(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記請求部は、前記支払期限を設定し、前記代金を請求してから、設定した前記支払期限までに前記支払ユーザに対応する前記一部の代金の決済が行われなかった場合に、前記申請ユーザ端末に当該一部の代金を請求する、
請求項2に記載の決済処理装置。
前記請求部は、前記商品の代金の額、前記支払ユーザに請求される前記一部の代金の額、及び前記支払ユーザの人数の少なくともいずれかに基づいて前記支払期限を設定する、
請求項3又は4に記載の決済処理装置。
前記決済部は、前記受付部が前記第1支払方法の指定を受け付けることにより前記請求部が前記一部の代金を前記支払ユーザに請求すると、前記商品を販売する店舗に前記商品の代金を支払い、前記商品の代金を前記店舗に支払った後に、前記支払ユーザ端末から前記一部の代金を支払う支払処理を受け付けることにより当該支払ユーザ端末の支払ユーザに対応する前記一部の代金の決済を行う、
請求項1から6のいずれか1項に記載の決済処理装置。
前記コンピュータが実行する、前記一部の代金の決済を行っていない前記支払ユーザを示す情報を前記申請ユーザ端末に表示させるための情報を前記申請ユーザ端末に送信するステップをさらに有する、
請求項9から11のいずれか1項に記載の決済処理方法。
前記決済を行うステップにおいて、前記コンピュータは、前記第1支払方法の指定が受け付けられることにより前記一部の代金が前記支払ユーザに請求されると、前記商品を販売する店舗に前記商品の代金を支払い、前記商品の代金を前記店舗に支払った後に、前記支払ユーザ端末から前記一部の代金を支払う支払処理を受け付けることにより当該支払ユーザ端末の支払ユーザに対応する前記一部の代金の決済を行う、
請求項9から12のいずれか1項に記載の決済処理方法。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[決済処理装置1の概要]
図1は、本実施形態に係る決済処理装置1の概要を説明する図である。決済処理装置1は、店舗における商品を複数人で購入することを支援するための装置である。決済処理装置1は、例えばサーバ等のコンピュータであり、基地局や無線LANを介して店舗サーバ2と、申請ユーザ端末3と、支払ユーザ端末4とに通信可能に接続されている。申請ユーザ端末3及び支払ユーザ端末4は、タブレット端末、スマートフォン等のコンピュータである。
【0011】
申請ユーザ端末3は、商品に対する代金の支払を申請する申請ユーザが使用する端末である。支払ユーザ端末4は、商品に対する一部の代金を支払う支払ユーザが使用する端末である。決済処理装置1は、申請ユーザ端末3を介して、店舗サーバ2が販売する商品に対する代金の支払を申請する申請ユーザから、商品に対する代金の支払方法の指定を受け付ける。
【0012】
商品に対する代金の支払方法には、複数のユーザにより商品の代金を支払う支払方法である第1支払方法が含まれている。決済処理装置1は、申請ユーザによる商品の代金の支払が可能である場合、第1支払方法の指定を可能とする。決済処理装置1は、第1支払方法の指定を受け付けると、申請ユーザ端末3から、商品に対する代金を支払う複数の支払ユーザそれぞれを識別するユーザ識別情報を受け付ける。なお、支払ユーザの中には、申請ユーザが含まれていてもよく、この場合には、申請ユーザ端末3は、支払ユーザ端末4としても機能する。
【0013】
決済処理装置1は、複数の支払ユーザそれぞれのユーザ識別情報を受け付けると、複数の支払ユーザのそれぞれが支払う一部の代金の合計が商品に対する代金となるように当該一部の代金を設定し、支払ユーザ端末4に、支払ユーザが支払う一部の代金を請求する。決済処理装置1は、支払ユーザ端末4から一部の代金を支払う支払処理を受け付けることにより、当該支払ユーザ端末4を使用する支払ユーザに対応する一部の代金の決済を行う。
【0014】
決済処理装置1は、所定の条件で支払ユーザに対応する一部の代金の決済が行われなかった場合に、申請ユーザ端末3に、当該支払ユーザに対応する一部の代金を請求する。このように、決済処理装置1は、商品の代金を支払可能な申請ユーザに未回収の商品の一部の代金を請求して決済することにより、商品の代金の支払を完了させ、商品が購入できなくなることを抑制することができる。
続いて、決済処理装置1の構成について説明する。
【0015】
[決済処理装置1の構成例]
図2は、本実施形態に係る決済処理装置1の構成を示す図である。決済処理装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを備える。制御部13は、取得部131と、判定部132と、受付部133と、請求部134と、決済部135と、送信部136とを有する。
【0016】
通信部11は、携帯電話回線やインターネット回線等の通信ネットワークに接続するためのインタフェースである。
記憶部12は、例えば、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等である。記憶部12は、決済処理装置1を機能させるための各種プログラムを記憶する。例えば、記憶部12は、決済処理装置1の制御部13を、取得部131、判定部132、受付部133、請求部134、決済部135、及び送信部136として機能させるプログラムを記憶する。
【0017】
制御部13は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部13は、記憶部12に記憶されている各種プログラムを実行することにより、決済処理装置1に係る機能を制御する。制御部13は、記憶部12に記憶されているプログラムを実行することにより、取得部131、判定部132、受付部133、請求部134、決済部135、及び送信部136として機能する。
【0018】
取得部131は、商品に対する代金の支払を申請する申請ユーザが使用する申請ユーザ端末3から商品の代金を示す情報を含む商品の購入要求を取得する。例えば、申請ユーザ端末3には、複数の支払方法のいずれかで商品を購入可能な商品購入アプリケーションプログラムが予めインストールされている。申請ユーザ端末3は、商品購入アプリケーションプログラムが実行されると、店舗のリストを表示し、申請ユーザから店舗の選択を受け付ける。申請ユーザ端末3は、選択された店舗に対応する店舗サーバ2にアクセスし、当該店舗において販売されている商品のリストを表示する。
【0019】
申請ユーザ端末3は、商品のリストにおいて商品が選択され、申請ユーザにより当該商品の購入操作が行われたことに応じて、決済処理装置1に商品の購入要求を送信する。商品の購入要求には、商品の代金を示す購入金額情報と、申請ユーザを識別する申請ユーザIDが含まれている。取得部131は、申請ユーザ端末3から商品の購入要求を取得する。
【0020】
判定部132は、取得部131が商品の購入要求を取得すると、申請ユーザの支払可能額を示す信用情報を参照し、申請ユーザによる商品の代金の支払が可能か否かを判定する。すなわち、判定部132は、申請ユーザによる商品の代金支払いに関してオーソリを取得する。例えば、外部サーバ(不図示)では、申請ユーザID又は申請ユーザIDに対応する申請ユーザを識別するための情報と、申請ユーザの支払可能額とを関連付けた信用情報が記憶されている。
【0021】
信用情報は、クレジットカードの決済可能枠、及び銀行又は電子マネーの口座の残高である。信用情報がクレジットカードの決済可能枠である場合、申請ユーザIDに対応する申請ユーザを識別するための情報は、申請ユーザが所有するクレジットカードのクレジットカード番号である。また、信用情報が銀行又は電子マネーの口座の残高である場合、申請ユーザIDに対応する申請ユーザを識別するための情報は、申請ユーザに対応する銀行又は電子マネーの口座番号である。
【0022】
判定部132は、申請ユーザによる商品の代金の支払いが可能か否かを判定する前に、信用情報を参照する許可を申請ユーザから受け付ける。判定部132は、信用情報を参照する許可を申請ユーザから受け付けると、外部サーバに記憶されている信用情報を参照し、商品の購入要求に含まれている申請ユーザIDに関連付けられている申請ユーザの支払可能額を特定する。なお、信用情報は、外部サーバに記憶されていることとしたが、これに限らず記憶部12に記憶されていてもよい。
【0023】
判定部132は、特定した申請ユーザの支払可能額が、商品の購入要求に含まれている購入金額情報が示す商品の代金以上である場合、申請ユーザによる商品の代金の支払が可能と判定する。判定部132は、特定した申請ユーザの支払可能額が、商品の購入要求に含まれている購入金額情報が示す商品の代金未満である場合、申請ユーザによる商品の代金の支払が不可能と判定する。
【0024】
受付部133は、商品の購入要求を受け付けると、複数の支払方法のうち、いずれかの支払方法の選択を受け付ける支払方法選択画面を申請ユーザ端末3に表示させる。受付部133は、申請ユーザによる商品の代金の支払が可能と判定部132が判定すると、商品の代金の支払方法として、第1支払方法と、第2支払方法とを指定可能とする。また、申請ユーザによる商品の金額の支払が不可能と判定部132が判定すると、第2支払方法を指定可能とし、第1支払方法については指定できないようにする。
【0025】
第1支払方法は、商品の代金を複数の支払ユーザにより支払う支払方法であり、所定の条件で複数のユーザのいずれかが商品の一部の代金を支払わなかった場合に、一部の代金を支払わなかった支払ユーザの代わりに申請ユーザが当該一部の代金を支払う支払方法である。第2支払方法は、商品の代金を複数の支払ユーザにより支払う支払方法であり、所定の条件で複数のユーザのいずれかが商品の一部の代金を支払わなかった場合に、商品の購入をキャンセルする支払方法である。
【0026】
なお、複数の支払方法には、申請ユーザが単独でクレジットカードを利用して商品に対する代金を支払う支払方法、コンビニエンスストアを利用して商品に対する代金を支払方法も含まれている。また、第1支払方法又は第2支払方法により商品に対する代金を支払う場合、複数の支払ユーザそれぞれが支払う金額は、商品の代金を支払ユーザの人数で割った金額となる。
【0027】
申請ユーザ端末3は、支払方法の指定を受け付けると、代金の支払対象となる商品を示す情報と、指定された支払方法を示す情報とを含む支払方法指定情報を決済処理装置1に送信する。代金の支払対象となる商品を示す情報には、例えば、商品を識別する商品識別情報である商品IDと、商品の金額と、商品を販売する店舗を識別する店舗識別情報である店舗IDとが含まれている。
【0028】
受付部133は、申請ユーザ端末3から、支払方法指定情報を受信することにより、支払方法の指定を受け付ける。受付部133は、商品の代金の支払方法として、第1支払方法又は第2支払方法の指定を受け付けると、商品の代金を支払う複数の支払ユーザそれぞれを識別するユーザ識別情報を受け付ける。
【0029】
例えば、受付部133は、商品の代金の支払方法として、第1支払方法又は第2支払方法の指定を受け付けると、申請ユーザ端末3に、支払ユーザを識別するためのユーザ識別情報を受け付けるための支払ユーザ選択画面を表示させ、複数の支払ユーザそれぞれのユーザ識別情報を受け付ける。申請ユーザ端末3は、支払ユーザ選択画面で、ユーザ識別情報の他に、支払ユーザの名前を受け付ける。ユーザ識別情報は、例えば、支払ユーザが使用する支払ユーザ端末4の電話番号である。なお、ユーザ識別情報は、支払ユーザ端末4の電話番号に限らず、支払ユーザのメールアドレス、又はSNSのアカウント名であってもよい。
【0030】
ここで、受付部133は、申請ユーザに対応するユーザ識別情報を受け付けることなく、申請ユーザを支払ユーザとして受け付けるようにしてもよい。また、受付部133は、ユーザ選択画面を介して、申請ユーザから、申請ユーザを支払ユーザに含めないようにする指示を受け付けてもよい。
【0031】
請求部134は、受付部133が支払方法として第1支払方法又は第2支払方法の指定を受け付け、複数の支払ユーザのユーザ識別情報及び支払ユーザの名前を受け付けると、複数の支払ユーザのそれぞれが支払う一部の代金の合計が商品に対する代金となるように一部の代金を設定する。例えば、請求部134は、商品に対応する代金を、支払ユーザの人数で除算することにより、商品に対応する代金を均等割した一部の代金を設定する。なお、請求部134は、複数の支払ユーザが支払う一部の代金の設定を行った後、複数の支払ユーザのそれぞれが支払う一部の代金の合計が商品に対する代金となることを条件として、複数の支払ユーザそれぞれが支払う一部の代金の変更を申請ユーザから受け付けてもよい。また、請求部134は、一部の代金を請求する前に、支払ユーザの支払額を支払ユーザに通知し、支払ユーザから変更要求を受け付けるようにしてもよい。
【0032】
請求部134は、複数の支払ユーザそれぞれが使用する支払ユーザ端末4に、支払ユーザが支払う一部の代金を請求する。例えば、請求部134は、SMS(Short Message Service)を用いて、ユーザ識別情報としての支払ユーザ端末4の電話番号に対して、支払ユーザが支払う一部の代金を請求するための請求ページのURLを含むメッセージを送信する。請求ページは、決済処理装置1が生成して提供するものであり、請求ページのURLは、決済処理装置1のアドレスを示している。請求部134は、複数の支払ユーザ端末4のそれぞれに、一部の代金を請求する前に、複数の支払ユーザのそれぞれから一部の代金の請求の承認を受け付けるようにしてもよい。そして、請求部134は、複数の支払ユーザ端末4のそれぞれから請求の承認を受け付けたことを条件として、複数の支払ユーザ端末4のそれぞれに一部の代金を請求してもよい。
【0033】
また、請求部134は、決済部135が一部の代金の決済を受け付ける支払期限を設定する。請求部134は、商品の代金の額、支払ユーザに請求される一部の代金の額、及び支払ユーザの人数の少なくともいずれかに基づいて支払期限を設定する。請求部134は、商品の代金の額が大きければ大きいほど支払期限を遅く設定したり、支払ユーザの人数が多ければ多いほど支払期限を遅く設定したりしてもよい。例えば、商品の代金、支払ユーザに請求される一部の代金の額、支払ユーザの人数の範囲に対し、請求を開始してから支払期限までの時間を関連付けて記憶させておき、請求部134が、商品の代金の額、支払ユーザに請求される一部の代金の額、及び支払ユーザの人数の少なくともいずれかに対応する支払期限までの時間を特定してもよい。そして、請求部134は、現在の時刻(請求する時刻)に、特定した支払期限までの時間を加算した時刻を支払期限として設定してもよい。
【0034】
なお、請求部134は、商品の代金の額、支払ユーザに請求される一部の代金の額、及び支払ユーザの人数の少なくともいずれかに基づいて支払期限を設定したが、これに限らない。例えば、受付部133が、申請ユーザ端末3から支払期限を示す情報を受け付け、請求部134が、決済部135が一部の代金の決済を受け付ける支払期限として、受付部133が受け付けた支払期限を設定してもよい。また、受付部133が、店舗の関係者から予め商品の代金を複数の支払ユーザが支払う場合の支払期限を商品ごとに受け付けておき、請求部134が、決済部135が一部の代金の決済を受け付ける支払期限として、受付部133が受け付けた支払期限を設定してもよい。このようにすることで、決済処理装置1は、商品の代金、支払ユーザの人数、店舗側の都合等に応じて支払期限を設定することができる。
【0035】
請求部134は、複数の支払ユーザによる支払状況を管理するために、代金の支払対象となる商品を示す情報と、支払期限と、申請ユーザIDと、支払ユーザの名前と、複数の支払ユーザそれぞれのユーザ識別情報と、支払ユーザが一部の代金を支払った日時とを関連付けた支払管理情報を記憶部12に記憶させる。
【0036】
図3は、支払管理情報の一例を示す図である。
図3に示すように、支払管理情報は、代金の支払対象となる商品を示す情報である店舗ID、商品ID及び商品の金額と、支払期限と、申請ユーザIDと、支払ユーザそれぞれのユーザ識別情報である支払ユーザの電話番号と、支払ユーザの名前と、支払フラグと、支払日時とを関連付けた情報であることが確認できる。
【0037】
支払フラグは、支払ユーザが一部の代金を支払ったか否かを特定するための情報である。支払ユーザが一部の代金を支払っていない場合、支払フラグには「0」が格納され、支払ユーザが一部の代金を支払った場合、支払フラグには「1」が格納される。また、一部の代金の請求がキャンセルされた場合には、支払フラグには「2」が格納される。なお、支払管理情報が記憶部12に記憶された時点では、支払ユーザによる支払が行われていないことから、支払日時は空白となる。支払日時は、決済部135により一部の代金の決済が行われたことに応じて入力される。
【0038】
決済部135は、支払ユーザ端末4から一部の代金を支払う支払処理を受け付けることにより、当該支払ユーザ端末4を使用する支払ユーザに対応する一部の代金の決済を行う。例えば、請求部134が商品の一部の代金を支払ユーザ端末4に請求した後に、支払ユーザ端末4において一部の代金の請求ページのURLが選択されると、決済部135は、支払ユーザが代金を支払うための請求ページを生成し、当該請求ページを支払ユーザ端末4に送信する。
【0039】
図4は、支払ユーザ端末4に表示される請求ページの一例を示す図である。
図4に示すように、請求ページには、支払ユーザが支払う商品の一部の代金と、支払期限と、支払ユーザが選択可能な支払手段と、「支払う」と示された決済ボタンとが表示されていることが確認できる。
図4に示す請求ページにおいて、支払手段が選択された状態で決済ボタンが押下されると、支払ユーザ端末4は、選択された支払手段を示す情報と、代金の支払対象となる商品を示す情報と、支払ユーザのユーザ識別情報とを含む支払手段指定情報を決済処理装置1に送信する。
【0040】
決済部135は、支払手段指定情報を支払ユーザ端末4から受信することにより、支払ユーザに対応する支払処理を受け付ける。決済部135は、支払処理を受け付けると、当該支払ユーザに対応する一部の代金の決済を行う。
【0041】
決済部135は、一部の代金の決済が完了すると、請求ページに、決済が完了したことを示す情報を表示させる。また、決済部135は、記憶部12に記憶されている支払管理情報を参照し、受信した代金の支払対象となる商品を示す情報と、ユーザ識別情報とに関連付けられている支払フラグを「0」から「1」に更新するとともに、支払日時を、現在の日時に更新する。また、決済部135は、複数の支払ユーザに対応する決済が行われ、全ての支払ユーザの支払フラグが「1」になると、商品に対する代金の支払いが完了したと判定する。
【0042】
決済部135は、商品に対する代金の支払いが完了したと判定すると、店舗に対して商品に対する代金を支払う。例えば、決済部135は、記憶部12に記憶されている支払管理情報に含まれている店舗IDと、商品の金額とに基づいて、店舗IDに対応する店舗に、商品の金額を支払う支払処理を実行する。
【0043】
なお、決済部135は、受付部133が第1支払方法の指定を受け付けることにより請求部134が商品の一部の代金を複数の支払ユーザに請求すると、商品を販売する店舗に商品の代金を支払うようにしてもよい。そして、決済部135は、商品の代金を店舗に支払った後に、複数の支払ユーザ端末4のそれぞれから商品の一部の代金を支払う支払処理を受け付けることにより、当該支払ユーザ端末4の支払ユーザに対応する一部の代金の決済を行うようにしてもよい。このようにすることで、店舗側は、全ての支払ユーザ端末4の支払ユーザが商品の一部の代金を支払うことにより商品の代金の支払が完了する前に、商品の代金を受領することができる。
【0044】
ここで、所定の条件で支払ユーザに対応する一部の代金の決済が行われないことがある。所定の条件は、例えば、請求部134が設定した支払期限までに商品の一部の代金の決済を行うことである。請求部134は、受付部133が第1支払方法の指定を受け付けた場合において、所定の条件で支払ユーザに対応する商品の一部の代金の決済が行われなかったとき、当該商品の購入要求を行った申請ユーザが使用する申請ユーザ端末3に、当該一部の代金を請求する。
【0045】
請求部134は、設定した支払期限までに商品の一部の代金の決済が行われなかった支払ユーザが存在する場合、当該支払ユーザに請求した一部の代金の請求をキャンセルし、申請ユーザ端末3に、当該一部の代金を請求する。請求部134は、支払管理情報を参照し、設定した支払期限までに商品の一部の代金の決済が行われなかった支払ユーザに対応する支払フラグに「2」を格納する。そして、請求部134は、申請ユーザ端末3の電話番号と、申請ユーザの名前と、申請ユーザが新たに支払う金額とを関連付けて支払管理情報に記憶させる。
【0046】
その後、決済部135は、申請ユーザ端末3において当該一部の代金に対応する請求ページが表示され、当該請求ページを介して支払手段指定情報を受信すると、申請ユーザに新たに請求された一部の代金の決済を行う。これにより、商品に対する代金の支払いが完了する。
【0047】
なお、請求部134は、受付部133が第1支払方法の指定を受け付けた場合において、所定の条件で支払ユーザに対応する商品の一部の代金の決済が行われなかったとき、申請ユーザ端末3に当該一部の代金を請求したが、これに限らない。例えば、決済部135が、当該一部の代金の支払者を申請ユーザに変更し、当該一部の代金の決済を自動的に行うようにしてもよい。この場合、受付部133は、例えば、第1支払方法の指定の受付時に、申請ユーザから一部の代金の支払手段を受け付けておく。あるいは、受付部133は、取得部131が申請ユーザから商品の購入要求を取得し、申請ユーザの支払可能額を示す信用情報を参照する前に、申請ユーザから代金の支払手段を受け付けてもよい。判定部132は、当該支払い手段に基づき、申請ユーザによる商品代金の支払いが可能か否かを判定してもよい。そして、決済部135は、所定の条件で支払ユーザに対応する商品の一部の代金の決済が行われなかった場合に、申請ユーザから受け付けた支払手段に基づいて、当該一部の代金の決済を自動的に行う。
【0048】
また、決済部135は、請求部134が第2支払方法に対応して商品の代金の請求を行った場合に、所定の条件で支払ユーザに対応する商品の一部の代金の決済が行われなかったとき、既に行われた一部の代金の決済をキャンセルするとともに、当該商品の購入をキャンセルする。このようにすることで、支払ユーザの未払いにより、店舗側が、未払分の一部の代金が回収できなくなり、店舗側に損失が発生することを回避することができる。また、申請ユーザも、未払分の一部の代金を支払う義務が生じないため、申請ユーザの負担を軽減することができる。
【0049】
送信部136は、一部の代金の決済を行っていない支払ユーザを示す情報を申請ユーザ端末3に表示させるための情報を申請ユーザ端末3に送信する。例えば、申請ユーザ端末3は、商品購入アプリケーションプログラムが実行されている場合に、複数の支払ユーザそれぞれの支払状況を示す支払状況画面の表示操作を受け付ける。申請ユーザ端末3は、当該表示操作が行われたことに応じて、申請ユーザのユーザIDを含む、複数の支払ユーザそれぞれの支払状況を示す情報を取得する支払状況確認要求を決済処理装置1に送信する。
【0050】
送信部136は、支払状況確認要求を取得すると、支払状況確認要求に含まれる申請ユーザのユーザIDに関連付けられている複数の支払ユーザの名前、支払フラグ及び支払日時を特定する。送信部136は、特定した複数の支払ユーザの名前のそれぞれに、支払フラグが示す支払状況及び支払日時を関連付けて表示する支払状況画面を生成し、申請ユーザ端末3に表示する。
【0051】
図5は、申請ユーザ端末3に表示される支払状況画面の一例を示す図である。
図5に示す例では、支払状況画面には、複数の支払ユーザの名前と、支払ユーザの支払状況とが関連付けて表示されていることが確認できる。このようにすることで、申請ユーザは、複数の支払ユーザのうち、一部の代金の決済を行っていない支払ユーザを確認することができる。
【0052】
また、支払状況画面には、支払状況が未払の支払ユーザに関連して「メッセージ送信」と示されるメッセージ送信ボタンが設けられている。申請ユーザ端末3は、メッセージ送信ボタンが選択されたことに応じて、申請ユーザのユーザIDと、メッセージを送信する対象の支払ユーザの識別情報とを含むメッセージの送信要求を決済処理装置1に送信する。送信部136は、メッセージの送信要求を取得すると、メッセージの入力画面を申請ユーザ端末3に送信し、当該入力画面を申請ユーザ端末3に表示させる。申請ユーザ端末3は、入力画面に催促する旨のメッセージ等が入力された後、申請ユーザからメッセージの送信操作を受け付けると、メッセージを決済処理装置1に送信する。送信部136は、メッセージを受信すると、申請ユーザを送信元とし、メッセージの送信要求に含まれている支払ユーザの識別情報を宛先として、当該メッセージを送信する。このようにすることで、申請ユーザは、支払状況が未払の支払ユーザに支払を催促する旨のメッセージを送信することができる。
【0053】
なお、支払状況画面は、申請ユーザ端末3に表示されることとしたが、これに限らず、支払ユーザ端末4に表示されてもよい。そして、送信部136は、支払状況画面を介して、支払ユーザから他の支払ユーザ宛のメッセージを送信できるようにしてもよい。また、送信部136は、支払期限を経過した時点、又は支払期限よりも一定時間前(例えば1日前)に、申請ユーザから操作を受け付けることなく、支払状況が未払の支払ユーザに対して支払を催促する旨のメッセージを自動的に送信してもよい。
【0054】
[動作シーケンス]
図6は、本実施形態に係る決済処理装置1、申請ユーザ端末3、支払ユーザ端末4における第1支払方法指定時の処理の流れを示すシーケンス図である。
図7は、
図6に続くシーケンス図である。
図6では、支払方法として第1支払方法が指定された時点からの処理の流れを説明する。また、本シーケンス図の説明では、2つの支払ユーザ端末4と、申請ユーザ端末3のユーザが支払ユーザとなり、商品の代金を支払うものとして説明する。
【0055】
まず、決済処理装置1の受付部133は、申請ユーザ端末3から、第1支払方法が指定されたことを示す支払方法指定情報を受信する(S1)。受付部133は、支払ユーザ選択画面を申請ユーザ端末3に送信し、支払ユーザ選択画面を申請ユーザ端末3に表示させる(S2)。受付部133は、支払ユーザ選択画面を介して、ユーザ識別情報として複数の支払ユーザの電話番号を受け付ける(S3)。
【0056】
請求部134は、受付部133が複数の支払ユーザの電話番号を受け付けると、商品に対応する代金を、支払ユーザの人数で除算することにより、複数の支払ユーザのそれぞれが支払う一部の代金を設定する(S4)。請求部134は、SMSを用いて、複数の支払ユーザ端末4のそれぞれの電話番号に対して、支払ユーザが支払う一部の代金を請求する(S5〜S7)。
【0057】
図7に説明を移す。決済部135は、請求部134が支払ユーザが支払う一部の代金を請求した後、申請ユーザ端末3を含む複数の支払ユーザ端末4から、支払手段指定情報を受信すると、当該支払ユーザ端末4を使用する支払ユーザに対応する決済処理を行う。ここでは、申請ユーザ端末3と、1つの支払ユーザ端末4とから支払手段指定情報を受信し、決済処理が行われるものとする(S8〜S11)。
【0058】
その後、請求部134は、一部の代金の支払期限内に全ての支払ユーザに対応する商品の一部の代金の決済が行われたか否かを判定する(S12)。請求部134は、全ての支払ユーザに対応する商品の一部の代金の決済が行われなかったと判定すると、申請ユーザ端末3に、決済が行われていない一部の代金を請求する(S13)。
その後、決済部135は、申請ユーザ端末3から支払手段指定情報を受信すると、当該申請ユーザ端末3を使用する支払ユーザに対応する決済処理を行う(S14、S15)。
【0059】
[変形例]
上述の実施形態では、判定部132は、申請ユーザによる商品の代金の支払いが可能か否かを判定する前に、信用情報を参照する許可を申請ユーザから受け付けることとしたが、これに限らない。例えば、受付部133が、商品の購入要求を受け付ける前に申請ユーザに対応する信用情報を参照する許可を受け付けておいてもよい。受付部133による信用情報の許可の受付は、1回のみ行われるものであってもよい。判定部132は、受付部133が申請ユーザから信用情報を参照する許可を受け付けていることを条件として、信用情報を参照し、申請ユーザが商品の金額の支払が可能か否かを判定するようにしてもよい。このようにすることで、決済処理装置1は、信用情報の参照時に申請ユーザから信用情報の参照許可を毎回受け付けなくてもよいので、申請ユーザの負担を軽減することができる。
【0060】
また、請求部134は、支払ユーザが商品の一部の代金を支払わなかった場合に、当該支払ユーザのユーザ識別情報を、代金を支払わなかったユーザを管理する未払ユーザのユーザ識別情報として記憶部12に記憶させるようにしてもよい。そして、受付部133は、申請ユーザ端末3から、第1支払方法又は第2支払方法の指定を受け付けた場合に申請ユーザから受け付けた支払ユーザのユーザ識別情報の少なくともいずれかが、未払ユーザのユーザ識別情報として記憶部12に記憶されている場合、指定された支払方法である第1支払方法又は第2支払方法による代金の支払いを中止してもよい。このようにすることで、決済処理装置1は、支払ユーザによる代金の支払が行われない可能性が高い場合に、第1支払方法及び/又は第2支払方法による代金の支払が行われないようにし、申請ユーザが未払ユーザの代金を支払うことを防止することができる。
【0061】
この場合において、受付部133は、第1支払方法及び/又は第2支払方法による代金の支払いを受け付けないようにする代わりに、申請ユーザから受け付けた支払ユーザのうち、未払ユーザに対応する支払ユーザを示す情報を申請ユーザ端末3に表示させ、申請ユーザから、第1支払方法又は第2支払方法による代金の支払いをこのまま行うかの許可を受け付けるようにしてもよい。そして、請求部134は、第1支払方法又は第2支払方法による代金の支払いの許可を受け付けたことに応じて、支払ユーザに一部の代金を請求するようにしてもよい。
【0062】
また、上述の実施形態では、請求部134が設定した支払期限までに商品の一部の代金の決済を行うことを所定の条件とした。そして、請求部134が、受付部133が第1支払方法の指定を受け付けた場合において、所定の条件で商品の一部の代金の決済が行われなかったとき、当該商品の購入要求を行った申請ユーザが使用する申請ユーザ端末3に、当該一部の代金を請求したが、これに限らない。所定の条件は、申請ユーザが支払状況画面を介して支払状況が未払の支払ユーザにメッセージを送信してから予め定められた期間を経過する前に当該支払ユーザが商品の一部の代金の決済を行うことであってもよい。また所定の条件は、決済処理装置1が支払状況が未払の支払ユーザに支払いを催促するメッセージを送信してから予め定められた期間を経過する前に当該支払ユーザが商品の一部の代金の決済を行うことであってもよい。
【0063】
また、決済処理装置1の制御部13は特典付与部として機能し、支払ユーザが商品の一部の代金を支払わなかったことにより、当該一部の代金が申請ユーザに請求され、申請ユーザが当該一部の代金を支払った場合に、申請ユーザに特典を付すようにしてもよい。このようにすることで、決済処理装置1は、申請ユーザの負担を軽減することができる。
【0064】
[本実施形態における効果]
以上説明したように、本実施形態に係る決済処理装置1は、申請ユーザ端末3から商品の代金を示す情報を含む商品の購入要求を取得し、申請ユーザによる商品の代金の支払が可能と判定すると、商品の代金の支払方法として、商品の代金を複数のユーザにより支払う第1支払方法を指定可能とする。決済処理装置1は、第1支払方法の指定を受け付けると、商品の代金を支払う複数の支払ユーザそれぞれを識別するユーザ識別情報を受け付け、複数の支払ユーザのそれぞれが支払う一部の代金の合計が商品に対する代金となるように一部の代金を設定し、複数の支払ユーザそれぞれが使用する支払ユーザ端末4に、設定した一部の代金を請求する。決済処理装置1は、所定の条件で支払ユーザに対応する一部の代金の決済が行われなかった場合に、申請ユーザ端末3に当該一部の代金を請求する。このようにすることで、決済処理装置1は、申請ユーザに商品の一部の代金の支払を行わせることにより商品の代金の支払を完了させ、商品が購入できなくなることを抑制することができる。
【0065】
なお、本発明により、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献することが可能となる。
【0066】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
【解決手段】決済処理装置1は、申請ユーザ端末3から商品の代金を示す情報を含む商品の購入要求を取得する取得部131と、申請ユーザによる商品の代金の支払が可能か否かを判定されると、商品の代金を複数のユーザにより支払う第1支払方法を指定可能とし、第1支払方法の指定を受け付けると、複数の支払ユーザそれぞれを識別するユーザ識別情報を受け付ける受付部133と、複数の支払ユーザのそれぞれが支払う一部の代金の合計が商品に対する代金となるように一部の代金を設定し、複数の支払ユーザ端末4に、設定した一部の代金を請求し、所定の条件で支払ユーザに対応する一部の代金の決済が行われなかった場合に、申請ユーザ端末3に当該一部の代金を請求する請求部134とを有する。