特許第6977083号(P6977083)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6977083
(24)【登録日】2021年11月12日
(45)【発行日】2021年12月8日
(54)【発明の名称】複数のスピーカーのリングネットワーク
(51)【国際特許分類】
   H04L 12/42 20060101AFI20211125BHJP
【FI】
   H04L12/42 Z
【請求項の数】28
【外国語出願】
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2020-38840(P2020-38840)
(22)【出願日】2020年3月6日
(62)【分割の表示】特願2017-527262(P2017-527262)の分割
【原出願日】2015年11月23日
(65)【公開番号】特開2020-109989(P2020-109989A)
(43)【公開日】2020年7月16日
【審査請求日】2020年4月2日
(31)【優先権主張番号】14/550,545
(32)【優先日】2014年11月21日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】517110391
【氏名又は名称】アバネラ コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】Avnera Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヘトケ, テオドール
(72)【発明者】
【氏名】スぺス, ジョン
【審査官】 宮島 郁美
(56)【参考文献】
【文献】 特表2007−512718(JP,A)
【文献】 特開2013−135372(JP,A)
【文献】 特開2001−057566(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0038999(US,A1)
【文献】 中国特許出願公開第101410773(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L12/00−12/955
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のスピーカーのリングネットワークを形成するための方法であって、
前記複数のスピーカーにおける上流のスピーカーのアドレスを、前記複数のスピーカーのそれぞれの設定可能スピーカー登録部に追加する工程と、
前記複数のスピーカーにおける下流のスピーカーのアドレスを、前記複数のスピーカーのそれぞれの前記設定可能スピーカー登録部に追加する工程と、
少なくとも1つの音源を、前記複数のスピーカーのうちの1つのスピーカーに接続する工程と、
前記音源に接続された前記1つのスピーカーにおいて、前記音源から音声信号を受信する工程と、
前記音源に接続された前記1つのスピーカーから、下流のスピーカーに前記音声信号を送信する工程と、
前記音源に接続された前記1つのスピーカーから、上流のスピーカーに末尾信号を送信する工程と、
前記下流のスピーカーから、前記複数のスピーカーのうちのさらに下流のスピーカーのそれぞれに、複数の前記下流のスピーカーの1つが、前記音声信号と前記末尾信号を受信するまで、前記音声信号を送信する工程と、を含む方法。
【請求項2】
前記音源から、音量信号を受信する工程と、
前記音源に接続された前記1つのスピーカーに、前記音量信号を送信する工程と、
前記1つのスピーカーから、下流のスピーカーに、前記音量信号を送信する工程と、
前記下流のスピーカーから、前記複数のスピーカーのうちのさらに下流のスピーカーのそれぞれに前記音量信号を送信する工程と、をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記複数のスピーカーの前記リングネットワークに、新たなスピーカーを参加させる工程をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記複数のスピーカーのうちの別のスピーカーにおいて、前記新たなスピーカーから前記リングネットワークへの参加への問い合わせを受信する工程と、
前記リングネットワークに参加するために、前記別のスピーカーを介して、前記問い合わせに応答する工程と、
元々の上流のスピーカーの前記設定可能スピーカー登録部から、前記別のスピーカーの前記アドレスを削除する工程と、
前記別のスピーカーの前記設定可能スピーカー登録部に、前記新たなスピーカーの前記アドレスを、新たな上流のスピーカーとして追加する工程と、
前記新たなスピーカーの前記設定可能スピーカー登録部に、前記元々の上流のスピーカーの前記アドレスを、前記新たなスピーカーの上流のスピーカーとして追加する工程と、
前記新たなスピーカーの前記設定可能スピーカー登録部に、前記別のスピーカーの前記アドレスを、前記新たなスピーカーの下流のスピーカーとして追加する工程と、をさらに含む請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記リングネットワークから、前記複数のスピーカーのうちの1つのスピーカーを除去する工程をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
除去される前記スピーカーの下流のスピーカーの設定可能スピーカー登録部および除去される前記スピーカーの上流のスピーカーの設定可能スピーカー登録部から、除去される前記スピーカーのアドレスを削除する工程と、
前記上流のスピーカーの前記設定可能スピーカー登録部に、前記下流のスピーカーのアドレスを、新たな下流のスピーカーとして追加する工程と、
前記下流のスピーカーの前記設定可能スピーカー登録部に、前記上流のスピーカーのアドレスを、新たな上流スピーカーとして追加する工程と、をさらに含む請求項に記載の方法。
【請求項7】
前記複数のスピーカーのうちの前記スピーカーのそれぞれから、下流に流れる同期信号を送信する工程と
前記音源からの音声信号を同期させる工程とをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項8】
別の音源を、前記複数のスピーカーのうちの別のスピーカーに接続する工程をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記複数のスピーカーは、7つより多くのスピーカーを含む請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記音源に接続された前記1つのスピーカーにおいて、前記音源からデータを受信する工程と、
前記音源に接続された前記1つのスピーカーから、下流のスピーカーに、前記データを送信する工程と、
前記下流のスピーカーから、前記複数のスピーカーのうちのさらに下流のスピーカーのそれぞれに、前記データを送信する工程と、をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記データは、音声のタイトルまたはアーティスト情報を含む請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記音源に接続された前記1つのスピーカーから、前記音源に、データを送信する工程をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記音源に接続された前記1つのスピーカーが前記データを受信するまで、前記複数のスピーカーのうちのスピーカーから、下流のスピーカーのそれぞれにデータを送信する工程をさらに含む請求項12に記載の方法。
【請求項14】
複数のスピーカーのリングネットワークを形成するための方法であって、
前記複数のスピーカーにおける上流のスピーカーのアドレスを、前記複数のスピーカーのそれぞれの設定可能スピーカー登録部に追加する工程と、
前記複数のスピーカーにおける下流のスピーカーのアドレスを、前記複数のスピーカーのそれぞれの前記設定可能スピーカー登録部に追加する工程と、
少なくとも1つの音源を、前記複数のスピーカーのうちの1つのスピーカーに接続する工程と、
遅延信号をリングネットワークに送信して、リングリーダーのスピーカーからのノードカウントに基づいて、各スピーカーにおける対応の音声信号の遅延を一定値に調整する工程とを含み、
前記複数のスピーカーのうちの1つのスピーカーは、前記音声信号の出力を遅延させず、さらに、前記複数のスピーカーのうちの残りの複数のスピーカーの少なくとも1つは、異なる時間間隔だけ、前記音声信号の出力を遅延させる、方法。
【請求項15】
音源と、
リング構造で接続され、それぞれの上流のスピーカーと下流のスピーカーの識別情報を保存するよう構成された複数のスピーカーとを含み、前記複数のスピーカーの各々は、上流シリアルポートプロファイルクライアントポートと、下流シリアルポートプロファイルクライアントポートとを含み、
前記複数のスピーカーのうち、前記音源に接続された1つのスピーカーは、結合されたスピーカーの下流シリアルポートプロファイルクライアントポートを通じて、リングリーダーメッセージを送信し、かつ、前記結合されたスピーカーの上流シリアルポートプロファイルクライアントポートを通じて対応する末尾メッセージを送信することにより、リングリーダーとして指定される、システム。
【請求項16】
前記複数のスピーカー内における前記スピーカーの数は、変動可能である請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記複数のスピーカーは、前記複数のスピーカーからあるスピーカーが除去されたときに、前記リング構造を再形成するよう構成されている請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記複数のスピーカーのうちの少なくとも1つのスピーカーが、前記複数のスピーカーから制御されて除去されたとき、前記複数のスピーカーのうちの残りの複数のスピーカーが、別のリング構造を形成するよう構成されている請求項16に記載のシステム。
【請求項19】
前記複数のスピーカーのうちの少なくとも1つのスピーカーが、前記複数のスピーカーから制御されずに除去されたとき、前記複数のスピーカーのうちの残りの複数のスピーカーが、別のリング構造を形成するよう構成されている請求項16に記載のシステム。
【請求項20】
前記複数のスピーカーは、前記複数のスピーカーに新たなスピーカーが追加されたときに、前記新たなスピーカーを含む別のリング構造を形成する請求項15に記載のシステム。
【請求項21】
前記複数のスピーカーの数は、7より多い請求項15に記載のシステム。
【請求項22】
前記音源は、前記音源に接続された前記1つのスピーカーに、音声信号を送信するよう構成されており、
前記音声信号は、前記音源に接続され、前記音声信号を受信した前記1つのスピーカーの上流の前記スピーカーにおいて前記音声信号が受信されるまで、前記リング構造の前記複数のスピーカーのそれぞれに送信される請求項15に記載のシステム。
【請求項23】
前記システムは、
前記複数のスピーカーのうちの別のスピーカーに接続された別の音源をさらに含み、
前記別の音源は、前記別の音源に接続された前記別のスピーカーに、別の音声信号を送信するよう構成されており、
前記別の音声信号は、前記別の音声信号が、前記別の音源に接続され、前記別の音声信号を受信した前記別のスピーカーの上流の前記スピーカーにおいて受信されるまで、前記音声信号の代わりに、前記リング構造の前記複数のスピーカーのそれぞれに送信される請求項22に記載のシステム。
【請求項24】
前記複数のスピーカーのうちの前記スピーカーのそれぞれは、前記音源から受信した音量信号に基づいて、同じ音量レベルで動作する請求項15に記載のシステム。
【請求項25】
前記複数のスピーカーのうちの前記スピーカーのそれぞれに接続された変動可能な数の追加的な音源をさらに含む請求項23に記載のシステム。
【請求項26】
前記音源は、前記音源に接続された前記1つのスピーカーに、データを送信するよう構成されており、
前記データは、前記リング構造の前記複数のスピーカーのそれぞれに送信される請求項15に記載のシステム。
【請求項27】
前記データは、音声のタイトルまたはアーティスト情報を含む請求項26に記載のシステム。
【請求項28】
前記音源は、前記音源に接続された前記1つのスピーカーから、前記複数のスピーカーの1つにおいて生成されたデータを受信するよう構成されている請求項15に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、ブルートゥーススピーカー(Bluetooth (登録商標)speakers)に関し、より具体的には、リングネットワーク(ring network)内の多数のブルートゥーススピーカーおよび音声デバイス(audio devices)を組み合わせるためのシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
ブルートゥース(登録商標)は、短距離でデータを交換するための無線技術標準である
。ブルートゥースは、A2DP(Advanced Audio Distribution Profile:ブルートゥース
の無線通信技術を用いて音声データを伝送するためのプロファイル群)によって、音声に
対応している。最新の携帯電話および音声デバイスは、A2DPに対応しており、さらに
、携帯電話のようなブルートゥース音声デバイスから供給される音声を再生可能なブルー
トゥーススピーカーに対する巨大な市場が存在している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ブルートゥーススピーカーの大部分は、単一の場所において音声を再生(render)する
単一のユニットオブジェクトである。これらは、通常、低い電力要求を有しており、さら
に、静かな部屋にいる単一のリスナー(聴取者)を対象としたものである。従来のブルー
トゥース規格を用いて、ブルートゥーススピーカーシステムは、最大7個のデバイスを、
単一のピコネット(piconet)内において接続することができる。音声は、ピコネット内
において、1つのA2DP発信デバイス(A2DP source device)から、別のA2DP受信
デバイス(A2DP sink device)に、転送可能となっている。いくつかの専用のソリューショ
ンは、合計2つのスピーカーを提供するための第2のA2DP受信デバイスが、同時に同
じ音声を再生することを可能としている。本発明のいくつかの実施形態は、従来技術にお
ける、これらの、および、その他の制限に対処するものである。
【図面の簡単な説明】
【0004】
図1図1は、本発明の実施形態に係るブルートゥーススピーカーリングネットワークのブロック図である。
図2図2は、本発明の実施形態に係るブルートゥーススピーカーリングネットワークの初期状態を示すブロック図である。
図3図3は、本発明の実施形態に係る引継リングリーダー手続き(takeover ringleader procedure)を示すブロック図である。
図4図4は、本発明の実施形態に係る再同期手続きを示すブロック図である。
図5図5は、本発明の実施形態に係る音声遅延補償手続きおよびリングリーダー引継手続きを示すブロック図である。
図6図6は、本発明の実施形態に係る音量調整手続きを示すブロック図である。
図7図7は、本発明の実施形態に係る新たなブルートゥーススピーカー用のリングネットワーク参加手続きを示すブロック図である。
図8図8は、本発明の実施形態に係る制御ブルートゥーススピーカー離脱手続きを示すブロック図である。
図9図9は、本発明の実施形態に係る非制御ブルートゥーススピーカー離脱手続きを示すブロック図である。
図10図10は、リングネットワーク内で用いられる例示的なスピーカーのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
図1は、多数のブルートゥーススピーカー102と、多数の音声デバイス104とを含
む例示的なブルートゥーススピーカーリングネットワーク100を示している。複数の音
声デバイス104は、ブルートゥースプロトコルを介して、複数のブルートゥーススピー
カーの1つと接続可能な任意の音声デバイスである。ブルートゥース対応スピーカーの例
としては、例えば、アイフォン(登録商標)、アイパッド(登録商標)、アンドロイドフ
ォンを挙げることができる。リングネットワーク100は、任意の数のブルートゥースス
ピーカー102を含むことができる。さらに、図1に示すように、P1、P2、P3・・
・Pnを任意選択的に含む。すなわち、少なくとも1つの音声デバイスP0が、音源とし
て、リングネットワーク100に接続されている必要がある。しかしながら、最大5個の
音声デバイスが、任意選択的に、リングネットワーク100内の任意の数のスピーカー、
または、全てのスピーカーに接続されていてもよい。
【0006】
ここで用いられるように、リングまたはリングネットワークは、互いにチェーン状にペ
アリングされた複数のブルートゥーススピーカーの系統的なセットを指す。リングまたは
リングネットワークにおいて、チェーンの終端は、チェーンの始端に接続されており、リ
ング構造を形成する。リングリーダー(ringleader)は、音声デバイスから音声を受信し
、さらに、リングネットワークに沿って音声を転送するブルートゥーススピーカーである
。以下により詳細に述べるように、リングリーダーは、任意のタイミングで、変更可能で
ある。
【0007】
メタデータやステータスデータのようなデータは、ブルートゥースリングネットワーク
内の各スピーカーから、リングリーダー音声デバイスに送信される。さらに、以下により
詳細に述べるように、メタデータのようなデータは、リングリーダー音声デバイスから、
ブルートゥースリングネットワーク内の各スピーカーへ送信される。
【0008】
図2は、本発明の実施形態に係る多数のブルートゥーススピーカー用の一式のリングネ
ットワークを形成するための例示的な動作を示している。最初に、第1のスピーカーs(
n)が、ユーザーによって、リングネットワークモードにされる。例えば、スピーカー上
のボタンやスイッチによって、ユーザーは、第1のスピーカーs(n)を、リングネット
ワークモードにすることができる。その後、第2のスピーカーs(new)も、ユーザー
によって、リングネットワークモードにされる。各スピーカーがリングネットワークモー
ドにされると、各スピーカーは、動作200に示されているように、制限された問い合わ
せ(limited inquiry)を実行し、共にネットワークを形成する他のスピーカーを発見し
、さらに、該他のスピーカーの位置を特定する。図2において、スピーカーs(n)は、
問い合わせ処理を経て、スピーカーs(new)を探し出し、特定する。スピーカーs(
n)は、スピーカーs(new)がリングネットワークに参加することを許可してもよい
し、許可しなくてもよい。
【0009】
動作202において、スピーカーs(n)は、スピーカーs(new)とのブルートゥ
ース接続を確立し、非同期コネクションレス(ACL: Asynchronous ConnectionLess)
層を設定する。動作204において、スピーカーs(new)は、スピーカーs(n)へ
の新たなブルートゥースシリアルポートプロファイル(SPP: Serial Port Profile)
接続を確立する。リングネットワークを形成する前または形成した後に、0個から5個の
A2DP音源が、ブルートゥーススピーカーs(n)およびs(new)のそれぞれに接
続される。
【0010】
より詳細には、問い合わせ動作200を介して、スピーカーs(n)の特定がスピーカ
ーs(new)によって確立されると、動作202において、ACLリンクがスピーカー
s(new)とスピーカーs(n)との間で接続される。最後に、動作204において、
スピーカーs(n)のSPPクライアントが、スピーカーs(new)のSPPサーバー
へ接続され、引継動作206を実行するためのリングの準備が整う。
【0011】
各SPPクライアントポートには、ポート接続をリード(lead)するリングの方向(右
回りまたは左回り)に応じて、向き(上流または下流のいずれか)が割り当てられる。ま
た、向きの指定は、リングネットワーク内において、どの経路で音声データが流れるかを
示す。
【0012】
以下に詳述する複数のメッセージは、各メッセージ内において規定されている向きに従
って、リング内を回るように進む。リング前進(ring progress)は、リードしているポ
ートから受信された複数のメッセージを、各メッセージが伝達している方向に転送するこ
とによって実現される。
【0013】
リングネットワークのリング特性に従って、メッセージ終了ルールが、メッセージを消
去し、それ以外の場合では、最新ではなくなったメッセージ(stale message)が、上述
のように、リングネットワーク内を回るように連続的に送信される。いくつかの実施形態
において、メッセージ終了ルールは、メッセージをメッセージの発信元に決して戻さない
よう転送するというルールを含んでいる。メッセージがチェーンの開放端(オープンエン
ド)に到達すると、メッセージが脱落(drop)してしまう。
【0014】
スピーカーs(n)とスピーカーs(new)が接続されると、動作206において、
リングが形成され、さらに、スピーカーs(new)またはスピーカーs(n)のいずれ
か一方が、リングリーダーとなることができる。図3は、より大規模なリングネットワー
クにおけるリングリーダーの引継を示している。図3に示すように、リングネットワーク
は、スピーカーs(n−1)からスピーカーs(n+3)までを含む。追加的な複数のス
ピーカーのリングネットワークへの追加は、以下により詳細に論じられる。スピーカーs
(n)が音声デバイスから音声データを受信すると、スピーカーs(n)は、下流へ流れ
るリングリーダーメッセージを送信することにより、リングを引き継ぐ。データの流れに
おける各スピーカーは、リングリーダーメッセージを、自身の下流のスピーカーに転送す
る。また、末尾メッセージ(tail message)が、スピーカーs(n)から上流のスピーカ
ーs(n−1)に送信される。この末尾メッセージは、冗長性(redundancy)を提供し、
システムが、完全に循環しておらず、最新ではなくなったメッセージ、および、それより
後の音声を、リング内を回るように何度も繰り返して転送し始めないことを保証する。単
一のスピーカーがリングリーダーメッセージと末尾メッセージを受信すると、リングリー
ダー割り当てが完了する。その後、新たなリングリーダーは、複数のスピーカーのそれぞ
れにおいて再生されるべき音声データを、リング内を回るように転送する。
【0015】
ブルートゥースリングネットワークは、定期的に再同期(resync)信号を送信し
、リングネットワーク内の全てのスピーカーが線状に接続されていることを保証する。再
同期信号は、図4に示されているように、リングリーダースピーカーs(n)から下流へ
送信される。再同期の間にリングネットワークが向きを反転させた場合には、上述のよう
に、上流または下流のSPPクライアントポートの割り当ては、変化可能である。
【0016】
音声信号は、リングネットワーク内を回るように、リングリーダーに接続された音声デ
バイスから伝達されるので、スピーカーのいくつかは、全てのスピーカーが一致して音声
信号を再生するよう、音声の再生を遅延させてもよい。いくつかの実施形態において、こ
の遅延は、リング内のデータ転送遅延の主要因となるよう調整されている。図5は、図3
を参照して説明したように、システム内において確立されるリングリーダーを示している
【0017】
図5において、リングリーダーが確立された後、遅延信号がリングネットワーク上流に
送信され、末尾メッセージを受信したスピーカーs(n−1)から、遅延信号の送信が始
まる。いくつかの実施形態において、音声遅延は、システム内でのスピーカーからスピー
カーへの遅延が一定(固定)であるという仮定の下で生成され、さらに、末尾信号を受信
したスピーカーs(n−1)から始まる複数のノードをカウントすることにより生成され
る。リング内を回るように送信される遅延メッセージは、図5に示すように、各スピーカ
ーに対して、使用すべき遅延ユニットがどれだけ存在するかの数のカウントを提供する。
【0018】
リングリーダースピーカーs(n)に接続されている音声デバイスの音量は調整可能で
あり、さらに、複数のスピーカーのそれぞれの音量が調整される。その後、図6に示すよ
うに、音量メッセージがリング内を回るように送信される。より詳細には、ユーザーは、
自身の音声デバイスの音量を調整することができる。その後、この調整は、リングネット
ワーク上で音声デバイスが接続されているスピーカーに、新たな音量信号を送信する。図
6において、このスピーカーは、スピーカーs(n)である。その後、スピーカーs(n
)は、音声デバイスから新たな音量信号を受信し、さらに、この新たな音量信号を、自身
の下流のスピーカーs(n+1)に送信する。その後、下流のスピーカーs(n+1)も
、音量信号を下流に送信する。これは、各スピーカーが新たな音量信号を受信し、さらに
、自身の音量を調整するまで続けられる。受信された音量信号が、スピーカーが既に設定
している音量と同じである場合、音量信号は、リングネットワーク内における循環を停止
してもよい。または、スピーカーが新たな音量信号と、上述した(図示しない)末尾メッ
セージとを受信した場合、音量信号は、リングネットワーク内における循環を停止しても
よい。音量は、図6に示すように調整されるが、任意の音声コントロール信号(停止、一
時停止、次の音声、前の音声、音声の再度の再生、音声の早送り、音声の逆再生等)が、
音声デバイスから、自身に接続されたスピーカーに送信されてもよく、さらに、そのよう
な任意の音声コントロール信号がリングネットワーク内を回るように送信されてもよい。
【0019】
さらに、上述のように、音声コントロール信号だけでなく、他のデータもネットワーク
内を回るように送信される。例えば、音声デバイスは、音声のタイトル、アーティスト(
歌手)情報、その他音声識別情報を含むメタデータのようなデータを、音声デバイスに接
続されたブルートゥーススピーカーに送信してもよい。その後、データは、リングネット
ワークを介して下流に転送され、複数のブルートゥーススピーカーのそれぞれに転送され
る。その後、このようなデータは、スピーカーのディスプレイ上に表示される。さらに、
複数のスピーカーのそれぞれからのメタデータ(スピーカー名やステータス等)は、リン
グ内を回るように送信され、音声デバイスへと転送される。その後、音声デバイスは、リ
ングネットワーク内において接続されている複数のスピーカーのそれぞれについての情報
を表示してもよい。
【0020】
上述のように、任意の数のスピーカーがリングネットワークに参加可能である。スピー
カーs(new)は、図7の例示的な実施形態に示されているように、リングネットワー
クに参加可能である。リングネットワークの形成において述べたように、スピーカーs(
new)は、例えば、ボタンやスイッチを用いたユーザーによって、リングネットワーク
モードにされ、さらに、スピーカーs(new)は、動作700において、スピーカーs
(n)へ問い合わせを行う。この問い合わせは、スピーカーs(new)がリングネット
ワークモードとされた際に、ペアリングシグナルを出力するスピーカーs(n)によって
実行されてもよい。図7の例示的な実施形態において、スピーカーs(n)は、動作70
0において、スピーカーs(new)のペアリング信号を検出する。動作702において
、スピーカーs(new)は、ACLレベルで、スピーカーs(n)と接続する。すなわ
ち、スピーカーs(new)は、スピーカーs(n)が音声データおよび信号をスピーカ
ーs(new)に送信することを可能とし、さらに、スピーカーs(n)をスピーカーs
(new)の上流スピーカーとして登録するよう構成されている。
【0021】
その後、動作704において、スピーカーs(n)およびスピーカーs(n+1)は、
それぞれの設定可能スピーカー登録部(configurable speaker resister)において両者
の間の接続が解除または削除される。この動作は、動作706において、スピーカーs(
n)のSPPポートからSPPクライアントへの接続を解除する工程を含んでおり、これ
により、スピーカーs(n+1)は、もはや、スピーカーs(n)の下流スピーカーs(
n+1)として接続されていない。動作708において、スピーカーs(n)は、スピー
カーs(n+1)が、もはや、スピーカーs(n)の下流スピーカーとして登録されてい
ないよう、スピーカーs(n+1)へのアクセスを除去するよう再設定される。
【0022】
スピーカーs(n)は、既にスピーカーs(n+1)と接続されていないので、動作7
10、712、714において、サーバー接続が存在しないとのメッセージ(no server
connection message)が、スピーカーs(n+1)から下流へ、スピーカーs(n−1)
まで送信される。また、サーバー接続が存在しないとのメッセージは、動作716におい
て、スピーカーs(n)からスピーカーs(new)へ送信される。動作718において
、スピーカーs(n)は、設定可能スピーカー登録部において、スピーカーs(new)
のSPPクライアント接続に接続される。その後、動作720において、サーバー接続が
存在しないとのメッセージが、スピーカーs(new)からスピーカーs(n)へ送信さ
れる。その後、動作722において、スピーカーs(n)は、サーバー接続が存在しない
とのメッセージをスピーカーs(n−1)へ送信する。さらに、スピーカーs(n−1)
は、動作724において、サーバー接続が存在しないとのメッセージをスピーカーs(n
+2)に送信する。さらに、動作726において、サーバー接続が存在しないとのメッセ
ージが、スピーカーs(n+2)からスピーカーs(n+1)に送信される。動作728
において、スピーカーs(n+1)は、設定可能スピーカー登録部において、ACLレベ
ルで、スピーカーs(new)と接続する。動作730において、スピーカーs(new
)およびスピーカーs(n+1)は、それぞれの設定可能スピーカー登録部においてSP
Pクライアントと接続する。その後、スピーカーs(new)は、スピーカーs(n)と
スピーカーs(n+1)との間で、リングに追加され、動作732において、リングが閉
じられる。音声デバイスからの音声が任意のスピーカーにおいて受信されると、新たなリ
ング内の該任意のスピーカーがリングリーダーを引き継ぐ。
【0023】
記述される別の方法では、新たなブルートゥーススピーカーからの問い合わせがスピー
カーs(n)において受信されると、スピーカーs(n)は、下流のブルートゥーススピ
ーカーとの接続を解除、または、下流のブルートゥーススピーカーのアドレスを削除する
。新たなブルートゥーススピーカーs(new)のアドレスが、新たな下流のスピーカー
として、スピーカーs(n)に追加される。その後、スピーカーs(n)との接続が解除
されたスピーカーs(n+1)のアドレスは、スピーカーs(new)の下流のアドレス
として追加され、一方、スピーカーs(n)のアドレスは、上流のアドレスとして、スピ
ーカーs(new)に追加される。最後に、スピーカーs(new)のアドレスが、スピ
ーカーs(n+1)の上流のスピーカーとして追加される。その後、下流のスピーカーs
(n)から上流のスピーカーs(n+1)までのリングの流れの下流に位置するスピーカ
ーs(new)を用いて、新たなリングネットワークが形成される。
【0024】
スピーカーは、図8に示すような制御された方法、または図9に示すような予期しない
方法によって、ネットワークから離脱し得る。例えば、図8に示すように、スピーカーs
(n+3)は、動作800において、リングネットワークから離脱する。動作802およ
び804において、離脱メッセージが上流のスピーカーs(n+2)および下流のスピー
カーs(n−1)に送信される。動作806および808において離脱メッセージが送信
されると、スピーカーs(n+2)およびスピーカーs(n−1)は、スピーカーs(n
+3)とのSPPクライアントの接続を切る、もしくは、上述の別の方法では、それぞれ
のアドレスが、それぞれの設定可能登録部から除去される。それぞれの設定可能登録部で
、動作810において、スピーカーs(n−1)は、ACLレベルでスピーカーs(n+
2)と接続し、さらに、動作812において、スピーカーs(n+2)は、スピーカーs
(n−1)のSPPクライアントと接続する。その後、動作814において、スピーカー
s(n+3)を除いた新たなリングネットワークが形成される。
【0025】
制御された離脱の例としては、複数のスピーカーに接続された複数の音声デバイスのい
ずれか1つが、電話呼び出し(phone call)を受信したときが挙げられる。音声デバイス
が電話呼び出しを受信すると、その音声デバイスに接続されたスピーカーは、リングネッ
トワークから離脱し、リングネットワーク内で回るように離脱メッセージを送信する。そ
の後、電話呼び出しは、音声デバイスに接続されたスピーカーでのみ再生され、新たに形
成されたリングネットワーク内のすべてのスピーカーでは再生されない。電話呼び出しの
受信者は、電話またはスピーカーで電話を取るか否かを決断する。電話呼び出しが終了し
た後、スピーカーs(n+3)は、図7を参照して説明した動作を用いて、ネットワーク
に再度参加する。
【0026】
図9に示すように、スピーカーは、リングネットワークから突然離脱することもある。
例えば、スピーカーは通信範囲外に移動し得るし、スピーカーの電源が遮断され得る。こ
のような場合、図9に示すように、リングネットワークは破壊され、リング修復プロトコ
ルが用いられる。
【0027】
動作900において、スピーカーs(n+3)が、ネットワークから突然離脱する。動
作902および904において、上流のスピーカーs(n+2)および下流のスピーカー
s(n−1)において、ホストコントローラーインターフェース(HCI: Host Contro
ller Interface)管理者タイムアウト(supervisor timeout)が発生する。このタイムア
ウトは、上流および下流のスピーカーが、離脱したスピーカーに接続できなくなったとき
に発生する。このタイムアウトの間、スピーカーs(n+2)およびスピーカーs(n−
1)は、スピーカーs(n+3)との再接続を試みてもよい。動作906において、リン
グが開かれており、修復が必要であることが認識される。その後、動作908、910、
および912において、サーバー接続が存在しないとのメッセージ(no server connecti
on message)が、スピーカーs(n−1)から下流に送信される。さらに、動作914、
916、および918において、サーバー接続が存在しないとのメッセージが、スピーカ
ーs(n+2)から上流に送信される。その後、動作920および922において、それ
ぞれの設定可能登録部で、スピーカーs(n−1)およびスピーカーs(n+1)は、A
CLレベルの接続とSPPクライアント接続を確立する。動作924において、スピーカ
ーs(n+3)を用いない新たなリングネットワークが形成され、リングネットワーク内
に残る複数のスピーカーの任意の1つの引継準備が成される。新たなリングネットワーク
が形成された後、必要であれば、スピーカーs(n+3)は、図7を参照して説明した動
作を用いて、リングネットワークに再参加できる。
【0028】
以下に例を述べる。第1の人が2つのスピーカーをセットアップし、左と右のステレオ
配置を生成する。第1の人は、それらをリングネットワークモードに設定する。第1のス
ピーカーのペアリングボタンが押下されると、第1の人のアイフォンが、音声デバイスと
して第1のスピーカーにペアリングされる。
【0029】
第1のスピーカーがそれ以前にペアリングを実行したことがない場合、ペアリングボタ
ンの押下は不要である。何故ならば、スピーカーは、リングネットワークモードにされた
ときに、ペアリング可能な任意のデバイスを検索(サーチ)するからである。さらに、ペ
アリングモード時にスピーカーとまだ接続されていないデバイスが存在しない場合、その
後、スピーカーは、ペアリングボタンが押下されなくとも、接続可能なデバイスを検索す
る。
【0030】
その後、第1の人は、第2のスピーカーをリングネットワークモードに設定する。第1
のスピーカーがアイフォンに接続されているので、第1の人は、第1のスピーカーのペア
リングボタンを押下し、第1のスピーカーと第2のスピーカーとをペアリングする。この
場合もやはり、第2のスピーカーがそれ以前にペアリングされたことがある場合には、ユ
ーザーは、第2のスピーカーのペアリングボタンを押下する。それ以前にペアリングを実
行したことがない場合、これは、最初の電源オンであり、ペアリング可能なデバイスを既
に検索している。
【0031】
第2のスピーカーが第1のスピーカーとペアリングされると、第1の人は、自身のアイ
フォンの再生ボタンを押下し、音声が双方のスピーカーから再生される。左の音声は、ア
イフォンに直接ペアリングされたスピーカーからのものであり、右の音声は、第2のスピ
ーカーからのものである。この状態は、これら2つのスピーカーのリングネットワークに
常に当てはまる。
【0032】
第2の人も、第1の人によって所有されている第1および第2のスピーカーによって形
成されたリングネットワークに、別のスピーカーを接続することを希望することができる
。第2の人は、自身のスピーカーをリングネットワークモードとする。その後、第1の人
は、自身のスピーカーのうちの1つのペアリングボタンを押下し、第2の人は、自身のス
ピーカーのペアリングボタンを押下する。これらスピーカーは、スピーカーが接続された
ことを表示するための光源を備えていてもよい。光源は、ユーザーがスピーカーのペアリ
ングボタンを押下した後に点滅する。スピーカーが新たなデバイスに接続されると、スピ
ーカー上の光源が点灯したままとなる。第2の人のスピーカーがリングネットワークに追
加されると、音声がすべてのスピーカーから再生され始める。3つのスピーカーが接続さ
れており、単一の音声が複数のスピーカーのそれぞれから再生される。
【0033】
第3の人も、リングネットワークに参加することを希望することができる。この場合、
第1の人は、自身のスピーカーのうちの1つのペアリングボタンを再度押下する。第3の
人は、自身のスピーカーをリングネットワークモードとし、ペアリングボタンを押下する
。双方のスピーカーの光源からの点灯によって表示されるように、複数のスピーカーが接
続されると、音声が第3の人のスピーカーから再生され始める。また、音声デバイスが第
3の人のスピーカーとペアリングされると、第3の人は、自身の音声デバイス(例えば、
アイパッド)の再生ボタンを押下することにより、複数のスピーカーのリングネットワー
クをコントロールすることができ、新たな音声がすべてのスピーカーから再生され始める
。自身の音声デバイスの再生ボタンを最後に押下した人が、リングネットワークをコント
ロールする。
【0034】
第4の人も、別の4つのスピーカーをリングネットワークに追加することを希望するこ
とができる。第4の人は、既にリングネットワーク内にある複数のスピーカーの任意の1
つのペアリングボタンを押下し、その後、自身の4つのスピーカーのいずれか1つのペア
リングボタンを押下する。この作業は、自身の4つのスピーカーのそれぞれに対して繰り
返され、その後、全てのスピーカーがリングネットワークに追加され、合計8つのスピー
カーがリングネットワークに含まれる。
【0035】
第5の人は、スピーカーを有していないが、自身の音声デバイスの音声を共有すること
を希望している。第5の人は、複数のスピーカーのうちの1つのペアリングボタンを押下
する。その後、音声デバイスがスピーカーとペアリングされ、第5の人が再生ボタンを押
下し、リングネットワークを引き継ぐ。
【0036】
図10は、リングネットワークにおいて用いられる例示的なスピーカー1000のブロ
ック図を示す。スピーカーは、プロセッサー1002によって転送される音声を内部に備
えており、さらに、設定可能登録部1004に転送されるブルートゥースプロトコルを内
部に備えている。ブルートゥースプロトコルは、上流および下流のスピーカーを稼働して
いるスピーカーに登録することを可能としている。音声データおよびブルートゥースプロ
トコルデータは、プロセッサー1002によって転送される。音声データは、ブルートゥ
ースプロトコル情報と同様に、プロセッサーから、リングネットワーク内の次のスピーカ
ーに転送される。また、プロセッサー1002は、音声データをアンプ1008および最
終的にはスピーカー1010に送信する際に、音声データをデジタルアナログコンバータ
ー1006に送信し、音声データを再生する。また、設定可能登録部1004は、ステー
タス表示部1012に接続され、ユーザーが、スピーカーがリングネットワーク内におい
て接続されていることを確認できるようにする。ステータス表示部1012は、例えば、
上述のように、光源であってもよい。しかしながら、任意のステータス表示部を用いて、
ユーザーが、スピーカーが接続されていることを確認可能とすることができる。
【0037】
本発明の好適な実施形態を参照して、本開示の技術の原理が説明および示されたが、開
示の技術は、このような原理から逸脱することなく、配置や詳細の部分で変更可能である
ことは明らかであろう。全ての変形および変更が以下に示す請求項の範囲及び原理内に含
まれることを出願人は主張する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10