(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6978061
(24)【登録日】2021年11月15日
(45)【発行日】2021年12月8日
(54)【発明の名称】出力制御方法、出力制御システム、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
H04R 3/00 20060101AFI20211125BHJP
【FI】
H04R3/00
【請求項の数】24
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2018-5864(P2018-5864)
(22)【出願日】2018年1月17日
(65)【公開番号】特開2019-125936(P2019-125936A)
(43)【公開日】2019年7月25日
【審査請求日】2020年12月1日
(73)【特許権者】
【識別番号】517041246
【氏名又は名称】株式会社COTODAMA
(74)【代理人】
【識別番号】110000578
【氏名又は名称】名古屋国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】沼田 耕平
【審査官】
大石 剛
(56)【参考文献】
【文献】
特開2010−033661(JP,A)
【文献】
特開2010−061089(JP,A)
【文献】
国際公開第2007/125990(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04R 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサにより実行される方法であって、
ユーザインタフェースを通じて第1の楽曲と第2の楽曲との間の比率を指定する比率指定情報を取得することと、
前記第1の楽曲の音響成分及び前記第2の楽曲の音響成分の少なくとも一方を含む音響であって、前記比率指定情報に従う比率で前記第1の楽曲の音響成分及び前記第2の楽曲の音響成分を含む音響を音響デバイスに出力させるための音響信号を前記音響デバイスに出力することと、
前記第1の楽曲に対応する映像成分及び前記第2の楽曲に対応する映像成分の少なくとも一方を含む歌詞に関する映像であって、前記比率指定情報に従う比率で前記第1の楽曲に対応する映像成分及び前記第2の楽曲に対応する映像成分を含む映像を表示デバイスに出力させるための映像信号を前記表示デバイスに出力することと
を含む出力制御方法。
【請求項2】
請求項1記載の出力制御方法であって、
前記映像は、前記音響デバイスから出力される音響に対応する歌詞を表す文字要素と、背景要素とを含み、
前記映像信号は、前記背景要素として、前記比率指定情報に従う比率で前記第1の楽曲に対応する背景要素成分及び前記第2の楽曲に対応する背景要素成分を含む映像を、前記表示デバイスに出力させるように構成される出力制御方法。
【請求項3】
請求項2記載の出力制御方法であって、
前記映像信号は、前記文字要素として、前記比率指定情報に従う比率で前記第1の楽曲に対応する歌詞を表す文字要素成分及び前記第2の楽曲に対応する歌詞を表す文字要素成分を含む映像を、前記表示デバイスに出力させるように構成される出力制御方法。
【請求項4】
請求項1〜請求項3のいずれか一項記載の出力制御方法であって、
前記音響信号を出力することは、
前記第1の楽曲に対応する第1の楽曲データをデコードして、第1の音響信号を生成することと、
前記第2の楽曲に対応する第2の楽曲データをデコードして、第2の音響信号を生成することと、
前記第1の音響信号及び前記第2の音響信号に基づき、前記音響信号を前記音響デバイスに出力することとを含む出力制御方法。
【請求項5】
請求項1〜請求項4のいずれか一項記載の出力制御方法であって、
前記映像信号を出力することは、
前記第1の楽曲に対応する第1の歌詞データに基づき、第1の映像信号を生成することと、
前記第2の楽曲に対応する第2の歌詞データに基づき、第2の映像信号を生成することと、
前記第1の映像信号及び前記第2の映像信号に基づき、前記映像信号を前記表示デバイスに出力することとを含む出力制御方法。
【請求項6】
請求項1〜請求項5のいずれか一項記載の出力制御方法であって、
前記ユーザインタフェースを通じてテンポを指定するテンポ指定情報を取得すること
を更に含み、
前記音響信号を出力することは、前記第1の楽曲の音響成分及び前記第2の楽曲の音響成分の少なくとも一方を前記テンポ指定情報に従うテンポで前記音響デバイスに出力させるための音響信号を前記音響デバイスに出力することを含み、
前記映像信号を出力することは、前記音響に対応するテンポで前記映像を前記表示デバイスに表示させるための映像信号を前記表示デバイスに出力することを含む出力制御方法。
【請求項7】
請求項1〜請求項5のいずれか一項記載の出力制御方法であって、
前記音響信号は、音響用再生クロックに従って生成され、
前記映像信号は、映像用再生クロックに従って生成され、
前記出力制御方法は、更に、
前記ユーザインタフェースを通じてテンポを指定するテンポ指定情報を取得することと、
前記音響デバイスが前記第1の楽曲の音響成分及び前記第2の楽曲の音響成分の少なくとも一方を前記テンポ指定情報に従うテンポで出力し、前記表示デバイスが前記音響に対応するテンポで前記映像を表示するように、前記音響用再生クロック及び前記映像用再生クロックの速度を、前記テンポ指定情報に従って変更することと
を含む出力制御方法。
【請求項8】
請求項1〜請求項3のいずれか一項記載の出力制御方法であって、
前記音響信号を出力することは、
第1の音響用再生クロックに従って、前記第1の楽曲に対応する第1の楽曲データをデコードし、第1の音響信号を生成することと、
第2の音響用再生クロックに従って、前記第2の楽曲に対応する第2の楽曲データをデコードし、第2の音響信号を生成することと、
前記第1の音響信号及び前記第2の音響信号に基づき、前記音響信号を前記音響デバイスに出力することと
を含み、
前記映像信号を出力することは、
第1の映像用再生クロックに従って、前記第1の楽曲に対応する第1の歌詞データに基づく第1の映像信号を生成することと、
第2の映像用再生クロックに従って、前記第2の楽曲に対応する第2の歌詞データに基づく第2の映像信号を生成することと、
前記第1の映像信号及び前記第2の映像信号に基づき、前記映像信号を前記表示デバイスに出力することと
を含み、
前記出力制御方法は、更に、
前記ユーザインタフェースを通じてテンポを指定するテンポ指定情報を取得することと、
前記音響デバイスが前記第1の楽曲の音響成分及び前記第2の楽曲の音響成分の少なくとも一方を前記テンポ指定情報に従うテンポで出力し、前記表示デバイスが前記音響に対応するテンポで前記映像を表示するように、前記第1及び第2の音響用再生クロック、並びに、前記第1及び第2の映像用再生クロックの速度を、前記テンポ指定情報に従って変更することと
を含む出力制御方法。
【請求項9】
請求項1〜請求項3のいずれか一項記載の出力制御方法であって、
前記音響信号を出力することは、
前記第1の楽曲に対応する第1の楽曲データをデコードして、第1の音響信号を生成することと、
前記第2の楽曲に対応する第2の楽曲データをデコードして、第2の音響信号を生成することと、
前記第1の音響信号及び前記第2の音響信号に基づき、前記音響信号を前記音響デバイスに出力することと
を含み、
前記出力制御方法は、更に、
前記ユーザインタフェースを通じて演奏位置を指定する位置指定情報を取得することと、
前記位置指定情報に従って、前記第1の楽曲データ及び前記第2の楽曲データの少なくとも一方のデコード位置を、変更することと
を含む出力制御方法。
【請求項10】
請求項1〜請求項9のいずれか一項記載の出力制御方法であって、更に、
前記ユーザインタフェースを通じてワードを指定するワード指定情報を取得することと、
前記第1の楽曲及び前記第2の楽曲の少なくとも一方における、前記ワード指定情報に従うワードを含む一つ以上の歌詞部分に対応する一つ以上の楽曲部分を、前記ユーザインタフェースを通じて表示することと
を含む出力制御方法。
【請求項11】
請求項10記載の出力制御方法であって、
前記ユーザインタフェースを通じて前記一つ以上の楽曲部分から選択された一つの楽曲部分を表す選択情報を取得することを含み、
前記音響信号を出力することは、前記選択情報に従って、前記第1の楽曲及び前記第2の楽曲の一方の演奏位置を、前記選択された一つの楽曲部分に対応する位置に変更するように、前記音響信号を前記音響デバイスに出力することを含む出力制御方法。
【請求項12】
プロセッサと、
前記プロセッサにより実行される命令を格納するメモリと、
を備え、前記命令は、前記プロセッサに、
ユーザインタフェースを通じて第1の楽曲と第2の楽曲との間の比率を指定する比率指定情報を取得することと、
前記第1の楽曲の音響成分及び前記第2の楽曲の音響成分の少なくとも一方を含む音響であって、前記比率指定情報に従う比率で前記第1の楽曲の音響成分及び前記第2の楽曲の音響成分を含む音響を音響デバイスに出力させるための音響信号を前記音響デバイスに出力することと、
前記第1の楽曲に対応する映像成分及び前記第2の楽曲に対応する映像成分の少なくとも一方を含む歌詞に関する映像であって、前記比率指定情報に従う比率で前記第1の楽曲に対応する映像成分及び前記第2の楽曲に対応する映像成分を含む映像を表示デバイスに出力させるための映像信号を前記表示デバイスに出力することと
を実行させるように構成される出力制御システム。
【請求項13】
ユーザインタフェースを通じて第1の楽曲と第2の楽曲との間の比率を指定する比率指定情報を取得するように構成される比率取得部と、
前記第1の楽曲の音響成分及び前記第2の楽曲の音響成分の少なくとも一方を含む音響であって、前記比率取得部が取得した前記比率指定情報に従う比率で前記第1の楽曲の音響成分及び前記第2の楽曲の音響成分を含む音響を音響デバイスに出力させるための音響信号を前記音響デバイスに出力するように構成される音響信号出力部と、
前記第1の楽曲に対応する映像成分及び前記第2の楽曲に対応する映像成分の少なくとも一方を含む歌詞に関する映像であって、前記比率指定情報に従う比率で前記第1の楽曲に対応する映像成分及び前記第2の楽曲に対応する映像成分を含む映像を表示デバイスに出力させるための映像信号を前記表示デバイスに出力するように構成される映像信号出力部と
を含む出力制御システム。
【請求項14】
請求項13記載の出力制御システムであって、
前記映像は、前記音響デバイスから出力される音響に対応する歌詞を表す文字要素と、背景要素とを含み、
前記映像信号は、前記背景要素として、前記比率指定情報に従う比率で前記第1の楽曲に対応する背景要素成分及び前記第2の楽曲に対応する背景要素成分を含む映像を、前記表示デバイスに出力させるように構成される出力制御システム。
【請求項15】
請求項14記載の出力制御システムであって、
前記映像信号は、前記文字要素として、前記比率指定情報に従う比率で前記第1の楽曲に対応する歌詞を表す文字要素成分及び前記第2の楽曲に対応する歌詞を表す文字要素成分を含む映像を、前記表示デバイスに出力させるように構成される出力制御システム。
【請求項16】
請求項13〜請求項15のいずれか一項記載の出力制御システムであって、
前記音響信号出力部は、
前記第1の楽曲に対応する第1の楽曲データをデコードして、第1の音響信号を生成するように構成される第1音響信号生成部と、
前記第2の楽曲に対応する第2の楽曲データをデコードして、第2の音響信号を生成するように構成される第2音響信号生成部と、
を備え、前記第1の音響信号及び前記第2の音響信号に基づき、前記音響信号を前記音響デバイスに出力するように構成される出力制御システム。
【請求項17】
請求項13〜請求項16のいずれか一項記載の出力制御システムであって、
前記映像信号出力部は、
前記第1の楽曲に対応する第1の歌詞データに基づき、第1の映像信号を生成するように構成される第1映像信号生成部と、
前記第2の楽曲に対応する第2の歌詞データに基づき、第2の映像信号を生成するように構成される第2映像信号生成部と、
を備え、前記第1の映像信号及び前記第2の映像信号に基づき、前記映像信号を出力するように構成される出力制御システム。
【請求項18】
請求項13〜請求項17のいずれか一項記載の出力制御システムであって、
前記ユーザインタフェースを通じてテンポを指定するテンポ指定情報を取得するように構成されるテンポ取得部
を更に備え、
前記音響信号出力部は、前記音響信号として、前記第1の楽曲の音響成分及び前記第2の楽曲の音響成分の少なくとも一方を前記テンポ取得部が取得したテンポ指定情報に従うテンポで前記音響デバイスに出力させるための音響信号を生成し、
前記映像信号出力部は、前記映像信号として、前記音響に対応するテンポで前記映像を前記表示デバイスに表示させるための映像信号を前記表示デバイスに出力する出力制御システム。
【請求項19】
請求項13〜請求項17のいずれか一項記載の出力制御システムであって、
前記音響信号は、音響用再生クロックに従って生成され、
前記映像信号は、映像用再生クロックに従って生成され、
前記出力制御システムは、更に、
前記ユーザインタフェースを通じてテンポを指定するテンポ指定情報を取得するように構成されるテンポ取得部と、
前記音響デバイスが前記第1の楽曲の音響成分及び前記第2の楽曲の音響成分の少なくとも一方を前記テンポ指定情報に従うテンポで出力し、前記表示デバイスが前記音響に対応するテンポで前記映像を表示するように、前記音響用再生クロック及び前記映像用再生クロックの速度を、前記テンポ取得部が取得したテンポ指定情報に従って変更するように構成される変更部と、
を備える出力制御システム。
【請求項20】
請求項13〜請求項15のいずれか一項記載の出力制御システムであって、
前記音響信号出力部は、
第1の音響用再生クロックに従って、前記第1の楽曲に対応する第1の楽曲データをデコードし、第1の音響信号を生成する第1音響信号生成部と、
第2の音響用再生クロックに従って、前記第2の楽曲に対応する第2の楽曲データをデコードし、第2の音響信号を生成する第2音響信号生成部と、
を備え、前記第1の音響信号及び前記第2の音響信号に基づき、前記音響信号を生成するように構成され、
前記映像信号出力部は、
第1の映像用再生クロックに従って、前記第1の楽曲に対応する第1の歌詞データに基づく第1の映像信号を生成するように構成される第1映像信号生成部と、
第2の映像用再生クロックに従って、前記第2の楽曲に対応する第2の歌詞データに基づく第2の映像信号を生成するように構成される第2映像信号生成部と、
を備え、前記第1の映像信号及び前記第2の映像信号に基づき、前記映像信号を生成するように構成され、
前記出力制御システムは、更に、
前記ユーザインタフェースを通じてテンポを指定するテンポ指定情報を取得するように構成されるテンポ取得部と、
前記音響デバイスが前記第1の楽曲の音響成分及び前記第2の楽曲の音響成分の少なくとも一方を前記テンポ指定情報に従うテンポで出力し、前記表示デバイスが前記音響に対応するテンポで前記映像を表示するように、前記第1及び第2の音響用再生クロック、並びに、前記第1及び第2の映像用再生クロックの速度を、前記テンポ取得部が取得したテンポ指定情報に従って変更するように構成される変更部と、
を備える出力制御システム。
【請求項21】
請求項13〜請求項16のいずれか一項記載の出力制御システムであって、
前記音響信号出力部は、
前記第1の楽曲に対応する第1の楽曲データをデコードして、第1の音響信号を生成するように構成される第1音響信号生成部と、
前記第2の楽曲に対応する第2の楽曲データをデコードして、第2の音響信号を生成するように構成される第2音響信号生成部と、
を備え、前記第1の音響信号及び前記第2の音響信号に基づき、前記音響信号を生成するように構成され、
前記出力制御システムは、更に、
前記ユーザインタフェースを通じて演奏位置を指定する位置指定情報を取得するように構成される位置取得部と、
前記位置取得部が取得した位置指定情報に従って、前記第1の楽曲データ及び前記第2の楽曲データの少なくとも一方のデコード位置を、変更するように構成される変更部と、
を備える出力制御システム。
【請求項22】
請求項13〜請求項21のいずれか一項記載の出力制御システムであって、更に、
前記ユーザインタフェースを通じてワードを指定するワード指定情報を取得するように構成されるワード取得部と、
前記第1の楽曲及び前記第2の楽曲の少なくとも一方における、前記ワード取得部が取得したワード指定情報に従うワードを含む一つ以上の歌詞部分に対応する一つ以上の楽曲部分を、前記ユーザインタフェースを通じて表示するように構成される表示制御部と、
を備える出力制御システム。
【請求項23】
請求項22記載の出力制御システムであって、
前記ユーザインタフェースを通じて前記一つ以上の楽曲部分から選択された一つの楽曲部分を表す選択情報を取得するように構成される選択情報取得部を備え、
前記音響信号出力部は、前記選択情報取得部が取得した選択情報に従って、前記第1の楽曲及び前記第2の楽曲の一方の演奏位置を、前記選択された一つの楽曲部分に対応する位置に変更するように、前記音響信号を前記音響デバイスに出力する出力制御システム。
【請求項24】
請求項1〜請求項12のいずれか一項記載の出力制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、音響及び映像の出力制御方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
DJ(Disc Jockey)機器としてのミキサが既に知られている。ミキサは、二つの音源からの音響信号を混合し、その混合信号をスピーカシステムに出力するように構成される。混合比は、ミキサに備えられた操作部(具体的にはクロスフェーダ)を用いてユーザにより調整される。近年では、コンピュータを用いて、二つのディジタル音源からの音響信号を混合することも行われている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014−204258号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
クラブシーンでは、演奏される楽曲を光で演出することが行われている。光による演出は、聴衆の楽しみを増加させる。周知の演出技術は、例えば、光源(例えばレーザ光源)からの光の照射方向や光の色を変化させる。しかしながら、従来の演出技術は、非日常的な空間を形成することに優れているものの、演奏される楽曲への聴衆の関心を高めるものではない。
【0005】
そこで、本開示の一側面によれば、演奏される楽曲への聴衆の関心を高め得る、新規な音響及び映像の出力制御方法及びシステムを提供できることが望ましい。特には、第1の楽曲及び第2の楽曲の混合音が演奏される環境において、音響に対応する適切な映像を表示デバイスに出力させることが可能な技術を提供できることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面によれば、プロセッサにより実行される出力制御方法が提供される。当該方法は、ユーザインタフェースを通じて第1の楽曲と第2の楽曲との間の比率を指定する比率指定情報を取得することを含む。
【0007】
当該方法は、比率指定情報に従って、第1の楽曲の音響成分及び第2の楽曲の音響成分の少なくとも一方を含む音響を音響デバイスに出力させるための音響信号を、音響デバイスに出力することを更に含む。音響は、比率指定情報に従う比率で第1の楽曲の音響成分及び第2の楽曲の音響成分を含み得る。
【0008】
当該方法は更に、比率指定情報に従って、第1の楽曲に対応する映像成分及び第2の楽曲に対応する映像成分の少なくとも一方を含む歌詞に関する映像を表示デバイスに出力させるための映像信号を、表示デバイスに出力することを含む。映像は、比率指定情報に従う比率で第1の楽曲に対応する映像成分及び第2の楽曲に対応する映像成分を含み得る。
【0009】
本開示の一側面によれば、比率指定情報に従って音響デバイスからの音響出力が制御され、更には歌詞に関する映像の表示デバイスによる表示が制御される。歌詞に関する映像の表示は、演奏される楽曲への聴衆の関心を高める。従って、この方法によれば、第1の楽曲及び第2の楽曲の混合音が演奏される環境において、聴衆の関心を高めることが可能な映像を、適切に表示デバイスに表示させることができる。
【0010】
本開示の別側面において、映像は、音響デバイスから出力される音響に対応する歌詞を表す文字要素と、背景要素とを含み得る。この場合、映像信号は、背景要素として、比率指定情報に従う比率で第1の楽曲に対応する背景要素成分及び第2の楽曲に対応する背景要素成分を含む映像を、表示デバイスに出力させるように構成され得る。映像信号は、文字要素として、比率指定情報に従う比率で第1の楽曲に対応する歌詞を表す文字要素成分及び第2の楽曲に対応する歌詞を表す文字要素成分を含む映像を、表示デバイスに出力させるように構成されてもよい。
【0011】
本開示の別側面によれば、音響信号を出力することは、第1の楽曲に対応する第1の楽曲データをデコードして、第1の音響信号を生成することと、第2の楽曲に対応する第2の楽曲データをデコードして、第2の音響信号を生成することと、第1の音響信号及び第2の音響信号に基づき、上記音響信号を音響デバイスに出力することとを含んでいてもよい。
【0012】
本開示の別側面によれば、映像信号を出力することは、第1の楽曲に対応する第1の歌詞データに基づき、第1の映像信号を生成することと、第2の楽曲に対応する第2の歌詞データに基づき、第2の映像信号を生成することと、第1の映像信号及び第2の映像信号に基づき、上記映像信号を表示デバイスに出力することとを含んでいてもよい。
【0013】
本開示の別側面によれば、出力制御方法は、ユーザインタフェースを通じてテンポを指定するテンポ指定情報を取得することを含んでいてもよい。この場合、音響信号を出力することは、第1の楽曲の音響成分及び第2の楽曲の音響成分の少なくとも一方をテンポ指定情報に従うテンポで音響デバイスに出力させるための音響信号を音響デバイスに出力することを含んでいてもよい。映像信号を出力することは、音響に対応するテンポで映像を表示デバイスに表示させるための映像信号を表示デバイスに出力することを含んでいてもよい。
【0014】
本開示の別側面によれば、音響信号は、音響用再生クロックに従って生成されてもよく、映像信号は、映像用再生クロックに従って生成されてもよい。出力制御方法は、音響デバイスが第1の楽曲の音響成分及び第2の楽曲の音響成分の少なくとも一方をテンポ指定情報に従うテンポで出力し、表示デバイスが音響に対応するテンポで映像を表示するように、音響用再生クロック及び映像用再生クロックの速度を、テンポ指定情報に従って変更することを含んでいてもよい。
【0015】
本開示の別側面によれば、音響信号を出力することは、第1の音響用再生クロックに従って、第1の楽曲に対応する第1の楽曲データをデコードし、第1の音響信号を生成することと、第2の音響用再生クロックに従って、第2の楽曲に対応する第2の楽曲データをデコードし、第2の音響信号を生成することと、第1の音響信号及び第2の音響信号に基づき、音響信号を音響デバイスに出力することとを含んでいてもよい。
【0016】
映像信号を出力することは、第1の映像用再生クロックに従って、第1の楽曲に対応する第1の歌詞データに基づく第1の映像信号を生成することと、第2の映像用再生クロックに従って、第2の楽曲に対応する第2の歌詞データに基づく第2の映像信号を生成することと、第1の映像信号及び第2の映像信号に基づき、映像信号を表示デバイスに出力することとを含んでいてもよい。
【0017】
出力制御方法は、音響デバイスが第1の楽曲の音響成分及び第2の楽曲の音響成分の少なくとも一方をテンポ指定情報に従うテンポで出力し、表示デバイスが音響に対応するテンポで映像を表示するように、第1及び第2の音響用再生クロック、並びに、第1及び第2の映像用再生クロックの速度を、テンポ指定情報に従って変更することを含んでいてもよい。
【0018】
本開示の別側面によれば、出力制御方法は、ユーザインタフェースを通じて演奏位置を指定する位置指定情報を取得することと、位置指定情報に従って、第1の楽曲データ及び第2の楽曲データの少なくとも一方のデコード位置を、変更することとを含んでいてもよい。
【0019】
本開示の別側面によれば、出力制御方法は、ユーザインタフェースを通じてワードを指定するワード指定情報を取得することと、第1の楽曲及び第2の楽曲の少なくとも一方における、ワード指定情報に従うワードを含む一つ以上の歌詞部分に対応する一つ以上の楽曲部分を、ユーザインタフェースを通じて表示することとを含んでいてもよい。
【0020】
本開示の別側面によれば、出力制御方法は更に、ユーザインタフェースを通じて一つ以上の楽曲部分から選択された一つの楽曲部分を表す選択情報を取得することを含んでいてもよい。この場合、音響信号を出力することは、選択情報に従って、第1の楽曲及び第2の楽曲の一方の演奏位置を、選択された一つの楽曲部分に対応する位置に変更するように、音響信号を音響デバイスに出力することを含んでいてもよい。
【0021】
本開示の別側面によれば、上述した出力制御方法を実行するように構成にされる出力制御システムが提供されてもよい。出力制御システムは、プロセッサと、プロセッサにより実行される命令を格納するメモリと、を備えていてもよい。命令は、プロセッサに、比率指定情報を取得することと、第1の楽曲の音響成分及び第2の楽曲の音響成分の少なくとも一方を含む音響であって、比率指定情報に従う比率で第1の楽曲の音響成分及び第2の楽曲の音響成分を含む音響を音響デバイスに出力させるための音響信号を音響デバイスに出力することと、第1の楽曲に対応する映像成分及び第2の楽曲に対応する映像成分の少なくとも一方を含む歌詞に関する映像であって、比率指定情報に従う比率で第1の楽曲に対応する映像成分及び第2の楽曲に対応する映像成分を含む映像を表示デバイスに出力させるための映像信号を表示デバイスに出力することと、を実行させるように構成されていてもよい。
【0022】
本開示の別側面によれば、出力制御システムは、比率取得部と、音響信号出力部と、映像信号出力部とを備えていてもよい。比率取得部は、ユーザインタフェースを通じて第1の楽曲と第2の楽曲との間の比率を指定する比率指定情報を取得するように構成されてもよい。
【0023】
音響信号出力部は、第1の楽曲の音響成分及び第2の楽曲の音響成分の少なくとも一方を含む音響であって、比率取得部が取得した比率指定情報に従う比率で第1の楽曲の音響成分及び第2の楽曲の音響成分を含む音響を音響デバイスに出力させるための音響信号を音響デバイスに出力するように構成されてもよい。
【0024】
映像信号出力部は、第1の楽曲に対応する映像成分及び第2の楽曲に対応する映像成分の少なくとも一方を含む歌詞に関する映像であって、比率指定情報に従う比率で第1の楽曲に対応する映像成分及び第2の楽曲に対応する映像成分を含む映像を表示デバイスに出力させるための映像信号を表示デバイスに出力するように構成されてもよい。
【0025】
本開示の別側面によれば、出力制御システムは、テンポ取得部を備えていてもよい。テンポ取得部は、ユーザインタフェースを通じてテンポを指定するテンポ指定情報を取得するように構成され得る。出力制御システムは、音響デバイスが第1の楽曲の音響成分及び第2の楽曲の音響成分の少なくとも一方をテンポ指定情報に従うテンポで出力し、表示デバイスが音響に対応するテンポで映像を表示するように、音響用再生クロック及び映像用再生クロックの速度を、テンポ取得部が取得したテンポ指定情報に従って変更するように構成される変更部を備えていてもよい。
【0026】
本開示の別側面によれば、出力制御システムは、ユーザインタフェースを通じて演奏位置を指定する位置指定情報を取得するように構成される位置取得部と、位置取得部が取得した位置指定情報に従って、第1の楽曲データ及び第2の楽曲データの少なくとも一方のデコード位置を、変更するように構成される変更部とを備えていてもよい。
【0027】
本開示の別側面によれば、出力制御システムは、ワード取得部及び表示制御部を備えていてもよい。ワード取得部は、ユーザインタフェースを通じてワードを指定するワード指定情報を取得するように構成されてもよい。表示制御部は、第1の楽曲及び第2の楽曲の少なくとも一方における、ワード取得部が取得したワード指定情報に従うワードを含む一つ以上の歌詞部分に対応する一つ以上の楽曲部分を、ユーザインタフェースを通じて表示するように構成されてもよい。
【0028】
本開示の別側面によれば、出力制御システムは、ユーザインタフェースを通じて一つ以上の楽曲部分から選択された一つの楽曲部分を表す選択情報を取得する選択情報取得部を備えていてもよい。音響信号出力部は、選択情報取得部が取得した選択情報に従って、第1の楽曲及び第2の楽曲の一方の演奏位置を、選択された一つの楽曲部分に対応する位置に変更するように、音響信号を音響デバイスに出力するように構成されてもよい。
【0029】
本開示の別側面によれば、出力制御方法を、コンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムが提供されてもよい。本開示の別側面によれば、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能な非一時的記録媒体が提供されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【
図1】楽曲再生システムの構成を表すブロック図である。
【
図2】プロセッサにより実現される機能を表すブロック図である。
【
図4】コントローラが実行する処理を表すフローチャートである。
【
図5】コントローラによるテンポの変更例を示す図である。
【
図6】コントローラによる混合比の変更例を示す図である。
【
図7】映像ミキサが実行する処理を表すフローチャートである。
【
図9】
図9Aは、第1の映像の例を示し、
図9Bは、第2の映像の例を示し、
図9Cは、第1の映像と第2の映像との合成映像の例を示す。
【
図10】
図10Aは、変形例における合成映像の生成態様を説明し、
図10Bは、変形例における合成映像の例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下に本開示の例示的実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示す本実施形態の楽曲再生システム1は、例えばクラブシーンでDJ用システムとして使用される。楽曲再生システム1は、サーバシステム5と、再生制御装置10と、スピーカシステム40と、表示デバイス50と、を備える。
【0032】
サーバシステム5は、一つ以上のサーバ装置を含む。サーバシステム5は、再生制御装置10と広域ネットワークを通じて通信可能に構成される。サーバシステム5は、複数の楽曲のそれぞれについて、楽曲データDM及び歌詞データDLを備え、再生制御装置10から要求された楽曲の、楽曲データDM及び歌詞データDLを、要求元の再生制御装置10に提供するように構成される。
【0033】
楽曲データDMは、対応する楽曲のオーディオデータである。楽曲データDMは、WAV、MP3等の周知のデータ形式で構成され得る。歌詞データDLは、対応する楽曲の歌詞を表すテキストデータを含み、歌詞の各部分に、タイムコードを有する。タイムコードは、対応する楽曲の再生開始時からの経過時間であって、対応する歌詞部分が歌唱される時点の経過時間、換言すれば、歌唱時刻を表す。
【0034】
再生制御装置10は、ユーザから指定された楽曲についての楽曲データDM及び歌詞データDLをサーバシステム5から広域ネットワークを通じて取得し、取得した楽曲データDMに基づき、対応する楽曲の音を、スピーカシステム40に出力させるように構成される。
【0035】
更に、再生制御装置10は、スピーカシステム40から出力される楽曲を演出するための映像を、表示デバイス50に表示させるように構成される。楽曲再生システム1がクラブシーンで利用されるとき、再生制御装置10には、比較的大規模なスピーカシステム40及び表示デバイス50が接続される。表示デバイス50は、スクリーンに映像を映し出すプロジェクタであってもよいし、液晶ディスプレイ及び有機ELディスプレイ等であってもよい。
【0036】
再生制御装置10は、例えば、周知のパーソナルコンピュータに、特有のコンピュータプログラムCPがインストールされることにより構成される。再生制御装置10は、
図1に示すように、プロセッサ11と、メモリ12と、ストレージデバイス13と、クロック信号生成器14と、通信部16と、操作部17と、表示部18と、接続部19と、を備える。
【0037】
プロセッサ11は、ストレージデバイス13に格納されたコンピュータプログラムCP(命令)に従う処理を実行するように構成される。ストレージデバイス13は、例えば、ハードディスクドライブやソリッドステートドライブであり得る。メモリ12は、プロセッサ11による処理実行時にワークメモリとして機能する。クロック信号生成器14は、ソフトウェアクロックの刻時動作の基準として用いられるクロック信号をプロセッサ11に入力するように構成される。
【0038】
通信部16は、サーバシステム5と広域ネットワークを通じて通信可能に構成される。操作部17は、ユーザからの操作信号をプロセッサ11に入力するように構成される。操作部17は、例えばキーボード及びポインティングデバイスを含む。表示部18は、プロセッサ11により制御されて、再生制御装置10を操作するユーザに向けて各種情報を表示する。表示部18は、例えば液晶ディスプレイである。
【0039】
接続部19は、スピーカシステム40及び表示デバイス50を接続可能に構成される。具体的に、接続部19は、プロセッサ11からの音響信号を、スピーカシステム40に適合する音響信号に変換してスピーカシステム40に出力し、プロセッサ11からの映像信号を、表示デバイス50に適合する映像信号に変換して、表示デバイス50に出力するように構成される。
【0040】
プロセッサ11は、予めインストールされたコンピュータプログラムCPを実行することにより、
図2に示すコントローラ20と、第1音響再生器21と、第1映像再生器22と、第2音響再生器24と、第2映像再生器25と、音響ミキサ27と、映像ミキサ29として機能する。
【0041】
コントローラ20は、操作部17を通じて入力されるユーザからの操作信号に従って、第1音響再生器21、第1映像再生器22、第2音響再生器24、第2映像再生器25、音響ミキサ27、及び、映像ミキサ29を制御するように構成される。
【0042】
第1音響再生器21は、ユーザにより指定された第1の楽曲を再生するために、第1の楽曲データをデコードして、第1の音響信号A1を生成し、生成した第1の音響信号A1を音響ミキサ27に出力するように構成される。
【0043】
第1音響再生器21は、再生クロックC11に従って動作し、これにより、対応するテンポで楽曲が再生されるように第1の音響信号A1を生成及び出力する。再生クロックC11は、ソフトウェアクロックであり、第1の楽曲の再生は、再生クロックC11により定義される時間軸に沿って行われる。再生クロックC11の刻時速度が変更されることにより、第1音響再生器21による第1の音響信号A1のサンプリング周波数は変化し、第1の楽曲の再生速度、即ち、第1の楽曲のテンポ、更には、第1の楽曲のピッチが変化する。
【0044】
第1映像再生器22は、別の再生クロックC12に従って動作し、これにより、第1の楽曲の再生に合わせて、第1の楽曲を演出するための第1の映像を表示デバイス50に表示させるための第1の映像信号V1を生成し、生成した第1の映像信号V1を映像ミキサ29に出力するように構成される。再生クロックC12は、ソフトウェアクロックであり、第1の映像の再生(表示)は、再生クロックC12により定義される時間軸に沿って行われる。
【0045】
具体的に、第1の映像信号V1は、第1の映像として、第1の楽曲の歌詞を含む映像を表示デバイス50に表示させるための信号である。第1映像再生器22は、第1の楽曲の歌詞データと、予めストレージデバイス13に格納された映像定義データDPとに基づき、第1の楽曲の歌詞を表す文字要素と、文字要素を装飾する背景要素とを含む映像を表示デバイス50に表示させるための映像信号を第1の映像信号V1として生成する。
【0046】
ストレージデバイス13は、楽曲の種類毎に、映像定義データDPを備える。第1映像再生器22は、歌詞データが示す歌詞、及び、歌詞データのメタデータが示す曲ジャンルの少なくとも一方に基づき、楽曲の種類を判別し、判別した種類の映像定義データDPに基づいて、第1の映像信号V1を生成する。映像定義データDPは、歌詞を表す文字要素の表示に用いるべきフォントのタイプ、サイズ、及び、動き、並びに、文字要素を装飾する背景要素のタイプ、色、及び、動きを定義する。
【0047】
第2音響再生器24は、ユーザにより指定された第2の楽曲を再生するために、第2の楽曲データをデコードして、第2の音響信号A2を生成し、生成した第2の音響信号A2を音響ミキサ27に出力するように構成される。
【0048】
具体的に、第2音響再生器24は、別の再生クロックC21に従って動作し、これにより、対応するテンポで楽曲が再生されるように第2の音響信号A2を生成及び出力する。再生クロックC21は、ソフトウェアクロックであり、第2の楽曲の再生は、再生クロックC21により定義される時間軸に沿って行われる。再生クロックC21の刻時速度が変更されることにより、第2音響再生器24による第2の音響信号A2のサンプリング周波数は変化し、第2の楽曲の再生速度、即ち、第2の楽曲のテンポ、更には、第2の楽曲のピッチが変化する。
【0049】
第2映像再生器25は、別の再生クロックC22に従って動作し、これにより、第2の楽曲の再生に合わせて、第2の楽曲を演出するための第2の映像を表示デバイス50に表示させるための第2の映像信号V2を生成し、生成した第2の映像信号V2を映像ミキサ29に出力するように構成される。再生クロックC22は、ソフトウェアクロックであり、第2の映像の再生(表示)は、再生クロックC22により定義される時間軸に沿って行われる。第2映像再生器25における映像信号の生成は、第1映像再生器22と同様の手法で、第2の楽曲の歌詞データと映像定義データDPとを用いて行われる。第2の映像は、第2の楽曲の歌詞を表す文字要素と、文字要素を装飾する背景要素とを含む。
【0050】
音響ミキサ27は、第1音響再生器21から入力される第1の音響信号A1と、第2音響再生器24から入力される第2の音響信号A2とを、コントローラ20により設定された混合比で混合し、その混合信号MAを、接続部19を介してスピーカシステム40に出力するように構成される。混合信号MAは、設定された混合比で第1の楽曲の音響成分及び第2の楽曲の音響成分を含む音響をスピーカシステム40に出力させるための音響信号である。
【0051】
例えば、設定された混合比が70%である場合、音響ミキサ27は、第1の楽曲の音響成分を30%含み、第2の楽曲の音響成分を70%含む音響がスピーカシステム40から出力されるように、第1の音響信号A1と第2の音響信号A2とを3:7の混合比で混合した混合信号MAを、スピーカシステム40に出力する。
【0052】
混合比は、0%から100%までの範囲で設定される。従って、音響ミキサ27は、第1の音響信号A1及び第2の音響信号A2のうちの一方のみを、形式的に混合信号MAとしてスピーカシステム40に出力する場合がありえる。即ち、音響ミキサ27は、設定された混合比で、第1の楽曲の音響成分及び第2の楽曲の音響成分の少なくとも一方を含む音響をスピーカシステム40に出力させるための音響信号(混合信号MA)を、スピーカシステム40に伝送するように構成される。
【0053】
映像ミキサ29は、第1映像再生器22から入力される第1の映像信号V1と、第2映像再生器25から入力される第2の映像信号V2とを、コントローラ20により設定された混合比で混合して、その混合信号MVを、接続部19を介して表示デバイス50に出力するように構成される。混合信号MVに基づいて表示デバイス50により表示される映像は、第1の映像と第2の映像との合成映像であり、合成映像は、スピーカシステム40から出力される音響に対応する歌詞を含み、上記設定された混合比で第1の楽曲に対応する第1の映像成分及び第2の楽曲に対応する第2の映像成分を含む。
【0054】
コントローラ20により設定される混合比は、音響ミキサ27及び映像ミキサ29に対して共通である。従って、映像ミキサ29は、音響ミキサ27と同様に、第1の映像信号V1及び第2の映像信号V2のうちの一方のみを、形式的に混合信号MVとして表示デバイス50に出力する場合がありえる。即ち、映像ミキサ29は、設定された混合比で、第1の楽曲に対応する映像成分及び第2の楽曲に対応する映像成分の少なくとも一方を含む映像を表示デバイス50に出力させるための映像信号(混合信号MV)を表示デバイス50に伝送するように構成される。
【0055】
コンピュータプログラムCPがプロセッサ11により実行されたときに、表示部18には、
図3に例示されるコントロール画面Gが表示される。コントロール画面Gは、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)を提供する。
【0056】
コントローラ20は、表示部18にコントロール画面Gを表示し、操作部17を通じて入力されるユーザからのコントロール画面Gに対する操作信号に従って、第1音響再生器21、第1映像再生器22、第2音響再生器24、第2映像再生器25、音響ミキサ27、及び、映像ミキサ29を制御する。
【0057】
コントロール画面Gは、第1の曲情報表示領域R11と、第2の曲情報表示領域R12と、第1の波形表示領域R21と、第2の波形表示領域R22と、拡大波形表示領域R3と、第1の操作領域R41と、第2の操作領域R42と、第1の映像表示領域R51と、第2の映像表示領域R52と、合成映像表示領域R6と、クロスフェーダ領域R7と、第1の検索ワード入力領域R81と、第2の検索ワード入力領域R82と、第1の検索結果表示領域R91と、第2の検索結果表示領域R92と、を備える。
【0058】
第1の曲情報表示領域R11は、第1の楽曲のタイトル及びアーティスト名を含む曲情報を表示する。第2の曲情報表示領域R12は、第2の楽曲のタイトル及びアーティスト名を含む曲情報を表示する。
【0059】
第1の波形表示領域R21は、第1の楽曲全体の波形を表す。第1の波形表示領域R21は更に、第1の楽曲についての現在の再生位置、及び、ユーザにより設定されたキュー(CUE)ポイントを示す。
【0060】
第2の波形表示領域R22は、第2の楽曲全体の波形を表す。第2の波形表示領域R22は更に、第2音響再生器24による第2の楽曲についての現在の再生位置、及び、ユーザにより設定されたキューポイントを示す。例えば、
図3において三角形で示される位置が「現在の再生位置」に対応し、四角形で示される位置がキューポイントに対応し得る。拡大波形表示領域R3は、第1の楽曲の拡大波形及び第2の楽曲の拡大波形を、現在の再生位置に対応する波形部分を中心に配置するように表示する。
【0061】
第1の操作領域R41は、第1の楽曲を再生/停止する操作、第1の楽曲に対するテンポ/ピッチを調整する操作、キューポイントを設定/選択する操作等の各種操作を受け付けるためのグラフィカルユーザインタフェースを提供する。第2の操作領域R42もまた、第1の操作領域R41と同様に構成され、第2の楽曲に関する各種操作を受け付けるためのグラフィカルユーザインタフェースを提供する。
【0062】
第1の映像表示領域R51は、第1映像再生器22からの第1の映像信号V1に基づく第1の映像を表示する。第2の映像表示領域R52は、第2映像再生器25からの第2の映像信号V2に基づく第2の映像を表示する。合成映像表示領域R6は、映像ミキサ29からの混合信号MVに基づく第1の映像と第2の映像との合成映像を表示する。
【0063】
クロスフェーダ領域R7は、楽曲の混合比、即ち、スピーカシステム40から出力される第1の楽曲と第2の楽曲との間の比率をユーザが調整可能なグラフィカルユーザインタフェースを提供する。具体的に、クロスフェーダ領域R7は、仮想的な調整ツマミを有する。ユーザは、操作部17を介して調整ツマミの位置を調整することによって、楽曲の混合比を指定することができる。即ち、コントローラ20は、調整ツマミの位置情報の形態で、混合比の指定情報を取得することができる。
【0064】
第1の検索ワード入力領域R81は、第1の楽曲に関する検索ワードの入力を操作部17を通じてユーザから受付可能な構成にされ、第2の検索ワード入力領域R82は、第2の楽曲に関する検索ワードの入力を操作部17を通じてユーザから受付可能な構成にされる。
【0065】
第1の検索結果表示領域R91は、第1の楽曲において、第1の検索ワード入力領域R81に入力された検索ワードに対応する歌詞部分が歌われる区間のリストを表示する。リストには、区間毎に、対応する区間の歌詞内容及び歌唱時刻が表示され得る。例えば、
図3に例示される第1の検索結果表示領域R91において、区間番号「1」「2」「3」に関連付けられる記号「******」に対応する位置に、歌詞内容及び歌唱時刻が表示され得る。
【0066】
上述の検索ワードに対応する歌詞部分は、検索ワードを含む歌詞部分であってもよいし、検索ワードと少なくとも類似するワードを含む歌詞部分であってもよいし、検索ワードと相関の強いワードを含む歌詞部分であってもよい。
【0067】
リストアップされた区間の夫々は、第1の波形表示領域R21にカラーや記号を用いて示されてもよい。第1の検索結果表示領域R91は、リストアップされた区間の任意の一つ以上を選択可能なグラフィカルユーザインタフェースを提供する。このグラフィカルユーザインタフェースは、ユーザが、リストアップされた区間の一つ以上をキューポイントの設定対象として任意選択することができるように構成されてもよいし、ユーザが、リストアップされた区間の任意の一つをスキップ位置、即ち移動先の再生位置として選択することができるように構成されてもよい。
【0068】
第2の検索結果表示領域R92は、第1の検索結果表示領域R91と同様、第2の楽曲において、第2の検索ワード入力領域R82に入力された検索ワードに対応する歌詞部分が歌われる区間のリストを表示し、リストアップされた区間の任意の一つ以上を選択可能なグラフィカルユーザインタフェースを提供する。リストには、区間毎に、対応する区間の歌詞部分及び歌唱時刻が表示され得る。リストアップされた区間の夫々は、第2の波形表示領域R22に表示されてもよい。
【0069】
コントローラ20は、操作部17を通じてコントロール画面Gに対する操作がなされる度、
図4に示す処理を実行する。具体的には、コントローラ20は、操作部17を通じて取得したユーザからの操作信号に基づき、コントロール画面Gに対するユーザの操作を判別し(S110)、判別した操作に対応する処理を実行する(S120−S180)。
【0070】
詳細には、コントローラ20は、ユーザの操作が、再生開始操作及び再生停止操作のいずれかである場合(S120でYes)、S125に移行して、ユーザから指定された楽曲の再生を開始又は停止するように、対応する音響再生器を制御する。同時に、この楽曲を演出する映像の再生を開始又は停止するように、対応する映像再生器を制御する。制御対象の音響再生器は、第1音響再生器21及び第2音響再生器24の少なくとも一方である。同様に、制御対象の映像再生器は、第1映像再生器22及び第2映像再生器25の少なくとも一方である。
【0071】
コントローラ20は、ユーザの操作が、キューポイントの設定操作である場合(S130でYes)、その操作に応じて、ユーザから指定された楽曲のユーザから指定された位置にキューポイントを設定する(S135)。
【0072】
コントローラ20は、ユーザの操作が、再生位置の変更操作である場合(S140でYes)、その操作に応じて、ユーザから指定された楽曲の再生位置が、ユーザから指定された移動先の再生位置に変更されるように、対応する音響再生器を制御する。ユーザは、再生位置の変更操作として、予め設定されたキューポイントを選択する操作を行うことができる。この場合、選択されたキューポイントが移動先の再生位置に対応する。ユーザは、再生位置の変更操作として、移動先の再生位置を、波形表示領域R21,R22,R3を通じて具体的に指定する操作を行うこともできる。再生位置の変更は、対応する音響再生器による対応する楽曲データのデコード位置を変更することにより実現される。同時に、この楽曲を演出する映像の再生位置が、楽曲(音響)と同じ位置に変更されるように、対応する映像再生器を制御する(S145)。再生位置(デコード位置)の変更は、対応する再生クロックの時刻を変更することにより実現可能である。
【0073】
コントローラ20は、ユーザの操作が、テンポ/ピッチの調整操作である場合(S150でYes)、その操作に応じて、ユーザから指定された楽曲のテンポ/ピッチを調整するように、対応する音響再生器及び映像再生器を制御する(S155)。
【0074】
例えば、コントローラ20は、
図5に示すように、第1の楽曲のテンポを、標準テンポの90%に調整する操作がなされた場合、第1音響再生器21及び第1映像再生器22の夫々の再生テンポを90%に落とすように制御する。具体的には、第1音響再生器21の再生クロックC11の刻時速度を標準速度の90%に落とすように制御し、第1映像再生器22の再生クロックC12の刻時速度を標準速度の90%に落とすように制御する。再生テンポを調整することによっては、波形の周波数が調整される。従って、テンポの調整によって、同時にピッチ(音の高低)も調整される。テンポの調整は、例えば、第1の楽曲と第2の楽曲のテンポ(拍子)を合わせるために行われる。
【0075】
コントローラ20は、第2の楽曲のテンポ/ピッチを調整する操作がなされた場合、第2音響再生器24及び第2映像再生器25を、上述した例と同様に制御する。コントローラ20は、第1の楽曲及び第2の楽曲の両者に対して同時にテンポ/ピッチを調整する操作がなされた場合、第1音響再生器21及び第1映像再生器22、並びに、第2音響再生器24及び第2映像再生器25を同時に制御することができる。
【0076】
コントローラ20は、ユーザの操作が、クロスフェーダ領域R7を通じた混合比の変更操作である場合(S160でYes)、音響ミキサ27がユーザにより指定された混合比で、第1音響再生器21からの第1の音響信号A1と第2音響再生器24からの第2の音響信号A2とを混合して、その混合信号MAを出力するように、音響ミキサ27を制御する(S165)。同時に、コントローラ20は、映像ミキサ29が、音響ミキサ27と同一の混合比で、第1映像再生器22からの第1の映像信号V1と、第2映像再生器25からの第2の映像信号V2とを混合して、その混合信号MVを出力するように、映像ミキサ29を制御する(S165)。具体的には、コントローラ20は、音響ミキサ27及び映像ミキサ29における混合比の設定値を、ユーザから指定された値に変更する。
【0077】
例えば、コントローラ20は、クロスフェーダ領域R7を通じてユーザにより混合比を70%に変更する操作がなされた場合、その操作信号(混合比の指定情報)に従って、
図6に示すように、音響ミキサ27における混合比の設定値を70%に変更すると同時に、映像ミキサ29における混合比の設定値を70%に変更するように動作する。
【0078】
コントローラ20は、ユーザの操作が、歌詞内のワードを検索する操作である場合(S170でYes)、ユーザから指定されたワードを、指定された楽曲の歌詞内で検索し(S171)、その検索結果が、対応する検索結果表示領域に表示されるように、表示部18を制御する(S175)。例えば、第1の検索ワード入力領域R81に検索ワード「LOVE」が入力された場合には、第1の楽曲の歌詞内で検索ワード「LOVE」を含む歌詞部分を検索し、該当する歌詞部分を含む区間のリストを第1の検索結果表示領域R91に表示するように、表示部18を制御する。
【0079】
第1の検索結果表示領域R91により表示された区間の夫々は、上述したようにキューポイントの設定対象として選択可能である。コントローラ20は、第1の検索結果表示領域R91に表示された区間の一つをキューポイントに設定する操作がなされた場合、S135において、対応する区間の先頭をキューポイントに設定する。
【0080】
第1の検索結果表示領域R91により表示された区間の夫々は、上述したようにスキップ位置としても選択可能である。コントローラ20は、第1の検索結果表示領域R91に表示された区間の一つを、スキップ位置(即ち移動先の再生位置)に指定する再生位置の変更操作がなされた場合、S145において、対応する区間の先頭に再生位置を変更する処理を行う。
【0081】
コントローラ20は、ユーザの操作が上述した操作以外である場合、その操作に対応した処理を実行する(S180)。このようにして、コントローラ20は、操作部17を通じてコントロール画面Gに対する操作がなされる度、なされた操作に対応する処理を実行する(S110−S180)。
【0082】
続いて、映像ミキサ29の動作を、
図7−
図10Bを用いて説明する。
映像ミキサ29に入力される第1の映像信号V1は、背景レイヤLB1と文字レイヤLC1とを含み、第2の映像信号V2も同様に、背景レイヤLB2と文字レイヤLC2とを含む。映像ミキサ29は、背景レイヤLB1,LB2と文字レイヤLC1,LC2とを個別に処理して、第1の映像信号V1と第2の映像信号V2とを混合するように動作する。
【0083】
即ち、映像ミキサ29は、
図7に示すように、第1の映像信号V1の背景レイヤLB1と、第2の映像信号V2の背景レイヤLB2とを、設定された混合比で混合して、合成背景レイヤLB0を生成する(S210)。合成背景レイヤLB0は、第2の映像信号V2の背景レイヤLB2に、第1の映像信号V1の背景レイヤLB1を設定された混合比で重ねて構成され得る。例えば、設定された混合比がX%である場合、映像ミキサ29は、第1の映像信号V1の背景レイヤLB1を透過率X%で第2の映像信号V2の背景レイヤLB2上に重ねて、合成背景レイヤLB0を生成し得る。
【0084】
映像ミキサ29は、設定された混合比が0%である場合には、第1の映像信号V1の背景レイヤLB1を、合成背景レイヤLB0に設定し、設定された混合比が100%である場合には、第2の映像信号V2の背景レイヤLB2を、合成背景レイヤLB0に設定することができる。
【0085】
映像ミキサ29は、第1の映像信号V1の文字レイヤLC1及び第2の映像信号V2の文字レイヤLC2の一方を、合成背景レイヤLB0上に重ねるようにして、第1の映像信号V1と第2の映像信号V2との混合信号MVを生成し、これを出力する(S220)。具体的に、映像ミキサ29は、設定された混合比が50%以下であるときには、
図8に示すように、第1の映像信号V1の文字レイヤLC1を、合成背景レイヤLB0上に重ねるようにして、第1の映像信号V1と第2の映像信号V2との混合信号MVを生成する。映像ミキサ29は、混合比が50%を超える場合には、第2の映像信号V2の文字レイヤLC2を、合成背景レイヤLB0上に重ねるようにして、第1の映像信号V1と第2の映像信号V2との混合信号MVを生成する。
【0086】
映像ミキサ29は、各フレームに対して、S210,S220の処理を実行することにより、第1の楽曲に対応する映像成分と、第2の楽曲に対応する映像成分とを設定された混合比で含む合成映像が表示デバイス50に表示されるように、表示デバイス50に対する映像信号MVを生成及び出力する。
【0087】
第1の映像信号V1が歌詞を表す文字要素「ABC」を含む
図9Aに示す映像を表し、第2の映像信号V2が歌詞を表す文字要素「DEF」を含む
図9Bに示す映像を表すとき、更には、設定された混合比が50%以下であるとき、映像ミキサ29は、
図9Cに示すように、背景要素については、両者の成分を含み、文字要素については、音響成分の割合が高い第1の楽曲の歌詞を表す文字要素「ABC」を有する合成映像を表示デバイス50に表示させるための映像信号を生成する。
【0088】
別例として、映像ミキサ29は、文字要素についても第1の映像成分、及び、第2の映像成分を含むように、第1の映像信号V1及び第2の映像信号V2を混合する構成にされてもよい。
【0089】
例えば、映像ミキサ29は、上述したように合成背景レイヤLB0を生成すると共に、
図10Aに示すように、第2の映像信号V2の文字レイヤLC2に、第1の映像信号V1の文字レイヤLC1を設定された混合比で重ねて合成文字レイヤLC0を生成し、合成背景レイヤLB0上に、合成文字レイヤLC0を重ねるようにして、第1の映像信号V1と第2の映像信号V2との混合信号MVを生成してもよい。
【0090】
この例によれば、第1の映像信号V1が
図9Aに示す映像を表し、第2の映像信号V2が
図9Bに示す映像を表すとき、混合信号MVが表す合成映像は、
図10Bに示すように、第1の楽曲の歌詞を表す文字要素「ABC」、及び、第2の楽曲の歌詞を表す文字要素「DEF」を含む。
図10Bでは、視認性の観点から、文字要素「DEF」を文字要素「ABC」からずらして配置しているが、文字要素「DEF」は、合成映像において、合成前の第2の映像信号V2における文字要素「DEF」と同じ位置に配置されてもよい。もちろん、文字要素の位置は、合成時に、合成前の位置から変更されてもよい。
【0091】
本開示が、上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の態様を採り得ることは言うまでもない。
【0092】
例えば、再生制御装置10は、汎用のパーソナルコンピュータに専用のコンピュータプログラムCPをインストールすることにより構成される例に限られない。再生制御装置10は、タブレット端末で実現されてもよい。再生制御装置10は、上述したプロセッサ11により実現される機能を、専用の電子回路で実現する専用装置として構成されてもよい。
【0093】
上記実施形態における1つの構成要素が有する機能は、複数の構成要素に分散して設けられてもよい。複数の構成要素が有する機能は、1つの構成要素に統合されてもよい。上記実施形態の構成の一部は、省略されてもよい。上記実施形態の構成の少なくとも一部は、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換されてもよい。特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
【0094】
用語間の対応関係は、次の通りである。スピーカシステム40は、音響デバイスの一例に対応する。操作部17及びクロスフェーダ領域R7は、比率取得部の一例に対応する。第1音響再生器21、第2音響再生器24、及び、音響ミキサ27は、音響信号出力部の一例に対応し、第1音響再生器21は、第1音響信号生成部の一例に対応し、第2音響再生器24は、第2音響信号生成部の一例に対応する。第1映像再生器22、第2映像再生器25、及び、映像ミキサ29は、映像信号出力部の一例に対応し、第1映像再生器22は、第1映像信号生成部の一例に対応し、第2映像再生器25は、第2映像信号生成部の一例に対応する。再生クロックC11,C21は、音響用再生クロックの一例に対応し、再生クロックC12,C22は、映像用再生クロックの一例に対応する。
【0095】
操作部17、第1の操作領域R41、及び第2の操作領域R42は、テンポ取得部の一例に対応する。コントローラ20が実行するS155の処理は、変更部により実現される処理の一例に対応する。操作部17、第1の検索ワード入力領域R81、及び第2の検索ワード入力領域R82は、ワード取得部の一例に対応し、コントローラ20が実行するS175の処理は、表示制御部の一例に対応する。操作部17、第1の検索結果表示領域R91、及び、第2の検索結果表示領域R92は、選択情報取得部の一例に対応する。
【符号の説明】
【0096】
1…楽曲再生システム、5…サーバシステム、10…再生制御装置、11…プロセッサ、12…メモリ、13…ストレージデバイス、14…クロック信号生成器、16…通信部、17…操作部、18…表示部、19…接続部、20…コントローラ、21…第1音響再生器、22…第1映像再生器、24…第2音響再生器、25…第2映像再生器、27…音響ミキサ、29…映像ミキサ、40…スピーカシステム、50…表示デバイス。