(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記デバイスは、それぞれ異なるすべてのデバイスとフルメッシュ構造(full mesh topology)でウェブブラウザ間の通信が連結されることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ出力システム。
前記シンク同期化信号は、出力されるコンテンツを構成する特定フレームの出力時点を同期化させる信号であって、予め設定された時間単位で生成されて提供されることを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ出力システム。
出力されるコンテンツをウェブ接続された端末機に提供するウェブサーバーと、前記ウェブサーバーに接続して提供されたコンテンツを出力するデバイスであって、前記コンテンツの予め設定された領域をそれぞれ分割して出力する複数のデバイスを含んで構成されるコンテンツ出力システムを通じてコンテンツを出力する方法において、
(A)前記デバイスが前記ウェブサーバーに接続される段階と;
(B)前記デバイスがウェブリアルタイム通信(WebRTC、Web Real Time Communication)を支援するウェブブラウザを通じてリアルタイム通信データチャンネル(RTC Data Channel)で互いにP2P(Peer to Peer)通信で互いに連結される段階と;
(C)前記デバイスのうちいずれか一つのデバイスをマスタデバイスに設定する段階と;
(D)前記マスタデバイスがコンテンツ同期化情報をスレーブデバイスに提供して出力されるコンテンツを同期化する段階と;
(E)前記マスタデバイスがシンク同期化信号を提供して前記スレーブデバイスに提供し、前記シンク同期化信号により前記デバイスがコンテンツを出力する段階と;
(F)前記出力されるコンテンツに付加出力データが含まれた場合、前記付加出力データの出力時点および位置を同期化させるための付加出力データ同期化信号を生成してスレーブデバイスに提供する段階と;
(G)前記(F)段階の前記付加出力データ同期化信号により前記デバイスが前記出力されるコンテンツに付加出力データを付加して出力する段階と;
(H)前記第(D)段階〜第(G)段階を遂行するにおいて、前記マスタデバイスとそれぞれのスレーブデバイス間のP2P連結状態を確認する段階と;
(I)前記マスタデバイスと前記スレーブデバイスのうちいずれか一つ以上のP2P通信が断絶された場合、マスタデバイスを再設定する段階と;を含んで遂行され、
前記第(I)段階のマスタデバイスの再設定は、
P2P連結の断絶を認知したデバイスが前記マスタデバイスおよび前記マスタデバイスとP2P通信が断絶されたスレーブデバイスを除いた残りのすべてのスレーブデバイスにマスタ設定要請メッセージを伝送する段階と;
前記マスタ設定要請メッセージを受信したスレーブデバイスがそれぞれマスタデバイスを含むすべての他のデバイスにP2P通信を通じて応答要請メッセージを伝送する段階と;
前記応答要請メッセージを受信したデバイスが前記応答要請メッセージを送信したデバイスに応答信号をP2P通信を通じて伝送する段階と;
前記応答要請メッセージを送信したデバイスが応答要請メッセージを送信したすべてのデバイスから応答信号を受信した場合、マスタデバイスにマスタ変更要請メッセージを伝送する段階と;
前記マスタ変更要請メッセージを受信したマスタデバイスが、前記マスタ変更要請メッセージを最初に送信したデバイスにマスタ再設定情報を送信して、前記マスタ変更要請メッセージを送信したデバイスをマスタデバイスに再設定する段階と;を含んで遂行されることを特徴とするコンテンツ出力方法。
前記シンク同期化信号は、出力されるコンテンツを構成する特定フレームの出力時点を同期化させる信号であって、予め設定された時間単位で生成されて提供されることを特徴とする請求項9に記載のコンテンツ出力方法。
【背景技術】
【0002】
最近、ディスプレイ装置の大型化に対する要求が増加するにつれて、多数のディスプレイ装置を連結して一つのディスプレイ装置を具現することにより、単一のディスプレイ装置では具現できない大きさの大型ディスプレイ装置を構成することが行われている。
【0003】
また、コンテンツの解像度も増加するにつれて、HD(High Definition)解像度以上のUHD(Ultra High Definition)解像度を支援する超高画質映像装置が使われている。
【0004】
このようなUHDコンテンツは4K UHDの場合、一つの映像フレームを構成するために4個のHD映像に分割して製作することになり、8Kの場合、16個のHD映像に分割製作されるか4K UHDの映像に分割製作される。
【0005】
これに伴い、前記映像コンテンツを分割した複数の分割映像を互いに異なる複数のディスプレイ装置を通じてそれぞれ出力するように構成するために、マルチビジョンシステムの必要性はさらに強くなっている。
【0006】
この時、各出力装置は、あらかじめ設定されたクロック信号により前記UHD映像フレームの一部に該当する分割映像のフレームをデコーディングすることにより、前記ディスプレイ装置を通じて出力することができる。
【0007】
このような複数の出力装置を通じて分割映像のフレームが出力される過程で、互いに異なる複数の出力装置間の映像処理の遅延やバッファリング過程での遅延により、クロック偏差が発生する。これに起因して、一つのUHD映像フレームを構成する一部のフレームに他のUHD映像フレームを構成する分割映像のフレームが出力される問題が発生する。
【0008】
このような偏差発生を防止するために、前記同期化装置は前記同期信号としてクロック信号をそれぞれの出力装置に伝送し、前記同期信号を受信した出力装置は該当同期信号に合わせてクロック信号の誤差を補正して出力することができる。しかし、一部の出力装置で持続的な映像フレームの遅延が発生する場合には、同期信号にのみ依存して同期信号を受信する時にのみ補正が行われるため、正常にUHD映像を再生し難い問題点がある。
【0009】
このような問題点を解決するために、大韓民国登録特許第10−1513413号ではAndroid OSに基づいてマトリックスで構成された映像出力装置を通じてUHD級の映像を同期化させて出力する技術が開示されている。
【0010】
しかし、前述したような先行技術では、各デバイスの再生同期化を制御する別途の制御端末(マルチビジョン運営サーバー)が必須的に必要であり、制御端末が駆動不能になったり、デバイスと制御端末との連結が断絶される場合、出力コンテンツの同期化が不可能となる問題点があった。
【0011】
また、従来技術では制御端末と各デバイスが同一のOSで駆動されなければならないため、システム構成に制約が発生する問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明は前記のような従来の問題点を解決するために案出されたものであって、本発明はマルチビジョンを構成するデバイスの中でマスタデバイスとスレーブデバイスが設定されるようにすることによって、別途の制御用端末なしに多重ディスプレイ装置間のシンクおよび同期化が行われるようにする、多重デバイスを利用したコンテンツ出力システムおよび方法を提供しようとするものである。
【0014】
そして、本発明はウェブブラウザに基づいて各デバイスがP2P連結されるようにして、互いに異なるOSによって駆動されるデバイス間にも互いにシンクおよび同期化を提供できる、多重デバイスを利用したコンテンツ出力システムおよび方法を提供しようとするものである。
【0015】
さらに、本発明は出力デバイスのうちいずれか一つがマスタデバイスに設定されるようにして、マスタデバイスとスレーブデバイス間の連結が解除された場合、連結状態が良好なデバイスをマスタデバイスに再設定してデバイス間のシンクおよび同期化が安定的に維持され得るようにする、多重デバイスを利用したコンテンツ出力システムおよび方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
前記のような目的を達成するための本発明の特徴によると、本発明は出力されるコンテンツをウェブ接続された端末機に提供するウェブサーバーと;前記ウェブサーバーに接続して提供されたコンテンツを出力するデバイスであって、前記コンテンツの予め設定された領域をそれぞれ出力する複数のデバイスを含んで構成され;前記デバイスは、ウェブリアルタイム通信(WebRTC、Web Real Time Communication)を支援するウェブブラウザが運用され;出力されるコンテンツの時系列的順序を指定するコンテンツ同期化情報および出力されるコンテンツの出力タイミングを指定するシンク同期化信号を生成して提供するマスタデバイスと;前記マスタデバイスから提供されるコンテンツ同期化情報およびシンク同期化信号によりコンテンツを出力するスレーブデバイスに区分される。
【0017】
この時、前記デバイスは、それぞれ異なるすべてのデバイスとフルメッシュ構造(full mesh topology)でウェブブラウザ間の通信が連結されてもよい。
【0018】
そして前記デバイスは、リアルタイム通信データチャンネル(RTC Data Channel)を通じてP2P(Peer to Peer)通信で連結されてもよい。
【0019】
また、前記コンテンツ同期化情報は、出力されるコンテンツの順序および開始時点を示す情報でもよい。
【0020】
そして前記シンク同期化信号は、出力されるコンテンツを構成する特定フレームの出力時点を同期化させる信号であって、予め設定された時間単位で生成されて提供され得る。
【0021】
また、前記マスタデバイスは、前記出力コンテンツに付加出力データが含まれた場合、前記付加出力データの出力時点を同期化させるための付加出力データ同期化信号を生成してスレーブデバイスに提供してもおい。
【0022】
そして前記付加出力データは、字幕または広告データでもよい。
【0023】
また、前記デバイスはマスタデバイスとして指定される順番が既指定され;前記順番によって前記デバイスのうちいずれか一つがマスタデバイスとして指定および変更されてもよい。
【0024】
そして前記マスタデバイスの変更は、前記マスタデバイスと前記スレーブデバイスのうちいずれか一つ以上のP2P通信が断絶された場合に変更されてもよい。
【0025】
また、前記マスタデバイスと前記スレーブデバイスのうちいずれか一つ以上のP2P通信が断絶された場合、前記マスタデバイスおよび前記マスタデバイスとP2P通信が断絶されたスレーブデバイスを除いた残りのスレーブデバイスのうち、すべての他のデバイスとP2P通信連結が維持されたスレーブデバイスがマスタデバイスからマスタ権限の移譲を受けて新しいマスタデバイスに設定されてもよい。
【0026】
そして、前記マスタデバイスおよび前記マスタデバイスとP2P通信が断絶されたスレーブデバイスを除いた残りのスレーブデバイスのうち、すべての他のデバイスとP2P通信連結が維持されたスレーブデバイスが二つ以上である場合、P2P通信速度により新しいマスタデバイスの優先順位が決定されてもよい。
【0027】
また、新しいマスタデバイスの優先順位を決定するP2P連結速度は、スレーブデバイスがすべての他のデバイスからP2P通信を通じて応答メッセージを受信完了する順序によって決定されてもよい。
【0028】
一方、本発明は出力されるコンテンツをウェブ接続された端末機に提供するウェブサーバーと、前記ウェブサーバーに接続して提供されたコンテンツを出力するデバイスであって、前記コンテンツの予め設定された領域をそれぞれ分割して出力する複数のデバイスを含んで構成されるコンテンツ出力システムを通じてコンテンツを出力する方法において、(A)前記デバイスが前記ウェブサーバーに接続される段階と;(B)前記デバイスがウェブリアルタイム通信(WebRTC、Web Real Time Communication)を支援するウェブブラウザを通じてリアルタイム通信データチャンネル(RTC Data Channel)で互いにP2P(Peer to Peer)通信で互いに連結される段階と;
(C)前記デバイスのうちいずれか一つのデバイスをマスタデバイスに設定する段階と;(D)前記マスタデバイスがコンテンツ同期化情報をスレーブデバイスに提供して出力されるコンテンツを同期化する段階と;(E)前記マスタデバイスがシンク同期化信号を提供して前記スレーブデバイスに提供し、前記シンク同期化信号により前記デバイスがコンテンツを出力する段階を含んで遂行されるウェブブラウザ基盤の多重デバイスを利用したコンテンツ出力方法を含む。
【0029】
この時、前記(B)段階のデバイス間のP2P通信連結は、フルメッシュ構造(full mesh topology)の連結でもよい。
【0030】
そして前記コンテンツ同期化情報は、出力されるコンテンツの順序および開始時点を示す情報でもよい。
【0031】
また、前記シンク同期化信号は、出力されるコンテンツを構成する特定フレームの出力時点を同期化させる信号であって、予め設定された時間単位で生成されて提供されてもよい。
【0032】
そして前記出力コンテンツに付加出力データが含まれた場合、(F)前記付加出力データの出力時点を同期化させるための付加出力データ同期化信号を生成してスレーブデバイスに提供する段階と;(G)前記付加出力データ同期化信号により前記デバイスが前記出力コンテンツに付加出力データを付加して出力する段階をさらに含んで遂行されてもよい。
【0033】
また、前記付加出力データは、字幕または広告データでもよい。
【0034】
そして本発明は、(H)前記第(D)段階〜第(G)段階を遂行するにおいて、前記マスタデバイスとそれぞれのスレーブデバイス間のP2P連結状態を確認する段階と;(I)前記マスタデバイスと前記スレーブデバイスのうちいずれか一つ以上のP2P通信が断絶された場合、マスタデバイスを再設定する段階をさらに含んで遂行されてもよい。
【0035】
この時、前記マスタデバイスの設定および再設定は、既指定された順番によって行われてもよい。
【0036】
そして前記第(I)段階のマスタデバイス再設定は、(I11)P2P連結の断絶を認知したデバイスが、前記マスタデバイスおよび前記マスタデバイスとP2P通信が断絶されたスレーブデバイスを除いた残りのスレーブデバイスのうちいずれか一つのスレーブデバイスにマスタ設定要請メッセージを伝送する段階と;(I12)前記マスタ設定要請メッセージを受信したスレーブデバイスが、マスタデバイスを含むすべての他のデバイスにP2P通信を通じて応答要請メッセージを伝送する段階と;(I13)前記応答要請メッセージを受信したデバイスが、前記応答要請メッセージを送信したデバイスに応答信号をP2P通信を通じて伝送する段階と;(I14)前記応答要請メッセージセージを送信したデバイスが応答要請メッセージを送信したすべてのデバイスから応答信号を受信した場合、マスタデバイスにマスタ変更要請メッセージを伝送する段階と;(I15)前記マスタ変更要請メッセージを受信したマスタデバイスが、前記マスタ変更要請メッセージを送信したデバイスにマスタ再設定情報を送信して、前記マスタア変更要請メッセージを送信したデバイスをマスタデバイスに再設定する段階と;(I16)前記応答要請メッセージを送信したデバイスが、応答要請メッセージを送信したデバイスのうち応答信号が未受信されたデバイスが発生した場合、前記マスタデバイス、前記マスタデバイスとP2P通信が断絶されたスレーブデバイスおよび応答信号が未受信されたデバイスを除いた残りのスレーブデバイスのうちいずれか一つのスレーブデバイスにマスタ設定要請メッセージを伝送する段階を含んで遂行されてもよい。
【0037】
また、前記第(I)段階のマスタデバイス再設定は、(I21)P2P連結の断絶を認知したデバイスが前記マスタデバイスおよび前記マスタデバイスとP2P通信が断絶されたスレーブデバイスを除いた残りのすべてのスレーブデバイスにマスタ設定要請メッセージを伝送する段階と;(I22)前記マスタ設定要請メッセージを受信したスレーブデバイスがそれぞれマスタデバイスを含むすべての他のデバイスにP2P通信を通じて応答要請メッセージを伝送する段階と;(I23)前記応答要請メッセージを受信したデバイスが前記応答要請メッセージを送信したデバイスに応答信号をP2P通信を通じて伝送する段階と;(I24)前記応答要請メッセージを送信したデバイスが応答要請メッセージを送信したすべてのデバイスから応答信号を受信した場合、マスタデバイスにマスタ変更要請メッセージを伝送する段階と;(I25)前記マスタ変更要請メッセージを受信したマスタデバイスが、前記マスタ変更要請メッセージを最初に送信したデバイスにマスタ再設定情報を送信して、前記マスタ変更要請メッセージを送信したデバイスをマスタデバイスに再設定する段階を含んで遂行されてもよい。
【発明の効果】
【0038】
前記で詳察したような本発明によるウェブブラウザ基盤の多重デバイスを利用したコンテンツ出力システムおよび方法では、次のような効果を期待することができる。
【0039】
すなわち、本発明ではマルチビジョンを構成するデバイスのうちでマスタデバイスとスレーブデバイスが設定されるようにすることによって、別途の制御用端末なしに多重ディスプレイ装置間のシンクおよび同期化が行われるようにして、システムの構成が簡単となり、費用が節減される効果がある。
【0040】
そして本発明では、ウェブブラウザに基づいて各デバイスがP2P連結されるようにして、各デバイスの駆動OSにかかわらず、デバイス間にシンクおよび同期化が行われ得る効果がある。
【0041】
また、本発明ではマルチビジョンを構成するデバイスがすべてマスタデバイスに設定され得るため、マスタデバイスとスレーブデバイス間の連結が解除された場合、連結状態が良好なデバイスをマスタデバイスに再設定できるため、デバイス間のシンクおよび同期化が安定的に維持され得る効果がある。
【発明を実施するための形態】
【0043】
以下では、添付された図面を参照して本発明の具体的な実施例によるウェブブラウザ基盤の多重デバイスを利用したコンテンツ出力システムおよび方法を説明する。
【0044】
説明に先立ち、本発明の効果、特徴およびこれを達成する方法は添付される図面と共に詳細に後述されている実施例により明確となる。しかし、本発明は以下で開示される実施例に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で具現され得、ただし本実施例は本発明の開示を完全なものとし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は請求項の範疇によって定義されるのみである。
【0045】
本発明の実施例の説明において、公知の機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要に曖昧にさせ得る恐れがあると判断される場合にはその詳細な説明を省略し、後述される用語は本発明の実施例での機能を考慮して定義された用語であって、これは使用者、運用者の意図または慣例などによって変わり得る。したがって、その定義は本明細書の全般にわたった内容に基づいて下されるべきである。
【0046】
添付されたブロック図の各ブロックとフローチャートの各段階の組み合わせは、コンピュータプログラムインストラクション(実行エンジン)により遂行されてもよく、これらコンピュータプログラムインストラクションは汎用コンピュータ、特殊用コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサに搭載され得るため、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサを通じて遂行されるそのインストラクションが、ブロック図の各ブロックまたはフローチャートの各段階で説明された機能を遂行する手段を生成することになる。
【0047】
これらコンピュータプログラムインストラクションは、特定の方式で機能を具現するために、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備を指向できるコンピュータ利用可能またはコンピュータ読み取り可能メモリに保存されることも可能であるため、そのコンピュータ利用可能またはコンピュータ読み取り可能メモリに保存されたインストラクションは、ブロック図の各ブロックまたはフローチャートの各段階で説明された機能を遂行するインストラクション手段を内包する製造品目を生産することも可能である。
【0048】
そして、コンピュータプログラムインストラクションはコンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備上に搭載されることも可能であるため、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備上で一連の動作段階が遂行されてコムピューターで実行されるプロセスを生成して、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備を遂行するインストラクションはブロック図の各ブロックおよびフローチャートの各段階で説明される機能を遂行するための段階を提供することも可能である。
【0049】
また、各ブロックまたは各段階は特定された論理的機能を遂行するための一つ以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメントまたはコードの一部を示すことができ、いくつかの代替実施例においてはブロックまたは段階で言及された機能が順序を外れて発生することも可能である。
【0050】
すなわち、図示された二つのブロックまたは段階は、事実上実質的に同時に遂行されることも可能であり、また、そのブロックまたは段階が必要に応じて該当する機能の逆順で遂行されることも可能である。
【0051】
以下、前記のような本発明によるウェブブラウザ基盤の多重デバイスを利用したコンテンツ出力システムおよび方法の具体的な実施例を、添付された図面を参照して詳細に説明する。
【0052】
図2は本発明によるコンテンツ出力システムの具体的な実施例を示したブロック図であり、
図3は本発明によるコンテンツ出力方法の具体的な実施例を図示したフローチャートであり、
図4は本発明によるコンテンツ出力方法のうち出力同期化方法の具体的な実施例を図示したフローチャートであり、
図5は本発明によるコンテンツ出力方法のうちマスタデバイス再設定方法の具体的な実施例を図示したフローチャートであり、
図6は本発明によるコンテンツ出力方法のうちマスタデバイス再設定方法の他の実施例を図示したフローチャートである。
【0053】
まず、
図2に図示された通り、本発明によるコンテンツ出力シーステムは基本的にウェブサーバー100とデバイス210、220、230、240、…を含んで構成される。
【0054】
このとき、前記ウェブサーバー100は出力されるコンテンツをオンラインを通じて接続されたデバイス210、220、230、240、…に提供するものであって、多様な形態のサーバーおよび保存装置などで構成され得る。
【0055】
そして、前記デバイス210、220、230、240、…はマルチビジョンを構成するディスプレイ装置で複数個で構成されて、一つのコンテンツを分割して出力する。
【0056】
このために、それぞれのデバイス210、220、230、240、…は配列形態により、それぞれコンテンツのうち分割して出力する出力領域が予め設定されて指定される。
【0057】
例えば、
図2に図示された通り、4個のデバイス210、220、230、240がそれぞれ上下左右に接して実施された場合、それぞれのデバイス210、220、230、240はコンテンツを4分割して配列位置に対応する領域が出力領域に設定される。
【0058】
ここで、前記デバイス210、220、230、240はウェブブラウザが運用され得るOSによって駆動されるが、前記ウェブブラウザはウェブリアルタイム通信(WebRTC、Web Real Time Communication)を支援するウェブブラウザを指し、前記OSは前記ウェブブラウザが運用され得る多様なOSが適用され得る。
【0059】
すなわち、前記デバイス210、220、230、240が互いに異なるOSによって駆動される異種の装備であっても、各OSがWebRTCを支援する同一のウェブブラウザを支援する場合、本発明を構成するデバイスとして採択され得る。
【0060】
これに伴い、本発明によるデバイスは互いに異なるOSによって運用されるデバイスで構成され得、システムの具現の互換性が向上し得る。
【0061】
この時、前記デバイスは一つのマスタデバイスと残りのスレーブデバイスに区分される。
【0062】
前記マスタデバイスは前記デバイスのうちいずれか一つが設定されてもよく、他のデバイスに変更することも可能である。
【0063】
これらマスタデバイスとスレーブデバイスはWebRTCが支援するリアルタイム通信データチャンネル(RTC Data Channel)400を通じてP2P(Peer to Peer)通信で連結される。
【0064】
この時、デバイス210、220、230、240間の連結はフルメッシュ構造(full mesh topology)で連結されるのであって、すなわち、前記デバイスはすべての他のデバイスとそれぞれすべて連結される。
【0065】
これに伴い、最初に各デバイス210、220、230、240がウェブサーバー100とstun/tun連結されて、各デバイス210、220、230、240のウェブブラウザ間の連結が確立されると、以降の外部網との連結は不要となる。
【0066】
一方、前記マスタデバイスはウェブサーバー100からデバイス210、220、230、240が出力コンテンツの提供を受けて出力するにおいて、コンテンツ同期化情報、シンク同期化信号および付加出力データ同期化信号を生成してスレーブデバイスに提供する。
【0067】
前記コンテンツ同期化情報は出力されるコンテンツの順序および開始時点を示す情報である。これに伴い、前記マスタデバイスとスレーブデバイスは同一時点で同一コンテンツを出力することができる。
【0068】
図7には前述したような、コンテンツ同期化が行われず、各デバイスで互いに異なるコンテンツが出力される例が図示されている。
【0069】
一方、前記シンク同期化信号は、出力されるコンテンツを構成する特定フレームの出力時点を同期化させる信号であり、前記マスタデバイスが予め設定された時間単位で生成されてスレーブ端末機に提供される。
【0070】
これに伴い、それぞれのデバイスが同一時点で同一フレームを出力して、マルチビジョンを構成する各デバイスの出力タイミングを一致化させることができる。
【0071】
そして、前記付加出力データ同期化信号は前記出力コンテンツに付加出力データが含まれた場合、前記付加出力データの出力時点および位置を同期化させるための同期化信号であり、前記付加出力データは出力コンテンツに付加されて出力されるデータであって字幕やキャッチフレーズなどを意味し、コンテンツ内で動的な移動が加味された形態で付加され得る。
【0072】
前述したような前記コンテンツ同期化情報、シンク同期化信号および付加出力データ同期化信号を前記マスタデバイスから前記スレーブデバイスが提供を受けて同期化された状態でコンテンツを出力する。
【0073】
以下では、前記マスタデバイスの設定および再設定に対する多様な実施例について説明する。
【0074】
まず、前記マスタデバイス設定の一例はそれぞれのデバイスにマスタデバイスとして指定される順番が既指定され、指定された順番により最初のマスタデバイスが決定され得る。
【0075】
一方、前記マスタデバイスは基本的にすべてのスレーブデバイスとP2P連結が維持されなければならない。したがって、前記マスタデバイスと一部またはすべてのスレーブデバイスとのP2P連結が解除された状態ではマスタデバイスを変更しなければならない。
【0076】
これに伴い、前記本発明では前記マスタデバイスと一部のスレーブデバイスとの連結が解除された場合、前記マスタデバイスを変更して設定する。
【0077】
この時、新しいマスタデバイスは前述した通り、指定された順番によって新しいデバイスがマスタデバイスに設定され得る。
【0078】
または、前記マスタデバイスおよび前記マスタデバイスとP2P通信が断絶されたスレーブデバイスを除いた残りのスレーブデバイスのうち、いずれか一つのスレーブデバイスを指定して他のすべてのデバイスとP2P通信連結が維持されたスレーブデバイスが、マスタデバイスからマスタ権限の移譲を受けて新しいマスタデバイスに設定されるようにすることができる。
【0079】
この場合、P2P連結が解除された既存のスレーブデバイスが新しいマスタデバイスの対象から除外されることにより、マスタデバイス再設定過程を速かに遂行することができる。
【0080】
一方、前記マスタデバイス再設定は各スレーブデバイスのP2P連結状態(速度)を勘案して、P2P連結状態が最も良好なスレーブデバイスを新しいマスタデバイスに設定することも可能である。
【0081】
すなわち、本発明ではマスタデバイスを再設定するにおいて、前記マスタデバイスおよび前記マスタデバイスとP2P通信が断絶されたスレーブデバイスを除いた残りのスレーブデバイスのうち、すべての他のデバイスとP2P通信連結が維持されたスレーブデバイスが二つ以上である場合、P2P通信速度により新しいマスタデバイスの優先順位が決定されるようにすることができる。
【0082】
この時、新しいマスタデバイスの優先順位を決定するP2P連結速度は、スレーブデバイスがすべての他のデバイスからP2P通信を通じて応答メッセージを受信完了する順序によって決定される。
【0083】
このようなマスタデバイスの再設定過程の具体的な方法については後述することにする。
【0084】
以下では、本発明によるウェブブラウザ基盤の多重デバイスを利用したコンテンツ出力方法を詳細に説明する。
【0085】
図3に図示された通り、本発明によるコンテンツ出力方法の具体的な実施例は、まず各デバイス210、220、230、240がウェブサーバー100に接続されることから始まる(S100)。
【0086】
これは基本的に各デバイス210、220、230、240が前記ウェブサーバー100から出力コンテンツの提供を受けなければならないためである。
【0087】
次いで、前記デバイス間のP2P連結が遂行される(S200)。
【0088】
この時、前記デバイス間の連結はウェブブラウザ間のリアルタイム通信データチャネル(RTC Data Channel)を通じて遂行されるが、このために、前記ウェブブラウザはウェブリアルタイム通信(WebRTC、Web Real Time Communication)を支援するウェブブラウザでなければならない。
【0089】
したがって、前記デバイスはWeb RTCプロトコルを使う同一のウェブブラウザが設置され得るOSであれば、互いに異なるOSによって駆動されるデバイスであってもよい。
【0090】
このとき、前記デバイス間のP2P通信連結は、フルメッシュ構造(full mesh topology)の連結を意味するものであって、フルメッシュ構造(full mesh topology)の連結とは、いずれか一つのデバイスが他のすべてのデバイスと連結されることを意味する。
【0091】
そして、前記デバイスはマスタデバイスとスレーブデバイスに区分されるように、前記マスタデバイスが設定される(S300)。
【0092】
前記マスタデバイスは最初に特定デバイスが遂行されるように指定されてもよく、前述した通り設定された順番によって設定されてもよい。
【0093】
次いで、前記マスタデバイスはコンテンツ同期化情報をスレーブデバイスに提供して出力されるコンテンツを同期化する(S400)。
【0094】
この時、前記コンテンツ同期化とは、各デバイスが出力するコンテンツを特定し、多数個のコンテンツが連続して出力される場合、前記コンテンツの順序をスケジューリングし、出力コンテンツの出力開始時点を特定して同期化することであって、このために前記コンテンツ同期化情報は、出力されるコンテンツの順序および開始時点を示す情報である。
【0095】
前記コンテンツ同期化過程を詳細に説明すると、
図4に図示された通り、前記マスタデバイスが前記コンテンツ同期化信号を生成してスレーブデバイスに送信し(S410)、前記コンテンツ同期化信号を受信したスレーブデバイスは応答メッセージを生成して前記マスタデバイスに送信する(S420、S430)。
【0096】
これに伴い、前記マスタデバイスは前記応答メッセージを受信して、前記スレーブデバイスのコンテンツ出力準備状態を確認し、前記スレーブデバイスのP2P連結状態を確認することができる(S440)。
【0097】
そして、前記出力コンテンツが出力されるとともに、前記マスタデバイスは予め設定された時間単位で前記スレーブデバイスにシンク同期化信号を提供して出力コンテンツのシンクを同期化する(S500)。
【0098】
すなわち、前記マスタデバイスは出力されるコンテンツの特定フレームの出力時点を示すシンク同期化信号を前記スレーブデバイスに提供し、前記シンク同期化信号により前記デバイスがコンテンツを出力してすべてのデバイスで出力される出力コンテンツのシンクが同期化される。
【0099】
前記シンク同期化過程を詳細に説明すると、
図4に図示されたように、前記マスタデバイスが前記シンク同期化信号を生成してスレーブデバイスに送信し(S510)、前記シンク同期化信号を受信したスレーブデバイスは応答メッセージを生成して前記マスタデバイスに送信する(S520、S530)。
【0100】
この時、前記シンク同期化信号は予め設定された時間単位で生成されて伝送されるため、前記マスタデバイスは周期的に前記応答メッセージを受信して、前記スレーブデバイスのP2P連結状態を確認し、スレーブデバイスの通信断絶(Disconnection)発生の有無を確認することができる(S540)。
【0101】
もちろん、この場合、スレーブデバイスも周期的なシンク同期化信号受信の有無によりマスタデバイスとのDisconnection発生の有無を確認することができる。
【0102】
一方、前記出力コンテンツに付加出力データが含まれた場合には、前記付加出力データの各デバイス間の同期化のために、前記マスタデバイスは前記付加出力データの出力時点および位置を同期化させるための付加出力データ同期化信号を生成してスレーブデバイスに提供する(S600)。
【0103】
この時、前記付加出力データは、出力コンテンツに挿入される字幕または広告などのテキストデータが代表的であり得、このような付加出力データは前記出力コンテンツに対して相対的に動的な動きが加味された形態で付加され得る。
【0104】
そして、前記マスタデバイスおよびスレーブデバイスは、前記付加出力データ同期化信号により前記デバイスが前記出力コンテンツに付加出力データを付加して出力する(S700)。
【0105】
次いで、マスタデバイスとスレーブデバイス間のDisconnection発生時のマスタデバイスの再設定過程を詳細に説明する。
【0106】
このために、本発明は前記出力コンテンツを出力するにおいて、前記マスタデバイスとそれぞれのスレーブデバイス間のP2P連結状態を持続的に確認する。
【0107】
このとき、P2P連結状態の確認は前記シンク同期化信号の受信の有無(スレーブデバイス)およびこれに対する応答メッセージ受信の有無(マスタデバイス)により判断され得る。
【0108】
これに伴い、前記マスタデバイスと前記スレーブデバイスのうちいずれか一つ以上のP2P通信が断絶(Disconnection)された場合、マスタデバイスを再設定する。
【0109】
前記マスタデバイスを再設定する方法は本発明で大きく三つの実施例に区分される。
【0110】
前記マスタデバイスを再設定する最初の実施例は、既指定された順番によってマスタデバイスが決定される実施例である。
【0111】
すなわち、一番目として指定されたデバイスがマスタデバイスに設定された状態でDisconnectionが発生すると、二番目として指定されたデバイスがマスタデバイスに再設定され、二番目として指定されたデバイスがマスタデバイスに設定された状態でDisconnectionが発生すると、三番目として指定されたデバイスがマスタデバイスに再設定される構造を有する。
【0112】
前記マスタデバイスを再設定する二番目の実施例は、Disconnectionが発生したデバイスを排除し、残りのデバイスのうちP2P通信連結が完全に維持されたスレーブデバイスを新しいマスタデバイスに設定する実施例である。
【0113】
これを具体的に説明すると、
図5に図示された通り、特定デバイスでDisconnectionの発生を感知すると(S810)、他のスレーブデバイスにマスタ設定要請メッセージを伝送する(S820)。
【0114】
この時、他のスレーブデバイスとは、現在のマスタデバイスおよび現在のマスタデバイスとP2P通信が断絶されたスレーブデバイスを除いた残りのスレーブデバイスを言う。
【0115】
その後、前記マスタ設定要請メッセージを受信したスレーブデバイスは(S910)、マスタデバイスを含むすべての他のデバイスにP2P通信を通じて応答要請メッセージを伝送する(S920)。
【0116】
これに伴い、前記応答要請メッセージを受信したデバイスが前記応答要請メッセージを送信したデバイスに応答信号をP2P通信を通じて伝送する(S922、S924)。
【0117】
この後、前記応答要請メッセージを送信したデバイスは応答要請メッセージを送信したデバイスから応答信号を受信してP2P連結状態を確認する(S920)。
【0118】
すなわち、前記応答要請メッセージを送信したデバイスが応答要請メッセージを送信したすべてのデバイスから応答信号を受信すると、前記応答要請メッセージを送信したデバイスは他のすべてのデバイスとP2P連結が維持された状態であることを示すものであり、この場合、マスタデバイスにマスタ変更要請メッセージを伝送する(S940)。
【0119】
この時、前記マスタ変更要請メッセージは前記マスタデバイスにマスタデバイス権限の移譲を要請するメッセージであって、前記マスタ変更要請メッセージを受信したマスタデバイスは前記マスタ変更要請メッセージを送信したデバイスにマスタ再設定情報を送信し(S950、S960)、前記マスタ変更要請メッセージを送信したデバイスは前記マスタ再設定情報を受信してマスタデバイスに再設定される(S970)。
【0120】
一方、前記応答要請メッセージを送信したデバイスが応答要請メッセージを送信したデバイスのうち応答信号が未受信されたデバイスが発生した場合、これは前記応答要請メッセージを送信したデバイスと他のデバイス間にDisconnectionが存在することを意味するものであり、この場合、前記応答要請メッセージを送信したデバイスは前記マスタデバイス、マスタデバイスとP2P通信が断絶されたスレーブデバイスおよび応答信号が未受信されたデバイスを除いた残りのスレーブデバイスのうちいずれか一つのスレーブデバイスにマスタ設定要請メッセージを伝送する(S980)。
【0121】
これに伴い、新しくマスタ設定要請メッセージを受信したスレーブデバイスは第910段階〜第980段階を繰り返し遂行して新しいマスタデバイスを設定する。
【0122】
このような実施例によると、マスタデバイス再設定過程でDisconnectionが発生したデバイスを除いて、P2P連結状態を再確認してマスタデバイスを再設定することができるため、マスタデバイス再設定過程が迅速になるのみならず、新しく設定されるマスタデバイスによるP2P連結状態の安定性を確保することができる。
【0123】
次いで、前記マスタデバイスを再設定する三番目の実施例は、Disconnectionが発生したデバイスを排除することはもちろん、残りのデバイスのうちP2P通信連結状態が最も良好に維持されたスレーブデバイスを新しいマスタデバイスに設定する実施例であって、P2P連結状態(速度)を勘案して最上の連結状態が維持されたスレーブデバイスを新しいマスタデバイスに設定できるようになる。
【0124】
これを具体的に説明すると、
図6に図示された通り、Disconnectionが発生することを認知したデバイス(スレーブデバイス2)が前記マスタデバイスおよび前記マスタデバイスとP2P通信が断絶されたスレーブデバイスを除外した残りのすべてのスレーブデバイス(スレーブデバイス1、3)にマスタ設定要請メッセージを伝送する(1.1)。
【0125】
その後、前記マスタ設定要請メッセージを受信したスレーブデバイスはそれぞれマスタデバイスを含むすべての他のデバイスにP2P通信を通じて応答要請メッセージを伝送する(1.2、2.2)。
【0126】
そして、前記応答要請メッセージを受信したそれぞれのデバイスは、受信されたそれぞれの応答要請メッセージに対して応答信号をP2P通信を通じて伝送する(1.3、2.3)。
【0127】
その後、前記応答要請メッセージを送信したデバイスが応答要請メッセージを送信したすべてのデバイスから応答信号を受信した場合、マスタデバイスにマスタ変更要請メッセージを伝送する(3.1)。
【0128】
この時、前記スレーブデバイスがマスタ変更要請メッセージを伝送したということは、該当スレーブデバイスと他のすべてのデバイス間のP2P連結が維持された状態であることを意味する。
【0129】
一方、前記マスタデバイスは受信されるマスタ変更要請メッセージのうち前記マスタ変更要請メッセージが最初に受信されたデバイスにマスタ再設定情報を送信して、該当デバイスを新しいマスタデバイスに再設定する(3.2)。
【0130】
すなわち、二つ以上のスレーブデバイスからマスタ変更要請メッセージが受信されても、前記マスタ変更要請メッセージが最初に受信されたデバイスのP2P連結状態が最も良好(伝送速度良好)なものであるので、これを反映して、P2P連結状態が最も良好なスレーブデバイスを新しいマスタスレーブに再設定して、同期化の結果を最上に維持できるようにする。
【0131】
本発明の権利は前述した実施例に限定されず、特許請求の範囲に記載されたものによって定義され、本発明の分野で通常の知識を有する者が特許請求の範囲に記載された権利範囲内で多様に変形および改作できることは自明である。
【0132】
本発明はマルチビジョンディスプレイシステムを具現するにおいて、別途の制御装置なしに各デバイスがウェブブラウザを基盤にP2P通信で連結されて、各デバイス間の出力コンテンツのシンクおよびスケジュールを同期化させるウェブブラウザ基盤の多重デバイスを利用したコンテンツ出力システムおよび方法に関するものであって、本発明によると、マルチビジョンを構成するデバイスのうちでマスタデバイスとスレーブデバイスが設定されるようにすることによって、別途の制御用端末なしに多重ディスプレイ装置間のシンクおよび同期化が行われるようにして、システムの構成が簡単となり、費用が節減される効果がある。