(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
表示のために、ファイル管理システムによって維持されているファイルのフォルダを管理するために、ユーザのグループに対して共同コンテンツ管理インターフェースを提供することであって、前記共同コンテンツ管理インターフェースは、前記フォルダ内の個別のファイルそれぞれについてのグラフィック要素を備える、ことと、
1つ以上のサーバを含む共同コンテンツ管理システムによって、前記共同コンテンツ管理インターフェース内の指示された位置にヘッダを追加するためのユーザ入力を検出することと、
前記検出されたユーザ入力に応じて、前記共同コンテンツ管理インターフェース内の少なくとも1つのグラフィック要素の上にある前記指示された位置に前記ヘッダを生成することと、
前記共同コンテンツ管理インターフェース内の前記指示された位置に前記ヘッダを生成したことに応じて、前記ファイル管理システムに、
前記ファイル管理システムによって維持されている前記フォルダ内に、前記共同コンテンツ管理インターフェース内に生成された前記ヘッダに対応するサブフォルダを生成させ、
前記共同コンテンツ管理インターフェース内の前記少なくとも1つのグラフィック要素に対応するファイルを、前記ファイル管理システム内に生成された前記サブフォルダに移動させる、ことと、
を備える方法。
前記第2の位置から前記共同コンテンツ管理インターフェース内の第3の位置へと前記第2のヘッダを移動させるための第3のユーザ入力を検出することであって、前記第3の位置は前記指示された位置の下にある、ことと、
前記共同コンテンツ管理インターフェース内の前記第2の位置から前記第3の位置へと前記第2のヘッダを移動させるための前記検出された第3のユーザ入力に基づいて、
前記共同コンテンツ管理インターフェース内の前記第2の位置から前記第3の位置へと前記第2のヘッダを移動させる、及び、
前記ファイル管理システムに、前記共同コンテンツ管理インターフェース内の前記指示された位置の上にあり及び前記第2の位置の下にあるグラフィック要素に対応するファイルを、前記第2のサブフォルダから削除させることと、
をさらに含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
前記共同コンテンツ管理インターフェースに前記ヘッダを追加するための前記ユーザ入力を検出することは、前記ヘッダの名前についてのテキスト入力を受信することを含む、請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
前記ファイル管理システムに前記サブフォルダを生成させることは、前記ファイル管理システムに前記ヘッダの名前と一致するように前記サブフォルダに名前をつけさせることを含む、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
複数のサブフォルダを識別するために前記フォルダを分析することに基づいて、前記共同コンテンツ管理インターフェース内に表示するために、前記ファイル管理システムによって維持されている前記フォルダ内の前記サブフォルダの数と等しい複数のヘッダを生成することをさらに含み、各ヘッダは異なるサブフォルダに対応する、請求項1から10のいずれか1項に記載の方法。
前記サブフォルダ内に含まれる任意のファイルを識別するために、前記ファイル管理システムによって維持されている前記フォルダ内の前記サブフォルダを分析することと、
前記共同コンテンツ管理インターフェース内に表示するために、前記サブフォルダ内に含まれる各ファイルについてのグラフィック要素を与えることであって、各グラフィック要素は、個別の前記ファイルが含まれる前記サブフォルダに対応する前記共同コンテンツ管理インターフェース内の前記ヘッダの下に提示される、ことと、
をさらに含む、請求項1から12のいずれか1項に記載の方法。
前記ファイル管理システムから、ファイルが、前記ファイル管理システムによって維持されている前記フォルダ内のサブフォルダから削除されたという通知を受信することと、
前記ファイルが削除されたという前記通知に応じて、削除された前記ファイルに対応するグラフィック要素を、前記共同コンテンツ管理インターフェースから削除することと、
をさらに含む、請求項1から13のいずれか1項に記載の方法。
前記サブフォルダが削除されたという通知に応じて、前記共同コンテンツ管理インターフェース内から、前記削除されたサブフォルダ内に含まれていたファイルに対応する任意のグラフィック要素を削除することをさらに含む、請求項1から16のいずれか1項に記載の方法。
前記共同コンテンツ管理インターフェースは、前記ファイル管理システム内の複数の入れ子にされたサブフォルダ内のファイルに対応するグラフィック要素の単一ウィンドウビューを含む、請求項1から17のいずれか1項に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本明細書で記述される1つ又は複数の実施形態は利益を提供し、単一のユーザインターフェース内でヘッダとして入れ子にされたサブフォルダのビューを提示するために、共同コンテンツ管理インターフェースを提供する共同コンテンツ管理システムの技術における上記の問題又は他の問題のうちの1つ又は複数を解決する。特に、1つ又は複数の実施形態では、共同コンテンツ管理システムが、ユーザクライアントデバイス経由で表示するための共同コンテンツ管理インターフェースを提供する。共同コンテンツ管理インターフェースは、ファイル管理システムによって維持されるファイルのフォルダを管理するための、ユーザのグループのインターフェースである。さらに、共同コンテンツ管理インターフェースは、フォルダ内の個別のファイルそれぞれを表すためのグラフィック要素を含む。
【0014】
共同コンテンツ管理システムは、共同コンテンツ管理インターフェース内にヘッダを追加するためのユーザ入力を検出する。ユーザ入力に応じて、共同コンテンツ管理システムは共同コンテンツ管理インターフェース内に新しいヘッダを作成し、さらにファイル管理システムに作成されたヘッダに対応するサブフォルダを作成させる。
【0015】
一般的に、共同コンテンツ管理システムはファイル管理システムと連動する。具体的には、共同コンテンツ管理システムは、ファイル管理システムの態様を変更するために、ファイル管理システム「上」にメタデータ層を作成し、ファイル管理システム内では利用できない新しい情報を追加し、ファイル管理システムに固有ではない新しい機能を追加し、ファイル管理システム内に既にある他の機能を保持する。
【0016】
述べたとおり、共同コンテンツ管理インターフェースは、ファイル管理システムの一部ではないか又はファイル管理システム自身がユーザに提示又は提供しない、いくつかの情報、機能、又はデータを含む。例えば、共同コンテンツ管理システムは、ファイル管理システムからのファイル情報に加えて、共同コンテンツ管理インターフェースの活動監視部内だけでなく、コンテンツ管理部内にも表示される追加のコンテクスト情報を含む、共同コンテンツ管理インターフェースの形をとるメタデータ層を生成する。
【0017】
例えば、共同コンテンツ管理インターフェースのコンテンツ管理部は、ファイル管理システムによって維持されるフォルダ内のファイルに対応する(例えば、表現又は描写する)グラフィック要素を含む。コンテンツ管理部は、ファイル管理システムのフォルダ内のサブフォルダに対応するヘッダのような、他の要素も同様に含めることができる。他の要素はウェブサイトへの接続のための要素、クラウド文書、「付箋」の綴り、やることリスト、又はその他を含むことができるが、必ずしも限定されない。
【0018】
コンテンツ管理部は、コンテンツ管理部内で提示される各グラフィック要素に関連するコンテクスト情報をさらに含めることができる。例えば、共同コンテンツ管理システムは、色のついた名前ラベルを含むように、また名前ラベル内のユーザカスタマイズしたファイル詳細を含むように、ユーザが、コンテンツ管理部内のグラフィック要素を編集することを可能にすることができ、さらにユーザがグラフィック要素の大きさを編集すること、などを可能にすることができる。以下でさらに詳しく記述される通り、共同コンテンツ管理インターフェース内で行われる変更のいくつかは、ファイル管理システム内の対応する変更になるのに対し、共同コンテンツ管理インターフェース内の他の変更はファイル管理システムに影響しない。
【0019】
述べたとおり、共同コンテンツ管理インターフェースはまた、活動監視部を含む。共同コンテンツ管理インターフェースの活動監視部内で、共同コンテンツ管理システムは、共同コンテンツ管理インターフェース内で行われるユーザ活動を追跡し、ユーザ活動の各ユーザに通知するためのライブフィード又はテロップを提供する。さらに、共同コンテンツ管理システムは、ユーザが、共同コンテンツ管理インターフェースの活動監視部を介して、ユーザのグループ又はそのグループのサブセットに向けられたメッセージを作成することによって、さらにコミュニケーションすることを可能にする。共同コンテンツ管理システムは、ユーザ活動監視のタイムライン内でそれらが発生するときに表示するための、メッセージを提供する。コンテンツ管理部及び活動監視部を含む共同コンテンツ管理インターフェースに関するさらなる詳細は、以下の図面を参照して提供される。
【0020】
また言及された通り、共同コンテンツ管理システムは、ファイル管理システムによって維持されるファイルのフォルダを管理するために、ユーザのグループのための共同コンテンツ管理インターフェースを生成する。例えば、共同コンテンツ管理システムは、ファイル管理システム内の所定のフォルダの共同コンテンツ管理インターフェースを開始するためにユーザ入力を検出する。共同コンテンツ管理システムは、任意のサブフォルダ及びその中のファイルを識別するために、フォルダを分析して、フォルダ内に含まれるファイルの提示を含む共同コンテンツ管理インターフェースを生成する。特に、共同コンテンツ管理インターフェースは、各ヘッダが異なるサブフォルダに対応する、フォルダ内のサブフォルダの数に合うように、複数のヘッダを含む。共同コンテンツ管理インターフェース内の各ヘッダの下に、共同コンテンツ管理システムは、所定のヘッダに対応するサブフォルダ内に含まれる各ファイルのためのグラフィック要素を提供する。
【0021】
さらに、共同コンテンツ管理システムは、グラフィック要素、ファイル、ヘッダ、及び/又はサブフォルダに対する変更に様々な方法で反応又は応答することができる。いくつかの実施形態では、共同コンテンツ管理システムは、第1のヘッダの下から第2のヘッダの下へグラフィック要素を移動するために共同コンテンツ管理インターフェース内のユーザ入力を検出する。この入力に応じて、共同コンテンツ管理システムは、ファイル管理システムに、移動されたグラフィック要素に対応するファイルを、第1のヘッダに対応するサブフォルダから第2のヘッダに対応するサブフォルダに移動させる。
【0022】
同様に、共同コンテンツ管理システムは、共同コンテンツ管理インターフェース内の第1の位置から共同コンテンツ管理インターフェース内の第2の位置にヘッダを移動するために、ユーザ入力を検出する。このユーザ入力に応じて、共同コンテンツ管理システムは、それに応じて、ファイル管理システムにファイル管理システム内のファイルを移動させる。具体的には、共同コンテンツ管理インターフェース内のヘッダの新しい位置に応じて、共同コンテンツ管理システムはファイル管理システムに、共同コンテンツ管理インターフェース内に描かれたグラフィック要素に一致するように、ファイル管理システム内でファイルを移動させる。例えば、共同コンテンツ管理システムは、ファイル管理システムに、新しい位置でヘッダの下にある任意のグラフィック要素について、対応するファイルをヘッダに対応するサブフォルダに移動させる。同様に、第1の位置でヘッダの下にあったが、第2の位置でヘッダの下にもはや存在しない任意のグラフィック要素に対して、共同コンテンツ管理システムはファイル管理システムに、ヘッダに対応するサブフォルダから対応するファイルを削除させ、グラフィック要素が現在下に存在しているヘッダに対応する任意のサブフォルダにファイルを、又は他に、そのようなヘッダが存在しない場合は、ファイル管理システムによって維持されるフォルダに再配置する。
【0023】
さらに、共同コンテンツ管理システムは、ヘッダを削除するためにユーザ入力を検出する。ヘッダの削除のためのユーザ入力に応じて、共同コンテンツ管理システムは、共同コンテンツ管理インターフェースからヘッダを削除し、ファイル管理システムに削除される前にヘッダの下にあったグラフィック要素に対応するファイルを移動させる。特に、共同コンテンツ管理システムは、ファイル管理システムに、共同コンテンツ管理インターフェース内でグラフィック要素が現在下に存在している異なるヘッダに対応する任意のサブフォルダに、又は他に、そのようなヘッダが存在しない場合、個別のサブフォルダそれぞれを含んでいるフォルダに、ファイルを移動させる。
【0024】
したがって、共同コンテンツ管理インターフェース内の変化の検出に応じて、共同コンテンツ管理システムはファイル管理システムに、同じやり方でファイル管理システム内で変更させる。逆に、同様又は他の実施形態では、共同コンテンツ管理システムはさらに、ファイル管理システム内で検出された変更に、同じやり方で反応する。
【0025】
例えば、これらの実施形態では、共同コンテンツ管理システムがファイル管理システムからユーザ入力の通知を受信する。例えば、いくつかの実施形態では、共同コンテンツ管理システムは、ユーザがファイルを第1のサブフォルダから第2のサブフォルダに移動したファイル管理システムから通知を受信する。通知に応じて、共同コンテンツ管理システムは、再配置されたファイルに対応するグラフィック要素を、第1のサブフォルダに対応する共同コンテンツ管理インターフェース内のヘッダの下から、第2のサブフォルダに対応するヘッダの下に移動する。
【0026】
さらに、共同コンテンツ管理システムは、ユーザがファイル管理システムからファイルを削除したファイル管理システムから通知を受信することができる。この通知を受信することに応じて、共同コンテンツ管理システムは、共同コンテンツ管理インターフェースから削除されたファイルに対応するグラフィック要素を削除又は除去する。
【0027】
同様に、共同コンテンツ管理システムは、ユーザが共同コンテンツ管理インターフェース内に表示されるフォルダ内からサブフォルダを削除したファイル管理システムから通知を受信することができる。ユーザがサブフォルダを削除した通知を受信することに応じて、共同コンテンツ管理システムは、共同コンテンツ管理インターフェースから削除されたサブフォルダに対応するヘッダを削除又は除去し、さらに共同コンテンツ管理インターフェースから削除されたサブフォルダ内に含まれていたファイルに対応する任意のグラフィック要素を削除する。
【0028】
このように、ファイル管理システムによって維持されるフォルダ内のファイルを管理するためにユーザグループに対して使い勝手が良い共同作業空間を提供することによって、共同コンテンツ管理システムは、従来のデジタルコンテンツ管理システムよりもいくつかの長所を提供する。例えば、共同コンテンツ管理システムは、ユーザが複数の異なるサブフォルダに入れ子にされたファイルを介して、簡単にナビゲートすることを可能にする、共同コンテンツ管理インターフェースを提供する。実際、共同コンテンツ管理インターフェースは、ユーザがデジタルコンテンツに容易にアクセスし、編集することができることにより、いくつかのサブフォルダのコンテンツの単一ウィンドウビューを含むことができる。したがって、共同コンテンツ管理システムは同じデジタルコンテンツにアクセスするために、少ないユーザ対話を処理するので、共同コンテンツ管理システムは、従来のデジタルコンテンツ管理システムよりも高速で効率的である。
【0029】
従来のコンテンツ管理システムよりも他の長所として、共同コンテンツ管理システムはユーザの協調及びフィードバックを改善するために、共同コンテンツ管理インターフェース内に活動監視部を提供する。例えば、ユーザが従来のコンテンツ管理システムを使用する特定のファイル又はファイルの一部を議論したい場合、これらのシステムは、ユーザに第3者のアプリケーションへのアクセス、又はそうでない場合、いくつかの他の通信アプリケーションを開くための問い合わせにおいて、ファイルから離れるようナビゲートすることを要求する。一方、共同コンテンツ管理システムは、ユーザにユーザがファイルを操作できるコンテンツ管理部を同時に閲覧しながら、ファイルを議論するのを可能にする、共同コンテンツ管理インターフェース内に活動監視部を提供する。
【0030】
さらに、上記で簡単に言及された通り、共同コンテンツ管理システムは活動監視部を提供するので、共同コンテンツ管理システムはさらに、従来のシステムよりも有益なコンテクスト情報をユーザに提供する。特に、共同コンテンツ管理システムは、共同作業空間のフォルダ内のファイルにユーザが何の変更を行ったかのイベント履歴を見ることができるように、共同コンテンツ管理インターフェース内で明らかになるユーザ活動のタイムラインを提供する。
【0031】
共同コンテンツ管理システムに関するさらなる詳細は、以下に提供される。共同コンテンツ管理システムの記述の至る所で、様々な専門用語が共同コンテンツ管理システムに関連するシステム、方法及びコンピュータ可読媒体を記述するために使用される。したがって、以下では、共同コンテンツ管理システム及び本明細書で提供される開示に関連する用語のいくつかの定義が提供される。
【0032】
本明細書で使用されるように、用語「ユーザ」は、ユーザクライアントデバイスを操作する個人、個人のグループ、会社、又は他のエンティティを指す。特に、ユーザはファイル管理システムによって維持されるファイルのフォルダにアクセスし、フォルダ内の1つの位置から他へファイルを移動し、及び/又はそうで無い場合、フォルダ内のファイルを操作するために、ユーザクライアントデバイスを操作する個人を指し得る。
【0033】
本明細書で使用されるように、用語「ユーザクライアントデバイス」は、ユーザに関連付けられたコンピューティングデバイスを指す。特に、ユーザクライアントデバイスはネットワークと通信し、ユーザ入力を処理し、ユーザへのユーザインターフェースを表示することが可能なコンピューティングデバイスを指すことができる。ユーザクライアントデバイスは、共同コンテンツ管理インターフェースのようなユーザインターフェースを表示又は提示することが可能な表示画面を含むことができる。例えば、ユーザクライアントデバイスはスマートフォン、タブレット、又はウェアラブル機器などの携帯端末を含むことができ、又は他にデスクトップ又はラップトップコンピュータなどのコンピューティングデバイスを含むことができる。ユーザクライアントデバイスは、ファイル管理システム内のファイルにアクセス、編集、又はその他の操作を行うために、ユーザクライアントデバイスを操作する、ユーザに関連付けられ得る。
【0034】
述べたとおり、ユーザは、ファイル管理システムによって維持されるファイルにアクセスするために、ユーザクライアントデバイスを操作する。本明細書で使用される用語「ファイル管理システム」は、デジタルデータの階層を管理するコンピュータシステムを指す。より詳細には、ファイル管理システムがコンピュータメモリ又は記憶装置内の異なる位置でデジタルコンテンツのファイルを編成及び維持するコンピュータシステムを指すことができる。ファイル管理システムは、単一のコンピューティングデバイス上のローカルにいることができ、又はファイル管理システムによって維持されるデータにアクセスするコンピューティングデバイスから外部に配置されるクラウドベースになり得る。ファイル管理システムの例は、ドロップボックス、グーグルドライブ、及びマイクロソフトワンドライブを含むが、これらに限定されない。
【0035】
ユーザは、ファイル管理アプリケーションを使用してファイル管理システムを介してナビゲートすることによって、ファイル管理システムによって維持されるファイルにアクセスする。本明細書で使用される通り、用語「ファイル管理アプリケーション」は、ユーザがファイル管理システムによって維持されるフォルダ及び/又はファイルを介して、ナビゲートすることを可能にするアプリケーションを指す。特に、ファイル管理アプリケーションは、ファイル管理システムのファイルデータベース内のフォルダ及び/又はファイルを介して、開く又はそうでない場合、ナビゲートするために、ユーザ入力に基づいて動作を実行することが可能なアプリケーションを指すことができる。ファイル管理アプリケーションの例は、マイクロソフトウィンドウズエクスプローラ及びアップルマックOSファインダーを含むが、これらに限定されない。
【0036】
本明細書で使用されるように、用語「ファイル」は、ファイル管理システム内のディジタルコンテンツアイテムを指す。ファイルは、画像ファイル、テキストファイル、表計算、音声ファイル、ビデオファイル、又はいくつかの他の種類のファイルのような特定の種類のファイルを含むことができる。実際、ファイルは、コンピューティングデバイスによってアクセス可能な多数の可能なファイルタイプのいずれかを含むことができる。
【0037】
本明細書で使用される用語「フォルダ」はデジタルコンピュータメモリ内の位置の表現を指す。特に、フォルダはコンピュータメモリ位置の階層内のコンピュータメモリの位置の表現を指す。実際、ファイル管理システムは、いくつかのフォルダが他のフォルダ内に入れ子にされる(例えば、位置される又は含まれる)、ファイル管理システム内で一緒に編成されるいくつかのフォルダを維持することができる。他のフォルダ内に入れ子にされるフォルダはサブフォルダと呼ばれ得る。したがって、共同コンテンツ管理システムは、ファイル管理システムのフォルダ内の対応するサブフォルダを表す共同コンテンツ管理インターフェース内に表示される任意のヘッダ、ファイル管理システムによって維持されるフォルダを表す、共同コンテンツ管理インターフェースを生成する。
【0038】
述べたとおり、共同コンテンツ管理システムは、ファイル管理システムによって維持されるフォルダ内のファイルを表すグラフィック要素を提示する共同コンテンツ管理インターフェースを生成するために、ファイル管理システムと対話する。本明細書で使用される通り、用語「グラフィック要素」は、ファイルのグラフィック表現又は描写を指す。より具体的には、グラフィック要素は、共同コンテンツ管理インターフェースを介して、ユーザによって移動可能又は他の操作可能な要素を指すことができる。特に、単一のグラフィック要素は、ファイル管理システムのフォルダ内の所定のファイルに対応し、共同コンテンツ管理システムがグラフィック要素に関連して受信又は検出する様々な動作は、ファイル管理システム内の対応する動作をもたらすことができ、逆もまたしかりである。共同コンテンツ管理インターフェース内で、グラフィック要素はファイル管理システム内のファイルについて、アイコンと同じ態様を持つことができ、又は共同コンテンツ管理インターフェース内で異なる態様を持つことができる。
【0039】
述べたとおり、共同コンテンツ管理システムは共同コンテンツ管理インターフェース内にヘッダを追加するためのユーザ入力を受信する。本明細書で使用されるとおり、用語「ヘッダ」はユーザインターフェース内の区分(例えば、新しいセクション)を示すテキストのリンク又はブロックを指す。加えて、ヘッダはファイル管理システムによって維持されるサブフォルダのユーザインターフェース(例えば、共同コンテンツ管理インターフェース)内の視覚的表現であり得る。
【0040】
次に図を参照して、共同コンテンツ管理システムに関するより詳細が提供される。例えば、
図1は、1つ又は複数の実施形態に従って、共同コンテンツ管理システム110を実装するための例示的な環境100の概略図を示す。共同コンテンツ管理システム110の概要は
図1に関連して記述される。以降、共同コンテンツ管理システム110の構成及び処理のより詳細な記述は、以降の図と関連して提供される。共同コンテンツ管理システム110の概要は
図1に関連して記述される。その後、共同コンテンツ管理システム110の構成要素及びプロセスのより詳細な説明が、以降の図面に関連して提供される。
【0041】
図1に示すように、環境100はサーバ108、ファイル管理システム112、ユーザ106aから106n(本明細書ではまとめて「ユーザ106」と呼ばれる)に関連するユーザクライアントデバイス102aから102n(本明細書ではまとめて「ユーザクライアントデバイス102」と呼ばれる)及びネットワーク116を含む(すなわち、これらによって実装され得る)。環境100の各構成要素はネットワーク116を介して通信することができ、ネットワーク116は、コンピューティングデバイスが通信することができる任意の適切なネットワークになり得る。例示的なネットワークは、
図13に関連して以下でより詳細に述べられる。
【0042】
図1に示されるように、サーバ108は、共同コンテンツ管理システム110を含む。例えば、共同コンテンツ管理システム110は、ハードウェア、ソフトウェア、又はその両方として、例えばインストールされたサーバ108によって実装され得る。さらに、サーバ108は共通のファイル記憶装置(例えば、クラウド記憶装置)を維持し、複数のユーザデバイス(例えば、ユーザクライアントデバイス102)にわたるファイルの変更を同期するために、同期エンジンをさらに実行することが可能な1つ又は複数のコンピューティングデバイスを指し得る。
【0043】
詳述するために、サーバ108は、デジタルファイル、ユーザ活動情報、電子メッセージなどの任意の種類の電子データを生成、記憶、受信、及び送信し得る。例えば、サーバ(s)108は上述したように、デジタルコンテンツを提供するために、ユーザクライアントデバイスにデータを送信し得る。さらに、サーバ108はユーザ活動情報を受信するために、ネットワーク116を介してユーザクライアントデバイスと通信できる。サーバ108はまた、1つ又は複数のユーザクライアントデバイス102に関連する電子メッセージを受信し、提供することができる。いくつかの実施形態では、サーバ108はコンテンツサーバを含む。サーバ108は、通信サーバ又はウェブホスティングサーバを含むこともできる。
【0044】
図1はサーバ108上に配置された共同コンテンツ管理システム110を示すが、いくつかの実施形態では共同コンテンツ管理システム110が環境100の1つ又は複数の他の構成要素(例えば、全体的に又は部分的に配置された)によって実装され得る。例えば、共同コンテンツ管理システム110は、ユーザクライアントデバイス102及び/又はネットワーク116によって実装され得る。
【0045】
図1に示されるように、共同コンテンツ管理システム110は、ネットワーク116を介してファイル管理システム112と通信し得る。あるいは、共同コンテンツ管理システム110はネットワーク116を回避し、適切な通信プロトコルを使用して、ファイル管理システム112と直接通信し得る。例えば、いくつかの実施形態では、共同コンテンツ管理システム110が
図1に点線によって示されるように、クラウドベースの共同コンテンツ管理システム118の一部であってもよい。これらの実施形態では、共同コンテンツ管理システム110及びファイル管理システム112は、同じ装置上に、又はネットワーク116を介してインターフェースする別々のデバイス上に、又はいくつかの場合では直接ネットワーク116を回避するように配置される、同じクラウドベースの共同コンテンツ管理システム118の一部である。例えば、いくつかの実施形態では、共同コンテンツ管理システム110は、ファイル管理システム112と同じ装置(例えば、サーバ108)上に配置される。しかしながら、他の実施形態では、共同コンテンツ管理システム110及びファイル管理システム112は別々のサーバ装置上に配置される。
【0046】
図1にさらに示されるように、共同コンテンツ管理システム110は、ファイルデータベース114内のファイル管理システム112によって維持されるファイルに関する情報にアクセスするために、ファイル管理システム112と通信し得る。実際、共同コンテンツ管理システム110は、ファイルデータベース114内のフォルダ階層及び他のファイル情報を含む、ファイル管理システム112から取得された情報に基づいて、共同コンテンツ管理インタフェースメタデータ層を生成し得る。
【0047】
以下により詳細に概説されるように、共同コンテンツ管理システム110は、様々な方法でファイル管理システム112とインターフェースすることができる。例えば、1つ又は複数の実施形態では、共同コンテンツ管理システム110は、ファイル管理システム112によって維持されるフォルダを表すために、共同コンテンツ管理インターフェースを生成する。これらの実施形態では、共同コンテンツ管理システム110は、共同コンテンツ管理インターフェース内にヘッダを追加するためのユーザ入力を受信し、さらに、ファイル管理システム112に、新しいヘッダに対応するサブフォルダを生成させる。
【0048】
述べたとおり、共同コンテンツ管理システム110は、ユーザクライアントデバイス102に共同コンテンツ管理インターフェースを提供してもよい。実際、共同コンテンツ管理システム110は、共同コンテンツ管理インターフェースを介して(例えば、ネットワーク116を介して)デジタルコンテンツをユーザ106に配信することができる。共同コンテンツ管理インターフェースに関するさらなる詳細は、以降の図面を参照して以下に提供される。
【0049】
図1に示したように、ユーザクライアントデバイス102はそれぞれ、共同コンテンツ管理アプリケーション104及びファイル管理アプリケーション105を含む。共同コンテンツ管理アプリケーション104は、ウェブアプリケーション又は、ユーザクライアントデバイス(例えば、モバイルアプリケーション、デスクトップアプリケーション等)上にインストールされたネイティブアプリケーションであってもよい。例えば、共同コンテンツ管理アプリケーション104は、ユーザクライアントデバイス上にインストールされたソフトウェア又はハードウェアによって全体又は一部に実装され得る。さらに、共同コンテンツ管理アプリケーション104は、ユーザクライアントデバイス102を介してユーザ106間の通信を容易にすることができ、共同コンテンツ管理システム110及び/又はファイル管理システム112との通信をさらに容易にすることができる。実際、共同コンテンツ管理アプリケーション104は共同コンテンツ管理システム110からデータを受信することができ、表示のために、ユーザ106への共同コンテンツ管理インターフェースの形成において、グラフィカルユーザインターフェース「GUI」を提示することができる。
【0050】
ファイル管理アプリケーション105はウェブアプリケーションであってもよいし、ユーザクライアントデバイス(例えば、モバイルアプリケーション、デスクトップアプリケーション等)にインストールされたネイティブアプリケーションであってもよい。例えば、ファイル管理アプリケーション105は、ユーザクライアントデバイス上にインストールされたソフトウェア又はハードウェアによって全体又は部分的に実装され得る。加えて、ファイル管理アプリケーション105はユーザがファイル管理システム(例えば、ファイル管理システム112)によって維持されるファイルデータベース(例えば、ファイルデータベース114)を介してナビゲートすることを可能にすることができる。例えば、ファイル管理アプリケーション105は、ファイルデータベースのデータ階層内のファイル及び/又はフォルダを開く、又はそうでない場合、操作するためのアクションを実行するために、ユーザ入力を受信することができる。ファイル管理アプリケーション105はさらに、ファイルデータベース114内のファイル及び/又はフォルダに関連する情報をコレクションするために、サーバ108、ファイル管理システム112、及び/又はクラウドベースの共同コンテンツ管理システム118と通信することができる(例えば、ネットワーク116又は他を介して)。したがって、ファイル管理アプリケーション105は、ユーザがファイル管理システム112によって維持されるファイル及び/又はフォルダに関する他の動作を管理、操作、移動、削除、又は実行することができる、ユーザにファイル管理ビューを提示することができる。
【0051】
いくつかの実施形態では
図1に示されていないが、共同コンテンツ管理システム110は構成要素の異なる配置を有してもよく、及び/又は環境100に示されているものより完全に異なる数又はセットの構成要素を有してもよい。例えば、いくつかのユーザクライアントデバイス102は、ネットワーク116を回避しながら、直接通信してもよい。さらに、ファイル管理システム112は、共同コンテンツ管理システム110と共にサーバ108内に収容されてもよい。さらに、共同コンテンツ管理システム110は、サーバ108、ネットワーク116、及びユーザクライアントデバイス102にわたり、様々な異なる方法で実装され得る。
【0052】
図1には示されていないが、ファイル管理システム112は共同コンテンツ管理アプリケーション104内と共に、ユーザクライアントデバイス102の各々に配置されてもよい。したがって、ユーザ(例えば、ユーザ106a)はユーザクライアントデバイス102a上のファイル管理システム112を経由してファイルデータベース114を介してナビゲートし、ファイルデータベース114内の特定のフォルダのために共同コンテンツ管理アプリケーション104を開くことができる。
【0053】
上述したように、1つ又は複数の実施形態で共同コンテンツ管理システム110は、ユーザ106の各々が、個別のユーザクライアントデバイスそれぞれを介して、共同コンテンツ管理インターフェースの同じ状況を知覚するように、ユーザクライアントデバイス102に共同コンテンツ管理インターフェースを提供し、共同コンテンツ管理インターフェースへの変更及びファイル管理システム112への対応する変更を同期する。例えば、
図2Aから
図2Cは、ユーザクライアントデバイス102aに共同コンテンツ管理インターフェースを提供する共同コンテンツ管理システム110に関連する環境100の様々な構成要素(例えば、ユーザクライアントデバイス102a、共同コンテンツ管理システム110、及びファイル管理システム112)によって実行される例示的なシーケンス動作のフローを示す。
図2Aから
図2Cは単一のユーザクライアントデバイス102aを示している一方、これは例示的に過ぎず、共同コンテンツ管理システム110は、ユーザクライアントデバイス102のうち他のものに関連して同一又は同様の動作を実行することができる。
【0054】
さらに、
図2Aから
図2Cは環境100の特定の構成要素によって実行される動作の特定シーケンスを示す一方、追加又は代替シーケンスも可能である。実際、以下に記述される動作のいくつかは、環境100の他の構成要素によって実行され得る。同様に、シーケンスフロー内の動作のいくつかは、以降に記述される通り、他が動作する前又は後に、異なる順序で実行され得る。
【0055】
示される通り、共同コンテンツ管理システム110は、ファイル管理システム112によって維持されるフォルダにアクセスするために動作202を実行する。特に、共同コンテンツ管理システム110は、ファイル管理システム112によって維持されるフォルダへアクセスを要求するために、ユーザ106aがファイル管理アプリケーション105を介してナビゲートすることを示すユーザ入力を、クライアントデバイス102aを介して受信する。したがって、共同コンテンツ管理システム110は、ファイルデータベース114内の要求されたフォルダにアクセスするために、ファイル管理システム112と通信する。
【0056】
フォルダにアクセスするための要求を受信するのに応じて、ファイル管理システム112は、要求されたフォルダのフォルダ情報を提供するために、動作204を実行する。特に、ファイル管理システム112は、フォルダ内に含まれるファイル及びフォルダ内に含まれるサブフォルダに関する情報も提供する。例えば、ファイル管理システム112は、ファイル管理システム112が維持するファイル種類、大きさ、名前及び他の情報を含む、フォルダ内に何のファイルが含まれているかに関する共同コンテンツ管理システム110に通知するための情報を提供する。加えて、ファイル管理システム112は、フォルダ内に含まれるサブフォルダの数、大きさ、及び名前に関する情報も、共同コンテンツ管理システム110に提供する。
【0057】
フォルダ情報を受信することに基づいて、共同コンテンツ管理システム110は、共同コンテンツ管理インターフェースを生成するために、動作206を実行する。特に、共同コンテンツ管理システム110は、ファイル管理システム112によって提供される情報を反映するために、共同コンテンツ管理インターフェースを生成する。詳述するために、共同コンテンツ管理システム110は、ファイルデータベース114上のフォルダ内に含まれるファイル及びサブフォルダの表現を含むグラフィカルユーザインターフェースである共同コンテンツ管理インターフェースを生成する。
【0058】
より詳細には、共同コンテンツ管理インターフェースがフォルダ内に含まれる各ファイルのためのグラフィック要素を含み、提示することができる。特に、共同コンテンツ管理インターフェースはある態様を有するテキストファイルのためのグラフィック要素を提示することができ、一方で共同コンテンツ管理インターフェースは、他の態様を有する他の種類のファイルを提示することができる。さらに、共同コンテンツ管理インターフェース内の各グラフィック要素は、それに関連する名前を有する。共同コンテンツ管理システム110は、各グラフィック要素の名前を、ファイル管理システム112によって維持される対応するファイルの名前と一致させる。
【0059】
さらに、共同コンテンツ管理インターフェースは、フォルダ内に含まれる個別のサブフォルダそれぞれについてヘッダを提示することができる。特に、共同コンテンツ管理システム110は、アクセスされたフォルダ内のいくつかのサブフォルダを判定するために、ファイル管理システム112から受信された情報を分析する。この分析に基づいて、共同コンテンツ管理システム110は各サブフォルダのためにヘッダを生成し、ファイルデータベース114内の対応するサブフォルダの名前と一致させるように、各ヘッダに名前をつける。共同コンテンツ管理インターフェース内のグラフィック要素及びヘッダの態様及び配置に関する追加の詳細は、以降の図に関連して以下に提供される。
【0060】
共同コンテンツ管理インターフェース内のグラフィック要素及びヘッダは移動可能であり、そうで無い場合は操作可能である。例えば、共同コンテンツ管理システム110はユーザ(例えば、ユーザ106a)がユーザ入力(例えば、タッチアンドドラッグ又はクリックアンドドラッグ入力)を提供することによって、グラフィック要素又はヘッダの位置を移動させることを可能にする。さらに、共同コンテンツ管理システム110は共同コンテンツ管理インターフェース内のグラフィック要素又はヘッダの大きさを変更するための、ユーザ入力の通知をさらに受信することができる。
【0061】
共同コンテンツ管理インターフェースを生成すると(動作206)、共同コンテンツ管理システム110はさらに、共同コンテンツ管理インターフェースをユーザクライアントデバイス102aに提供するために、動作208を実行する。上述したように、共同コンテンツ管理システム110は、直接又はネットワーク116経由のいずれかで、ユーザデバイス102aと通信する。ユーザクライアントデバイス102aと通信することによって、共同コンテンツ管理システム110は、ユーザクライアントデバイス102aを介した表示のための共同コンテンツ管理インターフェースを提供するためにデータを送信する。
【0062】
共同コンテンツ管理システム110から共同コンテンツ管理インターフェースを受信することに応じて、ユーザクライアントデバイス102aは、共同コンテンツ管理インターフェースを表示するために、動作210を実行する。特に、ユーザクライアントデバイス102aは、ユーザクライアントデバイス102aの表示画面内に共同コンテンツ管理インターフェースを表示する。例えば、ユーザクライアントデバイス102aは、ユーザクライアントデバイス102a上の共同コンテンツ管理アプリケーション104を介して動作210を実行する。実際、共同コンテンツ管理インターフェースを提示することは、共同コンテンツ管理アプリケーション104を実装する一態様になり得る。
【0063】
図2Aに示されるように、ユーザクライアントデバイス102aはさらに、共同コンテンツ管理インターフェースにヘッダを追加するためのユーザ入力を提供するために、動作212を実行する。特に、ユーザクライアントデバイス102aは、タッチスクリーン、マウス、キーボード、又は他のユーザ入力装置又はインターフェースを介してユーザ入力を検出する。いくつかの実施形態では、ユーザクライアントデバイス102aは、ユーザ106aが新しいヘッダを共同コンテンツ管理インターフェースに挿入することができる、「挿入」選択の選択を検出する。同じ又は他の実施形態では、ユーザクライアントデバイス102aが共同コンテンツ管理インターフェース内の特定の位置にヘッダを配置するために、タッチアンドドラッグ又はクリックアンドドラッグ入力を検出する。
【0064】
ユーザ入力の種類に関わらず、ユーザクライアントデバイス102aは(例えば、ネットワーク116を介して)共同コンテンツ管理システム110にユーザ入力の通知を提供する。ユーザ入力に基づいて、共同コンテンツ管理システム110は、ヘッダを生成するための動作214を実行する。特に、共同コンテンツ管理システム110は、ユーザ入力によって示される共同コンテンツ管理インターフェース内の特定の位置でヘッダを生成する。共同コンテンツ管理システム110は、テキストの新しい行又はブロックを生成し、テキストの行又はブロックの下に(もしヘッダが存在するのなら、少なくとも続くヘッダまで)現れるグラフィック要素が新しいヘッダに関連付けられ、上に現れるこのようなグラフィック要素は関連付けられないように、そのテキストの行又はブロック内で、共同コンテンツ管理インターフェースを分割(例えば、セグメント化、描画、又は分割)することによって、新しいヘッダを生成する。
【0065】
さらに、共同コンテンツ管理システム110は、ヘッダをユーザクライアントデバイス102aに提供するために、動作216を実行する。例えば、共同コンテンツ管理システム110は、共同コンテンツ管理インターフェース内の新しいヘッダについて、新しいヘッダをどこに配置すべきか及びどのような文章を使用するべきかの通知を提供するために、ユーザクライアントデバイス102aと通信する。
【0066】
共同コンテンツ管理システム110から新しいヘッダの送信を受信すると、ユーザクライアントデバイス102aは、共同コンテンツ管理インターフェース内のヘッダを表示するために、動作218を実行する。特に、ユーザクライアントデバイス102aは、ユーザ入力によって示される位置でヘッダを提示する。共同コンテンツ管理インターフェース内のヘッダの態様に関する追加の詳細は、以降の図を参照して以下に提供される。
【0067】
図2Aにさらに示されるように、共同コンテンツ管理インターフェース(動作212)内に新しいヘッダを生成するためのユーザ入力の通知を受信することに基づいて、共同コンテンツ管理システム110は、ファイル管理システムにサブフォルダを生成させるために、動作220を実行する。特に、共同コンテンツ管理システム110は、ファイルデータベース114上のフォルダ内にサブフォルダを生成するための命令を提供する。より詳細には、共同コンテンツ管理システム110はヘッダの名前に一致する名前を有する新しいサブフォルダを生成するための命令を提供する。
【0068】
サブフォルダを生成するための命令を受信することに基づいて、ファイル管理システム112は、ファイルデータベース114内にサブフォルダを生成するために、動作222を実行する。述べたとおり、ファイル管理システム112は、共同コンテンツ管理インターフェースによって示されるフォルダ内の位置でサブフォルダを生成する。さらに、ファイル管理システム112は、追加されたヘッダの名前と一致するように、新しいサブフォルダに名前をつける。さらに、新しいヘッダに対応するサブフォルダを生成することに基づいて、ユーザクライアントデバイス102aは、ファイル管理アプリケーション105を介して、ユーザ106aに新しいサブフォルダのビューを提示することができる。
【0069】
図2Aから
図2Bへのシーケンスフローを継続しながら、共同コンテンツ管理システム110は、ファイル管理システムにファイルを新しいサブフォルダに移動させるために、動作224を実行する。特に、共同コンテンツ管理システム110は、共同コンテンツ管理インターフェース内のヘッダの下に現れるグラフィック要素に対応する任意のファイルをサブフォルダに移動するための命令を提供する。より詳細には、共同コンテンツ管理システム110は、ヘッダの下及びヘッダの下の位置に現れる任意の他のヘッダの上に表示されるグラフィック要素に対応するファイルを移動するための命令を提供する。実際、共同コンテンツ管理インターフェース内の各ヘッダはファイルデータベース114内の異なるサブフォルダ、及びファイルデータベース114内のそれぞれのサブフォルダ内に含まれるファイルに対応する共同コンテンツ管理インターフェース内の所定のヘッダの下に現れる各グラフィック要素を表す。
【0070】
ファイルを移動するための命令を受信するのに応じて、ファイル管理システム112はファイルを新しいサブフォルダに移動するために、動作226を実行する。詳述するために、ファイル管理システム112は、共同コンテンツ管理インターフェース内の新しいヘッダの下(及び任意の以降のヘッダの上)に現れるグラフィック要素に対応するファイルを移動する。ファイル管理システム112はファイルがファイルデータベース114内の以前の位置にもはや含まれなくなり、新たに生成されたサブフォルダ内にのみ保存されるように、それらを再配置することによってファイルを動かすことができる。あるいは、ファイル管理システム112は、ファイルが新しいサブフォルダ内だけでなく、ファイルデータベース114内の以前の位置内の両方に位置されるように、それらをコピーすることによってファイルを移動させ得る。さらに、ユーザ106aが、1つの位置から別へのファイルの動きを反映しながら、ファイルデータベース114内のファイル及び/又はフォルダの更新されたビューが見えるように、ユーザクライアントデバイス102aは、ファイル管理アプリケーション105を介して、ユーザ106aにファイル管理システム112内のこれらの変更を提示することができる。
【0071】
図2Bに示すように、共同コンテンツ管理インターフェース内に第2のヘッダを追加するためのユーザ入力を提供するために、ユーザクライアントデバイス102aは、動作228を実行する。特に、上述したように、ユーザクライアントデバイス102aは、タッチ入力、マウス入力、キーボード入力、ボイス入力等の形態でユーザ入力を受信する。ユーザ入力に応じて、ユーザクライアントデバイス102は、共同コンテンツ管理システム110にユーザ入力を提供する。
【0072】
ユーザクライアントデバイス102aからユーザ入力を受信することに基づいて、共同コンテンツ管理システム110はさらに、共同コンテンツ管理インターフェース内に第2のヘッダを生成するために動作230を実行する。上述したように、ヘッダに名前を付けるためのテキストに組み込むために、共同コンテンツ管理インターフェース内の特定の位置にヘッダを配置し、及び/又は色、テキストの特徴(例えば、太字、下線、イタリック体等)、フォントサイズ等のような他のヘッダ属性を変更するために、共同コンテンツ管理システム110はユーザクライアントデバイス102aで受信されたユーザ入力に基づいて第2のヘッダを生成する。
【0073】
動作230において第2のヘッダを生成すると、共同コンテンツ管理システム110は、第2のヘッダをユーザクライアントデバイス102aに提供するために、動作232を実行する。上述のように、共同コンテンツ管理インターフェース内のヘッダをレンダリング、ラスタライズ、又は他の方法で表示するために、ユーザクライアントデバイス102aに情報を提供するために、共同コンテンツ管理システム110は、ユーザクライアントデバイス102aと(例えば、ネットワーク116を介して)通信する。実際、ユーザクライアントデバイス102aに、ユーザ入力に従って(例えば、正しいテキストを用いて、正しい位置で等)ヘッダを提示させるために、共同コンテンツ管理システム110は、位置情報、テキスト情報、及び他の情報を提供することができる。
【0074】
述べたとおり、共同コンテンツ管理システム110から第2のヘッダを受信することに応じて、ユーザクライアントデバイス102aは、第2の位置で第2のヘッダを表示するために、動作234を実行する。実際、ユーザクライアントデバイス102aは、ユーザ入力によって示される位置で共同コンテンツ管理インターフェース内に第2のヘッダを表示する。いくつかの場合では、第2のヘッダは上述された第1のヘッダの上に配置される。他の場合では、第2のヘッダは共同コンテンツ管理インターフェース内の第1のヘッダの下に配置される。共同コンテンツ管理インターフェース内の第2のヘッダの位置に応じて、共同コンテンツ管理システム110はファイル管理システム112に、ヘッダの位置に対応する適切な動作を実行させる。
【0075】
例えば、
図2Bに示すように、共同コンテンツ管理システム110は、ファイル管理システム112に第2のサブフォルダを生成させ、ファイルを第2のサブフォルダに移動させるために動作236を実行する。特に、ファイルデータベース114内及び、共同コンテンツ管理インターフェース内の第2のヘッダに対応する第2のサブフォルダを生成するために、共同コンテンツ管理システム110はファイル管理システム112に命令を提供する。例えば、共同コンテンツ管理システム110は、第2のヘッダの名前に一致させるために第2のサブフォルダに名前をつけるための、及び共同コンテンツ管理インターフェースによって示されたフォルダ内に第2のサブフォルダを配置するための命令を提供する。
【0076】
さらに、共同コンテンツ管理システム110は、ファイルを第2のサブフォルダに移動するための命令を提供する。例えば、共同コンテンツ管理システム110は、共同コンテンツ管理インターフェース内の第2のヘッダの下に現れるグラフィック要素に対応するそれらのファイルを移動するための命令を提供する。例として、第2のヘッダが共同コンテンツ管理インターフェース内の第1のヘッダの下に現れる場合では、共同コンテンツ管理システム110は、以前に第1のヘッダの下にあって(例えば、表示の下に)、現在は第2のヘッダの下にある任意のグラフィック要素に対応するそれらのファイルを移動するための命令を提供する。共同コンテンツ管理システム110は、これらのファイルを第1のサブフォルダから第2のサブフォルダへ移動するための命令を提供し、これにより、第1のサブフォルダからそれらを削除し、それらを第2のサブフォルダに転送する。
【0077】
別の例として、第2のヘッダが共同コンテンツ管理インターフェース内の第1のヘッダの上に現れる(例えば、ディスプレイ上でより高い場所へ)場合、共同コンテンツ管理システム110は、第2のヘッダの下に現れる任意のグラフィック要素に対応するそれらのファイルを第2のサブフォルダに移動するための命令を提供する。例えば、共同コンテンツ管理システム110は共同コンテンツ管理インターフェース内に第2のヘッダを生成する前に、いくつかのグラフィック要素が第1のヘッダの上に現れ得る。したがって、これらのグラフィック要素に関連するファイルはサブフォルダ内には含まれないが、代わりに、第1のヘッダに対応するサブフォルダとしてファイルデータベース114内の同じフォルダ内に配置される。共同コンテンツ管理インターフェース内のこれらのグラフィック要素の上に第2のヘッダを生成すると、共同コンテンツ管理システム110は、フォルダ内のそれらのファイルを第2のサブフォルダに移動するための命令を提供する。
【0078】
図2Bは動作236を単一の動作として示す一方、いくつかの実施形態では、動作236は共同コンテンツ管理システム110が実行する複数の動作に分割されてもよい。例えば、共同コンテンツ管理システム110は第2のヘッダに対応する第2のサブフォルダを生成するための命令を提供することができ、その結果、ファイル管理システム112は、第2のサブフォルダを生成する。ファイル管理システム112が第2のサブフォルダを生成したという通知を受信すると、共同コンテンツ管理システム110は上述したように、ファイル管理システム112に適切なファイルを第2のサブフォルダに移動させる以降の動作を実行することができる。
【0079】
第2のサブフォルダを生成し、適切なファイルを移動するための命令を受信することに応じて、ファイル管理システム112は上述のように、第2のサブフォルダを生成し、ファイルを第2のサブフォルダに移動させるために、動作238を実行する。また、上述したように、ユーザクライアントデバイス102aは、ファイル管理アプリケーション105を介して、新たに生成されたサブフォルダと、移動されたファイルの新たな位置を描写することができる。ファイル管理アプリケーション105の態様に関するさらなる詳細は、以降の図面に関連して以下に提供される。
【0080】
図2Bにさらに示されるように、ユーザクライアントデバイス102aは、第2のヘッダを共同コンテンツ管理インターフェース内の第3の位置に移動させるためのユーザ入力を提供するために、動作240を実行する。例えば、ユーザクライアントデバイス102aは、第2のヘッダの元の位置から新しい位置に第2のヘッダをドラッグするために、ユーザ入力を受信する。上述のように、第1のヘッダは第1の位置に配置され、第2のヘッダは第2の位置に配置され、ユーザ106aは、第2のヘッダを第2の位置から共同コンテンツ管理インターフェース内の第3の位置に移動させるための入力を提供し得る。
【0081】
図2Bには示されていないが、共同コンテンツ管理システム110は、共同コンテンツ管理インターフェース内の第3の位置に第2のヘッダを移動させるために、ユーザクライアントデバイス102aに命令をさらに提供し得る。あるいは、ユーザクライアントデバイス102aは共同コンテンツ管理システム110からユーザ入力を受信し、任意のそのような命令を独立して受信することに応じて、第2のヘッダを移動させてもよい。
【0082】
第2のヘッダを第3の位置(動作240)に移動するためのユーザ入力の通知を受信することに応じて、共同コンテンツ管理システム110は、ファイル管理システム112に適切なファイルを移動させるための動作242を実行する。特に、共同コンテンツ管理システム110は、共同コンテンツ管理インターフェース内の第2のヘッダの下に、以前はあったが、もはや配置されていない、グラフィック要素に対応するそれらのファイルを、ファイルデータベース114内の第2のサブフォルダの中から移動する(例えば、削除する)ための命令を提供する。さらに、共同コンテンツ管理システム110は、共同コンテンツ管理インターフェース内の第2のヘッダの下に、以前はなかったが、現在(ヘッダを第3の位置に移動後に)配置される、任意のグラフィック要素に対応するファイルをファイルデータベース114内の第2のサブフォルダに、移動するための命令を提供する。
【0083】
共同コンテンツ管理インターフェース内のヘッダを移動するためのユーザ入力に基づくファイルを移動するための命令を受信すると、ファイル管理システム112は、ファイルデータベース114内に適切なファイルを移動するために、動作244を実行する。特に、ファイル管理システム112は、第2のサブフォルダから、共同コンテンツ管理インターフェース内の第2のヘッダ下にもはや存在しないグラフィック要素に対応するそれらのファイルを削除する。さらに、ファイル管理システム112は、共同コンテンツ管理インターフェース内の第2のヘッダの下に、第3の位置で現在存在するグラフィック要素に対応するそれらのファイルを第2のサブフォルダに追加する。上述したように、ユーザクライアントデバイス102aは、ファイル管理システム105を介して、ファイルデータベース114内に移動されたファイルの新しい位置を表示する。
【0084】
図2Bにさらに示すように、ユーザクライアントデバイス102aは、共同コンテンツ管理インターフェース内のグラフィック要素を移動させるためのユーザ入力を提供するために、動作246を実行する。例えば、ユーザクライアントデバイス102aは、共同コンテンツ管理インターフェース内のグラフィック要素を第1のヘッダの下から第2のヘッダの下に再配置するためのユーザ入力を検出する。他の例では、ユーザクライアントデバイス102aは、グラフィック要素を第2のヘッダの下から第1のヘッダの下に、又は他に、どのヘッダの下でもない位置から、第1のヘッダ又は第2のヘッダの下に、又はその反対の位置に、移動させるためのユーザ入力を検出する。ユーザ入力が示す動きに関わらず、ユーザクライアントデバイス102aは、共同コンテンツ管理システム110にユーザ入力の通知を提供する。
【0085】
上述したように、ユーザクライアントデバイス102aは、グラフィック要素を移動させるためのユーザ入力に従って、共同コンテンツ管理インターフェース内でグラフィック要素を移動させる。あるいは、共同コンテンツ管理システム110は、ユーザクライアントデバイス102aに、ユーザ入力に従って、共同コンテンツ管理インターフェース内でグラフィック要素を移動させるために、ユーザクライアントデバイス102aに命令を提供する。
【0086】
図2Bから
図2Cへのシーケンスの流れの説明を続けると、共同コンテンツ管理システム110は、ファイル管理システム112に、移動されたグラフィック要素に対応するファイルを移動させるために、動作248を実行する。特に、共同コンテンツ管理システム110は、ファイルを共同コンテンツ管理インターフェース内の各グラフィック要素の前の位置に対応するファイルデータベース114内の位置から、共同コンテンツ管理インターフェース内のグラフィック要素の現在位置に対応するファイルデータベース114内の位置に移動するための命令を提供する。
【0087】
一例として、ユーザ入力がグラフィック要素を第1のヘッダの下から第2のヘッダの下に移動することを示す場合、共同コンテンツ管理システム110はファイル管理システム112に、第1のヘッダに対応する第1のサブフォルダから第2のヘッダに対応する第2のサブフォルダにグラフィック要素に対応するファイルを移動するための、命令を提供する。同様に、ユーザ入力がグラフィック要素を異なる位置から以降の位置に移動することを示す場合、共同コンテンツ管理システム110は、それに応じて対応するファイルを移動するための命令を提供する。
【0088】
実際、
図2Cに示すように、ファイル管理システム112は、移動されたグラフィック要素に対応するファイルを移動するために、動作250を実行する。ファイル管理システム112は上述したような方法及び技術を使用する。
【0089】
図2Cに示すように、ユーザクライアントデバイス102aは、共同コンテンツ管理インターフェースからグラフィック要素を削除するためのユーザ入力を提供するために、動作252を実行する。特に、ユーザクライアントデバイス102aは、グラフィック要素をゴミ箱又は再利用箱にドラッグするためのユーザ入力を受信する。他の実施形態では、ユーザクライアントデバイス102aは、共同コンテンツ管理インターフェースからグラフィック要素を削除するための動作を示すグラフィック「X」を介してグラフィック要素を削除するためのユーザ入力を受信する。あるいは、ユーザクライアントデバイス102aは、グラフィック要素が選択されている間に、削除ボタンの形のユーザ入力を検出し、これはグラフィック要素の削除又は除去操作を示す。
【0090】
ユーザクライアントデバイス102aは、共同コンテンツ管理システム110から独立して、共同コンテンツ管理インターフェースからグラフィック要素を削除してもよい。しかし、いくつかの実施形態では、ユーザクライアントデバイス102aは、共同コンテンツ管理システム110にユーザ入力の通知を提供することができ、その結果、次に共同コンテンツ管理システム110は、ユーザクライアントデバイス102aが共同コンテンツ管理インターフェース内のグラフィック要素をもはや表示しないように、ユーザクライアントデバイス102aに共同コンテンツ管理インターフェースからグラフィック要素を削除させるための命令を提供する。
【0091】
グラフィック要素を削除するためのユーザ入力の通知を受信することに応じて、共同コンテンツ管理システム110は、ファイル管理システム112に対応するファイルをファイルデータベース114から削除又は除去させるために、動作254を実行する。詳述すると、共同コンテンツ管理システム110は、ファイルがファイルデータベース114内に配置されているフォルダ又はサブフォルダから、削除されたグラフィック要素に対応するファイルを削除するための命令を提供する。
【0092】
ファイルを削除する命令に応じて、ファイル管理システムは、除去されたグラフィック要素に対応するファイルを削除するために、動作256を実行する。上述のとおり、ユーザ106aは除去されたグラフィック要素に対応するファイルをもはや含まない、フォルダ階層の更新されたビューを示すファイル管理アプリケーション105を介して、ファイルデータベース114内のこの変化を知覚することができる。
【0093】
さらに、ユーザクライアントデバイス102aは、共同コンテンツ管理インターフェースからヘッダを消去するためのユーザ入力を提供するために、動作258を実行する。特に、ユーザクライアントデバイス102aは上記の方法及び技術の1つ又は複数によってユーザ入力を受信する。次に、ユーザクライアントデバイス102aは、共同コンテンツ管理システム110にユーザ入力の通知を提供する。ユーザクライアントデバイス102aは、共同コンテンツ管理システム110からさらなる命令を受信することと独立して、又はそうでなければ共同コンテンツ管理システム110からそうするための命令を受信することに応じて、のどちらかで、共同コンテンツ管理インターフェースからヘッダをさらに削除する。
【0094】
ヘッダを削除するためのユーザ入力の通知を受信すると、共同コンテンツ管理システム110は、ファイル管理システム112に削除されたヘッダに対応するサブフォルダを削除させるために、動作260を実行する。より詳細には、共同コンテンツ管理システム110は、サブフォルダの中からサブフォルダ内に位置される任意のファイルを移動し、次にファイルデータベース114からサブフォルダを削除するための命令を提供する。例えば、共同コンテンツ管理システム110は、ヘッダが削除される前にヘッダの下に現れていたグラフィック要素に対応する任意のファイルを、ヘッダが削除された後にグラフィック要素が下に現れるヘッダに対応する異なるサブフォルダへと移動するための命令を提供する。または、ヘッダが削除された後にグラフィック要素が下に現れるそのようなヘッダがない場合、共同コンテンツ管理システム110は、共同コンテンツ管理インターフェースによって示された主フォルダにファイルを移動するための命令を提供する。
【0095】
したがって、共同コンテンツ管理システム110は、削除されるべきサブフォルダを空にするための命令を提供する。共同コンテンツ管理システム110は更に、サブフォルダが空の時に、削除されたヘッダに対応するサブフォルダを削除するための命令を提供する。
【0096】
図2Cに示されるように、ファイル管理システム112は、削除されたヘッダに対応するサブフォルダからファイルを移動するために、動作262を実行する。述べたとおり、任意のファイルの望ましくない喪失を防止するために、ファイル管理システム112は、サブフォルダを削除する前に、サブフォルダの中からファイルを移動する。また述べたとおり、及び以下でさらなる詳細に述べられるとおり、ユーザクライアントデバイス102aはファイル管理アプリケーション105内の変更(例えば、移動されたファイル及び削除されたサブフォルダの除去)を表示する。
【0097】
さらに、ファイル管理システム112は、削除されたヘッダに対応するサブフォルダを削除するために、264で実行する。実際、上述したように、ファイル管理システム112は、サブフォルダが共同コンテンツ管理インターフェース内のグラフィック要素に対応する任意のファイルが空になると、サブフォルダを削除する。
【0098】
図2Aから
図2Cを含む上記の説明は、ユーザクライアントデバイス102a、共同コンテンツ管理システム110、及びファイル管理システム112が本開示に従って実行することができる、例示的な処理及び方法に関するものである。以下、
図3Aから3Bは、ユーザクライアントデバイス102a、共同コンテンツ管理システム110、及びファイル管理システム112が本開示に従って実行することができる方法の処理の他の例示のさらに他のシーケンスを示す。
【0099】
図3Aに示されるように、ユーザクライアントデバイス102aは、共同コンテンツ管理インターフェースを開始するための要求を提供するために、動作302を実行する。特に、ユーザクライアントデバイス102aは、ユーザクライアントデバイス102a上のフォルダのために(例えば、描写するために)共同コンテンツ管理アプリケーション104を開くために、ユーザ入力を(例えば、ファイル管理アプリケーション105を介して)受信又は検出する。例えば、ユーザクライアントデバイス102aは、ファイル管理システム112によって維持されるファイルデータベース114内のフォルダのために共同コンテンツ管理アプリケーション104をインスタンス化するために、(例えば、ファイル管理アプリケーション105内のユーザ選択可能要素を介した)ユーザ入力を検出する。さらに、ユーザクライアントデバイス102aは、共同コンテンツ管理システム110に共同コンテンツ管理インターフェースを開始するために要求の通知を提供する。
【0100】
共同コンテンツ管理インターフェースを開始するための要求の受信に応じて、共同コンテンツ管理システム110は、ユーザ106aによって要求された特定のフォルダのための情報にアクセスするために、動作304を実行する。特に、共同コンテンツ管理システム110が、要求されたフォルダ内に配置されるファイル及び/又はサブフォルダに対応する任意のグラフィック要素、ヘッダ等を含む共同コンテンツ管理インターフェースをレンダリングするためにユーザクライアントデバイス102aに対して必要な情報を提供することができるように、共同コンテンツ管理システム110は、要求されたフォルダに関連する情報にアクセスするためにファイル管理システム112と通信する。
【0101】
示されるとおり、ファイル管理システム112は、情報にアクセスするための要求を受信することに応じて、共同コンテンツ管理システム110に、フォルダの要求された情報を提供するために、動作306を実行する。述べたとおり、ファイル管理システム112は、ファイル名、大きさ、種類、作成日、修正日、及び他の関連するファイル関連メタデータを含む、フォルダ内に配置される任意のファイルに関する情報を提供する。ファイル管理システム112はまた、サブフォルダ名、大きさ等のような要求されたフォルダ内の任意のサブフォルダに関する情報を提供する。
【0102】
要求された情報を受信することに応じて、共同コンテンツ管理システム110は、ファイルデータベース114内に含まれるフォルダを分析するために、動作308を実行する。フォルダの分析に基づいて、共同コンテンツ管理システム110は、フォルダの属性、フォルダ内のファイル、及びフォルダ内のサブフォルダを判定する。例えば、共同コンテンツ管理システム110は、ファイル名、ファイルの大きさ、ファイルの種類、及び他の情報を判定する。共同コンテンツ管理システム110はまた、サブフォルダの名前と、サブフォルダ内の任意のファイルの名前、大きさ、及び種類を判定する。
【0103】
動作308におけるフォルダを分析することによってコレクションされた情報に基づいて、共同コンテンツ管理システム110は、共同コンテンツ管理インターフェースを生成するために動作310をさらに実行する。特に、共同コンテンツ管理システム110は、フォルダ内で識別されたファイルに対応するグラフィック要素を含む共同コンテンツ管理インターフェースを生成する。さらに、共同コンテンツ管理システム110は、要求されたフォルダ内で識別されたサブフォルダにも同様に対応する共同コンテンツ管理インターフェース内のヘッダを生成する。
【0104】
共同コンテンツ管理システム110は、共同コンテンツ管理インターフェースのためのグラフィック要素及びヘッダをさらに構成する。例えば、共同コンテンツ管理システム110は、ファイルデータベース114内の対応するファイルについて識別された名前を各グラフィック要素に名付けて、同様に各ヘッダに名前をつける。共同コンテンツ管理システム110はまた、各グラフィック要素を、対応するファイルが存在するサブフォルダに対応するそれらのヘッダの下に配置する。
【0105】
共同コンテンツ管理インターフェースを生成すると、共同コンテンツ管理システム110は、共同コンテンツ管理インターフェースをユーザクライアントデバイス102aに提供するために、動作312を実行する。特に、共同コンテンツ管理システム110は、各グラフィック要素をファイルシステム114内のそれに対応するファイルに、及び各ヘッダをそれに対応するサブフォルダに、マッピングするために必要な情報を提供する。共同コンテンツ管理システム110は、ユーザクライアントデバイス102aの表示画面上に表示されるように、共同コンテンツ管理インターフェース内に各グラフィック要素及びヘッダを適切に配置するために必要な情報をさらに提供する。
【0106】
共同コンテンツ管理インターフェースの受信に応じて、ユーザクライアントデバイス102aは、共同コンテンツ管理インターフェースをユーザ106aに表示するために、動作314を実行する。特に、ユーザクライアントデバイス102aは上述のように、表示画面内で互いに相対する特定の位置に配置された各グラフィック要素及びヘッダを含む、共同コンテンツ管理インターフェースを表示する。
【0107】
図3Aにさらに示されるように、ファイル管理システム112は、ファイルが移動されたという通知を提供するために、動作316を実行する。特に、ファイル管理システム112は、ユーザ106aが、ファイル管理アプリケーション105を使用しながら、あるサブフォルダから他のサブフォルダへ、又は主フォルダからサブフォルダへ、又は他へファイルを移動したことを検出し得る。いずれの場合においても、ファイル管理システム112は、ファイルデータベース114に維持されているフォルダ内のファイルが移動されたという通知を提供する。
【0108】
ファイルが移動されたという通知を受信することに基づいて、共同コンテンツ管理システム110は、移動されたファイルに対応するグラフィック要素を移動するために、動作318を実行する。例えば、共同コンテンツ管理システム110は、ファイルデータベース114内の第1のサブフォルダから第2のサブフォルダにファイルが移動されたと判定する場合、次に共同コンテンツ管理システム110は同様に、ファイルに対応するグラフィック要素を共同コンテンツ管理インターフェース内の第1のヘッダの下(例えば、下に)から第2のヘッダの下に移動するための命令を提供する。
【0109】
図3Aから
図3Bへのシーケンスフローの説明を続けると、ユーザクライアントデバイス102aは、更新された共同コンテンツ管理インターフェースを表示するために動作320を実行する。特に、ユーザクライアントデバイス102aは、ファイルデータベース114内のファイルの動きに基づいて、共同コンテンツ管理インターフェース内の新しい位置にグラフィック要素を移動させるための命令を受信する。これらの命令を受信すると、ユーザクライアントデバイス102aは、新しい位置にグラフィック要素を表示するために、共同コンテンツ管理インターフェースを更新する。例えば、ファイルがファイルデータベース114内の第1のサブフォルダから第2のサブフォルダに移動された場合、ユーザクライアントデバイス102aは、第2のサブフォルダに対応する第2のヘッダの下にグラフィック要素を提示することによって、更新された共同コンテンツ管理インターフェースを表示する。
【0110】
さらに、ファイル管理システム112は、ファイルが除去されたという通知を提供するために、動作322を実行する。特に、ファイル管理システム112は、共同コンテンツ管理インターフェースによって示されたフォルダからファイルを削除又は別の方法で除去するために、ファイル管理アプリケーション105を介して、ユーザ入力を検出する。例えば、ファイル管理システム112は、サブフォルダ内からファイルを削除するためのユーザ入力を検出し得る。
【0111】
ユーザ106aがフォルダからファイルを削除するためのユーザ入力を提供したという通知に基づいて、共同コンテンツ管理システム110は、共同コンテンツ管理インターフェースから対応するグラフィック要素を除去するために動作324を実行する。特に、共同コンテンツ管理システム110は、ユーザクライアントデバイス102aに、共同コンテンツ管理インターフェースから削除されたファイルに対応するグラフィック要素を除去するための命令を提供する。例として、ユーザ106aが特定のサブフォルダ内からファイルを削除する場合、次に共同コンテンツ管理システム110は、共同コンテンツ管理インターフェース内で、特定のサブフォルダに対応するヘッダの下から対応するグラフィック要素を除去するための命令を提供する。
【0112】
実際、示されるように、ユーザクライアントデバイス102aは、更新された共同コンテンツ管理インターフェースを表示するために動作326を実行する。述べたとおり、ユーザクライアントデバイス102aは、共同コンテンツ管理インターフェースからグラフィック要素を削除又は除去するために、共同コンテンツ管理システム110から命令を受信し、それがもはや共同コンテンツ管理インターフェース内に現れないように、ユーザクライアントデバイス102aは、それに応じて、グラフィック要素を除去する。
【0113】
図3Bにさらに示されるように、ファイル管理システム112は、共同コンテンツ管理インターフェースによって示されるフォルダ内のサブフォルダが削除されたという通知を提供するために、動作328を実行する。特に、ファイル管理システム112は、ファイルデータベース114に維持されているフォルダ内からサブフォルダを削除するために、ファイル管理アプリケーション105を介してユーザ入力を検出する。さらに、ファイル管理システム112は、共同コンテンツ管理システム110にサブフォルダを削除するためのユーザ入力の通知を提供する。
【0114】
ユーザ106aがファイル管理システム112によって維持されるフォルダ内からサブフォルダを削除したという通知を受信すると、共同コンテンツ管理システム110は動作330を実行する。特に、共同コンテンツ管理システム110は、削除されたサブフォルダに対応するヘッダを削除するために動作330を実行する。例えば、共同コンテンツ管理システム110は、共同コンテンツ管理インターフェースからサブフォルダに対応するヘッダを削除するために、ユーザクライアントデバイス102aに命令を提供する。
【0115】
図3Bに示されるように、ユーザクライアントデバイス102aは、共同コンテンツ管理インターフェースを更新するために、動作332を実行する。例えば、ユーザクライアントデバイス102aは、共同コンテンツ管理インターフェースからヘッダを削除するために、共同コンテンツ管理システム110から情報を受信する。ユーザクライアントデバイス102aは、ヘッダがユーザクライアントデバイス102aの表示画面上の共同コンテンツ管理インターフェース内にもはや現れなくなるように、共同コンテンツ管理インターフェースから削除されたサブフォルダに対応するヘッダを除去する。
【0116】
図2Aから
図2C及び
図3Aから
図3Bは、共同コンテンツ管理システム110が本開示に従って実行することができる様々な処理及び動作のシーケンスフローを示す。このような処理及び動作は、必ずしも限定されないが、グラフィック要素の移動、ファイルの移動、ヘッダの移動、グラフィック要素の削除、ファイルの削除、サブフォルダの削除、グラフィック要素の追加、新しいファイルの追加、新しいヘッダの追加、及び新しいサブフォルダの追加を含む。
図2Aから
図2C及び
図3Aから
図3Bは、シーケンスフローを示す一方、対応する説明はどのように共同コンテンツ管理システム110が記述された動作及び方法を実行するかに関する洞察を提供し、
図2Aから
図2C及び
図3Aから
図3Bは、共同コンテンツ管理インターフェース自身を示していない。したがって、
図4Aから8Bは、上述のシーケンスフローの様々な動作及びプロセスに従う、ファイル管理システム112に関連するファイル管理アプリケーション105の共同コンテンツ管理インターフェース及びファイル管理インターフェースの例を示す。
【0117】
特に、
図4Aは、共同コンテンツ管理インターフェース400を提示するユーザクライアントデバイス102aを示す。
図4Bは、ユーザクライアントデバイス102a上に表示されるファイル管理アプリケーション105内のファイル管理インターフェース414の対応する図を示す。
図4Aに示されるように、共同コンテンツ管理インターフェース400は、コンテンツ管理部402及び活動監視部404を含む。述べたとおり、コンテンツ管理部402はファイル管理システム112によって維持されるファイルに対応する様々なグラフィック要素(例えば、グラフィック要素410)の表示を含む。コンテンツ管理部402はさらに、ヘッダ408「名案」、メモ帳412、及びフォルダ名406「都市景観」を含む。
【0118】
図4A及び以降の図に示されるように、ユーザ106はファイル管理システム112によって維持される「都市景観」と名付けられたフォルダに対応するコンテンツ管理部402内で操作を行っている。したがって、コンテンツ管理部402はフォルダ名406を含む。グラフィック要素410がコンテンツ管理部402内のヘッダ408の上に現れる。したがって、「7月通話メモ」と名付けられたファイルは、「都市景観」と名付けられたファイル内であるが、ファイルデータベース114内の「名案」と名付けられたサブフォルダの外に対応して配置される。
【0119】
さらに、コンテンツ管理部402は、いくつかの実施形態では、ファイル管理システム112によって維持される対応するファイルを有さないメモ帳412を含む。代わりに、メモ帳412は、共同コンテンツ管理インターフェースのために共同コンテンツ管理システム110が生成するメタデータであってもよい。したがって、共同コンテンツ管理システム110は、必ずしもファイル管理システム112の一部ではない追加情報をユーザ106に提供する。いくつかの実施形態では、ユーザ106のいずれかは、そのサイズを変更し、そのコンテンツを編集し、それを移動する等のために、メモ帳412と対話し得る。あるいは、メモ帳412は特定のユーザのための非公開のものであってもよい。したがって、ユーザ106aのみが、メモ帳412を編集又は操作することができ、他のユーザに対してそれぞれのユーザクライアントデバイス上で共同コンテンツ管理インターフェースが現れる際に、共同コンテンツ管理インターフェース内にメモ帳412は現れなくてもよい。
【0120】
上述のように、活動監視部404は、共同コンテンツ管理インターフェース内で行われる、ユーザ活動のフィード又はタイムラインを含む。例えば、活動監視部404は、チャットメッセージ及び共同コンテンツ管理インターフェース内で行われる様々な動作(「エバンが会議の概要を加えた」)を含む。したがって、ユーザ106が共同コンテンツ管理インターフェースを介してお互いにコミュニケーションする時、活動監視部404はメッセージを表示する。同様に、ユーザ106のいずれかが、ファイル管理システム112によって維持されるフォルダ内のファイルに変更を加える時、活動監視部404はそれらの変更の通知も表示する。実際、活動監視部404はコンテンツ管理部402と同様に、共同コンテンツ管理システム110の同期処理に従って、実時間又は準実時間で更新する。
【0121】
述べたとおり、
図4Bに示されるように、ユーザクライアントデバイス102aは、ファイル管理アプリケーション105のファイル管理インターフェース414を表示する。ファイル管理インターフェース414は、ファイル管理アプリケーション105によって提示されるように、ファイルデータベース114に含まれるフォルダのビューを含む。
図4Bのファイル管理インターフェース414に見られるように、グラフィック要素が
図4Aの共同コンテンツ管理インターフェース400内のヘッダ408の上に現れるファイルは、「都市景観」フォルダ内で、「名案」サブフォルダの外に配置される。一方、グラフィック要素が
図4Aの共同コンテンツ管理インターフェース400内のヘッダ408の下(例えば、下側に)に現れるファイルは、ファイルデータベース414内の「名案」サブフォルダ内に配置される。
【0122】
図5Aに示されるように、ユーザクライアントデバイス102aは、
図4Aに関連して上述したように、共同コンテンツ管理インターフェース400を表示する。しかし、
図5Aでは、ユーザ106aは共同コンテンツ管理インターフェース400に新しいヘッダ416を追加している。例えば、ユーザクライアントデバイス102aは、ヘッダ408の上の位置にヘッダ416を追加するためのユーザ入力を受信する。実際、示されるように、ヘッダ416はグラフィック要素410の上に配置される、一方でヘッダ408はグラフィック要素418の上に配置される。上述したように、このように新しいヘッダ416を追加することは、ファイル管理システム112内で対応する変化をもたらす。
【0123】
例えば、
図5Bに示されるように、ユーザクライアントデバイス102aは、ファイル管理アプリケーション105のファイル管理インターフェース414を表示する。ファイル管理インターフェース414に示されるように、共同コンテンツ管理システム110は、新しいヘッダ416に対応する新しいサブフォルダを生成するための命令を提供した。実際、サブフォルダ「重要」はファイル管理インターフェース414内に現れ、ここで、ファイル「7月通話メモ」、「リソ試験」、及び「DBの履歴」は、それらの対応するグラフィック要素が共同コンテンツ管理インターフェース400内のヘッダ416の下にあるので、このサブフォルダ内に現れる。共同コンテンツ管理インターフェース400内のヘッダ408より下に現れるグラフィック要素に対応する、ファイル「デモ」、「状況追跡」、及び「プレゼンテーション概要」は、サブフォルダ「名案」内に配置される。
【0124】
図6Aに示されるように、ユーザクライアントデバイス102aは、ヘッダ408及びヘッダ416を含む共同コンテンツ管理インターフェース400を表示する。さらに、
図6Aの共同コンテンツ管理インターフェース400は、ヘッダ408の下の位置からヘッダ416の下の位置にグラフィック要素420を移動させるアニメーションを含む。上述したように、ユーザクライアントデバイス102aは、グラフィック要素420を第1の位置から第2の位置に移動させるためのユーザ入力を受信する。
【0125】
図6Aに関連して、
図6Bは、共同コンテンツ管理インターフェース400に対して行われた変更を反映するファイル管理インターフェース414を示す。例えば、ファイル管理インターフェース414は、共同コンテンツ管理インターフェース400内のヘッダ416の下に配置されるグラフィック要素に対応するファイルを含む「重要」サブフォルダのビューを含む。詳述するために、「重要」サブフォルダは、ヘッダ408の下からヘッダ416の下に移動されたグラフィック要素420に対応する新たに追加されたファイル「プレゼンテーション概要」を含む。したがって、グラフィック要素420がヘッダ408の下から移動されたので、「プレゼンテーション概要」ファイルはヘッダ408に対応するサブフォルダ「名案」内にもはや現れない。
【0126】
図7Aは、共同コンテンツ管理インターフェース400を表示するユーザクライアントデバイス102aを示す。
図7Aに示すように、共同コンテンツ管理インターフェース400は、「デモ」グラフィック要素と「状況追跡」グラフィック要素との間で、
図6Aの前の位置からヘッダ408の下の新しい位置にヘッダ416を移動するためのユーザ入力を反映するアニメーション又は演出を表示する。例えば、ユーザクライアントデバイス102aは、共同コンテンツ管理インターフェース400内でヘッダ416を移動するために、タッチアンドドラッグ入力、又はセレクトアンドドロップ(例えば、選択するためのタップ又はクリック及びドロップするための閾値時間内の第2のタップ又はクリック)、を検出する。
【0127】
図7Aは任意のグラフィック要素から独立して移動するヘッダ416を示すが、いくつかの実施形態ではグラフィック要素はヘッダ416と共に移動する。より詳細には、いくつかの実施形態でヘッダ416の下に配置されるグラフィック要素は、もしヘッダ416が共同コンテンツ管理インターフェース400内を移動するなら、ヘッダ416に対して同じ位置(例えば、ヘッダ416の下)に配置されたままであるように、グラフィック要素はヘッダ416と共に移動するよう、ヘッダ416に固定され得る。例えば、共同コンテンツ管理システム110は、ヘッダ416を移動するための任意のユーザ入力に応じて、共同コンテンツ管理システム110がロックされたグラフィック要素を共同コンテンツ管理インターフェース400内のヘッダ416と共に移動させるように、ヘッダ416の下に配置される任意のグラフィック要素をヘッダ416にロックするための設定をユーザに選択させることを可能にすることができる。
【0128】
ファイル管理システム112内の対応する変更を示すために、
図7Bは、
図7Aのそれの元の位置から新しい位置へのヘッダ416の移動に対応する変更を反映する、ファイル管理アプリケーション105のファイル管理インターフェース414を示す。特に、ファイル管理インターフェース414は、フォルダ「都市景観」内にあるが、あらゆるサブフォルダの外にあるファイル「7月通話メモ」、「リソテスト」、及び「DBの履歴」を示す。実際、ヘッダ416をそれの新しい位置に移動させることによって、これらのファイルはもはやヘッダ416の下に存在しないので、共同コンテンツ管理システム110は、ファイル管理システム112にこれらのファイルを移動させる。
【0129】
いくつかの実施形態では、上述のように、ヘッダ416の下のグラフィック要素(例えば、「7月通話メモ」、「リソテスト」、及び「DBの履歴」)は、ヘッダ416に対して所定の位置にロックされているかのようにヘッダ416と共に移動する。これらの実施形態では、共同コンテンツ管理システム110は、グラフィック要素がヘッダ416に対して前と同じように同じ位置に配置されたままであるため、ファイル管理システム112にヘッダ416に対応するサブフォルダの中からファイルデータベース114内の任意の対応するファイルを移動させない。しかし、これらの実施形態では、共同コンテンツ管理インターフェース110はファイル管理システム112に、ヘッダ416と対応するサブフォルダをその中に配置されたファイルと一緒に、ヘッダ408の下にあるファイル管理インターフェース414内の位置へ移動させる。
【0130】
さらに、ファイル「状況追跡」及び「プレゼンテーション概要」はそれの新しい位置でヘッダ416の下にあるので、
図7Bのファイル管理インターフェース414は、ヘッダ416に対応する「重要」サブフォルダ内のこれらのファイルを示す。実際、上述のように、共同コンテンツ管理システム110はファイル管理システム112に、ファイル「状況追跡」及び「プレゼンテーション概要」をサブフォルダ「名案」からサブフォルダ「重要」に移動させる。共同コンテンツ管理システム110は、ファイル管理システム112に、ヘッダ408に対応するサブフォルダ「名案」内にファイル「デモ」を維持させる。
【0131】
図8Aは、ユーザ106aがヘッダ408を削除するためのユーザ入力を提供する、共同コンテンツ管理インターフェース400を表示するユーザ入力102aを示す。示されるように、ユーザクライアントデバイス102aは、ヘッダ408を削除するために「X」をクリック又はタッチすることによる、ヘッダ408を削除するためのユーザ入力を受信する。ヘッダ408を削除すると、共同コンテンツ管理システム110は、ファイル管理システム112にファイルデータベース114内で対応する変更を行わせる。
【0132】
図8A内の共同コンテンツ管理インターフェース400の変更を反映するために、
図8Bは個別の変更を反映するファイル管理インターフェース414を示す。示される通り、共同コンテンツ管理システム110は、ファイル管理システム112に共同コンテンツ管理インターフェース400からヘッダ408を除去するためのユーザ入力に応じて、「名案」サブフォルダを削除させる。さらに、共同コンテンツ管理システム110はファイル管理システム112に、それが削除された前にヘッダ408の下に存在したグラフィック要素に対応するファイルを移動させる。従って、ヘッダ408を削除した後、対応するグラフィック要素がヘッダ416の下に現在配置されるので、ファイル管理システム112はファイル「デモ」、「状況追跡」及び「プレゼンテーション概要」を、サブフォルダ「重要」に移動させる。
【0133】
図4Aから8Bは、グラフィック要素、ヘッダ、ファイル、及びサブフォルダを操作するための様々なプロセス及び方法に関連して、共同コンテンツ管理インターフェース400及びファイル管理インターフェース414の様々なビューを示す。特に、
図4Aから8Bは共同コンテンツ管理インターフェース400を介してユーザ入力を受信し、ファイル管理システム112内で対応する変更を生ずる観点からのビューを示す。以下、
図9Aから
図9Bはファイル管理インターフェース414内から共同コンテンツ管理システム110を開始する観点から、ファイル管理インターフェース114及び共同コンテンツ管理インターフェース400のビューを示す。
【0134】
図9Aに示されるように、ユーザクライアントデバイス102aは、ファイル管理インターフェース414を表示する。特に、ファイル管理インターフェース414は、ファイルデータベース114内のファイル管理システム112によって維持される「都市景観」フォルダの提示を含む。「都市景観」フォルダ内でファイル管理インターフェース414は、それぞれがその内部にファイルを含む、サブフォルダ「重要」及び「名案」を含む。また、
図9Aに示すように、ファイル管理インターフェース414は、共同コンテンツ管理要素902を含む。
図9Aはファイル管理インターフェース414内のユーザ選択可能ボタンとして共同コンテンツ管理要素902を示す一方、いくつかの実施形態では、共同コンテンツ管理要素902はメニュー(例えば、ドロップダウンメニュー)内の選択肢、又はユーザが共同コンテンツ管理システム110を開始することができるいくつかの他のユーザ選択可能なデジタルオブジェクトになることができる。
【0135】
共同コンテンツ管理要素902を選択するためのユーザ入力の検出に応じて、ファイル管理システム112は共同コンテンツ管理システム110を初期化し、共同コンテンツ管理システム110にユーザ入力の通知を提供する。その後、共同コンテンツ管理システム110は「都市景観」フォルダを分析し、その分析に基づいて
図9Bの共同コンテンツ管理インターフェース400を生成する。
【0136】
実際、
図9Bに示すように、共同コンテンツ管理システム110は
図9Aの「重要」及び「名案」サブフォルダに一致するヘッダ408及びヘッダ416を含む「都市景観」フォルダを示すように、共同コンテンツ管理インターフェース400を生成する。同様に、共同コンテンツ管理システム110はサブフォルダ内に含まれるファイルを表すためのグラフィック要素を生成し、
図3Aから3Bに関連してより詳細に上述したように、それらの個別のヘッダの下にそれらのグラフィック要素を配置する。実際、共同コンテンツ管理システム110はファイル管理システム112内の「都市景観」フォルダへの様々な変更を検出し、共同コンテンツ管理システム110は上述したように、共同コンテンツ管理インターフェース400内に対応する変更を生成する。
【0137】
図1から9B、対応するテキスト及び例は、複合ユーティリティスコアに基づいて、ユーザにデジタルコンテンツを提供するためのいくつかの異なるシステム及び方法を提供する。前述に加えて、実施形態はまた、特定の結果を達成するための方法における動作ステップを含むフローチャートに関して記述され得る。例えば、次に
図10から11を参照すると、これらの図は、ユーザのターゲット視聴者にデジタルコンテンツを提供するために機械学習モデルを利用する一連の動作1000のフローチャートを示す。
図10から11はいくつかの実施形態に記載の動作を示す一方、代替の実施形態は
図10から11に示されるいずれかの動作を再整理及び/又は変更するために、省略、追加することができる。
図10から
図11の動作は、方法の一部として実行され得る。あるいは、非一時的なコンピュータ可読媒体は、1つ又は複数のプロセッサによって実行される時、コンピューティングデバイスに
図10から
図11の動作を実行させる、命令を含むことができる。さらに他の実施形態では、システムは
図10から
図11の動作を実行することができる。
【0138】
図10に示される通り、一連の動作1000は、共同コンテンツ管理インターフェースを提供する動作1010を含むことができる。特に、動作1010は、ファイル管理システムによって維持されるファイルのフォルダを管理するために、ユーザのグループのための共同コンテンツ管理インターフェースを、表示のために提供することを含むことができ、ここで共同コンテンツ管理インターフェースはフォルダ内の個別のファイルそれぞれについてグラフィック要素を含む。共同コンテンツ管理インターフェースは、ユーザの活動が共同コンテンツ管理インターフェース内で行われ、ユーザ活動が発生する時にタイムラインを更新する、ユーザ活動のタイムラインを提示する、グラフィック要素及び活動監視部を管理することができる、コンテンツ管理部を含むことができる。
【0139】
一連の動作1000は、ヘッダを追加するために、ユーザ入力を検出する動作1020を含むことができる。特に、動作1020は、少なくとも1つのプロセッサによって、共同コンテンツ管理インターフェース内にヘッダを追加するためのユーザ入力を検出することを含むことができる。ユーザ入力は、第1の位置で共同コンテンツ管理インターフェース内の少なくとも1つのグラフィック要素がヘッダの下にある、共同コンテンツ管理インターフェース内の第1の位置を示すことができる。共同コンテンツ管理インターフェース内でヘッダを追加するためにユーザ入力を検出することは、ヘッダの名前についてテキスト入力を受信することを含むことができる。
【0140】
さらに、一連の動作1000は、共同コンテンツ管理インターフェース内にヘッダを生成する動作1030を含むことができる。特に、動作1030は、検出されたユーザ入力に応じて、共同コンテンツ管理インターフェース内にヘッダを生成することを含むことができる。
【0141】
示される通り、一連の動作1000は、ファイル管理システムにサブフォルダを生成させる動作1040も含むことができる。特に、動作1040は共同コンテンツ管理インターフェース内にヘッダを生成することに基づいて、ファイル管理システムに、ファイル管理システムによって維持され、生成されたヘッダに対応するフォルダ内にサブフォルダを生成させることを含むことができる。ファイル管理システムにサブフォルダを生成させることは、ファイル管理システムにヘッダの名前を一致するようにサブフォルダに名前を付けさせることを含むことができる。
【0142】
図10には示されていないが、一連の動作1000はファイル管理システムに、ヘッダの下にある少なくとも1つのグラフィック要素に対応する任意のファイルを、生成されたサブフォルダに移動させる動作をさらに含んでもよい。さらに、一連の動作1000は、第2の位置が第1の位置の上にあり、第2の位置で第2のヘッダを追加するために検出されたユーザ入力に応じて、共同コンテンツ管理インターフェース内の第2の位置で第2のヘッダを生成することを、さらに含むことができる、共同コンテンツ管理インターフェース内の第2の位置で第2のヘッダを追加するためのユーザ入力を検出する動作を含むことができる。第2の位置で第2のヘッダを生成することに基づいて、一連の動作1000はファイル管理システムに、ファイル管理システムによって維持されるフォルダ内に第2のサブフォルダを生成させ、ファイル管理システムに、共同コンテンツ管理インターフェース内の第1の位置の上にあり、第2の位置の下にあるグラフィック要素に対応する任意のファイルを、第2のサブフォルダに移動させる動作を含むことができる。
【0143】
さらに、一連の動作1000は、共同コンテンツ管理インターフェース内で第2のヘッダを第2の位置から第3の位置に移動させるユーザ入力を検出する動作を含むことができ、ここで、第3の位置は第1の位置の下にある。共同コンテンツ管理インターフェース内の第2の位置から第3の位置に第2のヘッダを移動するために検出されたユーザ入力に基づいて、一連の動作1000は、共同コンテンツ管理インターフェース内の第2の位置から第3の位置に第2のヘッダを移動させ、ファイル管理システムに、第2のサブフォルダから、共同コンテンツ管理インターフェース内の第1の位置の上及び第2の位置の下にあるグラフィック要素に対応するファイルを除去させ、ファイル管理システムに第1の位置のヘッダに対応するサブフォルダ内に、共同コンテンツ管理インターフェース内の第3の位置の上にあり第1の位置の下にあるグラフィック要素に対応するファイルを維持させ、及びファイル管理システムに第3の位置の下にあるグラフィック要素に対応するファイルを、第1の位置のヘッダに対応するサブフォルダから第2のサブフォルダに移動させる動作を含むことができる。
【0144】
さらに、一連の動作1000は、第1の位置にあるヘッダの下にある位置からグラフィック要素を第2のヘッダの下にある位置に移動するためのユーザ入力を検出する動作を含むことができる。グラフィック要素を移動するために検出されたユーザ入力に応じて、一連の動作1000は、グラフィック要素を第1の位置のヘッダの下にある位置から第2のヘッダの下に移動させ、ファイル管理システムに第1の位置のヘッダに対応するサブフォルダから第2のサブフォルダへ、移動されたグラフィック要素に対応するファイルを移動させる動作を含むことができる。
【0145】
さらに、一連の動作1000は、共同コンテンツ管理インターフェース内のヘッダを削除するためのユーザ入力を検出する動作を含むことができる。ヘッダを削除するために検出されたユーザ入力に応じて、一連の動作1000は、ファイル管理システムにヘッダの下にある少なくとも1つのグラフィック要素に対応するファイルを、生成されたサブフォルダからファイル管理システムによって維持されるフォルダへ移動させ、共同コンテンツ管理インターフェース内のヘッダを削除させ、ファイル管理システムにファイル管理システムによって維持されるフォルダ内にあり削除されたヘッダに対応するサブフォルダを削除させる、動作を含むことができる。
【0146】
図11に示されるように、一連の動作1100は、共同コンテンツ管理インターフェースを開始するための要求を受信する動作1110を含むことができる。特に、動作1110は、ユーザのグループのための、ファイル管理システムによって維持されるファイルのフォルダを管理するための共同コンテンツ管理インターフェースを開始するための要求を受信することを含むことができ、ここで共同コンテンツ管理インターフェースは、フォルダ内の個別のファイルそれぞれについてのグラフィック要素を含む。
【0147】
一連の動作1100は、ファイル管理システムによって維持されるフォルダを分析する動作1120をさらに含むことができる。特に、動作1120は、要求に応じて、フォルダ内の複数のサブフォルダを識別するために、ファイル管理システムによって維持されるフォルダを分析することを含むことができる。
【0148】
さらに、一連の動作1100は、サブフォルダの数に等しい数のヘッダを生成する動作1130も含むことができる。特に、動作1130は、ファイル管理システムによって維持されるフォルダを分析することに基づいて、共同コンテンツ管理インターフェース内に表示するために、各ヘッダが異なるサブフォルダに対応する、ファイル管理システムによって維持されるフォルダ内のサブフォルダの数と等しい複数のヘッダを生成することを含むことができる。
【0149】
図11には示されていないが、一連の動作1100はさらに、個別のサブフォルダそれぞれの名前を識別するために、ファイル管理システムによって維持されるフォルダ内のサブフォルダを分析する動作及び、個別のサブフォルダそれぞれの識別された名前に基づいて、共同コンテンツ管理インターフェース内の複数のヘッダのそれぞれに名前を付け、各ヘッダの名前が対応するサブフォルダの名前に一致する、動作を含むことができる。
【0150】
さらに、一連の動作1100は、サブフォルダ内に含まれる任意のファイルを識別するために、ファイル管理システムによって維持されるフォルダ内のサブフォルダを分析し、共同コンテンツ管理インターフェース内に表示するためにサブフォルダ内に含まれる各ファイルのグラフィック要素を提供する動作を含むことができ、ここで各グラフィック要素は、個別のファイルが含まれるサブフォルダに対応する、共同コンテンツ管理インターフェース内のヘッダの下に提示される。
【0151】
さらに、一連の動作1100は、ファイル管理システムから、ファイル管理システムによって維持されるフォルダ内のサブフォルダからファイルが除去されたという通知を受信する動作及び、ファイルが除去されたという通知に応じて、共同コンテンツ管理インターフェースから、除去されたファイルに対応するグラフィック要素を除去する動作を含むことができる。
【0152】
さらに、一連の動作1100はファイル管理システムから、ファイルが第1のサブフォルダから第2のサブフォルダに移動されたという通知を受信し、ファイルが第1のサブフォルダから第2のサブフォルダに移動されたという通知に応じて、共同コンテンツ管理インターフェース内で、第1のサブフォルダに対応する第1のヘッダの下から第2のサブフォルダに対応する第2のヘッダの下へと、移動されたファイルに対応するグラフィック要素を移動する動作を含むことができる。
【0153】
さらに、一連の動作1100はファイル管理システムから、ファイル管理システムによって維持されるフォルダ内のサブフォルダが削除されたという通知を受信する動作を含むことができる。サブフォルダが削除されたという通知に応じて、一連の動作1100は、共同コンテンツ管理インターフェース内から、削除されたサブフォルダに対応するヘッダを削除し、共同コンテンツ管理インターフェース内から、削除されたサブフォルダ内に含まれていたファイルに対応する任意のグラフィック要素を削除する動作を含むことができる。
【0154】
本発明の実施形態は、以下でより詳細に説明するように、例えば、1つ又は複数のプロセッサ及びシステムメモリ等のコンピュータハードウエアを含む専用又は汎用コンピュータを備えるか、又は利用することができる。本発明の範囲の実施形態はまた、コンピュータ実行可能命令及び/又はデータ構造を搬送又は記憶するための物理的及び他のコンピュータ可読媒体を含む。特に、本明細書で記述されるプロセスの1つ又は複数は、非一時的なコンピュータ可読媒体で実装され、1つ又は複数のコンピューティングデバイス(例えば、本明細書で記述されるメディアコンテンツアクセスデバイスのうちのいずれか)によって実行可能な命令として少なくとも部分的に実装され得る。一般に、プロセッサ(例えば、マイクロプロセッサー)は非一時的なコンピュータ可読媒体(例えば、メモリーなど)から命令を受信し、本明細書に記述されるプロセスの1つ又は複数を含む1つ又は複数のプロセスを実行する、それらの命令を実行する。
【0155】
コンピュータ可読媒体は、汎用又は専用のコンピュータシステムによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体とすることができる。コンピュータ実行可能命令を記憶するコンピュータ可読媒体は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体(装置)である。コンピュータ実行可能命令を搬送するコンピュータ可読媒体は伝送媒体である。したがって、限定ではなく例として、開示の実施形態は、少なくとも2つの明確に異なるコンピュータ可読媒体の種類である、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体(装置)及び伝送媒体を備えることができる。
【0156】
非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、ソリッドステートドライブ「SSD」(例えば、RAMに基づく)、フラッシュメモリ、相変化メモリ「PCM」、他のメモリの種類、他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置又は他の磁気記憶装置、又はコンピュータ実行可能命令又はデータ構造の所望のプログラムコード手段を記憶するために使用され、汎用又は専用のコンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を含む。
【0157】
「ネットワーク」は、コンピュータシステム及び/又はモジュール及び/又は他の電子装置間の電子データの伝送を可能にする1つ又は複数のデータリンクとして定義される。情報がネットワーク又は別の通信接続(有線、無線、又は有線又は無線の組合せのいずれか)によって、コンピュータに転送又は提供される時、コンピュータは適切に接続を伝送媒体とみなす。伝送媒体は、コンピュータ実行可能命令又はデータ構造の形態で所望のプログラムコード手段を搬送するために使用され、汎用又は専用のコンピュータによってアクセスされ得る、ネットワーク及び/又はデータリンクを含むことができる。上記の組合せは、コンピュータ可読媒体の範囲にも含まれるべきである。
【0158】
さらに、様々なコンピュータシステム構成要素に到達すると、コンピュータ実行可能命令又はデータ構造の形態におけるプログラムコード手段は、伝送媒体から非一時的なコンピュータ可読記憶媒体(装置)(又は逆もまた同様)に自動的に転送され得る。例えば、ネットワーク又はデータリンクを介して受信されたコンピュータ実行可能命令又はデータ構造は、ネットワークインターフェースモジュール(例えば、「NIC」)内のRAMにバッファされ、次に、最終的にコンピュータシステムRAM及び/又はコンピュータシステムで揮発性の低いコンピュータ記憶媒体(装置)に転送され得る。したがって、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体(装置)は、伝送媒体も(又はさらに主に)利用するコンピュータシステム構成要素に含まれ得ることが理解されるべきである。
【0159】
コンピュータ実行可能命令は、例えば、プロセッサによって実行される時、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は専用処理装置に特定の機能又は機能群を実行させる命令及びデータを含む。いくつかの実施形態では、コンピュータ実行可能命令は、汎用コンピュータを、開示の要素を実装する専用コンピュータに変えるために、汎用コンピュータ上で実行される。コンピュータ実行可能命令は例えば、バイナリ、アセンブリ言語のような中間フォーマット命令、又はソースコードでさえもよい。発明は、構造的特徴及び/又は方法動作に特有の言語で記述されてきたが、添付の特許請求の範囲で定義される発明は必ずしも記述された特徴又は上述の動作に限定されないことは理解されるべきである。むしろ、記述された特徴及び動作は、特許請求の範囲を実施する例示的な形態として開示される。
【0160】
当業者は、本開示がパーソナルコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、メッセージプロセッサ、携帯装置、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベース又はプログラム可能な家庭用電子機器、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、携帯電話、PDA、タブレット、ポケットベル、ルータ、スイッチ等を含む、多くのコンピュータシステム構成の種類を有するネットワークコンピューティング環境において実施され得ることを、理解するであろう。本開示は、ネットワークを介して(有線データリンク、無線データリンク、又は有線データリンクと無線データリンクの組合せによってのいずれか)結び付けられるローカル及びリモートコンピュータシステムの両方がタスクを実行する、分散システム環境においても実施され得る。分散システム環境では、プログラムモジュールがローカル及びリモートメモリ記憶装置の両方に配置され得る。
【0161】
本開示の実施形態は、クラウドコンピューティング環境でも実施され得る。この説明では、「クラウドコンピューティング」は、設定可能なコンピューティングリソースの共有プールへのオンデマンドネットワークアクセスを可能にするためのモデルとして定義される。例えば、クラウドコンピューティングは、設定可能なコンピューティングリソースの共有プールへのユビキタスで便利なオンデマンドアクセスを提供するために、市場で利用され得る。設定可能なコンピューティングリソースの共有プールは、仮想化を介して迅速に準備され、少ない管理努力又はサービスプロバイダとの対話だけで公開することができ、次に適宜拡大され得る。
【0162】
クラウドコンピューティングモデルは例えば、オンデマンドセルフサービス、広域ネットワークアクセス、リソースプーリング、迅速な融通性、測定サービス等のような様々な特性から構成され得る。クラウドコンピューティングモデルは、サービスとしてのソフトウェア「SaaS」、サービスとしてのプラットフォーム「PaaS」、サービスとしてのインフラストラクチャ「IaaS」)など、様々なサービスモデルを公開することもできる。クラウドコンピューティングモデルはまた、プライベートクラウド、コミュニティクラウド、パブリッククラウド、ハイブリッドクラウドなど、様々な配置モデルを使用して、配置され得る。本明細書及び特許請求の範囲では、「クラウドコンピューティング環境」はクラウドコンピューティングが利用される環境である。
【0163】
図12は、上述のプロセスのうちの1つ又は複数を実行するように構成され得る例示的なコンピューティングデバイス1200のブロック図を示す。当業者は、サーバ108及び/又はクライアントデバイス102は、コンピューティングデバイス1200等の1つ又は複数のコンピューティングデバイスを備えることを、理解するだろう。
図12に示すように、コンピューティングデバイス1200は、通信インフラストラクチャ1212を介して通信可能に結合され得る、プロセッサ1202、メモリ1204、記憶装置1206、I/Oインターフェース1208、及び通信インターフェース1210を含むことができる。例示的なコンピューティングデバイス1200が
図12に示されているが、
図12に示されている構成要素は、限定することを意図しているわけではない。他の実施形態では、追加又は代わりの構成要素が使用され得る。さらに、特定の実施形態では、コンピューティングデバイス1200は
図12に示されるそれらよりも少ない構成要素を含むことができる。次に、
図12に示されるコンピューティングデバイス1200の構成要素は、さらに詳細に記述される。
【0164】
特定の実施形態では、プロセッサ1202はコンピュータプログラムを構成するそれらのような命令を実行するためのハードウェアを含む。限定ではなく例として、命令を実行するために、プロセッサ1202は内部レジスタ、内部キャッシュ、メモリ1204、又は記憶装置1206から命令を抽出し(又は取り出し)、それらを復号及び実行することができる。特定の実施形態では、プロセッサ1202は1つ又は複数のデータ、命令、又は宛先の内部キャッシュを含むことができる。限定ではなく例として、プロセッサ1202は、1つ又は複数の命令キャッシュ、1つ又は複数のデータキャッシュ、及び1つ又は複数のトランスレーションルックアサイドバッファ(TLB)を含むことができる。命令キャッシュ内の命令は、メモリ1204又は記憶装置1206内の命令のコピーになることができる。
【0165】
メモリ1204は、プロセッサによる実行について、データ、メタデータ、及びプログラムを記憶するために使用されてもよい。メモリ1204は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、ソリッドステートディスク(SSD)、フラッシュ、相変化メモリ(PCM)、又は他のデータ記憶装置の種類のような、揮発性及び不揮発性メモリの1つ又は複数を含むことができる。メモリ1204は、内部又は分散メモリであってもよい。
【0166】
記憶装置1206は、データ又は命令を記憶するための記憶装置を含む。限定ではなく例として、記憶装置1206は上述した非一時的な記憶媒体を含むことができる。記憶装置1206は、ハードディスクドライブ(HDD)、フロッピーディスクドライブ、フラッシュメモリ、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、又はユニバーサルシリアルバス(USB)ドライブ、又はこれらの2つ以上の組合せを含み得る。記憶装置1206は必要に応じて、取り外し可能又は取り外し不能(又は固定)媒体を含むことができる。記憶装置1206は、コンピューティングデバイス1200に対して内部又は外部にあってもよい。特定の実施形態では、記憶装置1206は不揮発性のソリッドステートメモリである。他の実施形態では、記憶装置1206はリードオンリーメモリ(ROM)を含む。必要に応じて、このROMは、マスクプログラムROM、プログラム可能ROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、電気的可変ROM(EAROM)、又はフラッシュメモリ、又はこれらの2つ以上の組合せであってもよい。
【0167】
I/Oインターフェース1208は、ユーザが、コンピューティングデバイス1200に入力を提供し、ここから出力を受け取り、さもなければここへとデータを転送し、ここからデータを受け取ることを可能にする。I/Oインターフェース1208は、マウス、キーパッド又はキーボード、タッチスクリーン、カメラ、光学スキャナ、ネットワークインターフェース、モデム、他の既知のI/O装置、又はそのようなI/Oインターフェースの組合せを含むことができる。I/Oインターフェース1208は、グラフィックエンジン、ディスプレイ(例えば、表示画面)、1つ又は複数の出力ドライバ(例えば、表示ドライバ)、1つ又は複数のオーディオスピーカ、及び1つ又は複数のオーディオドライバを含むが、これらに限定されず、ユーザに出力を提示するための1つ又は複数のデバイスを含むことができる。特定の実施形態では、I/Oインターフェース1208は、ユーザに提示するための表示にグラフィックデータを提供するように構成される。グラフィックデータは特定の実装の役に立つように、1つ又は複数のグラフィックユーザインタフェース及び/又は任意の他のグラフィックコンテンツを表していてもよい。
【0168】
通信インターフェース1210は、ハードウェア、ソフトウェア、又は両方を含むことができる。いずれにせよ、通信インターフェース1210はコンピューティングデバイス1200と1つ又は複数の他のコンピューティングデバイス又はネットワークとの間の通信(例えば、パケットベース通信のような)の1つ又は複数のインターフェースを提供することができる。限定ではなく例として、通信インターフェース1210は、イーサネット又は他の有線ベースネットワークと通信するためのネットワークインターフェースコントローラ(NIC)又はネットワークアダプタ、又はワイファイのような無線ネットワークと通信するための無線NIC(WNIC)又は無線アダプタを含んでもよい。
【0169】
さらに又は代わりに、通信インターフェース1210は、アドホックネットワーク、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、又はインターネットの1つ又は複数の部分、又はこれらの2つ以上の組合せとの通信を容易にすることができる。これらのネットワークの1つ又は複数の部分の1つ又は複数は、有線又は無線であってよい。例として、通信インターフェース1210は無線PAN(WPAN)(例えば、ブルートゥースWPAN)、ワイファイネットワーク、ワイマックスネットワーク、携帯電話ネットワーク(例えば、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM)ネットワーク等)、又は他の適切な無線ネットワーク又はそれの組合せとの通信を容易にすることができる。
【0170】
さらに、通信インターフェース1210は、様々な通信プロトコルの通信を容易にすることができる。使用され得る通信プロトコルの例は、データ伝送媒体、通信装置、伝送制御プロトコル「TCP」、インターネットプロトコル「IP」、ファイル転送プロトコル「FTP」、テルネット、ハイパーテキスト転送プロトコル「HTTP」、ハイパーテキスト転送プロトコルセキュア「HTTPS」、セッション開始プロトコル「SIP」、シンプルオブジェクトアクセスプロトコル「SOAP」)、拡張可能マークアップ言語「XML」、及びそれの派生、シンプルメールトランスポートプロトコル「SMTP」、リアルタイム転送プロトコル「RTP」、ユーザデータグラムプロトコル「UDP」、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ「GSM」技術、符号分割多元接続「CDMA」技術、時分割多元接続「TDMA」技術、ショートメッセージサービス「SMS」、マルチメディアメッセージサービス「MMS」、無線周波数「RF」信号技術、ロングタームエボリューション「LTE」、無線通信技術、帯域内及び帯域外信号技術、及び他の適切な通信ネットワーク及び技術を含むが、これらに限定されない。
【0171】
通信インフラストラクチャ1212は、コンピューティングデバイス1200の構成要素を互いに結合するハードウェア、ソフトウェア、又は両方を含むことができる。限定ではなく例として、通信インフラストラクチャ1212はアクセラレーテッドグラフィックポート(AGP)又は他のグラフィックバス、エンハンスドインダストリースタンダードアーキテクチャ(EISA)バス、フロントサイドバス(FSB)、ハイパートランスポート(HT)インターコネクト、業界標準アーキテクチャ(ISA)バス、インフィニバンドインターコンネクト、低ピンカウント(LPC)バス、メモリバス、マイクロチャネルアーキテクチャ(MCA)バス、周辺構成要素相互接続(PCI)バス、PCIエキスプレス(PCIe)バス、シリアルアドバンストテクノロジーアタッチメント(SATA)バス、ビデオエレクトロニクススタンダードアソシエーションローカル(VLB)バス、又は他の適切なバス又はそれの組合せを含むことができる。
【0172】
図13は、共同コンテンツ管理システム110の1つ又は複数の実施形態が実装され得る、環境1300を示す概略図である。共同コンテンツ管理システム1302はデジタルコンテンツ(デジタルビデオなど)を生成、格納、管理、受信及び送信することができる。例えば、共同コンテンツ管理システム1302は、ネットワーク1304を介してクライアントデバイス1306へ及びクライアントデバイス1306からデジタルコンテンツを送信及び受信することができる。特に、共同コンテンツ管理システム1302はデジタルコンテンツのコレクションを格納し、管理することができる。共同コンテンツ管理システム1302は、複数のユーザに関連するコンピューティングデバイス間でのデジタルコンテンツの共有を管理することができる。例えば、共同コンテンツ管理システム1302は、ユーザがデジタルコンテンツを共同コンテンツ管理システム1302の別のユーザと共有することを容易にすることができる。
【0173】
特に、共同コンテンツ管理システム1302は、1人又は複数のユーザに関連する複数のクライアントデバイス1306にわたるデジタルコンテンツを同期することを管理できる。例えば、ユーザは、クライアントデバイス1306を使用するデジタルコンテンツを編集することができる。共同コンテンツ管理システム1302はクライアントデバイス1306に、編集されたデジタルコンテンツを共同コンテンツ管理システム1302に送信させることができる。次に、共同コンテンツ管理システム1302は、1つ又は複数の追加のコンピューティングデバイス上で編集されたデジタルコンテンツを同期する。
【0174】
複数のデバイスにわたってデジタルコンテンツを同期させることに加えて、共同コンテンツ管理システム1302の1つ又は複数の実施形態は、デジタルコンテンツの大きなコレクションを有するユーザに効率的な記憶装置オプションを提供することができる。例えば、共同コンテンツ管理システム1302は共同コンテンツ管理システム1302上にデジタルコンテンツのコレクションを格納することができ、一方、クライアントデバイス1306は、デジタルコンテンツの縮小サイズ版のみを格納する。ユーザはクライアントデバイス1306上のデジタルコンテンツの縮小サイズ版(例えば、デジタル画像のサムネイル)をナビゲートし、閲覧することができる。特に、ユーザがデジタルコンテンツを体験できる1つの方法は、クライアントデバイス1306上のデジタルコンテンツの縮小サイズ版を閲覧することである。
【0175】
ユーザがデジタルコンテンツを体験できる別の方法は、共同コンテンツ管理システム1302からデジタルコンテンツのフル又は高解像度版を要求するために、デジタルコンテンツの縮小サイズ版を選択することである。特に、ユーザがデジタルコンテンツの縮小サイズ版を選択すると、クライアントデバイス1306は、共同コンテンツ管理システム1302に、デジタルコンテンツの縮小サイズ版に関連するデジタルコンテンツを要求する要求を送る。共同コンテンツ管理システム1302は、デジタルコンテンツをクライアントデバイス1306に送信することによって、要求に応答することができる。次に、クライアントデバイス1306は、デジタルコンテンツを受信すると、デジタルコンテンツをユーザに提示することができる。このようにして、ユーザはクライアントデバイス1306上で使用されるリソースの量を最小限にしながら、デジタルコンテンツの大きなコレクションにアクセスすることができる。
【0176】
クライアントデバイス1306は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、車の内外ナビゲーションシステム、携帯機器、スマートフォン又は他のセルラー又は携帯電話、又は携帯ゲーム機器、他の携帯機器、又は他の適切なコンピューティングデバイスであってもよい。クライアントデバイス1306は、ネットワーク1304を介してコンテンツにアクセス及び閲覧するために、ウェブブラウザ(例えば、マイクロソフトウィンドウズインターネットエクスプローラ、モジラファイアフォックス、アップルサファリ、グーグルクローム、オペラ等)又はネイティブ又は専用のクライアントアプリケーション(例えば、アイフォン又はアイパッド用のドロップボックスペーパー、アンドロイド用のドロップボックスペーパー等)のような1つ又は複数のクライアントアプリケーションを実行することができる。
【0177】
ネットワーク1304は、クライアントデバイス1306がこれを介して共同コンテンツ管理システム1302にアクセスすることができるような、ネットワーク又はネットワークのコレクション(例えば、インターネット、企業イントラネット、バーチャルプライベートネットワーク(VPN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、セルラーネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、又はそのようなネットワークの2つ以上の組合せ)を表すことができる。
【0178】
前述の明細書において、本開示は、その特定の例示的な実施形態を参照して記述されてきた。本開示の様々な実施形態及び態様は本明細書で記述される詳細を参照して説明され、添付の図面は様々な実施形態を示す。上記及び図面は本開示の例示であり、本開示を限定するものとして解釈されるべきではない。多数の特定の詳細は、本開示の様々な実施形態の完全な理解を提供するために、記述される。
【0179】
本開示は、その精神又は不可欠な特徴から逸脱することなく、他の特定の形態で実装されてもよい。記述された実施形態は、あらゆる点で例示的なものにすぎず、限定ではないとみなされるべきである。例えば、本明細書で記述される方法は、より少ない又はより多いステップ/動作で実行されてもよく、又はステップ/動作は異なる順序で実行されてもよい。さらに、本明細書で記述されるステップ/動作は、互いに並列に、又は同じ若しくは類似のステップ/動作の異なるインスタンスと並列に、繰り返され又は実行され得る。したがって、本出願の範囲は、前述の記述ではなく、添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲の均等の意味及び範囲に入るすべての変更は、それらの範囲に包含されるべきである。
【0180】
前述の明細書は、それの特定の例示的な実施形態を参照して説明されている。本開示の様々な実施形態及び態様は本明細書で記述される詳細を参照して説明され、添付の図面は様々な実施形態を示す。上記及び図面は例示的なものであり、限定として解釈されるべきではない。多数の特定の詳細は、様々な実施形態の完全な理解を提供するために、記述されている。
【0181】
追加の又は代替の実施形態は、その精神又は不可欠な特徴から逸脱することなく、他の特定の形態で実装されてもよい。記述された実施形態は、あらゆる点で例示的なものにすぎず、限定ではないとみなされるべきである。したがって、本発明の範囲は、前述の記述ではなく、添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲の均等の意味及び範囲に入るすべての変更は、それらの範囲に包含されるべきである。