(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記組成物が、前記組成物の85重量%〜99.5重量%の前記水性キャリアを含み、前記組成物が、封入されていない香料を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
前記構造化剤系が、第1の多糖類と、第2の多糖類とを含み、前記第1の多糖類は、キサンタンガムであり、前記第2の多糖類は、コンニャクガム、ローカストビーンガム、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示のフレッシュニング組成物は、複数の粒子及び粒子を懸濁させる構造化剤系を含む。フレッシュニング組成物は、噴霧可能であり、粒子は、長時間懸濁したままであり、使用前に製品を振る必要がなくなる。
【0009】
フレッシュニング組成物を空気中若しくは表面上で使用して、かつ/又は空気中若しくは表面上の悪臭の量を除去する若しくは低減させて、かつ/又は有益剤を空気中若しくは表面上に送達してもよい。
【0010】
構造化剤系は、多糖類系の形態であってもよい。多糖類系は、第1の多糖類及び第2の多糖類を含んでもよい。
【0011】
第1の多糖類は、キサンタンガムを含む。第2の多糖類は、コンニャクガム、ローカストビーンガム、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。
【0012】
粒子は、有益剤送達粒子の形態であってもよい。有益剤送達粒子は、有益剤を封入する壁材料を含んでもよい。
【0013】
有益剤は、香料混合物の形態であってもよい。本明細書で使用される場合、「香料混合物」は、少なくとも2つの香料原材料を含む。
【0014】
フレッシュニング組成物がトリガー噴霧器によって噴霧されると、結果として生じる噴霧液滴は、2.5未満、あるいは2.0未満、あるいは1.5未満の正規化されたD(90)値を有するとして本明細書に記載された方法を特徴とし得る。あるいは、噴霧液滴は、2.5未満、あるいは2.0未満、あるいは1.5未満の正規化されたD(4,3)値を有することを特徴とし得る。
【0015】
噴霧可能となるようにかつ/又は消費者に受け入れられる噴霧パターンを製造するために、組成物は、トリガー噴霧器で典型的な剪断条件で比較的低粘度を有してもよい。噴霧剪断粘度を、本明細書に記載の噴霧剪断粘度試験方法により測定することができる。組成物の噴霧剪断粘度は、本明細書に開示された噴霧剪断粘度試験方法に基づき、約0.025Pa・s未満、又は好ましくは約0.02Pa・s未満、又は最も好ましくは約0.01Pa・s未満であってもよい。
【0016】
フレッシュニング組成物は、トリガー噴霧器、エアゾール噴霧器などを含む様々な種類の噴霧器内に収容されていてもよい。
【0017】
フレッシュニング組成物は、安定な粒子の懸濁液を提供し得る、又はつまり、粒子の沈殿若しくはクリーミングに対する耐性を呈し得る。本明細書で使用される場合、安定及び不安定は、粒子を懸濁させるフレッシュニング組成物の能力を指し、安定な組成物は粒子を懸濁させることができ、かつ不安定な組成物は粒子を懸濁させることができない。フレッシュニング組成物は、本明細書に開示された25℃での相安定性グレード実施方法により測定される少なくとも1、あるいは2の相安定性グレードを有してもよい。
【0018】
安定な粒子の懸濁液を維持するために、フレッシュニング組成物は、粒子が導入されるとき組成物が経験した力レベルと類似した応力で応力が加わった場合にクリープ回復率を呈してもよく、粒子は、バルク組成物のものと異なる密度を有する。クリープ回復率は、本明細書に記載のクリープ回復率試験方法により測定される。組成物は、本明細書に開示されたクリープ回復率試験方法により、少なくとも約0.1、あるいは少なくとも約0.2、あるいは少なくとも約0.3のクリープ回復率を呈してもよい。
【0019】
安定な粒子の懸濁液を維持するために、フレッシュニング組成物は、十分な降伏応力を呈してもよい。フレッシュニング組成物の降伏応力は、降伏応力試験方法で本明細書に記載されるように測定される。組成物が、降伏応力を呈するとき、降伏応力は、0Pa超かつ約1.0Pa未満、あるいは約0.05Pa〜約0.5Paであっても、又は本明細書に開示された降伏応力試験方法に従ってもよい。
【0020】
本開示のフレッシュニング組成物は、暗色の表面に適用されたとき低濃度の残留物を呈してもよい。フレッシュニング組成物の残留物濃度は、残留物値実施方法に記載されるように測定される。フレッシュニング組成物は、残留物値実施方法により、5回噴霧で約8未満、好ましくは15回噴霧で約8未満、又は最も好ましくは25回噴霧で約8未満の残留物値を有してもよい。
【0021】
フレッシュニング組成物は、本明細書に開示された残留物値実施方法により、5回噴霧で約6未満、好ましくは15回噴霧で約6未満、又は最も好ましくは25回噴霧で約6未満の残留物値を有してもよい。
【0022】
フレッシュニング組成物中に存在する多糖類の総濃度は、約0.5重量%未満、又は好ましくは約0.2重量%未満、又は好ましくは約0.1重量%未満、より好ましくは0.08重量%未満、及び最も好ましくは0.06重量%未満であってもよい。理論に束縛されるものではないが、フレッシュニング組成物中の多糖類の総濃度の最小化は、残留物を減少させ、かつ/又は噴霧剪断粘度を下げて噴霧特性を最適化すると考えられている。
【0023】
フレッシュニング組成物
本開示のフレッシュニング組成物は、複数の粒子及び粒子を懸濁させる構造化剤系を含む。
【0024】
フレッシュニング組成物は、約0.02mol/L未満(less)のイオン強度を有してもよい。イオン強度は、以下の式に従って測定される。
【0025】
【数1】
式中、ciは、イオン、iのモル濃度と等しく、かつ単位mol/Lを有し、
式中、zi2は、イオンの電荷数と等しい。Basic Physical Chemistry,Walter J.Moore,p.370(1983)を参照されたい。
【0026】
粒子
フレッシュニング組成物は、複数の粒子を含有してもよい。本明細書で使用される場合、「粒子」は、固体又は半固体材料の少なくとも一部を含む。粒子は、様々な異なる形態を取り得る。粒子は、100重量%中実であってもよく、又は中空状であってもよい。粒子として、例えば、メソ細孔性粒子、活性炭、ゼオライト、有益剤送達粒子、ワックス、ハイドロゲル、及び/又は粉砕ナットシェルを挙げることができる。好ましくは、粒子は、有益剤送達粒子を含んでもよい。
【0027】
複数の粒子は、約0.1マイクロメートル〜約500マイクロメートル、あるいは約1マイクロメートル〜約100マイクロメートル、あるいは約5マイクロメートル〜約50マイクロメートル、あるいは100マイクロメートル未満の範囲の平均最長突出寸法を有してもよい。複数の粒子内の任意の単一粒子の最長突出寸法は、単一粒子の外周内部に全体的に内接し得る最長長さ寸法の長さとされる。複数の粒子の平均最長突出寸法は、複数の粒子内の全ての粒子にわたって単一粒子内部に全体的に内接し得るとされてもよい。この平均はまた、複数の粒子から統計的に関連する粒子のサンプル全体で平均を取ることによって反映され得ることは当業者により理解されるだろう。
【0028】
上述のように、フレッシュニング組成物は、有益剤送達粒子の形態で粒子を含んでもよい。有益剤送達粒子は、有益剤を封入する壁材料を含んでもよい。有益剤は、本明細書で「有益剤」又は「封入された有益剤」と呼ばれることがある。有益剤は、香料混合物、防虫剤、悪臭中和剤、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてもよい。一態様では、香料送達技術は、壁材料を有する有益剤で少なくとも部分的に包み込むことによって作られる有益剤送達粒子を含んでいてもよい。有益剤は、3−(4−t−ブチルフェニル)−2−メチルプロパナール、3−(4−t−ブチルフェニル)−プロパナール、3−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチルプロパナール、3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−2−メチルプロパナール、及び2,6−ジメチル−5−ヘプテナール、α−ダマスコーン、β−ダマスコーン、γ−ダマスコーン、β−ダマセノン、6,7−ジヒドロ−1,1,2,3,3−ペンタメチル−4(5H)−インダノン、メチル−7,3−ジヒドロ−2H−1,5−ベンゾジオキセピン−3−オン、2−[2−(4−メチル−3−シクロヘキセニル−1−イル)プロピル]シクロペンタン−2−オン、2−sec−ブチルシクロヘキサノン、及びβ−ジヒドロイオノン、リナロール、エチルリナロール、テトラヒドロリナロール、及びジヒドロミルセノールのような香料原材料;シリコーンオイル、ポリエチレンワックスのようなワックス;魚油、ジャスミン、カンファー、ラベンダーのような精油;メントールのような皮膚冷却剤、乳酸メチル;ビタミンA及びEのようなビタミン類;日焼け止め剤;グリセリン;マンガン触媒又は漂白剤触媒のような触媒;過ホウ酸塩のような漂白剤粒子;二酸化ケイ素粒子;制汗剤活性物質;カチオン性ポリマー、並びにこれらの混合物からなる群から選択される材料が挙げられ得る。好適な有益剤は、Givaudan Corp.(Mount Olive,New Jersey,USA)、International Flavors & Fragrances Corp.(South Brunswick,New Jersey,USA)、又はFirmenich Company(Geneva,Switzerland)から入手することができる。本明細書で使用される場合、「香料原材料」とは、以下の成分のうちの1つ以上を指す:芳香性精油;芳香化合物;プロ香料;安定剤、希釈剤、加工剤、及び混入物質を含む、芳香性精油、芳香化合物、及び/又はプロ香料と共に供給される材料;並びに芳香性精油、芳香化合物、及び/又はプロ香料に一般的に付随する任意の材料。
【0029】
有益剤送達粒子の壁材料は、メラミン、ポリアクリルアミド、シリコーン、シリカ、ポリスチレン、ポリ尿素、ポリウレタン、ポリアクリレート系材料、ポリアクリル酸エステル系材料、ゼラチン、スチレンリンゴ酸無水物、ポリアミド、芳香族アルコール、ポリビニルアルコール、及びこれらの混合物を含んでもよい。メラミン壁材料には、ホルムアルデヒドで架橋されたメラミン、ホルムアルデヒドで架橋されたメラミン−ジメトキシエタノール、及びそれらの混合物が含まれ得る。ポリスチレン壁材料には、ジビニルベンゼンで架橋されたポリスチレンが含まれ得る。ポリ尿素壁材料は、ホルムアルデヒドで架橋された尿素、グルタルアルデヒドで架橋された尿素、ポリアミドと反応したポリイソシアネート、アルデヒドと反応したポリアミン、及びこれらの混合物を含み得る。ポリアクリレート系壁材料には、メチルメタクリレート/ジメチルアミノメチルメタクリレートから形成されるポリアクリレート、アミンアクリレート及び/又はメタクリレート並びに強酸から形成されるポリアクリレート、カルボン酸アクリレート及び/又はメタクリレートモノマー並びに強塩基から形成されるポリアクリレート、アミンアクリレート及び/又はメタクリレートモノマー並びにカルボン酸アクリレート及び/又はカルボン酸メタクリレートモノマーから形成されるポリアクリレート、並びにそれらの混合物が含まれ得る。
【0030】
ポリアクリル酸エステル系壁材料は、アクリル酸及び/又はメタクリル酸のアルキル及び/又はグリシジルエステルによって形成されたポリアクリル酸エステル、ヒドロキシ基及び/又はカルボキシ基及びアリルグルコンアミドを有するアクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステルによって形成されたポリアクリル酸エステル、及びこれらの混合物を含んでもよい。
【0031】
芳香族アルコール系壁材料は、アリールオキシアルカノール、アリールアルカノール、及びオリゴアルカノールアリールエーテルを含んでもよい。更に、少なくとも1つの遊離ヒドロキシ基を有する、特に好ましくは直接芳香族結合した少なくとも2つの遊離ヒドロキシ基を有する芳香族化合物を含んでもよく、特に少なくとも2つの遊離ヒドロキシ基が芳香族環に直接結合していることが好ましく、更に互いにメタ位にあると好ましい。芳香族アルコールが、フェノール、クレゾール(o−、m−、及びp−クレゾール)、ナフトール(α−及びβ−ナフトール)及びチモール、並びに、エチルフェノール、プロピルフェノール、フルオロフェノール、及びメトキシフェノールから選択されることが好ましい。
【0032】
ポリ尿素壁材料は、ポリイソシアネートを含んでもよい。ポリイソシアネートは、フェニル、トルオイル、キシリル、ナフチル、又はジフェニル部分を含有する芳香族ポリイソシアネート(例えば、トルエンジイソシアネートのポリイソシアヌレート、トルエンジイソシアネートのトリメチロールプロパン付加物、又はキシリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパン付加物)、脂肪族ポリイソシアネート(例えば、ヘキサメチレンジイソシアネートの三量体、イソホロンジイソシアネートの三量体、又はヘキサメチレンジイソシアネートのビウレット)、又はこれらの混合物(例えば、ヘキサメチレンジイソシアネートのビウレット及びキシリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパン付加物の混合物)であってもよい。更に別の実施形態では、ポリイソシアネートは架橋されていてもよく、ここで架橋剤はポリアミン(例えば、ジエチレントリアミン、ビス(3−アミノプロピル)アミン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、トリス(2−アミノエチル)アミン、トリエチレンテトラミン、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)−1,3−プロパンジアミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、分枝状ポリエチレンイミン、キトサン、ナイシン、ゼラチン、1,3−ジアミノグアニジン一塩酸塩、1,1−ジメチルビグアニド塩酸塩、又はグアニジン炭酸塩)である。
【0033】
ポリビニルアルコール系壁材料は、架橋された、疎水的に改質されたポリビニルアルコールを含んでもよく、このポリビニルアルコールは、i)2,000〜50,000Daの分子量を有する第1デキストランアルデヒドと、ii)50,000超〜2,000,000Daの分子量を有する第2デキストランアルデヒドとを含む架橋剤を含む。
【0034】
香料有益剤送達粒子は、付着助剤、カチオン性ポリマー、非イオン性ポリマー、アニオン性ポリマー、又はこれらの混合物でコーティングされてよい。好適なポリマーは、ポリビニルホルムアルデヒド、部分ヒドロキシル化ポリビニルホルムアルデヒド、ポリビニルアミン、ポリエチレンイミン、エトキシル化ポリエチレンイミン、ポリビニルアルコール、ポリアクリレート、及びこれらの組み合わせからなる群から選択され得る。フレッシュニング組成物は、1以上の種類の有益剤送達粒子、例えば2種類の有益剤送達粒子であって、第1又は第2の有益剤送達粒子のうちの一方が、(a)他方とは異なる壁材料からなる壁を有する;(b)他方とは異なる量の壁材料又はモノマーを含む壁を有する;又は(c)他方とは異なる量の香油原料を含有する;(d)異なる香油を含有する;(e)異なる温度で硬化される壁部を有する;(f)異なるcLogP値を有する香油を含有する;(g)異なる揮発度を有する香油を含有する;(h)異なる沸点を有する香油を含有する;(i)異なる重量比の壁材料で作製された壁部を有する;(j)異なる硬化時間で硬化される壁部を有する;かつ(k)異なる速度で加熱される壁部を有する、有益剤送達粒子を含み得る。
【0035】
好ましくは、香料有益剤送達粒子は、アクリル酸のポリマー又はその誘導体を含む壁材料、及び香料混合物を含む有益剤を有する。
【0036】
フレッシュニング組成物は、任意の量の粒子を含んでもよい。有益剤送達粒子に関して、フレッシュニング組成物は、フレッシュニング組成物の約0.001重量%〜約2.0重量%の、有益剤送達粒子の壁材料を含んだ有益剤を含有してもよい。又は、フレッシュニング組成物は、フレッシュニング組成物の約0.01重量%〜約1.0重量%、又は最も好ましくは約0.05重量%〜約0.5重量%の、有益剤送達粒子の壁材料を含んだ有益剤を含有してもよい。
【0037】
封入されていない香料に関して、フレッシュニング組成物は、フレッシュニング組成物の約0.001重量%〜約2.0重量%、又は約0.01重量%〜約1.0重量%、又は最も好ましくは約0.05重量%〜約0.5重量%の封入されていない香料を含んでもよい。
【0038】
構造化剤系
フレッシュニング組成物は、少なくとも1つの構造剤を有する構造化剤系を含む。構造剤は、1つ以上のバイオポリマーを含んでもよい。そのようなバイオポリマーの非限定例としては、グルコース、フルクトース、ガラクトース、マンノース、ラムノース、グルクロン酸及びこれらの混合物のポリマーなどの多糖類が挙げられる。
【0039】
構造化剤系は、多糖類系の形態であってもよい。好ましい多糖類としては、キサンタンガム、グルコマンナン、ガラクトマンナン、及びこれらの組み合わせが挙げられる。グルコマンナンは、コンニャクガムなどの天然ガム由来であってもよい。ガラクトマンナンは、ローカストビーンガムなどの天然(naturals)ガム由来であってもよい。多糖類はまた、カラギーナンも含んでもよい。ガムは、脱アセチル化などによって変性されてもよい。
【0040】
フレッシュニング組成物は、第1の多糖類及び第2の多糖類など少なくとも2つの多糖類を含む多糖類系を含んでもよい。第1の多糖類は、キサンタンガムであってもよい。第2の多糖類は、グルコマンナン、ガラクトマンナン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてもよい。第2の多糖類は、コンニャクガム、ローカストビーンガム、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてもよい。
【0041】
好ましくは、第1の多糖類は、キサンタンガムであり、第2の多糖類は、コンニャクガムである。
【0042】
第1の多糖類は、多糖類系の10重量%超かつ90重量%未満、あるいは約20重量%〜約80重量%、あるいは約40重量%〜約60重量%の濃度で存在してもよい。
【0043】
第2の多糖類は、多糖類系の約15重量%〜約85重量%、あるいは約20重量%〜約80重量%、あるいは約40重量%〜約60重量%の濃度で存在してもよい。
【0044】
フレッシュニング組成物中に存在する多糖類の総濃度は、約0.5重量%未満、又は好ましくは約0.2重量%未満、又は好ましくは約0.1重量%未満、より好ましくは0.08重量%未満、及び最も好ましくは0.06重量%未満であってもよい。理論に束縛されるものではないが、フレッシュニング組成物中に存在する多糖類の総濃度の最小化は、残留物を減少させ、かつ/又は噴霧特性を最適化すると考えられている。
【0045】
多糖類系は、約10,000ダルトン〜約15,000,000ダルトン、あるいは約200,000ダルトン〜約10,000,000ダルトン、あるいは約300,000ダルトン〜約6,000,000ダルトン、あるいは約300,000ダルトン〜約500,000ダルトンの範囲の重量平均分子量を有してもよい。
【0046】
多糖類系は、平均アセチル化率を特徴としてもよい。平均アセチル化率は、約2.0〜約0.5の範囲内、好ましくは約1.5〜約0.5の範囲内であってもよい。
【0047】
フレッシュニング組成物は、約100百万分率(ppm)未満、又は50ppm未満、又は25ppm未満、又は10ppm未満の総たんぱく濃度を有してもよい。フレッシュニング組成物を適用する表面の退色を最小化するために、フレッシュニング組成物中の総たんぱく濃度を制限することが望ましい場合がある。
【0048】
緩衝剤
フレッシュニング組成物は、緩衝剤を含んでいてもよく、緩衝剤は、カルボン酸、又はマレイン酸のようなジカルボン酸、又はクエン酸若しくはポリアクリル酸のような多塩基酸であってもよい。この酸は立体的に安定していてもよく、所望のpHを維持するために、本フレッシュニング組成物で使用してもよい。緩衝剤は、トリエタノールアミンのような塩基、又はクエン酸ナトリウムのような有機酸塩を含んでいてもよい。本発明の清浄組成物のpHは約3〜約8、あるいは約4〜約7、あるいは約5〜約8、あるいは約6〜約8、あるいは約6〜約7、あるいは約7、あるいは約6.5であってもよい。
【0049】
クエン酸のようなカルボン酸は、金属イオンキレートとして機能する場合があり、水溶性の低い金属塩を形成することができる。フレッシュニング組成物は、本質的にクエン酸を含まなくてもよい。緩衝剤は、アルカリ性、酸性、又は中性であってもよい。
【0050】
フレッシュニング組成物用の他の好適な緩衝剤としては、生物学的緩衝剤が挙げられる。一部の例は、窒素含有物質、3−(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸(MOPS)又はN−(2−アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸(ACES)のようなスルホン酸緩衝剤であり、これらのpKaは中性付近の6.2〜7.5であり、中性のpHにおいて十分な緩衝力を発揮する。他の例は、リシンのようなアミノ酸、又はモノエタノールアミン、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミンのような低級アルコールアミンである。他の窒素含有緩衝剤は、トリ(ヒドロキシメチル)アミノメタン(HOCH2)3CNH3(TRIS)、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパノール、グルタミン酸二ナトリウム、N−メチルジエタノールアミド、2−ジメチルアミノ−2−メチルプロパノール(DMAMP)、1,3−ビス(メチルアミン)−シクロヘキサン、1,3−ジアミノ−プロパノール、N,N’−テトラ−メチル−1,3−ジアミノ−2−プロパノール、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)グリシン(ビシン)、及びN−トリス(ヒドロキシメチル)メチルグリシン(トリシン)である。上記のいずれかの混合物も許容可能である。
【0051】
フレッシュニング組成物は、フレッシュニング組成物の少なくとも約0重量%、あるいは少なくとも約0.001重量%、あるいは少なくとも約0.01重量%の緩衝剤を含んでもよい。フレッシュニング組成物はまた、フレッシュニング組成物の約1重量%以下、あるいは約0.75重量%以下、あるいは約0.5重量%以下の緩衝剤を含んでもよい。
【0052】
可溶化剤
フレッシュニング組成物は、透明な透光性溶液を生成するために、過剰な疎水性有機材料、特に、ある種の悪臭低減材料、香料材料、更に、フレッシュニング組成物に加えてもよいが、フレッシュニング組成物に容易に溶解しない任意成分(例えば、害虫忌避剤、酸化防止剤など)を可溶化するために、可溶化助剤を含んでもよい。好適な可溶化助剤は、非起泡性又は低起泡性界面活性剤のような界面活性剤である。好適な界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双極性界面活性剤、及びこれらの混合物である。
【0053】
フレッシュニング組成物は、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、及びそれらの混合物を含有することができる。フレッシュニング組成物は、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有することができる。フレッシュニング組成物中で使用可能な1種類の好適な硬化ヒマシ油は、Basophor(商標)(BASFから入手可能)として販売される。
【0054】
アニオン性界面活性剤及び/又は洗剤用界面活性剤を含む清浄組成物では、布地が汚れの影響を受けやすくなる場合があり、及び/又は、溶液が布地から蒸発すると、許容できない目に見える染みが布地上に残る場合がある。フレッシュニング組成物は、アニオン性界面活性剤及び/又は洗剤用界面活性剤を含まなくてもよい。
【0055】
フレッシュニング組成物は、可溶化剤(solublizing agent)を約0.01重量%〜約3重量%、好ましくは約0.4重量%〜約1重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約0.5重量%、最も好ましくは約0.1重量%〜約0.3重量%含有してもよい。好ましくは、可溶化剤は、界面活性剤、溶媒、及びこれらの混合物からなる群から選択される。好ましくは、界面活性剤は、非イオン性界面活性剤を含み、好ましくは、溶媒は、アルコール、ポリオール、及びこれらの混合物を含む。
【0056】
表面張力低下剤
フレッシュニング組成物は、ポリエステル及びナイロンのような疎水性表面上に、フレッシュニング組成物が容易かつより均一に広がるような低い表面張力を与える湿潤剤を含んでもよい。本発明の水溶液は、このような湿潤剤がないと、十分には広がらないことがわかっている。フレッシュニング組成物を広げると、フレッシュニング組成物を迅速に乾燥させることが可能となり、その結果、処理された物質は直ちに使える状態になる。更に、湿潤剤を含有するフレッシュニング組成物は、改善された悪臭中和のために、疎水性の油性汚れによりよく浸透することができる。湿潤剤を含有するフレッシュニング組成物は、「衣服着用中」の静電気制御性を向上させることもできる。濃縮フレッシュニング組成物の場合、湿潤剤は、濃縮フレッシュニング組成物中の抗菌性活性物質及び香料などの多くの活性物質の分散を促進する。
【0057】
湿潤剤の非限定的な例としては、エチレンオキシドとプロピレンオキシドのブロックコポリマーが挙げられる。好適なブロックポリオキシエチレン−ポリプロピレンポリマー界面活性剤としては、初期の反応性水素化合物として、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセロール、トリメチロールプロパン及びエチレンジアミンに基づくものが挙げられる。初期化合物とC
12〜18脂肪族アルコールなどの単一の反応性水素原子との連続したエトキシ化及びプロポキシ化により作製されるポリマー化合物は、一般に、シクロデキストリンと相溶性ではない。BASF−Wyandotte Corp.(Wyandotte,Michigan)によってPluronic(登録商標)及びTetronic(登録商標)と命名された特定のブロックポリマー界面活性剤化合物を、容易に入手することができる。
【0058】
この種の湿潤剤の非限定的な例は、米国特許第5,714,137号に記載されており、Momentive Performance Chemical,Albany,New Yorkから入手可能なSilwet(登録商標)界面活性剤が挙げられる。例示的なSilwet界面活性剤は、以下のとおりである。
【0059】
【表1】
及びこれらの混合物、である。
【0060】
フレッシュニング組成物は、例えば、表面の外観(しわの減少、改善された色外観、改善又は回復された布地の形状)など布地の回復をもたらし得る。布地の外観の回復に役立つ補助成分は、安定で分離しないフレッシュニング組成物を生成するのに必要な界面活性剤、乳化剤及び溶媒と合わせて、水溶性又は混和性の四級アンモニウム界面活性剤及び水不溶性油成分から選択される。ある種の非限定的な好ましい乳化剤は、ソルビタンエステル、及びアルキレンオキシドで修飾されたソルビタンエステル、例えば、Tween(登録商標)20ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート、分岐型界面活性剤、例えばGuerbetアルコール、又はGuerbetアルコールで修飾されたアルキレンオキシド、例えば、Lutensol(登録商標)XL 70(オキシラン,モノ(2−プロピルヘプチル)エーテルを有するオキシラン,2−メチル−,ポリマー、BASF)である。湿潤剤は、成分を広げるのに役立ち、噴霧中のフレッシュニング組成物の起泡を減らすのに役立つ。ある種の好ましい湿潤剤としては、超湿潤剤として当該技術分野で知られる種類の湿潤剤が挙げられる。理論によって束縛されないが、超湿潤剤は、表面に非常に効率よく充填され、極めて低い平衡表面張力が得られる。このような界面活性剤の非限定的な例としては、Surfynol(登録商標)465及びSurfynol(登録商標)104PG 50のようなSurfynols(登録商標)が挙げられる(Dow Chemicals)。
【0061】
水溶性又は混和性の四級アンモニウム界面活性剤:
典型的には、フレッシュニング組成物に含まれる最低濃度の水溶性クアットは、フレッシュニング組成物の合計重量を基準として、少なくとも約0.01重量%、好ましくは少なくとも約0.05重量%、より好ましくは少なくとも約0.1重量%、更により好ましくは少なくとも約0.2重量%である。典型的には、フレッシュニング組成物に含まれる最大濃度の水溶性四級剤は、フレッシュニング組成物の合計重量を基準として、約20重量%まで、好ましくは、約10重量%未満、更に好ましくは、約3重量%未満である。典型的には、水溶性四級剤は、フレッシュニング組成物中に約0.2重量%〜約1.0重量%の量で存在する。
【0062】
具体的には、好ましい水溶性四級化合物は、ジアルキル四級界面活性剤化合物である。適切な四級界面活性剤としては、限定されないが、下式を有する四級アンモニウム界面活性剤が挙げられ、
【0063】
【化1】
式中、R
1及びR
2は、独立して、C
1〜C
4アルキル、C
1〜C
4ヒドロキシアルキル、ベンジル、及び−(C
2H
4O)
xHからなる群から選択され、xは、約2〜約5の値を有し;Xは、アニオンであり;(1)R
3及びR
4は、それぞれ、C
6〜C
14アルキルであるか、又は(2)R
3は、C
6〜C
18アルキルであり、R
4は、C
1〜C
10アルキル、C
1〜C
10ヒドロキシアルキル、ベンジル、及び−(C
2H
4O)
xHからなる群から選択され、xは、2〜5の値を有する。好ましい非対称性四級化合物は、R3及びR4が同一ではなく、好ましくは一方が分枝状で、もう一方が直鎖状の化合物である。
【0064】
非対称性四級化合物の一例は、Xがメチルサルフェートイオンであり、R1及びR2がメチル基であり、R3が、モノ不飽和部が5%未満の水素添加タロー基であり、R4が2−エチルヘキシル基である、ARQUAD HTL8−MSである。ARQUAD HTL8−MSは、オランダのArnhemのAkzo Nobel Chemicalから入手できる。
【0065】
対称性四級化合物の一例は、Xが炭酸塩及び重炭酸塩であり、R1及びR2がメチル基であり、R3及びR4がC10アルキル基である、UNIQUAT2250である。UNIQUAT2250は、北アメリカのLonzaの登録商標であり、アレンデール、ニュージャージーのLonza Incorporatedから入手可能である。
【0066】
適切な水溶性四級化合物の別の例は、Lonzaから入手可能であり、以下の構造を有するN−セチルエチルモルホリニウムエトサルフェートであるBARQUAT CME−35である。
【0068】
抗菌性化合物
フレッシュニング組成物は、空気中又は無生物表面上の生存微生物の数を減少させる化合物を有効量含んでもよい。抗菌性化合物は、カウチ、枕、ペットの寝具、及びカーペットなどの、ヒトの皮膚又はペットと接触した室内表面上に典型的に存在するグラム陰性菌若しくはグラム陽性菌、又は真菌に対して有効である。このような微生物種としては、肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)、黒色アスペルギルス(Aspergillus niger)、肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae)、化膿レンサ球菌(Steptococcus pyogenes)、ブタコレラ菌(Salmonella choleraesuis)、大腸菌(Escherichia coil)、毛瘡白癬菌(Trichophyton mentagrophytes)、及び緑膿菌(Pseudomonoas aeruginosa)が挙げられる。抗菌性化合物はまた、H1−N1、ライノウイルス、呼吸系発疹ウイルス、1型ポリオウイルス、ロタウイルス、A型インフルエンザ、1型及び2型単純ヘルペス、A型肝炎、及びヒトコロナウイルスなどの生存ウイルスの数を低減するうえで有効であり得る。
【0069】
フレッシュニング組成物に好適な抗菌性化合物は、布地の外観を損傷(例えば、変色、黄ばみなどの着色、脱色)させない任意の有機物質とすることができる。水溶性抗菌性化合物としては、有機硫黄化合物、ハロゲン化化合物、環状有機窒素化合物、低分子量アルデヒド、四級化合物、デヒドロ酢酸、フェニル及びフェノキシ化合物、又はこれらの混合物が挙げられる。
【0070】
四級化合物が使用されてもよい。フレッシュニング組成物に使用するのに好適な市販の第四級化合物の例として、Lonza Corporationから入手可能なBarquat;及び商標名Bardac(登録商標)2250でLonza Corporationから入手可能な塩化アンモニウムジメチルジデシルクアットがある。
【0071】
抗菌性化合物は、清浄組成物の約500重量ppm〜約7000重量ppm、あるいは約1000重量ppm〜約5000重量ppm、あるいは約1000重量ppm〜約3000重量ppm、あるいは約1400重量ppm〜約2500重量ppmの量で存在してもよい。
【0072】
防腐剤
フレッシュニング組成物は、防腐剤を含有してもよい。防腐剤は、特定の期間にわたって腐敗を防ぐか、又は意図せず混入した微生物の増殖を防ぐのに十分であるが、フレッシュニング組成物の悪臭中和性能に寄与するのに十分ではない量で存在し得る。換言すれば、防腐剤は、微生物によって生じる臭気を消すために、フレッシュニング組成物を堆積させる表面上の微生物を死滅させる抗菌性化合物として使用されているのではない。むしろ、フレッシュニング組成物の保存寿命を長くする目的で、フレッシュニング組成物の腐敗を防ぐために防腐剤が用いられる。
【0073】
防腐剤は、布地の外観に損傷(例えば変色、着色、脱色)を生じさせない任意の有機防腐剤物質とすることができる。好適な水溶性防腐剤としては、有機硫黄化合物、ハロゲン化化合物、環状有機窒素化合物、低分子量アルデヒド、パラベン、プロパンジオール(diaol)物質、イソチアゾリノン、四級化合物、ベンゾエート、低分子量アルコール、デヒドロ酢酸、フェニル及びフェノキシ化合物、又はそれらの混合物が挙げられる。
【0074】
市販の水溶性防腐剤の非限定的な例としては、Rohm and Haas Co.によって商標名Kathon(登録商標)CGで1.5%水溶液として入手可能な広域スペクトル防腐剤である、約77%の5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンと約23%の2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンとの混合物;HenkelからBronidox L(登録商標)の商品名で入手可能な5−ブロモ−5−ニトロ−1,3−ジオキサン;InolexからBronopol(登録商標)の商品名で入手可能な2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール;クロロヘキシジン、並びにその例えば酢酸及びジグルコン酸との塩として一般的に知られている、1,1’−ヘキサメチレンビス(5−(p−クロロフェニル)ビグアニド);LonzaからGlydant Plus(登録商標)の名称で入手可能な、1,3−ビス(ヒドロキシメチル)−5,5−ジメチル−2,4−イミダゾリジンジオンと3−ブチル−2−ヨードプロピニルカルバメートの95:5混合物;Sutton Laboratories,Inc.からGermall(登録商標)の商品名で入手可能であり、ジアゾリジニルウレアとして一般的に知られる、N−[1,3−ビス(ヒドロキシメチル)2,5−ジオキソ−4−イミダゾリジニル]−N,N’−ビス(ヒドロキシ−メチル)ウレア;例えば、3V−Sigmaから商標名Abiol(登録商標)として、InduchemからUnicide U−13(登録商標)として、Sutton Laboratories,Inc.からGermall 115(登録商標)として入手可能な、イミダゾリジニルウレアとして一般的に知られている、N,N’’−メチレンビス{N’−[1−(ヒドロキシメチル)−2,5−ジオキソ−4−イミダゾリジニル]ウレア};Nuosept(登録商標)Cの商品名でHuels Americaから入手可能なポリメトキシ二環オキサゾリジン;ホルムアルデヒド;グルタルアルデヒド;ICI Americas,Inc.から商標名Cosmocil CQ(登録商標)として、又はBrooks,Incから商標名Mikrokill(登録商標)として入手可能なポリアミノプロピルビグアニド;デヒドロ酢酸;並びにRohm and Hass Corporationから商標名Koralone(商標)B−119として入手可能なベンズイソチアゾリノン;1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン;Acticide MBSが挙げられる。
【0075】
防腐剤の好適な濃度は、フレッシュニング組成物の約0.0001重量%〜約0.5重量%、あるいは約0.0002重量%〜約0.2重量%、あるいは約0.0003重量%〜約0.1重量%である。
【0076】
悪臭中和剤
フレッシュニング組成物は、他の悪臭低減技術を含んでもよい。限定されないが、アミン官能性ポリマー、金属イオン、シクロデキストリン、シクロデキストリン誘導体(deriviatives)、ポリオール、酸化剤、活性炭及びこれらの組み合わせを挙げることができる。
【0077】
香料送達技術
フレッシュニング組成物は、香料成分の処理された基材に付着し、基材から放出されるのを安定化し向上させる1つ以上の香料送達技術を含み得る。このような香料送達技術を使用して、処理された基材から香料が放出する寿命を延長することもできる。香料送達技術、特定の香料送達技術を作製する方法、及びこのような香料送達技術の使用は、米国特許出願公開第2007/0275866(A1)号に開示されている。
【0078】
フレッシュニング組成物は、香料送達技術を約0.001重量%〜約20重量%、又は約0.01重量%〜約10重量%、又は約0.05重量%〜約5重量%、又は更には約0.1重量%〜約0.5重量%含有してもよい。一態様において、香料送達技術は、プロ香料、ポリマー粒子、可溶性シリコーン、ポリマー支援型送達、分子支援型送達、繊維支援型送達、アミン支援型送達、シクロデキストリン、デンプン封入アコード、ゼオライト、及び無機キャリア、並びにこれらの混合物からなる群から選択され得る。
【0079】
香料送達技術は、アミン反応製品(ARP)又はチオ反応製品を含み得る。アミン官能基及び/又はチオール官能基が1つ以上のPRMと予備反応して反応生成物を生成する、「反応性」ポリマー性アミン及び、又はポリマーチオールを用いてもよい。典型的には、反応性アミンは、一級及び/又は二級アミンであり、ポリマーの一部であってもモノマー(非ポリマー)であってもよい。また、このようなARPを追加のPRMと混合して、ポリマー支援型送達効果及び/又はアミン支援型送達の効果を提供することもできる。ポリマーアミンの非限定的な例としては、ポリエチレンイミン(PEI)などのポリアルキルイミン、又はポリビニルアミン(PVAm)に基づくポリマーが挙げられる。モノマー(非ポリマー)アミンの非限定的な例としては、ヒドロキシルアミン(例えば、2−アミノエタノール)及びそのアルキル置換誘導体、並びに芳香族アミン(例えば、アントラニレート)が挙げられる。ARPは、香料と事前混合しておいてもよく、リーブオン用途又はリンスオフ用途では別個に添加してもよい。別の態様において、例えば、酸素、リン又はセレンなどの窒素及び/又は硫黄以外のヘテロ原子を含有する材料をアミン化合物の代わりに使用することができる。更に別の態様において、上述の代替化合物をアミン化合物と併用してもよい。更なる別の態様において、1つの分子が、アミン部分と、代替ヘテロ原子部分(例えば、チオール、ホスフィン及びセレノール)のうちの1つ以上とを含んでもよい。その効果としては、香料の送達改善に加えて、香料の放出制御を挙げることができる。好適なARP並びにその製造方法は、米国特許出願第2005/0003980(A1)号及び米国特許第6,413,920(B1)号に見ることができる。
【0080】
非カプセル封入香料
フレッシュニング組成物は、快楽効果を供給するだけの(すなわち、悪臭を中和しないが、快い香りは供給する)1つ以上の香料原材料を含む封入されていない香料を含んでもよい。好適な香料は、米国特許第6,248,135号に開示されている。例えば、清浄組成物は、悪臭を中和するための揮発性アルデヒドと快楽をもたらす香料アルデヒドの混合物を含んでよい。
【0081】
フレッシュニング組成物に悪臭制御成分中の揮発性アルデヒド以外の香料が配合される場合、香料と揮発性アルデヒドの総量は、フレッシュニング組成物の約0.015重量%〜約2重量%、あるいは約0.01重量%〜約1.0重量%、あるいは約0.015重量%〜約0.5重量%であってよい。
【0082】
水性キャリア
フレッシュニング組成物は、水性キャリアを含有してもよい。使用される水性キャリアは、蒸留水、脱イオン水又は水道水であってもよい。水は、水溶液であるフレッシュニング組成物に任意の量で存在していてもよい。水は、フレッシュニング組成物の約85重量%〜99.5重量%、あるいは約90重量%〜約99.5重量%、あるいは約92重量%〜約99.5重量%、あるいは約95重量%の量で存在してもよい。少量の低分子量の一価アルコール、例えば、エタノール、メタノール、及びイソプロパノール、又はエチレングリコール及びプロピレングリコールなどのポリオールを含有する水も有用であり得る。しかし、エタノール及び/又はイソプロパノールなどの揮発性の低分子量一価アルコールは制限すべきであり、これは、これらの揮発性有機化合物が、引火性の問題と環境汚染の問題の双方の一因になるからである。少量の低分子量一価アルコールを、香料として、及び一部の防腐剤の安定化剤としてフレッシュニング組成物に添加したために、少量の低分子量一価アルコールがフレッシュニング組成物中に存在する場合、一価アルコールの濃度は、フレッシュニング組成物の約1重量%〜約5重量%、あるいは約6重量%未満、あるいは約3重量%未満、あるいは約1重量%未満とすることができる。
【0083】
希釈剤
清浄組成物は更に希釈剤を含んでもよい。例示的な希釈剤としては、ジプロピレングリコールメチルエーテル及び3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール及びこれらの混合物が挙げられる。
【0084】
アジュバント
アジュバントを公知の目的で、本明細書のフレッシュニング組成物に加えることができる。そのようなアジュバントとしては、限定されるものではないが、亜鉛塩、銅塩、及びこれらの混合物を含む水溶性金属塩;帯電防止剤;害虫忌避剤及び蛾忌避剤;着色剤;酸化防止剤;アロマセラピー剤及びこれらの混合物が挙げられる。
【0085】
噴霧可能な製品
フレッシュニング組成物は、スプレーディスペンサーに包装されて、噴霧可能な製品を形成することができる。噴霧可能な製品は、空気中及び表面上での使用に好適であり得る。
【0086】
噴霧可能な製品は、微細な霧状液を送達するように構成され得る。スプレーディスペンサーは、直接圧縮型トリガー噴霧器、事前圧縮型トリガー噴霧器、又はエアゾール型スプレーディスペンサーなどの様々な方法で構成され得る。1つの好適なスプレーディスペンサーは、TS800トリガー噴霧器(Exxon Mobil PP1063、material classification 10003913、メーカー:Calmar)である。
【0087】
別の好適なスプレーディスペンサーには、Afa Dispensing GroupからのFLAIROSOL(商標)ディスペンサなど連続動作式スプレー装置が挙げられる。FLAIROSOL(商標)ディスペンサは、事前圧縮スプレーエンジンを備えたバッグ・イン・バッグ又はバッグ・イン・缶の容器、及びフレッシュニング組成物のエアゾール樣圧縮器を含む。
【0088】
性能特性
本開示のフレッシュニング組成物は、安定であり、消費者に受け入れられる噴霧を呈し、最小限の残留物を有することが判明した。理論に束縛されるものではないが、本開示の構造化剤系は、非常に低い多糖類濃度で安定性を提供し、最小限の残留物で消費者に受け入れられる噴霧品質を可能にするように極めて効果的に一意に結合すると考えられている。
【0089】
フレッシュニング組成物は、噴霧液滴の形態でスプレーディスペンサーから吐出し得る。本開示のフレッシュニング組成物は、粒子を懸濁させることができ、比較的均一、かつ十分に小さなサイズの噴霧液滴の送達も行いながら安定なフレッシュニング組成物を形成する。より大きくかつ非均一の噴霧液滴は、消費者に受け入れらない外観をもたらすことがあり、空気中又は表面上にフレッシュニング組成物の十分な被覆を提供しないことがある。
【0090】
フレッシュニング組成物はまた、フレッシュニング組成物が噴霧され、表面上で乾燥した後に表面上に十分に低く、かつ消費者に受け入れられる濃度の残留物をもたらし得る。例えば、本開示の好ましいフレッシュニング組成物は、残留物値実施方法により、5回噴霧で約8未満、好ましくは15回噴霧で約8未満、又は最も好ましくは25回噴霧で約8未満の残留物値を提供してもよい。
【0091】
フレッシュニング組成物は、本明細書に開示された残留物値実施方法により、5回噴霧で約6未満、好ましくは15回噴霧で約6未満、又は最も好ましくは25回噴霧で約6未満の残留物値を有してもよい。
【0092】
本開示の構造化剤系は、粒子がフレッシュニング組成物の上面に浮かばない又はフレッシュニング組成物の底部に沈まないようにフレッシュニング組成物中に粒子を懸濁させ得る。例えば、本開示のフレッシュニング組成物は、本明細書に開示された少なくとも1、あるいは2の25℃での相安定性グレード実施方法に従って測定される相安定性グレードを提供してもよい。フレッシュニング組成物中で粒子を安定させることにより、フレッシュニング組成物を吐出する前にスプレーディスペンサーを振る必要がなくなる。粒子を安定させることはまた、粒子をフレッシュニング組成物中により均一に分布する助けになり得、その結果スプレーディスペンサーからの各噴霧は、比較的一定の粒子濃度を提供する。
【0093】
レオロジー特性
本開示の好ましいフレッシュニング組成物は、粒子を噴霧可能な製品が典型的に経験する応力下で懸濁させることができる。例えば、噴霧可能な製品は、出荷、棚上の配置、及び消費者による取扱いの間の振盪、傾け、反転などの運動を経験し得る。フレッシュニング組成物は、本明細書に開示されたクリープ回復率試験方法により測定される少なくとも約0.1、あるいは少なくとも約0.2、あるいは少なくとも約0.3、あるいは少なくとも約0.4のクリープ回復率を有し得る。
【0094】
フレッシュニング組成物は、本明細書に開示された降伏応力試験方法により測定される0パスカル(Pa)超かつ約1.0Pa未満、又は約0.05Pa〜約0.5Paの降伏応力を呈し得る。
【0095】
フレッシュニング組成物は、本明細書に開示された噴霧剪断粘度試験方法により測定される約0.025パスカル秒(Pa・s)未満、あるいは約0.02Pa・s未満、あるいは約0.01Pa・s未満の噴霧剪断粘度を呈し得る。
【0096】
本開示のフレッシュニング組成物は、約0.025Pa・s未満の噴霧剪断粘度、及び少なくとも約0.1のクリープ回復率又は0Pa超かつ約1.0Pa未満の降伏応力のいずれかを呈し得る。
【0097】
より好ましくは、本開示のフレッシュニング組成物は、約0.025Pa・s未満の噴霧剪断粘度、少なくとも約0.1のクリープ回復率、及び0Pa超かつ約1.0Pa未満の降伏応力を呈し得る。
【0098】
懸濁した粒子を含む相安定で噴霧可能なフレッシュニング組成物は、長期安定性、消費者に受け入れられる噴霧、及び低残留物という3つの特性を同時に必要とする。このことは、噴霧特性及び低残留物特性は、低濃度の構造化剤を必要とするが、長期安定性は、一般に高濃度の構造化剤を必要とする点で、これまで未解決の矛盾を成立させる。そのため、本明細書で具体的に表現される仕様内での第1の多糖類と第2の多糖類との混合が、3つの基準全てを同時に適合する組成物をもたらすことは意外であった。理論に束縛されるものではないが、第1の多糖類及び第2の多糖類は、低濃度の構造化剤における安定性が3つの特性全てを同時に提供できるようにする分子を架橋する固有の分子間結合を提供すると考えられている。本明細書に包含される組成物、パラメータ、及び性能は、これらの関係を一意に把握し、予測する。
【0099】
使用方法
本発明のフレッシュニング組成物は、散布することによって、例えば、スプレーディスペンサーのような分配手段の中に本発明の水溶液を入れ、有効量を空気中、又は所望の表面若しくは物品上にスプレーすることによって、使うことができる。有効量とは、本明細書における定義では、ヒトの臭覚によって認識できないうえに、物品又は表面に液体が染みこんだり、又は液体の水溜りができたりして、乾いたときに、容易には認識可能な目に見える堆積物ができることのない濃度で、空気若しくは表面を清浄にするかつ/又は悪臭を中和するのに十分な量を意味する。散布は、スプレー装置、ローラー、パッドなどを使用することにより達成される。
【0100】
本開示は、悪臭を減少させるかつ/又は家庭内表面を清浄するために家庭内表面上にフレッシュニング組成物を有効量散布する方法を包含する。家庭内表面は、カウンタートップ、キャビネット、壁、床、浴室の表面、ごみ及び/又はリサイクル容器、電化製品、並びにキッチンの表面からなる群から選択される。
【0101】
本開示は、悪臭を減少させるかつ/又は布地及び/若しくは布地物品を清浄するために、布地及び/又は布地物品上にフレッシュニング組成物の霧状液を有効量散布する方法を包含する。布地及び/又は布地物品としては、布、カーテン、掛け布、布張りの家具、カーペット、ベッド用リネン、浴室用リネン、テーブルクロス、寝袋、テント、車内、例えば、車用カーペット、車の布地製シート、シャワーカーテン等が挙げられるが、これらに限定されない。
【0102】
本開示は、悪臭の印象を減少させるかつ/又は清浄するために、靴の上及び靴の中にフレッシュニング組成物の霧状液を有効量散布する方法であって、靴に浸透するまで噴霧しない方法を包含する。
【0103】
本開示は、清浄のためかつ/又は悪臭を中和するために空気中にフレッシュニング組成物の霧状液を有効量散布する方法に関する。
【0104】
本開示は、清浄のためかつ/又は悪臭を中和するために猫用トイレ、ペットの寝具及びペットハウス上にフレッシュニング組成物の霧状液を有効量散布する方法に関する。
【0105】
本開示は、清浄のためかつ/又は悪臭を中和するために家庭内のペットにフレッシュニング組成物の霧状液を有効量散布する方法に関する。
【0106】
方法
メラミン−ホルムアルデヒド粒子又はポリアクリレート粒子に封入された香料混合物を定量するための試験方法。
非極性又はわずかに極性のカラムを用いて実施される、水素炎イオン化検出器を備えるガスクロマトグラフィー質量分析(GC−MS/FID)の分析クロマトグラフィー技術を用いる溶媒−抽出物の液体分析を介して、有益剤送達粒子中の各封入された香料原材料(PRM)のアイデンティティ及び量を求める。GC−MS/FID分析用の溶媒抽出物を調製する前に、有益剤送達粒子及びその中に封入されたPRM混合物を、濾過を介してフレッシュニング組成物の残りから物理的に分離する。抽出されたサンプル及び既知の較正標準についてのGC−MS/FID結果に加えて、既知の重量のサンプルを共に用いて、有益剤送達粒子中の封入されたPRM混合物の絶対濃度及び重量パーセント(wt%)を推定する。この手順は、フレッシュニング組成物中に更なる遊離(封入されていない)香料原材料が存在するにもかかわらず、メラミン−ホルムアルデヒド又はポリアクリレート壁材料に封入されたPRM混合物の定量化に好適である。主にメラミン−ホルムアルデヒド又はポリアクリレート化学物質ではない壁材料を含む有益剤送達粒子では、封入された香料の少なくとも95%という抽出効率を得るために、この方法を一部改変することを必要とする場合がある。このような改変には、別の溶媒又は加熱及び抽出時間の延長を挙げることができる。
【0107】
これらのGC−MS/FID分析を実施するのに好適な機器としては、例えば、以下の装置が挙げられる:Hewlett Packard/Agilent Gas Chromatograph model 7890シリーズGC(Hewlett Packard/Agilent Technologies Inc.(Santa Clara,California,U.S.A.))、Hewlett Packard/Agilent Model 5977N Mass Selective Detector(MSD)透過型四重極質量分析計(Hewlett Packard/Agilent Technologies Inc.(Santa Clara(California,U.S.A.))、多目的オートサンプラーMPS2(GERSTEL Inc.(Linthicum,Maryland,U.S.A)、及び5%−フェニル−メチルポリシロキサンカラムJ&W DB−5(長さ30mm×内径0.25um×膜厚0.25μm)(J&W Scientific/Agilent Technologies Inc.(サンタクララ、カリフォルニア州、米国))。
【0108】
当業者は、有益剤送達粒子中のPRM混合物を同定し定量化するために、分析工程が、外部参照標準の使用、平均測定器応答係数を得るための一点多PRM較正の生成、並びに参照データベース及びライブラリから得られる保持時間及び質量スペクトルのピークに対する測定結果の比較を伴い得ることを理解するであろう。
【0109】
サンプル調製:シリンジフィルタアセンブリを用いて試験サンプルから有益剤送達粒子を分離する。フィルタメンブレンが破損する可能性を低減するために、平たく丸い先端を備えるピンセットのみを用いてフィルタメンブレンを慎重に取り扱う。脱イオン水(DI水)を用いて、孔径1.2μm、直径25mmのニトロセルロースフィルタメンブレン(例えば、EMD Millipore Corporation/Merck(Billerica,Massachusetts,USA)製の商品#RAWP−02500)を慎重に湿らせ、湿ったフィルタをSwinnexシリンジフィルタ装着アセンブリ(例えば、EMD Millipore Corporation/Merck(Billerica,Massachusetts,USA)製の商品#SX0002500)の支持グレート上に置く。フィルタを支持グレートの中央に置き、フィルタの縁部とホルダとを揃える。次いで、封止Oリングをフィルタアセンブリに付加し、フィルタ及びOリングを確実に正確に揃えながら、2つの部分を慎重に螺合する。Swinnexアセンブリに装着した24時間以内にフィルタを用いる。
【0110】
試験するフレッシュニング組成物のサンプル2gを少なくとも50mLの容量のビーカーに量り入れ、試験サンプルの重量を記録する。20〜40mLのDI水を試験サンプルに添加し、溶液を十分に撹拌して混合する。60ccのシリンジ(ルアーロックが好ましい)を用いて、フィルタを備えるSwinnexアセンブリでサンプルを濾過する。フィルタメンブレンが詰まり、希釈した試験サンプルの全体積を濾過することができない場合、濾過できるサンプル質量が見出されるまで、又は0.45gの最低重量を試し、その濾過が失敗するまで、繰り返しサンプル重量を減少させて(1回当たり0.5gずつ減少)繰り返し試す。0.45gの最低重量のサンプルを濾過することができない場合、以下に更に説明する別の調製方法を用いてその試験サンプルを調製する。2g〜0.45gのサンプル質量の濾過に成功した場合、次いで、10mLのヘキサンすすぎ液をフィルタ及びシリンジアセンブリに通し、得られたメンブレンフィルタを装着アセンブリから慎重に取り外し、円錐形のシールを備える20mLのシンチレーションバイアルに移す。フィルタを慎重に観察して、フィルタに裂け目も穴も存在しないことを確かめる。裂け目又は穴が観察された場合、フィルタを廃棄し、新たなフィルタを用いて試験サンプルを再度調製する。フィルタが無傷であることが観察された場合、10mLのエタノールをバイアルに添加し、フィルタをこの溶媒に浸漬する。フィルタ及びエタノールを収容しているバイアルを60℃で1時間加熱し、次いで、室温に1時間冷却する。バイアルの内容物を穏やかに回転させて混合し、エタノール溶液をバイアルから除去し、孔径0.45μmのPTFEシリンジフィルタで濾過して粒子を除去する。この試験サンプルのエタノール濾液をGCバイアルに回収し、キャップで密閉し、ラベルを付ける。
【0111】
上記した特定の調製方法に従ったときにサンプルの濾過が成功しなかった場合にのみ、下記別の調製方法を実施する。別の調製方法は、時間依存性であり、試験サンプルに有機溶媒を添加した30秒以内にサンプルを濾過することを必要とする。この方法では、試験するフレッシュニング組成物のサンプル2gを少なくとも50mLの容量のビーカーに量り入れ、試験サンプルの重量を記録する。5mLのDI水を試験サンプルに添加し、溶液を十分に撹拌して混合する。20mLのイソプロピルアルコールの予め測定しておいたアリコート、次いで、20mLのヘキサンを試験サンプル溶液に速やかに添加し、十分に混合し、次いで、Swinnexフィルタアセンブリを用いて溶液を直ちに濾過する。この溶液は、有機溶媒の添加後30秒以内に濾過しなければならない。希釈した試験サンプルを濾過した後、得られたメンブレンフィルタを装着アセンブリから慎重に取り外し、円錐形のシールを備える20mLのシンチレーションバイアルに移す。フィルタを慎重に観察して、フィルタに裂け目も穴も存在しないことを確かめる。裂け目又は穴が観察された場合、フィルタを廃棄し、新たなフィルタを用いて試験サンプルを再度調製する。フィルタが無傷であることが観察された場合、10mLのエタノールをバイアルに添加し、フィルタをこの溶媒に浸漬する。フィルタ及びエタノールを収容しているバイアルを60℃で1時間加熱し、次いで、冷却し、室温に1時間おく。バイアルの内容物を穏やかに回転させて混合し、エタノール溶液をバイアルから除去し、孔径0.45μmのPTFEシリンジフィルタで濾過して粒子を除去する。この試験サンプルのエタノール濾液をGCバイアルに回収し、キャップで密閉し、ラベルを付ける。
【0112】
機器の操作:GCバイアルからの試験サンプルのエタノール濾液のアリコートをGC−MS/FID機器に注入する。スプリット比10:1の1μLの注入を用いる。シグナル又はカラム飽和が生じた場合、30:1以下のスプリット比が許容可能である。注入した全てのサンプルについて、針をすすぎ、注入と注入との間の物質の持ち越しを防ぐために、サンプルの注入と注入との間に最低2回溶媒ですすぐ必要がある。分析条件としては、以下が挙げられる:入口温度:270℃、カラム:J&W DB−5、長さ30m×内径0.25mm×膜厚0.25μm
【0113】
気体:1.5mL/分の一定流量のHeガス、オーブン温度:50℃(0分)、12℃/分の速度、280℃(2分)、MDS:40〜300m/zの最小レンジでのフルスキャンモード(より広いレンジを使用してもよい)。
【0114】
試験サンプルのエタノール濾液中に存在する香料物質の全てを溶出するのに十分であるように、システムの最終温度を選択することが重要である。
【0115】
香料標準:3つの既知の香料参照標準を利用して、香料原材料の同定及び定量のためのFIDの応答係数を求める。これらの3つの参照標準は、Restek Corporation(Bellefonte,Pennsylvania,USA)から入手可能なFragrance Allergen Standards Kit(item#33105)に含まれ、Fragrance Allergen Standards Kitは、Fragrance Allergen Standards:A、B、及びCを含む。これらの3つの公知のFragrance Allergen Standards Kit香料参照標準のそれぞれからの試料を、希釈せずに直接別個のGCバイアルの中に移し、封止し、それぞれStd A;Std B;Std Cとしてラベル付けした。これらの公知の参照標準を、試験試料のエタノール濾液の分析中に使用される同じ機器構成及び設定を使用して注入し分析する。Restek Fragrance Allergen Standards Kitが入手できない場合、以下に指定する個々の香料原材料化合物(PRM)(括弧内にCAS番号を記載)のリストから少なくとも20種の化合物(各個々の香料原材料の濃度は500μg/mLを超えない)を合わせることによって代替物を作製してもよい:芳香剤アレルゲン標準A:α−アミルシンナムアルデヒド(122−40−7)、シンナマール(104−55−2)、シトラール(5392−40−5)、3,7−ジメチル−7−ヒドロキシオクタナール(107−75−5)、α−ヘキシルシンナムアルデヒド(101−86−0)、リリアール(80−54−6)、リラール(31906−04−4)、フェニルアセトアルデヒド(122−78−1).芳香剤アレルゲン標準B:α−アミル桂皮酸アルコール(101−85−9)、ベンジルアルコール(100−51−6)、シンナミルアルコール(104−54−1)、シトロネロール(106−22−9)、オイゲノール(97−53−0)、ファルネソール(4602−84−0)、ゲラニオール(106−24−1)、イソオイゲノール(97−54−1)、リナロール(78−70−6)、4−メトキシベンジルアルコール(105−13−5)、メチルオイゲノール(93−15−2).芳香剤アレルゲン標準C:4−アリルアニソール(140−67−0)、安息香酸ベンジル(120−51−4)、桂皮酸ベンジル(103−41−3)、サリチル酸ベンジル(118−58−1)、カンファー(76−22−2)、1,8−シネオール(470−82−6)、クマリン(91−64−5)、リモネン(138−86−3)、イソ−α−メチルイオノン(127−51−5)、メチル2−ノニノエート(111−80−8)、メチル2−オクチノエート(111−12−6)、サフロール(94−59−7)。
【0116】
データ解析:GC−MS保持時間及び化合物の質量スペクトルの多くのライブラリ及びデータベースが広く利用可能であり、試験される特定のPRMを同定するために用いられる。このようなライブラリ及びデータベースとしては、以下を挙げることができる:NIST14ガスクロマトグラフィーデータベース及びNIST/EPA/NIH質量スペクトルライブラリバージョンNIST14(U.S.Department of Commerce,National Institute of Standards and Technology,Standard Reference Data Program(Gaithersburg,Maryland,U.S.A.)、Wiley Registry of Mass Spectral Data第10版(John Wiley & Sons,Inc.(Hoboken,New Jersey,U.S.A.))、並びにAroma Office 2Dソフトウェア(GERSTEL Inc.(Linthicum,Maryland,U.S.A))。実施した分析から作成されたデータ内で、保持時間及びMS結果に基づいて香料原材料(PRM)と同定されたFIDピークを積分し(すなわち、積分を介して各ピーク下面積を求めて、各ピークの単一積分値を得る)、これら値を各所与のピークの「IPRM」値と呼ぶ。以下に更に説明する追加のデータ計算において使用するためにこれらIPRM値を記録する。
【0117】
得られたデータ結果を、参照標準物質と共に供給される情報と比較することによって、各標準中の各PRMが検出され、正確に同定されたことを確認するために、参照標準の結果を用いる。供給された標準参照物質が複数の異性体に言及している場合、両異性体の同定及び積分を行い、記録しなければならない。
【0118】
3つの既知の香料参照標準の平均相対応答係数(RRFavg)を以下の等式に従って計算し、次いで、この値を利用して、試験サンプル中の封入された香料の濃度を求める。封入された香料の量を求めるのに必要なデータ計算は、以下の6つの等式に従って値を計算することを含む:
各香料標準の濃度(Cstd)(単位:g/L)は、以下の等式に従った各参照標準(Std A;Std B;Std C)における個々のPRMの濃度(Cprm)全ての合計であり、結果として、Cstd値は、3つの参照標準のそれぞれについて計算される:
Cstd(単位:g/L)=(Cprm1+Cprm2=Cprm3+...+Cprm
n)
(式中、Cprm1〜Cprm
n=参照標準物質の供給元によって提供される情報に基づく、参照標準中の対応する各PRMの濃度であり、g/Lの単位で表される)。
【0119】
全積分(Itotal)は、所与のサンプル中の個々のPRM積分値(IPRM)の全ての合計であり、以下の等式に従って計算される:
Itotal=(IPRM1+IPRM2+IPRM3+...+IPRM
n)
(式中、IPRM1〜IPRM
n=(試験サンプル及び参照標準サンプルの両方について)所与のサンプル中の対応する各PRMピークについてのピーク面積である)。
【0120】
3つの香料参照標準のそれぞれについての相対応答係数(RFE)(濃度g/L、面積で除する)は、以下の等式に従って計算される:
RFF=Cstd/Itotal
【0121】
平均相対応答係数(RFFavg)は、以下の等式に従って計算される:
RFFavg=(標準AのRFF+標準BのRFF+標準CのRFF)/3
【0122】
分析した試験サンプルのアリコート中の封入された香料の重量(グラム)(Wencap)は、以下の等式に従って計算される:
Wencap(単位:グラム)=RFFavg×Itotal×0.01
(式中、×は、乗法の数学演算子である)。
【0123】
香料が封入されている所与の試験サンプルの重量パーセント(封入香料%)は、以下の等式に従って計算される:
封入香料%=(Wencap/サンプル重量(グラム)×100)
(式中、×は、乗法の数学演算子である)。
【0124】
最低3つの反復サンプルを調製し、試験した各物質について測定する。
【0125】
試験した各物質について報告する最終的な値は、その試験物質の反復サンプルにおいて測定された封入香料値%の平均である。
【0126】
クリープ回復率試験方法
クリープ回復率の定量のための測定を、TA Discovery HR−2 Hybrid Rheometer(TA Instruments(New Castle,Delaware,U.S.A.))、及び付随するTRIOSソフトウェアバージョン3.2.0.3877又は同等のものを使用して行う。機器は、Double Gap Cup(TA Instrument,cat.#546050.901)、Double Gap Rotor(TA Instruments,cat.#546049.901)及びSplit Cover(TA Instruments,cat.#545626.001)が装備されている。較正を、メーカーの推奨に従って行う。25℃に設定された冷却循環水浴を同心円筒に取り付ける。同心円筒温度を25℃に設定する。機器が設定温度に達するまでコントロールパネル内で温度を監視し、そのとき、Double Gap Cupの中に試料材料を装填する前に平衡を確実にするために更に5分間経過してもよい。
【0127】
Double Gap Cup用のパラメータは、以下のとおりである。内側カップ直径は30.2mmであり、内側ボブ直径は、32mmであり、外側ボブ直径は、35mmであり、外側カップ直径は、37mmであり、内側円筒高さは、55mmであり、浸漬高さは、53mmであり、操作間隙は、2,000.0μmであり、装填間隙は、90,000.0μmであり、環境システムは、Peltierであり、試料容積容量は11.4mL〜15.0mLである。
【0128】
試験のための試料を、組成物を吐出するスプレーを用いないで得る。試料を装填するために、最小限12mLの試験試料を、3mLプラスチック注射器を使用してDouble Gap Cupに追加する。試料をその後15分間おく。捕捉された気泡を表面に上昇させるか、ないしは別の方法で取り除き、除去する。Double Gap Rotorを、次いで指定した操作間隙距離まで減少させ、次の設定及び手順に従ってデータを収集する。
【0129】
試験試料は、正確に下に指定した順序で行われる一連の工程を施され、指定した機器の設定に従ってこの複数工程の間にデータを収集する。この一連の指定した工程全てを、最終的なパラメータ値が任意の所定の工程から得られたかどうかに関わらず指定したとおりにかつ本明細書に列挙した順序で行う必要がある。任意の所定の工程は、試験試料において、後続の工程及びデータに影響を与え得るレオロジー的履歴を生じ得るので、一連の指定した全ての工程の厳守は、重要である。
【0130】
試料調整工程は、以下の機器設定を使用して行われる。Environmental Controlを25℃のTemperatureで設定する;Inherit Set PointをOffとして選択する;Soak Timeを10.0sに設定する;Wait for TemperatureをOnとして選択する;Wait For Axial ForceをOffとして選択する;Perform PreshearをOffとして選択してPreshear Optionsを設定する;Perform EquilibrationをOnとして選択してEquilibriumを設定し、Durationを600.0sに設定する。
【0131】
第1の一時クリープ工程は、以下の機器設定を使用して行われる。Environmental Controlを25℃のTemperatureで設定する;、Inherit Set PointをOffとして選択する;Soak Timeを0.0sに設定する;Wait For TemperatureをOffとして選択する;Test Parametersを600.0sのDurationに設定する;Stressを選択し、1.0e
−2Paに設定する;Steady State SensingをOffとして選択する;Save ImageをOffとして選択してData Acquisitionを設定する;Fast SamplingをOnとして設定する;Limit Checking EnabledをOnとして選択してStep Terminationを設定する;Equilibrium EnabledをOffとして選択する。
【0132】
第2の一時クリープ工程は、以下の機器設定を使用して行われる。Environmental Controlを25℃のTemperatureで設定する;Inherit Set PointをOffとして選択する;Soak Timeを0.0sに設定する;Wait For TemperatureをOffとして選択する;Test Parametersを1800.0sのDurationに設定する;Stressを選択し、0.0Paに設定する;Creep BrakingをOffとして選択する;Steady State SensingをOffとして選択する;Save ImageをOffとして選択してData Acquisitionを設定する;Fast SamplingをOnとして設定する;Limit Checking EnabledをOffとして選択してStep Terminationを設定する;Equilibrium EnabledをOffとして選択する。
【0133】
クリープ回復率を計算するために、「最大ひずみ」を第1の一時クリープ工程における最終ひずみ値と定義し、「平均ひずみ回復」を第2の一時クリープ工程(Streep)における150〜200秒の平均ひずみと定義し、クリープ回復率の値を、以下の等式に従って計算される単位のない十進法の値として報告する:
クリープ回復率=(最大ひずみ−平均ひずみ回復)/最大ひずみ
【0134】
降伏応力及び噴霧剪断粘度試験方法
降伏応力及び噴霧剪断粘度の定量のための測定を、TA Discovery HR−2 Hybrid Rheometer(TA Instruments(New Castle,Delaware,U.S.A.))及び付随するTRIOSソフトウェアバージョン3.2.0.3877又は同等のものを使用して行う。機器は、Double Gap Cup(TA Instrument,cat.#546050.901)、Double Gap Rotor(TA Instruments,cat.#546049.901)及びSplit Cover(TA Instruments,cat.#545626.001)が装備されている。較正を、メーカーの推奨に従って行う。25℃に設定された冷却循環水浴を同心円筒に取り付ける。同心円筒温度を25℃に設定する。機器が設定温度に達するまでコントロールパネル内で温度を監視し、そのとき、Double Gap Cupの中に試料材料を装填する前に平衡を確実にするために更に5分間経過してもよい。
【0135】
Double Gap Cup用のパラメータは、以下のとおりである。内側カップ直径は30.2mmであり、内側ボブ直径は、32mmであり、外側ボブ直径は、35mmであり、外側カップ直径は、37mmであり、内側円筒高さは、55mmであり、浸漬高さは、53mmであり、操作間隙は、2,000.0μmであり、装填間隙は、90,000.0μmであり、環境システムは、Peltierであり、試料容積容量は11.4mL〜15.0mLである。
【0136】
試験のための試料を、組成物を吐出するスプレーを用いないで得る。試料を装填するために、最小限12mLの試験試料を、プラスチックの3mL注射器を使用してDouble Gap Cupに追加する。試料をその後15分間おく。捕捉された気泡を表面に上昇させるか、ないしは別の方法で取り除き、除去する。Double Gap Rotorを、次いで指定した操作間隙距離まで減少させ、次の設定及び手順に従ってデータを収集する。
【0137】
試験試料は、正確に下に指定した順序で行われる一連の工程を施され、指定した機器の設定に従ってこの一連の工程の間にデータを収集する。この一連の指定した工程全てを、最終的なパラメータ値が任意の所定の工程から得られたかどうかに関わらず指定したとおりにかつ本明細書に列挙した順序で行う必要がある。任意の所定の工程は、試験試料において、後続の工程及びデータに影響を与え得るレオロジー的履歴を生じ得るので、一連の指定した全ての工程の厳守は、重要である。
【0138】
初期の試料調整工程は、以下の機器設定を使用して行われる。Environmental Controlを25℃の温度で設定する;Inherit Set PointをOffとして選択する;Soak Timeを0.0sに設定する;Wait for TemperatureをOnとして選択する;Wait For Axial ForceをOffとして選択する;Perform PreshearをOffとして選択してPreshear Optionsを設定する;Perform EquilibrationをOnとして選択してEquilibriumを設定し、Durationを600.0sに設定する。
【0139】
フローピーク保持工程は、以下の機器設定を使用して行われる。Environmental Controlを25℃の温度で設定する;Inherit Set PointをOffとして選択する;Soak Timeを0.0sに設定する;Wait for TemperatureをOffとして選択する;Test Parametersを600.0sのDurationで設定する;Shear Rateを選択し、0.01s
−1に設定する;Inherit initial valueをOffとして選択する;Sampling intervalを選択し、3.0s/ptに設定する;Motor modeをAutoとして選択して、Controlled Rate Advancedを設定する;End of stepをZero torqueとして選択してData acquisitionを設定する;Fast SamplingをOffとして設定する;Save imageをOffとして選択する;Onとして選択したLimit checking EnabledによってStep Terminationを設定する;Strain(%)を選択し、>を選択し、500%に設定してTerminate step whenを設定する;Equilibrium EnabledをOffとして選択する。
【0140】
試料調整工程は、以下の機器設定を使用して行われる。Environmental Controlを25℃のTemperatureで設定する;Inherit Set PointをOffとして選択する;Soak Timeを10.0sに設定する;Wait for TemperatureをOnとして選択する;Wait for axial forceをOffとして選択する;Perform PreshearをOffとして選択してPreshear Optionsを設定する;Perform EquilibrationをOnとして選択してEquilibriumを設定し、Durationを600.0sに設定する。
【0141】
一時クリープ工程は、以下の機器設定を使用して行われる。Environmental Controlを25℃の温度で設定する;Inherit Set PointをOffとして選択する;Soak Timeを0.0sに設定する;Wait For TemperatureをOffとして選択する;Test Parametersを600.0sのDurationで設定する;Stressを選択し、1.0e−3Paに設定する;Steady State SensingをOffとして選択する;Save ImageをOffとして選択してData Acquisitionを設定する;Fast SamplingをOnとして設定する;Limit Checking EnabledをOnとして選択してStep Terminationを設定する;Strain(%)を選択し、>を選択し、500%に設定して、Terminate Step Whenを設定する;Equilibrium EnabledをOffとして選択する。
【0142】
第2の試料調整工程は、以下の機器設定を使用して行われる。Environmental Controlを25℃の温度で設定する;Inherit Set PointをOffとして選択する;Soak Timeを10.0sに設定する;Wait for TemperatureをOnとして選択する;Wait For Axial ForceをOffとして選択する;Perform PreshearをOffとして選択してPreshear Optionsを設定する;Perform EquilibrationをOnとして選択してEquilibriumを設定し、Durationを600.0sに設定する。
【0143】
発振振幅工程は、以下の機器設定を使用して行われる。Environmental Controlを25℃の温度で設定する;Inherit Set PointをOffとして選択する;Soak Timeを0.0sに設定する;Wait For TemperatureをOffとして選択する;Frequencyを選択し、1.0Hzに設定してTest Parametersを設定する;Logarithmic Sweepを選択し、Stressを選択し、3.0e−3Pa〜100.0Paに設定する;Points Per Decadeを10に設定する;Controlled Stress TypeをStandardとして選択して、Controlled Stress Advancedを設定する;Acquisition Mode CorrelationをOnとして選択してData Acquisitionを設定し、TransientをOffとして選択する;Conditioning TimeをTimeとして選択し、3.0sに設定する;Sampling TimeをTimeとして選択し、3.0sに設定する;Save Waveform(Point Display)をOnとして選択する;Number of Points In Waveformを64に設定する;Save ImageをOffとして選択する;Use Additional HarmonicsをOffとして選択する;Torqueを選択し、0.0uN.mに設定してControlled Flowを設定する;Limit Checking EnabledをOnとして選択してStep Terminationを設定する;Oscillation Strain(%)を選択し、>を選択し、500.0%に設定して、Terminate Step Whenを設定する;Equilibrium EnabledをOffとして選択する。
【0144】
第3の試料調整工程は、以下の機器設定を使用して行われる。Environmental Controlを25℃の温度で設定する;Inherit Set PointをOffとして選択する;Soak Timeを10.0sに設定する;Wait for TemperatureをOnとして選択する;Wait For Axial ForceをOffとして選択する;Perform PreshearをOffとして選択してPreshear Optionsを設定する;Perform EquilibrationをOnとして選択してEquilibriumを設定し、Durationを600.0sに設定する。
【0145】
フロースイープ工程は、以下の機器設定を使用して行われる。Environmental Controlを25℃の温度で設定する;Inherit Set PointをOffとして選択する;Soak Timeを0.0sに設定する;Wait For TemperatureをOffとして選択する;Logarithmic Sweepを選択してTest Parametersを設定する;Shear Rateを選択し、1.0e−3s
−1〜1000.0s
−1に設定する;Points Per Decadeを5に設定する;Steady State SensingをOnとして選択する;Max Equilibration Timeを45.0sに設定する;Sample Periodを5.0sに設定する;%Toleranceを5.0に設定する;Consecutive Withinを3に設定する;Scaled Time AverageをOffとして選択する;Motor ModeをAutoとして選択して、Controlled Rate Advancedを設定する;Save Point DisplayをOffとして選択してData Acquisitionを設定する;Save ImageをOffとして選択する;Limit Checking EnabledをOffとして選択してStep Terminationを設定する;Equilibrium EnabledをOffとして選択する。
【0146】
試験終了の条件付け工程は、以下の機器設定を使用して行われる。Set TemperatureをOffとして選択する;Set Temperature System Idle(軸力管理がアクティブである場合のみ)をOnとして選択する。
【0147】
試験試料に指定したレオロジー的工程の全てを施しながらデータを収集した後、次にフローピーク保持工程中に収集したデータから降伏応力値(単位:Pa)を以下の方法で計算する。x軸上のステップ時間(s)に対するy軸上の応力(Pa)としてデータ点をプロットする。降伏応力を、「Analysis」タブを選択し、次いでFunctionドロップダウンリストから「Signal max」を選択し、及びCommandsカテゴリ内で「Analyze」を最後に選択することによって決定する。
【0148】
プロットにおける全ての点で応力がゼロを超え、かつ「Max Y」における時間が250秒未満である場合、そこで降伏応力値は、「Max Y」の値と等しく、プロットにおける全ての点で応力がゼロを超えるが、「Max Y」における時間が250秒以上である場合、そこで降伏応力値は、「ゼロ」の値と等しく、プロットにおける任意の点で応力がゼロ以下である場合、そこで降伏応力値は、「ゼロ」の値と等しい。
【0149】
噴霧剪断粘度値を、フロースイープ工程中に収集されたデータから計算する。1uN’m未満の適用されたロータトルクで得られたデータ点を廃棄し、300%未満のひずみで得られたデータ点も廃棄する。残りのデータ点を、x軸上でs
−1の単位で表されるログ(剪断速度)、及びy軸上でPa・sの単位で表されるログ(粘度)としてプロットする。プロットの最後の5点(すなわち、5個の最高の剪断速度で得られる5個のデータ点)を通って最適な直線を引く。噴霧剪断粘度値は、1000s
−1における、この線の粘度値である。
【0150】
残留物値実施方法
試験されるスプレーディスペンサー及びフレッシュニング組成物の組み合わせについて、残留物値を決定するための測定は、HunterLab LabScan XE Spectrophotometer、及び付随するEasyMatch QC operating software(全てHunter Lab/Hunter Associates Laboratory Inc.,(Reston,Virginia,U.S.A.)より入手可能)又は同等のものを使用して行われる。この機器は、400nm〜700nmの波長範囲、及び10nm間隔の光学解像を用いたフルスキャニング分光光度計である。この機器は、波長の範囲で表面から反射される光の量を測定し、それによって数値尺度の色空間系で材料の色及び輝度を示す。CIELAB色空間内で、3本の軸は、それぞれL
*、a
*、及びb
*スケール軸として公知である。明度は、L
*軸上で定量化され、L
*値は、0〜100の範囲であり、ゼロの値は、黒を表し、100の値は、白を表す。試験組成物の残留物値を決定するために、暗い濃紺色ウール布地の見本から、試験される試料組成物を用いて布地見本を噴霧処理する前後両方で、L
*色測定値を得る。次に残留物値を、得られたL
*測定値から計算する。
【0151】
分光光度計を0度/45度光学幾何学で構成し、試験試料をキセノン閃光電球で照射し、反射した光を15ステーションの光ファイバリングによって収集する。HunterLab LabScan XE構成設定を選択して、IlluminanをD65に設定し、Observerを10度に設定してCIELAB三軸色空間に関する測定値を得る。Mode Setを、0/45として選択する;Area Viewを、1.75に設定する;Port Sizeを、2.00に設定する;選択された試料カップポートプレートに1.75〜2.00のラベル付けをする(最大の開口部);UV Filterを、Nominalに設定する;Average Methodを、番号4に設定する;Timed Read Methodを、番号4に設定する;Read Intervalを、6秒に設定する。測定を行う日ごとに清潔な標準の基準白色タイル及び清潔な標準の基準黒色タイルを使用して機器を較正(標準化)し、この較正は、試験試料で測定を行う前に行う。
【0152】
布地見本は、この試験方法の目的のために上に試験組成物が吐出される表面基材として機能する。布地見本は、各寸法において約20.3cmの正方形である。布地見本は、100%ウールウーステッドギャバジンの紳士服地材料布地であり、色が暗い濃紺である布地からカットされる(Test Fabrics Inc.415 Delaware Avenue,P.O.Box 26,West Pittston,PA 18643から入手可能なStyle#541−Navy Worsted Gabardineなど)。試験されるそれぞれのフレッシュニング組成物及びスプレーディスペンサーの組み合わせについて、4つの場合のそれぞれでそれぞれ測定される2枚の複製見本が存在する。測定が行われる4つの場合は、次を含む。何らかの噴霧処理の前の(すなわち、初期の噴霧されていない)初期測定;次にそれらを第1の処理(すなわち、5回噴霧の用量)後に再測定する;次にそれらを第2の処理(すなわち、15回噴霧の蓄積量)後に再度再測定する;最後に次にそれらを第3の処理(すなわち、25回噴霧の蓄積量)後に更に再度再測定する。
【0153】
全てのL
*測定は、噴霧処理の前後で所定の見本の同じ平面で行われる。所与の見本の裏側平面には、一切噴霧処理せず、かつ分光光度計で一切測定しない。布地辺縁近く見本の一方の表面上に取り付けられた識別ラベル又は数字は、試験面を識別するのに有用であり、したがって最初に測定される表面が次に処理され、また次に処理後に再度再測定される同じ表面であることを確実にする。任意の測定の場合に、任意の見本を測定する際、布地は、測定の間、折り畳まれた見本が4層の厚さになるように、かつ各寸法において約10cmである正方形の形になるように、常に半分に次いで再度半分に折り畳まれる。布地は、試験される表面が畳んだ後に外側に見えるように折り畳まれる。測定を行うために、4層の折り畳まれた見本を、分光光度計の試料ポートの上に露出した試験面を下に向けてクランプする。次に機器を使用して、試験面の単一のL
*解析を行う。単一測定が行われた後、見本をアンクランプし、裏返し、かつ/又は畳み直して、各測定との間に見本を再配向させ、結果として4回の測定のそれぞれを見本の試験面を4つに区切った異なる角部で行う。全ての所与の測定の場合の各複製見本について、結果として得られた4つのL
*値を使用して平均L
*値を計算し、これをその場合のその見本に関するL
*値として記録する。コードL
10
*を第1の複製見本用に、コードL
20
*を第2の複製見本用に使用して、各見本について平均初期L
*値を記録する。
【0154】
初期L
*測定値が得られた後、各見本の試験面を噴霧処理する。噴霧処理は、45度の角度で固定されている(すなわち、垂直と水平との間の中間で傾斜した)平坦なプラスチックボード(少なくとも寸法が30cm×30cm)を必要とする。配置は、傾斜したボードの上部に面する平面が、ボードの上部平面に垂直に吐出されるスプレージェットによって噴霧され得るようにする。ペーパータオルを、ボードの上面を覆うように配置し、固定する。処理される布地見本を、ペーパータオルの上に広げ、噴霧されるように露出した布地試験面を上に向けて、アクセスしやすくした状態でボードに固定する。
【0155】
試験される試料組成物を、フレッシュニング組成物を伴うスプレーディスペンサー装置から布地見本上に噴霧する。処理されている各布地見本をボード上に配置し、スプレーノズルを見本から20cmの距離に位置付けながら、かつスプレージェットをボードの平面に垂直の方向に吐出しながら必要な噴霧回数を噴霧することによって、見本の試験面を試験組成物で処理する。必要な噴霧回数の5分の1を、見本の中心に向ける。噴霧のうちのその他の5分の4を、異なる4つの角部の各中心に等しい噴霧回数で方向づけて見本の上に等距離に広げる。第1の処理用量は、合計5回噴霧を必要とし、したがって1回噴霧を中心に吐出し、そして4回噴霧を4つの角部の中心に吐出する(角部ごとに1回噴霧)。見本を乾燥し、第2の処理に進む前に測定する。第2の処理は、第1の処理の連続の間に既に吐出された5回噴霧を含む15回噴霧の蓄積量を達成する。したがって、第2の処理は、10回噴霧の追加を必要とし、そのうちの2回は、見本の中心に吐出され、またそのうちの8回は、4つの角部の中心に吐出される。見本を乾燥し、第3の処理に進む前に測定する。第3の処理は、第1及び第2の処理の間に既に吐出された15回噴霧を含む25回噴霧の蓄積量を達成する。したがって、第3の処理は、10回噴霧の追加を必要とし、そのうちの2回は、中心に吐出され、またそのうちの8回は、4つの角部の中心に吐出される。
【0156】
残留物分析の間、各試験試料組成物は、「spray」位置に設定された噴霧器を介して噴霧プルームとしてボトルから吐出される。分析される各試料複製について新しいトリガー噴霧器及び新しいノズルと共に新しいボトルを使用する。試料をまず噴霧器から1〜2秒間試験噴霧して、ノズルが流れやすく、かつ布地の処理の前に詰まっていないことを確実にする。この試験方法の目的のために、試験されているフレッシュニング製品のスプレーディスペンサーからの1回噴霧を、トリガー全可動域を通してトリガーの1回の作動全ての完了と定義し、その作動は約0.7秒の時間にわたり、アクチュエータは、一定の力で展開される。分析される試料は、「実施例製品」を含んだ。これは、本発明によって可能になった、かつ本明細書の「実施例」セクションで指定した詳細に従って調製した試料であった。「市販製品」であった試料を十分に振って、購入のボトルから移した;「特許製品」であった試料を対応の特許で提供される指示に従って調製した。
【0157】
その処理の場合に必要とされる、必要な噴霧回数を各複製見本に噴霧した後、各処理済みの見本を実験室のラックから垂直に吊るして、直射日光及びじんあいから保護しながら少なくとも2時間空気乾燥する。
【0158】
3つの処理の場合のそれぞれで各噴霧処理及び乾燥プロセスが完了した後で、各複製見本のL
*値を得るために、処理済みの見本をそれぞれ畳み直し、初期測定値のために指定した折り畳み及び測定手順に従って分光光度計で再測定する。
【0159】
残留物値を、3つの処理の場合(すなわち、5回噴霧、15回噴霧、及び25回噴霧の用量)のそれぞれの後で、次の等式に従って各試験試料について計算する:
残留物5=SQRT((L
10
*−L
15
*)^2+(L
20
*−L
25
*)^2);
残留物15=SQRT((L
10
*−L
115
*)^2+(L
20
*−L
215
*)^2);
残留物25=SQRT((L
10
*−L
125
*)^2+(L
20
*−L
225
*)^2);
(式中、L
10
*及びL
20
*は、未処理の布地から、つまり第1及び第2の複製見本からそれぞれ計算された平均初期L
*値である;
L
15
*及びL
25
*は、第1の処理(5回噴霧)後に第1及び第2の複製見本それぞれから計算された平均L
*値である;
L
115
*及びL
215
*は、第2の処理(累積的に15回噴霧)後に第1及び第2の複製見本それぞれから計算された平均L
*値である;
L
125
*及びL
225
*は、第3の処理(累積的に25回噴霧)後に第1及び第2の複製見本それぞれから計算された平均L
*値である;
SQRTは、数学関数「平方根」である;と;
^2は、数学関数「2乗」である。
【0160】
試験試料に関する残留物値は全て、投与された累積的噴霧の最も低い数から投与された累積的噴霧の最も高い数まで順に連続的に評価される。残留物値が、20以下である場合、次にその値は報告され、評価は、次のより高い投与からの残留物値に進む。試験試料に関する残留物値が、20超である場合、この残留物値及び投与されたより高い数の噴霧で得られた全ての残留物値には、実施例表において「測定せず」の値が割り当てられる。
【0161】
試験試料が噴霧されると供給流を形成する場合は、噴霧可能でないと見なされ、その試験試料に関する全ての残留物値には、実施例表において「供給流」の値が割り当てられる。
【0162】
25℃での相安定性グレード実施方法
相安定性グレードを、以下の指示に従って、貯蔵の2週間後に試料の目視観測により決定した。150mL試料の製品を、試料の調製後1時間以内に、無菌の8オンス広口瓶(例えば、VWR,CAT#16195−805、又は同等のもの)内に入れ、金属製キャップ(例えば、VWR,CAT#89204−934、又は同等のもの)で緊密に封止した。広口瓶を、25℃及び相対湿度60%に設定された、制御された温度/制御された湿度の部屋に置いた。封止した試料の広口瓶を、その後2週間静止したままにした(例えば、振らない又は混合しない)。
【0163】
2週間後、古くなった製品を、安定性に関して視覚的に評価し採点した。試料を評価し採点するために、観察者は、あらゆる努力をして試料内に濁りの層又は不均質性があるかどうかを判定した。この努力には、明るい光を使用すること及び照明方向を調節すること、並びに観察の方向を変更することを含んだ。層は、より混濁した(より白い)領域として観察され得る。層は、製品の上面付近に発生する場合があり、層は非常に薄い場合がある。観察及び評価プロセスの前又は間に、製品をいかなるようにも振らない又は混合しないことを確実にするように注意を払った。次の相安定性評価段階で相安定性を採点した。
【0164】
層又は相分離が観察されず、試料が全体にわたって均質の混濁であると見なされたとして、試料が安定であるように見えた場合、2のグレードを与えた;
考えられる相分離層が、区別しにくいと観察された、かつ試料内の混濁が2週間の貯蔵の間に大きく変化しなかったとして、試料が中程度に安定であるように見えた場合、1のグレードを与えた;
試料内で明らかな層又は分離が観察された、又は2週間の貯蔵の間に混濁に著しい変化が発生したとして、試料が不安定であるように見えた場合、0のグレードを与えた。
【0165】
新しく作製された試料を全て、調製の1時間以内に貯蔵室の中に置いた。試験のための試料を、組成物を吐出するスプレーを用いないで得た。分析される試料は、「実施例製品」を含んだ。これは、本発明によって可能になった、かつ本明細書の「実施例」セクションで指定した詳細に従って調製した試料であった。「市販製品」であった試料を十分に振って、購入のボトルから移した;「特許製品」であった試料を対応の特許で提供される指示に従って調製した。
【0166】
噴霧液滴直径実施方法
150mmの焦点距離を持つ300mmレンズを備えたMalvern Spraytec 2000レーザー回折噴霧液滴サイジング機器(Malvern Instruments(Worcestershire,UK)により供給される)、及びエアパージシステム(0.100MPa以下(14.5psi超))を使用して噴霧D(90)正規化及び噴霧D(4,3)正規化の値を含む噴霧液滴体積サイズ分布測定値を決定した。このシステムを、コンピュータ及び機器に付随するソフトウェア、例えば、Mie理論及びFraunhofer近似光学理論を利用するSpraytecソフトウェアバージョン3.20又は同等のものなどで制御した。50〜70L/分(60L/分を目標速度とした)の空気流量を用いて、飽和状態を防ぐために作動噴霧プルーム軌道の正反対に配置するように注意を払って、システムを雰囲気制御のためにドラフト内に配置した。測定中の吐出ノズル開口部からレーザーまでの距離は、15cmであった。噴霧液滴分析の間、トリガーを引くごとに1.3mLを送達するアクチュエータを備え、ノズル選択タイプFine Mistを「spray」位置に設定したTS−800トリガー噴霧器を介して各試料を噴霧プルームとしてボトルから吐出した(全てWestrock Company/Silgan(Norcross,Georgia,USA)により供給される)。分析される各試料複製について新しいトリガー噴霧器及び新しいノズルと共に新しいボトルを使用した。バックグラウンド制御及び試験試料データ収集期間中又はその間に、照明条件は変更しなかった。95%未満の光遮蔽値を、正確な結果を提供するのに好適であると見なした。
【0167】
分析される試料は、「実施例製品」を含んだ。これは、本発明によって可能になった、かつ本明細書の「実施例」セクションで指定した詳細に従って調製した試料であった。「市販製品」であった試料を十分に振って、購入のボトルから移した;「特許製品」であった試料を対応の特許で提供される指示に従って調製した。全ての新しく作製した試料を、調製の3時間以内に試験し、20〜22℃の温度で測定した。脱イオン水を、標準参照噴霧として使用し、「対照製品」とラベル付けした。この液滴直径分析方法によって分析される各試料を、本明細書で指定したノズル及びアクチュエータを備える新しいスプレーボトルの中に入れた。
【0168】
次の噴霧SOP機器構成を使用して噴霧測定を行った。Rapid SOP typeを選択し、次の設定値を選択した:Hardware Configurationを「Default」に設定し、Measurement Typeを「Rapid」に設定し、Data Acquisition Rateを「250Hz」に設定し、Lens Typeを「300」に設定した。Measurementメニュー内で:Backgroundを「2seconds」に設定し、Inspectionを選択し、Output Triggerの下のボックスのチェックを外した。Measurementタブの下で「Rapid」を選択し、Events Numberを「1」に設定し、Duration Per Eventを「4000.0」に設定し、Unitsを「ms」に設定した。Measurement TriggerではTrigger Typeを「Transmission drops to level」に設定し、Transmissionを「96」に設定した。Data CollectionではStartを「0.0」に設定し、Unitsを「ms」に設定し、ドロップダウンメニューから「before the trigger」を選択した。Advancedタブウィンドウで、全てのボックスのチェックを外し、Groupingを「no grouping」とした。Background Alarmsを「default values」に設定した。Analysisタブで、Optical Propertiesの下部では、Particle Setを「Water」に設定し、Dispersantを「Air」に設定し、Multiple Scattering Analysisを「Enable」に設定した。Data Handlingタブで、Detector Rangeの下部を「first−8 and last」に設定し、「No extinction analysis」ボックスを選択し、Scattering thresholdを「1」に設定した。Data Handling/Spray ProfileでPath Lengthを「100.0」に設定し、Alarmを選択し、「Use default values」ボックスをチェックした。Additional Propertiesタブで、Curve Fitを「no fit」に設定し、User Sizeを「enable box」に設定し、ドロップダウンメニューを「Default」に設定した。Additional Properties/Advancedタブで、Particle Diameterをminimumには「0.10」を、そしてmaximumには「900」を設定し、Result Typeを「Volume Distribution」に設定する。Outputタブで、Export Optionを「not selected」に設定し、Derived Parameterを選択し、Use Averaging Periodボックスを選択し、「0.0」及び「ms」に設定した。Averageメニューで、「Average scatter data」を選択した。次の噴霧手順を使用して噴霧測定を行った。試料をまずボトル噴霧器から1〜2秒間試験噴霧して、ノズルが流れやすく、かつ詰まっていないことを確実にした;TS800噴霧器ボトル内の試料を把持具の中にSpraytec2000システムの正面に装着した。完全に作動させるストークの持続時間が約1秒の長さになるように噴霧トリガーアクチュエータを一定の力及び速度で引いた。噴霧液滴直径データを検討し、「平均散乱データ」として保存した。
【0169】
全ての測定を、指定した機器構成手順を使用して、かつそれぞれの試料を吐出するボトルでトリガーアクチュエータが全ての試料について同じ速度で引かれることを確実にするように最善の注意を払って行った。各実施例試料測定から得られた値を、次の計算に従って対照試料値に正規化した:
噴霧D(90)正規化の値=D(90)
実施例/D(90)
対照;
噴霧D(4,3)正規化の値=D(4,3)
実施例/D(4,3)
対照;
(式中、
D(90)及びD(4,3)は、実施例及び対照試料の両方について別々に機器ソフトウェアから得られた値であった:
実施例表で試料のそれぞれについて報告された噴霧D(90)正規化及び噴霧D(4,3)正規化の値のそれぞれは、試料ごとに5個の複製噴霧プルームから計算された平均値である)。
【0170】
多糖類重量平均分子量試験方法
多角度光散乱検出(GPC−MALS)によるゲル透過クロマトグラフィーを使用して、キサンタンガムの重量平均分子量(Mw)を測定する。好適な機器は、DAWN EOS 18−angle LS検出器、及びOptilab REX differential RI検出器(Wyatt Technology)が直列に接続されているWaters 2695 Separation Module(Waters Associates)又は同等の装置である。
【0171】
約10mgのガム材料を5mLの精製したHPLCグレードの水に分散させてガムの溶液を調製した。試料溶液を混合し、一晩膨張させた。GPC−MALS分析の前に、各試料を0.1M NaNO3緩衝液で0.2mg/mLの濃度まで希釈した。試料を、0.45μmのNylon 66フィルタ(Thermo Fisher Scientific)を通してHPLCバイアルの中へ直接濾過して、あらゆるミクロゲル又は微粒子状物質を除去した。
【0172】
40℃で維持された、直列に接続されているWaters 7.8×300mm Ultrahydrogel 2000及び7.8×300mm Ultrahydrogel 250又は同等のカラムなどの2つのGPCカラムで分離を実行する。1.00mL/分の均一濃度流速で0.1M NaNO3の移動相を用いて構成成分を溶出する。50μLの試料を分析のために注入する。
【0173】
好適なソフトウェアを使用して、2台の検出器からのデータをデジタル処理で収集する(例えば、Wyatt Astra software)。Zimm等式を使用して、重量平均分子量(Mw)を計算する。水溶液中のキサンタンガムで典型的な0.145mL/gの屈折率増分(dn/dc)を計算に使用した。
【0174】
ポリマーアセチル化試験方法
フローインジェクションエレクトロスプレーイオン化四重極飛行時間型質量分析(FI−QTOF−MS)を使用してアセチル化糖対非アセチル化糖のフラグメントの比率を測定し、結果として試験される多糖類ポリマー材料におけるアセチル化改変の相対的程度を決定する。このタンデム質量分析では、第1の四重極質量分析器をRF only(broad band)モードで設定し、その結果エレクトロスプレーイオン化によって発生した全てのイオンは、特定の前駆イオンを選択せずにこの第1の質量フィルタを通過する。第1の四重極を通過後のイオン全ては、次いで第2の四重極においてフラグメント化される。全てのフラグメントイオンは、最終的に質量分離され、それらの質量電荷比(m/z)に従ってTOF質量分析器によって検出される。ポリマー又はガム材料に関して、多糖類はフラグメント化されて、構造シグネチャーイオンm/z 205(アセチル化糖)及び構造シグネチャーイオンm/z 163(非アセチル化糖)を与える。これらの2つの質量フラグメントからのピーク強度値の比率は、試験される材料中に存在するアセチル化の程度を示し、より高い比率は、より高いアセチル化の程度を示す。
【0175】
試験される任意の個々のポリマー原料の試料(例えば、コンニャク粉、又はキサンタンガム)を、1mLの水に0.5mgのポリマーの濃度で溶解する。水性ポリマー試料溶液を混合して、一晩水和させる。一晩水和させた後、溶液を、孔径0.8μmのフィルタを通して濾過する(例えば、Pall Corporation(Port Washington,New York,USA)からのVersaporアクリル共重合体メンブレンディスクフィルタ、又は同等のもの)。濾過した溶液を、分析のためにHPLC試料バイアルに入れる。
【0176】
エレクトロスプレーイオン化による好適なタンデム四重極質量分析計システムを使用してフローインジェクション−QTOF−MS分析を行う(Waters Corporation(Milford,Massachusetts,USA)からのQ−Tof 2機器又は同等のものなど)。機器メーカーによって供給される付随のソフトウェア(Waters CorporationからのMass Lynx NTバージョン4.1データ収集及び処理ソフトウェア、又は同等のもの)を使用して機器を制御し、分析を行う。機器システムを、40μL/分の速度で5mMアンモニウムアセテート/水中10%アセトニトリルの送達溶媒を用いて構成する。この機器構成でカラムを使用しない。エレクトロスプレーキャピラリー電圧を、3.5kVに設定する。第1の四重極質量分析器を、RF only(broad band)モードで設定する。ポリマー材料をフラグメント化するために、第2の四重極コリジョンセルエネルギーを70Vで設定し、その結果、両方のシグネチャーフラグメントイオン、すなわち:m/z 205、及びm/z 163が生成される。TOF質量分析器を、各フローインジェクション実行について5分のデータ収集時間により50Da〜3000Daをスキャンする。m/z 205フラグメントのピーク強度(すなわち、アセチル化糖)及びm/z 163フラグメントのピーク強度(すなわち、非アセチル化糖)が得られる。これら2つのピーク強度値の比率が計算され、アセチル化対非アセチル化糖フラグメント比率を表す。この比率は、試験されているガム又は多糖類ポリマー材料におけるアセチル化の相対的程度を示す。
【実施例】
【0177】
微粒子含有配合物の調製のための材料
脱イオン水(M1)
逆浸透脱イオン(DI)水は、100コロニー形成単位(CFU)/mL以上を含んではならず、少なくとも50kオームの抵抗を有する。
【0178】
1%K−ガム溶液(M2)
100グラムの1%K−ガム溶液を表1に示される以下の組成物に対して調製する。
【0179】
【表2】
【0180】
最初に98.95gの脱イオン水を、清潔な混合用250mLビーカー(Pyrex,Amazon部品番号574090、又は同等のもの)に追加する。次に、0.015gのActicide MBSという殺生物剤製品(メチル−4−イソチアゾリン−3−オン(MIT)、及び1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(BIT)の5%混合物、Thor Specialties,Inc.,50 Waterview Drive,Shelton,CT 06484,USA)をその水に添加し、インペラミキサ(IKA RW20、部品番号AO−50705−00、又は同等のもの)で混合する。次に、混合物をRoss Millベンチトップミキサの下に置き、混合速度を3000rpmまで徐々に上げる。次に、コンニャクガム(Nutricol(登録商標)XP 3464,FMC Corporation,1735 Market Street,Philadelphia,PA 19103)を水表面に直接粉末を入れてビーカーに追加する。次いで、溶液にとろみがつくようにMillの速度を8000rpmまで徐々に上げる。ビーカーを上げ下げしMillを溶液の上面及び底面に接触できるようにしながら完全に均質になるまで少なくとも10分間混合する。結果として生じる原液を、使用するまでガラス瓶に貯蔵する。明白なアミン臭など何らかのバクテリア増殖の兆候があるか、又は50%以上粘性が低下した(通常約4週間)場合は、この原液を使用してはならない。
【0181】
1%キサンタンガム溶液(M3)
100グラムの1%キサンタンガム溶液を表2に示される以下の組成物に対して調製する。
【0182】
【表3】
【0183】
最初に98.95gの脱イオン水を、清潔な混合用250mLビーカー(Pyrex,Amazon部品番号574090、又は同等のもの)に追加する。次に、0.015gのActicide MBSという殺生物剤製品(メチル−4−イソチアゾリン−3−オン(MIT)、及び1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(BIT)の5%混合物、Thor Specialties,Inc.,50 Waterview Drive,Shelton,CT 06484,USA)をその水に添加し、インペラミキサ(IKA RW20、部品番号AO−50705−00、又は同等のもの)で混合する。次に、混合物をRoss Millベンチトップミキサの下に置き、混合速度を3000rpmまで徐々に上げる。次に、1.00gのキサンタンガム(x−ガム供給元、表)を水表面に直接粉末を入れてビーカーに追加する。次いで、溶液にとろみがつくようにMillの速度を8000rpmまで徐々に上げる。ビーカーを上げ下げしMillを溶液の上面及び底面に接触できるようにしながら完全に均質になるまで少なくとも10分間混合する。結果として生じる原液を、使用するまでガラス瓶に貯蔵する。明白なアミン臭など何らかのバクテリア増殖の兆候があるか、又は50%以上粘性が低下した(通常約4週間)場合は、この原液を使用してはならない。
【0184】
ENCAPSYS(登録商標)ポリアクリレート香料マイクロカプセルスラリー、Voyager Zen(M4)
(Total perfume oil 19−23%,Encapsys,LLC,1401 N.Rankin Street,Appleton,WI 54911)
【0185】
【表4】
【0186】
無水の塩化マグネシウム、30%溶液(M5)
(30% Magnesium chloride solution,Mineral Research&Development,5910 Pharr Mill Road,Harrisburg,NC 28075)
【0187】
ポリアクリル酸(M6)
(KemEcal 142 PG,100%,Kemira Chemicals,Inc.,1000 Parkwood Circle,Suite 500,Atlanta,GA 30339)
【0188】
ジエチレングリコール(M7)
(Diethylene glycol,99.6%(100%),Indorama Ventures LLC,9502 Bayport Boulevard,Pasadena,TX 77507)
【0189】
Silwet
*L−7600(M8)
(Polyalkyleneoxidemethylsiloxane Copolymer,60−100%(100%),Momentive(商標),3500 South State Route 2,Friendly,WV 26146)
【0190】
ヒドロキシプロピルβシクロデキストリン(CD)スラリー(M9)
(Cavasol W7 HP TL,40%,Wacker Biosolutions,Hanns−Seidel−Platz 4,81737 Munchen,Germany)
【0191】
エタノール(M10)
(SDA40B/190PF/DNB TBA/137600,94.3%,Equistar Chemicals,LP,LyondellBasell Tower,1221 McKinney Street,Houston,TX 77252)
【0192】
Koralone B119溶液(M11)
(Koralone(商標)B−119 Preservative,1,2−Benzisothiazolin−3−one,19%,The Dow Chemical Company,100 Independence Mall West,Philadelphia,PA 19106)
【0193】
クエン酸溶液(M12)
(Citric Acid,50%,Univar USA Inc.,17425 NW Union Hill Road,Redmond,WA 98052)
【0194】
カラギーナン(M13)
(Cat#J60603,100%,Alfa Aesar,Thermo Fisher Scientific Chemicals,Inc.,30 Bond Street,Ward Hill,MA 01835−8099)
【0195】
ジェランガム(M14)
(Kelcogel,Food Grade,Material#10040280,CP Kelco,Inc.,3100 Cumberland Boulevard,Atlanta,GA 30339)
【0196】
ローカストビーンガム(M15)
(Cat#L1135,100%,Spectrum Chemical Mfg.Corp.,14422 S.San Pedro Street,Gardena,CA 90248)
【0197】
微粒子含有配合物の調製のためのプロトコル
全ての実施例を、次のプロトコルによって説明されるように調製した。
【0198】
全ての材料(M1〜M12)は、リストの上欄の材料から開始し、第2の材料を更に付け加え、第3の材料を更に付け加える(など)、全ての材料を加えるまで各実施例について表の上から下に列挙されるとおりに組み合わされる。
【0199】
特定の実施例用に、250mLガラスビーカー(Pyrex,Amazon部品番号574090、又は同等のもの)を入手する。実施例で指定した重量で第1の材料−DI水(M1)を追加する。
【0200】
混合要素(IKA Propeller stirrer,4−bladed、又は同等のもの)をビーカーの中に挿入する。十分な速度まで要素をオンにして、材料の残りの追加中に過剰な発泡なしにボルテックスミキシングを確実にする。
【0201】
実施例で指定した重量で第2の材料を追加する。少なくとも1分間試料を混合して混合を完了する。
【0202】
実施例で指定した重量で第3の材料を追加する。少なくとも1分間試料を混合して混合を完了する。
【0203】
残りの材料を1つずつ順に加え混合することによって、最後の材料であるクエン酸(M12)を追加するまで繰り返す。
【0204】
最後に、クエン酸(M12)を最終的な所望のpHを得るまで段階的に追加する。
【0205】
【表5】
【0206】
【表6】
*「供給流」として報告される残留物値は、製品が離散(discreet)液滴として噴霧されるのではなく、連続又は半連続供給流として噴霧されることを示す。これは、消費者にとって受け入れられない噴霧パターンである。
【0207】
【表7】
【0208】
【表8】
*「供給流」として報告される残留物値は、製品が離散液滴として噴霧されるのではなく、連続又は半連続供給流として噴霧されることを示す。これは、消費者にとって受け入れられない噴霧パターンである。
【0209】
降伏応力は、構造化剤系の濃度の絶対尺度である。上述のように、安定な粒子の懸濁液を提供するフレッシュニング組成物は、降伏応力試験方法により測定される0超かつ1.0Pa未満の降伏応力を有してもよい。
図1は、構造化剤系の合計重量を基準として、コンニャクガム(「K−ガム」)の重量%に応じた実施例A〜Qのフレッシュニング組成物の降伏応力を示す。
図1はまた、安定又は不安定であるとして実施例A〜Qのフレッシュニング組成物を標識化する。
図1では、開いた正方形は、安定な実施例であり、閉じた正方形は、不安定な実施例である。
図1に示されるように、構造化剤系の合計重量を基準として、10重量%超〜90重量%未満の範囲の重量%のコンニャクガム、及び0超かつ1.0未満の降伏応力を有するフレッシュニング組成物は、安定である。不十分な量の各多糖類を使用すると(領域A〜B)、構造化剤系は不安定であり、高すぎる濃度の多糖類を使用すると、構造化剤系は、安定であるが噴霧されない(領域C)。
【0210】
クリープ回復率は、構造化剤系の濃度の相対尺度である。また上述されるように、安定な粒子の懸濁液を提供するフレッシュニング組成物は、クリープ回復率試験方法によって測定される、少なくとも約0.1のクリープ回復率を有し得る。
図2は、構造化剤系の合計重量を基準として、コンニャクガムの重量%に応じた実施例A〜Qの組成物のクリープ回復率を示す。
図2は、開いた正方形は、安定な実施例であり、閉じた正方形は、不安定な実施例である。
図2に示されるように、構造化剤系の合計重量を基準として、10重量%超〜90重量%未満の範囲の重量%のコンニャクガム(十分な量の各多糖類)、及び0.1超のクリープ回復率を有するフレッシュニング組成物は、安定である(領域A)。その他の組成物は、不安定である(領域B)
【0211】
図3は、構造化剤系の合計重量を基準として、多糖類の総濃度及び%及びコンニャクガムの関数として実施例A〜Qの相安定性能を示す。
図3で、開いた正方形は、25℃での相安定性実施方法により測定されるような相安定な配合物を表す一方、中実の正方形は不安定な配合を表す。
図3は、前述の図に示されるデータを考慮すると、安定かつ噴霧可能な、結果として最小限の残留物をもたらすフレッシュニング組成物を実現するために、構造化剤系の合計重量を基準として、フレッシュニング組成物は0.5重量%未満の多糖類の総濃度を有し、コンニャクガムは10重量%超〜90重量%未満の濃度で存在することを示す(領域A−安定;領域B−不安定)。理論に束縛されるものではないが、各多糖類の量がほぼ同じであるとき、安定性は、多糖類の全体的に低い濃度(点C)で可能であるが、1つの多糖類が大過剰であるとき、安定性は、多糖類の全体的に高い濃度(点D)でのみ可能である。
【0212】
また上述のように、噴霧可能なフレッシュニング組成物は、噴霧剪断粘度試験方法によって測定される、約0.025Pa・s未満の噴霧剪断粘度を有し得る。
図4は、組成物の合計重量を基準として、多糖類の総濃度に応じた実施例A〜Qの組成物の噴霧剪断粘度を示す。
図3では、正方形は、噴霧可能である実施例であり、「X」は、消費者パネルに従って噴霧可能ではない実施例である。
図4に示されるように、0.2重量%未満の多糖類の総濃度、及び約0.025Pa・s未満の噴霧剪断粘度を有する組成物は、多数の(a large plurality to)消費者により噴霧可能である(領域A)。そのため、より低い全体的濃度は、より低い剪断粘度、及び噴霧のより大きな消費者受け入れにとって有利である。
【0213】
図5は、多糖類の総濃度に応じた実施例A〜Qのフレッシュニング組成物の残留物の成績を示す。上述のように、最小限の残留物を提供するフレッシュニング組成物は、0.5重量%未満の多糖類の総濃度を有し得る。
図5は、組成物の合計重量を基準として、0.2重量%未満の多糖類の総濃度を有する組成物が、残留物値実施方法により測定される、8未満の残留物値を有すること、及び組成物の合計重量を基準として、0.1重量%未満の多糖類の総濃度を有する組成物が、25回噴霧されたとき、残留物値実施方法により測定される、6未満の残留物値(領域A)を有し得ることを示す。逆に、組成物の合計重量を基準として、約0.2重量%超の多糖類の総濃度を有する組成物は、25回噴霧されたとき、又は場合によっては更に少ない回数噴霧されたとき約5超の残留物値を有し得る。残留物は、全体の多糖類濃度と共にほぼ直線的に増加し(線B)、結果として、より低い全体の濃度が、良好な残留物スコアに有利である。
【0214】
【表9】
【0215】
【表10】
【0216】
表9は、第1の多糖類及び第2の多糖類のような様々なガムの性能を示す。
【0217】
理論に束縛されるものではないが、良好な構造化剤系は、第1の多糖類及び第2の多糖類が互いに強固に結合する必要があり、それは特定の配合物でのみ可能であると考えられる。表4〜7中のデータは、その仕様において組成上の制限内で成立するとき、キサンタンガム及びコンニャクガムが強固に結合することを示す。表8〜9中のデータは、キサンタンガム及びローカストビーンガムが強固に結合し、かつ非ゼロ降伏応力、大きなクリープ回復率、及び低い噴霧剪断粘度によって明らかなようにフレッシュニング組成物に好適であることを示す。表8〜9中のデータは、降伏応力の欠如及び負のクリープ回復率によって明らかなように、キサンタンガム及びカラギーナン並びに/又はキサンタンガム及びジェランガムが強固に結合していないことを示す。
【0218】
【表11】
*次で入手可能:www.hero−clean.com;www.amazon.com;又はwww.target.com
**www.bedbathandbeyond.comで入手可能
【0219】
HERO(商標)Clean、WONDER FRESH(商標)−Sky、及びWONDER FRESH(商標)−Spring製品を含む、有益剤送達粒子の形態の粒子を有する市販の噴霧可能な組成物を購入した。市販の製品の性能を試験したので、その結果を表10に示す。更に、国際公開第2013/034871号は、粒子を含有する噴霧可能な組成物を教示する。国際公開第2013/034871号の実施例I及びIIを、再現した。表10に示されるように、市販の組成物、又は粒子を含む国際公開第2013/034871号の実施例IIのいずれも、0Pa超の降伏応力も少なくとも0.1のクリープ回復率も有しない。同様に、これらの市販の製品は、25℃での相安定性グレード試験方法に従った相安定性グレードにいいよって示されるように組成物中に存在する粒子を懸濁させない。国際公開第2013/034871号の実施例Iは、約0.1超のクリープ回復率及び剪断粘度を有するものの、残留物値実施方法により測定される15及び25回噴霧後に約5超の残留物値を有し、暗色の布地上に噴霧した際に残留物が消費者にとって受け入れられないことを示す。更に、国際公開第2013/034871号の実施例Iは、噴霧剪断粘度試験方法によって測定される0.025Pa・s超の噴霧剪断粘度を有し、この製品がトリガー型噴霧器において受け入れられる噴霧パターンをもたらさないことを示す。
【0220】
【表12】
【0221】
【表13】
【0222】
【表14】
【0223】
【表15】
【0224】
本明細書において範囲の両端として開示される値は、列挙される正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。代わりに、特に明記しない限り、各数値範囲は、列挙された値、明記された範囲内の、及び明記された範囲を有する任意の範囲内の任意の整数の両方を意味するよう意図されている。例えば、「1〜10」として開示される範囲は、「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10」を意味するものとする。
【0225】
本明細書の全体を通して記載される全ての最大数値限定は、それよりも小さい全ての数値限定を、かかるより小さい数値限定があたかも本明細書に明確に記載されているかのように包含するものと理解すべきである。本明細書の全体を通して示される全ての最小数値限定は、それよりも高い全ての数値限定を、このようなより高い数値限定があたかも本明細書に明確に記載されているかのように包含する。本明細書の全体を通して示される全ての数値範囲は、このような広い数値範囲内に収まるより狭い全ての数値範囲を、このようなより狭い数値範囲が全てあたかも本明細書に明確に記載されているかのように包含する。
【0226】
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に指示がない限り、そのような各寸法は、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味するものである。
【0227】
相互参照される又は関連する全ての特許又は特許出願、及び本願がその優先権又は利益を主張する全ての特許出願又は特許を含む、本願に引用される文献はいずれも、明示的に除外又は別の方法で限定されない限りにおいて、その全体が本明細書に参照により組み込まれる。いずれの文献の引用も、その文献が本願で開示又は特許請求される全ての発明に対する先行技術であることを認めるものではなく、又はその文献が単独で、あるいは任意のその他の参照文献との任意の組み合わせにおいて、かかる発明のいずれかを参照、教示、示唆又は開示することを認めるものでもない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照することによって組み込まれた文書内の同じ用語の意味又は定義と競合する程度に、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
【0228】
本開示の特定の実施形態について説明し記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正が可能であることは当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内に含まれるそのような全ての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲にて網羅することを意図したものである。