物受け部材とともに、前記巣の下方であって地面、床面等の下の面から離れた上方位置に取り付ける取付手段とを備える。ここで、前記保持腕は、前記落下物受け部材を保持するよう、その落下物受け部材の端部が着脱可能に取り付けられる受け部材取付部を有
し、その受け部材取付部は、前記取付手段により取り付けた状態の前記保持腕に対して前記落下物受け部材を着脱可能である。
【0021】
この落下物受け部材設置具によると、一対の保持腕が、一端側に備わる軸心の回りに相対回動可能に支持されて、落下物受け部材を保持する。そして、取付手段によって、一対の保持腕が落下物受け部材とともに、巣の下方であって地面、床面等の下の面から離れた上方位置に取り付けられる。このため、鳥類の巣から落下する糞等の落下物を、地面、床面等の下の面に到達する前に、保持腕で保持された落下物受け部材で受けることができる。そして、落下物受け部材は、保持腕の受け部材取付部に着脱可能に取り付けられることから、廃棄の際には、落下物受け部材を、保持腕から取り外して廃棄することができる。
【0022】
【0023】
また、請求項
16に記載の発明に係る落下物受け部材設置具は、請求項
15に記載の落下物受け部材設置具において、前記一対の保持腕間に、前記落下物受け部材の中間部を保持する補助腕を備える。この補助腕は、前記保持腕の前記軸心部分に支持されて、前記落下物受け部材を下方から支える。補助腕で落下物受け部材の中間部を保持することで、その中間部の垂れ下がりを防止することができる。
【0024】
また、請求項
17に記載の発明に係る落下物受け部材設置具は、請求項
15または16に記載の落下物受け部材設置具において、前記落下物受け部材の下方の位置に、宣伝、メッセージ等の告知表記が記される、あるいは記された告知部材が設けられる。
【発明の効果】
【0025】
この発明に係る落下物受け具および落下物受け部材設置具によれば、一対の保持腕で保持された落下物受け部材を、巣の下方であって地面、床面等の下の面から離れた上方位置に取り付けることで、巣からの糞等の落下物による被害を簡単に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】この発明の一実施の形態の落下物受け具において、一対の保持腕間を180度とした斜視図である。
【
図2】同じく、一対の保持腕間を90度とし、角度維持部材を取り除いた、斜め上からの斜視図である。
【
図3】同じく、一対の保持腕間を90度とし、角度維持部材を取り除いた、斜め下からの斜視図である。
【
図4】同じく、落下物受け部材設置具の、補助腕と角度維持部材を取り除いた斜視図である。
【
図8】同じく、角度維持部材の、斜め上からの斜視図である。
【
図9】同じく、角度維持部材の、斜め下からの斜視図である。
【
図10】同じく、落下物受け部材を二つ繋いだ平面図である。
【
図11】この発明の一実施の形態の変形例であって、落下物受け具に告知部材を設けた斜視図である。
【
図12】この発明の他の実施の形態の、落下物受け具の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、この発明に係る落下物受け具および落下物受け部材設置具を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
【0028】
図1〜
図10は、本発明の一実施の形態を示す。図中符号1は、鳥類の巣を示す。2は、前記鳥類の巣1から落下する糞等の落下物を受けるための落下物受け具を示す。3は、落下物受け部材設置具を示す。
【0029】
ここで、落下物受け具2は、糞等の落下物を受ける落下物受け部材4と、その落下物受け部材4(詳しくは、落下物受け部材4の各端部)を保持する一対の保持腕5、5と、その一対の保持腕5、5を落下物受け部材4とともに、巣1の下方であって地面、床面等の下の面から離れた上方位置に取り付ける取付手段6とを備える。
【0030】
詳細には、落下物受け部材4は、展開可能な蛇腹状に形成されて、落下物を受ける面積(つまり、鉛直方向に投影した水平面の面積)を変更可能となっている。そして、保持腕5は、落下物受け部材4の展開する方向の各端部に、その各端部に沿って設けられて、その各端部を保持する。また、保持腕5は、落下物受け部材4を保持するよう、その落下物受け部材4(詳しくは、落下物受け部材4の端部)が着脱可能に取り付けられる受け部材取付部5aを有する。
【0031】
また、一対の保持腕5、5は、一端側に備わる軸心7の回りに相対回動可能に支持されて、落下物受け部材4(詳しくは、落下物受け部材4の各端部)を保持する。そこで、その相対回動による一対の保持腕5、5間の広がりにより、落下物受け部材4が扇状に展開する。そして、落下物受け部材4は、一対の保持腕5、5間が少なくとも90度の角度となるまで(図示実施の形態においては、180度の角度まで)、扇状に展開可能となっている(
図1参照)。
【0032】
落下物受け部材設置具3は、鳥類の巣1から落下する糞等の落下物を受ける落下物受け部材4を設置するためのものであって、前記落下物受け具2における、一対の保持腕5、5と取付手段6とを備える(
図4参照)。
【0033】
また、落下物受け具2とか落下物受け部材設置具3は、一対の保持腕5、5間に、落下物受け部材4の中間部を保持する補助腕8を備える。この補助腕8は、保持腕5の前記軸心7部分に支持されて、落下物受け部材4を下方から支える(
図2、
図3参照)。
【0034】
具体的には、落下物受け部材4は、例えば紙製(合成紙を含む。)とか合成樹脂製であって、その紙とか合成樹脂とかのシートが蛇腹状に折り曲げられて、水平方向に展開可能な向きで配備される。そして、落下物受け部材4には、その展開する方向に対して直交する方向の端縁(図示実施の形態においては、前記軸心7から離れた側の端縁)から上方に起立する(つまり、落下物受け部材4の落下物を受ける受け面4xの前記端縁から上方に起立する)立ち壁部4aが設けられている。詳細には、この立ち壁部4aを含めて落下物受け部材4が、一枚のシートからなり、そのシートの端部を起立するように折り曲げることで、その折り曲げた側が、前記立ち壁部4aとなる。そして、この落下物受け部材4は、保持腕5との関係では、その保持腕5の回動の前記軸心7との間に隙間9が形成されるよう、その軸心7から離れて設けられる。
【0035】
保持腕5は、例えば合成樹脂製であって、細長平板状に形成されている。そして、保持腕5は、その板面が鉛直面となり、その長手方向が水平方向となる向きで配備される。この保持腕5に設けられる前記受け部材取付部5aは、保持腕5の板面から突出してその板面に沿って鉛直方向に折れ曲がった第1フック5bと、保持腕5の板面から突出してその板面に沿って水平方向に折れ曲がった第2フック5cと、保持腕5の板面から突出し第1フック5bの先端と対向位置する突片5dとを備える。そこで、落下物受け部材4の端部は、フック5b、5cの内側に差し込まれ、突片5dによって抜け止めされる。こうして、落下物受け部材4は、受け部材取付部5a、ひいては保持腕5に取り付けられる。そして、落下物受け部材4の端部が、突片5dを超えるようにしてフック5b、5cの内側から抜き出されることで、落下物受け部材4は、受け部材取付部5a、ひいては保持腕5から外される。
【0036】
また、保持腕5は、一端側に、前記軸心7を形成するように筒状に形成された軸受け部5eを有する。そして、一対の保持腕5、5は、同一部材からなり、一方の保持腕5に対し他方の保持腕5が上下に反転するとともに、互いの軸受け部5e、5eが、軸心7の方向に並ぶように配置される。また、保持腕5には、上下の縁部に切欠き5fが設けられている。そこで、一対の保持腕5、5を閉じて(つまり、落下物受け部材4を畳んで)、輪ゴム等を切欠き5fに掛けるようにして両保持腕5、5に回すことで、それら保持腕5、5を閉じた状態に(つまり、落下物受け部材4を畳んだ状態に)維持することができる。
【0037】
また、保持腕5は、他の落下物受け部材設置具3の保持腕5(つまりは、他の落下物受け具2の保持腕5)と連結可能な連結部5gを有する。図示実施の形態においては、連結部5gは、後述する両面粘着テープ6aからなる。すなわち、この両面粘着テープ6aが、後述する第1の取付手段と連結部5gとを兼ねている。こうして、保持腕5が連結部5gを有することで、この連結部5g(つまりは、保持腕5)を介して、複数の落下物受け部材4、4を繋いで用いることができる。
図10は、落下物受け部材4を二つ繋いだ例を示し、これら落下物受け部材4、4が、軸心7回りのほぼ全周に渡って展開している。
【0038】
補助腕8は、例えば合成樹脂製であって、細長平板状に形成されている。そして、補助腕8は、その板面が鉛直面となり、その長手方向が水平方向となる向きで配備される。そこで、補助腕8は、落下物受け部材4の中間部(図示実施の形態においては、落下物受け部材4の展開する方向の中間部、つまり、一対の保持腕5、5間の中間部)を保持する。また、この補助腕8は、一端側に、前記軸心7を形成するように柱状に形成されて上下に突き出るように延びる軸部8aを備える。そこで、この上下に突き出た軸部8aが、各保持腕5における軸受け部5eに差し入れられて、一対の保持腕5、5は、軸部8aの回り、つまり軸心7の回りに相対回動可能に支持される。また、補助腕8は、他端側に、上方に向かって起立する起立部8bを備え、その起立部8bが、落下物受け部材4の立ち壁部4aを外側から支える。
【0039】
取付手段6としては、第1の取付手段と、第2の取付手段と、第3の取付手段とがある。第1の取付手段は、保持腕5に設けられて、被取付物に貼り付けられる両面粘着テープ6aからなる。詳細には、両面粘着テープ6aは、一方の面が、保持腕5における、前記受け部材取付部5aのある側とは反対の面に貼り付けられ、他方の面が被取付物としての壁とか柱等に貼り付けられる。
【0040】
第2の取付手段は、保持腕5に留められて、先端部6cが巣1に突き刺し可能または巣1の縁に引っ掛け可能な、掛け部材6bからなる。そこで、この掛け部材6bを介して、保持腕5が落下物受け部材4とともに、巣1に吊り下げられる。詳細には、掛け部材6bは、針金等の線材からなり、その掛け部材6bが、一対の保持腕5、5に対応して一対設けられる。ここで、掛け部材6bは、下端側に、逆U字状に折れ曲がった被係合部6dを有し、この被係合部6dが、保持腕5の板面から横断面コ字状に突出する係合部5h(図示実施の形態においては、上下に並ぶ係合部5h、5hのうちの、下側の係合部)の内側挿通孔Q1に嵌められ、これによって、掛け部材6bは、その係合部5h、ひいては保持腕5に留められる。また、図示実施の形態においては、保持腕5は、その板面から突出してその板面に沿って水平方向に折れ曲がったフック5iを備え、掛け部材6bの中間部が、そのフック5iの内側に差し入れられる。そして、掛け部材6bは、上端に、鋭角に折り曲げられて形成された前記先端部6cを有し、その先端部6cが、巣1に突き刺されたり、巣1の縁に引っ掛けられたりする。
【0041】
また、掛け部材6bは、中間位置に、半円状に湾曲した係り部6eを有する。そこで、一対の掛け部材6b、6bにおける互いの係り部6e、6eに、バインド線(図示せず)を掛けて、両掛け部材6b、6bを互いに引き寄せることで、掛け部材6b(詳しくは、先端部6c)が巣1から外れるのを防止する。
【0042】
第3の取付手段は、保持腕5に掛けられて、被取付物に巻き付けられるバンド体(図示せず)からなる。詳細には、保持腕5には、バンド掛け部5j(詳しくは、バンド掛け孔)が設けられ、バンド体は、そのバンド掛け部5jに掛けられ、被取付物としての柱等に巻き付けられる。
【0043】
そこで、これら第1の取付手段(両面粘着テープ6a)と第2の取付手段(掛け部材6b)と第3の取付手段(バンド体)の一つあるいは複数が選択されて、一対の保持腕5、5が落下物受け部材4とともに、巣1の下方であって地面、床面等の下の面から離れた上方位置に取り付けられる。
【0044】
また、落下物受け具2とか落下物受け部材設置具3は、一対の保持腕5、5間の角度を維持する維持手段10を備える。図示実施の形態においては、この維持手段10は、一対の保持腕5、5に渡るように取り付けられる、例えば合成樹脂製の角度維持部材10aからなる。詳細には、角度維持部材10aは、維持部材本体10bと、その維持部材本体10bの下面側から突出して、各保持腕5に係合する係合片10cとを備える。
【0045】
維持部材本体10bは、平板半円状に形成されて、その半円の中心が、前記軸心7と一致するようにして、落下物受け部材4よりも上側(図示実施の形態においては、落下物受け部材4と軸心7との間に形成される隙間9の上方)に配置される。また、この維持部材本体10bには、径方向に延びる溝10dが形成され、その溝10dを境にして維持部材本体10bの一部を折り取ることで、維持部材本体10bの形状は、1/3円状とか1/4円状となる。そこで、維持部材本体10bの本来の形状である半円状は、一対の保持腕5、5間の角度を180度としたときに対応し、維持部材本体10bの1/3円状とか1/4円状は、前記角度を120度とか90度としたときに対応する。
【0046】
係合片10cが設けられる位置は、前記一対の保持腕5、5間の角度(180度、120度、90度等)に対応可能なそれぞれの位置(
図9参照)であり、その係合片10cは、保持腕5の前記係合部5h(図示実施の形態においては、上下に並ぶ係合部5h、5hのうちの、上側の係合部)の内側挿通孔Q1に嵌められ、こうして、係合片10cは、係合部5h、つまりは保持腕5に係合する。
【0047】
次に、以上の構成からなる落下物受け具2および落下物受け部材設置具3の作用効果について説明する。落下物受け具2とか落下物受け部材設置具3は、取付手段6を備え、その取付手段6(図示実施の形態においては、第1〜第3の取付手段の一つあるいは複数)によって、一対の保持腕5、5が落下物受け部材4とともに、巣1の下方であって地面、床面等の下の面から離れた上方位置に取り付けられる。このため、鳥類の巣1から落下する糞等の落下物を、地面、床面等の下の面に到達する前に、保持腕5、5で保持された落下物受け部材4で受けることができる。すなわち、落下物受け具2とか落下物受け部材設置具3によれば、一対の保持腕5、5で保持された落下物受け部材4を、巣1の下方であって地面、床面等の下の面から離れた上方位置に取り付けることで、巣1からの糞等の落下物による被害を簡単に防ぐことができる。
【0048】
また、落下物受け部材4は、展開可能な蛇腹状に形成されて、落下物を受ける面積を変更可能であることから、保管の際には、落下物受け部材4を畳んで保管することができ、使用の際には、この落下物受け部材4を展開して(特に、所要の広さに展開して)配置することができ、また、廃棄の際には、落下物受け部材4を畳んで廃棄することができる。
【0049】
また、落下物受け部材4は、保持腕5の受け部材取付部5aに着脱可能に取り付けられる。このため、廃棄の際には、落下物受け部材4を、保持腕5から取り外して廃棄することができる。
【0050】
また、落下物受け部材4の端縁に、上方に起立する立ち壁部4aが設けられており、この立ち壁部4aによって、落下物受け部材4で受けた落下物が端縁から落ちるのを防止することができる。また、保持腕5は、落下物受け部材4の落下物を受ける受け面4xよりも上方に延びており(
図1、
図2参照)、この保持腕5によって、落下物受け部材4で受けた落下物が保持腕5側から落ちるのを防止することができる。
【0051】
また、落下物受け部材4は、一対の保持腕5、5の軸心7から離れて設けられて、その落下物受け部材4と軸心7との間に隙間9が形成されることから、その隙間9が風抜きの孔となり、風圧を逃がすことができる。図示実施の形態においては、角度維持部材10a(詳しくは、維持部材本体10b)が、前記隙間9の上方に設けられるが、隙間9によって得られる前記風圧を逃がす効果を損なうことがないよう、その角度維持部材10a(詳しくは、維持部材本体10b)は、落下物受け部材4よりも上方に離れて位置している。
【0052】
また、一対の保持腕5、5間に、補助腕8が設けられて、その補助腕8で落下物受け部材4の中間部を保持することで、その中間部の垂れ下がりを防止することができる。
【0053】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、
図11に示すように、落下物受け部材4の下方の位置に、宣伝、メッセージ等の告知表記が記される、あるいは記された告知部材11が設けられてもよい。図示実施の形態においては、告知部材11は、補助腕8から垂れ下がるようにその補助腕8に取り付け(図示実施の形態においては、着脱可能に取り付け)られる。もっとも、告知部材11は、補助腕8と一体に設けられてもよく、また、落下物受け部材4とか保持腕5とかに、取り付けられたり、それらと一体に設けられてもよい。
【0054】
また、補助腕8は、軸部8aを備えなくても、その軸部8aが、補助腕8とは別体に設けられて、補助腕8に、その別体の軸部8aが差し入れられる筒状の軸受け部が設けられてもよい。また、この補助腕8は、複数設けられてもよく、また、必要でなければなくてもよい。
【0055】
また、一対の保持腕5、5は、同一部材でなくてもよい。この場合、一方の保持腕5に、筒状の軸受け部を設けて、他方の保持腕5に、その軸受け部に差し入れる軸部を設けてもよい。また、一対の保持腕5、5は、軸心7を形成するセルフヒンジで繋がっていてもよい。
【0056】
また、一対の保持腕5,5間の角度の維持が、角度維持部材10aを用いることなく、例えば取付手段6等によって達成されるのであれば、この角度維持部材10aはなくてもよい。
【0057】
また、落下物受け部材4は、扇状に展開しなくても、
図12に示すように、直線状に展開してもよい。そして、この場合にも、一対の保持腕5、5は、落下物受け部材4の展開する方向の各端部に、その各端部に沿って設けられて、その各端部を保持する。
【0058】
また、落下物受け部材4は、展開可能な蛇腹状に形成されなくてもよく、例えば、ビニールシートとか、古新聞、チラシ等の紙類とかのシート状物を単に広げたものでもよい。
【0059】
また、保持腕5に設けられる連結部5gは、両面粘着テープ6aに限るものではなく、互いに掛り合う掛合構造等、保持腕5、5どうしを連結できるものであれば、どのようなものでもよい。
【0060】
また、第2の取付手段(取付手段6)である掛け部材6bの長さの設定にあたっては、落下物受け部材4の設置位置が、巣1に戻る鳥類に警戒心を与えない程度に巣1から離れるとともに、糞等の落下物が飛び散る範囲を落下物受け部材4でカバーできる位置となるように設定するのが望ましい。
【0061】
また、前記掛け部材6bにおいて、その掛け部材6bの先端部6cが巣1に突き刺されたり巣1の縁に引っ掛けられたりするが、他に、その掛け部材6bの先端部6cとか係り部6eの箇所を、被取付物としての壁とか柱等に打ち込んだビス等の固着具で留めてもよく、この被取付物に留められた掛け部材6bを介して、保持腕5を落下物受け部材4とともに吊り下げることもできる。
【符号の説明】
【0062】
1 巣
2 落下物受け具
3 落下物受け部材設置具
4 落下物受け部材
4a 立ち壁部
5 保持腕
5a 受け部材取付部
5g 連結部
6 取付手段
6a 両面粘着テープ
6b 掛け部材
6c 先端部
7 軸心
8 補助腕
9 隙間
10 維持手段
11 告知部材