【実施例】
【0047】
以下、実施例によって本発明の実施形態を説明するが、当業者は、従来技術の教示に基づいて対応する技術的特徴を変更または置換しても、本発明の特許請求の範囲に属することを理解すべきである。
【0048】
実施例1 N−(5−(4−((3−(メチルスルホニル)アゼチジン−1−イル)メチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]シクロプロパンカルボキサミド
【0049】
【化8】
【0050】
工程1:1−(6−ブロモピリジン−2−イル)−3−エトキシカルボニル−チオ尿素
ジクロロメタン100mlを加えて、10gの2−アミノ−6−ブロモピリジンを溶解し、氷浴で5℃に冷却し、エトキシカルボニルイソチオシアナート6.8mlを加えて、室温20℃まで徐々に昇温し、10時間撹拌した。ろ過した後に、石油エーテルで洗浄し、乾燥させて固体12gを得た。
【0051】
工程2:5−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5a]ピリジン−2−イルアミン
【0052】
【化9】
【0053】
ヒドロキシルアミン塩酸塩10.0gをエタノール100mlに溶解し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン14.5mlを加え、室温で1時間撹拌し反応させた後、工程1の生成物9gを加えて、混合物を加熱還流し、3時間後、冷却し固体を析出させた。濾過し、洗浄し、乾燥させて目的物6gを得た。
【0054】
工程3:N−(5−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5a]ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボキサミド
【0055】
【化10】
【0056】
工程2の生成物5gに、ジクロロメタン100ml、ジイソプロピルエチルアミン9gを加え、氷浴を0℃に冷却し、6.1gのシクロプロパンカルボニルクロリドを滴下し、1時間後、反応液が清澄になり、引き続き4時間反応した後、反応系を乾燥まで濃縮して、油状の固体を得た。その後、氷塩浴(ice−salt bath)で冷却しながら、アンモニア水7mlとメタノール43mlとの混合溶液を加え、約3時間攪拌した後、反応系が茶色の混濁液になり、吸引濾過し、固体を水で洗浄し、乾燥させて目的物4gを得た。
【0057】
工程4:N−(5−(4−((3−(メチルスルホニル)アゼチジン−1−イル)メチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]シクロプロパンカルボキサミド
ジオキサン/水(5:1)30mlに、N−(5−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボキサミド1g、3−(メチルスルホニル)−1−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)アゼチジン1.25g、炭酸カリウム1.0g、およびPd(dppf)Cl
2 0.14gを加え、100℃に加熱し2時間反応させた。濾過して、濾液を回転乾燥させ、ジオキサンを除去し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、カラムクロマトグラフィーにより目的物0.86gを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−D6)δ9.21(s,1H),7.94(m,2H),7.56−7.62(m,2H),7.44(m,2H),7.26(s,1H),7.07(d,1H),3.94(m,1H),3.77(s,2H),3.60−3.73(m,4H),2.93(s,3H),1.79(s,1H),1.18(m,2H),0.91(m,2H).
MS(ESI):426.16(M+1)
【0058】
実施例2 N−(5−(3−フルオロ−4−((3−(メチルスルホニル)アゼチジン−1−イル)メチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]シクロプロパンカルボキサミド
【0059】
【化11】
【0060】
実施例1の方法を参照して調製した。
MS(ESI):443.15(M+1)
【0061】
実施例3 N−(5−(3,5−ジフルオロ−4−((3−(メチルスルホニル)アゼチジン−1−イル)メチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]シクロプロパンカルボキサミド
【0062】
【化12】
【0063】
実施例1の方法を参照して調製した。
MS(ESI):462.14(M+1)
【0064】
実施例4 N−(5−(4−((3−(メチルスルホニル)アゼチジン−1−イル)メチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]イソブチルアミド
【0065】
【化13】
【0066】
実施例1の方法を参照して調製した。
MS(ESI):428.17(M+1)
【0067】
実施例5 N−(5−(4−((3−(シクロプロパンスルホニル)アゼチジン−1−イル)メチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]イソブチルアミド
【0068】
【化14】
【0069】
実施例1の方法を参照して調製した。
MS(ESI):454.18(M+1)
【0070】
実施例6 N−(5−(4−((3−(エチルスルホニル)アゼチジン−1−イル)メチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]イソブチルアミド
【0071】
【化15】
【0072】
実施例1の方法を参照して調製した。
MS(ESI):442.18(M+1)
【0073】
実施例7 N−(5−(4−((3−(エチルスルホニル)アゼチジン−1−イル)メチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]シクロプロパンカルボキサミド
【0074】
【化16】
【0075】
実施例1の方法を参照して調製した。
MS(ESI):440.17(M+1)
【0076】
実施例8 5−(4−((3−(メチルスルホニル)アゼチジン−1−イル)メチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルアミン
【0077】
【化17】
【0078】
ジオキサン/水(5:1)30mlに、5−ブロモ−[1,2,4]トリアゾロ[1,5a]ピリジン−2−イルアミン1g、3−(メチルスルホニル)−1−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)アゼチジン1.5g、炭酸カリウム1.0g、およびPd(dppf)Cl
2 0.2gを加え、100℃に加熱し2時間反応させた。濾過して、濾液を回転乾燥させ、ジオキサンを除去し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、カラムクロマトグラフィーにより目的物0.86gを得た。
MS(ESI):358.13(M+1)
【0079】
実施例9 N−(8−(4−((3−(メチルスルホニル)アゼチジン−1−イル)メチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]シクロプロパンカルボキサミド
【0080】
【化18】
【0081】
実施例1の方法を参照して調製した。
MS(ESI):426.16(M+1)
【0082】
実施例10 N−(8−(4−((3−(シクロプロパンスルホニル)アゼチジン−1−イル)メチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]シクロプロパンカルボキサミド
【0083】
【化19】
【0084】
実施例1の方法を参照して調製した。
MS(ESI):452.17(M+1)
【0085】
実施例11 N−(8−(4−((3−(エチルスルホニル)アゼチジン−1−イル)メチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]シクロプロパンカルボキサミド
【0086】
【化20】
【0087】
実施例1の方法を参照して調製した。
MS(ESI):440.17(M+1)
【0088】
実施例12
N−(8−(4−((3−(メチルスルホニル)アゼチジン−1−イル)メチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]
イソブチルアミド
【0089】
【化21】
【0090】
実施例1の方法を参照して調製した。
MS(ESI):428.17(M+1)
【0091】
実施例13 N−(8−(4−((3−(シクロプロパンスルホニル)アゼチジン−1−イル)メチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]イソブチルアミド
【0092】
【化22】
【0093】
実施例1の方法を参照して調製した。
MS(ESI):454.18(M+1)
【0094】
実施例14 N−(8−(4−((3−(エチルスルホニル)アゼチジン−1−イル)メチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]イソブチルアミド
【0095】
【化23】
【0096】
実施例1の方法を参照して調製した。
MS(ESI):442.18(M+1)
【0097】
実施例15 N−(8−(3−フルオロ−4−((3−(メチルスルホニル)アゼチジン−1−イル)メチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]シクロプロパンカルボキサミド
【0098】
【化24】
【0099】
実施例1の方法を参照して調製した。
MS(ESI):443.15(M+1)
【0100】
実施例16 N−(8−(3,5−ジフルオロ−4−((3−(メチルスルホニル)アゼチジン−1−イル)メチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル]シクロプロパンカルボキサミド
【0101】
【化25】
【0102】
実施例1の方法を参照して調製した。
MS(ESI):462.14(M+1)
【0103】
実施例17、8−(4−((3−(メチルスルホニル)アゼチジン−1−イル)メチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルアミン
【0104】
【化26】
【0105】
実施例1の方法を参照して調製した。
MS(ESI):358.13(M+1)
【0106】
実施例18 8−(4−((3−(エチルスルホニル)アゼチジン−1−イル)メチル)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルアミン
【0107】
【化27】
【0108】
実施例1の方法を参照して調製した。
MS(ESI):372.14(M+1)
【0109】
実施例19 4−(4−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ベンジル)チオモルホリン1,1−ジオキシド
【0110】
【化28】
【0111】
工程1:4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル)チオモルホリン1,1−ジオキシド
【0112】
【化29】
【0113】
100mlの3つ口丸底ガラス瓶に、2−(4−(ブロモメチル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン5gを加え、N,N−ジメチルホルムアミド10mlで溶解した後、炭酸カリウム5.8g、塩酸チオモルホリン1,1−ジオキシド4gを加え、窒素保護下、室温で2時間反応させ、薄層クロマトグラフィーにより反応の終了をモニタリングした。反応混合物に氷水を加えて、酢酸エチルで抽出し(25ml×3)、有機層を水で洗浄し、乾燥(硫酸ナトリウム)させ、濾過し、濃縮して目的物6gを得た。
【0114】
工程2:4−(4−(7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ベンジル)チオモルホリン1,1−ジオキシド
【0115】
【化30】
【0116】
ジオキサン/水(5:1)30mlに、4−クロロ−7−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン2g、工程1の生成物2.7g、炭酸カリウム1.0g、Pd(dppf)Cl
2 0.3gを加え、100℃に加熱し2時間反応させた。濾過して、濾液を回転乾燥させ、ジオキサンを除去し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、カラムクロマトグラフィーにより目的物1.8gを得た。
【0117】
工程3:4−(4−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ベンジル)チオモルホリン1,1−ジオキシド
ジクロロメタン15mlで工程2の生成物3gを溶解し、氷浴で0
oCに冷却し、トリフルオロ酢酸5mlを反応混合物に加えた後、氷浴を撤去し、室温に戻して反応を行い、5時間後、薄層クロマトグラフィーにより反応の終了をモニタリングした。溶媒を減圧濃縮し、ジクロロメタンを加え、回転蒸発によって残留トリフルオロ酢酸を除去し、黄色油状物を得た。メタノール15mlを加えて溶解し、氷塩浴で0
oCに冷却し、反応混合物に無水エチレンジアミン3mlを滴下した後、氷浴を撤去し、室温で一晩反応させ、翌日、反応を完了させた。固体を析出し、濾過し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して目的物1.6gを得た。
1HNMR(400MHz,DMSO−D6)δ12.06(s,1H),8.83(s,1H),8.17(d,2H),7.66(d,1H),755(d,2H),6.90(s,1H),3.78(s,2H),3.15(m,4H),2.93(m,4H).
MS(ESI):343.12(M+1)
【0118】
実施例20 4−(4−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ベンジル)モルホリン
【0119】
【化31】
【0120】
実施例19の方法を参照して調製した。
1HNMR(400MHz,DMSO−D6)δ12.21(s,1H),8.84(s,1H),8.15(d,2H),7.66(d,1H),753(d,2H),6.90(d,1H),3.62−3.58(m,4H),3.56(s,2H),2.41(s,4H).
MS(ESI):343.12(M+1)
【0121】
実施例21 4−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン
【0122】
【化32】
【0123】
実施例19の方法を参照して調製した。
1HNMR(400MHz,CDCl
3)δ12.31(s,1H),9.01(s,1H),8.11(d,2H),7.52(d,2H),7.43(d,1H),753(d,2H),6.85(d,1H),3.62(s,4H),2.55(m,8H),2.33(s,3H).
【0124】
実施例22 1−(4−(7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−4−イル)ベンジル)ピペリジン−4−オン
【0125】
【化33】
【0126】
実施例19の方法を参照して調製した。
1HNMR(400MHz,DMSO−D6)δ12.32(s,1H),8.19(d,2H),7.15(d,1H),7.66(d,1H),758(d,2H),6.90(d,1H),3.72(s,2H),2.74(t,4H),2.40(t,4H).
【0127】
実施例23 4−(4−(ピロール−1−イルメチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン
【0128】
【化34】
【0129】
実施例19の方法を参照して調製した。
1HNMR(400MHz,DMSO−D6)δ12.27(s,1H),8.83(s,1H),8.15(d,1H),7.66(d,1H),753(d,2H),6.90(m,1H),3.69(s,2H),2.50−2.47(m,4H),1.72(s,4H).
【0130】
実施例24 4−(4−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)ベンジル)チオモルホリン1,1−ジオキシド
【0131】
【化35】
【0132】
実施例19の方法を参照して調製した。
MS(ESI):342.12(M+1)
【0133】
実施例25 4−(4−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ベンジル)チオモルホリン1,1−ジオキシド
【0134】
【化36】
【0135】
実施例19の方法を参照して調製した。
MS(ESI):342.12(M+1)
【0136】
実施例26 4−(4−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ベンジル)モルホリン
【0137】
【化37】
【0138】
実施例19の方法を参照して調製した。
1HNMR(400MHz,DMSO−D6)δ11.93(s,1H),8.32−8.24(m,1H),7.85(s,1H),7.69(d,2H),7.36(d,2H),7.15(m,1H),3.64−3.52(m,4H),2.50−2.47(m,4H),3.48(s,2H),2.38(s,4H).
【0139】
実施例27 3−(4−((4−メチルピペラジン−1−イル)メチル)フェニル)−7H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
【0140】
【化38】
【0141】
実施例19の方法を参照して調製した。
1HNMR(400MHz,DMSO−D6)δ11.93(s,1H),8.28(m,2H),7.85(s,1H),7.68(d,2H),7.35(d,2H),7.15(m,1H),3.46(s,2H),2.36(brs,8H),2.15(s,3H).
【0142】
実施例28 4−(4−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ベンジル)ピペリジン−4−オン
【0143】
【化39】
【0144】
実施例19の方法を参照して調製した。
1HNMR(400MHz,DMSO−D6)δ12.05(s,1H),8.41(m,2H),7.99(d,1H),7.82(d,2H),7.53(d,2H),7.26(dd,1H),3.72(s,2H),2.81(t,4H),2.47(t,4H).
【0145】
実施例29 3−(4−(ピロール−1−イルメチル)フェニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン
【0146】
【化40】
【0147】
実施例19の方法を参照して調製した。
1HNMR(400MHz,DMSO−D6)δ11.92(s,1H),8.27(m,2H),7.84(s,1H),7.65(m,2H),7.35(d,2H),7.15(dd,1H),3.57(s,2H),2.42(dd,4H),1.69(m,4H).
【0148】
実施例30 JAKに対する阻害作用
化合物が精製された組換えJAK活性に及ぼす影響を研究するのは、酵素レベルでJAKに対する化合物の阻害活性を研究することである。その実験の原理は、JAKと基質であるPoly(4:1Glu、Tyr)ペプチドとの反応によって生成されるADP含有量を検出するための発光法キナーゼアッセイを使用することである。ADPがATPに変換されると、ATPはUltra−GLOルシフェラーゼ触媒反応の基質として発光シグナルを発生する。発光シグナルはADPの量およびキナーゼの活性と正の相関がある。したがって、化合物がJAKと基質との反応で発生する発光シグナルを観察することで、組換えJAKに対する化合物の阻害効果を判定し、IC
50で表した。
実験方法:10種類の異なる濃度の化合物を37℃でJAK1、JAK2、JAK3とそれぞれ60分間インキュベートした後、基質とATPを加えて混合し、37℃で50分間反応させた後、25μlADP-Glo
TMを加えて2分間混合し、室温で50分間反応させた。さらに、50μlの検出試薬を加えて2分間混合し、室温で50分間インキュベートし、化学発光器で測定した。結果を表1に示す。
【0149】
【表1】
【0150】
(注)1.(a)20nM以下;
2.(b)>20nM、50nM以下;
3.(c)>50nM
【0151】
その中で、実施例1を例として、同じ実験条件下での従来のJAK阻害剤の実験結果と比較し、その結果を表2に示す。
【0152】
【表2】
【0153】
その結果、実施例1の化合物のJAK1に対する阻害活性は、JAK2に対する阻害活性の10倍であることに対して、本実験では、filgotinib(CN104262337に開示された化合物)のJAK1及びJAK2に対する阻害活性は同等であり、本発明に開示された化合物の方が、JAK1に対してより優れた選択性を有し、したがってより低い毒性を有することが示唆された。