(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
滑動インターフェースが、前記中間層(4)と前記外側シェル(2)との間に設けられており、前記ヘルメットは、前記中間層(4)が衝撃の間に前記内側シェル(3)に対して固定された位置に留まるように構成されている、請求項1または2に記載のヘルメット。
滑動インターフェースが、前記中間層(4)と前記内側シェル(3)との間に設けられており、前記ヘルメットは、前記中間層(4)が衝撃の間に前記外側シェル(2)に対して固定された位置に留まるように構成され得る、請求項1から3のいずれか一項に記載のヘルメット。
滑動インターフェースが、前記中間層(4)と前記内側シェル(3)との間、および、前記中間層(4)と前記外側シェル(2)との間の両方に設けられている、請求項1から5のいずれか一項に記載のヘルメット。
【発明を実施するための形態】
【0026】
さまざまな層の厚さの比率、および、図に示されているヘルメットの中の層同士の間の間隔は、明確化のために、図面の中で誇張されており、当然のことながら、必要および要件にしたがって適合され得る。
【0027】
図1は、斜めの衝撃に対する保護を提供することが意図された、WO01/45526に議論されている種類の第1のヘルメット1を示している。このタイプのヘルメットは、上記に議論されているヘルメットのタイプのいずれかであることが可能である。
【0028】
保護ヘルメット1は、外側シェル2と、外側シェル2の内側に配置されている内側シェル3とによって構築されている。着用者の頭部との接触が意図された追加的な取り付けデバイスが設けられ得る。
【0029】
中間層4または滑動促進体が、外側シェル2と内側シェル3との間に配置されており、したがって、外側シェル2と内側シェル3との間の変位を可能にする。とりわけ、下記に議論されているように、中間層4または滑動促進体は、滑動が衝撃の間に2つのパーツの間で起こることができるように構成され得る。たとえば、それは、ヘルメット1の着用者に関して生き残れることが予期される、ヘルメット1の上の衝撃に関連付けられる力の下での滑動を可能にするように構成され得る。いくつかの配置では、摩擦係数が0.001から0.3の間にあるかおよび/または0.15を下回るように、滑動層または滑動促進体を構成することが望ましい可能性がある。
【0030】
図1の図示において、ヘルメット1の縁部部分に配置されているのは、1つまたは複数の接続部材5であることが可能であり、1つまたは複数の接続部材5は、外側シェル2および内側シェル3を相互接続させている。いくつかの配置では、接続部材は、エネルギーを吸収することによって、外側シェル2と内側シェル3との間の相互変位に対抗することが可能である。しかし、これは、必須ではない。さらに、この特徴が存在する場合でも、吸収されるエネルギーの量は、通常、衝撃の間に内側シェル3によって吸収されるエネルギーと比較してわずかである。他の配置では、接続部材5は、まったく存在していなくてもよい。
【0031】
さらに、これらの接続部材5の場所は変化させられ得る。たとえば、接続部材は、縁部部分から離れるように位置決めされ得り、中間層4を通して外側シェル2および内側シェル3を接続することが可能である。外側シェル2は、さまざまなタイプの衝撃に耐えるために、比較的に薄くて強くなっていることが可能である。外側シェル2は、ポリマー材料、たとえば、ポリカーボネート(PC)、ポリ塩化ビニル(PVC)、またはアクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)などから作製され得る。有利には、ポリマー材料は、ガラス繊維、アラミド、Twaron、炭素繊維、Kevlarまたは超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)などのような材料を使用して、繊維強化され得る。
【0032】
内側シェル3は、極めてより厚くなっており、エネルギー吸収層として作用する。そうであるので、それは、頭部に対する衝撃を減衰させるかまたは吸収することができる。それは、有利には、発泡ポリスチレン(EPS)、発泡ポリプロピレン(EPP)、発泡ポリウレタン(EPU)、ビニールニトリル・フォームのようなフォーム材料;または、たとえば、ハニカムのような構造を形成する他の材料;または、ブランド名Poron(商標)およびD3O(商標)の下で販売されているものなどのような、歪み速度に敏感なフォームから作製され得る。構築は、たとえば、複数の層の異なる材料によって、異なる方式(それは、下記に現れる)で変化させられ得る。
【0033】
内側シェル3は、衝撃のエネルギーを吸収するように設計されている。ヘルメット1の他のエレメントも、そのエネルギーを限られた程度に吸収することとなるが(たとえば、硬質の外側シェル2、または、内側シェル3の中に提供される、いわゆる「コンフォート・パッディング」)、それは、それらの一次的な目的ではなく、エネルギー吸収へのそれらの貢献は、内側シェル3のエネルギー吸収と比較してわずかである。実際に、コンフォート・パッディングなどのようないくつかの他のエレメントは、「圧縮可能な」材料から作製されており、そうであるので、他の文脈において「エネルギー吸収」としても考えられ得るが、ヘルメットの分野において、圧縮可能な材料は、ヘルメットの着用者への害を低減させる目的のために、必ずしも、衝撃の間の意味のある量のエネルギーを吸収するという意味での「エネルギー吸収」であるわけではないということが十分に認識される。
【0034】
複数の異なる材料および実施形態が、中間層4または滑動促進体として使用され得り、それは、たとえば、油、ゲル、テフロン、マイクロスフェア、空気、ゴム、ポリカーボネート(PC)、ファブリック材料、たとえば、フェルトなどである。そのような層は、おおよそ0.1〜5mmの厚さを有することが可能であるが、他の厚さも、選択される材料および望まれる性能に応じて使用され得る。PCなどのような低摩擦プラスチック材料の層が、中間層4として好ましい。これは、外側シェル2の内側の表面(もしくは、より一般的には、外側シェル2の直接的に半径方向内向きになっているのがいずれの層であっても、その層内側の表面)に成形され得るか、または、内側シェル3の外側表面(もしくは、より一般的には、内側シェル3の直接的に半径方向外向きになっているのがいずれの層であっても、その層の外側の表面)に成形され得る。また、中間層の数およびそれらの位置決めは変化させられ得り、これの例が、(
図3Bを参照して)下記に議論されている。
【0035】
接続部材5は、たとえば、ゴム、プラスチック、または金属の変形可能なストリップから作製され得る。これらは、適切な様式で、外側シェルおよび内側シェルの中にアンカー固定され得る。
【0036】
図2は、保護ヘルメット1の機能する原理を示しており、そこでは、ヘルメット1および着用者の頭蓋骨10は、半円筒形状であると仮定され、頭蓋骨10は、長手方向軸線11の上に装着された状態になっている。ヘルメット1が斜めの衝撃Kを受けるときに、捩じり力およびトルクが、頭蓋骨10に伝達される。衝撃力Kは、保護ヘルメット1に対して、接線方向の力K
Tおよび半径方向の力K
Rの両方を生じさせる。この特定の文脈において、ヘルメットが回転する接線方向の力K
Tおよびその効果のみが、関心の対象である。
【0037】
見ることができるように、力Kは、内側シェル3に対して外側シェル2の変位12を生じさせ、接続部材5は変形させられている。最大でおおよそ75%、および、平均でおおよそ25%の、頭蓋骨10に伝達される捩じり力の低減が、そのような配置によって取得され得る。これは、そうでなければ脳に伝えられる回転エネルギーの量を低減させる、内側シェル3と外側シェル2との間の滑動運動の結果である。
【0038】
また、滑動運動は、これは示されていないが、保護ヘルメット1の円周方向に起こることも可能である。これは、外側シェル2と内側シェル3との間の円周方向の角度回転の結果によるものであり得る(すなわち、衝撃の間に、外側シェル2は、内側シェル3に対して所定の円周方向の角度だけ回転させられ得る)。
図2は、外側シェルが滑動する間に、中間層4が内側シェル3に対して固定されているままであるということを示しているが、代替的に、中間層4は、内側シェル3が中間層4に対して滑動する間に、外側シェル2に固定されたままであることも可能である。さらに代替的に、外側シェル2および内側シェル3の両方が、中間層4に対して滑動することも可能である。
【0039】
また、保護ヘルメット1の他の配置も可能である。いくつかの可能な変形例が、
図3に示されている。
図3aでは、内側シェル3は、比較的に薄い外側層3”および比較的に厚い内側層3’から構築されている。外側層3”は、内側層3’よりも硬質であることが可能であり、外側シェル2に対する滑動を促進させることを助ける。
図3bでは、内側シェル3は、
図3aのものと同じ様式で構築されている。しかし、このケースでは、2つの中間層4が存在しており、中間シェル6が、2つの中間層4の間に存在している。2つの中間層4は、そのように望まれる場合には、異なって具現化され、異なる材料から作製され得る。たとえば、1つの可能性は、外側中間層において、内側中間層よりも低い摩擦を有するといいうことである。
図3cでは、外側シェル2が、以前のものとは異なって具現化されている。このケースでは、より硬質の外側層2”が、より軟質の内側層2’をカバーしている。内側層2’は、たとえば、内側シェル3と同じ材料であることが可能である。
図1から
図3は、層と層との間に半径方向の分離を示していないが、層と層との間にいくらかの分離が存在することも可能であり、スペースが、とりわけ、互いに対して滑動するように構成された層同士の間に設けられるようになっている。
【0040】
図4は、WO2011/139224において議論されている種類の第2のヘルメット1を示しており、それは、また、斜めの衝撃に対する保護を提供することが意図されている。このタイプのヘルメットは、また、上記に議論されているヘルメットのタイプのいずれかであることが可能である。
【0041】
図4では、ヘルメット1は、
図1のヘルメットの内側シェル3と同様のエネルギー吸収層3を含む。エネルギー吸収層3の外側表面は、エネルギー吸収層3と同じ材料から提供され得るか(すなわち、追加的な外側シェルが存在しなくてもよい)、または、外側表面は、
図1に示されているヘルメットの外側シェル2と同等のリジッドのシェル2(
図5を参照)であることが可能である。そのケースでは、リジッドのシェル2は、エネルギー吸収層3とは異なる材料から作製され得る。
図4のヘルメット1は、複数のベント7を有しており、複数のベント7は、随意的なものであり、エネルギー吸収層3および外側シェル2の両方を通って延在し、それによって、ヘルメット1を通る空気の流れを可能にする。
【0042】
取り付けデバイス13が、着用者の頭部へのヘルメット1の取り付けのために設けられている。先に議論されているように、これは、エネルギー吸収層3およびリジッドのシェル2のサイズが調節できないときに望ましい可能性がある。その理由は、取り付けデバイス13のサイズを調節することによって、異なるサイズ頭部が収容されることを可能にするからである。取り付けデバイス13は、弾性的なもしくは半弾性的なポリマー材料、たとえば、PC、ABS、PVC、もしくはPTFEなど、または、天然繊維材料、たとえば、綿布などから作製され得る。たとえば、テクスタイルのキャップまたはネットが、取り付けデバイス13を形成することが可能である。
【0043】
取り付けデバイス13は、前側、後側、左側、および右側から延在するさらなるストラップ部分を備えたヘッド・バンド部分を含むものとして示されているが、取り付けデバイス13の特定の構成は、ヘルメットの構成にしたがって変化することが可能である。いくつかのケースでは、取り付けデバイスは、連続的な(形状の)シートのようなものであることが可能であり、おそらく、孔部またはギャップ(たとえば、ベント7の位置に対応する)を備え、ヘルメットを通る空気の流れを可能にする。
【0044】
また、
図4は、特定の着用者のために取り付けデバイス13のヘッド・バンドの直径を調節するための随意的な調節デバイス6を示している。他の配置では、ヘッド・バンドは、弾性的なヘッド・バンドであることが可能であり、そのケースでは、調節デバイス6は除外され得る。
【0045】
滑動促進体4は、エネルギー吸収層3の半径方向内向きに設けられている。滑動促進体4は、エネルギー吸収層に対して、または、ヘルメットを着用者の頭部に取り付けるために設けられている取り付けデバイス13に対して、滑動するように適合されている。
【0046】
滑動促進体4は、上記に議論されているものと同じ様式で、取り付けデバイス13に対するエネルギー吸収層3の滑動を支援するために設けられている。滑動促進体4は、低摩擦係数を有する材料であることが可能であり、または、そのような材料によってコーティングされ得る。
【0047】
そうであるので、
図4のヘルメットでは、滑動促進体は、取り付けデバイス13に面する、エネルギー吸収層3の最も内側の側部の上に設けられ得るか、または、エネルギー吸収層3の最も内側の側部と一体化され得る。
【0048】
しかし、エネルギー吸収層3と取り付けデバイス13との間の滑動可能性を提供する同じ目的のために、滑動促進体4が、取り付けデバイス13の外側表面の上に設けられ得るか、または、取り付けデバイス13の外側表面と一体化され得るということも等しく考えられる。すなわち、特定の配置では、取り付けデバイス13自身が、滑動促進体5として作用するように適合され得り、低摩擦材料を含むことが可能である。
【0049】
換言すれば、滑動促進体4は、エネルギー吸収層3の半径方向内向きに設けられている。また、滑動促進体は、取り付けデバイス13の半径方向外向きに設けられ得る。
【0050】
取り付けデバイス13が(上記に議論されているように)キャップまたはネットとして形成されているときには、滑動促進体4は、低摩擦材料のパッチとして提供され得る。
【0051】
低摩擦材料は、ワキシー・ポリマー(waxy polymer)、たとえば、ΡTFΕ、ABS、PVC、PC、ナイロン、PFA、EΕΡ、PE、およびUHMWPEなど、または、潤滑剤を染み込ませられ得る粉末材料であることが可能である。低摩擦材料は、ファブリック材料であることが可能である。議論されているように、この低摩擦材料は、滑動促進体およびエネルギー吸収層のいずれか一方または両方に適用され得る。取り付けデバイス13は、
図4の中の4つの固定部材5a、5b、5c、および5dなどのような、固定部材5によって、エネルギー吸収層3および/または外側シェル2に固定され得る。これらは、弾性的な、半弾性的な、または塑性的な方式で変形することによって、エネルギーを吸収するように適合され得る。しかし、これは、必須ではない。さらに、この特徴が存在する場合でも、吸収されるエネルギーの量は、通常は、衝撃の間にエネルギー吸収層3によって吸収されるエネルギーと比較わずかである。
【0052】
図4に示されている実施形態によれば、4つの固定部材5a、5b、5c、および5dは、第1の部分8および第2の部分9を有するサスペンション部材5a、5b、5c、5dであり、サスペンション部材5a、5b、5c、5dの第1の部分8は、取り付けデバイス13に固定されるように適合されており、サスペンション部材5a、5b、5c、5dの第2の部分9は、エネルギー吸収層3に固定されるように適合されている。
【0053】
図5は、着用者の頭部の上に設置されているときの、
図4のヘルメットと同様のヘルメットの実施形態を示している。
図5のヘルメット1は、エネルギー吸収層3とは異なる材料から作製された硬質の外側シェル2を含む。
図4とは対照的に、
図5では、取り付けデバイス13が、2つの固定部材5a、5bによってエネルギー吸収層3に固定されており、2つの固定部材5a、5bは、弾性的に、半弾性的に、または塑性的に、エネルギーおよび力を吸収するように適合されている。
【0054】
回転力をヘルメットに生成させる正面斜めの衝撃Iが、
図5に示されている。斜めの衝撃Iは、エネルギー吸収層3が取り付けデバイス13に対して滑動することを引き起こす。取り付けデバイス13は、固定部材5a、5bによってエネルギー吸収層3に固定されている。明確化のために、2つのそのような固定部材だけが示されているが、実際には、多くのそのような固定部材が存在していてもよい。固定部材5は、弾性的にまたは半弾性的に変形することによって回転力を吸収することが可能である。他の配置では、変形は、塑性的であることが可能であり、固定部材5のうちの1つまたは複数の切断を結果として生じさせる可能性もある。塑性的な変形のケースでは、少なくとも固定部材5は、衝撃の後に交換される必要があることとなる。いくつかのケースでは、固定部材5の塑性的な変形および弾性的な変形の組み合わせが起こる可能性があり、すなわち、いくつかの固定部材5が破断し、エネルギーを塑性的に吸収し、一方、他の固定部材5は、弾性的に変形し、力を吸収する。
【0055】
一般的に、
図4および
図5のヘルメットでは、衝撃の間に、エネルギー吸収層3は、
図1のヘルメットの内側シェルと同じように、圧縮することによって衝撃吸収体として作用する。外側シェル2が使用される場合には、外側シェル2は、エネルギー吸収層3の上に衝撃エネルギーを分散させることを助けることとなる。また、滑動促進体4は、取り付けデバイスとエネルギー吸収層との間の滑動を可能にすることとなる。これは、そうでなければ回転エネルギーとして脳に伝達されることとなるエネルギーを消散させるために、制御された方式を可能にする。エネルギーは、摩擦熱、エネルギー吸収層の変形、または、固定部材の変形もしくは変位によって、消散され得る。低減されたエネルギー伝達は、脳に影響を与える回転加速度の低減を結果として生じさせ、したがって、頭蓋骨の中の脳の回転を低減させる。MTBIを含む回転障害、ならびに、より深刻な外傷性脳損傷、たとえば、硬膜下血腫、SDH、血管破裂、脳震とう、およびDAIなどのリスクが、それによって低減される。
【0056】
図6は、本発明によるヘルメット1の第1の実施形態を示している。ヘルメット1は、内側シェル3と、取り外し可能な外側シェル2と、内側シェル3と外側シェル2との間の中間層4とを含む。
図6(および後続の図)に示されているこれらのヘルメット・パーツ同士の間の間隔は、誇張されているということが留意されるべきである。たとえば、実際には、ヘルメット・パーツは、接触した状態になっていてもよい。外側シェル2が取り付けられているときには、外側シェル2および内側シェル3は、衝撃に応答して互いに対して滑動するように構成されている。滑動インターフェースが、中間層4と内側シェル3との間に設けられている。ヘルメットの残りの部分から外側シェルを取り外し可能であるということは、ヘルメットの特定のパーツ、たとえば、その機能的な完全性が損なわれていないものを保ちながら、ヘルメットの特定のパーツ、たとえば、その機能的な完全性が損なわれているものの交換を可能にする。したがって、ヘルメット・パーツの不必要な廃棄が回避され得る。
【0057】
中間層4は、低摩擦材料から形成されており、内側シェル3は、低摩擦材料に接触して滑動するように構成されている。たとえば、低摩擦材料は、PCであることが可能であるが、上記に説明されている代替例のいずれかが、代わりに使用されることも可能である。内側シェル3は、圧縮によって衝撃エネルギーを吸収するように構成されたエネルギー吸収材料を含むことが可能である。たとえば、エネルギー吸収材料は、EPPから形成され得るが、上記に説明されている代替例のいずれかが、その代わりに使用されることも可能である。外側シェル2は、内側シェル3と比べて硬質の材料から形成され得る。たとえば、外側シェル2は、Kevlarから形成され得るが、上記に説明されている代替例のいずれかが、その代わりに使用されることも可能である。
【0058】
ヘルメット1は、内側シェル3および外側シェル2を接続するために使用される複数の接続部材5を含むことが可能である。接続部材5は、外側シェル2がヘルメット1に取り付けられているときに、内側シェル3と外側シェル2との間の滑動を可能にするように構成され得る。具体的には、接続部材5は、内側シェル3と外側シェル2との間の滑動を許容するように変形可能であり得る。たとえば、接続部材5は、内側シェル3および外側シェル2を間接的に接続することが可能であり、接続部材が、(
図6に示されているように)内側シェル3を中間層4に直接的に接続することが可能である。接続部材5は、外側シェル2または内側シェル3のうちの他方に対して滑動が起こる任意の方向への、たとえば、外側シェル2または内側シェル3の表面に対して平行の任意の方向への、滑動を可能にするように構成され得る。
【0059】
本実施形態では、外側シェル2は、中間層4に取り外し可能に接続されている。中間層4は、衝撃の間に外側シェル2に対して固定された位置に留まるように構成されており、外側シェル2への取り外し可能な接続によって固定されている。たとえば、
図7から
図14に示されており、下記に説明されている、取り外し可能な接続手段15が使用され得る。それぞれのケースでは、1つまたは複数の取り外し可能な接続手段15が、ヘルメットの縁部の周りの異なる場所に設けられ得る。取り外し可能な接続は、スナップ・フィット接続であることが可能である。
【0060】
図7の例に示されているように、取り外し可能な接続手段15は、外側シェル2の内側表面の中に凸形部分15aを含み、また、中間層4の外側表面の中に対応する凹形部分15bを含むことが可能である。
【0061】
外側シェル2を中間層4に取り付けるために、外側シェル2は、凸形部分15aおよび凹形部分15bが整合させられるまで(そのポイントにおいて、凸形部分15aは、凹形部分15bの中へスナップ嵌合する)、内側シェル3の上に押し付けられる。凸形部分15aおよび凹形部分15bが整合させられるまで、中間層4および/または外側シェル2は、中間層4の外側表面に対する凸形部分15aの圧力によって変形させられる。したがって、凸形部分15aおよび凹形部分15bが整合させられるときに、中間層4および/または外側シェル2の変形がより少なくなるときに、「スナップ」が起こる。
【0062】
外側シェル2は、凸形部分15aが凹形部分15bから分離するように、中間層4および/または外側シェル2を変形させることによって取り外され得る。凸形部分15aおよび/または凹形部分15bは、傾斜した側部を有することが可能である。これは、凸形部分15aおよび凹形部分15bの分離を支援することが可能である。取り外し可能な接続手段15は、ヘルメット1の縁部の近くに設けられ得る。複数のそのような取り外し可能な接続手段が、ヘルメット1の周りに設けられ得る。代替的に、凸形部分15aおよび凹形部分15bは、ヘルメット1の縁部の周りに連続的になっていてもよい。
【0063】
凹形部分15bの代わりに、貫通穴が、中間層4の中に設けられ得り、この貫通穴が、外側シェル2の凸形部分15aと係合する。凸形部分15aおよび凹形部分15b(または、貫通穴)の場所は、逆にされてもよい。したがって、凸形部分15aおよび凹形部分15b(または、貫通穴)は、それぞれ、中間層の外側表面、および、外側シェル2の内側表面の上に設けられ得る。
【0064】
図8の例に示されているように、取り外し可能な接続手段15は、外側シェル2の内側表面の中に凸形部分15cを含むことが可能である。ちょうど中間層4の縁部の下方の位置に対応する、外側シェル2の内側表面の上の位置に、凸形部分15cが位置付けされるように、凸形部分15cは配置されている。凸形部分15cは、中間層4の縁部の周りに引っ掛かるように構成されている。
【0065】
外側シェル2を中間層4に取り付けるために、外側シェル2は、凸形部分15cが中間層4の縁部に到達するまで(そのポイントにおいて、凸形部分15cは、中間層4の縁部の周りにスナップ嵌合する)、内側シェル3の上に押し付けられる。凸形部分15cが中間層4の縁部に到達するまで、中間層および/または外側シェルは、中間層4の外側表面に対する凸形部分15cの圧力によって変形させられ、したがって、凸形部分15cが中間層4の縁部に到達するときに、中間層および/または外側シェルの変形がより少なくなるときに、「スナップ」が起こる。
【0066】
外側シェル2は、凸形部分15cが中間層4の縁部から外れるように、中間層4および/または外側シェル2を変形させるのに十分な力を印加することによって取り外され得る。複数のそのような取り外し可能な接続手段が、ヘルメット1の縁部の周りに設けられ得る。代替的に、凸形部分15cは、ヘルメット1の縁部の周りに連続的になっていてもよい。
【0067】
図9は、
図8に示されている取り外し可能な接続手段15の修正例を示している。
図9に示されているように、取り外し可能な接続手段15は、追加的に、解放部材15dを含むことが可能である。解放部材15d、たとえば、可撓性のストラップは、中間層4が外側シェル2とスナップ・フィットするように構成されている場所において、中間層4の縁部に接続されている。解放部材15dは、解放部材15dを引っ張ることによって、ユーザーが中間層4を外側シェル2からより容易に分離することを可能にする。解放部材15dを引っ張ることは、解放部材15dに接続されている中間層4に力を加え、中間層4を外側シェル2の凸形部分15cから外すようになっている。
【0068】
図10の例に示されているように、取り外し可能な接続手段15は、突出部を含むことが可能であり、突出部は、外側シェル2に接続されており、中間層4の中の貫通孔部を介して中間層4とスナップ・フィットするように構成されている。突出部の先端部は、先端部が中間層4の中の貫通孔部を通過するときに、先端部が変形し、次いで、先端部が貫通孔部を通過するとその非変形状態へと「スナップ」して戻るように構成され得る。中間層を外側シェル2から分離するのに十分な力を印加することによって、突出部の先端部が、外側シェル2を中間層4から取り外すために変形させられ、貫通孔部を通過させて戻され得る。
【0069】
図10に示されているように、突出部は、たとえば、先端部から突出部の反対側端部に提供される実質的に平坦な装着表面によって、外側シェル2の内側表面に取り付けられ得る。突出部は、たとえば、接着剤によって、外側シェル2に取り付けられ得る。
【0070】
また、
図10に示されているように、内側シェル3は、取り外し可能な接続手段15の先端部が中間層4を通って突出するためのスペースを提供するために、取り外し可能な接続手段15に対応する場所に、インデント付き部分を含むことが可能である。
【0071】
図11の例に示されているように、取り外し可能な接続手段15は、中間層4に関連付けられた凸形部分15aと、外側シェル2に関連付けられた対応する凹形部分15bとを含むことが可能である。
図11に示されている例では、凸形部分15aは、たとえば、中間層4の縁部において、中間層4に取り付けられている回転部材の一部である。回転部材を回転させることによって、凸形部分15aが凹形部分15bの中におよび凹形部分15bから外へ移動し、したがって、外側シェル2を中間層4に取り付ける/中間層4から取り外すように、回転部材は構成されている。
【0072】
図11に示されているように、凹形部分15bは、(たとえば、接着剤によって)外側シェル2の内側の表面に取り付けられている別々の部材の中に設けられ得る。しかし、凹形部分15bは、代替的に、外側シェル2自身の中に設けられ得る。
【0073】
図11に示されているように、内側シェル3は、取り外し可能な接続手段15の回転部材のためのスペースを提供するために、取り外し可能な接続手段15に対応する場所に、インデント付き部分を含むことが可能である。
【0074】
図12の例に示されているように、取り外し可能な接続手段15は、第1および第2のクランピング・エレメント15e、15fならびに締め付け手段15gを含むことが可能である。第1および第2のクランピング・エレメント15e、15fは、外側シェル2の一部分および中間層4の一部分を収容するように構成されたギャップをそれらの間に伴って、互いに向き合っている。締め付け手段15gは、クランピング・エレメント15eと15fとの間のギャップを低減させる方向に力を印加するように構成されており、外側シェル2の一部分および中間層4の一部分をそれらの間にクランプするようになっている。したがって、外側層2および中間層4は、一緒に取り付けられ得る。外側シェル2を中間層4から取り外すために、締め付け手段15gは、外側シェル2が中間層4から分離され得るように緩められる。1つまたは複数の取り外し可能な接続手段15は、ヘルメットの縁部の周りの異なる場所に設けられ得る。
【0075】
図12に示されているように、締め付け手段15gは、レバーを含むことが可能であり、レバーは、第1および第2のクランピング・エレメント15eおよび15fを通過しているスクリューに接続されている。レバーが回転させられるときに、レバーは、スクリューのネジ山に沿って移動し、したがって、取り外し可能な接続手段15を締め付ける。
【0076】
図13は、取り外し可能な接続手段15のさらなる例を示している。この例は、それが第1および第2のクランピング・エレメント15e、15fを含み、第1および第2のクランピング・エレメント15e、15fが互いに向かい合っており、外側シェル2の一部分および中間層4の一部分を収容するためのギャップをその間に設けられているという点において、以前の例と同様である。しかし、締め付け手段15gの代わりに、取り外し可能な接続手段15は、付勢手段15hをさらに含むことが可能であり、付勢手段15hは、クランピング・エレメント15e、15fの間に外側シェル2および中間層4をクランプするために付勢力またはスプリング力を提供するように構成されている。
【0077】
図13に示されているように、クランピング・エレメント15e、15fおよび付勢エレメント15hを含む、取り外し可能な接続手段15は、単一の構造体として、たとえば、プラスチックなどのような材料から形成され得る。
【0078】
取り外し可能な接続手段15の別の例が、
図14に示されている。
図14に示されているように、取り外し可能な接続手段15は、中間層4に関連付けられた突出部15jと、外側シェル2に関連付けられたチャネル15iとを含むことが可能である。突出部15jは、チャネル15iと係合するように構成されている。チャネル15iは、実質的にZ字形状になっていることが可能であり、突出部15jが、Z字形状の一方の端部においてチャネル15iに進入するように構成されており、前記端部は、外側シェル2の縁部に向けて設けられている。したがって、突出部15jは、外側シェル2に対して中間層4を移動させることによって、Z字形状のチャネル15iの一方の端部から他方の端部へ移動させられ得る。したがって、中間層4は、取り外し可能な方式で、外側シェル2に対して適切な位置にロックされ得る。
【0079】
突出部15jは、好ましくは、突出部15jの先端部にフランジ部分を含む。チャネルは、好ましくは、フランジを収容するように構成されたより幅の広い部分と、幅の狭い部分とを含むように構成されており、突出部15jが突出部15jの長手方向に(取り外し可能な接続手段15の場所のヘルメットの半径方向に対応する)チャネル15iから分離される場合には、フランジが幅の狭い部分を通過することができないようになっている。より幅の広い部分は、
図14の中の点線によって示されている。
【0080】
図15は、本発明によるヘルメット1の第2の実施形態を示している。第2の実施形態のヘルメット1は、ほとんどの態様において、第1の実施形態のヘルメット1と同様である。しかし、中間層4は、接続部材5に取り外し可能に接続されている。これは、第1の実施形態に関係して説明されているような、中間層4に取り外し可能に接続されている外側シェル2の代替的なものであるか、または、追加的なものであることが可能である。
【0081】
接続部材5は、面ファスナーの取り外し可能な接続手段、たとえば、Velcro(商標)によって、中間層4に取り外し可能に取り付けられ得る。しかし、たとえば、スナップ・フィット接続手段など、任意の他の適切な手段も使用され得る。面ファスナーの取り外し可能な接続手段は、ループ付きパーツ16およびフック付きパーツ17を含む。ループ付きパーツ16は、接続部材5に取り付けられ得り、フック付きパーツ17は、内側シェル3に取り付けられ得る。しかし、反対側の配置も、等しく適切である。フック付きパーツ16のフックは、ループ付きパーツ17のループの中へ引っ掛かり、取り外し可能な接続を提供する。ループ付きパーツ16およびフック付きパーツ17は、任意の適切な手段、たとえば、接着剤によって、それぞれ、接続部材5および内側シェル3に取り付けられ得る。接続手段5は、任意の適切な手段、たとえば、接着剤によって、内側シェル3に取り付けられ得る。
【0082】
第2の実施形態の修正例では(図には示されていない)、内側シェル3は、上記に説明されているものと同じ方式で、接続部材5に取り外し可能に接続され得る。この修正例では、接続手段5は、任意の適切な手段、たとえば、接着剤によって、中間層4に取り付けられ得る。代替的に、内側シェル3および中間層4の両方が、上記に説明されているように、接続部材5に取り外し可能に接続され得る。
【0083】
図16は、本発明によるヘルメット1の第3の実施形態を示している。第3の実施形態のヘルメット1は、第1の実施形態のヘルメット1と同様である。しかし、接続部材5は、内側シェル3および中間層4を直接的に接続する代わりに、外側シェル2を中間層4に直接的に接続している。たとえば、外側シェル2は、接続部材5に取り外し可能に接続され得る。滑動インターフェースが、中間層4と外側シェル2との間に設けられ得る。ヘルメット1は、中間層4が衝撃の間に内側シェル3に対して固定された位置に留まるように構成され得る。
【0084】
接続部材5は、面ファスナーの取り外し可能な接続手段、たとえば、Velcro(商標)によって、外側シェル2に取り外し可能に取り付けられ得る。しかし、たとえば、スナップ・フィット接続手段など、任意の他の適切な手段も使用され得る。面ファスナーの取り外し可能な接続手段は、ループ付きパーツ16およびフック付きパーツ17を含む。
図10に示されている実施形態では、ループ付きパーツ16は、接続部材5に取り付けられており、フック付きパーツ17は、外側シェル2に取り付けられている。しかし、反対側の配置も、等しく適切である。フック付きパーツ16のフックは、ループ付きパーツ17のループの中へ引っ掛かり、取り外し可能な接続を提供する。ループ付きパーツ16およびフック付きパーツ17は、任意の適切な手段、たとえば、接着剤によって、それぞれ、接続部材5および外側シェル2に取り付けられ得る。接続手段5は、任意の適切な手段、たとえば、接着剤によって、中間層4に取り付けられ得る。
【0085】
第3の実施形態の修正例では(図には示されていない)、中間層4は、上記に説明されているものと同じ方式で、接続部材5に取り外し可能に接続され得る。この修正例では、接続手段5は、任意の適切な手段、たとえば、接着剤によって、外側シェル2に取り付けられ得る。代替的に、外側シェル2および中間層4の両方が、上記に説明されているように、接続部材5に取り外し可能に接続され得る。
【0086】
図17は、本発明によるヘルメット1の第4の実施形態を示している。第4の実施形態のヘルメット1は、ほとんどの態様において、第3の実施形態のヘルメット1と同様である。しかし、中間層4は、内側シェル3に取り外し可能に接続されている。中間層4と内側シェル3との間の取り外し可能な接続手段は、中間層4と外側シェル3との間の、
図7から
図14に関係して上記に説明されているものと同じであることが可能である。したがって、
図7および
図8に関係して説明されている凸形部分および凹形部分(または、貫通穴)が、中間層4および内側シェル3の上に設けられ得る。換言すれば、「外側シェル2」は、
図7から
図14の例に対応する説明において、「内側シェル3」によって交換され得る。
【0087】
図18は、本発明によるヘルメット1の第5の実施形態を示している。第5の実施形態のヘルメット1は、ほとんどの態様において、第1の実施形態のヘルメット1と同様である。しかし、接続部材5は、外側シェル2がヘルメット1に取り付けられているときに、内側シェル3および中間層4を直接的に接続する代わりに、内側シェル3を外側シェル2に直接的に接続している。たとえば、外側シェル4は、接続部材5に取り外し可能に接続され得る。そのような配置は、接続部材が2つの機能性(すなわち、滑動を可能にする接続を提供するということ、および、ヘルメットに関して取り外し可能な取り付けポイントとして作用するということ)を有するという点において、有利である可能性がある。これは、ヘルメットがより少ない異なるパーツを必要とし、より容易に製造されるということを意味する可能性がある。
【0088】
図18に示されているように、中間層4は、少なくとも1つの接続部材5のそれぞれに関連付けられた孔部14を有することが可能である。ヘルメット1は、内側3と外側シェル2との間のそれぞれの接続部材5が関連の孔部14を通過するように構成され得る。そのような配置は、中間層が接続部材の周りに配置され得るので、ヘルメットが簡単に構築され得るという点において、有利である可能性がある。それぞれの孔部14は、孔部14を通過する接続部材5が孔部14の縁部と接触することなく、衝撃の間の内側シェル3と外側シェル2との間の滑動を可能にするのに十分に大きくなっていることが可能である。この配置は、滑動が接続部材によって許容される最大範囲まで提供され得るので、有利である可能性がある。
【0089】
接続部材5は、面ファスナーの取り外し可能な接続手段、たとえば、Velcro(商標)によって外側シェル2に取り外し可能に取り付けられ得る。しかし、たとえば、スナップ・フィット接続手段など、任意の他の適切な手段も使用され得る。面ファスナーの取り外し可能な接続手段は、ループ付きパーツ16およびフック付きパーツ17を含む。
図18に示されているように、ループ付きパーツ16は、接続部材5に取り付けられ得り、フック付きパーツ17は、外側シェル2に取り付けられ得る。しかし、反対側の配置も、等しく適切である。フック付きパーツ16のフックは、ループ付きパーツ17のループの中へ引っ掛かり、取り外し可能な接続を提供する。ループ付きパーツ16およびフック付きパーツ17は、任意の適切な手段、たとえば、接着剤によって、それぞれ、接続部材5および外側シェル2に取り付けられ得る。接続手段5は、任意の適切な手段、たとえば、接着剤によって、内側シェル3に取り付けられ得る。
【0090】
図17に示されている第5の実施形態の修正例では、内側シェル3は、上記に説明されているものと同じ方式で、接続部材5に取り外し可能に接続され得る。接続手段5は、任意の適切な手段、たとえば、接着剤によって、外側シェル2に取り付けられ得る。代替的に、内側シェル3および外側シェル2の両方が、上記に説明されているように、接続部材5に取り外し可能に接続され得る。
【0091】
図18に示されているように、滑動インターフェースが、中間層4と外側シェル2との間に設けられ得る。ヘルメット1は、中間層4が衝撃の間に内側シェル3に対して固定された位置に留まるように構成され得る。中間層4は、任意の適切な手段、たとえば、接着剤によって、内側シェル3に固定され得る。
【0092】
図19に示されているように、滑動インターフェースが、中間層4と内側シェル2との間に設けられ得る。ヘルメット1は、中間層4が衝撃の間に外側シェル3に対して固定された位置に留まるように構成され得る。中間層4は、任意の適切な手段、たとえば、接着剤によって、外側シェル2に固定され得る。
【0093】
図20は、第5の実施形態のさらなる修正例を示している。
図20に示されているように、接続部材は、2つのパーツ5A、5Bから構成されている。第1のパーツ5Aは、中間層4よりも内向きに(すなわち、着用者の頭部のより近くに)設けられており、第2のパーツ5Bは、(たとえば、貫通穴を介して)中間層4を通過し、第1のパーツ5Aを外側シェル2に接続している。第1のパーツ5Aは、内側シェル3に直接的に接続しており、内側シェル3と外側シェル2との間の滑動を可能にするように構成されている。たとえば、第1のパーツ5Aは、変形可能であり得る。外側シェル2は、第2のパーツ5Bを第1のパーツ5Aから切り離すことによって、ヘルメットから取り外され得る。第1および第2のパーツ5A、5Bは、取り外し可能な接続手段を一緒に形成することが可能である。
【0094】
図20に示されているように、第2のパーツ5Bは、外側シェル2を通過するボルトまたはスクリューを含むことが可能である。
図20に示されているように、第1のパーツ5Aは、内側シェル3の中の凹部またはカット・アウトの中に位置決めされ得り、たとえば、圧入配置によって、内側シェル3の延在方向に対して平行の方向に内側シェル3に取り付けることが可能である。
【0095】
中間層4は、第1のパーツ5Aと外側シェル2との間にクランプされることによって、外側シェル2に対して適切な位置に固定され得る。滑動が、中間層4と内側シェル3との間のインターフェースにおいて起こる。
【0096】
2つ以上の滑動インターフェースが設けられる、さらなる実施形態も可能である。たとえば、滑動インターフェースは、中間層4と内側シェル3との間、および、中間層4と外側シェル4との間の両方に設けられ得る。
【0097】
第6の実施形態では、滑動インターフェースは、中間層4と内側シェル3との間、および、中間層4と外側シェル4との間の両方に設けられている。この実施形態では、少なくとも1つの第1の接続部材5が、外側シェル2を中間層4に直接的に接続しており、少なくとも1つのさらなる第2の接続部材5が、内側シェル3を中間層4に直接的に接続している。第1および第2の接続部材5のうちの少なくとも1つが、中間層4に取り外し可能に接続され得り、および/または、第1および第2の接続部材5のうちの少なくとも1つが、それぞれ、内側シェル3および外側シェル2に取り外し可能に接続され得る。接続部材5と、中間層4、内側シェル3、または外側シェル2との間の取り外し可能な接続は、第2および第3の実施形態に関係して上記に説明されているようになっていることが可能である。
【0098】
第7の実施形態では、滑動インターフェースは、中間層4と内側シェル3との間、および、中間層4と外側シェル4との間の両方に設けられている。この実施形態では、接続部材5は、第5の実施形態および
図18および
図19に関係して上記に説明されているように、中間層4の中の孔部を通して、内側シェルおよび外側シェル2を直接的に接続している。しかし、第7の実施形態では、滑動層は、内側シェル3または外側シェル2のいずれかに対して固定されていなくてもよい。中間層4は、ヘルメットの任意の他のパーツに固定されていなくてもよい。中間層4は、孔部14を通過する接続部材5によって適切な場所に保持され得る。
【0099】
上記に説明されている実施形態の変形例が、上記の教示に照らして可能である。本発明は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本明細書で具体的に説明されているもの以外の方法で実践され得るということが理解されるべきである。