(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
配線のための配線案内装置(100;400;500)であって、前記配線案内装置は、固定された接続位置(105)に固定するための第1端部と、相対的に移動可能な接続位置(107)に固定するための第2端部と、を有しており、前記端部同士の間に、上側経路(101)と、変位可能な方向転換湾曲部(104)と、下側経路(103)と、を形成し、前記方向転換湾曲部は、好ましくは既定の曲率半径で方向転換軸(A)を中心に湾曲しており、前記配線案内装置は可撓性のある管状のシース(110;410;510)を有しており、前記シースは内部空間を取り囲む、配線案内装置において、
前記シース(110;410;510)は、前記シースの外側に嵌め込まれる別個の支持骨格(440;540;940)を含み、前記支持骨格は、周縁方向に延在する複数の横方向リブ(444;944)を含み、
前記配線案内装置(100;400;500)は、少なくとも長さ部分上で、許容される曲げ撓みが、前記方向転換軸(A)を中心とした前記方向転換湾曲部の所望の曲率と比べて小さいように、前記方向転換軸(A)を中心とした前記曲率及び反対の曲率に関して非対称の曲げ挙動を有しており、曲げ撓みは前記上側経路における望ましくない反対の曲率であり、
前記支持骨格(440;540;940)は、長手方向に延在して複数の前記横方向リブ(444;944)を支持する2つの互いに対向するキャリア(442;542;942)を有していることを特徴とする配線案内装置。
前記横方向リブ(944)は、直線位置又は前記配線案内装置の自己支持位置において互いに当接して接触するように長手方向に突出する突起部(948A、948B)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の配線案内装置。
前記横方向リブ(444;544)は、少なくとも部分的に前記シース(110;410;510)の前記波形輪郭に外側で係合することを特徴とする、請求項3に記載の配線案内装置。
前記支持骨格(440;540)は、横方向リブ(444;544)が、前記波形輪郭の少なくとも2つおきの波形に、好ましくは前記波形輪郭のすべての波形に係合するように適合されることを特徴とする、請求項4に記載の配線案内装置。
前記キャリア(442;542;942)は、前記配線案内装置の中立素分のレベルに配置されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の配線案内装置。
前記方向転換湾曲部(104)は、前記方向転換軸(A)に対して垂直な平面内で変位可能であり、特に面の外側に曲がることに関連する横方向の安定性は、前記支持骨格(440;540;940)によって与えられることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の配線案内装置。
前記突起部(948A、948B)は、前記横方向リブ(944)の両側でそれぞれ接合関係に形成され、前記上側経路の横方向の安定性を増大させるために相互に協働することを特徴とする、請求項2に記載の配線案内装置。
前記キャリア(442;542;942)は、両端部で前記接続位置(105、107)に固定されることが可能であり、かつ、前記方向転換湾曲部(104)の変位時に張力及び圧縮力を支持することが可能であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の配線案内装置。
前記支持骨格(440;540;640)は、前記上側経路(101)の最大長さに少なくとも対応する長手方向範囲を有していることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の配線案内装置。
前記キャリア(442;542;942)は、長手方向に連続する支持骨格(440;940)を固定するための端部固定部材を有していることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の配線案内装置。
前記キャリア(442;542;942)は、さらなるシースの支持骨格(440;540;940)に接続するための横方向固定部材を有していることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の配線案内装置。
前記横方向リブ(444;944)は、長手方向軸を中心として可撓性であり、長手方向に垂直に円弧の形状の断面で延在することを特徴とする、請求項1〜15のいずれか1項に記載の配線案内装置。
前記支持骨格(940)は、波形管(410)上で前記外側でクリップ状関係で前記支持骨格(940)を保持するために両側で前記周縁方向に突出する可撓性の保持アーム(947)を有していることを特徴とする、請求項1〜16のいずれか1項に記載の配線案内装置。
長手方向において前記保持アーム(947)の中間間隔及び幅は、前記方向転換湾曲部(104)における最小曲率半径を制限するための応用に応じて選択可能であることを特徴とする、請求項17に記載の配線案内装置。
前記支持骨格(440)は、前記内側の前記波形輪郭に小さな周縁範囲上で係合するとともに、前記方向転換湾曲部の最小曲率半径を予め決定するくさび形状の又はV字形状の延在部(446)を両側に有していることを特徴とする、請求項3に記載の配線案内装置。
前記シース(110;410;510)自体が前記配線を案内して支持すること、及び/又は、前記方向転換軸(A)を中心とした前記所望の凹曲度と比べて、前記波形管状シース(110;410;510)は、ほんのわずかな又は実質的にゼロの凸状の曲げ撓みを許容することを特徴とする、請求項3に記載の配線案内装置。
前記シース(110;410;510)及び場合によっては前記支持骨格(440;540;940)は、プラスチックから形成され、特に、弾性プラスチック、好ましくは熱可塑性プラスチックから形成されることを特徴とする、請求項1〜19又は21のいずれか1項に記載の配線案内装置。
静的凸状曲げ撓みが、凹曲度への前記波形管状シース(110;410;510)の静的曲げ半径よりも、複数倍、特に少なくとも10倍大きい半径に制限されることを特徴とする、請求項3に記載の配線案内装置。
前記シース(110)は、第1長手方向部分に非対称の曲げ特性を有し、第2長手方向部分に反対の非対称の曲げ特性を有し、及び/又は、前記シース(110)は、長手方向部分に非対称の曲げ特性を有し、別の長手方向部分に対称の曲げ特性を有することを特徴とする、請求項1〜19及び21〜23のいずれか1項に記載の配線案内装置。
内部空間を取り囲む、好ましくは波形管の方法で設計された前記管状のシースを含み、長手方向に沿った長手方向範囲を有するとともに、前記長手方向に垂直な前記方向転換軸を中心とした曲率及び反対の曲率に関する非対称の曲げ挙動を達成または強化するために前記波形管の外側に嵌め込まれる前記支持骨格をさらに含み、
前記支持骨格は、長手方向まわりに周縁方向に延在する複数の横方向リブと、前記長手方向に延在して複数の前記横方向リブを支持する2つの互いに対向するキャリアと、を有している、請求項1に記載の配線案内装置を組み立てるための部品キット。
【背景技術】
【0002】
米国特許第5069486A号明細書及び欧州特許第0197546B1号明細書は、例えばロボット上の三次元動作のためのエネルギー案内チェーンを説明している。この場合、個々のリンク部材はシェル部分から構成される。個々のリンク部材は互いに係合して玉継手接続を形成する。案内された配線を例えば湿気から保護するために特別なシールが継手に提示され得る。しかしながら、こうしたチェーンは、隣接するリンク部材が互いに対して擦り合うことによって生成された摩耗粒子が放出されることを防止していない。
【0003】
配線案内装置の運用において、摩耗は通常は経時で必然的に発生する、すなわち、配線同士の間及び/又は配線案内装置の部品同士の間の摩擦によって引き起こされた小さな粒子が生成される。
【0004】
本発明は、特に、摩耗が生成されるべきではない応用のための配線案内装置に関する。それは例えばクリーンルームでの応用の場合である。
【0005】
米国特許第6773297B1号明細書及び欧州特許第1319865B1号明細書は追加のフレーム又は中間のフレームを説明しており、この追加のフレーム又は中間のフレームは、従来のエネルギー案内チェーンの継手接続の周囲に個別に搭載され、かつ、摩耗粒子の漏れ出しを防止するように作動する。このフレームも、製造してその後に取り扱うことが複雑であり費用がかかる。米国特許出願公開第2012205498A1号明細書で開示された解決策とは異なり、そのアプローチは摩耗粒子の発生を低下させることはできない。
【0006】
本明細書に包含される一般的な種類の配線案内装置は、波形管の方法の可撓性シースを有する独国実用新案第202013101203U1号明細書で以前から公知である。その波形管状シース又はエンベロープは、2つの端部の間の長手方向及び周縁方向の両方で配線案内装置の内部を防塵で取り囲む。摩耗粒子の不要な排出は、防塵シースによって単純ではあるが有効な方法で防止される。
【0007】
独国実用新案第202013101203U1号明細書に係る構造の実質的な利点は、シースが、それ自体公知のエネルギー案内チェーンに対して配線案内部としてその後に嵌め込まれ得ることであり、すなわち、その点において、配線を保護するための特に複雑でかつ費用のかかる構造を必要としないということである。
【0008】
この接続において、いわゆるケーブル保護管が、本明細書で説明される一般的な種類の配線案内装置として使用されることは既知でもある。これらは、配線案内装置への機械的荷重が相対的に低いものであることが判明する時に通常用いられる。従って、例えば、独国特許出願公開第102012000798A1号明細書は、ほぼ矩形の断面のそうしたケーブル保護管を説明しており、様々な配線のための複数の管領域に内部を分割するために追加の装置が提供される。その装置は、細長い可撓性のキャリアと、そこから半径方向に突出する分離リブと、を有している。一実施形態は、分離リブ上の係合要素が、内部から、保護管の波形構成によって規定された谷部に係合し、それによって捻れを防止する。独国特許出願公開第102012000798A1号明細書の構造の不都合はまず、製造に必要な労力である。他方で、その解決策によれば、例えば上側経路についての長い自己支持長さが追加の補助手段によってせいぜい達成され得るだけである。
【0009】
別の防塵の配線案内装置は、国際公開第2005/071284A1号及び米国特許第7784259B2号明細書で既知である。これは、押出プロセスによって製造されたモノリシックの管状ケーシングを包含する。この場合、片側が、他方の側よりも周縁方向により可撓性を有する。従って、片側は、他方の側上で周縁方向に曲げられてケーシングを閉鎖することができる。その構造も相対的に短い自己支持長さしか許容しない。
【0010】
この点においてさらに踏み込んだアプローチが、独国特許出願公開第102012100290A1号明細書及び米国特許出願公開第2012205498A1号明細書で公知である。これらは、ケーブル等のための結合された保護及び案内装置を開示しており、摩擦によって生成された微細な塵埃が解放されることを防止することを意図している。そのため、可撓性を有する管状シース要素が提供されるが、複数のチューブラが、互いに別個に配線を案内するために個々に通路を受け入れる。チューブラシースの両側には、リンク部材からヒンジで連結するように構成され、かつ、方向転換湾曲部の曲率半径を制限し、及び他方で、自己支持の上側経路の曲げ撓みを防止するそれぞれの支持チェーンが設けられる。独国実用新案第202013101203U1号明細書の配線案内装置と同様に、その解決策は、機械的荷重の点において、及び、重要な応用に適した保護部を有する自己支持長さの点において、従来のエネルギー案内チェーンの利点にリンクし、摩耗粒子の漏れ出しを防止する。しかしながら、独国特許出願公開第102012100290A1号明細書に係る解決策は、特別なプラスチックのリンク部材を包含する特別な製造が支持チェーンに用いられるので、製造がより複雑で費用がかかる。独国特許出願公開第102012100290A1号明細書に係る解決策のさらなる不都合は、個々の配線又は支持チェーンの修復が、配線案内装置が完全に解体された後にしか可能にならないということである。独国特許出願公開第102012100290A1号明細書に係る、一部品で押し出されるバンド又はシース要素は部分ごとに開放されない。
【0011】
独国実用新案第202013101203U1号明細書で開示されるように、本明細書の冒頭で言及した配線案内装置は、従って、本発明についての基本的な出発点を形成する。
【発明の概要】
【0012】
A)第1群の発明
本発明の第1の目的は、従って、摩耗によって引き起こされる粒子の不要な排出からの良好な保護をもたらすともに、最先端の技術と比べて少ない労力で製造することができる配線案内装置を提案することにある。
【0013】
請求項1に係る、説明する一般的な種類の配線案内装置において、その目的は、シースが、波形管の形状を有するとともに、少なくとも可撓性を促進する波形輪郭を有するという点において、及び、防塵シースが、方向転換軸を中心とした所望の曲率に関して、及び、基本的に望ましくない反対の曲率に関して非対称の曲げ挙動を有するという点において、既に達成される。非対称性は、自己支持領域の許容される曲げ撓みが、所望の曲率、すなわち、方向転換湾曲部の曲率に比べてかなり小さくなるようなものである。その非対称性は、シースに固有のものであってよく、若しくは、追加の手段、特に取付部品によって達成され得るか又は高められ得る。
【0014】
方向転換軸を中心とした所望の曲率又は内向きの曲率を、本明細書において、単純化の目的のため、「凹」曲度として参照する一方で、不要な反対の曲率又は外向きの曲率を「凸」曲度として参照する。
【0015】
非対称の曲げ挙動は、半径方向内向き又はその周縁の内側でよりも、方向転換軸に関して、特に半径方向外向き又はその周縁の外側でより低い程度の軸方向圧縮性を有するシースによって特に達成可能であり、すなわち、外側は、シースの長手方向において特により小さな程度に圧縮されることが可能である。
【0016】
シースの波形管状構成は、必要とされる可撓性を確保する限りにおいて、基本的にいかなる種類のものであってもよい。通常、そのためのシースは、長手方向断面において考慮される場合に、波形山部及び波形谷部又は内向き及び外向きの延在部分、すなわち、波形輪郭を有している。その点において、例えば湾曲輪郭、例えばほぼ正弦波形状輪郭、角を有する輪郭、例えば矩形輪郭、丸い縁を有する複合形状等の多くの異なる輪郭が可能である。シースの断面は重要ではないので、円形、溝形状又はほぼ矩形断面等が考慮されてもよい。
【0017】
対照的に、本発明の以下の態様に関して明白なことは、曲げ挙動が、非対称の曲げ特性を有していること、特に、上側経路、下側経路及び方向転換湾曲部が延在する平面において少なくとも、すなわち、方向転換湾曲部が変位可能である平面において少なくとも、それぞれの曲げ方向に応じて異なる大きさを有する可撓性を有することである。言い換えれば、考慮される部分において、等しい大きさの曲げモーメントを有する可撓性は、既定の方法で、曲げモーメントの回転の方向に依存する。
【0018】
そのことが、シース自体、すなわち、従来のエネルギー案内チェーン又は特別な支持チェーンを使用しないシース自体が、自己支持領域において適切な支持機能を確保することを提供する。さらに、このことが、シース自体が配線を案内して支持することができることを提供する。従って、支持チェーン又は通常のエネルギー案内チェーンなしで完全に済ますことが可能である。言い換えれば、独国実用新案第202013101203U1号明細書と比較すると、本発明に係る配線案内装置は、塵埃に関する密閉性能を提供するために最初に設けられるシースが、同時に、従来のエネルギー案内チェーンのかなりの機能を引き継ぐことを提供する。それ自体で考慮されるシースは、一方で、方向転換湾曲部における曲率半径を制限するように適合され得るが、上側経路及び/又は下側経路における過度の曲げ撓みを回避することに関連する。言い換えれば、両方の場合のための取付部品を任意選択的に有するシース自体は、曲率又は曲げのための異なる最小半径を確保することができる。
【0019】
従って、それ自体で考慮されるシースは、自己支持だけでなく、配線のためのキャリアの形態でもあることが好ましい。従って、配線は、配線を受け入れる追加の装置なしでシース内で直接案内されることが可能である。シースに関連する機能及び構成の点におけるすべての詳細、並びに特に、形状及び寸法に関する詳細は、本願において、異なることが明確に意図されない限り、シースの静止状態又は負荷なし状態に関連する。本願では、そうでないと説明しない限り、曲げ撓みは、名目上の配線の荷重を有するが、他の荷重のない又は過荷重のない、直線状態における曲げに関連する。この文脈における防塵は、なにも進入することができない又は漏れ出ることができないように密閉して気密又は閉鎖されることを必ずしも意味するものではない。むしろ、防塵は、従来のエネルギー案内チェーンにおいて、チェーンリンク部材によって又は互いに対して擦れ合う配線によって生成される通常は粒子サイズの摩耗粒子の漏れ出しに関して技術的に密閉されていることを意味している。
【0020】
しかしながら、本発明の応用はクリーンルームでの応用に限定されない。摩擦による擦れ合いを有する継手接続は固有の可撓性によって回避可能である。非対称の可撓性、及び、これが必要とする曲げ撓みのより小さな程度によって、シースは、少なくとも短い自己支持長さに適している。
【0021】
本発明に係る非対称の曲げ挙動は、配線案内装置の少なくとも長さ部分上で生じる。可撓性は、部分ごとに異なるように非対称及び/又は対称であってもよい。特に、長さにわたって変動する可撓性は本発明に従っている。同様に、実質的に一平面にある構成は、個別部分においてそれぞれ実装され、平面は、部分ごとに異なってもよく、及び例えば、互いに垂直に配置されてもよい。好適な構成では、配線で完全に充填れる場合の波形管状シースは、所望の凹曲度と比べると、非常にわずかな又は実質的にゼロの凸曲度しか許容せず、すなわち、非常にわずかな又は実質的にゼロの曲げ撓みしか許容しない。従って、上側経路のための最適なほぼ直線構成を確保することができる。その目的のため、非荷重状態では、シースは、わずかに凹状の予湾曲又は予応力を包含してもよい。
【0022】
非対称の方向依存の曲げ挙動は、例えば、シースが、少なくとも2つの異なる材料から、特に、異なる可撓性を包含するプラスチックから形成されることによって、実現可能である。断面における材料の適切な分布は、所望の特性を既に確保することができる。
【0023】
以下の2つの態様は、第1群に共通である本発明の上述した概念にそれぞれ基づいている。
【0024】
A)1)第1態様(「イースキン(e-skin)」)
第1態様によれば、特に単純な実施形態では、非対称の曲げ挙動は、波形管状シースが、その周縁の外側に、その周縁の内側と異なる波形輪郭を有する点において、少なくとも大部分は又は独占的に実現される。シース自体の所望の湾曲特性は、その2つの側の異なる輪郭構成によって予め規定されてもよく又は予め決定されてもよい。従って、その目的のために、例えば支持チェーン又は案内チェーン等の追加の部品は必要とされない。シースの2つの側の様々な輪郭が、方向依存の可撓性を除いて、シースのための旋回面又は湾曲面を予め決定することができる。さらに、特に外側の輪郭構成は、2つの波形輪郭のうちの一方が、他方の輪郭よりもより高いせん断強度及び圧縮強度を有するように選択されてもよい。同一の材料から又は異なる材料から様々な輪郭が形成されてもよい。
【0025】
とりわけ、外側で長手方向にほんのわずかな圧縮を許容する又は圧縮を許容しない異なる輪郭を有する好適な構成では、外側の波形管状シースは、波形谷部を有する輪郭を有しており、その内部軸幅は、波形山部の軸幅の20%未満、特に10%未満である。そのように、外側に圧縮のためのほんのわずかな自由な空間がある。波形山部自体の圧縮は、その構成によって今度は低減され又は阻止され得る。
【0026】
好都合な実施形態では、外側の又は半径方向に外向きの波形輪郭は、長手方向断面においてΩ形状を有している。その場合、波形山部は、端部に向かって外側に突き出る横腹部を有している。輪郭は、シースの直線位置において、特に自己支持の上側経路において、それらの横腹部が両側で互いに対してもたれかかる構成を有している。
【0027】
内側及び外側で異なる輪郭を有する好適な構成において、波形管状シースはその内側に、波形谷部を有する波形輪郭を有しており、その内部軸幅は、波形山部の軸幅の少なくとも50%であり、特にほぼ同一のサイズを有している。従って、それ自体公知の試験済みの輪郭が内側に提供されてもよい。
【0028】
シースの2つの側の様々な輪郭は、部分ごとに製造される又は全長にわたって一体であるシースの場合であっても、プラスチック技術における適切な方法によって特にプラスチックで備えられる。一体部品のシースはそれ自体で防塵である。
【0029】
曲率半径において単純でより容易に可変である波形管状シースの製造は、モジュール構造として部分ごとに構成される場合に、例えば異なる輪郭を有する2つのシェル部分から構成される場合に可能になる。従って、例えば様々な既定の曲率半径を有する内側のシェル部分は、曲げ撓みを防止する外側のシェル部分に結合されてもよい。2つのシェル部分が接合される交差部は、その場合、部品同士の間の防塵接続が最小相対移動によって単純化される配線案内装置の中立素分のレベルにあることが好ましい。
【0030】
別個に製造されたシェル部分は、特に複雑さ及び労力を要せずに異なる材料から製造されてもよい。
【0031】
2つのシェル部分を備える部分を有するシースのための構造は、少なくとも1つのシェル部分及び好適には外向きのシェル部分が、その断面において内部空間を分割するその上に形成された1以上の分離脚部を有することを可能にする。配線同士の間の摩擦に起因する摩耗は、各配線のためのそれぞれの通路領域への分割によって最小限に抑制され又は回避される。
【0032】
第1態様に係る配線案内装置は、特に軽量であり、騒音や振動を低く抑えて延びており、保守を減らし、相対的に安価で製造可能である。従って、第1態様に係る配線案内装置は多くの応用で使用可能である。
【0033】
最後に、第1態様は、上の実施形態の1つに係る配線案内装置の製造のためのシェル部分にも関する。そのため、シェル部分は、可撓性のプラスチック材料から一体で形成可能であり、及び、長手方向において、方向転換軸を中心とした曲率に関する非対称の曲げ挙動と反対の曲げ効果とを有する波形輪郭を有してもよい。本発明によれば、波形輪郭は、所望の曲率と比べて、許容される曲げがかなり小さいように選択される。それは、端部に向かって外側に突き出る横腹部を有する波形山部を有するオメガ形状の波形輪郭によって特に実現可能であり、波形輪郭は、それらの横腹部が、直線位置、すなわち、自己支持領域において両側で互いに接触するような構成を有している。
【0034】
A)2)第2対象(「イーリブ(e-rib)」)
湾曲特性を決定するため若しくは非対称の可撓性を実現するため又は向上させるための第1態様に対して代替の又は第1態様を補助する第2態様によれば、周縁方向に延在する横方向リブを有する外側から嵌め込まれる別個の支持リブ構造(英語で「支持骨格」として参照される)が提供され得る。このアプローチによれば、シースは、特に、それ自体が対称又は方向とは無関係の曲げ特性を有する従来の波形管の形態であってもよい。取付部分としての支持骨格とともに、従来の輪郭を有する波形管は本発明に係るシースを形成する。
【0035】
第2態様の第1実施形態では、シースは、外側から嵌め込まれる別個の支持骨格であって、周縁方向に延在する横方向リブを有する別個の支持骨格を有しており、横方向リブは、曲げ撓みを阻止するための当接部として長手方向に突出する突起部を外側に含んでいる。その場合、突起部は、突起部によって、シースの直線位置又は自己支持位置において、横方向リブが互いに接触するような構成を有している。好適には、相互に接合関係の形状である2つの突起部が、特に両側で各横方向リブにそれぞれ設けられる。隣接する横方向リブの突起部は、その場合、特にセンタリング関係において、自己支持部分、特に上側経路の長さ及び横方向の安定性を増大させるために協働することができる。その構造は、公称範囲内で様々な寸法の従来の波形管と適合可能であるという利点を有する。発展によれば、支持骨格が、周縁方向に突出する可撓性の保持アームを両側に有することを提供することができる。それらは、クリップ又は開放したクランプシェルを用いる場合と同様に、支持骨格がシースに対して外側に保持されることを可能にする。
【0036】
第2態様、すなわち、シースに嵌め込まれる別個の部品の形態の支持骨格を有する第2態様の第2実施形態では、横方向リブは、外側から又は外向きの側で波形管状シースの波形輪郭に係合することができる。そのようにして、例えば周縁の半分に係合する横方向リブは、波形山部とともに、波形谷部が占められる際に曲げ撓みに耐えるための構成を強化するための手段を共同で形成する。
【0037】
第2態様の代替の第3実施形態では、非対称の可撓性を実現するための支持骨格が、内部空間に配置されてもよく、すなわち、横方向リブは、内側から又は内向きの側で波形輪郭に係合する。内部の構成は、より複雑でコストがかかるが、支持骨格とシースとの間の理論的に可能性のある摩耗を本質的に回避する。
【0038】
第2態様の第2及び第3実施形態における別個の支持骨格の横方向リブは、特に、内部軸幅を低減すること、若しくは、方向転換湾曲部に対して、内向きの側での波形山部同士の間及び/又は波形谷部同士の間の対応の自由な空間と比べて、外側での波形山部同士の間及び/又は波形谷部同士の間の自由な空間を低減することを特に単純な方法で可能にする。さらに、曲率平面及び/又は曲率半径は、支持骨格の構成によって予め決定されてもよい。
【0039】
好適には、第2又は第3実施形態の支持骨格は、対応の横方向リブが、波形輪郭の少なくとも2つおきの波形に、好適には波形輪郭のすべての波形に、係合する構成を有している。外側の軸方向圧縮性はそのようにしてかなり低減される。
【0040】
湾曲特性を決定するため、支持骨格が、長手方向に延在するとともに横方向リブを支持する2つの相互に対向するキャリアを有する場合にすべての実施形態に関連して利点があり、キャリアは、好適には、例えばシースとしての従来の波形管の場合に、配線案内装置の中立素分のレベルに配置され、又は、その素分を予め決定する。支持骨格は、好適には、特にプラスチック射出成形の形態で一体に製造される。対応のキャリアは、方向転換湾曲部の変位時に張力及び圧縮力を支持して、及び従って、実際のシース上への荷重を緩和するために、接続場所に両端で固定されてもよい。従って、支持骨格が、上側経路の最大長さに、好適には、配線案内装置の全長に少なくとも対応する長手方向範囲を有することが好都合である。湾曲面の外側に曲がることに関連する横方向の安定性は、支持骨格によって、特にキャリアによって実現されてもよい。
【0041】
受け入れ性能の適応について、キャリアが、さらなるシースの支持骨格への接続のための横方向固定手段を有することが好都合である。そのようにして、複数のシースが、より大きな受け入れ空間をその中に有する配線案内装置を形成するために互いに平行な関係で固定されてもよい。
【0042】
さらに、連続的な支持骨格の長手方向における固定のための、並びに、張力及びせん断力の伝達のための、端部固定手段がキャリア上に設けられてもよい。
【0043】
特に従来の波形管に関して、捻れ又は座屈からの保護として、支持骨格は、例えばキャリアに対して横方向の横方向リブの延在部分としての、ほぼくさび形状の又はV字形状の相対的に短い延在部、タブ部又は舌部を両側に有しており、キャリアは、くさび形状又はV字形状の開先角度によって方向転換湾曲部の最小曲率半径を予め決定するために内側の波形輪郭に小さな周縁範囲上で係合する。
【0044】
本発明を実施に移すためには、特に軸方向又は長手方向に低い程度の圧縮率が、外側周縁領域の一部の断面において実装され、外側周縁領域は、シースの全周縁範囲の、少なくとも12.5%、好適には25%〜50%である。従って、適切な輪郭又は支持骨格は、断面のある角度範囲又は周縁範囲の外側の圧縮率を有効に低減すべきである。
【0045】
特に、支持骨格を用いる場合、湾曲特性を決定するために、シースの波形輪郭が平行な環状形状に波形をつけられる、すなわち、螺旋構成又は渦巻構成に波形をつけられることが好都合である。望ましくは、シース及び場合によっては支持骨格が、可撓性プラスチック、特に、長期の曲げ強さを有する弾性プラスチック、好適には熱可塑性プラスチック材料から形成される。
【0046】
本発明は、凹曲度の場合の波形管状シースの静的曲げ半径よりも、複数倍、特に少なくとも10倍大きい半径に静的凸状曲げ撓みを制限することが特に可能である。その点において、用語、静的曲げ半径は、塑性変形の限界に到達する安静条件(変位運動なし)において最小半径を示すために用いられる。
【0047】
支持骨格のモジュール構築のためのモジュール又は支持骨格モジュールは、第2態様に関する本発明に関連するように特許請求される。これは、特に第2態様の第1及び第2実施形態に係る、配線のための配線案内装置の製造のための波形輪郭を有する波形管を含むシースとともに機能する。本発明によれば、支持骨格モジュールは、可撓性プラスチックから一体に製造され、可撓性プラスチックは、長手方向範囲を有しており、また、波形管に外側から嵌め込み可能な構成を有している。支持骨格モジュールは、周縁方向、すなわち、長手方向範囲に対して横方向に延在する複数の横方向リブを有している。それぞれの実施形態に応じて、支持骨格モジュールは、波形管の波形輪郭に少なくとも部分的に係合可能な横方向リブ、若しくは、直線位置又は自己支持位置において、前述の対応の説明の意味において、横方向リブが互いに接触するように長手方向に突出する突起部を含む横方向リブ、を有している。モジュールは、支持骨格の上述したさらなる特徴、特にキャリア、拡張延在部分又はモジュール延在部分のための横方向及び/又は端部の固定手段、保持アーム等の前部又は一部を有してもよい。
【0048】
第2態様に係る支持骨格の使用は、特に軟弾性材料がシースに望ましいという実情において、方向転換領域の小さな半径にとって特に好都合である。後者は、自己支持領域のわずかな曲げ撓みに耐える。包含されるそれぞれの応用に応じて、支持骨格は、第1態様に係る輪郭構成とともに組み合わせられてもよい。
【0049】
A)3)第3態様(「イースキンジッパ(e-skin zipper)」)
本発明の第1群に関するさらなる態様は、個々のシェル部分のアセンブリの接続の塵埃粒子に関連する強度と密閉動作とであり、その点において、独国実用新案第202014104458U1号明細書の教示に対する改善を特に実現することができる。
【0050】
その目的のため、配線案内装置のための波形管状シェル部分が提案され、シェル部分は、2つのシェル部分、特に、異なる輪郭の2つのシェル部分から部分ごとにそれぞれ構成される波形管状シースによって形成される。
【0051】
原則として、シェル部分は、長手方向の接合部において様々な方法で接続可能であり、例えば、製造後に接着剤又は溶接プロセス、特に、例えば超音波溶接のためのプラスチック等に適した接続プロセスによって取り外し不能に接続されてもよい。しかしながら、特に、シースの連続した開放を許容するために、非破壊で解除可能にも関わらず、十分に堅固な接続が好ましい。
【0052】
従って、本発明の第3態様によれば、シェル部分が長手方向の両側に固定バンドを有することが提案され、固定バンドは、長手方向に延在するとともに、特に、連続しており、好適には、ジップファスナの方法で対向配置されたシェル部分上の対応の歯構成と協働する規則的に配列された小枝又は歯を有する、歯構成を有している。これは、動作時に堅く閉鎖される相互に対向するシェル部分同士の間の良好な接続を確保する。
【0053】
第1態様では既にそうであるように、固定バンドによって良好な横方向の安定性を実現することができ、また、細長い断面及びシェル部分の横方向の堅い構成も実現することができる。
【0054】
ジップファスナと同様に機能するコネクタの歯は、特に、等脚台形の形状に少なくともほぼ対応する有効断面を有してもよい。有効断面は、例えば、角領域において丸い構成を有する等脚台形のものであってもよい。その点において、台形の歯の短辺が、接続されるべきシェル部分から見て外方に向き、2つのそれぞれ接続された部分の台形の歯の収束突出部はともにくさびで留められる。
【0055】
くさび形状又は台形の構成は、長手方向にほぼ垂直に、対向配置されたシェル部分の固定又は開放を特に可能にする。歯は、横方向に外向きに、特にシェル部分又は配線案内装置の長手方向に垂直な方向に、バンドを延在させる突起部を形成してもよい。歯は、固定バンドから、他方のシェル部分に向かう方向にわずかに各々突出してもよい。
【0056】
本発明のさらなる独立した態様において、シェル部分が、ポジティブロック関係で、接続されるべき他方のシェル部分上の対応の舌部と協働する長手方向溝を有することが提案される。従って、好適には歯構成と波形管状シースへの移行部との間の領域において、他方のシェル部分が、接続されるべきシェル部分上の対応の長手方向溝とポジティブロック関係で協働する舌部を有している。従って、密閉性能及び互いに対するシェル部分の固定をさらに改善することが可能である。
【0057】
長手方向軸に対して垂直に向けられて、周縁に連続する密閉突起部が端部領域に配置される一方で、内向きに配置されて対応して延在する密閉溝が他方の端部領域に配置され、密閉溝には、長手方向に隣接する部分の密閉突起部が、ポジティブロック関係及び/又はフォースロック関係で係合することができることが提供されてもよい。従って、端部で密閉及び固定接続部を実現することが可能である。これは、第1態様及び場合によっては第2態様に係るシェル部分に関連して提供されてもよい。
【0058】
その点において、密閉突起部は、端部で厚くされて、トラス頭又はゲームプレイイングピースと同様であることが好ましい、最初に収束する断面を有してもよい。
【0059】
シェル部分を備えるすべてのシースに関して、固定バンド同士の間の接合が配線案内装置の中立素分を形成することが好都合である。湾曲時に長手方向の一定の寸法(=中立素分)を包含する層が交差部に正確にあるという事実によって、曲げ時の大きく口を開けることが防止されるので、特に、互いに対するシェル部分の堅い接続が可能になる。
【0060】
前述のすべての態様は、それ自体で及び独立して独創的なものとして見られ、及び従って、分割出願において互いに独立して特許請求されることが可能である。
【0061】
B)本発明の第2群(「T−キャリア」)
独国実用新案第202013101203U1号明細書を基本的な出発点とした、本発明のさらなる独立した目的は、シースと内部に配置された案内装置との間の可能性のある摩耗を低減する配線案内装置を提案することである。そのさらなる目的は、請求項33に記載の配線案内装置によって前述の説明とは別個に達成される。その点における有利な発展は添付の請求項34〜40に列挙される。
【0062】
それ自体が発明であると考えられる第2の概念は、ケーブル、ホース等の配線のための、特にクリーンルームでの応用のための配線案内装置に関し、配線案内装置は、固定された接続位置に固定するための第1端部と、相対的に移動可能である接続位置に固定するための第2端部と、を有している。配線案内装置は、その端部同士の間に、上側経路と、変位可能な方向転換湾曲部と、下側経路と、を形成し、方向転換湾曲部は、好ましくは既定の曲率半径で方向転換軸を中心として湾曲させられている。配線案内装置は、特に、2つの端部同士の間の長手方向と周縁方向との両方において、内部空間を防塵で取り囲む可撓性のシースを有している。
【0063】
上述の第1群とは独立した第2の発明は、可撓性であるか、又は、方向転換軸を中心として互いに旋回可能である相互接続リンク部材を備える配線案内部によってシースが支持されることを特徴とし、各リンク部材は2つのそれぞれ相互に対向する側部分を有し、及び、少なくとも1つの側部分が、少なくとも1つの側部に向かって横方向に外向きに突出し、それぞれのリンク部材にシースを固定するために固定突出部が設けられている。
【0064】
その寸法は、シースと内部に配置された配線案内部との間の相対移動及び従って摩耗がかなり排除されることをすでに提供する。同時に、騒音の生成が最小限に抑えられ、意図されたように正確な構造が、特に保守運用後に、簡単な方法で確保される。
【0065】
好適な実施形態では、各リンク部材の側部分は、方向転換軸を中心とした凹曲度に関して曲率半径を制限するための第1当接部と、反対の凸状曲げ撓みを制限するための第2当接部と、を有している。従って、単純な構成のシースが、それ自体のキャリア及び案内機能を要せずに使用されてもよい。
【0066】
曲げ特性を既定するとともに摩耗を回避するため、両側に、すなわち、リンク部材の対向配置された側部分に固定突起部が設けられることが好都合である。好適には、固定突起部は、中立素分のレベルで側部分に形成される。従って、例えば、波形管状材料の容易に製造された半シェル又は他の可撓性のシースシェルは配線案内部に確実に固定されることが可能である。
【0067】
側部分の固定突起部が、長手方向に連続するバンドを形成し、シースが、部分ごとに、かつ、2つのシェル部分からモジュール構造として構成されることが好都合に提供される。従って、シェル部分は、簡単な方法で各々防塵関係で、内側及び外側で固定突起部に固定されることが可能である。
【0068】
好適な実施形態では、固定突起部を除いて、側部分は、欧州特許第2142823B1号の教示に従って設計される。その場合、各側部分は、長手方向に延在して方向転換軸を中心に曲げ可能である接続脚部と、接続脚部にほぼ垂直にあって、各々が脚部ベース及び長手方向脚部を有する複数のT字形状脚部と、を有している。それらの長手方向脚部の端部の、長手方向に面する第1T字形状脚部は、曲率半径を制限するための第1当接部を形成し、及び、それらの長手方向脚部の端部の、長手方向に面する対向配置された第2T字形状脚部は、曲げ撓みを制限するための第2当接部を形成する。
【0069】
上述の教示からの出発として、本発明の第2の概念は、各固定突起部が、対応の接続脚部の平坦で横方向への延在部分によって形成されること、及び例えば、側部分とともに一体で製造されること、を好都合に提供する。
【0070】
さらに、好適な発展は、各リンク部材が2つの側部分によって一体に製造されることを提供し、各側部分は、第1及び第2T字形状脚部に加えて固定突起部を含む。その構成において、リンク部材は、その部材のチェーンリンクがある種のバンドチェーンを形成するように方向転換軸を中心に可撓性を有するように適合される。
【0071】
通常のリンクチェーンの方法で配線案内部が、本発明の第2の概念に従って、例えば国際公開第02/086349A1号又は欧州特許第0803032B1号明細書の教示に従って、シースに関する本発明に係る固定突起部とともに展開される。
【0072】
シースは特に波形管状構造の形態であってもよい。原則として、例えば本発明の第2の概念に係る配線案内装置とともに、特に可撓性の弾性プラスチックを備える他の管状シースが使用されることが可能である。
【0073】
最後に、本発明の第1群及び第2群の両実施形態は、密閉性能の点で好都合に発展させられて、装置の第1端及び第2端に、そこで開放しているシースの端部の防塵閉鎖のためのそれぞれの接続フランジが設けられる方法で微細な塵埃の排出に抵抗することができる。その点における好ましい発展によれば、各接続フランジが、防塵で接続可能であって、前端領域においてフォースロック関係及び/ポジティブロック関係でシースを保持してシースを防塵で封入する2つのクランプシェルを含むことが提供される。好適には、接続フランジは、固定する目的のため、特に、それぞれの接続位置にネジ接続を形成するための固定手段を有している。特に好適には、各接続フランジの両クランプシェルは、それらが、接続位置への固定と同時に互いに固定されることが可能であるようなそうした固定手段を有している。
【0074】
好適な実施形態では、各接続フランジは、端部領域において、好適には前端領域に対向関係で、塵埃密閉関係でそこを通る配線のための適切な通過密閉手段を有している。
【0075】
本発明のさらなる詳細、利点及び特徴は、例として添付の図面を参照することによって好適な実施形態の以下の説明から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【
図1】本発明に係る配線案内装置の原理を図示する側面図である。
【
図2A】第1実施形態の配線案内装置の一部を示す斜視図である。
【
図2B】第1実施形態の配線案内装置の一部を示す拡大図である。
【
図2C】方向転換湾曲部の曲率又は移動平面に平行な長手方向における第1実施形態の配線案内装置の一部を示す図である。
【
図3A】第2実施形態の配線案内装置の一部を示す斜視図である。
【
図3B】第2実施形態の配線案内装置の一部を示す拡大図である。
【
図3C】方向転換湾曲部の曲率又は移動平面に平行な長手方向における第2実施形態の配線案内装置の一部を示す図である。
【
図3D】長手方向に垂直な断面における第2実施形態の配線案内装置の一部を示す図である。
【
図4A】本発明の第3実施形態に係る配線案内装置の一部を示す拡大斜視図である。
【
図4B】本発明の第3実施形態に係る配線案内装置の一部を示す斜視組立図である。
【
図4C】本発明の第3実施形態に係る配線案内装置の一部を示す拡大側面図である。
【
図5】方向転換湾曲部の内側を示す垂直断面における複数のシースを有する
図4A〜
図4Cの第3実施形態の変形例を示す図である。
【
図6A】
図4A〜
図4Cの第3実施形態と比べて、支持骨格がシース上で外部ではなく内部に設けられる、さらなる第4実施形態を示す図である。
【
図6B】
図4A〜
図4Cの第3実施形態と比べて、支持骨格がシース上で外部ではなく内部に設けられる、さらなる第4実施形態を示す図である。
【
図6C】
図4A〜
図4Cの第3実施形態と比べて、支持骨格がシース上で外部ではなく内部に設けられる、さらなる第4実施形態を示す図である。
【
図7A】独立した発明に係る配線案内装置の一実施形態を示す図であり、方向転換湾曲部の部分分解斜視図である。
【
図7B】独立した発明に係る配線案内装置の一実施形態を示す対応の側面図である。
【
図7C】独立した発明に係る配線案内装置の一実施形態を示す図であり、方向転換湾曲部の部分切り取り斜視図である。
【
図8A】固定された接続位置及び移動可能な接続位置にそれぞれ配線案内装置の端部を固定するための好適な実施形態に係る接続フランジを示す図である。
【
図8B】固定された接続位置及び移動可能な接続位置にそれぞれ配線案内装置の端部を固定するための好適な実施形態に係る接続フランジを示す図である。
【
図9A】支持骨格の代替構成のモジュール部分を示す斜視図である。
【
図9B】支持骨格の代替構成のモジュール部分を示す断面図である。
【
図9C】支持骨格の代替構成のモジュール部分を示す、当接機能を有する突起部上の拡大平面図である。
【
図10A】
図1〜
図3に示すようなシースのためのシェル部分のさらなる実施形態を示す内側の平面図である。
【
図10B】
図1〜
図3に示すようなシースのためのシェル部分のさらなる実施形態を示す、シースの部分分解斜視図である。
【
図10C】
図1〜
図3に示すようなシースのためのシェル部分のさらなる実施形態を示す、端部のレベルの長手方向断面図である。
【
図11】本発明のさらに独立した態様に係る配線案内装置の原理を概略的に示す側面図である。
【
図12】本発明のさらに独立した態様に従って、
図1に示すような配線案内装置の一部を提供するために接続される2つの波形管状シェル部分を示す図である。
【
図13】接続された状態の
図12のシェル部分の横方向固定バンドの拡大図である。
【
図15】シェル部分が長手方向に変位させられた関係で接続される、
図11〜
図14に示すような配線案内装置の一部の短辺を示す側面図である。
【
図16】隣接するシェル部分の端部の密閉接続の
図14AのXVI−XVI線に沿った断面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0077】
図1には、図示された配線案内装置の全体が100で指し示されている。配線案内装置100は、この図では詳細には示されていないケーブル、ホース等の配線を保護しつつ案内することに役立つ。上側経路101と下側経路103との間で、配線案内装置100は、既定の曲率の方向転換湾曲部104を既知の方法で形成する。配線の破壊を回避するため、方向転換湾曲部104は、特に既定の最小曲率半径を有しており、及び従って、曲率半径が、案内される配線の許容可能な曲率半径を下回らないことを確実にする。
【0078】
方向転換湾曲部104は、移動可能接続部107とともに固定接続部105に対してある距離にわたって変位可能である。移動は、ここではほぼ垂直な平面内で実質的に起き、また、移動可能接続部107の移動に追従する。図示した例では、固定接続部105は上側経路101にあり、移動可能接続部107は下側経路103にある。配線案内装置100の2つの端部は逆に接続されてもよい。
【0079】
図1は、本発明の本質的な態様として、可撓性シース110を示しており、可撓性シース110は、内部で案内される配線であって、連続的に閉じられて技術的に防塵関係にある2つの接続部105、107の間で案内される配線を周縁方向に取り囲む。
図1から分かるように、シース110は、管状構成であって十分な可撓性を有しており、例えば適切な設計構成及び/又は材料の選択によって、方向転換湾曲部104の固定された既定の曲率に適応し、可能な最小抵抗で方向転換湾曲部104の変位移動に追従する。
【0080】
図2A及び
図2Bは、シース210を有する本発明に係る配線案内装置200の第1実施形態を示している。シースは、摩耗による粒子が漏れ出ることができないように防塵関係で内部空間208を取り囲む。シース210は、(
図1においてAで示される)方向転換軸を中心とした凹曲度及び凸曲度に関して非対称の曲げ挙動を有している。その目的のため、シース210は、その内側211(すなわち、広い側の半径方向内向き)及びその外側212(すなわち、明るい側の半径方向外向き)に、それぞれ異なる種類の波形管状輪郭を有している。
図2Cに示すように、外側212の輪郭は波形山部214を有しており、長手方向断面(
図2C)におけるその形状はほぼΩ形状(オメガ形状)であり、その結果、波形山部214の横腹部215は、その端部で外側に突出し、波形山部214の両側でそれぞれシース210の直線位置において相互に接触する。従って、方向転換軸A(
図1参照)を中心とした所望の凹曲度に比べて、他の方向にわずかにのみ凸状の曲げ撓みを許容するか又は実質的に許容しないことを単純な方法で提供することが可能である。シース210自体は、案内された配線(図示せず)の重量が上側経路にかかる時でさえ、上側経路に関してほぼ直線構成を確保することができる。外側212の輪郭のキャリアの力を向上させるために、外側212に、波形山部214同士の間の波形谷部216が、非常に小さくて自由な又は内部軸幅B2を有し、内部軸幅B2は、ここでは、例えば外側212の波形山部214の軸幅の20%未満であることがさらに提供される。外側212の波形谷部216の内部軸幅B2は、内側211の波形谷部218の対応の内部軸幅B1よりも著しく小さい。
【0081】
図2Cに示すように、中心領域を通る長手方向断面で見ると、波形管状シース210は、外側212とは対照的に内側211で、従来の輪郭、例えば丸い波形輪郭を有してもよく、長手方向における最大寸法又は軸幅がそれぞれほぼ同一である波形谷部218及び波形山部220を有している。
【0082】
図2A〜
図2Cに示す実施形態では、配線案内装置200は、
図2Aに示すように、シース210の複数の部分から部分ごとに構成される。この例では、各部分は、長手方向及び周縁方向に特にプラスチックから一体に製造される。シース210の2つの部分を接続するために、それらは、端部に、完全に周縁方向に延在するラッチングリング219をそれぞれ有している。ラッチングリング219は、溝形接続の方法で反対の端部217にポジティブロック関係で係止されることが可能である。この構成では、反対の端部217の対応した接合備品と比較して、各ラッチング溝は、防塵圧入を実現することが可能なようにわずかに余分な寸法を包含してもよい。
【0083】
図2Bに最も良く示すように、フランジ状の長手方向支柱222が、内側211及び外側212の間の移行部で配線案内装置200の中立素分のレベルに設けられる。長手方向支柱222は、シース210の外側で2つの隣接する波形山部214を形成する材料に一体的に結合される。従って、当接部として機能する波形山部214の横腹部とともに、この構成は、煩わしい曲げ撓みなしに配線案内装置200が完全に満たされるより長い自己支持長さを許容する安定した構造を提供する。その効果を促進するために、例えば
図2Aに示すように、一体に製造された部分は、荷重なし位置においてすでに凹状に予め湾曲させられることが可能であり、すなわち、直線位置に関して固有の予負荷を有するように製造される。長手方向支柱222は、せん断強度及び圧縮強度を増大させ、すなわち、シース210の機械的な荷重軸受け性能を増大させ、その結果、大きな全長を有する配線案内装置200を製造することができる。
【0084】
図3A〜
図3Cは第2実施形態の配線案内装置300を示しており、この配線案内装置300は、方向転換軸Aを中心とした凹曲度及び凸曲度に関して非対称の曲げ特性を有するシース310を有している。その目的のために、
図2A〜
図2Cと同様に、内側311の輪郭とは異なる輪郭が外側312に提供される。
図2A〜
図2Cと比べて対応の特徴又は同一の特徴が、対応して増加した参照符号とともに適宜提供され、その説明は繰り返さない。
【0085】
図3A〜
図3Dに示す第2実施形態における実体的な差異は、
図2A〜
図2Cとは異なり、シース310の部分ごとのアセンブリのための複数の部分が、2つの別個に製造されたシェル部分331、332からそれぞれ構成され、輪郭を有するシェル部分331がシース310の内側311を形成し、異なる種類の輪郭を有する他方のシェル部分332が外側312を形成する。
【0086】
図3Bの拡大図は、シェル部分331、332をともに接続する交差部335が配線案内装置300の中立素分のレベルにあることを示している。
図3Bの例によって示すように、接続は、ポジティブロック接続及び/又はフォースロック接続によってなされてもよい。
図3A及び
図3Bの例では、交差部335の両方のシェル部分331、332が、波形谷部316及び318に交互に配列された押し込みノブ333と、対応の接合形状の受け入れ手段334と、を有している。シェル部分331、332の間の防塵接続の形成に適した他の固定手段も本発明に従っている。形成された接続が、包含される材料の密接な結合を包含する接続ではない場合、
図3A〜
図3Dに示す第2実施形態は、配線案内装置300の個々の長手方向部分がより容易にアクセス可能であるので、
図2A〜
図2Cの第1例と比べて補修管理を容易にする。
【0087】
図3A〜
図3Cは、シェル部分331、332が、煉瓦積みコースと同様に、互いに対してわずかな長手方向の変位を有するように互いに固定されることが好ましいことを示している。従って、2つの対向配置されるシェル331、332をともに接続するために設けられた固定手段、例えば押し込みノブ333及び対応の凹部334は、長手方向にシース310の複数の部分の長手方向接続を強化するために同時に用いられる。従って、引っ張り方向においてせん断抵抗を有するシェル部分331、332の間の接続は交差部335にあることが好ましい。摩耗により生成された微細な塵埃の漏れ出しを防止するための密閉性能のため、各シェル部分331、332は、それぞれの反対の端部317で端部の波形山部314に密閉して係合するある種の密閉リップ339を端部に有することが好ましい。
【0088】
図3Dは、
図2A〜
図2Cと比べて第2実施形態とのさらなる差異を示している。シース310の長手方向部分の2つの部分による製造によって、移動の平面内で延在する分離脚部が、2つのシェル部分331、332の一方、例えば外側312を形成するシェル部分332に配列されて、内部空間308を分割することができる。分離脚部340によって互いに別個に様々な配線を案内することができるので、それらの配線同士の間の摩耗は相当程度回避される。
【0089】
図4A〜
図4Cは、代替の第3実施形態の配線案内装置400を示している。端部を防塵して固定するための接続フランジ(
図8A及び
図8Bの例によって示される)を除いて、この配線案内装置は、2つの本質的な部品のみ、すなわち、シース410と、特別に製造された支持骨格440と、を備えている。
図4Aに個別に示されているシース410は従来の波形管の形状であってもよい。従って、波形管410はそれ自体に、全方向に、すなわち、方向転換湾曲部104(
図1)の方向転換軸を中心とした凹曲度又は凸曲度に関して対称な曲げ特性を有してもよい。
図4A〜
図4Cの実施形態において方向転換軸Aを中心とした凹曲度と比べてかなり低減された凸状の可撓性を有する非対称の曲げ特性を確保するために、別個に製造された支持骨格440が、波形管410の外側412で方向転換湾曲部104に関して外側から嵌め込まれる。
【0090】
支持骨格440はその曲げ特性に関して非対称である。支持骨格440は、方向転換軸Aを中心に凹状に容易に曲げられてもよいが、反対方向に凸状には十分に曲げられない。
図4Cで最もよく分かるように、支持骨格440は、長手方向に延在する2つの対向配置されたキャリア442であって、周縁方向に、実質的に垂直に延在する横方向リブ444を備える2つの対向配置されたキャリア442を有している。キャリア442及び横方向リブ444は、例えば射出成形プロセスによってプラスチック材料から一体に製造されることが可能である。
【0091】
横方向リブの形状及び構成はシース410の断面の外側輪郭に適合される。ほぼ円形断面の波形管410の場合、横方向リブ444は、
図4A及び
図4Bのようにほぼ円弧の形状であるとともに約180°の部分円弧を包含している(
図5も参照)。支持骨格440の周縁に延在する横方向リブ444は、キャリア442に対してそれぞれ規則的な既定の間隔で相互に平行な関係で固定される。
図4Cが最も良く示すように、横方向リブ444は、波形管410の外側412の、そうでなければ開放された波形谷部420を実質的に充填する又は閉鎖するように主として機能する。このようにして、方向転換軸Aを中心とした凹曲度に対して反対方向の可撓性又は曲げ性は、波形谷部420によって外側412でかなり低減され、又は、波形管410のそれぞれの波形輪郭に依存して完全に妨げられる。従って、支持骨格440は、横方向リブ444同士の間の規則的な間隔が、波形長さに、すなわち、波形管410の2つの連続する波形谷部420の間の周期的な間隔に対応するような設計構成であることが好ましい。従って、これは、正確に1つの横方向リブ444が波形輪郭の各波形に係合することを提供する。
【0092】
波形管410の補強材として機能することに加えて、支持骨格440は、対向配置されたキャリア442のレベルに中立素分を規定する効果を有するとともに、方向転換湾曲部104(
図1)の移動の平面を同時に確立する。それぞれキャリア442を接続位置(
図8参照)に固定的に接続するための支持骨格440の端部の接続手段は詳細には図示しない。キャリア442によって、支持骨格440は、さらに張力及び圧縮力を伝えることができ、かつ、波形管410の耐用年数及び荷重支持性能を向上させることができる。従って、支持骨格440は、一方の接続位置105から他方の接続位置107(
図1)までの配線案内装置400の全長に対応する長手方向範囲を包含することが好ましい。
【0093】
最後に、
図4Cは、横方向リブ444の接線方向への延長部分として両側に設けられたタブ状又は舌状延在部446を示している。延在部446は、側面視においてほぼくさび形又はV字形である。延在部446は、波形管410の周縁と比べて周縁方向に極めて短い範囲を有しており、また、長手方向に面する端部突出部同士の間に既定の拡がり角を形成する。
図4B及び
図4Cが示すように、延在部446は、外側の短い周縁範囲上で波形管410の波形谷部420に係合する。対向配置された延在部446の突出部同士の間の角度の既定の角度範囲によって、波形管410及び支持骨格440を備える配線案内装置400の方向転換湾曲部104の最小曲率半径が予め決定される。
【0094】
図5は
図4A〜
図4Cの実施形態の発展を示している。この実施形態では、端部の接続フランジを除いて、配線案内装置500は、一方を他方の横に平行に配列して支持骨格540によって平行に保持された3つの波形管510を実質的に備えている。そのため、
図4A〜
図4Cと構造において同一の3つの支持骨格540がそれらのキャリア542とともに横方向にともにそれぞれ固定される。支持骨格540は、別個の個別部分として製造され、隣接する支持骨格540への接続に適したキャリア542上に接続手段を有していることが好ましい。原則として、複数の支持骨格540が、相互接続された関係で一体に形成されることが可能である。
【0095】
図6A〜
図6Cは、配線案内装置600のさらなる実施形態として、
図4A〜
図4Cに図示した例の変形例を示している。配線案内装置600は、ここではほぼ矩形の断面を有するシース610としての従来の波形管と、非対称の曲げ特性を実現する別個の支持骨格640と、を実質的に備えてもよい。
図4A〜
図4Cで示す例とは異なり、配線案内装置600の支持骨格640は、波形管610の外側から配列されておらず、波形管の形態のシース610の内側に配列されている。さらなる実体的な相違として、支持骨格640は、外側612に向かって面する横方向リブ644と、内側611に向かって面する横方向リブ645と、の両方を有している。外側の横方向リブ644は、シース610の外側で波形山部620の中空空間に内側から係合する。内向きに配置された横方向リブ645は対応して、シース610の内側で波形山部620の中空空間に内側から係合する。波形管状シース610自体は、両側で同一の形状を有する波形谷部610及び波形山部620を有する同一の従来の波形輪郭を両側に有してもよい。図面に示された構成と異なり、シース610は両端部の間で連続的に形成されてもよい。支持骨格640は、全体を通じて一体に製造されてもよく、又は、シース610内に連続的に導入される別個の部分から組み立てられてもよい。それ自体が対称の曲げ特性を有する従来の波形管に代えて、
図2A〜
図2C及び
図3A〜
図3Dと同様に、シース610が1部品又は2部品のモジュールから部分ごとに構成されることも考えられる。最後に説明したケースでは、内側611の波形輪郭は外側612の波形輪郭とは異なる。
【0096】
非対称の曲げ特性は、内側611の横方向リブ645よりも大きい軸幅を有する外側612の横方向リブ644によって支持骨格640とともに決定的に実現される。このようにして、前述の実施形態によるケースでも既にそうであるように、構成は、シース610が、軸方向に又はその内側611でよりもその外側612で長手方向に、より低いレベルの圧縮性を有することを確実にする。それぞれ内側611及び外側612で異なる形状の横方向リブ644及び645によって、支持骨格640は、シース610の補強を許容してそれぞれ自己支持の上側経路101又は下側経路103における曲げ撓みに耐える一方で、同時に、方向転換湾曲部104における既定の曲率半径に関する制限を許容する。そのため、内向きに配置された横方向リブ644は、外向きに配置された横方向リブ645よりも小さい軸幅を有する。
【0097】
図4A〜
図4Cの例においても既にそうであるように、シース610の曲げ構成のための規定された中立素分は、周縁に延在する横方向リブ644、645が固定される対向配置されたキャリア642によっても予め決定される。キャリア642は、適切にともに固定される時に又はそれぞれ接続位置に対してせん断力及び張力を伝えるために使用されてもよい。
【0098】
前述したすべての実施形態において、詳細に図示されていない配線は、内部空間208;308;408...内に直接受け入れられ、かつ、シースによって案内されて支持される。その理由のため、特定の追加の配線案内部が
図2〜
図6の例において必要とされない。
【0099】
図7A〜
図7Cは、前述の実施形態とは独立して前述の実施形態とは異なる原理に基づいた配線案内装置700を示している。
【0100】
図7A〜
図7Cの配線案内装置700は、バンド状配線案内部760と、長手方向にともに固定された個別の部分762と、防塵の一体の又は複数の部分のシース710と、を実質的に備えている。配線案内部760の部材としての各部分762は、連続的なキャリアバンド766によってともに一体的に接続されるか又は代替的に別個の部品としてそこに横方向に固定される左側及び右側側面部分764を有している。キャリアバンド766は、方向転換軸を中心に可撓性を有しており、かつ、可撓性の引張抵抗を有するプラスチックから形成される。方向転換軸を中心とした可撓性を改善するため、キャリアバンド766は孔のパターンを備え、その細長い孔は、長手方向に対して横方向に延在している。防塵シース710は、長手方向セクションから各々が2つのシェル部分731及び732をそれぞれ有するモジュール方式で構成される。
【0101】
図7Cから最もよく分かるように、配線案内部760の部分762は各々、側面部分764から横方向に外向きに突き出る固定突起部768を有している。固定突起部768は、規則的な間隔で連続的に現れる固定手段769を有している。
【0102】
固定突起部768は、シース710のそれぞれの内側シェル部分731及び外側シェル部分732をそれぞれ固定するように機能する。
図7Bは、固定手段769として、押し込みノブ固定等のラッチング接続によって固定するための例えば眼部を示している。その他のポジティブロック及び/又はフォースロック固定手段769は、本発明に従い、例えば米国特許第2613421A号明細書のもののような溝形接続又は他の適切なプラスチックファスナである。
【0103】
固定突起部768は、キャリアバンド766の一体型の平坦な延長部分を形成することが好ましい。固定突起部768及びキャリアバンド766は、配線案内装置700の中立素分のレベルに配列されるか、又は、同一のものを予め決定する。同時に、方向転換湾曲部104(
図1参照)の移動の平面はそのようにして予め決定される。従って、シェル部分731及び732の間の交差部も中立素分のレベルにある。
【0104】
各側面部分764は接続脚部770を有しており、接続脚部770は、長手方向に延在し、方向転換軸を中心に可撓性を有しており、及び、場合によってはキャリアバンド766とともに一体に形成されて圧縮力及び張力の伝達のために役立つ。
図7Cに最もよく示すように、横方向の安定の目的のためにさらなる接続脚部がキャリアバンド766の中心に設けられてもよい。
【0105】
実質的にT字形状の脚部771及び772がそれぞれ、キャリアバンド766又は接続脚部770に垂直に内側711及び外側712のそれぞれの各側面部分764に形成される。T字形状脚部771、772は各々、脚部ベース773と、長手方向に延在する長手方向脚部775及び776と、を有している。長手方向に延在する長手方向脚部775の端部で、内向きに配置されたT字形状脚部771が、方向転換湾曲部104における曲率半径を制限するための第1当接部を形成する。一方で、長手方向に面するそれらの長手方向脚部776の端部の対向配置された第2T字形状脚部772は、反対方向に凸状の曲げ撓みを制限するための第2当接部を形成する。この点における不必要な再申請を回避するためにその全体に参照がなされるという点において、T字形状脚部773、776の構造、構成及び機能は、欧州特許第2142823B1号明細書のT字形状脚部の好適な実施形態に対応する。
【0106】
配線案内部760は、特にシース710を固定するための固定突起部768によって、欧州特許第2142823B1号明細書に係るバンドチェーン状の配線案内装置とは異なる。さらなる相違点は、部分762の一体製造にあり、すなわち、側面部分764及びキャリアバンド766が一体に形成される。そうでなければ、機能の構造及びモードは、特に、長手方向の部分762のチェーンリンクのための側面部分の端部のポジティブロックコネクタ778に関して、欧州特許第2142823B1号明細書の好適な実施形態に対応し得る。
【0107】
図7A〜
図7Cの実施形態におけるシース710は、原則として、防塵で閉鎖される場合に任意の所望の構成を有し得る。それ自体で検討されたシース710は、方向転換軸A(
図1参照)を中心とした凹曲度及び凸曲度に関して非対称の曲げ特性を有してもよく、又は、しかしながら、その点において対称の曲げ特性を包含してもよい。方向転換湾曲部104の曲率半径における制限は、配線案内部760の内向きに配置されたT字形状脚部771によって配線案内装置700で確保される。その一方で、長い自己支持長さは、外向きに配置されたT字形状脚部772によって確保される。シース710のシェル部分731、732は、解除可能な接続が好ましい状態で、防塵接続を形成するのに適した任意の所望のそれ自体既知の方法で配線案内部760に固定されてもよい。
【0108】
図7A〜
図7Cは、2つのシェル部分731、732から部分ごとに構成されて両側面で固定突起部768に固定されるシース710を示している。代替の構成(図示せず)では、周縁で旋回可能な又は周縁で曲げられて開放可能な一体型のシースが、側面部分764の一方に片側でのみ固定されてもよい。従って、その目的のため、固定突起部768が片側にのみ設けられれば十分である。
【0109】
図8A及び
図8Bは、接続位置105、107(
図1参照)で上述の配線案内装置の1つの端部固定のための適切な接続フランジ880の好適な構成を示している。
図8A及び
図8Bで示す例では、シース810は、例えば
図2A〜
図2C、
図3A〜
図3D又は
図7A〜
図7Cにおいても同様に、平行な波形及びスロット形状又は細長い断面を有する波形管又は波形ホースの形態で示されている。
【0110】
図8Bは、シース810又は配線案内装置800の一部のみ、すなわち、同一に設計された接続フランジ880にそれぞれ固定された2つの同様に設計された端部領域の一方のみを示す拡大図を示している。接続フランジ880は、シース810の開放端部を防塵して閉鎖すると同時に、シース810の開放端部を接続位置105、107に固定するのに役立つ。
【0111】
密閉するため及び固定するため、各接続フランジ880は、防塵で接続可能なカバー状の射出成形品の形態である2つの協働するクランプシェル881、882から構成されている。クランプシェル881、882は、スナップ動作フック883及び凹部884によってともに係止可能であり、その点において、ポジティブロック接続及び/又はフォースロック接続、特に、解除可能なラッチング接続もまた可能である。前端領域885では、閉鎖されたクランプシェル881、882が、シース810を、1以上の波形谷部への係合によってフォースロック関係及び/又はポジティブロック関係、特にポジティブロック関係で長手方向に固定的に保持し、及び、場合によっては追加のシール(図示せず)によってシース810の周縁を防塵で密閉する。
【0112】
図8A及び
図8Bに示すように、2対の通路開口部887には、固定のために両クランプシェル881、882上に接続ネジ888が設けられる。後部領域886の接続ネジ888の開口部887は同時に、ケーブル又はホースが防塵関係でそこを通過するための通路シール890の固定を許容する。シール890は、例えば接続ネジ888によって配線上にクランプされてもよい。シース810は密閉されることが可能であり、配線案内部800の端部は、1つの作動ステップでクランプシェル881、882のその構成によって接続部105、107(
図1参照)に固定されてもよい。
【0113】
各接続フランジ880の別個のシール890は、圧縮可能であることが好ましく、及び/又は、配線のための開口を備えることが好ましい。シール890は、例えば、一体型のポリウレタンブロックの形態、又は、複数層のネオプレンスタックの形態であってもよい。クランプシェル881、882の後端領域には、シール890のためのそれぞれ内向きに配置されたホルダが設けられている。
【0114】
図9A〜
図9Cは、支持骨格940のさらなる実施形態の長手方向部分、すなわち、さらに同一のモジュール941に対する部分ごとのアセンブリのための細長いモジュール941を示している。そのため、キャリアバー942上の端部には、接合クリップコネクタ943A、943Bが設けられ、接合クリップコネクタ943A、943Bは、モジュール941及びキャリアバー942を縦にともにリンクさせるためのラッチングクリップ及び受け入れ手段を有している。支持骨格940又はモジュール941は、長期の曲げ強さを有するプラスチックから一部品で又は一体的に形成され、及び、とりわけ複数の横方向リブ944を有している。横方向リブ944は、長手方向に平行でかつその場合に規則的な長手方向の間隔で互いに平行に配列される2つのキャリアバー942の間の周縁のおよそ半分の円弧の形状の断面で延在する。それぞれ鏡映対称構成の対の関係で配列された複数の保持アーム947が、規則的な平行状態で断面(
図9B)の対向関係でそれぞれ延在する。保持アーム947はまた、例えば周縁の約8分の1にわたって周縁の一部上にのみ、断面の円弧の形状で実質的に延在する。保持アーム947は、広がって開き、波形管(ここでは図示せず、
図4Aの410参照)に半径方向に支持骨格940を嵌め込む。保持アーム947は、長手方向に横方向リブ944同士の間の中心でキャリアバー942に併合されてもよい。
【0115】
長手方向軸を中心とした適切な可撓性によって、及び、保持アーム947によって、モジュール941を備える支持骨格940は、異なる半径を有する場合でも許容限界内に、螺旋又は渦巻の輪郭を含む任意の波形輪郭の波形管とともに、
図4A〜
図4Cの支持骨格よりも良好に使用されてもよい。保持アーム947は、波形管の外側表面にクリップし、及び、波形谷部に係合する必要はない。さらに、波形管に対する取り付けはそのようにして目に見えて容易にされる。
【0116】
方向転換湾曲部又は方向転換領域(
図1)における最小曲率半径を制限するために、保持アーム947の中間間隔及び幅は、関連する応用に応じて長手方向において調節可能である。従って、特に非常に小さい半径が、特に可撓性を有する波形管とともに付与されてもよい。
【0117】
所望の曲率に対して反対の関係の曲げ撓みに対する硬さを提供するために、特に、大きな可撓性を有する波形管に関して、保持アーム947の間の開口とは反対の横方向リブ944が突起部948A、948Bを有しており、この突起部948A、948Bは、長手方向に突出するか、又は、軸方向に外側に突き出て横方向リブ944と一体的に形成される。対向配置された突起部948A、948Bは、平面視において接合する形状であり、例えば、一方の突起部948Aに関して半月又は三日月のかま形状を有しており、及び、開口部949は、他方の突起部948B上でそこに半径において適合される。突起部948A、948Bは、当接部として機能し、それによって横方向リブ944は、
図9Aに示すように直線位置で互いに対して突き当たる。突起部948A、948Bの接合形状は、当接した状態において、センタリング動作又は方向規定動作と横方向に安定化させる動作とを実現することが可能であり、すなわち、
図9Cに最も良く示すように、曲率の所望の方向に対して横方向に突出することに耐えることができることを意味している。有効な当接の表面積は円弧形状によって増大する。さらに、軸方向の突起部948A、948Bの間の係合は、捻れに関してある程度の硬さを提供することもできる。
【0118】
モジュール941を備える支持骨格940とともに、
図4及び
図5の場合でも既にそうであるように、予め規定された曲率特性を有するシースとして、すなわち、2つの相対的に移動可能な接続位置(
図1参照)の間の配線案内部として、従来の波形管を用いることも可能である。
【0119】
図10A〜
図10Cは、
図3A〜
図3Dの代替案であるシェル部分1031、1032の一実施形態を示しており、その点において構造の実質的な差異を説明する。対向配置された端部(図示せず)への係合のための密閉リップを有する一方の端部1037において、
図10A〜
図10Cのシェル部分1031は、長手方向に対して垂直に規則的に配列されためくら孔を有する内側に開口を有するストリップ1053を有している。対応のピンを有する別個の分離脚部1040が、開口を有するストリップ1053のめくら孔に選択的に嵌め込まれてもよい。分離脚部1040は、
図10B〜
図10Cの例によって分かるように、所望されるように内部空間を分割して互いに別個に配線を案内するように位置決めされてもよい。ピンを有する分離脚部1040のベースは、軸方向に固定する目的のために、隣接するシェル部分1031(ここでは図示せず)の2つの端部1037上でも係合可能である。他方の端部では、分離脚部1040は、
図10Cに示すように、波形輪郭の波形谷部内に落ち込まないように嵌まる関係で係合する突起部を有してもよい。
【0120】
長手方向のころび止め又は長手方向の補強を提供するための平行な固定バンド1054の各々において、隣接するシェル部分(
図10B)に固定する目的のために、シェル部分1031、1032はそれぞれ、良好な力の伝達のためのそれぞれの協働コネクタ1051、1052をそれぞれ両端部1037に有している。コネクタ1051、1052は例えば蟻継ぎ結合等の構成を有してもよい。対向配置されたシェル部分1031及び1032それぞれのための固定バンド1054の固定機構は、
図10A〜
図10Cに示すように、
図12〜
図16を参照してより詳細に後述するように、ジップファスナと同様の接続を形成するための歯部を有している。さらに、
図10A〜
図10Cに示すようなシェル部分1031、1032の軸方向の全長は、例えば波形輪郭の10未満の波形期間を越える範囲で、
図3A〜
図3Dのものよりも全体に短い。しかしながら、シェル部分1031及び1032の両方の波形輪郭は、
図3A〜
図3Dに示すようなものであってもよい。
【0121】
図11は、長手方向に複数の長手方向部分1100A、1100B、1100Cから構成されたシースを有する配線案内装置1100の多くの可能な構成の1つの例を例示によって示している。長手方向部分1100A、1100B、1100Cの間の結合位置は、
図11に概略的にのみ示されている(点線のボックス)。第1長手方向部分1100Aにおいては、シェル部分1131、1132は、例えば
図3A〜
図3D又は
図12〜
図16に示す実施形態において、方向転換軸(図示せず)を中心とした回転の第1方向に従った所望の曲率が可能であって、その部分1100Aの反対の曲げ撓みが実質的に抑制されるように配列される。第2長手方向部分1100Bにおいては、シェル部分1131、1132が、中立素分に対して逆の関係又は鏡映関係で配列され、すなわち、非対称の曲げ特性が長手方向部分1100Aに対して逆である。第3長手方向部分1100Cは、対称の曲げ特性を有する、すなわち、広い側で同一である波形輪郭を有する波形管1141を有している。
図11の例では、シースは細長い丸い断面を有しているので(
図3D又は
図14B参照)、配線案内装置1100は、図面の平面において実質的に可撓性を有しており、図面に垂直に、すなわち、横方向に安定している。しかしながら、例えば90°まで回転させられるシェル部分1131、1132の間の適切な移行ソケットによって、若しくは、例えば
図4A〜
図4C又は
図9A〜
図9Cに示すように、丸い断面を有する波形管上で角度回転させられた支持骨格の構成によって、所望の3次元構成を実現することも可能である。このようにして、個別の長手方向部分の間の角度変位させられた曲率軸を有する構成を予め規定することも可能である。
【0122】
さらに、本発明の独立した態様を、
図1を参照しつつ
図12〜
図16によって以下に説明する。
【0123】
図1において、図式的に示した配線案内装置はその全体が100で示されている。こうした配線案内装置100は、図面において詳細に示されていないケーブル、ホース等の配線を保護しつつ案内することに役立つ。上側経路及び下側経路の間で、配線案内装置100は、既定の曲率を有するほぼU字形状の方向転換湾曲部を既知の方法で形成する。配線破壊を防止するため、方向転換湾曲部は、特に、既定の最小曲率半径を有しており、従って、半径が、案内される配線の許容可能な曲率半径を下回らないことを確実にする。
【0124】
配線案内装置100の全体の構造に関して、及び、波形管状シェル部分1201、1202の主要部分における波形山部及び波形谷部の曲率半径の特定のプロファイリングに関して、我々は、上の
図1及び
図2〜
図3に関して本明細書に明示的に組み込まれる教示、特に
図2Cの波形輪郭に関連した上述の教示を参照する。
【0125】
配線案内装置100は、防塵の波形管状シースを形成し、及び、異なる輪郭、
図2参照、を有する2つのそれぞれ対向配置された波形管状シェル部分1201、1202から部分ごとに構成される。シェル部分1201は、外側に圧縮応力を付与する凹部を有してもよい。
【0126】
各シェル部分1201、1202は、2つの長手方向の側面で長手方向に連続する固定バンド1204を有している。固定バンド1204は、規則的に配列された小枝1205又は歯を有する歯構成をそれぞれ有しており、小枝1205又は歯は、ジップファスナの方法で対向配置されたシェル部分1201、1202の固定バンド1204上の小枝1205又は歯とともに対応の歯構成と協働する。
【0127】
歯1205は、シェル部分1201、1202の両方の固定バンド1204上に同一の形状及び同一の構成を有している。これらは、互いに係合してジップファスナのように相互接続するように規則的な間隔又は距離で配列されている。歯1205は、
図13においてより明確で、かつ、等脚台形の形状に少なくともほぼ対応する有効断面を有しており、短辺は、接続されるべきシェル部分1201、1202からそれぞれ外方を向き、すなわち、
図13に示すように、シェル部分1201、1202が接続される時に収束する突出部がともにくさびで留められる。
【0128】
従って、配線案内装置100の長手方向に対して横方向の力及び捻れに起因した解放が有効に防止される。さらに、固定バンド1204は、シェル部分1201、1202の長手方向に対してほぼ垂直な並進移動又は力によって、すなわち、部分を相当に湾曲させずにともに固定されてもよい。
【0129】
歯1205は、固定バンド1204とシェル部分1201、1202のプラスチックとから一体的に形成される。これらは、実際には固定バンド1204の延長部分として、配線案内装置100の長手方向に対して横方向に外向きに横方向に又は正確に垂直に突出している。
【0130】
図14A及び
図14Bは、歯1205を有する歯構成とシェル部分1201、1202の波形管状シースへの移行部との間の領域における、片側の固定バンド1204の長手方向溝1206を示している。長手方向溝1206は、接続されるべきシェル部分上で対応の舌部1207とポジティブロック関係で協働する。各シェル部分1201、1202は、固定バンド1204の片側の長手方向溝1206と、他方の長手方向側面の固定バンド1204の舌部1207と、を有してもよい。長手方向溝1206及び舌部1207は、同一のシェル部分1201及び1202が溝形接続によってともに接続され得るように中心平面に対して対称に配列されている。
【0131】
長手方向溝1206と対応の舌部1207との接続は特に、粒子の漏れ出しに関して、特に、方向転換湾曲部における曲率に関して、密閉性能を向上させる動作を有している。
【0132】
最後に、
図16は、さらなる態様として、シェル部分1201、1202上の端部領域1208A、1208Bのための可能な密閉構成を示している。密閉突起部1209Aは、長手方向軸に対して垂直に向けられており、かつ、周縁で連続しており、例えばトラス頭又はゲームプレイングピースと同様に、端部で厚くされる最初に収束する断面を有しており、密閉突起部1209Aは、他方の端部領域1208Bで、内向きに配置されて対応して延在する密閉溝1209Bに係合する。密閉突起部1209Aは、ポジティブロック関係及び/又はフォースロック関係で密閉溝1209Bに係合する。
【0133】
ここでの固定バンド1204同士の間の
図13に最もよく見える接合も中立素分を形成する。