(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6977086
(24)【登録日】2021年11月12日
(45)【発行日】2021年12月8日
(54)【発明の名称】整形外科手術用マーカーの位置確認システム及びその確認方法
(51)【国際特許分類】
A61B 34/20 20160101AFI20211125BHJP
A61B 34/30 20160101ALI20211125BHJP
A61B 17/56 20060101ALI20211125BHJP
B25J 13/08 20060101ALI20211125BHJP
【FI】
A61B34/20
A61B34/30
A61B17/56
B25J13/08 A
【請求項の数】7
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2020-53605(P2020-53605)
(22)【出願日】2020年3月25日
(62)【分割の表示】特願2018-524393(P2018-524393)の分割
【原出願日】2016年11月14日
(65)【公開番号】特開2020-114422(P2020-114422A)
(43)【公開日】2020年7月30日
【審査請求日】2020年4月21日
(31)【優先権主張番号】10-2015-0167396
(32)【優先日】2015年11月27日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】517402229
【氏名又は名称】キュレクソ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】CUREXO, INC.
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】特許業務法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ハン ヨンヒ
(72)【発明者】
【氏名】ウ ドンギ
(72)【発明者】
【氏名】パク ジュンウ
【審査官】
和田 将彦
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2014/0088410(US,A1)
【文献】
特開2011−206180(JP,A)
【文献】
特開2015−182357(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2013/0064427(US,A1)
【文献】
特表2008−538184(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 34/20
A61B 34/30
A61B 17/56
B25J 13/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
物体に装着される少なくとも1つのセンサー部材を含み、前記センサー部材は、位置及び姿勢を検出するための整形外科手術用光学式マーカーと、位置を検出するためのセンサーを含む、センサー部と、
前記整形外科手術用光学式マーカーの位置及び姿勢を検出する第1の位置検出部と、
前記センサーの検出信号を受信するための第2の位置検出部と、
前記第1の位置検出部を主センサーに設定し、前記第2の位置検出部を補助センサーに設定し、前記主センサーと前記補助センサーからの検出信号を受け、前記センサー部材の位置及び姿勢を追跡する制御部と、
を含み、
前記制御部は、前記主センサーに設定された前記第1の位置検出部が正常に動作せず、前記補助センサーに設定された前記第2の位置検出部が正常に動作する場合、ロボットの減速信号を発生して整形外科手術用ロボットに伝達し、設定された時間内にユーザーの確認が入力された場合、正常に動作する前記第2の位置検出部の信号に基づいて前記センサー部材の位置を追跡し、ロボットの作業速度の復帰信号を発生して前記整形外科手術用ロボットに伝達する、整形外科手術用光学式マーカーの位置確認システム。
【請求項2】
前記制御部は、前記設定された時間内に前記ユーザーの確認が入力されない場合、ロボットの停止信号を発生して前記整形外科手術用ロボットに伝達する、請求項1の整形外科手術用光学式マーカーの位置確認システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記第1の位置検出部と前記第2の位置検出部の2つとも正常に動作しない場合、ロボットの停止信号を発生して前記整形外科手術用ロボットに伝達する、請求項2の整形外科手術用光学式マーカーの位置確認システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1の位置検出部及び前記第2の位置検出部の動作が正常であるか否かを判断するセンサー故障判断部と、
前記センサー故障判断部の判断結果に基づいて前記第1の位置検出部及び前記第2の位置検出部のうちの少なくとも1つが正常に動作しない場合、正常に動作しない位置検出部の故障メッセージを生成して表示するセンサー故障報知部と、
を含む請求項2の整形外科手術用光学式マーカーの位置確認システム。
【請求項5】
制御部が、第1の位置検出部を主センサーに設定し、第2の位置検出部を補助センサーに設定するaステップと、
前記第1の位置検出部が物体に装着された少なくとも1つのセンサー部材に設けられた整形外科手術用光学式マーカーの位置及び姿勢を検出し、前記第2の位置検出部が前記センサー部材に設けられたセンサーからの位置検出信号を受信するbステップと、
前記制御部が、前記第1の位置検出部及び前記第2の位置検出部からの検出信号を受け、前記センサー部材の位置及び姿勢を算出するcステップと、
前記制御部が、前記第1の位置検出部及び前記第2の位置検出部の故障か否かを判断するdステップと、
前記制御部が、前記主センサーに設定された前記第1の位置検出部が正常に動作せず、前記補助センサーに設定された前記第2の位置検出部が正常に動作する場合、ロボットの減速信号を発生して整形外科手術用ロボットに伝達するeステップと、
前記制御部が、設定された時間内にユーザーの確認が入力された場合、正常に動作する前記第2の位置検出部の信号に基づいて前記センサー部材の位置を追跡し、ロボットの作業速度の復帰信号を発生して前記整形外科手術用ロボットに伝達するfステップと、を含む整形外科手術用光学式マーカーの位置確認方法。
【請求項6】
前記制御部が、前記設定された時間内に前記ユーザーの確認が入力されない場合、ロボットの停止信号を発生して前記整形外科手術用ロボットに伝達するgステップをさらに含む、請求項5の整形外科手術用光学式マーカーの位置確認方法。
【請求項7】
前記制御部が、前記第1の位置検出部及び前記第2の位置検出部の2つとも正常に動作しない場合、ロボットの停止信号を発生して前記整形外科手術用ロボットに伝達するhステップをさらに含む、請求項6の整形外科手術用光学式マーカーの位置確認方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、整形外科手術用マーカーの位置を確認する技術に関するもので、より詳細には、検出方式が異なる主センサー及び補助センサーを備えて、整形外科手術時、単一のセンサーの故障または検出信号の受信不可の状況に柔軟に対応して、マーカーの位置及び姿勢を正確に確認することができる整形外科手術用マーカーの位置確認システム及びその確認方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、医学の技術の発達で、ロボットとコンピュータシステムを用いたナビゲーション手術が盛んに導入されており、人工関節手術の分野でもこのような手術が適用されている。
【0003】
膝関節の場合、外傷や様々な感染症、疾患による痛み及び行動障害が生じると、整形外科的手術により関節の全体または一部に置換術による治療が行われる。約10〜30%の患者は膝の内側関節の摩耗がもたらされ、膝関節の部分の置換術が行われる。
【0004】
このような整形外科関節手術に使われるロボットの一例に、ロボドク(ROBODOC)の一種であり、自律駆動されるキャド/キャム(CAD/CAM)ロボットが挙げられる。このような整形外科手術用ロボットは、予め計画された経路に沿って骨を切削するのに伴って切削中に骨が動かないようにすることが望ましい。
【0005】
従来、整形外科手術用ロボットを用いた膝関節の手術を行う時、大韓民国登録特許公報第10−1154100号に記載されたように、光学式マーカーを装着し、ナビゲーターの光学センサーで光学式マーカーの位置と姿勢をトラッキングして手術の状況をモニタリングし、正確な手術部位に手術ロボットを投入する。
【0006】
しかし、手術の過程で手術ロボットのロボットアーム、医療スタッフの動き、これ以外の障害により、ナビゲーターの光学センサーの視野が遮断されて、患者の位置や手術ロボットの位置が検出されないという問題が発生し、この場合、手術を中断し、光学センサーの駆動動作を点検しなければならないので手術時間が遅延される問題があった。
【0007】
近年、大韓民国公開特許公報第10−2014−0056772号に開示されたように、施術者が針の挿入ロボットの操作部を操作する方式が適用されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、前記のような従来の問題を解決するために提案されたものであり、本発明に係る整形外科手術用マーカーの位置確認システム及びその方法の目的は、検出方式が異なる主センサー及び補助センサーを備え、主センサーまたは補助センサーの異常駆動状況の発生時にもマーカーの位置及び姿勢をリアルタイムでトラッキングすることができるシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る整形外科手術用マーカーの位置確認システムは、手術部位と隣接する位置及び整形外科手術用ロボットに装着され、第1のセンサーと第2のセンサーと、を含むセンサー部と、前記第1のセンサーの位置を検出する第1の位置検出部と、前記第2のセンサーの位置を検出する第2の位置検出部と、前記第1の位置検出部及び前記第2の位置検出部で検出された位置信号を受け、前記第1のセンサー及び前記第2のセンサーの動作状態に応じて、主センサー及び補助センサーを設定する制御部と、を含むことを特徴とする。
【0010】
本発明に係る整形外科手術用マーカーの位置確認方法は、第1の位置検出部を用いて、手術部位と隣接する位置及び手術ロボットの一側に装着されたセンサー部の第1のセンサーの位置を検出し、第2の位置検出部を用いて前記センサー部の第2のセンサーの位置を検出するaステップと、制御部のセンサー位置同期部を用いて、前記第1の位置検出部及び前記第2の位置検出部で検出された位置信号を受け、主センサーに設定されたセンサーの座標系を基準にして補助センサーの位置の同期を行うbステップと、位置追跡部を用いて、前記センサー部の位置及び姿勢を追跡するcステップと、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
以上で説明したように、本発明に係る整形外科手術用マーカーの位置確認システム及び方法は、主センサーまたは補助センサーの異常駆動状況の発生時にもマーカーの位置及び姿勢をリアルタイムでトラッキングすることができ、これにより手術中断の状況を最小化することができ、センサーの異常動作の状況に応じて整形外科手術用ロボットの速度を調節して、センサーの認識不可に応じて速やかに積極的に対応できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明に係る整形外科手術用マーカーの位置確認システムの全体的な構成を示す構成図である。
【
図2】本発明に係る整形外科手術用マーカーの位置確認システムにおいて、制御部の詳細な構成を示す構成図である。
【
図3】本発明に係る整形外科手術用マーカーの位置確認方法の全体の流れを示すフローチャートである。
【
図4】本発明に係る整形外科手術用マーカーの位置確認方法において、S300ステップの詳細な流れを示すフローチャートである。
【
図5】本発明に係る整形外科手術用マーカーの位置確認方法において、S310ステップの詳細な流れを示すフローチャートである。
【
図6】本発明に係る整形外科手術用マーカーの位置確認方法において、S400ステップの詳細な流れを示すフローチャートである。
【
図7】本発明に係る整形外科手術用マーカーの位置確認方法において、S400ステップ他の詳細な流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明に係る整形外科手術用マーカーの位置確認システム及びその確認方法を実施するための具体的な内容を説明すると、次の通りである。
【0014】
図1は、本発明に係る整形外科手術用マーカーの位置確認システムの全体的な構成を示す構成図であり、整形外科手術用マーカーの位置確認システムは、センサー部3、第1の位置検出部15、第2の位置検出部25、制御部40、及び整形外科手術用ロボット50を含む。
【0015】
前記センサー部3は、手術部位の膝を基準にして大腿骨1の一地点に装着された第1のセンサー部材31と、脛骨2の一地点に装着された第2のセンサー部材32と、前記整形外科手術用ロボット50の一地点に装着された第3のセンサー部材33と、を含み、それぞれ第1のセンサー11、12、13、および傾きセンサーと加速度センサーが内蔵された第2のセンサー21、22、23を含んでいる。
【0016】
本発明の実施形態で、前記第1のセンサー11、12、13は光学式マーカーであり、中心点を基準にして異なる方向の枝の形態のバー(bar)3つまたは4つで形成され、前記バーの端部にはそれぞれ高反射のボールマーカーが形成される。
【0017】
前記第1の位置検出部15は、光学式トラッキングセンサーであり、3次元空間座標上の前記第1のセンサー11、12、13の位置及び姿勢を検出し、検出された信号は前記制御部40に伝達される。本発明の実施形態で、前記第1の位置検出部15は赤外線ステレオカメラで具現化される。
【0018】
前記第2のセンサー21、22、23は加速度センサー及び傾きセンサーが内蔵される。傾きセンサーで前記第1のセンサー11、12、13の位置が検出され、加速度センサーの信号で傾きの信号の誤差が減らされ、相互補完的に前記第1のセンサー11、12、13の位置情報を得ることができる。
【0019】
前記第2の位置検出部25は、センサー信号受信機であり、前記第2のセンサー21、22、23の信号を受信することにより、前記第2のセンサー21、22、23の位置を検出することができる。前記第2の位置検出部25が検出した位置信号は前記制御部40に伝達される。
【0020】
前記制御部40は、前記第1の位置検出部15及び前記第2の位置検出部25で検出された位置信号を受け、第1のセンサー11、12、13及び第2のセンサー21、22、23の位置を同一の座標系に同期して、前記第1のセンサー11、12、13及び第2のセンサー21、22、23の動作状態に応じて、主センサー及び補助センサーを設定する。
【0021】
本発明に係る前記制御部40は、前記第1の位置検出部15及び前記第2の位置検出部25で検出された位置信号を受け、主センサーの座標系を基準にして補助センサーの位置の同期を行うセンサー位置同期部41、第1のセンサー部材31乃至第3のセンサー部材33の位置及び姿勢を追跡する位置追跡部42、前記第1の位置検出部15又は前記第2の位置検出部25の動作が正常ではない場合、正常に動作するセンサーを主センサーに設定するセンサー故障判断部43、センサーの故障状況の発生時、外部にセンサーの故障報知メッセージを表示するセンサー故障報知部44を含む。前記第1の位置検出部15の動作が正常ではない場合、前記第1のセンサー11、12、13及び前記第1の位置検出部15のうちの少なくとも一つが損傷あるいは破損した場合でありえる。前記第2の位置検出部25の動作が正常ではない場合、前記第2のセンサー21、22、23及び前記第2の位置検出部25のうちの少なくとも一つが損傷あるいは破損した場合でありえる。
【0022】
本発明において、前記センサー故障判断部43は、前記第1の位置検出部15及び前記第2の位置検出部15のうちの少なくともいずれか一つ以上が正常に動作しない場合、ロボットの停止信号またはロボットの減速信号を発生し、前記整形外科手術用ロボット50に伝達することができる。
【0023】
このような本発明に係る整形外科手術用マーカーの位置確認システムのマーカーの位置確認方法を説明すると、次の通りである。
【0024】
図3は、本発明に係る整形外科手術用マーカーの位置確認方法の全体の流れを示すフローチャートである。まず、前記センサー部3を装着するステップS100を行う。本発明の実施形態で前記Sl00ステップは、手術部位の膝を基準にして大腿骨の一地点に第1のセンサー部材31を装着し、脛骨の一地点に第2のセンサー部材32を装着し、前記整形外科手術用ロボット50の一地点に第3のセンサー部材33を装着する。
【0025】
次に、前記第1の位置検出部15を用いて、手術部位と隣接する位置に装着された第1のセンサー部材31乃至第3のセンサー部材33の各第1のセンサー11、12、13の位置を検出し、第2の位置検出部25を用いて、前記第1のセンサー部材31乃至第3のセンサー部材33の第2のセンサー21、22、23の位置を検出するステップS200を行う。
【0026】
次に、前記制御部40のセンサー位置同期部41を用いて、第1の位置検出部15及び第2の位置検出部25で検出された位置信号を受け、主センサーに設定されたセンサーの座標系を基準にして補助センサーの位置同期を行うステップS300を行う。
【0027】
本発明に係る前記S300ステップは、
図4に示すように、主センサーに設定された第1の位置検出部15が検出した位置信号により、第1のセンサー部材31乃至第3のセンサー部材33の第1のセンサー11、12、13の位置と姿勢を認識するステップS310を行う。本発明に係る前記S310ステップは、
図5に示すように、前記第1の位置検出部15が検出した位置信号の変動量が予め設定された閾値以下であるか否かを確認するステップS311を行い、もし前記S311ステップで、前記第1の位置検出部15が検出した位置信号の変動量が予め設定された閾値以下である場合、第1のセンサー11、12、13の位置及び姿勢を記録するステップS312を行う。前記第1の位置検出部15が検出した位置信号の変動量が予め設定された閾値以下であるか否かを確認するステップS311は、前記第1の位置検出部15が検出した第1のセンサー11、12、13の位置及び姿勢が安定するか否かを判断することにより行われることもできる。
【0028】
前記S310ステップと同時に補助センサーに設定された第2の位置検出部25を用いて、第2のセンサー21、22、23の位置信号を得るステップS320を行う。
【0029】
前記S320ステップで、前記第2のセンサー21、22、23は、加速度センサー及び傾きセンサーが内蔵され、傾きセンサーで第1のセンサーの位置を検出し、加速度センサーの信号で傾きの信号の誤差を減らし、相互補完的に第1のセンサー11、12、13の位置情報を得ることができる。
【0030】
次に、補助センサーに設定された第2の位置検出部25が検出した第2のセンサー21、22、23の位置を前記第1のセンサー11、12、13の座標系を基準にして同期するステップS330を行う。
【0031】
次に、位置追跡部42を用いて、第1のセンサー部材31乃至第3のセンサー部材33の位置及び姿勢を追跡するステップS400を行う。
【0032】
本発明に係る前記S400ステップは、
図6に示すように、センサー故障判断部43を用いて、主センサーに設定された第1の位置検出部15の動作が正常であるか否かを判断するステップS411を行う。前記S411ステップで、第1の位置検出部15の動作が正常であると判断される場合、補助センサーに設定された第2の位置検出部25の動作が正常であるか否かを判断するステップS412を行う。前記S412ステップで第2の位置検出部25の動作が正常であると判断される場合、前記第1の位置検出部15及び前記第2の位置検出部25が検出した位置信号で第1のセンサー11、12、13の位置及び姿勢を認識して出力するステップS413、S430を行う。ここで、前記第2の位置検出部25の動作が正常であるか否かを判断するステップS412は、前記第2のセンサー21、22、23の動作が正常であるか否かを判断することにより行われることもできる。
【0033】
また、前記S412ステップで前記第2の位置検出部25の動作が正常ではないと判断される場合、主センサーの第1の位置検出部15が検出した第1のセンサー11、12、13の位置及び姿勢を認識するステップS421を行い、センサー故障報知部44を用いて、補助センサーの第2の位置検出部25の故障メッセージを外部に表示するステップS422を行い、認識された第1のセンサー11、12、13の位置及び姿勢を出力するステップS430を行う。
【0034】
また、前記S411ステップで、第1の位置検出部15の動作が正常ではないと判断される場合、補助センサーに設定された第2の位置検出部25の動作が正常であるか否かを判断するステップS431を行う。前記S431ステップで第2の位置検出部25の動作が正常であると判断される場合、補助センサーの第2の位置検出部25が検出した位置信号で第1のセンサー11、12、13の位置及び姿勢を認識するステップS432を行い、センサー故障報知部44を用いて、主センサーの第1の位置検出部15の故障メッセージを外部に表示するステップS433を行い、認識された第1のセンサー11、12、13の位置及び姿勢を出力するステップS430を行う。
【0035】
また、前記S411ステップで、主センサーに設定された第1の位置検出部15の動作が正常ではないと判断される場合、補助センサーに設定された第2の位置検出部25の動作が正常であるか否かを判断するステップS431を行う。前記S431ステップで第2の位置検出部25の動作が正常ではないと判断される場合、ロボットの停止信号を発生し、整形外科手術用ロボット50に伝達するステップS440を行い、センサー故障報知部44を用いて、主センサーの第1の位置検出部15及び補助センサーの第2の位置検出部25の故障メッセージを外部に表示するステップS450を行う。
【0036】
図7は、本発明に係る前記S400ステップの他の実施形態である。センサー故障判断部43を用いて、主センサーに設定された第1の位置検出部15の動作が正常であるか否かを判断した結果、第1の位置検出部15の動作が正常ではないと判断され、補助センサーに設定された第2の位置検出部25の動作が正常に動作すると判断されるS461と、ロボットの減速信号を発生し、整形外科手術用ロボットに伝達するステップS462を行い、設定された時間内にユーザーの確認信号が入力されるかを確認するステップS463を行う。前記S463ステップで、設定された時間内にユーザーの確認信号が入力される場合、前記第2の位置検出部25が検出した位置信号で第1のセンサー11、12、13の位置及び姿勢を認識して出力するステップS471を行い、ロボットの作業速度の復帰信号を発生して整形外科手術用ロボット50に伝達するステップS472を行う。
【0037】
また、S463ステップで設定された時間内にユーザーの確認信号が入力されない場合、ロボットの停止信号を発生し前記整形外科手術用ロボット50に伝達するステップS481を行い、センサー故障報知部44を用いて、第1の位置検出部15の故障メッセージを外部に表示するステップS482を行う。
【0038】
以上で説明したように、本発明に係る整形外科手術用マーカーの位置確認システム及びその確認方法を適用することで、主センサーまたは補助センサーの異常駆動状況の発生時にもマーカーの位置及び姿勢をリアルタイムでトラッキングすることができるという効果を奏する。
【0039】
また、これにより、手術中断の状況を最小化することができ、センサーの異常動作の状況に応じて整形外科手術用ロボットの速度を調節して、センサーの認識不可に応じて速やかに積極的に対応できるという効果がある。
【0040】
以上、本発明の実施形態で説明したが、本発明の技術的思想が前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しないカテゴリで、様々な整形外科手術用マーカーの位置確認システム及びその確認方法で具現することができる。
以下に、本出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
手術部位と隣接する位置及び整形外科手術用ロボットに装着され、第1のセンサーと第2のセンサーと、を含むセンサー部と、
前記第1のセンサーの位置を検出する第1の位置検出部と、
前記第2のセンサーの位置を検出する第2の位置検出部と、
前記第1の位置検出部及び前記第2の位置検出部で検出された位置信号を受け、前記第1のセンサー及び前記第2のセンサーの動作状態に応じて、主センサー及び補助センサーを設定する制御部と、
を含むことを特徴とする、整形外科手術用マーカーの位置確認システム。
[2]
前記制御部は、前記第1の位置検出部及び前記第2の位置検出部で検出された位置信号を受け、前記第1のセンサーの位置及び前記第2のセンサーの位置を同一の座標系に同期することを特徴とする、[1]の整形外科手術用マーカーの位置確認システム。
[3]
前記制御部は、
前記第1の位置検出部及び前記第2の位置検出部で検出された位置信号を受け、前記主センサーの座標系を基準にして前記補助センサーの位置の同期を行うセンサー位置同期部と、
前記センサー位置同期部と接続されて、前記センサー部の位置及び姿勢を追跡する位置追跡部と、
前記位置追跡部と接続されて、前記第1の位置検出部または前記第2の位置検出部の動作が正常ではない場合、前記第1の位置検出部及び前記第2の位置検出部のうちの正常に動作するものを前記主センサーに設定するセンサー故障判断部を含むことを特徴とする、[2]の整形外科手術用マーカーの位置確認システム。
[4]
前記センサー故障判断部は、
前記第1の位置検出部及び前記第2の位置検出部の中の少なくともいずれか一つ以上が正常に動作しない場合、ロボットの停止信号またはロボットの減速信号を発生し、前記整形外科手術用ロボットに伝達することを特徴とする、[3]の整形外科手術用マーカーの位置確認システム。
[5]
前記センサー故障判断部と接続されて、センサーの故障状況発生時、外部に前記センサーの故障報知メッセージを表示するセンサー故障報知部をさらに含むことを特徴とする、[4]の整形外科手術用マーカーの位置確認システム。
[6]
第1の位置検出部を用いて、手術部位と隣接する位置及び手術ロボットの一側に装着されたセンサー部の第1のセンサーの位置を検出し、第2の位置検出部を用いて前記センサー部の第2のセンサーの位置を検出するaステップと、
制御部のセンサー位置同期部を用いて、前記第1の位置検出部及び前記第2の位置検出部で検出された位置信号を受け、主センサーに設定されたセンサーの座標系を基準にして補助センサーの位置の同期を行うbステップと、
位置追跡部を用いて、前記センサー部の位置及び姿勢を追跡するcステップと、を含むことを特徴とする、整形外科手術用マーカーの位置確認方法。
[7]
前記bステップは、
前記主センサーに設定された前記第1の位置検出部が前記第1のセンサーの位置と姿勢を認識するb−1ステップと、
前記b−1ステップと同時に前記補助センサーに設定された前記第2の位置検出部が前記第2のセンサーの位置を獲得するb−2ステップと、
前記補助センサーに設定された前記第2の位置検出部が獲得した前記第2のセンサーの位置を、前記第1のセンサーの座標系を基準にして同期を行うb−3ステップと、
を含むことを特徴とする、[6]の整形外科手術用マーカーの位置確認方法。
[8]
前記b−1ステップは、
前記第1の位置検出部が検出した位置信号の変動量が予め設定された閾値以下であるか否かを確認するb−1−1ステップと、
前記b−1−1ステップで、前記第1の位置検出部が検出した前記位置信号の前記変動量が予め設定された前記閾値以下の場合、前記第1のセンサーの位置及び姿勢を記録するb−1−2ステップと、
を含むことを特徴とする、[7]の整形外科手術用マーカーの位置確認方法。
[9]
前記cステップは、
センサー故障判断部を用いて、前記主センサーに設定された前記第1の位置検出部の動作が正常であるか否かを判断するc−1ステップと、
前記c−1ステップで、前記第1の位置検出部の動作が正常であると判断される場合、前記補助センサーに設定された前記第2の位置検出部の動作が正常であるか否かを判断するc−2ステップと、
前記c−2ステップで、前記第2の位置検出部の動作が正常であると判断される場合、前記第1の位置検出部及び前記第2の位置検出部が検出した位置信号で前記第1のセンサーの位置及び姿勢を認識して出力するc−3ステップと、
を含むことを特徴とする、[6]の整形外科手術用マーカーの位置確認方法。
[10]
前記cステップは、
前記c−1ステップで、前記第1の位置検出部の動作が正常ではないと判断される場合、前記補助センサーに設定された前記第2の位置検出部の動作が正常であるか否かを判断するc−4ステップと、
前記c−4ステップで、前記第2の位置検出部の動作が正常であると判断される場合、前記第2のセンサーの位置信号値で前記第1のセンサーの位置及び姿勢を認識するc−5ステップと、
センサー故障報知部を用いて、前記第1の位置検出部の故障メッセージを外部に表示するc−6ステップと、
をさらに含むことを特徴とする、[9]の整形外科手術用マーカーの位置確認方法。
[11]
前記cステップは、
前記c−2ステップで、前記第2の位置検出部の動作が正常ではないと判断される場合、前記第1の位置検出部が検出した前記第1のセンサーの位置及び姿勢を認識するc−7ステップと、
センサー故障報知部を用いて、前記第2の位置検出部の故障メッセージを外部に表示するc−8ステップと、
をさらに含むことを特徴とする、[9]の整形外科手術用マーカーの位置確認方法。
[12]
前記cステップは、
前記c−1ステップで、前記第1の位置検出部の動作が正常ではないと判断される場合、前記補助センサーに設定された前記第2の位置検出部の動作が正常であるか否かを判断するc−9ステップと、
前記c−9ステップで、前記第2の位置検出部の動作が正常ではないと判断される場合、ロボットの停止信号を発生して整形外科手術用ロボットに伝達するc−10ステップと、
センサー故障報知部を用いて、前記第1の位置検出部及び前記第2の位置検出部の故障メッセージを外部に表示するc−11ステップと、
をさらに含むことを特徴とする、[9]の整形外科手術用マーカーの位置確認方法。
[13]
前記cステップは、
センサー故障判断部を用いて、前記主センサーに設定された前記第1の位置検出部の動作が正常であるか否かを判断するc−12ステップと、
前記c−12ステップで、前記第1の位置検出部の動作が正常ではないと判断される場合、前記補助センサーに設定された前記第2の位置検出部の動作が正常であるか否かを判断するc−13ステップと、
前記c−13ステップで、前記第2の位置検出部の動作が正常であると判断される場合、ロボットの減速信号を発生して整形外科手術用ロボットに伝達するc−14ステップと、
設定された時間内にユーザーの確認信号が入力されたかを確認するc−15ステップと、
前記c−15ステップで、設定された前記時間内に前記ユーザーの前記確認信号が入力される場合、前記第2のセンサーの位置検出信号で前記第1のセンサーの位置及び姿勢を認識するc−16ステップと、
ロボットの作業速度の復帰信号を発生して前記整形外科手術用ロボットに伝達するc−17ステップと、
を含むことを特徴とする、[6]の整形外科手術用マーカーの位置確認方法。
[14]
前記cステップは、
前記c−15ステップで、設定された前記時間内に前記ユーザーの前記確認信号が入力されない場合、ロボットの停止信号を発生して前記整形外科手術用ロボットに伝達するc−18ステップと、
センサー故障報知部を用いて、前記第1の位置検出部の故障メッセージを外部に表示するc−19ステップと、
をさらに含むことを特徴とする、[13]の整形外科手術用マーカーの位置確認方法。