(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記タッチコントロール電極層は、前記陽極層と前記正孔注入層との間に形成され、又は前記正孔注入層と前記正孔伝送層との間に形成され、又は前記正孔伝送層と前記有機材料層との間に形成され、又は前記有機材料層と前記電子伝送層との間に形成され、又は前記電子伝送層と前記電子注入層との間に形成され、又は前記電子注入層と前記陰極層との間に形成された
ことを特徴とする請求項2に記載の表示基板。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は関連する技術に存在する課題を解決するために、表示基
板、その製造方法
、電子デバイス
、プログラム、及び記録媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本公開の実施例の第1態様による表示基板は、
基底と、
前記基底の一側に形成された薄膜トランジスタと、
前記薄膜トランジスタに対して前記基底の一側からより離れた位置に形成された有機発光層と、
前記有機発光層の中に形成されたタッチコントロール電極層と、
を含む。
【0005】
好ましくは、前記有機発光層は、
前記薄膜トランジスタに対して前記基底の一側からより離れた位置に形成された陽極層と、
前記陽極層に対して前記薄膜トランジスタの一側からより離れた位置に形成された正孔注入層と、
前記正孔注入層に対して前記陽極層の一側からより離れた位置に形成された正孔伝送層と、
前記正孔伝送層に対して前記正孔注入層の一側からより離れた位置に形成された有機材料層と、
前記有機材料層に対して前記正孔伝送層の一側からより離れた位置に形成された電子伝送層と、
前記電子伝送層に対して前記有機材料層の一側からより離れた位置に形成された電子注入層と、
前記電子注入層に対して前記電子伝送層の一側からより離れた位置に形成された陰極層と、
を含む。
【0006】
好ましくは、前記タッチコントロール電極層は、前記陽極層と正孔注入層との間に形成され、又は前記正孔注入層と正孔伝送層との間に形成され、又は前記正孔伝送層と有機材料層との間に形成され、又は前記有機材料層と電子伝送層との間に形成され、又は前記電子伝送層と電子注入層との間に形成され、又は前記電子注入層と陰極層との間に形成されたものである。
【0007】
好ましくは、上記の表示装置は、前記タッチコントロール電極層と前記タッチコントロール電極層に隣接する層構成との間に形成する絶縁層をさらに含む。
【0008】
好ましくは、前記タッチコントロール電極層
は自己容量を有する。
【0009】
本公開の実施例の第2態様の表示基板の製造方法は、
基底に薄膜トランジスタを形成するステップと、
前記薄膜トランジスタに対して前記基底の一側からより離れた位置に有機発光層を形成するステップと、
前記有機発光層を形成するステップにおいて、前記有機発光層の中にタッチコントロール電極層を形成するステップと、
を含む。
【0010】
好ましくは、前記薄膜トランジスタに対して前記基底の一側からより離れた位置に有機発光層を形成するステップは、
前記薄膜トランジスタに対して前記基底の一側からより離れた位置に陽極層を形成するステップと、
前記陽極層に対して前記薄膜トランジスタの一側からより離れた位置に正孔注入層を形成するステップと、
前記正孔注入層に対して前記陽極層の一側からより離れた位置に正孔伝送層を形成するステップと、
前記正孔伝送層に対して前記正孔注入層の一側からより離れた位置に有機材料層を形成するステップと、
前記有機材料層に対して前記正孔伝送層の一側からより離れた位置に電子伝送層を形成するステップと、
前記電子伝送層に対して前記有機材料層の一側からより離れた位置に電子注入層を形成するステップと、
前記電子注入層に対して前記電子伝送層の一側からより離れた位置に陰極層を形成するステップと、
を含む。
【0011】
好ましくは、前記有機発光層の中にタッチコントロール電極層を形成するステップは、
前記陽極層と正孔注入層との間に前記タッチコントロール電極層を形成するステップ、
前記正孔注入層と正孔伝送層との間に前記タッチコントロール電極層を形成するステップ、
前記正孔伝送層と有機材料層との間に前記タッチコントロール電極層を形成するステップ、
前記有機材料層と電子伝送層との間に前記タッチコントロール電極層を形成するステップ、
前記電子伝送層と電子注入層との間に前記タッチコントロール電極層を形成するステップ、又は
前記電子注入層と陰極層との間に前記タッチコントロール電極層を形成するステップ
を含む。
【0012】
好ましくは、上記の製造方法は、前記タッチコントロール電極層と前記タッチコントロール電極層に隣接する層構成との間に絶縁層を形成するステップをさらに含む。
【0013】
好ましくは、前記タッチコントロール電極層
は自己容量を有する。
【0014】
本公開の実施例の第3態様の電子デバイスは、
プロセッサと、
プロセッサが実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を含む電子デバイスであって、
表示基板をさらに含み、前記表示基板は、
基底と、
前記基底の一側に形成された薄膜トランジスタと、
前記薄膜トランジスタに対して前記基底の一側からより離れた位置に形成された有機発光層と、
前記有機発光層の中に形成されたタッチコントロール電極層と、を含む。
本公開の実施例の第4態様によれば、プログラムを提供する。当該プログラムは、プロセッサに実行されることにより、上記表示装置を製造する方法を実現する。
本公開の実施例の第5態様によれば、記録媒体を提供する。当該記録媒体には、上記プログラムが記録されている。
【発明の効果】
【0015】
本公開の実施例に提供された技術案は下記のような有益な効果を含む。
【0016】
上記の実施例によれば、本公開は、タッチコントロール電極層を有機発光層の中に形成して、表示基板の集積度を向上でき、且つ有機発光層の面積を大きく設置し、さらに薄膜トランジスタの真上に設置することによって、ここにタッチコントロール電極層を形成して、タッチコントロール電極層も大きく設置し、これによってより大きい範囲内のタッチコントローラ信号を誘導することができる。
【0017】
なお、前記一般的な記載及び後述の詳細な記載は、単なる例示的で解釈的な記載であり、本発明を限定しない。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、例示的な実施例を詳しく説明し、その例示を図面に示す。以下の記載が図面に関わる場合、特に別の説明がない限り、異なる図面における同一符号は、同じ又は類似する要素を示す。以下の例示的な実施形態に記載の実施例は、本発明と一致する全ての実施例を代表するものではない。即ち、それらは、特許請求の範囲に記載の本発明のある側面に一致する装置及び方法の例に過ぎない。
【0020】
図1は一例示的な実施例によって示された表示基板の構成模式図であり、
図1に示されたように、表示基板は基底1と、薄膜トランジスタ2と、有機発光層3と、タッチコントロール電極層4と、を含む。
【0021】
一実施例において、基底の材料はガラスであることが可能である。しかし、当該表示基板が柔軟な表示装置に適用される場合、基底の材料は柔軟な樹脂であってもいい。
【0022】
薄膜トランジスタ2は前記基底1の一側に設置する。
【0023】
一実施例において、
図2に示されたように、薄膜トランジスタ2は、ゲート21と、活性層22と、ソース23と、ドレイン24等の構成を含むことができ、ゲート21と活性層22との間にゲート絶縁層5を設置することもできる。
【0024】
有機発光層3は、前記薄膜トランジスタ2に対して前記基底1の一側からより離れた位置に形成される。
【0025】
一実施例において、有機発光層が薄膜トランジスタに対して基底の一側からより離れた位置に形成することは、薄膜トランジスタを形成した後、有機発光層を形成することを指し、有機発光層3と薄膜トランジスタ2との間にパッシベーション層6を設置することができ、有機発光層3はパッシベーション層6中の通過孔によって薄膜トランジスタと電気的に接続する。ここで、パターン化工程によって薄膜トランジスタを形成することができ、蒸着工程によって有機発光層を形成することができる。
【0026】
尚、
図1には有機発光層と薄膜トランジスタとのサイズと位置関係が一つの種類のみ示したが、必要によって調整することができる。例えば、有機発光層の面積を増加させて、薄膜トランジスタの上方にも有機発光層を設置する。且つ、有機発光層に構成されたサブピクセルとサブピクセルとの間にピクセル定義層を設置することができる。これにたいして、本公開では、説明を省略する。
【0027】
タッチコントロール電極層4は前記有機発光層3の中に設置する。
【0028】
一実施例において、有機発光層は複数の層構成を含み、タッチコントロール電極層は、隣接する2つの層構成の間に形成することができる。ここで、タッチコントロール電極層はパターン化工程によって形成することができ、表示基板には、タッチコントロール電極層と電気的に接続する配線を形成する。ここで、説明は省略する。
【0029】
一実施例において、タッチコントロール電極層を有機発光層の中に形成することによって、表示基板の集積度を向上することができ、且つ、有機発光層の面積を大きく設置することができるので、さらに、薄膜トランジスタの真上に設置することができるので、ここでタッチコントロール電極層を形成することができて、タッチコントロール電極層も大きく設置することができ、これによって、より大きい範囲のタッチコントロール信号を誘導する。
【0030】
図2は一例示的な実施例によって示された有機発光層の構成模式図であり、前記有機発光層は、陽極層31と、正孔注入層32と、正孔伝送層33と、有機材料層34と、電子伝送層35と、電子注入層36と、陰極層37と、を含む。
【0031】
陽極層31は、前記薄膜トランジスタ2に対して前記基底1の一側からより離れた位置に形成され、
正孔注入層32は、前記陽極層31に対して前記薄膜トランジスタ2の一側からより離れた位置に形成され、
正孔伝送層33は、前記正孔注入層32に対して前記陽極層31の一側からより離れた位置に形成され、
有機材料層34は、前記正孔伝送層33に対して前記正孔注入層32の一側からより離れた位置に形成され、
電子伝送層35は、前記有機材料層34に対して前記正孔伝送層33の一側からより離れた位置に形成され、
電子注入層36は、前記電子伝送層35に対して前記有機材料層34の一側からより離れた位置に形成され、
陰極層37は、前記電子注入層36に対して前記電子伝送層35の一側からより離れた位置に形成される。
【0032】
好ましくは、前記タッチコントロール電極層は、前記陽極層と正孔注入層との間に形成され、又は前記正孔注入層と正孔伝送層との間に形成され、又は前記正孔伝送層と有機材料層との間に形成され、又は前記有機材料層と電子伝送層との間に形成され、又は前記電子伝送層と電子注入層との間に形成され、又は前記電子注入層と陰極層との間に形成される。
【0033】
一実施例において、
図2に示したように、タッチコントロール電極層4は正孔注入層32と正孔伝送層33との間に設置することができ、タッチコントロール電極層の具体的な位置は必要によって設置することができる。ここで、陽極層に正電圧を印加することができ、陰極層に負電圧を印加することができ、これによって陽極層から陰極層までの電流が形成し、陰極層からの電子は順序に電子注入層、電子伝送層、有機材料層、正孔伝送層、正孔注入層を経過して陽極層に到達し、有機材料層を経過するとき、その中の有機材料を発光させるように励起する。
【0034】
一実施例において、全てのサブピクセルの中の有機材料層が励起を受けたとき白光を照射するので、当該表示基板と対応設置する基板にはカラーフィルターを設置する必要がある。例えば、レッドフィルター、グリーンフィルター、ブルーフィルターを設置して、異なるカラーのフィルターに対応するサブピクセルが光を照射し、この照射した光が異なるカラーになるようにし、さらに、サブピクセルが照射する光度を調整することで、対応ピクセルの照射する光のカラーを変化させる。
【0035】
一実施例において、異なるサブピクセル中の有機材料層が励起されたとき、異なるカラーの光を照射し、例えば、それぞれレッド光、グリーン光、ブルー光を照射する。これらの照射によって、異なるサブピクセルが照射する光は、異なるカラーである。これによって、サブピクセルが照射する光度を調整することで、対応ピクセルの照射する光のカラーを変化させる。
【0036】
一実施例において、表示基板が底照射する構成の表示装置に応用する場合、透明導電材料で陽極を形成することができ、反射率が高い導電材料で陰極を形成することができる。これによって、光が底から照射することができる。表示基板が上部照射する構成の表示装置に応用する場合、透明導電材料で陰極を形成することができ、反射率が高い導電材料で陽極を形成することができる。これによって、光が上部から照射することができる。ここで、透明導電材料はITO(スズドープ酸化インジウム)であることができ、反射率が高い導電材料はアルミニウム、銀等の金属であることができる。
【0037】
図3は一例示的な実施例に示された他の有機発光層の構成模式図であり、
前記タッチコントロール電極層4と前記タッチコントロール電極層に隣接する層構成との間に設置される絶縁層7をさらに含む。
【0038】
一実施例において、例えば
図2に基づいて、絶縁層は、タッチコントロール電極層4と正孔注入層32との間に設置することができ、及びタッチコントロール電極層4と正孔伝送層33との間に設置することができる。有機発光層中の各層構成には陰極層から陽極層の方向の電子流が存在し、且つ、タッチコントロール電極層と隣接する層構成に電子がリテンションする可能性が存在するので、タッチコントロール電極層が生成するタッチコントローラ信号に影響を及ぼす。タッチコントロール電極層とタッチコントロール電極層に隣接する層構成との間に絶縁層を設置することによって、タッチコントロール電極層が他の層構成に受ける影響が低くなり、これによって、タッチコントローラ電極がタッチコントローラ操作を誘導する正確度を向上できる。
【0039】
好ましくは、前記タッチコントロール電極層は
自己容量を有する。
【0040】
一実施例において、ユーザが、上記表示基板が設けられた表示装置に接触するとき、陰極層が指とタッチコントロール電極層との間に位置し、これによって、タッチコントロール電極層が誘導して生成されたタッチコントローラ信号に対してシールド作用をする。
自己容量はタッチコントローラ操作により生成されたタッチコントローラ信号を誘導した強度が大きくて、正確なタッチコントローラ結果を得ることに有利する。
【0041】
上記の表示基板の実施例に対応して、本公開には表示基板を製造する方法の実施例を提供する。
【0042】
図4は一例示的な実施例に示された表示基板の製造方法の概略的なフロー図であり、
図4に示したように、当該製造方法は下記のステップを含む。
【0043】
ステップS41において、基底に薄膜トランジスタを形成し、
ステップS42において、前記薄膜トランジスタに対して前記基底の一側からより離れた位置に有機発光層を形成し、
ステップS43において、前記有機発光層を形成するとき、前記有機発光層の中にタッチコントロール電極層を形成する。
【0044】
図5は一例示的な実施例に示された他の表示基板の製造方法の概略的なフロー図であり、
図4に示された実施例に基づいて、前記薄膜トランジスタに対して前記基底の一側からより離れた位置に有機発光層を形成するステップは下記のステップを含む。
【0045】
ステップS421において、前記薄膜トランジスタに対して前記基底の一側からより離れた位置に陽極層を形成し、
ステップS422において、前記陽極層に対して前記薄膜トランジスタの一側からより離れた位置に正孔注入層を形成し、
ステップS423において、前記正孔注入層に対して前記陽極層の一側からより離れた位置に正孔伝送層を形成し、
ステップS424において、前記正孔伝送層に対して前記正孔注入層の一側からより離れた位置に有機材料層を形成し、
ステップS425において、前記有機材料層に対して前記正孔伝送層の一側からより離れた位置に電子伝送層を形成し、
ステップS426において、前記電子伝送層に対して前記有機材料層の一側からより離れた位置に電子注入層を形成し、
ステップS427において、前記電子注入層に対して前記電子伝送層の一側からより離れた位置に陰極層を形成する。
【0046】
好ましくは、前記有機発光層の中にタッチコントロール電極層を形成するステップは下記のステップを含む。
【0047】
前記陽極層と正孔注入層との間に前記タッチコントロール電極層を形成し、
又は前記正孔注入層と正孔伝送層との間に前記タッチコントロール電極層を形成し、
又は前記正孔伝送層と有機材料層との間に前記タッチコントロール電極層を形成し、
又は前記有機材料層と電子伝送層との間に前記タッチコントロール電極層を形成し、
又は前記電子伝送層と電子注入層との間に前記タッチコントロール電極層を形成し、
又は前記電子注入層と陰極層との間に前記タッチコントロール電極層を形成する。
【0048】
図6は一例示的な実施例に示された他の表示基板の製造方法の概略的なフロー図であり、
図5に示された実施例に基づいて、上記の製造方法は下記のステップをさらに含む。
【0049】
ステップS44において、前記タッチコントロール電極層と前記タッチコントロール電極層に隣接する層構成との間に絶縁層を形成する。
【0050】
尚、上記の製造方法のステップは必要によって順序を調整することができ、例えば、ステップS43がステップS422とステップS423との間で実行することができ、ステップS44がステップS422とステップS44との間で実行することができ、及びステップS423とステップS44との間で実行することができる。
【0051】
好ましくは、前記タッチコントロール電極層は
自己容量を有する。
【0052】
上記の実施例の製造方法について、各ステップの具体的な方式は関係する表示基板の実施例で詳細に説明したので、ここで詳細な説明を省略する。
【0053】
図7は他の例示的実施例に係る表示装置700を示すブロック図である。例えば、装置700は、携帯電話、コンピュータ、デジタルブロードキャスト端末、メッセージ送受信機、ゲーム機、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、PDA(Personal Digital Assistant)等のものであってもよい。
【0054】
図7を参照すると、装置700は、処理ユニット702、メモリ704、電源ユニット706、マルチメディアユニット708、オーディオユニット710、入力/出力(I/O)インタフェース712、センサーユニット714、及び通信ユニット716からなる群から選ばれる少なくとも1つを備えてもよい。
【0055】
処理ユニット702は、一般的には、装置700の全体の操作、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関連する操作を制御する。処理ユニット702は、上述した方法におけるステップの一部又は全部を実現できるように、命令を実行する少なくとも1つのプロセッサ720を備えてもよい。また、処理ユニット702は、他のユニットとのインタラクションを便利にさせるように、少なくとも1つのモジュールを備えてもよい。例えば、処理ユニット702は、マルチメディアユニット708とのインタラクションを便利にさせるように、マルチメディアモジュールを備えてもよい。
【0056】
メモリ704は、装置700での操作をサポートするように、各種のデータを記憶するように配置される。これらのデータは、例えば、装置700で何れのアプリケーション又は方法を操作するための命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ704は、何れの種類の揮発性又は不揮発性メモリ、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、ROM(Read Only Memory)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクにより、或いはそれらの組み合わせにより実現することができる。
【0057】
電源ユニット706は、装置700の各種ユニットに電力を供給するためのものであり、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及び装置700のために電力を生成、管理及び分配することに関連する他のユニットを備えてもよい。
【0058】
マルチメディアユニット708は、装置700とユーザとの間に出力インタフェースを提供するスクリーンを備えてもよい。スクリーンは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)やタッチパネル(TP)を備えてもよい。スクリーンは、タッチパネルを備える場合、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンになることができる。また、タッチパネルは、タッチや、スライドや、タッチパネル上の手振りを感知するように、少なくとも1つのタッチセンサーを有する。タッチセンサーは、タッチやスライド動作の境界を感知できるだけではなく、タッチやスライド操作と関連する持続時間や圧力も感知できる。一実施例では、マルチメディアユニット708は、フロントカメラ、及びバックカメラの少なくとも1つを有してもよい。装置700が、例えば、撮影モードやビデオモードのような操作モードにある時、フロントカメラ、及びバックカメラの少なくとも1つが外部のマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラ及びバックカメラのそれぞれは、固定の光学レンズ系であってもよいし、焦点距離及び光学ズーム能力を有するものであってもよい。
【0059】
オーディオユニット710は、オーディオ信号を出力、及び入力の少なくとも1つをするように配置される。例えば、オーディオユニット710は、マイクロフォン(MiC)を有してもよい。装置700が、例えば、呼び出しモード、記録モード、又は音声認識モードのような操作モードにあるとき、マイクロフォンは、外部のオーディオ信号を受信するように配置される。受信したオーディオ信号は、メモリ704にさらに記憶されてもよいし、通信ユニット716を介して送信されてもよい。一実施例では、オーディオユニット710は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに備えてもよい。
【0060】
I/Oインタフェース712は、処理ユニット702と外部のインタフェースモジュールとの間にインタフェースを提供するためのものである。上記外部のインタフェースモジュールは、キーボードや、クリックホイールや、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタンや、音量ボタンや、スタートボタンや、ロックボタンであってもよいが、それらに限らない。
【0061】
センサーユニット714は、装置700のために各方面の状態を評価する少なくとも1つのセンサーを備えてもよい。例えば、センサーユニット714は、装置700のオン/オフ状態や、ユニットの相対的な位置を検出することができる。例えば、前記ユニットは、装置700のディスプレイ及びキーパッドである。センサーユニット714は、装置700又は装置700の1つのユニットの位置の変化と、ユーザが装置700に接触しているか否かと、装置700の方向又は加速/減速と、装置700の温度変化とを検出することができる。センサーユニット714は、何れの物理的な接触もない場合に付近の物体を検出するように配置される近接センサーを有してもよい。センサーユニット714は、イメージングアプリケーションに用いるための光センサー、例えば、CMOS又はCCD画像センサーを有してもよい。一実施例では、当該センサーユニット714は、加速度センサー、ジャイロスコープセンサー、磁気センサー、圧力センサー又は温度センサーをさらに備えてもよい。
【0062】
通信ユニット716は、装置700と他の設備の間との無線又は有線通信を便利にさせるように配置される。装置700は、通信標準に基づく無線ネットワーク、例えば、WiFi
(登録商標)、2G又は3G、又はそれらの組み合わせにアクセスできる。1つの例示的な実施例では、通信ユニット716は、ブロードキャストチャンネルを介して外部のブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号又はブロードキャストに関する情報を受信する。1つの例示的な実施例では、前記通信ユニット716は、近距離通信を促進するために近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに備えてもよい。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識装置(RFID:Radio Frequency IDentification)技術、赤外線データ協会(IrDA:Infrared Data Association)技術、超広帯域無線(UWB:Ultra Wide Band)技術、ブルートゥース(BT:Bluetooth
(登録商標))技術及び他の技術によって実現されてもよい。
【0063】
例示的な実施例では、装置700は、上述した方法を実行するために、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、数字信号処理デバイス(DSPD:Digital Signal Processing Device)、プログラム可能論理デバイス(PLD:Programmable Logic Device)、書替え可能ゲートアレイ(FPGA:Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、又は他の電子機器によって実現されてもよい。
【0064】
例示的な実施例では、命令を有する非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、命令を有するメモリ704をさらに提供する。前記命令は、装置700のプロセッサ720により実行されて上述した方法を実現する。例えば、前記非一時的コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク及び光データメモリ等であってもよい。
【0065】
当業者は、明細書に対する理解、及び明細書に記載された発明に対する実施を介して、本発明の他の実施形態を容易に取得することができる。本発明は、本発明に対する任意の変形、用途、又は適応的な変化を含み、このような変形、用途、又は適応的な変化は、本発明の一般的な原理に従い、本発明では開示していない本技術分野の公知知識、又は通常の技術手段を含む。明細書及び実施例は、単に例示的なものであって、本発明の本当の範囲と主旨は、以下の特許請求の範囲によって示される。
【0066】
本発明は、上記で記述され、図面で図示した特定の構成に限定されず、その範囲を離脱しない状況で、様々な修正や変更を実施してもよい。本発明の範囲は、添付される特許請求の範囲のみにより限定される。
【0067】
本願は、出願番号がCN201610957966.3であって、出願日が2016年10月27日である中国特許出願に基づいて優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容を援用するようにする。