(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6976430
(24)【登録日】2021年11月11日
(45)【発行日】2021年12月8日
(54)【発明の名称】タイヤ組み立てドラム及びタイヤ組み立て方法
(51)【国際特許分類】
B29D 30/24 20060101AFI20211125BHJP
【FI】
B29D30/24
【請求項の数】15
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2020-523728(P2020-523728)
(86)(22)【出願日】2019年9月23日
(65)【公表番号】特表2021-503388(P2021-503388A)
(43)【公表日】2021年2月12日
(86)【国際出願番号】NL2019050634
(87)【国際公開番号】WO2020080933
(87)【国際公開日】20200423
【審査請求日】2020年4月27日
(31)【優先権主張番号】2021843
(32)【優先日】2018年10月19日
(33)【優先権主張国】NL
(73)【特許権者】
【識別番号】519009895
【氏名又は名称】ブイエムアイ・ホラント・ビー.ブイ.
【氏名又は名称原語表記】VMI Holland B.V.
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】特許業務法人坂本国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】デ グラーフ,マーティン
(72)【発明者】
【氏名】パポット,デイブ
【審査官】
橋本 有佳
(56)【参考文献】
【文献】
特表2012−520188(JP,A)
【文献】
特開2006−175874(JP,A)
【文献】
特表2017−529257(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B29D30/24−30/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸方向に延びる中心軸を中心にして回転可能なベースを備えるタイヤ組み立てドラムであって、前記タイヤ組み立てドラムが、クラウンセクションと、前記軸方向に前記クラウンセクションに隣接するビードロックセクションとを備え、前記ビードロックセクションが、タイヤのビードに係合するためのビードロック位置を画定し、前記クラウンセクションが、前記中心軸を中心にして周方向に分布し、前記ベースに対してクラウンダウン位置から、前記中心軸に垂直な半径方向に少なくともベクトル成分を有するクラウンアップ方向のクラウンアップ位置に移動可能な複数のクラウンセグメントを備え、前記クラウンセグメントが一緒に、前記半径方向外向きのクラウン表面と、前記クラウンセグメントが前記クラウンダウン位置にあるときに前記軸方向で前記ビードロックセクションに向く前縁部と、前記クラウン表面から前記前縁部までの移行を画定する肩部と、を形成し、前記タイヤ組み立てドラムが、前記複数のクラウンセグメントの周りに前記周方向に延びるスリーブを更に備え、前記スリーブが、前記ビードロックセクションとは反対側の前記肩部の側部で前記複数のクラウンセグメントに固定された第1の周縁部と、前記複数のクラウンセグメントが前記クラウンダウン位置にあるとき、前記肩部と前記ビードロック位置との間に位置する第2の周縁部と、を備え、少なくとも前記複数のクラウンセグメントが前記クラウンダウン位置にあるとき、前記第2の周縁部が固定されていない、タイヤ組み立てドラム。
【請求項2】
前記ビードロックセクションが、前記ビードロック位置で前記ビードと係合するために前記半径方向に移動可能な複数のビードロックセグメントを備え、前記第2の周縁部が、前記複数のクラウンセグメントがクラウンダウン位置にあるとき、前記肩部と前記ビードロックセグメントとの間に位置する、請求項1に記載のタイヤ組み立てドラム。
【請求項3】
前記スリーブが、前記第1の周縁部と前記第2の周縁部との間に延びるスリーブ本体を備え、前記スリーブ本体が、前記第1の周縁部を画定し、前記クラウンダウン位置及び前記クラウンアップ位置の両方で前記複数のクラウンセグメント上に支持される第1のセクションを備え、前記スリーブ本体が、前記第1のセクションと前記第2の周縁部との間に延びる第2のセクションを更に備え、前記第2のセクションが、前記クラウンダウン位置にある前記複数のクラウンセグメントに対して支持されておらず、前記クラウンアップ位置にある前記肩部によって少なくとも部分的に支持されている、請求項1又は2に記載のタイヤ組み立てドラム。
【請求項4】
前記タイヤ組み立てドラムが前記クラウンセクションと前記ビードロックセクションとの間に中間部材を備え、前記複数のクラウンセグメントが前記クラウンダウン位置にあるとき、前記第2の周縁部が前記中間部材上に支持される、請求項3に記載のタイヤ組み立てドラム。
【請求項5】
前記複数のクラウンセグメントが前記クラウンダウン位置にあるとき、前記第2のセクションが少なくとも部分的に前記中間部材上に支持される、請求項4に記載のタイヤ組み立てドラム。
【請求項6】
前記複数のクラウンセグメントが前記クラウンダウン位置にあるとき、前記クラウン表面がクラウンダウン半径で延び、前記中間部材が前記クラウンダウン半径で前記第2の周縁部を支持するように構成されている、請求項4または5に記載のタイヤ組み立てドラム。
【請求項7】
前記第2のセクションが、少なくとも前記前縁部まで前記肩部上で支持されるように構成される、請求項3〜6のいずれか一項に記載のタイヤ組み立てドラム。
【請求項8】
前記スリーブ本体が、前記第1の周縁部から前記第2の周縁部まで長手方向に延び、前記スリーブが、前記クラウンセグメントが前記クラウンダウン位置にあるとき、前記複数のクラウンセグメントから係合解除され、前記クラウンセグメントが前記クラウンアップ位置にあるとき、前記スリーブを前記スリーブ本体の前記長手方向に前記複数のクラウンセグメントに保持するように構成された、前記第2のセクションに保持要素を更に備える、請求項3〜7のいずれか一項に記載のタイヤ組み立てドラム。
【請求項9】
前記保持要素が突出部であり、前記複数のクラウンセグメントが各々、前記複数のクラウンセグメントが前記クラウンアップ位置にあるとき前記突出部を受容するための凹部を備える、請求項8に記載のタイヤ組み立てドラム。
【請求項10】
前記複数のクラウンセグメントが前記クラウンダウン位置にあるとき、前記第1の周縁部を除く前記スリーブ本体全体が固定されていない、請求項1〜9のいずれか一項に記載のタイヤ組み立てドラム。
【請求項11】
前記第1の周縁部が、前記クラウン表面で前記複数のクラウンセグメントに固定されている、請求項1〜10のいずれか一項に記載のタイヤ組み立てドラム。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれか一項に記載のタイヤ組み立てドラムを使用したタイヤ組み立て方法であって、前記方法が、
−前記複数のクラウンセグメントを前記クラウンダウン位置に移動させて、1つ以上のプライを前記クラウンセクションで前記スリーブ上に、ビードを前記ビードロック位置で前記ビードロックセクション上に受容するステップと、
−前記ビードを、前記ビードロック位置で前記ビードロックセクションと係合するステップと、
−前記複数のクラウンセグメントを前記クラウンダウン位置から前記クラウンアップ位置に移動させて、前記1つ以上のプライを成形するステップと、を含み、
前記第2の周縁部が、前記複数のクラウンセグメントの前記クラウンダウン位置から前記クラウンアップ位置への前記移動に応答して、前記複数のクラウンセグメントに対して自由に移動することを可能にする、方法。
【請求項13】
前記スリーブが、前記第1の周縁部と前記第2の周縁部との間に延びるスリーブ本体を備え、前記スリーブ本体が、前記第1の周縁部を画定し、前記クラウンダウン位置及び前記クラウンアップ位置の両方で前記複数のクラウンセグメント上に支持される第1のセクションを備え、前記スリーブ本体が、前記第1のセクションと前記第2の周縁部との間に延びる第2のセクションを更に備え、前記方法が、前記第2のセクションが、前記クラウンアップ位置にある前記肩部によって少なくとも部分的に支持されているが、前記クラウンダウン位置にある前記複数のクラウンセグメントに対して支持されていない前記第2のセクションを残すステップを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記クラウン表面が、前記複数のクラウンセグメントが前記クラウンダウン位置にあるとき、クラウンダウン半径で延び、前記方法が、前記複数のクラウンセグメントが前記クラウンダウン位置にあるとき、前記クラウンダウン半径で前記第2の周縁部を支持するステップを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記スリーブ本体が、前記第1の周縁部から前記第2の周縁部まで長手方向に延び、前記スリーブが、前記クラウンセグメントが前記クラウンダウン位置にあるとき、前記複数のクラウンセグメントから係合解除され、前記クラウンセグメントが前記クラウンアップ位置にあるとき、前記スリーブを前記スリーブ本体の前記長手方向に前記複数のクラウンセグメントに保持する、前記第2のセクションに保持要素を更に備える、請求項12〜14のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤ組み立てドラム、具体的にはクラウンドラム、及びタイヤ組み立て方法に関する。
【背景技術】
【0002】
既知のタイヤ組み立てドラムは、中央セクションの一端部から中央セクションの反対側の端部まで軸方向に中央セクション上に完全に延びる中央スリーブを有する中央セクションを備える。中央スリーブの両端部は、中央セクションのそれぞれの端部に固定されている。したがって、中央スリーブは、タイヤ組み立てドラムの動作中に軸方向の張力を繰り返し受け、それにより、中央スリーブの寿命が実質的に短縮される。
【0003】
米国特許出願公開第2014/0048212(A1)号は、タイヤ組み立てドラムを開示しているが、そのタイヤ組み立てドラムは、中央スリーブも、中央セクションの一端部から他端部まで延びるスリーブ又は任意のタイプのゴム部品も、ドラムの中央セクションの中央に配置されたスリーブも有さない。代わりに、既知のタイヤ組み立てドラムは、中央セクションを形成するセグメントの軸方向外端部に配置された第1及び第2の肩部シールを備える。各肩部シールは、中央セクションセグメントに隣接して配置されたシールクランプに固定された第1の端部を有する。肩部シールは各々、自由端部又は拘束されていない端部である第2の端部を更に備える。したがって、肩部シールは、中央スリーブの寿命を実質的に短縮する軸方向の張力を受けない。自由端部は中央セグメントの外面にあり、ドラムが半径方向に拡張すると、中央セグメントに対してスライドする。
【発明の概要】
【0004】
米国特許出願公開第2014/0048212(A1)号に開示されているようなタイヤ組み立てドラムの欠点は、肩部シールの自由端部又は拘束されていない端部が中央セグメントの上をスライドするとき、その端部は、中央セグメント上で支持されるタイヤ構成要素に対してもスライドすることである。これは、該肩部シールでタイヤ構成要素を少なくとも部分的に変形又は変位させ得る。更に、肩部シールの自由端部又は拘束されていない端部が中央セグメント上をスライドするとき、以前に肩部シールで覆われていた中央セグメントの表面を少なくとも部分的に露出させる。米国特許出願公開第2014/0048212(A1)号に示されているように、該表面は、中央セグメントの残りの部分に対して面方向に肩部シールを収容するステップを含む。中央セグメントが半径方向に拡張する場合、タイヤ構成要素は段差のある表面上で直接支持され、それはタイヤ構成要素に痕跡を残すか、又は不均一な表面のために縫合を困難にする可能性がある。
【0005】
本発明の目的は、タイヤ構成要素のクラウンアップを改善することができる、タイヤ組み立てドラム及びタイヤ組み立て方法を提供することである。
【0006】
第1の態様によれば、本発明は、軸方向に延びる中心軸を中心にして回転可能なベースを備えるタイヤ組み立てドラムであって、そのタイヤ組み立てドラムは、クラウンセクションと、軸方向にクラウンセクションに隣接するビードロックセクションとを備え、ビードロックセクションは、タイヤのビードに係合するためのビードロック位置を画定し、クラウンセクションは、中心軸を中心にして周方向に分布し、ベースに対してクラウンダウン位置から、中心軸に垂直な半径方向に少なくともベクトル成分を有するクラウンアップ方向のクラウンアップ位置に移動可能な複数のクラウンセグメントを備え、クラウンセグメントは一緒に、半径方向外向きのクラウン表面と、クラウンセグメントがクラウンダウン位置にあるときに軸方向でビードロックセクションに向く前縁部と、クラウン表面から前縁部までの移行を画定する肩部と、を形成し、タイヤ組み立てドラムは、複数のクラウンセグメントの周りに周方向に延びるスリーブを更に備え、スリーブは、ビードロックセクションとは反対側の肩部の側部で複数のクラウンセグメントに固定された第1の周縁部と、複数のクラウンセグメントがクラウンダウン位置にあるとき、肩部とビードロック位置との間に位置する第2の周縁部と、を備え、少なくとも複数のクラウンセグメントがクラウンダウン位置にあるとき、第2の周縁部は固定されていない、タイヤ組み立てドラムを提供する。
【0007】
固定されていない、自由な又は拘束されていない第2の周縁部は、第1の周縁部がクラウンセグメント上の固定位置に固定されている間、クラウンダウン位置からクラウンアップ位置への少なくとも複数のクラウンセグメントの初期移動に応答して、自由に移動することができる。したがって、スリーブの第1の周縁部は、クラウンアップに関係なく、クラウンセグメントの所定の位置に留まることができる。したがって、タイヤ構成部品への直接接触へのクラウンセグメントの露出は、クラウンアップ中に変化しない。
【0008】
好ましい実施形態では、ビードロックセクションは、ビードロック位置でビードと係合するために半径方向に移動可能な複数のビードロックセグメントを備え、第2の周縁部は、複数のクラウンセグメントがクラウンダウン位置にあるとき、肩部とビードロックセグメントとの間に位置する。第2の周縁部をビードロックセグメントの側部に配置することによって、ビードの係合中に第2の周縁部がビードロックセグメントにロックイン及び/又は保持されるのを防止することができる。
【0009】
更なる実施形態では、スリーブは、第1の周縁部と第2の周縁部との間に延びるスリーブ本体を備え、スリーブ本体は、第1の周縁部を画定し、クラウンダウン位置及びクラウンアップ位置の両方で複数のクラウンセグメント上に支持される第1のセクションを備え、スリーブ本体は、第1のセクションと第2の周縁部との間に延びる第2のセクションを更に備え、第2のセクションは、クラウンダウン位置にある複数のクラウンセグメントに対して支持されておらず、クラウンアップ位置にある肩部によって少なくとも部分的に支持されている。したがって、第2のセクションは、肩部から離間する向きに、すなわち肩にかからない向きに、初期に支持することができる。その位置は、例えば、スリーブが肩部とタイヤ組み立てドラムの他の部分との間の空隙に少なくとも部分的にかかる位置、すなわち、タイヤ構成要素の適用及び/又は縫合のための平坦な若しくは実質的に平坦な表面を提供する位置であることができる。
【0010】
その実施形態では、タイヤ組み立てドラムは、クラウンセクションとビードロックセクションとの間に中間部材を備え、複数のクラウンセグメントがクラウンダウン位置にあるとき、第2の周縁部は、中間部材上に支持される。中間部材は、第2のセクションが肩部から少なくとも部分的に離間する向きで第2のセクションを支持することができ、すなわち、タイヤ構成要素に前述の平坦な又は実質的に平坦な適用表面を提供する。
【0011】
その更なる実施形態では、複数のクラウンセグメントがクラウンダウン位置にあるとき、第2のセクションは、少なくとも部分的に中間部材上に支持される。第2のセクションの一部を支持することによっても、クラウンセグメントと中間部材との間のスリーブのゆるみを防止することができる。
【0012】
その更なる実施形態では、複数のクラウンセグメントがクラウンダウン位置にあるとき、クラウン表面はクラウンダウン半径で延び、中間部材はクラウンダウン半径で第2の周縁部を支持するように構成されている。したがって、第2のセクションは、実質的に水平な及び/又は軸方向の向きで支持することができる。
【0013】
その更なる実施形態では、第2のセクションは、少なくとも前縁部まで肩部上で支持されるように構成される。肩部から前縁部までの部分は、クラウンセグメントのクラウンアップ中のタイヤ構成要素の形状を画定する。したがって、スリーブは、少なくとも肩部がタイヤ構成要素を成形する位置まで延びる。
【0014】
その更なる実施形態では、スリーブ本体は、第1の周縁部から第2の周縁部まで長手方向に延び、スリーブは、クラウンセグメントがクラウンダウン位置にあるとき、複数のクラウンセグメントから係合解除され、クラウンセグメントがクラウンアップ位置にあるとき、スリーブをスリーブ本体の長手方向に複数のクラウンセグメントに保持するように構成された、第2のセクションに保持要素を更に備える。クラウンセクションの直径が大きくなるとスリーブは長手方向に収縮する傾向がある。理想的には、スリーブの長さは一定に保たれる。第2のセクションに、好ましくは第2の周縁部に、又は第2の周縁部の近くに保持要素を設けることによって、第2の周縁部は、少なくともクラウンダウン位置からクラウンアップ位置へのクラウンセグメントの初期の移動中、クラウンセグメントに対して固定されないままであり、それにより、第2のセクションはクラウンセグメントとは独立して支持される。一方、クラウンセグメントがクラウンアップ位置に移動すると、スリーブは、クラウンセグメントに長手方向に保持することができる。したがって、長手方向の、具体的にはクラウンアップ位置に向かう、スリーブの収縮を防ぐことができる。保持要素がクラウンセグメントに係合した場合でも、クラウンセグメントがクラウンダウン位置に戻ると、保持要素はクラウンセグメントから自動的に係合解除され得るため、第2の周縁部は依然として固定されないことに留意されたい。
【0015】
好ましくは、保持要素が突出部であり、複数のクラウンセグメントが各々、複数のクラウンセグメントがクラウンアップ位置にあるとき突出部を受容するための凹部を備える。したがって、保持要素は、単純な形状嵌合により、クラウンダウン位置とクラウンアップ位置との間のクラウンセグメントの移動に応答して、凹部に係合し、係合解除することができる。
【0016】
別の実施形態では、スリーブ本体全体は、第1の周縁部を除いて複数のクラウンセグメントに対して固定されていない。したがって、第1の周縁部を除いて、スリーブ本体全体は、クラウンアップに応答してクラウンセグメントに対して自由に移動することができる。
【0017】
別の実施形態では、第1の周縁部は、クラウン表面で複数のクラウンセグメントに固定される。したがって、クラウン表面で接続を行うことができる。クラウン表面は、段をつけて凹部を作ることができ、その結果、スリーブは、スリーブの外側のクラウンセグメントの残りと同一平面又は実質的に同一平面である。
【0018】
第2の態様によれば、本発明は、前述の実施形態のいずれか1つに記載のタイヤ組み立てドラムを使用したタイヤ組み立て方法を提供し、その方法は、
【0019】
−複数のクラウンセグメントをクラウンダウン位置に移動させて、1つ以上のプライをクラウンセクションでスリーブ上に、ビードをビードロック位置でビードロックセクション上に受容するステップと、
【0020】
−ビードを、ビードロック位置でビードロックセクションと係合するステップと、
【0021】
−複数のクラウンセグメントをクラウンダウン位置からクラウンアップ位置に移動させて、1つ以上のプライを成形するステップと、を含み、
【0022】
第2の周縁部は、複数のクラウンセグメントのクラウンダウン位置からクラウンアップ位置への移動に応答して、複数のクラウンセグメントに対して自由に移動することを可能にする。
【0023】
本方法は、タイヤ組み立てドラムの実際的な実施に関する。したがって、本方法及びその実施形態は、同じ技術的利点を有し、以下では繰り返さない。
【0024】
本方法の好ましい実施形態では、スリーブは、第1の周縁部と第2の周縁部との間に延びるスリーブ本体を備え、スリーブ本体は、第1の周縁部を画定し、クラウンダウン位置及びクラウンアップ位置の両方で複数のクラウンセグメント上に支持される第1のセクションを備え、スリーブ本体は、第1のセクションと第2の周縁部との間に延びる第2のセクションを更に備え、方法は、第2のセクションが、クラウンアップ位置にある肩部によって少なくとも部分的に支持されている間、クラウンダウン位置にある複数のクラウンセグメントに対して支持されていない第2のセクションを残すステップを含む。
【0025】
その実施形態では、クラウン表面は、複数のクラウンセグメントがクラウンダウン位置にあるとき、クラウンダウン半径で延び、その方法は、複数のクラウンセグメントがクラウンダウン位置にあるとき、クラウンダウン半径で第2の周縁部を支持するステップを含む。
【0026】
その方法の更なる実施形態では、スリーブ本体は、第1の周縁部から第2の周縁部まで長手方向に延び、スリーブは、クラウンセグメントがクラウンダウン位置にあるとき、複数のクラウンセグメントから係合解除され、クラウンセグメントがクラウンアップ位置にあるとき、スリーブをスリーブ本体の長手方向に複数のクラウンセグメントに保持する、第2のセクションに保持要素を更に備える。
【0027】
本明細書に記載され示される様々な態様及び特徴は、可能な限り、個別に適用することができる。これらの個々の態様、具体的には添付の従属請求項に記載される態様及び特徴は、分割特許出願の対象とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
本発明は、添付の概略図に示される例示的な実施形態に基づいて説明される。
【
図1】本発明の第1の実施形態に係るタイヤ組み立てドラムを示し、クラウンダウン位置にある複数のクラウンセグメントを有するクラウンセクションと、クラウンセグメント上に支持されたスリーブとを含む。
【
図2】
図1に係るタイヤ組み立てドラムの部分断面図を示す。
【
図3】複数のクラウンセグメントがクラウンアップ位置にある、
図2に係るタイヤ組み立てドラムの部分断面図を示す。
【
図4】本発明の第2の実施形態に係る代替のタイヤ組み立てドラムの部分断面図を示す。
【
図5】複数のクラウンセグメントがクラウンアップ位置にある、
図4に係る代替のタイヤ組み立てドラムの部分断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0029】
図1は、本発明の例示的な第1の実施形態に係るタイヤ組み立てドラム1、具体的にはクラウンドラムを示す。
【0030】
タイヤ組み立てドラム1は、タイヤ組み立てドラム1の中心Zの両側でドラムシャフト2に回転可能に取り付けられた2つのドラムハーフを備える。タイヤ組み立てドラム1は、軸方向Aに延びる中心軸Xを中心にして回転可能である。タイヤ組み立てドラム1は、中心軸Xに垂直な半径方向Rに拡張可能である。
図2及び
図3には、ドラムハーフの1つのみ及び中心軸Xの上のドラムハーフの部分のみが示されている。しかしながら、
図1に示すように、タイヤ組み立てドラム1が中心軸Xを中心にして周方向Cに延びることは明らかであろう。
【0031】
タイヤ組み立てドラム1は、単一ステージタイヤ組み立て、すなわち、1つ以上のタイヤ構成要素9、具体的には1つ以上のプライ90及びビード91が、同じタイヤ組み立てドラム上で、組み立てられ、アセンブルされ及び/又は成形されるタイヤ組み立て方法に使用することができる。
【0032】
この目的のために、
図3に示すように、タイヤ組み立てドラム1は、1つ以上のプライ90を成形するためのクラウンセクション3と、ビードロック位置Bでビード91を1つ以上のプライ90に保持するためのビードロックセクション4とを備える。タイヤ組み立てドラム1は、周方向Cにおけるクラウンセグメント30間の間隔の結果として1つ以上のタイヤ構成要素9上のインプリントを低減するためのスリーブ6を更に備える。この例示的な実施形態では、タイヤ組み立てドラム1は、クラウンセクション3における1つ以上のプライ90の成形部分に対してビード91の周りの1つ以上のプライ90の一部を折り返すための、それ自体既知の折り返しセクション8を更に備える。ビードロック部4は、軸方向Aにおいてクラウン部3の側部に又は隣接して配置されている。折り返し部8は、クラウンセクション3とは反対側のビードロック部4の側部において、軸方向Aに配置されている。
【0033】
図2で最もよく分かるように、タイヤ組み立てドラム1は、クラウンセクション3、ビードロックセクション4及び/又は折り返しセクション8の部分を支持するためにベース10を備える。この例示的な実施形態では、ベース10は、軸方向Aにおいてクラウンセクション3とビードロックセクション4との間に延びる中間部材Mを形成する。ベース10は、以下により詳細に説明する方法でクラウンセクション3の部分を案内するために、中間部材Mに走行面11を更に備える。走行面11はクラウンセクション3に向いている。ベース10は、
図1に示すように、中心軸Xで軸方向Aに延びるドラムシャフト2に同心的に嵌合するように配置される。
【0034】
ビードロックセクション4は、ビード91を係合及び/又は係合解除するために半径方向Rに移動可能な複数のビードロックセグメント40を備える。
【0035】
クラウンセクション3は、中心軸Xの周りの周方向Cに分布する複数のクラウンセグメント30を備える。クラウンセグメント30は、
図2に示すように、クラウンダウン位置から、
図3に示すように、クラウンアップ位置まで、ベース10に対して可動である。クラウンダウン位置とクラウンアップ位置との間のクラウンセグメント30の移動は、半径方向Rの少なくともベクトル成分を伴うクラウンアップ方向Dの移動である。この例示的な実施形態では、クラウンアップ方向Dは、半径方向Rに対して鋭い斜めの角度でオフセットされている。あるいは、クラウンアップ方向Dは、半径方向Rにより近いか、又は平行であってさえもよい。好ましくは、クラウンアップ方向Dの移動は、直線運動である。
【0036】
図2及び
図3に示すように、各クラウンセグメント30は、1つ以上のタイヤ構成要素9を支持するために半径方向Rで外側に向く外面31を備える。好ましくは、外面31は、軸方向Aに平行に又は実質的に平行に延びる。複数のクラウンセグメント30の外面31は、一緒に、周方向Cに延びるクラウン表面Pを形成して、前述の1つ以上のウライ90の成形中にセクション3においてクラウンでカーカス9を間接的に支持する。好ましくは、クラウン表面Pは、円筒形又は直状の円筒形の表面である。クラウン表面Pは、クラウンセグメント30が
図2のクラウンダウン位置にあるとき、クラウンダウン半径R1で延び、クラウンセグメント30が
図3のクラウンアップ位置にあるとき、クラウンダウン半径R1よりも大きなクラウンアップ半径R2で延びる。
【0037】
クラウンセグメント30は共に、クラウンセクション3の前縁部Eを形成する。前縁部Eは、
図2に示すように、クラウンセグメント30がクラウンダウン位置にあるときに、走行面11及び/又はビードロックセクション4に向かって軸方向Aに向かう及び/又は最も前方に突き出るクラウンセグメント30の端部によって形成されるという意味で「前(leading)」である。
【0038】
クラウンセグメント30は一緒に、少なくとも部分的に、クラウン表面Pからクラウンセグメント30の前縁部Eへの移行を画定する肩部Sを形成する。
【0039】
図2及び
図3に示すように、クラウンセグメント30は、クラウンアップ方向Dに平行に延びるスライド表面32を更に備える。ベース10の走行面11は、クラウンセグメント30のスライド面32に向き、同じクラウンアップ方向Dに延びる。走行面11は、上端部12において、クラウンダウン半径R1で終端する。クラウンセグメント30は、クラウンダウン位置からクラウンアップ位置へと中間部材Mの走行面11上をクラウンアップ方向Dにスライドするように構成される。肩部Sは、各クラウンセグメント30の外面31とスライド面32との間に延びる。この実施例では、肩部Sは、外面31とスライド面32との間で丸みを帯びていて、それぞれの面31、32の間で滑らかな移行を形成する。具体的には、丸みを帯びた肩部Sは、軸方向Aに延びる外面31からクラウンアップ方向Dに延びるスライド面32への滑らかな移行を提供する。この例示的な実施形態では、肩部Sは完全に丸みを帯びている。
【0040】
あるいは、肩部Sは、少なくとも部分的に丸みを帯びていてもよく、すなわち、1つ以上の非円形特徴部を有していてもよい。
【0041】
クラウンセグメント30がクラウンダウン位置からクラウンアップ位置に向かって及び/又はクラウンアップ位置にクラウンアップ方向Dに移動すると、肩部Sは直径が拡張する。1つ以上のプライ90は、肩部Sの周りに成形されて1つ以上のプライ90の半径方向側部と1つ以上のプライ90の周方向トレッドとの間に移行部を画定する。肩部Sの丸みは、特にクラウンアップ位置において、成形中にクラウンセグメント30が1つ以上のプライ90を損傷することを防止する。
【0042】
図2に示すように、スリーブ6は、第1の周縁部61、第1の周縁部61と反対側の第2の周縁部62、及び第1の周縁部61と第2の周縁部62との間に長手方向L延びるスリーブ本体60を備える。クラウンセグメント30が
図2のクラウンダウン位置にあるとき、長手方向Lは軸方向Aに平行であるか又は実質的に平行である。しかしながら、クラウンセグメント30が
図3のクラウンアップ位置にあるとき、スリーブ本体60の長手方向Lは、スリーブ本体60の長さに沿って異なる位置に対して異なる。スリーブ本体60は、第1の周縁部61を画定するか又は第1の周縁部61に接続する第1のセクション63と、第1のセクション63と第2の周縁部62との間に第2のセクション64とを備える。第1のセクション63は、
図2のクラウンダウン位置及び
図3のクラウンアップ位置の両方で、クラウンセグメント30のクラウン表面P上に支持される。対照的に、第2のセクション64は、クラウンセグメント30が
図2のクラウンダウン位置にあるとき、クラウンセグメント30に対して支持されていないスリーブ本体60の一部である。しかしながら、第2のセクション64は、クラウンセグメント30が
図3のクラウンアップ位置にあるとき、クラウンセグメント30によって、具体的にはその肩部Sによって少なくとも部分的に支持される。上記クラウンアップ位置では、第2のセクション64は、好ましくは、クラウンセグメント30の前縁部Eまで延びる。
【0043】
少なくとも複数のクラウンセグメント30が
図2のクラウンダウン位置にあるとき、スリーブ6の第1の周縁部61はクラウンセクション3に固定されるが、他の周縁部62は固定されない、拘束されない、又は自由であるように構成される。言い換えると、第1の周縁部61は、クラウンセグメント30のクラウンダウン位置からクラウンアップ位置への移動中、クラウンセグメント30に固定されたままであり、適切な工具を用いてタイヤ組み立てドラムを部分的に分解することによってのみ取り外すことができるが、周縁部62は固定されておらず、クラウンセグメント30を含むタイヤ組み立てドラム1の残りの部分に対して、タイヤ組み立てドラム1に適用されるとき、タイヤ構成要素9によって画定される拘束内で、クラウンセグメントの移動に応答して少なくとも一方向に、自由に移動することができるか又は解放されている。
【0044】
第1の周縁部61は、好ましくは、クラウン表面Pで、又はクラウン表面P内でクラウンセグメント30に固定される。スリーブ6の厚さに対応するクラウンセグメント30に、スリーブ6の外側のクラウンセグメント30の残りの部分に対してスリーブ6を引っ込める段を設けることができる。あるいは、第1の周縁部61は、軸方向Aにおいてビードロック部4とは反対側のクラウンセグメント30の側部の位置で、クラウンセグメント30に固定されていてもよい。
【0045】
この特定の実施例では、第1の周縁部61は、軸方向Aにおいてビードロックセクション4とは反対側又はビードロックセクション4とは反対側を向く肩部Sの側部で複数のクラウンセグメント30に固定される。第2の周縁部62は、肩部Sの反対側、具体的には、肩部Sとビードロック位置Bとの間のエリアに配置される。第2の周縁部62は、好ましくは、ビードロック位置Bを超えて軸方向Aに延びずに、ビード91が係合しているときに、第2の周縁部62若しくはスリーブ本体60の一部がビードロックセクション4にロックイン及び/又は保持されるのを防止する。言い換えると、第2の周縁部62は、好ましくは、ビードロックセクションB又はクラウンセクション3に向く実際のビード91の側部の軸方向Aに配置される必要がある。
【0046】
図2のクラウンダウン位置では、第2の周縁部62は、中間部材M上に、具体的には中間部材Mの上端12上にかかるように構成される。したがって、第2周縁部62は、クラウン面Pと実質的に同じクラウンダウン半径R1で中間部材M上に支持することができる。より具体的には、第2のセクション64の少なくとも一部を中間部材M又はその延長上に支持して、クラウンセグメント30と中間部材Mとの間の空隙における第2のセクション64のゆるみを防止することができる。その結果、第2のセクション64は、実質的に水平な向き及び/又は軸方向Aに平行な向きで支持することができる。上記の向きにおいて、第2のセクション64は、第1のセクション63及び/又はクラウンセグメント30と同一平面又は実質的に同一平面になり、タイヤ組み立てドラム1上にタイヤ構成要素9を適用及び/又は縫合するための実質的に平坦な適用面を提供することができる。
【0047】
好ましくは、
図3のクラウンアップ位置では、クラウンセグメント30がクラウンアップ位置にあるとき、スリーブ6は、クラウンセグメント30によってのみ支持される。言い換えると、クラウンセグメント30がクラウンアップ位置にあるとき、スリーブ6は、ビードロックセクション4及び/又は中間部材Mから離間している。
【0048】
前述のタイヤ組み立てドラム1を使用したタイヤ組み立ての方法を、
図1、
図2及び
図3を参照して以下に説明する。
【0049】
その方法は、
−複数のクラウンセグメント30をクラウンダウン位置に移動させて、1つ以上のプライ90をクラウンセクション3でスリーブ6上に、ビード91をビードロック位置Bでビードロックセクション4上に受容するステップと、
−ビード91を、ビードロック位置Bでビードロックセクション4と係合するステップと、
−複数のクラウンセグメント30をクラウンダウン位置からクラウンアップ位置に移動させて、1つ以上のプライ90を成形するステップと、を含む。
【0050】
該ステップ中、第2の周縁部62は、複数のクラウンセグメント30のクラウンダウン位置からクラウンアップ位置への移動に応答して、複数のクラウンセグメント30に対して自由に移動することを可能にする。スリーブ本体60のセクション63、64は、クラウンダウン位置又はクラウンアップ位置に応じて、前述の方法で支持される。
【0051】
上記の説明は、好ましい実施形態の動作を例示するために含まれており、本発明の範囲を限定することを意味するものではないことを理解されたい。上記の議論から、当業者には、本発明の範囲によって更に包含されるであろう多くの変形が明らかであろう。
【0052】
例えば、
図4及び
図5は、本発明の例示的な第2の実施形態に係る代替のタイヤ組み立てドラム101を示しており、それは、その代替のタイヤ組み立てドラム101が別のスリーブ106及び複数の別のクラウンセグメント130を特徴とする点で、
図1〜
図3に係るタイヤ組み立てドラム1とは異なる。代替のスリーブ106は、スリーブ本体60の第2のセクション64に保持要素165を備えている。保持要素165は、好ましくは、第2の周縁部62に又はその近くに配置される。保持要素165は、代替のスリーブ106の半径方向内側の中心軸Xを中心にして周方向Cに延びる連続的な環状要素であってもよい。この例示的な実施形態では、保持要素165は、突出部として成形される。該突出部は、スリーブ本体60から肩部Sに向かって長手方向Lに対して横方向又は垂直方向に突出する。
【0053】
保持要素165は、
図4に示すように、クラウンセグメント130がクラウンダウン位置にあるときに、代替のクラウンセグメント130から離間及び/又は係合解除されるように構成される。言い換えると、保持要素165は、第2のセクション64及び/又は第2の周縁部62と同様に、固定されておらず、自由であり、拘束されていないか又は解放されている。
【0054】
しかし、
図5に示すように、代替のクラウンセグメント130がクラウンダウン位置からクラウンアップ位置に移動すると、保持要素165は、代替のスリーブ106を、スリーブ本体60の長手方向Lにおいて複数の代替のクラウンセグメント130に係合し及び保持するように構成される。
【0055】
図4で最もよくわかるように、複数の代替のクラウンセグメント130は各々、複数の代替のクラウンセグメント130がクラウンアップ位置にあるときに保持要素165を受容するための凹部135を備える。したがって、保持要素165は、簡単な形状嵌合により、クラウンダウン位置とクラウンアップ位置との間の代替のクラウンセグメント130の移動に応答して、凹部135と係合し係合解除することができる。保持要素165が代替のクラウンセグメント130と係合するときでさえ、代替のクラウンセグメント130がクラウンダウン位置に戻ると、保持要素165は代替のクラウンセグメント130から自動的に係合解除されるので、第2の周縁部62は依然固定されていないと見なすことができることに留意されたい。
【0056】
要約すると、本発明は、タイヤ組み立てドラム及びタイヤ組み立て方法に関し、タイヤ組み立てドラムは、クラウンセクション及びビードロックセクションを備え、ビードロックセクションはビードロック位置を画定し、クラウンセクションは、ベースに対してクラウンダウン位置からクラウンアップ位置にクラウンアップ方向に移動可能なクラウンセグメントを備え、クラウンセグメントは一緒にクラウン表面、前縁部及び肩部を形成し、タイヤ組み立てドラムは、クラウンセグメントの周りに周方向に延びるスリーブを更に備え、スリーブは、ビードロックセクションとは反対側の肩部の側部でクラウンセグメントに固定される第1の周縁部と肩部とビードロック位置との間に位置する第2の周縁部と、を備え、第2の周縁部は、少なくともクラウンセグメントがクラウンダウン位置にあるとき、固定されない。
【符号の説明】
【0057】
1 タイヤ組み立てドラム
10 ベース
11 走行面
12 上端部
2 ドラムシャフト
3 クラウンセクション
30 クラウンセグメント
31 外面
32 スライド面
4 ビードロックセクション
40 ビードロックセグメント
6 スリーブ
60 スリーブ本体
61 第1の周縁部
62 第2の周縁部
63 第1のセクション
64 第2のセクション
8 折り返しセクション
9 1つ以上のタイヤ構成要素
90 1つ以上のプライ
91 ビード
101 代替のタイヤ組み立てドラム
130 代替のクラウンセグメント
135 凹部
106 代替のスリーブ
165 保持要素
A 軸方向
B ビードロック位置
C 周方向
D クラウンアップ方向
E 前縁部
L 長手方向
M 中間部材
PO クラウン表面
R 半径方向
R1 クラウンダウン半径
R2 クラウンアップ半径
S 肩部
X 中心軸
V タイヤ組み立てドラムの中心