特許第6976616号(P6976616)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6976616
(24)【登録日】2021年11月12日
(45)【発行日】2021年12月8日
(54)【発明の名称】マスク及びマスクの製造方法
(51)【国際特許分類】
   A41D 13/11 20060101AFI20211125BHJP
   A62B 18/02 20060101ALI20211125BHJP
【FI】
   A41D13/11 Z
   A41D13/11 M
   A41D13/11 B
   A62B18/02 C
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2020-198561(P2020-198561)
(22)【出願日】2020年11月30日
【審査請求日】2021年9月13日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000190080
【氏名又は名称】コアレックス信栄株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100095337
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 伸一
(74)【代理人】
【識別番号】100174425
【弁理士】
【氏名又は名称】水崎 慎
(74)【代理人】
【識別番号】100203932
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 克宗
(72)【発明者】
【氏名】黒崎 暁
【審査官】 ▲桑▼原 恭雄
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭51−94713(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3227113(JP,U)
【文献】 特開2010−82278(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A41D 13/11
A62B 18/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
四角形の第一薄葉紙と、当該第一薄葉紙と同形の第二薄葉紙とから構成されたマスクであって、
二つ折りにされた前記第一薄葉紙が、
折目側であって上に向けられた第一端部と、当該第一端部の反対側であって下に向けられて互いに重なった第一積層部と、左右の端である第一両端部とを有し、
二つ折りにされた前記第二薄葉紙が、
折目側であって下に向けられた第二端部と、当該第二端部の反対側であって上に向けられて互いに重なった第二積層部と、左右の端である第二両端部とを有し、
前記第一積層部と前記第二積層部とが向かい合って互いに重ねられたマスク中央部と、
前記第一端部が当該第一端部と前記第一積層部との間にある第一内側折り線で前記マスク中央部に向って表側に折られると共に、前記第一内側折り線と前記第一端部との間にある第一外側折り線で前記マスク中央部と反対側に向って折り返された第一襞部と、
前記第二端部が当該第二端部と前記第二積層部との間にある第二内側折り線で前記マスク中央部に向って表側に折られると共に、前記第二内側折り線と前記第二端部との間にある第二外側折り線で前記マスク中央部と反対側に向って折り返された第二襞部と、
前記第一両端部及び前記第二両端部が裏側に折られて筒状に形成された紐通し部と、を有する、
ことを特徴とするマスク。
【請求項2】
前記紐通し部に紐が通された、
ことを特徴とする請求項1に記載されたマスク。
【請求項3】
前記第一薄葉紙及び前記第二薄葉紙が、ペーパータオルである、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載されたマスク。
【請求項4】
抗菌処理及び消臭処理が施された、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載されたマスク。
【請求項5】
四角形の第一薄葉紙を上下に二つ折りにする手順と、
前記第一薄葉紙と同形の第二薄葉紙を上下に二つ折りにする手順と、
前記第一薄葉紙の折目側である第一端部の反対側であって互いに重なった第一積層部と、前記第二薄葉紙の折目側である第二端部の反対側であって互いに重なった第二積層部とを、向かい合わせて互いに重ねる手順と、
前記第一端部を、当該第一端部と前記第一積層部との間にある第一内側折り線で表側に向けて折ると共に、前記第一内側折り線と前記第一端部との間にある第一外側折り線で、前記第一内側折り線で折った向きと反対側に向って折り返して、第一襞部を形成する手順と、
前記第二端部を、当該第二端部と前記第二積層部との間にある第二内側折り線で表側に向けて折ると共に、前記第二内側折り線と前記第二端部との間にある第二外側折り線で、前記第二内側折り線で折った向きと反対側に向って折り返して、第二襞部を形成する手順と、
左右の両端部を、裏側に向けて、紐を挟んだ状態で折って接着する手順と、を経る、
ことを特徴とするマスクの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マスク及びマスクの製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、花粉、埃、ウィルス等(以下、「飛沫物」と記す。)のアレルギー症や感染症を予防するために、口や鼻を覆うマスクがある。一方で、鼻水等を拭うためには、ティッシュペーパーが用いられ、マスクとティッシュペーパーとは、目的に応じて併用されている。ところで、マスクを装着したがティッシュペーパーを携行し忘れる場合や、その逆の場合も起こり得る。そこで、下記特許文献1では、マスク兼用ティッシュペーパーや、ティッシュペーパー型マスク(以下、「文献公知1発明」と記す。)が開示されている。
【0003】
文献公知1発明は、ティッシュペーパーに、マスクのようなプリーツが形成され、両端部がヒートシールされている。耳に掛ける紐は、着脱自在である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−62269号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、文献公知1発明は、上記したとおり、マスク兼用ティッシュペーパー又はティッシュペーパー型マスクであるため、マスクとティッシュペーパーとの両方を携行する煩わしさを解消できるが、そもそも携行し忘れた場合を想定していない。すなわち、仮に、当該マスク兼用ティッシュペーパー等を携行し忘れれば、マスクもティッシュペーパーも持ち合わせがないことになるし、例えば、マスクを忘れてティッシュペーパーのみを携行していた場合や、突発的にマスクを要することになった場合等、文献公知1発明では対応できない。
【0006】
本発明は、上記の実情に鑑みて提案されたものである。すなわち、既成のマスクを持ち合わせていない場合であっても、代用品から形成することができるマスク及びマスクの製造方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係るマスクは、四角形の第一薄葉紙と、当該第一薄葉紙と同形の第二薄葉紙とから構成されたマスクであって、二つ折りにされた前記第一薄葉紙が、折目側であって上に向けられた第一端部と、当該第一端部の反対側であって下に向けられて互いに重なった第一積層部と、左右の端である第一両端部とを有し、二つ折りにされた前記第二薄葉紙が、折目側であって下に向けられた第二端部と、当該第二端部の反対側であって上に向けられて互いに重なった第二積層部と、左右の端である第二両端部とを有し、前記第一積層部と前記第二積層部とが向かい合って互いに重ねられたマスク中央部と、前記第一端部が当該第一端部と前記第一積層部との間にある第一内側折り線で前記マスク中央部に向って表側に折られると共に、前記第一内側折り線と前記第一端部との間にある第一外側折り線で前記マスク中央部と反対側に向って折り返された第一襞部と、前記第二端部が当該第二端部と前記第二積層部との間にある第二内側折り線で前記マスク中央部に向って表側に折られると共に、前記第二内側折り線と前記第二端部との間にある第二外側折り線で前記マスク中央部と反対側に向って折り返された第二襞部と、前記第一両端部及び前記第二両端部が裏側に折られて筒状に形成された紐通し部と、を有する、ことを特徴とする。
【0008】
本発明に係るマスクは、前記紐通し部に紐が通された、ことを特徴とする。
【0009】
本発明に係るマスクは、前記第一薄葉紙及び前記第二薄葉紙が、ペーパータオルである、ことを特徴とする。
【0010】
本発明に係るマスクは、抗菌処理及び消臭処理が施された、ことを特徴とする。
【0011】
本発明に係るマスクの製造方法は、四角形の第一薄葉紙を上下に二つ折りにする手順と、前記第一薄葉紙と同形の第二薄葉紙を上下に二つ折りにする手順と、前記第一薄葉紙の折目側である第一端部の反対側であって互いに重なった第一積層部と、前記第二薄葉紙の折目側である第二端部の反対側であって互いに重なった第二積層部とを、向かい合わせて互いに重ねる手順と、前記第一端部を、当該第一端部と前記第一積層部との間にある第一内側折り線で表側に向けて折ると共に、前記第一内側折り線と前記第一端部との間にある第一外側折り線で、前記第一内側折り線で折った向きと反対側に向って折り返して、第一襞部を形成する手順と、前記第二端部を、当該第二端部と前記第二積層部との間にある第二内側折り線で表側に向けて折ると共に、前記第二内側折り線と前記第二端部との間にある第二外側折り線で、前記第二内側折り線で折った向きと反対側に向って折り返して、第二襞部を形成する手順と、左右の両端部を、裏側に向けて、紐を挟んだ状態で折って接着する手順と、を経る、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係るマスクは、四角形の第一薄葉紙と、当該第一薄葉紙と同形の第二薄葉紙とから構成されたマスクであって、二つ折りにされた第一薄葉紙が、折目側であって上に向けられた第一端部と、当該第一端部の反対側であって下に向けられて互いに重なった第一積層部と、左右の端である第一両端部とを有し、二つ折りにされた第二薄葉紙が、折目側であって下に向けられた第二端部と、当該第二端部の反対側であって上に向けられて互いに重なった第二積層部と、左右の端である第二両端部とを有し、第一積層部と第二積層部とが向かい合って互いに重ねられたマスク中央部と、第一端部が当該第一端部と第一積層部との間にある第一内側折り線でマスク中央部に向って表側に折られると共に、第一内側折り線と第一端部との間にある第一外側折り線で前記マスク中央部と反対側に向って折り返された第一襞部と、第二端部が当該第二端部と第二積層部との間にある第二内側折り線でマスク中央部に向って表側に折られると共に、第二内側折り線と第二端部との間にある第二外側折り線でマスク中央部と反対側に向って折り返された第二襞部と、第一両端部及び第二両端部が裏側に折られて筒状に形成された紐通し部とを有している。すなわち、本発明は、各薄葉紙が折り畳まれて形成されているため、既成のマスクを持ち合わせていない場合であっても、各薄葉紙からマスクを形成することができる。
【0013】
本発明に係るマスクは、紐通し部に紐が通されている。したがって、既成のマスクを持ち合わせていない場合であっても、代用品からマスクを形成することができる。
【0014】
本発明に係るマスクは、第一薄葉紙及び第二薄葉紙が、ペーパータオルである。ペーパータオルは、一般的に、ティッシュペーパーよりも丈夫であり、水に溶けにくいため、マスクとしての堅牢性を担保することができる。
【0015】
本発明に係るマスクは、抗菌処理及び消臭処理が施されている。したがって、衛生を保つことができる。
【0016】
本発明に係るマスクの製造方法は、四角形の第一薄葉紙を上下に二つ折りにする手順と、第一薄葉紙と同形の第二薄葉紙を上下に二つ折りにする手順と、第一薄葉紙の折目側である第一端部の反対側であって互いに重なった第一積層部と、第二薄葉紙の折目側である第二端部の反対側であって互いに重なった第二積層部とを、向かい合わせて互いに重ねる手順と、第一端部を、当該第一端部と第一積層部との間にある第一内側折り線で表側に向けて折ると共に、第一内側折り線と第一端部との間にある第一外側折り線で、第一内側折り線で折った向きと反対側に向って折り返して、第一襞部を形成する手順と、第二端部を、当該第二端部と第二積層部との間にある第二内側折り線で表側に向けて折ると共に、第二内側折り線と第二端部との間にある第二外側折り線で、第二内側折り線で折った向きと反対側に向って折り返して、第二襞部を形成する手順と、左右の両端部を、裏側に向けて、紐を挟んだ状態で折って接着する手順とを経る。したがって、既成のマスクを持ち合わせていない場合であっても、代用品からマスクを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1図1は、本発明の実施形態に係るマスクの外観正面図である。
図2図2は、本発明の実施形態に係るマスクを構成する各薄葉紙の外観図である。
図3図3は、本発明の実施形態に係るマスクの製造過程における第一手順が示された説明図である。
図4図4は、本発明の実施形態に係るマスクの製造過程における第二手順が示された説明図である。
図5図5は、本発明の実施形態に係るマスクの製造過程における第三手順が示された説明図である。
図6図6は、本発明の実施形態に係るマスクの製造過程における第四手順が示された説明図である。
図7図7は、本発明の実施形態に係るマスクの製造過程における第五手順が示された説明図である。
図8図8は、本発明の実施形態に係るマスクの製造過程における第六手順が示された説明図である。
図9図9は、本発明の実施形態に係るマスクの製造過程における第七手順が示された説明図である。
図10図10は、本発明の実施形態に係るマスクの外観裏面図である。
図11図11は、図10におけるXI−XI断面であって、本発明の実施形態に係るマスクの概略断面拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態に係るマスク及びマスクの製造方法について図面を用いて説明する。図1は、マスク1の外観が示されている。
【0019】
図1示されているとおり、マスク1は、マスク本体部2と紐7とから構成されている。マスク本体部2は、マスク中央部3と、このマスク中央部3の上端に連接された第一襞部4と、マスク中央部3の下端に連接された第二襞部5と、マスク中央部3の左右両端に連接された紐通し部6とを有している。マスク本体部2は、二枚の薄葉紙から構成され、第一薄葉紙8と第二薄葉紙16とが組み合わさって折られたものである。
【0020】
図2に示されているとおり、第一薄葉紙8及び第二薄葉紙16は、四角形であって、例えば、ペーパータオル、ティッシュペーパー、不織布等である。各薄葉紙8,16は、適宜、脱臭処理、消臭処理、滅菌処理、抗菌処理、抗ウィルス処理、抗カビ処理、触媒処理等が施されている。すなわち、例えば、活性炭、ゼオライト、フラボノイド、タンニン、カテキン、ポリフェノール等の消臭剤又は脱臭剤が含浸されていてもよいし、例えば、銀イオンを担持したゼオライト等の抗菌剤が含浸されていてもよい。
【0021】
ここで、マスク1の製造過程を図面に基づいて説明する。図3ないし9は、マスク1の製造過程における手順が示されている。図10は、完成したマスクの裏面が示されている。
【0022】
図3に示されているとおり、第一手順において、第一薄葉紙8は、上下に二つ折りにされる。第一薄葉紙8は、折目側であって上に向けられた第一端部9と、この第一端部9の反対側であって下に向けられて互いに重なった第一積層部10と、左右の端である第一両端部11とを有している。第一端部9と第一積層部10との間には、左右に伸びた第一内側折り線12があり、この第一内側折り線12と第一端部9との間には、左右に伸びた第一外側折り線13がある。
【0023】
二薄葉紙16は、第一薄葉紙8と同形の四角形であって、二つ折りにされている。第二薄葉紙16は、折目側であって下に向けられた第二端部17と、この第二端部17の反対側であって上に向けられて互いに重なった第二積層部18と、左右の端である第二両端部19とを有している。第二端部17と第二積層部18との間には、左右に伸びた第二内側折り線20があり、この第二内側折り線20と第二端部17との間には、左右に伸びた第二外側折り線21がある。
【0024】
なお、各薄葉紙8,16の各折り線12,13,20,21は、折られた結果として形成される折り目であるため、予め形成された折癖ではないが、他の実施形態として、予め各折り線12,13,20,21が、色で表されていてもよいし、折癖として形成されていてもよい。
【0025】
図4に示されているとおり、第二手順において、第一積層部10と第二積層部18とは、向かい合って互いに重ねられる。具体的には、第二積層部18が、第一積層部10の表紙部14と裏紙部15との間に挟まれる。
【0026】
図5に示されているとおり、第三手順において、第一端部9が、第一内側折り線12で、下側に向けて表側に折られると共に、第一外側折り線13で、第一内側折り線12で折られた向きと反対側である上側に向けて折り返される。すなわち、第一襞部4が形成される。
【0027】
図6に示されているとおり、第四手順において、第二端部17が、第二内側折り線20で、上側に向けて表側に折られると共に、第二外側折り線21で、第二内側折り線20で折られた向きと反対側である下側に向けて折り返される。すなわち、第二襞部5が形成される。なお、第一襞部4と第二襞部5とが形成される順番は任意であるため、第四手順の後に第三手順を経てもよい。また、本実施形態では、第一襞部4の縦幅が、第二襞部5の縦幅よりも広いが、他の実施形態として、第一襞部4の縦幅と第二襞部5の縦幅とが、同じであってもよいし、第二襞部5の縦幅が、第一襞部4の縦幅よりも広くてもよい。
【0028】
組み合わさって折られた各薄葉紙8,16は、図7ないし9に示されているとおり、裏返され、重ねられた各両端部11,19が、裏側に向けて折られる。具体的には、図7に示されているとおり、第五手順において、例えば、接着手段としての両面テープ23や糊が各両端部11,19の裏面に貼り付けられ、その上に紐7が載せられる。紐7は、例えば、布、ゴム等である。図8に示されているとおり、第六手順において、紐7が挟まれた状態で、各両端部11,19が裏側に向けて折られ、紐7が各両端部11,19によって巻かれる。更に、図9に示されているとおり、第七手順において、各両端部11,19の表面であって裏側に折られた部位である糊代部22に、両面テープ23が貼り付けられ、更に糊代部22が裏側に向けて折られる。各両端部11,19は、紐7が挟まれた状態で接着され、図10に示されているとおり、筒状の紐通し部6が形成される。
【0029】
上記のとおり、マスク1は、各薄葉紙8,16が組み合わさり、また、折られることによって製造されて完成する。マスク1における各部は、各薄葉紙8,16で構成され、次のとおりである。図11は、マスク1の断面が示されている。
【0030】
図11に示されているとおり、マスク本体部2の中央部分は、第一薄葉紙8の第一積層部10と第二薄葉紙16の第二積層部18とが向かい合って互いに重ねられた部位である。具体的には、第二積層部18が、第一積層部10の表紙部14と裏紙部15との間に挟まれている。
【0031】
第一襞部4は、第一端部9が複数回折られて形成された部位である。具体的には、第一襞部4は、第一内側折り線12で、第一端部9がマスク中央部3に向って表側に折られると共に、第一外側折り線13でマスク中央部3と反対側に向って折り返されて形成されている。
【0032】
第二襞部5は、第二端部17が複数回折られて形成された部位である。具体的には、第二襞部5は、第二内側折り線20で、第二端部17がマスク中央部3に向って表側に折られると共に、第二外側折り線21でマスク中央部3と反対側に向って折り返されて形成されている。
【0033】
次に、本実施形態の効果を説明する。
【0034】
上記したとおり、本実施形態では、マスク本体部2は、ペーパータオル、ティッシュペーパー、不織布等の二枚の薄葉紙から構成され、第一薄葉紙8と第二薄葉紙16とが組み合わさって折られたものである。すなわち、第一手順において、各薄葉紙8,16は、上下に二つ折りにされ、第二手順において、第一積層部10と第二積層部18とが、向かい合って互いに重ねられ、第三及び第四手順において、各襞部4,5が形成され、第五ないし第七手順において、重ねられた各両端部11,19が、紐7と共に裏側に向けて折られ、マスク1が完成する。すなわち、本実施形態は、ティッシュペーパーやペーパータオル等の各薄葉紙8,16が折り畳まれて形成されているため、既成のマスクを持ち合わせていない場合であっても、各薄葉紙8,16からマスク1を形成することができる。ペーパータオルは、一般的に、ティッシュペーパーよりも丈夫であり、水に溶けにくいため、マスク1としての堅牢性を担保することができる。
【0035】
本実施形態では、脱臭処理、消臭処理、滅菌処理、抗菌処理、抗ウィルス処理、抗カビ処理、触媒処理等が施されている。したがって、衛生を保つことができる。
【0036】
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。そして本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
【符号の説明】
【0037】
1 マスク
2 マスク本体部
3 マスク中央部
4 第一襞部
5 第二襞部
6 紐通し部
7 紐
8 第一薄葉紙
9 第一端部
10 第一積層部
11 第一両端部
12 第一内側折り線
13 第一外側折り線
14 表紙部
15 裏紙部
16 第二薄葉紙
17 第二端部
18 第二積層部
19 第二両端部
20 第二内側折り線
21 第二外側折り線
22 糊代部
23 両面テープ
【要約】
【課題】既成のマスクを持ち合わせていない場合であっても、代用品から形成することができるマスク及びマスクの製造方法を提供する。
【解決手段】マスク1は、ペーパータオル等の二枚の各薄葉紙8,16から構成され、第一手順において、各薄葉紙8,16は、上下に二つ折りにされ、第二手順において、第一薄葉紙8の第一積層部と第二薄葉紙16の第二積層部とが、向かい合って互いに重ねられ、第三及び第四手順において、各襞部4,5が形成され、第五ないし第七手順において、重ねられた各両端部が、紐7と共に裏側に向けて折られたものである。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11