(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0017】
[第1実施例]
図1はこの発明の情報処理システム100の構成の一例を示す図である。この
図1を参照して、この発明の第1実施例である情報処理システム100は、情報処理装置10および画像形成装置70を含む。
【0018】
情報処理装置10は、スーパーマーケット、レストランまたはコンビニエンスストアなどの店舗、並びに駅、バスターミナル、空港、役所または図書館などの公共施設に配置されるマルチメディアキオスク(MMK)端末である。この情報処理装置10は、配置される場所に応じて各種情報または所定の商品またはサービス(以下、「サービス等」ということがある。)を利用者(ユーザ)に提供する。また、詳細は後述するが、情報処理装置10は、画像形成装置70と協働して、コピー、プリント、スキャンおよびファクスなどの所定のサービスをユーザに提供することもできる。
【0019】
なお、この明細書では、ユーザの立ち位置に対向する面、つまり後述するディスプレイ14が設けられる側の面を前面(正面)として情報処理装置10およびその構成部材の前後方向(奥行方向)を規定し、情報処理装置10およびその構成部材の左右方向(横方向)は、ユーザから情報処理装置10を見た状態を基準として規定する。これらのことは、画像形成装置70についても同様である。
【0020】
情報処理装置10は、タッチパネル12付きのディスプレイ14、記録媒体接続部16、紙片用プリンタ18、符号読取部20、近距離通信部22、貨幣処理部24、および写真用プリンタ26を含む装置本体28を備える。
【0021】
タッチパネル12付きのディスプレイ14は、情報処理装置10(装置本体28)の上端部に配置される。タッチパネル12は、汎用のタッチパネルであり、静電容量方式、電磁誘導方式、抵抗膜方式、赤外線方式など、任意の方式のものを用いることができる。この第1実施例では、タッチパネル12としては、静電容量方式のタッチパネルが用いられ、ディスプレイ14の表示面上にタッチパネル12が設けられる。ただし、タッチパネル12とディスプレイ14とが一体的に形成されたタッチパネルディスプレイが用いられてもよい。また、ディスプレイ14としては、たとえばLCDまたはEL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどを用いることができる。
【0022】
記録媒体接続部16は、各種の記録媒体を装着するための装着部(たとえばドライブおよびメモリスロット)を含む。各種の記録媒体は、光ディスク(たとえばCD−R、DVD−RおよびBD−Rなど)およびフラッシュメモリ(たとえばUSBメモリ、SDメモリカードおよびメモリースティックなど)などである。ただし、光ディスクは、ドライブに装着される。また、フラッシュメモリは、メモリスロットに装着される。
【0023】
紙片用プリンタ18は、たとえばサーマルプリンタ(感熱式プリンタ)またはドットインパクトプリンタであり、レシート、ジャーナルまたはクーポン券などの画像が印刷された紙片を発行する。具体的には、紙片用プリンタ18は、ロール紙上に各種の文字列、画像、コードパターン(バーコードなど)などを印刷し、印刷済の紙片を排紙部18aから排出する。
【0024】
符号読取部20は、たとえばレーザスキャナまたはカメラなどを含み、商品、カード、レシートなどに付された符号またはユーザ端末(携帯端末)の画面に表示された符号などを読み取ることができる。符号読取部20で読み取ることができる符号には、バーコード(1次元バーコード)または2次元コード(たとえばQRコード(登録商標)、マイクロQRコード、DataMATRIX、MaxiCODEおよびVeriCODEなど)などがある。
【0025】
近距離通信部22は、たとえば、ISO/IEC18092等の通信規格(いわゆるNFC(Near Field Communication))に従って、通信対象との間で無線による非接触のデータ通信を行うものである。たとえば、近距離通信部22は、Felica(登録商標)等の通信規格に従って、電子マネー媒体等の通信対象との間で無線による非接触のデータ通信を行う。電子マネー媒体とは、ICカードおよび携帯端末(フィーチャーフォン、スマートフォンおよびタブレットPC等)のことである。また、電子マネー媒体は、電子マネーによる決済処理に係るデータ(電子マネーデータ)を記憶する記憶部を備える。近距離通信部22の通信可能距離は、数cm〜数m程度である。たとえば、近距離通信部22は、電子マネー媒体に対して、電子マネー媒体に記憶された電子マネーデータの読み出しを指示する信号(読出し命令)を送信する。電子マネー媒体は、読出し命令に対する応答として電子マネーデータを近距離通信部22に送信する。また、近距離通信部22は、電子マネー媒体に書き込むデータ(書き込みデータ)とともに書き込みを指示する信号(書き込み命令)を送信する。電子マネー媒体は、書き込み命令に従って、受信した書き込みデータを記憶部に書き込む(記憶する)。なお、近距離通信部22は、電子マネー媒体以外の通信対象(たとえば身分証、会員証または社員証など)との間で電子マネーデータ以外のデータ通信を行うこともできる。
【0026】
貨幣処理部24は、貨幣投入部24aおよび硬貨返却口24bを含む。貨幣投入部24aは、硬貨投入口、紙幣投入口および釣銭返却レバー等を含み、近距離通信部22の下方に配置される。硬貨投入口から投入された硬貨および紙幣投入口から投入された紙幣は、それぞれ種類毎に分類されて所定の貨幣格納部(不図示)に収容される。貨幣格納部は、硬貨用の格納部および紙幣用の格納部を含む。硬貨または紙幣が投入されると、硬貨用の格納部に収容された硬貨の種類および枚数と、紙幣用の格納部に収容された紙幣の種類および枚数とに応じて、投入金額が算出される。情報処理装置10において所定のサービス等が実行されると、そのサービス等の内容に応じた費用(サービス等の提供に係る料金)が投入金額から減算され、投入金額から料金を差し引いて残った金額(残額)が算出される。また、釣銭返却レバーが操作されると、残額に応じて、硬貨または紙幣が返却される。ただし、硬貨は、貨幣投入部24aの下方に設けられる硬貨返却口24bから返却され、紙幣は、紙幣投入口から返却される。
【0027】
写真用プリンタ26は、たとえば昇華型プリンタまたはインクジェットプリンタであり、写真用の用紙(写真用紙)上に画像を印刷する。写真用プリンタ26で印刷された写真は、排出部26aに排出される。ただし、用紙上に画像を形成するための画像データとしては、記録媒体接続部16に接続された記録媒体に記憶された画像データ、または外部コンピュータから送信された画像データ等が利用される。また、写真用プリンタ26で印刷される写真のサイズは、L判サイズ、はがきサイズまたは2L判サイズなどである。
【0028】
図2は
図1に示す情報処理装置10の電気的な構成を示すブロック図である。
図2を参照して、情報処理装置10はCPU32を含む。CPU32には、バス60を介してRAM34、ROM36、タッチパネル制御回路38、表示制御回路40、記録媒体接続部16、紙片用プリンタ18、符号読取部20、近距離通信部22、貨幣処理部24、写真用プリンタ26および通信回路44が接続される。また、タッチパネル制御回路38にはタッチパネル12が接続され、表示制御回路40にはディスプレイ14が接続される。
【0029】
CPU32は、情報処理装置10の全体的な制御を司る。RAM34は、CPU32のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。ROM36は、情報処理装置10の起動プログラムや各種情報についてのデフォルト値を記憶する。
【0030】
タッチパネル制御回路38は、タッチパネル12に必要な電圧などを付与するとともに、タッチパネル12のタッチ有効範囲内でのタッチ操作(タッチ入力)を検出して、そのタッチ入力の位置を示すタッチ座標データをCPU32に出力する。
【0031】
表示制御回路40は、GPUおよびVRAMなどを含んでおり、CPU32の指示の下、GPUは、RAM34に記憶された画像生成データを用いてディスプレイ14に種々の画面を表示するための表示画像データをVRAMに生成し、生成した表示画像データをディスプレイ14に出力する。
【0032】
通信回路44は、インターネットなどのネットワークに接続するための通信回路である。この通信回路44は、有線通信回路または無線通信回路であり、CPU32からの指示に従って、ネットワークを介して、サーバ等の外部コンピュータ(外部端末)と通信する。ただし、通信回路44は、ネットワークを介さずに、有線または無線(たとえば赤外線方式、WiFi(登録商標)方式またはブルートゥース(Bluetooth;登録商標)方式)で、画像形成装置70および携帯端末などと直接通信することも可能である。
【0033】
なお、
図2に示す情報処理装置10の電気的な構成は単なる一例であり、これに限定される必要はない。
【0034】
図1に戻って、画像形成装置70は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)である。
【0035】
画像形成装置70は、画像読取部72、画像形成部74、給紙装置76および排紙トレイ78を含む装置本体80を備える。ただし、画像形成装置70は、情報処理装置10の近傍に設置される。たとえば、画像形成装置70は、情報処理装置10の右側に隣接して設けられる。
【0036】
画像読取部72は、透明材によって形成される原稿載置台を備え、装置本体80に内蔵される。原稿載置台の上方には、ヒンジ等を介して原稿押えカバー72aが開閉自在に取り付けられる。
【0037】
また、画像読取部72は、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備える。この画像読取部72は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度または色度が検出され、原稿表面の画像に基づく読取画像データが生成される。ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)またはCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。
【0038】
画像形成部74は、装置本体80に内蔵され、画像読取部72の下方に設けられる。この画像形成部74は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置および定着装置などを備える。画像形成部74は、給紙装置76等から搬送される記録媒体(用紙)上に電子写真方式によって画像を形成し、画像形成済みの用紙を画像読取部72および画像形成部74の間に設けられる排紙トレイ78に排出する。ただし、用紙上に画像を形成するための画像データ404a(
図9参照)としては、画像読取部72で読み取った画像データ、情報処理装置10から送信された画像データ、または外部コンピュータから送信された画像データ等が利用される。また、記録媒体としては、紙からなる用紙に限定されず、OHPフィルムなどの紙以外のシートも用いられる。
【0039】
図3は
図1に示す画像形成装置70の電気的な構成を示すブロック図である。
図3を参照して、画像形成装置70はCPU82を含む。CPU82には、バス90を介してRAM84、HDD86、画像読取部72、画像形成部74および通信回路92が接続される。
【0040】
CPU82は、画像形成装置70の全体的な制御を司る。RAM84は、CPU82のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。
【0041】
HDD86は、画像形成装置70の主記憶装置であって、CPU82が画像形成装置70の各部位の動作を制御するための制御プログラムおよび各種の画面についての表示画像データ等を適宜記憶する。ただし、HDD86に代えて、またはHDD86とともに、SSD、フラッシュメモリ、EEPROMなどの他の不揮発性メモリが用いられてもよい。
【0042】
通信回路92は、インターネットなどのネットワークに接続するための通信回路である。この通信回路92は、有線通信回路または無線通信回路であり、CPU82からの指示に従って、ネットワークを介して、サーバ等の外部コンピュータと通信する。ただし、通信回路92は、ネットワークを介さずに、有線または無線で、情報処理装置10と直接通信することも可能である。
【0043】
なお、
図3に示す画像形成装置70の電気的な構成は単なる一例であり、これに限定される必要はない。
【0044】
このような構成の情報処理システム100では、情報処理装置10のディスプレイ14に複数の電子マネーのブランドを表示して、ユーザに決済用の電子マネーを選択させることがある。この場合、ユーザは、サービス等を選択した後に、決済用の電子マネーによって決済を行う。
【0045】
しかしながら、従来の情報処理システムでは、決済用の電子マネーの残高がサービス等の提供に係る料金(以下、「サービス等の料金」ということがある。)の金額に対して不足している場合には、決済することができないことがある。この場合、ユーザは、支払い方法を現金または他の電子マネーに変更したり、決済用の電子マネーの残高を増やしてから再度決済したりする必要があり、面倒である。したがって、利便性については改善の余地がある。
【0046】
そこで、この第1実施例では、電子マネーを含む複数の支払い方法の各々に対応する複数の支払可能額を検出し、複数の支払可能額の総額(合計金額)が、サービス等の料金の金額に達している場合に、決済を許可するようにした。
【0047】
以下、
図4ないし
図7を参照して情報処理システム100の動作例を説明する。
図4は支払方法選択画面120の一例を示す図解図である。
図5は1つの支払い方法が選択された状態の支払方法選択画面120の一例を示す図解図である。
図6は電子マネー受付画面140の一例を示す図解図である。
図7は複数の支払い方法が選択された状態の支払方法選択画面120の一例を示す図解図である。
【0048】
第1実施例の情報処理システム100では、情報処理装置10のディスプレイ14に種々の操作画面を表示し、タッチパネル12へのタッチ入力に応じてユーザ操作を受け付ける。ユーザは、操作画面に表示されるアイコン等をタッチするなどして、所望のサービス等を選択する。そして、ユーザが所望するサービス等の内容が決定されると、
図4に示すような支払方法選択画面120がディスプレイ14に表示される。
【0049】
支払方法選択画面120は、サービス等の料金の支払い方法(決済方法)を選択するための画面である。この支払方法選択画面120もまた、情報処理システム100における操作画面の1つである。
【0050】
支払方法選択画面120は、複数の選択アイコン122、料金表示領域124および決済アイコン126を含む。
【0051】
複数の選択アイコン122のそれぞれは、情報処理システム100で利用可能な複数の支払い方法のそれぞれに対応し、決済用の支払い方法を選択するためのアイコンである。具体的には、支払方法選択画面120には、選択アイコン122a〜122dが設けられる。ただし、選択アイコン122a〜122dのうち、少なくとも1つは、電子マネーによる支払い方法に対応する。
【0052】
第1実施例では、選択アイコン122aは、現金による支払い方法に対応する。また、選択アイコン122bは、電子マネーAによる支払い方法に対応し、選択アイコン122cは、電子マネーBによる支払い方法に対応し、選択アイコン122dは、電子マネーCによる支払い方法に対応する。ただし、電子マネーA、電子マネーBおよび電子マネーCのそれぞれは、前払い(プリペイド)式の電子マネーであり、互いに異なるブランドの電子マネーである。また、電子マネーA、電子マネーBおよび電子マネーCのそれぞれには、予め入金された金額に対応する残高が存在する。ただし、或る電子マネーにおいて、入金されていない場合には、その電子マネーの残高は0(ゼロ)である。
【0053】
選択アイコン122aには、現金による支払い方法を示す適宜の文字列および図形等が記される。また、選択アイコン122b〜122dには、それぞれに対応する電子マネーのブランドが識別できるように、電子マネーのブランドを表す適宜の文字列および図形等が記される。
【0054】
料金表示領域124には、サービス等の料金の金額が表示される。
図4に示す例では、サービス等の料金の金額として、“170円”が表示される。なお、サービス等の料金の金額は、ユーザが所望するサービス等の内容に応じて決定される。
【0055】
決済アイコン126は、決済処理を実行する機能が割り当てられる。決済アイコン126がタッチ(選択)されると、ユーザによって選択された決済用の支払い方法によって、決済が実行される。ただし、決済アイコン126は、複数の支払い方法における支払可能額の総額(以下、単に「支払可能額の総額」ということがある。)が、サービス等の料金の金額に達している場合に有効にされる。一方、決済アイコン126は、支払可能額の総額が、サービス等の料金の金額に達していない場合には、無効にされており、タッチされても選択されない。したがって、決済アイコン126が無効にされている場合は、決済することができない。
【0056】
図4は、決済用の支払い方法が選択されていない状態を示す。ここで、第1実施例では、決済用の支払い方法として選択されていない支払い方法(決済用の支払い方法以外の支払い方法)に対応する支払可能額は、0(ゼロ)として取り扱われる。このため、決済用の支払い方法が選択されていない場合には、全ての支払い方法の支払可能額が0(ゼロ)であるので、支払可能額の総額は、0(ゼロ)である。このような場合、支払可能額の総額が、サービス等の料金の金額に達していないので、決済アイコン126は、無効にされている。このため、決済することができない。
【0057】
この
図4に示される支払方法選択画面120において、複数の選択アイコン122のいずれかがタッチされると、タッチされた選択アイコン122に対応する支払い方法が、決済用の支払い方法として選択される。たとえば、
図5に示されるように、現金に対応する選択アイコン122aがタッチされると、決済用の支払い方法として、現金が選択される。
【0058】
ここで、複数の選択アイコン122のそれぞれは、選択されていない状態(通常の状態)では、白色および黒色以外の色彩だけが付されており、白色および黒色以外の色彩が付されない。一方、決済用の支払い方法が選択されると、当該決済用の支払い方法に対応する選択アイコン122の表示態様が変わる。
図5に示す例では、選択アイコン122aの表示態様が変わる。なお、
図5においては、タッチされた選択アイコン122aに模様が付されているが、これは、当該タッチされた選択アイコン122aに適当な色彩(白色および黒色以外の色)が付されていることを表現している。
【0059】
なお、選択された状態の選択アイコン122がタッチされると、タッチされた選択アイコン122の選択が解除され、当該選択アイコン122に対応する支払い方法が、決済用の支払い方法ではなくなる。
【0060】
決済用の支払い方法として現金が選択された場合、ユーザは、決済用の支払い方法として現金が選択された後に現金を投入しても良いし、決済用の支払い方法として現金が選択される前に現金を投入しても良い。ただし、支払方法選択画面120がディスプレイ14に表示された後であって決済用の支払い方法として現金が選択される前に現金が投入された場合には、現金が投入されたときに、自動的に現金が選択された状態(
図5に示す状態)としても良いし、現金に対応する選択アイコン122aがタッチされたときに選択された状態としても良い。また、支払方法選択画面120が表示される前(サービス等の内容が決定される前)に現金が投入されていた場合には、支払方法選択画面120がディスプレイ14に表示されたときに、最初から決済用の支払い方法として現金が選択された状態であっても良い。
【0061】
図5に示すように、決済用の支払い方法として現金が選択されている場合、現金が投入されると、投入金額(現金での支払可能額)が算出される。このとき、現金以外の支払い方法が選択されていないので、現金以外の支払い方法の支払可能額が0(ゼロ)である。このため、現金での支払可能額が、支払可能額の総額となる。ただし、
図5は、現金での支払可能額がサービス等の料金の金額未満である場合を示す。このため、支払可能額の総額が、サービス等の料金の金額に達していないので、決済アイコン126は、無効にされている。したがって、決済することができない。
【0062】
ただし、支払方法選択画面120では、複数の決済用の支払い方法を選択することができる。つまり、既に選択されている決済用の支払い方法以外の支払い方法をさらに決済用の支払い方法として選択することができる。たとえば、
図5に示すように、決済用の支払い方法として現金が選択されている場合には、現金以外の支払い方法(電子マネーによる支払い方法)を決済用の支払い方法として選択することができる。
【0063】
ここで、電子マネーA、電子マネーBおよび電子マネーCを選択するための選択アイコン122(第1実施例では選択アイコン122b〜122d)のいずれかがタッチされると、タッチされた選択アイコン122に対応する電子マネーによる支払い方法が、決済用の支払い方法として選択される。
【0064】
決済用の支払い方法として電子マネーが選択された場合には、
図6に示されるように、電子マネー受付画面140がディスプレイ14に表示される。この電子マネー受付画面140は、ユーザに対して、支払方法選択画面120で選択された電子マネーに対応する電子マネー媒体を近距離通信部22にかざすように促す画面である。たとえば、支払方法選択画面120において電子マネーBに対応する選択アイコン122cがタッチされると、電子マネー受付画面140には、ユーザに対して、電子マネーB用のデータを記憶する電子マネー媒体(電子マネーB用のICカードまたは電子マネーB用の携帯端末)を近距離通信部22にかざすように促す旨の適宜の文字列および図形等が表示される。
【0065】
そして、電子マネー媒体が近距離通信部22にかざされると、近距離通信部22によって電子マネー媒体に記憶される電子マネーデータが読み取られる。ただし、電子マネーデータは、対応する電子マネーのブランドについてのデータおよび当該電子マネーの残高(電子マネーでの支払可能額)を含む。このため、電子マネーBに対応する電子マネー媒体が近距離通信部22にかざされると、情報処理装置10は、電子マネーBのブランドについてのデータおよび電子マネーBの残高(電子マネーBでの支払可能額)を取得する。
【0066】
また、電子マネーB用の電子マネーデータが正常に読み取られると、
図7に示すような支払方法選択画面120がディスプレイ14に表示される。
図7では、電子マネーBが決済用の支払い方法として選択されているので、電子マネーBに対応する選択アイコン122cの表示態様が変わっている。なお、選択アイコン122cの表示態様は、先に選択されている選択アイコン122aの表示態様と同じである。
【0067】
このように、複数の決済用の支払い方法が選択された場合、支払可能額の総額が再度算出される。
図7に示す例では、支払可能額の総額は、現金での支払可能額と、電子マネーBでの支払可能額とを合計した金額である。ただし、
図7は、現金での支払可能額と、電子マネーBでの支払可能額とを合計した支払可能額の総額が、サービス等の料金の金額以上である場合を示す。このため、支払可能額の総額が、サービス等の料金の金額に達しているので、決済アイコン126は、有効にされる。つまり、決済アイコン126を選択することができ、決済することができる。
【0068】
図7に示すように、支払可能額の総額が、サービス等の料金の金額に達している状態で決済アイコン126が選択されると、現金および電子マネーBによってサービス等の料金が支払われ、決済が完了されることでサービス等が提供される。
【0069】
ただし、決済アイコン126が有効にされた場合であっても、支払方法選択画面120では、既に選択されている決済用の支払い方法以外の決済用の支払い方法をさらに選択することができる。また、決済用の支払い方法を選択するための選択アイコン122は、対応する支払い方法の支払可能額に関わらず選択することができる。たとえば、支払い方法を選択するための選択アイコン122は、対応する支払い方法に対応する支払可能額が0(ゼロ)であったとしても、選択することができる。
【0070】
また、上述したように、支払方法選択画面120では、既に選択されている決済用の支払い方法に対応する選択アイコン122が再度選択された場合、その選択アイコン122に対応する支払い方法は、決済用の支払い方法ではなくなる。つまり、決済用の支払い方法が少なくなる。このとき、決済用の支払い方法が少なくなる(変化する)ことに応じて支払可能額の総額が再度算出される。たとえば、決済用の支払い方法が少なくなる前には、支払可能額の総額がサービス等の料金の金額に達している場合であっても、決済用の支払い方法が少なくなったことによって支払可能額の総額がサービス等の料金の金額に達しなくなる場合には、決済アイコン126は無効にされる。一方、決済用の支払い方法が少なくなったとしても、支払可能額の総額がサービス等の料金の金額に達している場合には、決済アイコン126は有効にされたままである。
【0071】
なお、複数の決済用の支払い方法が選択された状態で決済が実行される場合には、それぞれの決済用の支払い方法における支払い金額(支払い金額の割合)の設定は、自動的に設定されるようにしても良い。たとえば、複数の決済用の支払い方法のそれぞれから均等に支払われるようにしても良い。また、複数の決済用の支払い方法のうちの1つが現金である場合には、現金で優先的に支払い、残りの金額を電子マネーによって支払うようにしても良い。さらに、情報処理装置10にトラブルが発生したときに返金しにくい電子マネーが予めわかっている場合には、当該返金しにくい電子マネーで優先的に支払い、残りの金額を他の決済用の支払い方法で支払うようにしても良い。
【0072】
また、複数の決済用の支払い方法が選択された状態で決済が実行される場合には、それぞれの決済用の支払い方法における支払い金額の設定は、ユーザが手動で設定できるようにしても良い。この場合、それぞれの決済用の支払い方法における支払い金額ないし支払金額の割合を設定するための設定画面がディスプレイ14に表示され、ユーザ操作に応じて、それぞれの決済用の支払い方法における支払い金額が設定される。
【0073】
情報処理システム100の上記のような動作は、情報処理装置10のCPU32がRAM34に記憶された情報処理装置10用の情報処理プログラムを実行し、画像形成装置70のCPU82がRAM84に記憶された画像形成装置70用の情報処理プログラムを実行することによって実現される。具体的な処理については、後でフロー図を用いて説明する。
【0074】
図8は
図2に示す情報処理装置10のRAM34のメモリマップ300の一例を示す図解図である。
図8に示すように、RAM34は、プログラム記憶領域302およびデータ記憶領域304を含む。RAM34のプログラム記憶領域302には、上述したように、情報処理装置10用の情報処理プログラムが記憶される。この情報処理装置10用の情報処理プログラムは、通信プログラム302a、操作検出プログラム302b、表示プログラム302c、記録媒体接続プログラム302d、紙片印刷プログラム302e、符号読取プログラム302f、写真印刷プログラム302g、近距離通信プログラム302h、貨幣処理プログラム302i、算出プログラム302j、判定プログラム302kおよび決済プログラム302lを含む。
【0075】
通信プログラム302aは、画像形成装置70およびサーバ等の他のコンピュータないし他の機器とネットワークを介して、データを通信(送受信)するためのプログラムである。
【0076】
操作検出プログラム302bは、タッチ入力を検出するためのプログラムであり、CPU32は、この操作検出プログラム302bに従って、タッチパネル12から出力されたタッチ座標データを取得し、取得したタッチ座標データを時系列に従ってRAM34に記憶する。
【0077】
表示プログラム302cは、後述する画像生成データ304bを用いて、表示画像データ、すなわち、上述した各種の操作画面などの画面データを生成し、ディスプレイ14に出力するためのプログラムである。
【0078】
記録媒体接続プログラム302dは、記録媒体接続部16に装着された各種の記録媒体へのデータの書込みおよび各種の記録媒体からのデータの読み出しを制御するためのプログラムである。
【0079】
紙片印刷プログラム302eは、紙片用プリンタ18を制御して、ロール紙上に文字列、画像、バーコードなどを印刷するためのプログラムである。
【0080】
符号読取プログラム302fは、符号読取部20を制御して、レーザスキャナまたはカメラによって撮影された撮影画像から符号画像を抽出し、抽出した符号画像を復号するためのプログラムである。
【0081】
写真印刷プログラム302gは、写真用プリンタ26を制御して、写真用紙上に画像を印刷するためのプログラムである。
【0082】
近距離通信プログラム302hは、近距離通信部22を制御して、電子マネー媒体等の通信対象との間でのデータ通信を実現するためのプログラムである。すなわち、この近距離通信プログラム302hが実行されると、近距離通信部22と電子マネー媒体との間で電子マネーデータの送受信が実行される。
【0083】
貨幣処理プログラム302iは、貨幣処理部24を制御して、硬貨用の格納部に収容された硬貨の種類および枚数と、紙幣用の格納部に収容された紙幣の種類および枚数とに応じて、投入金額を算出するためのプログラムである。また、貨幣処理プログラム302iは、貨幣処理部24を制御して、投入金額から所定のサービス等の料金を差し引いて残った残額に応じて、硬貨を硬貨返却口24bから返却したり、紙幣を紙幣投入口から返却したりするためのプログラムでもある。
【0084】
算出プログラム302jは、支払可能額の総額を算出するためのプログラムである。具体的には、算出プログラム302jは、決済用の支払い方法の支払可能額(現金での支払可能額または/および電子マネーでの支払可能額)の総額を算出するためのプログラムである。
【0085】
判定プログラム302kは、算出プログラム302jに従って算出された支払可能額の総額が、サービス等の提供に係る料金の金額に達しているかどうかを判定するためのプログラムである。
【0086】
決済プログラム302lは、支払可能額の総額が、サービス等の提供に係る料金の金額に達していると判定された場合に、決済アイコン126を有効にして、決済を実行することができる状態にするためのプログラムである。また、決済プログラム302lは、決済アイコン126が有効にされている場合に、決済アイコン126が選択されたときに、決済を実行するためのプログラムでもある。
【0087】
なお、図示は省略するが、プログラム記憶領域302には、情報処理システム100におけるサービス等の提供に係る料金を設定するためのプログラム、および情報処理装置10が備える各種の機能を選択および実行するためのプログラムなども記憶される。
【0088】
また、RAM34のデータ記憶領域304には、操作入力データ304a、画像生成データ304b、料金データ304c、投入金額データ304d、残高データ304eおよび総額データ304fなどが記憶される。
【0089】
操作入力データ304aは、操作検出プログラム302bに従って検出されたタッチ座標データを時系列に従って記憶したデータである。
【0090】
画像生成データ304bは、ディスプレイ14に表示する各種の画面に対応する表示画像データを生成するためのポリゴンデータまたはテクスチャデータ等のデータである。
【0091】
料金データ304cは、サービス等の料金に対応するデータである。料金データ304cは、ユーザが所望するサービス等の内容が決定すると、そのサービス等の料金に応じて生成される。なお、情報処理システム100で提供される商品およびサービス毎に所定の料金が予め設定されている。
【0092】
投入金額データ304dは、貨幣処理プログラム302iに従って算出された投入金額に対応するデータである。つまり、投入金額データ304dは、現金での支払可能額に対応するデータである。
【0093】
残高データ304eは、近距離通信プログラム302hに従って取得された電子マネーデータに応じた電子マネーの残高に対応するデータである。つまり、残高データ304eは、電子マネーでの支払可能額に対応するデータである。ただし、残高データ304eは、複数のブランドの電子マネーのそれぞれの残高に対応するデータを含むことがある。この場合、電子マネーの残高に対応するデータは、電子マネーのブランド毎に管理される。
【0094】
総額データ304fは、決済用の支払い方法の支払可能額(投入金額データ304dに対応する投入金額(現金での支払可能額)または/および残高データ304eに対応する1または複数のブランドの電子マネーの残高の金額(電子マネーでの支払可能額))の総額に対応するデータである。
【0095】
なお、図示は省略するが、データ記憶領域304には、情報処理装置10用の情報処理プログラムの実行に必要な他のデータが記憶されたり、情報処理装置10用の情報処理プログラムの実行に必要なタイマ(カウンタ)やレジスタが設けられたりする。
【0096】
図9は
図3に示す画像形成装置70のRAM84のメモリマップ400の一例を示す図解図である。
図9に示すように、RAM84は、プログラム記憶領域402およびデータ記憶領域404を含む。RAM84のプログラム記憶領域402には、上述したように、画像形成装置70用の情報処理プログラムが記憶される。この画像形成装置70用の情報処理プログラムは、通信プログラム402a、画像読取プログラム402bおよび画像形成プログラム402cを含む。
【0097】
通信プログラム402aは、情報処理装置10およびサーバなどの他のコンピュータまたは他の機器とネットワークを介して通信するためのプログラムである。
【0098】
画像読取プログラム402bは、画像読取部72を制御して、原稿載置台に載置された原稿の画像を読み取り(スキャンし)、読み取った画像に対応する画像信号(スキャン画像データ)を出力するためのプログラムである。
【0099】
画像形成プログラム402cは、画像形成部74を制御して、スキャン画像データまたは入力画像データなどの画像データ404aに応じて多色または単色の画像を記録媒体(用紙)に形成するためのプログラムである。
【0100】
なお、図示は省略するが、プログラム記憶領域402には、画像形成装置70が備える各種の機能を選択および実行するためのプログラムなども記憶される。
【0101】
また、RAM84のデータ記憶領域404には、画像データ404aなどが記憶される。画像データ404aは、画像読取部72で読み取った画像データまたはサーバ等の外部のコンピュータから入力される画像データなどである。
【0102】
なお、図示は省略するが、データ記憶領域404には、画像形成装置70用の情報処理プログラムの実行に必要な他のデータが記憶されたり、画像形成装置70用の情報処理プログラムの実行に必要なタイマ(カウンタ)やレジスタが設けられたりする。
【0103】
図10は、
図2に示す情報処理装置10のCPU32で実行される決済処理の一例を示すフロー図である。この決済処理は、ユーザが所望するサービス等の内容が決定された場合に開始される。
【0104】
図10に示すように、情報処理装置10のCPU32は、決済処理を開始すると、ステップS1で、ユーザが所望するサービス等の内容に応じて、サービス等の料金を設定し、ステップS3で、ディスプレイ14に支払方法選択画面120を表示させ、ステップS5に進む。
【0105】
ステップS5では、支払方法選択画面120において、支払い方法が選択されたかどうかを判断する。ここでは、操作入力データ304aを参照して、複数の選択アイコン122のいずれかが選択されたかどうかを判断する。
【0106】
ステップS5で“NO”であれば、つまり、支払い方法が選択されていない場合には、同じステップS5に戻る。一方、ステップS5で“YES”であれば、つまり、支払い方法が選択された場合には、ステップS7で、支払可能額の総額を算出する。
【0107】
そして、ステップS9で、支払可能額の総額が、サービス等の料金の金額に達しているかどうかを判定する。ステップS9で“NO”であれば、つまり、支払可能額の総額が、サービス等の料金の金額に達していない場合には、ステップS11で、決済アイコン126を無効にして、ステップS5に戻る。ただし、ステップS11では、決済アイコン126が既に無効にされている場合には、そのままの状態を維持する。一方、ステップS9で“YES”であれば、つまり、支払可能額の総額が、サービス等の料金の金額に達している場合には、ステップS13で、決済アイコン126を有効にして、ステップS15に進む。ただし、ステップS13では、決済アイコン126が既に有効にされている場合には、そのままの状態を維持する。
【0108】
ステップS15では、決済アイコン126が選択されたかどうかを判断する。ステップS15で“NO”であれば、つまり、決済アイコン126が選択されない場合には、ステップS5に戻る。一方、ステップS13で“YES”であれば、つまり、決済アイコン126が選択された場合には、ステップS15で、決済を実行して、決済処理を終了する。
【0109】
この第1実施例では、複数の支払い方法に対応する支払可能額を検出し、支払可能額の総額が、サービス等の提供に係る料金の金額に達している場合に、決済を許可する。このため、柔軟な決済方法の提供を可能とし、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
【0110】
また、第1実施例によれば、支払方法選択画面120に複数の支払い方法に対応する選択アイコン122のいずれかをタッチすることによって、決済用の支払い方法を選択することができるので、操作が簡単であり、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
【0111】
さらに、第1実施例では、支払可能額の有無に関わらず、決済用の支払い方法を選択することができるので、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
【0112】
なお、第1実施例では、支払可能額の総額が算出される際に、決済用の支払い方法以外の支払い方法の支払可能額を0(ゼロ)として取り扱うようにしたが、これに限定される必要は無い。たとえば、支払可能額の総額を算出するにあたって、決済用の支払い方法の支払可能額のみ算入するようにしても良い。つまり、決済用の支払い方法以外の支払い方法の支払可能額は、初めから取り扱わないようにしても良い。
【0113】
また、支払可能額の総額が算出される際に、決済用の支払い方法以外の支払い方法の支払可能額を算入するようにしても良い。この場合、決済用の支払い方法が選択されていなくても、決済アイコン126が有効にされることがある。図示は省略するが、仮に決済用の支払い方法が選択されていない状態で決済アイコン126が選択された場合には、支払可能額が存在する支払い方法の中から、決済用の支払い方法をユーザに選択させる画面がディスプレイ14に表示される。このようにすれば、決済用の支払い方法の選択の有無に関わらず、決済を実行することができ、柔軟な決済方法の提供を可能とし、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
【0114】
さらに、第1実施例では、支払方法選択画面120において決済用の支払い方法が選択されると、ユーザに選択された選択アイコン122に適当な色彩が付すようにしたが、これに限定される必要は無い。たとえば、複数の選択アイコン122のそれぞれは、選択されていない状態では点滅せず、ユーザに選択された状態では点滅するようにしても良い。このようにすれば、ユーザは、選択アイコン122に色彩が付されなくても、いずれの選択アイコン122が選択されているかを認識することができる。
[第2実施例]
第2実施例の情報処理システム100では、決済用の支払い方法の支払可能額が表示されるようにした以外は第1実施例と同じであるため、第1実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
【0115】
図11は第2実施例における支払方法選択画面120の一例を示す図解図である。
図11に示すように、第2実施例では、決済用の支払い方法の支払可能額が表示される。具体的には、決済用の支払い方法に対応する選択アイコン122に、支払可能額が表示される。
【0116】
ただし、決済用の支払い方法として現金が選択されている場合、現金での支払可能額として、投入金額が表示される。投入金額は、投入金額データ304dに応じて表示される。また、決済用の支払い方法として電子マネーが選択されている場合、電子マネーでの支払可能額として、その電子マネーの残高が表示される。電子マネーの残高は、残高データ304eに応じて表示される。
【0117】
この第2実施例によれば、決済用の支払い方法の支払可能額が表示されるので、ユーザは、支払可能額の総額がサービス等の提供に係る料金の金額に達しているかどうかを認識することができる。このため、支払可能額の総額がサービス等の提供に係る料金の金額に達していない場合には、どの程度支払可能額を追加すれば良いかがわかるので、便利である。
【0118】
また、第2実施例によれば、決済用の支払い方法として電子マネーが選択されている場合、その電子マネーの残高が表示されるので、ユーザは、自身が所持する電子マネーの残高を確認することができる。
[第3実施例]
第3実施例の情報処理システム100では、支払可能額の総額がサービス等の提供に係る料金の金額に達していない場合に、決済アイコン126がタッチ可能にされるようにした以外は第1実施例と同じであるため、第1実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
【0119】
図12は第3実施例における報知画像128を含む支払方法選択画面120の一例を示す図解図である。第3実施例では、支払可能額の総額がサービス等の提供に係る料金の金額に達していない場合であっても、決済アイコン126をタッチすることができる。ただし、支払可能額の総額がサービス等の提供に係る料金の金額に達していない場合に決済アイコン126がタッチされると、決済は実行されずに、
図12に示すような報知画像128がディスプレイ14に表示される。
【0120】
報知画像128には、決済に係る情報を含む領域128aおよび閉じるアイコン128bが表示される。
【0121】
領域128aには、支払可能額の総額がサービス等の提供に係る料金の金額に達していない旨のメッセージと、支払可能額の総額と、サービス等の料金の金額と、決済を実行するにあたって不足している金額が表示される。
【0122】
閉じるアイコン128bは、報知画像128を閉じて通常の支払方法選択画面120に戻るためのソフトウェアキーである。
【0123】
この第3実施例によれば、支払可能額の総額がサービス等の料金の金額に達していない旨をユーザに認識させることができる。
【0124】
また、第3実施例によれば、決済を実行するにあたって不足している金額をユーザに認識させることができる。
【0125】
なお、第3実施例に示した態様は、第2実施例にも組み合わせて採用することが可能である。
【0126】
また、上述の実施例では、支払い方法として選択可能な電子マネーが、プリペイド式の電子マネーである場合について説明したが、これに限定される必要は無い。たとえば、後払い(ポストペイ)式の電子マネーを支払い方法として選択できるようにしても良い。ポストペイ式の電子マネーでは、支払可能額が料金の金額と同じ金額に設定されるので、ポストペイ式の電子マネーが支払い方法として選択された時点で、支払可能額の総額が、サービス等の提供に係る料金の金額に達していると判断される。
【0127】
さらに、上述の実施例では、電子マネー媒体に記憶される電子マネーデータには、電子マネーの残高が含まれるようにしたが、これに限定される必要は無い。たとえば、電子マネーデータには、電子マネーの残高に代えて、電子マネー媒体を使用(所持)するユーザ(または電子マネー媒体自体)を特定するための識別情報が含まれるようにしても良い。この場合、情報処理装置10と通信可能なサーバ等の外部コンピュータの記憶部に、電子マネーの残高が記憶される。ただし、電子マネーの残高は、識別情報に紐づけられて記憶される。このため、情報処理装置10は、電子マネー媒体に記憶された識別情報を取得すると、外部コンピュータの記憶部にアクセスして、当該識別情報に紐づけられた電子マネーの残高を取得する。
【0128】
さらにまた、上述の実施例では、支払可能額の総額が、サービス等の料金の金額に達している場合に有効にされるようにしたが、これに加えて、決済が許可された旨のメッセージおよび支払可能額の総額がサービス等の提供に係る料金の金額に達している旨のメッセージ等を含む報知画像がディスプレイ14に表示されるようにしても良い。このようにすれば、決済が許可された旨をユーザに認識させることができる。
【0129】
また、上述の実施例で挙げた数値、画面および具体的な構成等は一例であり、実際の製品に応じて適宜変更することが可能である。また、上述の実施例で示したフロー図の各ステップは、同じ結果が得られるのであれば、処理される順番は適宜変更することが可能である。