(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
店舗に対する決済であって、利用者が利用する利用者端末に表示された情報であって当該利用者を識別する利用者識別情報を示すコードを、当該店舗が利用する店舗端末が読み取ることにより行われる決済手段、若しくは、当該利用者が利用する利用者端末が、当該利用者が当該店舗を識別する店舗識別情報を示すコードを読み取ることにより行われる決済手段を用いる決済を行うための操作が行われた場合に、当該決済に関する決済情報であって、当該店舗識別情報を含む決済情報を受け付ける受付部と、
前記店舗に紐付けられる電子化されたスタンプカードであって、前記利用者が所有するスタンプカードのうち、前記受付部により受け付けられた決済情報に含まれる前記店舗識別情報に紐付けられるスタンプカードを特定し、当該スタンプカードに対し当該決済情報に基づいてスタンプを付与する付与部と、
前記付与部により付与されたスタンプを示す情報を前記利用者に提供する提供部と
を有することを特徴とする提供装置。
前記利用者が所有するスタンプカードであって、前記利用者端末を用いる所定の決済手段が利用可能な店舗に紐付けられる電子化されたスタンプカードに関するカード情報を、前記所定の決済手段を提供する所定のプラットフォームを介して前記利用者に配信する配信部
をさらに有することを特徴とする請求項1から19のうちいずれか1つに記載の提供装置。
店舗に対する決済であって、利用者が利用する利用者端末に表示された情報であって当該利用者を識別する利用者識別情報を示すコードを、当該店舗が利用する店舗端末が読み取ることにより行われる決済手段、若しくは、当該利用者が利用する利用者端末が、当該利用者が当該店舗を識別する店舗識別情報を示すコードを読み取ることにより行われる決済手段を用いる決済を行うための操作が行われた場合に、当該決済に関する決済情報であって、当該店舗識別情報を含む決済情報を受け付ける受付手順と、
前記店舗に紐付けられる電子化されたスタンプカードであって、前記利用者が所有するスタンプカードのうち、前記受付手順により受け付けられた決済情報に含まれる前記店舗識別情報に紐付けられるスタンプカードを特定し、当該スタンプカードに対し当該決済情報に基づいてスタンプを付与する付与手順と、
前記付与手順により付与されたスタンプを示す情報を前記利用者に提供する提供手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする提供プログラム。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に本願に係る提供装置、提供方法及び提供プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る提供装置、提供方法及び提供プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0011】
〔1.実施形態〕
図1を用いて、本実施形態の提供装置等により実現される提供処理について説明する。
図1は、実施形態に係る提供処理の一例を示す図である。なお、
図1では、本実施形態に係る提供装置の一例である決済サーバ10によって、実施形態に係る提供処理などが実現されるものとする。
【0012】
図1に示すように、実施形態に係る提供処理システム1は、決済サーバ10と、利用者端末100と、事業者端末200とを含む。決済サーバ10、利用者端末100及び事業者端末200は、ネットワークN(例えば、
図3参照)を介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。なお、
図1に示した提供処理システム1には、複数台の決済サーバ10、複数台の利用者端末100及び複数台の事業者端末200が含まれていてもよい。
【0013】
図1に示す決済サーバ10は、実施形態に係る提供処理を実行する情報処理装置であり、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、決済サーバ10は、利用者端末100を用いる電子決済に関する電子決済サービスを提供する。例えば、決済サーバ10は、取引対象の提供者(事業者)や取引対象が提供される利用者の口座を管理しており、利用者からの決済要求に従って、口座間において電子マネーの移行等を行うことで、各種決済を実現する。なお、電子マネーとは、例えば、各種企業が独自に用いるポイントや通貨等であってもよく、日本円やドル等の国家により提供される貨幣を電子的に取引可能としたものであってもよい。
【0014】
図1に示す利用者端末100は、利用者によって利用される情報処理装置である。利用者端末100は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末、ノート型PC(Personal Computer)、デスクトップPC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。また、利用者端末100は、決済サーバ10によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、
図1に示す例では、利用者端末100がスマートフォンである場合を示す。
【0015】
図1に示す利用者端末100は、利用者によって利用される情報処理装置である。利用者端末100は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末、ノート型PC(Personal Computer)、デスクトップPC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。また、利用者端末100は、決済サーバ10によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、
図1に示す例では、利用者端末100がスマートフォンである場合を示す。
【0016】
図1に示す事業者端末200は、利用者に取引対象を提供する事業者によって利用される情報処理装置である。事業者端末200は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末、ノート型PC、デスクトップPC、携帯電話機、PDA等により実現される。また、事業者端末200は、決済サーバ10によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、
図1に示す例では、事業者端末200がスマートフォンである場合を示す。
【0017】
なお、利用者端末100及び事業者端末200は、所定の情報処理を実現する制御情報を決済サーバ10から受け取った場合には、制御情報に従って情報処理を実現する。ここで、制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語やCSS(Cascading Style Sheets)等のスタイルシート言語、Java(登録商標)等のプログラミング言語、HTML(HyperText Markup Language)等のマークアップ言語等により記述される。なお、決済サーバ10から配信される所定のアプリケーションそのものを制御情報とみなしてもよい。
【0018】
〔1−1.利用者端末100を用いた決済について〕
ここで、決済サーバ10が実行する提供処理に先立ち、利用者端末100を用いた決済(電子決済)の一例について説明する。なお、以下の説明では、店舗Aに配置された2次元コード(QRコード(登録商標))であって、店舗Aを識別する店舗識別情報C1を示す2次元コードを用いて、利用者U1が利用者端末100を用いた決済を行う例について説明するが、実施形態は、これに限定されるものではない。以下に説明する決済の一例は、任意の利用者が任意の利用者端末100を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、店舗識別情報C1は、QRコードのみならず、バーコードや所定のマーク、番号等であってもよい。
【0019】
例えば、利用者U1が店舗Aにて各種の商品やサービスといった決済対象(取引対象)の利用や購入に伴う決済を行う場合、利用者U1は、利用者端末100に予めインストールされた決済アプリを起動する。そして、利用者U1は、決済アプリを介して、店舗Aに設置された店舗識別情報C1を撮影する。このような場合、利用者端末100は、決済対象の価格を入力するための画面を表示し、利用者U1或いは店舗Aの店員から決済金額の入力を受け付ける。そして、利用者端末100は、利用者U1を識別する利用者識別情報と、店舗識別情報C1(若しくは、店舗識別情報C1が示す情報、すなわち、店舗Aを示す情報(例えば、店舗ID))と、決済金額とを示す決済情報を決済サーバ10へと送信する。
【0020】
このような場合、決済サーバ10は、利用者識別情報が示す利用者U1の口座から、店舗識別情報C1が示す店舗Aの口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。そして、決済サーバ10は、決済が完了した旨の通知を利用者端末100へと送信する。このような場合、利用者端末100は、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力することで、電子マネーによる決済が行われた旨を通知する。
【0021】
なお、利用者端末100を用いた決済は、上述した処理に限定されるものではない。例えば、利用者端末100を用いた決済は、店舗Aに設置された店舗端末を用いたものであってもよい。例えば、利用者端末100は、利用者U1を識別するための利用者識別情報を画面上に表示させる。このような場合、店舗Aに設置された店舗端末は、利用者端末100に表示された利用者識別情報を読み取り、利用者識別情報(若しくは、利用者識別情報が示す情報、すなわち、利用者U1を示す情報(例えば、利用者ID))と、決済金額と、店舗Aを識別する情報とを示す決済情報を決済サーバ10へと送信する。このような場合、決済サーバ10は、利用者識別情報が示す利用者U1の口座から、店舗Aの口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させ、店舗Aの店舗端末或いは利用者端末100に対し、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力させることで、決済が行われた旨を通知してもよい。
【0022】
また、利用者端末100を用いた決済は、利用者U1が予め電子マネーをチャージした口座から店舗Aの口座へと電子マネーを移行させる処理のみならず、例えば、利用者U1が予め登録したクレジットカードを用いた決済であってもよい。このような場合、例えば、利用者端末100は、店舗Aの口座に対して決済金額の電子マネーを移行させるとともに、利用者U1のクレジットカードの運用会社に対し、決済金額を請求してもよい。
【0023】
〔1−2.実施形態の概要について〕
ここで、従来、店舗への利用者の誘因を目的としたサービスを提供するための技術として、ショッピングサービスにおいて電子化されたスタンプに関するサービスを利用者に提供する技術が提案されている。しかしながら、このような技術では、店舗に対する利用者の電子商取引による注文に応じてスタンプを付与しているに過ぎないため、利用者が実店舗において商取引を行った場合にはスタンプを付与できず、利用者にとって利便性が良いとは限らない。
【0024】
そこで、決済サーバ10は、実施形態に係る提供処理を実行する。以下、
図1を用いて、決済サーバ10が実行する提供処理について説明する。なお、以下の説明では、利用者端末100が利用者U1により利用される例を示す。また、以下の説明では、利用者端末100を利用者U1と同一視する場合がある。すなわち、以下では、利用者U1を利用者端末100と読み替えることもできる。
【0025】
また、以下の説明では、事業者端末200が事業者M1により利用される例を示す。また、以下の説明では、事業者端末200を事業者M1と同一視する場合がある。すなわち、以下では、事業者M1を事業者端末200と読み替えることもできる。
【0026】
また、以下の説明において、決済サーバ10が、上述の電子決済が利用可能な店舗に紐付けられる電子化されたスタンプカードであって、各利用者が所有するスタンプカードに関する情報を自装置の記憶部で管理しているものとする。例えば、決済サーバ10は、スタンプカードに紐付けられた店舗(言い換えると、スタンプカードを利用可能な店舗)を示す情報や、スタンプカードに付与されたスタンプの数などを示す情報を管理する。
【0027】
まず、事業者端末200は、店舗Aが利用者に提供する電子化されたスタンプカードに関する設定を事業者M1から受け付ける(ステップS1)。例えば、事業者端末200は、事業者M1からの操作に応じて決済アプリ(例えば、事業者向けの決済アプリ)を起動してスタンプカードに関する設定を入力するための画面を表示し、当該画面に入力される情報を受け付ける。具体的な例を挙げると、事業者端末200は、スタンプカードにスタンプを付与する付与条件(例えば、決済金額が何円以上でスタンプを1個付与、決済金額の何円ごとにスタンプを1個付与など)や、特典を提供する提供条件(例えば、スタンプが何個付与されたときに特典を提供)、特典の内容(例えば、店舗Aから提供する所定の物品や、電子マネーのキャッシュバックなど)などの情報を受け付ける。
【0028】
続いて、決済サーバ10は、スタンプカードの設定に関する情報を事業者端末200から受け付ける(ステップS2)。例えば、決済サーバ10は、ステップS1において入力された情報を受け付け、店舗Aを識別する識別情報(店舗ID)に紐付けて自装置の記憶部に格納する。
【0029】
続いて、店舗Aに来店し、店舗Aから取引対象の提供を受ける利用者U1は、利用者端末100を用いて店舗Aに設置された店舗識別情報C1を読み取る(ステップS3)。例えば、利用者U1は、利用者端末100に予めインストールされた決済アプリを起動し、決済アプリを介して、店舗Aに設置された店舗識別情報C1を撮影する。
【0030】
続いて、利用者端末100は、利用者U1から決済情報の入力を受け付ける(ステップS4)。例えば、利用者端末100は、決済対象である取引対象の価格を入力するための画面を表示し、利用者U1から決済金額の入力を受け付ける。
【0031】
続いて、決済サーバ10は、利用者端末100から決済情報を受け付ける(ステップS5)。例えば、決済サーバ10は、店舗識別情報C1が示す店舗Aの店舗IDと、利用者U1が入力した決済金額と、利用者U1の利用者IDとを含む決済情報を受け付ける。
【0032】
続いて、決済サーバ10は、決済情報に基づく決済処理を実行し、利用者U1が所有する店舗Aのスタンプカードに対し、決済情報に基づいてスタンプを付与する(ステップS6)。例えば、決済サーバ10は、利用者U1の口座から店舗Aの口座へと、利用者U1が入力した決済金額分の電子マネーを移行させる。そして、決済サーバ10は、利用者U1が所有するスタンプカードのうち、店舗Aに紐付けられたスタンプカード(ステップS2において受け付けた設定に基づくスタンプカード)に対し、事業者M1が設定したスタンプの付与条件と、決済金額とに基づいてスタンプを付与する。すなわち、決済サーバ10は、QRコードを用いた決済が行われたことを契機として、決済が行われた店舗と紐づけられたスタンプカードに対し、スタンプを自動的に付与する。
【0033】
なお、利用者U1が店舗Aに紐付けられたスタンプカードを所有していない場合、決済サーバ10は、利用者U1に対してスタンプカードを新たに発行し、発行したスタンプカードに対してスタンプを付与する。
【0034】
続いて、決済サーバ10は、付与したスタンプに応じた情報を利用者端末100に表示させる(ステップS7)。例えば、ステップS6において付与したスタンプにより、特典を提供する提供条件を満たさない場合、決済サーバ10は、店舗Aに紐付けられたスタンプカードに対して付与されたスタンプに関する情報(例えば、スタンプに付与済みのスタンプの数)を示す画面SC1を表示させる。
【0035】
一方、ステップS6において付与したスタンプにより提供条件を満たす場合、決済サーバ10は、利用者U1に対し店舗Aが設定した特典を提供し、特典を提供した旨を示す画面SC2を利用者端末100に表示させる。具体的な例を挙げると、決済サーバ10は、上述の電子決済を店舗Aに対して行う際に適用される特典(例えば、所定額の割引や、所定額のキャッシュバックなど)を提供する。
【0036】
続いて、決済サーバ10は、利用者U1が所有するスタンプカードに付与されたスタンプに関する情報を通知する(ステップS8)。例えば、特典の提供条件を満たすまでに要するスタンプの数が所定の閾値以下であるスタンプカードを利用者U1が所有している場合、決済サーバ10は、提供条件が達成間近である旨の通知(プッシュ通知等)を利用者端末100に表示させる。
【0037】
続いて、決済サーバ10は、利用者U1が所有するスタンプカードを示すコンテンツを配信する(ステップS9)。例えば、決済サーバ10は、利用者U1が所有する各スタンプカードに付与されたスタンプの数や、提供される特典の内容などを示すコンテンツを利用者端末100に配信する。
【0038】
なお、決済サーバ10は、ステップS8における情報の通知を任意のタイミングで行ってよい。また、決済サーバ10は、ステップS9におけるコンテンツの配信を任意のタイミングで行ってよい。
【0039】
ここで、
図2を用いて、決済サーバ10から通知される情報、並びに、決済サーバ10から配信されるコンテンツの例を説明する。
図2は、実施形態に係る利用者端末の画面の一例を示す図である。
【0040】
図2に示すように、利用者端末100は、利用者U1が所有するスタンプカードに付与されたスタンプに関する情報を示す画面SC11を表示する。例えば、利用者端末100は、特典の提供条件を満たすまでに要するスタンプの数が所定の閾値以下であるスタンプカードを示すコンテンツや、当該特典の内容、スタンプカード紐付けられた店舗を示す情報を画面SC11に表示する。
【0041】
また、利用者端末100は、利用者U1が所有するスタンプカードを示すコンテンツを含む画面SC12を表示する。例えば、利用者端末100は、スタンプカードに関する広告情報を領域AR11に表示する。また、利用者端末100は、利用者U1が所有するスタンプカードに付与されたスタンプの数や、スタンプカードに紐付けられた店舗を示す情報、特典の内容などを示すコンテンツを領域AR12に表示する。
【0042】
以上のように、実施形態に係る決済サーバ10は、利用者に電子化されたスタンプカードを発行してスタンプを付与し、条件を満たした場合に特典を提供する。これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、利用者が所定の媒体に印刷されたスタンプカードを持ち歩くことなく、電子決済に応じてスタンプを自動的に付与することができる。すなわち、実施形態に係る決済サーバ10は、利用者の利便性を向上させることができる。
【0043】
〔2.決済サーバの構成〕
次に、
図3を用いて、決済サーバ10の構成について説明する。
図3は、実施形態に係る決済サーバの構成例を示す図である。
図3に示すように、決済サーバ10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
【0044】
(通信部20について)
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末100、事業者端末200等との間で情報の送受信を行う。
【0045】
(記憶部30について)
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
図4に示すように、記憶部30は、口座データベース31と、スタンプカード情報データベース32と、利用者情報データベース33とを有する。
【0046】
(口座データベース31について)
口座データベース31は、利用者や店舗(事業者)などが電子決済サービスにおいて所有する口座に関する各種の情報を記憶する。ここで、
図4を用いて、口座データベース31が記憶する情報の一例を説明する。
図4は、実施形態に係る口座データベースの一例を示す図である。
図4の例において、口座データベース31は、「口座ID」、「所有者情報」、「口座残高」といった項目を有する。
【0047】
「口座ID」は、口座を識別するための識別情報を示す。「所有者情報」は、口座を所有する所有者に関する情報を示し、例えば、所有者を識別するための識別情報が格納される。「口座残高」は、口座の残高を示す。
【0048】
すなわち、
図4では、口座ID「AID#1」によって識別される口座の保有者の情報が「利用者#1」であり、口座残高が「7,800円」である例を示す。
【0049】
(スタンプカード情報データベース32について)
スタンプカード情報データベース32は、事業者(店舗)が設定したスタンプカードに関する各種の情報を記憶する。ここで、
図5を用いて、スタンプカード情報データベース32が記憶する情報の一例を説明する。
図5は、実施形態に係るスタンプカード情報データベースの一例を示す図である。
図5の例において、スタンプカード情報データベース32は、「事業者ID」、「カード情報」といった項目を有する。
【0050】
「事業者ID」は、スタンプカードの設定を行った事業者(言い換えると、スタンプカードに紐付けられる事業者)を識別するための識別情報を示す。「カード情報」は、事業者が設定したいスタンプカードに関する情報を示し、「カードID」、「付与条件」、「提供条件」、「特典内容」といった項目を有する。「カードID」は、スタンプカードを識別するための識別情報を示す。「付与条件」は、スタンプカードにスタンプが付与される条件(例えば、決済金額が何円以上でスタンプを1個付与、決済金額の何円ごとにスタンプを1個付与など)を示す。「提供条件」は、特典を提供する条件(例えば、スタンプが何個付与されたときに特典を提供)を示す。「特典内容」は、提供条件を満たした利用者に提供される特典の内容を示す。
【0051】
すなわち、
図5では、事業者ID「MID#1」により識別される事業者により設定されたスタンプカードがカードID「CID#1」により識別され、スタンプの付与条件が「付与条件#1」、特典の提供条件が「提供条件#1」、特典の内容が「特典内容#1」である例を示す。
【0052】
(利用者情報データベース33について)
利用者情報データベース33は、決済サーバ10が提供する電子決済サービスの利用者に関する各種の情報を記憶する。ここで、
図6を用いて、利用者情報データベース33が記憶する情報の一例を説明する。
図6は、実施形態に係る利用者情報データベースの一例を示す図である。
図6の例において、利用者情報データベース33は、「利用者ID」、「決済履歴」、「利用履歴」、「スタンプ付与状況」といった項目を有する。
【0053】
「利用者ID」は、利用者を識別するための識別情報を示す。「決済履歴」は、電子決済サービスを利用して行った決済の履歴を示し、例えば、決済先や、決済金額などといった情報が格納される。「利用履歴」は、電子決済サービスやその他の各種サービスの利用履歴を示す。「スタンプ付与状況」は、利用者が所有するスタンプカードに付与されたスタンプに関する情報を示し、例えば、「カードID」、「スタンプ数」などといった項目を有する。「カードID」は、利用者が所有するスタンプカードを識別するための識別情報を示す。「スタンプ数」が、スタンプカードに付与されたスタンプの数を示す。
【0054】
すなわち、
図6では、利用者ID「UID#1」によって識別される利用者の決済履歴が「決済履歴#1」、利用履歴が「利用履歴#1」、「CID#1」により識別されるスタンプカードを所有し、当該スタンプカードに付与されたスタンプの数が「4」である例を示す。
【0055】
(制御部40について)
制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、決済サーバ10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、
図3に示すように、受付部41と、決済処理部42と、付与部43と、提供部44と、通知部45と、配信部46とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
【0056】
(受付部41について)
受付部41は、店舗に対する決済であって、利用者が利用する利用者端末を用いる決済に関する決済情報を受け付ける。また、受付部41は、店舗を識別する店舗識別情報を含む決済情報を受け付ける。例えば、
図1の例において、受付部41は、店舗識別情報C1が示す店舗Aの店舗IDと、利用者U1が入力した決済金額と、利用者U1の利用者IDとを含む決済情報を利用者端末100から受け付ける。
【0057】
なお、受付部41は、決済情報を事業者端末200から受け付けてもよい。例えば、受付部41は、利用者端末100に表示された、利用者を識別するための利用者識別情報を、事業者端末200(店舗端末)が読み取ることで決済が行われた場合、当該決済を示す決済情報を事業者端末200から受け付ける。
【0058】
また、受付部41は、所定の店舗で提供される取引対象の提供要求であって、利用者端末を用いる所定の決済手段を提供する所定のプラットフォームを介して利用者により行われる提供要求に関する決済情報を受け付けてもよい。例えば、受付部41は、利用者端末100にインストールされた決済アプリ内の事前注文サービスを介して、店舗で提供される商品の提供要求に関する決済情報を受け付ける。
【0059】
また、受付部41は、電子化されたスタンプカードに関する設定を、利用者に取引対象を提供する提供者(事業者)から受け付けてもよい。例えば、
図1の例において、受付部41は、スタンプカードに関する設定を入力するための画面(コンテンツ)を事業者端末200に表示させ、当該画面に入力された情報を受け付け、スタンプカード情報データベース32に格納する。
【0060】
ここで、
図7を用いて、スタンプカードに関する設定を入力するための設定画面が事業者端末200に表示される例、並びに、当該画面において入力された設定に基づくスタンプカードが利用者端末100に表示される例を説明する。
図7は、実施形態に係る事業者端末及び利用者端末の画面の一例を示す図である。なお、
図7では、店舗Dの事業者が設定画面に対し情報の入力を行うものとする。
【0061】
まず、スタンプカードに関する設定を入力するための設定画面について説明する。
図7に示すように、事業者端末200は、設定画面として画面SC21を表示する。例えば、事業者端末200は、スタンプカードにスタンプを付与する付与条件を入力するための領域AR21−AR23と、特典を提供する提供条件及び特典の内容を入力するための領域AR24と、新たな提供条件及び特典の内容の入力を指示するための領域AR25と、領域AR25の選択に応じて表示する領域AR26とを含む画面SC21を表示する。
【0062】
具体的な例を挙げると、事業者端末200は、付与条件として、決済金額が何円以上でスタンプを1個付与、若しくは、決済金額の何円ごとにスタンプを1個付与のいずれかを選択し、スタンプを付与する基準となる金額を入力するための領域AR21を表示する。
【0063】
また、事業者端末200は、決済アプリ内で起動するアプリケーションにおいて提供するサービスであって、店舗Dの情報配信に関するサービスにおいて店舗Dをフォローしている利用者(フォロワー)にのみスタンプを付与するか否かを指定するための領域AR22を表示する。なお、事業者端末200は、フォロワーに対してのみスタンプがより多く付与されるような設定を受け付けてもよい。
【0064】
また、事業者端末200は、スタンプを付与する対象となる利用者の条件(電子決済サービスにおける利用者のランク)を入力するための領域AR23を表示する。例えば、事業者端末200は、店舗Dに対する電子決済を用いた決済金額の総額や、店舗Dに対して電子決済を行った回数、店舗Dに紐付けられるスタンプカードに付与されたスタンプの数などに基づき決定される利用者のランク(例えば、付与されたスタンプの数が所定の閾値以上であるヘビーユーザや、付与されたスタンプの数が所定の閾値より少ないであるライトユーザ)の入力を受け付ける。なお、事業者端末200は、ランクがヘビーユーザである利用者に対してのみスタンプがより多く付与されるような設定や、ランクがライトユーザである利用者に対してのみスタンプがより多く付与されるような設定などを受け付けてもよい。
【0065】
また、事業者端末200は、特典を提供する提供条件となるスタンプの数(達成個数)や、特典種別(例えば、店舗Dにおいて提供される物品や、所定金額のキャッシュバック)、特典名称を入力するための領域AR24を表示する。さらに、事業者端末200は、特典種別として物品が指定された場合に、当該物品の売値換算額の入力を受け付け、特典種別としてキャッシュバックが指定された場合に、店舗Dへの決済金額に対するキャッシュバックの率、若しくは、キャッシュバックの額(固定額)の入力を受け付ける。
【0066】
また、事業者端末200は、領域AR25が選択された場合、新たな提供条件及び特典の内容を入力するための領域AR26をさらに表示し、情報の入力を受け付ける。すなわち、事業者端末200は、一のスタンプカードに対し複数の特典の設定を受け付け可能とする。以下、領域AR24に入力された情報に基づく特典を「第1の特典」、領域AR26に入力された情報に基づく特典を「第2の特典」と記載する場合がある。
【0067】
なお、受付部41が受け付けるスタンプカードに関する設定は、画面SC21に示したものに限らず、任意の設定を受け付けてもよい。例えば、受付部41は、電子決済が行われる日時に応じてより多く付与されるような設定を受け付けてもよい。また、受付部41は、スタンプの有効期間を受け付けてもよい。
【0068】
また、受付部41は、店舗で提供される所定の取引対象の購入を、スタンプの付与条件として受け付けてもよい。このような場合、受付部41は、まず、スタンプの付与の対象とする取引対象を示す情報(例えば、取引対象に添付されるバーコードが示す取引対象識別情報)をスタンプの付与条件として受け付け、スタンプカード情報データベース32に格納する。そして、受付部41は、決済の対象である取引対象を識別する取引対象識別情報を含む決済情報を受け付ける。具体的な例を挙げると、受付部41は、商品に添付されるバーコードが示す商品IDを受け付ける。そして、後述する付与部43は、商品IDが示す商品が、スタンプの付与条件として設定された商品である場合にスタンプを付与する。
【0069】
なお、受付部41は、店舗が利用する店舗端末により読み取られる取引対象識別情報を含む決済情報を受け付けてもよい。例えば、利用者端末100に表示される利用者識別情報を店舗端末(POS端末等)が読み取ることにより実現される決済が行われる場合、受付部41は、店舗端末がバーコードリーダ等で読み取った利用者識別情報と、商品のバーコードが示す商品IDとを含む決済情報を受け付ける。
【0070】
次に、画面SC21に入力された情報に基づくスタンプカードに関する情報が利用者端末100に表示される例について説明する。
図7に示すように、利用者端末100は、利用者からの所定の操作(例えば、
図2に示すAR12に表示されるコンテンツに対する選択操作)に応じて、店舗Dに紐付けられるスタンプカードに関する情報を示す画面SC22を表示する。例えば、利用者端末100は、電子化されたスタンプカードを表示する領域AR27と、第1の特典の提供条件及び第1の特典の内容を表示する領域AR28と、第2の特典の提供条件及び第2の特典の内容を表示する領域AR29と、スタンプの付与条件を表示する領域AR30とを含む画面SC22を表示する。
【0071】
具体的な例を挙げると、利用者端末100は、利用者端末100は、領域AR27において、第1の特典の提供条件(スタンプ3個)を視覚化するためのアイコンIC21と、第2の特典の提供条件(スタンプ8個)を視覚化するためのアイコンIC22とをスタンプカードに表示させる。
【0072】
また、利用者端末100は、画面SC21の領域AR24に入力された情報に基づく情報を領域AR28に表示する。また、利用者端末100は、画面SC21の領域AR26に入力された情報に基づく情報を領域AR29に表示する。また、利用者端末100は、画面SC21の領域AR21−AR23に入力された情報に基づく情報を領域AR30に表示する。
【0073】
なお、領域AR27に示すスタンプカード(以下、「第1のスタンプカード」と記載する場合がある)に8個のスタンプが付与された場合(すなわち、スタンプカードの押印欄が全て埋まった場合)、受付部41は、店舗Dに紐付けられる新たなスタンプカード(以下、「第2のスタンプカード」と記載する場合がある)を利用者に対し発行してもよい。ここで、第2のスタンプカードにより提供される特典の内容及び特典の提供条件は、第1のスタンプカードと同一でもよく、異なるもの(例えば、第1のスタンプカードによる特典よりもより高額の物品や、より高額のキャッシュバックが設定された特典)でもよい。言い換えると、受付部41は、第1のスタンプカードの設定に関する情報とは別に、第2のスタンプカードの設定に関する情報を事業者から受け付け、受け付けた情報に基づいて第2のスタンプカードを発行してもよい。第2のスタンプカード以降に発行されるスタンプカードについても同様である。
【0074】
また、後述する付与部43は、店舗Dに紐付けられるスタンプカードを新たに発行した回数に基づいて決定される利用者のランクに応じてスタンプを付与してもよい。具体的な例を挙げると、付与部43は、第1のスタンプカードにスタンプを付与する場合よりも、第2のスタンプカードに付与する場合の方がスタンプの数の方が多くなるようにしてもよい。
【0075】
(決済処理部42について)
決済処理部42は、受付部41が受け付けた決済情報に従い、決済処理を実行する。例えば、
図1の例において、決済処理部42は、利用者IDが示す利用者U1の口座から、店舗IDが示す店舗Aの口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。
【0076】
(付与部43について)
付与部43は、店舗に紐付けられる電子化されたスタンプカードであって、利用者が所有するスタンプカードに対し、受付部41により受け付けられた決済情報に基づいてスタンプを付与する。例えば、
図1の例において、付与部43は、スタンプカード情報データベース32及び利用者情報データベース33を参照し、利用者U1が所有するスタンプカードのうち、店舗Aに紐付けられたスタンプカードに対し、事業者M1が設定したスタンプの付与条件と、決済金額とに基づいてスタンプを付与する。
【0077】
また、付与部43は、利用者がスタンプカードを所有していない場合は、スタンプカードを発行してスタンプを付与してもよい。例えば、
図1の例において、利用者U1が店舗Aに紐付けられたスタンプカードを所有していない場合、付与部43は、利用者U1に対してスタンプカードを新たに発行し、発行したスタンプカードに対してスタンプを付与する。
【0078】
また、付与部43は、利用者が所有するスタンプカードのうち、店舗識別情報に紐付けられるスタンプカードに対してスタンプを付与してもよい。例えば、
図1の例において、付与部43は、店舗識別情報C1が示す店舗Aに紐付けられるスタンプカードに対してスタンプを付与する。
【0079】
また、付与部43は、利用者が所有するスタンプカードのうち、店舗を含む所定の店舗群に紐付けられるスタンプカードに対してスタンプを付与してもよい。例えば、利用者が、所定の関連性を有する複数の店舗(例えば、系列店や、チェーン店、フランチャイズ店など)のいずれかの店舗において決済を行った場合、付与部43は、当該複数の店舗に紐付けられる一のスタンプカードにスタンプを付与する。
【0080】
また、付与部43は、決済情報が示す決済金額に応じてスタンプを付与してもよい。例えば、
図1の例において、付与部43は、事業者M1が設定したスタンプの付与条件と、決済金額とに基づいてスタンプを付与する。
【0081】
また、付与部43は、店舗に対する利用者端末を用いる決済の履歴が示す決済金額と、決済情報が示す決済金額との総額に応じてスタンプを付与してもよい。例えば、付与部43は、受付部41が受け付けた決済情報が示す決済金額と、当該決済情報が示す決済先の店舗に対する利用者の決済履歴が示す決済金額とに応じてスタンプを付与する。具体的な例を挙げると、店舗のスタンプの付与条件が、「決済金額1000円ごとに1個スタンプ付与」と設定され、当該店舗に対する利用者の前回の決済金額が800円であり、当該利用者から受付部41が新たに受け付けた当該店舗に対する決済金額が1200円である場合、付与部43は、前回の決済金額800円と、今回の決済金額1200円との総額2000円に基づき、当該利用者にスタンプを2個付与する。
【0082】
また、付与部43は、取引対象識別情報が所定の取引対象を示す場合は、スタンプカードにスタンプを付与してもよい。例えば、所定の商品の購入がスタンプの付与条件として設定されている場合、付与部43は、受付部41が受け付けた決済情報が示す商品IDが当該所定の商品に対応する場合にスタンプを付与する。
【0083】
また、付与部43は、決済が行われる日時に応じてスタンプを付与してもよい。例えば、事業者が設定した所定の日時に決済が行われる場合、付与部43は、他の日時に行われる場合よりもスタンプを多く付与する。
【0084】
また、付与部43は、決済情報と、利用者に関する利用者情報とに基づいてスタンプを付与してもよい。例えば、付与部43は、決済先の店舗に対する利用者の決済の履歴(例えば、店舗に対する決済金額の総額や、店舗に対して行った電子決済の回数)に基づいて決定される利用者のランクに応じてスタンプを付与する。
【0085】
また、付与部43は、利用者端末を用いる所定の決済手段を提供する所定のプラットフォームであって、当該所定の決済手段が利用可能な店舗に関する情報を配信する所定のプラットフォームにおいて店舗をフォローしているか否かに応じてスタンプを付与してもよい。例えば、付与部43は、決済アプリ内で起動するアプリケーションにおいて提供するサービスであって、店舗の情報配信に関するサービスにおいて決済先の店舗を利用者がフォローしているか否かに応じてスタンプを付与する。
【0086】
また、付与部43は、スタンプカードに付与済みのスタンプの数に応じてスタンプを付与してもよい。例えば、付与部43は、店舗に紐付けられるスタンプカードに付与されたスタンプの数に基づき決定される利用者のランクに応じてスタンプを付与する。
【0087】
また、付与部43は、店舗により設定された条件に応じてスタンプを付与してもよい。例えば、付与部43は、受付部41が店舗から受け付けたスタンプカードに関する設定に応じてスタンプを付与する。
【0088】
(提供部44について)
提供部44は、付与部43により付与されたスタンプを示す情報を利用者に提供する。例えば、
図1の例において、提供部44は、店舗Aに紐付けられたスタンプカードに対して付与されたスタンプに関する情報を利用者端末100に提供し、画面に表示させる。
【0089】
また、提供部44は、付与部43により付与されたスタンプの数が所定の条件を満たす場合は、店舗に関する所定の特典を前記利用者に提供してもよい。例えば、
図1の例において、スタンプカード情報データベース32及び利用者情報データベース33を参照し、利用者U1に付与されたスタンプにより提供条件を満たす場合、提供部44は、利用者U1に対し店舗Aが設定した特典を提供し、特典を提供した旨を示す画面SC2を利用者端末100に表示させる。一方、特典を提供する提供条件を満たさない場合、決済サーバ10は、店舗Aに紐付けられたスタンプカードに対して付与されたスタンプに関する情報(例えば、スタンプに付与済みのスタンプの数)を示す画面SC1を表示させる。
【0090】
また、提供部44は、スタンプカードに付与済みのスタンプの数に応じた特典を提供してもよい。例えば、
図7に示すように、一のスタンプカードに対し複数の特典が設定されている場合、提供部44は、スタンプカードに付与済みのスタンプの数がいずれかの特典の提供条件を満たした際に対応する特典を提供する。
【0091】
また、提供部44は、スタンプカードに付与されたスタンプの数が店舗により設定された条件を満たす場合は、所定の特典を利用者に提供してもよい。例えば、
図1の例において、提供部44は、店舗Aに紐付けられたスタンプカードに付与されたスタンプの数が、店舗Aの事業者M1により設定された提供条件を満たす場合、提供部44は、利用者U1に特典を提供する。
【0092】
また、提供部44は、スタンプカードに付与されたスタンプの数が所定の条件を満たす場合は、店舗により設定された特典を利用者に提供してもよい。例えば、
図1の例において、店舗Aに紐付けられたスタンプカードに付与されたスタンプの数が特典の提供条件を満たす場合、提供部44は、店舗Aの事業者M1により設定された特典を利用者U1に提供する。
【0093】
(通知部45について)
通知部45は、所定の条件を満たすまでに要するスタンプの数が所定の閾値以下である場合に、所定の条件が達成間近である旨の情報を利用者に通知する。例えば、
図1の例において、提供部44は、スタンプカード情報データベース32及び利用者情報データベース33を参照し、特典の提供条件を満たすまでに要するスタンプの数が所定の閾値以下であるスタンプカードを利用者U1が所有している場合、提供部44は、提供条件が達成間近である旨の通知を利用者端末100に表示させる。
【0094】
また、通知部45は、スタンプカードに対して付与済みのスタンプに設定された有効期限に応じた情報を利用者に通知してもよい。例えば、通知部45は、スタンプに設定された有効期限までの期間に応じた情報を利用者に通知する。具体的な例を挙げると、現時点からスタンプの有効期限までの期間が所定の閾値以下であるスタンプカードを利用者が所有している場合、提供部44は、当該スタンプカードを示す情報を通知する。
【0095】
また、通知部45は、スタンプカードに対してスタンプを付与するための条件を示す情報を利用者に通知してもよい。例えば、通知部45は、スタンプの付与条件として設定された決済金額や取引対象などを示す情報を通知する。
【0096】
なお、通知部45は、情報の優先度に基づいて情報を利用者に通知してもよい。例えば、通知部45は、利用者の現在位置からより近い位置に所在する店舗に紐付けられたスタンプカードに関する情報ほど優先度を高く設定し、利用者の現在位置からより遠い位置に所在する店舗に紐付けられたスタンプカードに関する情報ほど優先度を低く設定し、情報を通知する。また、通知部45は、スタンプに設定された有効期限までの期間が短いスタンプカードに関する情報ほど優先度を高く設定し、スタンプに設定された有効期限までの期間が長いスタンプカードに関する情報ほど優先度を低く設定し、情報を通知する。
【0097】
(配信部46について)
配信部46は、利用者が所有するスタンプカードであって、利用者端末を用いる所定の決済手段が利用可能な店舗に紐付けられる電子化されたスタンプカードに関するカード情報を、所定の決済手段を提供する所定のプラットフォームを介して利用者に配信する。例えば、
図1の例において、配信部46は、利用者U1が所有する各スタンプカードに付与されたスタンプの数や、提供される特典の内容などを示すコンテンツを、決済アプリを介して利用者端末100に配信する。
【0098】
また、配信部46は、カード情報を配信する優先度であって、利用者が所有するスタンプカードに付与済みのスタンプの数に基づく優先度に基づいてカード情報を配信してもよい。例えば、配信部46は、付与済みのスタンプの数が多いスタンプカードほど優先度を高く設定し、付与済みのスタンプの数が少ないスタンプカードほど優先度を低く設定し、カード情報を配信する。また、配信部46は、特典の提供条件を満たすまでに要するスタンプの数が少ないスタンプカードほど優先度を高く設定し、特典の提供条件を満たすまでに要するスタンプの数が多いスタンプカードほど優先度を高く設定し、カード情報を配信する。
【0099】
また、配信部46は、カード情報を配信する優先度であって、利用者が所有するスタンプカードに付与済みのスタンプに設定された有効期限に基づく優先度に基づいてカード情報を配信してもよい。例えば、配信部46は、スタンプの有効期限が早いスタンプカードほど優先度を高く設定し、有効期限が遅いスタンプカードほど優先度を低く設定し、カード情報を配信する。また、例えば、配信部46は、現時点からスタンプに設定された有効期限までの残りの期間が短いスタンプカードほど優先度を高く設定し、残りの期間が長いスタンプカードほど優先度を低く設定し、カード情報を配信する。
【0100】
また、配信部46は、カード情報を配信する優先度であって、利用者が所有するスタンプカードに紐付けられた店舗の所在地と、利用者の所在地との位置関係に基づく優先度に基づいてカード情報を配信してもよい。例えば、配信部46は、利用者の現在位置からより近い位置に所在する店舗に紐付けられたスタンプカードほど優先度を高く設定し、利用者の現在位置からより遠い位置に所在する店舗に紐付けられたスタンプカードほど優先度を低く設定し、カード情報を配信する。また、配信部46は、利用者の拠点(例えば、自宅や、勤務先、通勤先)からより近い位置に所在する店舗に紐付けられたスタンプカードほど優先度を高く設定し、利用者の拠点からより遠い位置に所在する店舗に紐付けられたスタンプカードほど優先度を低く設定し、カード情報を配信する。
【0101】
なお、配信部46がカード情報を配信する優先度は上述の例に限定されない。例えば、配信部46は、利用者の嗜好に基づく優先度でカード情報を配信してもよい。具体的な例を挙げると、配信部46は、利用者の属性(デモグラフィック属性、サイコグラフィック属性)に対応する店舗に紐付けられたスタンプカードほど優先度を高く設定し、利用者の属性に対応しない店舗に紐付けられたスタンプカードほど優先度を低く設定し、カード情報を配信する。
【0102】
〔3.提供処理のフロー〕
図8を用いて、実施形態に係る決済サーバ10の提供処理の手順について説明する。
図8は、実施形態に係る提供処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【0103】
図8に示すように、決済サーバ10は、店舗に対する決済であって、利用者が利用する利用者端末を用いる決済に関する決済情報を受け付ける(ステップS101)。続いて、決済サーバ10は、店舗が設定したスタンプの付与条件と、決済情報とに基づいて、スタンプを付与するか否かを判定する(ステップS102)。スタンプを付与しないと判定した場合(ステップS102;No)、決済サーバ10は、決済情報に基づく決済処理を実行し、処理を終了する。
【0104】
一方、スタンプを付与すると判定した場合(ステップS102;Yes)、決済サーバ10は、店舗に紐付けられたスタンプカードが利用者に対して発行済みであるか否かを判定する。発行済みであると判定した場合(ステップS103;Yes)、決済サーバ10は、決済情報に基づく決済処理を実行し、スタンプカードにスタンプを付与する(ステップS104)。発行済みではないと判定した場合(ステップS103;No)、決済サーバ10は、決済情報に基づく決済処理を実行するとともに利用者に対してスタンプカードを発行し、発行したスタンプカードにスタンプを付与する(ステップS105)。
【0105】
続いて、決済サーバ10は、スタンプカードに付与されたスタンプの数が、特典を提供するための所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS106)。所定の条件を満たさないと判定した場合(ステップS106;No)、決済サーバ10は、処理を終了する。一方、所定の条件を満たすと判定した場合(ステップS106;Yes)、決済サーバ10は、店舗に関する所定の特典を利用者に提供し(ステップS107)、処理を終了する。
【0106】
〔4.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
【0107】
〔4−1.決済の手法について〕
上述の実施形態において、付与部43が、実店舗に設置されたQRコードを利用者端末100が読み取ることにより実現される決済に関する決済情報に基づきスタンプを付与する例を示したが、付与部43の機能はこのような例に限定されない。例えば、付与部43は、利用者端末100に表示される利用者識別情報を店舗端末が読み取ることにより実現される決済に関する決済情報に基づきスタンプを付与してもよい。
【0108】
また、付与部43は、事前注文サービスにおける店舗への決済に関する決済情報に基づきスタンプを付与してもよい。例えば、付与部43は、決済アプリ内で起動するアプリケーションにおいて提供される事前注文サービスにおける決済に関する決済情報に基づきスタンプを付与する。
【0109】
また、付与部43は、実店舗に対する決済に限らず、電子商取引サービスでの取引対象に対する決済(すなわち、オンライン決済)に関する決済情報に基づきスタンプを付与してもよい。例えば、付与部43は、決済アプリ内で起動するアプリケーションにおいて提供される電子商取引サービスにおける決済に関する決済情報に基づきスタンプを付与する。
【0110】
〔4−2.特典の原資について〕
上述の提供部44が提供する特典の原資は、店舗から提供されるものでもよく、決済サーバ10の管理者から提供されるものであってもよい。例えば、提供部44は、まず店舗が原資のすべてを負担する特典を提供し、当該店舗における電子決済の利用状況に応じて、原資の少なくとも一部に該当する額を決済サーバ10の管理者が負担する特典を提供してもよい。
【0111】
〔4−3.提供処理システム1の構成について〕
上述の実施形態において、提供処理システム1に含まれる決済サーバ10が、スタンプカードに関する設定を店舗から受け付け、利用者が所有するスタンプカードに関する情報を管理する例を示したが、提供処理システム1の構成はこのような例に限定されない。例えば、スタンプカードに関する設定を店舗から受け付けるサーバと、利用者が所有するスタンプカードに関する情報を管理するサーバとは、それぞれ異なるサーバであってもよく、それぞれ異なるシステムに属するサーバであってもよい。
【0112】
〔4−4.処理態様について〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0113】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0114】
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0115】
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る決済サーバ10は、受付部41と、決済処理部42と、付与部43と、提供部44と、通知部45と、配信部46とを有する。受付部41は、店舗に対する決済であって、利用者が利用する利用者端末を用いる決済に関する決済情報を受け付ける。また、受付部41は、店舗を識別する店舗識別情報を含む決済情報を受け付ける。決済処理部42は、受付部41が受け付けた決済情報に従い、決済処理を実行する。付与部43は、店舗に紐付けられる電子化されたスタンプカードであって、利用者が所有するスタンプカードに対し、受付部41により受け付けられた決済情報に基づいてスタンプを付与する。また、付与部43は、利用者が所有するスタンプカードのうち、店舗識別情報に紐付けられるスタンプカードに対してスタンプを付与する。また、付与部43は、利用者が所有するスタンプカードのうち、店舗を含む所定の店舗群に紐付けられるスタンプカードに対してスタンプを付与する。提供部44は、付与部43により付与されたスタンプを示す情報を利用者に提供する。また、提供部44は、付与部43により付与されたスタンプの数が所定の条件を満たす場合は、店舗に関する所定の特典を前記利用者に提供する。通知部45は、所定の条件を満たすまでに要するスタンプの数が所定の閾値以下である場合に、所定の条件が達成間近である旨の情報を利用者に通知する。配信部46は、利用者が所有するスタンプカードであって、利用者端末を用いる所定の決済手段が利用可能な店舗に紐付けられる電子化されたスタンプカードに関するカード情報を、所定の決済手段を提供する所定のプラットフォームを介して利用者に配信する。
【0116】
これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、利用者が所定の媒体に印刷されたスタンプカードを持ち歩くことなく、電子決済に応じてスタンプを自動的に付与することができるため、利用者の利便性を向上させることができる。
【0117】
また、実施形態に係る決済サーバ10において、例えば、付与部43は、利用者がスタンプカードを所有していない場合は、スタンプカードを発行してスタンプを付与する。また、付与部43は、決済情報が示す決済金額に応じてスタンプを付与する。また、付与部43は、店舗に対する利用者端末を用いる決済の履歴が示す決済金額と、決済情報が示す決済金額との総額に応じてスタンプを付与する。また、付与部43は、また、付与部43は、決済が行われる日時に応じてスタンプを付与する。また、付与部43は、決済情報と、利用者に関する利用者情報とに基づいてスタンプを付与する。また、付与部43は、利用者端末を用いる所定の決済手段を提供する所定のプラットフォームであって、当該所定の決済手段が利用可能な店舗に関する情報を配信する所定のプラットフォームにおいて店舗をフォローしているか否かに応じてスタンプを付与する。また、付与部43は、スタンプカードに付与済みのスタンプの数に応じてスタンプを付与する。また、付与部43は、店舗により設定された条件に応じてスタンプを付与する。
【0118】
これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、利用者の決済の内容や、利用者に関する情報、店舗が設定した条件などに応じてスタンプを柔軟に付与することができるため、スタンプカードを提供する店舗の利便性を向上させることができる。
【0119】
また、実施形態に係る決済サーバ10において、例えば、受付部41は、決済の対象である取引対象を識別する取引対象識別情報を含む決済情報を受け付ける。そして、付与部43は、取引対象識別情報が所定の取引対象を示す場合は、スタンプカードにスタンプを付与する。また、受付部41は、店舗が利用する店舗端末により読み取られる取引対象識別情報を含む決済情報を受け付ける。
【0120】
これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、所定の商品を利用者が購入した場合にでもスタンプを付与することができるため、スタンプカードを提供する店舗の利便性を向上させることができる。
【0121】
また、実施形態に係る決済サーバ10において、例えば、提供部44は、スタンプカードに付与済みのスタンプの数に応じた特典を提供する。また、提供部44は、スタンプカードに付与されたスタンプの数が店舗により設定された条件を満たす場合は、所定の特典を利用者に提供する。また、提供部44は、スタンプカードに付与されたスタンプの数が所定の条件を満たす場合は、店舗により設定された特典を利用者に提供する。
【0122】
これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、スタンプに応じた特典や、店舗が設定した条件に基づく特典を利用者に提供することができるため、スタンプカードを提供する店舗の利便性を向上させることができる。
【0123】
また、実施形態に係る決済サーバ10において、例えば、通知部45は、スタンプカードに対して付与済みのスタンプに設定された有効期限に応じた情報を利用者に通知する。また、通知部45は、スタンプカードに対してスタンプを付与するための条件を示す情報を利用者に通知する。
【0124】
これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、利用者に対してスタンプカードの利用を想起させることができるため、スタンプカードによる店舗への誘因効果を高めることができる。
【0125】
また、実施形態に係る決済サーバ10において、例えば、配信部46は、カード情報を配信する優先度であって、利用者が所有するスタンプカードに付与済みのスタンプの数に基づく優先度に基づいてカード情報を配信する。また、配信部46は、カード情報を配信する優先度であって、利用者が所有するスタンプカードに付与済みのスタンプに設定された有効期限に基づく優先度に基づいてカード情報を配信する。また、配信部46は、カード情報を配信する優先度であって、利用者が所有するスタンプカードに紐付けられた店舗の所在地と、利用者の所在地との位置関係に基づく優先度に基づいてカード情報を配信する。
【0126】
これにより、実施形態に係る決済サーバ10は、有用なカード情報を優先的に配信することができるため、利用者の利便性を向上させることができる。
【0127】
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る決済サーバ10は、例えば、
図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、決済サーバ10を例に挙げて説明する。
図9は、決済サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0128】
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0129】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0130】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
【0131】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0132】
例えば、コンピュータ1000が決済サーバ10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。また、HDD1400には、決済サーバ10の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0133】
〔7.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0134】
また、上述した決済サーバ10は、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
【0135】
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受付部は、受付手段や受付回路に読み替えることができる。
【解決手段】提供装置システムにおいて、決済サーバ10は、店舗に対する決済であって、利用者が利用する利用者端末を用いる決済に関する決済情報を受け付ける受付部41と、店舗に紐付けられる電子化されたスタンプカードであって、利用者が所有するスタンプカードに対し、受付部41により受け付けられた決済情報に基づいてスタンプを付与する付与部43と、付与部43により付与されたスタンプを示す情報を利用者に提供する提供部44と、を有する。